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JP2006256538A - 自動車座席の荷物落下防止器 - Google Patents

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JP2006256538A
JP2006256538A JP2005078942A JP2005078942A JP2006256538A JP 2006256538 A JP2006256538 A JP 2006256538A JP 2005078942 A JP2005078942 A JP 2005078942A JP 2005078942 A JP2005078942 A JP 2005078942A JP 2006256538 A JP2006256538 A JP 2006256538A
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cushion plate
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Tomoko Mizuma
トモ子 水馬
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TATSUSHIN SHOJI KK
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Abstract

【目的】自動車の助手席に荷物を確実に載置保持させておくことができる荷物落下防止器を提供する。
【構成】 荷物落下防止器11は、助手席2の座面部2a上に固定された基板部材13と、その前後端部に回動自在に連結18a,18bされた前後一対のクッション板部材14A,14Bと、両クッション板部材14A,14Bと基板部材13との間に折り畳み自在な左右一対の矩形状の側板部材15,15とを具備する。両クッション板部材14A,14Bを起立位置に位置させることにより、基板部材13上には両クッション板部材14A,14Bと両側板部材15,15とによる矩形枠が形成され、この矩形枠内に荷物7をこれが落下することなく載置保持できる。両クッション板部材14A,14Bを倒伏位置に位置させることにより、荷物落下防止器11を座席シートとして使用でき、助手席2への着座を行うことができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、運転席の除く自動車座席(助手席等)に置いた荷物が落下することを防止するための自動車座席の荷物落下防止器に関するものである。
例えば、主婦がスーパ等で買い物した場合、商品やこれを入れたビニール袋等の荷物を運転席以外の自動車座席(例えば、助手席)の座面部上に置いて車を運転することはよくあることである。しかし、急ブレーキやコーナリング等の運転状況によっては、慣性力によって荷物が座席から落下する虞れがある。また、荷物が座席から落下しないまでも、荷物が座席上で移動したり、ビニール袋から飛び出しすると、それが気になって運転が疎かになるといった危険もある。
そこで、従来からも、このような荷物の落下を防止するために種々の荷物落下防止器が提案されている。例えば、(1)伸縮可能な帯状網や複数本のバンドからなる荷物固定用ベルトを、その左右両端部をシートベルト接続金具に着脱自在として、自動車座席上に配置し、荷物をその上方から当該ベルトにより押さえ付けることにより自動車座席上に固定するように構成されたもの(例えば、特許文献1を参照)、(2)リトラクタを使用して、自動車座席とインストルメントパネルとの間にカバーシートを張設自在とし、このカバーシートにより自動車座席上の荷物がフロアに落下しないように工夫されたもの(例えば、特許文献2又は特許文献3を参照)及び(3)自動車座席に、その前端部から上方に立ち上がる起立位置と座面部下に没入する格納位置とに亘って操作自在な荷物落下防止体を設けて、起立位置に位置させた荷物落下防止体により荷物が座面部上から前方へと落下するのを防止するように工夫されたもの(例えば、特許文献4又は特許文献5を参照)が提案されている。
実開平01−178150号公報 実開昭54−081553号公報 実開昭61−054933号公報 実開平01−178150号公報 実用新案登録第3101984号公報
