[go: up one dir, main page]

JP2006347408A - 自動車の制御装置,自動車の制御方法、および自動車 - Google Patents

自動車の制御装置,自動車の制御方法、および自動車 Download PDF

Info

Publication number
JP2006347408A
JP2006347408A JP2005177122A JP2005177122A JP2006347408A JP 2006347408 A JP2006347408 A JP 2006347408A JP 2005177122 A JP2005177122 A JP 2005177122A JP 2005177122 A JP2005177122 A JP 2005177122A JP 2006347408 A JP2006347408 A JP 2006347408A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
automobile
vehicle
friction clutch
automatic transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005177122A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Nagase
満 永瀬
Junichi Noda
淳一 野田
Hiroshi Kuroiwa
弘 黒岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2005177122A priority Critical patent/JP2006347408A/ja
Publication of JP2006347408A publication Critical patent/JP2006347408A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】
内燃機関の出力を摩擦クラッチを介して自動変速機に伝達するものにおいて、発進時の運転性を向上する。
【解決手段】
内燃機関1と自動変速機200との間で駆動力を伝達,遮断する摩擦クラッチを設け、内燃機関1によって駆動される第1駆動軸202と、当該第1駆動軸202とは駆動系が独立した、モータ303により駆動される第2駆動軸306とを有する自動車、およびこれら摩擦クラッチ,自動変速機200,モータ303を協調制御するパワートレイン制御ユニット100を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車,変速機及びモータを組み合わせて制御する制御装置および制御方法に関する。
手動変速機(以下MT (Manual Transmission) と称す)の自動車は、トルクコンバータを用いた自動変速機(以下、AT (Automatic Transmission) と称する)と比べると、伝達効率が高いために燃費が優れて、さらに機構も簡単であることから軽量,安価というメリットがある。
しかし、MTは発進やシフトチェンジの時に運転者がクラッチとアクセルの操作を同時に行う必要があるため、これら一連の操作がうまくいかないと、発進やシフトチェンジクラッチ締結時に大きなショックが発生したり、エンジン回転数の急上昇や急低下などが発生するなど、スムーズな走行が難しい。また、エンジン回転数が低い状態でクラッチを急に締結したりすると、エンジンが停止してしまうなどのデメリットがある。
そこで近年、MTの構造を用いつつ自動変速を行う新しい自動変速機(以下AMT
(Automated Manual Transmisson)と称す)が実用化された。このAMTは手動変速機のクラッチ操作とギアチェンジ操作を自動化するので、MTのデメリットを解消できる変速機である(例えば特許文献1参照)。現在AMTには、シングルクラッチ方式,トルクアシスト方式,ツインクラッチ方式等のタイプがある。
特開昭61−45163号公報
AMTとATは自動変速機であるが、変速機能以外での最大の相違はAMTにはAT特有のトルクコンバータの作用によるクリープ現象が無いことである。クリープ現象は、アイドリング回転数が高いとクリープ力も大きいので(トルクコンバータの特性上トルク比が大きい)エンジン冷機時の発進時には慎重なアクセル操作が必要である。またATの発進時はトルク比が大きいので、低μ路では特にスリップしやすい。その反面、トルク比が大きいので発進が容易で極低速走行もスムーズという大きなメリットがある。
ところがAMTにはクリープ現象が無いので、発進は半クラッチ状態を作るしかない。半クラッチ状態は、クラッチ磨耗状態やエンジンの負荷変動や部品ばらつきや磨耗など複合的な要因を受けるので、常に安定した半クラッチ状態を維持するのは非常に困難である。また回転数変動や極低車速での速度変動など運転性を悪化させる要因にもなる。
よってAMTにも半クラッチを用いず、かつ発進が容易になるクリープ現象と同等の機能を付加する事が求められている。
上記に鑑み本発明は、内燃機関の出力を摩擦クラッチを介して自動変速機に伝達するものにおいて、発進時の運転性を向上することを目的とする。
本発明は、内燃機関と自動変速機との間で駆動力を伝達,遮断する摩擦クラッチを設け、当該内燃機関によって駆動される第1駆動軸と、当該第1駆動軸とは駆動系が独立した、モータにより駆動される第2駆動軸とを有する自動車、およびこれらを協調制御させる制御装置,制御方法である。
本発明によれば、内燃機関の出力を摩擦クラッチを介して自動変速機に伝達するものにおいて、発進時の運転性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図11で詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態をなすe−4WDとトルクアシスト式AMTの組み合わせた車両の全体構成図を示す。
