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JP2006303051A - ウエーハの研削方法および研削装置 - Google Patents

ウエーハの研削方法および研削装置 Download PDF

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JP2006303051A
JP2006303051A JP2005120495A JP2005120495A JP2006303051A JP 2006303051 A JP2006303051 A JP 2006303051A JP 2005120495 A JP2005120495 A JP 2005120495A JP 2005120495 A JP2005120495 A JP 2005120495A JP 2006303051 A JP2006303051 A JP 2006303051A
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Kazutaka Tajiri
一隆 田尻
Miki Yoshida
幹 吉田
Hideyuki Sando
英之 山銅
Kazunao Arai
一尚 荒井
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Disco Corp
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Disco Abrasive Systems Ltd
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Abstract

【課題】 ウエーハの表面に貼着した保護テープに研削屑が強固に付着しないをウエーハの研削方法および研削装置を提供する。
【解決手段】 表面に保護テープを貼着したウエーハの研削方法であって、ウエーハの表面に貼着された保護テープに紫外線を照射してオゾンを生成するとともに活性酸素を生成して保護テープに親水性を付与する親水性付与工程と、親水性が付与された保護テープが貼着されたウエーハの保護テープ側をチャックテーブルに保持し、チャックテーブルに保持されたウエーハの研削部に研削水を供給しつつ研削手段によりウエーハの裏面を研削する研削工程を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体ウエーハ等のウエーハの裏面を研削するウエーハの研削方法および研削装置に関する。
当業者には周知の如く、半導体デバイス製造工程においては、IC、LSI等の回路が複数個形成された半導体ウエーハは、個々のチップに分割される前にその裏面を研削装置によって研削して所定の厚さに形成されている。半導体ウエーハの裏面を研削する研削装置は、被加工物を吸引保持するチャックテーブルと、該チャックテーブル上に吸引保持された被加工物を研削する研削手段とを具備し、研削部に研削水を供給しつつ研削手段によって被加工物を研削する。
上述した研削装置を用いて半導体ウエーハの裏面を研削する際には、半導体ウエーハの表面側をチャックテーブル上に保持するので、半導体ウエーハの表面に形成された回路の損傷を防止するために、半導体ウエーハの表面にポリ塩化ビニール等からなる保護テープを貼着している。(例えば、特許文献1参照)
特開2002−334857号公報
而して、半導体ウエーハの表面に保護テープを貼着してチャックテーブル上に吸引保持した状態で半導体ウエーハの裏面を研削すると、研削によって発生する研削屑が研削水に混入してチャックテーブルに吸引され、保護テープとの間に侵入して保護テープの表面に付着し、その後の洗浄においても除去できない程度に強固に付着する。保護テープの表面に研削屑が付着していると、半導体ウエーハから保護テープを剥がす際に、粘着テープを保護テープの表面に貼着しようとしても付着した研削屑の影響で貼着できず、保護テープの剥離が困難となるという問題がある。また、保護テープの表面に研削屑が付着していると、半導体ウエーハの表面から保護テープを剥離する際に、保護テープの表面に付着していた研削屑が脱落して半導体ウエーハの表面を汚染するという問題もある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術課題は、ウエーハの表面に貼着した保護テープに研削屑が強固に付着しないをウエーハの研削方法および研削装置を提供することにある。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、表面に保護テープを貼着したウエーハの研削方法であって、
