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JP2006270535A - マルチホップ無線通信装置およびそれにおけるルートテーブル作成方法 - Google Patents

マルチホップ無線通信装置およびそれにおけるルートテーブル作成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 マルチホップ無線通信装置において、通信開始時の遅延を生じることなく、安定した通信を行う。
【解決手段】 Hello管理部13aは、無線通信部2から定期的にHelloパケットをブロードキャスト送信させており、他の無線通信装置からのHelloパケットを受信すると、自機の隣接端末リスト14bに反映させる。そして、網構成管理部13bは、その隣接端末リスト14bを網全体に行き渡らせ、自機の隣接端末リスト14bと照合して、ルートテーブル14aを作成する。ただし、隣接端末リスト14bへの登録にあたって、受信電界強度やS/Nなどから、所定の要求通信品質を満たしている場合のみ登録する。したがって、予めルートテーブルを作成しておくテーブル駆動型で、通信開始時の遅延を生じることなく、要求通信品質を満たす装置だけで安定した通信を行うことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の無線端末が自律分散的に無線ネットワークを構築し、無線通信範囲にない端末とは、無線通信範囲にある端末を中継して通信を行うマルチホップ無線通信装置に関し、特に中継の通信経路を表すルートテーブルの作成方法に関するものである。
前記のようなマルチホップ無線通信装置において、ルートテーブルの作成方法に関しては、以下の特許文献1〜5が挙げられる。
先ず、特許文献1には、通信要求の発生したときにルートを作成するオンデマンド型で、ルート要求時に宛先ノードで通信能力情報に基づいてパスを選択する方法が示されている。また、実施例には前記通信能力情報として、各ノードのパス利用率を利用する方法が示されている。
また、特許文献2には、中継端末Yは、ルート上で隣接する中継端末Xの移動などで通信状態が悪化すると、中継端末Xを使用するルート情報を検索してルート再構築用の制御パケットを準備し、送信元端末Sと自身の識別情報とを付加して送信することが示されている。そして、他の中継端末は受信した制御パケットに自身の識別情報を付加して送信し、制御パケットを受信した送信元端末Sは、中継端末Yを中継して宛先端末Aへ送信するルートを検索し、中継端末Yまでのルートを更新して、更新後のルート情報をデータパケットに付加して送信することが示されている。また、実施例では、通信状態の悪化を送信失敗により検知している。
さらにまた、特許文献3には、隣接する端末間でルートの重み付けを行って隣接端末に伝え、隣接端末は受信したルート重み付け値に対して更に伝搬するルートの重みを加算して伝搬してゆくことで、ルート検索時にその重みを用いてルート選択することが示されている。前記重みとしては、伝送レートおよびビットエラー率を用いる方法が記載されており、ビットエラー率はビットエラーレート検出コマンドを用いて検出している。
また、特許文献4には、センタ局と複数の中継ノード、複数の無線端末とからなる無線通信システムにおいて、センタ局からの調整要求信号を、中継ノードを介して受信した無線端末で受信電界強度とビットエラーレート等の伝送品質情報を折り返し、中継ノードで受信品質情報を追加してセンタ局に送信する方法が示されている。
さらにまた、特許文献5には、送信可能先の数の判定に加え、通信安定度に基づいて無線中継端末を選択するOLSRのフラッディングの中継端末の選択方法に関するものである。
特開2004−48478号公報 特開2000−244525号公報 特開2003−152786号公報 特許第3102476号公報 特開2003−188887号公報
特許文献1の手法は、オンデマンド型であり、通信開始時に遅延が発生するという問題がある。また、ノードのパス利用率のみの記述であり、電波状況の悪化による通信能力の劣化には対応できないという問題もある。
また、特許文献2の手法もオンデマンド型であり、通信開始時に遅延が発生する。また、データ送信時のルート再検索方法であり、最初のルート探索においては通信状況が悪くても、たまたま通信が行えたルートを選択してしまう可能性があり、この場合、データ通信中に送信の失敗が発生し易すく、ルート再構築が発生して遅延が増大する。
さらにまた、特許文献3の手法もオンデマンド型であり、通信開始時に遅延が発生する。また、ルート検索時にビットエラー検出を行い、その時点のみの状況でルートを設定しているので、その後の変化に対応していない。
また、特許文献4の手法は、センター局と複数の無線端末が通信する際に、通信品質の良い中継局を選択する手法であり、1対複数の通信形態であるが、任意の端末間で通信を行う複数対複数の通信形態には適用できない。
一方、特許文献5は、通信品質を用いて中継局を選択しているが、一斉配信を効率的にするための手法であり、1対1通信においては最適なルート構築とはならないという問題がある。
本発明の目的は、オンデマンド型のように通信開始時に遅延が発生せずに、通信品質を考慮した最適なルートを構築することができるマルチホップ無線通信装置およびそれにおけるルートテーブル作成方法を提供することである。
