JP2006247149A - 傘 - Google Patents
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Abstract
【課題】傘と別個に付属部品を持ち歩くことなく、雨や日差しから腕や肩、背中などを守ることができる傘を提供する
【解決手段】この傘は、主生地6の周縁に取り付けられた補助生地7を有し、この補助生地7は、主生地6の周縁から垂下する位置から主生地6の内面に沿う位置まで折り返し可能であり、補助生地7の裾部と、補助生地を主生地の内面に折り返したときに前記裾部と対向する主生地6の内面の部位とに、互いに着脱可能なマジックテープ(登録商標)8a,8bを設け、補助生地7を主生地6の内面に取り付けることができるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】この傘は、主生地6の周縁に取り付けられた補助生地7を有し、この補助生地7は、主生地6の周縁から垂下する位置から主生地6の内面に沿う位置まで折り返し可能であり、補助生地7の裾部と、補助生地を主生地の内面に折り返したときに前記裾部と対向する主生地6の内面の部位とに、互いに着脱可能なマジックテープ(登録商標)8a,8bを設け、補助生地7を主生地6の内面に取り付けることができるようにした。
【選択図】図1
Description
この発明は、日傘や雨傘などの傘に関する。
夏の日差しから顔や体を守るために、日傘が女性に多用されている。従来の日傘では、使用者の顔を日差しから守ることができるものの、露出した腕や肩、首筋などは、太陽の位置等によっては、日差しにさらされてしまうことがあった。
一方、従来の雨傘においても、使用者の顔を雨から守ることができるものの、腕や肩、背中などが濡れてしまうことがあった。
雨傘に関しては、特許文献1では、傘の主生地(傘の親骨の外側に張られた生地)の内面に矩形のエプロン片を取り付けることで、背中が雨に濡れにくくした雨傘を開示している。
しかしながら、上記特許文献1の傘では、エプロン片を使わないときはエプロン片を傘から取り外しておき、エプロン片を使用するときにエプロン片を傘に取り付ける構造のため、エプロン片を常に傘と共に持ち歩く必要があった。また、エプロン片を使用するには、エプロン片を袋から取り出しエプロン片を主生地の内側に取り付けるという作業が必要なため、急に雨が降ってきた時などは、すぐに使用できない恐れがあった。
また、上記特許文献1では、建物の中に一時的に入る時には一時的に傘の内部にエプロン片を収容し、傘を閉じる場面が想定されている。しかしながら、エプロン片の大きさが比較的小さい時は良いものの、エプロン片の大きさが大きいと、傘の内部にエプロン片を収容して傘を閉じようとした時に、傘の内部でエプロン片と受骨とが干渉して、エプロン片が雑然となってしまう恐れがある。従って、上記特許文献1の傘の構造では、一時的に傘の内部にエプロン片を収容することができるものの、エプロン片を傘の内部に収容したまま、傘の主生地を中棒の周りに整然と巻きつけて収納することは困難であった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであって、その目的とするところは、傘と別個に付属部品を持ち歩くことなく、日差しや雨から腕や肩、背中などを守ることができる傘を提供することにある。
本発明の傘は、中棒と、中棒の先端付近に回動自在に保持された複数の親骨と、各親骨の中間付近に設けられた接続部に一端が回動自在に保持され他端が前記中棒にスライド自在に保持された複数の受骨と、前記親骨の外側を覆うように張られた主生地とを備えた傘であって、この傘は、前記主生地の周縁に取り付けられた補助生地を有し、この補助生地は、前記主生地の周縁から垂下する位置から前記主生地の内面に沿う位置まで折り返し可能であり、前記補助生地の裾部と、前記補助生地を前記主生地の内面に折り返したときに前記裾部と対向する前記主生地の内面の部位とに、互いに着脱可能な着脱部材(例えば、マジックテープ(登録商標)や、スナップ、ボタンとボタン孔など)を設けている。