主な構成はエンジン1,AMT200,前記エンジン1により駆動される第1駆動軸
210,後輪駆動ユニット300,クラッチと減速機301,高電圧発電機302,モータ303、前記モータ303により駆動され、第1駆動軸202とは駆動系が独立した第2駆動軸306,パワートレインコントロールユニット100,パワーケーブル304から構成される。ここではパワートレインコントロールユニット100が、クラッチ301,モータ303,高電圧発電機302,エンジン1,AMT200を統合制御する例を示すが、統合制御機能が、既存の各コントロールユニットに分担したものでも本発明が適用可能である。
AMT200は図2で詳細説明するが、エンジン出力を適切な駆動力にして駆動輪(前輪)へ伝達するために、最適なギア位置を設定する。
エンジンで駆動される高電圧発電機302により電力を作り出し、パワーケーブル304を介してモータ303へ印加する。これにより後輪駆動ユニット300のモータ303が作動し、発生した動力は、後輪の車軸に接続されたクラッチ301を接続し、減速機301で減速した後、車輪へ伝達する。
図2は、図1のトルクアシスト式AMTの全体構成図を示す。
駆動力源であるエンジン1,エンジン1の回転数を計測するエンジン回転数センサ(図示しない),吸入空気量(エンジントルク)を調節する電子制御スロットル(図示しない),吸入空気量に見合う燃料量を噴射するための燃料噴射装置(図示しない)が設けられており、エンジン制御ユニット101により、吸入空気量,燃料量,点火時期等を操作することで、エンジン1のトルクを高精度に制御することができるようになっている。燃料噴射装置には、燃料が吸気ポートに噴射される吸気ポート噴射方式あるいはシリンダ内に直接噴射される筒内噴射方式等、方式に限定されるものではないが、エンジンに要求される運転域(エンジントルク,エンジン回転数で決定される領域)を比較して燃費が低減でき、かつ排気性能が良い方式のエンジンを用いるのが有利である。駆動力源としては、ガソリンエンジンのみならず、ディーゼルエンジン,天然ガスエンジンや、電動機などでも良い。
前記エンジン1には、入力軸クラッチ入力ディスク2が連結されており、入力軸クラッチ入力ディスク2と入力軸クラッチ出力ディスク3を係合,開放することで、前記エンジン1のトルクを変速機入力軸10に伝達,遮断することが可能である。入力軸クラッチには、一般に乾式単板方式が用いられるが、湿式多板クラッチや電磁クラッチなどすべての摩擦伝達手段を用いることも可能である。前記入力軸10には、第1ドライブギア4,第2ドライブギア5,第3ドライブギア6,第4ドライブギア7,第5ドライブギア8,後進ドライブギア(図示しない)、および第7ドライブギア201が設けられている。前記入力軸クラッチ入力ディスク2と前記入力軸クラッチ出力ディスク3間の押付け力(入力軸クラッチトルク)の制御には、油圧によって駆動するアクチュエータ22が用いられており、この押付け力(入力軸クラッチトルク)を調節することで、前記エンジン1の出力を入力軸10へ伝達,遮断を行うことができるようになっている。
また、前記第1ドライブギア4,前記第2ドライブギア5,前記第3ドライブギア6,前記第4ドライブギア7,前記第5ドライブギア8,前記後進ドライブギアは、前記変速機入力軸10に固定されており、前記第7ドライブギア201は、前記変速機入力軸10に回転自在に設けられている。また、入力軸回転数検出手段として、前記変速機入力軸
10の回転数を検出するためのセンサ29が設けられている。
ここで図1と図2から第1駆動軸210は、変速機出力軸18そのものとなっていてもよいが、この間にさらに動力伝達部材又は動力変換部材が挿間されることも可能である。
一方、変速機出力軸18には、第1ドリブンギア12,第2ドリブンギア13,第3ドリブンギア14,第4ドリブンギア15,第5ドリブンギア16,後進ドリブンギア(図示しない)が回転自在に設けられており、第7ドリブンギア202が前記変速機出力軸
18に固定されている。ここで、入力軸10,出力軸18と各ドライブギア及び各ドリブンギアの固定または回転自在の関係は逆でも良い(以下同じ)。前記第1ドリブンギア
12は、前記第1ドライブギア4と噛合しており、前記第2ドリブンギア13は、前記第2ドライブギア5と噛合しており、前記第3ドリブンギア14は、前記第3ドライブギア6と噛合しており、前記第4ドリブンギア15は、前記第4ドライブギア7と噛合しており、前記第5ドリブンギア16は、前記第5ドライブギア8と噛合しており、前記後進ドリブンギア(図示しない)は、逆転ギア(図示しない)を介して前記後進ドライブギアと噛合しており、前記第7ドリブンギア202は、前記第7ドライブギア201と噛合している。
そして、第1ドリブンギア12と第2ドリブンギア13の間には、第1ドリブンギア
12を変速機出力軸18に係合させたり、第2ドリブンギア13を変速機出力軸18に係合させる、噛合い伝達手段である第1噛合いクラッチ19が設けられている。したがって、第1ドライブギア4、または第2ドライブギア5から第1ドリブンギア12または第2ドリブンギア13に伝達された回転トルクは、第1噛合いクラッチ19に伝達され、第1噛合いクラッチ19を介して変速機出力軸18に伝達されることになる。
また、第3ドリブンギア14と第4ドリブンギア15の間には、第3ドリブンギア14を変速機出力軸18に係合させたり、第4ドリブンギア15を変速機出力軸18に係合させる、噛合い伝達手段である第2噛合いクラッチ20が設けられている。したがって、第3ドライブギア6、または第4ドライブギア7から第3ドリブンギア14または第4ドリブンギア15に伝達された回転トルクは、第2噛合いクラッチ20に伝達され、第2噛合いクラッチ20を介して変速機出力軸18に伝達されることになる。
