JP2006519544A - モバイル装置ハンドオフの間のtcpパケット再送を回避する方法およびシステム - Google Patents
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Abstract
本発明によれば、アクセス・ポイントやモバイル装置などの無線コンポーネントは、新しく送信されたTCPパケットのバッファリングを管理するように構成される。詳細には、この無線コンポーネントは、転送されたTCPパケットと新しく送信されたTCPパケットとの両方を受信することができる。一組の新しく送信されたTCPパケットが狂った順序で(すなわち、以前に送信された一組の転送されるべきTCPパケットより先に)受信された場合は、その無線コンポーネント上に存在するトークンの数の各々に対して、順序の狂った(新たに送信された)TCPパケットのうちの1つを通過させる。通過させない順序の狂ったTCPパケットは、各々バッファされる。要求済みの転送されたTCPパケットを受信し通過させた後で、トークンの数は所定の数に復元され、同数のバッファされたTCPパケットを通過させることが可能になる。
Description
本発明は一般に、モバイル装置ハンドオフの間のTCPパケット再送を回避する方法およびシステムに関する。詳細には、本発明は、遅延して転送されるTCPパケットの再送を防ぐために、新しく送信されたTCPパケットをバッファリングする方式を提供する。
無線ネットワークが普及するにつれて、モバイル装置の機能はますます拡大している。例えば、今日、モバイル装置(例えば、携帯電話、携帯情報端末、ラップトップ・コンピュータなど)の多くは、無線接続によってネットワークに接続することができる。一般に、無線ネットワークに接続するためには、モバイル装置を「アクセス・ポイント」など無線ネットワークの特定のコンポーネントと関連付ける必要がある。モバイル装置に固有の携帯性のために、モバイル装置は、あるアクセス・ポイントから他のアクセス・ポイントにたびたび「ハンドオフ」される。詳細には、モバイル装置のユーザが、ユーザの装置が関連付けられているアクセス・ポイントから移動して離れるときには、アクセス・ポイントとの接続が徐々に悪化し、最終的には切断されることになる。エンドツーエンド接続の切断を防止するためには、モバイル装置は、使用可能ないずれかのアクセス・ポイントを見つけ出し、関連付けを行う必要がある。
知られているように、無線ネットワークは複数のサブネットワークを備えることができる。一般に、各サブネットワークには、様々なコンポーネントに混じって、モバイル装置が関連づけを行うことができる1つの移動エージェントと一組の(例えば、1つまたは複数の)アクセス・ポイントとが含まれる。単一のサブネットワークによって、例えば、単一の地理的位置、すなわち同一の建物あるいは同一のローカル・エリア・ネットワーク(LAN)などのすべての「マシン」を代表させることができる。ネットワークをサブネットワークに分割することにより、いくつかの利点をもたらすことができる。例えば、サブネットワークを用いると、そのネットワークを単一の共用ネットワーク・アドレスでインターネットに接続できるようになる。1つの組織で、サブネットワークを使用せずに、インターネットとの複数の接続を取得することもできるが、それにより、インターネットが割り当てなければならない、限られた数のネットワーク・アドレスが不必要に使用されることになる。
一般に、開放型システム間相互接続(OSI)階層モデルによれば、無線サブネットワークは、いくつかの「階層」を有する。第1層は物理層と呼ばれ、第2層はリンク層(LLCとMAC(媒体アクセス制御)を含む)、第3層はネットワーク層、第4層はトランスポート層と呼ばれている。モバイル装置が移動するとき、1つまたは複数の層に関するハンドオフが必要になることがある。例えば、上述のように、モバイル装置が単一の無線サブネットワーク内を移動する場合は、アクセス・ポイント間の第2層(リンク層)ハンドオフが必要になることがある。モバイル装置が2つのサブネットワーク間を移動する場合には、移動エージェント間の第3層(ネットワーク層)ハンドオフならびにアクセス・ポイント間の第2層ハンドオフが必要になる。一般に、第2層ハンドオフはIEEE802.11(f)規格に従って管理されるが、第3層ハンドオフはモバイルIP規格に従って取り扱われる。
