JP2006291417A - ストッキング又はソックスにおけるズレ防止構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明はシリコンの粘着力を利用してストッキング又はソックスのズレ止めを図ると共に、該シリコンの粘着力によるズレ止め抗力を増長するストッキング又はソックスにおけるズレ防止構造を提供する。
【解決手段】履き口2を形成する口縁部が内側口縁部4と外側口縁部5との二重構造を有し、該内側口縁部4が外側口縁部5の上端から内側へ折り返して形成され、該内側口縁部4の折り返し端を外側口縁部5に縫着して成るストッキング1又はソックスにおいて、上記内側口縁部4の内周面にシリコンを塗布して太腿又は足首又はふくらはぎに接するシリコン粘着層6を形成すると共に、該シリコンを上記内側口縁部4の編み目を通し含浸して上記外側口縁部5の内周面に粘着し一体貼り合わせ構造にしたストッキング又はソックスにおけるズレ防止構造。
【選択図】 図2
【解決手段】履き口2を形成する口縁部が内側口縁部4と外側口縁部5との二重構造を有し、該内側口縁部4が外側口縁部5の上端から内側へ折り返して形成され、該内側口縁部4の折り返し端を外側口縁部5に縫着して成るストッキング1又はソックスにおいて、上記内側口縁部4の内周面にシリコンを塗布して太腿又は足首又はふくらはぎに接するシリコン粘着層6を形成すると共に、該シリコンを上記内側口縁部4の編み目を通し含浸して上記外側口縁部5の内周面に粘着し一体貼り合わせ構造にしたストッキング又はソックスにおけるズレ防止構造。
【選択図】 図2
Description
本発明はナイロン糸等で編成されたストッキング又はソックスにおけるズレ止め構造に関する。
従来、太腿までの丈を有するストッキングや、膝以下の丈を有するソックスにおいては履き口を形成する口縁部に編成ゴム帯を縫着するか、ポリウレタン系弾性糸又はゴム糸を口縁部に編み込む等して、同口縁部に緊縮力を持たせ、着用時のズレ止めを図っている。
然しながらこれらストッキングの履き口を形成する口縁部に緊縮力を持たせズレ止めを図る方法では、太腿や足首又はふくらはぎに締め付け痕を形成する、常に緊縮力が加わり不快な念を抱かせる等の問題を有している。
他方特許文献1乃至3はストッキングやソックスのズレ止め手段として、シリコンの粘着力を応用する方法を提案している。
例えば特許文献1においては、ストッキングの履き口の口縁部に弾性糸を編み込んで緊縮帯域(摩擦帯域)を形成すると共に、該緊縮帯域から上方へ延設した伸縮生地の内周面に環状にシリコンを塗布し、該環状シリコン粘着層と上記緊縮帯域の協働によってズレ止めを図る構造としている。
又特許文献2においては、ストッキング又はソックスの履き口を形成する口縁部内面にシリコンを微粒子状に吹き付けて編み糸上に固着し、シリコンを編み目内へ浸入させずにシリコン粘着層を形成してズレ止めを図る構成を採っている。
又特許文献3は靴下の履き口部に伸縮性を保有させると共に、この履き口部の内周面に環状にシリコンやゴムから成る滑り止め条を付設し、上記ズレ止めを図る構成としている。
特開2002−227002号公報
特開2002−146601号公報
実開昭58−189104号公報
一般にストッキングやソックスにおいては履き口の上端を内側へ折り返し、該折り返し端を縫着し二重構造としている。即ち履き口の口縁部は上記折り返しによって形成した内側口縁部と、該内側口縁部に対面する外側口縁部との二重構造にし、補強を図っている。
本発明は上記履き口の口縁部を折り返しによって二重構造にしたストッキングやソックスにおいて、上記各特許文献に開示されたシリコンの粘着を利用したズレ止め技術を採用しつつ、上記履き口を二重構造にしたストッキングやソックスにおいて、上記シリコン応用の粘着によるズレに対する抵抗力を大幅に向上したズレ防止構造を提供するものである。
