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JP2006217474A - レンズ装置、デジタルカメラ、及び光学装置 - Google Patents

レンズ装置、デジタルカメラ、及び光学装置 Download PDF

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JP2006217474A
JP2006217474A JP2005030282A JP2005030282A JP2006217474A JP 2006217474 A JP2006217474 A JP 2006217474A JP 2005030282 A JP2005030282 A JP 2005030282A JP 2005030282 A JP2005030282 A JP 2005030282A JP 2006217474 A JP2006217474 A JP 2006217474A
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image sensor
lens
shooting
image
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Keiji Okubo
恵慈 大久保
Kazuyoshi Azegami
和義 畔上
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
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Fujinon Corp
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

【課題】レンズ構成を複雑にすることなく高いズーム比で高画質のレンズ装置を提供する。
【解決手段】被写体光は、ハーフプリズム31に入射し、その一部が透過。直進して第1の光路に射出され、残り光が屈曲して第2光路に射出される。第1光路には、広角ズームである第1光学系11を配してあり、第2光路には望遠ズームである第2光学系12を配してある。各光学系11,12は、それぞれズームレンズ群,フォーカスレンズ群,絞りを兼ねたシャッタ装置,CCDイメージセンサ23、24を有している。選択レバー8の操作に応じてセレクタ25によって一方のCCDイメージセンサからの撮影信号が信号処理部に送られる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、レンズ装置とそのレンズ装置を用いたデジタルカメラ、光学装置に関するものである。
被写体像をイメージセンサで撮影し、得られる画像データをメモリカード等の記録媒体に記録するデジタルカメラが普及している。デジタルカメラには、撮影レンズ(レンズ装置),この撮影レンズによって被写体像が受光面に結像され、その被写体像を撮影信号に変換して出力するイメージセンサ、イメージセンサからの撮影信号を処理して画像データを生成する信号処理回路等から構成されている。
デジタルカメラには、静止画の他に動画の撮影が可能なものが知られている。このようなデジタルカメラでは、動画を撮影する際には、レリーズボタンの操作に応答して1フレーム分の被写体像を撮影するイメージセンサを、所定のフレームレート例えば30コマ/秒で被写体像を連続的に撮影するように切り替えている。
また、デジタルカメラにはズームタイプの撮影レンズを搭載したものがあり、特にレンズ交換を行うことができないコンパクトタイプのデジタルカメラでは、1本の撮影レンズで異なる焦点距離で撮影を行うことができ便利である。ズームタイプの撮影レンズでは、その焦点距離の範囲で良好な画質の画像が得られるように、撮影レンズを構成する各レンズの形状、組み合せ、移動量などが決められている。
さらに、特許文献1では、プリズムによって折り曲げた撮影レンズの光路が提案されている。この撮影レンズは、例えば、物体側から順に物体側レンズ、物体側レンズからの光束を略直角に屈曲するプリズム、プリズムによって屈曲された光束を受ける像側レンズが配置され、物体側レンズの光軸が撮像装置の前面から背面に向かう方向であり、プリズムよりも像側の光軸を撮像装置の内部でその前面と平行にするとともに、ズーム操作時に移動するレンズがプリズムよりも像側に配されている。
