JP2006203137A - 位置決め方法、ステージ装置及び露光装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ウエハステージに基準マーク等の位置決め用のマークが形成された部材を設けずに、ウエハステージの回転姿勢を再現する。
【解決手段】ウエハステージWSTに設けられた反射面17cを介して計測ステージMSTに設けられた反射面19cにビームを照射し、これと同時に、反射面17bにビームを照射し、反射面19cで反射されたビーム、反射面17bで反射されたビームを、それぞれ検出する。このようなビームの検出を、ウエハステージのX軸方向の位置を変えて行う。そして、それぞれの位置での検出結果に基づいて、ウエハステージを、計測ステージに対して位置決めする。
【選択図】図5
【解決手段】ウエハステージWSTに設けられた反射面17cを介して計測ステージMSTに設けられた反射面19cにビームを照射し、これと同時に、反射面17bにビームを照射し、反射面19cで反射されたビーム、反射面17bで反射されたビームを、それぞれ検出する。このようなビームの検出を、ウエハステージのX軸方向の位置を変えて行う。そして、それぞれの位置での検出結果に基づいて、ウエハステージを、計測ステージに対して位置決めする。
【選択図】図5
Description
本発明は、位置決め方法、ステージ装置及び露光装置に係り、さらに詳しくは、二次元面内で駆動可能な2つのステージの位置関係を調整する位置決め方法、該調整方法の実施に好適なステージ装置及び該ステージ装置を備える露光装置に関する。
従来より、半導体素子(集積回路等)、液晶表示素子等の電子デバイスを製造するリソグラフィ工程では、マスク又はレチクル(以下、「レチクル」と総称する)のパターンを投影光学系を介して、レジスト(感光剤)が塗布されたウエハ又はガラスプレート等の感光性の物体(以下、「ウエハ」と呼ぶ)上の複数のショット領域の各々に転写するステップ・アンド・リピート方式の縮小投影露光装置(いわゆるステッパ)や、ステップ・アンド・スキャン方式の投影露光装置(いわゆるスキャニング・ステッパ(スキャナとも呼ばれる))などが、主として用いられている。
また、近時においては、ウエハステージとは独立して、2次元面内で駆動可能で、計測に用いられる計測器が設けられたステージ(計測ステージ)を備えた露光装置も提案されている(例えば、特許文献1参照)。計測ステージをウエハステージとは別に設ける場合、ウエハステージにはウエハの露光の際に必要となる必要最低限の構成部材(例えばウエハホルダ及び基準マーク板など)のみを設ければ良いので、ウエハステージの小型、軽量化、ひいてはウエハステージを駆動する駆動機構(モータ)の小型化及びモータからの発熱量の低減などが可能となる。
しかしながら、従来の計測ステージとウエハステージとを備える露光装置では、前述の基準マークがウエハステージに設けられているためウエハステージの小型化には制約があった。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、その第1の観点からすると、第1軸方向(Y軸方向)と該第1軸方向と交差する第2軸方向(X軸方向)とに移動する第1ステージ(WST)を、第2ステージ(MST)に対して位置決めする位置決め方法であって、前記第1ステージの前記第2軸方向に関する位置を変化させ、複数の位置で、前記第1ステージに前記第1軸方向と前記第2軸方向とに交差する方向に沿って設けられた第1反射面(17c)を介して、前記第2ステージに前記第2軸方向に沿って設けられた第2反射面(19c)にビームを照射し(ステップ410,412)、前記第2反射面で反射された前記ビームをそれぞれ検出し、前記検出結果に基づいて前記第1ステージを位置決めする(ステップ414,416)ことを特徴とする位置決め方法である。
これによれば、第1ステージがある位置にあるときに、第1ステージに設けられた第1反射面を介して、前記第2ステージに設けられた第2反射面にビームを照射し、前記第2反射面で反射された前記ビームを検出する。次いで、第1ステージの第2軸方向に関する位置を変化させ、その位置の変化後に第1ステージに設けられた第1反射面を介して、第2ステージに設けられた第2反射面にビームを照射し、第2反射面で反射された前記ビームを検出する。このように、第1ステージの第2軸方向に関する位置を変化させて、複数の位置のそれぞれで前記第2反射面で反射された前記ビームを検出する。そして、それらの検出結果に基づいて前記第1ステージを位置決めする。従って、第1ステージに基準マーク板等の位置決め用のマークが形成された部材を設ける必要がないので、第1ステージを更に小型化することができる。
本発明は、第2の観点からすると、第1軸方向(Y軸方向)と該第1軸方向と交差する第2軸方向(X軸方向)とに移動する第1ステージ(WST)と、第2ステージ(MST)とを備えるステージ装置であって、前記第1軸方向と前記第2軸方向とに交差する方向に沿って前記第1ステージに設けられた第1反射面(17c)と;前記第2軸方向に沿って前記第2ステージに設けられた第2反射面(19c)と;前記第1反射面を介して前記第2反射面にビームを照射する照射装置(128)と;前記第2反射面で反射した前記ビームを検出する検出装置(128)と;前記第1ステージの前記第2軸方向に関する位置を変化させ、各位置における前記検出装置の出力に基づいて前記第1ステージを位置決めする制御装置(20)と;を備えたことを特徴とするステージ装置である。
これによれば、照射装置により、第1ステージに設けられた第1反射面を介して、第2ステージに設けられた第2反射面にビームが照射され、前記第2反射面で反射された前記ビームが検出装置で検出される。制御装置では、前記第1ステージの前記第2軸方向に関する位置を変化させ、各位置における前記検出装置の出力に基づいて前記第1ステージを位置決めする。このように、制御装置では、第1ステージの第2軸方向に関する位置を変化させて、複数の位置のそれぞれで前記第2反射面で反射された前記ビームを検出した検出装置の検出結果に基づいて前記第1ステージを位置決めする。従って、従来のように、第1ステージに基準マーク等の位置決め用のマークを設ける必要がないので、第1ステージを更に小型化することができる。
本発明は、第3の観点からすると、基板(W)を露光してパターンを形成する露光装置であって、本発明のステージ装置を備えることを特徴とする露光装置である。
これによれば、第1ステージ上に基準マーク等の位置決め用のマークを設けることなく高精度な位置決めが可能な本発明のステージ装置を備えることから、該露光装置を用いて基板を露光することにより、基板上にパターンを精度良く形成することが可能になる。