ウエーハの表面に貼着された該保護テープに紫外線を照射してオゾンを生成するとともに活性酸素を生成して該保護テープに親水性を付与する親水性付与工程と、
親水性が付与された該保護テープが貼着されたウエーハの該保護テープ側をチャックテーブルに保持し、チャックテーブルに保持されたウエーハの研削部に研削水を供給しつつ研削手段によりウエーハの裏面を研削する研削工程、を含む、
ことを特徴とするウエーハの研削方法が提供される。
上記親水性付与工程においてウエーハの表面に貼着された保護テープに照射する紫外線は、波長が184nmの紫外線と波長が254nmの紫外線である。また、上記研削水には、高分子量ポリカルボン酸アルカリ塩が添加されていることが望ましい。
また、本発明によれば、ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハの研削部に研削水を供給しつつ研削する研削手段と、表面に保護テープが貼着されたウエーハを収容したカセットが載置されるカセット載置部と、該カセット載置部に載置されたカセットに収容されているウエーハを搬出する搬出手段と、該搬出手段によって搬出されたウエーハの中心位置を合わせる中心合わせ手段と、該中心合わせ手段によって中心位置を合わせされたウエーハを該チャックテーブルに搬送する搬送手段と、を具備する研削装置において、
該搬出手段の作動範囲に配設されウエーハの表面に貼着された該保護テープに紫外線を照射してオゾンを生成するとともに活性酸素を生成して該保護テープに親水性を付与する紫外線照射手段を具備している、
ことを特徴とする研削装置が提供される。
上記紫外線照射手段は、ウエーハを収容する紫外線照射室と、該紫外線照射室内に配設され波長が184nmの紫外線照射する第1の紫外線照射器と波長が254nmの紫外線照射する第2の紫外線照射器とを具備している。更に、上記紫外線照射手段は、上記紫外線照射室と連通するオゾン処理室を備えていることが望ましい。
本発明によれば、研削工程において研削部に研削水を供給しつつウエーハを研削すると、研削によって発生した研削屑が研削水に混入し、この研削屑が混入した研削水がチャックテーブルと保護テープとの間に侵入して保護テープの表面外周部に付着するが、研削工程を実施する前に親水性付与工程を実施することにより保護テープは親水性が向上せしめられ濡れた状態が維持されるので、研削屑が保護テープに強固に付着することはない。従って、保護テープに付着した研削屑は、次工程である洗浄工程において容易に除去することができる。
また、本発明による研削装置は、カセット載置部に載置されたカセットに収容されているウエーハを搬出する搬出手段の作動範囲に配設されウエーハの表面に貼着された保護テープに紫外線を照射してオゾンを生成するとともに活性酸素を生成して保護テープに親水性を付与する紫外線照射手段を具備しているので、ウエーハの表面に貼着された保護テープに効率良く親水性を付与することができる。
以下、本発明によるウエーハの研削方法および研削装置の好適な実施形態について、添付図面を参照して更に詳細に説明する。
図1には、本発明に従って構成された研削ホイールが装備された研削装置の斜視図が示されている。
図示の実施形態における研削装置は、略直方体状の装置ハウジング2を具備している。装置ハウジング2の図1において右上端には、静止支持板21が立設されている。この静止支持板21の内側面には、上下方向に延びる2対の案内レール22、22および23、23が設けられている。一方の案内レール22、22には荒研削手段としての荒研削ユニット3が上下方向に移動可能に装着されており、他方の案内レール23、23には仕上げ研削手段としての仕上げ研削ユニット4が上下方向に移動可能に装着されている。
