JP2006304220A - 集合住宅用インターホンシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】一斉放送装置のみならず各住戸機でも一斉放送を行うことを可能とする。
【解決手段】住戸機2は、何れかの分岐線L21,L22に択一的に切換接続し、接続した分岐線L21又はL22の通話線Laと映像線Lbをそれぞれ通話路と映像路に分離する幹線インタフェース部14を備える。従って、何れかの住戸機2Aで幹線インタフェース部14が一方の幹線L11に切換接続し、他の住戸機2B,…で幹線インタフェース部14が他方の幹線L12に切換接続すれば、住戸機2Aから送出される一斉放送用音声信号が2つの系統の幹線L11,L12の通話線Laを介して他の住戸機2B,…に伝送される。その結果、住戸機2Aから他の住戸機2B,…に対して一斉放送を行うことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】住戸機2は、何れかの分岐線L21,L22に択一的に切換接続し、接続した分岐線L21又はL22の通話線Laと映像線Lbをそれぞれ通話路と映像路に分離する幹線インタフェース部14を備える。従って、何れかの住戸機2Aで幹線インタフェース部14が一方の幹線L11に切換接続し、他の住戸機2B,…で幹線インタフェース部14が他方の幹線L12に切換接続すれば、住戸機2Aから送出される一斉放送用音声信号が2つの系統の幹線L11,L12の通話線Laを介して他の住戸機2B,…に伝送される。その結果、住戸機2Aから他の住戸機2B,…に対して一斉放送を行うことができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、集合住宅の共用玄関に設置された共用部装置と各住戸にそれぞれ設置される住戸機の何れか1台との間で択一的に通信路を確立して通話可能とする集合住宅用インターホンシステムに関し、特に共用部装置と1台の住戸機とが一対一で通話する個別通話の他に、集合住宅の共用部や管理人室などに設置された一斉放送装置により複数の住戸機へ音声を一斉に放送することができる集合住宅用インターホンシステムに関するものである。
従来、集合住宅の共用玄関に設置され音声の入出力が可能な共用部装置(ロビーインターホン)と、集合住宅の各住戸にそれぞれ設置され共用部装置とは伝送線路を介して接続されるとともに共用部装置が有する選択手段(テンキーなど)を来訪者が操作することにより選択されると共用部装置との間で通信路を確立する複数台の住戸機(インターホン親機や住宅情報盤など)と、集合住宅の各住戸にそれぞれ設置され住戸機とは通話用の子器接続線を介して接続されるドアホン子器と、集合住宅の共用部若しくは管理人室に設置され各住戸機とは伝送線路を介して接続されるとともに一部又は全部の住戸機に対して一斉に音声を放送する一斉放送装置とを備えた集合住宅用インターホンシステムが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−14125号公報
ところが、各住戸に設置される住戸機から一斉放送を行いたいという要望があるにもかかわらず、上記従来例では管理人室に設置された一斉放送装置によらなければ一斉放送を行うことができなかった。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、一斉放送装置のみならず各住戸機でも一斉放送を行うことができる集合住宅用インターホンシステムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、集合住宅の共用玄関に設置され音声の入出力が可能な共用部装置と、集合住宅の各住戸にそれぞれ設置され共用部装置とは複数系統の伝送線路を介して接続されるとともに共用部装置が有する選択手段を来訪者が操作することにより選択されると共用部装置との間で通信路を確立する複数台の住戸機と、集合住宅の共用部若しくは管理人室に設置され各住戸機とは前記複数系統の伝送線路を介して接続されるとともに一部又は全部の住戸機に対して一斉に音声を放送する一斉放送装置とを備え、各系統の伝送線路は、少なくとも選択手段の操作に伴って発生し個別通話の開始を指示する制御信号を伝送する制御線と、音声信号を伝送する信号線とからなり、住戸機は、共用部装置との間で信号線を介した通話を行う通話手段と、何れかの系統の伝送線路に択一的に切り換えて接続する伝送線路切換手段と、少なくとも一斉放送の音声を鳴動するスピーカと、信号線を通話手段に接続する状態とスピーカに接続する状態とを択一的に切り換える個別通話/一斉放送切換手段と、制御線を介して伝送される制御信号に基づいて伝送線路切換手段並びに個別通話/一斉放送切換手段を制御する制御手段とを備え、制御手段は、制御線を介して一斉放送開始を指示する制御信号を受信したときに個別通話/一斉放送切換手段を制御して信号線及び伝送線をスピーカに接続する状態に切り換えるものであって、何れかの住戸機の制御手段が他の1乃至複数の住戸機に対し制御線を介して一斉放送の開始を指示する制御信号を送信したとき、当該他の住戸機の制御手段は、一斉放送開始の制御信号を送信した住戸機が伝送線路切換手段で択一的に切換接続した