JP2006299650A - 送り出し方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 架設桁を必要としない送り出し方法の提供。
【解決手段】 複数の橋脚12で支持する桁11を跨対象物10の上方に立体交差させる方法であって、前記桁11を支持する前記橋脚12のうち前記跨対象物10を挟む前記橋脚12間以外の任意の前記橋脚12間を第1区間とし、前記第1区間の跨対象物10側と反対側に隣接する前記橋脚12間を第2区間とし、前記第1区間で第1桁を、前記第2区間で第2桁を組み立て、前記第1桁を上昇手段により上昇し、前記跨対象物10側に送り出して前記橋脚12上に載置し、前記第2桁を前記上昇手段により上昇し、前記跨対象物10側に送り出して前記橋脚12上に載置し、前記第2桁の端部と前記第1桁の端部とを接触させて結合して送り出し桁11とし、支持手段により荷重を支持しつつ、送り出し手段により前記跨対象物10側へ送り出す送り出し方法。
【選択図】 図1
【解決手段】 複数の橋脚12で支持する桁11を跨対象物10の上方に立体交差させる方法であって、前記桁11を支持する前記橋脚12のうち前記跨対象物10を挟む前記橋脚12間以外の任意の前記橋脚12間を第1区間とし、前記第1区間の跨対象物10側と反対側に隣接する前記橋脚12間を第2区間とし、前記第1区間で第1桁を、前記第2区間で第2桁を組み立て、前記第1桁を上昇手段により上昇し、前記跨対象物10側に送り出して前記橋脚12上に載置し、前記第2桁を前記上昇手段により上昇し、前記跨対象物10側に送り出して前記橋脚12上に載置し、前記第2桁の端部と前記第1桁の端部とを接触させて結合して送り出し桁11とし、支持手段により荷重を支持しつつ、送り出し手段により前記跨対象物10側へ送り出す送り出し方法。
【選択図】 図1
Description
本発明は、橋桁等の送り出し方法に関する。
従来、鉄道、道路、河川及び峡谷等の跨対象物上に桁を架設する方法として、送り出し方法が知られている。送り出し方法は、図18に示すように、跨対象物10の際の橋脚12を始めとする橋脚12間にベント51を設置し、その上に架設桁52を設け、桁11及び手延機20を組み立てる(以下、地組立)。組み立て後、台車53により桁11の送り出しを行う。この送り出し方法の一例が下記特許文献1及び特許文献2に開示されている。
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2に開示されている送り出し方法では、架設桁52は桁11及び手延機20も含めた全長に渡り設置する必要がある。これらは跨対象物10の幅が広い場合、また、橋脚12の高さが高い場合に、ベント51及び架設桁52の設備重量が大きくなり、それにともない工事期間が長期に渡り、工事費用が増大してしまう。
このことから、本発明は、架設桁を必要としない送り出し方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決する第1の発明(請求項1に対応)に係る送り出し方法は、複数の橋脚で支持する桁を跨対象物の上方に立体交差させる方法であって、前記桁を支持する前記橋脚のうち前記跨対象物を挟む前記橋脚間以外の任意の前記橋脚間を第1区間とし、前記第1区間の前記跨対象物側と反対側に隣接する前記橋脚間を第2区間とし、前記第1区間で第1桁を組み立て、前記第2区間で第2桁を組み立て、前記第1桁を上昇手段により上昇し、前記跨対象物側に送り出して前記橋脚上に載置し、前記第2桁を前記上昇手段により上昇し、前記跨対象物側に送り出して前記橋脚上に載置し、さらに前記第2桁を送り出し、前記第2桁の端部と前記第1桁の端部とを接触させて結合して送り出し桁とし、支持手段により前記送り出し桁の荷重を支持しつつ、送り出し手段により前記送り出し桁を前記跨対象物側に送り出すことを特徴とする。
上記の課題を解決する第2の発明(請求項2に対応)に係る送り出し方法は、第1の発明に係る送り出し方法において、前記上昇手段として、上下方向に伸張及び収縮可能な大揚程上昇装置と、前記大揚程上昇装置を支持する装置ベントと、前記第1桁及び第2桁を支持する支持ベントを用いることを特徴とする。
