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JP2006261939A - 通信システム、通信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

通信システム、通信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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JP2006261939A JP2005075171A JP2005075171A JP2006261939A JP 2006261939 A JP2006261939 A JP 2006261939A JP 2005075171 A JP2005075171 A JP 2005075171A JP 2005075171 A JP2005075171 A JP 2005075171A JP 2006261939 A JP2006261939 A JP 2006261939A
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Hiroshi Sekiguchi
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Abstract

【課題】 簡単に通信の設定をする。
【解決手段】
予め定めた時間が経過する前にプローブ要求を受信した場合、MACアドレス抽出部55は、アクセスポイント11を中継局とする無線LANセグメントに接続された機器から送信されたプローブ要求から、その機器のMACアドレスを抽出する。MACアドレス記憶制御部56は、抽出したMACアドレスを設定情報記憶部26に記憶されたMACアドレステーブルに格納して登録する。フィルタリング処理部57は、MACアドレステーブルに格納されたMACアドレスに従って、MACアドレスフィルタリングを実行することで、簡単に通信の設定をすることができるようになる。本発明は、通信システムに適用できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は通信システム、通信装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、簡単に通信の設定をすることができるようにした通信システム、通信装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
近年、ネットワーク技術の普及により、パーソナルコンピュータ以外の機器であっても、ネットワークに接続して利用される形態が広まってきている。また、ネットワークを実現する技術として、いわゆる物理層において、イーサーネット(Ethernet(登録商標))などの規格に準拠した有線の通信を用いるネットワークの他に、無線の通信を用いるネットワークも一般化してきている。
無線の通信を用いるネットワークである、いわゆる無線LAN(Local Area Network)の規格として、IEEE(The Institute of Electrical and Electronic Engineers , Inc.)802.11規格に準拠した無線LANが現在一般的に利用されている。
無線LANには、アクセスポイント(Access Point)と称する無線LANの中継局と、ステーションと称する機器とに通信させるインフラストラクチャ(Infrastructure)方式、およびアクセスポイントを用いず、ステーション同士が直接通信するアドホック(Ad Hoc)方式があり、インフラストラクチャ方式が一般的に利用されている。
また、インフラストラクチャ方式の無線LANにおいては、一般的に、不正なアクセスを排除するために、無線LANインターフェイスごとに割り当てられる固有の番号であるMAC(Media Access Control)アドレスを利用したMACアドレスフィルタリング(MACアドレス認証)が行われている。MACアドレスフィルタリングとは、MACアドレスをアクセスポイントに登録し、登録されたMACアドレスと、受信したパケットに含まれるMACアドレスとを照合することで、登録されていないMACアドレスを有する機器からのアクセスを拒否することで、アクセスポイントに接続させる機器の制限を行う処理である。
すなわち、MACアドレスフィルタリングを行うことで、あるアクセスポイントを中継局とする無線LANセグメント(LANの構成単位)に接続を許可された(MACアドレスを登録された)機器のみが、そのアクセスポイントを中継局とする無線LANセグメントに接続することが可能となり、不正な機器からのアクセスが制限される。
さらに、ユーザが許可したクライアント端末のMACアドレスのみをサーバのMACアドレステーブルに認証して登録し、認証登録されたMACアドレスのクライアント端末のアクセスを許可するMACアドレスフィルタリングを実行する機器認証装置もある(例えば、特許文献1)。
特開2004−152249号公報
しかしながら、MACアドレスを利用したMACアドレスフィルタリングを行う場合、アクセスポイントにMACアドレスを設定する必要があり、そのMACアドレスを、パーソナルコンピュータなどを用いて手作業で個別に入力する方式が一般的であった。従って、設定時にパーソナルコンピュータがなければ設定することができず、また、ネットワークに関する知識を有しているユーザでなければ、容易にそれらの設定することができないという問題があった。
例えば、デジタルスチルカメラ(デジタルカメラ)のようなコンシューマー機器をステーションとして無線LANに接続させたい場合に、各種の設定を機器本体側でするとき、キーボードなどの高機能な入力手段を備えていない機器であると、設定時の操作が煩雑になってしまう。また、ネットワークに関する専門的な知識を有していないユーザは、設定をどのように行っていいのかが分からなくなる可能性があった。
また、例えば、特開2004−152249号公報に開示されている機器認証装置は、MACアドレスフィルタリングを実行するためのMACアドレスを、ユーザの所定の操作によって登録するようにしているので、操作が煩雑となるとともに、ネットワークに関する知識を有しているユーザでなければ、容易に設定することができなかった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、より簡単に通信の設定をすることができるようにするものである。
本発明の通信システムは、第1の通信装置が、不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および相手において共通の値とされる設定情報を用いて通信が可能となってから、予め定めた期間を経過したか否かを判定する判定手段と、第2の通信装置から送信されてくる、第2の通信機器を特定する機器情報を受信する受信手段と、予め定めた時間を経過していないと判定された場合、機器情報を記憶する第1の記憶手段と、記憶されている機器情報に基づいて、無線通信を制限する制限手段とを備え、第2の通信装置が、設定情報を記憶する第2の記憶手段と、第1の通信装置と通信可能となったとき、記憶されている設定情報を基に、自分の機器情報を第1の通信装置宛てに送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
本発明の通信装置は、不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および相手において共通の値とされる設定情報を用いて通信が可能となってから、予め定めた期間を経過したか否かを判定する判定手段と、他の通信装置から送信されてくる、他の通信機器を特定する機器情報を受信する受信手段と、予め定めた時間を経過していないと判定された場合、機器情報を記憶する記憶手段と、記憶されている機器情報に基づいて、無線通信を制限する制限手段とを備えることを特徴とする。
制限手段は、記憶されているMACアドレスである機器情報に基づいて、無線通信を制限することができる。
記憶手段は、さらに、設定情報を記憶し、記憶されている設定情報を2次元コードに符号化する符号化手段と、2次元コードの表示を制御する表示制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の通信装置は、設定情報を生成する生成手段を備えることを特徴とする。
生成手段は、設定情報として、無線通信で特定のネットワークを指定するための識別子であるSSIDおよびデータを暗号化するための暗号鍵であるWEPキーを生成することができる。
本発明の通信方法は、不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および相手において共通の値とされる設定情報を用いて通信が可能となってから、予め定めた期間を経過したか否かを判定する判定ステップと、他の通信装置から送信されてくる、他の通信機器を特定する機器情報の受信を制御する受信制御ステップと、予め定めた時間を経過していないと判定された場合、機器情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、記憶されている機器情報に基づいて、無線通信を制限する制限ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の記録媒体のプログラムは、不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および相手において共通の値とされる設定情報を用いて通信が可能となってから、予め定めた期間を経過したか否かを判定する判定ステップと、他の通信装置から送信されてくる、他の通信機器を特定する機器情報の受信を制御する受信制御ステップと、予め定めた時間を経過していないと判定された場合、機器情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、記憶されている機器情報に基づいて、無線通信を制限する制限ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および相手において共通の値とされる設定情報を用いて通信が可能となってから、予め定めた期間を経過したか否かを判定する判定ステップと、他の通信装置から送信されてくる、他の通信機器を特定する機器情報の受信を制御する受信制御ステップと、予め定めた時間を経過していないと判定された場合、機器情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、記憶されている機器情報に基づいて、無線通信を制限する制限ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明の通信装置は、不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および相手において共通の値とされる設定情報を記憶する記憶手段と、他の通信装置と通信可能となったとき、記憶されている設定情報を基に、自分を特定する機器情報を他の通信装置宛てに送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
本発明の通信装置は、他の通信機器が表示させる設定情報を符号化した2次元コードの撮像を制御する撮像制御手段と、撮像された2次元コードを設定情報に復号する復号手段とを備え、記憶手段は、復号された設定情報を記憶することを特徴とする。
本発明の通信方法は、不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および相手において共通の値とされる設定情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、他の通信装置と通信可能となったとき、記憶されている設定情報を基に、自分を特定する機器情報の他の通信装置宛てへの送信を制御する送信制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の記録媒体のプログラムは、不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および相手において共通の値とされる設定情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、他の通信装置と通信可能となったとき、記憶されている設定情報を基に、自分を特定する機器情報の他の通信装置宛てへの送信を制御する送信制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および相手において共通の値とされる設定情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、他の通信装置と通信可能となったとき、記憶されている設定情報を基に、自分を特定する機器情報の他の通信装置宛てへの送信を制御する送信制御ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明の通信システムにおいては、第1の通信装置によって、不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および相手において共通の値とされる設定情報を用いて通信が可能となってから、予め定めた期間を経過したか否かが判定され、第2の通信装置から送信されてくる、第2の通信機器を特定する機器情報が受信され、予め定めた時間を経過していないと判定された場合、機器情報が記憶され、記憶されている機器情報に基づいて、無線通信が制限され、第2の通信装置によって、設定情報が記憶され、第1の通信装置と通信可能となったとき、記憶されている設定情報を基に、自分の機器情報が第1の通信装置宛てに送信される。
