JP2006320366A - End of the endoscope - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、対物光学系の先端部を対象物に接触させてその対象物を観察する対象物接触型の観察光学系を備えた内視鏡の先端部に関する。 The present invention relates to a distal end portion of an endoscope provided with an object contact type observation optical system for observing an object by bringing the distal end portion of an objective optical system into contact with the object.
特許文献1には対物光学系の先端部を対象物に接触させてその対象物を観察する対象物接触型の観察光学系と、対物光学系を対象物に非接触状態でその対象物を観察する通常の観察光学系とを備えた内視鏡が示されている。 Patent Document 1 discloses an object-contact-type observation optical system for observing an object by bringing the tip of the objective optical system into contact with the object, and observing the object in a non-contact state with the object optical system. An endoscope with a normal observation optical system is shown.
また、特許文献2には、内視鏡の挿入部の先端面に、前方に向けて突出された突出部が設けられ、突出部の端面に観察光学系と、照明光学系と、送気送水ノズルと、汚れた粘膜面を洗滌するための水を噴出する汚粘膜洗浄ノズル(前方送水管路の開口部)とが配設されている。さらに、挿入部の突出部の根元側の端面には処置具挿通チャンネルの先端開口部が前方に向けて開口配置されている。
上記従来構成の特許文献1のように対象物接触型の観察光学系を備えた内視鏡の挿入部の先端面に、特許文献2のように汚粘膜洗浄ノズル(前方送水管路の開口部)を配設した場合には、内視鏡の挿入部の先端面を対象物に接触させる際に、汚粘膜洗浄ノズルの先端開口部に汚粘膜の切除片などの残渣などが浸入し、詰まりやすい。そのため、汚粘膜洗浄ノズルの先端開口部からの洗浄液の噴出ができなくなり、内視鏡観察が行いにくくなる可能性がある。さらに、汚粘膜洗浄ノズルの先端開口部の洗滌作業を行う回数が増えるなどの問題がある。 As in Patent Document 1 having the above-described conventional configuration, a mucosal mucosa washing nozzle (opening portion of the front water supply pipe line) is formed on the distal end surface of the insertion portion of the endoscope provided with the object contact type observation optical system. When the tip of the insertion part of the endoscope is brought into contact with the object, residues such as excised mucosa enter the end opening of the mucosa washing nozzle and become clogged. Cheap. Therefore, the cleaning liquid cannot be ejected from the tip opening of the mucosal mucosa cleaning nozzle, which may make it difficult to perform endoscopic observation. Furthermore, there is a problem that the number of times of performing the cleaning operation of the tip opening portion of the mucous membrane cleaning nozzle is increased.
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的は、前方送水管路の開口部の詰まりを防止することができ、内視鏡観察が行いやすい内視鏡の先端部を提供することにある。 The present invention has been made paying attention to the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a distal end portion of an endoscope that can prevent clogging of an opening portion of a forward water supply conduit and facilitates endoscopic observation. There is.
請求項1の発明は、被検体に挿入するための挿入部と、前記挿入部の先端部に前方に突出された突出部の端面に形成され、前記被検体を観察するための観察部が配置される突出面と、前記先端部の前記突出部の突出面以外の非突出面に少なくとも一部が設けられ、前記挿入部に挿通された管路と連通する開口部と、を有することを特徴とする内視鏡の先端部である。
そして、本請求項1の発明では、挿入部に挿通された管路と連通する開口部の少なくとも一部を挿入部の先端部に前方に突出された突出部の突出面以外の非突出面に設けることにより、管路の開口部が詰まりにくくするようにしたものである。
According to the first aspect of the present invention, there is provided an insertion portion for insertion into a subject, and an observation portion for observing the subject, which is formed on an end surface of a projection portion that projects forward at a distal end portion of the insertion portion. And at least a part of a non-projecting surface other than the projecting surface of the projecting portion of the projecting portion at the distal end, and an opening communicating with a pipe line inserted through the insertion portion. It is the front-end | tip part of an endoscope.
In the first aspect of the present invention, at least a part of the opening communicating with the duct inserted through the insertion portion is formed on a non-projection surface other than the projection surface of the projection protruding forward from the distal end of the insertion portion. By providing, the opening of the pipeline is made difficult to clog.
請求項12の発明は、被検体に挿入するための挿入部と、前記挿入部の先端部に設けられ、前記被検体を観察するための観察部が配置される先端面と、前記先端部の前記先端面より基端側の位置に配置され、前記挿入部に挿通された管路と連通する開口部と、を有することを特徴とする内視鏡の先端部である。
The invention of
請求項22の発明は、被検体に挿入する挿入部と、前記挿入部の先端部に設けられ、前記被検体を観察するための第1の観察部を配置する第1の配置面と、前記第1の配置面に対して先端側へ突出された突出部の端面に形成され、前記被検体を観察するための第2の観察部を配置するための第2の配置面と、前記第1の配置面に設けられ、前記挿入部に挿通された管路と連通する開口部と、を有することを特徴とする内視鏡の先端部である。 The invention of claim 22 is provided with an insertion portion to be inserted into a subject, a first arrangement surface provided at a distal end portion of the insertion portion, and a first observation portion for observing the subject, A second arrangement surface for arranging a second observation unit for observing the subject, and formed on an end surface of the protruding portion protruding toward the distal end side with respect to the first arrangement surface; And an opening that communicates with a pipe line that is inserted through the insertion portion.
請求項23の発明は、被検体に挿入する挿入部と、前記挿入部の先端部に設けられ、前記被検体を観察するための第1の観察部を配置する第1の配置面と、前記第1の配置面に対して先端側へ突出された突出部の端面に形成され、前記被検体を観察するための第2の観察部を配置するための第2の配置面と、前記第1の配置面と前記第2の配置面との間の段差部に形成され、前記第2の配置面に対して斜めに傾斜された斜面部と、前記斜面部に配置され、前記挿入部に挿通された管路と連通する開口部と、を有することを特徴とする内視鏡の先端部である。
The invention of
請求項31の発明は、被検体に挿入する挿入部と、前記挿入部の先端部に設けられ、前記被検体を観察するための第1の観察部を配置する第1の配置面と、前記第1の配置面よりも後方側に設けられ、前記被検体を観察するための第2の観察部を配置するための第2の配置面と、前記第2の配置面に設けられ、前記挿入部に挿通された管路と連通する開口部と、を有することを特徴とする内視鏡の先端部である。
The invention according to
請求項32の発明は、被検体に挿入する挿入部と、前記挿入部の先端部に設けられ前記被検体を観察するための第1の観察部を配置する第1の配置面と、前記第1の配置面よりも後方側に設けられ、前記被検体を観察するための第2の観察部を配置するための第2の配置面と、前記第1の配置面と前記第2の配置面との間の段差部に形成され、前記第1の配置面に対して斜めに傾斜された斜面部と、前記斜面部に配置され、前記挿入部に挿通された管路と連通する開口部と、を有することを特徴とする内視鏡の先端部である。
The invention of
本発明によれば、挿入部に挿通された管路と連通する前方送水の開口部が斜面にあるため、先端部が残渣などで詰まったとしても、開口部が斜面になっているため開口部のつまりを解除しやすい。前方送水の開口部が楕円となるため、開口部の内径を広くすることなく前方送水の開口部の面積を広くすることができ、開口部の詰まりを低減することができる。 According to the present invention, since the front water supply opening communicating with the pipe line inserted through the insertion portion is on the slope, even if the tip is clogged with residue, the opening is a slope, so the opening Easy to release clogs. Since the front water supply opening is an ellipse, the area of the front water supply opening can be increased without increasing the inner diameter of the opening, and clogging of the opening can be reduced.
以下、本発明の第1の実施の形態を図1乃至図18を参照して説明する。図1は本実施の形態の内視鏡システム1全体の概略構成を示す。図1に示すように本実施の形態の内視鏡システム1は、内視鏡2と、この内視鏡2に照明光を供給する照明手段としての光源装置3と、内視鏡2に対する信号処理を行う信号処理装置としてのプロセッサ4と、このプロセッサ4に接続されたモニタ5と、送気送水を行う送気送水装置6と、前方送水を行う前方送水装置7とを備えている。
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 shows a schematic configuration of the entire endoscope system 1 of the present embodiment. As shown in FIG. 1, an endoscope system 1 according to the present embodiment includes an endoscope 2, a
内視鏡2は、体腔内に挿入する細長な挿入部11と、この挿入部11の基端に連結される操作部12と、この操作部12の側部から延出するユニバーサルケーブル13とを有している。このユニバーサルケーブル13の端部に設けられたコネクタ14は、光源装置3に着脱自在に接続される。さらに、コネクタ14は、スコープケーブル8を介してプロセッサ4に接続されている。
The endoscope 2 includes an elongated insertion portion 11 that is inserted into a body cavity, an
また、内視鏡2の挿入部11は、その先端に形成される硬質の先端部15と、この先端部15の基端に形成される湾曲部16と、この湾曲部16の基端から操作部12まで形成される可撓性を備えた可撓管部17とを有する。
Further, the insertion portion 11 of the endoscope 2 is operated from the hard
図4(A),(B)に示すように、内視鏡2の湾曲部16には、挿入部11の軸方向に沿って円環状の複数の湾曲駒18が回動自在に連設されている。各湾曲駒18は、その内周面に4つのパイプ状のワイヤ受け19が溶着などの手段によって固設されている。4つのワイヤ受け19は、挿入軸周りに夫々が略90°ずらされた位置において、1つの湾曲駒18の内周面に固定されている。
As shown in FIGS. 4A and 4B, a plurality of
また、これら複数の湾曲駒18には、それらの外周を覆うように細線のワイヤなどを筒状に編み込んだ湾曲ブレード20が被せられている。この湾曲ブレード20上には、水密を保つように外皮21が被せられている。
Further, the plurality of
この外皮21は、先端部15、湾曲部16及び可撓管部17からなる挿入部11の全長に渡って一体となるように被覆されている。この外皮21の先端外周部分は、先端部15に糸巻きされたのち接着された糸巻き接着部22により固着されている。
The
また、挿入部11内には、湾曲部16を湾曲操作する4本の湾曲操作ワイヤ23が挿通されている。これら4本の湾曲操作ワイヤ23は、先端部分が先端部15内に設けられた固定環15cの4つの固定部15dにより夫々、挿入軸周りに略90°にずらされて保持固定されている。さらに、4本の各湾曲操作ワイヤ23は、湾曲駒18の内周面の各ワイヤ受け19に夫々、挿通されている。そして、4本の各湾曲操作ワイヤ23は湾曲部16から可撓管部17の内部を通り、基端側の操作部12に向かって延出されている。また、固定環15cは、後述する先端部15の補強環15bの内周側に挿嵌されている。
Further, four
なお、湾曲部16の挿入軸が略直線となっている状態で、各湾曲駒18の各ワイヤ受け19に挿通される各湾曲操作ワイヤ23が略直線となるように、先端部15及び各湾曲駒18が連結されている。
In the state where the insertion axis of the
また、これら湾曲操作ワイヤ23は、基端部が操作部12(図1参照)内に設けられた図示しない湾曲操作機構に連結されている。操作部12には、湾曲操作機構を駆動する図示しない4方向湾曲操作用の湾曲操作ノブが配設されている。
Further, the
そして、湾曲操作ノブの操作により、4本の湾曲操作ワイヤ23が交互に牽引又は弛緩されることによって、湾曲部16が4方向へ湾曲操作されるようになっている。これら4方向とは、後述するモニタ5に表示される内視鏡画像の上下左右の4方向である。
Then, the