本発明のマルチホップ無線通信装置によれば、定期的にHelloパケットを送信することで、1または複数の無線通信装置を中継して所望の相手先とどういうルートで通信を行うかを決定するルートテーブルを予め作成しておくにあたって、各無線通信装置のHello管理部は、無線通信部から定期的に前記Helloパケットをブロードキャスト送信させており、それを無線通信部で受信した他の無線通信装置のHello管理部では、自機の隣接端末リストと照合し、登録されていなければ隣接端末に登録し、また予め定める時間に亘ってHelloパケットが受信されなくなると登録を解除するなど、自機の隣接端末リストに反映させる。そして、網構成管理部は、その隣接端末リストを網全体に行き渡らせ、自機の隣接端末リストと照合して、前記ルートテーブルを作成する。
そしてさらに、本発明のマルチホップ無線通信装置では、前記Hello管理部には、受信電界強度やS/Nなどから、予め要求通信品質を設定しており、前記隣接端末の登録にあたって、受信した他の無線通信装置からのHelloパケットが前記要求通信品質を満たしている場合のみ、前記隣接端末に登録する。
したがって、予めルートテーブルを作成しておくテーブル駆動型で、要求する通信品質を満たす無線通信装置だけで通信開始時の遅延を生じることなく、安定した通信を行うことができる。
また、本発明のマルチホップ無線通信装置では、前記Hello管理部は、前記要求通信品質を満たしていない無線通信装置を隣接端末リストから除外せずに登録しておき、網構成管理部が、その無線通信装置をルートテーブルに含めるか否かを判断する。具体的には、要求通信品質を満たしている無線通信装置を優先し、他に要求通信品質を満たしている代替えルートが無い場合には、前記要求通信品質を満たしていない無線通信装置もルートテーブルに含める。
したがって、上述のようにして通信品質の良好な無線通信装置だけでルートテーブルを作成し、通信品質を向上させた上、通信品質が悪いルートしかない場合は、そのルートを採用することで、通信が行えなくなってしまう可能性を小さくすることができる。
さらにまた、本発明のマルチホップ無線通信装置では、前記網構成管理部は、要求通信品質を満たしていない無線通信装置を含むルートが複数存在する場合、該要求通信品質を満たしていない無線通信装置が少ないルートでルートテーブルを作成する。したがって、通信品質が悪い中でも、ましなルートを採用することができる。
また、本発明のマルチホップ無線通信装置では、前記のマルチホップ無線通信を行う中継処理部は、前記ルートテーブルにおいて、前記通信品質を満たさない無線通信装置が存在する場合には、その無線通信装置を使用した区間の通信の際に、最大再送回数を、通信品質を満たす無線通信装置を使用した区間よりも増加させる。
したがって、最大再送回数を、通信品質を満たす区間ではむやみに増加させず、前記通信品質を満たさない区間では増加させることで、前記通信品質を満たす区間での遅延を少なくしつつ、通信品質を満たさない区間では再送による通信の成功確率を上げ、全体としての通信品質(遅延が少なく、通信確率が高い)を保つことができる。
さらにまた、本発明のマルチホップ無線通信装置では、前記Hello管理部は、自機の隣接端末リストに登録するにあたって、受信したHelloパケットの送信元の無線通信装置を登録するか否かを、自機が判断するのではなく、Helloパケットの送信元で判断しておくことになる。したがって、通信用途に従った通信品質の設定が可能になる。
また、本発明のマルチホップ無線通信装置では、前記要求通信品質をデータの種類毎に設定しておき、前記Hello管理部の隣接端末リストおよび前記網構成管理部のルートテーブルもそれに対応させる。したがって、マルチホップ無線通信を行う送信処理部は、リアルタイム性が必要ないデータで再送が可能なものは低い通信品質のルートで送信するなど、単に通信品質の高いルートだけを使用するのではなく、通信可能なルートを有効に使用することができる。
さらにまた、本発明のマルチホップ無線通信装置におけるルートテーブル作成方法によれば、1または複数の無線通信装置を中継して所望の相手先と通信を行うマルチホップ無線通信装置において、その中継ルートの無線通信装置を設定するルートテーブルを作成するにあたって、各無線通信装置は定期的にHelloパケットをブロードキャスト送信しており、それを受信した他の無線通信装置では、それを自機の隣接端末リストと照合し、登録されていなければ隣接端末に登録し、また予め定める時間に亘ってHelloパケットが受信されなくなると登録を解除するなど、Helloパケットを受信した無線通信装置は、それを自機の隣接端末リストに反映させる。そして、その隣接端末リストを網全体に行き渡らせ、自機の隣接端末リストと照合して、前記ルートテーブルを作成する。
そしてさらに、本発明のルートテーブル作成方法によれば、受信電界強度やS/Nなどから、予め要求通信品質を設定しており、前記隣接端末の登録にあたって、受信した他の端末からのHelloパケットが前記要求通信品質を満たしている場合のみ、前記隣接端末に登録する。
したがって、要求する通信品質を満たす無線通信装置だけで予めルートテーブルを作成しておくので、通信開始時の遅延を生じることなく、安定した通信を行うことができる。