また、第5ドリブンギア16と後進ドリブンギア(図示しない)の間には、第5ドリブンギア16を変速機出力軸18に係合させたり、後進ドリブンギアを、変速機出力軸18に係合させる、噛合い伝達手段である第3噛合いクラッチ21が設けられている。したがって、第5ドライブギア8、または後進ドライブギアから第5ドリブンギア16または後進ドリブンギアに伝達された回転トルクは、第3噛合いクラッチ21に伝達され、第3噛合いクラッチ21を介して変速機出力軸18に伝達されることになる。前記噛合いクラッチには、摩擦力によって回転数をスムーズに合わせるシンクロナイザ機構を付加することが望ましい。
このように、変速機入力軸10の回転トルクを第1噛合いクラッチ19、または第2噛合いクラッチ20、または第3噛合いクラッチ21に伝達するためには、第1噛合いクラッチ19、または第2噛合いクラッチ20、または第3噛合いクラッチ21のうちいずれか一つを変速機出力軸18の軸方向に移動させ、第1ドリブンギア12,第2ドリブンギア13,第3ドリブンギア14,第4ドリブンギア15,第5ドリブンギア16または、後進ドリブンギアのいずれか一つと締結する必要がある。第1噛合いクラッチ19、または第2噛合いクラッチ20、または第3噛合いクラッチ21のいずれか一つを移動するには、シフト第1アクチュエータ23,シフト第2アクチュエータ24,セレクト第1アクチュエータ25,セレクト第2アクチュエータ26によって、シフト/セレクト機構27を動作させることによって行う。このようにして、変速機入力軸10の回転トルクを、第1噛合いクラッチ19、または第2噛合いクラッチ20、または第3噛合いクラッチ21のいずれか一つを介して駆動輪出力軸18へと伝達することができる。
また、出力軸回転数検出手段として、前記変速機出力軸18の回転数を検出するためのセンサ30が設けられている。
前記シフト第1アクチュエータ23,シフト第2アクチュエータ24、およびセレクト第1アクチュエータ25,セレクト第2アクチュエータ26は、電磁弁を用いて構成するか、または電動機等によって構成しても良い。
また、シフト/セレクト機構27は、シフターレール,シフターフォークなどによって構成するか、またはドラム式としても良い。また、シフト/セレクト機構27には、走行時のギア抜け防止のためにギア位置を保持する位置保持機構(図示しない)が設けられていても良い。
前記シフト第1アクチュエータ23,シフト第2アクチュエータ24,セレクト第1アクチュエータ25,セレクト第2アクチュエータ26の動作と、前記第1噛合いクラッチ19,第2噛合いクラッチ20,第3噛合いクラッチ21の動作関係は図3にて後述する。
また、伝達トルク可変手段の一方式であるアシストクラッチ203,204が備えられており、第7ドライブギア201と、アシストクラッチ入力ディスク203が連結され、変速機入力軸10とアシストクラッチ出力ディスク204が連結され、アシストクラッチ入力ディスク203とアシストクラッチ出力ディスク204を係合することで、前記第7ドリブンギア202のトルクを変速機出力軸18に伝達することが可能である。
前記アシストクラッチ入力ディスク203と前記アシストクラッチ出力ディスク204間の押付け力(アシストクラッチトルク)の制御には、油圧によって駆動するアクチュエータ205が用いられており、この押付け力(アシストクラッチトルク)を調節することで、前記エンジン1の出力を伝達,遮断することができるようになっている。
前記伝達トルク可変手段は、摩擦伝達手段を用いて構成するか、または電動発電機などによって構成してもよい。ここで、摩擦伝達手段は、摩擦面の押し付け力によって摩擦力を発生させてトルクを伝達する手段であり、代表的なものとして、摩擦クラッチがある。摩擦クラッチには、乾式単板クラッチ,乾式多板クラッチ,湿式多板クラッチ,電磁クラッチ等がある。本実施形態では、アシストクラッチ203,204には、摩擦伝達手段である湿式多板クラッチを用いているが、他の全ての伝達トルク可変手段を用いることが可能である。
このようにドライブギアとドリブンギアを介して変速機出力軸18に伝達された変速機入力軸10の回転トルクは、変速機出力軸18に連結されたディファレンシャルギア(図示しない)を介して車軸(図示しない)に伝えられる。
前記入力軸クラッチ入力ディスク2と前記入力軸クラッチ出力ディスク3間の押付け力(入力軸クラッチトルク)を発生させる入力軸クラッチアクチュエータ22,前記アシストクラッチ入力ディスク203と前記アシストクラッチ出力ディスク204間の押付け力(アシストクラッチトルク)を発生させるアシストクラッチアクチュエータ205は、油圧制御ユニット102によって、各アクチュエータに設けられた電磁弁(図示せず)の電流を制御することで各アクチュエータに設けられた油圧シリンダ(図示せず)のストローク量を調節して各アクチュエータの油圧を制御し、各クラッチの伝達トルクの制御を行っている。
また、油圧制御ユニット102によって、セレクト第1アクチュエータ25,セレクト第2アクチュエータ26に設けられた電磁弁(図示せず)の電流を制御することで各アクチュエータに設けられた油圧シリンダ(図示せず)のストローク量を調節して各アクチュエータの油圧を制御し、第1噛合いクラッチ19,第2噛合いクラッチ20,第3噛合いクラッチ21のいずれかを移動するか選択している。
また、油圧制御ユニット102によって、シフト第1アクチュエータ23,シフト第2アクチュエータ24,各アクチュエータに設けられた電磁弁(図示せず)の電流を制御することで各アクチュエータに設けられた油圧シリンダ(図示せず)のストローク量を調節して各アクチュエータの油圧を制御することによって、第1噛合いクラッチ19,第2噛合いクラッチ20,第3噛合いクラッチ21を動作させる荷重を制御できるようになっている。
