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JP2006273372A - プレス型のチップ型電子部品収納台紙 - Google Patents

プレス型のチップ型電子部品収納台紙 Download PDF

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JP2006273372A JP2005094445A JP2005094445A JP2006273372A JP 2006273372 A JP2006273372 A JP 2006273372A JP 2005094445 A JP2005094445 A JP 2005094445A JP 2005094445 A JP2005094445 A JP 2005094445A JP 2006273372 A JP2006273372 A JP 2006273372A
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岳人 奥谷
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Abstract

【課題】 チップ部品の挿入及び取り出し不良を防止した作業性の優れたチップ状電子部品を収納する凹部を形成したプレス型のチップ型電子部品収納台紙を提供する。
【解決手段】 チップ型電子部品を収納する多層抄板紙からなるチップ型電子部品収納台紙用紙基材において、温度23℃、相対湿度50%で24時間放置した後のキャビティのMD方向での最狭部T2の最長部T1に対する比率が0.80〜1.00であるプレス型のチップ型電子部品収納台紙。
【選択図】 図2

Description

本発明は、紙製チップ型電子部品収納台紙に関するものであり、詳しくは、チップ部品の挿入及び取り出し不良を防止した作業性の優れたチップ状電子部品を収納する凹部を形成したプレス型のチップ型電子部品収納台紙に関するものである。
プレス型のチップ型電子部品収納台紙は、通常、次のように加工処理をしてチップ型電子部品のキャリアとして使用される。
(1)所定の幅にスリットする。
(2)所定大きさのプレス加工と丸穴を開ける。プレス部はチップ型電子部品収納用で、丸穴は充填機内送り用である。
(3)チップ型電子部品を充填する。
(4)台紙の表面(トップ側)にヒートシール法によってカバーテープを接着する。
(5)所定の大きさのカセットリールに巻き付け、チップ型電子部品と共に出荷する。
(6)最終ユーザーでトップ側カバーテープを剥がし、チップ型電子部品を取り出す。
以上のように使用されることから、収納台紙に求められる品質には、充填したチップ部品に悪影響を及ぼさないこと、更に、カバーテープが良好に接着されるよう紙の表面に平滑性を有すること、紙に対する各種処理に耐え得る強度を有すること、チップ部品を挿入するプレス部の形状が正確であること等が要求される。
これらのうち、収納台紙の品質欠陥として問題となるものの1つに、プレス部形状不良を原因とするチップ型電子部品の挿入及び取り出し不良がある。
これまで、キャビティ形成性として特開2000−43975号公報(特許文献1参照)や特開2002−53195号公報(特許文献2参照)のように、紙の密度でキャビティの形成性を向上させる方法が用いられたり、特開2003−95320号公報(特許文献3参照)のように紙の縦方向及び横方向の破断伸びでキャビティ加工性を管理する方法が用いられてきたが、どの方法もプレス加工及び経時後のプレス部内部壁面のもどりによるキャビティの形状変化を防止するためのものではなかった。
特開2000−43975号公報 特開2002−53195号公報 特開2003−95320号公報
本発明は、紙製のチップ型電子部品収納台紙において、チップ部品を収納するプレス部(キャビティ)形状を制御し、チップ型電子部品の挿入及び取り出し不良を防止したプレス型のチップ型電子部品収納台紙を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、従来の紙製プレス型のチップ型電子部品収納台紙において、一定の温度湿度環境でプレス部形状を制御することでチップ型電子部品の挿入及び取り出し不良が極めて少なくなることを見出し、本発明を完成させた。本発明は、以下の各発明を包含する
(1)チップ型電子部品を収納する多層抄板紙からなるチップ型電子部品収納台紙用紙基材において、温度23℃、相対湿度50%で24時間放置した後のキャビティのMD方向