なお、本発明を分かり易く説明するために、一実施形態を表す図面の符号に対応づけて説明したが、本発明が実施形態に限定されるものでないことは言うまでもない。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。
図1には、本発明の位置決め方法の実施に好適な一実施形態に係る露光装置100の構成が概略的に示されている。この露光装置100は、ステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置、すなわちいわゆるスキャナである。
露光装置100は、照明系10、該照明系10からのエネルギビームとしての露光用照明光(以下、「照明光」又は「露光光」と呼ぶ)ILにより照明されるマスクとしてのレチクルRを保持するマスクステージとしてのレチクルステージRST、レチクルRから射出された照明光ILを基板(及び感光物体)としてのウエハW上に投射する投影光学系PLを含む投影ユニットPU、ウエハWが載置される第1ステージ(及び物体ステージ)としてのウエハステージWST及び露光のための計測に用いられる第2ステージとしての計測ステージMSTとを含むウエハステージ装置50、及びこれらの制御系等を備えている。
前記照明系10は、例えば特開2001−313250号公報(対応する米国特許出願公開第2003/0025890号)などに開示される照明系と同様に構成され、不図示のレチクルブラインドで規定されレチクルR上でX軸方向(図1における紙面直交方向)に細長く伸びるスリット上の照明領域IARを照明光(露光光)ILによりほぼ均一な照度で照明する。ここで、照明光ILとしては、一例としてArFエキシマレーザ光(波長193nm)が用いられている。
前記レチクルステージRST上には、回路パターンなどがそのパターン面(図1における下面)に形成されたレチクルRが、例えば真空吸着により固定されている。レチクルステージRSTは、例えばリニアモータ等を含むレチクルステージ駆動部11(図1では不図示、図6参照)によって、XY平面内で微少駆動可能であるとともに、所定の走査方向(ここでは図1における紙面内左右方向であるY軸方向とする)に指定された走査速度で駆動可能となっている。
レチクルステージRSTのステージ移動面内の位置(Z軸回りの回転を含む)は、レチクルレーザ干渉計(以下、「レチクル干渉計」という)116によって、移動鏡15(実際には、Y軸方向に直交する反射面を有するY移動鏡とX軸方向に直交する反射面を有するX移動鏡とが設けられている)を介して、例えば0.5〜1nm程度の分解能で常時検出される。このレチクル干渉計116の計測値は、制御装置としての主制御装置20(図1では不図示、図6参照)に送られ、主制御装置20では、このレチクル干渉計116の計測値に基づいてレチクルステージ駆動部11を介してレチクルステージRSTのX軸方向、Y軸方向及びθz方向(Z軸回りの回転方向)の位置(及び速度)を制御する。なお、移動鏡15に代えて、レチクルステージRSTの端面を鏡面加工して反射面(移動鏡15の反射面に相当)を形成することとしても良い。
レチクルRの上方には、投影光学系PLを介してレチクルR上の一対のレチクルアライメントマークとこれらに対応する計測ステージMST上に設けられた基準マーク領域FM(図2、図7等参照)の一対の基準マーク(以下、「第1基準マーク」と呼ぶ)とを同時に観察するための露光波長の光を用いたTTR(Through The Reticle)アライメント系から成る一対のレチクルアライメント検出系RAa,RAbがX軸方向に所定距離隔てて設けられている。これらのレチクルアライメント検出系RAa,RAbとしては、例えば特開平7−176468号公報(対応する米国特許第5,646,413号)などに開示されるものと同様の構成のものが用いられている。
前記投影ユニットPUは、レチクルステージRSTの図1における下方に配置されている。投影ユニットPUは、鏡筒40と、該鏡筒40内に所定の位置関係で保持された複数の光学素子から成る投影光学系PLとを含んで構成されている。投影光学系PLとしては、例えばZ軸方向の共通の光軸AXを有する複数のレンズ(レンズエレメント)から成る屈折光学系が用いられている。この投影光学系PLは、例えば両側テレセントリックで所定の投影倍率(例えば1/4倍又は1/5倍)を有する。このため、照明系10からの照明光ILによってレチクルR上の照明領域IARが照明されると、このレチクルRを通過した照明光ILにより、投影光学系PL(投影ユニットPU)を介してその照明領域IAR内のレチクルRの回路パターンの縮小像(回路パターンの一部の縮小像)が表面にレジスト(感光剤)が塗布されたウエハW上の前記照明領域IARに共役な領域(以下、「露光領域」とも呼ぶ)IAに形成される。
なお、本実施形態の露光装置100では、後述するように液浸法を適用した露光が行われるため、開口数NAが実質的に増大することに伴いレチクル側の開口が大きくなる。このため、レンズのみで構成する屈折光学系においては、ペッツヴァルの条件を満足することが困難となり、投影光学系が大型化する傾向にある。かかる投影光学系の大型化を避けるために、ミラーとレンズとを含んで構成される反射屈折系(カタディ・オプトリック系)を用いても良い。
また、本実施形態の露光装置100では、投影光学系PLを構成する最も像面側(ウエハW側)の光学素子であるレンズ(以下、「先端レンズ」ともいう)191の近傍には、液浸装置32を構成する液体供給ノズル31Aと、液体回収ノズル31Bとが設けられている。
上記の液体としては、ここでは、ArFエキシマレーザ光(波長193nmの光)が透過する超純水(以下、特に必要な場合を除いて、単に「水」と記述する)を用いるものとする。超純水は、半導体製造工場等で容易に大量に入手できると共に、ウエハ上のフォトレジストや光学レンズ等に対する悪影響がない利点がある。
ArFエキシマレーザ光に対する水の屈折率nは、ほぼ1.44である。この水の中では、照明光ILの波長は、193nm×1/n=約134nmに短波長化される。
前記液体供給ノズル31Aと前記液体回収ノズル31Bとを含む液浸装置32は、主制御装置20によって制御されるようになっている(図6参照)。主制御装置20は、液体供給ノズル31Aを介して先端レンズ191とウエハWとの間に水を供給するとともに、液体回収ノズル31Bを介して先端レンズ191とウエハWとの間から水を回収する。このとき、主制御装置20は、先端レンズ191とウエハWとの間に液体供給ノズル31Aから供給される水の量と、液体回収ノズル31Bを介して回収される水の量とが常に等しくなるように制御している。従って、先端レンズ191とウエハWとの間に、一定量の水Lq(図1参照)が保持される。この場合、先端レンズ191とウエハWとの間に保持された水Lqは、常に入れ替わっている。
なお、投影ユニットPU下方に計測ステージMSTが位置する場合にも、上記と同様に計測テーブルMTBと先端レンズ191との間に水を満たすことが可能である。