本実施形態においては、シフト/セレクト機構27を駆動するアクチュエータであるシフト第1アクチュエータ23,シフト第2アクチュエータ24、およびセレクト第1アクチュエータ25,セレクト第2アクチュエータ26には、油圧アクチュエータを用いているが、電動機等による電気アクチュエータによって構成しても良い。また、シフト第1アクチュエータ23,シフト第2アクチュエータ24のかわりに一つのアクチュエータ,セレクト第1アクチュエータ25,セレクト第2アクチュエータ26のかわりに一つのアクチュエータとして構成しても良い。また、第1噛合いクラッチ19,第2噛合いクラッチ20,第3噛合いクラッチ21を動作させる機構としては、シフターレール,シフターフォークなどによって構成するか、またはドラム式など、噛合いクラッチ19,20,21を移動させるための他の手段を用いても構成可能である。
また本実施形態においては、入力軸クラッチアクチュエータ22,アシストクラッチアクチュエータ205には、油圧アクチュエータを用いているが、電動機等による電気アクチュエータによって構成しても良い。
また、エンジン1は、エンジン制御ユニット101により、吸入空気量,燃料量,点火時期等を操作することで、エンジン1のトルクを高精度に制御するようになっている。
そして、前記油圧制御ユニット102とエンジン制御ユニット101は、パワートレイン制御ユニット100によってコントロールされている。前記パワートレーン制御ユニット101,エンジン制御ユニット101,油圧制御ユニット102は、通信手段103によって相互に情報を送受信する。
本実施形態においては、油圧アクチュエータを用いているため、油圧アクチュエータを制御する油圧制御ユニット102を用いているが、電動機等による電気アクチュエータの場合は、油圧制御ユニット102のかわりに電動機制御ユニットとなる。
図3は、図1の車両の駆動力特性を示す。
この図は、一般的な全性能線図の駆動トルクと車速だけを抽出したものである。なおここでは5段変速のAMTの例を示す。それぞれ1速から5速までの駆動力と車速を実線で記載している。さらに2速走行時に後輪のモータの駆動力を上乗せ(モータアシスト)した場合を破線で示す。モータのスペックに依存するが、この例では2速走行時にモータアシストした方が、1速走行時でモータアシストが無い場合よりも駆動力が高い例である。このように、モータは駆動力を加算するように働くので、2速走行時にモータアシスト量を0(ゼロ)にすれば、通常の2速走行時の駆動力となる。
図4は、図1の車両における発進時のギア位置と発進後のモータアシストの有無を示す。表中の○はモータアシストあり、△は条件付でモータアシストあり、×はモータアシスト無しを意味する。図4におけるAMTとは自動変速モード(AMTモード)を示し、
MTとは運転者が変速段を直接指定する手動変速モード(MTモード)を示す。
発進自体はモータ駆動で行うものの、発進後にモータを停止した場合、その後の加速力はギア位置で決まる。図3の通りモータでのアシストがあれば2速でも1速相当の駆動力を確保できるので、AMTモードにおいては、通常は2速ギアでの車両発進で十分である。また2速発進であれば1速から2速への変速動作がないので、変速回数が低減できドライバビリティも良好となる。ただし、砂地やぬかるみでの走行など1速よりも高い駆動力を必要とする場合は、1速発進およびモータによるアシストを可能とする。その切り替えは、例えば運転席付近に設置されたスイッチによる方法が容易である。また雪道などスリップしやすい路面状況であれば、例えばスノーモード選択スイッチにより2速または3速発進に制限することも可能である。また別の実施形態としては、図3に示したモータ駆動トルクに制限を設けて駆動トルクを調整してもよい。
なお、4速や5速の発進では、発進後にエンジン停止する懸念が高いので、発進しないように設定する。
一方、MTモードの場合には、発進時のギア選択は運転者が決定するため、1速から3速まではモータアシストを可能とするが、4速や5速では、上記と同様に発進後のエンストが懸念されるので、発進しないように設定する。
なお、本例は前進5段変速の場合であるが、これに限定されるものではい。
図5は、図1の車両においてモータアシストを行う場合のモータ駆動トルク決定手法を示す。
モータアシストによる駆動トルクは、運転者のアクセル開度に応じて可変とする。本例ではアクセル開度とモータ駆動トルクの特性は、比例関係の設定であるが、リニアではない。具体的にはアクセル低開度域と高開度域はモータ駆動トルクが急変しないように、逆に中開度域はモータ駆動トルクが大きく変化するようにしている。これはAT車のクリープ現象と同じ状況を作り出すためであり、極低速走行時にアクセル全閉でも駆動トルクが零とならないようにオフセットを設定している。これによりブレーキを開放したら、摩擦クラッチが遮断されてエンジン動力がトランスミッションに伝達されなくても、モータ駆動トルクにより後輪が回転するので低速走行が可能となる。エンジン回転数が高い冷機時など、エンジン運転状態に応じてオフセット量や特性を変える事も可能である。
図6は、図5のモータ駆動トルクのオフセット量を変更する場合を示す。
図5で示したのはエンジン暖機完了後の特性であるが、本図はオフセット量をエンジン水温に応じて可変にした例である。高水温に比べ低水温はオフセットを小さくしている。よってアクセル全閉であっても後輪の駆動力は水温に応じて可変となる。これは、エンジン回転数が高い冷機時では、アイドル回転数が高くエンジン出力も大きいので、エンジン出力だけで微速走行が可能となり、発進後にギアが接続されたときのモータ駆動トルクが冷機時の零となる。中水温以上になると、オフセットが零より大きくなるので、後輪の駆動力は零より大きくなり微速走行が可能となる。なお、本例ではエンジン水温を例にしているが、これに限定されるものではない。例えば、外気温度,吸気温度,エンジン目標回転数,エンジン回転数,エンジン油温,ミッション油温,車輪回転数,駆動トルク値,車速,道路勾配などの検出値や推定値などをパラメータに設定しても同等の効果を得ることができる。
