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JP2006317547A - 反射光学系組立ユニットと、反射光学系組立ユニットを用いた撮像装置 - Google Patents

反射光学系組立ユニットと、反射光学系組立ユニットを用いた撮像装置 Download PDF

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JP2006317547A
JP2006317547A JP2005137631A JP2005137631A JP2006317547A JP 2006317547 A JP2006317547 A JP 2006317547A JP 2005137631 A JP2005137631 A JP 2005137631A JP 2005137631 A JP2005137631 A JP 2005137631A JP 2006317547 A JP2006317547 A JP 2006317547A
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reflective optical
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Fuminori Ueno
史典 上野
Yasuo Nakashiro
泰生 中城
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Olympus Imaging Corp
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Olympus Imaging Corp
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Abstract

【課題】 自由曲面形状の反射面を有する反射光学系組立ユニットにおいて、光学素子と撮像素子との関係を高い精度で位置決めできる反射光学系組立ユニットを提供する。
【解決手段】 撮像装置10は、反射光学系組立ユニット30と、撮像素子と、ガイド機構80と、切換え機構90などを備えている。反射光学系組立ユニット30は、少なくとも2面の自由曲面形状の反射面を有している。反射光学系組立ユニット30は、第1の保持部材として機能する遮光カバー70の両側部70e,70fと、これら両側部70e,70fを互いに結合する保持部材43とを有している。両側部70e,70fに、案内部の一例である傾斜溝70c,70dが形成されている。傾斜溝70c,70dは、一方の反射面の第1の光軸中心と他方の反射面の第2の光軸中心とを結ぶ直線に対して直交する方向に延びている。第2の保持部材として機能する保持部材43に、光学素子としてのプリズム41,42が配置されている。
【選択図】 図15

Description

本発明は、デジタルカメラ、カメラ付携帯電話等に用いる撮像装置に係り、特に、反射面等に自由曲面を用いた反射光学系組立ユニットと、それを用いた撮像装置に関する。
最近のデジタルカメラやカメラ付携帯電話は、小型化、薄型化、高性能化が要求されてきている。これらの機器に共軸系の光学系を使用した撮像装置においては、撮像装置の大きさをコンパクトにしようとすると、レンズの枚数を少なくする必要がある。しかしレンズの枚数を少なくすると光学系で発生する収差を小さく抑えることが困難になり、画質が低下する。また画質を良くしようとすると、レンズの枚数を多くする必要が発生し、この結果、撮像装置が大きくなるという問題が発生する。
近年、デジタルカメラやカメラ付携帯電話に使用される撮像装置として、共軸系の光学系を用いた撮像装置が多数出願されている。例えば、特開2005−55755公報(特許文献1)に記載されている反射光学系組立ユニットを使用した撮像装置が提案されている。この撮像装置では、自由曲面などを有する撮像光学系が使用されている。
特許文献1に記載されている偏心光学系では、少なくとも1つの偏心プリズムと、この偏心プリズムを保持する保持部材とを備え、前記偏心プリズムが、前記保持部材に保持される光学作用面の有効径を挟む位置に2つ以上の位置決め部を有するとともに、前記保持部材が、前記偏心プリズムの前記位置決め部に対応する位置決め保持部を有し、さらに、前記偏心プリズムの前記位置決め部を有する光学作用面、および前記保持部材のいずれかが、前記位置決め部または前記位置決め保持部の外側であって前記光学作用面の有効径を挟む位置に2つ以上、全体で3つの突起部を有し、前記位置決め部、前記位置決め保持部、および前記突起部を介して、前記保持部材に前記偏心プリズムが位置決め固定されるようになっている。
さらに特許文献1に記載されている偏心光学系の保持構造では、第1の偏心プリズムと、開口絞りを備えた保持部材と、第2の偏心プリズムを備え、前記第1の偏心プリズムの射出面と、前記第2の偏心プリズムの入射面が、それぞれ、前記光学作用面の有効径を挟む位置に2つ以上の位置決め部を有するとともに、前記保持部材が、両面にそれぞれ、前記第1および第2の偏心プリズムの前記位置決め部に対応する位置決め保持部を有し、前記第1および第2の偏心プリズムの前記位置決め部を有する光学作用面、および前記保持部材のいずれかが、前記位置決め部または前記位置決め保持部の外側であって前記光学作用面の有効径を挟む位置に2つ以上、全体で3つの突起部を有し、かつ、前記保持部材における前記第1の偏心プリズム用の位置決め保持部と、前記第2の偏心プリズム用の位置決め保持部とが、互いに位置が異なり、前記位置決め部、前記位置決め保持部、および前記突起部を介して、前記保持部材の両側から前記第1の偏心プリズムと前記第2の偏心プリズムが位置決め固定される。
特開2005−55755公報
偏心光学系を撮像装置に用いる場合において、自由曲面形状を有する反射面の第1の光軸中心と、反射面の第2の光軸中心に対して交差するように保持部材で保持すると、画像を読取る撮像素子の撮像面に被写体像を結像することが困難である。また、保持部材を可動にする場合に、従来構造の保持部材では高い剛性を得ることができない。
前記撮像装置を小型、薄型のデジタルカメラ、またはカメラ付携帯電話に使用する場合に、撮像光学系の画角を広角系に設定して、パンフォーカス(固定焦点でありながら、全被写体撮影距離範囲において概略ピントが合うようにする設定)にすることが望まれる。
また最近の傾向としてこの撮像装置を搭載したデジタルカメラまたはカメラ付携帯電話を使用してバーコードを読取ったり、書物、原稿等の文字を読取ったりするニーズが発生している。これらのニーズに応えるためには、パンフォーカスの撮像装置にマクロ撮影に適合した機構が必要である。
従って本発明の第1の目的は、自由曲面形状の光学素子を有する反射光学系組立ユニットにおいて、前記光学素子と撮像素子との関係を高い精度で位置決めすることができる反射光学系組立ユニットを提供することにある。
本発明の第2の目的は、第1の撮像距離に適した位置と第2の撮像距離に適した位置とを切換えることができ、より好ましくは撮像素子の入射面の位置と結像面との関係がベストになるようにピント面調整であるfc調整が可能な反射光学系組立ユニットを用いた撮像装置を提供することにある。