上記の課題を解決する第3の発明(請求項3に対応)に係る送り出し方法は、第1の発明又は第2の発明に係る送り出し方法において、前記送り出し手段として、ワイヤと前記ワイヤを牽引するワイヤクランプジャッキを用いることを特徴とする。
上記の課題を解決する第4の発明(請求項4に対応)に係る送り出し方法は、第1の発明ないし第3の発明のいずれかに係る送り出し方法において、前記支持手段として、前記送り出し桁の端部に設置可能で、伸縮可能な伸縮手延機を用いることを特徴とする。
第1の発明に係る送り出し方法によれば、地上において桁の地組立を行うため、桁の組み立て精度の向上を図ることができる。また、従来の送り出し方法で用いられていた架設桁及びベントを必要としないため、跨対象物の幅が広い場合や橋脚の高さが高い場合であっても設備の省略化及び作業効率の改善を図ることができ、これにより、工事費用を削減することができる。
第2の発明に係る送り出し方法によれば、上昇手段として、伸張及び収縮が可能な大揚程上昇装置とこの大揚程上昇装置を支持する装置ベントと第1桁及び第2桁を支持する支持ベントを用いることにより、橋梁桁を上昇するためのクレーン車等の重機を必要としないため、作業スペースが狭小な場合や、桁の上空に既に構造物が存在する場所であっても作業を行うことができる。
第3の発明に係る送り出し方法によれば、送り出し手段として、ワイヤとこのワイヤを牽引するワイヤクランプジャッキを用いることにより、結合位置が多少異なってもワイヤが柔軟であるため対応が容易であり、多少の角度が付いてもワイヤをガイドすることにより対応が容易であり、張力によってワイヤ自体が適度に伸縮するため張力管理が容易であり、余分なワイヤは巻き取ることにより処理することが容易である。
第4の発明に係る送り出し方法によれば、支持手段として、送り出し桁の端部に設置可能で、伸縮可能な伸縮手延機を用いることにより、送り出し桁が片持ちとなることを防ぐことができるため、第1区間及び第2区間の間隔が広く、第1桁及び第2桁の長さが長い場合であっても送り出し桁が自らの重みで崩壊することを防ぐことができる。
本発明に係る送り出し方法の実施例について、図1から図16を用いて説明する。図1は実施例1に係る送り出し方法の概要を示す側面図、図2は実施例1に係る送り出し方法の第1段階完了時の側面図、図3は実施例1に係る送り出し方法の第2段階完了時の側面図、図4は実施例1に係る送り出し方法の第3段階完了時の側面図、図5は実施例1に係る送り出し方法の第4段階完了時の側面図、図6は実施例1に係る送り出し方法の第5段階完了時の側面図、図7は実施例1に係る送り出し方法の第6段階完了時の側面図、図8は実施例1に係る送り出し方法の第7段階完了時の側面図、図9は実施例1に係る送り出し方法の第8段階完了時の側面図、図10は実施例1に係る送り出し方法の第9段階完了時の側面図、図11は実施例1に係る送り出し方法の第10段階完了時の側面図、図12は実施例1に係る送り出し方法の第11段階完了時の側面図、図13は実施例1に係る送り出し方法の第12段階完了時の側面図、図14は実施例1に係る送り出し方法の第13段階完了時の側面図、図15は実施例1に係る送り出し方法の第14段階完了時の側面図、図16は実施例1に係る送り出し方法の第15段階完了時の側面図、図17は実施例1に係る送り出し方法の第16段階完了時の側面図である。
以下、本実施例に係る送り出し方法に用いられる装置の概要について説明する。図1に示すように、高速道路等の跨対象物10の側方の地面27には基礎28の上部に設けた橋脚12がある。この橋脚12は跨対象物10の上方に桁11を立体交差させるためのものである。
この橋脚12の上部に、桁11を跨対象物10の方向に送り出すために必要な送り装置13を設置する。この送り装置13は上下方向での伸張及び収縮が可能であり、また、駆動力を持たせることにより送り装置13自体の力により送り出しを行うことも可能である。
桁11の下部には、桁11を上昇させるための大揚程上昇装置16と、桁11を一時的に支持する支持ベント17を設置する。また、大揚程上昇装置16の上部には、桁11を跨対象物10方向に送り出すための縦送り装置18を設置し、下部には装置ベント19を設置する。
桁11を跨対象物10側に送り出す際に桁11が片持ち状態になることを防ぐため、桁11の跨対象物10側の端部に手延機20を設置し、反対側の端部に伸縮手延機21を設置する。手延機20は鋼製の構造物により構成して作製する。伸縮手延機21は複数の鋼製の角柱を入れ子状に構成することにより作製し、この構造により伸縮が可能となっている。