ハンドオフ処理の本質的な違いにより、第3層ハンドオフは第2層ハンドオフより実質的により多くの時間を消費する。詳細には、モバイルIP規格によると、所与のサブネットのアクセス・ルータ内にある「移動」エージェントは、ほぼ1秒ごとに「ビーコン」を送信する。ビーコンは、モバイル装置が特定のサブネットワークに接続されていることを確認する手段として、モバイル装置によって受信される。モバイル装置が、第1のサブネットワークによってカバーされた領域の外に移動した場合は、ビーコンを取り損なうようになる(例えば、ビーコンが受信されなくなる、またはビーコンが十分な「強度で」で受信されなくなる)。いずれにしても、モバイル装置が連続する3つのビーコンを取り損なった場合には、モバイルIP規格により、そのモバイル装置は新しいサブネットワークを探す必要がある(すなわち、新たな移動エージェントとの関連付けを試みなければならない)ことが指示されている。
しかし、第3層ハンドオフ処理の間には、いくつかの問題が生じ得る。詳細には、モバイル装置は、エージェントとの関連付けを試みる前に、3つのエージェント・ビーコンを取り損なうまで待たなければならないので、少なくとも3秒が経過することになる。この待ち時間は、モバイル装置との間の通信を遅延させるばかりでなく、TCPパケット損失を招く可能性もある。例えば、モバイル装置が第3層ハンドオフを完了するまでは、そのモバイル装置に宛てられたTCPパケットはどれも、そのモバイル装置が関連付けられていた、以前のサブネットワークに送信されることになる。それらのTCPパケットは以前のアクセス・ポイントでバッファされ、次いで新しい無線サブネットワークに転送される。第3層ハンドオフが完了した後は、新しく送信されたTCPパケットは、新しいサブネットワークに直接送信されることになる。
あいにく、新しく送信されたTCPパケットは新しいサブネットワークに直接伝えられるので、新しく送信されたTCPパケットの方が後から送信されたとしても、新しく送信されたTCPパケットが、転送されたTCPパケットの一部より先に到着する可能性が高くなる。したがって、TCPパケットの一部は順序が狂って受信される可能性があり、その場合、TCPパケットの再送が起動されることもあり得る。例えば、標準の「TCP」実行によれば、TCPパケットが送信されたときにタイマが始動される。割り振られた時間内に、モバイル装置から「確認応答」が受信されなかった場合には、TCPパケットが再送される。モバイル装置が狂った順序でTCPパケットを受信した場合は、いちばん最近に受信した順序通りのパケットに対する「確認応答」が、TCP送信装置に返送されることになる。この確認応答は、基本的には未着のデータ・パケットを求める「要求」になる。例えば、TCPパケット「1〜10」が、TCP送信装置からあるモバイル装置に向けて送信されるものと想定する。さらに、TCPパケット「1〜3」を以前のアクセス・ポイントから新しい無線サブネットワークに転送しなければならない一方で、TCPパケット「4〜10」がTCP送信装置から新しい無線サブネットワークに直接送信されるものと想定する。最初に、TCPパケット「4」が受信された場合には、TCPパケット「1」に対する第1の要求がTCP送信装置に返送される。次に、TCPパケット「5」が受信された場合は、TCPパケット「1」に対する第2の要求が送信される。3番目としてTCPパケット「6」が受信された場合は、TCPパケット「1」に対するもう1つの要求がTCP送信装置に返送される。次に、TCPパケット「7」が受信された場合には、第4の要求がTCP送信装置に返送されることになる。しかし、標準の「TCP」実行によれば、この第4の要求は、データ・ソースによるTCPパケット「1」の再送を起動することになる。したがって、TCPパケット「1」は、転送処理によって単に遅延しただけの場合でも、そのパケットが損失した場合と同様に再送されることになる。
この問題に対処するために、以前のシステムではバッファリング方式を実装し、転送されるTCPパケットがすべて到着するまで、新しく送信されたTCPパケットをすべて新しいエージェントでバッファしていた。しかし、第3層ハンドオフに伴う長い待ち時間により、大量のTCPパケットがバッファされる可能性があり、バッファ・オーバフローやパケット損失につながる恐れがあった。
このことを考慮して、モバイル装置ハンドオフの間のTCPパケット再送を回避する方法およびシステムが求められている。詳細には、バッファをオーバフローさせることやTCP再送を起動させることなしに、TCPパケットが狂った順序でモバイル装置に送信されることを回避できる、改良されたバッファ方式が必要とされている。
