JP2006328751A - 戸 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、ヒンジ部が断面ほぼ円形部を有する柱体どうしの対向面に沿って回動する構造の戸に関するものである。
【解決手段】 本発明の戸は、縦方向の対向面において、互いに対向しながら回動する一対の柱体と、前記一対の柱体を連結する連結部材と、前記柱体の間を塞ぐ遮蔽部材と、前記遮蔽部材に嵌合された遮蔽材とから少なくとも構成されている。前記一対の柱体は、断面がほぼ半円形の中空部からなり、互いに対向する前記ほぼ半円形の対向面を有し、中心軸を中心にして、前記連結部材により連結されているとともに、二つの中心軸部材の回動により、前記対向面に対向しながら回動する。前記柱体は、前記対向面の反対側に横框取付部が成形されている。前記横框取付部には、横框が取り付けられている。上下の横框には、縦框が取り付けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明の戸は、縦方向の対向面において、互いに対向しながら回動する一対の柱体と、前記一対の柱体を連結する連結部材と、前記柱体の間を塞ぐ遮蔽部材と、前記遮蔽部材に嵌合された遮蔽材とから少なくとも構成されている。前記一対の柱体は、断面がほぼ半円形の中空部からなり、互いに対向する前記ほぼ半円形の対向面を有し、中心軸を中心にして、前記連結部材により連結されているとともに、二つの中心軸部材の回動により、前記対向面に対向しながら回動する。前記柱体は、前記対向面の反対側に横框取付部が成形されている。前記横框取付部には、横框が取り付けられている。上下の横框には、縦框が取り付けられている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ヒンジ部が断面ほぼ円形部を有する柱体どうしの対向面に沿って周回する構造の戸に関するものである。特に、本発明は、従来の欠点を改良して、実用化を可能にした戸に関するものである。本発明の戸は、ビル、住宅、店舗、工場、ホテル、レストラン、ショールーム、ブティック等のさまざまな施設、あるいは建築物における戸、扉、折り畳み式の折戸、雨戸、網戸、間仕切り等に使用することで、快適な空間を創造することができる。
本発明における「戸」は、前記戸、扉、折り畳み式の折戸、雨戸、網戸、間仕切り、扉、門扉、箱の蓋等を含む広い意味に使用される場合がある。また、本発明における戸を構成する框は、縦框、横框、およびこれらによって囲まれるガラス、板、網等の障子を含む広い意味に使用される場合がある。
従来のヒンジ構造は、ドアを開けた場合に、枠とドアとの間隔が大きく離れるため、扉を閉じる時、指や物を挟むという事故が起きている。前記事故の解決方法は、常に、枠とドア、ドアとドアの縦部材が接近あるいは接するようにすることである。しかし、挟む隙間のないドア構造は、従来のドアが有する多くの問題を解決しないと、実用化することができない。たとえば、幅850mmのドアは、その吊り元で挟む圧力が約600kgになるといわれており、安全確保が求められている。
従来、開閉可能な戸は、ヒンジ金具が扉本体と別体で、一体に構成されておらず、前記扉と無関係にヒンジ金具自体が単独で、開閉している。たとえば、周囲の壁に取り付けられた立枠は、ヒンジ金具を介して扉の重量を支持する。扉が連続して取り付けられる戸は、立枠側に取り付けられたヒンジ金具を介して、戸にかかる互いの重量と回転を行うための支持が必要であった。したがって、戸は、その重量のため、ヒンジ金具だけで支持できない場合があるので、上枠より吊るか、下枠で支えるか、あるいは別途に支持専用の追加金物が必要であった。
扉等は、全重量をヒンジ金具が全て剪断荷重として受ける。したがって、前記扉等は、小さいヒンジ金具が取り付けられると、大きな剪断強度を求められることになる。前記ヒンジ金具を取り付けた扉等は、開閉する際の回転中心がヒンジ金具どうしを連結する軸にあり、一般には、扉厚みの外にある。また、前記ヒンジ金具を取り付けた扉等は、扉の重量による曲げモーメントがかかり、開閉時に剪断負荷が前記ヒンジ金具に変則的にかかる。
前記扉等は、上下のヒンジ金具の軸が、取り付けの位置ずれや、扉のねじれ変形により通らない場合がある。前記扉の自重は、上下いずれか一方にかかり易いため、扉の開閉時に過剰な負荷がヒンジ金具にかかり易く、ガタツキやキシミ音を発生することがある。また、前記扉等は、取り付けられているヒンジの回転中心軸が扉厚みの外側にあり、その持ち出し分だけ、扉が大回りすることになる。前記扉の大回りは、スペース上余裕のない場合、施工が困難であったり、開閉に支障を来す場合がある。
図22は従来のヒンジ金具を説明するための図である。ヒンジ金具221は、たとえば、扉取付部2211、2212と、前記扉取付部2211、2212に設けられた取付孔2213、2214と、回転軸2215と、前記回転軸2215を挿入して前記扉を回動自在にする軸挿入孔2216、2217とから構成されている。図示されていない扉は、前記ヒンジ金具221の取付孔2213、2214にネジによりそれぞれ取り付けられている。
前記扉取付部2211と2212には、回転軸2215を挿入する軸挿入孔2216および2217が互い違いになるように設けられている。回転軸2215は、上部から前記軸挿入孔2216、2217に挿入することにより、前記扉取付部2211、2212に取り付けられた扉が開閉できるようになっている。
実開昭50−140822号公報における「めがね型のヒンジ部品」は、折り畳み式コンテナや貨物コンテナに向いたヒンジであり、フェンスや間仕切りの角度を自在にする連結部品である。
実開昭56−155074号公報における帯ヒンジは、2枚の帯板を2本の立枠の部材にS字型に固定している。前記帯ヒンジは、90度程度しか開閉できない。前記帯ヒンジは、前記帯の緊締が緩まないようにすることが困難であるだけでなく、扉の開閉を頻繁に行った場合、帯ヒンジの緩みの問題が解決されていない。
特開2004−107996号公報に記載されている屈伸自在なパネル連携構造は、可撓性を有する帯板を上下互い違いとなるS字状に巻回するとともに、上下の帯板の端部を相互に連結して出来上がったヒンジから構成されている。
実開昭50−140822号公報
実開昭56−155074号公報
特開2004−107996号公報
従来のヒンジ金具によって連結された戸、たとえば、扉、戸、折り畳み式開閉雨戸、網戸(以下、単に戸と記載する)は、回転の中心がヒンジ金具221の回転軸2215部分にあり、構造や場所により180度回動できない場合があり、また、前記戸と戸との間に必ず隙間が生じるという欠点があった。前記特開2004−107996号公報に記載された屈伸自在なパネルの連結構造は、二つの戸の間の隙間が帯板の厚さだけ生じる。
前記のような構造の戸は、風が通り抜けるだけでなく、一方から他方が見えてしまうという欠点があった。また、S字状帯部材を使用したヒンジは、隣接するドアの縦框を先に通さなくてはならないという制約や、ヒンジの修復作業が扉のパネル材を取り除いた後に行なわねばならないという欠点があった。
特に、近年、アルミニウム合金製のサッシが増加し、前記サッシと同じ材料による折戸、網戸、間仕切り等は、豪華さを謳うホテル、レストラン、ショールーム、ブティック等のさまざまな施設に用いられるようになって来た。しかし、前記戸と戸との間の隙間は、指が挟まるという、戸として決定的な欠点となっていた。また、前記公報に記載されている8字状帯部材を使用したものは、前記戸の間に生ずる隙間の問題、および横框の取り付け等の問題を解決していないため、折り畳み式戸として、実現されていない。
前記公報に記載されている8字状帯部材を使用したものは、アルミニウム合金製等の横框を取り付けることができない。また、前記公報に記載されている8字状帯部材を使用したものは、ドアの連結を工場で全て完成させる構造であるため、多くのドアが一体となり、重く、取り扱い難くなり、現地での組立および運搬等の問題を考慮して作製されたものではない。さらに、ヒンジの修復は、枠から連結ドア全体を外し、ドアの面材(パネル材)を取り外さなくては、行なえないという大がかりな作業になるという問題があった。また、前記特開2004−107996号公報に記載された屈伸自在なパネルの連結構造は、可撓性有する帯板を上下互い違いとなるようにS字状に巻回するとともに、上下の帯板の端部を相互に連結して「8字型のヒンジ」を形成し、この「8字型」の2個の穴に、断面半円形状の2本のポールを挿入し、半円形状の反対側のパネル固定面側端面の凹部内に、端部を緊締する連結構造である。前記「8字型のヒンジ」の緊締性能を維持する再調整や修復は、ドライバー等工具の作業が、パネル類の面材に阻まれて行なえない。したがって、前記ポールとパネルは、分離するしかない。さらに、施工後の分解作業は、天井、床、壁に阻まれ、前記ポールが前記「8字型」から抜けない。前記ヒンジと不分離の一対のポールの連結構造は、容積や重量が大きい扉や連続折戸では、再調整や修復毎に、全パネルを使用中の建物から取り外すことになり、作業が困難であった。前記「8字型ヒンジ」によるポールは、パネルが軽量で、パネル端部のどこにでも、金物類がビスで固定可能な木製である場合に最適である。たとえば、前記発明のものは、木製や合板のクローゼットに適している。しかし、アルミニウム形材の框フレーム構造では、採用できない。また、前記発明のものは、アルミニウムサッシ用には、致命的な不備が多い。
