JP2006228286A - 光ディスク記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 プリピット信号に隣接するグループトラックに記録されているデータによらず、プリピット信号を正しく検出可能な光ディスク記録再生装置を提供する。
【解決手段】 LPP検出部11は、第1の遅延器21と、マーク長検出器22と、LPP検出ウインドウ生成器23と、第1のスライスレベル生成器24と、第1の二値化回路25と、第2のスライスレベル生成器26と、第2の二値化回路27と、第2の遅延器28と、スライスレベル制御部29と、LPP検出コントローラ30とを有する。特定LPP検出ウインドウを設定し、この特定LPP検出ウインドウ内で第2のスライスレベルを調整して最適なスライスレベルを選択してLPP信号の検出を行うため、マークに隣接する小さなスパイク部であっても、確実にLPP信号を検出でき、光ディスクの再生精度を向上できる。
【選択図】 図2
【解決手段】 LPP検出部11は、第1の遅延器21と、マーク長検出器22と、LPP検出ウインドウ生成器23と、第1のスライスレベル生成器24と、第1の二値化回路25と、第2のスライスレベル生成器26と、第2の二値化回路27と、第2の遅延器28と、スライスレベル制御部29と、LPP検出コントローラ30とを有する。特定LPP検出ウインドウを設定し、この特定LPP検出ウインドウ内で第2のスライスレベルを調整して最適なスライスレベルを選択してLPP信号の検出を行うため、マークに隣接する小さなスパイク部であっても、確実にLPP信号を検出でき、光ディスクの再生精度を向上できる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、光ディスクに記録されたプリピット信号を検出可能な光ディスク記録再生装置に関する。
DVD-R/RWに代表される記録用光ディスクは、レーザパワー照射によるデータ記録を行うグルーブトラックと、レーザパワー照射によるデータ記録を行わないランドトラックが交互に形成されている。ランドトラックには、物理アドレス情報やメディア特有の情報等を示すプリピット信号(LPP信号)があらかじめ凹凸記録されている。
光ディスク記録再生装置は、データ記録時に、ピックアップをグルーブトラックに走査させながらレーザパワーの照射制御を行い、レーザ反射率の低い物理状態部分(マーク)と高い物理状態部分(スペース)を形成してデータ記録を行う。再生時には、ピックアップを低パワーレーザでグルーブトラックを走査させながら、通過時の反射率の違いを利用してマークとスペースからなる記録データの再生処理を行うと同時に、ランドトラックに記録されたプリピット信号の検出、同信号のスパイク部分の二値化、復調を行ってプリピット情報を取得する(特許文献1参照)。
プリピット信号は、レーザの反射光に含まれるスパイク成分により検出される。プリピット信号によるプリピット情報は、メディアの記録用推奨パラメータの取得や目的物理位置への移動、記録開始タイミングの決定等のために使用される。プリピット信号の隣接するグルーブトラックが未記録状態であればプリピット信号を容易に検出して二値化できるが、隣接するグルーブトラックにデータが記録されており、特にマーク位置と重なるプリピット位置では、マーク通過時のレーザ反射光量が低下し、プリピット信号のスパイク部分の振幅が小さくなってしまう。このため、プリピット信号のスパイク部分の振幅がばらつき、スパイク部分の二値化が難しくなる。
特開2000-260025公報
本発明は、プリピット信号に隣接するグループトラックに記録されているデータによらず、プリピット信号を正しく検出可能な光ディスク記録再生装置を提供するものである。
本発明の一実施形態によれば、光ディスクにレーザ照射により記録された情報をレーザ光で読み出してRFデータを生成するRFデータ生成手段と、前記RFデータをマークおよびスペースからなる第1の二値データに変換する第1の二値化手段と、前記第1の二値データに含まれる特定のマークを検出する特定マーク検出手段と、前記特定のマークに隣接配置されたプリピット信号を検出する範囲を示すLPP検出ウインドウを生成するLPP検出ウインドウ生成手段と、前記プリピット信号をレーザ光で読み出した信号が所定のスライスレベルを超えるか否かにより第2の二値データを生成する第2の二値化手段と、前記特定マーク検出手段の検出結果、前記LPP検出ウインドウおよび前記第2の二値データに基づいて前記スライスレベルを調整するスライスレベル調整手段と、を備えることを特徴とする光ディスク記録再生装置を提供するものである。