伝送線路を除く他の伝送線路に伝送線路切換手段を切換接続してなり、一斉放送開始の制御信号を送信した住戸機から送出される一斉放送音声が複数系統の幹線並びに一斉放送装置を介して他の住戸機に伝送されることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、各住戸機は、共用部装置との通話中に一斉放送開始の制御信号を受信したことを通話者に報知する報知手段と、報知手段による報知があった場合に共用部装置との通話継続と一斉放送の受信とを通話者が択一的に選択するための操作手段とを備え、住戸機の制御手段は、操作手段によって一斉放送の受信が選択されたときは共用部装置との通話に使用している伝送線路を除く他の伝送線路に伝送線路切換手段を切換接続することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、共用部装置は、来訪者を撮像する撮像手段を備え、伝送線路は、撮像手段で撮像された映像を伝送する映像線を含み、各住戸機は、映像線を介して伝送される映像を表示する表示手段を備え、住戸機の制御手段は、操作手段によって一斉放送の受信が選択されたときに映像線を介して共用部装置から伝送される映像を表示手段に表示させることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れかの発明において、各住戸機は、一斉放送の受信中に共用部装置から個別通話開始の制御信号を受信したことを通話者に報知する報知手段と、報知手段による報知があった場合に一斉放送の受信継続と個別通話の開始とを通話者が択一的に選択するための操作手段とを備え、住戸機の制御手段は、操作手段によって共用部装置との個別通話が選択されたときは一斉放送の受信に使用している伝送線路を除く他の伝送線路に伝送線路切換手段を切換接続することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、共用部装置は、来訪者を撮像する撮像手段を備え、伝送線路は、撮像手段で撮像された映像を伝送する映像線を含み、各住戸機は、映像線を介して伝送される映像を表示する表示手段を備え、住戸機の制御手段は、共用部装置の選択手段で選択されたときに映像線を介して共用部装置から伝送される映像を表示手段に表示させるとともに、操作手段によって一斉放送の受信継続が選択されたときにも映像線を介して共用部装置から伝送される映像を引き続いて表示手段に表示させることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、何れかの住戸機の制御手段が他の1乃至複数の住戸機に対し制御線を介して一斉放送の開始を指示する制御信号を送信したとき、当該他の住戸機の制御手段が、一斉放送開始の制御信号を送信した住戸機が伝送線路切換手段で択一的に切換接続した伝送線路を除く他の伝送線路に伝送線路切換手段を切換接続し、一斉放送開始の制御信号を送信した住戸機から送出される一斉放送音声が複数系統の幹線並びに一斉放送装置を介して他の住戸機に伝送されるため、一の住戸機から他の一乃至複数の住戸機に対して一斉放送を行うことができる。
請求項2の発明によれば、共用部装置との個別通話中に一斉放送が開始された場合、住戸機において共用部装置との通話を継続するか、あるいは共用部装置との通話を中止して一斉放送を受信するかを通話者(居住者)が選択して切り換えることができる。
請求項3の発明によれば、一斉放送の受信が選択されたときに共用部装置の撮像手段で撮像された映像が住戸機の表示手段で表示されるために居住者が来訪者を確認することができる。
請求項4の発明によれば、一斉放送の受信中に共用部装置から選択された場合、住戸機において一斉放送の受信を継続するか、あるいは一斉放送の受信を中止して共用部装置との個別通話を開始するかを居住者が選択して切り換えることができる。
請求項5の発明によれば、一斉放送の受信継続が選択されたときにも共用部装置の撮像手段で撮像された映像が住戸機の表示手段で引き続いて表示されるために居住者が来訪者の様子を引き続き確認することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
本実施形態の集合住宅用インターホンシステムの構成例を図1に示す。本実施形態では、集合住宅の共用玄関に設置される共用部装置(ロビーインターホン)1と、各住戸にそれぞれ設置される複数台の住戸機2とを備え、ロビーインターホン1と住戸機2とが伝送線路を介して接続されている。伝送線路は、幹線制御装置3において複数系統(図示例では2系統)に分配される幹線L11,L12と、各住戸機2にそれぞれ接続される分岐線L21,L22とを含む。この伝送線路としては、3対以上のペア線をシース内に備える多対ツイストペアケーブルを用いており、図示例ではロビーインターホン1と住戸機2との間で音声信号を伝送する通話線Laと、ロビーインターホン1が具備するテレビカメラ67で撮像された映像信号を伝送する映像線Lbと、ロビーインターホン1が有する選択手段(後述する)により選択された住戸機2を指定する制御信号を伝送する制御線Lcとにそれぞれペア線を用いている。つまり、図示例の伝送線路では3対のペア線を用いている。ここで、映像線Lbを介して伝送される映像信号はロビーインターホン1において周波数変調され、後述するように各住戸機2に設けた映像処理部12で周波数復調されてモニタ部13に表示される。但し、周波数が異なる音声信号と映像信号を多重化して同一のペア線で伝送することで伝送線路を2対のペア線で構成することも可能である。