以上のような課題を解決するために、本発明は、戸と戸の間の隙間を完全に無くすとともに、実際の生産および施工を考慮した戸を提供することを目的とする。また、本発明は、前記戸を複数個連結して折り畳める戸において、必ずしも360度回動する必要がないことが判ったため、これに伴う改良を計った戸を提供することを目的とする。本発明は、前記戸を連結するヒンジ金具の間に隙間ができないような構造として、指が挟まれても(挿まれても)、押し出されるため、怪我が防止できる戸を提供することを目的とする。本発明は、前記従来例における適用上の制約や難点を解決して、製造、輸送、搬入、施工、メンテナンスが容易な戸を提供することを目的とする。
(第1発明)
第1発明の戸は、一方向に180度回動させることができるヒンジにより連結されており、断面ほぼ半円形で、互いに対向する対向面を有し、中心軸を中心にして、前記対向面に対向しながら回動するとともに、前記対向面の反対側に横框取付部が成形されている一対の柱体と、前記横框取付部に取り付けられた横框と、前記横框の前記柱体と反対側に取り付けられた縦框と、前記一対の柱体の上下部において、二つの中心軸部材が回動自在に、前記一対の柱体を接続する連結部材と、前記一対の柱体の少なくともいずれか一方に一体成形または別体として取り付けられているとともに、前記一対の柱体間を密封する長さ方向の遮蔽部材とから少なくとも構成され、前記連結部材によって前記二つの柱体が回動自在に緊締されているとともに、開閉または折り畳みが自在にできることを特徴とする。
第1発明の戸は、一方向に180度回動させることができるヒンジにより連結されており、断面ほぼ半円形で、互いに対向する対向面を有し、中心軸を中心にして、前記対向面に対向しながら回動するとともに、前記対向面の反対側に横框取付部が成形されている一対の柱体と、前記横框取付部に取り付けられた横框と、前記横框の前記柱体と反対側に取り付けられた縦框と、前記一対の柱体の上下部において、二つの中心軸部材が回動自在に、前記一対の柱体を接続する連結部材と、前記一対の柱体の少なくともいずれか一方に一体成形または別体として取り付けられているとともに、前記一対の柱体間を密封する長さ方向の遮蔽部材とから少なくとも構成され、前記連結部材によって前記二つの柱体が回動自在に緊締されているとともに、開閉または折り畳みが自在にできることを特徴とする。
(第2発明)
第2発明の戸は、一方向に180度回動させることができるヒンジにより連結されており、断面がほぼ1/4円形で、中心軸を中心にして、互いに対向して対向しながら回動する対向面と、前記円形部分に連設されている断面直角部と、前記円形部および断面直角部の反対側に横框取付部が成形されている一対の柱体と、前記横框取付部に取り付けられた横框と、前記横框の前記柱体と反対側に取り付けられた縦框と、前記一対の柱体の上下部において、二つの中心軸部材が回動自在に、前記一対の柱体を接続する連結部材とから少なくとも構成され、前記連結部材によって前記二つの柱体が回動自在に緊締されているとともに、開閉または折り畳みが自在にできることを特徴とする。
第2発明の戸は、一方向に180度回動させることができるヒンジにより連結されており、断面がほぼ1/4円形で、中心軸を中心にして、互いに対向して対向しながら回動する対向面と、前記円形部分に連設されている断面直角部と、前記円形部および断面直角部の反対側に横框取付部が成形されている一対の柱体と、前記横框取付部に取り付けられた横框と、前記横框の前記柱体と反対側に取り付けられた縦框と、前記一対の柱体の上下部において、二つの中心軸部材が回動自在に、前記一対の柱体を接続する連結部材とから少なくとも構成され、前記連結部材によって前記二つの柱体が回動自在に緊締されているとともに、開閉または折り畳みが自在にできることを特徴とする。
(第3発明)
第3発明の戸は、一方向に180度回動させることができるヒンジにより連結されており、断面がほぼ1/4円形部と前記ほぼ1/4円形部に連設された切欠き部とから構成され、前記ほぼ1/4円形部が互いに対向する対向面となり、中心軸を中心にして、前記対向面に対向しながら回動するとともに、前記対向面および切欠き部の反対側に横框取付部が成形されている一対の柱体と、前記横框取付部に取り付けられた横框と、前記横框の前記柱体と反対側に取り付けられた縦框と、前記一対の柱体の上下部において、二つの中心軸部材が回動自在に、前記一対の柱体を接続する連結部材と、前記一対の柱体間を密封する、前記切欠き部に固定された遮蔽部材とから少なくとも構成され、前記連結部材によって前記二つの柱体が回動自在に緊締されているとともに、開閉または折り畳みが自在にできることを特徴とする。
第3発明の戸は、一方向に180度回動させることができるヒンジにより連結されており、断面がほぼ1/4円形部と前記ほぼ1/4円形部に連設された切欠き部とから構成され、前記ほぼ1/4円形部が互いに対向する対向面となり、中心軸を中心にして、前記対向面に対向しながら回動するとともに、前記対向面および切欠き部の反対側に横框取付部が成形されている一対の柱体と、前記横框取付部に取り付けられた横框と、前記横框の前記柱体と反対側に取り付けられた縦框と、前記一対の柱体の上下部において、二つの中心軸部材が回動自在に、前記一対の柱体を接続する連結部材と、前記一対の柱体間を密封する、前記切欠き部に固定された遮蔽部材とから少なくとも構成され、前記連結部材によって前記二つの柱体が回動自在に緊締されているとともに、開閉または折り畳みが自在にできることを特徴とする。
(第4発明)
第4発明の戸は、両方向に360度回動させることができるヒンジにより連結されており、断面ほぼ半円形で、互いに対向する対向面を有し、中心軸を中心にして、前記対向面に対向しながら回動するとともに、前記対向面の反対側に横框取付部が成形された一対の柱体と、前記横框取付部に取り付けられた横框と、前記横框の前記柱体と反対側に取り付けられた縦框と、前記一対の柱体の上下部において、二つの中心軸部材が回動自在に、前記一対の柱体を接続する連結部材とから少なくとも構成され、前記連結部材によって前記二つの柱体が回動自在に緊締されているとともに、開閉または折り畳みが自在にできることを特徴とする。
第4発明の戸は、両方向に360度回動させることができるヒンジにより連結されており、断面ほぼ半円形で、互いに対向する対向面を有し、中心軸を中心にして、前記対向面に対向しながら回動するとともに、前記対向面の反対側に横框取付部が成形された一対の柱体と、前記横框取付部に取り付けられた横框と、前記横框の前記柱体と反対側に取り付けられた縦框と、前記一対の柱体の上下部において、二つの中心軸部材が回動自在に、前記一対の柱体を接続する連結部材とから少なくとも構成され、前記連結部材によって前記二つの柱体が回動自在に緊締されているとともに、開閉または折り畳みが自在にできることを特徴とする。
(第5発明)
第5発明の戸は、第4発明におけるいずれか一方または両方の柱体における断面ほぼ半円形の凸部近傍には、長さ方向の遮蔽部材を固定する溝と、前記溝に固定された遮蔽部材とを備えていることを特徴とする。
第5発明の戸は、第4発明におけるいずれか一方または両方の柱体における断面ほぼ半円形の凸部近傍には、長さ方向の遮蔽部材を固定する溝と、前記溝に固定された遮蔽部材とを備えていることを特徴とする。
(第6発明)
第6発明の戸は、第1発明から第5発明における一対の柱体の上部および下部において、横框を取り付けるためのL字状切欠き部と、前記切欠き部を覆うカバーを有することを特徴とする。
第6発明の戸は、第1発明から第5発明における一対の柱体の上部および下部において、横框を取り付けるためのL字状切欠き部と、前記切欠き部を覆うカバーを有することを特徴とする。
(第7発明)
第7発明の戸は、第1発明から第6発明における一対の柱体の対向面と反対側の内部には、前記連結部材および/または前記横框を取り付けるためのL字状金具が取り付けられていることを特徴とする。