また、オフセットを設けず、モータ駆動トルクの下限値を可変するようにしても同等の効果を得ることが可能である。
また、微速走行時の車速を所定車速へフィードバック制御させてモータ駆動トルクを調整しても、同等の効果を得ることが可能である。
図7は、図1の車両における摩擦クラッチを接続するタイミングの設定方法を示す。
この図は、動力性能線図の車速とギア位置(1速,2速,3速)の関係を示している。2速発進時の場合、摩擦クラッチを接続する車速をAkm/hとすれば、2速時のエンジン回転数となるBr/min が算出される。したがって、モータによる走行での車速上昇に比例するようにエンジン回転数も上昇させ、Akm/hの時点でエンジン回転数がBr/min となるように制御する。このタイミングで摩擦クラッチを接続すれば、エンジン回転数
(摩擦クラッチ入力軸)とトランスミッション入力軸(摩擦クラッチの出力軸)の回転数は一致しているので、スムーズなギア接続が可能となる。エンジン回転数上昇は、電子制御スロットルなどエンジン空気量調整装置にて実現する。
逆にエンジン回転数を起点にしても同様である。例えば破線で示したアイドル回転数に相当する車速を算出し、その車速になったタイミングで、摩擦クラッチを接続すれば良い。エンジン回転数が高い冷機時や暖機状態に応じて変化するアイドル回転数に応じてクラッチを接続する車速(タイミング)を変化させることで、エンジン暖機状態に関わらず安定したクラッチ接続が可能となり、スムーズなギア接続が可能となる。さらに、3速発進する場合には、アイドル回転数の時にクラッチを接続するにしても車速が高いので、発進後からの経過時間で強制的にクラッチを接続することも可能である。
このように、発進時のギア位置とエンジン状態に応じてクラッチを接続するタイミングを車速やエンジン回転数で変更する。
図8は、図1の車両の停車から2速発進時の動作タイミングチャートを示す。
ブレーキが踏まれている(ブレーキSW ON)時刻t1までは、車両の停車状態である。このときギア位置は2速に接続されているが、内燃機関の動力は、摩擦クラッチにより遮断されているので前輪へ駆動力が伝達されることはない。一方、後輪のモータへの通電は開始され、モータ走行により車速は増速する。アクセルが踏まれた時刻t2でモータ出力を上昇させ、さらに車速は増速するが、エンジンはアイドリングのままである。その後、時刻t3でトランスミッション入力軸の回転数Dは、図7で算出したアイドリング中のエンジン回転数と略一致し、ここで摩擦クラッチを係合する。
図9は、図1の車両の停車からクリープ走行に移行する状態を示した動作タイミングチャートを示す。
ブレーキが踏まれている(ブレーキSW ON)時刻t1まで車両は停車状態である。このときギア位置は2速に接続されているが、内燃機関の動力は、摩擦クラッチにより動力伝達がされないので前輪には駆動力がかからないが、後輪のモータへの通電は開始されるので、車速は上昇する。モータ走行により車速は増速するが、アクセルが踏まれていないので、モータ出力が所定の値に保持される。これにより、車速は一定のまま維持され、クリープ状態と同様の走行状態となる。このとき、トランスミッション入力軸回転数はクラッチを接続する回転数Bに達していないので、クラッチは開放、つまりニュートラル状態である。
図10に、図1のパワートレイン制御ユニット100の制御フローチャートを示す。
この処理は10msタスクで演算される。ステップ600にて、停車状態かを判定する。車速が0km/hでブレーキがON(ブレーキを踏んでいる状態)であれば、停車と判定し、クラッチを開放し、ステップ601に移る。停車状態でなければ、処理を終了する。ステップ601では発進のギア位置を決定する。例えば切替えSWによりスノーモードが選択されていたり、渋滞のような場合にはギアを2速や3速に決定する。パワーモードであれば1速を選定できる。ステップ602では、ブレーキ状態変化を判定する。停車状態からブレーキのONからOFF(ブレーキ開放)への変化を検出したら、発進ステップ
612にてモータ通電処理を行い、後輪駆動用モータへの通電を開始または通電量の増大を行う。しかしブレーキ状態がON継続、またはOFF継続、またはブレーキがOFFからONに変化した場合はステップ603に移る。ブレーキがOFF以外であれば、ステップ613にて車両を減速するようにモータへの通電を停止または通電量を減少する。ブレーキがOFFであれば、車両が発進したと判定する。ステップ604でアクセル開度を検出する。ステップ605では、図5で説明したアクセル開度に応じたモータ駆動トルク目標値を演算する。その後クラッチを接続するタイミングを決定するため、ステップ606では図7で説明したようにクラッチ接続目標車速またはクラッチ接続目標エンジン回転数を決定する。ステップ607では、実際の車速または実際のエンジン回転数を検出する。ステップ608では、目標エンジン回転数に一致するように、電子制御スロットルやアイドルスピードコントロールバルブなどを制御して、エンジン回転数の調整を行う。ステップ609では、ステップ605で決定した後輪用モータ駆動トルクと一致するようにモータへの通電量をフィードバック制御する。そしてステップ610では、実際の車速または実際のエンジン回転数がステップ606で決定したクラッチ接続目標車速またはクラッチ接続目標回転数に一致しているかを判定する。不一致であればこのルーチンを終了し、一致していればステップ611でクラッチを接続する。
以上で後輪用モータを駆動してAMTでの発進する処理が終了するが、図10は一例である。本例では、ステップ602の処理でブレーキONからOFFをトリガにしてモータへの通電を開始するが、ブレーキに同期させなくても良い。またステップ612の処理で、モータへの通電量を増大させるが、最初から増大させておけばブレーキのONからOFFに同期する必要はない。