しかし、(1)の荷物落下防止器では、自動車座席に人が座る場合には荷物固定用ベルトを外す必要があって面倒である上、取り外したベルトの収納場所を確保しておく必要もあった。また、荷物がビニール袋に果物,食品等の小物商品を多数収納させたものである場合には、これらの小物商品を荷物固定用ベルトで保持させておくことができないことがあり、当該ベルトにより保持されていない小物商品が座席から落下する虞れがある。
また、(2)及び(3)の荷物落下防止器は、何れも、自動車座席上の荷物が前方へと落下するのを防止することができるに過ぎないものであり、左右方向における荷物の落下はこれを防止できないものであった。したがって、荷物が助手席に載置されている場合、コーナリング等により荷物が運転席側に落下して運転が疎かになったりする危険は、これを回避できない。特に、荷物がビニール袋に果物,食品等の小物商品を収納したものである場合、(1)と同様、これらの小物商品がアクセルペダル等の配置フロアに転げ落ちて、運転ミスを招来することもありうる。さらに、(2)(3)の荷物落下防止器では、自動車座席周辺に大掛かりな装置を設置しておく必要があるから、車内設置品として好ましいものでなく、コスト的にも問題であった。
本発明は、このような問題を生じることなく、自動車座席に荷物を確実に載置保持させておくことができる自動車座席の荷物落下防止器を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記の目的を達成すべく、第1に、運転席を除く自動車座席(助手席等)の座面部上に載置固定しうる基板部材と、基板部材の前端部に回動自在に連結されており、基板部材の上面に重合する倒伏位置と基板部材に対して垂直又は略垂直に立ち上がる起立位置とに亘って起伏自在なクッション板部材と、基板部材の左右端部とクッション板部材の左右端部との間を夫々連結しており、クッション板部材が倒伏位置に位置されたときに当該クッション板部材と基板部材との間に折り畳み自在な左右一対の側板部材と、を具備することを特徴とする自動車座席の荷物落下防止器(以下「第1荷物落下防止器」という)を提案し、第2に、運転席を除く自動車座席(助手席等)の座面部上に載置固定しうる基板部材と、基板部材の前後端部に夫々回動自在に連結されており、各々が基板部材の上面に重合する倒伏位置と基板部材に対して垂直又は略垂直に立ち上がる起立位置とに亘って起伏自在な前後一対のクッション板部材と、両クッション板部材の左右端部間を夫々連結しており、両クッション板部材が倒伏位置に位置されたときに当該クッション板部材と基板部材との間に折り畳み自在な左右一対の側板部材と、を具備することを特徴とする自動車座席の荷物落下防止器(以下「第2荷物落下防止器」という)を提案する。
而して、第1荷物落下防止器にあっては、各側板部材が三角形状の布又は網であることが好ましく、基板部材及びクッション板部材が、夫々、当該自動車座席の座面部と同一又は略同一形状をなすものであることが好ましい。
また、第2荷物落下防止器にあっては、各側板部材が矩形状の布又は網であることが好ましく、基板部材が当該自動車座席の座面部と同一又は略同一形状をなすものであり、両クッション板部材が、これらを倒伏位置に位置させたときにおいて両クッション板部材の対向端部同士が衝合した状態で基板部材の上面にその全面に亘って重合しうる形状をなすものであることが好ましい。また、各側板部材は、基板部材の側端部にも連結されていることが好ましい。
また、第1及び第2荷物落下防止器の何れにあっても、基板部材及びクッション板部材を一定の保形性(強度)を有するものとし、少なくともクッション板部材をクッション性を有する芯板を布製カバーで被覆してなるものとしておくことが好ましく、基板部材を、その後端部に取り付けた取付ベルトを環状にして自動車座席の背凭れ部に掛けることにより、当該自動車座席の座面部上に載置固定しうるようにしておくことが好ましい。さらに、基板部材の前端部に連結されたクッション板部材は、断熱機能又は遮熱機能を有するものとしておくことが好ましい。
