JP2006352342A - マイク付き電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】音声用マイク部品の音孔を機器ケース内の空間から遮蔽し、しかも、容易に組立てることができるマイク付きデジタルカメラを提供する。
【解決手段】マイク孔5を有するカメラケース1内に、一方の面の所定箇所に、外部音を取込むための音孔3を有し内部にマイクロフォン素子15を収容した音声用マイク部品11aとカメラ内ノイズ用マイク部品11bを、その音孔形成面とは反対面をボンディングして搭載した回路基板10を、音声用マイク部品11aの音孔13をカメラケース1のマイク孔5に対向させて配置し、2つのマイク部品11a,11bに、音声用マイク部品11aの音孔13に対応する貫通孔18を有するキャップ状防音部材17を被せ、回路基板10を、マイク部品11a,11bの音孔形成面とカメラケース1のマイク孔形成面との間に防音部材17を圧縮状態で挟持させてカメラケース1内に固定した。
【選択図】図3
【解決手段】マイク孔5を有するカメラケース1内に、一方の面の所定箇所に、外部音を取込むための音孔3を有し内部にマイクロフォン素子15を収容した音声用マイク部品11aとカメラ内ノイズ用マイク部品11bを、その音孔形成面とは反対面をボンディングして搭載した回路基板10を、音声用マイク部品11aの音孔13をカメラケース1のマイク孔5に対向させて配置し、2つのマイク部品11a,11bに、音声用マイク部品11aの音孔13に対応する貫通孔18を有するキャップ状防音部材17を被せ、回路基板10を、マイク部品11a,11bの音孔形成面とカメラケース1のマイク孔形成面との間に防音部材17を圧縮状態で挟持させてカメラケース1内に固定した。
【選択図】図3
Description
この発明はマイク付き電子機器に関する。
例えば携帯電話機や、動画及び音声の収録機能を備えたデジタルカメラ等のマイク付き電子機器のマイク部は、機器ケースにマイク孔を設け、前記機器ケース内に、外部音を取込むための音孔を有し、内部にマイクロフォン素子を収容した音声用マイク部品を配置して構成されている。
この種のマイク付き電子機器においては、音声用マイク部品に機器内のノイズ音を拾わせないようにするために、前記マイク部品を、その音孔を機器ケース内の空間から遮蔽して設けることが望まれている。
そのため、従来は、前記マイク部品を、筒状に形成されたゴム製の防音ホルダ内に配置し、この防音ホルダを機器ケース内に、前記防音ホルダの開口部を前記機器ケースのマイク孔に対向させ、その開口部の周縁を前記機器ケースの内面に密着させて配置している(特許文献1参照)。
特開平8―294193号公報
しかし、従来のマイク付き電子機器は、マイク部品を筒状の防音ホルダ内に配置しているため、機器ケース内に配置された回路基板と前記マイク部品とを、リード線により、そのリード線を前記防音ホルダの周面部を貫通させて引き回して接続しなければならず、そのために、電子機器の組立てが面倒である。
この発明は、音声用マイク部品の音孔を機器ケース内の空間から遮蔽し、しかも、容易に組立てることができるマイク付き電子機器を提供することを目的としたものである。
この発明のマイク付き電子機器は、マイク孔を有する機器ケース内に、一方の面の所定箇所に、外部音を取込むための音孔を有し内部にマイクロフォン素子を収容した音声用マイク部品を、その音孔形成面とは反対面をボンディングして搭載した回路基板が、前記マイク部品の音孔を前記機器ケースのマイク孔に対向させて配置されるとともに、前記マイク部品に対応させて、前記マイク部品の少なくとも音孔形成面に当接する形状を有し、前記マイク部品の音孔に対応する貫通孔が設けられた気密性弾性材からなる防音部材が設けられ、前記回路基板が、前記マイク部品の音孔形成面と前記機器ケースのマイク孔形成面との間に前記防音部材を圧縮状態で挟持させて前記機器ケース内に固定されていることを特徴とする。