本発明は一般に、モバイル装置ハンドオフの間のTCPパケット再送を回避する方法およびシステムを提供する。詳細には、本発明によれば、一組の(例えば、1つまたは複数の)転送されたTCPパケットと、一組の(例えば、1つまたは複数の)新しく送信されたTCPパケットが無線コンポーネント(例えば、アクセス・ポイントまたはモバイル装置)によって受信される。知られているように、どちらの組のTCPパケットもそれぞれ、全体のパケット・ストリーム中のそのパケットの順序を識別するためのシーケンス番号を備えている。無線コンポーネントに存在するトークンの数の各々に対して、1つの「順序の狂った」新しく送信されたTCPパケットを通過させることができる。詳細には、新しく送信されたTCPパケットが、下位のシーケンス番号を有する転送されたTCPパケットより先に受信された場合には、その受信されたパケットは、トークンが存在する場合にのみ通過させることができる。このような背景ゆえに、無線コンポーネントがアクセス・ポイントである場合は、新しく送信されたTCPパケットの「通過」とは、新しく送信されたTCPパケットがモバイル装置に送信されることを意味する。また、無線コンポーネントがモバイル装置そのものである場合は、新しく送信されたTCPパケットの「通過」とは、モバイル装置が新しく送信されたTCPパケットを処理する(または、処理することが可能になる)ことを意味する。いずれにしても、通過させた新しく送信された各TCPパケット毎に、トークンの数を1ずつ減ずることになる。トークンが使い果たされた後は、新しく送信されたTCPパケットを無線コンポーネントにバッファしなければならない。しかし、転送されたTCPパケットを受信し通過させたときには、トークンの数が所定の数(=3)に復元される。トークンの復元により、同数のバッファされたTCPパケットを通過させることが可能になる。
本発明の第1の態様は、モバイル装置ハンドオフの間のTCPパケット再送を回避する方法を提供する。この方法は、一組の新しく送信されたTCPパケットを無線コンポーネント上で受信するステップと、その一組の新しく送信された各TCPパケットのシーケンス番号を調べて一組の順序が狂ったTCPパケットを識別するステップと、無線コンポーネント上に存在するトークンの数の各々に対して、一組の順序が狂ったTCPパケットのうちの1つを通過させるステップと、通過させた順序が狂ったTCPパケット毎にトークンの数を1ずつ減ずるステップとを含む。
本発明の第2の態様は、モバイル装置ハンドオフの間のTCPパケット再送を回避する方法を提供する。この方法は、モバイル装置に宛てられた一組の新しく送信されたTCPパケットをアクセス・ポイントで受信するステップと、その一組の新しく送信された各TCPパケットのシーケンス番号を調べて一組の順序が狂ったTCPパケットを識別するステップと、アクセス・ポイントに存在するトークンの数の各々に対して、一組の順序が狂ったTCPパケットのうちの1つをモバイル装置に送信し、順序が狂ったTCPパケットがモバイル装置に送信されるたびにトークンの数を1ずつ減ずるステップと、モバイル装置が関連付けられていた以前のアクセス・ポイントから転送されたTCPパケットを受信するステップと、転送されたTCPパケットが以前にモバイル装置によって要求されたものであった場合は、その転送されたTCPパケットをモバイル装置に送信し、トークンの数を所定の数に復元するステップとを含む。
本発明の第3の態様は、モバイル装置ハンドオフの間のTCPパケット再送を回避するシステムを提供する。このシステムは、一組の新しく送信されたTCPパケットを無線コンポーネントで受信し、その新しく送信された各TCPパケットのシーケンス番号を調べて一組の順序が狂ったTCPパケットを識別し、無線コンポーネントに存在するトークンの数の各々に対して、一組の順序が狂ったTCPパケットのうちの1つを通過させ、かつ通過させた順序が狂った各TCPパケット毎にトークンの数を1ずつ減ずるように構成された無線コンポーネントを備える。
したがって、本発明は、モバイル装置ハンドオフの間のTCPパケット再送を回避する方法およびシステムを提供する。
本発明のこれらおよび他の特徴は、本発明の様々な態様に関する下記の詳細な説明を添付の図面と併せて読むことによって、より容易に理解できるであろう。
図面は単に本発明の概略を表現するものであり、本発明の特定のパラメータを表現することを意図したものではない。各図面は、本発明の代表的な実施形態を表すことだけを意図したものであり、したがって、本発明の範囲を制限するものだと見なすべきではない。各図面において、類似の番号は類似の要素を表す。