荒研削ユニット3は、ユニットハウジング31と、該ユニットハウジング31の下端に回転自在に装着されたホイールマウント32に装着された研削ホイール33と、該ユニットハウジング31の上端に装着されホイールマウント32を矢印32aで示す方向に回転せしめる電動モータ34と、ユニットハウジング31を装着した移動基台35とを具備している。移動基台35には被案内レール351、351が設けられており、この被案内レール351、351を上記静止支持板21に設けられた案内レール22、22に移動可能に嵌合することにより、荒研削ユニット3が上下方向に移動可能に支持される。図示の形態における荒研削ユニット3は、上記移動基台35を案内レール22、22に沿って移動させ研削ホイール33を研削送りする研削送り機構36を具備している。研削送り機構36は、上記静止支持板21に案内レール22、22と平行に上下方向に配設され回転可能に支持された雄ねじロッド361と、該雄ねじロッド361を回転駆動するためのパルスモータ362と、上記移動基台35に装着され雄ねじロッド361と螺合する図示しない雌ねじブロックを具備しており、パルスモータ362によって雄ねじロッド361を正転および逆転駆動することにより、荒研削ユニット3を上下方向(後述するチャックテーブルの保持面に対して垂直な方向)に移動せしめる。
上記仕上げ研削ユニット4も荒研削ユニット3と同様に構成されており、ユニットハウジング41と、該ユニットハウジング41の下端に回転自在に装着されたホイールマウント42に装着された研削ホイール43と、該ユニットハウジング41の上端に装着されホイールマウント42を矢印42aで示す方向に回転せしめる電動モータ44と、ユニットハウジング41を装着した移動基台45とを具備している。移動基台45には被案内レール451、451が設けられており、この被案内レール451、451を上記静止支持板21に設けられた案内レール23、23に移動可能に嵌合することにより、仕上げ研削ユニット4が上下方向に移動可能に支持される。図示の形態における仕上げ研削ユニット4は、上記移動基台45を案内レール23、23に沿って移動させ研削ホイール43を研削送りする送り機構46を具備している。送り機構46は、上記静止支持板21に案内レール23、23と平行に上下方向に配設され回転可能に支持された雄ねじロッド461と、該雄ねじロッド461を回転駆動するためのパルスモータ462と、上記移動基台45に装着され雄ねじロッド461と螺合する図示しない雌ねじブロックを具備しており、パルスモータ462によって雄ねじロッド461を正転および逆転駆動することにより、仕上げ研削ユニット4を上下方向(後述するチャックテーブルの保持面に対して垂直な方向)に移動せしめる。
図示の実施形態における研削装置は、上記静止支持板21の前側において装置ハウジング2の上面と略面一となるように配設されたターンテーブル5を具備している。このターンテーブル5は、比較的大径の円盤状に形成されており、図示しない回転駆動機構によって矢印5aで示す方向に適宜回転せしめられる。ターンテーブル5には、図示の実施形態の場合それぞれ120度の位相角をもって3個のチャックテーブル6が水平面内で回転可能に配置されている。このチャックテーブル6は、円盤状の基台61とポーラスセラミック材によって円盤状に形成され吸着保持チャック62とからなっており、吸着保持チャック62上(保持面)に載置された被加工物を図示しない吸引手段を作動することにより吸引保持する。このように構成されたチャックテーブル6は、図1に示すように図示しない回転駆動機構によって矢印6aで示す方向に回転せしめられる。ターンテーブル5に配設された3個のチャックテーブル6は、ターンテーブル5が適宜回転することにより被加工物搬入・搬出域A、荒研削加工域B、および仕上げ研削加工域Cおよび被加工物搬入・搬出域Aに順次移動せしめられる。