図11に、図1の車両の発進時におけるモータとエンジンの駆動力切り替えを示す。上の図は、運転者のアクセル開度から算出した要求駆動トルクの関係を示している。これは、制御データにて様々な要求に設定できるようにしている。発進時に運転者がアクセル開度を全閉からAPまで踏んだとき、パワートレイン制御ユニット100は要求駆動トルクをT0と算出する。そして、発進時にモータの駆動力がT1=T0となるようにパワートレイン制御ユニット100が制御する。その後、モータで発進後、摩擦クラッチ2,3を接続してエンジンの動力が前輪に伝達され、エンジンの駆動トルクが零から次第に高くなり、T2=T0にむけて上昇するに従い、モータの駆動トルクはT1から零となるように減衰させる。この時、常にT1=T0−T2の関係を保ちつつ、T2=T0となるまで、エンジン駆動トルクT2に同期してモータ駆動トルクT1を制御する。
このようにして、モータ駆動からエンジン駆動へスムーズに切り替えていくことで、トルク段差の無いスムーズな切り替えを行う。
このように本実施形態では、近年実用化された電動式の4輪駆動技術(以下e−4WDと称す)をAMTに適用する。前輪駆動車のe−4WDでは、発進時や極低速走行時にモータで後輪を駆動するので、この機能を適用すればAMTでもクリープ現象と同等の機能を実現する事が可能となる。
これにより、ATの弱点でもあるクリープ力の変動(エンジン冷機時から暖機までのアイドリング回転数の高低によってクリープ力も変化)が無くなり、かつモータにより駆動力を制御できるので、エンジン状態とは関係なく常に安定した走行性を確保できると同時に、AT以上の機能を有する事になる。
具体的には、内燃機関の出力で車両の主駆動輪(前輪)を駆動し、かつ主駆動輪とは異なる副駆動輪(後輪)を発電機または蓄電池により発生した電力にてモータの出力で駆動する車両であって、トルクコンバータを用いず複数の歯車列を備えた歯車式変速機と、内燃機関の動力を前記歯車式変速機に伝達または開放する摩擦クラッチ機構と、前記摩擦クラッチ機構の開放と伝達を自動で制御する自動クラッチ制御装置と、前記歯車式変速機の変速を自動で行う自動変速制御装置から構成する。もしくはトルクコンバータを用いず複数の歯車列を備えた歯車式変速機と、内燃機関の動力を前記歯車式変速機に伝達または開放する摩擦クラッチ機構と、前記摩擦クラッチ機構の開放と伝達を自動で制御する自動クラッチ制御装置から構成する。
そして、車両が停車状態から発進する場合は、副駆動輪用モータで発進後に前記摩擦クラッチを開放状態から伝達状態にする。
さらに、前記摩擦クラッチを開放状態から伝達状態へ切り替えるタイミングは、車両が所定車速以上のとき、またはアクセル開度が所定開度以上のとき、または前記歯車式変速機のギア位置に応じた軸回転数が所定範囲内、または発進後所定時間経過後とする。
さらに、車両が停車、かつ内燃機関がアイドリング状態にあるとき、車輪のブレーキが開放されたら、副駆動輪用モータへの通電量を増大する事を特徴とすることで、クリープに相当する現象を実現する。
さらに、車両が所定速度以下で走行、かつアクセル開度が所定開度以下のとき、車両のブレーキが踏まれたら、副駆動輪用モータへの通電量を所定値以下に制限または遮断する事で、モータによる駆動トルクを制限する。
また、車両発進時の歯車式変速機のギア位置を2速ギア以上とする。これらにより、モータによりクリープ現象を作りだすのでAMTもAT同様のスムーズな発進と微低速走行が可能となる。また2速発進することで1速から2速への変速ショックを皆無にできることから、どのAMT方式を採用しても変速回数を減らす事が出来る。その結果、発進から最高速まで快適な走行を提供する事ができる。
上記の説明でもわかるように、この技術はAMTとe−4WDを組み合わせる場合の特徴であって、発進と極低速走行をモータ駆動で行うことである。
本実施形態によれば、後輪をモータで駆動する技術をAMTに適用することで、AMTでもATのクリープ現象と同等の機能を実現できる。これによって、AMTでの発進性や極低速走行を、よりスムーズにする事ができるので、AT並のスムーズさとMTと同等以上の燃費を達成できる。
また、上記はトルクアシスト方式のAMTで説明したが、これに限定されることなく、本発明は既存のMTの発進クラッチを自動化したシングルクラッチ方式AMT,自動変速機がそれぞれ変速段を持つ複数の入力軸を有し、内燃機関の出力が複数の摩擦クラッチを介して複数の入力軸に伝達され、当該複数の摩擦クラッチを架け替えることにより変速を実現するツインクラッチ方式等のタイプに限定されるものではなく、トルクコンバータを用いないトランスミッション全てにおいて適応可能である。
本発明の一実施形態をなすAMTと電動4WDを組み合わせた車両の全体構成図を示す。 図1のトルクアシスト式AMTの全体構成図を示す。 図1の車両の駆動力特性を示す。 図1の車両における発進時のギア位置と発進後のモータアシストの有無を示す。 図1の車両においてモータアシストを行う場合のモータ駆動トルクの決定手法を示す。 図5のモータ駆動トルクのオフセット量を変更する場合を示す。 図1の車両における摩擦クラッチを接続するタイミングの設定方法を示す。 図1の車両の停車から2速発進時の動作タイミングチャートを示す。 図1の車両の停車からクリープ走行に移行する状態を示した動作タイミングチャートを示す。 図1のパワートレイン制御ユニット100の制御フローチャートを示す。 図1の車両の発進時におけるモータとエンジンの駆動力切り替えを示す。
符号の説明
1…エンジン、100…パワートレイン制御ユニット、200…AMT(オートマチックマニュアルトランスミッション)、206…第2駆動軸、210…第1駆動軸、303…モータ。

Claims (16)

  1. 内燃機関の出力が摩擦クラッチおよび自動変速機を介して伝達されることにより駆動される第1駆動軸と、モータの出力により駆動される第2駆動軸を有する自動車の制御装置であって、