特開平9−211287号公報 特開平11−205642号公報
ところで、近年では、上記のようなズームタイプの撮影レンズは、高ズーム比、すなわち広い範囲で焦点距離を変更できるようにするとともに、高画質化のニーズが高まっているが、一般にズームタイプの撮影レンズはレンズの構成枚数が多く、高ズーム比、高画質化を図るには、さらなるレンズの構成枚数の増加やレンズの大型化を避けることができないといった問題があった。
また、静止画と動画との両方を撮影可能なデジタルカメラでも、イメージセンサを1組しか搭載していないので、どちらか一方の撮影しかできない。例えば動画の撮影中に静止画の撮影を行うことはできず、動画として撮影された多数のフレームのうちから1フレーム分を静止画としようとしても、一般に動画の画素数が低く設定されているので満足できる画質の静止画を得ることはできない。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、レンズ構成を簡単にしながら高いズーム比としつつ高い画質を得ることができ、また動画撮影中に静止画撮影を可能にすることができるレンズ装置、デジタルカメラ、及び光学装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するにあたり、請求項1記載のレンズ装置では、入射光の一部の光を透過して第1の光路に射出し、残り光を屈曲して第2の光路に射出する光学部材と、第1の光路上に配された第1の撮影光学系と、第2の光路上に配され、第1の撮影光学系とは異なる構成の第2の撮影光学系とを備えたものである。
請求項2記載のレンズ装置では、第1及び第2の撮影光学系を、互いに焦点距離の範囲の異なるズームタイプの撮影レンズとしたものであり、請求項3記載のレンズ装置では、その第1及び第2の撮影光学系を、互いに焦点距離の範囲が重ならないようにしたものである。また、請求項4記載のレンズ装置では、第1の撮影光学系からの光を受光して撮影信号を出力する第1のイメージセンサと、第2の撮影光学系からの光を受光して撮影信号を出力する第2のイメージセンサとが同じ性能となるようにしたものである。さらに、請求項5記載のレンズ装置では、第1及び第2の撮影光学系のぞれぞれが絞り及びシャッタ装置を有するものである。ことを特徴とする請求項4記載のレンズ装置。
請求項6記載のレンズ装置では、第2の撮影光学系の解像力を第1の撮影光学系よりも低くしたものであり、請求項7記載のレンズ装置では、第2の撮影光学系は、この第1の撮影光学系からの光を受光して撮影信号を出力する第1のイメージセンサを有し、第2の撮影光学系は、この第2の撮影光学系からの光を受光して撮影信号を出力する第2のイメージセンサを有し、前記第2のメージセンサは、前記第1のイメージセンサよりも画素数が少ないことを特徴とする請求項6項に記載のレンズ装置。また、請求項8記載のレンズ装置では、第1の撮影光学系が絞り及びシャッタ装置を有し、第2の撮影光学系が、絞り装置を有しシャッタ装置を有しなように構成したものである。
請求項9記載のデジタルカメラでは、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のレンズ装置と、このレンズ装置からの被写体光を受光して撮影信号を出力するイメージセンサと、撮影信号を記録媒体に記録する記録手段とを備えたものである。
請求項10記載のデジタルカメラでは、請求項4または5記載のレンズ装置と、第1のイメージセンサを用いて静止画撮影を行う第1静止画モードと第2のイメージセンサを用いて静止画撮影を行う第1静止画モードとを選択する選択手段と、選択手段で選択されたモードに対応するイメージセンサからの撮影信号を記録媒体に記録する記録手段とを備えたものである。
請求項11記載のデジタルカメラでは、請求項6ないし8のいずれか1項に記載のレンズ装置と、静止画撮影時に動作し、第1のイメージセンサからの撮影信号を処理して静止画を記録する静止画処理手段と、動画撮影時に動作し第2のイメージセンサからの撮影信号を処理して動画を記録する静止画処理手段とを備え、動画撮影中の静止画撮影を許容するものである。