図示の研削装置は、被加工物搬入・搬出域Aに対して一方側に配設され研削加工前の被加工物であるウエーハをストックする第1のカセット7が載置される第1のカセット載置部70と、被加工物搬入・搬出域Aに対して他方側に配設され研削加工後の被加工物であるウエーハをストックする第2のカセット8が載置される第2のカセット載置部80と、第1のカセット7と被加工物搬入・搬出域Aとの間に配設され被加工物の中心合わせを行う中心合わせ手段9と、被加工物搬入・搬出域Aと第2のカセット8との間に配設されたスピンナー洗浄手段11と、第1のカセット7内に収納された被加工物であるウエーハを中心合わせ手段9に搬出するとともにスピンナー洗浄手段11で洗浄されたウエーハを第2のカセット8に搬送する搬出入手段12と、中心合わせ手段9上に載置され中心合わせされたウエーハを被加工物搬入・搬出域Aに位置付けられたチャックテーブル6上に搬送する第1の搬送手段13と、被加工物搬入・搬出域Aに位置付けられたチャックテーブル6上に載置されている研削加工後のウエーハを洗浄手段11に搬送する第2の搬送手段14を具備している。上記第1のカセット7には、ウエーハ15の表面に保護テープ16が貼着された状態で複数枚収容される。このとき、ウエーハ15は、保護テープ16を上側にして収容される。上記搬出入手段12は被加工物であるウエーハを保持するハンド121を備えており、このハンド121の図1において上面に図示しない吸引手段と連通する吸引孔121aが設けられている。従って、ハンド121の図1において上面にウエーハを支持し図示しない吸引手段を作動することにより、ウエーハはハンド121に吸引保持される。また、上記スピンナー洗浄手段11は、ウエーハを吸引保持するチャックテーブル111と、該チャックテーブル111に保持されたウエーハの上面に洗浄水を供給する第1の洗浄水供給ノズル112(図6参照)と、チャックテーブル111に保持されたウエーハの下面外周部に洗浄水を供給する第2の洗浄水供給ノズル113を備えている。
図示の実施形態における研削装置は、第1のカセット7に収容された研削前のウエーハ15の表面に貼着された保護テープ16に、紫外線を照射してオゾンを生成するとともに活性酸素を生成して該保護テープに親水性を付与する紫外線照射手段50を具備している。紫外線照射手段50は、図示の実施形態においては上記搬出入手段12の作動範囲において中心合わせ手段9と隣接して配設されている。この紫外線照射手段50について、図2乃至図4を参照して説明する。
図2乃至図4に示す紫外線照射手段50は、装置ハウジング2の上記搬出入手段12が開口して形成された配置空間201内に配設される。この紫外線照射手段50は、一方が開口するハウジング51を具備している。ハウジング51は、仕切り壁52によって区画された紫外線照射室511とオゾン処理室512を備えている。なお、仕切り壁52には、中央部上面に上記搬出入手段12のハンド121が挿入可能な凹部521が形成されており、この凹部521の両側に被加工物としてのウエーハを支持するウエーハ支持部522が設けられている。このように形成された紫外線照射室511およびオゾン処理室512は、それぞれ上記搬出入手段12側に開口511aおよび512aを備えている。紫外線照射室511の上部には、波長が184nmの紫外線照射する第1の紫外線を照射器53と波長が254nmの紫外線を照射する第2の紫外線照射器54が交互に配設されている。オゾン処理室512はハウジング51に形成された通路513を介して上記紫外線照射室511と連通されている。また、オゾン処理室512には、上記通路513の開口と対向して鉄粉等からなるオゾン処理フィルター55が配設されているとともに、排出ファン56が配設されている。また、図示の実施形態における紫外線照射手段50は、上記紫外線照射室511の開口511aを適宜開閉するゲート57と該ゲート57を図2および図3において上下方向に作動するゲート作動手段58を具備している。ゲート作動手段58は、エアシリンダ581と該エアシリンダ581内に配設された図示しないピストンに連結されたピストンロッド582とからなっており、ピストンロッド582の先端(図2乃至図4において上端)が上記ゲート57に連結されている。このゲート作動手段58は、ゲート57が図2および図3に示すように紫外線照射室511の開口511aを開放する第1の位置と、図4に示すようにゲート57が紫外線照射室511の開口511aを閉塞する第2の位置に位置付ける。
図示の実施形態における研削装置は以上のように構成されており、以下その作用について説明する。
