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JP2006316743A - 内燃機関の排気処理装置 - Google Patents

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勲 千葉
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Abstract

【課題】排気流量も含めて未燃燃料の供給量を算出して再生処理を行うことで、フィルタ(DPF)の再生効率を向上させるようにした内燃機関の排気処理装置を提供する。
【解決手段】エンジン(内燃機関)の運転状態、より具体的にはエンジン回転数NEと燃料噴射量Qに応じてポスト噴射の基本噴射量(未燃燃料の基本供給量)を算出し(ブロック62a)、エンジンに吸入される吸気の温度TAに応じて基本噴射量を補正する補正噴射(供給)量を算出し(ブロック62b1,62b2)、エンジンから排出される排気流量に応じて補正噴射量の補正値(吸気温度補正重み)を算出し(ブロック62b3,62b4)、基本噴射(供給)量と補正噴射(供給)量と補正値とに基づいて最終ポスト噴射量(未燃燃料の供給量)を算出し、それに基づいてポスト噴射(未燃燃料の供給)を実行する(ブロック62c,62f)。
【選択図】図2

Description

この発明は内燃機関の排気処理装置に関し、より具体的には微粒子物質(ParticulateあるいはParticulate Matter)を捕集するフィルタ(DPF; Diesel Particulate Filter)を備えた内燃機関において、未燃燃料を供給してフィルタを再生する装置に関する。
ディーゼル機関の排気系には、上記したように、DPFが設けられ、排気中の微粒子物質を微細な孔で捕集している。DPFに捕集された微粒子物質の堆積が増加するにつれて目詰まりを起こすことから、下記の特許文献1に示すように、軽油バーナからなる加熱装置を介して燃焼させて(酸化除去して)DPFを再生している。
この特許文献1記載の技術にあっては、外気温度に応じてDPFに供給する熱量を増減制御している。即ち、従来、外気温度を一定として供給熱量を決定していたために外気温度によって供給熱量に過不足が生じていた不都合に鑑み、外気温度が低いときはDPFへの供給熱量を増加し、高いときは減少するように制御している。
実公平4−024095号公報
上記した如く、特許文献1記載の技術にあっては外気温度に応じて再生に必要な熱量を制御しているが、それに止まり、排気流量を考慮するものではなかった。再生に必要な熱量、換言すれば排気温度は、外気温度あるいは吸気温度のみならず、排気流量によっても影響を受けるはずである。例えば、排気温度を1度昇温させるに必要な熱量は、排気流量の多寡によっても異なるはずである。その意味から、特許文献1記載の技術は、DPFの再生効率の点において十分に満足し難い不都合があった。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、排気流量も含めて未燃燃料の供給量を算出して再生処理を行うことで、フィルタ(DPF)の再生効率を向上させるようにした内燃機関の排気処理装置を提供することにある。
上記の目的を解決するために、請求項1にあっては、排気系に排気中の微粒子物質を捕集するフィルタを備えると共に、未燃燃料を供給して前記フィルタを再生させるように構成された内燃機関の排気処理装置において、前記内燃機関の運転状態に応じて前記未燃燃料の基本供給量を算出する基本供給量算出手段、前記内燃機関に吸入される吸気の温度に応じて前記基本供給量を補正する補正供給量を算出する補正供給量算出手段、前記内燃機関から排出される排気流量に応じて前記補正供給量の補正値を算出する補正供給量補正値算出手段、および前記算出された基本供給量と補正供給量と補正値とに基づいて前記未燃燃料の供給量を算出し、前記算出された供給量に基づいて前記未燃燃料の供給を実行する未燃燃料供給実行手段を備える如く構成した。
請求項2に係る内燃機関の排気処理装置にあっては、前記補正供給量補正値算出手段は、前記補正値を、前記排気流量が増加するにつれて増加するように算出する如く構成した。