本発明のマルチホップ無線通信装置およびそれにおけるルートテーブル作成方法によれば、以上のように、Hello管理部には、受信電界強度やS/Nなどから、予め要求通信品質を設定しておき、隣接端末の登録にあたって、受信した他の無線通信装置からのHelloパケットが前記要求通信品質を満たしている場合のみ、前記隣接端末に登録する。
それゆえ、要求する通信品質を満たす無線通信装置だけで予めルートテーブルを作成しておくテーブル駆動型で、通信開始時の遅延を生じることなく、安定した通信を行うことができる。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の第1の形態に係る無線通信装置1の電気的構成を示すブロック図である。この無線通信装置1は、街中の監視装置などとして用いられ、前記街中に複数設置され、自律分散的にマルチホップ無線通信ネットワークを構築し、画像や音声を通信する。この図1の構成では、無線通信装置1は、無線通信部2と、それに接続されるアンテナ3と、制御部4とを備えて構成されているが、この無線通信装置1自体で前記の画像や音声を収集する場合には、カメラやマイクロフォンおよびそれらによる信号を通信プロトコルに対応した形式に変換する信号処理部などが設けられる。
従来、この種の通信装置は有線が多かったが、無線LANなどの無線での大容量のデータの送信が可能になったので、施工が容易なこの無線通信装置1が開発された。無線通信には、たとえば2.4GHzの無線LANのプロトコルが用いられる。そのため、近くで通信が始められると通信品質が劣化し、或いは樹木が成長したり、季節による葉の付き方の違いでも通信品質が変化し、さらに故障を速やかに検知するために、たとえば3秒に1回程度、後に詳述するようにHelloパケットを送信してルートテーブルの更新処理を行っており、実際の通信時にはそのルートテーブルを用いて通信を行う。このようにテーブル駆動型のマルチホップ無線通信を行うことで、通信開始時の遅延を少なくしている。
無線通信部2は、アンテナ3を通じて他の無線通信装置と無線通信を行う。制御部4は、受信処理部11と、送信処理部12と、ルーティングメッセージ処理部13と、記憶部14と、アプリケーション部15とを備えて構成される。
受信処理部11は、無線通信部2で受信した他の無線通信装置からのパケットの内容に応じた処理を行う。具体的には、自機宛のデータパケットであれば、アプリケーション部15に渡し、パケット内容に応じた処理を行わせ、他の無線通信装置宛のデータパケットであれば、中継処理部11aが中継処理を行い、パケットの中継先アドレス、中継元アドレスを更新して送信処理部12に渡し、無線通信部2から送信する。さらにまた、受信処理部11は、受信したパケットが制御パケットであれば、ルーティングメッセージ処理部13に渡し、該ルーティングメッセージ処理部13は、パケットの種別に応じて、記憶部14に記憶されているルートテーブル14a、隣接端末リスト14b、自隣接端末リスト14cの更新を行う。
送信処理部12は、アプリケーション部15、受信処理部11の中継処理部11aおよびルーティングメッセージ処理部13からの要求に従い、無線通信部2を通じて、他の無線通信装置に対してパケットの送信処理を行う。
ルーティングメッセージ処理部13は、Hello管理部13aおよび網構成管理部13bを備え、制御パケットを用いて、後述するようにして、自隣接端末リスト14cおよび隣接端末リスト14bを更新し、各無線通信装置における隣接情報を得て、ネットワーク全体の隣接情報からルートテーブル14aを作成する。
図2は、ネットワーク全体の一構成例を示す図である。この図2の例では、5台の無線通信装置A,B,C,D,Eが千鳥状に配置されている。ルートテーブル14aを作成するにあたって、各無線通信装置A〜Eのルーティングメッセージ処理部13のHello管理部13aは、予め定める周期、たとえば前記3秒毎に、無線通信部2からHelloパケットをブロードキャスト送信させ、無線通信部2で他の無線通信装置からの前記Helloパケットを受信し、他の無線通信装置が通信可能範囲内に隣接していることを認識すると、その隣接端末のIDなどの識別情報とともに、その受信電界強度やS/Nなどから、通信レベルを自機の隣接端末リスト14cに仮登録する。その後、予め定める期間に亘って安定してHelloパケットが受信されると(要求通信品質を満たしていると)、Hello管理部13aは、その無線通信装置を隣接端末リスト14bに本登録する。図3(a)は、図2で示すネットワークで、無線通信装置Aにおける自隣接端末リスト14cを示す。
ルーティングメッセージ処理部13の網構成管理部13bは、隣接端末リスト14bに変化があると、それを無線通信部2からフラッティング通信させて網全体に行き渡らせるとともに、無線通信部2で他の無線通信装置からの隣接端末リストを受信すると、自機の隣接端末リスト14bと照合し、更新するとともに、ルートテーブル14aを作成する。したがって、各無線通信装置A〜Eは、自隣接端末リスト14cから、予め定める要求通信品質を満たしているものだけを隣接端末リスト14bに登録し、それに変化が生じると、隣接端末リスト14bを他の無線通信装置へ送信する。