研削作業を開始する際には、上記紫外線照射手段50のゲート57は図2および図3に示すように紫外線照射室511の開口511aを開放する第一の位置に位置付けられている。研削作業は、先ず搬出入手段12を作動し、ハンド121によって第1のカセット7に収容された研削加工前の被加工物であるウエーハ15を保持する。このとき、ウエーハ15は表面に貼着された保護テープ16を上側にして保持される。次に、搬出入手段12は、ハンド121に保持されたウエーハ15を紫外線照射手段50の紫外線照射室511の開口511aを通して紫外線照射手段50に搬入し、ウエーハ15をウエーハ支持部522上に載置する。このとき、ウエーハ15は表面に貼着された保護テープ16を上側にして載置される。ウエーハ15をウエーハ支持部522上に載置したならば、ゲート作動手段58を作動してゲート57を図4に示すように紫外線照射室511の開口511aを閉塞する第2の位置に位置付ける。次に、紫外線照射室511に配設された第1の紫外線照射器53および第2の紫外線照射器54を附勢し、波長が184nmの紫外線および波長が254nmの紫外線をウエーハ支持部522上に載置されたウエーハ15の表面に貼着された保護テープ16に向けて照射する。この結果、波長が184nmの紫外線によって酸素分子を分解してオゾン(O3)が生成され、波長が254nmの紫外線によってオゾン(O3)が分解され高エネルギーの活性酸素が生成される。このようにして生成された活性酸素がウエーハ15の表面に貼着された保護テープ16に作用することにより、保護テープ16の表面は親水性が向上せしめられる(親水性付与工程)。
上述したように、ウエーハ15の表面に貼着された保護テープ16の上面に親水性が付与されたならば、第1の紫外線照射器53および第2の紫外線照射器54を除勢し、排出ファン56を附勢する。この結果、紫外線照射室511内で生成されたオゾンおよび活性酸素を含んだガスは、通路513を通ってオゾン処理室512に吸引される。このとき、オゾンおよび活性酸素がオゾン処理フィルター55を通過することにより吸収され、ガスはオゾン処理室512の開口512aから排出される。
上述したように、紫外線照射室511内で生成された活性酸素がオゾン処理室512を通過することにより清浄化されたガスが排出されたならば、ゲート作動手段58を作動してゲート57を図2に示すように紫外線照射室511の開口511aを開放する第1の位置に位置付ける。次に、搬出入手段12を作動し、紫外線照射室511のウエーハ支持部522上に載置されているウエーハ15をハンド121によって保持する。このとき、ハンド121は、ウエーハ15の裏面を保持する。そして、搬出入手段12は、ハンド121によって保持したウエーハ15を紫外線照射手段50から搬出し、中心合わせ手段9に搬送する。このとき、ハンド121はウエーハ15を反転して裏面を上側にして中心合わせ手段9に載置する。中心合わせ手段9に載置されたウエーハ15は、6本のピン91の中心に向かう径方向運動により中心合わせされる。中心合わせ手段9に載置され中心合わせされたウエーハ15は、第1の搬送手段13の旋回動作によって被加工物搬入・搬出域Aに位置付けられたチャックテーブル6の吸着保持チャック62上に載置される。そして、図示しない吸引手段を作動して、ウエーハ15を吸着保持チャック62上に吸引保持する。次に、ターンテーブル5を図示しない回転駆動機構によって矢印5aで示す方向に120度回動せしめて、半導体ウエーハを載置したチャックテーブル6を荒研削加工域Bに位置付ける。
ウエーハ15を保持したチャックテーブル6は、荒研削加工域Bに位置付けられると図示しない回転駆動機構によって矢印6aで示す方向に回転せしめられる。一方、荒研削ユニット3の研削ホイール33は、矢印32aで示す方向に回転せしめられつつ研削送り機構36によって所定量下降する。この結果、チャックテーブル6上のウエーハ15の裏面15bに荒研削加工が施される(荒研削工程)。なお、この間に被加工物搬入・搬出域Aに位置付けられた次のチャックテーブル6上には、上述したように研削加工前のウエーハ15が載置される。そして、図示しない吸引手段を作動することにより、ウエーハ15をチャックテーブル6上に吸引保持する。次に、ターンテーブル5を矢印5aで示す方向に120度回動せしめて、荒研削加工されたウエーハ15を保持しているチャックテーブル6を仕上げ研削加工域Cに位置付け、研削加工前のウエーハ15を保持したチャックテーブル6を荒研削加工域Bに位置付ける。