この発明のマイク付き電子機器において、前記防音部材は、前記マイク部品の音孔形成面に当接する頂面部と前記マイク部品の周囲を囲む周面部とを有し、前記頂面部に前記マイク部品の音孔に対応する貫通孔が設けられたキャップ状部材とし、このキャップ状防音部材を、前記マイク部品に被せて設けるのが望ましい。
その場合、前記キャップ状防音部材の周面部は、その端面が回路基板面に密着する高さを有しているのが好ましい。
さらに、この発明のマイク付き電子機器においては、前記マイク部品の音孔形成面と前記キャップ状防音部材の頂面部との間に、少なくとも前記防音部材の貫通孔の全域に対応する防塵ネットを設けるのが望ましい。
また、この発明のマイク付き電子機器は、前記回路基板の一方の面に、前記音声用マイク部品と隣り合わせて、前記音声用マイク部品と同構造の機器内ノイズ用マイク部品を、その音孔形成面とは反対面をボンディングして搭載し、前記音声用とノイズ用の2つのマイク部品に、その2つのマイク部品の音孔形成面に当接する頂面部と前記2つのマイク部品の周囲を囲む周面部とを有し、前記頂面部に、前記2つのマイク部品のうちの少なくとも音声用マイク部品の音孔に対応する貫通孔が設けられたキャップ状防音部材を被せた構成としてもよい。
この発明のマイク付き電子機器は、マイク孔を有する機器ケース内に、一方の面の所定箇所に、外部音を取込むための音孔を有し内部にマイクロフォン素子を収容した音声用マイク部品を、その音孔形成面とは反対面をボンディングして搭載した回路基板を、前記マイク部品の音孔を前記機器ケースのマイク孔に対向させて配置するとともに、前記マイク部品に対応させて、前記マイク部品の少なくとも音孔形成面に当接する形状を有し、前記マイク部品の音孔に対応する貫通孔が設けられた気密性弾性材からなる防音部材を設け、前記回路基板を、前記マイク部品の音孔形成面と前記機器ケースのマイク孔形成面との間に前記防音部材を圧縮状態で挟持させて前記機器ケース内に固定しているため、前記マイク部品の音孔を前記防音部材により前記機器ケース内の空間から遮蔽し、前記マイク部品に機器内のノイズ音を拾わせないようにすることができる。
しかも、このマイク付き電子機器は、前記マイク部品を前記回路基板に搭載し、前記防音部材を、前記マイク部品の音孔形成面と前記機器ケースのマイク孔形成面との間に挟持させているため、電子機器の組立て工程を簡略化し、容易に組立てることができる。
この発明のマイク付き電子機器において、前記防音部材は、前記マイク部品の音孔形成面に当接する頂面部と前記マイク部品の周囲を囲む周面部とを有し、前記頂面部に前記マイク部品の音孔に対応する貫通孔が設けられたキャップ状部材とし、このキャップ状防音部材を、前記マイク部品に被せて設けるのが望ましく、このようにすることにより、機器内のノイズ音が前記マイク部品の周面に伝わるのを防ぎ、より効果的に、前記音声用マイク部品に機器内のノイズ音を拾わせないようにするとともに、電子機器の組立てをさらに容易にすることができる。
その場合、前記キャップ状防音部材の周面部は、その端面が回路基板面に密着する高さを有しているのが好ましく、このようにすることにより、さらに効果的に、前記音声用マイク部品に機器内のノイズ音を拾わせないようにすることができる。
さらに、この発明のマイク付き電子機器においては、前記マイク部品の音孔形成面と前記キャップ状防音部材の頂面部との間に、少なくとも前記防音部材の貫通孔の全域に対応する防塵ネットを設けるのが望ましく、このようにすることにより、前記機器ケースのマイク孔から入り込む塵による前記マイク部品の性能低下や故障を防ぐことができる。