なお、上記の説明では、その説明を簡単にするため、液体供給ノズルと液体回収ノズルとがそれぞれ1つずつ設けられているものとしたが、これに限らず、例えば、国際公開第99/49504号パンフレットに開示されるように、ノズルを多数有する構成を採用することとしても良い。要は、投影光学系PLを構成する最下端の光学部材(先端レンズ)191とウエハWとの間に液体を供給することができるのであれば、その構成はいかなるものであっても良い。
前記投影ユニットPUの−Y側には、オフアクシス・アライメント系(以下、「アライメント系」と略述する)ALGが設けられている。このアライメント系ALGは、投影ユニットPUを保持する保持部材に保持されている。このアライメント系ALGとしては、例えばウエハ上のレジストを感光させないブロードバンドな検出光束を対象マークに照射し、その対象マークからの反射光により受光面に結像された対象マークの像と不図示の指標(アライメント系ALG内に設けられた指標板上の指標パターン)の像とを撮像素子(CCD等)を用いて撮像し、それらの撮像信号を出力する画像処理方式のFIA(Field Image Alignment)系のセンサが用いられている。アライメント系ALGからの撮像信号は、図6の主制御装置20に供給されるようになっている。なお、アライメント系ALGとしては、FIA系に限らず、コヒーレントな検出光を対象マークに照射し、その対象マークから発生する散乱光又は回折光を検出する、あるいはその対象マークから発生する2つの回折光(例えば同次数の回折光、あるいは同方向に回折する回折光)を干渉させて検出するアライメントセンサを単独であるいは適宜組み合わせて用いることは勿論可能である。
前記ウエハステージ装置50は、ベース盤12と、該ベース盤12の上面の上方に配置されたウエハステージWST及び計測ステージMSTと、これらのステージWST、MSTの位置を計測する干渉計システム118(図6参照)と、ステージWST、MSTを駆動するステージ駆動部124(図6参照)と、を備えている。
ウエハステージWST及び計測ステージMSTの底面には、不図示の非接触軸受、例えば空気静圧軸受(すなわち、エアベアリング(エアパッドとも呼ばれる))が複数ヶ所に設けられており、これらの空気静圧軸受からベース盤12の上面に向けて噴出された加圧空気の静圧により、ベース盤12の上面の上方にウエハステージWST、計測ステージMSTが数μm程度のクリアランスを介して非接触で浮上支持されている。また、各ステージWST、MSTは、ステージ駆動部124によって、XY面内で互いに独立して駆動(θz回転を含む)されるようになっている。
これを更に詳述すると、ウエハステージWSTは、図1に示されるように、上記エアベアリングがその底面に設けられたウエハステージ本体91と、該ウエハステージ本体91上に不図示のZ・レベリング機構(例えばボイスコイルモータなどのアクチュエータを含んで構成される)を介して搭載され、ウエハステージ本体91に対してZ軸方向、X軸回りの回転方向(θx方向)及びY軸回りの回転方向(θy方向)に微小駆動される基板テーブルとしてのウエハテーブルWTBとを備えている。
ウエハテーブルWTB上には、ウエハWを真空吸着等によって保持するウエハホルダ(不図示)が設けられている。また、ウエハテーブルWTBの上面には、中央部にウエハホルダ上に載置されるウエハWの外径より僅かに大きな内径の円形開口が形成されたほぼ矩形状の補助プレート(撥液プレート)28(図1、図3参照)が設けられている。この補助プレート28は、その表面がウエハホルダによって吸着保持されたウエハWとほぼ面一となるように設定されている。
前記計測ステージMSTは、上記エアベアリングがその底面に設けられた計測ステージ本体92と、該計測ステージ本体92上に不図示のZ・レベリング機構を介して搭載された計測テーブルMTBとを備えている。
前記計測テーブルMTB(及び計測ステージ本体92)には、各種計測用部材が設けられている。この計測用部材としては、例えば、特開平5−21314号公報(対応する米国特許第5,243,195号)などに開示される複数の基準マークが形成された基準マーク領域FMや投影光学系PLを介して照明光ILを受光するセンサなどが含まれている。センサとしては、例えば特開平11−16816号公報(対応する米国特許出願公開第2002/0061469号明細書)などに開示される投影光学系PLの像面上で照明光ILを受光する所定面積の受光部を有する照度モニタや、特開昭57−117238号公報(対応する米国特許第4,465,368号)などに開示される投影光学系PLの像面上で照明光ILを受光するピンホール状の受光部を有する照度むらセンサ、特開2002−14005号公報(対応する米国特許出願公開第2002/0041377号明細書)などに開示される投影光学系PLにより投影されるパターンの空間像(投影像)の光強度を計測する空間像計測器などを採用することができる。
本実施形態では、投影光学系PLと水とを介して露光光(照明光)ILによりウエハWを露光する液浸露光が行われるのに対応して、照明光ILを用いる計測に使用される上記の照度モニタ、照度むらセンサ、空間像計測器では、投影光学系PL及び水を介して照明光ILを受光することとなる。また、各センサは、例えば光学系などの一部だけが計測テーブルMTB(及び計測ステージ本体92)に搭載されていても良いし、センサ全体が計測テーブルMTB(及び計測ステージ本体92)に配置されていても良い。
なお、ウエハテーブルWTB及び計測テーブルMTBの位置計測に関連する構成部分については、後述する。
次に、ステージ駆動部124について説明する。図2の平面図に示されるように、ベース盤12の−X側、+X側には、Y軸方向に延びる一対のY軸固定子86、87がそれぞれ配置されている。これらのY軸固定子86、87は、例えばXZ断面U字状(コ字状)のヨークと、該ヨークの一対の対向面(上下面)にY軸方向に沿って所定間隔で交互に、かつ対向して配置されたN極磁石とS極磁石の複数の組から成る永久磁石群とを有する磁極ユニットによって構成される。これらY軸固定子86、87の内部には、Y軸方向に沿って交番磁界が形成されている。