このようにして、荒研削加工域Bに位置付けられたチャックテーブル6上に保持された荒研削加工前のウエーハ15の裏面15bには荒研削ユニット3によって荒研削加工が施され、仕上げ研削加工域Cに位置付けられたチャックテーブル6上に載置され荒研削加工(荒研削工程)された半導体ウエーハ15の裏面15bには仕上げ研削ユニット4によって仕上げ研削加工(仕上げ研削工程)が施される。なお、荒研削工程および仕上げ研削工程においては、図5に示すように研削ホイール33の研削砥石331および研削ホイール43の研削砥石431によるウエーハの研削部に、研削水供給ノズル37および47から研削水が供給される。なお、研削水供給ノズル37および47は図示しない研削水供給源に接続されており、高分子量ポリカルボン酸アルカリ塩が添加されている研削水が供給される。なお、高分子量ポリカルボン酸アルカリ塩が添加された研削水については、本出願人の出願にかかる特願2004−347209を参照されたい。このように研削水が供給されつつ荒研削工程および仕上げ研削工程が実施されると、研削によって発生した研削屑が研削水に混入し、この研削屑が混入した研削水がチャックテーブル6に吸引され保護テープ16との間に侵入して保護テープ16の表面外周部に付着する。しかるに、保護テープ16は上述した親水性付与工程によって親水性が向上せしめられ濡れた状態が維持されるので、研削屑が保護テープ16の表面に強固に付着することはない。なお、図示の実施形態においては、研削水には高分子量ポリカルボン酸アルカリ塩が添加されているので、研削屑の保護テープ16への強固な付着が更に防止できる。
上述したように荒研削工程および仕上げ研削工程を実施したならば、ターンテーブル5を矢印5aで示す方向に120度回動せしめて、仕上げ研削加工したウエーハ15を保持したチャックテーブル6を被加工物搬入・搬出域Aに位置付ける。なお、荒研削加工域Bにおいて荒研削加工されたウエーハ15を保持したチャックテーブル6は仕上げ研削加工域Cに、被加工物搬入・搬出域Aにおいて研削加工前のウエーハ15を保持したチャックテーブル6は荒研削加工域Bにそれぞれ移動せしめられる。
なお、荒研削加工域Bおよび仕上げ研削加工域Cを経由して被加工物搬入・搬出域Aに戻ったチャックテーブル6は、ここで仕上げ研削加工されたウエーハ15の吸着保持を解除する。そして、被加工物搬入・搬出域Aに位置付けられたチャックテーブル6上の仕上げ研削加工されたウエーハ15は、第2の搬送手段14によってスピンナー洗浄手段11のチャックテーブル111上に搬出され、チャックテーブル111に吸引保持される。このとき、ウエーハ15は、図6に示すように研削加工された裏面15bを上側にしてチャックテーブル111に保持される。従って、ウエーハ15の表面に貼着された保護テープ16の表面が下側となり、その中央部がチャックテーブル111に保持される。次に、チャックテーブル111を第1の所定の回転速度で回転するとともに、第1の洗浄水供給ノズル112からウエーハ15の裏面15a(上面)に洗浄水を供給するとともに、第2の洗浄水供給ノズル113からウエーハ15の表面に貼着された保護テープ16の表面(下面)外周部に洗浄水が供給される。このとき、第1の洗浄水供給ノズル112からウエーハ15の裏面15a(上面)に洗浄水を供給するとともに、第2の洗浄水供給ノズル113および第2の洗浄水供給ノズル113は、それぞれ図6において実線で示す位置と2点鎖線で示す位置の間を移動せしめられる。この結果、ウエーハ15の裏面15a(研削面)に付着している研削屑が洗浄除去されるとともに、保護テープ16の表面外周部に付着している研削屑が洗浄除去される。なお、保護テープ16の表面は上述したように親水性が向上せしめられ濡れた状態が維持されるので研削屑は強固に付着していないため、上述した洗浄によって容易に除去することができる。このようにして、ウエーハ15の裏面15a(研削面)および保護テープ16の表面外周部に付着している研削屑の洗浄が終了したならば、第1の洗浄水供給ノズル112および第2の洗浄水供給ノズル113からの洗浄水の供給を遮断し、チャックテーブル111を第1の所定の回転速度より速い第2の所定の回転速度で所定時間回転して、ウエーハ15をスピン乾燥する。このようにして洗浄およびスピン乾燥されたウエーハ15は、第2の搬送手段12によって第2のカセット8に搬送され収納される。