本発明の通信装置および方法、記憶媒体、並びにプログラムにおいては、不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および相手において共通の値とされる設定情報を用いて通信が可能となってから、予め定めた期間を経過したか否かが判定され、他の通信装置から送信されてくる、他の通信機器を特定する機器情報が受信され、予め定めた時間を経過していないと判定された場合、機器情報が記憶され、記憶されている機器情報に基づいて、無線通信が制限される。
本発明の通信装置および方法、記憶媒体、並びにプログラムにおいては、不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および相手において共通の値とされる設定情報が記憶され、他の通信装置と通信可能となったとき、記憶されている設定情報を基に、自分を特定する機器情報が他の通信装置宛てに送信される。
本発明によれば、簡単に通信の設定をすることができる。また、本発明によれば、より簡単に通信の設定をすることができる。
以下に本発明の最良の形態を説明するが、開示される発明と実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。本明細書中には記載されているが、発明に対応するものとして、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明以外の発明には対応していないものであることを意味するものではない。
さらに、この記載は、明細書に記載されている発明の全てを意味するものではない。換言すれば、この記載は、明細書に記載されている発明であって、この出願では請求されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により出現し、追加される発明の存在を否定するものではない。
本発明によれば、通信システムが提供される。この通信システム(例えば、図1の通信システム1)は、第1の通信装置(例えば、図1のアクセスポイント11)が、不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および相手において共通の値とされる設定情報(例えば、設定情報)を用いて通信が可能となってから、予め定めた期間を経過したか否かを判定する判定手段(例えば、図2の判定部54)と、第2の通信装置から送信されてくる、第2の通信機器を特定する機器情報を受信する受信手段(例えば、図2の無線通信部28)と、予め定めた時間を経過していないと判定された場合、機器情報を記憶する第1の記憶手段(例えば、図2の設定情報記憶部26)と、記憶されている機器情報に基づいて、無線通信を制限する制限手段(例えば、図2のフィルタリング処理部57)とを備え、第2の通信装置(例えば、図1のデジタルカメラ12)が、設定情報を記憶する第2の記憶手段(例えば、図3の設定情報記憶部107)と、第1の通信装置と通信可能となったとき、記憶されている設定情報を基に、自分の機器情報を第1の通信装置宛てに送信する送信手段(例えば、図3の無線通信部108)とを備える。
本発明によれば、通信装置が提供される。この通信装置(例えば、図1のアクセスポイント11)は、不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および相手において共通の値とされる設定情報を用いて通信が可能となってから、予め定めた期間を経過したか否かを判定する判定手段(例えば、図2の判定部54)と、他の通信装置から送信されてくる、他の通信機器を特定する機器情報を受信する受信手段と(例えば、図2の無線通信部28)、予め定めた時間を経過していないと判定された場合、機器情報を記憶する記憶手段(例えば、図2の設定情報記憶部26)と、記憶されている機器情報に基づいて、無線通信を制限する制限手段(例えば、図2のフィルタリング処理部57)とを備える。
制限手段は、記憶されているMACアドレスである機器情報に基づいて、無線通信を制限することができる。
記憶手段は、さらに、設定情報を記憶し、記憶されている設定情報を2次元コードに符号化する符号化手段(例えば、図2の符号化部52)と、2次元コードの表示を制御する表示制御手段(例えば、図2の表示制御部53)とを備える。
通信装置は、設定情報を生成する生成手段(例えば、図2の設定情報生成部51)を備える。
生成手段は、設定情報として、無線通信で特定のネットワークを指定するための識別子であるSSIDおよびデータを暗号化するための暗号鍵であるWEPキーを生成することができる。
本発明によれば、通信方法が提供される。この通信方法は、不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および相手において共通の値とされる設定情報を用いて通信が可能となってから、予め定めた期間を経過したか否かを判定する判定ステップ(例えば、図5のステップS58の処理)と、他の通信装置から送信されてくる、他の通信機器を特定する機器情報の受信を制御する受信制御ステップ(例えば、図5のステップS57の処理)と、予め定めた時間を経過していないと判定された場合、機器情報の記憶を制御する記憶制御ステップ(例えば、図5のステップS60の処理)と、記憶されている機器情報に基づいて、無線通信を制限する制限ステップ(例えば、図5のステップS64の処理)とを含む。
本発明によれば、プログラムが提供される。このプログラムは、不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および相手において共通の値とされる設定情報を用いて通信が可能となってから、予め定めた期間を経過したか否かを判定する判定ステップ(例えば、図5のステップS58の処理)と、他の通信装置から送信されてくる、他の通信機器を特定する機器情報の受信を制御する受信制御ステップ(例えば、図5のステップS57の処理)と、予め定めた時間を経過していないと判定された場合、機器情報の記憶を制御する記憶制御ステップ(例えば、図5のステップS60の処理)と、記憶されている機器情報に基づいて、無線通信を制限する制限ステップ(例えば、図5のステップS64の処理)とを実行させる。
このプログラムは、記憶媒体(例えば、図2の磁気ディスク41)に記憶することができる。
本発明によれば、通信装置が提供される。この通信装置(例えば、図1のデジタルカメラ12)は、不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および相手において共通の値とされる設定情報を記憶する記憶手段(例えば、図3の設定情報記憶部107)と、他の通信装置と通信可能となったとき、記憶されている設定情報を基に、自分を特定する機器情報を他の通信装置宛てに送信する送信手段(例えば、図3の無線通信部108)とを備える。
通信装置は、他の通信機器が表示させる設定情報を符号化した2次元コードの撮像を制御する撮像制御手段(例えば、図3の撮像制御部141)と、撮像された2次元コードを設定情報に復号する復号手段(例えば、図3の復号部142)とを備え、記録手段は、復号された設定情報を記憶することができる。
本発明によれば、通信方法が提供される。この通信方法は、不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および相手において共通の値とされる設定情報の記憶を制御する記憶制御ステップ(例えば、図8のステップS76の処理)と、他の通信装置と通信可能となったとき、記憶されている設定情報を基に、自分を特定する機器情報の他の通信装置宛てへの送信を制御する送信制御ステップ(例えば、図8のステップS77の処理)とを含む。
本発明によれば、プログラムが提供される。このプログラムは、不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および相手において共通の値とされる設定情報の記憶を制御する記憶制御ステップ(例えば、図8のステップS76の処理)と、他の通信装置と通信可能となったとき、記憶されている設定情報を基に、自分を特定する機器情報の他の通信装置宛てへの送信を制御する送信制御ステップ(例えば、図8のステップS77の処理)とを実行させる。
このプログラムは、記憶媒体(例えば、図3の磁気ディスク121)に記憶することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した通信システム1の一実施の形態の構成を示すブロック図である。この通信システム1においては、アクセスポイント11に、デジタルカメラ12およびパーソナルコンピュータ13が接続され、ネットワーク14に、アクセスポイント11およびパーソナルコンピュータ15が接続されている。
アクセスポイント11は、インフラストラクチャ方式の無線LANにより、デジタルスチルカメラ(以下、デジタルカメラと称する)12とパーソナルコンピュータ13との間で送受信されるデータを中継する通信装置の一例である。例えば、アクセスポイント11は、デジタルカメラ12から送信されてくるデータを中継して、パーソナルコンピュータ13に送信するか、またはパーソナルコンピュータ13から送信されてくるデータを中継して、デジタルカメラ12に送信する。
また、アクセスポイント11は、アクセスポイント11は、ルーティング(Routing)やNAT(Network Address Translation)機能を備えており、例えば、デジタルカメラ12またはパーソナルコンピュータ13から送信されてくるデータを中継して、ネットワーク14に接続されたパーソナルコンピュータ15に送信するか、またはネットワーク14に接続されたパーソナルコンピュータ15から送信されてくるデータを中継して、デジタルカメラ12またはパーソナルコンピュータ13に送信する。
デジタルカメラ12は、無線LANにより通信するためのインターフェイス(後述する無線LAN通信部)を備え、アクセスポイント11を介して、パーソナルコンピュータ13にデータを送信するか、またはパーソナルコンピュータ13からデータを受信する通信装置の一例である。また、デジタルカメラ12は、被写体を撮像し、撮像の結果得られた画像データを記録する撮像機能を有している。
パーソナルコンピュータ13は、アクセスポイント11を介して、データをデジタルカメラ12に送信するか、またはデジタルカメラ12から送信されてくるデータを受信する機器の一例である。例えば、パーソナルコンピュータ13は、アクセスポイント11を介して、デジタルカメラ12から送信されてくる、デジタルカメラ12により撮像された画像データを受信し、受信した画像データを記録する。
ネットワーク14には、アクセスポイント11およびパーソナルコンピュータ15などが相互に接続されている。ネットワーク14は、有線または無線の、相互に接続されているネットワークまたは通信回線などからなり、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などの所定のプロトコルに従って、アクセスポイント11およびパーソナルコンピュータ15を相互に通信させる。
パーソナルコンピュータ15は、アクセスポイント11およびネットワーク14を介して、データをデジタルカメラ12に送信するか、またはデジタルカメラ12から送信されてくるデータを受信する機器の一例である。例えば、パーソナルコンピュータ15は、アクセスポイント11およびネットワーク14を介して、デジタルカメラ12から送信されてくる、デジタルカメラ12により撮像された画像データを受信し、受信した画像データを記録する。
なお、以下、この実施例において、通信装置の一例としてデジタルカメラ12を説明するが、本発明は、これに限らず、例えば、カムコーダ(カメラ一体型ビデオレコーダ)、PDA(Personal Digital Assistance)、(撮像機能付き)携帯電話機、または(撮像機能付き)パーソナルコンピュータなどの、無線LANにより通信するためのインターフェイス(例えば、無線LANカード)または通信機能を備える機器に適用することができる。
また、上述した例においては、説明を分かり易くするために、アクセスポイント11に接続される機器として、デジタルカメラ12とパーソナルコンピュータ13の2つを例にして説明したが、アクセスポイント11に接続可能な台数の範囲で接続される機器を増やすか、または減らすことが可能である。すなわち、任意の数の機器をアクセスポイント11に接続させることができる。
さらに、パーソナルコンピュータ13またはパーソナルコンピュータ15の代わりに、デジタルカメラ、カムコーダ、PDA、または(撮像機能付き)携帯電話機などのアクセスポイント11またはネットワーク14に接続可能な機器を接続させるようにしてもよい。また、アクセスポイント11は、外部のネットワーク14とは接続せずに、デジタルカメラ12およびパーソナルコンピュータ13とのみ接続する構成にすることも可能である。