前記Y軸固定子86、87には、X軸方向に伸びるX軸固定子80の長手方向の一端と他端とにそれぞれ設けられた一対のY軸可動子82,83が挿入状態でそれぞれ係合している。また、Y軸固定子86、87には、X軸方向に伸びるX軸固定子81の長手方向の一端と他端とにそれぞれ設けられた一対のY軸可動子84,85が挿入状態でそれぞれ係合している。Y軸可動子82、84、83、85のそれぞれは、例えばY軸方向に沿って所定間隔で配置された複数の電機子コイルを内蔵する電機子ユニットによって構成されている。すなわち、Y軸固定子86とY軸可動子82,Y軸可動子84のそれぞれとによって、Y軸可動子82,84のそれぞれをY軸方向に駆動するムービングコイル型のY軸リニアモータがそれぞれ構成され、Y軸固定子87とY軸可動子83,Y軸可動子85のそれぞれとによって、Y軸可動子83,85のそれぞれをY軸方向に駆動するムービングコイル型のY軸リニアモータがそれぞれ構成されている。以下においては、上記4つのY軸リニアモータのそれぞれを、それぞれのY軸可動子82、84、83、85と同一の符号を用いて、適宜、Y軸リニアモータ82、Y軸リニアモータ84、Y軸リニアモータ83及びY軸リニアモータ85と呼ぶものとする。
上記4つのY軸リニアモータのうち、2つのY軸リニアモータ82、83によって、X軸リニアモータ80と一体的に計測ステージMSTがY軸方向に駆動され、残り2つのY軸リニアモータ84、85によって、X軸リニアモータ81と一体的にウエハステージWSTがY軸方向に駆動されるようになっている。この場合、Y軸リニアモータ82、83のそれぞれが発生するY軸方向の駆動力(推力)を異ならせることで、X軸リニアモータ80と一体的に計測ステージMSTをθz方向に回転させることができ、Y軸リニアモータ84、85のそれぞれが発生するY軸方向の駆動力(推力)を異ならせることで、X軸リニアモータ81と一体的にウエハステージWSTをθz方向に回転させることができるようになっている。
前記X軸固定子80,81のそれぞれは、例えばX軸方向に沿って所定間隔で配置された電機子コイルをそれぞれ内蔵する電機子ユニットによって構成されている。一方のX軸固定子81は、ウエハステージWSTを構成するウエハステージ本体91(図2では不図示、図1参照)に形成された不図示の開口に挿入された状態となっている。ウエハステージ本体91の上記開口の内部には、例えばX軸方向に沿って所定間隔でかつ交互に配置されたN極磁石とS極磁石の複数の組から成る永久磁石群が設けられ、その開口内にX軸方向に沿って交番磁界が形成されている。すなわち、電機子ユニットから成るX軸固定子81とウエハステージ本体91の開口の内部に配置された上記永久磁石群とによって、ウエハステージWSTをX軸方向に駆動するムービングマグネット型のX軸リニアモータが構成されている。以下では、適宜、このX軸リニアモータを、その固定子であるX軸固定子81と同一の符号を用いて、X軸リニアモータ81と呼ぶ。
また、他方のX軸固定子80は、計測ステージMSTを構成する計測ステージ本体92(図2では不図示、図1参照)に形成された不図示の開口に挿入された状態となっている。この計測ステージ本体92の上記開口の内部には、上記と同様の永久磁石群が設けられ、その開口内にX軸方向に沿って交番磁界が形成されている。すなわち、電機子ユニットから成るX軸固定子80と計測ステージ本体92の開口の内部に配置された上記永久磁石群とによって、計測ステージMSTをX軸方向に駆動するムービングマグネット型のX軸リニアモータが構成されている。以下では、適宜、このX軸リニアモータを、その固定子であるX軸固定子80と同一の符号を用いて、X軸リニアモータ80と呼ぶ。
本実施形態では、Y軸リニアモータ82〜85及びX軸リニアモータ80,81、並びにウエハステージWST、計測ステージMSTがそれぞれ有するZ・チルト駆動機構によって、図6に示されるステージ駆動部124が構成されている。このステージ駆動部124を構成する上記各リニアモータが、図6に示される主制御装置20によって制御されるようになっている。
次に、干渉計システム118の構成及び作用等について説明するが、それに先立って、干渉計システム118を構成する各干渉計によってその位置情報が計測されるウエハテーブルWTB、計測テーブルMTBに設けられた各反射面について説明する。
ウエハテーブルWTBは、図2の平面図に示されるように、平面視で、その+Y側かつ−X側のコーナーが一部切除された正方形のような形状を有しており、その−Y側の端面17aと−X側の端面17bとは、ほぼ正確に直交している。このウエハテーブルWTBの−Y側の端面(より正確には、プレート28より下側の部分)17aは、鏡面加工によって反射面が形成されている。以下、この反射面を反射面17aと記述する。また、ウエハテーブルWTBの−X側の端面(より正確には、プレート28より下側の部分)17bは、鏡面加工によって反射面が形成されている。以下、この反射面を反射面17bと記述する。さらに、ウエハテーブルWTBの前記切除部に相当する端面(より正確には、プレート28より下側の部分)には、鏡面加工によって第1反射面としての反射面17cが形成されている。この反射面17cは、反射面17bに対して正確に45°の角度を成している。従って、ウエハテーブルWTBの回転誤差がない状態、すなわち、反射面17bがY軸方向に平行になるようにウエハテーブルWTBの回転が調整された状態では、反射面17cはX軸及びY軸に対してほぼ45°で交差する。なお、反射面17a〜17cに代えて、各反射面に対応する平面鏡から成る移動鏡をそれぞれ設け、各移動鏡をウエハテーブルWTBに取り付けても良いことは勿論である。
計測テーブルMTBは、図2の平面図に示されるように、平面視長方形状とされている。この計測テーブルMTBの+Y側の端面19a,−Y側端面19cは、−X側の端面19bに対してほぼ正確に直交している。これらの端面19a,19b,19cには、ともに鏡面加工によって反射面が形成されている。以下、これらの反射面を、適宜、反射面19a,19b,19cとそれぞれ記述する。なお、反射面19a〜19cに代えて、各反射面に対応する移動鏡をそれぞれ設け、各移動鏡を計測テーブルMTBに取り付けても良いことは勿論である。
次に、干渉計システム118の構成、作用等について詳述する。干渉計システム118は、図2に示されるように、3つのY軸干渉計16,18,26と、3つのX軸干渉計126,128,130とを含んで構成されている。干渉計システム118を構成する各干渉計としては、実際に最も広く使用されているマイケルソン・モーリー型のヘテロダイン・レーザ干渉計が用いられている。上記の各干渉計は、例えばゼーマン効果を利用した2周波レーザから成る光源を有し、光源からの光束を測長ビームと参照ビームとに分離する偏光ビームスプリッタ、1/4波長板及びコーナーキューブ等を含む光学系、並びにディテクタを含む受光系を内蔵している。
前記Y軸干渉計16,18は、図2に示されるように、投影光学系PLの投影中心(光軸AX)及びアライメント系ALGの検出中心を結ぶY軸に測定軸WIY1,WYI2をそれぞれ有している。
これを更に詳述すると、Y軸干渉計16は、実際には、図3に示されるように平面視でX軸方向に所定距離離れて配置されたY軸に平行な測長軸IY1,IY2を有する。この場合、測長軸IY1,IY2は、測定軸WIY1から同一距離だけ−X方向、+X方向にそれぞれ離れている。