また、上下方向に湾曲部16を操作する第1の湾曲操作手段である2本の湾曲操作ワイヤ23と、左右方向に湾曲部16を操作する第2の湾曲操作手段である2本の湾曲操作ワイヤ23とが夫々対となっている。すなわち、湾曲部16内の湾曲駒18における上下方向に対応する方向の2つのワイヤ受け19に夫々挿通保持される2本の湾曲操作ワイヤ23が上下方向操作用の第1の湾曲操作手段であり、湾曲部16内の湾曲駒18における左右方向に対応する方向の2つのワイヤ受け19に夫々挿通保持される2本の湾曲操作ワイヤ23が左右方向操作用の第2の湾曲操作手段である。
In addition, two
なお、後述する説明における第1の方向としての上下方向は、モニタ5に表示される内視鏡画像の上下方向、湾曲部16が湾曲操作される上下方向として説明する。また、通常において、モニタ5は、その上下方向が鉛直上下方向と略一致するように、設置されている。更に、上記上下方向に略直交する第2の方向である左右方向は、モニタ5に表示される内視鏡画像の左右方向及び湾曲部16が湾曲操作される左右方向と等しい。
Note that the vertical direction as the first direction in the description to be described later will be described as the vertical direction of the endoscopic image displayed on the
図3および図4(A)は、本実施の形態の内視鏡2の挿入部11の先端部分の内部構成を示す。図3に示すように、挿入部11の先端部15内には、硬質な金属からなる円柱部材(先端硬性部材)15aと、この円柱部材15aの基端側外周部を外嵌する円環状の補強環15bとが配設されている。図5に示すように円柱部材15aには、挿入部11の軸方向と平行な複数、本実施の形態では8つ(第1〜第8)の孔部15a1〜15a8が形成されている。補強環15bの基端部分は、最先端の湾曲駒18と連結されている。
3 and 4A show the internal configuration of the distal end portion of the insertion portion 11 of the endoscope 2 according to the present embodiment. As shown in FIG. 3, in the
さらに、円柱部材15aの先端面および円柱部材15aの先端側外周部には先端カバー24が外嵌される状態で装着されている。挿入部11の先端部15に配置される先端カバー24には、図2に示すように、前方に突出された突出段部25と、この突出段部25よりも1段低い中段部26と、この中段部26よりも1段低い下段部27とを有する3段の段部25,26,27が形成されている。ここで、突出段部(突出部)25の端面は、挿入部11の軸方向と直交する平面25aによって形成されている。そして、この突出段部25の平面25aによって突出面が形成されている。
Furthermore, the
また、本実施の形態では突出段部25の平面25aは、先端カバー24の前面全体の円形状の1/4程度の面積に形成されている。すなわち、先端カバー24の円形状の前面全体の下半分で、かつ上下間を結ぶ中心線の図2に対して左側部分に形成されている。
In the present embodiment, the
この突出段部25の平面25aには、後述する対象物接触型の第1の撮像ユニット(第1の観察部)28の観察レンズである第1レンズ41aと、第1の照明窓29とが配設されている。第1の撮像ユニット28は先端部15のほぼ中央位置に配置されている。第1の照明窓29は第1の撮像ユニット28の近傍位置に配置されている。
On the
中段部26は、突出段部25の平面25aとほぼ平行な平面26aを有する。この中段部26の平面26aには、後述する通常観察用の第2の撮像ユニット(第2の観察部)30の観察レンズである第1レンズ61aと、2つ(第2,第3)の照明窓31,32とが配設されている。ここで、第2,第3の照明窓31,32は、第2の撮像ユニット30の両側に配置されている。さらに、中段部26と突出段部25との間の壁部には、傾斜角度が例えば、45°程度の傾斜面25bが形成されている。
The
なお、突出段部25の平面25aと中段部26の平面26aとの間の段差は、突出段部25が第2の撮像ユニット30の視野に入ることを防止できる高さ、例えば、約0.7mm程度に設定されている。
The step between the
また、図16(B)は突出段部25の高さと通常観察用の第2の撮像ユニット30の第1レンズ61aの入射光の入射角θとの関係を説明するための説明図である。ここで、パラメータは、次のとおりである。xは第1レンズ61aのレンズ面中心から突出段部25まで距離、θは第1レンズ61aの入射光の入射角、yはレンズ第1面の光線高、tは突出段部25の高さである。
FIG. 16B is an explanatory diagram for explaining the relationship between the height of the protruding
また、突出段部25の高さと通常観察用の第2の撮像ユニット30の第1レンズ61aの入射光の入射角θとの関係を示す関係式は、次の式(1)のとおりである。
tanθ=(x−y)/t …(1)
そのため、突出段部25が第2の撮像ユニット30の第1レンズ61aの視野に入らない為には、下記式(2)のtの値よりも小さい寸法に設定すればよい。
Further, the relational expression showing the relation between the height of the protruding
tan θ = (xy) / t (1)
Therefore, in order to prevent the protruding
t=(x−y)/tanθ …(2)
例えば、『パラメータ』として、θ=70°程度、x=3.5mm程度、a=1mm程度に設定した場合の『計算結果』は、t=0.91mmとなる。これにより、上記『パラメータ』の場合にはt=0.91mmの値よりも小さい寸法に設定すれば突出段部25が第2の撮像ユニット30の第1レンズ61aの視野に入らないことがわかる。
t = (xy) / tan θ (2)
For example, when “parameter” is set to θ = about 70 °, x = about 3.5 mm, and a = 1 mm, “calculation result” is t = 0.91 mm. Thus, in the case of the “parameter”, it can be understood that the protruding
なお、挿入部11の先端部15に配設されている3つの照明窓、すなわち突出段部25の平面25aに配置されている第1の照明窓29と、中段部26の平面26aに配置されている第2,第3の照明窓31,32とは、次の関係に設定されている。本実施の形態では第1の照明窓29の面積が最も大きく、次に第2の照明窓31の面積が大きく、第3の照明窓32の面積が最も小さくなるように設定されている。これにより、3つの照明窓からの出射光量は、第1の照明窓29からの出射光量が最も大きく、次に第2の照明窓31からの出射光量が大きく、第3の照明窓32からの出射光量が最も小さくなるように設定されている。
Note that the three illumination windows disposed at the
また、本実施の形態では、通常観察用の第2の撮像ユニット30の先端に配置されている観察レンズとしての第1レンズ61aは、そのレンズ径(外径である直径)が第1の撮像ユニット28の先端に配置されている観察レンズとしての第1レンズ41aのレンズ径よりも大きい径に設定されている。
In the present embodiment, the
下段部27は、突出段部25の平面25aとほぼ平行な平面27aを有する。この下段部27の平面27aには、挿入部11の内部に配設された処置具挿通チャンネル(鉗子チャンネルともいう)33の先端開口部33aと、後述する送気送水ノズル34とが配設されている。
The
さらに、下段部27と中段部26との間の壁部には、傾斜角度が例えば、45°程度の傾斜面26bと、この傾斜面26bよりも傾斜角度が小さい流体ガイド面26cとが形成されている。この流体ガイド面26cは、下段部27の送気送水ノズル34と、中段部26の第2の撮像ユニット30との間に配置されている。この流体ガイド面26cは、傾斜角度が例えば、18°程度の緩い傾斜面によって形成されている。
Further, an
また、図6に示すように送気送水ノズル34は、略L字形状に曲げられた管状部材である。この送気送水ノズル34の先端部は、第2の撮像ユニット30の観察レンズである第1レンズ61a側に向けて配置されている。さらに、この送気送水ノズル34の先端開口部の噴出口34aは流体ガイド面26cに向けて対向配置されている。
Moreover, as shown in FIG. 6, the air /
なお、送気送水ノズル34は、後述するように、その先端側が合流して1つになっている送気送水管路106に接続され、送気送水管路106の基端側が送気管路106aと送水管路106bに分岐している。
As will be described later, the air /
また、突出段部25の平面25aである突出面以外の部分、例えば中段部26の平面26aと、下段部27の平面27aと、中段部26と突出段部25との間の壁部の傾斜面25bと、下段部27と中段部26との間の壁部の傾斜面26bや流体ガイド面26cと、下段部27と突出段部25との間の壁部の傾斜面25cとによって非突出面が形成されている。この傾斜面25cは、傾斜角度が例えば、45°程度に形成されている。
Further, a portion other than the projecting surface which is the
ここで、図12に示すように突出段部25の平面25aである突出面は、送気送水ノズル34の先端部よりも先端側に配置されている。これにより、突出段部25の平面25aが被検体に当接された際に、送気送水ノズル34の先端部が被検体に引っ掛かることが防止されている。
Here, as shown in FIG. 12, the projecting surface, which is the
さらに、挿入部11の先端部15には、非突出面、本実施の形態では下段部27と突出段部25との間の傾斜面25cに前方送水用の開口部35aが配設されている。この開口部35aは、挿入部11に挿通された前方送水用の管路(前方送水チャンネル)35と連通されている。なお、前方送水用の管路35の内径は略1mmに設定されている。
Further, the
また、先端部15の円柱部材15aの8つ(第1〜第8)の孔部15a1〜15a8は、それぞれ先端カバー24の第1の撮像ユニット28、第1の照明窓29、第2の撮像ユニット30、第2の照明窓31、第3の照明窓32、処置具挿通チャンネル33の先端開口部33a、送気送水ノズル34、前方送水用の開口部35aと対応する位置に設けられている。そして、第1の孔部15a1には第1の撮像ユニット28の構成要素、第2の孔部15a2には第1の照明窓29の構成要素、第3の孔部15a3には第2の撮像ユニット30の構成要素、第4の孔部15a4には第2の照明窓31の構成要素、第5の孔部15a5には第3の照明窓32の構成要素、第6の孔部15a6には処置具挿通チャンネル33の管路の構成要素、第7の孔部15a7には送気送水ノズル34用の管路の構成要素、第8の孔部15a8には前方送水用の開口部35aに連通する管路の構成要素がそれぞれ後述する通り組み込まれている。
Further, the eight (first to eighth) hole portions 15a1 to 15a8 of the
また、図11(A)は対象物接触型の第1の撮像ユニット28、図7は通常観察用の第2の撮像ユニット30、図6は送気送水ノズル34、図13は前方送水用の開口部35aの構成をそれぞれ示す。
11A shows the
図11(A)に示すように第1の撮像ユニット28は、超高倍率の第1のレンズユニット36と、第1の電気部品ユニット37とを有している。なお、第1のレンズユニット36の超高倍率は、細胞や腺管構造を始めとする組織学的観察レベルの倍率(一般的な光学顕微鏡と同程度の例えば、200〜1000倍程度のレベル)である。
As shown in FIG. 11A, the
第1のレンズユニット36は、さらに2つ(第1,第2)のユニット構成体39,40を有する。第1のユニット構成体39は、第1レンズ枠39aと、第1レンズ群39bとを有する。図11(B)に示すように第1レンズ群39bは、7つ(第1〜第7)の対物レンズ41a〜41gを有する。ここで、観察レンズである第1レンズ41aは、第1レンズ枠39aの先端部に配置されている。第1レンズ41aの先端部は、第1レンズ枠39aの先端部よりも前方に突出した状態で第1レンズ枠39aに例えば、接着固定されている。
The
また、第1レンズ41aと、その後方の第2レンズ41bとの間には、光学絞り42と、レンズ面間を調整する調整絞り43とが介設されている。さらに、第2レンズ41bの後方には、第3レンズ41c〜第7レンズ41gが順次配設されている。ここで、第4レンズ41dと、第5レンズ41eとの間には間隔環44と、光学絞り45とが介設されている。さらに、第5レンズ41eと、第6レンズ41fとの間には光学絞り46と、間隔環47とが介設され、第6レンズ41fと、第7レンズ41gとの間には間隔環48と、調整絞り49とが介設されている。
An
また、第2のユニット構成体40は、第2レンズ枠40aと、第2レンズ40bとを有する。第2レンズ枠40aには、第1のユニット構成体39を収容する収容空間50の後方に第2レンズ40bが配設されている。
Further, the
第1のレンズユニット36の後端部には、第1の電気部品ユニット37が連設されている。ここで、第1の電気部品ユニット37は、例えばCCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)などの第1の撮像素子51と、第1の回路基板52とを有する。さらに、第1の撮像素子51の前面の受光面側には、カバーレンズ53が設けられている。
A first
そして、第1の電気部品ユニット37のカバーレンズ53は、第1のレンズユニット36の後端部の対物レンズ、すなわち、第2のユニット構成体40の第2レンズ40bに並設される状態で固定されている。これにより、第1のレンズユニット36と、第1の電気部品ユニット37とが一体化された超高倍率の観察光学ユニット28Aが形成されている。
The
第1の回路基板52は、電気部品及び配線パターンを有し、信号ケーブル54の複数の信号線の先端部が半田付け等の手段によって接続されている。さらに、カバーレンズ53、第1の撮像素子51、第1の回路基板52及び信号ケーブル54の先端部分は、夫々の外周部が一体的に絶縁封止樹脂などにより覆われている。
The
また、図3に示すように超高倍率の観察光学ユニット28Aは、円柱部材15aの第1の孔部15a1内に挿入された状態で接着されて組み付け固定されている。これにより、第1の撮像素子51のCCDの駆動温度が高い第1の撮像ユニット28は、円柱部材15aの第1の孔部15a1内に配置されている。ここで、観察光学ユニット28Aは、固定ねじを使用しない状態で円柱部材15aの第1の孔部15a1に固定されることにより、第1の撮像ユニット28と円柱部材15aとの固定部に固定ねじが占める断面積を低減できる。そのため、内視鏡2の先端部15の細径化が可能となる。
In addition, as shown in FIG. 3, the ultra-high magnification observation
そして、第1のレンズユニット36から第1の撮像素子51に結像される光学像が第1の撮像素子51によって電気的な画像信号に光電変換され、その画像信号が第1の回路基板52に出力される。さらに、第1の回路基板52から出力される光学像の電気信号が信号ケーブル54を介して後述する後続の電気機器に伝送される。
The optical image formed on the
また、第2の撮像ユニット30は、図7に示すように構成されている。すなわち、第2の撮像ユニット30は、観察倍率をTele(拡大)位置からWide(広角)位置まで連続的に変更可能なズーム光学系を備えた第2のレンズユニット55と、第2の電気部品ユニット56とを有している。
The
第2のレンズユニット55は、さらに4つ(第1〜第4)のユニット構成体57〜60を有する。第1のユニット構成体57は、第1レンズ枠57aと、第1レンズ群57bとを有する。図8(A)に示すように第1レンズ群57bは、6つ(第1〜第6)の対物レンズ61a〜61fを有する。ここで、観察レンズである第1レンズ61aは、第1レンズ枠57aの先端部に配置されている。第1レンズ61aの先端部は、第1レンズ枠57aの先端部よりも前方に突出した状態で第1レンズ枠57aに例えば、接着固定されている。
The
また、第2のユニット構成体58は、撮影光軸方向に対して進退可能なズーミング用の移動光学ユニットである。この第2のユニット構成体58は、第2レンズ枠(摺動レンズ枠)58aと、第2レンズ群(ズームレンズ)58bとを有する。第2レンズ群58bは、2つ(第1,第2)のレンズ62a,62bを有する。
The second
第3のユニット構成体59は、第3レンズ枠59aと、第3レンズ群59bとを有する。第3レンズ枠59aの内部には先端側に第2のユニット構成体58を撮影光軸方向に対して進退可能に保持するガイド空間59cを有する。そして、このガイド空間59cの後方に第3レンズ群59bが配設されている。第3レンズ群59bは、3つ(第1〜第3)のレンズ63a〜63cを有する。
The third
第4のユニット構成体60は、第4レンズ枠60aと、第4レンズ群60bとを有する。第4レンズ群60bは、2つ(第1,第2)のレンズ64a,64bを有する。
The fourth
また、図8(B)に示すように第2のユニット構成体58の第2レンズ枠58aの一側部には側方に突出する突出部65が設けられている。この突出部65には第2のユニット構成体58を撮影光軸方向に対して進退操作する操作ワイヤ66の先端部が固定されている。
Further, as shown in FIG. 8B, a projecting