図2の例では、無線通信装置A−D間、D−E間およびE−C間が通信レベル1で前記予め定める要求通信品質を満たしており、残余の無線通信装置間では通信レベル2で前記予め定める要求通信品質を満たしていない。したがって、図3(b)で示すように、無線通信装置A,C,D,Eの隣接端末リスト14bが得られ、要求通信品質を満たす通信相手先の無い無線通信装置Bの隣接端末リスト14bは得られない。このような隣接端末リスト14bが得られている場合、無線通信装置Aにおいて作成されるルートテーブル14aは、図3(c)で示すようになる。隣接端末リスト14bは、ネットワーク全体の各無線通信装置毎に、どの無線通信装置が要求通信品質を満たして隣接しているかを示す。ルートテーブル14aは、各無線通信装置を起点にしたときの送信先の無線通信装置毎に、どの無線通信装置に中継させるかを示すものである。
図4に、各無線通信装置A〜E間で送受信されるパケットの構成例を示す。図4(a)は、通常送受信されるデータで、パケットID、中継元アドレス、中継先アドレス、送信元アドレス、送信先アドレス、要求通信レベル、各通信レベルでの再送許容回数、総再送回数に続いて、前記画像や音声などのデータ部が続いて送信される。
前記送信元アドレスは最初にデータの送信を開始した無線通信装置のアドレスであり、送信先アドレスは最終的にデータを受信すべき無線通信装置のアドレスであり、送信元がどの無線通信装置にデータを送信したいかによって決定され、それぞれ送信元の無線通信装置で設定され、不変である。これに対して、中継元アドレスおよび中継先アドレスは、中継ルート上の各無線通信装置で順次書換えられてゆき、中継元アドレスを自機アドレスに、中継先アドレスにはルートテーブル14aを参照して、送信先アドレスまでのルートにおいて、自機の次に位置する無線通信装置のアドレスが書込まれる。
前記要求通信レベルは、そのデータに要求される通信レベルであり、たとえば前記画像や音声などでは最も高いレベル1に設定され、制御信号などではそれより低いレベル2に設定され、前記制御信号でも即時性が要求されないものなどは最も低いレベル3に設定される。各通信レベルでの再送許容回数は、通信不能時における再送可能な回数であり、通信レベルが低い経路程、通信不能の可能性が高くなるので、高く設定され、通信レベルが高くなる程、通信不能の可能性が低くなり、このため再送による遅延を小さくするために、低く設定される。総再送回数は、そのデータの送信元から送信先までの経路において、再送回数合計での上限値を定めるものであり、この上限値を超えての再送は行われず、この上限値での再送によってもデータが伝達されない場合には、不達となる。
一方、図4(b)は、前記Helloパケットの構成例を示し、前述のようにブロードキャスト送信であるので、送信先アドレスは無く、パケットID、送信元アドレス、このHelloパケットを受信した際に隣接端末に登録する際の要求受信レベルおよび自機での他の無線通信装置からのパケットの受信レベルが順に送信される。
図4(c)は、前記Helloパケットを受信することで、自機の隣接端末リスト14cに変化が生じた無線通信装置から前記フラッディング通信によって送信される隣接端末パケットの構成例を示し、前述のようにフラッディング通信であるので、送信先アドレスは無く、パケットID、隣接リストの数、中心端末アドレス(自機アドレス)、端末数、隣接端末アドレスが順に送信される。
また、図4(d)は、新規にネットワークに挿入された無線通信装置が送信するネットワーク接続要求パケットの構成例を示す。このネットワーク接続要求パケットは、隣接端末リスト14bおよび自隣接端末リスト14cが空の場合に、前記Helloパケットを受信してネットワークへの接続が可能なことが確認された時点で送信される。このネットワーク接続要求パケットは、パケットIDに、送信元アドレスとして自機のアドレスおよび送信先アドレスとしてそのHelloパケットを受信できた無線通信装置のアドレスが付加される。
このネットワーク接続要求パケットを受信した隣接の無線通信装置は、図4(e)で示すような、自機が保有する隣接端末リスト14bの内容を順に送信する。これによって、ネットワーク全体の隣接情報が得られ、ルートテーブル14aを作成することができる。ルートテーブル14aは、隣接端末リストより、木構造のグラフを作成し、たとえば最もホップ数の少ない経路を選択することによって作成することができる。未だネットワークに接続されていないかどうかは、たとえばルートテーブル14aが作成されていないことで認識される。
図5は、各無線通信装置1の全体動作を説明するためのフローチャートである。各無線通信装置1は、ステップS1で前記予め定める周期毎のHelloパケットの送信タイミングとなると、ステップS2で送信を行う。ステップS3では、他の送信パケットがあるか否かが判断され、あるときにはステップS4で送信処理が行われる。ステップS5では、受信パケットがあるか否かが判断され、あるときにはステップS6で受信処理が行われた後、処理を終了、または処理を繰返し、受信パケットがないときには直接処理を終了、または処理を繰返す。
図6は、送信処理部12による前記ステップS4におけるパケット送信処理を詳しく説明するためのフローチャートである。ステップS11では、送信パケットが前記図4(a)で示すデータ送信パケットであるか否かが判断され、そうであるときにはステップS12でルートテーブル14aを参照し、送信先アドレスを元に中継先アドレスを設定し、ステップS13でその中継先の無線通信装置に対してパケットを送信する。ステップS11でデータ送信パケットでないときには、前記図4(b)〜(e)で示す制御パケットであり、ステップS14でその制御パケットであれば送信先は既に設定されているので、そのままステップS13で、その送信先の無線通信装置に対してパケットを送信する。