測長軸IY1,IY2のうちの一方、例えば測長軸IY2は、Z軸方向に関して所定距離離れたY軸方向の光路をそれぞれ通る2本の光軸から成り、他方の測長軸IY1は、その2本の光軸のうちの上側(+Z側)の光軸と同一高さの光路を通るY軸方向の光軸から成る。すなわち、Y軸干渉計16は少なくとも3本の光軸を有する多軸干渉計であり、各光軸の測長ビームがウエハテーブルWTBの反射面17a(又は計測テーブルMTBの反射面19c)に照射されるようになっており、それぞれの測長ビームの反射光をY軸干渉計16で受光することで、反射面17a(又は計測テーブルMTBの反射面19c)上の各測長ビームの照射点の基準位置(一般には投影ユニットPU側面やアライメント系ALGの側面に固定ミラーを配置し、そこを基準面とする)からのY軸方向に関する変位の情報(信号)、すなわちウエハテーブルWTB(又は計測テーブルMTB)のY軸方向の位置、XY面内の回転角(θz方向の回転角)及びX軸回りの回転角(θx方向の回転角)にそれぞれ対応する信号を主制御装置20に出力する。主制御装置20では、Y軸干渉計16の各光軸の出力値に基づいて、ウエハテーブルWTB(又は計測テーブルMTB)のY軸方向の位置、ヨーイング及びピッチングを計測する。
Y軸干渉計18は、上記Y軸干渉計16と同様の2光軸から成る測長軸IY3,測長軸IY4を有する3軸干渉計であり、各光軸の測長ビームが計測テーブルMTBの反射面19aに照射されるようになっており、それぞれの測長ビームの反射光を受光することで、反射面19a上の各測長ビームの照射点の基準位置(この場合、投影ユニットPU側面に固定ミラーを配置し、そこを基準面とする)からのY軸方向に関する変位の情報(信号)、すなわち計測テーブルMTBのY軸方向の位置、θz方向の回転角及びθx方向の回転角にそれぞれ対応する信号を主制御装置20に出力する。主制御装置20では、Y軸干渉計18の各光軸の出力値に基づいて、計測テーブルMTBのY軸方向の位置、ヨーイング及びピッチングを計測する。
本実施形態では、測長軸IY1と測長軸IY3とが同軸上に設定され、測長軸IY2と測長軸IY4とが同軸上に設定されている。
前記Y軸干渉計26は、ローディング位置近傍にウエハステージWSTが移動した際に、ウエハテーブルWTBの反射面17aに測長ビームを照射し、その測長ビームの反射光を受光することで、反射面17aの内部の参照鏡を基準とするY軸方向に関する変位の情報(信号)を、主制御装置20に出力する。主制御装置20では、Y軸干渉計26の出力値に基づいて、ウエハテーブルWTBのY軸方向の位置を計測する。
前記X軸干渉計126は、Y軸干渉計16、18の測定軸WIY1、WIY2と投影光学系PLの投影中心で垂直に交差する測長軸を有している。また、X軸干渉計128は、Y軸干渉計16、18の測定軸WIY1、WIY2とアライメント系ALGの検出中心で垂直に交差する測長軸を有している。更に、X軸干渉計130は、アライメント系ALGの検出中心から−Y側に所定距離離れた点で、Y軸干渉計16の測定軸WIY1と垂直に交差する測長軸を有している。
X軸干渉計126は、Z軸方向に所定距離離れたX軸方向の光路をそれぞれ通る2本の光軸を有する2軸干渉計であり、各光軸の測長ビームがウエハテーブルWTBの反射面17b(又は計測テーブルMTBの反射面19b)に照射されるようになっており、それぞれの測長ビームの反射光を受光することで、反射面17b(又は計測テーブルMTBの反射面19b)上の各測長ビームの照射点の基準位置(この場合投影ユニットPU側面に固定ミラーを配置し、そこを基準面とする)からのX軸方向に関する変位の情報(信号)、すなわちウエハテーブルWTB(又は計測テーブルMTB)のX軸方向の位置及びY軸回りの回転角(θy方向の回転角)にそれぞれ対応する信号を主制御装置20に出力する。主制御装置20では、Y軸干渉計126の各光軸の出力値に基づいて、ウエハテーブルWTB(又は計測テーブルMTB)のX軸方向の位置及びローリングを計測する。
X軸干渉計128は、上記X軸干渉計126と同様の、2軸干渉計であり、各光軸の測長ビームをウエハテーブルWTBの反射面17b(又は計測テーブルMTBの反射面19b)に照射し、それぞれの測長ビームの反射光を受光することで、反射面17b(又は計測テーブルMTBの反射面19b)上の各測長ビームの照射点の基準位置(この場合アライメント系ALG側面に固定ミラーを配置し、そこを基準面とする)からのX軸方向に関する変位の情報(信号)、すなわちウエハテーブルWTB(又は計測テーブルMTB)のX軸方向の位置及びY軸回りの回転角(θy方向の回転角)にそれぞれ対応する信号を主制御装置20に出力する。主制御装置20では、Y軸干渉計126の各光軸の出力値に基づいて、ウエハテーブルWTB(又は計測テーブルMTB)のX軸方向の位置及びローリングを計測する。
前記X軸干渉計130は、Y軸方向に所定距離離れたX軸方向の2本の測長軸(光軸と一致)を有する2軸干渉計である。このX軸干渉計130は、Y軸方向に関してローディングポジションの近傍にウエハステージWSTがあるときに、ウエハテーブルWTBの反射面17bに各光軸の測長ビームを照射し、それぞれの測長ビームの反射光を受光することで、反射面17b上の各測長ビームの照射点の内部の参照鏡からのX軸方向に関する変位の情報(信号)、すなわちウエハテーブルWTBのX軸方向の位置及びZ軸回りの回転角(θz方向の回転角)にそれぞれ対応する信号を主制御装置20に出力する。主制御装置20では、X軸干渉計130の各光軸の出力値に基づいて、ウエハテーブルWTB(又は計測テーブルMTB)のX軸方向の位置及びヨーイングを計測する。
図2からわかるように、本実施形態では、Y軸干渉計16からの各測長ビームは、ローディングポジション近傍を除く、ウエハステージWSTの移動範囲のほぼ全域で常に反射面17aに投射されるようになっている。従って、主制御装置20により、Y軸干渉計16の計測値に基づいてローディングポジション近傍以外の領域にあるウエハステージWSTのY位置が管理されるようになっている。また、Y軸干渉計18からの各測長ビームは、計測ステージMSTの移動範囲の全域で常に反射面19aに投射されるようになっている。従って、主制御装置20により、Y軸干渉計18の計測値に基づいて計測ステージMSTのY位置が常時管理されるようになっている。
一方、X軸干渉計126からの各測長ビームが、反射面17bに当たる範囲では、ウエハテーブルWTB(ウエハステージWST)のX位置が、X軸干渉計126の出力値に基づいて管理される。また、X軸干渉計126からの各測長ビームが、反射面19bに当たる範囲では、主制御装置20により、X軸干渉計126の出力値に基づいて計測テーブルMTB(計測ステージMST)のX位置が管理されるようになっている。