第1の観点に基く本発明の反射光学系組立ユニットは、反射面の第1の光軸中心と反射面の第2の光軸中心を結ぶ直線に対して互いに離間された位置に配置されかつ側面から見たとき前記直線に直交する案内部(例えば、後述する傾斜溝等の案内溝や案内凸部)を有する複数の第1の保持部材(例えば、後述する遮光カバーの両側部や左右一対の板状あるいは棒状の部材など)と、これら第1の保持部材どうしを結合する第2の保持部材(例えば、後述する絞り開口部を有する保持部材)とを有し、前記第2の保持部材に光学素子を配置したことを特徴とする。
第2の観点に基く本発明の撮像装置は、前記反射光学系組立ユニットに設けられた嵌合部を、前記撮像素子の受光面と直交する方向に沿って前記反射光学系組立ユニットの姿勢を保持する状態で移動させる案内軸と嵌合させ、前記反射光学系組立ユニットを前記案内軸に沿って、撮影位置およびその範囲を設定する第1の位置と、該第1の位置に比べて前記撮像素子の受光面から遠い位置にある第2の位置と、に選択的に位置決め保持する切換え機構を有し、該切換え機構が、前記撮像素子の前記受光面と直交する方向に延びる前記案内軸と平行に設置された回転中心軸と、前記回転中心軸を中心として、第1の設定位置と第2の設定位置とを位置決めする回転可能な回転部材と、前記回転部材を前記第1および第2の位置に移動させるための切換え部材とを有している。なお、前記案内軸と前記回転中心軸とが共通部材であってもよい。
前記第1の位置は、例えば、撮像すべき物体の位置が所定の位置から略無限遠までの間にある場合に対応して撮像を行うための標準撮像位置であり、前記第2の位置は、例えば、撮像すべき物体の位置が前記所定の位置よりも近いマクロ撮像位置である。この明細書で言う標準撮像位置とは、至近距離から無限遠までほぼピントが合うパンフォーカスの撮像状態を意味する。マクロ撮像位置は、前記至近距離よりもさらに被写体までの距離が短い超至近領域での撮影に適した撮像状態を意味する。
この発明の好ましい形態では、前記反射光学系組立ユニットは2つのプリズムを有し、各プリズムは、それぞれ、少なくとも1つの自由曲面形状の反射面と、光学作用面を有する光入射面と、光学作用面を有する光射出面とを有し、さらに前記両プリズム間に配置された前記第2の保持部材を有している。
前記切換え機構の一例は、前記受光面と平行であり第1の面部を含む第1の平面部と、さらに前記受光面と平行でありかつ前記第1の平面部とは前記受光面と直交する方向の位置が異なりかつ第2の面部を含む第2の平面部とを並べて有している。
前記切換え機構の他の例は、前記回転中心軸を中心に回動する方向において前記受光面と直交する方向の位置が異なる第1の面部および第2の面部を含む斜面を有する回転カムを有している。
前記反射光学系組立ユニットの前記当接部は、前記反射光学系組立ユニットを構成する遮光カバーの一部に形成されている。この例によれば、反射光学系組立ユニットを構成する部品数を削減することが可能となる。
この発明の好ましい形態では、前記切換え機構に連動するマニュアル操作切換え部材であって、前記切換え機構を前記第1の設定位置と前記第2の設定位置とに切換えるマニュアル操作切換え部材、をさらに有している。これにより、撮像装置の外部からのマニュアル操作に応じて、前記撮像状態(第1の位置と第2の位置)の切換えを行うことが可能となる。
また、前記反射光学系組立ユニットの前記第1の位置と前記第2の位置の少なくともどちらか一方を前記撮像素子の受光面と直交する方向において微調整するための微調機構をさらに有していてもよい。微調機構を備えた撮像装置では、前記切換え機構による二つの撮像状態(例えば標準撮像位置とマクロ撮像位置)の切換え機能に加えて、ピント状態の微調整を行う機能が付加される。
前記微調機構の一例は、前記回転中心軸を中心として回動可能なカム部材を有している。このカム部材は、その回動する方向において前記受光面と直交する方向の位置が異なる斜面を有している。前記切換え機構は、前記回転部材の位置決め面と反対側の面に前記微調機構の前記カム部材の斜面が当接する受け部を有し、前記回転部材との相対的位置を前記カム部材の回動位置を変えることにより、前記微調整を行うものである。
前記切換え機構の受け部、すなわち前記微調機構の前記斜面と当接する受け部は、円弧状でもよいし、前記斜面の形状にならう傾斜面の形状となっていてもよい。
微調機構の他の例は、前記切換え機構の前記回転カムが前記回転中心軸を中心として回動する方向の移動限界位置を規制するための規制部材を有し、この規制部材により、前記回転中心軸を中心として前記斜面が移動する方向に関して回転カムの移動限界位置を微調整するものである。
本発明によれば、自由曲面形状の光学素子を有する反射光学系組立ユニットにおいて、前記案内部を有する保持部材を用いて光学素子と撮像素子との関係を高い精度で位置決めすることができる。また、前記案内部を有する第1の保持部材と光学素子を配置する第2の保持部材とを組合わせたことにより、撮像素子に対して入射光軸と射出光軸を高い精度で配置することができる。
また本発明の撮像装置によれば、反射光学系組立ユニットを撮像素子の受光面と直交する方向に関して、撮影位置およびその範囲を設定する第1の位置と、該第1の位置に比べて前記撮像素子の受光面から遠い位置にある第2の位置とを切換えることができる。このため、二つの撮像状態すなわち撮像すべき物体の位置が第1の距離範囲にある場合と、第2の距離範囲にある場合のそれぞれに適した撮像を行うことができる。しかも少ないスペースでこの切換え機構を実現することができるため、反射光学系組立ユニットを備えた撮像装置を小型化することが可能となる。
以下に本発明の第1の実施形態について、図1から図21を参照して説明する。
図1は撮像用機器の一例としてのデジタルカメラ1の外観を示している。このデジタルカメラ1には、レリーズボタン20やフラッシュ21、カバーガラス23等が設けられている。さらにデジタルカメラ1の背面に画像モニタ24が設けられている。このデジタルカメラ1はマニュアル操作切換え部材95を備えている。マニュアル操作切換え部材95は、後述するように、回転非対称な偏心光学系である反射光学系組立ユニット30を、デジタルカメラ内で、例えば標準撮像位置である第1の位置と、例えばマクロ撮像位置である第2の位置とに切換えるためのものである。
図2はデジタルカメラ1の内部全体を示すブロック図である。この図2に示すように、デジタルカメラ1の内部に、撮像装置10と、LSIを用いた処理手段としての画像プロセス処理回路11と、下記の「適用された記録媒体」としての記録部12などが収容されている。画像プロセス処理回路11は、撮像装置10に取付けられた基板に実装されている。
画像プロセス処理回路11は、撮像装置10によって得られる電気信号に所定の電気的プロセス処理(例えば色処理、ホワイトバランス、自動露光、出力信号フォーマット化など)を施すことにより、画像データを得る機能を担っている。記録部12は、画像プロセス処理回路11からの画像データを、適用された記録媒体に記録するための情報記録媒体の一手段として機能する。ここで「適用された記録媒体」とは、このデジタルカメラ1に内蔵されたフラッシュメモリや、外部から挿脱可能なメモリカード等のことである。
撮像装置10は、光学素子であるところの下記の2個のプリズム41,42によって回転非対称な偏心光学系を構成する反射光学系組立ユニット30と、固定枠31などを含んでいる。固定枠31の所定位置にプリント基板35が取付けられている。プリント基板35には、光を通過する開口部36が形成されている。このプリント基板35に、例えばCCD等の撮像素子32と下記光学部材44が接合されている。またこのプリント基板35に、例えば異方性導電ゴムなどの導電部材37を介して撮影基板38が固着され、この撮影基板38に前記画像プロセス処理回路11が実装されている。