図2は、アクセスポイント11の機能の構成を示すブロック図である。
制御部21は、汎用のCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、または専用のプロセッサなどからなり、アクセスポイント11の各部を制御する。例えば、CPUである制御部21は、メモリ22に記憶されているプログラムを実行することにより、各種の機能を実現し、アクセスポイント11の各部を制御する。
また、制御部21は、必要に応じて、データをメモリ22に供給したり、メモリ22が一時的に記憶しているデータを取得する。
制御部21は、設定情報生成部51、符号化部52、表示制御部53、判定部54、MACアドレス抽出部55、MACアドレス記憶制御部56、およびフィルタリング処理部57を含むように構成される。例えば、プログラムを実行する制御部21は、設定情報生成部51、符号化部52、表示制御部53、判定部54、MACアドレス抽出部55、MACアドレス記憶制御部56、およびフィルタリング処理部57を実現させる。
なお、設定情報生成部51、符号化部52、表示制御部53、判定部54、MACアドレス抽出部55、MACアドレス記憶制御部56、およびフィルタリング処理部57をハードウェアにより構成するようにしても、プログラムを実行するコンピュータにより設定情報生成部51、符号化部52、表示制御部53、判定部54、MACアドレス抽出部55、MACアドレス記憶制御部56、およびフィルタリング処理部57を実現するようにしてもよい。
設定情報生成部51は、不正な接続を排除し、正当な相手だけを接続させるための設定情報を生成する。例えば、設定情報生成部51は、入力部23から供給されてくる操作信号に応じて、二項乱数、ポアソン乱数、または正規乱数などの乱数を生成し、生成した乱数を、設定情報の一例であるSSID(Service Set ID)またはWEP(Wired Equivalent Privacy)キーとすることによって、“abcde123”であるSSIDおよび“xyz1359ab”であるWEPキーを生成し、生成したSSIDおよびWEPキーを、設定情報記憶部26および符号化部52のそれぞれに供給する。
また、設定情報生成部51は、任意に選択され送信側、受信側において共通の値とされる設定情報を生成する。
ここで、SSIDとは、無線LANで特定のネットワークを指定するための識別子であり、アクセスポイント11とそのアクセスポイント11を中継局とする無線LANセグメントに接続される機器(例えば、デジタルカメラ12)において、共通の文字列が指定される。
また、WEPとは、アクセスポイント11と機器との双方に同じキー(暗号鍵)を設定する、いわゆる共通鍵暗号方式による暗号化方式により、通信するデータを暗号化する機能をいう。WEPのキー(以下、WEPキーと称する)を設定することで、通信中のデータ(パケット)が暗号化できるだけでなく、WEPキーが正しく設定されていない機器はアクセスポイント11に接続できないため、アクセス制限に使用することも可能となる。
符号化部52は、設定情報生成部51から供給されたSSIDおよびWEPキーを2次元コードに符号化(エンコード)する。符号化部52は、符号化した2次元コードを表示制御部53に供給する。より具体的には、例えば、符号化部52は、設定情報生成部51から供給された“abcde123”であるSSIDおよび“xyz1359ab”であるWEPキーを2次元コードの一例としてのQRコード(商標)に符号化し、符号化したQRコードを表示制御部53に供給する。
すなわち、符号化部52は、設定情報生成部51から供給されたSSIDおよびWEPキーを含む2次元コードを生成する。
ここで、2次元コードとは、水平と垂直の2次元方向に情報を持つコードである。2次元コードは、例えば、バーコードなどの一次元コードが、水平方向のみに情報を持っていたのとは違い、水平と垂直の2次元方向に情報を持たせることにより、英数字の文字列以外にも、かなや漢字、文章などもコード化することができ、大容量のデータを扱うことができる。
また、QRコードとは、日本で開発された2次元コードの中で唯一国際自動認識工業会(AIM International)において、世界規格に認定されたコードであり、その後、日本工業規格(JIS)にも制定されている。QRコードには、大容量の情報を小さいスペースで表現することができるというメリットがあり、例えば、数字のみの情報ならば、最大7089文字の情報をコード化することができる。
なお、この実施例においては、2次元コードの一例として、QRコードについて説明するが、本発明はそれに限らず、例えば、サイバーコード(Cyber Code)(商標)などを用いるようにしてもよい。
なお、この実施例においては、2次元コードの一例として、QRコードについて説明するが、本発明はそれに限らず、例えば、DataMatrix(商標)、PDF417(商標)、サイバーコード(Cyber Code)(商標)などを用いるようにしてもよい。当然、2次元コードは、スタック型でもマトリックス型でもよい。
表示制御部53は、2次元コードの表示を制御する。例えば、表示制御部53は、符号化部52から供給された、“abcde123”であるSSIDおよび“xyz1359ab”であるWEPキーから符号化されたQRコードを、後述する表示部24の画面に表示させる。
判定部54は、表示制御部53の制御により、2次元コードの表示が開始されてから、予め定めた期間が経過したか否かを判定する。すなわち、判定部54は、不正な接続を排除し、正当な相手だけを接続させるための、任意に選択され、送信側および受信側において共通の値とされる設定情報を用いて通信が可能となった時点から、予め定めた期間が経過したか否かを判定する。
例えば、判定部54は、予め定めた期間を示す閾値を記憶する。判定部54は、表示制御部53からの通知および図示せぬリアルタイムクロックからの時間を示す情報を基に、2次元コードの表示が開始されてから、予め定めた期間が経過したか否かを判定する。なお、判定部54は、相手との通信が開始されてから、予め定めた期間が経過したかを判定するようにしてもよい。
MACアドレス抽出部55は、相手から送信されてきたデータから、相手を特定する固有の情報を抽出する。例えば、MACアドレス抽出部55は、デジタルカメラ12から送信されてきたプローブ要求から、MACアドレスを抽出する。
より詳細には、例えば、MACアドレス抽出部55は、受信されて、メモリ22に記憶されているプローブ要求から、デジタルカメラ12に備えられた無線LANインターフェイスごとに割り当てられる固有の番号であるMACアドレスを抽出する。
MACアドレス抽出部55は、例えば、MACアドレスなどの、抽出した設定情報をMACアドレス記憶制御部56に供給する。
MACアドレス記憶制御部56は、MACアドレス抽出部55により抽出された設定情報を、後述する設定情報記憶部26に記憶させる。例えば、MACアドレス記憶制御部56は、プローブ要求から抽出されたMACアドレスを、設定情報記憶部26に記憶されている、MACアドレスフィルタリングを実行するために、アクセスポイント11を中継局とする無線LANセグメントへの接続を許可する機器のMACアドレスを格納するテーブル(以下、MACアドレステーブルと称する)に格納させることにより、MACアドレスを登録する。
ここで、詳細は後述するが、プローブ要求とは、無線LANの規格で定められている、ある無線LANセグメントに接続させる機器が、その無線LANセグメントの中継局であるアクセスポイントを検索するためにブロードキャストに送信されるパケット(フレーム)である。
例えば、MACアドレス抽出部55は、メモリ22に記憶されたプローブ要求からデジタルカメラ12の“AA-BB-CC-11-11-11”であるMACアドレスを抽出する。MACアドレス記憶制御部56は、抽出した“AA-BB-CC-11-11-11”であるMACアドレスを、設定情報記憶部26に記憶されているMACアドレステーブルに格納させて登録する。
フィルタリング処理部57は、設定情報記憶部26に記憶されているMACアドレステーブルに格納された各機器のMACアドレスに従って、MACアドレスフィルタリングを実行する。例えば、フィルタリング処理部57は、MACアドレステーブルに格納された、“AA-BB-CC-11-11-11”、“DD-EE-FF-22-22-22”、“BB-CC-DD-33-33-33”、“EE-FF-AA-44-44-44”、および“AA-BB-CC-55-55-55”であるMACアドレスが付与されているそれぞれの機器に対して、自分を中継局とする無線LANセグメントに接続を許可するようにMACアドレスフィルタリングを実行する。
例えば、フィルタリング処理部57は、MACアドレステーブルに、“AA-BB-CC-11-11-11”、“DD-EE-FF-22-22-22”、“BB-CC-DD-33-33-33”、“EE-FF-AA-44-44-44”、および“AA-BB-CC-55-55-55”であるMACアドレスが格納されている場合、MACアドレステーブルに格納されていない、“AA-BB-CC-77-77-77”であるMACアドレスが設定されている機器との、自分を中継局とする無線LANセグメントの接続を抑制する(許可しない)。
入力部23は、スイッチまたはダイヤルなどからなり、ユーザの操作に応じた操作信号を、制御部21に供給する。例えば、入力部23は、アクセスポイント11に設けられ、ユーザにより押下された場合、押下に応じた操作信号を設定情報生成部51に供給する。
表示部24は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、またはLED(Light Emitting Diode)ディスプレイなどから構成され、表示制御部53の制御を基に、2次元コードを表示する。例えば、表示部24は、表示制御部53の制御を基に、“abcde123”であるSSIDおよび“xyz1359ab”であるWEPキーから符号化されたQRコードを表示する。
通信部25は、イーサーネットなどの有線LANのインターフェイスから構成され、ネットワーク14を介して、他の機器と接続して、データの送受信をする。例えば、通信部25は、ネットワーク14を介して、パーソナルコンピュータ15と接続して、データの送受信をする。
設定情報記憶部26は、例えば、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)またはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリからなり、MACアドレス記憶制御部56の制御の基に、MACアドレス記憶制御部56から供給されてくるMACアドレスを、MACアドレステーブルに格納するようにMACアドレスを記憶する。
また、設定情報記憶部26は、例えば、EEPROMまたはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリからなり、各種の設定情報を記憶する。すなわち、設定情報は、設定情報記憶部26に記憶されることにより設定される。設定情報記憶部26は、例えば、設定情報生成部51から供給されてくる、アクセスポイント11に接続されるデジタルカメラ12やパーソナルコンピュータ13などの機器において共通に設定されている、SSIDおよびWEPキーを記憶する。
無線通信部28は、デジタルカメラ12またはパーソナルコンピュータ13などの他の機器と無線により通信する。例えば、無線通信部28は、IEEE802.11a、IEEE802.11b、またはIEEE802.11gの規格に準拠した通信方式で、デジタルカメラ12またはパーソナルコンピュータ13と無線により通信する。
例えば、無線通信部28は、信号を受信する場合、制御部21の制御を基に、他の機器から送信されてくる変調波を電波として受信し、受信した変調波に所定の処理を施すことで、データを復調する。無線通信部28は、制御部21の制御を基に、復調したデータを、バス27を介して、メモリ22に記憶させる。また、無線通信部28は、信号を送信する場合、制御部21の制御を基に、メモリ22に記憶されたデータに所定の処理を施すことで、データを変調し、変調したデータを他の機器宛てに送信する。
なお、無線通信部28が、他の機器と無線により通信する場合、制御部21は、設定情報記憶部26に記憶されている設定情報を基に、無線通信部28の通信を制御する。例えば、制御部21は、他の機器から送信されてきたSSIDと、設定情報記憶部26に記憶されているSSIDとを比較し、送信されてきたSSIDと記憶しているSSIDとが一致したとき、他の機器との無線による通信を開始するように、無線通信部28の通信を制御する。例えば、制御部21は、設定情報記憶部26に記憶されているWEPキーを暗号キーとして、無線通信部28に送信させようとするデータを暗号化するか、または無線通信部28により受信されたデータを復号する。
無線通信部28は、アンテナ61、高周波処理部62、ベースバンド処理部63、およびMAC部64を含むように構成される。