すなわち、X軸干渉計126及びX軸干渉計128からの干渉計ビームが同時に反射面17bに当たっている範囲を含め、ウエハアライメントの際には、ウエハテーブルWTB(ウエハステージWST)のX位置が、主制御装置20によりX軸干渉計128を用いて管理され、露光の際のウエハテーブルWTB(ウエハステージWST)のX位置が、主制御装置20によりX軸干渉計126を用いて管理される。従って、ウエハアライメント時及び露光時のいずれにおいても、アッべ誤差なく、ウエハテーブルWTB(ウエハステージWST)のX位置が管理されるようになっている。
また、干渉計126,128の出力値に基づいてX位置を管理できない間の、ウエハテーブルWTB(ウエハステージWST)のX位置が、主制御装置20により、前記X軸干渉計130の計測値に基づいて管理されるようになっている。
また、計測ステージMSTが、図2の状態にあるときは、反射面19bには、いずれのX軸干渉計からの測長ビームもに当たっていない。このとき、計測テーブルMTB(計測ステージMST)のX位置は、図2では不図示のエンコーダにより計測しても良いし、別途干渉計を設けて計測しても良い。
図2の状態から計測ステージMSTを−Y方向に移動する際、主制御装置20は、X軸干渉計126からの各測長ビームが、反射面19bに当たらない状態から反射面19bに当たり始めた直後の時点で、それまで制御に用いられていなかったX軸干渉計126をリセットし、それ以後は、X軸干渉計126を用いて、計測テーブルMTB(計測ステージMST)のX位置を管理するようになっている。その他の干渉計は、隣接する干渉計の出力(計測値)を用いたリセット(つなぎリセット)動作を行うことができる。すなわち、各干渉計のリセット直前の時点で、隣接する2つの干渉計からの測長ビームが反射面に同時に照射されるようになった時点で、その直前までウエハステージWST又は計測ステージMSTの位置制御に用いられていたX軸干渉計又はY軸干渉計の計測値をそのまま引き継いでリセット対象の干渉計をリセット(プリセット)することで、支障なくそのリセット後の干渉計を用いて、ウエハステージWST又は計測ステージMSTの位置を管理することができるようになっている。
さらに、本実施形態の露光装置100では、ウエハ交換位置(ローディングポジション)が、ウエハステージWSTの移動可能範囲の+X側端部近傍かつ−Y側端部近傍の位置に定められており、このウエハ交換位置にウエハステージWSTがあるときに、レチクルアライメント及びアライメント系ALGのベースライン計測が行われるようになっている。ウエハ交換位置にウエハステージWSTがあるときには、Y軸干渉計18からの各測長ビームが計測テーブルMTBの反射面19aに当たっているのみならず、Y軸干渉計16からの各測長ビームも、計測テーブルMTBの反射面19cに当たっているので、これに先立って、主制御装置20は、そのY軸干渉計16の計測値をリセットしている。そして、主制御装置20は、そのリセット後のY軸干渉計16とX軸干渉計126とを用いて計測テーブルMTBの位置を管理しつつ、後述するアライメント系ALGのベースライン計測及びレチクルアライメントなどの一連の動作を行う。これは、ウエハアライメント時及び露光時のウエハテーブルWTB(ウエハステージWST)の位置計測に用いられるY軸干渉計16を用いて計測テーブルMTBの位置を管理しつつ計測テーブルMTB上の前述の基準マーク領域FMを用いてベースラインを計測し、その計測したベースラインを用いて露光の際のウエハテーブルWTBの位置制御を行うことで、制御に用いられる干渉計の相違に起因する位置誤差が生じないようにするためである。
本実施形態では、3つのY軸干渉計16,18、26と、3つのX軸干渉計126,128,130とによって、図6の干渉計システム118が構成されているが、このような干渉計システムの構成は一例に過ぎず、本発明がこれに限定されないことは勿論である。
さらに、本実施形態の露光装置100では、図1では不図示であるが、投影ユニットPUを保持する保持部材に取り付けられた照射系90a及び受光系90b(図6参照)から成る、例えば特開平6−283403号公報(対応米国特許第5,448,332号)等に開示されるものと同様の斜入射方式の多点焦点位置検出系が設けられている。
図6には、露光装置100の制御系の主要な構成が示されている。この制御系は、装置全体を統括的に制御するマイクロコンピュータ(又はワークステーション)から成る主制御装置20を中心として構成されている。
次に、本実施形態の露光装置100で行われる、リセット時のステージWST,MSTの基準状態における回転姿勢の再現動作について、主制御装置20内部のCPUの処理アルゴリズムを概略的に示す図4のフローチャートに沿って説明する。
本実施形態の露光装置100のように、計測ステージとウエハステージとを備える露光装置では、両ステージの座標系、いわゆる回転行列が厳密に一致している必要があり、そのためには、リセット時、装置の立ち上げ時等に、基準状態におけるウエハステージWST及び計測ステージMSTの回転姿勢を正確に再現させる必要がある。露光装置100では、計測ステージMSTには、基準マーク領域FMが設けられているので、従来と同様の基準マークを用いた回転姿勢の再現が可能であるが、ウエハステージWST(ウエハテーブルWTB)上には、位置決めのためのマーク(基準マーク板)が設けられていないため、本実施形態では、以下のような手順で、ウエハステージWSTの回転姿勢の再現を実現している。
ここでは、Y軸干渉計18からの各測長ビームが反射面19aに照射され、X軸干渉計126からの各測長ビームが反射面19bに照射される位置に計測テーブルMTB(計測ステージMST)があり、かつY軸干渉計16からの各測長ビームが反射面17aに照射され、X軸干渉計130からの各測長ビームが反射面17bに照射される位置にウエハテーブルWTB(ウエハステージWST)がある。勿論、これに先立って、従来と同様に、メカ的な基準部材や各種センサなどを用いて両ステージWST,MSTのラフな位置・姿勢制御が行われている。また、両ステージWST,MSTのピッチング角やローリング角は、従来と同様に、画像処理コリメータや工具プリズムなどを用いて正確に調整され、その調整後に各干渉計の各光軸のリセットが行われている。
まず、図4のステップ402において、前述したレチクルアライメント時と同様に、投影光学系PLの先端レンズ191と計測テーブルMTBの基準マーク領域FM上の一部の領域との間に水Lqを満たし、この状態でレチクルアライメント検出系RAa,RAbを用いて、投影光学系PL及び水Lqを介して基準マーク領域FM上の一対の第1基準マークを検出可能な位置に計測ステージMSTを移動する。このとき、レチクルステージRST上には、レチクルが搭載されていないか、あるいはレチクルステージRSTの素ガラス部がレチクルアライメント検出系RAa,RAbの直下にあるものとする。なお、上記の計測ステージの移動は、上記一対の第1基準マークに対応する第2基準マークをアライメント系ALGで観察可能な状態を保ったまま行われる。