請求項12記載の光学装置では、請求項4ないし8のいずれか1項に記載のレンズ装置を備えたものである。
本発明によれば、光学部材によって、入射光の一部の光を透過して第1の光路に射出し、残り光を屈曲して第2の光路に射出し、各光路上に第1の撮影光学系と、この第1の撮影光学系とは異なる構成の第2の撮影光学系と配したことにより、撮影範囲の中心がすれることなく、互いに異なる構成の第1の撮影光学系と第2の撮影光学系とを同時、あるいは選択的に用いて撮影を行うことができる。
第1の撮影光学系と第2の撮影光学系の各焦点距離を互いにズームの範囲が重ならないようにすることによって、効率的に高画質を維持しながら高いズーム比とすることができる。また、動画撮影と静止画撮影とを同時に行うように構成することができる。
図1及び図2に本発明を実施したデジタルカメラの外観を示す。図1に示すように、デジタルカメラ2の前面には、ストロボ光を照射するストロボ発光部3を設けてあり、その横に撮影開口4を設けてある。撮影開口4からはデジタルカメラ2の内部に配されたレンズ装置5のプリズムが露呈される。上面には電源ボタン6,レリーズボタン7,選択レバー8を配してある。レリーズボタン7を押圧操作することにより、1フレーム分の静止画の撮影が行われ、この撮影で得られる画像データがデジタルカメラ2に装着されたメモリカード9(図3参照)に記録される。
レンズ装置5は、詳細を後述するように第1光学系11と第2光学系12を有しており(図3参照)、撮影モード下では、選択レバー8の操作によって、第1光学系11を選択する第1光学系モードと、第2光学系12を選択する第2光学系モードとを選択することができる。
この例では、第1光学系11と第2光学系12は、互いに焦点距離の範囲が異なるズームレンズとなっており、第1光学系11は、広角ズーム,第2光学系12は望遠ズームになっている。例えば、35mmの写真カメラ換算の焦点距離で、第1光学系11が24mmから50mm、第2光学系12が50mmから150mmの範囲でズームが可能としてあり、各光学系11,12の焦点距離の範囲が重なることなく、かつ連続するように決定してある。なお、各光学系11,12の焦点距離の範囲は、任意に設定することができる。
図2に示すように、デジタルカメラ2の背面には、LCD(液晶ディスプレイ)13、レンズ装置5をズーミング(変倍)させるズーム操作ボタン14、デジタルカメラ2の各種操作及び設定を行うカーソルボタン15を配してある。LCD13に表示されるメニューを見ながらカーソルボタン15を操作して指示を与えることで、撮影モードと再生モードの切替え、ストロボ発光のオン/オフなどの各種設定を行うことができる。
LCD13は、撮影モード下では、撮影中の被写体像を動画のスルー画像として表示し、ユーザはこのスルー画像を観察することで撮影範囲を知ることができる。また、再生モード下では、メモリカード9に記録されている画像を選択してLCD13に表示することができる。ズーム操作ボタン14を操作することにより、選択されている光学系のズーミングが行われる。
上記デジタルカメラ2の電気的構成を図3に示す。CPU18は、電源ボタン6,レリーズボタン7,選択レバー8,ズーム操作ボタン14,カーソルボタン15からの操作信号に基づいて、デジタルカメラ2の各部を制御する。CPU18は、ROM18a,RAM18bを内蔵している。ROM18bには、撮影シーケンスなど各種シーケンスのプログラムを格納してあり、このプログラムにしたがってCPU18各部を制御する。RAM18bは、CPU18が各種シーケンスを制御する際の作業用メモリとして用いられる。
前述のようにレンズ装置5は、第1光学系11と第2光学系12とからなり、第1光学系11は、第1駆動回路21によって、第2光学系12は第2駆動回路22によって駆動される。また、第1光学系11には第1CCDイメージセンサ(以下、第1CCDという)23,第2光学系12には第2CCDイメージセンサ(以下、第2CCDという)24を組み付けてある。