第7発明の戸は、第1発明から第6発明における一対の柱体の対向面と反対側の内部には、前記連結部材および/または前記横框を取り付けるためのL字状金具が取り付けられていることを特徴とする。
(第8発明)
第8発明の戸は、両方向に360度回動させることができるヒンジにより連結されており、断面ほぼ半円形で、互いに対向する対向面を有し、一方または他方の中心軸を中心にして、前記対向面に対向しながら回動する一対の柱体と、前記柱体を取り付ける柱体取付部および横框取付部が成形されている取付コーナーブロックと、前記取付コーナーブロックに取り付けられた横框と、前記横框の前記取付コーナーブロックと反対側に取り付けられた縦框と、前記一対の取付コーナーブロックの上下部において、二つの中心軸部材が回動自在に、前記一対の柱体を接続する連結部材とから少なくとも構成され、前記連結部材および取付コーナーブロックによって前記二つの柱体が回動自在に緊締されているとともに、開閉または折り畳みが自在にできることを特徴とする。
第8発明の戸は、両方向に360度回動させることができるヒンジにより連結されており、断面ほぼ半円形で、互いに対向する対向面を有し、一方または他方の中心軸を中心にして、前記対向面に対向しながら回動する一対の柱体と、前記柱体を取り付ける柱体取付部および横框取付部が成形されている取付コーナーブロックと、前記取付コーナーブロックに取り付けられた横框と、前記横框の前記取付コーナーブロックと反対側に取り付けられた縦框と、前記一対の取付コーナーブロックの上下部において、二つの中心軸部材が回動自在に、前記一対の柱体を接続する連結部材とから少なくとも構成され、前記連結部材および取付コーナーブロックによって前記二つの柱体が回動自在に緊締されているとともに、開閉または折り畳みが自在にできることを特徴とする。
(第9発明)
第9発明の戸は、第1発明から第8発明の二つの柱体または取付コーナーブロックに回動自在に取り付けられた前記連結部材における一方または両方の上部には、上吊り戸車および/またはガイドが取り付けられており、前記上吊り戸車および/またはガイドが戸の一組置きに設けられていることを特徴とする。
第9発明の戸は、第1発明から第8発明の二つの柱体または取付コーナーブロックに回動自在に取り付けられた前記連結部材における一方または両方の上部には、上吊り戸車および/またはガイドが取り付けられており、前記上吊り戸車および/またはガイドが戸の一組置きに設けられていることを特徴とする。
(第10発明)
第10発明の戸は、第1発明から第9発明の二つの柱体または取付コーナーブロックに回動自在に取り付けられた前記連結部材における一方または両方の下部には、レール上を移動する戸車および/またはガイドが取り付けられており、前記戸車が戸の一組置きに設けられていることを特徴とする。
第10発明の戸は、第1発明から第9発明の二つの柱体または取付コーナーブロックに回動自在に取り付けられた前記連結部材における一方または両方の下部には、レール上を移動する戸車および/またはガイドが取り付けられており、前記戸車が戸の一組置きに設けられていることを特徴とする。
(第11発明)
第11発明の戸は、第1発明から第11発明の柱体または取付コーナーブロックに、回動する際の対向面から上下部に形成される隙間を塞ぐ角部材がバネ部材の力によって出入り自在に設けられていることを特徴とする。
第11発明の戸は、第1発明から第11発明の柱体または取付コーナーブロックに、回動する際の対向面から上下部に形成される隙間を塞ぐ角部材がバネ部材の力によって出入り自在に設けられていることを特徴とする。
(第12発明)
第12発明の戸は、第1発明から第11発明の角部材の一端に、回動軸が設けられ、前記バネ部材の一端が前記角部材の凹部に、前記バネ部材の他端が前記回動軸を介してバネ押えにより係合されていることを特徴とする。
第12発明の戸は、第1発明から第11発明の角部材の一端に、回動軸が設けられ、前記バネ部材の一端が前記角部材の凹部に、前記バネ部材の他端が前記回動軸を介してバネ押えにより係合されていることを特徴とする。
本発明によれば、二つの柱体を連結する接続部材が、二つの中心軸部材によって回動自在であり、かつ、断面がほぼ半円形で、互いに対向する対向面を有し、前記対向面に対向しながら180度回動するため、戸の回動が非常にスムーズであるとともに、前記柱体と柱体との間に隙間がなく、指等を挟むという事故が発生しない。前記互いに対向して回転する対向面は、隙間がなく、対向した状態で回動するため、指等が入らずに押し出される。特に、前記柱体がアルミニウム系部材等の場合、指等を柱体の間に入れても、両者の回転により滑るように外部に押し出されるため、怪我をすることがない。
本発明によれば、成形品により構成された戸は、互いの柱体における断面ほぼ半円形の対向面に沿いながら回動するため、部材に対する負荷が一定で変化しないので、回動に無理がなく、非常に回動がスムーズになり、キシミ音等を発生することがないだけでなく、形状が美的外観も備えている。また、本発明の戸は、遮蔽部に固定された遮蔽部材等により、柱体の間が完全に密閉されるため、隙間風や光が入らず、または、隙間から他方が見えることがない。
本出願人は、柱体と柱体との対向面が対向しながら回転する部分を90度とするだけで良いことが判った。本発明によれば、前記円柱は、前記ほぼ1/4円形断面と、前記ほぼ1/4円形断面に連設された断面直角部を有するため、戸を閉じた状態が安定し、直線状となり、隙間も無くなる。
本発明によれば、柱体のほぼ1/4円形断面と、前記断面に連設された切欠き部に遮蔽部材を入れたことにより、前記隙間を完全に無くすことができた。また、本発明の連結部材は、二つの柱体の上部および下部において、堅固でかつ回動自在に連結しているため、この部分が切断されることがないため、防犯上優れている。
本発明によれば、一対の柱体の少なくとも上部にL字状切欠き部、前記L字状切欠きカバー、あるいは逆L字状金具により、柱体、および縦框と横框が容易に取り付けられるだけでなく、組立施工等が迅速にでき、見た目の良いものができる。
本発明によれば、一対の柱体および横框を取り付ける取付コーナーブロックを用いるため、組立および戸の取り付けが容易になった。また、本発明の戸は、形状および構造がシンプルであるため、加工性、組立性、現場への搬入、施工性が良く、かつ、安価に製造できる。
本発明は、成形品からなる二つの柱体のそれぞれに横框を、上下の横框に縦框を取り付けることにより戸を組み立てることができる。前記戸は、前記二つの柱体が連結部材と回動自在な二つの中心軸部材とを介して互いに連結されるとともに、180度、または360度回動させることができるものであり、従来の考えとは全く異なった構成である。
本発明の戸、雨戸、網戸、開閉扉等は、ホテル、レストラン、ショールーム、ブティック等のさまざまな施設において使用されるだけでなく、間仕切りやクローゼットの扉等に使用することで、快適な空間を創造するとともに、使用勝手および美観を良くすることができる。また、本発明は、一方の柱体が立枠で固定されており、他方の柱体が前記立枠に対して、180度、または360度回動する場合、および両方の柱体が自在に回動する1枚扉や両開扉としての出入口ドアに採用される場合も含む。
本発明の戸は、少なくとも一つであり、その数に制限がない。前記戸が一つの場合は、前記柱体の一方が壁面または固定柱に固定されている場合である。また、前記柱体は、アルミニウム合金からなる押し出し成形による中空体(サッシ)だけでなく、たとえば、合成樹脂部材、金属、または合金等からなる無垢の棒状体も含む。
(第1発明)
第1発明の戸は、縦方向の対向面において、互いに対向しながら回動する一対の柱体と、横框、縦框、前記一対の柱体を連結する連結部材と、前記柱体の間を塞ぐ遮蔽部材とから構成されている。前記一対の柱体は、たとえば、断面がほぼ半円形の中空部からなり、互いに対向する前記ほぼ半円形の対向面を有し、中心軸を中心にして、前記連結部材により連結されているとともに、二つの中心軸部材の回動により、前記縦方向の対向面に対向しながら回動する。本発明でいう「対向しながら回動する」は、前記のように多少の隙間がある場合と、ほぼ接触している場合とがある。
第1発明の戸は、縦方向の対向面において、互いに対向しながら回動する一対の柱体と、横框、縦框、前記一対の柱体を連結する連結部材と、前記柱体の間を塞ぐ遮蔽部材とから構成されている。前記一対の柱体は、たとえば、断面がほぼ半円形の中空部からなり、互いに対向する前記ほぼ半円形の対向面を有し、中心軸を中心にして、前記連結部材により連結されているとともに、二つの中心軸部材の回動により、前記縦方向の対向面に対向しながら回動する。本発明でいう「対向しながら回動する」は、前記のように多少の隙間がある場合と、ほぼ接触している場合とがある。