そして、操作部12に設けられる図示しないズーミング用の操作レバーがユーザーにより操作されることにより、操作ワイヤ66が撮影光軸方向に対して進退駆動される。このとき、操作ワイヤ66が先端方向に押し出される操作にともないズーム光学系である第2のユニット構成体58は、図9(B)に示すように前方(Wide(広角)位置方向)に向けて移動されるようになっている。さらに、操作ワイヤ66が手元側方向に引っ張られる操作にともないズーム光学系である第2のユニット構成体58は、図9(A)に示すように手元側(Tele(拡大)位置方向)に向けて移動されるようになっている。
Then, when a zooming operation lever (not shown) provided in the
また、第3レンズ枠59aには、第2レンズ枠58aの突出部65がズーミング動作方向に移動する動作をガイドするズームガイド用のガイド空間67が形成されている。このガイド空間67の先端部には第2レンズ枠58aの突出部65がWide(広角)位置方向に移動する際の移動端の位置決め用の位置決め部材68が設けられている。この位置決め部材68には第2レンズ枠58aの突出部65の前端部65aに当接してWide(広角)位置方向の限界位置を規制する突き当て部68aが形成されている。この位置決め部材68の突き当て部68aと、突出部65の前端部65aとの突き当て位置は、第2レンズ枠58aの突出部65の力点65bの近傍、すなわち、突出部65と操作ワイヤ66との連結部の近傍位置に配置されている。
The
なお、ガイド空間67の後端部には第2レンズ枠58aの突出部65がTele(拡大)側方向に対する位置規制用のストッパ500が設けられている。このストッパ500は、ストッパ受け501に螺合して固定されており、螺合の位置を調整することでTele(拡大)側の最大倍率を調整することができる。
Note that a
また、摺動するズーミング用の第2のユニット構成体58には、図8(B)に示すように第2レンズ枠58aに明るさ絞り70が設けられている。この明るさ絞り70は、第2レンズ枠58aに保持されている第1のレンズ62aの前面側に配置されている。この明るさ絞り70は、遮光性シートの中央部分に光を透過させる開口部70aが設けられている。
Further, the sliding second
また、第3のユニット構成体59には、図8(C)に示すように第1レンズ63aと第2レンズ63bとの間にレンズ間隔を決める位置決め部材として複数、本実施の形態では2つの間隔環71が介設されている。2つの間隔環71間には、光学フレアを防止するフレア絞り72が介挿されている。
Further, as shown in FIG. 8C, the
さらに、第4のユニット構成体60の後端部には、第2の電気部品ユニット56が連設されている。第2の電気部品ユニット56には、第1の撮像ユニット28と同様に、CCD、CMOSなどの第2の撮像素子73と、第2の回路基板74とを有する。さらに、第2の撮像素子73の前面の受光面側には、カバーレンズ75が設けられている。
Further, a second
そして、第2の電気部品ユニット56のカバーレンズ75は、第2のレンズユニット55の後端部の対物レンズ、すなわち、第4のユニット構成体60の第2レンズ64bに並設される状態で固定されている。これにより、第2のレンズユニット55と、第2の電気部品ユニット56とが一体化された通常観察用の観察光学ユニット30Aが形成されている。
The
第2の回路基板74は、電気部品及び配線パターンを有し、信号ケーブル76の複数の信号線の先端部が半田付け等の手段によって接続されている。さらに、カバーレンズ75、第2の撮像素子73、第2の回路基板74及び信号ケーブル76の先端部分は、夫々の外周部が一体的に絶縁封止樹脂などにより覆われている。
The
そして、第2のレンズユニット55から第2の撮像素子73に結像される光学像が第2の撮像素子73によって電気的な画像信号に光電変換され、その画像信号が第2の回路基板74に出力される。さらに、第2の回路基板74から出力される光学像の電気信号が信号ケーブル76を介して後述する後続の電気機器に伝送される。
The optical image formed on the
また、図3に示すように通常観察用の観察光学ユニット30Aは、円柱部材15aの第3の孔部15a3内に第2のレンズユニット55のみが挿入された状態で組み付けられ、図5(A)に示すように固定ねじ77によって固定されている。ここで、固定ねじ77の中心線は、第2のレンズユニット55のレンズ中心O1と操作ワイヤ66のワイヤ中心O2とを結んだ軸線方向に対して略垂直方向に配置されている。これにより、観察光学ユニット30Aを円柱部材15aに固定する際の固定ねじ77による第3レンズ枠59aへの応力を軽減し、ズーミング用の移動光学ユニットである第2のユニット構成体58側への影響を低減させることができる。
As shown in FIG. 3, the observation
さらに、観察光学ユニット30Aの第2の電気部品ユニット56は、円柱部材15aの第3の孔部15a3の後方に突出され、円柱部材15aに接触しない位置に配置されている。これにより、2つあるCCD(第1の撮像ユニット28の第1の撮像素子51と、第2の撮像ユニット30の第2の撮像素子73)の熱がお互いに干渉しないため、CCDの発熱を抑えることができる。そのため、CCDの発熱に起因するノイズが少ない内視鏡2が得られる。
Further, the second
また、図10は、第2の撮像ユニット30の第2のレンズユニット55の組み立て時に使用されるレンズユニット組み付け治具78を示す。このレンズユニット組み付け治具78は、ほぼU字状の治具本体79を有する。この治具本体79は、離間対向配置された2つの支持アーム80a,80bを有する。
FIG. 10 shows a lens
一方の支持アーム80aには、他方の支持アーム80bとの対向面側に固定軸挿入穴81が形成されている。この固定軸挿入穴81には固定軸82の基端部が挿入された状態で固定されている。固定軸82の先端部は支持アーム80b側に向けて突設されている。固定軸82の先端部は第3のユニット構成体59の第3レンズ枠59aの後端部側からレンズ枠59a内に挿入可能になっている。
One
また、支持アーム80bには、支持アーム80aの固定軸挿入穴81と対応する位置に固定軸82と同軸方向に延設された貫通孔83が形成されている。この貫通孔83には可動軸84が軸方向に摺動可能に挿入されている。ここで、固定軸82の中心線と可動軸84の中心線とは同一軸線上に配置される状態で正確に位置決めされている。
The
さらに、可動軸84の先端部は支持アーム80a側に向けて突設されている。この可動軸84の先端部には、第2のレンズユニット55の第1のユニット構成体57の先端部を挿入可能なレンズユニット挿入穴85が形成されている。
Further, the distal end portion of the
そして、第2のレンズユニット55の組み立て作業時には、まず、固定軸82の先端部に第3のユニット構成体59の第3レンズ枠59aが組み付けられる。このとき、第3のユニット構成体59の第3レンズ群59bの第1〜第3のレンズ63a〜63cが第3レンズ枠59aに組み付けられる前に、予め第3レンズ枠59a内にズーミング用の第2のユニット構成体58が挿入された状態にセットされる。その後、第3のユニット構成体59の第3レンズ枠59aの後端部側からレンズ枠59a内に固定軸82の先端部が挿入される。このとき、第3のユニット構成体59の第3レンズ群59bの第1〜第3のレンズ63a〜63cは、第3レンズ枠59aに組み付けられていない。この状態で、第3レンズ枠59aの後端部側からレンズ枠59a内の第3レンズ群59bの組み付け部分に固定軸82の先端部が挿入された状態にセットされる。
When the
続いて、可動軸84の先端部に第1のユニット構成体57が組み付けられる。このとき、第1のユニット構成体57の第1レンズ枠57aの先端部が可動軸84のレンズユニット挿入穴85内に挿入された状態にセットされる。
Subsequently, the
その後、可動軸84が固定軸82側に向けて移動され、第3レンズ枠59aの先端部に第1のユニット構成体57の第1レンズ枠57aの基端部が挿入されて嵌合される。この状態で、第1レンズ枠57aの基端部と第3レンズ枠59aの先端部との嵌合部間が接着固定される。これにより、第1のユニット構成体57の第1レンズ群57bの光軸と、第2のユニット構成体58の第2レンズ群58bの光軸と、第3のユニット構成体59に組み付けられる第3レンズ群59bの光軸との間の光軸のずれが修正され、第2の撮像ユニット30の組み立てのばらつきを防止することができる。
Thereafter, the
また、図1に示すように第1の撮像ユニット28の信号ケーブル54および第2の撮像ユニット30の信号ケーブル76は、挿入部11、操作部12、ユニバーサルケーブル13の内部を順次介してコネクタ14内に延出されている。コネクタ14内にはリレー基板86が内蔵されている。このリレー基板86には信号ケーブル54および76の基端部が接続されている。そして、これら信号ケーブル54,76は、コネクタ14内のリレー基板86によって共通の信号ケーブル87と選択的に切り換え可能に接続されている。
Further, as shown in FIG. 1, the
さらに、コネクタ14のリレー基板86は、コネクタ14内の信号ケーブル87およびスコープケーブル8内の切換信号線88を介してプロセッサ4内の後述する制御回路89に接続されている。
Further, the
また、挿入部11の先端部15に配設されている3つの照明窓、すなわち第1の照明窓29、第2の照明窓31、第3の照明窓32にはそれぞれ照明レンズユニット90が設けられている。図3に示すように、各照明レンズユニット90は、複数の照明レンズ91と、それら照明レンズ91を保持する保持枠92とを有する。なお、図3中には第1の照明窓29と第2の照明窓31とを示す。
In addition, an
さらに、先端部15の円柱部材15aに形成される8つの孔部15a1〜15a8のうち、3つの孔部、すなわち、第2の孔部15a2と、第4の孔部15a4と、第5の孔部15a5の前端部には、先端側から各照明レンズユニット90の照明レンズ91が夫々挿嵌されている。また、第2の孔部15a2と、第4の孔部15a4と、第5の孔部15a5の後端部には照明光を伝送するライトガイド93の先端部分が夫々挿嵌されている。ライトガイド93は、先端部分に円筒部材94が被せられ、複数のファイバ繊維を束ねている外皮95、及びゴア素材である保護チューブ502により被覆されている。
Further, among the eight holes 15a1 to 15a8 formed in the
また、ライトガイド93は、挿入部11、操作部12、ユニバーサルケーブル13の内部を順次介してコネクタ14内に延出されている。ライトガイド93の基端部96側はコネクタ14から突出する図示しないライトガイドコネクタに接続されている。そして、このライトガイドコネクタが光源装置3に着脱可能に接続されている。
The
光源装置3は、白色光を発生するランプ97と、このランプ97の光を平行な光束にするコリメータレンズ98と、このコリメータレンズ98の透過光を集光してライトガイド93の基端部96に出射する集光レンズ100とを有する。なお、この光源装置3は、ランプ97からの照明光の明るさを調整する図示しない調光機能を有する。
The
また、本実施の形態では、ライトガイド93は、例えば操作部12内で分岐され、挿入部11において3本に分割された状態で挿通されている。そして、3本に分割された各ライトガイド93の先端部は、先端カバー24に設けられた3つの照明窓、すなわち第1の照明窓29、第2の照明窓31、第3の照明窓32の各照明レンズ91の背面近傍に夫々対向配置され、円柱部材15aの第2の孔部15a2と、第4の孔部15a4と、第5の孔部15a5の後端部に例えば、ねじ止め固定されている。
In the present embodiment, the
そして、光源装置3のランプ97からの照明光がライトガイド93の基端部96に照射され、このライトガイド93を介して導光される照明光が第1の照明窓29、第2の照明窓31、第3の照明窓32の各照明レンズ91を介して内視鏡2の前方に出射されるようになっている。
The illumination light from the
また、図4(A)に示すように先端部15の円柱部材15aに形成される第6の孔部15a6には基端部側から処置具挿通チャンネル33に連通する連通管105の先端部分が挿嵌されている。この連通管105の基端部は円柱部材15aの後方に突出され、この連通管105の基端部分に処置具挿通チャンネル33の先端部が連結されている。この処置具挿通チャンネル33の先端は、先端カバー24の先端開口部33aに連通されている。
As shown in FIG. 4A, the sixth hole 15a6 formed in the
この処置具挿通チャンネル33は、挿入部11の基端付近で分岐し、一方は操作部12に配設される図示しない処置具挿入口まで挿通している。また他方は、挿入部11及びユニバーサルケーブル13内を通って吸引チャンネルに連通し、その基端がコネクタ14を介して図示しない吸引手段に接続される。
The treatment
また、図6に示すように先端部15の円柱部材15aに形成される第7の孔部15a7の前端部には送気送水ノズル34の基端部分が挿嵌されている。さらに、第7の孔部15a7の後端部には送気送水ノズル34用の送気送水管路106に連通する連通管107の先端部分が挿嵌されている。この連通管107の基端部は円柱部材15aの後方に突出され、この連通管107の基端部分に送気送水管路106の先端部が連結されている。なお、連通管107と送気送水管路106とは、糸巻きにより接続固定されている。
Further, as shown in FIG. 6, the proximal end portion of the air /
送気送水管路106の基端部分は、分岐管108に連結されている。ここで、分岐管108の分岐端部108a,108bには、送気管路106a及び送水管路106bの先端部分が夫々接続されている。これにより、送気送水管路106は、送気管路106a及び送水管路106bと連通する。なお、各管路106,106a,106bと分岐管108とは、糸巻きにより接続固定されており、夫々の接続部分及び分岐管108全体の周囲に例えば接着剤などが塗布され、各接続部分が気密(水密)保持されている。
A proximal end portion of the air /
また、送気送水ノズル34に連通する送気管路106a及び送水管路106bは、ユニバーサルケーブル13のコネクタ14まで挿通しており、送気及び送水を行う図示しないポンプを内蔵した送気送水装置6に接続される。
Further, the air /
また、送気管路106a及び送水管路106bの中途部には、操作部12に配設された送気送水ボタン109が介装されている。そして、この送気送水ボタン109が操作されることにより、送気及び送水が行われる。
In addition, an air /
これにより、送気送水ノズル34の噴出口34aからは、空気などの気体又は滅菌水などの液体が噴出方向に噴出される。このとき、送気送水ノズル34の噴出口34aから噴出される滅菌水や空気などの流体が流体ガイド面26cに沿って第2の撮像ユニット30の第1レンズ61a側に導かれ、第2の撮像ユニット30の第1レンズ61aの表面に付着した体液、付着物等の汚れを除去及び洗浄して、清浄な状態での撮像及び観察視野を確保できるようにしている。
Thus, a gas such as air or a liquid such as sterilized water is ejected from the
また、図13は、先端カバー24に開口部35aを有する前方送水用管路35の構成を示す。図13に示すように先端部15の円柱部材15aに形成される第8の孔部15a8には、後端部側から略円筒状の管部材109の先端部分が挿嵌されている。この管部材109の基端部は円柱部材15aの後方に突出され、この管部材109の基端部分に前方送水用管路35の先端部が連結されている。なお、前方送水用管路35の先端部は管部材109の基端部分を覆い、先端部分が糸巻きにより接続固定されている。
FIG. 13 shows a configuration of a forward
この前方送水用管路35は、挿入部11、操作部12及びユニバーサルケーブル13を通って、コネクタ14まで挿通しており、前方送水装置7に接続される。この前方送水用管路35の中途部には、操作部12において、図示しない前方送水ボタンが介装されている。
The forward
この前方送水ボタンが操作されると、挿入部11の先端カバー24の開口部35aから体腔への挿入方向に向かって滅菌水などの液体が吹き付けられる。これにより、体腔内の被検部位に付着した体液などを洗浄することができる。なお、図1に示すように、前方送水装置7から延出するケーブルにフットスイッチ7aが接続されており、このフットスイッチ7aの操作により、ユーザーは、挿入部11の先端面から体腔への挿入方向に向かって滅菌水などの液体を吹き付けることもできる。
When this forward water supply button is operated, a liquid such as sterilized water is sprayed from the
また、プロセッサ4内には、第1の撮像ユニット28の第1の撮像素子51と、第2の撮像ユニット30の第2の撮像素子73とをそれぞれ駆動するドライブ回路110a,110bと、リレー基板86を介して前記2つの撮像素子51,73から夫々出力される撮像信号に対して信号処理を行う信号処理回路111と、信号処理回路111等の動作状態を制御する制御回路89とが設けられている。
Further, in the
また、内視鏡2の操作部12には、制御スイッチ112a,112bと、送気送水ボタン109と、図示しない湾曲操作ノブと、通常観察用の第2の撮像ユニット30のズーム操作を行う図示しないズームレバーと、図示しない前方送水ボタンと、上述の図示しない処置具挿通口とが設けられている。
The
これら制御スイッチ112a,112bは、夫々信号線113a,113bを介してプロセッサ4の制御回路89と接続されている。本実施の形態では、例えば制御スイッチ112aは、切換を指示する信号を発生し、制御スイッチ112bは、例えばフリーズ指示の信号を発生する。