即ち本発明は上記二重構造にした履き口の上記外側口縁部をシリコンによるズレ止め抗力を強化する手段として有効に寄与せしめたストッキング又はソックスにおけるズレ防止構造を提供する。
又本発明は上記履き口の口縁部を形成する内側口縁部と外側口縁部間における滑りを防止しつつ、両者を一体貼り合わせ構造にして繰り返し引っ張りや、ガーターベルトの把持に対する強度を向上せしめたストッキング又はソックスにおけるズレ防止構造を提供するものである。
要述すると、本発明は履き口の上端を内側へ折り返し、該折り返し端を縫着し二重構造(袋構造)としたストッキングやソックス、即ち履き口の口縁部を上記折り返しによって形成した内側口縁部と、該内側口縁部に対面する外側口縁部との二重構造にし、補強を図ったストッキングやソックスにおいて、上記内側口縁部の内表面にシリコンを塗布して太腿又は足首又はふくらはぎに接するシリコン粘着層を形成すると共に、該シリコンを上記内側口縁部の編み目を通し含浸し、該含浸層を上記外側口縁部の内表面に粘着し、内外側口縁部を一体貼り合わせ構造にし、外側口縁部をシリコンによるズレ止め抗力を向上せしめる手段として寄与せしめたものである。
好ましくは、上記シリコン粘着層は内側口縁部の周方向に間隔をおいて配置された多数の粘着ランドを有し、各粘着ランド間にストッキング生地又はソックス生地を露出する構造にする。
以下発明を実施するための最良の形態を図1乃至図6に基づき説明する。尚図面はストッキングを代表例として示している。
太腿までの丈を有するストッキング1や、膝以下の丈を有するソックスは編み糸の既知の編み構造によって全体に伸縮性を付与している。該ストッキング1やソックスにおいては履き口2の上端を内側へ折り返し、該折り返し端を本体に縫着し二重構造としている。
即ち履き口2の口縁部3は上記折り返しによって形成した内側口縁部4と、該内側口縁部4に対面する外側口縁部5との二重構造であり、これにより口縁部3の補強を図っている。又はこの口縁部3に弾性糸を編み込んで、補強を図りつつ緊縮力を付加している。
上記履き口2の口縁部3を上記折り返しによって形成した内側口縁部4と、該内側口縁部4に対面する外側口縁部5との二重構造にしたストッキング1やソックスにおいて、上記内側口縁部4の内表面にシリコンを塗布して太腿又は足首又はふくらはぎに接するシリコン粘着層6を形成する。
更に上記シリコンを上記内側口縁部4の編み目を通し含浸し、該含浸層7を上記外側口縁部5の内表面に粘着し、内外側口縁部4,5を一体貼り合わせ構造にする。
よって履き口2を形成する口縁部3に上記粘着層帯域と含浸層帯域を形成する。
上記シリコン粘着層6は内側口縁部4の周方向に間隔をおいて配置された多数の粘着ランド8を有し、各粘着ランド8間にストッキング生地又はソックス生地を間隔的に露出する構造にしたものである。9は該生地露出部を示す。
具体例として図2に示すように、上記口縁部3の上端縁に沿って環状に上部シリコン粘着層6aを形成すると共に、口縁部3の下端縁に沿って環状に下部シリコン粘着層6bを形成し、該上下環状シリコン粘着層6a,6b間を周方向に間隔をおいて配置された多数の粘着ランド8で連結する。よって各粘着ランド8間、即ち上下環状シリコン粘着層6a,6bと各粘着ランド8によりストッキング生地又はソックス生地の露出部9を画成し間隔的に配置する。
図4に示すように、上記上下環状シリコン粘着層6a,6bは内側口縁部4の編み目を通して含浸され、該上下環状含浸層7a,7bが外側口縁部5の内周面に周方向に上下に間隔を置いて粘着し、内外側口縁部4,5を上下環状に一体貼り合わせ構造にする。
同様に図3に示すように、上記粘着ランド8を形成する隔設粘着層6cは内側口縁部4の編み目を通して含浸せしめ、該隔設含浸層7cを外側口縁部5の内周面に周方向に間隔を置いて粘着し、内外側口縁部4,5を間隔的に一体貼り合わせ構造にする。