図1はデジタルカメラ1の外観を示している。このデジタルカメラ1は、図2のブロック図に示される反射光学系組立ユニット30のカバーガラス23とマニュアル操作切換え部材95を備えている。レリーズボタン20とフラッシュ21は、図2のブロック図に示されるCPU25に接続され、操作者がレリーズボタン20を操作したときに、このデジタルカメラ1による撮影が行われる。画像モニタ24は、操作者が撮影対象物を視認するためのファインダ機能と、撮影画像を操作者に表示する機能を有している。
図1および図2に示すデジタルカメラ1の一例では、外装2に、前記レリーズボタン20と、暗闇時に使用するフラッシュ21と、撮像光入射用のカバーガラス23と、マクロ撮像と標準撮像を切換えるためのマニュアル操作切換え部材95と、前記画像モニタ24が設けられている。ユーザがこの画像モニタ24を見ながら、マニュアル操作切換え部材95を操作することができる。図示されていないが、画像モニタ24上には、ユーザによりマニュアル操作切換え部材95が切換えられた状態を示すアイコンを表示することも可能である。
反射光学系組立ユニット30の一例が図3〜図12に示されている。この反射光学系組立ユニット30は、後に詳細に説明する光学素子としての第1プリズム41および第2プリズム42と、後述する絞り開口部62aを有する保持部材43などを有している。保持部材43は樹脂成形などによって製作され、後に詳細に説明するように、第1プリズム41の嵌合ボスである位置決め部53c,53dを、嵌合孔である位置決め保持部62e,62dに嵌合させ、かつ、第2プリズム42の嵌合ボスである位置決め部61c,61dを、嵌合孔である位置決め保持部62f,62gに嵌合させた状態で、接着剤などによって第1および第2プリズム41,42を保持するようになっている。
第2プリズム42の射出側に、赤外線カットフィルタまたは防塵用カバーガラス等の光学部材44が配置されている。第2プリズム42から出た光は結像面45にて結像する。この結像面45に、反射光学系組立ユニット30により形成された物体像を電気信号に変換するためのセンサとしての撮像素子32の受光面が配置されている。撮像素子32の受光面は本発明で言う結像面45に対応する。
図3および図5に示されるように、第1プリズム41は、回転非対称な偏心光学系入射面51と、回転非対称な反射面52と、回転非対称な偏心光学系射出面53とを有する回転非対称な偏心光学系プリズムである。
図4に示されるように、第1プリズム41の射出面53は、金型構造上および光線高さの設計上、一部に切欠き部を有している。この第1プリズム41は、撮影対象物から集光した光線を、回転非対称な偏心光学面より射出する。この第1プリズム41は、絞り開口部62aを有する保持部材43の絞り位置に光学瞳位置を有し、第2プリズム42の回転非対称な偏心光学系の入射面に光線を導く。第1プリズム41の有効径部53aの外側領域に、段差を有する平面に形成された平面部53bを有している。
第1プリズム41の平面部53bは、円柱状に形成された2つの光学軸方向に直交する面にある位置決め部53c,53dと、射出光学軸方向の位置決めのための半球面状に形成された3つの突起部53e,53f,53gなどを有している。位置決め部53c,53dは、有効径部53aの外側位置に設けられている。図4では、位置決め部53c,53dは、有効径部53aを中心として設けることで、第1プリズム41の取付け位置バランスが左右等しくなるように、射出光軸中心に関して対称に設けられている。
突起部53e,53gは、有効径部53aを中心として位置決め部53c,53dの外側位置に設けられている。よって、有効径部53aの中心位置からの距離で比べると、光軸方向と平行に位置決め部53c,53dまでの距離に比べて、突起部53e,53gまでの距離の方が長い。突起部53fは、有効径部53aの外側であって、位置決め部53c,53dの内側位置に設けられている。このように、3つの突起部のうち、少なくとも2つの突起部は、有効径部53aの中心位置からの距離で比べると、面の取付け精度を高めるために位置決め部までの距離に比べて長い(遠い)位置に設けられ光軸方向に直交する。
図3に示すように第2プリズム42は、回転非対称な偏心光学系入射面61と、反射面62と、反射面63と、射出面64とを有する偏心プリズムで構成されている。反射面62と反射面63のうち少なくとも一つは回転非対称な面であることにより、光学的に非常に高い性能(周辺性能、収差性能)を得ることができる。
第2プリズム42の回転非対称な偏心光学系入射面61は、図6に示すように、その有効径部61aの外側領域に平面に形成された平面部61bを有し、かつ、平面部61bの近傍に反射フレア防止のための斜面(いわゆるC面)61hを有している。有効径部61aから離れた平面部61bは、円柱状に形成された2つの位置決め部61c,61dと、半球面状に形成された3つの突起部61e,61f,61gを有している。位置決め部61c,61dは、入射光軸を中心とした有効径部61aの外周の外側位置に設けられて精度を高めている。突起部61e,61gは、有効径部61aを挟む位置決め部61c,61dの外側位置に設けられている。突起部61fは、有効径部61aの外側であって位置決め部61c,61dの内側位置に設けられている。また、突起部61e,61f,61gは、入射面61上において非対称に配置され、組立平面精度を高めている。
図3と図12に示すように、絞り開口部62aを有する保持部材43の絞り部は光学瞳位置にあり、その絞り部の表面と裏面には、それぞれ、第1プリズム41の射出面53の有効径部53aの突出部と第2プリズム42の入射面61の有効径部61aの突出部を逃げるための円形の凹部が形成されている。さらにこの保持部材43には、円形でテーパ状をなす絞り開口部62aが形成されている。
この保持部材43は、第1プリズム41の射出面53の有効径部53aの光学中心と、第2プリズム42の入射面61の有効径部61aの光学中心と、保持部材43の絞り部にある円形の絞り開口部62aとの光学中心に要求される組合わせ精度(例えば10μm台)を満足するための構造(図8,図10,図12参照)を備えている。そのために保持部材43は、開口部62aの外側に、平面状に形成された平面部62b,62cを両面に有している。
平面部62b,62cには、第1および第2プリズム41,42の保持部材43への取付け平行度が例えば10μm〜20μmの範囲に収まるようにするために、位置決め保持部62d,62e,62f,62gが形成されている。これらの位置決め保持部62d〜62gは、第1プリズム41の位置決め部53c,53dおよび第2プリズム42の位置決め部61c,61dに対応する位置に形成され、これら位置決め部53c,53d,61c,61dの形状に合わせて、嵌合可能な貫通孔として形成されている。
図8に示すように位置決め保持部62e,62fは小判形の長孔に形成されているため、位置決め部53c,53d間の距離と位置決め部61c,61d間の距離に僅かなずれがあっても、高い精度で第1および第2プリズム41,42を保持部材43に組付けることができる。こうすることにより、第1プリズム41の射出面53の有効径部53aの光学中心と、第2プリズム42の入射面61の有効径部61aの光学中心と、保持部材43の絞り部にある円形の絞り開口部62aとの光学中心に要求される組合わせ精度(10μm〜20μm)を満足することができる。