These
リレー基板86は、例えば、制御スイッチ112aの操作に応じて、各撮像素子51,73にそれぞれ接続された信号ケーブル54,76のうちの一方が共通の信号ケーブル87と接続された状態から他方の信号ケーブルが前記信号ケーブル87と接続されるように切換動作を行う。
For example, according to the operation of the
具体的には、例えば、制御スイッチ112aが操作されることにより、制御回路89からスコープケーブル8内の切換信号線88を介してリレー基板86へ切換信号が出力される。リレー基板86は、制御回路89からの信号の入力端が通常において、L(LOW)レベルの状態となっており、切換制御端子をプルダウンしている。この状態では、通常観察用の第2の撮像ユニット30の信号ケーブル54が共通の信号ケーブル87と接続されるようになっている。また、起動開始状態でも、切換制御端子は、Lレベルとなるようにしている。つまり、切り換え指示の操作が行われないと、通常観察状態に設定されている。
Specifically, for example, when the
この状態において、ユーザーが、制御スイッチ112aを操作すると、制御回路89からの信号が切換信号線88を介してリレー基板86の入力端にH(HIGH)レベルとなる制御信号が印加され、切換制御端子をプルアップする。その状態では、対象物接触型の第1の撮像ユニット28の信号ケーブル54が共通の信号ケーブル87と接続されるようになっている。
In this state, when the user operates the
さらに、制御スイッチ112aを操作すると、切換制御端子にLレベルの信号が供給され、通常観察用の第2の撮像ユニット30の信号ケーブル54が共通の信号ケーブル87と接続されるようになっている。
Further, when the
また、制御スイッチ112aの操作に伴い、制御回路89は、信号処理回路111の動作状態を通常観察用の第2の撮像ユニット30の撮像素子51及び対象物接触型の第1の撮像ユニット28の撮像素子73に対応して動作を行うように制御する。
Further, in accordance with the operation of the
このプロセッサ4の信号処理回路111から出力される映像信号が入力されることにより、対象物接触型の第1の撮像ユニット28又は通常観察用の第2の撮像ユニット30の各内視鏡画像がモニタ5に表示される。
When the video signal output from the signal processing circuit 111 of the
また、各2つの撮像ユニット28,30によって撮影された被写体像がモニタ5(図1参照)に表示されるが、このモニタ5の上下方向が各撮像素子51,73のCCD素子又はCMOS素子の垂直転送方向と一致し、左右方向が各撮像素子51,73のCCD素子又はCMOS素子の水平転送方向に一致している。すなわち、各2つの撮像ユニット28,30により撮影された内視鏡画像の上下左右方向は、モニタ5の上下左右方向と一致している。
In addition, the subject image photographed by each of the two
このモニタ5に表示される内視鏡画像の上下左右方向に対応するように、挿入部11の湾曲部16の上下左右方向が決定される。つまり、湾曲部16内に挿通する4つの湾曲操作ワイヤ23が、上述したように、操作部12に設けられる湾曲操作ノブの所定の操作によって牽引弛緩され、湾曲部16は、モニタ5に表示される画像の上下左右方向に対応する上下左右の4方向へ湾曲自在となっている。
The vertical and horizontal directions of the bending
すなわち、通常観察と対象物接触型の拡大観察とが切替えられても、モニタ5に表示される内視鏡画像が常に湾曲部16の湾曲操作方向の上下左右方向が等しくなるように2つの撮像ユニット28,30は、夫々の撮像素子51,73の水平転送方向及び垂直転送方向が夫々一致するように先端部15内での設置方向が決められている。
That is, even when the normal observation and the object contact type enlarged observation are switched, the two imagings are performed so that the endoscopic image displayed on the
これにより、ユーザーは、内視鏡画像を通常観察画像と拡大観察画像とに切替えた際のモニタ5に表示される内視鏡画像の上下左右方向の違和感を受けることなく湾曲部16の上下左右方向の湾曲操作を行える。
Accordingly, the user can move the bending
次に、上記構成の内視鏡システム1の作用について説明する。本実施の形態の内視鏡2の使用時には内視鏡システム1は図1に示すようにセットされる。すなわち、ユーザーは、内視鏡2のコネクタ14を光源装置3に接続し、さらに、このコネクタ14にスコープケーブル8の一端を接続し、スコープケーブル8の他端をプロセッサ4に接続する。また送気管路106a及び送水管路106bを送気送水装置6に接続する。
Next, the operation of the endoscope system 1 having the above configuration will be described. When the endoscope 2 of the present embodiment is used, the endoscope system 1 is set as shown in FIG. That is, the user connects the
そして、ユーザーは、光源装置3やプロセッサ4などの電源スイッチをONにして、それぞれ動作状態に設定する。このとき、プロセッサ4の制御回路89は、制御信号等を送受信できる状態になる。
Then, the user turns on the power switches of the
また、起動状態では、リレー基板86は通常観察用の第2の撮像ユニット30側が選択されるように設定されている。このとき、制御回路89は、ドライブ回路110bを駆動させるように制御すると共に、信号処理回路111の動作状態を通常観察用の観察モードに設定する。
In the activated state, the
内視鏡システム1のセットが終了した後、患者の体内に内視鏡2を挿入する作業が開始される。この内視鏡2の挿入作業時にはユーザーは、内視鏡2の挿入部11を体腔内に挿入し、診断対象の患部等を観察できるように設定する。 After the setting of the endoscope system 1 is completed, the operation of inserting the endoscope 2 into the patient's body is started. At the time of inserting the endoscope 2, the user inserts the insertion portion 11 of the endoscope 2 into the body cavity and sets so that the affected area to be diagnosed can be observed.
また、光源装置3は、照明光の供給状態となる。そして、ライトガイド93には例えばRGBの照明光が面順次で供給される。これに同期して、ドライブ回路110bは、CCDドライブ信号を出力し、第1の照明窓29および第2,第3の照明窓31,32を経て患者の体腔内の患部等を照明する。
Further, the
照明された患部等の被写体は、通常観察用の第2の撮像ユニット30の第2のレンズユニット55を通って、第2の撮像素子73の受光面に結像され、光電変換される。そして、この第2の撮像素子73は、ドライブ信号の印加により、光電変換した信号を出力する。この信号は、信号ケーブル76及びリレー基板86により選択されている共通の信号ケーブル87を介して信号処理回路111に入力される。この信号処理回路111内に入力された信号は、内部でA/D変換がされた後、R,G,B用メモリに一時格納される。
The illuminated subject such as an affected part passes through the
その後、R,G,B用メモリに格納された信号は、同時に読み出されて同時化されたR,G,B信号となり、さらにD/A変換されてアナログのR,G,B信号となり、モニタ5においてカラー表示される。これにより、通常観察用の第2の撮像ユニット30を使用して第2の撮像ユニット30の第1レンズ61aから離れた観察対象物を広範囲に観察する通常観察が行われる。
Thereafter, the signals stored in the R, G, B memory are simultaneously read and synchronized into R, G, B signals, and further D / A converted into analog R, G, B signals, The color is displayed on the
この通常観察中に、第2の撮像ユニット30の第1レンズ61aの表面に体液、付着物等の汚れが付着した場合には送気送水ボタン109が操作される。この送気送水ボタン109の操作により、送気管路106a及び送水管路106bを通して送気及び送水が行われる。そして、突出段部25の下段部27の送気送水ノズル34の噴出口34aから、空気などの気体又は滅菌水などの液体が噴出方向に噴出される。このとき、送気送水ノズル34の噴出口34aから噴出される滅菌水や空気などの流体は、突出段部25の流体ガイド面26cに沿って第2の撮像ユニット30の第1レンズ61a側に導かれ、第2の撮像ユニット30の第1レンズ61aの表面に付着した体液、付着物等の汚れが除去及び洗浄されて、清浄な状態での撮像及び観察視野が確保される。
During this normal observation, when dirt such as a body fluid or a deposit adheres to the surface of the
さらに、体腔内の被検部位に体液などが付着して汚れた場合には前方送水ボタンが操作される。この前方送水ボタンの操作時には挿入部11の先端カバー24の開口部35aから体腔への挿入方向に向かって滅菌水などの液体が吹き付けられる。これにより、体腔内の被検部位に付着した体液などを洗浄することができる。
Further, when a body fluid or the like adheres to the site to be examined in the body cavity and becomes dirty, the forward water supply button is operated. When the front water supply button is operated, a liquid such as sterilized water is sprayed from the
また、通常観察用の第2の撮像ユニット30による観察は、患者の体内に挿入された内視鏡2の先端部が目的の観察対象部位まで導かれるまで継続される。そして、内視鏡2の先端部が目的の観察対象部位に接近した状態で、制御スイッチ112aがON操作される。
The observation by the
この制御スイッチ112aのON操作時には、制御回路89がこの切換指示信号を受けて、リレー基板86の切り換え制御を行う。このとき、制御回路89は、ドライブ回路110bを動作状態に制御すると共に、信号処理回路111を高倍率の観察モードに設定する。これにより、第2の撮像ユニット30による通常観察のモードから対象物接触型の第1の撮像ユニット28を使用した高倍率の観察モードに切替えられる。
When the
このように高倍率の観察モードに切替えられた状態で第1の撮像ユニット28の第1レンズ41aの先端部を対象物に接触させて観察対象の細胞組織などを高倍率で観察する高倍率の対象物接触観察などが行われる。なお、高倍率で拡大観察する場合には、予め関心部位に例えば色素が散布され、関心部位が染色されて細胞の輪郭を鮮明に観察できるようにしている。
In this way, in the state of switching to the high-magnification observation mode, the tip of the
そして、対象物接触型の第1の撮像ユニット28による生体組織Hの観察時には挿入部11の先端部15が生体組織Hの表面に押し付けられる。このとき、図15に示すように先端カバー24の突出段部25の部分が主に生体組織Hの表面に押し付けられ、これ以外の非突出面は生体組織Hの表面に対して被接触状態で保持される。そのため、突出段部25に配置されている第1の撮像ユニット28の先端の第1レンズ41aおよび第1の照明窓29の照明レンズ91が観察対象の細胞組織などの生体組織Hの表面に接触される。
Then, the
この状態で、第1の照明窓29の照明レンズ91を通して照明光が細胞組織などの生体組織Hに照射される。このとき、細胞組織などの生体組織Hに照射される照明光の一部は、図16(A)中に矢印で示すように細胞組織などの生体組織Hの内部まで透過され、第1の照明窓29の照明レンズ91の突き当て面の周囲にも拡散する。そのため、第1の撮像ユニット28の第1レンズ41aの前方の細胞組織などの生体組織Hの周囲部分にも照明光が照射される。これにより、細胞組織などの生体組織Hの表面に押し当てられている第1の撮像ユニット28の第1レンズ41aによって観察される部分にも照明光が照射されることにより、細胞組織などの生体組織Hの光が、第1の撮像ユニット28のレンズユニット36を通って、第1の撮像素子51の受光面に結像され、光電変換される。
In this state, the illumination light is applied to the living tissue H such as a cell tissue through the
なお、図16(A)中で、O3は第1の撮像ユニット28の第1レンズ41aの中心位置、O4は第1の照明窓29の照明レンズ91の中心位置、Lは第1レンズ41aの中心位置O3と照明レンズ91の中心位置O4との間の距離である。さらに、図18は、対象物接触型の第1の撮像ユニット28による観察時に第1の撮像ユニット28の第1レンズ41aの中心位置O3と第1の照明窓29の照明レンズ91の中心位置O4との間の距離Lの違いによる観察状態の違いを説明するための透過光強度と、透過波長との関係を示す特性図である。ここで、L1<L2である。この図18の特性図からも明らかなように第1レンズ41aの中心位置O3と照明レンズ91の中心位置O4との間の距離Lが小さい場合(L1)には透過光強度が大きくなる。さらに、生体組織中での光の散乱により、短波長側の光は長波長側の光よりも減衰しやすいことがわかる。
In FIG. 16A, O3 is the center position of the
そして、第1の撮像素子51は、ドライブ回路110bからのドライブ信号の印加により、光電変換した信号を出力する。この場合、第1の撮像素子51の内部で信号増幅されて第1の撮像素子51から出力される。この信号は、信号ケーブル54及びリレー基板86により選択されている共通の信号ケーブル87を経て信号処理回路111に入力される。
The
この信号処理回路111内に入力された信号は、内部でA/D変換された後、R,G,B用メモリに、例えば同時に格納される。その後、R,G,B用メモリに格納された信号は、同時に読み出されて同時化されたR,G,B信号となり、さらにD/A変換されてアナログのR,G,B信号となり、モニタ5に表示される。これにより、対象物接触型の第1の撮像ユニット28を使用した高倍率の観察モードで、第1の撮像ユニット28の第1レンズ41aの前方の細胞組織などの生体組織Hの観察が行われる。
The signal input into the signal processing circuit 111 is A / D converted internally and then stored in, for example, the R, G, B memory simultaneously. Thereafter, the signals stored in the R, G, B memory are simultaneously read and synchronized into R, G, B signals, and further D / A converted into analog R, G, B signals, It is displayed on the
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態によれば、挿入部11の先端部15に前方に突出された突出段部25の端面に形成され、被検体を観察するための第1の撮像ユニット28が配置される平面25aと、先端部15の突出段部25の平面25a以外の非突出面である下段部27との間の傾斜面25cに挿入部11に挿通された前方送水用の管路35と連通する開口部35aの少なくとも一部を設けている。ここで、前方送水用の管路35の横断面形状が円形状の場合には傾斜面25cに形成される開口部35aは楕円形状となる。そのため、前方送水用の管路35の内径を格別に広くすることなく前方送水の開口部35aの面積を広くすることができるので、前方送水の開口部35aに残渣Qなどが詰まりにくくすることができ、開口部35aの詰まりを低減できる。
Therefore, the above configuration has the following effects. That is, according to the present embodiment, the
さらに、前方送水用の管路35と連通する開口部35aの少なくとも一部が斜面にあるため、図17に示すように棒状の工具114を前方送水の開口部35aに挿入しやすい。そのため、前方送水用の管路35の先端部の開口部35aが残渣Qなどで詰まったとしても、開口部35aに棒状の工具114を挿入することにより、残渣Qなどで詰まった前方送水の開口部35aの残渣Qなどの詰まりを解除しやすい。その結果、前方送水用の管路35の開口部35aの詰まりを防止することができ、内視鏡観察が行いやすい内視鏡2の先端部を提供することができる。