での最狭部の最長部に対する比率が0.80〜1.00であるプレス型のチップ型電子部品収納台紙。
(2)プレス部のMD方向での最狭部の最長部に対する比率が0.90〜1.00である(1)記載のプレス型のチップ型電子部品収納台紙。
(3)該基材の超音波伝播速度から求めたMD方向の動的弾性率が10.0〜24.0GPaであり、かつJIS P8113規定の紙及び板紙−引張特性試験方法で引張破断
伸びが1.9〜3.0%である(1)又は(2)に記載のプレス型のチップ型電子部品収納台紙。
(4)基材が短網又は長網ワイヤーで少なくとも2層以上、好ましくは3層以上抄合わせることによって抄造されている坪量200〜1000g/m2の多層抄き紙である(1)〜(3)のいずれかに記載のプレス型のチップ型電子部品収納台紙。
(5)分子量15〜50万のポリアクリルアミドをパルプに対して0.5〜5質量%を添加攪拌後、分子量200〜400万の両性ポリアクリルアミド0.2〜2質量%をスクリーン及び/又はインレット手前で添加した(1)〜(4)のいずれかに記載のプレス型のチップ型電子部品収納台紙。
(6)プレス機の一方の型と他方の型の間に基材を挟んでキャビティ成型を行う際に、一方の型と他方の型による基材への押え圧に対する基材密度の比率を0.8〜1.5×10-6/cmとしてエンボス加工して製造されていることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載のプレス型のチップ型電子部品収納台紙。
(7)エンボス加工用のプレス機の一方の型と他方の型の間に坪量200〜1000g/m2の多層抄き紙からなるチップ型電子部品収納台紙用基材を挟み、プレス機の一方の型と他方の型による基材への押え圧に対する基材密度の比率を0.8〜1.5×10-6/cmとしてエンボス加工することを特徴とするプレス型のチップ型電子部品収納台紙の製造方法。
本発明のチップ型電子部品収納台紙は、キャビティを構成するプレス部形状が経時に変形することなく一定に維持されるように制御されていることでチップ部品の挿入及び取り出し不良を防止がなく、作業性が優れているものである。
チップ型電子部品を収納する多層抄板紙からなるプレス型のチップ型電子部品収納台紙用紙基材において、温度23℃、相対湿度50%で24時間放置した後のキャビティのMD方向での最狭部の最長部に対する比率を0.80〜1.00に制御することにより、チップ部品の挿入及び取り出し不良を防止できる。MD方向での最狭部の最長部に対する比率が0.90〜1.00ではさらに効果が大きい。
つまり、チップ型電子部品を収納するプレス部内側壁面に発生するもどり(プレス加工時に押し込まれたパルプ繊維が盛り上がる現象)を防止することで、チップ型電子部品のひっかかりをなくし挿入及び取り出し不良を防止できる
また、本発明においては、基材の超音波伝播速度から求めたMD方向の動的弾性率が10.0〜24.0GPaであり、かつJIS P8113規定の紙及び板紙−引張特性試験方法で引張破断伸びが1.9〜3.0%であればプレス部壁面に発生するもどりを減少させることができさらに好ましい。
つまり、プレス形成時及びチップ型電子部品を挿入又は取り出す工程でプレス型のチップ型電子部品収納台紙はMD方向で大きなテンションを受ける。動的弾性率が10.0GPa未満であればチップ挿入時と取り出し時のテンション差、及びプレス加工する際の基材の押え圧などによってプレス部壁面にもどりが発生しやすくなる。また、25.0GPaを超えれば基材が硬くなりすぎ取り扱いが困難になる。
また、本発明においては、基材のプレス部(凹)を形成する際の一方の型と他方の型との間で基材を挟み凹部成型を行う際の一方の型と他方の型との基材への押え圧に対する基材密度の比率を0.8〜1.5×10-6/cmで加工することが好ましい。押え圧に対する基材密度の比率が0.8×10-6/cm未満であれば、基材が押さえ圧に負けて、基材厚みが減少、また内壁にもどりが発生しまうといった問題がある。また1.5×10-6/cmを超えれば、内壁にバリ・ケバなどが発生し易くなる。基材密度は、0.70〜1.20g/cm、好ましくは0.80〜1.00g/cmである。0.70g/cm未満であれば繊維間結合が弱く加工の際に紙粉が発生する。1.20g/cmを超えると繊維間結合面積が多くなりすぎ環境変化で凹部の寸法変化が大きくなってしまう。