前記柱体は、前記対向面の反対側に横框取付部が成形されている。前記横框取付部には、横框が取り付けられている。上下の横框には、縦框が取り付けられている。前記横框および縦框と、前記柱体には、板、網、ガラス等が嵌められて、戸等が構成される。本発明でいう戸とは、折り畳みだけでなく、開閉するものや開扉も含み、また、障子の材質に関係なく、広い意味のもの言う。
前記連結部材は、一対の柱体の上下部において、二つの中心軸部材が前記柱体に対して固定され、前記一対の柱体を回動自在に接続している。前記一対の柱体の少なくともいずれか一方には、遮蔽部材が一体成形または別体に取り付けられている。前記遮蔽部は、少なくとも一方の柱体に長さ方向に遮蔽部材を固定する突起溝を連続的に備えている。
前記遮蔽部は、前記突起溝に嵌合することにより、前記一対の柱体間を光、雨水、または空気が入らないように密閉することができる。前記遮蔽部は、前記戸が網戸の場合不要である。前記遮蔽部材は、弾性体からなるパッキング材およびモヘアのような繊維状の部材、あるいはビート等も含む。前記連結部材は、金物、硬質合成樹脂等からなり、板状、または吊り車およびガイド車等が一体または別体に設けられている。
第1発明の戸は、戸や蓋等の部材を支持しながら180度回動させることができ、回動が非常にスムーズであるとともに、前記柱体の中心軸をほぼ中心にして、断面ほぼ半円形の面に沿いながら回動するため、前記柱体と柱体との間に隙間がなく、指等が挟まれることがない。第1発明の戸は、互いの柱体における断面ほぼ半円形の対向面に沿いながら回動するため、部材に対する負荷が一定で変化しないので、回動に無理がなく、非常に回動がスムーズになり、きしみ音等を発生することがない。前記第1発明の戸によって回動できるように作製された戸類(戸、雨戸等)は、遮蔽部に固定された遮蔽部材により、柱体の間が密閉されるため、隙間風、雨水、および光が入らない。
(第2発明)
第2発明の戸は、第1発明が少なくとも一対の断面半円形の柱体を連結部材で回動自在に緊締しているのに対して、一対の柱体の断面がほぼ1/4円形と、前記ほぼ1/4円形に連設する断面直角部とが互いに対向する対向面を有する。前記断面ほぼ1/4円形および断面直角部を有する柱体は、上下部で連結部材を介して、二つの中心軸部材が固定されている。
第2発明の戸は、第1発明が少なくとも一対の断面半円形の柱体を連結部材で回動自在に緊締しているのに対して、一対の柱体の断面がほぼ1/4円形と、前記ほぼ1/4円形に連設する断面直角部とが互いに対向する対向面を有する。前記断面ほぼ1/4円形および断面直角部を有する柱体は、上下部で連結部材を介して、二つの中心軸部材が固定されている。
第2発明の戸は、一対の柱体が断面がほぼ1/4円形の回動を行なうための対向面と、前記対向面に連なる断面直角部とを備えており、前記対向面で180度の回動を行ない、断面直角部の前記対向面と反対側を水平面とすることで、見た目を良くすることができる。また、前記水平面には、必要に応じて、遮蔽部材を一体または別体として取り付けることができる。前記遮蔽部材の取り付けは、柱体が水平面であるため取り付け易い。
(第3発明)
第3発明の戸は、上下部において、小判型の連結部材により、柱体を回動自在に緊締している点で、第1発明および第2発明と同じである。第3発明における戸の柱体は、一対の断面がほぼ1/4円形からなる円形部と、前記円形部に連設されるように成形された切欠き部から構成されている。そして、前記切欠き部には、遮蔽部材が固定または嵌合されることにより、前記一対の柱体の間を密封することができる。なお、前記遮蔽部材は、前記戸が雨戸や網戸の場合、無くすことができる。
第3発明の戸は、上下部において、小判型の連結部材により、柱体を回動自在に緊締している点で、第1発明および第2発明と同じである。第3発明における戸の柱体は、一対の断面がほぼ1/4円形からなる円形部と、前記円形部に連設されるように成形された切欠き部から構成されている。そして、前記切欠き部には、遮蔽部材が固定または嵌合されることにより、前記一対の柱体の間を密封することができる。なお、前記遮蔽部材は、前記戸が雨戸や網戸の場合、無くすことができる。
(第4発明)
第4発明の戸は、柱体の断面ほぼ半円形の対向面に沿いながら360度回動できるように取り付けられる。前記二つの柱体を連結する連結部材は、前記柱体の上部および下部において、第1発明から第3発明と同様に、前記柱体の中心軸に螺合された二つの中心軸部材により回動できるように取り付けられている。
第4発明の戸は、柱体の断面ほぼ半円形の対向面に沿いながら360度回動できるように取り付けられる。前記二つの柱体を連結する連結部材は、前記柱体の上部および下部において、第1発明から第3発明と同様に、前記柱体の中心軸に螺合された二つの中心軸部材により回動できるように取り付けられている。
(第5発明)
第5発明の戸は、第4発明における一対の柱体の一方または両方に、断面ほぼ半円形の対向面の先端部近傍に長さ方向の溝が設けられ、前記溝内に遮蔽部材が嵌合されている。前記遮蔽部材は、弾性があるため、前記連結部材の緊締とともに、前記柱体間の隙間を無くすことができる。前記遮蔽部材の前記溝から突出する厚さは、僅かであっても、戸を締めた際の隙間を無くすことができる。
第5発明の戸は、第4発明における一対の柱体の一方または両方に、断面ほぼ半円形の対向面の先端部近傍に長さ方向の溝が設けられ、前記溝内に遮蔽部材が嵌合されている。前記遮蔽部材は、弾性があるため、前記連結部材の緊締とともに、前記柱体間の隙間を無くすことができる。前記遮蔽部材の前記溝から突出する厚さは、僅かであっても、戸を締めた際の隙間を無くすことができる。
(第6発明)
第6発明の戸は、第1発明から第5発明における一対の柱体の上部および下部において、横框を取り付けるためのL字状切欠き部と、前記切欠き部を覆うカバーを有する。前記L字状切欠き部は、前記横框、吊り車、下車、ガイド等を前記柱体に取り付ける際にドライバー等が入り易くするためのものである。また、前記L字状切欠き部は、前記横框を取り付けた後、前記カバーにより覆うことにより、外部から見た目を良くしている。さらに、前記カバーは、前記L字状切欠き部を単に覆うだけでなく、連結金物等を組み合わせて設けるておくこともできる。
第6発明の戸は、第1発明から第5発明における一対の柱体の上部および下部において、横框を取り付けるためのL字状切欠き部と、前記切欠き部を覆うカバーを有する。前記L字状切欠き部は、前記横框、吊り車、下車、ガイド等を前記柱体に取り付ける際にドライバー等が入り易くするためのものである。また、前記L字状切欠き部は、前記横框を取り付けた後、前記カバーにより覆うことにより、外部から見た目を良くしている。さらに、前記カバーは、前記L字状切欠き部を単に覆うだけでなく、連結金物等を組み合わせて設けるておくこともできる。
(第7発明)
第7発明の戸は、第1発明から第6発明における一対の柱体における対向面と反対側の内部に横框および/または連結部材を取り付けるためのL字状金具が取り付けられている。すなわち、連結部材および/または上横框は、柱体に取り付けられた逆L字状金具上に取り付けられ、連結部材および/または下横框は、柱体に取り付けられたL字状金具の下に取り付けられる。
第7発明の戸は、第1発明から第6発明における一対の柱体における対向面と反対側の内部に横框および/または連結部材を取り付けるためのL字状金具が取り付けられている。すなわち、連結部材および/または上横框は、柱体に取り付けられた逆L字状金具上に取り付けられ、連結部材および/または下横框は、柱体に取り付けられたL字状金具の下に取り付けられる。
(第8発明)
第8発明の戸は、両方向に360度回動させることができるヒンジにより連結されている。第8発明の戸は、横框、縦框、および連結部材が第1発明から第4発明と同じである。第1発明から第4発明と異なるのは、第8発明における一対の柱体が横框を取り付ける部分において、取付コーナーブロックとなっている点である。
第8発明の戸は、両方向に360度回動させることができるヒンジにより連結されている。第8発明の戸は、横框、縦框、および連結部材が第1発明から第4発明と同じである。第1発明から第4発明と異なるのは、第8発明における一対の柱体が横框を取り付ける部分において、取付コーナーブロックとなっている点である。
前記一対の取付コーナーブロックは、たとえば、横断面ほぼ半円形で、互いに対向する対向面を有し、一方および/または他方の中心軸を中心にして、前記対向面に対向しながら回動するとともに、柱体取付部および横框取付部が成形されている。また、前記取付コーナーブロックは、前記柱体取付部および横框取付部を介して、一対の柱体および横框と取り付けられる。前記連結部材は、上部および下部において、二つの中心軸部材が回動自在で、かつ、前記一対の取付コーナーブロックを連結している。