Furthermore, since at least a part of the
また、本実施の形態の内視鏡2は、以下に説明する構造により種々の特徴(効果)を有する。まず、図2および図3に示すように第1の撮像ユニット28は先端部15のほぼ中央位置(内視鏡2の中心)に配置し、この第1の撮像ユニット28を先端部15の円柱部材15aの第1の孔部15a1に接着固定する構成にしている。そのため、第1の撮像ユニット28を先端部15の円柱部材15aにビス固定する必要がないので、第1の撮像ユニット28を先端部15の円柱部材15aにビス固定する場合に比べて固定ビスが占める断面積を低減できる。その結果、内視鏡2の先端部15を細径化することができる。
Further, the endoscope 2 of the present embodiment has various features (effects) due to the structure described below. First, as shown in FIGS. 2 and 3, the
また、本実施の形態では図3に示すように2つの撮像ユニット(対象物接触型の第1の撮像ユニット28と通常観察用の第2の撮像ユニット30)のうち、CCDの駆動温度が高い第1の撮像素子51を備えた対象物接触型の第1の撮像ユニット28を先端部15の円柱部材15aの内部に配置し、もう一方の撮像ユニット(第2の撮像ユニット30)のCCD部分(第2の撮像素子73)は先端部15の円柱部材15aより後端側で先端部15の円柱部材15aに接触しない位置に配置した。これにより、第1の撮像ユニット28の第1の撮像素子51の熱と、第2の撮像ユニット30の第2の撮像素子73の熱とがお互いに干渉しないため、各撮像素子51,73の発熱を抑えることができる。その結果、2つの撮像素子51,73の発熱に起因するノイズが少ない内視鏡画像が得られる効果がある。
Further, in the present embodiment, as shown in FIG. 3, the driving temperature of the CCD is high in the two imaging units (the
また、本実施の形態では図8(A)に示すように通常観察用の第2の撮像ユニット30に組み込まれた摺動するズーミング用の第2のユニット構成体58の第2レンズ枠58aに明るさ絞り70を設けている。そのため、明るさ絞り70を例えば第3レンズ枠59aなどの光学系の固定部側に設けた場合に比べて図9(A)に示すように手元側(Tele(拡大)位置方向)に向けて移動される場合と、図9(B)に示すように前方(Wide(広角)位置方向)に向けて移動される場合とでFナンバー(明るさ)の変動を少なくできる。その結果、内視鏡2に内蔵される照明用ライトガイドの光ファイバの本数を減らしても明るさを確保することができるため、挿入部11の径を細くできる効果がある。
Further, in the present embodiment, as shown in FIG. 8A, the
また、図5(A)に示すように通常観察用の第2の撮像ユニット30は、円柱部材15aの第3の孔部15a3内に第2のレンズユニット55のみが挿入された状態で組み付けられ、固定ねじ77によって固定されている。ここで、固定ねじ77の中心線は、第2のレンズユニット55のレンズ中心O1と操作ワイヤ66のワイヤ中心O2とを結んだ軸線方向に対して略垂直方向に配置されている。これにより、観察光学ユニット30Aを円柱部材15aに固定する際の固定ねじ77による第3レンズ枠59aへの応力を軽減し、ズーミング用の移動光学ユニットである第2のユニット構成体58側への影響を低減させることができる。そのため、スムーズなズーム切り替えが可能となる。
Further, as shown in FIG. 5A, the
また、本実施の形態では図8(B)に示すようにズーム光学系である第2のユニット構成体58のズーミング動作時に位置決め部材68の突き当て部68aと、突出部65の前端部65aとが突き当たる突き当て位置は、第2レンズ枠58aの突出部65の力点近傍、すなわち、突出部65と操作ワイヤ66との連結部の近傍位置に配置している。これにより、第2のユニット構成体58の第2レンズ枠58aに回転モーメントが掛かりにくいため、Tele/Wide端の突き当て時の画像ゆれが低減できる効果がある。
In this embodiment, as shown in FIG. 8B, the abutting
また、第2の撮像ユニット30の第3のユニット構成体59には、図8(C)に示すように第1レンズ63aと第2レンズ63bとの間にレンズ間隔を決める位置決め部材として複数、本実施の形態では2つの間隔環71が介設されている。2つの間隔環71間には、光学フレアを防止するフレア絞り72が介挿されている。
Further, the
上記構成のものにあっては、第2の撮像ユニット30で光学フレアを起こさないために必要以上にレンズ外径を大きくする必要がない。そのため、第2の撮像ユニット30の小型化を図ることができる。
In the above configuration, it is not necessary to increase the lens outer diameter more than necessary in order not to cause optical flare in the
また、図11(B)に示すように対象物接触型の第1の撮像ユニット28の第1のレンズユニット36は、前端側の第1レンズ41aと、その後方の第2レンズ41bとの間に、光学絞り42と、調整絞り43とが介設されている。さらに、第1のレンズユニット36の後端側の第6レンズ41fと、第7レンズ41gとの間には間隔環48と、調整絞り49とが介設されている。ここで、第1のレンズユニット36の先端側の調整シボリ43は光学倍率に大きく寄与し、後端側の調整シボリ49は先端側の調整シボリ43よりも光学倍率寄与率が小さい。そのため、第1のレンズユニット36の光学倍率の調整時には第1のレンズユニット36の前後の両端に配置された調整シボリ43,49を用いることでより正確に光学倍率の調整が可能となる。その結果、超高倍率の第1の撮像ユニット28用のレンズ面間調整の作業性を向上させることができる。
Further, as shown in FIG. 11B, the
また、超高倍率の第1の撮像ユニット28の観察範囲は、前端側の第1レンズ41aから0〜100μm程度と観察深度が浅い。そのため、超高倍率の第1の撮像ユニット28にて観察する場合は、ブレやピントのズレの為に不安定な観察状態になりやすいので、観察窓である前端側の第1レンズ41aを被検体に接触させ、内視鏡2の先端部15がブレない状態に保持した状態にて観察するようにしている。
In addition, the observation range of the
また、対象物接触型の第1の撮像ユニット28の第1のレンズユニット36は、観察深度内に前端側の第1レンズ41aが配置されている。ここで、第1のレンズユニット36の観察深度のベスト位置を第1レンズ41aの先端面側に若干移動させた状態で設定している。このように第1のレンズユニット36の第1レンズ41aの内部にあった観察深度を先端面側にシフトさせることにより、第1の撮像ユニット28の観察深度を深くすることができる。
In addition, the
また、下段部27と中段部26との間の壁部に傾斜角度が例えば、45°程度の傾斜面26bと、傾斜角度が例えば、18°程度の緩い流体ガイド面26cとを形成し、流体ガイド面26cは、下段部27の送気送水ノズル34と、中段部26の第2の撮像ユニット30との間に配置されている。これにより、送気送水ノズル34の先端開口部の噴出口34aより噴出する送水を、ノズル34の噴出口34aの延長上に整流状態で流すことができ、送水性が向上できる。
Further, an
また、図19乃至図22は本発明の第2の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1乃至図18参照)の内視鏡システム1の内視鏡2の構成を次の通り変更したものである。 19 to 22 show a second embodiment of the present invention. In the present embodiment, the configuration of the endoscope 2 of the endoscope system 1 according to the first embodiment (see FIGS. 1 to 18) is changed as follows.
すなわち、本実施の形態の内視鏡2では、図19に示すように対象物に接触する突出段部25の平面25aの面積を第1の実施の形態よりも大きくしたものである。この先端カバー24の突出段部25の平面25aは、先端カバー24の円形状の前面全体のほぼ下半分の部分に、先端カバー24の前面全体の円形状の1/2程度の面積に形成されている。
That is, in the endoscope 2 of the present embodiment, as shown in FIG. 19, the area of the
さらに、本実施の形態の突出段部25の平面25aには、対象物接触型の第1の撮像ユニット(第1の観察部)28の観察レンズである第1レンズ41aと、第1の照明窓29と、処置具挿通チャンネル33の先端開口部33aとが配設されている。
Further, on the
また、先端カバー24の前面全体のほぼ上半分の部分には図19中で左側部分に突出段部25よりも1段低い中段部26の平面26a、右側部分に中段部26よりも1段低い下段部27の平面27aがそれぞれ形成されている。ここで、中段部26は先端カバー24の上半分の部分のほぼ2/3の面積を占め、下段部27は面積が最も狭くなっている。
Further, in the upper half portion of the entire front surface of the
中段部26の平面26aには、通常観察用の第2の撮像ユニット(第2の観察部)30の観察レンズである第1レンズ61aと、1つの(第2の)照明窓31とが配設されている。ここで、第2の撮像ユニット30の第1レンズ61aは、第1の撮像ユニット28の第1レンズ41aの真上の位置に配置されている。そして、第2の照明窓31は、第2の撮像ユニット30の第1レンズ61aの右側に配置されている。さらに、下段部27の平面27aには、送気送水ノズル34が配設されている。
A
また、突出段部25と中段部26および下段部27との間の壁部には、傾斜角度が例えば、45°程度の傾斜面25bが形成されている。この傾斜面25bには前方送水用の開口部35aが配設されている。
Further, an
さらに、中段部26と下段部27との間の壁部には、傾斜角度が例えば、45°程度の傾斜面26bと、この傾斜面26bよりも傾斜角度が小さい流体ガイド面26cとが形成されている。この流体ガイド面26cは、下段部27の送気送水ノズル34と、中段部26の第2の撮像ユニット30との間に配置されている。この流体ガイド面26cは、傾斜角度が例えば、18°程度の緩い傾斜面によって形成されている。なお、これ以外の部分は第1の実施の形態の内視鏡2と同一構成になっており、第1の実施の形態の内視鏡2と同一部分には同一の符号を付してここではその説明を省略する。
Further, an
そして、本実施の形態の内視鏡2でも第1の実施の形態と同様に、患者の体内に内視鏡2を挿入する挿入作業時には通常観察用の第2の撮像ユニット30が使用される。これにより、通常観察用の第2の撮像ユニット30を使用して第2の撮像ユニット30の第1レンズ61aから離れた観察対象物を広範囲に観察する通常観察が行われる。
Also in the endoscope 2 of the present embodiment, the
この通常観察中に、第2の撮像ユニット30の第1レンズ61aの表面に体液、付着物等の汚れが付着した場合には送気送水ボタン109が操作される。この送気送水ボタン109の操作により、送気管路106a及び送水管路106bを通して送気及び送水が行われる。そして、突出段部25の下段部27の送気送水ノズル34の噴出口34aから、空気などの気体又は滅菌水などの液体が噴出方向に噴出される。このとき、送気送水ノズル34の噴出口34aから噴出される滅菌水や空気などの流体は、突出段部25の流体ガイド面26cに沿って第2の撮像ユニット30の第1レンズ61a側に導かれ、第2の撮像ユニット30の第1レンズ61aの表面に付着した体液、付着物等の汚れが除去及び洗浄されて、清浄な状態での撮像及び観察視野が確保される。
During this normal observation, when dirt such as a body fluid or a deposit adheres to the surface of the
さらに、体腔内の被検部位に体液などが付着して汚れた場合には前方送水ボタンが操作される。この前方送水ボタンの操作時には挿入部11の先端カバー24の開口部35aから体腔への挿入方向に向かって滅菌水などの液体が吹き付けられる。これにより、体腔内の被検部位に付着した体液などを洗浄することができる。
Further, when a body fluid or the like adheres to the site to be examined in the body cavity and becomes dirty, the forward water supply button is operated. When the front water supply button is operated, a liquid such as sterilized water is sprayed from the
また、通常観察用の第2の撮像ユニット30による観察は、患者の体内に挿入された内視鏡2の先端部が目的の観察対象部位まで導かれるまで継続される。そして、内視鏡2の先端部が目的の観察対象部位に接近した状態で、制御スイッチ112aがON操作されて対象物接触型の第1の撮像ユニット28を使用した高倍率の観察モードに切替えられる。
The observation by the
このように高倍率の観察モードに切替えられた場合には挿入部11の先端部15が生体組織Hの表面に押し付けられる。このとき、先端カバー24の突出段部25の部分が主に生体組織Hの表面に押し付けられ、これ以外の非突出面は生体組織Hの表面に対して被接触状態で保持される。そのため、突出段部25に配置されている第1の撮像ユニット28の先端の第1レンズ41aおよび第1の照明窓29の照明レンズ91が観察対象の細胞組織などの生体組織Hの表面に接触される。これにより、対象物接触型の第1の撮像ユニット28を使用した高倍率の観察モードで、第1の撮像ユニット28の第1レンズ41aの前方の細胞組織などの生体組織Hの観察が行われる。
In this way, when the observation mode is switched to the high magnification mode, the
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態では、前方送水用の管路35と連通する開口部35aは、第1の撮像ユニット28が配置される突出段部25の平面25aと、中段部26の平面26aとの間の傾斜面25bに配置されているので、前方送水用の管路35の横断面形状が円形状の場合には傾斜面25cに形成される開口部35aは楕円形状となる。そのため、前方送水用の管路35の内径を格別に広くすることなく前方送水の開口部35aの面積を広くすることができるので、前方送水の開口部35aに残渣Qなどが詰まりにくくすることができ、開口部35aの詰まりを低減できる。
Therefore, the above configuration has the following effects. That is, in the present embodiment, the
さらに、傾斜面25bにある開口部35aは、棒状の工具114が挿入しやすい。そのため、前方送水用の管路35の先端部の開口部35aが残渣Qなどで詰まったとしても、開口部35aに棒状の工具114を挿入することにより、残渣Qなどで詰まった前方送水の開口部35aの残渣Qなどの詰まりを解除しやすい。その結果、前方送水用の管路35の開口部35aの詰まりを防止することができ、内視鏡観察が行いやすい内視鏡2の先端部を提供することができる。
Furthermore, the rod-shaped
また、本実施の形態では対象物に接触する突出段部25の平面25aの面積を第1の実施の形態よりも大きくしているので、突出段部25を対象物である生体組織Hの表面に押し付けた際に超高倍率の第1の撮像ユニット28の第1レンズ41aを比較的安定に支持させることができる。そのため、第1の撮像ユニット28の観察像のブレやピントのズレを低減することができ、安定した細胞観察を行うことができる。
In the present embodiment, since the area of the
さらに、突出段部25の平面25aには、第1の撮像ユニット28の観察レンズである第1レンズ41aと、第1の照明窓29と、処置具挿通チャンネル33の先端開口部33aとを配設したので、処置具挿通チャンネル33の先端開口部33aより吸引をかけることで生体組織(被検体)Hを突出段部25の平面25aへ引き寄せることができる。そのため、より安定した超高倍率の観察が可能となる効果がある。
Further, on the
また、図23は本発明の第3の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1乃至図18参照)の内視鏡システム1の内視鏡2の構成を次の通り変更したものである。 FIG. 23 shows a third embodiment of the present invention. In the present embodiment, the configuration of the endoscope 2 of the endoscope system 1 according to the first embodiment (see FIGS. 1 to 18) is changed as follows.