アンテナ61は、信号を受信する場合、無線通信により、他の機器から送信されてくる変調波を電波として受信する。アンテナ61は、受信した変調波の信号を高周波処理部62に供給する。また、アンテナ61は、信号を送信する場合、高周波処理部62から供給された変調されている信号を、電波として放射する。
高周波処理部62は、信号を受信する場合、アンテナ61から供給された変調波を、所定の復調方式によって復調する。高周波処理部62は、復調により得られた信号をベースバンド処理部63に供給する。また、高周波処理部62は、信号を送信する場合、ベースバンド処理部63から供給された信号を、所定の変調方式によって変調する。高周波処理部62は、変調された信号(変調波)をアンテナ61に供給する。
ベースバンド処理部63は、信号を受信する場合、高周波処理部62から供給された、アナログ信号である信号を、デジタル信号のデータに変換する。ベースバンド処理部63は、変換により生成されたデジタル信号のデータをMAC部64に供給する。また、ベースバンド処理部63は、信号を送信する場合、MAC部64から供給されたデジタル信号のデータを、アナログ信号である信号に変換する。ベースバンド処理部63は、変換により生成された信号を高周波処理部62に供給する。
MAC部64は、信号を受信する場合、ベースバンド処理部63から供給されたデータを、所定のフォーマットに変換する。例えば、MAC部64は、ベースバンド処理部63から供給されたデータに含まれているヘッダおよび誤り訂正符号(誤り検出符号)などを抽出し、ヘッダを基にデータを送信してきた機器などを特定し、誤り訂正符号を基に受信したデータの誤りを訂正するなどして、ヘッダおよび誤り訂正符号などを取り除いた方式のデータに変換する。MAC部64は、所定のフォーマットに変換されたデータを、バス27を介して、メモリ22に記憶させるか、または制御部21に供給する。
また、MAC部64は、信号を送信する場合、送信しようとするデータを、所定のフォーマットに変換する。例えば、MAC部64は、メモリ22から送信しようとするデータを読み出して、読み出したデータにヘッダおよび誤り訂正符号(誤り検出符号)などを付加することにより、所定のフォーマットに変換する。MAC部64は、所定のフォーマットに変換されたデータをベースバンド処理部63に供給する。
ドライブ29は、必要に応じてアクセスポイント11に接続される。ドライブ29には、磁気ディスク41(例えば、HDD(Hard Disk))、光ディスク42(例えば、記録可能なCD(Compact Disc)や記録可能なDVD(Digital Versatile Disc))、光磁気ディスク43(例えば、MD(Mini-Disc)(商標))、または半導体メモリ44(例えば、メモリカード)が適時装着される。ドライブ29は、装着された磁気ディスク41、光ディスク42、光磁気ディスク43、または半導体メモリ44から記録されているプログラムを読み出して、読み出したプログラムを制御部21に供給する。
このように、制御部21は、記録媒体の一例である磁気ディスク41、光ディスク42、光磁気ディスク43、または半導体メモリ44から読み出されたプログラムを実行することができる。
図3は、デジタルカメラ12の機能の構成を示すブロック図である。
カメラ部101は、例えば、撮像素子と、撮像素子に映像を結像させるレンズなどの光学系、および所定の信号処理を行う回路などから構成される。カメラ部101は、撮像制御部141の制御を基に、被写体の像を結像させて、結像させた画像を光電変換して、画像に対応する画像データを生成する。カメラ部101は、撮像制御部141の制御を基に、生成した画像データに対して、所定の信号処理を適用し、所定の信号処理が施された画像データを、ドライブ109に供給することで、記録媒体110に記録させる。
カメラ部101は、光学ブロック131、CCD(Charge Coupled Devices)132、A/D(Analog/Digital)変換部133、および信号処理部134を含むように構成される。
光学ブロック131は、例えば、光学レンズ、フォーカス機構、シャッタ機構、および絞り(アイリス)機構などから構成され、被写体に反射した光を像として集め、すなわち、被写体の光学的な像をCCD132の受光部に結像させる。
CCD132は、CCDセンサから構成され、光学ブロック131により結像された被写体の光学的な像を光電変換することにより、アナログの電気信号である画像信号に変換する。CCD132は、変換の結果得られたアナログの電気信号である画像信号をA/D変換部133に供給する。
なお、CCD132を一例としてあげた光電変換素子は、CCDセンサに限らず、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなど、光学的な画像を電気信号に変換できる撮像素子であればよい。
A/D変換部133は、CCD132から供給されたアナログ信号である画像信号を、デジタル信号である画像データに変換する。A/D変換部133は、変換により生成されたデジタル信号である画像データを信号処理部134に供給する。
信号処理部134は、A/D変換部133から供給されるデジタル信号である画像データに対して、所定の信号処理を適用する。
例えば、信号処理部134は、A/D変換部133から供給される画像データを、バス102を介して、メモリ103に記憶させることで、メモリ103に記憶された画像データを適宜読み出し、読み出した画像データに対して、利得を制御するAGC(Automatic Gain Control)処理、画像データの値(画素値)を補正することにより、白色などの予め定められた基準の色を基に全体の画像データにより表示される画像の色調を補正するAWB(Auto White Balance)処理、被写体に焦点(ピント)を合わせるAF(Auto Focus)処理、および被写体の明るさを基に露出を決定するAE(Auto Exposure)処理などの信号処理を適用する。
さらに、例えば、信号処理部134は、A/D変換部133から供給される画像データを基に、光学ブロック131を制御し、被写体に焦点(ピント)を合わさせるAF(Auto Focus)処理を実行する。
また、信号処理部134は、信号処理が施された画像データを、例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式などの所定の静止画像(データ)を圧縮符号化する圧縮符号化方式で符号化する。信号処理部134は、バス102を介して、圧縮した画像データをドライブ109に供給し、記録媒体110(例えば、半導体メモリ124)に画像データを記録させる。
さらに、信号処理部134は、スイッチ、コントロールキー、または表示部106の画面に設けられているタッチパネルなどの入力部105へのユーザからの操作入力に応じて、ユーザが所望する画像データが記録媒体110から読み出された場合、バス102を介して、記録媒体110から供給された圧縮符号化されている画像データを、圧縮符号化方式に応じて復号することで、画像データを伸張し、伸張した画像データを、バス102を介して、表示部106に供給して、画像を表示させる。
制御部104は、汎用のCPU、MPU、または専用のプロセッサなどからなり、デジタルカメラ12の各部を制御する。例えば、CPUである制御部104は、メモリ103に記憶されているプログラムを実行することにより、各種の機能を実現し、デジタルカメラ12の各部を制御する。
また、制御部104は、必要に応じて、データをメモリ103に供給したり、メモリ103が一時的に記憶しているデータを取得する。
制御部104は、撮像制御部141、復号部142、設定情報記憶制御部143、およびプローブ要求送信制御部144を含むように構成される。例えば、プログラムを実行するCPUである制御部104は、撮像制御部141、復号部142、設定情報記憶制御部143、およびプローブ要求送信制御部144を実現させる。
なお、撮像制御部141、復号部142、設定情報記憶制御部143、およびプローブ要求送信制御部144をハードウェアにより構成するようにしても、プログラムを実行するコンピュータにより撮像制御部141、復号部142、設定情報記憶制御部143、およびプローブ要求送信制御部144を実現するようにしてもよい。
撮像制御部141は、カメラ部101を制御して、被写体の像を結像させた画像を光電変換させて、画像に対応する画像データを生成させる。撮像制御部141は、カメラ部101を制御して、生成した画像データに対して、所定の信号処理を適用させて、所定の信号処理が施された画像データを、ドライブ109に供給させることで、記録媒体110に記録させる。
復号部142は、メモリ103に記憶されている2次元コードの画像データを復号(デコード)する。例えば、復号部142は、メモリ103に記憶されている、QRコード203の画像データを復号する。
設定情報記憶制御部143は、復号の結果得られたデータから、SSIDおよびWEPキーを取得して(抽出して)、取得したSSIDおよびWEPキーを設定情報記憶部107に供給する。例えば、設定情報記憶制御部143は、復号の結果得られたデータから、“abcde123”であるSSIDおよび“xyz1359ab”であるWEPキーを取得し、取得したSSIDおよびWEPキーを設定情報記憶部107に供給する。
プローブ要求送信制御部144は、無線通信部108における、自分を特定する固有の情報の送信を制御する。例えば、プローブ要求送信制御部144は、無線通信部108に、自分のMACアドレスを含むプローブ要求をアクセスポイント11に送信させる。
より具体的には、例えば、設定情報記憶制御部143が、設定情報記憶部107に、SSIDおよびWEPキーを記憶させたとき、プローブ要求送信制御部144は、無線通信部108に、後述するMAC部に記憶されているMACアドレスを含むパケットであるプローブ要求をアクセスポイント11に送信させる。
入力部105は、例えば、ユーザが撮影を行うためのシャッタレリーズボタン、表示部109の画面に設けられるタッチパネル、またはコントロールキー(スイッチ)(図示せず)などから構成され、ユーザの操作(入力)に対応する操作信号を制御部104に供給する。
表示部106は、例えば、LCD、有機ELディスプレイ、またはLEDディスプレイなどから構成され、各種の画像または文字列などを表示する。例えば、表示部106は、信号処理部134から供給された、復号された画像データにより表示される画像を表示する。また、表示部106は、ユーザの操作に応じて、制御部104が起動させたアプリケーションプログラムのユーザインターフェイスの画像を表示する。
設定情報記憶部107は、例えば、EEPROMまたはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリからなり、各種の設定情報を記憶する。すなわち、設定情報は、設定情報記憶部107に記憶されることにより、設定される。
例えば、設定情報記憶部107は、設定情報記憶制御部143から供給された“abcde123”であるSSIDおよび“xyz1359ab”であるWEPキーを記憶することにより、設定する。
無線通信部108は、アクセスポイント11と無線により通信する。例えば、無線通信部108は、IEEE802.11a、IEEE802.11b、またはIEEE802.11gの規格に準拠した通信方式で、他の機器と無線により通信する。
例えば、無線通信部108は、信号を受信する場合、制御部104の制御に従って、アクセスポイント11から送信されてくる変調波を電波として受信し、受信した変調波に所定の処理を施すことで、データを復調する。無線通信部108は、制御部104の制御の基に、復調したデータを、バス102を介して、メモリ103に記憶させる。また、無線通信部108は、信号を送信する場合、制御部104の制御の基に、メモリ103に記憶されたデータに所定の処理を施すことで、データを変調し、変調したデータをアクセスポイント11に送信する。
無線通信部108は、アンテナ151、高周波処理部152、ベースバンド処理部153、およびMAC部154を含むように構成される。
アンテナ151は、信号を受信する場合、無線通信により、アクセスポイント11から送信されてくる変調波を電波として受信する。アンテナ151は、受信した変調波の信号を高周波処理部152に供給する。また、アンテナ151は、信号を送信する場合、高周波処理部152から供給された変調されている信号を、電波として放射する。
高周波処理部152は、信号を受信する場合、アンテナ151から供給された変調波を、所定の復調方式によって復調する。高周波処理部152は、復調により得られた信号をベースバンド処理部153に供給する。また、高周波処理部152は、信号を送信する場合、ベースバンド処理部153から供給された信号を、所定の変調方式によって変調する。高周波処理部152は、変調された信号(変調波)をアンテナ151に供給する。
ベースバンド処理部153は、信号を受信する場合、高周波処理部152から供給された、アナログ信号である信号を、デジタル信号のデータに変換する。ベースバンド処理部153は、変換により生成されたデジタル信号のデータをMAC部154に供給する。また、ベースバンド処理部153は、信号を送信する場合、MAC部154から供給されたデジタル信号のデータを、アナログ信号である信号に変換する。ベースバンド処理部153は、変換により生成された信号を高周波処理部152に供給する。