本発明によれば、プリピット信号に隣接するグループトラックに記録されているデータによらず、プリピット信号を正しく検出できる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る光ディスク記録再生装置の概略構成を示すブロック図である。図1の光ディスク記録再生装置は、スピンドルモータ1と、送りモータ17と、ピックアップヘッド2(PUH)と、エラー信号生成部3と、サーボ処理部4と、ゲインアンプ5と、RF信号生成部6と、RF二値化部7と、PLL制御部8と、データ復調部9と、LPP信号生成部10と、LPP検出部11と、LPPデコード部12と、ウォブル(Wobble)信号生成部13と、ウォブルPLL制御部14と、記録用クロック生成部15と、コントローラ16とを備えている。
図1は本発明の第1の実施形態に係る光ディスク記録再生装置の概略構成を示すブロック図である。図1の光ディスク記録再生装置は、スピンドルモータ1と、送りモータ17と、ピックアップヘッド2(PUH)と、エラー信号生成部3と、サーボ処理部4と、ゲインアンプ5と、RF信号生成部6と、RF二値化部7と、PLL制御部8と、データ復調部9と、LPP信号生成部10と、LPP検出部11と、LPPデコード部12と、ウォブル(Wobble)信号生成部13と、ウォブルPLL制御部14と、記録用クロック生成部15と、コントローラ16とを備えている。
ピックアップヘッド2は、複数のレーザ光源(不図示)と、各レーザ光源に対応する複数の光量検出器(不図示)とを有する。複数のレーザ光源のうち一つはメインレーザ光源であり、それに対応する光量検出器はメイン光量検出器と呼ばれる。また、それ以外のレーザ光源はサブレーザ光源であり、それに対応する光量検出器はサブ光量検出器と呼ばれる。
ゲインアンプ5は、ピックアップヘッド2で検出されたレーザの反射光信号であるメイン光量検出器の検出信号、サブ光量検出器の検出信号を増幅する。
エラー信号生成部3は、ゲインアンプ5で増幅したメイン光量検出信号とサブ光量検出信号に基づいてフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号等のエラー信号を生成する。サーボ処理部4は、フォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号から得られた位置情報を元にしたピックアップヘッド2内のレンズ位置の制御や、光ディスクを所望の回転速度にするためのスピンドルモータ1の回転制御、ピックアップヘッド2を所望のディスク位置へ移動させるための送りモータ17のディスクの径方向への駆動制御を行う。
RF信号生成部6は、メイン光量検出器の検出信号に基づいてRF信号を生成する。RF二値化部7は、RF信号を二値化する。PLL制御部8は、RF二値化部7で二値化されたデータに基づいて再生クロックを生成する。データ復調部9は、再生クロックに同期させて、RF二値化部7で二値化されたデータを復調する。
LPP信号生成部10は、メイン光量検出器の検出信号から生成されたプッシュプル信号に基づいてプリピット信号(LPP信号)を生成する。ここで、プッシュプル信号とは、光ディスクのトラックの法線方向に対して反面ずつの検出信号を足し合わせて(すなわち、トラックに対して内周側の検出信号と外周側の検出信号をそれぞれ足し合わせて)、これらを引き算して得られる信号である。
LPP検出部11は、LPP信号のスパイク部分のみを二値化してLPP検出信号を生成する。LPPデコード部12は、LPP検出信号をデコードしてプリピット情報に変換する。
ウォブル信号生成部13は、メイン光量検出信号から生成されたプッシュプル信号に基づいてウォブル信号を生成する。ウォブル信号は光ディスクに予めプリグルーブ(チャネルクロックに基づいた周波数で半径方向に蛇行する形で)記録されており、ディスクの回転制御や記録するための制御クロック(チャネルクロックの整数倍)抽出のために使用される。