請求項1にあっては、内燃機関の運転状態に応じて未燃燃料の基本供給量を算出し、内燃機関に吸入される吸気の温度に応じて基本供給量を補正する補正供給量を算出し、内燃機関から排出される排気流量に応じて補正供給量の補正値を算出し、算出された基本供給量と補正供給量と補正値とに基づいて未燃燃料の供給量を算出し、算出された供給量に基づいて未燃燃料の供給を実行する如く構成したので、フィルタ(DPF)の再生に必要な熱量(排気温度)に影響を与える排気流量も含めて、未燃燃料の供給量、即ち、フィルタに供給する熱量を算出して噴射を実行することで、フィルタ(DPF)の再生に必要な熱量を過不足なく供給することができ、フィルタ(DPF)の再生効率を向上させることができる。
請求項2に係る内燃機関の排気処理装置にあっては、補正値を、排気流量が増加するにつれて増加するように算出する如く構成したので、排気流量が増加(あるいは減少)するにつれて再生に必要なフィルタ温度までの昇温分に要する熱量が増加(あるいは減少)するときも、それに応じて必要な熱量を過不足なく供給することができ、フィルタ(DPF)の再生効率を一層向上させることができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る内燃機関の排気処理装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係る内燃機関の排気処理装置を全体的に示す概略図である。
図1において、符号10は4気筒の内燃機関(ディーゼルエンジン。以下「エンジン」という)を、10aはその本体を示す。エンジン10において、エアクリーナ12から吸入された吸気は吸気管(吸気路)14を流れる。
吸気管14の適宜位置にはインテークシャッタ(吸気絞り装置)16が配置される。インテークシャッタ16はバルブ16aと、それに接続される電動モータなどのアクチュエータ16bを備える。インテークシャッタ16において、駆動回路(図示せず)を介してアクチュエータ16bが駆動されるとき、それに応じてバルブ16aが閉鎖方向に駆動されて吸気管14の開度を絞り方向に調整し、そこを通過する吸気量を減少させる。
吸気管14を流れる空気はその下流の吸気マニホルド20を通ってそれぞれの気筒に至り、吸気バルブ(図示せず)が開弁すると共に、ピストン(図示せず)が下降するとき、燃焼室(図示せず)に吸入される。吸入された空気はピストンが上昇するとき圧縮されて高温となる。
燃料タンク(図示せず)に貯留された燃料(軽油)はポンプおよびコモンレール(共に図示せず)を介してそれぞれの気筒の燃焼室を臨む位置に配置されたインジェクタ22に供給され、インジェクタ22が駆動回路(図示せず)を介して駆動(開弁)されるとき、燃焼室に噴射され、圧縮されて高温となった吸入空気に触れて自然着火して燃焼する。それによってピストンは下方に駆動された後、再び上昇し、排気バルブ(図示せず)が開弁するとき、排気(排ガス)を排気マニホルド(排気系)24に排出する。排気は、次いでその下流の排気管(排気系)26を流れる。
排気管26には、吸気管14に接続されるEGR管(EGR通路)30が設けられると共に、EGR管30にはEGRバルブ30aが設けられる。EGRバルブ30aは駆動回路(図示せず)を介して作動させられるとき、EGR管30を開放して排気の一部を吸気系に還流させる。
また、排気管26において、EGR管30の接続位置の下流にはターボチャージャ(図に「T/C」と示す)32のタービン(図示せず)が設けられ、排気によって回転させられ、それに機械的に接続されたコンプレッサ32aを駆動し、エアクリーナ12から吸入される空気を過給する。
また、排気管26において、ターボチャージャ32の配置位置の下流には、白金などからなる酸化触媒装置(図に「CAT」と示す)34が配置される。酸化触媒装置34は、排気中の未燃HCを酸化して除去する。また、その酸化プロセスにおいて排気温度を上昇させる。それについては後述する。
酸化触媒装置34の下流にはDPF(Diesel Particulate Filter。フィルタ)36が配置され、排気中の微粒子物質(Particulate)を捕集する。DPF36はセラミック製のハニカムフィルタからなり、その内部には上流側端部が閉塞されて下流側端部が開放された排気通路と、上流側端部が開放されて下流側端部が閉塞された排気通路とが交互に配列されると共に、隣接する通路間には10μm程度の孔径の多くの孔が穿設された多孔質の壁面が形成され、排気中の微粒子物質をその孔で捕集する。