また、この発明のマイク付き電子機器は、前記回路基板の一方の面に、前記音声用マイク部品と隣り合わせて、前記音声用マイク部品と同構造の機器内ノイズ用マイク部品を、その音孔形成面とは反対面をボンディングして搭載し、前記音声用とノイズ用の2つのマイク部品に、その2つのマイク部品の音孔形成面に当接する頂面部と前記2つのマイク部品の周囲を囲む周面部とを有し、前記頂面部に、前記2つのマイク部品のうちの少なくとも音声用マイク部品の音孔に対応する貫通孔が設けられたキャップ状防音部材を被せた構成としてもよく、このようにすることにより、前記キャップ状防音部材で遮られずに前記音声用マイク部品に拾われた機器内ノイズと同じノイズを前記ノイズ用マイク部品に拾わせ、前記音声用マイク部品の出力信号から前記ノイズ用マイク部品の出力信号をキャンセルする信号処理により、機器内ノイズを含まない良好な音声信号を得ることができる。
図1〜図4はこの発明をマイク付きデジタルカメラに適用した一実施例を示しており、図1はマイク付きデジタルカメラの斜視図、図2は前記デジタルカメラのマイク部を切開した斜視図、図3は前記マイク部の拡大断面図及び分解斜視図である。
このマイク付きデジタルカメラは、静止画撮像機能と、動画及び音声の撮像録音機能とを備えた薄型カメラであり、そのケース(以下、カメラケースという)1は、左右方向の長さが80〜90mm、高さが50〜60mm、前後面間の厚さが15〜25mmの矩形状ケースからなっている。
このカメラケース1の前面には、その一端側に化粧リング3を備えた撮像レンズ突出し部2が設けられ、他端側の上方位置にストロボライト4が設けられるとともに、前記撮像レンズ突出し部2の近傍に、マイク孔5が設けられている。
また、カメラケース1の上面には、シャッタボタン6と電源スイッチ7が設けられており、後面には、図示しないモニタ表示部とメニューキー及びズームボタン等が設けられている。
そして、前記カメラケース1内には、前記撮像レンズ突出し部2に対応させて、前記撮像レンズ突出し部2からカメラ前方に突出される2段伸縮型の可動鏡筒9a,9bを備えたズーミング撮像レンズ8が配置されており、この撮像レンズ8の後側に、図示しない固体撮像素子が配置されている。
また、前記カメラケース1内の前記撮像レンズ8の側方のスペースには、デジタルカメラのメイン回路及びマイク回路(図示せず)を形成した回路基板10が設けられており、この回路基板10の一方の面の所定箇所に、音声用マイク部品11aとカメラ内ノイズ用マイク部品(以下、ノイズ用マイク部品という)11bが互いに隣り合わせて搭載されている。
なお、前記回路基板10に形成されたマイク回路は、前記音声用マイク部品11aの出力信号から、前記ノイズ用マイク部品11bの出力信号をキャンセルする信号処理部を有している。
音声用マイク部品11aとノイズ用マイク部品11bは、同じ構造のものであり、図3及び図4に示したように、1つの面に外部音を取込むための音孔13を有する箱状パッケージ12内に、電極基板14上に設けられたシリコン半導体マイクロフォン素子15が、その音感知面を前記音孔13に対向させて収容され、前記パッケージ12の音孔形成面とは反対面にマイク回路接続端子16が設けられたシリコンマイクからなっている。
音声用マイク部品11aとノイズ用マイク部品11bはそれぞれ、前記回路基板10の一方の面に、その音孔形成面とは反対面(マイク回路接続端子16の形成面)をボンディングして搭載されている。
さらに、前記回路基板10のマイク部品搭載側には、前記音声用とノイズ用の2つのマイク部品11a,11bのうち、音声用マイク部品11aの音孔13に対応する貫通孔18が設けられたゴム等の気密性弾性材からなる防音部材17が設けられている。
この防音部材17は、前記2つのマイク部品11a,11bの音孔形成面に当接する頂面部17aと前記2つのマイク部品11a,11bの周囲を囲む周面部17bとを有し、前記頂面部17aの一端側に、前記音声用マイク部品11aの音孔13に対応する貫通孔が設けられたキャップ状部材からなっている。
なお、このキャップ状防音部材17の周面部17bは、前記2つのマイク部品11a,11bの外周面(2つのマイク部品11a,11bの互いに隣り合う面を除く周面)に略密に嵌合する矩形筒状に形成されており、また、この周面部17bの高さは、前記頂面部17aを前記マイク部品11a,11bの音孔形成面に当接させたときに、この周面部17bの端面が前記回路基板10面に密着するように設定されている。