本実施例では4本の鋼製の角柱を用いることで4段の伸縮手延機21となっているが、それ以外の段数の伸縮手延機21を用いてもよい。また、伸縮手延機21は連結構22を介して桁11の端部に結合する。このため、連結構22を交換することにより、伸縮手延機21はあらゆる工事現場の桁11に取り付けることができる。
以下、本実施例に係る送り出し方法の作業手順を各段階毎に説明する。
[第1段階]
各橋脚12の間の地上において架台14(図2参照)を設置した上で、この架台14の上部に各ブロック15毎に分かれている桁11を各橋脚12間内に収まる範囲内の長さだけ地組立する。本実施例では図1にAで示す跨対象物10から2つ目の橋脚12と3つ目の橋脚12の間の区間を第1区間とし、Bで示す3つ目と4つ目の橋脚12の間の区間を第2区間とする。第1段階の作業が完了した状態を図2に示す。
[第1段階]
各橋脚12の間の地上において架台14(図2参照)を設置した上で、この架台14の上部に各ブロック15毎に分かれている桁11を各橋脚12間内に収まる範囲内の長さだけ地組立する。本実施例では図1にAで示す跨対象物10から2つ目の橋脚12と3つ目の橋脚12の間の区間を第1区間とし、Bで示す3つ目と4つ目の橋脚12の間の区間を第2区間とする。第1段階の作業が完了した状態を図2に示す。
[第2段階]
第1段階の作業が完了した後、桁11a(第1桁、図3参照)の下部に、桁11aを上昇させるための大揚程上昇装置16(図3参照)と、支持ベント17(図3参照)を設置する。また、大揚程上昇装置16の上部には、縦送り装置18(図3参照)を設置する。そして、桁11aの下面に支持ベント17の上部及び縦送り装置18の上部をボルト締め等により結合する。第2段階の作業が完了した状態を図3に示す。
第1段階の作業が完了した後、桁11a(第1桁、図3参照)の下部に、桁11aを上昇させるための大揚程上昇装置16(図3参照)と、支持ベント17(図3参照)を設置する。また、大揚程上昇装置16の上部には、縦送り装置18(図3参照)を設置する。そして、桁11aの下面に支持ベント17の上部及び縦送り装置18の上部をボルト締め等により結合する。第2段階の作業が完了した状態を図3に示す。
[第3段階]
第2段階の作業が完了した後、大揚程上昇装置16を伸張し、支持ベント17を桁11aごと持ち上げてそれにより生じた隙間に支持ベント17を継ぎ足す。その後、大揚程上昇装置16を収縮し、桁11aに吊るされた状態になった大揚程上昇装置16の下部に生じた隙間に装置ベント19を継ぎ足し再び大揚程上昇装置16を伸張する。これらの作業を繰り返し行うことで、桁11aを送り装置13a上に載置するのに都合のよい高さまで上昇させる。本実施例では、大揚程上昇装置16、支持ベント17及び装置ベント19が上昇手段である。第3段階の作業が完了した状態を図4に示す。
第2段階の作業が完了した後、大揚程上昇装置16を伸張し、支持ベント17を桁11aごと持ち上げてそれにより生じた隙間に支持ベント17を継ぎ足す。その後、大揚程上昇装置16を収縮し、桁11aに吊るされた状態になった大揚程上昇装置16の下部に生じた隙間に装置ベント19を継ぎ足し再び大揚程上昇装置16を伸張する。これらの作業を繰り返し行うことで、桁11aを送り装置13a上に載置するのに都合のよい高さまで上昇させる。本実施例では、大揚程上昇装置16、支持ベント17及び装置ベント19が上昇手段である。第3段階の作業が完了した状態を図4に示す。
[第4段階]
第3段階の作業が完了した後、桁11aと支持ベント17との結合を解除した後に、大揚程上昇装置16上部の縦送り装置18と橋脚12a上部の送り装置13aを用いて、桁11aを跨対象物10側に送り出し、桁11aの跨対象物10側の端部を送り装置13a上に載置して支持するようにする。このように、跨対象物10に近い方の桁11aから先に送り出しを行う。第4段階の作業が完了した状態を図5に示す。
第3段階の作業が完了した後、桁11aと支持ベント17との結合を解除した後に、大揚程上昇装置16上部の縦送り装置18と橋脚12a上部の送り装置13aを用いて、桁11aを跨対象物10側に送り出し、桁11aの跨対象物10側の端部を送り装置13a上に載置して支持するようにする。このように、跨対象物10に近い方の桁11aから先に送り出しを行う。第4段階の作業が完了した状態を図5に示す。