第1及び第2荷物落下防止器によれば、クッション板部材を起立位置に位置させておくことにより、第1荷物落下防止器にあってはクッション板部材と背凭れ部とで、また第2落下防止器にあっては両クッション板部材で、前後方向における荷物落下を防止することができ、左右方向における荷物落下を両側板部材で防止することができるから、ビニール袋等に多数の小物商品を収納した荷物であっても、それを確実に座席上に載置保持しておくことができる。そして、クッション板部材を倒伏位置に位置させておくことにより、当該荷物落下防止器全体をクッション板部材を上面とする座席シート(クッションシートないし座布団)として機能させることができるから、当該自動車座席を本来の座席として使用することができる。したがって、第1又は第2荷物落下防止器によれば、冒頭で述べた(1)〜(3)の荷物落下防止器を使用する場合に比して、自動車座席を荷物載置機能と本来の座席機能とに容易に切り替えて使用することができ、荷物落下防止機能をより確実に発揮して座席上に荷物を載置することによる自動車運転の危険性を完全に回避することができる。また、(1)のような荷物落下防止器を収納しておく場所を必要とせず、(2)(3)のような格別の車内設備を必要とすることがなく、コスト的にも問題がない。
図1〜図3は第1荷物落下防止器の一例を示したものである。この第1落下防止器1は、図1〜図3に示す如く、運転席を除く自動車座席(この例では、助手席)2の座面部2a上に載置固定しうる基板部材3と、基板部材3の前端部に回動自在に連結されており、基板部材3の上面に重合する倒伏位置(図1及び図3(A)に示す位置)と基板部材3に対して垂直又は略垂直に立ち上がる起立位置(図2及び図3(C)に示す位置)とに亘って起伏自在なクッション板部材4と、基板部材3の左右端部とクッション板部材4の左右端部との間を夫々連結しており、クッション板部材4が倒伏位置に位置されたときに当該クッション板部材4と基板部材3との間に折り畳み自在な左右一対の側板部材5,5と、基板部材3を載置固定しておくための取付ベルト6とからなる。
基板部材3及びクッション板部材4は、助手席2の座面部2aと同一又は略同一の矩形状をなすものである。両部材3,4は、図3に示す如く、一定の保形性(強度)及びクッション性を有する芯板3b,4bを布製カバー3a,4aで被覆してなるものである。すなわち、両部材3,4は、後述する如く、クッション板部材4を起立位置に位置させたときにおいてクッション板部材4及び両側板部材5,5による荷物7の落下防止機能が十分に発揮される保形性と、クッション板部材4を倒伏位置に位置させたときにおいて不快感ないし違和感を感じないように着座できるクッション性とを有するものに構成されている。クッション板部材4の前端部(起立位置に位置されたときにおける下端部)と基板部材3の前端部とは、布製カバー3a,4a同士を縫着8aすることにより、相互に回転自在に連結されている。
各側板部材5は、図2及び図3(C)に示す如く、三角形状の布又は網で構成されており、基板部材3及びクッション板部材4の左端部(又は右端部)において布製カバー3a,4aに縫着8b,8cされていて、クッション板部材4を起立位置に位置させたときにおいてクッション板部材4の前方への変位(起立位置を越えての前方への回動変位)を阻止するものであり(図1及び図3(C)参照)、クッション板部材4を倒伏位置へと回動させたときにおいて基板部材3との間に折り畳まれるようになっている(図3(A)(B)参照)。
取付ベルト6は、図1及び図2に示す如く、基板部材3の後端部に取り付けられており、助手席2の背凭れ部2bに環状にして掛けることにより、基板部材3を助手席2の座面部2a上に固定するものである。取付ベルト6は、二本の紐を基板部材3の左右後端に取り付けて背凭れ部2bの背面側で相互に連結(両紐の自由端部同士をこれに取り付けた連結金具,面ファスナ,磁石,スナップ等を使用して連結することにより、或いは人為的に結着することにより、環状にするものである。
また、基板部材3及びクッション板部材4の左右端部には、図1に示す如く、クッション板部材4を倒伏位置に位置させたときにおいて両部材3,4を折り畳んだ両側板部材5,5を介在させた重合状態に連結しておくためのファスナ9が設けられている。
以上のように構成された第1荷物落下防止器1は、基板部材3とクッション板部材4とをその間に折り畳んだ両側板部材5,5を介在させた状態でファスナ9により連結しておくことにより、図1及び図3(A)に示す如く、座席シート(クッションシートないし座布団)としての形態となる。したがって、かかる形態における第1荷物落下防止器1は、取付ベルト6により座面部2a上に固定しておくことにより座席シートとして機能し、助手席2への着座を不快感,違和感なく行うことができる。