以上のように本発明を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は実施形態のみに限定されるものではない。図示の実施形態においては、親水性付与工程を研削装置に装備された紫外線照射手段50によって実施する例を示したが、研削装置に隣接して配置した紫外線照射手段によって親水性付与工程を実施してもよい。
本発明に従って構成された研削装置の斜視図。 図1に示す研削装置に装備される紫外線照射手段の正面図。 図2に示す紫外線照射手段のゲートを第1の位置に位置付けた状態を示す断面図。 図2に示す紫外線照射手段のゲートを第2の位置に位置付けた状態を示す断面図。 図1に示す研削装置に装備される研削手段による研削加工状態を示す説明図。 図1に示す研削装置に装備されるスピンナー洗浄手段による洗浄上体を示す説明図。
符号の説明
2:装置ハウジング
3:荒研削ユニット
33:研削ホイール
332:砥石セグメント
4:仕上げ研削ユニット
43:研削ホイール
5:ターンテーブル
6:チャックテーブル
7:第1のカセット
8:第2のカセット
9:中心合わせ手段
11:スピンナー洗浄手段
12:搬出入手段
14:第2の搬送手段
15:半導体ウエーハ
16:保護テープ
50:紫外線照射手段
51:ハウジング
511:紫外線照射室
512:オゾン処理室
57:ゲート
58:ゲート作動手段

Claims (6)

  1. 表面に保護テープを貼着したウエーハの研削方法であって、
    ウエーハの表面に貼着された該保護テープに紫外線を照射してオゾンを生成するとともに活性酸素を生成して該保護テープに親水性を付与する親水性付与工程と、
    親水性が付与された該保護テープが貼着されたウエーハの該保護テープ側をチャックテーブルに保持し、チャックテーブルに保持されたウエーハの研削部に研削水を供給しつつ研削手段によりウエーハの裏面を研削する研削工程、を含む、
    ことを特徴とするウエーハの研削方法。
  2. 該親水性付与工程においてウエーハの表面に貼着された該保護テープに照射する紫外線は、波長が184nmの紫外線と波長が254nmの紫外線である、請求項1記載のウエーハの研削方法。
  3. 該研削水には、高分子量ポリカルボン酸アルカリ塩が添加されている、請求項1又は2記載のウエーハの研削方法。
  4. ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハの研削部に研削水を供給しつつ研削する研削手段と、表面に保護テープが貼着されたウエーハを収容したカセットが載置されるカセット載置部と、該カセット載置部に載置されたカセットに収容されているウエーハを搬出する搬出手段と、該搬出手段によって搬出されたウエーハの中心位置を合わせる中心合わせ手段と、該中心合わせ手段によって中心位置を合わせされたウエーハを該チャックテーブルに搬送する搬送手段と、を具備する研削装置において、
    該搬出手段の作動範囲に配設されウエーハの表面に貼着された該保護テープに紫外線を照射してオゾンを生成するとともに活性酸素を生成して該保護テープに親水性を付与する紫外線照射手段を具備している、
    ことを特徴とする研削装置。
  5. 該紫外線照射手段は、ウエーハを収容する紫外線照射室と、該紫外線照射室内に配設され波長が184nmの紫外線照射する第1の紫外線照射器と波長が254nmの紫外線照射する第2の紫外線照射器とを具備している、請求項4記載の研削装置。
  6. 該紫外線照射手段は、該紫外線照射室と連通するオゾン処理室を備えている、請求項5記載の研削装置。
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