保持部材43の肉厚Hの一例は、H=1.12mm、第1および第2プリズム41,42の位置決め部の長さtの一例は、それぞれt=0.55mmで設計されている。本実施形態の場合、t/H=0.49である。
このように構成された反射光学系組立ユニット30は、図4,図10,図12に示すように、第1プリズム41を、保持部材43の平面部62b側から、位置決め部53cを位置決め保持部62dに嵌合させ、位置決め部53dを位置決め保持部62eに嵌合させる。これにより、第1プリズム41の射出光学面の射出光軸中心の位置精度を10μm以下にすることができる。
このとき、第1プリズム41の突起部53e,53f,53gが保持部材43の平面部62bに当接することで、第1プリズム41の保持部材43に対する取付け精度を10μm以下にすることができる。同様に、第2プリズム42を、保持部材43の平面部62c側から、位置決め部61cを位置決め保持部62fに嵌合させ、かつ、位置決め部61dを位置決め保持部62gに嵌合させる。これにより、第2プリズム42の光軸中心の位置精度が10μm以下となる。このとき、第2プリズム42の突起部61e,61f,61gが保持部材43の平面部62cに当接することで、第2プリズム42の保持部材43に対する取付け精度が10μm以下となる。なお、図7に示す反射光学系組立ユニット30の斜視図において、各プリズム41,42の両側部の斜面65,66は、金型構造上とフレア等の不要反射を防ぐために形成されている。
このようにして、第1プリズム41と第2プリズム42は、図4と図12に示すように保持部材43の両側に保持される。なお図11に示すように、第1プリズム41の重心を通る直線と、第2プリズム42の重心を通る直線とが保持部材43上で同一直線上にこないように、一方の位置決め保持部62d,62eと他方の位置決め保持部62f,62gとは、互いに異なる位置に設けられている。すなわち、反射光学系組立ユニット30が落下等で重力加速度を与えられたときに、プリズム41,42の取付けボスである位置決め部53c,53d,61c,61dと位置決め保持部62d,62e,62f,62gとの嵌合部分に力が集中して破壊する可能性を最小にするように設計されている。
図12の状態において、第1および第2プリズム41,42の保持部材43に対する傾きの調整が必要な場合には、傾き方向および傾きの度合いに応じて、図5に示される第1プリズム41の突起部53e,53f,53gと、図6に示される第2プリズム42の突起部61e,61f,61gに対応する金型の一部を所定量削ることで、プリズム41,42の傾きを簡単に調整することができ、平行度を10μm台にすることができる。
以上説明したように本実施形態の反射光学系組立ユニット30は、物体からの光束を入射して結像面45に物体像を形成するためのものであって、少なくとも2面の自由曲面形状の反射面52,62,63を有している。しかも、物体からの光束を入射するための入射光学作用面の光軸(図16に示す入射光軸λ1)と、反射光学系組立ユニット30から結像面45に光束を射出するための射出光軸λ2とが略平行であり、かつ所定の間隔を有し、反射面に自由曲面を有するプリズム光学系によって構成されている。第1プリズム41の反射面52と第2プリズム42の反射面62,63は、本発明で言う反射光学系を構成している。さらにこのプリズム光学系は、遮光カバー70の一部70aと嵌合して撮像素子32と垂直に射出光軸λ2を維持するための下記案内軸81およびガイド部材82を有している。
図15〜図17に示されるように、前記反射光学系組立ユニット30は、前記プリズム41,42と保持部材43を収容する遮光カバー70を備えている。遮光カバー70には、第1プリズム41の入射面51に対向する位置に入射窓71が形成されている。
また、図17,図18等に示すように、遮光カバー70の両側部70e,70fの内面に、案内部の一例である傾斜溝70c,70dが形成されている。これら傾斜溝70c,70dに、保持部材43の両側部に設けられたピン状の凸部72,73(図8と図9等に示す)を嵌合させるようになっている。
遮光カバー70の両側部70e,70fは、本発明で言う第1の保持部材に相当する。絞り開口部62aを有する保持部材43は、本発明で言う第2の保持部材に相当する。第2の保持部材としての保持部材43の表裏両面に、光学素子であるプリズム41,42が配置される。そしてこれら傾斜溝70c,70dと、保持部材43の凸部72,73により、反射光学系組立ユニット30を遮光カバー70に組付け固定し、かつ、位置出しができるようになっている。
図11に示すように、第1プリズム41の反射面52の第1の光軸中心Q1と、第2プリズム42の反射面62の第2の光軸中心Q2とを結ぶ直線(光線軸)をLとした場合、前記傾斜溝70c,70dは、この光線軸Lに対し、反射光学系組立ユニット30を側面方向(図16に示す入射光軸λ1と射出光軸λ2とを含む仮想平面に対して直角をなす方向)から見たときに、光線軸Lに直交するように傾斜している。
傾斜溝70c,70dが設けられている遮光カバー70の両側部70e,70fは、第1の保持部材として機能する。これら両側部70e,70fは、前記光線軸Lに対し、互いに反射光学系組立ユニット30の幅方向(前記仮想平面に対して直角をなす方向)に離間した位置に配置されている。これら両側部70e,70fが、第2の保持部材として機能する保持部材43によって互いに結合され、この保持部材43に光学素子としてのプリズム41,42が配置されている。
図16に示されるように、前記光線軸Lは、撮像素子32の受光面と平行な面Jに対して角度αだけ傾いている。このため光線軸Lと直角となるように遮光カバー70の両側部70e,70fに固定される保持部材43は、撮像素子32の受光面と垂直な線分(射出光軸λ2)に対して傾いた姿勢をとる。なお、保持部材43を遮光カバー70の両側部70e,70fに固定するために接着剤が使用されてもよい。
前記傾斜溝70c,70dは、図13に示す板状の第1の保持部材85に形成されていてもよいし、あるいは図14に示すように、棒状の第1の保持部材86に傾斜溝70d(一方のみ図示する)が形成されていてもよい。
また前記実施形態では、案内部の一例として傾斜溝70c,70dを示したが、案内部の他の例として案内凸部が採用されてもよい。例えば、第2の保持部材である保持部材43の両側面に沿ってそれぞれ案内溝を形成し、第1の保持部材である遮光カバー70の両側部70e,70fに、これら案内溝に嵌合する複数のピン状の案内凸部を形成してもよい。要するに、撮像素子32の受光面と平行な面J(図16に示す)に対し傾斜している前記光線軸Lに対して保持部材43を直角の姿勢で保持できるような案内部が形成されていればよい。
あるいは、第1の保持部材である遮光カバー70の両側部70e,70fに、それぞれ複数の垂直溝(撮像素子32の受光面と垂直な方向に延びかつ長さが互いに異なる複数の案内溝)を形成し、かつ、第2の保持部材である保持部材43の両側面に、それぞれ前記複数の垂直溝に係合するピン状の複数の案内凸部を形成してもよい。
また、第1の保持部材である遮光カバー70の両側部70e,70fにそれぞれ一つの垂直溝(撮像素子32の受光面と垂直な方向に延びる溝)を形成し、第2の保持部材である保持部材43の両側面にそれぞれ前記垂直溝に係合する矩形の案内凸部を形成してもよい。この場合の案内凸部は、前記光線軸Lに対して傾斜をもたせることにより、光線軸Lに対して保持部材43が垂直な姿勢をとるようにする。このような案内部を採用することによって案内部の加工精度が向上し、組立精度をより高くすることができる。