MAC部154は、信号を受信する場合、ベースバンド処理部153から供給されたデータを、所定のフォーマットに変換する。例えば、MAC部154は、ベースバンド処理部153から供給されたデータに含まれているヘッダおよび誤り訂正符号(誤り検出符号)などを抽出し、ヘッダを基にデータを送信してきたアクセスポイント11を特定し、誤り訂正符号を基に受信したデータの誤りを訂正するなどして、ヘッダおよび誤り訂正符号などを取り除いた方式のデータに変換する。MAC部154は、所定のフォーマットに変換されたデータをメモリ103に記憶させるか、または制御部104に供給する。
また、MAC部154は、信号を送信する場合、送信しようとするデータを、所定のフォーマットに変換する。例えば、MAC部154は、メモリ103から送信しようとするデータを読み出して、読み出したデータにヘッダおよび誤り訂正符号(誤り検出符号)などを付加することにより、所定のフォーマットに変換する。MAC部154は、所定のフォーマットに変換されたデータをベースバンド処理部153に供給する。
さらに、MAC部154は、自分のMACアドレスを記憶しており、記憶しているMACアドレスをプローブ要求送信制御部144に供給する。
ドライブ109は、装着された記録媒体110にデータを書き込むか、または装着された記録媒体110からデータまたはプログラムを読み出す。例えば、ドライブ109は、記録媒体110がメモリカードの場合、そのメモリカードに対応した所定のインターフェイスで構成される。
記録媒体110は、例えば、磁気ディスク121(例えば、HDD)、光ディスク122(例えば、CDやDVD)、光磁気ディスク123(例えば、MD(商標))、または半導体メモリ124(例えば、メモリカード)などから構成される。記録媒体110は、着脱可能にドライブ109に装着される。
また、ドライブ109は、装着された磁気ディスク121、光ディスク122、光磁気ディスク123、または半導体メモリ124から記録されているプログラムを読み出して、読み出したプログラムを制御部104に供給する。
このように、制御部104は、磁気ディスク121、光ディスク122、光磁気ディスク123、または半導体メモリ124などの記録媒体110から読み出されたプログラムを実行することができる。
ここで、アクセスポイント11は、MACアドレスフィルタリングを実行することによって、自分を中継局とする無線LANセグメントに接続してくる機器の接続を制限する。また、MACアドレスフィルタリングを実行するためには、アクセスポイント11に接続させる機器のMACアドレスを予め登録しておく必要がある。以下、通信システム1によるMACアドレスフィルタリングの設定の処理について説明する。
まず、図4のフローチャートを参照して、通信システム1によるMACアドレスフィルタリングの設定の処理の概要を説明し、その後、図5乃至図9を参照して、個々の装置の詳細な処理について説明する。
図4は、MACアドレスフィルタリングの設定の処理について説明するフローチャートである。
ステップS11において、アクセスポイント11の制御部21は、無線の通信の設定モードに遷移する。ステップS21において、デジタルカメラ12の制御部104は、無線の通信モードに遷移する。
なお、アクセスポイント11の制御部21は、設定モードにおいて、MACアドレスフィルタリングの処理を停止させる。
ステップS31において、アクセスポイント11の制御部21およびデジタルカメラ12の制御部104は、セキュアな無線の通信をするための無線LAN設定の処理を実行する。すなわち、ステップS31において、アクセスポイント11の制御部21およびデジタルカメラ12の制御部104は、不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための設定情報であって、無線の通信の設定情報を設定する。
例えば、アクセスポイント11に、不正な接続を排除し、正当な相手だけを接続させるための、任意に選択され、送信側および受信側において共通の値とされる設定情報の一例である、SSIDおよびWEPキーが設定されている場合、ステップS31において、アクセスポイント11は、自分に設定されているSSIDおよびWEPキーをデジタルカメラ12に設定させる。
ステップS32において、アクセスポイント11の制御部21およびデジタルカメラ12の制御部104は、無線通信部28および無線通信部108に、ステップS31の処理において設定された、無線の通信の設定情報を用いて、不正な接続を排除するように無線の通信を開始させる。
例えば、ステップS32において、アクセスポイント11の制御部21およびデジタルカメラ12の制御部104は、無線通信部28および無線通信部108に、設定されたWEPキーを基に、暗号化されたデータの送信または受信を開始させることによって、WEPキーを用いて、不正な接続を排除するように無線の通信を開始させる。
また、例えば、アクセスポイント11の制御部21は、デジタルカメラ12から送信されてきたSSIDと、設定情報記憶部26に記憶されているSSIDとを比較し、送信されてきたSSIDと記憶しているSSIDとが一致した場合、デジタルカメラ12との無線による通信を開始させ、他の機器から送信されてきたSSIDと、設定情報記憶部26に記憶されているSSIDとを比較し、送信されてきたSSIDと記憶しているSSIDとが一致しない場合、他の機器との無線による通信を開始させない(抑制する)ようにすることで、SSIDを用いて、不正な接続を排除するように無線の通信を開始させる。
例えば、詳細は後述するが、ステップS31において、アクセスポイント11は、無線LAN設定の処理として、表示部24の画面に“abcde123”であるSSIDおよび“xyz1359ab”であるWEPキーが符号化された2次元コード(QRコード)を表示させる。
そのとき、デジタルカメラ12は、無線LAN設定の処理として、アクセスポイント11の表示部24の画面に表示されたSSIDおよびWEPキーが符号化された2次元コード(QRコード)を撮像し、撮像した2次元コード(QRコード)の画像データから、“abcde123”であるSSIDおよび“xyz1359ab”であるWEPキーを取得し、取得したそれらのSSIDおよびWEPキーを設定する。
そして、ステップS32において、デジタルカメラ12は、“abcde123”であるSSIDおよび“xyz1359ab”であるWEPキーを用いて、アクセスポイント11との通信を開始する。これにより、デジタルカメラ12は、例えば、アクセスポイント11を介して、既にSSIDおよびWEPキーが設定され、アクセスポイント11に接続されているパーソナルコンピュータ13との通信を行うことができるようになる。
なお、ステップS31の処理における無線LAN設定の処理は、2次元コードを用いた処理に限らず、例えば、ユーザの操作により、手動でSSIDおよびWEPキーを設定する方法や、アクセスポイント11およびデジタルカメラ12にそれぞれ設けられた所定のスイッチ(図示せず)を押下することで、アクセスポイント11からSSIDおよびWEPキーをデジタルカメラ12宛てに送信することで、SSIDおよびWEPキーを設定する方法など、デジタルカメラ12に対して、アクセスポイント11と同一のSSIDおよびWEPキーなどの設定情報を設定することが可能な方法であればよい。
ステップS22において、デジタルカメラ12の制御部104は、無線通信部108に、設定されたアクセスポイント11のSSIDを含むプローブ要求であって、WEPキーを基に暗号化されているプローブ要求をアクセスポイント11に送信する。例えば、ステップS22において、デジタルカメラ12は、“abcde123”であるSSIDを含むプローブ要求であって、“xyz1359ab”であるWEPキーを基に暗号化されているプローブ要求をアクセスポイント11に送信する。
ここで、プローブ要求には、プローブ要求を送信した機器のMACアドレスが含まれる。例えば、デジタルカメラ12が送信するプローブ要求には、デジタルカメラ12のMACアドレスが含まれる。
MACアドレスとは、無線LANインターフェイス(例えば、無線通信部28および無線通信部108など)に重複しないように割り当てられる固有の番号である。MACアドレスは、例えば、3バイトのメーカコードと3バイトの製造番号からなり、各メーカのメーカコードと、そのメーカ内での固有のID(Identity)となる製造番号とを組み合わせることで、LANインターフェイスに対して、一意の値となっている。
例えば、デジタルカメラ12が、アクセスポイント11宛てに送信するプローブ要求には、“AA-BB-CC”であるメーカコードと、“11-11-11”である製造番号からなる、“AA-BB-CC-11-11-11”であるデジタルカメラ12の(無線通信部108の)MACアドレスが含まれている。
ステップS12において、アクセスポイント11の制御部21は、無線通信部28に、デジタルカメラ12から送信されてきたプローブ要求を受信させる。ステップS13において、制御部21は、受信したプローブ要求に含まれるMACアドレスをMACアドレステーブルに格納させることで登録する。
例えば、アクセスポイント11は、ステップS12において、デジタルカメラ12からプローブ要求を受信し、ステップS13において、受信したプローブ要求に含まれる“AA-BB-CC-11-11-11”であるMACアドレスを、設定情報記憶部26に記憶されているMACアドレステーブルに格納させることで、MACアドレスを登録する。
すなわち、不正な接続を排除するように無線の通信を開始した直後に、アクセスポイント11は、デジタルカメラ12から受信されてきたプローブ要求を受信し、受信したプローブ要求に含まれているMACアドレスをMACアドレステーブルに格納させて登録する。これにより、アクセスポイント11は、デジタルカメラ12を、アクセスポイント11を中継局とする無線LANセグメントへの接続を許可するようにMACアドレスフィルタリングの処理を実行することができるようになる。
ステップS14において、アクセスポイント11の制御部21は、無線通信部28に、デジタルカメラ12から送信されてくるプローブ要求に応じて、プローブ要求を受信した機器が、プローブ要求に応じて送信するパケット(フレーム)であるプローブ応答をデジタルカメラ12宛てに送信させる。
ステップS15において、アクセスポイント11の制御部21は、元のモードに遷移し、アクセスポイント11の処理は終了する。例えば、ステップS15において、制御部21は、ステップS11において、“設定モード”に遷移する前の元のモードである“通常モード”にモードを遷移させることで、“設定モード”を終了する。これにより、アクセスポイント11は、無線LANの中継局として動作する。
なお、設定モードから元のモードに遷移すると、アクセスポイント11は、MACアドレスフィルタリングの処理を実行する。また、アクセスポイント11は、プローブ要求を受信したとき、または、プローブ要求に含まれているMACアドレスをMACアドレステーブルに格納したとき、MACアドレスフィルタリングの処理を実行するようにしてもよい。
MACアドレスフィルタリングの処理を開始すると、アクセスポイント11は、MACアドレステーブルに格納されているMACアドレス以外のMACアドレスが格納されているプローブ要求には応答しない。すなわち、MACアドレスフィルタリングの処理を開始した後に送信されてきたプローブ要求に含まれているMACアドレスは、登録されない。
ステップS23において、デジタルカメラ12の制御部104は、無線通信部108に、アクセスポイント11から送信されてきたプローブ応答を受信させる。
デジタルカメラ12の制御部104は、アクセスポイント11から送信されてくるプローブ応答を受信することで、自分のMACアドレスがアクセスポイント11のMACアドレステーブルに格納されたことがわかるので、ステップS24において、制御部104は、元のモードに遷移し、デジタルカメラ12の処理は終了する。
例えば、ステップS23において、制御部104は、ステップS21において、“設定モード”に遷移する前の“撮像モード”にモードを遷移することで、“設定モード”を終了する。これにより、デジタルカメラ12は、被写体を撮像することができる状態に戻ることになる。
なお、アクセスポイント11は、“設定モード”において、MACアドレスフィルタリングの処理を停止している。
このように、本発明によれば、ユーザが面倒な操作をすることなく、簡単にMACアドレスフィルタリングの設定をすることができるので、ネットワークに関する専門的な知識を有さないユーザであってもMACアドレスフィルタリングの設定をすることができる。
また、不正な接続を排除するように無線の通信を開始した直後に、送信されてきたMACアドレスを登録するようにしたので、不正に接続しようとする相手から送信されてきたMACアドレスが登録されてしまうことを防止することができる。
また、本発明によれば、プロトコルを新規で定義するのではなく、既に定義されているプローブ要求を使用して、そのプローブ要求からMACアドレスを取得するようにしているので、現在普及している、インフラストラクチャ方式の無線LANのアクセスポイントに対しても、容易に適用することができる。