前記キャップ状防音部材17は、前記頂面部17aを前記マイク部品11a,11bの前記2つのマイク部品11a,11bに被せて設けられている。
また、前記2つのマイク部品11a,11bの音孔形成面と前記キャップ状防音部材17の頂面部17aとの間には、その間に挟持させて、前記キャップ状防音部材17の周面部17bで囲まれた領域と略同じ面積を有する防塵ネット19が設けられている。
そして、前記回路基板10は、そのマイク部品搭載面を前記カメラケース1のマイク孔形成面(前面)に対向させるとともに、前記音声用マイク部品11aの音孔13を前記カメラケース1のマイク孔5に対向させて配置され、前記マイク部品11a,11bの音孔形成面と前記カメラケース1のマイク孔形成面との間に前記キャップ状防音部材17の頂面部17aを圧縮状態で挟持させるとともに、前記キャップ状防音部材17の周面部17bの端面を前記回路基板10面に密着させて、ビス止め等の手段により前記カメラケース1内に固定されている。
このマイク付きデジタルカメラは、マイク孔5を有するカメラケース1内に、一方の面の所定箇所に、外部音を取込むための音孔13を有し内部にマイクロフォン素子15を収容した音声用マイク部品11aとノイズ用マイク部品11bとを、それぞれの音孔形成面とは反対面をボンディングして搭載した回路基板10を、前記音声用マイク部品11aの音孔13を前記カメラケース1のマイク孔5に対向させて配置するとともに、前記音声用とノイズ用の2つのマイク部品11a,11bに対応させて、前記2つのマイク部品11a,11bの音孔形成面に当接する頂面部17aと前記2つのマイク部品11a,11bの周囲を囲む周面部17bとを有し、前記頂面部17aに、前記音声用マイク部品11aの音孔13に対応する貫通孔が設けられた気密性弾性材からなるキャップ状防音部材17を、前記2つのマイク部品11a,11bに被せて設け、前記回路基板10を、前記2つのマイク部品11a,11bの音孔形成面と前記カメラケース1のマイク孔形成面との間に前記キャップ状防音部材17の頂面部17aを圧縮状態で挟持させて前記カメラケース1内に固定しているため、前記音声用マイク部品11aの音孔13を前記キャップ状防音部材17により前記カメラケース1内の空間から遮蔽し、前記音声用マイク部品11aにカメラ内のノイズ音(撮像レンズ8に備えさせたズーミングモータのうなり音や、ズーミングによる振動音)を拾わせないようにすることができる。
しかも、このマイク付きデジタルカメラは、前記音声用とノイズ用の2つのマイク部品11a,11bを前記回路基板10に搭載し、前記キャップ状防音部材17を、その頂面部17aを前記2つのマイク部品11a,11bの音孔形成面と前記カメラケース1のマイク孔形成面との間に挟持させているため、カメラの組立て工程を簡略化し、容易に組立てることができる。
また、このマイク付きデジタルカメラは、前記防音部材17を、前記2つのマイク部品11a,11bの音孔形成面に当接する頂面部17aと前記2つのマイク部品11a,11bの周囲を囲む周面部17bとを有し、前記頂面部17aに前記音声用マイク部品11aの音孔13に対応する貫通孔18が設けられたキャップ状部材とし、このキャップ状防音部材17を、前記2つのマイク部品11a,11bに被せて設けているため、カメラ内のノイズ音が前記音声用マイク部品11aの周面に伝わるのを防ぎ、より効果的に、前記音声用マイク部品11aにカメラ内のノイズ音を拾わせないようにするとともに、カメラの組立てをさらに容易にすることができる。
なお、前記キャップ状防音部材17の周面部17bは、上述したように、前記2つのマイク部品11a,11bの外周面に略密に嵌合する矩形筒状に形成されているため、前記回路基板10をカメラケース1内に配置して固定する作業中に、前記マイク部品11a,11bに被せて設けたキャップ状防音部材17が脱落することはない。