又は他の具体例として図5に示すように、上記上下環状シリコン粘着層6a,6bを形成せずに、ストッキング1又はソックスの履き口2の内周面、即ち内側口縁部4の内周面に周方向に間隔を置いて多数の粘着ランド8(粘着層6)を配置し、該周方向に隔置された粘着ランド8のみで太腿又は足首又はふくらはぎに粘着力を生起せしめ、前記と同様、上記粘着ランド8を形成するシリコンを内側口縁部4の編み目を通して含浸し、該隔設含浸層7cを外側口縁部5の内周面に周方向に間隔を置いて粘着し、内外側口縁部4,5を間隔的に一体貼り合わせ構造にする。
図2乃至図5に示すように、上記粘着層6は内側口縁部4の折り返し端の縫い目10を除いた帯域に上記上下環状シリコン粘着層6a,6bと上下環状含浸層7a,7bと粘着ランド8と、隔設含浸層7cを形成し、縫い目10をフリーにしている。
又は図6に示すように、上記各例示した粘着層6は内側口縁部4の折り返し端の縫い目10を覆う帯域に亘って、上記上下環状シリコン粘着層6a,6bと上下環状含浸層7a,7bと粘着ランド8と、隔設含浸層7cを形成し、縫い目10をシリコンにて拘束する。
上記シリコン含浸層7a,7b,7cは内外側口縁部4,5を一体貼り合わせ構造にし、外側口縁部5をシリコンの粘着力によるズレ止め抗力を生起せしめる手段として用いる。即ちズレ止め抗力を内側口縁部4ばかりか外側口縁部5に担わせ、ズレ止め効果を向上する。
よって前記先行文献に開示されたシリコン応用によるズレ止め効果を著しく向上するものである。同時にシリコン含浸層7a,7b,7cは内外側口縁部4,5間の滑りを防止し、両者を一体構造にして引っ張りや、ガーターの把持に対する強度を富加し、縫い目10のほろこびを有効に防止することができる。
前記のようにストッキング1やソックスは、全体に伸縮編み構造によって伸縮性を付与し、肌にフィットできるようにしている。好ましくはストッキング1やソックスの履き口2を形成する口縁部3に緊縮帯域を形成せずに、上記伸縮性のみを付与したストッキング1やソックスに上記シリコン応用による粘着層6a,6b,6cと含浸層7a,7b,7cを形成し、緊縮力による不快感を与えずにシリコンの粘着力のみでズレ止めを図る構造とする。
1…ストッキング、2…履き口、3…口縁部、4…内側口縁部、5…外側口縁部、6…シリコン粘着層、6a…上部環状シリコン粘着層,6b…下部環状シリコン粘着層、6c…隔設粘着層、7a…上部環状含浸層、7b…下部環状含浸層、7c…隔設含浸層、8…粘着ランド、9…生地露出部、10…縫い目
Claims (2)
- 履き口を形成する口縁部が内側口縁部と外側口縁部との二重構造を有し、該内側口縁部が外側口縁部の上端から内側へ折り返して形成され、該内側口縁部の折り返し端を外側口縁部に縫着して成るストッキング又はソックスにおいて、上記内側口縁部の内表面にシリコンを塗布して太腿又は足首又はふくらはぎに接するシリコン粘着層を形成すると共に、該シリコンを上記内側口縁部の編み目を通し含浸して上記外側口縁部の内表面に粘着し一体貼り合わせ構造にしたことを特徴とするストッキング又はソックスにおけるズレ防止構造。
- 上記シリコン粘着層は内側口縁部の周方向に間隔をおいて配置された多数の粘着ランドを有し、各粘着ランド間にストッキング生地又はソックス生地を露出させていることを特徴とする請求項1記載のストッキング又はソックスにおけるズレ防止構造。
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JP2017531102A (ja) * | 2014-10-17 | 2017-10-19 | ステップス ホールディング ビー.ブイ. | フットレットおよび該フットレットの製造方法 |
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2005
- 2005-04-14 JP JP2005116631A patent/JP2006291417A/ja active Pending
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