次に、図5乃至図9を参照して、図4のフローチャートにより説明した、アクセスポイント11およびデジタルカメラ12のそれぞれの装置の処理について、より詳細な説明をする。なお、図5乃至図9における、無線LAN設定の処理(ステップS31の処理)に対応する処理であるが、上述した、ステップS11の処理の例で説明した、2次元コードを用いた処理を一例として説明する。
まず、図5のフローチャートを参照して、アクセスポイント11による、MACアドレス登録の処理について説明する。
ステップS51において、制御部21は、初期化処理を実行する。例えば、ステップS51において、制御部21は、ユーザにより、アクセスポイント11に設けられた初期化スイッチ(図示せず)が押下された場合、MACアドレスフィルタリングに使用する、MACアドレステーブルに格納されたMACアドレスを初期化(クリア)する。また、例えば、制御部21は、設定された設定情報(SSIDおよびWEPキーなど)を初期化(クリア)するとともに、設定情報記憶部26に記憶された設定情報(SSIDおよびWEPキーなど)も初期化(クリア)する。
また、初期化処理を実行した場合、設定情報が初期化される(例えば、工場出荷時設定に戻る)ので、アクセスポイント11およびアクセスポイント11を中継局とする無線LANセグメントに接続される機器に、再度、設定情報を設定する必要がある。
この場合、例えば、アクセスポイント11は、再度、自分を中継局とする無線LANセグメントに接続される機器(例えば、デジタルカメラ12やパーソナルコンピュータ13)のMACアドレスをMACアドレステーブルに格納し、さらに、SSIDおよびWEPキーを生成して設定する必要がある。また、例えば、デジタルカメラ12およびパーソナルコンピュータ13は、再度、SSIDおよびWEPキーを取得して設定する必要がある。
すなわち、図5を参照して説明するMACアドレス登録の処理は、(購入時などに)新規で、無線LANの設定をする場合か、または既に設定された無線LANの設定を初期化した場合に、再度、無線LANの設定する場合の処理となる。
なお、このとき、制御部21は、無線LANの中継局として動作する“通常モード”から、無線LANの各種設定を行う“設定モード”にモードを変更することで、無線LANの各種設定を開始する。
ステップS52において、制御部21は、入力部23から供給される操作信号を基に、ユーザにより、アクセスポイント11に設けられた入力部23である無線LAN設定表示ボタン(例えば、後述する図6の無線LAN設定表示ボタン201)が押下されたか否かを判定する。
ステップS52において、無線LAN設定表示ボタンが押下されていないと判定された場合、ユーザから設定情報の表示が指示されていないので、ステップS52に戻り、上述した処理を繰り返す。すなわち、ユーザによって、無線LAN設定表示ボタンが押下されるまで、ステップS52の処理を繰り返すこととなる。
一方、ステップS52において、無線LAN設定表示ボタンが押下されたと判定された場合、ユーザから設定情報の表示が指示されたので、ステップS53に進み、設定情報生成部51は、二項乱数、ポアソン乱数、または正規乱数などの乱数を生成し、生成した乱数をSSIDおよびWEPとすることによって、SSIDおよびWEPキーを生成し、生成したSSIDおよびWEPキーを、設定情報記憶部26および符号化部52にそれぞれ供給する。
ここで、上述したように、SSIDおよびWEPキーを初期化したので(ステップS51の処理)、インフラストラクチャ方式の無線LANによって通信を行う場合、アクセスポイント11およびアクセスポイント11を中継局とする無線LANセグメントに接続される各機器に、共通の無線LANで特定のネットワークを指定するための識別子であるSSIDと、データを暗号化するための暗号鍵であるWEPキーとを設定する必要がある。
具体的には、SSIDは、32バイト以内の英数字の組み合わせた任意の文字列である。一般的に、同じ周波数帯を用いて複数のLANセグメントを構築した場合、混信する可能性があるので、SSIDの値によって参加する無線LANセグメントを認識させることで、SSIDが異なる機器は通信を行うことができなくなる。
また、WEPキーは、8バイト(64ビット)または16バイト(128ビット)などの文字列からなり、任意に設定される、キーを生成するための値である。より正確には、WEPによる暗号化では、データの暗号化または復号に実際に用いる鍵がWEPキーを基に生成され、生成された鍵を送信側および受信側において共通鍵とすることによって、送信されるデータが暗号化され、受信したデータが復号される。
すなわち、同一のセグメントの無線LANを使用するためには、同一のSSIDとWEPキーを設定する必要がある。なお、WEPキーを指定しない場合でも通信をすることは可能であるが、WEPキーを指定することで、データを暗号化することができるので、秘匿性を向上させることができる。
例えば、ステップS53において、設定情報生成部51は、二項乱数、ポアソン乱数、または正規乱数などの乱数によって、“abcde123”であるSSIDおよび“xyz1359ab”であるWEPキーを生成し、生成したSSIDおよびWEPキーを、設定情報記憶部26に供給するか、または設定情報記憶部26および符号化部52のそれぞれに供給する。
ステップS54において、設定情報記憶部26は、設定情報生成部51から供給されたSSIDおよびWEPキーを記憶する。例えば、ステップS54において、設定情報記憶部26は、設定情報生成部51から供給された“abcde123”であるSSIDおよび“xyz1359ab”であるWEPキーを記憶する。
すなわち、設定情報記憶部26がSSIDおよびWEPキーなどの設定情報を記憶することで、アクセスポイント11には、設定情報が設定されることになる。例えば、設定情報記憶部26が“abcde123”であるSSIDおよび“xyz1359ab”であるWEPキーを記憶することで、アクセスポイント11による無線LANに接続する機器のそれぞれには、SSIDとして、“abcde123”を設定し、WEPキーとして、“xyz1359ab”を設定する必要がある。
また、設定情報記憶部26がSSIDおよびWEPキーを記憶しておくことで、他の機器に対して、SSIDおよびWEPキーを設定する場合、設定情報記憶部26に記憶されたSSIDおよびWEPキーを読み出して、同一のSSIDおよびWEPキーを設定させることが可能となるので、他の機器を、アクセスポイント11による無線LANセグメントに接続させることができる。
ステップS55において、符号化部52は、設定情報記憶部26から、記憶されているSSIDおよびWEPキーを読み出し、読み出したSSIDおよびWEPキーを2次元コードに符号化し、符号化した2次元コードを表示制御部53に供給する。すなわち、ステップS55において、符号化部52は、設定されている設定情報であって、不正な情報を排除し、正当な相手だけを接続させるための設定情報であるSSIDおよびWEPキーを2次元コードに符号化する。例えば、ステップS55において、符号化部52は、設定情報記憶部26に記憶されている“abcde123”であるSSIDおよび“xyz1359ab”であるWEPキーをQRコードに符号化し、符号化したQRコードを表示制御部53に供給する。
なお、ステップS55において、符号化部52は、設定情報生成部51から供給されたSSIDおよびWEPキーを2次元コードに符号化し、符号化した2次元コードを表示制御部53に供給するようにしてもよい。
ステップS56において、表示制御部53は、符号化部52から供給された2次元コードを表示部24の画面に表示させる。例えば、ステップS56において、表示制御部53は、符号化部52から供給された、“abcde123”であるSSIDおよび“xyz1359ab”であるWEPキーが符号化されたQRコードを表示部24の画面に表示させる。
図6は、2次元コードを表示する、アクセスポイント11の外観を示す図である。
アクセスポイント11には、入力部23としての無線LAN設定表示ボタン201および表示部24の画面202が設けられている。例えば、表示部24の画面202は、無線LAN設定表示ボタン201の近傍に設けられている。
ユーザが無線LAN設定表示ボタン201を押下した場合、表示部24の画面202には、QRコード(2次元コード)203が表示される。例えば、表示部24の画面202には、ユーザが無線LAN設定表示ボタン201を押下する(ステップS52の処理)ことにより、“abcde123”であるSSIDおよび“xyz1359ab”であるWEPキーが符号化されたQRコード203が表示される(ステップS56の処理)。
図5のフローチャートに戻り、ステップS57において、制御部21の判定部54は、無線通信部28からの信号を基に、デジタルカメラ12からプローブ要求を受信したか否かを判定する。
例えば、ステップS57において、無線通信部28は、デジタルカメラ12から送信されてくる、プローブ要求を受信した場合、プローブ要求を受信した旨を示す信号を、バス27を介して、制御部21に供給する。制御部21の判定部54は、無線通信部28からプローブ要求を受信した旨を示す信号が供給された場合、プローブ要求を受信したと判定し、無線通信部28からプローブ要求を受信した旨を示す信号が供給されない場合、プローブ要求を受信していないと判定する。
なお、無線通信部28は、プローブ要求を受信した場合、受信したプローブ要求をメモリ22に記憶させる。
ステップS57において、プローブ要求を受信したと判定された場合、ステップS59に進み、MACアドレス抽出部55は、メモリ22に記憶されたプローブ要求からMACアドレスを抽出する。例えば、ステップS39において、MACアドレス抽出部55は、メモリ22に記憶されたプローブ要求から“AA-BB-CC-11-11-11”であるデジタルカメラ12のMACアドレスを抽出する。
ステップS60において、MACアドレス記憶制御部56は、プローブ要求から抽出したMACアドレスを、設定情報記憶部26に記憶されたMACアドレステーブルに格納することにより(MACアドレスを設定情報記憶部26に記憶させることにより)、MACアドレスを登録する。
図7は、MACアドレステーブルの例を示す図である。
図7で示されるMACアドレステーブルの例において、アクセスポイント11が、MACアドレスフィルタリングを実行するために、自分を中継局とする無線LANセグメントへの接続を許可する機器のMACアドレスを示す、“MACアドレス”が格納されている。
例えば、図7で示されるMACアドレステーブルの例において、“1”である番号に対して、“AA-BB-CC-11-11-11”であるMACアドレスが格納されている。また、“2”である番号に対して、“DD-EE-FF-22-22-22”であるMACアドレスが格納されている。さらに、“3”である番号に対して、“BB-CC-DD-33-33-33”であるMACアドレスが格納されている。
また、“4”である番号に対して、“EE-FF-AA-44-44-44”であるMACアドレスが格納されている。さらに、“5”である番号に対して、“AA-BB-CC-55-55-55”であるMACアドレスが格納されている。
このように、MACアドレステーブルには、アクセスポイント11を中継局とする無線LANセグメントに接続を許可する機器のMACアドレスが格納されている。すなわち、この場合、アクセスポイント11は、“AA-BB-CC-11-11-11”、“DD-EE-FF-22-22-22”、“BB-CC-DD-33-33-33”、“EE-FF-AA-44-44-44”、および“AA-BB-CC-55-55-55”であるMACアドレスが付与されているそれぞれの機器に対して、自分を中継局とする無線LANセグメントに接続を許可していることになる。
なお、初期化処理(ステップS51の処理)により、MACアドレステーブルに格納されたMACアドレスを初期化(クリア)しているので、ステップS60において、MACアドレステーブルに格納されたMACアドレスは、“AA-BB-CC-11-11-11”であるデジタルカメラ12のMACアドレスのみとなる。
図5のフローチャートに戻り、例えば、ステップS60において、MACアドレス記憶制御部56は、プローブ要求から抽出した“AA-BB-CC-11-11-11”であるMACアドレスを、設定情報記憶部26に記憶された、図7のMACアドレステーブルに格納して登録する。
ステップS61において、制御部21は、無線通信部28に、受信したプローブ要求に応じて、プローブ応答をデジタルカメラ12宛てに送信させ、ステップS62に進む。
一方、ステップS57において、プローブ要求を受信していないと判定された場合、ステップS58に進み、制御部21の判定部54は、2次元コードを表示部24の画面に表示してから、所定の時間が経過したか否かを判定する。例えば、ステップS58において、判定部54は、予め記憶している閾値と図示せぬリアルタイムクロックからの時間を示す情報とを比較することによって、2次元コードの表示が開始されてから、予め定めた期間が経過したか否かを判定する。
ステップS58において、所定の時間が経過していないと判定された場合、ステップS57に戻り、予め定められた期間が経過するまで、上述した処理が繰り返される。すなわち、プローブ要求を受信するか、または所定の時間が経過するまで、ステップS57およびステップS58の処理が繰り返される。