第1駆動回路21は、第1光学系21に組み付けられたズームやピント調節用のモータ、シャッタ装置のアクチュエータ等をCPU15の制御下で駆動する回路、第1CCD23を駆動する回路等からなる。第1CCD23は、その受光面に第1光学系11を透過した被写体光が入射し、その被写体像をアナログの撮影信号に変換して出力する。第2駆動回路22は、第1駆動回路21と同様に第2光学系22を駆動する回路からなり、第2CCD24は、その受光面に第2光学系12を透過した被写体光が入射し、その被写体像を撮影信号に変換して出力する。
各CCD23,24は、同じ種類のものを用いており、画素数,分光感度などの性能が同じになっている。なお、この例では、各CCDイメージセンサを用いて撮影を行うが、イメージセンサとしては、これに限らず、例えばCMOS型のイメージセンサを用いてもよい。
各CCD23,24からの撮影信号は、セレクタ25に送られる。セレクタ25は、CPU18の制御によって、選択されている光学系のCCDからの撮影信号を信号処理部26に送る。
CPU18,信号処理部26,LCDドライバ27,インタフェース回路28は、バス29によって接続されており、これら各部はバス29を介してCPU18に制御されるとともに、相互間でデータの授受が可能になっている。
信号処理部26は、撮影モード下では、入力される撮影信号に対してノイズ除去、増幅,画像データへの変換処理を行ってから、ホワイトバランス、γ補正を行い、処理済みの画像データを順次にLCDドライバ27に送る。これにより、選択中の光学系で撮影中の被写体像がスルー画像としてLCD13に表示される。撮影モード下でレリーズボタン7が押圧操作されると、信号処理部26は、その直後に得られる1フレーム分の画像データをデータ圧縮した後にインタフェース回路28を介してメモリーカード9に記録する。なお、記録媒体としては、メモリカードに限らず、各種のものを用いることができ、またデジタルカメラの内部メモリに画像データを記録してもよい。
再生モード下では、インタフェース回路28によってメモリカード9から画像データを読み出し、信号処理部26で各種処理を施してからLCDドライバ27に送る。これにより、メモリカード9に記録されている画像がLCD13に表示される。
信号処理部26は、画像データに基づいて被写体輝度の検出と、画像データのコントラストの検出とを行う回路を備えており、検出した被写体輝度とコントラストの情報をそれぞれCPU18に送る。CPU18は、選択されている光学系に対して、信号処理部26からの被写体輝度情報に基づいて、各CCD23,24の電子シャッタ速度と、絞りとを制御し、コントラスト情報に基づいてピント調節の制御を行う。したがって、CPU18は、被写体輝度情報,コントラスト情報に基づいて、第1光学系モード下では、第1駆動回路21を介して第1光学系11を制御し、第2光学系モード下では、第2駆動回路22を介して第2光学系12を制御する。
図4にレンズ装置5の概略を示す。レンズ装置5は、第1光学系11,第2光学系12の他に、ハーフプリズム31を備えている。ハーフプリズム31は、入射面31aが撮影開口4を臨む位置に配されている。撮影開口4を通して入射面31aに入射した被写体光は、その一部がハーフプリズム31内を透過,直進して、第1射出面31bから第1光路に射出され、残りの被写体光がハーフプリズム31内で90度屈曲し、第2射出面31cから第2光路に射出される。なお、このように透過される被写体光と屈曲される被写体光の割合は、「1:1」となっているが、例えば第1光学系11と第2光学系12とのうち相対的に暗い光学系に射出さる光量を多くする等のように、各光学系のレンズの明るさに応じて適宜設定することができる。また、ハーフプリズムの代わりにハーフミラーを用いてもよい。
第1光路には、第1光学系11が配されており、第1射出面31bからの被写体光が第1光学系11に入射する。前述のように、第1光学系11は広角ズームであり、ズームレンズ群33,フォーカスレンズ群34を有している。ズームレンズ群33,フォーカスレンズ群34は、それぞれ第1駆動回路21で駆動されるズームモータ,フォーカスモータ(図示省略)によって、光軸P1に沿って移動する。ズームレンズ群33の移動によって、ズーミングが行われ、
フォーカスレンズ群34の移動によってピント調節が行われる。