次に図1を参照すると、2つの無線サブネットワーク12A〜Bを有する無線ネットワーク10が示されている。図示のように、どちらの無線サブネットワーク12A〜Bも類似のコンポーネントを含む。類似のコンポーネントには、ルータ14A〜B、外部/移動エージェント16A〜B、MAC(媒体アクセス制御)ブリッジ18A〜B、アクセス・ポイント20A〜Dなどが含まれる。ゲートウェイ22は、無線サブネットワーク12A〜Bの間に備えられ、対応するノード/装置24から受信したTCPパケットをモバイル装置26に送る。一般に、ルータ14A〜Bおよび移動エージェント16A〜Bは第3層(ネットワーク層)コンポーネントと見なすことができる。一方、MACブリッジ18A〜Bおよびアクセス・ポイント20A〜Dは第2層(リンク層)コンポーネントと見なすことができる。いずれにしても、特定のサブネットワークに接続するためには、モバイル装置26は、そのサブネットワークの移動エージェントおよびアクセス・ポイントと関連付けられることになる。関連付けの後で、対応する装置24からモバイル装置26に宛てられたTCPパケットはいずれも、モバイル装置26が関連付けられている無線サブネットワークのルータと、MACブリッジと、アクセス・ポイントとを介してモバイル装置26に送信される。無線ネットワーク10は例示のためだけに示したものであり、したがって他のコンポーネントを含め得ること、および/または他の実装が存在し得ることを理解されたい。このような背景ゆえに、示されたコンポーネント(例えば、アクセス・ポイント)の数もまた例示的なものであり、限定を意図したものではないことも理解されたい。さらに、一般に、移動エージェント16A〜Bは、ルータ14A〜Bの一部であるか、またはそれらに接続されていることも理解されたい。概念を示すことだけを目的とする図1においては、移動エージェント16A〜Bはそのようには図示されていない。
前述のように、モバイル装置26のハンドオフにより様々な問題が生じる可能性がある。このような問題は、モバイル装置26が、特定の無線サブネットワーク内部でアクセス・ポイントからアクセス・ポイントに(例えば、アクセス・ポイント20Aからアクセス・ポイント20Bに)ハンドオフされる場合にも、また無線サブネットワーク間で(例えば、無線サブネットワーク12Aから無線サブネットワーク12Bに)ハンドオフされる場合にも生じ得る。詳細には、モバイル装置26がハンドオフされるときはいつでも、いくつかのTCPパケット28を転送する必要があるが、ハンドオフの後では、別のパケットを直接送信することができる。例えば、モバイル装置がアクセス・ポイント20Aからアクセス・ポイント20Bにハンドオフされる場合は、ハンドオフ処理の間にいくつかのTCPパケットがアクセス・ポイント20Aで受信されることになり、それらはアクセス・ポイント20Bに転送しなければならない。さらに、ハンドオフの後で新しく生成されたTCPパケットは、アクセス・ポイント20Bに直接送信されることになる。IEEE 802.11(f)規格は、アクセス・ポイント20A〜D間のいくつかの通信を提供するが、パケット・バッファリングは有効に管理されておらず、オーバフローやTCPパケット損失が生じる可能性がある。
モバイル装置26が無線サブネットワーク12Aから無線サブネットワーク12Bにハンドオフされるときには、この影響は大きくなる可能性がある。詳細には、前述のように、このようなハンドオフを行うためには、モバイル装置26は、第2層と第3層の両方でハンドオフされる必要がある。すなわち、モバイル装置26は、無線サブネットワーク12Bの移動エージェント(例えば、エージェント16B)とアクセス・ポイント(例えば、アクセス・ポイント20C)の両方と関連付けられる必要がある。第3層ハンドオフに必要な長い待ち時間(例えば、少なくとも3秒)により、新しく送信されたTCPパケット(例えば、ハンドオフの後に送信された、サブネットワーク12Bに直接送ることができるTCPパケット)が、アクセス・ポイント20Bから転送される必要がある、以前に送信されたTCPパケットより先に到着する可能性がより高くなる。したがって、新しく送信されたTCPパケットは、アクセス・ポイント20Cに狂った順序で到着する可能性がある。やはり前述したように、狂った順序で受信された各TCPパケットは、対応する装置24に返送される適切なTCPパケットとして、重複した確認応答を生ずる結果となる。しかし、「TCP」実行によれば、第4番目の重複した確認応答は、単に遅延しただけ(損失していない)かもしれないTCPパケットの再送を起動することになる。バッファリングは、エージェント16BでモバイルIP規格に基づき、あるいはアクセス・ポイント20CでIEEE 802.11規格に基づき提供することができるが、以前のシステムでは、バッファ・オーバフローやTCPパケット再送を回避するような方法でバッファは管理されていなかった。