[第5段階]
第4段階の作業が完了した後、桁11aの跨対象物10側の端部を支持している橋脚12aから遠い方にある支持ベント17a(図6参照)の上部を桁11aの下部と結合し、この支持ベント17aを残して大揚程上昇装置16、支持ベント17及び装置ベント19を解体して撤去する。第5段階の作業が完了した状態を図6に示す。
第4段階の作業が完了した後、桁11aの跨対象物10側の端部を支持している橋脚12aから遠い方にある支持ベント17a(図6参照)の上部を桁11aの下部と結合し、この支持ベント17aを残して大揚程上昇装置16、支持ベント17及び装置ベント19を解体して撤去する。第5段階の作業が完了した状態を図6に示す。
[第6段階]
第5段階の作業が完了した後、第2段階から第5段階の作業を、第2区間B(図2参照)に対しても実施し、桁11b(図7参照)を送り装置13b上に載置するのに都合のよい高さまで上昇させる。大揚程上昇装置16上部の縦送り装置18と、橋脚12b上部の送り装置13bを用いて、桁11bを跨対象物10方向に送り出す。そして、送り出した桁11bと隣接する桁11aとを接合し、これらをボルト締め等により結合する。第6段階の作業が完了した状態を図7に示す。
第5段階の作業が完了した後、第2段階から第5段階の作業を、第2区間B(図2参照)に対しても実施し、桁11b(図7参照)を送り装置13b上に載置するのに都合のよい高さまで上昇させる。大揚程上昇装置16上部の縦送り装置18と、橋脚12b上部の送り装置13bを用いて、桁11bを跨対象物10方向に送り出す。そして、送り出した桁11bと隣接する桁11aとを接合し、これらをボルト締め等により結合する。第6段階の作業が完了した状態を図7に示す。
[第7段階]
第6段階の作業が完了した後、桁11bの跨対象物10側の端部を支持している橋脚12から遠い方にある支持ベント17bを残して大揚程上昇装置16、支持ベント17及び装置ベント19を解体して撤去する。第7段階の作業が完了した状態を図8に示す。
第6段階の作業が完了した後、桁11bの跨対象物10側の端部を支持している橋脚12から遠い方にある支持ベント17bを残して大揚程上昇装置16、支持ベント17及び装置ベント19を解体して撤去する。第7段階の作業が完了した状態を図8に示す。
[第8段階]
第7段階の作業が完了した後、桁11(送り出し桁)の跨対象物10側の端部に手延機20(図9参照)をクレーン車23(図9参照)により設置し、跨対象物10と反対側の端部に伸縮手延機21(図9参照)をクレーン車23により設置する。本実施例では伸縮手延機21が支持手段である。また、手延機20及び伸縮手延機21はクレーン車23により設置するが、この場合クレーン車23は桁11の幅よりも内側で作業を行うため、工事区域が狭小な場合であっても作業を行うことができる。第8段階の作業が完了した状態を図9に示す。
第7段階の作業が完了した後、桁11(送り出し桁)の跨対象物10側の端部に手延機20(図9参照)をクレーン車23(図9参照)により設置し、跨対象物10と反対側の端部に伸縮手延機21(図9参照)をクレーン車23により設置する。本実施例では伸縮手延機21が支持手段である。また、手延機20及び伸縮手延機21はクレーン車23により設置するが、この場合クレーン車23は桁11の幅よりも内側で作業を行うため、工事区域が狭小な場合であっても作業を行うことができる。第8段階の作業が完了した状態を図9に示す。
[第9段階]
第8段階の作業が完了した後、伸縮手延機21の跨対象物10側の端部(以下、後端部21a)にワイヤ24a(図10参照)を結合し、このワイヤ24aを伸縮手延機21よりも跨対象物10側にある橋脚12bに設置したワイヤクランプジャッキ25a(図10参照)で牽引することにより、桁11を跨対象物10側に送り出す。本実施例では、ワイヤ24a及びワイヤクランプジャッキ25aが送り出し手段である。
第8段階の作業が完了した後、伸縮手延機21の跨対象物10側の端部(以下、後端部21a)にワイヤ24a(図10参照)を結合し、このワイヤ24aを伸縮手延機21よりも跨対象物10側にある橋脚12bに設置したワイヤクランプジャッキ25a(図10参照)で牽引することにより、桁11を跨対象物10側に送り出す。本実施例では、ワイヤ24a及びワイヤクランプジャッキ25aが送り出し手段である。