そして、荷物7を助手席2に載置しておく必要が生じた場合には、ファスナ9を操作して基板部材3とクッション板部材4との連結を解除した上、クッション板部材4を倒伏位置から起立位置へと回動させる。この回動に伴って、両側板部材5,5が折り畳み状態から伸張されていき(図3(B)参照)、完全に伸張された状態では、クッション板部材4が起立位置に保持される(図2及び図3(C)参照)。
而して、この状態においては、基板部材3上に荷物7を載置することにより、その落下を確実に防止しつつ安全な運転を行いうる。すなわち、荷物7は、それがビニール袋等に多数の小商品を収納したものである場合にも、前後方向及び左右方向がクッション板部材4と背凭れ部2bと両側板部材5,5で閉塞されていることから、荷物7又はその一部の小商品が助手席2から落下するようなことがなく、運転者は安心して運転を行うことができる。
そして、荷物7を助手席2から降ろした後においては、両側板部材5,5を折り畳みつつ、クッション板部材4を起立位置から倒伏位置へと回動させて、ファスナ9により基板部材3とクッション板部材4とを重合状態に連結しておくことにより、当該第1荷物落下防止器1を助手席2の座席シートとして使用できるようになる。
このように、第1荷物落下防止器1によれば、冒頭で述べた(1)〜(3)の荷物落下防止器に比して、荷物7を確実に座面2a上に載置保持させておくことできる。また、座面部2aに人が着座する場合には、座席シートとして使用できるから、(1)の荷物落下防止器のように、座面部2aから取り外しておく必要がなく、取り外した荷物落下防止器を収納しておく場所も必要としない。また、(2)(3)の荷物落下防止器は、それが人が着座する場合には何ら必要のないものであり、専ら荷物落下防止機能を発揮させるために設置されるものであるが、第1荷物落下防止器は、これを着座時には車内の一般的装備品である座席シートとして使用できるものであるから、常に使用されるものであり、車内装備品としての無駄がない。しかも、(2)(3)の荷物落下防止器のような大掛かりな装置を必要とせず、車内の狭小化を招来させず、コスト的に問題がない。
図4及び図5は第2荷物落下防止器の一例を示したものである。この第2落下防止器11は、図4及び図5に示す如く、運転席を除く自動車座席(この例では、助手席)2の座面部2a上に載置固定しうる基板部材13と、基板部材13の前後端部に夫々回動自在に連結されており、各々が基板部材13の上面に重合する倒伏位置(図4(A)及び図5(B)に示す位置)と基板部材13に対して垂直又は略垂直に立ち上がる起立位置(図4(C)及び図5(C)に示す位置)とに亘って起伏自在な前後一対のクッション板部材14A,14Bと、両クッション板部材14A,14Bの左右端部間を夫々連結しており、両クッション板部材14A,14Bが倒伏位置に位置されたときに当該クッション板部材14A,14Bと基板部材13との間に折り畳み自在な左右一対の側板部材15,15と、基板部材3を載置固定しておくための取付ベルト16とからなる。
基板部材13は、助手席2の座面部2aと同一又は略同一の矩形状をなすものであり、両クッション板部材14A,14Bは、これらを倒伏位置に位置させたときにおいて両クッション板部材14A,14Bの対向端部同士が衝合した状態で基板部材13の上面にその全面に亘って重合しうる形状をなすものである。つまり、各クッション板部材14A,14Bは、左右幅を基板部材13の左右幅と同一とすると共に前後幅を基板部材13の前後幅の1/2とした矩形状をなすものである。基板部材13及び各クッション板部材14A,14Bは、第1荷物落下防止器1の基板部材13及びクッション板部材4と同様に、図3に示す如く、一定の保形性及びクッション性を有する芯板13b,14bを布製カバー13a,14aで被覆してなるものである。すなわち、各部材13,14A,14Bは、後述する如く、両クッション板部材14A,14Bを起立位置に位置させたときにおいて両クッション板部材14A,14B及び両側板部材5,5による荷物7の落下防止機能が十分に発揮される保形性と、両クッション板部材14A,14Bを倒伏位置に位置させたときにおいて不快感ないし違和感を感じないように着座できるクッション性とを有するものに構成されている。両クッション板部材14A,14Bの端部(起立位置に位置されたときにおける下端部)と基板部材13の前後端部とは、布製カバー13a,14a同士を縫着18a,18bすることにより、相互に回転自在に連結されている。