(第9発明)
第9発明の戸は、第1発明から第8発明における二つの柱体または少なくとも取付コーナーブロックに回動自在に取り付けられた前記連結部材における上部に上吊り戸車および/またはガイドが取り付けられている。前記上吊り戸車および/またはガイドは、戸を多数連結した場合であっても、動きを容易にしている。前記戸は、二枚を一組として、上吊り戸車および/またはガイドが一組置きに設けられている。前記上吊り戸車および/またはガイドのない一組の戸は、折り畳まれた場合に、レールから外れる方向に移動するものである。
第9発明の戸は、第1発明から第8発明における二つの柱体または少なくとも取付コーナーブロックに回動自在に取り付けられた前記連結部材における上部に上吊り戸車および/またはガイドが取り付けられている。前記上吊り戸車および/またはガイドは、戸を多数連結した場合であっても、動きを容易にしている。前記戸は、二枚を一組として、上吊り戸車および/またはガイドが一組置きに設けられている。前記上吊り戸車および/またはガイドのない一組の戸は、折り畳まれた場合に、レールから外れる方向に移動するものである。
(第10発明)
第10発明の戸は、第1発明から第9発明における二つの柱体または取付コーナーブロックのいずれか一方の下部にレール上または案内に沿って移動する戸車および/またはガイドが取り付けられている。前記戸車および/またはガイドは、第9発明と同様に、一組置きに設けられており、戸を多数連結した場合であっても、動きを容易にしている。前記戸は、前記上吊り戸車およびガイドの両方を取り付けることもできる。
第10発明の戸は、第1発明から第9発明における二つの柱体または取付コーナーブロックのいずれか一方の下部にレール上または案内に沿って移動する戸車および/またはガイドが取り付けられている。前記戸車および/またはガイドは、第9発明と同様に、一組置きに設けられており、戸を多数連結した場合であっても、動きを容易にしている。前記戸は、前記上吊り戸車およびガイドの両方を取り付けることもできる。
前記戸の柱体、横框、縦框等には、網、ガラス、板等を取り付ける取り付け部が設けられている。また、前記網、ガラス、板は、前記柱体、横框、縦框等に取り付けられた後、パテあるいは遮蔽部材等によって固定される。
(第11発明)
第11発明の戸は、第1発明から第10発明における柱体または取付コーナーブロックに、戸が回動する際の対向面から上下部に形成される隙間を塞ぐ角部材がバネ部材の力によって出入り自在に設けられている。前記角部材は、前記戸が閉じている場合、回動する対向面の隙間を塞ぎ、前記戸が折り曲げられる場合、バネ部材に抗して内部に挿入される。
第11発明の戸は、第1発明から第10発明における柱体または取付コーナーブロックに、戸が回動する際の対向面から上下部に形成される隙間を塞ぐ角部材がバネ部材の力によって出入り自在に設けられている。前記角部材は、前記戸が閉じている場合、回動する対向面の隙間を塞ぎ、前記戸が折り曲げられる場合、バネ部材に抗して内部に挿入される。
(第12発明)
第12発明の戸は、第1発明から第11発明における角部材の一端に回動軸が設けられている。前記バネ部材は、一端が前記角部材に成形されている凹部に、他端が前記回動軸を介してバネ押えにより係合されている。前記角部材は、前記バネの付勢により、戸の開閉により、柱体または取付コーナーブロックの内部に出入りできる。
第12発明の戸は、第1発明から第11発明における角部材の一端に回動軸が設けられている。前記バネ部材は、一端が前記角部材に成形されている凹部に、他端が前記回動軸を介してバネ押えにより係合されている。前記角部材は、前記バネの付勢により、戸の開閉により、柱体または取付コーナーブロックの内部に出入りできる。
図1は本発明の第1実施例で、戸を連結するための連結構造を説明するための概略図である。図1において、戸は、断面ほぼ半円形部分を有する柱体11と、前記柱体11に対向し、前記ほぼ半円形の突出部分において、互いに対向しながら180度回動する柱体12と、前記柱体11、12の隙間を防ぐ遮蔽アダプター13と、前記柱体11、12の上部および下部の中心軸において、二つの中心軸部材142、142′が孔141、141′で回動可能にする前記柱体11、12を連結するための連結部材14、15(図示されていない)と、前記柱体11、12に取り付けられた横框16、17と、前記横框16、17に取り付けられる図示されていない縦框とから構成されている。
前記柱体11、12は、たとえば、アルミニウム合金等の金属からなり、押し出し成形により図1に示すような断面形状に成形される。前記柱体11、12は、断面ほぼ半円形の互いに対向する対向面111、121の反対側に、横框取付部112、122が一体成形されている。そして、前記横框16、17は、前記横框取付部112、122に取り付けられている。前記戸は、図1において、たとえば、下部横框、中框、および前記柱体11、12の反対側の縦框等が省略されている。前記遮蔽アダプター13は、一方の柱体11(12)の側部114(124)、または横框16(17)に一体成形またはネジ止めされている。
前記柱体11、12は、内部の中心軸部分に、中心軸部材142を螺合する中心軸部材取付孔113、123が成形されている。また、連結部材14、15、は、前記柱体11、12の上部および下部において、前記中心軸部材142、142′が前記柱体11、12とともに、回動可能なように、中心軸部材取付孔113、123に取り付けられる。
連結部材14は、前記中心軸部材142、142′が中心軸部材取付孔141、141′で螺合されているとともに、上部に上部レールに吊る少なくとも一つの吊り戸車146が設けられる。また、下部に設ける連結部材は、前記中心軸部材が中心軸部材取付孔で螺合されているとともに、下部に下部レールにより案内する図示されていないガイド車を設けることができる。
遮蔽アダプター13は、前記柱体11(12)または横框16(17)にネジ等によって取り付けられるか、あるいは柱体11(12)と一体に成形される。前記遮蔽アダプター13は、前記柱体11、12の長さ方向に沿って、遮蔽部材装着溝となる突起溝131が成形されている。前記突起溝131には、遮蔽部材132が嵌挿されている。
前記戸は、前記連結部材14により連結され、前記柱体11、12の対向面に沿って回動するため、開閉がスムーズであるだけでなく、キシミ音もしない。前記柱体11、12は、アルミニウム系、またはその他の金属材料であるため、前記遮蔽アダプター13の反対側に指を入れても、滑るように押し出され、指を痛めることがない。また、前記遮蔽アダプター13は、戸の隙間から風や光が侵入することなく、見かけも豪華であるとともに戸として優れた効果を発揮する。
図2(イ)および(ロ)は本発明の第2実施例で、戸を連結するための連結構造を説明するための概略図で、(ロ)は(イ)のロ−ロ断面図である。図2(イ)および(ロ)において、実施例1と異なるのは、柱体11、12にガラス42等を挿入する挿入凹部41が設けられている点にある。前記柱体11、12は、対向面111、121との反対面にガラスまたは戸板42等が遮蔽部材43を介して挿入される挿入凹部41が成形されている。また、前記柱体11、12および横框16、17は、ネジ47、47′およびネジ孔48、48′によって固定される。
図3は本発明の第3実施例で、戸を連結するための連結構造を説明するための概略図である。図3において、柱体11、12は、断面ほぼ1/4円形部31、32と、前記断面ほぼ1/4円形部31、32に連設された断面ほぼ1/4切欠き部(L字状切欠き部)312、322と、前記断面ほぼ1/4円形部31、32および切欠き部312、322の反対側に設けられている横框取付部112、122とが一体成形されている。前記横框取付部112、122には、横框33、34が取り付けられている。また、前記柱体11、12の内部には、図1の連結部材の中心軸部材が螺合できる中心軸部材取付孔313、323が設けられている。
前記断面ほぼ1/4切欠き部312、322には、遮蔽用の遮蔽部材35、35′が取り付けられている。前記横框33、34には、必要に応じて、取付フィンを設け、図示されていない戸板、ガラス、または網戸等が取り付けられている。図3に示された遮蔽部材35、35′は、その間に隙間が出ないような形状のものを使用する。
