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JP2006305652A - 伝動ベルトの幅カット装置 - Google Patents

伝動ベルトの幅カット装置 Download PDF

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JP2006305652A
JP2006305652A JP2005128830A JP2005128830A JP2006305652A JP 2006305652 A JP2006305652 A JP 2006305652A JP 2005128830 A JP2005128830 A JP 2005128830A JP 2005128830 A JP2005128830 A JP 2005128830A JP 2006305652 A JP2006305652 A JP 2006305652A
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JP
Japan
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belt
molded body
drive roll
flange
transmission belt
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JP2005128830A
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Inventor
Takeo Kamata
岳央 鎌田
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Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
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Abstract

【課題】駆動ロールのフランジ側面の形状を改善する、或いは材料を改善することによって、スリーブ端部の変形が起こらず、カット精度の高い安定したベルトカットができる伝動ベルトの幅カット装置を提供する。
【解決手段】ベルト成形体3が駆動ロール8とテンションロールとの間に巻き掛けられ、駆動ロール8を回転させながら前記駆動ロール8に対しカット刃を押し付けて、前記ベルト成形体3を輪切りにする伝動ベルトの幅カット装置1において、前記駆動ロール8の少なくとも一方の端部にはベルト成形体3が脱落しない為のフランジ13を設け、該フランジ13がベルト成形体3と当接する当接面15に低摩擦処理を施したものである伝動ベルトの幅カット装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、歯付ベルト、平ベルト等の伝動ベルトの幅カット装置、特にそれに用いられる駆動ロールの構造に関するものである。
ベルトの心線として用いるアラミド繊維等は、抗張力が大きくて伸び率が小さい。特に、耐屈曲性に優れているなどの特性から、高速で屈曲回数が多い同期伝動用ベルトのコード状心線として最近多量に用いられるようになってきた。この歯付ベルトは、螺旋状に巻かれたコードを有する円筒状加硫スリーブから個々のベルト群に切断されて製造されているが、カッターの位置により心線をベルト長手方向に切断する場合があり、このときには得られたベルト側面には切断された心線が露出し、このようなベルトを走行させると露出した心線はプーリとの摩擦、ベルト振動、心線自身の結束力が小さいことによって、ホツレ或いは毛羽立ち現象が生じた。
特に、アラミド繊維は単繊維の直径方向の結合力が極端に弱いことから、繊維がフィブリル化したり、分繊化する。このため、心線をゴムに埋設してこれらを強固に接着させても、カットしたベルト側面がプーリの両側面に接触したり、アイドラープーリに接触を繰り返すと心線の端末がほつれたり、アラミド繊維が分繊して心線がゴム中より次々に引き出され回転軸に巻き付きベルトの破損又は機械の故障があった。
係る欠点を解消する方法として、特許文献1には心線の露出部分を接着剤により固定化処理した歯付ベルトが開示されている。
又、特許文献2には、心線となるアラミド繊維コードをポリビニルアルコール、酢酸ビニル、アラビアゴム等の水溶液若しくはアクリル酸エステルの溶媒溶液に浸漬した後、乾燥させたコード処理方法が開示されている。
更には、特許文献3には、心線の両端部ベルト側面に露出させない伝動ベルトも開示されている。
特公昭57‐31015号公報 特公昭60‐26700号公報 特開平2‐17242号公報
しかし、ベルト側面に露出した心線をシアノ系、ウレタン系、エポキシ系接着剤で固定化した場合は強い樹脂を用いる為、接着剤の浸透度合いによっては屈曲性を阻害する問題があり、また接着処理でコードの結束をよくした場合でも、アラミド繊維の性質である径方向の結合化の弱さからベルトを長時間使用すると、繊維がフィブリル化して接着剤の付着した表面はゴムに接着したままで、繊維内部が分離してホツレ現象が発生した。
また、心線の両端部をベルト側面に露出されないベルトでは、設定されたベルト幅に対して心線の本数が減少し、その為ベルトの強度が低下する問題があった。
又、特許文献4においては、ベルト長手方向に一定ピッチをおいて複数の歯部を配置したベルト本体と、同方向に沿ってアラミド繊維コードからなる心線を埋設した背部とからなる歯付ベルトを、駆動プーリと従動プーリに掛架して所定張力下で走行させるとともに、上記歯付ベルトにプーリを当接させて該ベルトの微動を押さえるベルトの側面加工位置を決定し、更に該ベルトの側面加工位置にある心線を有する位置に少なくとも一つの研削ホイールを当接し回転させることで心線を掘り起こして研削し、少なくとも一方のベルト側面に形成した凹部をベルト側面全周にわたって連続的に設けた構成からなる。更に、駆動プーリと従動プーリの少なくとも一方のプーリにフランジを設け、研削加工時にベルト幅方向の微動を抑えることもしていた。
特公平8‐25130号公報