ウォブルPLL制御部14は、ウォブル信号生成部13で生成されたウォブル信号に位相同期なクロックを生成する。前記ディスクの回転制御や記録するための制御クロック抽出は本位相同期なクロックを基準に行われる。
記録用クロック生成部15は、ウォブルPLL制御部14で生成されたクロックを基準に、回転速度に応じて整数倍し生成する。
上述した各部は、コントローラ16の制御により処理を行う。
本実施形態の特徴部分であるLPP検出部11は、光ディスクの記録/再生を行っている間、継続してLPP検出を行う。図2はLPP検出部11の内部構成の一例を示すブロック図である。図2のLPP検出部11は、第1の遅延器21と、マーク長検出器22と、LPP検出ウインドウ生成器23と、第1のスライスレベル生成器24と、第1の二値化回路25と、第2のスライスレベル生成器26と、第2の二値化回路27と、第2の遅延器28と、スライスレベル制御部29と、LPP検出コントローラ30とを有する。
第1の遅延器21と第2の遅延器28はそれぞれ、RF信号生成部6で生成されたRF信号とLPP信号生成部10で生成されたLPP信号との位相合わせを行うために設けられている。より具体的には、第1の遅延器21と第2の遅延器28は、RF信号生成部6とLPP信号生成部10を通過する際の信号伝搬時間の差異を補正する。
マーク長検出器22は、グルーブに記録されたマークのうち、特定のマーク長(例えば3〜11Tおよび14Tのいずれか、ただしDVD標準速でT=1/26.16MHz)をもつマークを検出する。
図3はLPP信号のスパイク部の波形の一例を示す図である。図3に示すように、マーク長が長いほどRF信号の振幅が大きくなり、それに応じてLPP信号のスパイク部は小さくなり、検出しにくくなる。このため、マーク長が長いマークに対応するスパイク部を確実に検出できるように、マーク長検出器22は、なるべく長いマーク長をもつ特定のマークを検出する。
第1のスライスレベル生成器24は、LPP信号のスパイク部を検出するための基準となる第1のスライスレベルを生成する。そして、第1の二値化回路25は、LPP信号が第1のスライスレベルを超えたか否かによりLPP信号を二値化する。二値化したデータはLPP検出信号と呼ぶ。
LPP検出ウインドウ生成器23は、第1の二値化回路25で二値化したLPP検出信号に基づいてLPP検出を行う期間(タイミング)を示すLPP検出ウインドウを生成する。より具体的には、LPP検出ウインドウ生成器23は、LPP検出信号の発生周期ごとに、LPP信号のスパイク部が存在すると推定される領域にLPP検出ウインドウを設定する。
第2のスライスレベル生成器26は、調査用の第2のスライスレベルを生成する。この第2のスライスレベルは、種々に変更されるものである。第2の二値化回路27は、LPP信号が第2のスライスレベルを超えたか否かによりLPP信号を二値化する。
スライスレベル制御部29は、マーク長検出器22で検出された特定のマークと、LPP検出ウインドウ生成器23で生成されたLPP検出ウインドウと、第2の二値化回路27で二値化されたLPP検出信号とに基づいて、LPP信号に含まれるスパイク部の検出確率を検出する。
図4(a)はスライスレベルが高い場合のLPP検出信号、図4(b)はスライスレベルが低い場合のLPP検出信号を示している。これらの図に示すように、スライスレベルが高い場合には、LPP信号中の小さなスパイク部を検出できるが、スライスレベルが低くなると、LPP信号中の小さなスパイク部を検出できなくなる。
スライスレベル制御部29は、LPP検出ウインドウ生成器23が設定したLPP検出ウインドウとマーク長検出器22が検出した特定マーク長検出信号とに基づいて、LPP検出ウインドウと特定マーク長検出信号が重なり合う期間を特定LPP検出ウインドウとして設定する。そして、この特定LPP検出ウインドウ内でLPP信号のスパイク部を検出する。