    自動車の発進時に、前記摩擦クラッチ,前記自動変速機、及び前記モータを協調制御する制御部を有する自動車の制御装置。
  2. 請求項1に記載の自動車の制御装置であって、
    前記制御部は、自動車の発進の際に1速とは異なるギア段を係合するように前記自動変速機を制御し、自動車の発進前に前記摩擦クラッチを解放し、自動車の発進時に前記モータを駆動し、その後前記摩擦クラッチを係合する自動車の制御装置。
  3. 請求項1に記載の自動車の制御装置であって、
    前記制御部は、前記摩擦クラッチ,前記自動変速機、及び前記モータに加え、前記内燃機関を協調制御する自動車の制御装置。
  4. 請求項3に記載の自動車の制御装置であって、
    前記制御部は、前記摩擦クラッチを係合する際に、前記モータでの走行に伴う前記自動変速機の入力軸回転数に同期するように前記内燃機関の出力軸回転数を制御する自動車の制御装置。
  5. 請求項2に記載の自動車の制御装置であって、
    前記制御部は、車両が停車中であって前記内燃機関がアイドリング状態にあるときに、車輪のブレーキが開放されたら、前記モータへの通電量を増加する自動車の制御装置。
  6. 請求項2に記載の自動車の制御装置であって、
    前記制御部は、車両が所定速度以下で走行中であってアクセル開度が所定開度以下のときには、ブレーキの作動時に前記モータへの通電量を所定値以下に制御または通電を遮断する自動車の制御装置。
  7. 請求項2に記載の自動車の制御装置であって、
    前記制御部は、前記モータでの走行に伴う前記自動変速機の入力軸の回転数が前記内燃機関のアイドル回転数に同期したときに、前記摩擦クラッチを係合する自動車の制御装置。
  8. 請求項3に記載の自動車の制御装置であって、
    前記制御部は、前記摩擦クラッチを係合した後、前記モータの駆動トルクを低下させると共に、前記内燃機関の出力トルクを上昇させる自動車の制御装置。
  9. 請求項1に記載の自動車の制御装置であって、
    前記制御部は、運転者の手動により変速する手動変速モードにおいて、自動車の発進時に1速のギア段を係合するように前記自動変速機を制御する自動車の制御装置。
  10. 請求項1に記載の自動車の制御装置であって、
    前記制御部は、車両が所定車速以上である場合、アクセル開度が所定開度以上である場合、前記自動変速機のギア位置に応じた軸回転数が所定範囲内である場合、または発進後の経過時間が所定時間に達した場合に、前記摩擦クラッチを係合する自動車の制御装置。
  11. 内燃機関の出力が摩擦クラッチおよび自動変速機を介して伝達されることにより駆動される第1駆動軸と、モータの出力により駆動される第2駆動軸を有する自動車の制御方法であって、
    自動車の発進の際に1速とは異なるギア段を係合するように前記自動変速機を制御し、自動車の発進前に前記摩擦クラッチを解放し、自動車の発進時に前記モータを駆動し、その後前記摩擦クラッチを係合する自動車の制御方法。
  12. 内燃機関と、
    自動変速機と、
    前記内燃機関と前記自動変速機との間で駆動力を伝達,遮断する摩擦クラッチと、
    前記内燃機関の出力が前記摩擦クラッチおよび前記自動変速機を介して伝達されることにより駆動される第1駆動軸と、
    モータの出力により駆動される第2駆動軸と、を有する自動車。
  13. 請求項12に記載の自動車であって、
    自動車の発進時に、前記摩擦クラッチ,前記自動変速機、及び前記モータを協調制御する制御装置を有する自動車。
  14. 請求項12に記載の自動車であって、
    前記モータは、前記内燃機関によって駆動される発電機で発電された電力によって駆動される自動車。
  15. 請求項12に記載の自動車であって、
    前記内燃機関によって駆動される発電機で発電された電力を蓄える蓄電池を有し、
    前記モータは、前記蓄電池によって駆動される自動車。
  16. 請求項12に記載の自動車であって、
    前記自動変速機は複数の入力軸を有し、前記内燃機関の出力が複数の前記摩擦クラッチを介して前記複数の入力軸に伝達される自動車。
JP2005177122A 2005-06-17 2005-06-17 自動車の制御装置,自動車の制御方法、および自動車 Pending JP2006347408A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005177122A JP2006347408A (ja) 2005-06-17 2005-06-17 自動車の制御装置,自動車の制御方法、および自動車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005177122A JP2006347408A (ja) 2005-06-17 2005-06-17 自動車の制御装置,自動車の制御方法、および自動車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006347408A true JP2006347408A (ja) 2006-12-28

Family

ID=37643686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005177122A Pending JP2006347408A (ja) 2005-06-17 2005-06-17 自動車の制御装置,自動車の制御方法、および自動車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006347408A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013209044A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Daimler Ag ハイブリッド電気自動車の制御装置