ロビーインターホン1は、CPUを主構成要素とする制御部60と、制御部60と制御線Lcとのインタフェースとなる制御信号送受信部61と、音声を入出力するマイクロホン62及びスピーカ63と、マイクロホン62及びスピーカ63とそれぞれ増幅器64a,64bを介して接続される通話処理部65と、増幅器64c,64dを介して通話処理部65と接続され受話側並びに送話側の各伝送経路と2線の通話線Laとを2線4線変換する2線4線変換部66と、来訪者を撮像するテレビカメラ67と、テレビカメラ67で撮像した映像を周波数変調した映像信号を映像線Lbを介して幹線制御装置3に出力する映像処理部68と、番号キーや呼出釦などを含む操作スイッチ類を有し各操作スイッチ類の操作入力を制御部60に出力する操作部69とを備えており、来訪者が番号キーを操作して訪問先の住戸番号を選択した後に呼出釦を操作すると住戸番号に対応する住戸機2を選択したことになる。ここで、ロビーインターホン1には通話線La及び制御線Lcを介して一斉放送装置(警報監視盤)5が接続されており、ロビーインターホン1で選択された住戸番号が制御線Lcを介して警報監視盤5に伝送されると、警報監視盤5が当該住戸番号に対応する住戸機2に対して制御線Lcを介して制御信号(呼出コマンド)を送出する。
一方、住戸機2は、音声を入出力するマイクロホン21及びスピーカ22を備え、マイクロホン21とスピーカ22とはそれぞれ増幅器23a,23bを介して通話処理部24に接続されている。また、通話処理部24には受話側並びに送話側の各伝送経路と2線の通話線Laとを2線4線変換する2線4線変換部25が増幅器26a,26bを介して接続されている。通話処理部24は、通話線Laを介して伝送されてくる音声信号(受話信号)とマイクロホン21から出力される音声信号(送話信号)のレベルを比較することで通話状態(受話状態又は送話状態)を推定し、受話状態と推定したときには送話信号の伝送経路に損失を挿入し、送話状態と推定したときには受話信号の伝送経路に損失を挿入することで受話モードと送話モードを切り換える音声スイッチや、マイクロホン21とスピーカ22の音響結合によって生じる音響エコーを消去するためのエコーキャンセラなどを具備する。但し、このような音声スイッチやエコーキャンセラは従来周知であるから詳細な構成及び動作の図示並びに説明は省略する。したがって、ロビーインターホン1と住戸機2との間で通話線Laを通して音声信号を授受することができ、来訪者がロビーインターホン1を用いるとともに居住者が住戸機2を用いることによって、来訪者と居住者との間で音声通話が可能となる。
また住戸機2には、何れかの分岐線L21,L22に択一的に切換接続し、接続した分岐線L21又はL22の通話線Laと映像線Lbをそれぞれ通話信号(受話信号及び送話信号)の伝送経路(以下、「通話路」と呼ぶ。)と映像信号の伝送経路(以下、「映像路」と呼ぶ。)に分離する幹線インタフェース部14が設けられている。映像路は映像処理部12に接続され、通話路は通話/一斉放送切換部15に接続されている。通話/一斉放送切換部15は、幹線インタフェース部14に接続された通話路を、通話路切換部16に接続する状態と、後述する音量補正部30に接続する状態とを択一的に切り換えるものである。また通話路切換部16は、2線4線変換部25に接続された通話路を、通話/一斉放送切換部15に接続する状態と、後述する子器インタフェース部18に接続する状態と、同一住戸内に設置された他の住戸機(図示せず)に接続する状態とを択一的に切り換えるものである。
通話路切換部16に接続された子器インタフェース部18には子器接続線L3を介してドアホン子器6が接続される。ドアホン子器6は集合住宅の各住戸の玄関先に配置されるものであってマイクロホン及びスピーカを備える。したがって、通話路切換部16が2線4線変換部25に接続された通話路を子器インタフェース部18に接続する状態に切り換えているときにドアホン子器6と住戸機2との間での通話が可能になっている。また、ドアホン子器6にはテレビカメラが設けられ、子器インタフェース部18では子器接続線L3を介して伝送される音声信号と映像信号を分離し、分離した映像信号を映像路を介して映像処理部12に出力してモニタ部13に表示することができるようになっている。さらにドアホン子器6には呼出釦が設けられ、呼出釦が操作されたときに子器接続線L3に呼出信号が送出する機能を有し、住戸機2では呼出信号を検出したときに報知音生成部27で生成された呼出音がスピーカ22から送出されるようになっている。