伸縮手延機21の跨対象物10側とは反対側の端部(以下、先端部21b)は橋脚12cの上部で、連結材26c(図10参照)にボルト締め等により結合する。結合の後ワイヤクランプジャッキ25aを作動させることにより桁11及び伸縮手延機21が先端部21bを固定として伸張する。第9段階の作業が完了した状態を図10に示す。
[第10段階]
第9段階の作業が完了した後、さらに桁11を送り出す。これに伴い伸縮手延機21も伸張する。第10段階の作業が完了した状態を図11に示す。
第9段階の作業が完了した後、さらに桁11を送り出す。これに伴い伸縮手延機21も伸張する。第10段階の作業が完了した状態を図11に示す。
[第11段階]
第10段階の作業が完了した後、伸縮手延機21の後端部21aが橋脚12bの上部に到達した時点で、伸縮手延機21の先端部21bと連結材26cとの結合を解除し、伸縮手延機21の先端部21bにワイヤ24b(図12参照)を結合し、このワイヤ24bを伸縮手延機21よりも跨対象物10側にある橋脚12bに設置したワイヤクランプジャッキ25aで牽引することにより、伸縮手延機21を縮小する。第11段階の作業が完了した状態を図12に示す。
第10段階の作業が完了した後、伸縮手延機21の後端部21aが橋脚12bの上部に到達した時点で、伸縮手延機21の先端部21bと連結材26cとの結合を解除し、伸縮手延機21の先端部21bにワイヤ24b(図12参照)を結合し、このワイヤ24bを伸縮手延機21よりも跨対象物10側にある橋脚12bに設置したワイヤクランプジャッキ25aで牽引することにより、伸縮手延機21を縮小する。第11段階の作業が完了した状態を図12に示す。
[第12段階]
第11段階の作業が完了した後、伸縮手延機21を最小の状態まで収縮する。第12段階の作業が完了した状態を図13に示す。
第11段階の作業が完了した後、伸縮手延機21を最小の状態まで収縮する。第12段階の作業が完了した状態を図13に示す。
[第13段階]
第12段階の作業が完了した後、伸縮手延機21の後端部21aにワイヤ24c(図14参照)を結合し、このワイヤ24cを伸縮手延機21よりも跨対象物10側にある橋脚12aに設置したワイヤクランプジャッキ25b(図14参照)で牽引することにより、桁11を跨対象物10側に送り出す。第13段階の作業が完了した状態を図14に示す。
第12段階の作業が完了した後、伸縮手延機21の後端部21aにワイヤ24c(図14参照)を結合し、このワイヤ24cを伸縮手延機21よりも跨対象物10側にある橋脚12aに設置したワイヤクランプジャッキ25b(図14参照)で牽引することにより、桁11を跨対象物10側に送り出す。第13段階の作業が完了した状態を図14に示す。
[第14段階]
第13段階の作業が完了した後、伸縮手延機21の先端部21bが橋脚12bの上部に到達した時点で、伸縮手延機21の先端部21bを橋脚12bの上部に設置した連結材26b(図15参照)にボルト締め等により結合する。第14段階の作業が完了した状態を図15に示す。
第13段階の作業が完了した後、伸縮手延機21の先端部21bが橋脚12bの上部に到達した時点で、伸縮手延機21の先端部21bを橋脚12bの上部に設置した連結材26b(図15参照)にボルト締め等により結合する。第14段階の作業が完了した状態を図15に示す。
[第15段階]
第14段階の作業が完了した後、第9段階から第14段階の作業を繰り返し行うことにより、桁11が跨対象物10の上方を跨ぐ。第15段階の作業が完了した状態を図16に示す。
第14段階の作業が完了した後、第9段階から第14段階の作業を繰り返し行うことにより、桁11が跨対象物10の上方を跨ぐ。第15段階の作業が完了した状態を図16に示す。
[第16段階]
第15段階の作業が完了した後、手延機20及び伸縮手延機21を解体し撤去して桁11の送り出しを完了する。第16段階の作業が完了した状態を図17に示す。
第15段階の作業が完了した後、手延機20及び伸縮手延機21を解体し撤去して桁11の送り出しを完了する。第16段階の作業が完了した状態を図17に示す。