各側板部材15は、図4(C)に示す如く、矩形状の布又は網で構成されており、両クッション板部材14A,14Bの左端部(又は右端部)において布製カバー13a,14aに縫着18c,18dされていて、両クッション板部材14A,14Bを起立位置に位置させたときにおいてクッション板部材14A,14Bの前方への変位(起立位置を越えての前方への回動変位)を阻止するものであり(図4(C)参照)、クッション板部材14A,14Bを倒伏位置へと回動させたときにおいて基板部材13との間に折り畳まれるようになっている(図4(A)、同図(B)、図5(A)及び同図(B)参照)。この例では、各側板部材15は、基板部材13の側端部(左端部又は右端部)にも連結(逢着)18eされている。
取付ベルト16は、第1荷物落下防止器1の取付ベルト6と同様のものであり、基板部材13の後端部に取り付けられており、助手席2の背凭れ部2bに環状にして掛けることにより、基板部材13を助手席2の座面部2a上に固定するものである。
また、基板部材13と各クッション板部材14A,14Bとの間には、両クッション板部材14A,14Bを倒伏位置に位置させたときにおいて、これらと基板部材13とを両側板部材15,15を介在させた重合状態に連結しておくための適宜の連結手段(ファスナ,面ファスナ,磁石,スナップ等)が介設されている。
以上のように構成された第2荷物落下防止器11は、第1荷物落下防止器1と同様に、基板部材3と両クッション板部材14A,14Bとを両側板部材15,15を介在させた状態で上記連結手段により連結しておくことにより、図4(A)及び図5(A)に示す如く、座席シート(クッションシートないし座布団)としての形態となる。したがって、かかる形態における第2荷物落下防止器11は、取付ベルト16により座面部2a上に固定しておくことにより座席シートとして機能し、助手席2への着座を不快感,違和感なく行うことができる。
そして、荷物7を助手席2に載置しておく必要が生じた場合には、基板部材3と各クッション板部材14A,14Bとの連結を解除した上、両クッション板部材14A,14Bを倒伏位置から起立位置へと回動させる。この回動に伴って、両側板部材15,15が折り畳み状態から伸張されていき(図4(B)及び図5(B)参照)、完全に伸張された状態では、両クッション板部材14A,14Bが起立位置に保持される(図4(C)及び図5(C)参照)。
而して、この状態においては、基板部材13上に荷物7を載置することにより、その落下を確実に防止しつつ安全な運転を行いうる。すなわち、荷物7は、それがビニール袋等に多数の小商品を収納したものである場合にも、前後方向及び左右方向が両クッション板部材14A,14Bと両側板部材15,15で閉塞されていることから、荷物7又はその一部の小商品が助手席2から落下するようなことがなく、運転者は安心して運転を行うことができる。
そして、荷物7を助手席2から降ろした後においては、両側板部材15,15を折り畳みつつ、両クッション板部材14A,14Bを起立位置から倒伏位置へと回動させて、両クッション板部材14A,14Bを衝合状態で基板部材13上に重合させておくことにより、当該第2荷物落下防止器11を助手席2の座席シートとして使用できるようになる。
このように、第2荷物落下防止器11によれば、冒頭で述べた(1)〜(3)の荷物落下防止器に比して、荷物7を確実に座面2a上に載置保持させておくことできる。更に、クッション板部材14A,14Bと側板部材15,15とによって矩形枠が構成されており、この矩形枠内に荷物7を載置収容することになるから、側板部材5が三角形状をなす第1荷物落下防止器1に比しても、荷物7の落下防止機能がより確実に発揮されることになる。また、荷物7又はその一部がビン,大根等の長尺物である場合にも、これらを落下させることなく良好に載置保持しておくことができる。また、座面部2aに人が着座する場合には座席シートとして使用でき、第1荷物落下防止器1について上記に述べたと同様の利点がある。
なお、第1又は第2荷物落下防止器1,11の構成は、上記した実施の形態に限定されるものでなく、本発明の基本原理を逸脱しない範囲において適宜に改良,変更することが可能である。