すなわち、本実施の形態の内視鏡2では、先端カバー24の前面の下段部27の平面27aに前方送水用の開口部35aを配設したものである。なお、これ以外の部分は第1の実施の形態の内視鏡2と同一構成になっており、第1の実施の形態の内視鏡2と同一部分には同一の符号を付してここではその説明を省略する。
That is, in the endoscope 2 of the present embodiment, an
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態では処置具挿通チャンネル33の先端開口部33aと同一平面上に送気送水ノズル34と、前方送水用の開口部35aとが並設されているので、送気送水ノズル34や、前方送水用の開口部35aからの送水時に送気送水ノズル34や、前方送水用の開口部35aの周辺に溜まった水を処置具挿通チャンネル33の先端開口部33aを介して吸引が可能となる。その為、送気送水ノズル34や、前方送水用の開口部35aの周辺に溜まった残水による観察への悪影響を低減できる。
Therefore, the above configuration has the following effects. That is, in this embodiment, the air /
また、図24は本発明の第4の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1乃至図18参照)の内視鏡システム1の内視鏡2の構成を次の通り変更したものである。 FIG. 24 shows a fourth embodiment of the present invention. In the present embodiment, the configuration of the endoscope 2 of the endoscope system 1 according to the first embodiment (see FIGS. 1 to 18) is changed as follows.
すなわち、本実施の形態の内視鏡2では、先端カバー24の前面の突出段部25の平面25aに高倍率の第1の撮像ユニット(第1の観察部)28の観察レンズである第1レンズ41aと、照明窓の面積が最も小さい第1の照明窓121とが配設されている。
That is, in the endoscope 2 according to the present embodiment, the first observation lens of the first imaging unit (first observation unit) 28 with high magnification on the
また、中段部26の平面26aには、通常観察用の第2の撮像ユニット(第2の観察部)30の観察レンズである第1レンズ61aと、2つ(第2,第3)の照明窓122,123とが配設されている。ここで、第2,第3の照明窓122,123は、第2の撮像ユニット30の両側に配置されている。
Further, on the
さらに、中段部26の平面26aに配置されている第2,第3の照明窓122,123は、第2の照明窓122の面積が最も大きく、次に第3の照明窓123の面積が大きく、突出段部25の平面25aの第1の照明窓121の面積が最も小さくなるように設定されている。これにより、3つの照明窓からの出射光量は、第2の照明窓122からの出射光量が最も大きく、次に第3の照明窓123からの出射光量が大きく、第1の照明窓121からの出射光量が最も小さくなるように設定されている。なお、これ以外の部分は第1の実施の形態の内視鏡2と同一構成になっており、第1の実施の形態の内視鏡2と同一部分には同一の符号を付してここではその説明を省略する。
Further, the second and
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態では高倍率の第1の撮像ユニット28の観察窓である第1レンズ41aの近傍に複数の照明窓の中で面積が最も小さい第1の照明窓121を配置している。これにより、第1の照明窓121と第1の撮像ユニット28の観察窓である第1レンズ41aとを近接状態で配置できるので、第1の撮像ユニット28によって観察される観察像の照明光の減衰を抑制できる。また、近接することにより生体組織による照明光の散乱を最小限に抑えることができるため、第1の撮像ユニット28によって観察される観察像の色再現性が向上する効果がある。
Therefore, the above configuration has the following effects. That is, in the present embodiment, the
また、図25は本発明の第5の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1乃至図18参照)の内視鏡システム1の内視鏡2の構成を次の通り変更したものである。 FIG. 25 shows a fifth embodiment of the present invention. In the present embodiment, the configuration of the endoscope 2 of the endoscope system 1 according to the first embodiment (see FIGS. 1 to 18) is changed as follows.
すなわち、本実施の形態の内視鏡2では、先端カバー24の前面の突出段部25の平面25aに高倍率の第1の撮像ユニット(第1の観察部)28の観察レンズである第1レンズ41aと、2つ(第1,第2)の照明窓131,132とが配設されている。ここでは、先端カバー24のほぼ中央位置に第1レンズ41aが配設され、図25中で、この第1レンズ41aの左側に照明窓の面積が最も大きい第1の照明窓131が配設され、第1レンズ41aの下側に照明窓の面積が最も小さい第2の照明窓132が配設されている。第2の照明窓132は、例えば小型の発光ダイオード(LED)など図示しないスイッチでオンオフ操作が可能な光源を使用している。
That is, in the endoscope 2 according to the present embodiment, the first observation lens of the first imaging unit (first observation unit) 28 with high magnification on the
また、中段部26の平面26aには、通常観察用の第2の撮像ユニット(第2の観察部)30の観察レンズである第1レンズ61aと、第3の照明窓133とが配設されている。ここで、第1レンズ61aは、図25中で、第1レンズ41aの上側位置に配置され、第3の照明窓133は、図25中で、第2の撮像ユニット30の右側に配置されている。
Also, on the
さらに、中段部26の平面26aに配置されている第3の照明窓133は、第1の照明窓131の面積よりも小さく、第2の照明窓132の面積よりも大きくなるように設定されている。なお、本実施の形態では前方送水用の管路35と連通する開口部35aは、突出段部25の平面25a以外の非突出面に設けられている。これ以外の部分は第1の実施の形態の内視鏡2と同一構成になっており、第1の実施の形態の内視鏡2と同一部分には同一の符号を付してここではその説明を省略する。
Further, the
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態では先端カバー24の前面の突出段部25の平面25aに2つ(第1,第2)の照明窓131,132を配設し、第2の照明窓132としてオンオフ操作が可能な光源を使用している。そのため、第2の撮像ユニット30による通常観察時には3つの照明窓131,132,133から照明光を照射して観察対象を明るい照明光で観察することができる。
Therefore, the above configuration has the following effects. That is, in this embodiment, two (first and second)
また、先端カバー24の前面の突出段部25の平面25aを生体組織Hの表面に押し付けて第1の撮像ユニット28の先端の第1レンズ41aを観察対象の生体組織Hの表面に接触させ、細胞組織などの生体組織Hを高倍率で観察する場合に突出段部25の平面25aの2つ(第1,第2)の照明窓131,132のうちの一方、例えば第2の照明窓132をオフ操作することにより、第1の照明窓131からの照明光のみで観察対象を照明することができる。これにより、複数のスペクトルをもった光で被検体の生体組織Hを照らさないため、色再現性の良い生体組織(被検体)の観察が可能となる。なお、突出段部25に複数のLED光源の照明窓を設け、生体組織Hを高倍率観察する際に、高倍率観察用のLED光源の照明のみ点灯する構成にしても良い。
Further, the
さらに、生体組織Hを高倍率で観察する場合に接触時の照明光は、生体組織H内を透過してきた光となるので、照明光は、通常観察時とは異なり、生体内で散乱の影響を強く受けることになり、観察窓と照明窓の距離が離れると赤み(波長が長い)が強く、暗い画像となる。そこで、観察窓である第1の撮像ユニット28の先端の第1レンズ41aと第1の照明窓131との距離を近接させることにより、散乱の影響を低減することができる。
Further, when the living tissue H is observed at a high magnification, the illumination light at the time of contact becomes light transmitted through the living tissue H. Therefore, unlike the normal observation, the illumination light is affected by scattering in the living body. When the distance between the observation window and the illumination window is increased, redness (long wavelength) is strong and a dark image is obtained. Therefore, by making the distance between the
また、図26は本発明の第6の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1乃至図18参照)の内視鏡システム1の内視鏡2の構成を次の通り変更したものである。 FIG. 26 shows a sixth embodiment of the present invention. In the present embodiment, the configuration of the endoscope 2 of the endoscope system 1 according to the first embodiment (see FIGS. 1 to 18) is changed as follows.
すなわち、本実施の形態の内視鏡2では、図26に示すように先端カバー24の前面の突出段部25と下段部27との間の傾斜面25bと、下段部27の平面27aとの間に前方送水用の開口部35aが配設されている。なお、これ以外の部分は第1の実施の形態の内視鏡2と同一構成になっており、第1の実施の形態の内視鏡2と同一部分には同一の符号を付してここではその説明を省略する。
That is, in the endoscope 2 of the present embodiment, as shown in FIG. 26, an
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態では前方送水用の管路35と連通する開口部35aは、先端カバー24の前面の突出段部25と下段部27との間の傾斜面25bと、下段部27の平面27aとの間に配設されているので、生体組織Hを高倍率で観察する場合に先端カバー24の前面の突出段部25を生体組織Hに接触させた際に前方送水用の開口部35aが生体組織Hに接触されにくくすることができる。そのため、前方送水用の開口部35aに残渣Qなどが詰まりにくくすることができ、開口部35aの詰まりを低減できる。
Therefore, the above configuration has the following effects. That is, in the present embodiment, the opening 35 a that communicates with the forward
さらに、送気送水ノズル34や、前方送水用の開口部35aからの送水時に送気送水ノズル34や、前方送水用の開口部35aの周辺に溜まった水を処置具挿通チャンネル33の先端開口部33aを介して吸引が可能となる。その為、送気送水ノズル34や、前方送水用の開口部35aの周辺に溜まった残水による観察への悪影響を低減できる。
Further, water collected around the air /
また、図27は本発明の第7の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1乃至図18参照)の内視鏡システム1の内視鏡2の構成を次の通り変更したものである。 FIG. 27 shows a seventh embodiment of the present invention. In the present embodiment, the configuration of the endoscope 2 of the endoscope system 1 according to the first embodiment (see FIGS. 1 to 18) is changed as follows.
すなわち、本実施の形態の内視鏡2では、図27に示すように先端カバー24の前面の突出段部25と中段部26との間の傾斜面25bと、突出段部25の平面25aとの間に前方送水用の開口部35aが配設されている。なお、これ以外の部分は第1の実施の形態の内視鏡2と同一構成になっており、第1の実施の形態の内視鏡2と同一部分には同一の符号を付してここではその説明を省略する。
That is, in the endoscope 2 of the present embodiment, as shown in FIG. 27, an
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態では前方送水用の開口部35aは、先端カバー24の前面の突出段部25と中段部26との間の傾斜面25bと、突出段部25の平面25aとの間に配設されているので、前方送水用の開口部35aの一部が傾斜面25bに延設されている。そのため、前方送水用の開口部35aが先端カバー24の前面の突出段部25の平面25aの全体に形成されている場合に比べて前方送水の開口部35aの面積を広くすることができるので、前方送水の開口部35aに残渣Qなどが詰まりにくくすることができ、開口部35aの詰まりを低減できる。
Therefore, the above configuration has the following effects. That is, in the present embodiment, the forward
さらに、傾斜面25bにある開口部35aは、棒状の工具114が挿入しやすい。そのため、前方送水用の管路35の先端部の開口部35aが残渣Qなどで詰まったとしても、開口部35aに棒状の工具114を挿入することにより、残渣Qなどで詰まった前方送水の開口部35aの残渣Qなどの詰まりを解除しやすい。その結果、前方送水用の管路35の開口部35aの詰まりを防止することができ、内視鏡観察が行いやすい内視鏡2の先端部を提供することができる。
Furthermore, the rod-shaped
また、図28は本発明の第8の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1乃至図18参照)の内視鏡システム1の内視鏡2の構成を次の通り変更したものである。なお、図28中で、第1の実施の形態の内視鏡2と同一部分には同一の符号を付してここではその説明を省略する。 FIG. 28 shows an eighth embodiment of the present invention. In the present embodiment, the configuration of the endoscope 2 of the endoscope system 1 according to the first embodiment (see FIGS. 1 to 18) is changed as follows. In FIG. 28, the same parts as those of the endoscope 2 of the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted here.