従って、本発明の傘(日傘でも雨傘でもよい)においては、前記補助生地を前記主生地の周縁から垂下させれば、前記補助生地によって日差しや雨が遮断され、日差しや雨から使用者の腕や肩、背中などを守ることができ、さらに、前記補助生地を使用しないときは、前記補助生地を前記主生地の内面側に折り返し、着脱部材で補助生地の裾部を主生地の内面に取り付けておけば、従来の傘となんら変わりなく使用することができる。換言すれば、本発明の傘は、日差しが比較的弱い時や小雨の時などは、補助生地を使用せず、従来の傘と同様に主生地のみを広げて使用し、日差しや雨が強くなってくると主生地の内面から補助生地の裾部を取り外し、補助生地を主生地の周縁から垂下させることで、肩や背中などを日差しや雨から守ることができ、さらに傘を収納するときは、補助生地を主生地の内面に折り返し着脱部材によって主生地の内面に取り付けることで、従来の傘と同様に、主生地を中棒に巻きつけて収納しておくことができる。
つまり、本発明の傘は、傘と別個に付属部品を持ち歩かなくても、雨や日差しから肩や背中などを守ることができる。また、補助生地を使用する時は、補助生地を主生地から取り外すだけでよいので、すぐに補助生地を使用することができる。さらに、補助生地を使用しないときは、補助生地を主生地の内面に折り返し、着脱部材で主生地の内面に取り付けるだけでよいので、片づけも容易である。
好ましくは、前記補助生地の裾部は、前記補助生地を前記主生地の内面に折り返したときに、前記受骨の一端が回動自在に保持される前記接続部よりも外側に位置する。換言すれば、前記補助生地の縦方向の長さは、前記主生地の周縁から前記接続部までの長さ以下に設定される。補助生地の縦方向の長さが長い場合、補助生地を主生地に取り付けた状態で傘を閉じると、傘の受骨と補助生地が干渉し、補助生地が雑然となり、主生地を中棒の周りに整然と巻きつけることができなくなることがわかった。そこで、前記補助生地を前記主生地の内面に折り返したときに、前記補助生地の裾部が前記接続部よりも外側に位置するようにしておけば、補助生地を主生地に取り付けた状態で傘を閉じても、補助生地と受骨とが干渉せず、補助生地をつけたままでも主生地を整然と中棒に巻きつけることができる。
或いは、前記補助生地と受骨との干渉を避けるために、前記主生地を閉じたときに前記受骨と干渉する前記補助生地の裾部に、スリットを設けておくのも好ましい。
補助生地を垂下させたときの縦方向の長さを長くしたい場合は、前記補助生地は、前記主生地の周縁から垂下する位置から、少なくとも縦方向に2つ折りにして前記主生地の内面に沿う位置まで折り返し可能とし、少なくとも縦方向に2つ折りにした時の前記補助生地の裾部と、前記補助生地を前記主生地の内面に折り返したときに前記裾部と対向する前記主生地の内面の部位とに、互いに着脱可能な着脱部材を設ければよい。換言すれば、補助生地を少なくとも2つ折りにした状態で主生地の内面に着脱部材により取り付けておき、補助生地を使用するときは、少なくとも2つ折りにされた補助生地を主生地から取り外し、少なくとも2つ折りにされた補助生地を広げることで、補助生地の長さが長くなり、より広範囲に日差しや雨を防ぐことができる。
この場合も、前記補助生地を少なくとも縦方向に2つ折りにした時の裾部が、前記補助生地を少なくとも縦方向に2つ折りにして前記主生地の内面に折り返したときに、前記親骨の前記接続部よりも外側に位置するようにしておけば、補助生地を主生地に取り付けた状態で傘を閉じても、補助生地と受骨とが干渉せず、補助生地をつけたままでも主生地をきれいに中棒に巻きつけることができる。
また、少なくとも2つ折りにされた前記補助生地が自然に開かないように、前記補助生地を少なくとも2つ折りにした時に対向する前記補助生地の両面に、互いに着脱可能な着脱部材(マジックテープ(登録商標)やスナップ、ボタンとボタン孔など)を設けるのも好ましい。この場合、2つ折りにされた補助生地は自然に開かないので、日差しや雨の強さによって、補助生地を2つ折りにしたままで主生地の周縁から垂下させて使用したり、2つ折りにされた補助生地の着脱部材を外して、補助生地を広げて使用することもできる。