住戸機2において、モニタ部13には液晶表示器あるいはCRTが用いられる。映像線Lbを通して住戸機2に入力される映像信号は、幹線インタフェース部14で平衡−不平衡変換され、さらに増幅器で増幅された後に映像処理部12において周波数復調される。また、子器接続線L3を通して住戸機2に入力される映像信号も、子器インタフェース部18で平衡−不平衡変換され、さらに増幅器で増幅された後に映像処理部12において周波数復調される。そして、映像処理部12から出力された映像信号は、モニタ部13に入力されることによってモニタ部13の画面に映像を表示する。つまり、ロビーインターホン1やドアホン子器6のテレビカメラ67において撮像された来訪者の映像が住戸機2のモニタ部13に表示されるから、住戸内の居住者が来訪者を確認することができるのである。
また報知音生成部27は、ロビーインターホン1やドアホン子器6からの呼出等を報知するための報知音を生成し、生成した報知音を増幅器28aを介してスピーカ5に出力するとともに当該報知音をバックトーンとして分岐線L21,L22又は子器接続線L3にも出力する。すなわち、報知音生成部27には増幅器28bを介してバックトーン送出路切換部17が接続されており、このバックトーン送出路切換部17がバックトーンの送出先を分岐線L21,L22と子器接続線L3とに択一的に切り換えるようになっている。
住戸機2には、CPUを主構成要素とし内部回路を制御する主制御部10が設けられ、主制御部10には制御線Lcとのインタフェースとなる制御信号送受信部11と、応答釦(図示せず)や一斉放送釦(図示せず)などの操作スイッチ群を有する操作部19とが接続される。制御信号送受信部11は、主制御部10から出力された制御信号を制御線Lcに送出し、制御線Lcから受信した制御信号を主制御部10に引き渡す機能を有する。
ところで、分岐線L21,L22は分岐器7を介して幹線L11,L12から分岐され、幹線制御装置3においては各系統の幹線L11,L12を直結している。したがって、ロビーインターホン1から送出された制御信号は制御線Lcに接続されるすべての住戸機2に伝送される。ここに、住戸機2の主制御部10には個別にアドレス(たとえば、住戸番号)が設定されており、ロビーインターホン1においてアドレスを選択することにより、アドレスを指定する制御信号(呼出コマンド)が警報監視盤5から制御線Lcを介して全ての住戸機2に伝送することが可能になっている。住戸機2の主制御部10は、制御信号に含まれるアドレスが自己のアドレスであれば映像処理部12やモニタ部13を起動してロビーインターホン1のカメラにおいて撮像された来訪者の映像を住戸機2のモニタ部13に表示させるとともに、報知音生成部27に生成させた報知音(呼出音)をスピーカ22から送出させる。そして、呼出音に応じて居住者が住戸機2の操作部19が有する応答釦を押操作すれば、主制御部10が幹線インタフェース部14を制御して何れかの幹線L11又はL12に切換接続させ、通話/一斉放送切換部15を制御して幹線インタフェース部14に接続された通話路を通話路切換部16に接続する状態に切り換えさせるとともに通話路切換部16を制御して2線4線変換部25に接続された通話路を通話/一斉放送切換部15に接続する状態に切り換えさせてロビーインターホン1との間に何れかの幹線L11又はL12を介した通信路を確立することにより、ロビーインターホン1と選択された住戸機2との間でのみ通話可能にすることができるとともに、選択された住戸機2でのみテレビカメラで撮像された来訪者をモニタ部13に表示することが可能になる。尚、ロビーインターホン1において選択された住戸機2がロビーインターホン1との間で通信路を確立している状態は、ロビーインターホン1または住戸機2において適宜の操作釦を用いた通話終了が検出されると終了する。
また、ドアホン子器6の呼出釦が押操作されて子器接続線L3に呼出信号が送出されると、呼出信号を検出した住戸機2の主制御部10が映像処理部12やモニタ部13を起動してドアホン子器6のカメラにおいて撮像された来訪者の映像を住戸機2のモニタ部13に表示させるとともに、報知音生成部27に生成させた報知音(呼出音)をスピーカ22から送出させる。そして、呼出音に応じて居住者が住戸機2の操作部19が有する応答釦を押操作すれば、主制御部10が通話路切換部16を制御して2線4線変換部25に接続された通話路を子器インタフェース部18に接続する状態に切り換えさせてドアホン子器6との間に通信路を確立することにより、ドアホン子器6と住戸機2との間で通話可能にすることができるとともテレビカメラで撮像された来訪者をモニタ部13に表示することが可能になる。
警報監視盤5は、CPUを主構成要素とする制御部50と、制御部50と制御線Lcとのインタフェースとなる制御信号送受信部51と、通話用のハンドセット(送受話器)52と、送話信号及び受話信号を増幅する増幅器53a,53bと、受話側並びに送話側の各伝送経路と2線の通話線Laとを2線4線変換する2線4線変換部54と、ハンドセット52の送話経路を2線4線変換部54を介して通話線Laに接続する状態と2線4線変換部54を介さずに増幅器56を介して通話線Laに接続する状態と通話線Laに接続しない状態とに択一的に切り換える通話/一斉放送切換部55と、幹線制御装置3に接続された2系統の通話線Laの何れか一方を2線4線変換部54並びに増幅器56に択一的に切換接続する通話線切換部57と、幹線制御装置3に接続された2系統の通話線Laの何れか一方を増幅器56の入力側に択一的に切換接続する一斉放送通話線切換部58と、ロビーインターホン1に接続された通話線Laを2系統の通話線Laの何れか一方に接続する状態と何れの通話線Laにも接続しない状態とに択一的に切り換えるロビー通話/一斉放送切換部59とを備えている。