すなわち、本実施の形態の内視鏡2では、図28に示すように先端カバー24の前面に前方に突出された突出段部141と、この突出段部141よりも1段低い低段部142とを有する。ここで、突出段部(突出部)141の端面は、挿入部11の軸方向と直交する平面141aによって形成されている。そして、この突出段部141の平面141aによって突出面が形成されている。
That is, in the endoscope 2 of the present embodiment, as shown in FIG. 28, a protruding
また、本実施の形態では突出段部141の平面141aは、先端カバー24の前面全体の円形状の1/2程度の面積に形成されている。すなわち、先端カバー24の円形状の前面全体の半分で、かつ上下間を結ぶ中心線の図28に対して左側部分に形成されている。
In the present embodiment, the
この突出段部141の平面141aには、通常観察位置から高倍率の拡大観察位置までズーム動作が可能なズーム光学系を備えた撮像ユニット143の観察レンズである第1レンズ143aと、2つ(第1,第2)の照明窓144,145とが配設されている。ここで、撮像ユニット143は図28中で、先端部15のほぼ中央上端位置に配置されている。第1の照明窓144は撮像ユニット143の右側位置、第2の照明窓145は撮像ユニット143の左側位置にそれぞれ配置されている。さらに、本実施の形態では第1の照明窓144の面積が第2の照明窓145よりも大きくなるように設定されている。
On the
低段部142は、突出段部141の平面141aとほぼ平行な平面142aを有する。この低段部142の平面142aには、挿入部11の内部に配設された処置具挿通チャンネル(鉗子チャンネルともいう)33の先端開口部33aと、送気送水ノズル34とが配設されている。
The
さらに、低段部142と突出段部141との間の壁部には、傾斜角度が例えば、45°程度の傾斜面141bと、この傾斜面141bよりも傾斜角度が小さい流体ガイド面141cとが形成されている。この流体ガイド面141cは、低段部142の送気送水ノズル34と、突出段部141の撮像ユニット143の第1レンズ143aとの間に配置されている。この流体ガイド面141cは、傾斜角度が例えば、18°程度の緩い傾斜面によって形成されている。
Further, the wall portion between the
また、低段部142と突出段部141との間の傾斜面141bには、前方送水用の開口部35aが配設されている。この開口部35aは、挿入部11に挿通された前方送水用の管路(前方送水チャンネル)35と連通されている。
Further, an
次に、上記構成の内視鏡システム1の作用について説明する。本実施の形態の内視鏡2の使用時には撮像ユニット143は通常観察状態と、対象物接触型の高倍率の観察状態とに選択的に切替え操作可能になっている。そして、患者の体内に内視鏡2を挿入する挿入作業時には撮像ユニット143は通常観察状態に切替え操作される。この場合は、撮像ユニット143を使用してこの撮像ユニット143の第1レンズ143aから離れた観察対象物を広範囲に観察する通常観察が行われる。
Next, the operation of the endoscope system 1 having the above configuration will be described. When the endoscope 2 of the present embodiment is used, the
この通常観察中に、撮像ユニット143の第1レンズ143aの表面に体液、付着物等の汚れが付着した場合には送気送水ボタン109が操作される。この送気送水ボタン109の操作により、送気管路106a及び送水管路106bを通して送気及び送水が行われる。そして、先端カバー24の低段部27の送気送水ノズル34の噴出口34aから、空気などの気体又は滅菌水などの液体が噴出方向に噴出される。このとき、送気送水ノズル34の噴出口34aから噴出される滅菌水や空気などの流体は、突出段部141の流体ガイド面141cに沿って撮像ユニット143の第1レンズ143a側に導かれ、撮像ユニット143の第1レンズ143aの表面に付着した体液、付着物等の汚れが除去及び洗浄されて、清浄な状態での撮像及び観察視野が確保される。
During this normal observation, if dirt such as a body fluid or a deposit adheres to the surface of the
さらに、体腔内の被検部位に体液などが付着して汚れた場合には前方送水ボタンが操作される。この前方送水ボタンの操作時には挿入部11の先端カバー24の開口部35aから体腔への挿入方向に向かって滅菌水などの液体が吹き付けられる。これにより、体腔内の被検部位に付着した体液などを洗浄することができる。
Further, when a body fluid or the like adheres to the site to be examined in the body cavity and becomes dirty, the forward water supply button is operated. When the front water supply button is operated, a liquid such as sterilized water is sprayed from the
また、通常観察用の撮像ユニット143による観察は、患者の体内に挿入された内視鏡2の先端部が目的の観察対象部位まで導かれるまで継続される。そして、内視鏡2の先端部15が目的の観察対象部位に接近した状態で、制御スイッチ112aがON操作されて対象物接触型の撮像ユニット143のズーム光学系が高倍率の観察モードに切替えられる。
The observation by the
このように撮像ユニット143のズーム光学系が高倍率の観察モードに切替えられた場合には挿入部11の先端部15が生体組織Hの表面に押し付けられる。このとき、先端カバー24の突出段部141の部分が主に生体組織Hの表面に押し付けられ、これ以外の非突出面は生体組織Hの表面に対して被接触状態で保持される。そのため、突出段部141に配置されている撮像ユニット143の先端の第1レンズ143aと、第1の照明窓144と第2の照明窓145の各照明レンズが観察対象の細胞組織などの生体組織Hの表面に接触される。これにより、撮像ユニット143を対象物接触型の光学系として使用した高倍率の観察モードで、撮像ユニット143の第1レンズ143aの前方の細胞組織などの生体組織Hの観察が行われる。
As described above, when the zoom optical system of the
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態では、前方送水用の管路35と連通する開口部35aは、先端カバー24の前面の低段部142と突出段部141との間の傾斜面141bに配置されているので、前方送水用の管路35の横断面形状が円形状の場合には傾斜面25cに形成される開口部35aは楕円形状となる。そのため、前方送水用の管路35の内径を格別に広くすることなく前方送水の開口部35aの面積を広くすることができるので、前方送水の開口部35aに残渣Qなどが詰まりにくくすることができ、開口部35aの詰まりを低減できる。
Therefore, the above configuration has the following effects. That is, in the present embodiment, the opening 35 a communicating with the forward
さらに、傾斜面141bにある開口部35aは、棒状の工具114が挿入しやすい。そのため、前方送水用の管路35の先端部の開口部35aが残渣Qなどで詰まったとしても、開口部35aに棒状の工具114を挿入することにより、残渣Qなどで詰まった前方送水の開口部35aの残渣Qなどの詰まりを解除しやすい。その結果、前方送水用の管路35の開口部35aの詰まりを防止することができ、内視鏡観察が行いやすい内視鏡2の先端部を提供することができる。
Furthermore, the bar-shaped
また、本実施の形態では先端カバー24の前面に突出段部141と、低段部142とを有し、突出段部141の平面141aに、通常観察位置から高倍率の拡大観察位置までズーム動作が可能なズーム光学系を備えた撮像ユニット143の観察レンズである第1レンズ143aと、第1,第2の照明窓144,145とを配設したので、通常観察用の撮像ユニットと高倍率の拡大観察用の撮像ユニットとを別個に設ける場合に比べて撮像ユニットの設置スペース全体を小型化することができる。そのため、内視鏡2の先端部15の小型化、細径化を図ることができる。
In this embodiment, the
さらに、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できることは勿論である。
次に、本出願の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。
記
(付記項1) 被検体に挿入するための挿入部と、前記挿入部の先端部に突出して設けられ前記被検体を観察するための観察部を配置する突出面と、前記先端部の非突出面に設けられ前記挿入部を挿通する管路と連通する開口部と、を有することを特徴とする内視鏡の先端部。
Furthermore, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the scope of the present invention.
Next, other characteristic technical matters of the present application are appended as follows.
Record
(Additional Item 1) An insertion portion for insertion into a subject, a projecting surface on which an observation portion for observing the subject provided to project at the distal end portion of the insertion portion, and a non-projection of the distal end portion A distal end portion of an endoscope, comprising: an opening portion provided on a surface and communicating with a conduit that passes through the insertion portion.
(付記項2) 前記非突出面には前記被検体を観察するために第2の観察部が配置されていることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡の先端部。 (Additional Item 2) The distal end portion of the endoscope according to Additional Item 1, wherein a second observation unit is disposed on the non-projecting surface to observe the subject.
(付記項3) 前記非突出面は前記突出面に対して斜面であることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡の先端部。 (Additional Item 3) The distal end portion of the endoscope according to Additional Item 1, wherein the non-projecting surface is an inclined surface with respect to the projecting surface.
(付記項4) 前記管路は先端側へ流体を送出するための管路であることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡の先端部。 (Additional Item 4) The distal end portion of the endoscope according to Additional Item 1, wherein the conduit is a conduit for sending fluid to the distal end side.
(付記項5) 前記開口部は直径略1mmの開口部であることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡の先端部。 (Additional Item 5) The distal end portion of the endoscope according to Additional Item 1, wherein the opening is an opening having a diameter of about 1 mm.
(付記項6) 前記第2の観察部に対して前記観察部は高倍率の観察部であることを特徴とする付記項2に記載の内視鏡の先端部。 (Additional Item 6) The distal end portion of the endoscope according to Additional Item 2, wherein the observation unit is a high-magnification observation unit with respect to the second observation unit.
(付記項7) 前記観察部は0〜約100μmの観察深度を有し、被検体に接触させて観察するための観察部であることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡の先端部。 (Additional Item 7) The distal end of the endoscope according to Additional Item 1, wherein the observation unit has an observation depth of 0 to about 100 μm, and is an observation unit for observing in contact with a subject. Department.
(付記項8) 前記非突出面には送水を行うためのノズル部が設けられており、前記突出面は前記ノズル部の先端部よりも先端側に形成されていることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡の先端部。 (Additional Item 8) The non-protruding surface is provided with a nozzle portion for supplying water, and the protruding surface is formed on the tip side of the tip portion of the nozzle portion. The distal end portion of the endoscope according to 1.
(付記項9) 前記突出面と前記非突出面の一部は略平行の面であり、略並行な前記突出面と前記非突出面との間には約0.7mm以上の段差が形成されていることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡の先端部。 (Additional Item 9) A part of the projecting surface and the non-projecting surface is a substantially parallel surface, and a step of about 0.7 mm or more is formed between the projecting surface and the non-projecting surface substantially parallel to each other. The distal end portion of the endoscope according to Additional Item 1, wherein
(付記項10) 被検体に挿入するための挿入部と、前記挿入部の先端部に設けられ前記被検体を観察するための観察部を配置する先端面と、前記先端部の前記先端面より基端側に設けられ前記挿入部を挿通する管路と連通する開口部と、を有することを特徴とする内視鏡の先端部。 (Additional Item 10) An insertion portion for insertion into a subject, a distal end surface on which an observation portion for observing the subject is provided at the distal end portion of the insertion portion, and the distal end surface of the distal end portion A distal end portion of an endoscope, comprising: an opening portion provided on a proximal end side and communicating with a conduit through which the insertion portion is inserted.
(付記項11) 前記先端部の前記先端面より基端側には前記被検体を観察するために第2の観察部が配置されていることを特徴とする付記項10に記載の内視鏡の先端部。 (Additional Item 11) The endoscope according to Additional Item 10, wherein a second observation unit is disposed closer to the proximal end side than the distal end surface of the distal end unit in order to observe the subject. The tip of the.
(付記項12) 前記開口部は斜面部に形成されていることを特徴とする付記項10に記載の内視鏡の先端部。 (Additional Item 12) The distal end portion of the endoscope according to Additional Item 10, wherein the opening is formed in a slope portion.
(付記項13) 前記管路は先端側へ流体を送出するための管路であることを特徴とする付記項10に記載の内視鏡の先端部。 (Additional Item 13) The distal end portion of the endoscope according to Additional Item 10, wherein the conduit is a conduit for sending fluid to the distal end side.
(付記項14) 前記開口部は直径略1mmの開口部であることを特徴とする付記項10に記載の内視鏡の先端部。 (Additional Item 14) The distal end portion of the endoscope according to Additional Item 10, wherein the opening is an opening having a diameter of about 1 mm.
(付記項15) 前記第2の観察部に対して前記観察部は高倍率の観察部であることを特徴とする付記項11に記載の内視鏡の先端部。 (Additional Item 15) The distal end portion of the endoscope according to Additional Item 11, wherein the observation unit is a high-magnification observation unit with respect to the second observation unit.
(付記項16) 前記観察部は0〜約100μmの観察深度を有し、被検体に接触させて観察するための観察部であることを特徴とする付記項10に記載の内視鏡の先端部。 (Additional Item 16) The distal end of the endoscope according to Additional Item 10, wherein the observation unit has an observation depth of 0 to about 100 μm, and is an observation unit for observing in contact with a subject. Department.
(付記項17) 前記先端面より基端側の面には送水を行うためのノズル部が設けられており、前記先端面は前記ノズル部の先端部よりも先端側に形成されていることを特徴とする付記項10に記載の内視鏡の先端部。 (Additional Item 17) A nozzle portion for supplying water is provided on a surface closer to the proximal end than the distal end surface, and the distal end surface is formed closer to the distal end side than the distal end portion of the nozzle portion. The distal end portion of the endoscope according to appendix 10, which is characterized.
(付記項18) 前記先端面と前記先端面より基端側の面の一部は略平行の面であり、略並行な前記先端面と前記基端側の面との間には約0.7mm以上の段差が形成されていることを特徴とする付記項10に記載の内視鏡の先端部。 (Additional Item 18) The distal end surface and a part of the surface on the proximal end side from the distal end surface are substantially parallel surfaces, and the distance between the approximately parallel distal end surface and the proximal end surface is about 0. 0. The distal end portion of the endoscope according to Additional Item 10, wherein a step of 7 mm or more is formed.
(付記項19) 被検体に挿入する挿入部と、前記挿入部の先端部に設けられ前記被検体を観察するための第1の観察部を配置する第1の先端面と、前記第1の先端面に対して先端側へ突出して設けられ、前記被検体を観察するための第2の観察部を配置するための第2の先端面と、前記第1の先端面に設けられ前記挿入部を挿通する管路と連通する開口部と、を有することを特徴とする内視鏡の先端部。 (Additional Item 19) An insertion portion to be inserted into the subject, a first distal end surface on which a first observation portion for observing the subject is provided at the distal end portion of the insertion portion, and the first Protruding toward the distal end side with respect to the distal end surface, a second distal end surface for disposing a second observation unit for observing the subject, and the insertion portion provided on the first distal end surface And an opening that communicates with a pipe line through which the endoscope is inserted.
(付記項20) 被検体に挿入する挿入部と、前記挿入部の先端部に設けられ前記被検体を観察するための第1の観察部を配置する第1の先端面と、前記第1の先端面に対して先端側へ突出して設けられ、前記被検体を観察するための第2の観察部を配置するための第2の先端面と、前記第1の先端面と前記第2の先端面との間に形成された斜面部と、前記斜面部に設けられた先端側へ流体を送出するための開口部と、を有することを特徴とする内視鏡の先端部。 (Additional Item 20) An insertion portion to be inserted into a subject, a first distal end surface on which a first observation portion for observing the subject is provided at a distal end portion of the insertion portion, and the first A second tip surface provided to project toward the tip side with respect to the tip surface and for arranging a second observation unit for observing the subject; the first tip surface; and the second tip. A distal end portion of an endoscope, comprising: a slope portion formed between the surface and an opening for sending fluid to the distal end side provided on the slope portion.