しかし、プーリにフランジを設けた場合、図4のように、フランジのベルト成形体3との当接面がベルト成形体の側面と平行である場合、ベルト成形体をカット中に、図5のように前記フランジ側面31とベルト成形体の端面33との摩擦力により、ベルト成形体3はA部のように変形してしまっていた。特に、この現象は小型の歯付ベルトや平ベルトの厚みが薄いベルトに多く発生していた。このため、スリーブ端部をカット時二重にカットしてしまったり、ベルトとして、カット幅を制御することができなくなっていた。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、駆動ロールのフランジ側面の形状を改善する、或いは材料を改善することによって、スリーブ端部の変形が起こらず、カット精度の高い安定したベルトカットができる伝動ベルトの幅カット装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、ベルト成形体が駆動ロールとテンションロールとの間に巻き掛けられ、駆動ロールを回転させながら前記駆動ロールに対しカット刃を押し付けて、前記ベルト成形体を輪切りにする伝動ベルトの幅カット装置において、前記駆動ロールの少なくとも一方の端部にはベルト成形体が脱落しない為のフランジを設け、該フランジがベルト成形体と当接する当接面に低摩擦処理を施したものである伝動ベルトの幅カット装置にある。
請求項2に記載の発明は、前記低摩擦処理が4フッ化ポリエチレン処理又はメッキ処理である請求項1に記載の伝動ベルトの幅カット装置にある。
請求項3に記載の発明は、ベルト成形体が駆動ロールとテンションロールとの間に巻き掛けられ、駆動ロールを回転させながら前記駆動ロールに対してカット刃を押し付けて、前記ベルト成形体を輪切りにする伝動ベルトの幅カット装置において、前記駆動ロールの少なくとも一方の端部にはベルト成形体が脱落しない為のフランジを設け、該フランジがベルトと当接する当接面をテーパ形状にしたものである伝動ベルトの幅カット装置にある。
請求項4に記載の発明は、ベルト成形体が駆動ロールとテンションロールとの間に巻き掛けられ、駆動ロールを回転させながら前記駆動ロールに対してカット刃を押し付けて、前記ベルト成形体を輪切りにする伝動ベルトの幅カット装置において、前記駆動ロールの少なくとも一方の端部にはベルト成形体が脱落しない為のフランジを設け、該フランジがベルト成形体と当接する面をテーパ形状とし、さらに低摩擦処理を施したものであることを特徴とする伝動ベルトの幅カット装置にある。
請求項5に記載の発明は、前記低摩擦処理が4フッ化ポリエチレン処理又はメッキ処理である請求項4に記載の伝動ベルトの幅カット装置にある。
本発明によると、前記駆動ロールの少なくとも一方の端部にはベルトが脱落しない為のフランジを設け、該フランジがベルトと当接する当接面に低摩擦処理を施したものである伝動ベルトの幅カット装置であることから、フランジとベルト成形体との摩擦力が減少し、ベルト成形体の変形が起こらず、カット精度の高い安定したベルトカットができる効果がある。
請求項2に記載の発明によれば、前記低摩擦処理が4フッ化ポリエチレン処理又はメッキ処理である請求項1に記載の伝動ベルトの幅カット装置であることから、フランジ側面の摩擦係数をより小さくすることができるという効果がある。
請求項3に記載の発明によれば、前記駆動ロールの少なくとも一方の端部にはベルト成形体が脱落しない為のフランジを設け、該フランジがベルト成形体と当接する面をテーパ形状にしたものである伝動ベルトの幅カット装置であることから、ベルト成形体の端面がフランジ側面に乗り上げにくくなり、ベルト成形体の変形が起こらず、カット精度の高い安定したベルトカットができる効果がある。
請求項4に記載の発明によれば、前記駆動ロールの少なくとも一方の端部にはベルト成形体が脱落しない為のフランジを設け、該フランジがベルト成形体と当接する当接面をテーパ形状とし、さらに低摩擦処理を施したものであることから、ベルト成形体の端面がフランジ側面に乗り上げにくくなり、ベルト成形体の変形が起こらない。さらに、フランジの摩擦係数も小さくなっているので万一ベルト成形体がフランジに乗り上げたとしても、フランジとベルト成形体との摩擦力が減少し、ベルト成形体の変形が起こらず、カット精度の高い安定したベルトカットができる効果がある。
請求項5に記載の発明によると、前記低摩擦処理が4フッ化ポリエチレン処理又はメッキ処理である請求項4に記載の伝動ベルトの幅カット装置であることから、フランジ側面の摩擦係数をより小さくすることができるという効果がある。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。図1は、本発明の伝動ベルトの幅カット装置を示す全体正面図である。この伝動ベルトの幅カット装置1においては、ベルト成形体3を回動手段5を用いて、ベルト成形体3を、主軸7と従動軸9からなる回動軸11で張架して、主軸7に近接させて配設した少なくともカッタ移動手段とカッタ刃14からなるカッタ手段10を用いて、ベルト成形体3を回転させながら所定の幅にカットを行う。
ベルト幅の設定は、ベルト成形体の幅方向へのカット刃の移動量を制御することによって、ベルト幅を設定する。そして主軸7を構成する駆動ロール8の少なくとも一方の側面には、図2に示すフランジ13が設置されている。このフランジ13の形状を図2に示すように外周に向かうに従って、テーパとなるようにテーパ形状とする。或いは該フランジ13のベルト成形体3との当接面15に4フッ化ポリエチレン処理又はメッキ処理を行う。さらに、フランジ13のベルト成形体3との当接面15をテーパ形状として、該当接面15に4フッ化エチレン処理又はメッキ処理を施すとさらに効果がある。
本発明の伝動ベルトの幅カット装置を示す全体正面図である。 本発明の伝動ベルトの幅カット装置に用いる駆動ロールのフランジ部を示した概略図である。 本発明の伝動ベルトの幅カット装置に用いる駆動ロールのフランジ部でのベルト成形体の走行状態を示す概略図である。 従来の伝動ベルトの幅カット装置に用いる駆動ロールのフランジ部を示した概略図である。 従来の伝動ベルトの幅カット装置に用いる駆動ロールのフランジ部でのベルト成形体の走行状態を示す概略図である。
符号の説明
1 伝動ベルトの幅カット装置
3 ベルト成形体
5 回動手段
7 主軸
8 駆動ロール
9 従動軸
10 カッタ手段
11 回動軸
13 フランジ
14 カッタ刃
15 当接面