一方、ステップS58において、所定の時間が経過したと判定された場合、正当な相手からプローブ要求が送信されてこなかったので、MACアドレスを登録することなく、ステップS62に進む。
ステップS62において、表示制御部53は、表示部24に、2次元コードの表示を消させる。例えば、ステップS62において、表示制御部53は、制御部21から供給される制御信号を基に、表示部24の画面202に表示された“abcde123”であるSSIDおよび“xyz1359ab”であるWEPキーが符号化されたQRコード203の表示を消す。
ステップS63において、制御部21は、“設定モード”から“通常モード”にモードを変更することで、“設定モード”を終了する。すなわち、アクセスポイント11は、無線LANの中継局として動作する。
ステップS64において、フィルタリング処理部57は、MACアドレステーブルに格納された各機器のMACアドレスに従って、MACアドレスフィルタリングの実行を開始して、処理は終了する。
例えば、ステップS64において、フィルタリング処理部57は、MACアドレステーブルに格納された、“AA-BB-CC-11-11-11”であるMACアドレスが付与されている機器(例えば、デジタルカメラ12)に対して、自分を中継局とする無線LANセグメントに接続を許可し、他のMACアドレスが付与されている機器に対して、自分を中継局とする無線LANセグメントに接続を許可しないようにMACアドレスフィルタリングを実行する。
このように、本発明によれば、アクセスポイントが実行するMACアドレスフィルタリングの設定に必要となるMACアドレスを、そのアクセスポイントを中継局とする無線LANセグメントに接続させる機器から送信されてくるプローブ要求から取得することで、MACアドレスをMACアドレステーブルに格納して登録することができる。その結果、簡単にMACアドレスフィルタリングの設定をすることができる。
また、本発明によれば、簡単にMACアドレスフィルタリングの設定をすることができるので、ネットワークに関する専門的な知識を有さないユーザであってもMACアドレスフィルタリングの設定をすることができる。
さらに、本発明によれば、SSIDおよびWEPキーを設定した直後に、送信されてきたMACアドレスを登録するようにしたので、不正に接続しようとする相手から送信されてきたMACアドレスが登録されてしまうことを防止することができる。
すなわち、不正な接続を排除するように無線の通信を開始してから、予め定めた期間内に、正当な相手から送信されてきたMACアドレスを登録するようにしたので、不正に接続しようとする相手から送信されてきたMACアドレスが登録されてしまうことを防止することができる。
なお、図5のフローチャートを参照して説明した処理においては、不正な接続を排除するように無線の通信を開始して、最初に送信されてきたMACアドレスだけを登録するが、不正な接続を排除するように無線の通信を開始してから予め定めた期間内に送信されてきたMACアドレスを総て登録するようにしてもよい。この場合、登録を許可する期間を十分に短くすることが望ましい。
また、ステップS51の処理で、初期化処理を実行しているが、初期化をすることにより、設定しているSSIDおよびWEPキーを初期化(クリア)してしまうため、既に無線LANに接続された機器のSSIDおよびWEPキーと同一の設定情報とはならない。
この場合、ステップS51およびステップS53の処理を実行せずに、アクセスポイント11を中継局とする無線LANセグメントに接続させたい機器に対して、設定情報記憶部26にSSIDおよびWEPキーを記憶させているので(ステップS54の処理)、設定情報記憶部26に記憶されたSSIDおよびWEPキーを読み出して、同一のSSIDおよびWEPキーを設定させることが可能となるで、接続させたい機器を同一の無線LANセグメントに接続させることができる。
次に、図8のフローチャートを参照して、デジタルカメラ12による、無線LAN設定の処理について説明する。
ステップS71において、制御部104は、入力部105から供給される操作信号を基に、ユーザにより、表示部106の画面に表示されたメニュー画面の無線LAN設定コマンドが選択されたか否かを判定する。
ここで、メニュー画面の無線LAN設定コマンドとは、各種の設定を行うメニュー画面に配置されるコマンドのうち、無線LANの設定を実行させるコマンドである。また、デジタルカメラ12は、無線LAN設定コマンドが選択された場合、被写体を撮像する“撮像モード”から、各種機器の設定を行う“設定モード”にモードを変更する。
ステップS71において、メニュー画面の無線LAN設定が選択されていないと判定された場合、ステップS71に戻り、上述した処理を繰り返す。すなわち、ユーザにより、メニュー画面の無線LAN設定が選択されるまで、ステップS71の処理を繰り返すことで、その間、デジタルカメラ12は、“撮像モード”で動作することになる。
一方、ステップS71において、メニュー画面の無線LAN設定が選択されたと判定された場合、ステップS72に進み、制御部104は、記録部(図示せず)に記録された無線LAN設定のアプリケーションプログラムを起動する。
ここで、無線LAN設定のアプリケーションプログラムとは、デジタルカメラ12における無線LANに関する設定を行うためのプログラムである。
ステップS73において、撮像制御部141は、CCD132に、ユーザの操作に従って、アクセスポイント11の表示部24に表示されている2次元コードを撮像させる。例えば、ステップS33において、撮像制御部141は、CCD132に、ユーザの操作に従って、アクセスポイント11の表示部24の画面202に表示されている、“abcde123”であるSSIDおよび“xyz1359ab”であるWEPキーが符号化されたQRコード203を撮像させる。
詳細に説明すれば、CCD132は、撮像したQRコード203の画像データをA/D変換部133に供給する。A/D変換部133は、CCD132から供給されたアナログデータである2次元コードの画像データを、デジタルデータに変換し、変換により得られたデジタルデータである2次元コードの画像データを信号処理部134に供給する。
信号処理部134は、A/D変換部133から供給されてくる2次元コードの画像データに対して、所定の処理を施して、所定の処理を施したデータをメモリ103に記憶させる。例えば、信号処理部134は、A/D変換部133から供給されてくるQRコード203の画像データに対して、AGC処理、AWB処理、AF処理、およびAE処理などの所定の処理を施して、所定の処理を施したデータをメモリ103に記憶させる。
図9は、アクセスポイント11の表示部24の画面202に表示されるQRコード203を撮像するデジタルカメラ12について説明する図である。
図6に示す場合と同様の部分には、同一の符号が付してあり、その説明は(適宜)省略する。
アクセスポイント11の表示部24の画面202には、ユーザが無線LAN設定表示ボタン201を押下することにより、“abcde123”であるSSIDおよび“xyz1359ab”であるWEPキーが符号化されたQRコード203が表示されるので、ユーザは、デジタルカメラ12の入力部105のシャッタレリーズボタンを押下することにより、デジタルカメラ12に、画面202に表示されたQRコード203を撮像させる。
図8のフローチャートに戻り、ステップS74において、復号部142は、メモリ103に記憶されている2次元コードの画像データを復号(解析)する。例えば、ステップS74において、復号部142は、メモリ103に記憶されている、QRコード203の画像データを復号する。
ステップS75において、設定情報記憶制御部143は、復号の結果得られたデータから、SSIDおよびWEPキーを取得して(抽出して)、取得したSSIDおよびWEPキーを設定情報記憶部107に供給する。例えば、ステップS75において、設定情報記憶制御部143は、復号の結果得られたデータから、“abcde123”であるSSIDおよび“xyz1359ab”であるWEPキーを取得し、取得したSSIDおよびWEPキーを設定情報記憶部107に供給する。
ステップS76において、設定情報記憶部107は、設定情報記憶制御部143から供給されたSSIDおよびWEPキーを記憶することにより、SSIDおよびWEPキーを設定する。例えば、ステップS76において、設定情報記憶部107は、設定情報記憶制御部143から供給された“abcde123”であるSSIDおよび“xyz1359ab”であるWEPキーを記憶する。
すなわち、デジタルカメラ12に、アクセスポイント11と同一の“abcde123”であるSSIDおよび“xyz1359ab”であるWEPキーが設定されるので、デジタルカメラ12は、アクセスポイント11を中継局とする無線LANに接続することができる。
ステップS77において、制御部104のプローブ要求送信制御部144は、無線通信部108に、デジタルカメラ11のMACアドレスを含むプローブ要求をアクセスポイント11に送信させる。すなわち、ステップS77において、プローブ要求送信制御部144は、任意に選択され、送信側および受信側において共通の値とされる設定情報を用いた、不正な接続を排除した無線の通信によって、自分の特定する固有の情報の相手への送信を制御する。
なお、SSIDおよびWEPキーを設定したとき、プローブ要求を即座に送信することが好ましい。
例えば、ステップS77において、制御部104のプローブ要求送信制御部144は、無線通信部108に、“AA-BB-CC-11-11-11”であるデジタルカメラ11のMACアドレスを含むプローブ要求をアクセスポイント11に送信させる。MACアドレスは、例えば、MAC部154に記憶されている。
ステップS78において、制御部104は、無線通信部108からの信号を基に、アクセスポイント11からプローブ応答を受信したか否かを判定する。
ステップS78において、プローブ応答を受信したと判定された場合、ステップS80に進み、制御部104は、モードを“設定モード”から“撮像モード”に変更することで、設定モードを終了させて、処理は終了する。すなわち、“撮像モード”に変更することで、デジタルカメラ12は、被写体を撮像することができる状態に戻ることになる。
一方、ステップS78において、プローブ応答を受信していないと判定された場合、ステップS79に進み、制御部104は、プローブ要求を送信してから、所定の時間が経過したか否かを判定する。
ステップS79において、所定の時間が経過していないと判定された場合、ステップS78に戻り、上述した処理を繰り返す。すなわち、アクセスポイント11からプローブ応答を受信するか、または所定の時間が経過するまで、ステップS78およびステップS79の処理が繰り返される。
また、例えば、100ミリ秒(ms)などの所定の時間が経過しても、アクセスポイント11からプローブ応答を受信できなかった場合、電波干渉などによって、アクセスポイント11がプローブ要求を受信できなかった可能性があるので、ステップS58の処理に戻って、プローブ要求送信制御部144が、プローブ要求をアクセスポイント11に再度送信(再送)させるようにしてもよい。
一方、ステップS79において、所定の時間が経過したと判定された場合、ステップS80に進み、制御部104は、モードを“設定モード”から“撮像モード”に変更することで、被写体を撮像することができる状態に戻し、設定モードを終了させて、処理は終了する。
なお、アクセスポイント11からプローブ要求を受信していないが、所定の時間が経過してしまった場合、例えば、表示部106の画面にエラーメッセージを表示させることで、ユーザに対して、アクセスポイント11のMACアドレステーブルにMACアドレスが格納できなかった可能性がある旨を通知するようにしてもよい。
このように、デジタルカメラ12は、SSIDおよびWEPキーを設定すると、即座に、設定されたSSIDおよびWEPキーを用いて、自分のMACアドレスを含むプローブ要求をアクセスポイント11に送信する。
また、アクセスポイントが実行するMACアドレスフィルタリングの設定に必要となるMACアドレスを、そのアクセスポイントを中継局とする無線LANセグメントに接続させる機器から送信されてくるプローブ要求から取得させるので、ユーザは特別な操作などをせずに、簡単にMACアドレスフィルタリングの設定をすることができる。
さらに、簡単にMACアドレスフィルタリングの設定をすることができるので、ネットワークに関する専門的な知識を有さないユーザであってもMACアドレスフィルタリングの設定をすることができる。
また、アクセスポイントにとって、プローブ要求は、同一のSSIDおよびWEPキーが設定された機器、すなわち、自分を中継局とする無線LANセグメントに接続された機器からのみ送信されてくるので、自分を中継局とする無線LANセグメント以外に接続された機器からのプローブ要求を受信せず、それらの自分を中継局とする無線LANセグメントに接続された機器以外のMACアドレスを登録しないので、より安全にMACアドレスフィルタリングを実行することができる。