また好ましくは、前記補助生地は、前記主生地の周縁を1/2以上、7/8以下覆う。前記主生地の周縁を1/2以上覆うことにより、使用者の死角となる肩や背中を日差しや雨から防ぐことができる。また通常の傘は親骨が8本で構成されており、7/8以下覆うということは、換言すれば、1/8以上の周縁を補助生地で覆わない、すなわち最低限、隣接する一組の親骨の間は補助生地で覆わないということである。1/8以上の周縁を補助生地で覆わないことにより、使用者の視界を確保することができる。
以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態では、日傘を例に挙げて説明する。本実施形態の日傘は、図1および図2に示すように、中棒1と、中棒の先端付近に回動自在に保持された8本の親骨2(一部図示省略)と、各親骨2の中間付近に設けられた接続部3に一端が回動自在に保持され他端が中棒1にランナー4を介してスライド自在に保持された8本の受骨5と、親骨2の外側を覆うように張られた主生地6と、主生地6の周縁に取り付けられた補助生地7とからなる。
(第1の実施形態)
本実施形態では、日傘を例に挙げて説明する。本実施形態の日傘は、図1および図2に示すように、中棒1と、中棒の先端付近に回動自在に保持された8本の親骨2(一部図示省略)と、各親骨2の中間付近に設けられた接続部3に一端が回動自在に保持され他端が中棒1にランナー4を介してスライド自在に保持された8本の受骨5と、親骨2の外側を覆うように張られた主生地6と、主生地6の周縁に取り付けられた補助生地7とからなる。
この日傘は、日差しがきつく日差しから使用者の肩や腕などを守る時は、図1のように補助生地7を主生地6の周縁から垂下させて使用し、補助生地7を使用しないときは、図3に示すように、補助生地7を主生地6の内面に折り返して、後述するようにマジックテープ(登録商標)によって補助生地7を主生地6の内面に取り付けておくことで、従来の傘となんら変わりなく使用することができる。以下、補助生地7について詳細に説明する。
補助生地7は、図4に示すように、略矩形の薄手の生地である。好ましくは、主生地6と共に、UVカット機能を有する。また、美観の点から、レース生地や、表面や周囲に装飾が施されているのも好ましい。また補助生地7の上端縁の長さL1は、主生地6の周縁の長さの6/8である。つまり、本実施形態の補助生地7は、8本の親骨2で囲まれた主生地6の8つの面のうち、6つの面を覆うように設定されている。また、補助生地7の縦方向の長さL2は、主生地6の周縁から親骨2の接続部3までの長さL3(図2参照)より少し短く設定されている。つまり、本実施形態に係る補助生地7は、図5に示すように、補助生地7を主生地6の内面に折り返したときに、補助生地7の裾部が、接続部3よりも外側に位置するようにしている。この理由については後述する。
図4に戻って、補助生地7には、補助生地7の上端縁の長さL1を6等分した長さL11毎に、垂直方向に走る山折りの折り目70と、斜め方向に走る一組の谷折りの折り目71とがつけられている。上記長さL11は、隣接する2本の親骨で囲まれた主生地6の周縁の長さL11(図2参照)に等しい。さらに、補助生地7の裾部には、一組の折り目71のそれぞれの外側および両端にマジックテープ(登録商標)のループ面8aが接着等により取り付けられている。
補助生地7は、図2に示すように、主生地6の周縁に縫合や接着によって取り付けられる。主生地6の周縁に取り付けられた補助生地7は、主生地6の周縁から垂下する位置から主生地6の内面に沿う位置まで折り返し可能となる。また、補助生地7を主生地6の内面に折り返したときに、補助生地7の裾部に取り付けられたマジックテープ(登録商標)のループ面8aと対向する主生地6の内面には、図2に示すように、マジックテープ(登録商標)のフック面8bが接着等により取り付けられている。従って、図5に示すように、補助生地7を主生地6の内面に折り返して、補助生地7の裾部のマジックテープ(登録商標)のループ面8aと、主生地6のマジックテープ(登録商標)のフック面8bとを係合させることによって、補助生地7を主生地6の内面に取り付けることができる。
なお、略矩形の補助生地7を、略円形の主生地6の内面に整然と取り付けためには、補助生地7を主生地の内面に取り付ける際に、図5に示したように、補助生地7の山折りの折り目70を山折りにし、一組の谷折りの折り目71のいずれか一方を谷折りにし、二重になった重複部分72を隣接する親骨2で囲まれた補助生地7とその下の主生地6との間に収納するのが好ましい。