Claims (5)

  1. ベルト成形体が駆動ロールとテンションロールとの間に巻き掛けられ、駆動ロールを回転させながら前記駆動ロールに対しカット刃を押し付けて、前記ベルト成形体を輪切りにする伝動ベルトの幅カット装置において、
    前記駆動ロールの少なくとも一方の端部にはベルト成形体が脱落しない為のフランジを設け、該フランジがベルト成形体と当接する当接面に低摩擦処理を施したものであることを特徴とする伝動ベルトの幅カット装置。
  2. 前記低摩擦処理が4フッ化ポリエチレン処理又はメッキ処理である請求項1に記載の伝動ベルトの幅カット装置。
  3. ベルト成形体が駆動ロールとテンションロールとの間に巻き掛けられ、駆動ロールを回転させながら前記駆動ロールに対してカット刃を押し付けて、前記ベルト成形体を輪切りにする伝動ベルトの幅カット装置において、
    前記駆動ロールの少なくとも一方の端部にはベルト成形体が脱落しない為のフランジを設け、該フランジがベルト成形体と当接する当接面をテーパ形状にしたものであることを特徴とする伝動ベルトの幅カット装置。
  4. ベルト成形体が駆動ロールとテンションロールとの間に巻き掛けられ、駆動ロールを回転させながら前記駆動ロールに対してカット刃を押し付けて、前記ベルト成形体を輪切りにする伝動ベルトの幅カット装置において、前記駆動ロールの少なくとも一方の端部にはベルト成形体が脱落しない為のフランジを設け、該フランジがベルト成形体と当接する面をテーパ形状とし、さらに低摩擦処理を施したものであることを特徴とする伝動ベルトの幅カット装置
  5. 前記低摩擦処理が4フッ化ポリエチレン処理又はメッキ処理である請求項4に記載の伝動ベルトの幅カット装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015034582A (ja) * 2013-08-08 2015-02-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 駆動装置
CN113276182A (zh) * 2021-06-18 2021-08-20 广州市盖达传动带有限公司 V型传动带任意角度自动切边机

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