例えば、第1荷物落下防止器1のクッション板部材4又は第2荷物落下防止器11の前側クッション板部材14Aは断熱機能又は遮熱機能を有するものに構成しておくことができる。例えば、かかるクッション板部材4,14Aの裏面(起立位置に位置させたときにおける後面)に断熱板又は遮熱板を貼着しておくか、当該クッション板部材4,14Aの芯板4b,14bを断熱材又は遮熱材で構成しておく。このようにすれば、荷物7又はその一部が冷凍食品等である場合にも前方からの暖房風や日差しによる温度上昇を可及的に防止することができる。勿論、各側板部材5,15及び後側クッション板部材14Bについても、必要に応じて、同様に、断熱機能又は遮熱機能を有するものとしておくことができる。
また、基板部材3,13を座面部2aに固定する手段としては、上記した固定ベルト6,16の他、種々のもの(例えば、面ファスナ,磁石等)を使用することができる。
また、第1荷物落下防止器1においては、図6に示す如く、基板部材3の後端部にクッション板部材4と略同一の矩形状をなす補助板部材4Cを回動自在に連結すると共に、この補助板部材4Cと基板部材3との左右両端部間に前記側板部材5と略同一の三角形状をなす同質材製(布,網等)の補助側板部材5Cを連結して、第2荷物落下防止器11と同様に、クッション板部材4及び補助板部材4Cを起立位置(同図(D)に示す位置に位置させることにより基板部材3上に各板部材4,4C,5,5Cで構成される矩形枠を形成するようにすることも可能である。この場合、補助側板部材5Cは側板部材5の内側に配置されている。而して、図6に示す第1荷物落下防止器1においては、クッション板部材4及び補助板部材4Cを起立位置に位置させた状態(同図(D)に示す状態)から、補助板部材4Cを、その下側に各補助側板部材5Cを折り畳みつつ、前方へと回動させて基板部材3に重合させ(同図(C)参照)、次にクッション板4を後方へと回動させていく(同図(B)参照)ことにより、補助板部材4C及びクッション板部材4を倒伏位置に位置させて基板部材3上に重合させ、座席シート機能を発揮しうる形態となすことができる(同図(A)参照)。この状態から、上記したと逆の手順により、クッション板部材4及び補助板部材4Cを起立位置に位置させることにより、荷物を確実に保持させることができる。
また、各部材3,4,4C,5,5C,13,14A,14B,15の構成及び材質は任意であり、例えば、基板部材3,13及び/又は補助板部材4Cはクッション板部材4,14A,14Bのようなクッション性を有しないものに構成しておくことも可能である。
第1荷物落下防止器を助手席に取り付けて座面シートとして使用する状態(クッション板部材を倒伏位置に位置させた状態)を示す斜視図である。 第1荷物落下防止器を使用して荷物を助手席に載置保持させた状態(クッション板部材を起立位置に位置させた状態)を示す斜視図である。 第1荷物落下防止器を示す縦断側面図であって、(A)図はクッション板部材を倒伏位置に位置させた状態を、(B)図はクッション板部材を倒伏位置と起立位置との中間位置に位置させた状態を、また(C)図はクッション板部材を起立位置に位置させた状態を、夫々示している。 第2荷物落下防止器を示す縦断側面図であって、(A)図はクッション板部材を倒伏位置に位置させた状態を、(B)図はクッション板部材を倒伏位置と起立位置との中間位置に位置させた状態を、また(C)図はクッション板部材を起立位置に位置させた状態を、夫々示している。 第2荷物落下防止器を示す縦断正面図であって、(A)図は図4のa−a線に沿う断面を、(B)図は図4のb−b線に沿う断面を、また(C)図は図4のc−c線に沿う断面を、夫々示している。 第1荷物落下防止器の変形例を示す縦断側面図であって、(A)図はクッション板部材及び補助板部材を倒伏位置に位置させた状態を、(B)図は補助板部材を倒伏位置に位置させると共にクッション板部材を倒伏位置と起立位置との中間位置に位置させた状態を、(C)図はクッション板部材を起立位置に位置させると共に補助板部材を倒伏位置と起立位置との中間位置に位置させた状態を、また(D)図はクッション板部材及び補助板部材を起立位置に位置させた状態を、夫々示している。
符号の説明
1 第1荷物落下防止器
2 助手席(運転席を除く自動車座席)
3 基板部材
3a 布製カバー
3b 芯板
4 クッション板部材
4a 布製カバー
4b 芯板
5 側板部材
6 取付ベルト
7 荷物
11 第2荷物落下防止器
13 基板部材
13a 布製カバー
13b 芯板
14A クッション板部材
14B クッション板部材
14a 布製カバー
14b 芯板
15 側板部材
16 取付ベルト