また、第1光学系11には、絞り羽根を兼ねたシャッタ羽根を有するシャッタ装置35が組み込まれており、このシャッタ装置35は、第1駆動回路21で駆動されるアクチュエータ(図示省略)で駆動される。撮影モードでの第1光学系モード下では、シャッタ装置35は、CPU18の制御の下で被写体輝度に応じた絞りとなるようにシャッタ羽根によって形成される開口径を調節し、レリーズボタン7の押圧操作に応答して静止画撮影を行うと、スメアの発生を防止するために、その直後に光路を閉じて第1CCD23の光の入射を阻止する。第1CCD23の受光面には、上記のように構成される各レンズ群33,34によって被写体像が結像する。
第2光路には、第2光学系12が配されており、第2射出面31cからの被写体光が第2光学系12に入射する。この第2光学系12は、ズームレンズ群37,フォーカスレンズ群38,シャッタ装置39を有し、望遠ズームとなるように構成されている。第2光学系12は、望遠ズームである点で第1光学系11と構成が異なっており、その構成の違いには、レンズ枚数や組み合せ,レンズ径,レンズ間隔などがある。
ズームレンズ群37,フォーカスレンズ群38は、それぞれ第2駆動回路22で駆動され、光軸P2に沿って移動し、ズーミング、ピント調節を行う。シャッタ装置39は、第2光学系モード下で、CPU18の制御の下で被写体輝度に応じた絞りとなるようにシャッタ羽根の開口径が調節され、静止画撮影の直後に光路を閉じて第2CCD24の光の入射を阻止する。第2CCD24の受光面には、上記のように構成される各レンズ群37,38によって被写体像が結像する。
次に、上記構成の作用について説明する。静止画の撮影を行う場合には、撮影モードを選択してから、選択レバー8を操作して光学系モードを選択する。例えば、第1光学系モードを選択すると、CPU18によって第1駆動回路21を介して第1光学系11が駆動される状態とされるとともに、セレクタ25が第1光学系11の第1CCD23からの撮影信号を信号処理部25に出力するように切り替えられる。
撮影開口4から入射した被写体光は、入射面31aよりハーフプリズム31に入射し、その一部が透過して第1射出面31bから射出され、残りの被写体光が第2射出面31cから射出される。第1射出面31bから射出された被写体光は、第1光学系11入射し、第1CCD23によって受光される。このようにして第1CCD23で被写体像が露光され、その被写体像が撮影信号として出力される。第1CCD23からの撮影信号は、セレクタ25を介して信号処理部26に送られ、ノイズ除去、増幅,画像データへの変換処理の後、ホワイトバランス、γ補正が行われる。そして、その処理済みの画像データがLCDドライバ27に送られる。第1CCD23での撮影は繰り返し行われ、その撮影で得られる画像データが順次にLCDドライバ27に送られるから、LCD13には第1光学系11を用いて撮影中の被写体像がスルー画像として表示される。
一方、信号処理部26によって画像データに基づいてコントラストと、被写体輝度の検出が行われ、その結果がコントラスト情報,被写体輝度情報としてCPU18に送られる。そして、コントラスト情報に基づき撮影中の被写体像のコントラストが最大となるように、CPU18が第1駆動回路21を介してフォーカスレンズ群34を移動する。これにより、現在撮影中の被写体にピントが合致するように第1光学系11が調節される。このピントの調節は、随時行われるから被写体までの撮影距離が変化したり、またズームレンズ群33の移動によってピント位置がずれた場合には、それに追随してピントが合わせられる。
また、被写体輝度情報を基に適正露出となる電子シャッタ速度,絞り値とがCPU18によって決定され、それらが第1駆動回路21に送られる。このようにして、被写体輝度情報に基づいて決められる電子シャッタ速度で第1CCD23が駆動され、またその絞り値となるようにシャッタ装置35のシャッタ羽根による絞り開口径が制御される。被写体輝度が変化すれば、これに応じて電子シャッタ速度,絞り再び求められことによって、撮影中の被写体が常にほぼ適正な露出となるように調節される。
この第1光学系モード下でズーム操作ボタン14を操作すると、その操作に応じてCPU18が第1駆動回路21を介して、第1光学系11のズームレンズ群33を光軸P1に沿って移動することにより、第1光学系11の焦点距離が変化する。したがって、撮影者は、ズーム操作ボタン14の操作で、焦点距離を24mmから50mmの範囲で変化させることができる。