図5のように補助生地7が主生地6の内面に取り付けられた状態にしておくと、この日傘は、従来の日傘とまったく同様に収納することができる。すなわち、ランナー4を下方にスライドさせて主生地6を閉じ、主生地6を中棒1の周囲に整然と巻きつけることができる。ここにおいて、本実施形態の日傘は、補助生地7の縦方向の長さL2が主生地6の周縁から接続部3までの長さL3より短い、すなわち、補助生地7を主生地6の内面に折り返したときに、補助生地7の裾部が接続部3よりも外側に位置するようにしているので、主生地6を中棒1の周囲に整然と巻きつけることができるのである。つまり、補助生地7を主生地6の内面に折り返したときに、補助生地7の裾部が接続部3よりも内側に位置すると、主生地6を閉じたときに受骨5と補助生地7とが干渉して、補助生地7の裾部が乱雑になり、主生地6が外側に膨れ上がってしまい、主生地6を中棒1の周囲に整然と巻きつけることができなくなる。そこで、本実施形態においては、補助生地7を主生地6の内面に折り返したときに、補助生地7の裾部を接続部3よりも外側に位置させることで、主生地6を閉じても受骨5と補助生地7とが干渉せず、主生地6を中棒1の周囲に整然と巻きつけることができるようにしている。
以上述べた本実施形態の日傘を使用するには、まず従来の傘と同様に、ランナー4を上方にスライドさせて主生地6を広げる(つまり、図3の状態。)。この状態のまま従来の傘と同様に使用することもできるが、日差しがきつくなり腕や肩を日差しから守りたいときには、主生地6の内面から補助生地7を取り外し(すなわち、マジックテープ(登録商標)のループ面8aとフック面8bとを引き離し)、補助生地7を主生地6の周縁から垂下させる(つまり図1の状態。)。その結果、使用者の周囲が補助生地6で覆われて腕や肩が日差しから守られる。なお、補助生地6は主生地7の周縁の6/8しか覆われていないため、使用者の視界も確保できる。日傘を収納するときは、まず補助生地7を主生地6の内面に折り返し、マジックテープ(登録商標)のループ面8aとフック面8bとを互いに係合させて、図5のように補助生地7を主生地6の内面に取り付ける。その後、従来の傘と同様に、主生地6を中棒1の周囲に巻きつけて収納する。
以上述べたように、本実施形態の日傘は、日傘と別個に付属部品を持ち歩くことなく、日差しから腕や肩などを守ることができる。また、補助生地7を使用する時は、補助生地7を主生地6から取り外すだけでよいので、すぐに補助生地7を使用することができる。さらに、補助生地7をしまうときは、補助生地7を主生地6の内面に折り返し、補助生地7をマジックテープ(登録商標)で主生地6の内面に取り付けるだけでよいので、片づけも容易である。また、補助生地7を主生地6に取り付けたまま、主生地6を中棒1の周囲に整然と巻き付けることもできる。
なお、本実施形態では互いに着脱可能な着脱部材として、マジックテープ(登録商標)を用いたが、着脱部材はマジックテープ(登録商標)に限定されるわけではなく、例えば、一対のスナップを補助生地7の裾部と主生地6の内面に取り付けたり、ボタンとボタン孔を補助生地7の裾部と主生地6の内面に設けても良い。
また、本実施形態では、主生地6の周縁の6/8を補助生地7で覆うようにしたが、それに限定されるわけではない。好ましくは、補助生地7は、主生地6の周縁の1/2以上、7/8以下覆う。主生地6の周縁を1/2以上覆うことにより、使用者の死角となる肩や背中を日差しから防ぐことができる。さらに、1/8以上の周縁を補助生地7で覆わないことにより、使用者の視界を確保することができる。
また、本実施形態では、補助生地7をつけたまま主生地6を整然と中1棒に巻きつけることができるようにするために、補助生地7を主生地6の内面に折り返したときに、補助生地7の裾部が、接続部3よりも外側に位置するようにしていたが、図6に示すように、補助生地7を主生地6の内面に折り返し、補助生地7を主生地6の内面に取り付けた状態で主生地6を閉じたときに受骨5と干渉する補助生地7の裾部の部分に、スリット73を設けても良い。この場合も、補助生地7を取り付けた状態で主生地6を閉じても、受骨5と補助生地7とが干渉せず、主生地6を中棒1の周囲に整然と巻きつけることができる。