本発明で使用される原料パルプは各種のものが使用でき、例えば、化学パルプ、機械パルプ、古紙パルプ、非木材繊維パルプ等を単独で使用してもよいし、複数組み合わせて使用してもよいが繊維形態が均一なパルプを使用するのが好ましい。つまり、繊維形態が均一な広葉樹パルプを単独で使用する事が好ましい。また、これらのパルプを種々の叩解機と適宜組み合わせて使用してもよい。
本発明で使用される原料パルプの製造に使用される叩解機には特に限定はなく、ビーター、ジョルダン、デラックス・ファイナー(DF)、ダブル・ディスク・レファイナー(DDR)等、種々の叩解機が使用される。また、叩解の程度についても特に限定されないが、抄紙適性からカナディアン・スタンダード・フリーネスで250〜550ml程度の叩解処理が行われていることが好ましい。
また、必要に応じて種々の内添薬品を使用できる。例えば、ロジン系サイズ剤、スチレン・マレイン酸、スチレン・アクリル、オレフィン・マレイン酸、アルキルケテンダイマー、アルケニル無水コハク酸など、天然及び合成の製紙用の内添サイズ剤、各種紙力増強剤、濾水歩留り向上剤、ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン等の耐水化剤、消泡剤、タルク等の填料、染料等を使用することができるが本発明では、分子量15万〜50万のポリアクリルアミドをパルプに対して0.5〜5質量%添加、分散後、分子量200〜400万の両性ポリアクリルアミド0.2〜2質量%をワイヤー上でのシート形成間際でのスクリーン又はインレット手前に添加することが好ましい。低分子量ポリアクリルアミドを添加、分散することで小さなフロックを形成させ一定の紙力を付与し、ワイヤー上でのシート形成近くで高分子量の両性ポリアクリルアミドを添加することで、大きなフロックを形成せず均一なパルプ分散状態で強い繊維間結合を得ることができ、プレス部内部に発生するもどりを防止できる。
また、本発明では、ボトムテープ、カバーテープとの接着性及びケバ防止効果を向上させるために、収納台紙の表面、裏面にポリビニルアルコール、デンプン、ポリアクリルアミド、アクリル系樹脂、スチレンーブタジエン系樹脂、スチレンーイソプレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、エチレンー酢酸ビニル系樹脂、酢酸ビニルービニルアルコール系樹脂、ウレタン系樹脂など必要な薬品を適宜塗布させることも可能である。さらに、塗布手段についても、例えば、バーコーター、ブレードコーター、エアーナイフコーター、ロッドコーター、ゲートロールコーターやサイズプレスやキャレンダーコーター等のロールコーター、ビルブレードコーター、ベルバパコーター等を適宜採用することができる。
本発明のチップ型電子部品収納台紙の坪量は、中に収納するチップ型電子部品の大きさにより決ってくるが、一般に200〜1000g/m2程度である。このような坪量範囲であるため、台紙基材の抄造方法としては、地合いの取り易い多層抄きが好ましく、また、縦/横比を操作でき、引張破断伸びなどを制御し易い短網又は長網ワイヤーで少なくとも1層以上抄紙、構成する事が好ましい。
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、配合、濃度等を示す数値は、固型分又は有効成分の質量基準の数値である。また、特に記載の無い場合については、抄造した紙はJIS P8111に準じて前処理を行った後、測定やテストに供した。測定やテストの詳細は下記の通りである。
<プレス加工の際の基材への押え圧に対する基材密度の比率及びキャビティ形状測定方法>
8mm幅のテープ状にスリットし、JIS C 0806−3に準拠し、図1に示すように、エンボス機で2mm間隔でCD方向0.66mm、MD方向0.36mm、Z軸方向に0.35mmのキャビティをプレス成形し、また、その際の符号1の押え圧(Pg/cm2)に対する符号3の基材密度(Dg/cm3)の比率を算出した。
次に、電子部品収納台紙を23℃、50%の環境下に24時間放置後、キャビティを電子顕微鏡にてスケールを入れ、凹断面部から写真撮影し、図2に示すように、MD方向最長部(T1mm)、MD方向最狭部(T2mm)を測定し、T2/T1を算出した。
<動的弾性率の測定>
ANSI/ASTM F89ー68「Standard test Method for MODULUS OF