(付記項21) 前記管路は先端側へ流体を送出するための管路であることを特徴とする付記項19に記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 21) The distal end portion of the endoscope according to
(付記項22) 前記開口部は直径略1mmの開口部であることを特徴とする付記項19または20に記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 22) The endoscope distal end portion according to
(付記項23) 前記第2の観察部は前記第1の観察部に対して高倍率の観察部であることを特徴とする付記項19または付記項20に記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 23) The distal end portion of the endoscope according to
(付記項24) 前記第2の観察部は0〜約100μmの観察深度を有し、被検体に接触させて観察するための観察部であることを特徴とする付記項19または付記項20に記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 24) The
(付記項25) 前記第1の先端面には送水を行うためのノズル部が設けられており、前記第2の先端面は前記ノズル部の先端部よりも先端側に形成されていることを特徴とする付記項19または付記項20に記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 25) The first tip surface is provided with a nozzle portion for supplying water, and the second tip surface is formed on the tip side of the tip portion of the nozzle portion. The distal end portion of the endoscope according to
(付記項26) 前記第1の先端面と前記第2の先端面とは略平行の面であり、前記第1の先端面と前記第2の先端面との間には約0.7mm以上の段差が形成されていることを特徴とする付記項19または付記項20に記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 26) The first tip surface and the second tip surface are substantially parallel surfaces, and the distance between the first tip surface and the second tip surface is about 0.7 mm or more. The endoscope distal end portion according to
(付記項27) 被検体に挿入する挿入部と、前記挿入部の先端部に設けられ前記被検体を観察するための第1の観察部を配置する第1の先端面と、前記第1の先端面に対して基端側に設けられ、前記被検体を観察するための第2の観察部を配置するための第2の先端面と、前記第2の先端面に設けられた先端側へ流体を送出するための開口部と、を有することを特徴とする内視鏡の先端部。 (Additional Item 27) An insertion portion to be inserted into a subject, a first distal end surface on which a first observation portion for observing the subject is provided at the distal end portion of the insertion portion, and the first To the distal end side provided on the second distal end surface, provided on the proximal end side with respect to the distal end surface, for arranging the second observation unit for observing the subject, and on the second distal end surface An endoscope distal end having an opening for delivering a fluid.
(付記項28) 被検体に挿入する挿入部と、前記挿入部の先端部に設けられ前記被検体を観察するための第1の観察部を配置する第1の先端面と、前記第1の先端面に対して基端側に設けられ、前記被検体を観察するための第2の観察部を配置するための第2の先端面と、前記第1の先端面と前記第2の先端面との間に形成された斜面部と、前記斜面部に設けられた先端側へ流体を送出するための開口部と、を有することを特徴とする内視鏡の先端部。 (Additional Item 28) An insertion portion to be inserted into a subject, a first distal end surface on which a first observation portion for observing the subject is provided at the distal end portion of the insertion portion, and the first A second distal end surface provided on a proximal end side with respect to the distal end surface for disposing a second observation unit for observing the subject; the first distal end surface; and the second distal end surface. A distal end portion of the endoscope having an inclined portion formed between and an opening for sending fluid to the distal end side provided on the inclined surface portion.
(付記項29) 前記開口部は直径略1mmの開口部であることを特徴とする付記項27または28に記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 29) The distal end portion of the endoscope according to
(付記項30) 前記第1の観察部は前記第2の観察部に対して高倍率の観察部であることを特徴とする付記項27または28に記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 30) The distal end portion of the endoscope according to
(付記項31) 前記第1の観察部は0〜約100μmの観察深度を有し、被検体に接触させて観察するための観察部であることを特徴とする付記項27または28に記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 31) The additional observation item according to
(付記項32) 前記第2の先端面には送水を行うためのノズル部が設けられており、前記第1の先端面は前記ノズル部の先端部よりも先端側に形成されていることを特徴とする付記項27または28に記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 32) The second tip surface is provided with a nozzle portion for supplying water, and the first tip surface is formed on the tip side of the tip portion of the nozzle portion.
(付記項33) 前記第1の先端面と前記第2の先端面とは略平行の面であり、前記第1の先端面と前記第2の先端面との間には約0.7mm以上の段差が形成されていることを特徴とする付記項27または28に記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 33) The first tip surface and the second tip surface are substantially parallel surfaces, and the distance between the first tip surface and the second tip surface is about 0.7 mm or more. The endoscope distal end portion according to
(付記項34) 前記付記項1乃至付記項33のいずれかを有することを特徴とする内視鏡。 (Additional Item 34) An endoscope having any one of the additional items 1 to 33.
本発明は、例えば、体腔内に内視鏡を挿入し、通常観察用の観察光学系と、対物光学系の先端部を対象物に接触させてその対象物を観察する対象物接触型の観察光学系を備えた内視鏡を使用する技術分野や、その内視鏡を製造する技術分野に有効である。 The present invention provides, for example, an object contact type observation in which an endoscope is inserted into a body cavity, and the observation optical system for normal observation and the tip of the objective optical system are brought into contact with the object to observe the object. This is effective in a technical field that uses an endoscope having an optical system and a technical field that manufactures the endoscope.
11…挿入部、15…先端部、25…突出段部(突出部)、25a…平面(突出面)、28…第1の撮像ユニット(第1の観察部)、27…下段部、25c…傾斜面(非突出面)、35…前方送水用の管路、35a…開口部。 DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 ... Insertion part, 15 ... Tip part, 25 ... Projection step part (projection part), 25a ... Plane (projection surface), 28 ... 1st imaging unit (1st observation part), 27 ... Lower step part, 25c ... Inclined surface (non-projecting surface), 35... Pipe for forward water supply, 35 a.
Claims (39)
前記挿入部の先端部に前方に突出された突出部の端面に形成され、前記被検体を観察するための観察部が配置される突出面と、
前記先端部の前記突出部の突出面以外の非突出面に少なくとも一部が設けられ、前記挿入部に挿通された管路と連通する開口部と、
を有することを特徴とする内視鏡の先端部。 An insertion section for insertion into a subject;
A protruding surface on which an observation part for observing the subject is formed, formed on an end surface of a protruding part protruding forward at the distal end of the insertion part;
At least a part is provided on a non-projecting surface other than the projecting surface of the projecting portion of the tip portion, and an opening that communicates with a pipe line inserted through the insertion portion,
A distal end portion of an endoscope characterized by comprising:
前記第2の観察部は、前記非突出平面に配置され、
前記突出面と前記非突出平面との間の段差は、前記突出部が前記第2の観察部の視野に入ることを防止できる高さに形成されていることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡の先端部。 The non-projecting surface has a non-projecting plane substantially parallel to the projecting surface;
The second observation unit is disposed on the non-projecting plane,
The step between the projecting surface and the non-projecting plane is formed at a height that can prevent the projecting portion from entering the field of view of the second observation unit. The tip of the endoscope.
前記第2の観察部は、前記第1の非突出平面に、前記ノズル部は前記第2の非突出平面にそれぞれ配置され、
前記第2の非突出平面と前記第1の非突出平面との間の段差部は、前記ノズル部と前記第2の観察部との間に他の部分よりも傾斜角度が緩やかな傾斜面が配設されていることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡の先端部。 The non-projecting surface includes a first non-projecting plane substantially parallel to the projecting surface, and a second non-projecting plane disposed rearward of the first non-projecting plane and substantially parallel to the projecting surface. Have
The second observation unit is disposed on the first non-projecting plane, and the nozzle unit is disposed on the second non-projecting plane,
The step portion between the second non-projecting plane and the first non-projecting plane has an inclined surface with a gentler inclination angle than the other portion between the nozzle portion and the second observation portion. The distal end portion of the endoscope according to claim 2, wherein the distal end portion is disposed.
前記挿入部の先端部に設けられ、前記被検体を観察するための観察部が配置される先端面と、
前記先端部の前記先端面より基端側の位置に配置され、前記挿入部に挿通された管路と連通する開口部と、
を有することを特徴とする内視鏡の先端部。 An insertion section for insertion into a subject;
A distal end surface provided at a distal end portion of the insertion portion, on which an observation portion for observing the subject is disposed;
An opening that is disposed at a position closer to the proximal end than the distal end surface of the distal end and communicates with a pipe line inserted through the insertion portion;
A distal end portion of an endoscope characterized by comprising:
前記開口部は、前記斜面部に形成されていることを特徴とする請求項12に記載の内視鏡の先端部。 The distal end portion has a slope portion inclined obliquely with respect to the distal end surface on the proximal side from the distal end surface,
The distal end portion of the endoscope according to claim 12, wherein the opening portion is formed in the slope portion.
前記先端面は、前記ノズル部の先端部よりも先端側に配置されていることを特徴とする請求項12に記載の内視鏡の先端部。 In the distal end portion of the insertion portion, a nozzle portion for supplying water to the second observation portion is provided on the proximal side surface from the distal end surface,
The distal end portion of the endoscope according to claim 12, wherein the distal end surface is disposed closer to the distal end side than the distal end portion of the nozzle portion.
前記第2の観察部は、前記基端側の平行面に配置され、
前記先端面と前記基端側の平行面との間の段差は、前記先端面の周壁部が前記第2の観察部の視野に入ることを防止できる高さに形成されていることを特徴とする請求項12に記載の内視鏡の先端部。 A part of the front end surface and the base end side surface from the front end surface are substantially parallel surfaces,
The second observation unit is disposed on a parallel surface on the base end side,
The step between the distal end surface and the parallel surface on the proximal end side is formed at a height that can prevent the peripheral wall portion of the distal end surface from entering the field of view of the second observation unit. The distal end portion of the endoscope according to claim 12.
前記挿入部の先端部に設けられ、前記被検体を観察するための第1の観察部を配置する第1の配置面と、
前記第1の配置面に対して先端側へ突出された突出部の端面に形成され、前記被検体を観察するための第2の観察部を配置するための第2の配置面と、
前記第1の配置面に設けられ、前記挿入部に挿通された管路と連通する開口部と、
を有することを特徴とする内視鏡の先端部。 An insertion portion to be inserted into the subject;
A first disposition surface provided at a distal end portion of the insertion portion, on which a first observation portion for observing the subject is disposed;
A second arrangement surface for arranging a second observation unit for observing the subject, which is formed on an end surface of the protruding portion protruding toward the distal end side with respect to the first arrangement surface;
An opening provided on the first arrangement surface and communicating with a pipe line inserted through the insertion portion;
A distal end portion of an endoscope characterized by comprising:
前記挿入部の先端部に設けられ、前記被検体を観察するための第1の観察部を配置する第1の配置面と、
前記第1の配置面に対して先端側へ突出された突出部の端面に形成され、前記被検体を観察するための第2の観察部を配置するための第2の配置面と、
前記第1の配置面と前記第2の配置面との間の段差部に形成され、前記第2の配置面に対して斜めに傾斜された斜面部と、
前記斜面部に配置され、前記挿入部に挿通された管路と連通する開口部と、
を有することを特徴とする内視鏡の先端部。 An insertion portion to be inserted into the subject;
A first disposition surface provided at a distal end portion of the insertion portion, on which a first observation portion for observing the subject is disposed;
A second arrangement surface for arranging a second observation unit for observing the subject, which is formed on an end surface of the protruding portion protruding toward the distal end side with respect to the first arrangement surface;
A slope portion formed at a step portion between the first placement surface and the second placement surface and inclined obliquely with respect to the second placement surface;
An opening that is disposed on the slope portion and communicates with a pipe line inserted through the insertion portion;
A distal end portion of an endoscope characterized by comprising:
前記第1の配置面と前記第2の配置面との間の段差は、前記突出部が前記第1の観察部の視野に入ることを防止できる高さに形成されていることを特徴とする請求項22または23に記載の内視鏡の先端部。 The first arrangement surface and the second arrangement surface are arranged substantially in parallel,
The step between the first arrangement surface and the second arrangement surface is formed at a height that can prevent the protrusion from entering the field of view of the first observation unit. The distal end portion of the endoscope according to claim 22 or 23.
前記挿入部の先端部に設けられ、前記被検体を観察するための第1の観察部を配置する第1の配置面と、
前記第1の配置面よりも後方側に設けられ、前記被検体を観察するための第2の観察部を配置するための第2の配置面と、
前記第2の配置面に設けられ、前記挿入部に挿通された管路と連通する開口部と、
を有することを特徴とする内視鏡の先端部。 An insertion portion to be inserted into the subject;
A first disposition surface provided at a distal end portion of the insertion portion, on which a first observation portion for observing the subject is disposed;
A second disposition surface for disposing a second observation section for observing the subject, provided on the rear side of the first disposition surface;
An opening provided on the second arrangement surface and communicating with a pipe line inserted through the insertion portion;
A distal end portion of an endoscope characterized by comprising:
前記挿入部の先端部に設けられ前記被検体を観察するための第1の観察部を配置する第1の配置面と、
前記第1の配置面よりも後方側に設けられ、前記被検体を観察するための第2の観察部を配置するための第2の配置面と、
前記第1の配置面と前記第2の配置面との間の段差部に形成され、前記第1の配置面に対して斜めに傾斜された斜面部と、
前記斜面部に配置され、前記挿入部に挿通された管路と連通する開口部と、
を有することを特徴とする内視鏡の先端部。 An insertion portion to be inserted into the subject;
A first arrangement surface on which a first observation unit for observing the subject is provided at a distal end of the insertion unit;
A second disposition surface for disposing a second observation section for observing the subject, provided on the rear side of the first disposition surface;
A slope portion formed at a step portion between the first placement surface and the second placement surface and inclined obliquely with respect to the first placement surface;
An opening that is disposed on the slope portion and communicates with a pipe line inserted through the insertion portion;
A distal end portion of an endoscope characterized by comprising:
前記第1の配置面と前記第2の配置面との間の段差は、前記突出部が前記第2の観察部の視野に入ることを防止できる高さに形成されていることを特徴とする請求項31または32に記載の内視鏡の先端部。 The first arrangement surface and the second arrangement surface are arranged substantially in parallel,
The step between the first arrangement surface and the second arrangement surface is formed at a height that can prevent the protrusion from entering the field of view of the second observation unit. The distal end portion of the endoscope according to claim 31 or 32.
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