図7は、受信処理部11による前記ステップS6におけるパケット受信処理を詳しく説明するためのフローチャートである。ステップS21では、受信パケットがデータ送信パケットであるか否かが判断され、そうでないときには制御パケットであり、ステップS22で、ルーティングメッセージ処理部13が、その制御パケットの受信処理を行って処理を終了する。ステップS21でデータ送信パケットであるときには、ステップS23で送信先アドレスが自機宛であるか否かが判断され、自機宛である場合にはステップS24において、アプリケーション部15で処理を行い、自機宛でない場合で中継先に自機が設定されている場合には中継処理部11aが、ステップS25において、送信先アドレスを元にルートテーブル14aを参照し、中継先および中継元アドレスを更新して、ステップS26で、再度中継先の無線通信装置に対してパケットを送信することで中継を行い、送信先アドレスの無線通信装置まで中継される。また、ステップS23からS25において、送信先アドレスが自機宛でない場合で中継先に自機が設定されていない場合には中継処理部11aは、受信パケットを破棄する。
図8は、ルーティングメッセージ処理部13による前記ステップS22における制御パケットの受信処理を詳しく説明するためのフローチャートである。ステップS31では、受信パケットがどの制御パケットであるかが判断され、前記図4(b)で示すHelloパケットであるときにはステップS32に移り、そのHelloパケットの受信処理を行う。前記ステップS31において、受信パケットが前記図4(d)で示すネットワーク接続要求パケットであるときにはステップS33に移り、前記図3(b)で示す全隣接端末リスト14bが送信される。
前記ステップS31において、受信パケットが前記図4(e)で示す全隣接端末パケットであるときにはステップS34に移り、そのまま前記図3(b)で示す隣接端末リスト14bを作成し、ステップS35でルートテーブル14aを作成する。前記ステップS31において、受信パケットが前記図4(c)で示す隣接端末パケットであるときには、ステップS36に移り、前記図3(b)で示す隣接端末リスト14bを更新し、ステップS37でルートテーブル14aを作成した後、ステップS38でその隣接端末リスト14bをフラッディング送信する。
図9は、Hello管理部13aにおける前記ステップS32でのHelloパケットの受信処理を詳しく説明するためのフローチャートである。ステップS41では、その受信したHelloパケットが対象の無線通信装置から初めて受信したか否かが判断され、そうであるときにはステップS42で、前記図3(a)で示す自機の隣接端末リスト14cにおいて、その無線通信装置の枠を作成し、その枠内を初期状態とした後ステップS43に移り、そうでないときには直接ステップS43に移る。
ステップS43では、Helloパケットを受信した無線通信装置の隣接端末リスト14c内の状態が判定され、初期状態であればステップS44でその無線通信装置の識別情報が仮登録され、ステップS45でHello受信タイマのカウントが開始され、ステップS46で、前記Hello受信タイマによる予め定める時間内での受信結果から、通信レベルが更新される。前記通信レベルには、受信電界強度値の予め定める回数に亘る平均値や、予め定める時間内でのHelloパケットの受信回数などが用いられる。
一方、前記ステップS43での判定で、Helloパケットを受信した無線通信装置の状態が仮登録であるときには、ステップS47で前記Hello受信タイマのカウントが再び開始され、ステップS48で、前記受信タイマによる予め定める時間内での受信結果から、通信レベルが更新される。ステップS49では、その更新結果から、隣接する無線通信装置の通信レベルが、隣接端末として接続する閾値を超えたか否かが判断され、超えていないときには仮登録のままで処理を終了し、超えているときにはステップS50で、仮登録であった無線通信装置を隣接端末リスト14bに本登録する。その後、ステップS51でルートテーブル14aが更新され、ステップS52で隣接端末リスト14bがフラッディング送信される。
また、前記ステップS43での判定で、Helloパケットを受信した無線通信装置の状態が本登録であるときには、ステップS53で前記Hello受信タイマのカウントが再び開始され、ステップS54で、前記受信タイマによる予め定める時間内での受信結果から、通信レベルが更新される。ステップS55では、その更新結果から、隣接する無線通信装置の通信レベルが、隣接端末として接続する閾値以下となったか否かが判断され、閾値以下となっていないときには本登録のままで処理を終了し、閾値以下となっているときにはステップS56で、隣接端末リスト14cにおいて本登録であった無線通信装置を仮登録にし、隣接端末リスト14bから削除する。その後、ステップS57でルートテーブル14aが更新され、ステップS58で隣接端末リスト14bがフラッディング送信される。