本発明の下では、アクセス・ポイント(例えば、アクセス・ポイント20Bまたは20C)またはモバイル装置26のどちらも、TCPパケット再送およびTCPパケット損失を回避するように構成することができる。詳細には、図2を参照すると、本発明によるバッファ管理方式40が示されている。一般に、バッファ管理方式40はアクセス・ポイント(例えば、アクセス・ポイント20A〜D)に実装されるが、バッファ管理方式40をアクセス・ポイントまたはモバイル装置26のどちらにも実装できることを予め理解されたい。このような背景ゆえに、本明細書では、アクセス・ポイント20A〜Dおよびモバイル装置26をまとめて、無線コンポーネント50と称する。いずれにしても、バッファ管理システム40によって受信されるのは、一組の(例えば、1つまたは複数の)転送されたTCPパケット42と、一組の(例えば、1つまたは複数の)新しく送信されたTCPパケット44である。転送されたTCPパケット42は、他のアクセス・ポイントから(例えば、アクセス・ポイント20Bからアクセス・ポイント20Cに)転送されたTCPパケットを表し、一方TCPパケット44は、対応する装置24(図1)から直接送信されたTCPパケットを表す。バッファ管理方式40が、モバイル装置26のサブネットワーク内またはサブネットワーク間ハンドオフに使用できることを理解されたい。例えば、バッファ管理方式40は、モバイル装置26がアクセス・ポイント20Aからアクセス・ポイント20Bにハンドオフされる場合(サブネットワーク内ハンドオフ)にも、アクセス・ポイント20Bからアクセス・ポイント20Cにハンドオフされる場合(サブネットワーク間ハンドオフ)にも適用可能である。
本発明の下では、転送されたTCPパケット42は直接モバイル装置26に通過させることが可能であり、一方、新しく送信されたTCPパケット44はバッファ46にバッファされる可能性がある。詳細には、当技術分野で知られているように、ストリーム中の各TCPパケットには、ストリーム中のそのTCPパケットの順序を指示するシーケンス番号が割り当てられている。一般に、1番目のTCPパケットは同一ストリーム中の2番目のTCPパケットより低位のシーケンス番号を有する。前述のように、TCPパケットの転送はTCPパケットのストリームの順序を狂わせる可能性がある。例えば、ストリームがTCPパケット「1〜10」で構成されていると想定する。さらに、TCPパケット「1〜3」が、モバイル装置26が関連付けられていた以前のアクセス・ポイントによって受信されていると想定する。したがって、TCPパケット「1〜3」は、新しいアクセス・ポイントに転送しなければならない。また、ストリームのうちのTCPパケット「4〜10」が新しく送信されたと想定する。すなわち、TCPパケット「4〜10」は、対応する装置24から送信され、新しいアクセス・ポイントに直接送られる。TCPパケット4が受信されたとき、標準のTCP実行では、TCPパケット4が受信されたことを示す確認応答を生成し、対応する装置24に返送するように指示される。前述のように、この確認応答は、TCPパケット「1」が受信されなかったことを指示するものになる。次に、TCPパケット「5〜7」が受信された場合、第2、第3、および第4の同様の確認応答が生成される。「TCP」実行に基づけば、この第3番目の重複した確認応答により、対応する装置24はTCPパケット「1」を再送することになる。したがって、パケット「1」が損失していない場合でも、そのパケットが再送されることになる。この問題に対処するために、バッファ管理システム40は、いくつかのトークン48を備えている。存在している各トークン48に対して、順序が狂った1つの新しく送信されたTCPパケット44を「通過させる」ことになる。このような背景ゆえに、無線コンポーネント50がアクセス・ポイントである場合は、そのアクセス・ポイントに存在する各トークン毎に、1つの順序が狂った新しく送信されたTCPパケット44がモバイル装置26に送信される。無線コンポーネント50がモバイル装置26の場合は、存在する各トークンごとに、1つの順序が狂った新しく送信されたTCP44パケットが、モバイル装置によって処理される(または処理されることが可能になる)。どちらのシナリオにおいても、通過させた順序の狂った新しく送信された各TCPパケット44毎に、無線コンポーネント50上のトークン48の数は1ずつ減じられる。典型的な実施形態においては、トークン48は、TCPパケットの再送を起動する要求回数未満の所定の数で提供される。例えば、未着のTCPパケットに対する3回の重複する確認応答で、対応する装置24によるTCPパケット(例えば、TCPパケット「1」)の再送が引き起こされる場合は、バッファ管理システム40は3つのトークンを含むことになる。