より大きな焦点距離を所望とする場合には、選択レバー8を操作して第2光学系モードを選択する。第2光学系モードを選択すると、CPU18は、第2駆動回路22を介して第2光学系12を制御するようになるともに、第2光学系12の第2CCD24からの撮影信号を信号処理部26に出力するようにセレクタ25を切り替える。
第2光学系12には、撮影開口4から入射した被写体光のうちハーフプリズム31で屈曲されて第2射出面31cから射出される被写体光が入射し、その被写体光が第2CCD24によって受光される。そして、この第2CCD24から撮影信号がとして出力されセレクタ25を介して信号処理部26に送られる。
以降、第1光学系モードの場合と同様に、信号処理部26で検出されるコントラスト情報に基づき、フォーカスレンズ群38が光軸P2に沿って移動されてピント調節が行われる。また、被写体輝度情報に基づき、第2CCD24の電子シャッタ速度と、シャッタ装置39による絞りの調節が行われる。さらには、ズーム操作ボタン14を操作することにより、ズームレンズ群37が光軸P2に沿って移動されることにより、50〜150mmの範囲で焦点距離が変化する。
以上のように、選択レバー8による光学系の選択と、ズーム操作ボタン14の操作によるズーミングによって所望と撮影範囲が得られる焦点距離にしてから、レリーズボタン7を押圧操作して撮影を行う。第1,第2光学系11,12は、撮影範囲の中心が一致しているので、これら相互間で切替えた際に撮影範囲の中心がずれないので、切り換え時にも撮影者が被写体を認識しやすい。
レリーズボタン7が押圧されると、その時点で選択されている光学系の第1CCD23または第2CCD24によって静止画撮影が行われ、その撮影信号が信号処理部26を介して画像データに変換された後、メモリカード9に記録される。
上記のように第1,第2光学系11,12を用いて、広角から望遠までの焦点距離の範囲を確保しているから、光学系のレンズ構成を複雑にならずに高画質化な撮影画像を得ることができる。
図5は、動画撮影中に、静止画撮影を可能にしたデジタルカメラを示す例である。なお、以下に説明する他は、上記実施形態と同様であり、実質的に同じ構成部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
このデジタルカメラでは、静止画撮影用の第1光学系51と、動画撮影用の第2光学系52とを備えており、第1光学系51にはハーフプリズム31を透過した被写体光が、第2光学系52にはハーフプリズム31で屈曲された被写体光が入射する。
第1光学系51は、ズームレンズ群51a,フォーカスレンズ群51b,シャッタ装置51c,第1CCD51dを備えており、第1駆動回路53によって駆動される。シャッタ装置51cは、第1CCD51dでの露光中の光量を調節する絞りであるとともに、スメアの発生防止のために、第1CCD51dでの露光完了直後に光路を閉じる。
第2光学系52は、ズームレンズ群52a,フォーカスレンズ群52b,絞り装置52c,第2CCD52dを備えており、第2駆動回路54によって駆動される。この第2光学系52は、第1光学系51と同じ焦点距離の範囲のズームレンズとなっているが、動画撮影が静止画撮影に比べてデータ処理速度の制限などから第2CCD52dとしては、画素数が第1CCD51dよりも少ないものとしてあり、それに応じて第2光学系52はレンズ構成によって第1光学系51より低い解像力にしてある。また、第2光学系52は、動画を撮影するので、スメアの発生防止のために光路を開閉するシャッタ機能を備えておらず、第2CCDへの入射光量を調節する絞り装置52cを内蔵してある。
なお、第2CCD52dは、第1CCD51dと受光面のサイズを同じとすることで、各光学系51、52が同じ焦点距離であれば各CCD51d,52dによる画角(撮影範囲)も同じになるようにしてあるが、受光面のサイズが異なるCCDを用いて、ズーミングしたときに一方の光学系の画角に他方の光学系の画角が同じとなるようにズーミングを制御してもよい。