Claims (10)

  1. 運転席を除く自動車座席の座面部上に載置固定しうる基板部材と、基板部材の前端部に回動自在に連結されており、基板部材の上面に重合する倒伏位置と基板部材に対して垂直又は略垂直に立ち上がる起立位置とに亘って起伏自在なクッション板部材と、基板部材の左右端部とクッション板部材の左右端部との間を夫々連結しており、クッション板部材が倒伏位置に位置されたときに当該クッション板部材と基板部材との間に折り畳み自在な左右一対の側板部材と、を具備することを特徴とする自動車座席の荷物落下防止器。
  2. 各側板部材が三角形状の布又は網であることを特徴とする、請求項1に記載する自動車座席の荷物落下防止器。
  3. 基板部材及びクッション板部材が、夫々、当該自動車座席の座面部と同一又は略同一形状をなすものであることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載する自動車座席の荷物落下防止器。
  4. 運転席を除く自動車座席の座面部上に載置固定しうる基板部材と、基板部材の前後端部に夫々回動自在に連結されており、各々が基板部材の上面に重合する倒伏位置と基板部材に対して垂直又は略垂直に立ち上がる起立位置とに亘って起伏自在な前後一対のクッション板部材と、両クッション板部材の左右端部間を夫々連結しており、両クッション板部材が倒伏位置に位置されたときに当該クッション板部材と基板部材との間に折り畳み自在な左右一対の側板部材と、を具備することを特徴とする自動車座席の荷物落下防止器。
  5. 各側板部材が矩形状の布又は網であることを特徴とする、請求項4に記載する自動車座席の荷物落下器。
  6. 基板部材が当該自動車座席の座面部と同一又は略同一形状をなすものであり、両クッション板部材が、これらを倒伏位置に位置させたときにおいて両クッション板部材の対向端部同士が衝合した状態で基板部材の上面にその全面に亘って重合しうる形状をなすものであることを特徴とする、請求項4又は請求項5に記載する自動車座席の荷物落下防止器。
  7. 各側板部材が、基板部材の側端部にも連結されていることを特徴とする、請求項4、請求項5又は請求項6に記載する自動車座席の荷物落下防止器。
  8. 基板部材及びクッション板部材が一定の保形性を有するものであって、少なくともクッション板部材がクッション性を有する芯板を布製カバーで被覆してなるものであることを特徴とする、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6又は請求項7に記載する自動車座席の荷物落下防止器。
  9. 基板部材が、その後端部に取り付けた取付ベルトを環状にして自動車座席の背凭れ部に掛けることにより、当該自動車座席の座面部上に載置固定されるものであることを特徴とする、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7又は請求項8に記載する自動車座席の荷物落下防止器。
  10. 基板部材の前端部に連結されたクッション板部材が、断熱機能又は遮熱機能を有するものであることを特徴とする、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8又は請求項9に記載する自動車座席の荷物落下防止器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012017046A (ja) * 2010-07-09 2012-01-26 Katsuko Kobayashi 自動車用手荷物落下防止具
JP2017000535A (ja) * 2015-06-12 2017-01-05 浩一 沼中 飛出し防止帯状体及び飛出し防止方法
CN107351771A (zh) * 2017-05-27 2017-11-17 柳州市御朗机械制造有限公司 车载置物架
DE102017215914A1 (de) * 2017-09-08 2019-03-14 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kg, Coburg Fahrzeugsitz mit einem schwenkbaren Sitzteil und einer Funktionseinheit

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