前述の例を使用して、3つのトークン48が存在すると想定する。TCPパケット「4」が最初に受信された場合は、そのパケットは通過させ、2つのトークンが残る(また、TCPパケット「1」に対する第1の確認応答/要求が送信される)。次に、TCPパケット「5」が受信された場合は、そのパケットも通過させ、1つのトークンだけが残る(また、TCPパケット「1」に対する第2の確認応答/要求が送信される)。次いで、TCPパケット「6」が受信された場合は、そのパケットも通過させ、トークンは無くなることになる(また、TCPパケット「1」に対する第3の確認応答/要求が送信される)。次に、TCPパケット「7」が受信された場合は、トークンが残っていないので、そのパケットはバッファ46に格納される。このことにより、TCPパケット「7」は、モバイル装置26への通過が妨げられ、「未着の」TCPパケット1に対する第4の要求が生成されるのが防止される。したがって、TCPパケット「1」の再送が回避される。同様に、次に、TCPパケット「8」が受信された場合は、そのパケットもまたバッファ46に格納されてTCPパケット「1」の再送が回避される。しかし、TCPパケット「8」の後でTCPパケット「1」が受信された場合は、そのパケットは通過させ、トークン48は再び満杯になる。すなわち、要求されたTCPパケット(すなわち、要求済みの転送されたTCPパケット)を受信し、通過させたとき、トークン48は所定の数(例えば、3)に復元される。
トークン48が再び満杯になった後で、TCPパケット「7」および「8」を通過させ、各々1つずつのトークンが消費される。したがって、ただ1つのトークン48だけが残ることになり、未着のTCPパケット「2」に対する第1および第2の確認応答/要求が、対応する装置24に送信される。次いで、TCPパケット「9」および「10」が到着した場合は、TCPパケット「9」を通過させ、トークンは無くなる(また、TCPパケット「2」に対する第3の確認応答が送信される)。TCPパケット「9」を通過させた後はトークン48が残っていないので、TCPパケット「2」を通過させトークン48が再び所定の数に復元されるまでは、TCPパケット「10」はバッファ46に格納されることになる。この処理は、すべてのTCPパケットを通過させるまで続くことになる。
本発明が、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せの形で実現できることを理解されたい。その意味で、本発明の教示は、無線コンポーネント(アクセス・ポイントおよび/またはモバイル装置)内の、ソフトウェアベースまたはハードウェアベースの手段によって実装することができる。本明細書に記載の方法を実施するようになされた任意の種類のコンポーネントが適合する。ハードウェアとソフトウェアの典型的な組合せは、ロードされ実行されるときに、本明細書に記載の各方法を実行するコンピュータ・プログラムを備えたコンポーネントであってもよい。別法として、本発明の1つまたは複数の機能タスクを実行するための専用のハードウェアを含む特定用途のコンポーネントを使用することもできる。本発明はまた、本明細書に記載の方法を実行可能にするあらゆる個別の機能を含み、コンピュータ・システムにロードされたときに、それらの方法を実行できるコンピュータ・プログラム製品に組み込むこともできる。コンピュータ・プログラム、ソフトウェア・プログラム、プログラム、またはソフトウェアという用語は、本明細書の文脈においては、情報処理機能を有するシステムに、直接、あるいは(a)他の言語、コード、または表記法への変換、および/または(b)異なる材料形態への複製の後で、特定の機能を実施させることを意図した一組の命令の、任意の言語、コードまたは表記法によるあらゆる表現を意味する。
次に、図3を参照すると、本発明による無線コンポーネント50のブロック図が示されている。このブロック図は、本発明の教示(例えば、バッファ管理システム40)がハードウェア、ソフトウェア、または両者の組合せとして実装できることを示す。さらに、このブロック図は、バッファ管理システム40が、モバイル装置26またはアクセス・ポイント20A〜Dのどちらにも実装できることを示している。図3に示されたブロック図が例示のためだけのものであり、したがって、モバイル装置またはアクセス・ポイントが、図示されていない追加の要素を含む可能性があることを予め理解されたい。いずれにしても、一般に無線装置50は、図示のようにプロセッサ52、メモリ54、送信機/受信機56、およびアクティブ・パケタイザ58を含む。