また、前記キャップ状防音部材17の周面部17bは、上述したように、その端面が前記回路基板10面に密着する高さを有しているため、カメラ内のノイズ音が前記マイク部品11a,11bの周面に伝わるのを、前記キャップ状防音部材17によりさらに確実に防ぎ、さらに効果的に、前記音声用マイク部品11aにカメラ内のノイズ音を拾わせないようにすることができる。
さらに、このマイク付きデジタルカメラは、前記音声用マイク部品11aの音孔形成面と前記キャップ状防音部材17の頂面部17aとの間に防塵ネット19を設けているため、カメラケース1のマイク孔5から入り込んだ塵による音声用マイク部品11aの性能低下や故障を防ぐことができる。
しかも、この実施例では、前記防塵ネット19を、前記音声用とノイズ用の2つのマイク部品11a,11bの音孔形成面と前記キャップ状防音部材17の頂面部17aとの間に挟持させているため、この防塵ネット19を簡単な作業で組込むことができ、また、前記防塵ネット19の面積を前記キャップ状防音部材17の周面部17bで囲まれた領域と略同じにしているため、衝撃等による防塵ネット19のずれ動きを防ぐことができる。
また、このマイク付きデジタルカメラは、前記回路基板10の一方の面に、前記音声用マイク部品11aと隣り合わせて、前記音声用マイク部品11aと同構造のノイズ用マイク部品11bを、その音孔形成面とは反対面をボンディングして搭載し、前記音声用とノイズ用の2つのマイク部品11a,11bに、その2つのマイク部品11a,11bの音孔形成面に当接する頂面部17aと前記2つのマイク部品11a,11bの周囲を囲む周面部17bとを有し、前記頂面部17aに、前記2つのマイク部品11a,11bのうちの音声用マイク部品11aの音孔13に対応する貫通孔18が設けられたキャップ状防音部材17を被せているため、前記キャップ状防音部材17で遮られずに前記音声用マイク部品11aに拾われたカメラ内ノイズ(例えば回路基板10を介して伝わったノイズ)と同じノイズを前記ノイズ用マイク部品11bに拾わせ、前記回路基板10に形成されたマイク回路での前記音声用マイク部品11aの出力信号から前記ノイズ用マイク部品11bの出力信号をキャンセルする信号処理により、カメラ内ノイズを含まない良好な音声信号を得ることができる。
なお、上記実施例では、前記音声用マイク部品11aの音孔形成面と前記キャップ状防音部材17の頂面部17aとの間に、前記キャップ状防音部材17の周面部17bで囲まれた領域と略同じ面積を有する防塵ネット19を設けているが、この防塵ネット19は、少なくとも前記キャップ状防音部材17の貫通孔18の全域に対応する面積を有していればよい。
その場合は、前記防塵ネット19を、前記キャップ状防音部材17の頂面部17aと前記音声用マイク部品11aの音孔形成面のいずれかに両面粘着テープで貼付けるか、あるいは前記キャップ状防音部材17の頂面部17aと前記音声用マイク部品11aの音孔形成面のいずれかに凹入部を形成してその凹入部に防塵ネット19を嵌込むのが望ましく、このようにすることにより、防塵ネット19の組込みを簡単にするとともに、衝撃等による防塵ネット19のずれ動きを防ぐことができる。
また、上記実施例では、前記キャップ状防音部材17の頂面部17aの一端側に貫通孔18を設けているが、前記頂面部17aの両端側の互いに対称な位置にそれぞれ貫通孔を設け、前記キャップ状防音部材17をその一端側と他端側とを逆にしてマイク部品11a,11bに被せたときは前記他端側の貫通孔が音声用マイク部品11aの音孔13に対応するようにしてもよい。
なお、その場合は、前記キャップ状防音部材17の2つの貫通孔の一方がノイズ用マイク部品11bの音孔13に対応するが、その貫通孔はカメラケース1のマイク孔形成面により塞がれるため、前記ノイズ用マイク部品11bが外部音を拾うことはない。