前記実施形態の撮像装置10は、反射光学系組立ユニット30を撮像素子32の受光面と直交する方向(図16中に矢印Xで示す方向)に移動可能に案内するためのガイド機構80を備えている。ガイド機構80の一例は、図16において固定枠31の左側の端部に形成された円柱ピン状の軸(案内軸)81と、固定枠31の右側の端部に形成されたガイド部材82とを有している。ガイド部材82は撮像素子32の受光面と直交する方向に延びている。案内軸81は、本発明で言う回転中心軸に相当する。
図17等に示されるように、軸81は、遮光カバー70の一部70aに形成された嵌合部の一例である嵌合孔83に、前記X方向に移動可能に嵌合している。ガイド部材82は、遮光カバー70に形成された嵌合部の一例である係合部84(図19に示す)に対し、前記X方向に移動可能に係合している。このガイド機構80により、反射光学系組立ユニット30は、撮像素子32の受光面と直交する方向に沿って、反射光学系組立ユニット30の姿勢を保持しながら矢印X方向に移動可能に案内される。
この撮像装置10は切換え機構90を有している。切換え機構90は、撮像素子32の受光面と直交する方向に延びる前記軸81と、軸81を中心に回動可能な切換え部材91を含んでいる。軸81は回転中心軸としても機能する。切換え機構90は、反射光学系組立ユニット30を、前記ガイド機構80に沿って、第1の位置(一例として図2に示す標準撮像位置)P1と、第1の位置P1に比べて撮像素子32の受光面より遠い位置にある第2の位置P2(一例としてマクロ撮像位置)とに選択的に位置決め保持する機能を有している。
切換え部材91は、軸81を中心として、図15中に矢印Yで示す方向に回転可能な回転部材の一例である回転カム91aを有している。この実施形態では、切換え部材91と回転カム91aとが一体に形成されているが、切換え部材91と回転カム91aとが別体に形成されてもよい。
この回転カム91aは、撮像素子32の受光面と平行な二面(第1の位置P1と第2の位置P2を決定する下記の2つの平面部101,102)と、斜面部103とを有している。固定枠31側に規制部材92,93が設けられている。これら規制部材92,93は、切換え部材91が軸81を中心に回転するときに、前記カム91aが回転する方向の移動限界位置を規制するためのものである。
切換え部材91は、例えば図1に示すデジタルカメラ1の外装2に設けられたマニュアル操作切換え部材95により、図20(A)に示す第1の設定位置S1と、図20(B)に示す第2の設定位置S2とに切換えることができるようになっている。図15に示すようにマニュアル操作切換え部材95は切換え機構90の切換え部材91に連動しており、切換え機構90を第1の設定位置S1および第2の設定位置S2に切換えて位置決めする際に使用される。すなわち、切換え部材91にマニュアル操作切換え部材95を設け、図2に示すデジタルカメラ1の外装2の外側にマニュアル操作切換え部材95の端部を露出させれば、切換え機構90を手指によってマニュアル操作することができる。なお、図16と図17ではマニュアル操作切換え部材95が省略されている。
図20(A)(B)に示す切換え部材91は、前記矢印Y方向に、第1の設定位置S1と第2の設定位置S2との間で回動可能である。この切換え部材91に位置決め面100が形成されている。この位置決め面100は、撮像素子32の受光面と平行な第1の平面部101と、前記受光面と平行でありかつ第1の平面部101とは前記受光面と直交する方向の位置(座標)が異なる第2の平面部102と、これら第1および第2の平面部101,102の間に位置する斜面部103とを有している。また、必要に応じて図19に示す切換え部材91に操作部104が設けられている。
ここで操作部104は、前記したマニュアル操作切換え部材95に連動するか、またはマニュアル操作切換え部材95の代りになる部材であり、操作部104を外装2の外部に設けた場合には、図29に示すようにマニュアル操作切換え部材95は不要になる。
あるいは図30に示すように、切換え部材91を電動モータ等のアクチュエータ151によって切換えることも可能である。例えば、アクチュエータ151の出力軸に設けた駆動ギヤ部152を、切換え部材91に設けた従動ギヤ部153に噛合わせることにより、切換え部材91をアクチュエータ151によって回転させることができる。このようにすれば、マニュアル操作切換え部材95と操作部104が不要になる。
図20に示される第1の平面部101の回転方向の途中の所定の部分は、反射光学系組立ユニット30を前記第1の位置P1に位置決めするための第1の面部として機能する。第2の平面部102の回転方向の途中の所定の部分は、反射光学系組立ユニット30を前記第2の位置P2に位置決めするための第2の面部として機能する。
遮光カバー70側には前記位置決め面100に当接する当接部110が形成されている。この当接部110は、位置決め面100と対向する位置に形成され、切換え部材91の回動位置に応じて、位置決め面100の各平面部101,102または斜面部103に当接するようになっている。
第1の平面部101と第2の平面部102との間に斜面部103が形成されているため、当接部110は第1の平面部101と第2の平面部102との間を円滑に移動することができる。なお、当接部110は遮光カバー70の一部に形成されているが、第1プリズム41または第2プリズム42に形成されていてもよい。また、当接部110は保持部材43に形成されていてもよい。こうすることにより、部品数を少なくすることができる。
また、当接部110を位置決め面100に当て付けるための押圧機構の一例として、ばね111が設けられている。このばね111は、例えば固定枠31に取付けられている。このばね111は、遮光カバー70の両側部70e,70fに形成された凸部112に接し、遮光カバー70を固定枠31に向けて付勢している。すなわち、ばね111の弾力により、当接部110が位置決め面100に向かって付勢されている。
以下に、上記第1の実施形態の撮像装置10の作用について説明する。
図19は、切換え機構90の切換え部材91と操作部104が中立位置にある状態を示している。この中立位置を境に、切換え部材91を左右に回動させることにより、第1の平面部101または第2の平面部102のいずれか一方が当接部110に接することになる。
例えば、図1に示すマニュアル操作切換え部材95等により、切換え部材91を図20(A)および図21(A)に示すように第1の設定位置S1に回動させると、当接部110が第1の平面部101内の第1の面部に当接するため、反射光学系組立ユニット30が標準撮像位置となる。このとき切換え部材91は、一方の規制部材92によって、それ以上回動することが阻止される。例えば図2に示すように、マニュアル操作切換え部材95と切換え部材91とが、互いに動作的に連結されている。
図20(B)および図21(B)に示すように、切換え部材91を第2の設定位置S2に回動させると、当接部110が第2の平面部102内において第2の面部に当接することによって、反射光学系組立ユニット30がマクロ撮像位置となる。このとき切換え部材91は、他方の規制部材93によって、それ以上回動することが阻止される。