図4(イ)は本発明の第4実施例で、戸を連結するための連結構造を説明するための概略図で、(ロ)は(イ)におけるロ−ロ断面図ある。図4(イ)および(ロ)において、第1実施例から第3実施例と異なる所は、断面ほぼ1/4円形部411、421に連設する部分が90度の断面直角部431、432を備えている点、および横框45、46の中央部に取付部471、472が設けられている点である。図4に示された戸は、図の下部方向にのみ開閉ができる。また、前記横框45、46は、障子474(板、パネル、ガラス、網等)を取り付ける取付フィン473が設けられている。
図5は本発明の第5実施例で、戸を連結するための連結構造を説明するための概略図である。図5において、第1実施例から第4実施例と異なる所は、柱体11、12の一方または両方に遮蔽部材が嵌挿された垂直溝51が設けられている点、および360度回転することができる断面ほぼ半円形の対向面111、121を有する点にある。
図5に示された実施例は、必要に応じて、遮蔽部材52が一方の柱体11に取り付けられた例である。前記柱体11、12の一方には、対向面111、121の中央部において、長さ方向に垂直溝51が成形されており、遮蔽部材52が前記垂直溝51に嵌挿されている。前記遮蔽部材52は、前記垂直溝51から僅かに突出する程度にすることで、戸を広げた状態で、柱体11、12の間における隙間を無くすことができる。また、第5実施例は、遮蔽部材52と反対側の柱体12に前記遮蔽部材52の凸部が嵌合する凹部を設けることもできる。前記凸部と凹部は、互いに嵌合するため、光または水等がなお一層入らないようになる。
図6は図5の実施例を門扉に適用した場合を示す図である。図6において、コンクリートからなる門柱61には、柱体取付部611が固定されている。前記柱体取付部611には、柱体11が取り付けられている。すなわち、前記柱体11は、門柱61に固定されており、図示されていない連結部材により柱体12と連結されている。柱体12の門扉取付部621には、ボルトナット622により門扉62が開閉自在に取り付けられている。
図7(イ)および(ロ)は本発明の第6実施例で、戸と戸を連結する連結部材および前記連結部材を使用した状態を説明するための図である。図7(イ)において、断面L字状連結部材711は、開口712、712′が柱体11、12の回動中心と一致するとともに、中心軸部材723が回動自在に取り付けられる。前記断面L字状連結部材711は、前記柱体11、12が分離されることがなく、強固に前記両者を結合することができる。
図7(ロ)において、たとえば、柱体11の上部には、逆L字状金具726が固定されている。前記断面L字状連結部材711は、柱体11の上部に図示のごとく、吊り戸車722の中心軸部材723を介して逆L字状金具726に取り付けられる。戸は、前記断面L字状連結部材711の開口712、712′および中心軸部材723を介して、少なくとも一つの吊り戸車722により、上部レール721に回動自在に吊り下げられる。
また、前記断面L字状連結部材711および逆L字状金具726は、側部に上部レール721から横方向に延びるモヘア725を押し付ける長さに設けることにより、この間の隙間を無くすことができる。また、前記断面L字状連結部材711は、同様に柱体11、12の下部に、向きを逆にして設けることができる。なお、前記断面L字状連結部材711の向きは、上部または下部にかかわらず任意にすることができる。
図8(イ)および(ロ)は本発明の第7実施例で、戸と戸を連結する連結部材、および前記連結部材を使用した状態を説明するための図である。図8(イ)および(ロ)において、実施例6と異なる所は、連結部材811が小判型である点と、モヘア812が上横框の一方の面に設けられている点である。前記連結部材811は、実施例6と同様に、逆L字状金具に取り付けられ、図8(ロ)に示すように、上部レール821との隙間を無くすことができる。
図9は本発明の第8実施例で、柱体と横框等の取り付けを説明するための概略斜視図である。図9において、各実施例と異なる所は、柱体911、912に設けられたL字状切欠き部931、932と、前記L字状切欠き部931、932を覆うカバー941、942とを備えている点である。柱体911、912は、下部にも図示されていない、L字状切欠き部931、932およびカバー941、942が設けられている。前記L字状切欠き部931、932は、内部にL字状金具951を介して、ネジにより、横框991、992が取り付けられる。
また、前記L字状金具951は、上部において、連結部材961と中心軸部材971、972を回動自在にすることで、前記柱体911、912を開閉できるようにしている。前記中心軸部材971、972は、その上端に吊り戸車981、982を取り付け、戸を図示されていないレールに吊り下げる。前記吊り戸車981、982は、一つであっても良い。前記柱体911、912は、前記横框991、992、連結部材961等を取り付けた後、カバー941、942によって覆われる。
図10は本発明の第9実施例で、戸の一部断面形状を説明するための図である。図10において、柱体1011は、上部に上框1012と、下部に下框1013とが取り付けられている。前記柱体1011は、上側連結部材1315、上側中心軸部材1317を介して上側ガイドローラ1319に、また、下側連結部材1316、下側中心軸部材1318を介して下側ガイドローラ1320にそれぞれ取り付けられている。
上部レール1021および下部ガイド1022には、レール1032、ガイド溝1031があり、前記上側ガイドローラ1319および下側ガイドローラ1320を案内する。前記柱体1011と、上部レール1021および下部ガイド1022の間には、隙間を無くすためのモヘア1033、1034が設けられている。
図11は本発明の第10実施例で、戸の柱体と横框を取り付ける取付コーナーブロックを説明するためのもので、下から見た図である。図11において、柱体1111の下部には、柱体1111と下框(横)1112を取り付けるための取付コーナーブロック1114が設けられている。柱体1111は、ネジ1119を取付コーナーブロック1114の孔1120に挿入し、ネジ孔1121により固定する。同様に、図示されていない、もう一つの柱体と取付コーナーブロック1115は、図示されていない、ネジにより取り付けられる。
下框(横)1112は、ネジ1116を孔1117に挿入することによりネジ孔1118により固定する。同様に、下框(横)1113は、取付コーナーブロック1115に取り付けられる。前記取付コーナーブロック1114および取付コーナーブロック1115は、連結部材1122と二つの中心軸部材1131、1132により回動自在に連結される。図11に示す例は、下側ガイド1123が一つの場合である。前記下框(横)1112、1113、取付コーナーブロック1114、1115、連結部材1122の下部には、モヘア1124、1125、1126、1127が設けられ、隙間を防ぐようになっている。
図12は本発明の第11実施例において、戸の上部および下部に設けた三角形の隙間を無くす角部材と戸の閉じた状態を説明する概念図である。図13は本発明の第11実施例において、戸の上部および下部に設けた三角形の隙間を無くす角部材と戸の開いた状態を説明する概念図である。図12および図13は、第8実施例を基にした図である。
カバー部材1211、1221には、開口部1215、1225が設けられている。戸が閉じられている場合(水平になっている状態)、前記開口部1215、1225には、角部材1214、1224が一方の面を互いに対向させ、他方の面が前記カバー部材1211、1221の表面とほぼ同一面となるように柱体11、12に取り付けられている(図12参照)。
しかし、第11実施例は、取付コーナーブロックあるいは柱体にも同様な角部材1214、1224を設けることができる。前記戸が開く方向に移動した場合(戸が折り畳まれた状態)、前記角部材1214、1224は、互いに対向していた一方の面が離れ、前記カバー部材1211、1221の表面と同一面となっていた他方の面が互いに接近する方向に移動する(図13参照)。
図14は本発明の第11実施例において、戸の上部および下部に設けた三角形の隙間を無くす角部材の取り付け状態を説明する概念図である。図15は本発明の第11実施例において、戸の上部および下部に設けた三角形の隙間を無くす角部材が内部に押し込められた状態を説明する概念図である。角部材1214、1224は、一方に直角三角形、他方に凹部1219、1229が成形されており、前記凹部1219、1229の内部側に角部材回動軸1216、1226、外側に係合突起1241、1251が成形されている。