尚、図示は省略するが、警報監視盤5には住戸番号を指定するための番号キーと呼出釦を有する選択手段とが設けられ、管理人が番号キーを操作して何れかの住戸番号を選択した後に呼出釦を操作することで住戸番号に対応する住戸機2を選択すれば、選択した住戸機2との間に通信路が形成されてハンドセット52により当該住戸機2との間でのみ通話を行うことができる。また警報監視盤5の制御部50は、2系統の幹線L11,L12の使用状況を常に監視し、これから使用する幹線L11又はL12を指定するための番号(以下、「幹線指定番号」と呼ぶ。)をロビーインターホン1から送信される制御信号(呼出コマンド)に含めて制御信号送受信部51から住戸機2へ送信させている。したがって、ロビーインターホン1に選択された住戸機2では、主制御部10が幹線インタフェース部14を制御して制御信号に含まれる幹線指定番号で指定された幹線L11又はL12に切換接続することができる。
また、警報監視盤5から全ての住戸機2に対して一斉放送を行う場合、警報監視盤5から一斉放送の開始を指示する制御信号(一斉放送開始コマンド)が制御線Lcを介して各住戸機2に送信される。さらに警報監視盤5では、制御部50が通話/一斉放送切換部55を制御してハンドセット52の送話経路を2線4線変換部54を介さずに増幅器56を介して通話線Laに接続する状態に切り換えるとともに、通話線切換部57を制御して何れか一方の幹線(例えば、幹線L11)の通話線Laに切換接続する。制御信号(一斉放送開始コマンド)を受信した各住戸機2では、一斉放送開始コマンドに応じて主制御部10が幹線インタフェース部14を制御して一斉放送開始コマンドに含まれる幹線指定番号で指定された幹線L11に切換接続するとともに、通話/一斉放送切換部15を制御して幹線インタフェース部14に接続された通話路を音量補正部30に接続する状態に切り換えて警報監視盤5との間に通信路を確立し、警報監視盤5から送出される一斉放送の音声信号(以下、「一斉放送用音声信号」と呼ぶ。)が通話線Laを介して各住戸機2に伝送される。そして、各住戸機2においては音量補正部30で一斉放送用音声信号の音量が自動的に補正され、音量補正された一斉放送用音声信号がスピーカ22から送出される。
図2は音量補正部30の具体構成を示すブロック図である。本実施形態における音量補正部30は、一斉放送用音声信号を遅延させる遅延部31と、遅延部31で遅延された一斉放送用音声信号を増幅する可変増幅器32と、遅延部31に入力する一斉放送用音声信号の音声パワー(音圧レベル)を推定する音声パワー推定部33と、音声パワー推定部33で推定される一斉放送用音声信号の音声パワーに応じて可変増幅部32の増幅度Gを調整する増幅度調整部34とを有する。尚、本実施形態における音量補正部30は、通話処理部24並びに報知音生成部27とともにDSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)のハードウェアをソフトウェアで制御することによって実現されているが、これに限定されるものではなく、DSPの代わりにCPUを用いたり、あるいはアナログ回路やディジタル回路で構成することも可能である。
音声パワー推定部33は、立ち上がりが緩やかであり、且つ立ち下がりが急峻な特性をもつ積分回路又はデジタルフィルタによって構成され、図3(c)に示すように初期(t=0〜t1)の一斉放送用音声信号の信号レベルの長時間平均値を音声パワー推定値Pnとする。増幅度調整部34は、音声パワー推定部33が出力する音声パワー推定値Pnと音声パワーの基準値との差分から音声パワー推定値Pnを音声パワー基準値に一致させるために必要な増幅度Gを決定し、可変増幅器32の増幅度を決定した増幅度Gに調整する。具体的には、図3(a)に示すように一斉放送用音声信号の音声パワーと増幅度Gとは比例関係(比例係数が負)にあるから、予め与えられた関係式に基づいて音声パワー推定値Pnから増幅度Gが決定できる。したがって、警報監視盤5から個々の住戸機2までの配線長や一斉放送の対象となる住戸機2の台数等に起因した伝送ロスの違いにかかわらず、図3(b)に示すように一斉放送用音声信号の音量を音量補正部30で補正して所定範囲X内に収めることができる。
而して、集合住宅の規模によっては一斉放送装置から各住戸機までの伝送線路の配線長が数百メートルから数キロメートルにも及ぶ場合があり、また住戸機の接続台数及び、幹線機器(共用部装置や一斉放送装置)の台数も集合住宅の規模によって異なるため、配線、住戸機、幹線機器のインピーダンスに起因した伝送線路の伝送ロスも悪化して住戸機における一斉放送の音量が低下してしまい、住戸機間に音量のばらつきが生じる虞があるが、本実施形態によれば、一斉放送の音量が所定範囲の値となるように補正する音量補正部30を各住戸機2が備えているため、一斉放送の対象となる住戸機2の台数や各住戸機2までの配線長に応じて一斉放送装置(警報監視盤5)で一斉放送用音声信号の増幅度を調整することなく、複数の住戸機2間における一斉放送の音量のばらつきを抑えることができる。