なお、上述した例において、アクセスポイント11は、デジタルカメラ12から送信されてくるプローブ要求に含まれるMACアドレスを、MACアドレステーブルに格納することで、MACアドレスフィルタリングを実行するとして説明したが、MACアドレステーブルに格納するMACアドレスは、プローブ要求から取得する方法に限らず、プローブ要求以外のMACアドレスを含むデータ(パケット)から、MACアドレスを取得し、取得したMACアドレスをMACアドレステーブルに格納するようにしてもよい。
また、上述した例において、設定情報として、無線LANで特定のネットワークを指定するための識別子であるSSIDと、通信するデータを暗号化するための識別子であるWEPキーについて説明したが、本発明においてはこれに限らず、例えば、無線LANのセキュリティに関する情報など、無線LANの設定に必要となる情報(データ)であればよい。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、図2に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク41(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク42(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)を含む)、光磁気ディスク43(MD(商標)を含む)、若しくは半導体メモリ44などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM(図示せず)などで構成される。
また、この記録媒体は、図3に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク121(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク122(CD-ROMを含む)、光磁気ディスク123(MD(商標)を含む)、若しくは半導体メモリ124などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM(図示せず)などで構成される。
さらに、上述した一連の処理を実行させるプログラムは、必要に応じてルータ、モデムなどのインターフェイスを介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を介してコンピュータにインストールされるようにしてもよい。
なお、本明細書において、記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
本発明を適用した通信システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。 アクセスポイントの機能の構成を示すブロック図である。 デジタルカメラの機能の構成を示すブロック図である。 MACアドレスフィルタリングの設定の処理について説明するフローチャートである。 アクセスポイントによる、MACアドレス登録の処理について説明するフローチャートである。 2次元コードを表示する、アクセスポイントの外観を示す図である。 MACアドレステーブルの例を示す図である。 デジタルカメラによる、無線LAN設定の処理について説明するフローチャートである。 アクセスポイントの表示部の画面に表示されるQRコードを撮像するデジタルカメラについて説明する図である。
符号の説明
1 通信システム, 11 アクセスポイント, 12 デジタルカメラ, 21 制御部, 22 メモリ, 23 入力部, 24 表示部, 25 通信部, 26 設定情報記憶部, 28 無線通信部, 29 ドライブ, 41 磁気ディスク, 42 光ディスク, 43 光ディスク, 44 半導体メモリ, 51 設定情報生成部, 52 符号化部, 53 表示制御部, 54 判定部, 55 MACアドレス抽出部, 56 MACアドレス記憶制御部, 57 フィルタリング処理部, 61 アンテナ, 62 高周波処理部, 63 ベースバンド処理部, 64 MAC部, 101 カメラ部, 103 メモリ, 104 制御部, 105 入力部, 106 表示部, 107 設定情報記憶部, 108 無線通信部, 109 ドライブ, 121 磁気ディスク, 122 光ディスク, 123 光ディスク, 124 半導体メモリ, 131 光学ブロック, 132 CCD, 133 A/D変換部, 134 信号処理部, 141 撮像制御部, 142 復号部, 143 設定情報記憶制御部, 144 プローブ要求送信制御部, 151 アンテナ, 152 高周波処理部, 153 ベースバンド処理部, 154 MAC部

Claims (14)

  1. 第1の通信装置と第2の通信装置とが相互に無線通信する通信システムにおいて、
    前記第1の通信装置は、
    不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および前記相手において共通の値とされる設定情報を用いて通信が可能となってから、予め定めた期間を経過したか否かを判定する判定手段と、
    前記第2の通信装置から送信されてくる、前記第2の通信機器を特定する機器情報を受信する受信手段と、
    前記予め定めた時間を経過していないと判定された場合、前記機器情報を記憶する第1の記憶手段と、
    記憶されている前記機器情報に基づいて、前記無線通信を制限する制限手段と
    を備え、
    前記第2の通信装置は、
    前記設定情報を記憶する第2の記憶手段と、
    前記第1の通信装置と通信可能となったとき、記憶されている前記設定情報を基に、自分の前記機器情報を前記第1の通信装置宛てに送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 無線通信を行う通信装置において、
    不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および前記相手において共通の値とされる設定情報を用いて通信が可能となってから、予め定めた期間を経過したか否かを判定する判定手段と、
    他の通信装置から送信されてくる、前記他の通信機器を特定する機器情報を受信する受信手段と、
    前記予め定めた時間を経過していないと判定された場合、前記機器情報を記憶する記憶手段と、
    記憶されている前記機器情報に基づいて、前記無線通信を制限する制限手段と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  3. 前記制限手段は、記憶されているMAC(Media Access Control)アドレスである前記機器情報に基づいて、前記無線通信を制限する
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記記憶手段は、さらに、前記設定情報を記憶し、
    記憶されている前記設定情報を2次元コードに符号化する符号化手段と、
    前記2次元コードの表示を制御する表示制御手段と
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  5. 前記設定情報を生成する生成手段を備える
    ことを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記生成手段は、前記設定情報として、前記無線通信で特定のネットワークを指定するための識別子であるSSID(Service Set ID)およびデータを暗号化するための暗号鍵であるWEP(Wired Equivalent Privacy)キーを生成する
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  7. 無線通信を行う通信装置の通信方法において、
    不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および前記相手において共通の値とされる設定情報を用いて通信が可能となってから、予め定めた期間を経過したか否かを判定する判定ステップと、
    他の通信装置から送信されてくる、前記他の通信機器を特定する機器情報の受信を制御する受信制御ステップと、
    前記予め定めた時間を経過していないと判定された場合、前記機器情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、
    記憶されている前記機器情報に基づいて、前記無線通信を制限する制限ステップと
    を含むことを特徴とする通信方法。
  8. 無線通信を行う通信処理用のプログラムであって、
    不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および前記相手において共通の値とされる設定情報を用いて通信が可能となってから、予め定めた期間を経過したか否かを判定する判定ステップと、
    他の通信装置から送信されてくる、前記他の通信機器を特定する機器情報の受信を制御する受信制御ステップと、
    前記予め定めた時間を経過していないと判定された場合、前記機器情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、
    記憶されている前記機器情報に基づいて、前記無線通信を制限する制限ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  9. 無線通信を行う処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、
    不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および前記相手において共通の値とされる設定情報を用いて通信が可能となってから、予め定めた期間を経過したか否かを判定する判定ステップと、
    他の通信装置から送信されてくる、前記他の通信機器を特定する機器情報の受信を制御する受信制御ステップと、
    前記予め定めた時間を経過していないと判定された場合、前記機器情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、
    記憶されている前記機器情報に基づいて、前記無線通信を制限する制限ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
  10. 無線通信を行う通信装置において、
    不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および前記相手において共通の値とされる設定情報を記憶する記憶手段と、
    他の通信装置と通信可能となったとき、記憶されている前記設定情報を基に、自分を特定する機器情報を前記他の通信装置宛てに送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  11. 前記他の通信機器が表示させる前記設定情報を符号化した2次元コードの撮像を制御する撮像制御手段と、
    撮像された2次元コードを前記設定情報に復号する復号手段と
    を備え、
    前記記憶手段は、復号された前記設定情報を記憶する
    を備えることを特徴とする請求項10に記載の通信装置。
  12. 無線通信を行う通信装置の通信方法において、
    不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および前記相手において共通の値とされる設定情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、
    他の通信装置と通信可能となったとき、記憶されている前記設定情報を基に、自分を特定する機器情報の前記他の通信装置宛てへの送信を制御する送信制御ステップと
    を含むことを特徴とする通信方法。
  13. 無線通信を行う通信処理用のプログラムであって、
    不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および前記相手において共通の値とされる設定情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、
    他の通信装置と通信可能となったとき、記憶されている前記設定情報を基に、自分を特定する機器情報の前記他の通信装置宛てへの送信を制御する送信制御ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  14. 無線通信を行う処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、
    不正な接続を排除し、正当な相手とだけを接続させるための、任意に選択され、自分および前記相手において共通の値とされる設定情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、
    他の通信装置と通信可能となったとき、記憶されている前記設定情報を基に、自分を特定する機器情報の前記他の通信装置宛てへの送信を制御する送信制御ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
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