DPF36にあっては、かく捕集された微粒子物質が徐々に堆積することで、目詰まりを生じさせる。尚、DPF36は、具体的には、フィルタに担持させた酸化触媒の作用によって微粒子物質の燃焼可能温度を低下させ、排気によって堆積された微粒子物質を焼却するCSF(Catalyzed Soot Filter)型として構成される。
排気はDPF36を通った後、サイレンサ、テールパイプなど(全て図示せず)を流れてエンジン10の外部に放出される。
エンジン10のクランク軸(図示せず)の付近には複数組の電磁ピックアップからなるクランク角センサ40が配置され、気筒判別信号を出力すると共に、4気筒のそれぞれのTDCあるいはその付近でTDC信号を出力し、さらに所定クランク角度ごとにクランク角度信号を出力する。
さらに、エンジン10の冷却水通路(図示せず)の付近には水温センサ42が配置され、エンジン冷却水温TWに応じた信号を出力すると共に、吸気管14においてエアクリーナ12の付近には吸気温度センサ44が配置され、エンジン10に吸入される吸気の温度(吸気温度あるいは外気温度)に応じた信号を出力する。
また、エンジン10が搭載される車両の運転席(図示せず)の床面に配置されたアクセルペダル46の付近にはアクセル開度センサ50が配置され、アクセル開度(エンジン負荷を示す)θAPに応じた信号を出力すると共に、車輪(図示せず)の適宜位置には車輪速センサ52が配置され、車輪の所定角度当たりの回転ごとに信号を出力する。
また、エンジン10の排気系において、ターボチャージャ32の下流で酸化触媒装置34の上流の適宜位置には第1の排気温度センサ54が配置され、酸化触媒装置34に流入する排気の温度、即ち、排気温度TEX1に応じた出力を生じると共に、酸化触媒装置34の下流で、DPF36の前、より具体的にはDPF36の直前には第2の排気温度センサ56が配置され、DPF36に流入する排気の温度、即ち、排気温度TEX2に応じた出力を生じる。
さらに、DPF36には差圧センサ60が配置され、DPF36に流入する排気の圧力とDPF36から流出する排気の圧力の差圧PDIF、換言すれば、DPF36の入口側の圧力と出口側の圧力の差圧PDIFに応じた出力を生じる。
上記したセンサ群の出力は、ECU(Electronic Control Unit。電子制御ユニット)62に送られる。
ECU62はCPU,ROM,RAMおよび入出力回路からなるマイクロコンピュータから構成される。ECU62は、センサ群の出力の中、クランク角センサ40から出力されるクランク角度信号をカウンタでカウントしてエンジン回転数NEを検出(算出)すると共に、車輪速センサ52の出力をカウンタでカウントして車速を検出する。
尚、ECU62はケース(図示せず)に格納されて車両の運転席付近の適宜位置に格納されるが、そのケース内には大気圧センサ64が配置され、エンジン10が位置する場所の大気圧に応じた出力を生じてECU62に送出する。
次いで、図1に示す装置の動作を説明する。
図2は、その動作を示すブロック図である。尚、同図にあっては、ECU62の処理を機能的にブロックとして示すことで、動作を説明する。
以下説明すると、先ず、ブロック62aにおいて、エンジン回転数NEと、通常の(ポスト噴射ではない)燃料噴射量Qとから、DPF36の再生に必要な、ポスト噴射の基本噴射量(未燃燃料の基本供給量)が算出される。尚、通常の燃料噴射量Qは、図示しない別の処理において、アクセル開度θAPから適宜な特性を検索して得られる値を、他の運転パラメータに応じて補正することで決定される(具体的には、インジェクタ22の開弁時間として決定される)。決定された燃料噴射量Qに基づき、エンジン10のそれぞれの気筒が吸入行程から圧縮行程に移行した付近で、インジェクタ22を介して燃料が燃焼室に噴射される。
先に述べた如く、燃焼室に噴射された燃料は圧縮されて高温となった吸入空気に触れて自然着火して燃焼し、ピストンを下方に駆動する。また、燃焼によって生じた排気は、排気行程において排気バルブ(図示せず)が開弁されるとき、排気系(排気マニホルド24、排気管26)に排出される。