第1CCD51からの撮影信号は、第1信号処理部55に送られる。この第1信号処理部55は、レリーズボタン7の押圧操作に応答して第1CCD51dから得られる静止画の撮影信号にノイズ除去、増幅,画像データへの変換処理,ホワイトバランス、γ補正,データ圧縮を行い、その処済みの画像データをバズ29,インタフェース回路28を介してメモリーカード9に記録する。
第2CCD52dからの撮影信号は、第2信号処理部56に送られる。第2信号処理部56は、撮影モード下では、第2CCD52dからの撮影信号にノイズ除去、増幅,画像データへの変換処理,ホワイトバランス、γ補正行い、その画像データをLCDドライバ27に順次に送る。これにより、LCD13にスルー画像を表示する。また、第2信号処理部56は、動画撮影時には、LCD13にスルー画像を表示しながら、撮影中の被写体像を動画として記録するために、画像データをLCDドライバ27と内部メモリ57に送る。内部メモリ57に記録された動画の画像データは、動画撮影の終了後にメモリカード9に転送されて記録される。動画撮影は、動画ボタン58を押圧することにより開始され、再度押圧することで終了する。
さらに、第2信号処理部56は、第2CCD52dからの撮影信号から得られる画像データに基づいて被写体輝度情報、コントラスト情報を生成し、CPU18に送る。
CPU18は、この第2信号処理部からコントラスト情報と、ズーム操作ボタン14からの操作信号に基づいて第1,第2駆動回路53,54をそれぞれ介して各光学系51,52を同時に調節し、常に第1光学系51と第2光学系52のピント位置及び焦点距離が同じとなるように制御する。また、CPU18は、第2信号処理部56からの被写体輝度情報に基づいて動画撮影時及び静止画撮影時の適正露出値を決定し、制御する。
次に上記構成による作用について説明する。撮影モードにすると、第2光学系52の第2CCD52dからの撮影信号が第2信号処理部56に送られ、各種処理が施された画像データが次々にLCDドライバ27に送られることにより、被写体像がLCD13にスルー画像として表示される。
また、第2CCD52dからの撮影信号から得られる画像データに基づいて、コントラスト情報及び被写体輝度情報が第2信号処理部56で生成され、各情報がCPU18に送られる。このコントラスト情報に基づいて、第1,第2駆動回路53,54を介して第1,第2光学系51,52のそれぞれのピント調節が行われ、いずれの光学系51,52も被写体にピントが合致した状態に維持される。また、被写体輝度情報に基づいて、適正な露出の演算が行われ、その結果に基づき、第2駆動回路54を介して第2光学系52の絞り装置52cによる絞りと第2CCD52dので電子シャッタ速度とが調節される。
ズーム操作ボタン14を操作すると、第1光学系51及び第2光学系52が同時にそれぞれ操作に応じてズーミングされる。これより、各光学系51,52が互いに同じ焦点距離に維持され、撮影範囲の中心が一致している他、画角が同じになるので、常に同じ撮影範囲になっている。
動画ボタン58を押圧すると、第2信号処理部56からの画像データが内部メモリ57にも送られて記録されるようになり、動画撮影が開始される。この動画撮影中にも、コントラスト情報に基づき、各光学系51、52のピント調節が行われ、またズーム操作ボタン14が操作されれば、各光学系51,52がズーミングされる。
上記のような動画撮影中では、静止画撮影を行う場合には、第2光学系52の撮影によってLCD13に表示されているスルー画像を観察して、所望とするタイミングでレリーズボタン7を押圧操作する。レリーズボタン7の押圧操作に応答して、第2信号処理部56からの被写体輝度情報に基づき、適正露出値となる絞り、電子シャッタ速度の算出が行われ、その露出値で第1光学系51によって静止画の撮影が行われ、得られる画像データがメモリカード9に記録される。したがって、動画記録中にも静止画の撮影を行うことができる。
動画撮影中に動画記録ボタン58を押圧操作すると、その時点で動画記録が終了する。そして、内部メモリ57に記録された動画の画像データがメモリカード9に転送されて記録される。このように、静止画の撮影範囲が動画撮影のものと完全に一致しているので、別途フレーミングを行うことなく、動画撮影中に静止画撮影を行うことができる。