無線コンポーネントのメモリ54には、本明細書に記載の本発明の機能を実行するためのデータ60および/またはプログラム・コード62を含めることができる。例えば、図2のバッファ管理システム40が、無線コンポーネント50内のプログラム・コード62として実装されているものと想定する(ただし、このシステムはプロセッサ52などの形のハードウェアとして実装することもできる)。無線コンポーネント50は、送信機/受信機56を経由してTCPパケットが受信されたとき、そのパケットのシーケンス番号を調べてTCPパケットが狂った順序で受信されたかどうかを決定するように構成される。新しく送信されたTCPパケットが狂った順序で受信された場合には(例えば、新しく送信されたTCPパケットが、より下位のシーケンス番号を有する転送されたTCPパケットより先に受信された場合には)、無線コンポーネント50は、トークンが存在する場合だけそのパケットを通過させる。このような背景ゆえに、無線コンポーネント50がアクセス・ポイントの場合は、存在する各トークン毎に、1つの新しく送信されたTCPパケットがモバイル装置26に送信される。反対に、無線コンポーネント50がモバイル装置の場合は、存在する各トークン毎に1つの新しく送信されたTCPパケットが処理されることになる。いずれにしても、通過させた新しく送信された各TCPパケット毎にトークンの数が1ずつ減じられ、正しい順序のTCPパケットに対する確認応答/要求が送信される。すべてのトークンが使い果たされた後は、「要求済みの」転送されたTCPパケットより先に受信された新しく送信されたTCPパケットはどれも、転送されたTCPパケットが到着するまでメモリ54にバッファされる。転送されたTCPパケットが到着した後で、トークンの数は所定の数(例えば、3)に復元され、同数のバッファされたTCPパケットを通過させることになる。
したがって本発明の下では、無線コンポーネント50は、転送されたTCPパケットと新しく送信されたTCPパケットの両方を受信し、各TCPパケットのシーケンス番号を調べて一組の(例えば、1つまたは複数の)順序が狂った(新しく送信された)TCPパケットを識別し、存在する各トークン毎に1つの順序が狂ったTCPパケットを通過させ、通過させた順序が狂った各TCPパケット毎にトークンの数を1ずつ減じ、通過させない順序が狂ったTCPパケットはいずれもバッファし、転送されたTCPパケットはいずれも通過させ、かつ「要求済みの」転送されたTCPパケットを通過させたときには、トークンの数を所定の数に復元するように構成される。
本発明の好ましい実施形態についての上述の説明は、例示と説明を目的として提示されたものである。この説明は、網羅的なものを意図したものではなく、また本発明を開示された形態そのものに限定することを意図したものでもない。したがって、多くの修正形態および変形形態が可能なことは明らかである。当業者にとって明らかであるような修正形態および変形形態は、添付の特許請求の範囲に規定された本発明の範囲に含まれることが意図される。
Claims (19)
- モバイル装置ハンドオフの間のTCPパケット再送を回避する方法であって、
一組の新しく送信されたTCPパケットを無線コンポーネント上で受信するステップと、
前記一組の新しく送信された各TCPパケットのシーケンス番号を調べて一組の順序が狂ったTCPパケットを識別するステップと、
前記無線コンポーネント上に存在するトークンの数の各々に対して、前記一組の順序が狂ったTCPパケットのうちの1つを通過させるステップと、
通過させた順序が狂った各TCPパケットごとに前記トークンの数を1ずつ減ずるステップと、
を含む方法。 - 通過させない前記一組の順序の狂った各TCPパケットをバッファするステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
- 転送されたTCPパケットを前記無線コンポーネント上で受信するステップと、
前記転送されたTCPパケットを通過させるステップと、
前記転送されたTCPパケットが以前に要求したものであった場合は、前記トークンの数を所定の数に復元するステップと、
をさらに含む請求項1に記載の方法。 - 前記転送されたTCPパケットおよび前記一組の新しく送信されたTCPパケットがTCPパケット・ストリームを構成している請求項3に記載の方法。