図22〜図25は本発明の第2の実施形態の撮像装置10aを示している。この撮像装置10aの基本的な構成は前記第1の実施形態の撮像装置10と共通であるが、第2の実施形態の撮像装置10aは微調機構120を有している点で、第1の実施形態とは異なっている。なお、この撮像装置10aにおいて、第1の実施形態の撮像装置10と共通の部位には両者に共通の符号を付してある。
微調機構120は、反射光学系組立ユニット30の前記第1の位置P1と第2の位置P2の少なくともどちらか一方(例えば第1の位置P1)を、撮像素子32の受光面と直交する方向において微調整するためのものである。
微調機構120の一例は、図22〜図25に示されるように、軸81を中心として回動可能なカム部材121を有している。カム部材121は、その回動する方向において撮像素子32の受光面と直交する方向の位置が異なる斜面122を有している。この斜面122に、切換え機構90の切換え部材91に形成された受け部123が当接している。
受け部123は、切換え部材91の位置決め面100と反対側を向く面に形成されている。この受け部123は、円弧形状であってもよいし、微調機構120のカム部材121の斜面122にならう斜面の形状となっていてもよい。このカム部材121は、通常の使用時には切換え部材91と一体に軸81を中心に回動し、調整工程のときのみカム部材121と切換え部材91が軸81を中心に異なった方向に回動できるようにしている。その結果、反射光学系組立ユニット30の位置の微調整を可能としている。
この撮像装置10aのfc調整を行う際に、前記カム部材121を切換え部材91に対して軸81を中心に相対的に回動させる。このとき受け部123は斜面122上を滑るため、反射光学系組立ユニット30は第1の位置P1と第2の位置P2の少なくとも一方を微調整することが可能である。つまり、図24(A)(B)および図25(A)(B)に示すように微調機構120を動かすことにより、反射光学系組立ユニット30の位置を撮像素子32の受光面と直交する方向(図23に矢印Xで示す方向)において微調整することができる。なお、図25(A)(B)に示す角度θに固定すれば、微調機構120が変化しないようになっている。
このようにfc調整時にカム部材121を切換え部材91に対して回動させ、反射光学系組立ユニット30から撮像素子32までの距離を調整することにより、例えば標準撮像位置においてfc調整をなすことができる。
なお、詳細な説明は省略するが、このfc調整を行うときには、標準撮像に適合した物体位置に調整用テストチャートを置き、撮像素子からの電気信号に基いて画像データのコントラスト値を評価して、そのコントラスト値が最大になる位置に微調整を行う。
fc調整後に、受け部123がカム部材121に固定される。例えば接着剤によってカム部材121を切換え部材91に接着することにより、撮像素子32に対するピント面が調整された位置にて、反射光学系組立ユニット30から撮像素子32まで距離が固定される。
本実施形態では、標準撮像位置の結像状態がベストになるようにしたが、マクロ撮像位置の結像状態がベストになるようにfc調整を行い、標準撮像位置の結像状態がなりゆきになるようにしてもよい。
次に、前記切換え機構90と微調機構120を備えた第2の実施形態の撮像装置10aの作用について説明する。
図24(A)および図25(A)に示すように、通常の切換え動作において、切換え部材91を第1の設定位置S1に回動させると、当接部110が第1の平面部101内においての第1の面部に当接することにより、反射光学系組立ユニット30が標準撮像位置となる。このときカム部材121は、切換え部材91と同一方向に一体となって第1の設定位置S1に向かって移動する。切換え部材91は、一方の規制部材92によって、第1の設定位置S1で停止する。
図24(B)および図25(B)に示すように、通常の切換え動作において、切換え部材91を第2の設定位置S2に回動させると、当接部110が第2の平面部102内の第2の面部に当接することによって、反射光学系組立ユニット30がマクロ撮像位置となる。このときカム部材121は、切換え部材91と同一方向に一体となって第2の設定位置S2に向かって移動する。切換え部材91は、他方の規制部材93によって、第2の設定位置S2で停止する。
この撮像装置10aは、カム部材121を用いた前記fc調整によってピント面の位置の微調整が可能であるため、撮像装置10aの組立時等に不可避的に生じる部品各部のばらつきや部品の形状精度等に起因する反射光学系組立ユニット30の結像面と撮像素子32の受光面との位置ずれを極小とすることができる。このため、撮像装置10aは良質な画像を結ぶことができる。
図26〜図28は本発明の第3の実施形態の撮像装置10bを示している。この撮像装置10bの基本的な構成は第1の実施形態の撮像装置10と共通であるが、第3の実施形態の撮像装置10bは微調機構130を有している点と、切換え部材91の位置決め面100が主としてカム斜面131によって構成されている点で、第1の実施形態とは異なっている。なお、この撮像装置10bにおいて、第1の実施形態の撮像装置10と共通の部位には両者に共通の符号を付してある。
この撮像装置10bの切換え部材91の位置決め面100は、軸81を中心として切換え部材91が回動する方向において、撮像素子32の受光面と直交する方向の位置が変化する第1の面部および第2の面部を含むカム斜面131を有している。カム斜面131の回動方向の所定の部分、すなわち図27(A)および図28(A)に示す第1の設定位置S1は、反射光学系組立ユニット30を前記第1の位置P1に位置決めするための第1の面部として機能する。カム斜面131の回動方向の他の所定部分、すなわち図27(B)および図28(B)に示す第2の設定位置S2は、反射光学系組立ユニット30を前記第2の位置P2に位置決めするための第2の面部として機能する。
すなわちこの撮像装置10bの位置決め面100は、撮像素子32の受光面と直交する方向の座標位置が変化するカム斜面131によって構成され、このカム斜面131に当接部110が当接している。第1の面部はカム斜面131内において第1の部分であり、図27(A)および図28(A)に示す第1の設定位置S1に対応する。第2の面部はカム斜面131の中の前記第1の部分とは異なる第2の部分であり、図27(B)および図28(B)に示す第2の設定位置S2に対応する。
この実施形態の撮像装置10bのように、カム斜面131内において、途中の位置である第1の面部または第2の面部に当接部110を当接させることによって、第1の位置(例えば標準撮像位置)と、第2の位置(例えばマクロ撮像位置)とを切換えることができる。
この実施形態の撮像装置10bの微調機構130は、切換え部材91が撮像素子32の受光面と平行な方向に移動する範囲を規制するための規制部材140,141の一例として、軸142,143を中心に回転する偏心ピンを備えている。
図27(A)に示すように、一方の規制部材140は、切換え部材91を第1の設定位置S1に止めるためのストッパとして機能する。図27(B)に示すように、他方の規制部材141は、切換え部材91を第2の設定位置S2に止めるためのストッパとして機能する。これら規制部材140,141を軸142,143を中心に回転させ、第1の設定位置S1と第2の設定位置S2を微調整することにより、当接部110が接するカム斜面131の第1の面部と第2の面部の位置を微調整することができる。