FLEXIBLE BARRIER MATERIAL BY SONIC METHOD」に準拠し、超音波伝播速度測定計(SST−210A、野村商事製)を用いて、8mm巾スリット品(250mm長さ)1本での音速を測定し、E=ρ×c2からMD方向での動的弾性率を求めた。但し、Eは、動的弾性率(GPa)、ρは密度(g/cm3)、cは音速(km/s)を表す。
<引張破断伸びの測定>
JIS P8113規定の紙及び板紙−引張特性試験方法に準じてサンプル8mm巾
スリット品(250mm長さ)で測定した。
<実装テスト>
プレス加工された試料に、縦0.6mm、横0.3mm、高さ0.30mmのコンデンサーチップを充填し、次いで、表面にカバーテープを貼る操作は、東京ウェルズ(株)製の「TWA6601」を使用して行った。表面にカバーテープを貼る条件は、ヒートシール温度190℃、ヒートシール圧力3.5kg、テーピング速度2400タクト/minであった。次に、温度23℃、相対湿度50%の環境下で松下電器産業(株)製の「Panasert MSR」を使用し、600個/minの実装速度で2万個を実装して、その間にコンデンサーチップの実装ミスの回数をカウントした。
実施例1
表層、中層、裏層ともに、広葉樹晒クラフトパルプを使用し、表層用は、ダブル・ディスク・リファイナーで叩解して、CSF(カナダスタンダード フリーネス)460mlに調製し、中層用もダブル・ディスク・リファイナーで叩解して、CSF(カナダスタンダード フリーネス)380mlに調製し、裏層用もダブル・ディスク・リファイナーでCSF(カナダスタンダード フリーネス)470mlまで叩解して調製した。それぞれのパルプスラリーに硫酸バンドを対パルプ2.0質量%添加し、サイズ剤としてサイズパインN−771(荒川化学工業社製、ロジンエマルジョンサイズ剤)0.50質量%添加し、紙力剤として、ポリストロン117(商品名:荒川化学工業社製、ポリアクリルアミド系紙力剤)を1.5質量%添加し攪拌後、スクリーン手前の0.25質量%パルプスラリーにポリストロン1250(商品名:荒川化学工業社製、両性ポリアクリルアミド系紙力剤)0.5質量%添加した。以上の条件のパルプスラリーを長網3層抄合わせ抄造機で、J/W比1.15で、それぞれ表層100g/m2、中層234g/m2、裏層50g/m2で抄合わせ、さらにサイズプレス機でケン化度88モル%、重合度1000のポリビニルアルコールを乾燥塗布量として1.0g/m2塗布し、抄紙機に設置された平滑化処理機(マシンカレンダー)で平滑化処理し、坪量385g/m2の板紙を製造し、温度23℃、相対湿度50%の環境下で、試料を8mm幅のテープ状にスリットして、JIS C 0806−3に準拠し、エンボス加工機で4mm間隔の直径1.54mmの丸穴を開けると同時に、2mm間隔でCD方向0.66mm、MD方向0.36mm、Z軸方向0.35mmのキャビティをプレス成型して坪量385g/m2、厚さ0.42mmのプレス型のチップ型電子部品収納台紙を製造した。プレス成型する際の基材押え圧は7.36×105g/cm2とした。
実施例2
短網1層と円網Kホーマー2層抄合わせ抄造機で、それぞれ表層100g/m2、中層234g/m2、裏層50g/m2で抄造、抄き合せた以外は実施例1と同様にして坪量385g/m2、厚さ0.42mmのプレス型のチップ型電子部品収納台紙を製造した。
実施例3
J/W比を1.10とした以外は実施例1と同様にして坪量385g/m2、厚さ0.42mmのプレス型のチップ型電子部品収納台紙を製造した。
実施例4
紙力剤として、ポリストロン1260(商品名:荒川化学工業社製、ポリアクリルアミド系紙力剤)を1.5質量%添加した以外は実施例1と同様にして坪量385g/m2、厚さ0.42mmのプレス型のチップ型電子部品収納台紙を製造した。
実施例5
表層、中層、裏層でパルプを使い分け、表層用には広葉樹晒クラフトパルプを単独でダブル・ディスク・リファイナーで叩解し、CSF(カナダスタンダード フリーネス)480mlに調製し、中層用には、広葉樹晒クラフトパルプ70質量%と針葉樹サーモメカニカルパルプ30%をダブル・ディスク・リファイナーで混合叩解し、CSF(カナダスタンダード フリーネス)390mlに調製し、裏層用には、広葉樹晒クラフトパルプを単独でダブル・ディスク・リファイナーでCSF(カナダスタンダード フリーネス)480mlまで叩解し、調製した。それぞれのパルプスラリーに硫酸バンドを対パルプ2.0質量%添加し、サイズ剤としてサイズパインN−771(商品名:荒川化学工業社製、ロジンエマルジョンサイズ剤)0.50質量%添加し、紙力剤として、ポリストロンPS117(商品名:荒川化学工業社製、ポリアクリルアミド系紙力剤)を1.0質量%添加攪拌後、ポリストロンPS1260(商品名:荒川化学工業社製、ポリアクリルアミド系紙力剤)0.5質量%をインレット直前の0.28質量%パルプスラリーに添加した。以上の条件のパルプスラリーを円網順流バット3層抄合わせ抄造機でそれぞれ表層100g/m2、中層149g/m2、裏層50g/m2で抄合わせ、プレス成型する際の基材押え圧を5.71×105g/cm2とした以外は実施例1と同様にして坪量300g/m2、厚さ0.42mmのプレス型のチップ型電子部品収納台紙を製造した。
