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JP2006205598A - 蓄熱剤包装用積層フィルム及び該積層フィルムからなる蓄熱剤包装用袋 - Google Patents

蓄熱剤包装用積層フィルム及び該積層フィルムからなる蓄熱剤包装用袋 Download PDF

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JP2006205598A
JP2006205598A JP2005022225A JP2005022225A JP2006205598A JP 2006205598 A JP2006205598 A JP 2006205598A JP 2005022225 A JP2005022225 A JP 2005022225A JP 2005022225 A JP2005022225 A JP 2005022225A JP 2006205598 A JP2006205598 A JP 2006205598A
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JP
Japan
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layer
packaging
heat accumulating
laminated film
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005022225A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Shigemitsu
貴裕 重光
Etsuro Hirota
悦朗 廣田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Film Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Film Co Ltd filed Critical Sekisui Film Co Ltd
Priority to JP2005022225A priority Critical patent/JP2006205598A/ja
Publication of JP2006205598A publication Critical patent/JP2006205598A/ja
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Abstract

【課題】
破損のおそれが少なく、蓄熱剤の包装に適したフィルム及び包装用袋の供給
【解決手段】
熱可塑性ポリウレタン系樹脂からなる補強層と、金属箔あるいは金属蒸着フィルムからなる層、シール層を含有してなる蓄熱剤包装用積層フィルム及び該積層フィルムからなる蓄熱剤包装用袋。
【選択図】 なし