なお本実施形態では日傘を例に挙げたが、同じ構造で、主生地6および補助生地7の素材を変更するだけで、雨傘にも適用できることは言うまでもない。
(第2の実施形態)
本実施形態では、雨傘を例に挙げて説明する。本実施形態の雨傘は、第1の実施形態の日傘と基本的に同じ構造のため、同じ構造の部分には同じ符号を付して説明を省略する。
(第2の実施形態)
本実施形態では、雨傘を例に挙げて説明する。本実施形態の雨傘は、第1の実施形態の日傘と基本的に同じ構造のため、同じ構造の部分には同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態の雨傘を図7〜9に示す。この雨傘の主生地6’および補助生地7’は、例えばナイロンやポリエステル、ビニールなどの撥水性を有する素材からできている。本実施形態の補助生地7’は、第1の実施形態の補助生地7に対して約2倍の縦方向の長さを有し、縦方向の略中心に沿って水平方向につけられた折り目75で縦方向に2つ折りにして、その後、主生地6’の内面に沿う位置まで折り返すことができる。図8に示すように、補助生地7’を縦方向に2つ折りにした時に対向する補助生地の両面には、着脱部材としての第2のマジックテープ(登録商標)のループ面8cおよびフック面8dが取り付けられており、対応するループ面8cとフック面8dとを係合させることで、図9に示すように、2つ折りにした補助生地7’が自然に開かないようにすることができる。さらに、必要に応じて2つ折りにした補助生地7’を開くことも容易にできる。
さらに、図9に示すように、補助生地7’を縦方向に2つ折りにした時の補助生地7’の裾部の内面には、第1の実施形態と同様にマジックテープ(登録商標)のループ面8aが取り付けられており、補助生地7’を主生地6’の内面に折り返したときに前記裾部と対向する主生地6’の内面の部位には、マジックテープ(登録商標)のフック面8bが取り付けられている。従って、補助生地7’を縦方向に2つ折りにした後は、第1の実施形態と同様に、補助生地7’を主生地6’の内面に折り返して、マジックテープ(登録商標)のループ面8aとフック面8bとを係合させることで、補助生地7’を主生地6’の内面に取り付けておくことができる。
また、補助生地7’を主生地6’の内面に折り返したときに、縦方向に2つ折りにした補助生地7’の裾部が、接続部3よりも外側に位置するように設定されており、これにより、補助生地7’をつけたまま主生地6’を閉じても、受骨5と補助生地7’とが干渉せず、補助生地7’をつけたままでも、主生地6’を中棒1の周りに整然と巻きつけることができるようになっている。
以上のように構成された本実施形態の雨傘を使用するには、まず従来の傘と同様に、ランナー4を上方にスライドさせて主生地6’を広げる。この状態のまま従来の傘と同様に使用することもできるが、雨がきつくなり腕や肩、背中などを雨から守りたいときには、主生地6’の内面から補助生地7’を取り外し、2つ折りにされた補助生地7’を主生地6’の周縁から垂下させて使用する。さらに雨がきつくなった時や肩や背中をもっと雨から守りたい時は、2つ折りにされた補助生地7’を広げて使用すればよい(つまり、図7の状態。)。傘を収納するときは、まず補助生地7’を縦に2つ折りにし、マジックテープ(登録商標)のループ面8cとフック面8dとを係合させて、補助生地7’が自然に開かないようにする。次に、2つ折りにされた補助生地7’を主生地6’の内面に折り返し、マジックテープ(登録商標)のループ面8aとフック面8bとを互いに係合させて、補助生地7’を主生地6’の内面に取り付ける。その後、従来の傘と同様に、主生地6’を中棒1の周囲に巻きつけて収納する。
以上述べたように、本実施形態の雨傘は、第1の実施形態の傘と比較して、補助生地7’の縦の長さを約2倍にすることができるため、使用者の腕や肩、背中をさらに濡れにくくすることができる。