次のステップ404では、レチクルアライメント検出系RAa,RAbの視野を基準とした、基準マーク領域FM上の一対の第1基準マークの位置計測を、レチクルアライメント検出系RAa,RAbの退避・再設定を例えば10回程度繰り返し、計測値の両眼平均を求める。
次のステップ406では、上記の結果に基づいて、計測ステージMSTの回転姿勢(θz回転)を所定の基準状態に設定する。具体的には、上記の結果に基づいて、一対の第1基準マークがレチクルアライメント検出系RAa,RAbの視野中心に来るように、計測ステージMSTのθz回転(ヨーイング)を修正する。この時、計測ステージMSTはアライメント系ALGの検出中心にほぼ一致する第2基準マークを中心に回転させることが望ましい。
次のステップ408では、その基準状態における、計測ステージMSTのθz方向の回転角の計測に用いられるY軸干渉計18の2つの測長軸IY3と測長軸IY4の絶対位相差(より正確には、測長軸IY3の一方の光軸と測長軸IY4の光軸との絶対位相差)を計測し、記憶する。
次のステップ410では、図5(A)又は図5(B)に実線で示されるように、X軸干渉計130、Y軸干渉計16の計測値をモニタしつつ、X軸干渉計128からの各測長ビームが反射面17cに照射される計測開始位置にウエハステージWSTを移動するとともに、図5(A)又は図5(B)に実線の太線で示される距離Δd1を計測する。このとき、X軸干渉計126及びY軸干渉計18の計測値に基づいて計測ステージMSTの位置が管理され、基準状態における位置、回転姿勢(θz回転)が維持されている。
ここでの距離Δdとは、X軸干渉計128から出力され第1反射面としての反射面17cを介して計測テーブルMTBの反射面19cに至り、該反射面19cで反射されて反射面17cを介してX軸干渉計128に戻る測長ビームの光路長と、X軸干渉計130から反射面17bに照射され、該反射面17bで反射されてX軸干渉計130に戻る測長ビームの光路長との差の1/2に相当する距離を意味し、添え字1は、ウエハステージWSTが計測開始位置に移動した時点における計測値を指す。すなわち、距離Δd1は、ウエハステージWSTが計測開始位置に移動した時点における上記距離Δdを意味する。
上記の説明から明らかなように、本実施形態では計測テーブルMTBの反射面19cが第2反射面を構成している。
なお、図5(B)では、反射面17cが図5(A)の状態と比べて大きく回転しているにもかかわらず、反射面17cで反射された測長ビームが反射面19cに垂直に入射している状態が図示されているが、これは基本的には間違っていない。その理由は、図5(B)では説明の便宜上からウエハテーブルWTB(ウエハステージWST)の回転角が実際より拡張して示されているに過ぎず、実際の回転角は非常に小さいので、反射面17cで反射された測長ビームは反射面19cにほぼ垂直に入射するからである。そして、その測長ビームは、反射面19cで反射され、反射面17cを介して入射光路を逆向きに進行してX軸干渉計128に戻るようになっている。同様に、X軸干渉計130から反射面17bに照射された測長ビームの反射光もX軸干渉計130に戻る。本実施形態では、反射面17c(第1反射面)を介して反射面19c(第2反射面)に測長ビームを照射する照射装置と、前記反射面19c(第2反射面)で反射した前記ビームを検出する検出装置とが、X軸干渉計128によって構成されている。すなわち、X軸干渉計128が有する光源が照射装置を構成し、X軸干渉計128に内蔵されたディテクタを含む受光系が検出装置を構成している。
次のステップ412では、ウエハステージWST及び計測ステージMSTを、それぞれ所定方向(計測開始時のθz回転を維持する方向)に所定距離だけ移動し、この時点における距離Δd、すなわち図5(A)又は図5(B)に実線の太線で示される距離Δd2を計測する。このステップ412では、ウエハステージWST(ウエハテーブルWTB)の反射面17aに照射されているY軸干渉計16の2本の測長軸IY1,IY2(より正確には、測長軸IY1の所定の一方の光軸と測長軸IY2の光軸)の計測値を維持しつつ、X軸干渉計130の計測値に基づいてウエハステージWST(ウエハテーブルWTB)をX軸方向に移動する。すなわち、移動開始直前の時点で、ウエハステージWST(ウエハテーブルWTB)の反射面17aがX軸に対して角度θだけ回転しているものとすると、その時点における反射面17aに平行な方向に沿ってウエハステージWSTを移動する。また、これと同時に、計測テーブルMTBをX軸に沿って+X方向へ移動する。
この場合において、図5(A)に示されるように、ウエハステージWSTと計測ステージMSTとが平行な方向を向いており、ともにX軸方向に沿って移動する場合には、両ステージWST、MSTの移動によっては距離Δdの計測値は変化しない。すなわち、Δd1=Δd2である。
この一方、図5(B)に誇張して示されるように、ウエハステージWSTが計測ステージMSTに対して角度θ傾斜し、計測ステージMSTがX軸方向に沿って移動するが、ウエハステージWSTが、X軸に対して角度θを成す方向に沿って移動する場合には、距離Δdの計測値は、両ステージWST、MSTの移動に伴って変化する(図5(B)の場合には、Δd1>Δd2である)。従って、距離Δdの変化の様子から、角度θ(回転角θ)を算出することができる。
そこで、次のステップ414では、上で計測したΔd1、Δd2と、計測ステージMSTのX軸方向の移動距離|X1−X2|とを用いて、次式(1)により、ウエハステージWSTの計測ステージMSTに対する回転角θを算出し、該算出結果に基づいて、ウエハステージWSTが計測ステージMSTに平行になるようにウエハステージWSTの回転(θz回転)、すなわちヨーイングを調整する。
θ=tan-1(Δd1−Δd2)/|X1−X2| ……(1)
ここで、角度θは、Δd1−Δd2の正負に応じて、正負の値をとる。
ここで、角度θは、Δd1−Δd2の正負に応じて、正負の値をとる。
次いで、ステップ416では、ウエハテーブルWTBのXY面内の回転を計測する干渉計16の2本の測長軸IY1と測長軸IY2との絶対位相差(より正確には、測長軸IY1の所定の一方の光軸と測長軸IY2の光軸との絶対位相差)が、ステップ408で記憶された絶対位相差に一致するように、ウエハステージWST(ウエハテーブルWTB)のθz回転を微調整した後、本ルーチンの一連の処理を終了する。
このようにして、ウエハテーブルWTBを、基準マーク領域FMを用いて位置決めされた(基準状態の)計測テーブルMTBと同一の回転角に調整することで、ウエハテーブルWTBに基準マーク板等の位置合わせ用のマークを設けなくとも、ウエハテーブルWTBの回転を高精度に調整することができ、両ステージWST,MSTの座標系、いわゆる回転行列を厳密に一致させることが可能になり、ひいては要求される精度でのウエハステージの位置制御を実現することが可能となる。