ポスト噴射は、その通常の燃料噴射が実行されて燃焼が生じた後、爆発行程から排気行程に移行した付近において、エンジン10が低、中負荷にあるとき、インジェクタ22を介してポスト噴射量に基づいて燃料を噴射することで実行される。ポスト噴射においては圧縮空気が存在しないことから、噴射された燃料の多くは燃焼することなく、未燃燃料として排気系に排気される。未燃燃料の成分のほとんどは,HC(炭化水素)である。
ブロック62bにおいては、エンジン回転数NEと燃料噴射量Qに基づいて算出されたポスト噴射の基本噴射量を補正する補正噴射量(補正供給量)と、その補正噴射量の補正値が算出される。
即ち、ブロック62b1で吸気温度(エンジン10に吸入される吸気の温度)TAが読み出され、ブロック62b2で予め求められてROMに格納されるテーブル特性に従い、読み出された吸気温度TAに応じて補正噴射量が算出される。
図3はそのテーブル特性を示す説明グラフである。図示の如く、補正噴射量は、吸気温度TAが増加するに従って減少するように設定される。これは、吸気温度TAが高いほど、その吸気と燃料との燃焼によって生じる排気の温度も高くなるためである。
次いで、ブロック62b3において、予め求められてROMに格納されるマップ特性に従い、エンジン回転数NEと(通常の)燃料噴射量Qとに基づき、吸気温度補正重み(補正噴射量の補正値)が算出される。
図4はそのマップ特性を示す説明グラフである。排気流量(排気ボリューム)は、エンジン回転数NEと燃料噴射量Qに依存し、それらが増加するほど増加することから、上記は、マップ特性に従い、吸気温度補正重みが排気流量に基づいて算出されることを意味する。
また、最初に述べた如く、排気流量はDPF36の再生に必要な熱量(排気温度)に影響を与えると共に、排気流量が増加(あるいは減少)するにつれて再生に必要なDPF36の温度までの昇温分に要する熱量が増加(あるいは減少)することから、吸気温度補正重みは、図示の如く、エンジン回転数NEと燃料噴射量Qが増加するにつれて増加すると共に、エンジン回転数NEと燃料噴射量Qが減少するにつれて減少するように、換言すれば、排気流量が増加するにつれて増加すると共に、減少するにつれて減少するように設定される。
吸気温度補正重みは、1.1あるいは1.2などと乗算係数として算出され、ブロック62b4において補正噴射量に乗算され、補正噴射量を補正する。
ブロック62cにおいて、補正された補正噴射量は、ポスト噴射の基本噴射量に加算される。これにより、ポスト噴射の基本噴射量は、エンジン10に吸入される吸気の温度TAに応じて補正されると共に、補正噴射量もエンジン10から排出される排気流量に応じ、排気流量が増加するほど増加するように、補正される。
次いで、ブロック62dにおいて、DPF前温度センサ(第2の排気温度センサ56)による温度フィードバック補正分が算出される。即ち、第2の排気温度センサ56によって検出される排気温度TEX2が、目標温度、例えば600℃となるように、排気温度TEX2と目標温度の偏差に応じてPI制御項(あるいはPID制御項)を用いて操作量(噴射量)の増減分が算出される。算出された増減分は、ブロック62eで、基本噴射量と補正噴射量の和に加算される。
次いで、ブロック62fにおいて、それらを合算して、換言すれば、基本噴射量と補正噴射量と補正値とに基づいて最終ポスト噴射量が算出され(同様にインジェクタ22の開弁時間として算出される)、算出された最終ポスト噴射量に基づいて上記したポスト噴射(未燃燃料の供給)が実行される。
噴射された燃料は排気系を流れ、酸化触媒装置34に至って酸化反応(燃焼)を生じる。燃焼によって加熱された排気は下流のDPF36に流れ、捕集され、堆積されていた微粒子物質を焼却する。それによってDPF36の目詰まりが解消され、DPF36が再生される。
この実施例にあっては、上記の如く、排気系に排気中の微粒子物質を捕集するDPF(フィルタ)36を備えると共に、ポスト噴射を行って(未燃燃料を供給して)前記DPF(フィルタ)36を再生させるように構成されたエンジン(内燃機関)10の排気処理装置において、前記エンジン(内燃機関)の運転状態、より具体的にはエンジン回転数NEと燃料噴射量Qに応じて前記ポスト噴射の基本噴射量(未燃燃料の基本供給量)を算出する基本供給量算出手段(ECU62、ブロック62a)、前記エンジン(内燃機関)10に吸入される吸気の温度TAに応じて前記基本噴射量(基本供給量)を補正する補正噴射量(補正供給量)を算出する補正供給量算出手段(ECU62、ブロック62b1,62b2)、前記エンジン(内燃機関)10から排出される排気流量に応じて前記補正噴射量(補正供給量)の補正値(吸気温度補正重み)を算出する補正供給量補正値算出手段(ECU62、ブロック62b3,62b4)、および前記算出された基本噴射量(基本供給量)と補正噴射量(補正供給量)と補正値とに基づいて最終ポスト噴射量(未燃成分の供給量)を算出し、前記算出された最終ポスト噴射量に基づいてポスト噴射(未燃燃料の供給)を実行するポスト噴射実行手段(ECU62、ブロック62c,62f)を備える如く構成した。