Description

本発明は、床暖房用の蓄熱剤などを包装する積層フィルム及び包装用袋に関する。
近年、暖房装置の一つとして、床暖房装置が広く使用されるようになってきた。床暖房装置の熱源として、温水式(熱媒式)や電気式がある。熱媒式は断熱シートの上にパイプを配置し、このパイプ内にボイラ等で加熱した熱媒体を供給して暖房するものである。一方電気式は、断熱シートの上に、各種の発熱体を配置し、その上に蓄熱剤を配置したものである。蓄熱剤としては、氷、硫酸ナトリウム10水塩、塩化カルシウム6水塩、酢酸ナトリウム3水塩等が知られている。これら蓄熱剤はポリエチレンやポリプロピレン等のチューブまたは容器等で包装されて使用される。例えば、特許文献1には、ポリオレフィン系樹脂からなるシーラント層、基材層が積層されてなる蓄熱剤容器用シートが開示されている。
特開2001−261074号公報
しかしながら、蓄熱剤用の容器がポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂からなる袋、チューブまたは容器等であると、蓄熱剤を施工する際に、工具等が落下することによる突き刺しによる傷や、他の部材との接触、擦れ等による傷付きによって、包装しているフィルムが破れてしまい、内容物が漏出する恐れがあった。
本発明の目的は、上記課に鑑みて成されたものであり、破損のおそれが少なく、蓄熱剤の包装に適したフィルム及び包装用袋を供給することである。
請求項1記載の発明は、金属箔あるいは金属蒸着フィルムからなる金属層と、熱可塑性ポリウレタン系樹脂からなる補強層と、シール層を含有してなる蓄熱剤包装用積層フィルムである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の積層フィルムからなる蓄熱剤包装用袋である。
強度の優れたによる金属箔あるいは金属蒸着フィルムからなる層と、熱可塑性ポリウレタン系樹脂からなる補強層と、シール層からなる積層フィルムであることを特徴とする。
本発明に用いられる金属層としては、金属箔あるいは金属蒸着フィルム挙げられ、金属箔としては、特に限定されず、例えば、アルミニウム箔、ステンレス箔、胴箔等が挙げられる。
また、金属蒸着フィルムとに用いられる金属としては、特に限定されず、例えば、アルミニウム、ステンレス、銅等が挙げられ、基材のフィルムとしては、特に限定されず、例えば、ポリエステルフィルム、ナイロンフィルム等の樹脂フィルムが挙げられる。なかでもコスト、熱伝導性等の観点からアルミニウム箔、アルミニウム蒸着ポリエステルフィルム、アルミニウム蒸着ナイロンフィルム等が好適に用いられる。
本発明においては、熱可塑性ポリウレタン系樹脂を補強層として蓄熱剤包装用積層フィルム中に積層させることにより、積層フィルムの強度、特に突き刺し強度を向上させることが出来る。
上記熱可塑性ポリウレタン系樹脂は、二官能性ポリオールとジイソシアネートおよびグリコールとを主原料として合成される分子構造中にウレタン基を含有するポリウレタン樹脂を主成分とする樹脂の内熱可塑性を有するものである。上記熱可塑性ポリウレタン樹脂は、特に限定されないが、二官能性ポリオールとしては、ポリオキシアルキレン系ポリオールを主成分とするポリエーテル系ポリウレタン樹脂、ポリエステルポリオールを主成分とするポリエステル系ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂等が挙げられ、用途に応じて適宜選定されて用いられてよい。これらポリウレタン樹脂は単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。さらに、本発明の効果を阻害しない範囲であれば、成形性、安定性等を改善するために他の添加剤が添加されていてもよい。
上記ポリオキシアルキレン系ポリオールとしては、特に限定されず、例えば、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコール等が挙げられる。
上記ポリエステル系ポリオールとしては、特に限定されず、例えば、アジピン酸、セバシン酸、フタル酸等の二官能カルボン酸とグリコール類とからなるポリエステルポリオール、ポリカプロラクトングリコール等が挙げられる。
本発明においては、シール層はシール層同士を相対するように重ね合わせて周辺をヒートシールして袋状に加工するために用いられる層であり、ヒートシールが可能で、蓄熱剤により影響を受けなければ特に限定されず、例えば、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、線状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)、高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)、ポリプロピレン樹脂(PP)等が挙げられる。これらの中でも、積層フィルムとしての突き刺し強度、蓄熱剤の影響等から、線状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)が好ましい。
本発明においては、金属層が傷ついたり破損したりするのを防止するために金属層の表面に保護層を設けるのが好ましい。特に、金属層として、金属博を用いたり、蒸着フィルムの基材フィルムと補強層とを相対して積層させる際には保護層を設けるのが好ましい。
上記保護層を設けることにより、表面に印刷性を施すことも可能になる。上記保護層としては、金属層が保護できれば特に限定はされず、例えば、ポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム等が好適に用いられる。
本発明の蓄熱剤包装用積層フィルムは、上記の構成材料を積層させて得られるが、積層順序としては、積層フィルムの片方の表面にあり、保護層が積層される場合は保護層がシール層の反対側の表面にあれば他の順序は特に限定されない。すなわち、好ましい積層フィルムの構成としては、例えば、(保護層)/金属層/補強層/シール層、(保護層)/補強層/金属層/シール層等の構成が挙げられる。この際、金属層として金属蒸着フィルムが用いられる場合、金属蒸着層がシール層側であっても反対側であっても特に限定はされない。
本発明の積層フィルムの製造方法としては特に限定されず、例えば、補強層、シール層に用いる樹脂をTダイ法もしくはインフレーション法で製膜した後に、金属層(金属箔あるいは金属蒸着フィルム)、補強層(熱可塑性ポリウレタンフィルム)、シール層等の積層フィルムを構成する各層を接着剤もしくは熱を用いて貼り合わせる方法。金属層(金属箔あるいは金属蒸着フィルム)に、補強層、シール層に用いる樹脂をTダイ法等で押し出しラミネートする方法等が挙げられる
本発明の積層フィルムは、上述の通りの構成であり、強い機械物性、特に突き刺し強度に優れておる為、床暖房の蓄熱剤用包装材等に好適に用いることができる。
以下に実施例を掲げて本発明の態様を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
保護層として二軸延伸ポリアミド(ハーデン、厚さ15μm、東洋紡績社製)、金属層としてアルミニウム蒸着ポリアミドフィルム(バリアロックス、厚さ15μm、東レフィルム加工社製)、補強層としてポリウレタンフィルム(パンデックス、厚さ50μ、ディーアイシーバイエル社製)、シール層としてLLDPE(リックス、厚さ50μ、東洋紡績社製)を、ポリウレタン系接着剤(ディックドライ、大日本インキ化学工業社製)を用いて、表保護層/金属層/補強層/シール層の順に積層して蓄熱剤包装用積層フィルムを得た。
(実施例2)
実施例において、保護層としてポリエステルフィルム(エスペット、厚さ12μm、東洋紡績社製)を用い、金属層としてアルミニウム箔(厚さ7μ、日本製箔社製)を用いる以外は実施例1と同様にして蓄熱剤包装用積層フィルムを得た。
(実施例3)
実施例1において、保護層を設けず、金属層を逆にする以外は実施例1と同様にして蓄熱剤包装用積層フィルムを得た。
(比較例1)
LLDPE(モアテック、出光石油化学社製を用いてインフレーション法で厚さ100μmのフィルムを作製し、蓄熱剤包装用フィルムとした。
(比較例2)
実施例1において、補強層を用いない以外は実施例1と同様にして蓄熱剤包装用積層フィルムを得た。
(耐突き刺し性の評価)
上記で得られた積層フィルムを用いて、外層側より直径1mmの針を突き刺し、積層フィルムに穴があいた際の荷重を測定し、下記の基準で耐突き刺し性を評価した。結果を表1に示した。
◎:14.7N超
○:9.8〜14.7N
×:9.8N未満
(実施例4)
実施例1において、金属層と補強層の順序を逆にする以外は実施例1と同様にして蓄熱剤包装用積層フィルムを得、耐突き刺し性を評価したところ結果は○であった。
Figure 2006205598

Claims (2)

  1. 熱可塑性ポリウレタン系樹脂からなる補強層と、金属箔あるいは金属蒸着フィルムからなる層、シール層を含有してなることを特徴とする蓄熱剤包装用積層フィルム。
  2. 請求項1記載の積層フィルムからなり、シール層が内側になるように相対させて周辺部がヒートシールされてなることを特徴とする蓄熱剤包装用袋。
JP2005022225A 2005-01-28 2005-01-28 蓄熱剤包装用積層フィルム及び該積層フィルムからなる蓄熱剤包装用袋 Pending JP2006205598A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011513088A (ja) * 2008-02-27 2011-04-28 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア プラスチック箔または金属箔を含む多層複合材料、その製造方法および用途

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