図5はスライスレベル制御部29の処理結果の一例を示す図である。図5に示すように、LPP検出ウインドウと特定マーク長検出信号とが重なり合う期間に、特定LPP検出ウインドウが生成される。図5は、2つの特定LPP検出ウインドウw1,w2がある例を示しており、一方w1ではスパイク部が検出されるが、他方w2ではスパイク部は検出されない。
図5に示すように、マーク長検出器22は、RF二値化部7で二値化されたRF信号(RF二値化信号)に含まれるマーク(ハイレベル)のうち、所定長さ以上のマーク長をもつマークを特定マーク長検出信号として出力する。スライスレベル制御部29は、LPP検出ウインドウと特定マーク長検出信号とがともにハイレベルの期間に特定LPP検出ウインドウを生成する。
図6はスライスレベル制御部29の処理動作の一例を示すフローチャートである。まず、第1のスライスレベルと第2のスライスレベルを初期設定する(ステップS1)。同様に、上記検出確率を判定するための係数α,β、検出したい特定のマーク長、第1のスライスレベルの更新タイミングを示す係数Nを初期設定する。
以下では、スライスレベルの最適値を「100」とし、第1のスライスレベルの初期値を「30」、第2のスライスレベルの初期値を「50」とする。特定のマーク長を10T以上とし、係数α=0.9、β=1.1、N=5とする。N=5とは、LPP信号の検出確率が係数αとβの間になる場合が連続して5回起こったことを示す。
動作開始後、第1のスライスレベルを「30」とした状態で、LPPデコード部12においてLPP信号のデコードが正しく行われた場合(ステップS2)、LPP検出ウインドウ生成器23とマーク長検出器22が動作を開始し、10T以上のマーク長に隣接したLPP信号を検出すべく、特定LPP検出ウインドウを生成する(ステップS3)。
次に、ある期間内における特定LPP検出ウインドウの数を分母として、その期間内に第2のスライスレベルを用いて検出されたLPP信号のスパイク部の数を分子とするLPP検出確率を計算する。そして、LPP検出確率が係数αより大きく、係数βよりも小さいか否かを判定する(ステップS4)。
例えば、ある期間内の特定LPP検出ウインドウの数が「100」、第2のスライスレベルが「50」、ある期間内のLPP検出回数が50回であったとすると、LPP検出確率=50/100=0.5となる。この場合のLPP検出確率は、α=0.9よりも小さいため、ステップS4の判定がNoとなり、ステップS5に進んで、LPP検出確率がα未満か否かを判定する(ステップS5)。
上記の例の場合、ステップS5の判定がYesとなり、第2のスライスレベルを上げる処理が行われる(ステップS6)。ここでは、例えば第2のスライスレベルを「10」だけ上げる処理を行う。その後、ステップS4の処理が再度行われる。一方、ステップS5の判定がNoであれば、LPP検出確率がβよりも大きいことを示しており、この場合、第2のスライスレベルを下げる処理が行われ(ステップS7)、その後にステップS4の処理が行われる。
同様の処理を繰り返し行い、第2のスライスレベルが「90」になったときにLPP検出確率が0.95になったとすると、ステップS4の判定がYesになり、第2のスライスレベルを維持(ホールド)する(ステップS8)。
ステップS8の処理が終わると、次に、N(=5)回連続して第2のスライスレベルをホールドしたか否かを判定し(ステップS9)、NoであればステップS4に戻り、Yesであれば第2のスライスレベルを第1のスライスレベルに設定する(ステップS10)。これにより、最終的なスライスレベルが設定され、第1のスライスレベルを用いて検出されたLPP検出信号がLPPデコード部12に送られる。
図6の処理を行うと、図4(a)のような結果が得られる。図示のように、LPP信号中に小さなスパイク部が含まれていても、このスパイク部が検出できるように第2のスライスレベルを調整することで、小さなスパイク部でも確実に検出できるようになる。
このように、第1の実施形態では、特定のマークを検出するための特定LPP検出ウインドウを設定し、この特定LPP検出ウインドウ内で第2のスライスレベルを調整して最適なスライスレベルを選択し、その結果を第1のスライスレベルとしてLPP信号の検出を行うため、マークに隣接する小さなスパイク部であっても、確実にLPP信号を検出でき、光ディスクの再生精度を向上できる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、LPP検出ウインドウの生成の仕方が第1の実施形態と異なる。