これにより、DPF36の再生に必要な熱量(排気温度)に影響を与える排気流量も含めて、ポスト噴射量(未燃燃料の供給量)、即ち、DPF36に供給する熱量を算出して噴射を実行することで、DPF36の再生に必要な熱量を過不足なく供給することができ、DPF36の再生効率を向上させることができる。
また、前記補正供給量補正値算出手段(ECU62、ブロック62b3,62b4)は、前記補正値を、前記排気流量、より具体的にはエンジン回転数NEと燃料噴射量Qが増加するにつれて増加するように算出する如く構成したので、排気流量が増加(あるいは減少)するにつれて再生に必要なDPF36の温度までの昇温分に要する熱量が増加(あるいは減少)するときも、それに応じて必要な熱量を過不足なく供給することができ、DPF36の再生効率を一層向上させることができる。
尚、上記において、補正噴射量(補正供給量)を加算値(加算項)として算出すると共に、その補正値を乗算係数(乗算項)として算出したが、共に加算項あるいは乗算項として算出しても良い。
また、吸気温度TAに応じて補正噴射量(補正供給量)を算出したが、図1において吸気マニホルド20に温度センサを設けて吸気マニホルド20の温度を検出し、それに応じて補正噴射量を算出しても良い。
また、インジェクタ22を介してポスト噴射を行うことで未燃燃料を供給したが、排気系に排気インジェクタを設けて行っても良い。
尚、上記において、この発明を車両用のエンジンを例にとって説明したが、この発明は、クランク軸を鉛直方向とした船外機などのような船舶用推進機関用エンジンにも適用が可能である。
この発明の第1実施例に係る内燃機関の排気処理装置を全体的に示す概略図である。 図1に示す装置の動作を示すブロック図である。 図3のブロック図の処理で使用される、吸気温度TAに対する補正噴射量のテーブル特性を示す説明グラフである。 図3のブロック図の処理で使用される、エンジン回転数NEと燃料噴射量Q(排気流量)に対する吸気温度補正重み(補正噴射量の補正値)のマップ特性を示す説明グラフである。
符号の説明
10 ディーゼルエンジン(内燃機関。エンジン)、14 吸気管、22 インジェクタ、26 排気管(排気系)、34 酸化触媒装置、36 DPF(フィルタ)、40 クランク角センサ、44 吸気温度センサ、54 第1の排気温度センサ、56 第2の排気温度センサ、60 差圧センサ、62 ECU(電子制御ユニット)

Claims (2)

  1. 排気系に排気中の微粒子物質を捕集するフィルタを備えると共に、未燃燃料を供給して前記フィルタを再生させるように構成された内燃機関の排気処理装置において、
    a.前記内燃機関の運転状態に応じて前記未燃燃料の基本供給量を算出する基本供給量算出手段、
    b.前記内燃機関に吸入される吸気の温度に応じて前記基本供給量を補正する補正供給量を算出する補正供給量算出手段、
    c.前記内燃機関から排出される排気流量に応じて前記補正供給量の補正値を算出する補正供給量補正値算出手段、
    および
    d.前記算出された基本供給量と補正供給量と補正値とに基づいて前記未燃燃料の供給量を算出し、前記算出された供給量に基づいて前記未燃燃料の供給を実行する未燃燃料供給実行手段、
    を備えたことを特徴とする内燃機関の排気処理装置。
  2. 前記補正供給量補正値算出手段は、前記補正値を、前記排気流量が増加するにつれて増加するように算出することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気処理装置。
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