また、前記角部材回動軸1216、1226は、バネ1217、1227の中央部が掛けられている。前記バネ1217、1227は、一端がバネ押え1218、1228に係合され、他端が角部材1214、1224の凹部1219、1229に係合されている。前記角部材1214、1224は、バネ1217、1227の付勢力により、前記直角三角形が互いに対向し、係合突起1241、1251が前記開口部1215、1225に係合して、図12および図14のような状態になっている。
戸を畳む方向に移動させると、前記係合突起1241、1251は、バネ1217、1227の付勢力に抗して、カバー部材1211、1221の内部方向に移動し、前記角部材1214、1224の対向面が離れる方向に移動することで、前記角部材1214、1224がカバー部材1211、1221の内部に入る。前記角部材1214、1224は、柱体11、12の上部および下部にできる三角形の隙間を完全に塞ぐことができる。また、前記角部材1214、1224は、前記柱体11、12の上部および下部にできる三角形の隙間を防ぐものであれば、形状およびバネ等に限定されない。
図16は本発明の実施例である戸を下から見た概略斜視図である。図16において、柱体11、12、11′、12′は、下横框1611、1612、1613によって接続されている。また、柱体11、12、は、連結部材1621と二つの中心軸部材1622によって回動自在に接続されている。同様に、柱体11′、12′は、連結部材1621′と二つの中心軸部材1623によって回動自在に接続されている。前記中心軸部材1623は、下レールに沿って移動できるようにガイド兼回動軸となっている。前記柱体11′、12′の上部は、図17によって説明する。
図17は本発明の実施例である戸を上から見た概略斜視図である。図17において、柱体11′、12′、11″、12″は、上横框1711、1712、1713が連結部材1721、1722によって接続されている。また、柱体11′、12′は、連結部材1721と、二つの中心軸部材1723、1724によって回動自在に接続されている。
同様に、柱体、11″、12″は、連結部材1722と二つの中心軸部材1725、1726によって回動自在に接続されている。前記中心軸部材1723、1724は、上レール(図示されていない)に沿って移動できるようにガイド兼戸車1727、1728を備えている。戸は、図17に示すように、折り畳まれる際に、上下レールを移動するものと、レールから離れる方向に移動する部分とが一組置きに設けられる。
図18は本発明における実施例の全体を説明するための図である。図18において、戸1821は、上レール1811と下レール1812の間を一直線に移動できる構成になっている。戸1821は、図18の右側に移動して、折り畳まれる(図18の符号1822で示す)。前記戸1821は、折り畳まれる際に、一組置きの柱体が前記上レール1811と下レール1812から離れる。前記柱体は、前記レールから離れ易いように、切欠き部1813が設けられている。すなわち、前記戸1821は、スライド式で、戸袋に収納する場合に折り畳まれるようになっている。前記戸1821は、防犯上都合が良い。
図19は本発明の実施例で、戸の上部における隙間を塞ぐ例を説明するための図である。図19において、上部レール1811には、モヘア取付部1911、1912、1913が設けられており、戸の上部および側部の隙間を無くすような構造になっている。
図20は本発明の第12実施例であり、戸の吊り車およびガイド車を説明するための斜視図である。図20において、横框16が取り付けられている柱体11と、横框17を取り付けている柱体12とは、図示されていない中心軸部材が連結部材18に設けられた孔181、181′から回動自在にそれぞれの中心に取り付けられている。前記連結部材18は、吊り軸2011が一体または別体として取り付けられている。また、前記連結部材18の中心部に配置されている前記吊り軸2011は、ガイド車2012および吊り車2013が一体または別体に取り付けられている。
図21は本発明の第13実施例であり、戸の吊り車およびガイド車を説明するための斜視図である。図21において、第13実施例は、ガイド車2111、2112が設けられている点と、中央部に設けられた吊り車2113の形状が第12実施例と異なっている。前記ガイド車2111、2112は、中心軸部材の頭部が案内部となっている。また、前記吊り車2113は、車が一つである点と、向きが90度異なっている点、第12実施例と異なっている。さらに、実施例12および実施例13に示されている吊り車およびガイド車の数や形状は、公知のものを任意に選択することができる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。本実施例に記載されている戸は、ガラス戸、板戸、雨戸、網戸等を折り畳めるようにしたものであり、大きさ、取り付ける場所等によって形状を任意に変更することができる。また、前記戸は、アルミニウム合金、その他の金属、金属合金、合成樹脂等からなり、公知または周知の押し出し成形によって任意の形状に加工することができる。
また、本発明の戸は、上吊方式、下車方式、両者の組み合わせとすることができる。また、前記戸のロック機構は、説明されていないが、公知または周知の機構を採用することができる。さらに、本発明の各実施例を任意に組み合わせて使用することができる。本発明の戸は、ビル等の回転扉に応用する場合、入口に人が挟まれると、戸が折り曲がり、折り曲がった部分に指等が挟まれない構造とすることができる。本発明の実施例は、アルミニウム形材(非断熱)で記載されているが、断熱樹脂部材を使用して、前記アルミニウム形材の外側と内側との断熱を図るようにすることができる。
11、12・・・柱体
111、121・・・対向面
112、122・・・横框取付部
113、123・・・中心軸部材取付孔
114、124・・・側部
13・・・遮蔽アダプター
131・・・突起溝
132・・・遮蔽部材
14、15・・・連結部材
141、141′、143、144・・・孔
142、142′、145、145′・・・中心軸部材
146・・・吊り戸車
16、17・・・横框
21、22・・・中心軸部材取付部
31、32・・・断面ほぼ1/4円形部
312、322・・・断面ほぼ1/4切欠き部(L字状切欠き部)
313、323・・・中心軸部材取付孔
33、34・・・横框
35、35′・・・遮蔽部材
41・・・挿入凹部
411、421・・・断面ほぼ1/4円形部
431、432・・・断面直角部
43・・・遮蔽部材
45、46・・・横框
47、47′・・・ネジ
471、472・・・取付部
473・・・取付フィン
474・・・障子(板、パネル、ガラス、網等)
475・・・取付孔
48、48′・・・ネジ孔
51・・・垂直溝
52・・・遮蔽部材
53・・・取付溝
54・・・遮蔽部材
55・・・網
711・・・断面L字状連結部材
721・・・上部レール
722・・・吊り戸車
723・・・中心軸部材
725・・・モヘア
726・・・逆L字状金具
811・・・連結部材
821・・・上部レール
822・・・吊り戸車
85・・・網
911、912・・・柱体
931、932・・・L字状切欠き部
941、942・・・カバー
951、952・・・L字状金具
961・・・連結部材
971、972・・・中心軸部材
981、982・・・吊り戸車
991、992・・・横框
1211、1221・・・カバー部材
1212、1223・・・L字状金具
1213、1223・・・孔
1214、1224・・・角部材
1215、1225・・・開口部
1216、1226・・・角部材回動軸
1217、1227・・・バネ
1218、1228・・・バネ押え
1219、1229・・・凹部
1220、1230・・・開口部
1241、1251・・・係合突起
111、121・・・対向面
112、122・・・横框取付部
113、123・・・中心軸部材取付孔
114、124・・・側部
13・・・遮蔽アダプター
131・・・突起溝
132・・・遮蔽部材
14、15・・・連結部材
141、141′、143、144・・・孔
142、142′、145、145′・・・中心軸部材
146・・・吊り戸車
16、17・・・横框
21、22・・・中心軸部材取付部
31、32・・・断面ほぼ1/4円形部
312、322・・・断面ほぼ1/4切欠き部(L字状切欠き部)
313、323・・・中心軸部材取付孔
33、34・・・横框
35、35′・・・遮蔽部材
41・・・挿入凹部
411、421・・・断面ほぼ1/4円形部
431、432・・・断面直角部
43・・・遮蔽部材
45、46・・・横框
47、47′・・・ネジ
471、472・・・取付部
473・・・取付フィン
474・・・障子(板、パネル、ガラス、網等)
475・・・取付孔
48、48′・・・ネジ孔
51・・・垂直溝
52・・・遮蔽部材
53・・・取付溝