上記各実施形態では、レンズ装置としてズームレンズの場合について説明したが、単焦点のレンズであってもよい。また、上記各実施形態では、デジタルカメラへ適用した場合について説明したが、本発明は、デジタルカメラへの適用に限定されるものではなく、銀塩フイルムを使用するカメラ,プロジェクタ等の各種光学機器のレンズ装置に適用することができる。
本発明を実施したデジタルカメラの前面側を示す斜視図である。 デジタルカメラの背面側を示す斜視図である。 デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 レンズ装置の構成を示す説明図である。 動画撮影中に静止画撮影を可能にしたデジタルカメラの構成を示すブロック図である。
符号の説明
2 デジタルカメラ
5 レンズ装置
11,51 第1光学系
12,52 第2光学系
23,24,51d,52d CCDイメージセンサ
31 プリズム

Claims (12)

  1. 入射光の一部の光を透過して第1の光路に射出し、残り光を屈曲して第2の光路に射出する光学部材と、第1の光路上に配された第1の光学系と、第2の光路上に配され、第1の光学系とは異なる構成の第2の光学系とを備えたことを特徴とするレンズ装置。
  2. 前記第1及び第2の光学系は、互いに焦点距離の範囲の異なるズームタイプの撮影レンズであることを特徴とする請求項1記載のレンズ装置。
  3. 前記第1及び第2の光学系は、互いに焦点距離の範囲が重ならないことを特徴とする請求項2記載のレンズ装置。
  4. 前記第1の光学系は、この第1の光学系からの光を受光して撮影信号を出力する第1のイメージセンサを有し、第2の光学系は、この第2の光学系からの光を受光して撮影信号を出力する第2のイメージセンサを有し、前記第1のイメージセンサと第2のイメージセンサとが同じ性能であることを特徴とする請求項2または3記載のレンズ装置。
  5. 前記第1及び第2の光学系は、それぞれ絞り及びシャッタ装置を有することを特徴とする請求項4記載のレンズ装置。
  6. 前記第2の光学系は、前記第1の光学系よりも解像力が高いことを特徴とする請求項1記載のレンズ装置。
  7. 前記第1の光学系は、この第1の光学系からの光を受光して撮影信号を出力する第1のイメージセンサを有し、第2の光学系は、この第2の光学系からの光を受光して撮影信号を出力する第2のイメージセンサを有し、前記第2のイメージセンサは、前記第1のイメージセンサよりも画素数が少ないことを特徴とする請求項6項に記載のレンズ装置。
  8. 前記第1の光学系は、絞り及びシャッタ装置を有し、前記第2の光学系は、絞り装置を有しシャッタ装置を有しないことを特徴とする請求項7記載のレンズ装置。
  9. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のレンズ装置と、このレンズ装置からの被写体光を受光して撮影信号を出力するイメージセンサと、撮影信号を記録媒体に記録する記録手段とを備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  10. 請求項4または5記載のレンズ装置と、前記第1のイメージセンサを用いて静止画撮影を行う第1静止画モードと前記第2のイメージセンサを用いて静止画撮影を行う第2静止画モードとを選択する選択手段と、選択手段で選択されたモードに対応するイメージセンサからの撮影信号を記録媒体に記録する記録手段とを備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  11. 請求項6ないし8のいずれか1項に記載のレンズ装置と、静止画撮影時に動作し、前記第1のイメージセンサからの撮影信号を処理して静止画を記録する静止画処理手段と、動画撮影時に動作し前記第2のイメージセンサからの撮影信号を処理して動画を記録する静止画処理手段とを備え、動画撮影中の静止画撮影を許容することを特徴とするデジタルカメラ。
  12. 請求項4ないし8のいずれか1項に記載のレンズ装置を備えたことを特徴とする光学装置。
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