また、図10は、Hello管理部13aにおいて、一定時間Helloパケットが受信されなくなった無線通信装置に対する隣接端末リスト14cの更新処理を説明するためのフローチャートである。ステップS61では、そのHelloパケットが受信されなくなった無線通信装置の隣接端末リスト14cにおける状態が判定され、本登録されている場合にはステップS62に移り、前記Hello受信タイマが削除され、ステップS63で、その無線通信装置が隣接端末リスト14bから削除される。その後、ステップS64でルートテーブル14aが更新され、ステップS65で隣接端末リスト14bがフラッディング送信され、ステップS66で隣接端末リスト14cにおいて、その無線通信装置の枠が初期状態とされて処理を終了する。
これに対して、前記ステップS61でHelloパケットが受信されなくなった無線通信装置の隣接端末リスト14cにおける状態が仮登録である場合にはステップS67に移り、前記Hello受信タイマが削除され、ステップS68では、隣接端末リスト14cにおいて、その無線通信装置の枠が初期状態とされて処理を終了する。
上述のように構成される無線通信装置1において、前記図2で示すようなネットワークの場合、各無線通信装置A〜Eの隣接端末リスト14cの内容は図11で示すようになり、始端の無線通信装置Aから終端の無線通信装置Cについては、図12で示すようなA−D−E−Cのルートが選択される。図12には、そのルート上に位置する無線通信装置A,D,E,Cのルートテーブル14aも合わせて示す。このようにして、ルートテーブル14aを予め作成しておくテーブル駆動型のマルチホップ無線通信によって、通信開始時の遅延を少なくすることができる。また、各無線通信装置A〜Eの隣接判断に通信品質(通信レベル)を用いることで、要求する通信品質でのルートを作成することができる。
また、隣接端末リスト14bへの登録にあたっては、ステップS46,S48,S54で、受信電界強度値の予め定める回数に亘る平均値や、予め定める時間内でのHelloパケットの受信回数などを用いることで、受信信号強度の揺らぎを吸収し、判断の閾値付近で揺らいだ場合に隣接判断と切断判断とを繰返し、ルートテーブル14aの更新が頻発してしまうことを未然に防止することができる。さらにまた、隣接判断の閾値として、隣接と判断する閾値と、隣接状態から切断状態に遷移したと判断する閾値とを個別に設ける、すなわち前記ステップS49とS55との判定閾値を別に設定することで、ハンチングを防止し、前記ルートテーブル14aを一層安定させることができる。
上述のHello管理部13aでは、受信したHelloパケットが、自機で設定した要求通信品質レベル以上であると隣接端末リスト14bに登録しているけれども、送信側のHello管理部13aで、前記Helloパケットに要求する通信品質レベルを表す情報を含めてHelloパケットを作成して送信し、受信側のHello管理部13aが、受信したHelloパケットがそれに示されている要求通信品質レベル以上であると隣接端末リスト14bに登録するようにしてもよい。
このように構成することで、Hello管理部13aが隣接端末リスト14bに登録するにあたって、受信したHelloパケットの送信元の無線通信装置を登録するか否かを、自機が判断するのではなく、Helloパケットの送信元で判断しておくことになり、通信用途に従った通信品質の設定が可能になる。
たとえば、前記図11において、無線通信装置A,C,D,Eの要求レベルを通信レベル1、無線通信装置Bの要求レベルを通信レベル2とすれば、無線通信装置A,C,D,Eでは無線通信装置Bを隣接端末と認識し、隣接端末パケットを送出する。このとき、無線通信装置Bにおいては、無線通信装置A,C,D,EからのHelloパケットはそれに含まれる要求通信品質に達しないので、隣接とは判断しない。このため、双方向のルートは形成されないが、無線通信装置Bから無線通信装置A,C,D,Eに対する単方向のルートが形成され、単方向の通信が可能となる。このような構成によって、各無線通信装置で必要な通信品質が管理され、要求に応じたルートの形成が可能となる。
一方、上述の説明で、無線通信装置Bにおいて、要求通信レベル2としてHelloパケットを送出しても、どの端末からも隣接判断されずネットワーク接続がされなかった場合には、要求通信レベル3に低下して、再度Helloパケットを送出するようにしてもよい。このような処理を繰返すことで、要求通信レベルには満たないが、最も良い通信レベルのルートを通じてネットワークと接続することが可能となる。
[実施の形態2]
図13は、本発明の実施の第2の形態に係る無線通信装置の動作を説明するためのネットワーク構成を示す図である。この図13のネットワーク構成は、前述の図12で示すネットワーク構成に類似している。この図13における各無線通信装置A〜Eには、前述の図1で示す無線通信装置1を用いることができ、ルーティングメッセージ処理部13のHello管理部13aによる隣接端末リスト14bへの登録方法および網構成管理部13bによるルートテーブル14aの作成方法が異なるだけである。この図13には、各無線通信装置A〜Eにおける隣接端末リスト14bも合わせて示している。
上述の無線通信装置1では、通信レベル1の無線通信装置A,D,E,Cのみが、互いに隣接端末と認識し、隣接端末リスト14bに登録し、それに基づいてルートテーブル14aを作成しているので、たとえばこの図13に示すように、末端の無線通信装置Cへのルートに前記通信レベル1のルートが存在しない場合、ネットワークが構築できなくなる。同様に、通信レベル1のルートが存在しない無線通信装置Bも、ネットワークには接続されなくなる。