このように構成された撮像装置10bによれば、反射光学系組立ユニット30を、第1の位置P1(例えば標準撮像位置)と第2の位置P2(例えばマクロ撮像位置)に切換えることができるとともに、反射光学系組立ユニット30の第1の位置P1と第2の位置P2の少なくとも一方の微調整、すなわちピント面の微調整(fc調整)を行うことができる。なお、fc調整機能を必要としない場合には、前記規制部材140,141の代りに、図15に示したような単なるストッパとしての規制部材92,93を用いることができる。
図29は本発明の第4の実施形態の撮像装置10cを示している。この撮像装置10cの基本的な構成は第1の実施形態の撮像装置10と共通であるが、マニュアル操作切換え部材95が設けられていない点で第1の実施形態とは異なっている。なお、この撮像装置10cにおいて、第1の実施形態の撮像装置10と共通の部位には両者に共通の符号を付してある。この撮像装置10cの場合、操作部104をカメラ等の外装に露出させることにより、マニュアル操作切換え部材95を不要にすることができる。
図30に示す第5の実施形態では、アクチュエータ151の出力軸に駆動ギヤ部152を設け、切換え部材91に従動ギヤ部153を設けている。そして駆動ギヤ部152を従動ギヤ部153に噛合わせることにより、アクチュエータ151によって切換え部材91を回転させる。この構成によれば、マニュアル操作切換え部材95と操作部104が不要となる。
図31と図32は、撮像用機器の一例として、本発明の撮像装置をカメラ付携帯電話160に組み込んだ例である。このカメラ付携帯電話160に、前記各実施形態で説明した撮像装置(例えば撮像装置10)を組込むことにより、カメラ付携帯電話160の小型化および薄型化、そして高画質化が可能である。図32に示されるように、カメラ付携帯電話160の本体部161にレリーズボタン20が設けられている。
カメラ付携帯電話160の本体部161には、表示ユニット162がヒンジ163によって開閉可能に取付けられている。表示ユニット162に、前述した反射光学系組立ユニット30を有する撮像装置10と画像モニタ24などが設けられている。なお、撮像装置10の構成と作用は前記実施形態と同様であるため説明を省略する。
図33〜図35は、それぞれ本発明の撮像装置に適用される反射光学系組立ユニット30a,30b,30cの互いに異なる例を示している。いずれの反射光学系組立ユニット30a,30b,30cも、前記実施形態の撮像装置と同様の切換え機構により、第1の位置P1と第2の位置P2とを切換えることができるようになっている。
図33に示した反射光学系組立ユニット30aは、第1プリズム41aと第2プリズム42aの各面201〜206が全て自由曲面からなる。第1面201より入射した光は、第1面201で屈折して第2面202で全反射し、次に、第3面203で屈折したのち、第4面204で屈折する。さらに第5面205で全反射したのち、第6面206で全反射し、第5面205で屈折したのち結像面45にて結像する。この反射光学系組立ユニット30aによれば、物体から第1プリズム41aに入射する光に対し、第2プリズム42aから撮像素子32へ向かう光が反対方向(図33において左側)に射出される。このため撮像素子32が設けられている固定枠31に入射窓71を設けることができ、反射光学系組立ユニット30aのさらなる薄型化が可能となる。
図34に示した反射光学系組立ユニット30bの偏心プリズム210は、自由曲面からなる第1面211と、第2面212と、第3面213とを有している。絞り部材として機能する保持部材214を通って入射した光は、第1面211で屈折して偏心プリズム210に入射し、第2面212で内部反射し、再び第1面211に入射して今度は全反射し、第3面213で内部反射し、三たび第1面211にて全反射し、再び第3面213にて内部反射し、四たび第1面211で屈折されて結像面45にて結像する。この反射光学系組立ユニット30bでは、物体から偏心プリズム210に入射する光に対し、偏心プリズム210から撮像素子32へ向かう光が反対方向(図34において左側)に射出される。このため撮像素子32が設けられている固定枠31に入射窓71を設けることができ、反射光学系組立ユニット30bのさらなる薄型化が可能となる。
図35に示された反射光学系組立ユニット30cは、第1プリズム221と第2プリズム222の各面231〜238が全て自由曲面からなる。第1面231より入射した光は、第1面231で屈折して第2面232で全反射し、さらに第3面233で全反射したのち、第4面234で屈折射出する。さらに、絞り開口部を有する保持部材43を通過し、第5面235で入射屈折し、さらに第6面236と第7面237で全反射したのち、第8面238で屈折し、結像面45にて結像する。
なお、この発明を実施するに当たり、光学素子や第1および第2の保持部材、案内部、ガイド機構、撮像素子、切換え機構をはじめとして、発明の構成要素をこの発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更して実施できることは言うまでもない。
また前記実施形態ではマニュアル操作切換え部材95によって切換え機構90の位置を切換えるようにしたが、マニュアル操作切換え部材95を使用する代りに、前記の図30に示したアクチュエータ151のように、モータやソレノイド等のアクチュエータを使用して電動で切換えることができるように構成してもよい。
本発明の第1の実施形態の撮像装置を備えたデジタルカメラの斜視図。 図1中のA−A線に沿うデジタルカメラの断面図。 図1に示されたデジタルカメラの反射光学系組立ユニットの側面図。 図3に示された反射光学系組立ユニットの分解斜視図。 図3に示された反射光学系組立ユニットの第1プリズムの斜視図。 図3に示された反射光学系組立ユニットの第2プリズムの斜視図。 図3に示された反射光学系組立ユニットの斜視図。 図3に示された反射光学系組立ユニットの保持部材の正面図。 図3に示された反射光学系組立ユニットの保持部材の側面図。 図3に示された反射光学系組立ユニットの一部の断面図。 図3に示された反射光学系組立ユニットの第1プリズムと第2プリズムの重心位置を示す断面図。 図3に示された反射光学系組立ユニットの保持部材の断面と第1および第2プリズムの一部の側面を示す図。 保持部材の変形例を示す斜視図。 保持部材のさらに別の変形例を示す斜視図。 図1に示されたデジタルカメラに内蔵された撮像装置の斜視図。 図15に示された撮像装置の断面図。 図15に示された撮像装置の分解斜視図。 図15に示された撮像装置の遮光カバーの一部の断面図。 図15に示された撮像装置の平面図。 (A)(B)は、それぞれ、図15に示された撮像装置の切換え機構が第1の設定位置と第2の設定位置にあるときの正面図。 (A)(B)は、それぞれ、図15に示された撮像装置の切換え機構が第1の設定位置と第2の設定位置にあるときの分解斜視図。 本発明の第2の実施形態を示す撮像装置の斜視図。 図22に示された撮像装置の断面図。 (A)(B)は、それぞれ、図22に示された撮像装置の切換え機構が第1の設定位置と第2の設定位置にあるときの正面図。 (A)(B)は、それぞれ、図22に示された撮像装置の切換え機構が第1の設定位置と第2の設定位置にあるときの分解斜視図。 本発明の第3の実施形態を示す撮像装置の斜視図。 (A)(B)は、それぞれ、図26に示された撮像装置の切換え機構が第1の設定位置と第2の設定位置にあるときの正面図。 (A)(B)は、それぞれ、図26に示された撮像装置の切換え機構が第1の設定位置と第2の設定位置にあるときの分解斜視図。 本発明の第4の実施形態を示す撮像装置の斜視図。 本発明の第5の実施形態に係る切換え機構の斜視図。 撮像用機器の他の例としてカメラ付き携帯電話を示す斜視図。 図31に示されたカメラ付き携帯電話の断面図。 プリズム光学系の他の例を示す断面図。 プリズム光学系のさらに他の例を示す断面図。 プリズム光学系のさらに他の例を示す断面図。