ところで本実施形態においては、警報監視盤5だけでなく住戸機2からも一斉放送が行えるようになっている。例えば、住戸機2Aから他の複数台の住戸機2B,…に対して一斉放送を行う場合について説明する。住戸機2Aの操作部19が有する一斉放送釦が押操作されると、主制御部10は一斉放送の対象とする住戸機2B,…の住戸番号を含む制御信号(一斉放送開始要求コマンド)を制御信号送受信部11から制御線Lcを介して警報監視盤5に送信する。また主制御部10は、幹線インタフェース部14を制御して何れか一方の幹線(例えば、幹線L11)に切換接続させるとともに、通話/一斉放送切換部15を制御して幹線インタフェース部14に接続された通話路を通話路切換部16に接続する状態に切り換えさせ、さらに通話路切換部16を制御して2線4線変換部25に接続された通話路を通話/一斉放送切換部15に接続する状態に切り換えさせる。
一方、制御信号(一斉放送開始要求コマンド)を受信した警報監視盤5では、制御部50が通話線切換部57並びに一斉放送通話線切換部58を制御して一方の幹線L11の通話線Laを一斉放送通話線切換部58、増幅器56、通話線切換部57を介して他方の幹線L12の通話線Laに接続する。
また、制御信号(一斉放送開始要求コマンド)を受信した他の住戸機2B,…では、主制御部10が幹線インタフェース部14を制御して他方の幹線L12に切換接続させるとともに、通話/一斉放送切換部15を制御して幹線インタフェース部14に接続された通話路を音量補正部30に接続する状態に切り換えさせる。その結果、住戸機2Aと他の住戸機2B,…との間に幹線制御装置3及び警報監視盤5を介して通信路が確立され、住戸機2Aから送出される一斉放送用音声信号が2つの系統の幹線L11,L12の通話線Laを介して他の住戸機2B,…に伝送される。そして、他の住戸機2B,…においては音量補正部30で一斉放送用音声信号の音量が自動的に補正され、音量補正された一斉放送用音声信号がスピーカ22から送出され、住戸機2Aから他の住戸機2B,…に対して一斉放送が行われる。
一斉放送を終了するには住戸機2Aで操作部19の一斉放送釦を再度押操作すればよい。一斉放送釦が押操作されると、一斉放送の終了を指示する制御信号(一斉放送終了コマンド)が制御線Lcを介して他の住戸機2B,…に対して伝送される。制御信号を受信した他の住戸機2B,…では、主制御部10が一斉放送終了コマンドに応じて音量補正部30の動作を停止させるとともに、通話/一斉放送切換部15を制御して幹線インタフェース部14に接続された通話路を通話路切換手段16に接続する状態に切り換えさせて待機状態に戻る。
ここで、何れか一方の系統の幹線L11又はL12に同時に複数台の住戸機2A,2B,…が接続すれば、当該幹線L11又はL12を介して住戸機2Aから他の住戸機2B,…へ一斉放送を行うことも可能である。しかしながら、このように住戸機2間で行う一斉放送に警報監視盤5が関与しないとすると、集合住宅の各住戸同士が勝手に一斉放送を行うことで幹線L11,L12が占有される確率が高くなり、例えば、ロビーインターホン1との個別通話や警報監視盤5による緊急放送等に支障をきたす虞がある。そのために本実施形態においては、上述のように住戸機2間の一斉放送は必ず警報監視盤5を経由して行うようにしており、警報監視盤5による緊急放送等を行う際には通話線切換部57及び一斉放送通話線切換部58を制御して幹線L11,L12を切り離し、住戸機2間の一斉放送を強制的に中止することができるようにしている。
次に、住戸機2とロビーインターホン1との個別通話中に警報監視盤5が一斉放送を開始した場合の動作を説明する。
例えば、一方の幹線L11を介してロビーインターホン1と住戸機2とが個別通話しているときに警報監視盤5から制御信号(一斉放送開始コマンド)を受信した場合、住戸機2の制御部10は映像処理部12を制御して一斉放送が開始される旨の文字(例えば、「放送」の文字)をモニタ部13に表示させるとともに報知音生成部27を制御して一斉放送が開始されることを報知する報知音を作成させてスピーカ22から送出させる。そして、操作部19の応答釦が押操作されれば、制御部10はロビーインターホン1との個別通話を終了して警報監視盤5からの一斉放送を受信する態勢に入る。具体的には、制御部10は幹線インタフェース部14を制御して他方の幹線L12に切換接続するとともに、通話/一斉放送切換部15を制御して幹線インタフェース部14に接続された通話路を音量補正部30に接続する状態に切り換える。また警報監視盤5の制御部50は、制御信号(一斉放送開始コマンド)を送信した後、通話/一斉放送切換部55を制御してハンドセット52の送話経路を2線4線変換部54を介さずに増幅器56を介して通話線Laに接続する状態に切り換えるとともに、通話線切換部57を制御して住戸機2とロビーインターホン1の個別通話に使用されていない他方の系統の幹線L12の通話線Laに切換接続する。その結果、ロビーインターホン1と個別通話中であった住戸機2と警報監視盤5との間にも通信路が確立され、警報監視盤5から送出される一斉放送用音声信号が一方の系統の幹線L12の通話線Laを介して各住戸機2に伝送され、音量補正部30で音量補正された後にスピーカ22から送出される。なお、応答釦が押操作されなければ、住戸機2の制御部10はロビーインターホン1との個別通話を継続し、また、応答釦が押操作されたときに既に警報監視盤5による一斉放送が終了、すなわち、警報監視盤5から制御信号(一斉放送終了コマンド)を受信していれば、待機状態に戻る。