第2の実施形態は、LPP検出ウインドウの生成の仕方が第1の実施形態と異なる。
DVDの物理セクタは、26個のSYNCフレーム(1SYNCフレームは1488チャネルビットに相当)で構成される。各フレームの先頭には、SYNCパターンが配置されており、SYNCパターン内には14Tという長いデータが存在する。一方、ランドトラックに配置されたLPP信号は、SYNCフレーム当たり3ビット単位で構成され、先頭ビットは記録データのSYNCパターンに隣接するように配置されている。
本実施形態では、データ復調部9等で検出したSYNCパターンに含まれる長いデータの位置に合わせて特定LPP検出ウインドウを予測生成する。この長いデータが特定のマークに対応する。LPPは、通常は偶数フレームのSYNCパターンに隣接して配置されるため、本実施形態のLPP検出ウインドウ生成器23は、LPPの位置に合わせてLPP検出ウインドウを基本的には偶数フレームで発生させる。
図7は第2の実施形態に係るLPP検出部11の内部構成を示すブロック図である。図7では、図2と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
図7のLPP検出部11は、図2の第1の遅延器21とマーク長検出器22を省略した構成になっており、スライスレベル制御部29aには、図1のデータ復調部9でRF信号を復調したデータが入力される。
スライスレベル制御部29aは、データ復調部9で復調した再生データからSYNCパターンを検出して、SYNCパターン内の長いデータの位置に合わせて特定LPP検出ウインドウを予測生成する。
第2の実施形態は、特定LPP検出ウインドウを生成する手法が第1の実施形態と異なるだけで、それ以外は第1の実施形態と同様である。スライスレベル制御部29は、特定LPP検出ウインドウを用いて、図6の処理を行ってプリピット信号を検出する。
このように、第2の実施形態では、SYNCパターンに含まれる長いデータ位置に合わせて特定LPP検出ウインドウを生成するため、第1の実施形態よりもLPP検出部11の内部構成を簡略化でき、回路規模の小型化および消費電力の削減が図れる。
(第3の実施形態)
第1および第2の実施形態では、第1のスライスレベルを用いて二値化を行う回路パスと、第2のスライスレベルを用いて二値化を行う回路パスとを用いていた。これに対して、第3の実施形態は、これら2つの回路パスを一つにまとめたものである。
第1および第2の実施形態では、第1のスライスレベルを用いて二値化を行う回路パスと、第2のスライスレベルを用いて二値化を行う回路パスとを用いていた。これに対して、第3の実施形態は、これら2つの回路パスを一つにまとめたものである。
図8は第3の実施形態に係るLPP検出部11の内部構成を示すブロック図である。図8では、図2と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
図8のLPP検出部11は、図2のLPP検出部11と比べて、スライスレベル生成器31と二値化回路32をそれぞれ一つずつ有する。また、二値化回路32で二値化されたLPP検出信号は、LPPデコード部12に送られるだけでなく、第2の遅延器28にも送られる。
スライスレベル生成器31は、図2の第1および第2のスライスレベル生成器24,26を兼用する。初期設定として、図2の第1のスライスレベル生成器24が生成した第1のスライスレベルと同様のスライスレベルを生成した後、図2の第2のスライスレベル生成器26と同様にスライスレベルを変更して、ある期間におけるLPP検出ウインドウの数に対する、特定LPP検出ウインドウ内のスパイク部の数を示すLPP検出確率を求める。そして、N回連続してα<LPP検出確率<βとなるスライスレベルを最終的なスライスレベルとしてLPP信号の検出を行う。
このように、第3の実施形態では、第1および第2の実施形態と異なり、1種類のスライスレベルだけで最適なスライスレベルを検出できるため、LPP検出部11の内部構成を大幅に簡略化できる。