実施例6
プレス成型する際の基材押え圧を6.32×105g/cm2とした以外は実施例2と同様にして坪量385g/m2、厚さ0.42mmのプレス型のチップ型電子部品収納台紙を製造した
比較例1
プレス成型する際の基材押え圧を5.75×105g/cm2とした以外は実施例4と同様にして坪量385g/m2、厚さ0.42mmのプレス型のチップ型電子部品収納台紙を製造した。
比較例2
プレス成型する際の基材押え圧を4.46×105g/cm2とした以外は実施例5と同様にして坪量385g/m2、厚さ0.42mmのプレス型のチップ型電子部品収納台紙を製造した
比較例3
紙力剤として、ポリストロン117(商品名:荒川化学工業社製、ポリアクリルアミド系紙力剤)0.5質量%を単独で添加し、プレス成型する際の基材押え圧を14.0×105g/cm2とした以外は実施例2と同様にして坪量385g/m2、厚さ0.42mmのプレス型のチップ型電子部品収納台紙を製造した。
得られた試料のキャビティのMD方向最狭部/最長部、動的弾性率、引張破断伸び、基材密度、プレス成型する際の基材押え圧、基材密度/プレス成型する際の基材押え圧、実装テストを前述の方法で評価した。評価結果を表1に示す。
Figure 2006273372
表1に示すように、本発明で規定されるキャビティ形状に関する要件を満たす基材は、プレス型のチップ型電子部品収納台紙としての実装テストにおいて極めて良好な結果を示している。
基材のキャビティ形状を測定する方法を説明する図。 基材のキャビティのMD方向での最長部に対する最狭部の比率を測定する方法を示す図。

Claims (7)

  1. チップ型電子部品を収納する多層抄板紙からなるチップ型電子部品収納台紙用紙基材において、温度23℃、相対湿度50%で24時間放置した後のキャビティのMD方向での最狭部の最長部に対する比率が0.80〜1.00であるプレス型のチップ型電子部品収納台紙。
  2. プレス部のMD方向での最狭部の最長部に対する比率が0.90〜1.00である請求項1記載のプレス型のチップ型電子部品収納台紙。
  3. 該基材の超音波伝播速度から求めたMD方向の動的弾性率が10.0〜24.0GPaであり、かつJIS P8113規定の紙及び板紙−引張特性試験方法で引張破断伸びが1.9〜3.0%である請求項1又は2に記載のプレス型のチップ型電子部品収納台紙。
  4. 基材が短網又は長網ワイヤーで少なくとも2層以上抄合わせることによって抄造されている坪量200〜1000g/m2の多層抄き紙である請求項1〜3のいずれかに記載のプレス型のチップ型電子部品収納台紙。
  5. 分子量15〜50万のポリアクリルアミドをパルプに対して0.5〜5質量%を添加攪拌後、分子量200〜400万の両性ポリアクリルアミド0.2〜2質量%をスクリーン及び/又はインレット手前で添加したことを特徴とする請求項1〜4いずれが1項記載のプレス型のチップ型電子部品収納台紙。
  6. プレス機の一方の型と他方の型の間に基材を挟んでキャビティ成型を行う際に、一方の型と他方の型による基材への押え圧に対する基材密度の比率を0.8〜1.5×10-6/cmとしてエンボス加工して製造されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のプレス型のチップ型電子部品収納台紙。
  7. エンボス加工用のプレス機の一方の型と他方の型の間に坪量200〜1000g/m2の多層抄き紙からなるチップ型電子部品収納台紙用基材を挟み、プレス機の一方の型と他方の型による基材への押え圧に対する基材密度の比率を0.8〜1.5×10-6/cmとしてエンボス加工することを特徴とするプレス型のチップ型電子部品収納台紙の製造方法。
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