JP2015123849A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 本田技研工業株式会社 車両
KR101739160B1 (ko) 2009-12-14 2017-05-23 섀플러 테크놀로지스 아게 운트 코. 카게 자동 마찰 클러치의 개회로 제어 방법
CN107054035A (zh) * 2017-06-14 2017-08-18 上海瑞昱荣科新能源汽车有限公司 纯电动汽车用的变速器动力总成装置
CN114688243A (zh) * 2022-03-25 2022-07-01 贵州凯峰科技有限责任公司 一种具有快速换挡方式的双mcu自动变速器控制系统
CN114683843A (zh) * 2022-03-30 2022-07-01 中联重科股份有限公司 用于控制液压辅助驱动系统的方法、处理器及起重机

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101739160B1 (ko) 2009-12-14 2017-05-23 섀플러 테크놀로지스 아게 운트 코. 카게 자동 마찰 클러치의 개회로 제어 방법
JP2013209044A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Daimler Ag ハイブリッド電気自動車の制御装置
JP2015123849A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 本田技研工業株式会社 車両
CN107054035A (zh) * 2017-06-14 2017-08-18 上海瑞昱荣科新能源汽车有限公司 纯电动汽车用的变速器动力总成装置
CN107054035B (zh) * 2017-06-14 2023-07-21 上海瑞昱汽车有限公司 纯电动汽车用的变速器动力总成装置
CN114688243A (zh) * 2022-03-25 2022-07-01 贵州凯峰科技有限责任公司 一种具有快速换挡方式的双mcu自动变速器控制系统
CN114688243B (zh) * 2022-03-25 2023-07-07 贵州凯峰科技有限责任公司 一种具有快速换挡方式的双mcu自动变速器控制系统
CN114683843A (zh) * 2022-03-30 2022-07-01 中联重科股份有限公司 用于控制液压辅助驱动系统的方法、处理器及起重机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3706290B2 (ja) ハイブリッド自動車の制御装置
JP4550612B2 (ja) 車両用歯車式変速機の制御装置,制御方法及び制御システム
US8620566B2 (en) Hybrid vehicle accelerator pedal depressing force control device
JP4333209B2 (ja) 自動車の制御装置
US8210985B2 (en) Vehicular power transmission control apparatus
US6881169B2 (en) Transmission with automatic clutch
JP2014084905A (ja) 車両の走行制御装置
CN100480530C (zh) 用于车辆自动离合器的控制装置和方法
US7131932B2 (en) Method for determing a transmittable torque of a clutch in an automatic transmission of a motor vehicle
JP2007333129A (ja) 自動変速機の制御装置
JP5260227B2 (ja) 車両用自動変速機の変速制御方法
US6878095B2 (en) Automatic-clutch control system of automatic clutch type transmission
CN103180190A (zh) 车辆的动力传递控制装置
JP2006347408A (ja) 自動車の制御装置,自動車の制御方法、および自動車
US11007866B1 (en) Transmission for a hybrid drive arrangement, hybrid drive arrangement, vehicle, method for operating the hybrid drive arrangement, computer program and storage medium
JP4577073B2 (ja) 複数クラッチ式変速機の制御装置
JP4650263B2 (ja) 動力伝達装置の制御装置
JP4720407B2 (ja) 複数クラッチ式変速機の制御装置
JP2007057042A (ja) 複数クラッチ式変速機の制御装置
JP2007078087A (ja) 複数クラッチ式変速機の制御装置
JP2009204129A (ja) 自動変速機の変速制御装置および変速制御方法
EP1536162A2 (en) Automobile and control apparatus, and power train system of automobile
JP3797220B2 (ja) 車両の自動変速装置
JP4770363B2 (ja) 複数クラッチ式変速機の制御装置
JP2007154941A (ja) クラッチ式変速機の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080407

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080916