図8では、第1および第2の遅延器21,28を点線で図示しているが、これら遅延器を一つにまとめたり、あるいは接続箇所を変えてもよい。図2の第1および第2の遅延器21,28も同様である。
また、図7では、遅延器を省略しているが、実際には、二値化されたRFデータの復調結果からSYNCパターンを検出するまでの遅延とLPP検出に要する遅延との差異を調整するために遅延器が必要になることがある。これら遅延器を図7では簡略化のために省略している。
6 RF信号生成部
7 RF二値化部
9 データ復調部
10 LPP信号生成部
11 LPP検出部
12 LPPデコード部
22 マーク長検出器
23 LPP検出ウインドウ生成器
24 第1のスライスレベル生成器
25 第1の二値化回路
26 第2のスライスレベル生成器
27 第2の二値化回路
29,29a スライスレベル制御部
7 RF二値化部
9 データ復調部
10 LPP信号生成部
11 LPP検出部
12 LPPデコード部
22 マーク長検出器
23 LPP検出ウインドウ生成器
24 第1のスライスレベル生成器
25 第1の二値化回路
26 第2のスライスレベル生成器
27 第2の二値化回路
29,29a スライスレベル制御部
Claims (5)
- 光ディスクにレーザ照射により記録された情報をレーザ光で読み出してRFデータを生成するRFデータ生成手段と、
前記RFデータをマークおよびスペースからなる第1の二値データに変換する第1の二値化手段と、
前記第1の二値データに含まれる特定のマークを検出する特定マーク検出手段と、
前記特定のマークに隣接配置されたプリピット信号を検出する範囲を示すLPP検出ウインドウを生成するLPP検出ウインドウ生成手段と、
前記プリピット信号をレーザ光で読み出した信号が所定のスライスレベルを超えるか否かにより第2の二値データを生成する第2の二値化手段と、
前記特定マーク検出手段の検出結果、前記LPP検出ウインドウおよび前記第2の二値データに基づいて前記スライスレベルを調整するスライスレベル調整手段と、を備えることを特徴とする光ディスク記録再生装置。 - 前記第2の二値化手段は、
前記プリピット信号をレーザ光で読み出した信号が第1のスライスレベルを超えるか否かにより前記第2の二値データを生成する基準二値化手段と、
前記プリピット信号をレーザ光で読み出した信号が前記スライスレベル調整手段にて調整された第2のスライスレベルを超えるか否かにより第3の二値データを生成する補正二値化手段と、を有し、
前記スライスレベル調整手段は、
前記第3の二値データにより検出されたプリピット信号の検出確率が所定回数連続して所定の範囲内に収まるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果が肯定された場合には、前記第2のスライスレベルを前記第1のスライスレベルに設定するスライスレベル変更手段と、を有し、
前記スライスレベル調整手段は、前記判定手段の判定結果が否定された場合には前記第2のスライスレベルを変更することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク記録再生装置。 - 前記スライスレベル調整手段は、
前記特定マーク検出手段の検出結果と前記LPP検出ウインドウとに基づいて、プリピット信号を検出するための前記LPP検出ウインドウよりも狭い範囲を示す特定LPP検出ウインドウを生成し、
前記判定手段および前記スライスレベル変更手段は、前記特定LPP検出ウインドウ内でのみ処理を行うことを特徴とする請求項2に記載の光ディスク記録再生装置。 - 前記特定のマークは、所定長さ以上のマークであることを特徴とする請求項1乃至3に記載の光ディスク記録再生装置。
- 前記第1の二値データの中から、各フレームごとに設けられるSYNCパターンを検出するSYNC検出手段を備え、
前記特定のマークは、前記SYNCパターンの中に含まれる所定長さのマークであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光ディスク記録再生装置。
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