そこで注目すべきは、本実施の形態では、図13で示すように、各無線通信装置A〜Eからフラッディング通信する隣接端末リスト14bに、通信レベルが低くても、認識されている全ての隣接端末を含めることである。そして、その隣接端末リスト14bを受信した各無線通信装置A〜Eでは、網構成管理部13bは、それを木構造グラフに展開し、他の無線通信装置に対して、前記通信レベル1のルートを優先して、少なくとも1つのルートを作成することである。
具体的には、たとえばネットワークの始端の無線通信装置Aでは、隣接端末リスト14bが図14に示されるような木構造グラフに展開される。ここで、太線で示す通信レベル1を閾値とすると、細線で示す通信レベル2のルートしか持たない無線通信装置B,Cに対して、無線通信装置Aからのルートは存在しなくなる。そこで、無線通信装置Bには、通信レベル2ではあるが、無線通信装置Aから無線通信装置Bへのルートを採用することで、該無線通信装置Aから無線通信装置Bへのルートが確立される。また、無線通信装置Cには、無線通信装置Bを中継するルートと、無線通信装置D,Eを中継するルートとが存在する。無線通信装置Bを中継するルートでは通信レベル2の区間が2つ存在し、無線通信装置D,Eを中継するルートでは通信レベル2の区間は1つであるので、無線通信装置D,Eを中継するルートが採用される。
このように要求通信品質を満たしていない無線通信装置を隣接端末リスト14bから除外せずに登録しておき、網構成管理部13bが、その無線通信装置をルートテーブル14aに含めるか否かを判断するので、前述のようにして通信品質の良好な無線通信装置だけでルートテーブルを作成し、通信品質を向上させた上、通信品質が悪いルートしかない場合は、そのルートを採用することで、通信が行えなくなってしまう可能性を小さくすることができる。
また、網構成管理部13bは、要求通信品質を満たしていない無線通信装置を含むルートが複数存在する場合、該要求通信品質を満たしていない無線通信装置が少ないルートでルートテーブルを作成するので、通信品質が悪い中でも、ましなルートを採用することができる。
なお、上述のような要求通信品質に達しない区間を含むネットワークにおいて、データ送信時に受信側からACKを送信することで通信の成否が判断される構成とし、送信失敗と判断した時には再送を行える構成とすることが好ましい。このとき、たとえば通信レベル1の送信成功確率を0.9、通信レベル2の送信成功確率を0.7とすると、受信処理部11の中継処理部11aは、データ送信パケットの通信レベル1の区間での再送回数を3、通信レベル2の区間での再送回数を5と設定し、総再送回数を15と設定すれば、通信レベル2の区間においても同等の成功確率が保証され、かつ総再送回数を設定することでリアルタイム性も保証することができる。
このようにルートテーブルにおいて通信品質を満たさない区間を使用する際に、最大再送回数を、通信品質を満たす区間ではむやみに増加させず、前記通信品質を満たさない区間では増加させることで、前記通信品質を満たす区間での遅延を少なくしつつ、通信品質を満たさない区間では再送による通信の成功確率を上げ、全体としての通信品質(遅延が少なく、通信確率が高い)を保つことができる。
[実施の形態3]
図15は、本発明の実施の第3の形態に係る無線通信装置の動作を説明するためのルートテーブルの例を示す図である。この図15のルートテーブルは、前述の図2で示すネットワーク構成を前提にしている。本実施の形態の無線通信装置A〜Eにも、前述の図1で示す無線通信装置1を用いることができ、ルーティングメッセージ処理部13のHello管理部13aによる隣接端末リスト14bへの登録方法および網構成管理部13bによるルートテーブル14aの作成方法が異なるだけである。
注目すべきは、本実施の形態では、各無線通信装置A〜Eは、通信レベルに応じた複数のルートテーブルを備えていることである。図15には、通信レベル1と通信レベル2との2つのルートテーブルが示されている。無線通信装置Bは、前述のように通信レベル2のルートしか備えておらず、通信レベル1のルートテーブルを構築できないのに対して、本実施の形態では、通信レベル2のルートまで使用するので、ルートテーブルを構築できるようになる。他の無線通信装置A,C,D,Eに関しても、使用可能なルートが追加されている。
そして、送信側のHello管理部13aでは、前記Helloパケットに要求する通信品質レベルを表す情報を含めてHelloパケットを作成しており、マルチホップ無線通信を行う送信処理部12は、その通信品質レベルに応じて、ルートテーブルを選択して送信を行う。これによって、リアルタイム性が必要ないデータで再送が可能なものは低い通信レベルのルートで送信するなど、単に通信品質の高いルートだけを使用するのではなく、通信可能なルートを有効に使用し、また通信可能な範囲を拡げることができる。