ここで、幹線インタフェース部14では各系統の幹線L11,L12について通話線Laと映像線Lbを個別に切換接続することが可能であって、ロビーインターホン1との個別通話中に警報監視盤5による一斉放送を受信する態勢に入った場合、住戸機2の制御部10は通話線Laのみを他方の幹線L12に切換接続し、映像線Lbについてはロビーインターホン1との個別通話に使用していた幹線L11に接続したままとする。その結果、住戸機2では警報監視盤5による一斉放送の音声がスピーカ22から送出されるとともにロビーインターホン1のテレビカメラ67で撮像された映像が引き続きモニタ部13で表示されることになる。
次に、警報監視盤5による一斉放送の受信中に住戸機2がロビーインターホン1から呼び出された場合の動作を説明する。
例えば、一方の幹線L11を介して警報監視盤5による一斉放送を受信しているときにロビーインターホン1で選択された住戸番号が制御線Lcを介して警報監視盤5に伝送されると、警報監視盤5が当該住戸番号に対応する住戸機2に対して制御線Lcを介して制御信号(呼出コマンド)を送出する。住戸機2の主制御部10は、制御信号(呼出コマンド)に含まれるアドレスが自己のアドレスであれば映像処理部12やモニタ部13を起動してロビーインターホン1のテレビカメラ67において撮像された来訪者の映像を住戸機2のモニタ部13に表示させるとともに、報知音生成部27に生成させた報知音(呼出音)をスピーカ22から送出させる。一斉放送を聞いていた居住者は、スピーカ22から送出される呼出音でロビーインターホン1から呼び出されたことを知るとともに、モニタ部13に表示される映像から来訪者を確認することができる。そして、操作部19の応答釦が居住者によって押操作されれば、住戸機2の制御部10は警報監視盤5による一斉放送の受信を終了してロビーインターホン1との個別通話を行う態勢に入る。具体的には、制御部10は幹線インタフェース部14を制御して他方の幹線L12に切換接続するとともに、通話/一斉放送切換部15を制御して幹線インタフェース部14に接続された通話路を通話路切換部16に接続する状態に切り換え、さらに通話路切換部16を制御して2線4線変換部25に接続された通話路を通話/一斉放送切換部15に接続する状態に切り換える。その結果、ロビーインターホン1に選択された住戸機2とロビーインターホン1との間に幹線L12を介した通信路が確立され、ロビーインターホン1と選択された住戸機2との間でのみ通話可能にするとともに、選択された住戸機2でのみロビーインターホン1のテレビカメラ67で撮像された来訪者をモニタ部13に表示することが可能になる。
一方、操作部19の応答釦が居住者によって押操作されなければ、住戸機2の制御部10は警報監視盤5による一斉放送の受信を継続するが、一斉放送の受信中も映像処理部12を制御してロビーインターホン1のテレビカメラ67で撮像された映像を引き続き一定時間だけモニタ部13に表示させるので、居住者は警報監視盤5による一斉放送を聞きながらモニタ部13に表示された映像で来訪者の様子を引き続いて確認することができる。
1 ロビーインターホン
2 住戸機
3 幹線制御装置
5 警報監視盤
10 制御部
14 幹線インタフェース部
L11,L12 幹線
L21,L22 分岐線
La 通話線
2 住戸機
3 幹線制御装置
5 警報監視盤
10 制御部
14 幹線インタフェース部
L11,L12 幹線
L21,L22 分岐線
La 通話線
Claims (5)
- 集合住宅の共用玄関に設置され音声の入出力が可能な共用部装置と、集合住宅の各住戸にそれぞれ設置され共用部装置とは複数系統の伝送線路を介して接続されるとともに共用部装置が有する選択手段を来訪者が操作することにより選択されると共用部装置との間で通信路を確立する複数台の住戸機と、集合住宅の共用部若しくは管理人室に設置され各住戸機とは前記複数系統の伝送線路を介して接続されるとともに一部又は全部の住戸機に対して一斉に音声を放送する一斉放送装置とを備え、
各系統の伝送線路は、少なくとも選択手段の操作に伴って発生し個別通話の開始を指示する制御信号を伝送する制御線と、音声信号を伝送する信号線とからなり、
住戸機は、共用部装置との間で信号線を介した通話を行う通話手段と、何れかの系統の伝送線路に択一的に切り換えて接続する伝送線路切換手段と、少なくとも一斉放送の音声を鳴動するスピーカと、信号線を通話手段に接続する状態とスピーカに接続する状態とを択一的に切り換える個別通話/一斉放送切換手段と、制御線を介して伝送される制御信号に基づいて伝送線路切換手段並びに個別通話/一斉放送切換手段を制御する制御手段とを備え、制御手段は、制御線を介して一斉放送開始を指示する制御信号を受信したときに個別通話/一斉放送切換手段を制御して信号線及び伝送線をスピーカに接続する状態に切り換えるものであって、