本実施例に係る送り出し方法によれば、地上において桁11の地組立を行うため、桁11の組み立て精度の向上を図ることができる。また、従来の送り出し方法(図18参照)で用いられていた架設桁52及びベント51を必要としないため、跨対象物10の幅が広い場合や橋脚12の高さが高い場合であっても、設備の省略化及び作業効率の改善を図ることができ、これにより、コストを削減することができる。
また、伸張及び収縮が可能な大揚程上昇装置16と大揚程上昇装置16を支持する装置ベント19と桁11a及び桁11bを支持する支持ベント17を用いることにより、桁11を上昇するためにクレーン車23等の重機を必要としないため、作業スペースが狭小な場合や、桁11の上空に既に構造物が存在する場所であっても作業を行うことができる。
また、ワイヤ24a,24b,24cと、これらを牽引するワイヤクランプジャッキ25a,25bを用いることにより、結合位置が多少異なってもワイヤ24a,24b,24cが柔軟であるため対応が容易であり、多少の角度が付いてもワイヤ24a,24b,24cをガイドすることにより対応が容易であり、張力によってワイヤ24自体が適度に伸縮するため張力管理が容易であり、余分なワイヤ24a,24b,24cは巻き取ることにより処理することが容易である。
本発明に係る送り出し方法は、跨対象物の幅が広い場合、また、橋脚の高さが高い場合に有効である。
10 跨対象物
11,11a,11b 桁
12,12a,12b,12c 橋脚
13 送り装置
14 架台
15 ブロック
16 大揚程上昇装置
17,17a,17b 支持ベント
18 縦送り装置
19 装置ベント
20 手延機
21 伸縮手延機
22 連結構
23 クレーン車
24a,24b,24c ワイヤ
25a,25b ワイヤクランプジャッキ
26b,26c 連結材
27 地面
28 基礎
51 ベント
52 架設桁
53 台車
11,11a,11b 桁
12,12a,12b,12c 橋脚
13 送り装置
14 架台
15 ブロック
16 大揚程上昇装置
17,17a,17b 支持ベント
18 縦送り装置
19 装置ベント
20 手延機
21 伸縮手延機
22 連結構
23 クレーン車
24a,24b,24c ワイヤ
25a,25b ワイヤクランプジャッキ
26b,26c 連結材
27 地面
28 基礎
51 ベント
52 架設桁
53 台車
Claims (4)
- 複数の橋脚で支持する桁を跨対象物の上方に立体交差させる方法であって、
前記桁を支持する前記橋脚のうち前記跨対象物を挟む前記橋脚間以外の任意の前記橋脚間を第1区間とし、前記第1区間の前記跨対象物側と反対側に隣接する前記橋脚間を第2区間とし、前記第1区間で第1桁を組み立て、前記第2区間で第2桁を組み立て、
前記第1桁を上昇手段により上昇し、前記跨対象物側に送り出して前記橋脚上に載置し、
前記第2桁を前記上昇手段により上昇し、前記跨対象物側に送り出して前記橋脚上に載置し、
さらに前記第2桁を送り出し、前記第2桁の端部と前記第1桁の端部とを接触させて結合して送り出し桁とし、
支持手段により前記送り出し桁の荷重を支持しつつ、送り出し手段により前記送り出し桁を前記跨対象物側に送り出す
ことを特徴とする送り出し方法。 - 請求項1に記載する送り出し方法において、
前記上昇手段として、上下方向に伸張及び収縮可能な大揚程上昇装置と、前記大揚程上昇装置を支持する装置ベントと、前記第1桁及び第2桁を支持する支持ベントを用いる
ことを特徴とする送り出し方法。 - 請求項1又は請求項2に記載する送り出し方法において、
前記送り出し手段として、ワイヤと前記ワイヤを牽引するワイヤクランプジャッキを用いる
ことを特徴とする送り出し方法。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載する送り出し方法において、
前記支持手段として、前記送り出し桁の端部に設置可能で、伸縮可能な伸縮手延機を用いる
ことを特徴とする送り出し方法。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2005-04-21 JP JP2005123168A patent/JP2006299650A/ja not_active Withdrawn
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