符号の説明
1…デジタルカメラ
10,10a,10b,10c…撮像装置
11…画像プロセス処理回路(処理手段)
12…記録部
30,30a,30b,30c…反射光学系組立ユニット
32…撮像素子
41…第1プリズム
42…第2プリズム
43…保持部材(第2の保持部材)
45…結像面
70…遮光カバー
70a…遮光カバーの一部(嵌合部)
70c,70d…傾斜溝(案内部)
70e,70f…遮光カバーの両側部(第1の保持部材)
80…ガイド機構
81…軸(案内軸)
85…板状の保持部材(第1の保持部材)
86…棒状の保持部材(第1の保持部材)
90…切換え機構
91…切換え部材
91a…回転カム(回転部材)
95…マニュアル操作切換え部材
100…位置決め面
110…当接部
120…微調機構
130…微調機構
140,141…規制部材
160…カメラ付携帯電話

Claims (14)

  1. 物体からの光束を入射して結像面に物体像を形成するための自由曲面形状の反射面を有する光学素子と、物体からの光束を入射するための入射光軸と前記結像面に光束を射出するための射出光軸とが互いに略平行でかつ所定の間隔を有する反射光学系と、前記結像面に配置されて、前記反射光学系により形成された物体像を電気信号に変換する撮像素子とを備えた反射光学系組立ユニットにおいて、
    前記反射面の第1の光軸中心と前記反射面の第2の光軸中心を結ぶ直線に対して互いに離間された位置に配置されかつ側面から見たとき前記直線に直交する案内部を有する複数の第1の保持部材と、前記複数の第1の保持部材を互いに結合する第2の保持部材とを有し、前記第2の保持部材に前記光学素子を配置したことを特徴とする反射光学系組立ユニット。
  2. 請求項1に記載の反射光学系組立ユニットに設けられた嵌合部を、前記撮像素子の受光面と直交する方向に沿って前記反射光学系組立ユニットの姿勢を保持する状態で移動させる案内軸と嵌合させ、
    前記反射光学系組立ユニットを前記案内軸に沿って、撮影位置およびその範囲を設定する第1の位置と、該第1の位置に比べて前記撮像素子の受光面から遠い位置にある第2の位置と、に選択的に位置決め保持する切換え機構とを有し、
    該切換え機構が、
    前記撮像素子の前記受光面と直交する方向に延びる前記案内軸と平行に設置された回転中心軸と、
    前記回転中心軸を中心として、第1の設定位置と第2の設定位置とを位置決めする回転可能な回転部材と、
    前記回転部材を前記第1および第2の位置に移動させるための切換え部材とを有することを特徴とする反射光学系組立ユニットを用いた撮像装置。
  3. 前記撮像素子から得られる撮像信号に所定の電気的プロセス処理を施して画像データを得る処理手段と、前記電気的プロセス処理がなされた前記画像データを、適用された情報記録媒体に記録するための記録手段と、を具備したことを特徴とする請求項2に記載の反射光学系組立ユニットを用いた撮像装置。
  4. 前記第1の位置は、撮像すべき物体の位置が所定の位置から略無限遠までの間にある場合に対応して撮像を行うための標準撮像位置であり、前記第2の位置は、撮像すべき物体の位置が前記標準撮像位置よりも近い場合に対応して撮像を行うためのマクロ撮像位置であることを特徴とする請求項2に記載の反射光学系組立ユニットを用いた撮像装置。
  5. 前記反射光学系組立ユニットは2つのプリズムを有し、各プリズムは、それぞれ、少なくとも1つの自由曲面形状の反射面と、偏心光学系の光学作用面を有する光入射面と、偏心光学系の光学作用面を有する光射出面とを有し、さらに前記両プリズム間に配置された前記第2の保持部材を有することを特徴とする請求項2に記載の反射光学系組立ユニットを用いた撮像装置。
  6. 前記回転部材が回転カムであり、該回転カムの位置決め面は、前記受光面と平行な第1の面部を含む第1の平面部と、さらに前記受光面と平行でありかつ前記第1の平面部とは前記受光面と直交する方向の位置が異なりかつ第2の面部を含む第2の平面部とを並べて有することを特徴とする請求項2に記載の反射光学系組立ユニットを用いた撮像装置。
  7. 前記回転部材が回転カムであり、該回転カムの位置決め面は、前記回転中心軸を中心に回動する方向において前記受光面と直交する方向の位置が異なる第1の面部および第2の面部を含む斜面を有し、前記回転カムの前記第1の面部および前記第2の面部のそれぞれの回動位置を規制する2つの規制部材を備えたことを特徴とする請求項2に記載の反射光学系組立ユニットを用いた撮像装置。
  8. 前記反射光学系組立ユニットが当接部を有し、該当接部は、前記反射光学系組立ユニットと一体の構造を有する遮光カバーの一部に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の反射光学系組立ユニットを用いた撮像装置。
  9. 前記切換え機構の回転カムに連動するマニュアル操作切換え部材であって、前記切換え機構を前記第1の設定位置と前記第2の設定位置とに切換えるマニュアル操作切換え部材をさらに有することを特徴とする請求項6に記載の反射光学系組立ユニットを用いた撮像装置。
  10. 前記反射光学系組立ユニットの前記第1の位置と前記第2の位置の少なくともどちらか一方を前記撮像素子の受光面と直交する方向において微調整するための微調機構を有し、該微調機構は、前記切換え機構の前記回転部材と同軸に配されたカム部材をさらに備えていることを特徴とする請求項2に記載の反射光学系組立ユニットを用いた撮像装置。
  11. 前記微調機構の前記カム部材は、前記切換え機構の前記回転中心軸を中心として回動可能であり、その回動する方向において前記受光面と直交する方向の位置が変化する斜面を有し、前記切換え機構は前記微調機構の前記斜面が当接する受け部を有し、該微調機構との相対的な回動位置を変えることにより前記微調整を行うことを特徴とする請求項10に記載の反射光学系組立ユニットを用いた撮像装置。
  12. 前記切換え機構に使用される前記回転部材の前記微調整機構に対応する受け部が、前記回転部材の位置決め面と反対側の面に形成されていることを特徴とする請求項11に記載の反射光学系組立ユニットを用いた撮像装置。
  13. 前記切換え機構に使用される前記回転部材が前記微調機構の前記斜面と当接する受け部を有し、該受け部は、前記微調機構の前記斜面に沿う傾斜面の形状をなしていることを特徴とする請求項12に記載の反射光学系組立ユニットを用いた撮像装置。
  14. 前記反射光学系組立ユニットの前記第1の位置と前記第2の位置の少なくともどちらか一方を前記撮像素子の受光面と直交する方向において微調整するための微調機構を有し、
    該微調機構は、前記切換え機構の前記回転カムが前記回転中心軸を中心として回動する方向の移動限界位置を規制するための規制部材を有し、この規制部材により、前記回転中心軸を中心として前記斜面が移動する方向に関して前記回転カムの移動限界位置を微調整することを可能としたこと特徴とする請求項7に記載の反射光学系組立ユニットを用いた撮像装置。
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