本発明の実施の第1の形態に係る無線通信装置の電気的構成を示すブロック図である。 ネットワーク全体の一構成例を示す図である。 図2で示すネットワークにおける隣接端末リストおよびルートテーブルを示す図である。 各無線通信装置間で送受信されるパケットの構成例を示す図である。 各無線通信装置の全体動作を説明するためのフローチャートである。 図5で示す動作におけるパケット送信処理を詳しく説明するためのフローチャートである。 図5で示す動作におけるパケット受信処理を詳しく説明するためのフローチャートである。 図7で示す動作における制御パケットの受信処理を詳しく説明するためのフローチャートである。 図8で示す動作におけるHelloパケットの受信処理を詳しく説明するためのフローチャートである。 一定時間Helloパケットが受信されなくなった無線通信装置に対する隣接端末リストの更新処理を説明するためのフローチャートである。 図2で示すようなネットワークの場合の各無線通信装置における隣接端末リストの内容を示す図である。 図2で示すようなネットワークの場合における始端の無線通信装置から終端の無線通信装置までのルートおよびそのルート上の各無線通信装置の隣接端末リストの内容を示す図である。 本発明の実施の第2の形態に係る無線通信装置の動作を説明するためのネットワーク構成を示す図である。 本発明の実施の第2の形態において、図2で示すようなネットワークの場合におけるルートテーブルの作成方法を説明するための図である。 本発明の実施の第3の形態に係る無線通信装置の動作を説明するためのルートテーブルの例を示す図である。
符号の説明
1;A,B,C,D,E 無線通信装置
2 無線通信部
3 アンテナ
4 制御部
11 受信処理部
11a 中継処理部
12 送信処理部
13 ルーティングメッセージ処理部
13a Hello管理部
13b 網構成管理部
14 記憶部
14a ルートテーブル
14b 隣接端末リスト
14c 自隣接端末リスト
15 アプリケーション部

Claims (7)

  1. 1または複数の無線通信装置を中継して所望の相手先と通信を行うマルチホップ無線通信装置において、
    定期的に無線通信部からHelloパケットをブロードキャスト送信させ、前記無線通信部で他の無線通信装置からの前記Helloパケットを受信すると、予め定める要求通信品質を満たしているものだけを自機の隣接端末リストに反映させるHello管理部と、
    前記自機の隣接端末リストに変化があったときにそれを前記無線通信部から網全体に行き渡らせるとともに、前記無線通信部で他の無線通信装置からの隣接端末リストを受信すると、自機の隣接端末リストと照合して、ルートテーブルを作成する網構成管理部とを含むことを特徴とするマルチホップ無線通信装置。
  2. 前記Hello管理部は、前記予め定める要求通信品質を満たしていないものも前記自機の隣接端末リストに登録し、前記網構成管理部は、要求通信品質を満たしている無線通信装置を優先して前記ルートテーブルを作成することを特徴とする請求項1記載のマルチホップ無線通信装置。
  3. 前記網構成管理部は、要求通信品質を満たしていない無線通信装置を含むルートが複数存在する場合、該要求通信品質を満たしていない無線通信装置が少ないルートでルートテーブルを作成することを特徴とする請求項2記載のマルチホップ無線通信装置。
  4. 前記のマルチホップ無線通信を行う中継処理部は、前記ルートテーブルにおいて、前記通信品質を満たさない無線通信装置が存在する場合には、その無線通信装置を使用した区間の通信の際に、最大再送回数を増加させることを特徴とする請求項2または3記載のマルチホップ無線通信装置。
  5. 前記Hello管理部は、前記Helloパケットの送信時には自機が要求する通信品質レベルを表す情報を含めて前記無線通信部に送信させ、前記Helloパケットの受信時には自機での受信品質レベルが要求される通信品質レベル以上である場合に自機の隣接端末リストに登録することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のマルチホップ無線通信装置。
  6. 前記予め定める要求通信品質はデータの種類毎に設定されており、前記Hello管理部は、前記データの種類毎に要求通信品質を満たしているものだけを自機の隣接端末リストに反映させ、
    前記網構成管理部は、前記データの種類毎にルートテーブルを作成し、
    前記マルチホップ無線通信を行う送信処理部は、前記データの種類に対応したルートテーブルを用いて前記無線通信部に通信させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のマルチホップ無線通信装置。
  7. 1または複数の無線通信装置を中継して所望の相手先と通信を行うマルチホップ無線通信装置において、その中継ルートの無線通信装置を設定するルートテーブルを作成するにあたって、
    定期的にHelloパケットをブロードキャスト送信するステップと、
    他の無線通信装置からの前記Helloパケットを受信するステップと、
    受信したHelloパケットが要求通信品質を満たしているか否かを判断するステップと、
    前記受信したHelloパケットが要求通信品質を満たしている場合には、それを自機の隣接端末リストに反映させるステップと、
    自機の隣接端末リストに変化があったときにそれを無線通信で網全体に行き渡らせるステップと、
    他の端末から送信されてきた隣接端末リストを取得するステップとし、
    前記他の端末からの隣接端末リストを受信すると自機の隣接端末リストと照合して、前記ルートテーブルを作成するステップとを含むことを特徴とするマルチホップ無線通信装置におけるルートテーブル作成方法。
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