- 前記無線コンポーネントはアクセス・ポイントであり、前記通過させるステップは、前記アクセス・ポイントに存在する前記トークンの数の各々に対して、前記一組の順序の狂ったTCPパケットのうちの1つを前記アクセス・ポイントからモバイル装置に送信するステップを含む請求項1に記載の方法。
- 前記転送されたTCPパケットは、前記アクセス・ポイントにおいて、前記モバイル装置が関連付けられていた前のアクセス・ポイントから受信される請求項5に記載の方法。
- 前記無線コンポーネントはモバイル装置であり、前記通過させるステップは、前記モバイル装置に存在する前記トークンの数の各々に対して、前記モバイル装置によって前記一組の順序の狂ったTCPパケットのうちの1つを処理させることを可能にするステップを含む請求項1に記載の方法。
- 前記トークンの数は3つのトークンを含む請求項1に記載の方法。
- モバイル装置ハンドオフの間のTCPパケット再送を回避する方法であって、
前記モバイル装置に宛てた一組の新しく送信されたTCPパケットをアクセス・ポイント上で受信するステップと、
前記一組の新しく送信された各TCPパケットのシーケンス番号を調べて一組の順序が狂ったTCPパケットを識別するステップと、
前記アクセス・ポイントに存在するトークンの数の各々に対して、前記一組の順序が狂ったTCPパケットのうちの1つを前記モバイル装置に送信し、前記モバイル装置に送信した順序が狂った各TCPパケット毎に前記トークンの数を1ずつ減ずるステップと、
前記モバイル装置が関連付けられていた前のアクセス・ポイントから転送されたTCPパケットを受信するステップと、
前記転送されたTCPパケットを前記モバイル装置に送信し、転送されたTCPパケットが前記モバイル装置によって以前に要求されたものであった場合は、前記トークンの数を所定の数に復元するステップと、
を含む方法。 - 前記モバイル装置に送信されない前記一組の順序が狂った各TCPパケットをバッファするステップをさらに含む請求項9に記載の方法。
- 前記復元されたトークンの数の各々に対して、前記バッファされたTCPパケットの1つを前記モバイル装置に送信し、前記モバイル装置に送信したバッファされていた各TCPパケット毎に前記トークンの数を1ずつ減ずるステップをさらに含む請求項10に記載の方法。
- 前記トークンの数は3つのトークンを含む請求項9に記載の方法。
- モバイル装置ハンドオフの間のTCPパケット再送を回避するためのシステムであって、一組の新たに送信されたTCPパケットを無線コンポーネント上で受信し、前記新たに送信された各TCPパケットのシーケンス番号を調べて一組の順序が狂ったTCPパケットを識別し、前記無線コンポーネントに存在するトークンの数の各々に対して、前記一組の順序が狂ったTCPパケットのうちの1つを通過させ、かつ通過させた順序が狂った各TCPパケット毎に前記トークンの数を1ずつ減ずるように構成された無線コンポーネントを含むシステム。
- 前記無線コンポーネントは、通過させない前記一組の順序が狂った各TCPパケットをバッファするようにさらに構成された請求項13に記載のシステム。
- 前記無線コンポーネントは、転送されたTCPパケットを受信し、前記転送されたTCPパケットを通過させ、かつ前記転送されたTCPパケットが以前に要求したものであった場合は、前記トークンの数を所定の数に復元するようにさらに構成された請求項13に記載のシステム。
- 前記無線コンポーネントはアクセス・ポイントであり、前記アクセス・ポイントは、前記アクセス・ポイントに存在する前記トークンの数の各々に対して、前記一組の順序が狂ったTCPパケットのうちの1つをモバイル装置に送信することによって、前記一組の順序が狂ったTCPパケットを通過させるように構成された請求項13に記載のシステム。
- 前記転送されたTCPパケットは、前記アクセス・ポイントにおいて、前記モバイル装置が関連付けられていた前のアクセス・ポイントから受信される請求項16に記載のシステム。
- 前記無線コンポーネントはモバイル装置であり、前記モバイル装置は、前記モバイル装置に存在する前記トークンの数の各々に対して、前記一組の順序が狂ったTCPパケットのうちの1つを前記モバイル装置によって処理させることを可能にすることによって、前記一組の順序が狂ったTCPパケットを通過させるように構成される請求項13に記載のシステム。
- 前記トークンの数は3つのトークンを含む請求項13に記載のシステム。
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