54・・・遮蔽部材
55・・・網
711・・・断面L字状連結部材
721・・・上部レール
722・・・吊り戸車
723・・・中心軸部材
725・・・モヘア
726・・・逆L字状金具
811・・・連結部材
821・・・上部レール
822・・・吊り戸車
85・・・網
911、912・・・柱体
931、932・・・L字状切欠き部
941、942・・・カバー
951、952・・・L字状金具
961・・・連結部材
971、972・・・中心軸部材
981、982・・・吊り戸車
991、992・・・横框
1211、1221・・・カバー部材
1212、1223・・・L字状金具
1213、1223・・・孔
1214、1224・・・角部材
1215、1225・・・開口部
1216、1226・・・角部材回動軸
1217、1227・・・バネ
1218、1228・・・バネ押え
1219、1229・・・凹部
1220、1230・・・開口部
1241、1251・・・係合突起
Claims (12)
- 一方向に180度回動させることができるヒンジにより連結されている戸において、
断面ほぼ半円形で、互いに対向する対向面を有し、中心軸を中心にして、前記対向面に対向しながら回動するとともに、前記対向面の反対側に横框取付部が成形されている一対の柱体と、
前記横框取付部に取り付けられた横框と、
前記横框の前記柱体と反対側に取り付けられた縦框と、
前記一対の柱体の上下部において、二つの中心軸部材が回動自在に、前記一対の柱体を接続する連結部材と、
前記一対の柱体の少なくともいずれか一方に一体成形または別体として取り付けられているとともに、前記一対の柱体間を密封する長さ方向の遮蔽部材と、
から少なくとも構成され、
前記連結部材によって前記二つの柱体が回動自在に緊締されているとともに、開閉または折り畳みが自在にできることを特徴とする戸。 - 一方向に180度回動させることができるヒンジにより連結されている戸において、
断面がほぼ1/4円形で、中心軸を中心にして、互いに対向して対向しながら回動する対向面と、前記円形部分に連設されている断面直角部と、前記円形部および断面直角部の反対側に横框取付部が成形されている一対の柱体と、
前記横框取付部に取り付けられた横框と、
前記横框の前記柱体と反対側に取り付けられた縦框と、
前記一対の柱体の上下部において、二つの中心軸部材が回動自在に、前記一対の柱体を接続する連結部材と、
から少なくとも構成され、
前記連結部材によって前記二つの柱体が回動自在に緊締されているとともに、開閉または折り畳みが自在にできることを特徴とする戸。 - 一方向に180度回動させることができるヒンジにより連結されている戸において、
断面がほぼ1/4円形部と前記ほぼ1/4円形部に連設された切欠き部とから構成され、前記ほぼ1/4円形部が互いに対向する対向面となり、中心軸を中心にして、前記対向面に対向しながら回動するとともに、前記対向面および切欠き部の反対側に横框取付部が成形されている一対の柱体と、
前記横框取付部に取り付けられた横框と、
前記横框の前記柱体と反対側に取り付けられた縦框と、
前記一対の柱体の上下部において、二つの中心軸部材が回動自在に、前記一対の柱体を接続する連結部材と、
前記一対の柱体間を密封する、前記切欠き部に固定された遮蔽部材と、
から少なくとも構成され、
前記連結部材によって前記二つの柱体が回動自在に緊締されているとともに、開閉または折り畳みが自在にできることを特徴とする戸。 - 両方向に360度回動させることができるヒンジにより連結されている戸において、
断面ほぼ半円形で、互いに対向する対向面を有し、中心軸を中心にして、前記対向面に対向しながら回動するとともに、前記対向面の反対側に横框取付部が成形された一対の柱体と、
前記横框取付部に取り付けられた横框と、
前記横框の前記柱体と反対側に取り付けられた縦框と、
前記一対の柱体の上下部において、二つの中心軸部材が回動自在に、前記一対の柱体を接続する連結部材と、
から少なくとも構成され、
前記連結部材によって前記二つの柱体が回動自在に緊締されているとともに、開閉または折り畳みが自在にできることを特徴とする戸。 - 前記いずれか一方または両方の柱体における断面ほぼ半円形の凸部近傍には、長さ方向の遮蔽部材を固定する溝と、
前記溝に固定された遮蔽部材と、
を備えていることを特徴とする請求項4に記載された戸。 - 前記一対の柱体の上部および下部において、横框を取り付けるためのL字状切欠き部と、前記切欠き部を覆うカバーを有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載された戸。
- 前記一対の柱体における対向面と反対側の内部には、前記連結部材および/または前記横框を取り付けるためのL字状金具が取り付けられていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載された戸。
- 両方向に360度回動させることができるヒンジにより連結されている戸において、
断面ほぼ半円形で、互いに対向する対向面を有し、一方または他方の中心軸を中心にして、前記対向面に対向しながら回動する一対の柱体と、
前記柱体を取り付ける柱体取付部および横框取付部が成形されている取付コーナーブロックと、
前記取付コーナーブロックに取り付けられた横框と、
前記横框の前記取付コーナーブロックと反対側に取り付けられた縦框と、
前記一対の取付コーナーブロックの上下部において、二つの中心軸部材が回動自在に、前記一対の柱体を接続する連結部材と、
から少なくとも構成され、
前記連結部材および取付コーナーブロックによって前記二つの柱体が回動自在に緊締されているとともに、開閉または折り畳みが自在にできることを特徴とする戸。 - 前記二つの柱体または取付コーナーブロックに回動自在に取り付けられた前記連結部材が取り付けられており、前記上吊り戸車および/またはガイドが戸の一組置きに設けられていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載された戸。
- 前記二つの柱体または取付コーナーブロックに回動自在に取り付けられた前記連結部材における一方または両方の下部には、レール上を移動する戸車および/またはガイドが取り付けられており、前記戸車および/またはガイドが戸の一組置きに設けられていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載された戸。
- 前記柱体または取付コーナーブロックには、回動する際の対向面から上下部に形成される隙間を塞ぐ角部材がバネ部材の力によって出入り自在に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載された戸。
- 前記角部材の一端に、回動軸が設けられ、前記バネ部材の一端が前記角部材の凹部に、前記バネ部材の他端が前記回動軸を介してバネ押えにより係合されていることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載された戸。
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006328751A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2506968A (en) * | 2012-08-07 | 2014-04-16 | Smart Systems Ltd | Bi-folding door with internal hinges |
KR101817571B1 (ko) * | 2016-03-28 | 2018-01-11 | 신일공영(주) | 양방향 폴딩도어 |
KR101836111B1 (ko) | 2015-11-17 | 2018-03-08 | 고영민 | 폴딩 도어 |
WO2021034067A3 (ko) * | 2019-08-20 | 2021-04-22 | 주식회사 필로브 | 회전식 도어의 기어 힌지부의 회전 작동 가이드 장치 |
-
2005
- 2005-05-25 JP JP2005152432A patent/JP2006328751A/ja active Pending
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WO2021034067A3 (ko) * | 2019-08-20 | 2021-04-22 | 주식회사 필로브 | 회전식 도어의 기어 힌지부의 회전 작동 가이드 장치 |
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