また、上記実施例では、前記回路基板10に、音声用マイク部品11aと隣り合わせてノイズ用マイク部品11bを搭載しているが、このノイズ用マイク部品11bは省略してもよく、その場合は、音声用マイク部品11aに、その音孔形成面に当接する頂面部と前記音声用マイク部品11aの周囲を囲む周面部とを有し、前記頂面部に前記音声用マイク部品11aの音孔13に対応する貫通孔が設けられたキャップ状防音部材を被せればよい。
さらに、上記実施例では、前記防音部材17をキャップ状部材としているが、防音部材は、音声用マイク部品11a(回路基板10に音声用とノイズ用のマイク部品11a,11bを搭載する場合は、その2つのマイク部品)の少なくとも音孔形成面に当接する形状を有するものであれば、例えば音声用マイク部品11aの音孔形成面だけに当接する板状部材に前記音声用マイク部品11aの音孔13に対応する貫通孔を設けたものでもよく、その場合も、前記回路基板10を前記音声用マイク部品11aの音孔形成面とカメラケース1のマイク孔形成面との間に前記防音部材を圧縮状態で挟持させて前記カメラケース1内に固定することにより、音声用マイク部品11aの音孔13を前記防音部材により前記カメラケース1内の空間から遮蔽し、前記音声用マイク部品11aにカメラ内のノイズ音を拾わせないようにし、しかもデジタルカメラの組立て容易にすることができる。
また、この発明は、マイク付きデジタルカメラに限らず、例えば携帯電話機等のマイク付き電子機器にも適用することができる。
1…カメラケース、5…マイク孔、10…回路基板、11a…音声用マイク部品、11b…カメラ内ノイズ用マイク部品、12…パッケージ、13…音孔、15…マイクロフォン素子、16…マイク回路接続端子、17…キャップ状防音部材、17a…頂面部、17b…周面部、18…貫通孔、19…防塵ネット。
Claims (5)
- マイク孔を有する機器ケース内に、一方の面の所定箇所に、外部音を取込むための音孔を有し内部にマイクロフォン素子を収容した音声用マイク部品を、その音孔形成面とは反対面をボンディングして搭載した回路基板が、前記マイク部品の音孔を前記機器ケースのマイク孔に対向させて配置されるとともに、前記マイク部品に対応させて、前記マイク部品の少なくとも音孔形成面に当接する形状を有し、前記マイク部品の音孔に対応する貫通孔が設けられた気密性弾性材からなる防音部材が設けられ、前記回路基板が、前記マイク部品の音孔形成面と前記機器ケースのマイク孔形成面との間に前記防音部材を圧縮状態で挟持させて前記機器ケース内に固定されていることを特徴とするマイク付き電子機器。
- 防音部材は、マイク部品の音孔形成面に当接する頂面部と前記マイク部品の周囲を囲む周面部とを有し、前記頂面部に前記マイク部品の音孔に対応する貫通孔が設けられたキャップ状部材からなっており、前記マイク部品に被せて設けられていることを特徴とする請求項1に記載のマイク付き電子機器。
- キャップ状防音部材の周面部は、その端面が回路基板面に密着する高さを有していることを特徴とする請求項2に記載のマイク付き電子機器。
- マイク部品の音孔形成面とキャップ状防音部材の頂面部との間に、少なくとも前記防音部材の貫通孔の全域に対応する防塵ネットが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のマイク付き電子機器。
- 回路基板の一方の面に、音声用マイク部品と隣り合わせて、前記音声用マイク部品と同構造の機器内ノイズ用マイク部品が、その音孔形成面とは反対面をボンディングして搭載されており、前記音声用とノイズ用の2つのマイク部品に、その2つのマイク部品の音孔形成面に当接する頂面部と前記2つのマイク部品の周囲を囲む周面部とを有し、前記頂面部に、前記2つのマイク部品のうちの少なくとも音声用マイク部品の音孔に対応する貫通孔が設けられたキャップ状防音部材が被されていることを特徴とする請求項4または5に記載のマイク付き電子機器。
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