なお、本実施形態では補助生地7’は縦に2つ折りにして主生地6’の内面に取り付けたが、さらに補助生地7’の長さを長くしたい場合には、縦に3つ、或いはそれ以上に折り返した後に、補助生地7’を主生地6’の内面に取り付ければよい。この場合でも、縦方向に3つ、或いはそれ以上に折られた補助生地7’の裾部が、補助生地7’を主生地6’に折り返した時に、接続部3よりも外側に位置するように設定しておけば、主生地6’を整然と中棒1の周囲に巻き付けることができる。
また、本実施形態においても、互いに着脱可能な着脱部材としてマジックテープ(登録商標)を用いたが、マジックテープ(登録商標)の代わりに、一対のスナップや、ボタンとボタン孔を用いてもよい。
また、本実施形態でも、主生地6の周縁の6/8を補助生地7で覆うようにしたが、それに限定されるわけではない。
また、本実施形態では、雨傘を例に挙げたが、同じ構造で、主生地6’および補助生地7’の素材を変更するだけで、日傘にも適用できることは言うまでもない。
1 中棒
2 親骨
3 接続部
4 ランナー
5 受骨
6 主生地
7 補助生地
8a マジックテープ(登録商標)のループ面
8b マジックテープ(登録商標)のフック面
2 親骨
3 接続部
4 ランナー
5 受骨
6 主生地
7 補助生地
8a マジックテープ(登録商標)のループ面
8b マジックテープ(登録商標)のフック面
Claims (9)
- 中棒と、中棒の先端付近に回動自在に保持された複数の親骨と、各親骨の中間付近に設けられた接続部に一端が回動自在に保持され他端が前記中棒にスライド自在に保持された複数の受骨と、前記親骨の外側を覆うように張られた主生地とを備えた傘であって、
この傘は、前記主生地の周縁に取り付けられた補助生地を有し、この補助生地は、前記主生地の周縁から垂下する位置から前記主生地の内面に沿う位置まで折り返し可能であり、前記補助生地の裾部と、前記補助生地を前記主生地の内面に折り返したときに前記裾部と対向する前記主生地の内面の部位とに、互いに着脱可能な着脱部材を設けたことを特徴とする傘。 - 請求項1に記載の傘において、
前記補助生地の裾部は、前記補助生地を前記主生地の内面に折り返したときに、前記接続部よりも外側に位置することを特徴とする。 - 請求項1に記載の傘において、
前記補助生地を前記主生地の内面に折り返し、前記着脱部材で前記補助生地を前記主生地の内面に取り付けた状態で前記主生地を閉じたときに、前記受骨と干渉する前記補助生地の裾部の部分に、スリットを設けたことを特徴とする。 - 中棒と、中棒の先端付近に回動自在に保持された複数の親骨と、各親骨の中間付近に設けられた接続部に一端が回動自在に保持され他端が前記中棒にスライド自在に保持された複数の受骨と、前記親骨の外側を覆うように張られた主生地とを備えた傘であって、
この傘は、前記主生地の周縁に取り付けられた補助生地を有し、この補助生地は、前記主生地の周縁から垂下する位置から少なくとも縦方向に2つ折りにして前記主生地の内面に沿う位置まで折り返し可能であり、少なくとも縦方向に2つ折りにした時の前記補助生地の裾部と、前記補助生地を前記主生地の内面に折り返したときに前記裾部と対向する前記主生地の内面の部位とに、互いに着脱可能な着脱部材を設けたことを特徴とする傘。 - 請求項4に記載の傘において、
前記補助生地を少なくとも縦方向に2つ折りにした時の前記裾部は、前記補助生地を前記主生地の内面に折り返したときに、前記接続部よりも外側に位置することを特徴とする。 - 請求項4に記載の傘において、
前記補助生地を少なくとも縦方向に2つ折りにした時に対向する前記補助生地の両面に、互いに着脱可能な着脱部材を設けたことを特徴とする。 - 請求項1または4に記載の傘において、
前記補助生地は、前記主生地の周縁を1/2以上、7/8以下覆うことを特徴とする。 - 請求項1または4に記載の傘において、
前記傘は、日傘であることを特徴とする。 - 請求項1または4に記載の傘において、
前記傘は、雨傘であることを特徴とする。
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2005
- 2005-03-11 JP JP2005068301A patent/JP2006247149A/ja active Pending
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