何れかの住戸機の制御手段が他の1乃至複数の住戸機に対し制御線を介して一斉放送の開始を指示する制御信号を送信したとき、当該他の住戸機の制御手段は、一斉放送開始の制御信号を送信した住戸機が伝送線路切換手段で択一的に切換接続した伝送線路を除く他の伝送線路に伝送線路切換手段を切換接続してなり、一斉放送開始の制御信号を送信した住戸機から送出される一斉放送音声が複数系統の幹線並びに一斉放送装置を介して他の住戸機に伝送されることを特徴とする集合住宅用インターホンシステム。 - 各住戸機は、共用部装置との通話中に一斉放送開始の制御信号を受信したことを通話者に報知する報知手段と、報知手段による報知があった場合に共用部装置との通話継続と一斉放送の受信とを通話者が択一的に選択するための操作手段とを備え、住戸機の制御手段は、操作手段によって一斉放送の受信が選択されたときは共用部装置との通話に使用している伝送線路を除く他の伝送線路に伝送線路切換手段を切換接続することを特徴とする請求項1記載の集合住宅用インターホンシステム。
- 共用部装置は、来訪者を撮像する撮像手段を備え、伝送線路は、撮像手段で撮像された映像を伝送する映像線を含み、各住戸機は、映像線を介して伝送される映像を表示する表示手段を備え、住戸機の制御手段は、操作手段によって一斉放送の受信が選択されたときに映像線を介して共用部装置から伝送される映像を表示手段に表示させることを特徴とする請求項2記載の集合住宅用インターホンシステム。
- 各住戸機は、一斉放送の受信中に共用部装置から個別通話開始の制御信号を受信したことを通話者に報知する報知手段と、報知手段による報知があった場合に一斉放送の受信継続と個別通話の開始とを通話者が択一的に選択するための操作手段とを備え、住戸機の制御手段は、操作手段によって共用部装置との個別通話が選択されたときは一斉放送の受信に使用している伝送線路を除く他の伝送線路に伝送線路切換手段を切換接続することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の集合住宅用インターホンシステム。
- 共用部装置は、来訪者を撮像する撮像手段を備え、伝送線路は、撮像手段で撮像された映像を伝送する映像線を含み、各住戸機は、映像線を介して伝送される映像を表示する表示手段を備え、住戸機の制御手段は、共用部装置の選択手段で選択されたときに映像線を介して共用部装置から伝送される映像を表示手段に表示させるとともに、操作手段によって一斉放送の受信継続が選択されたときにも映像線を介して共用部装置から伝送される映像を引き続いて表示手段に表示させることを特徴とする請求項4記載の集合住宅用インターホンシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005126908A JP2006304220A (ja) | 2005-04-25 | 2005-04-25 | 集合住宅用インターホンシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005126908A JP2006304220A (ja) | 2005-04-25 | 2005-04-25 | 集合住宅用インターホンシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006304220A true JP2006304220A (ja) | 2006-11-02 |
Family
ID=37471936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005126908A Withdrawn JP2006304220A (ja) | 2005-04-25 | 2005-04-25 | 集合住宅用インターホンシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006304220A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014072727A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Panasonic Corp | 音声通話システム |
JP2014072728A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Panasonic Corp | 通話システム |
JP2021013114A (ja) * | 2019-07-08 | 2021-02-04 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | ドアホンシステムおよび通信方法 |
-
2005
- 2005-04-25 JP JP2005126908A patent/JP2006304220A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7223976B2 (ja) | 2019-07-08 | 2023-02-17 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | ドアホンシステムおよび通信方法 |
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