次に、本実施形態の露光装置100における、ウエハステージWSTと計測ステージMSTとを用いた並行処理動作について、図2等に基づいて説明する。なお、以下の動作中、主制御装置20が、液浸装置32を制御して投影光学系PLの先端レンズ191の直下に常時水を満たしている。
図2には、ウエハステージWST上のウエハW(ここでは、一例として、あるロット(1ロットは25枚又は50枚)の最後のウエハとする)に対するステップ・アンド・スキャン方式の露光が行われている状態が示されている。このとき、計測ステージMSTは、ウエハステージWSTと衝突しない所定の待機位置にて待機している。
上記の露光動作は、主制御装置20により、事前に行われた例えばエンハンスト・グローバル・アライメント(EGA)などのウエハアライメントの結果及び最新のアライメント系ALGのベースラインの計測結果等に基づいて、ウエハW上の各ショット領域の露光のための走査開始位置(加速開始位置)へウエハステージWSTが移動されるショット間移動動作と、各ショット領域に対するレチクルRに形成されたパターンを走査露光方式で転写する走査露光動作とを繰り返すことにより、行われる。なお、上記の露光動作は、先端レンズ191とウエハWとの間に水を保持した状態で行われる。
そして、ウエハステージWST側で、ウエハWに対する露光が終了した段階で、主制御装置20は、干渉計システム118の計測値に基づいてステージ駆動部124を制御して、計測ステージMST(計測テーブルMTB)を図7に示される位置まで移動させる。このとき、主制御装置20は、干渉計システム118のうち、各テーブルのY軸方向位置を計測する干渉計の計測値をモニタして計測テーブルMTBとウエハテーブルWTBとをY軸方向に関して例えば300μm程度離間させて、非接触の状態を保っている。ここで、本実施形態では、上述したウエハテーブルWTB(ウエハステージWST)の回転姿勢の再現(回転調整)が行われているので、計測テーブルMTBとウエハテーブルWTBとを上述のような位置関係に容易に保つことができるようなっている。なお、これに限らず、主制御装置20は、計測テーブルMTBの−Y側面とウエハテーブルWTBの+Y側面とを接触させても良い。
次いで、主制御装置20は、ウエハテーブルWTBと計測テーブルMTBとのY軸方向の位置関係を保ちつつ、両ステージWST、MSTを−Y方向に同時に駆動する動作を開始する。
このようにして、主制御装置20により、ウエハステージWST、計測ステージMSTが同時に駆動されると、そのウエハステージWST及び計測ステージMSTの+Y側への移動に伴って、投影ユニットPUの先端レンズ191とウエハWとの間に保持されていた水が、ウエハW→補助プレート28→計測テーブルMTB上を順次移動する。すなわち、計測ステージMSTと先端レンズ191との間に水が保持された状態となる。
次いで、主制御装置20は、ウエハステージWSTの位置を干渉計システム118の計測値に基づいてステージ駆動部124を制御して、所定のウエハ交換位置にウエハステージWSTを移動させるとともに次のロットの最初のウエハへの交換を行い、これと並行して、計測ステージMSTを用いた所定の計測を必要に応じて実行する。図8には、ウエハステージWSTがウエハ交換位置に移動する途中の状態が示されている。
上記の所定の計測としては、例えばアライメント系ALGのベースライン計測が一例として挙げられる。
具体的には、主制御装置20では、計測テーブルMTB上に設けられた基準マーク領域FM内の一対の第1基準マークと対応するレチクルR上の一対のレチクルアライメントマークを前述のレチクルアライメント系RAa、RAbを用いて同時に検出して一対の第1基準マークと対応するレチクルアライメントマークの位置関係を検出する。このとき、第1基準マークは投影光学系PL及び水Lqを介して検出される。また、これと同時に、主制御装置20では、上記基準マーク領域FM内の第2基準マークをアライメント系ALGで検出することで、アライメント系ALGの検出中心と第2基準マークとの位置関係を検出する。
そして、主制御装置20は、上記一対の第1基準マークと対応するレチクルアライメントマークの位置関係とアライメント系ALGの検出中心と第2基準マークとの位置関係と、既知の一対の第1基準マークと第2基準マークとの位置関係とに基づいて、投影光学系PLによるレチクルパターンの投影中心とアライメント系ALGの検出中心との距離、すなわちアライメント系ALGのベースラインを求める。
なお、主制御装置20は、上記のアライメント系ALGのベースラインの計測とともに、レチクルR上に形成された複数対のレチクルアライメントマークのうちの少なくとも2対のレチクルアライメントマークと対応する基準マーク領域内の第1基準マークとの相対位置を、レチクルステージRST、計測ステージMSTをY軸方向にステップ移動しつつ、レチクルアライメント系RAa、RAbを用いて計測することで、X軸干渉計126,Y軸干渉計16の測定軸で規定される露光座標系と、レチクル干渉計116の測定軸で規定されるレチクルステージ座標系との位置関係の検出、すなわちいわゆるレチクルアライメントを行うこととしても良い。
そして、上述した両ステージWST、MST上における作業が終了した段階で、主制御装置20は、計測ステージMSTとウエハステージWSTとを、前述の近接状態に設定して、ウエハステージWSTと計測ステージMSTのY軸方向の位置関係を保ちつつ、先程とは逆に両ステージWST、MSTを+Y方向に同時に駆動して、ウエハステージWST(ウエハ)を投影光学系PLの下方に移動させた後、計測ステージMSTを所定の位置に退避させる。
その後、主制御装置20では、新たなウエハに対してウエハアライメント、ステップ・アンド・スキャン方式の露光動作を実行し、ウエハ上の複数のショット領域にレチクルパターンを順次転写する。以降、同様の動作を繰り返し行う。
なお、上記の説明では、計測動作として、ベースライン計測を行う場合について説明したが、これに限らず、ウエハステージWST側で各ウエハの交換を行っている間に、計測ステージMSTの計測器群を用いて、照度計測、照度むら計測、空間像計測、波面収差計測などの少なくとも一つを行い、その計測結果をその後に行われるウエハの露光に反映させることとしても良い。具体的には、例えば、計測結果に基づいて不図示の結像特性補正コントローラにより投影光学系PLの調整を行うこととすることができる。また、上述の空間像計測器、照度ムラ計測器、照度モニタ及び波面収差計測器は、必ずしもその全てが備えられている必要はなく、必要に応じて一部のみを搭載するだけでも良い。
また、上記の説明では、新たなウエハに対するウエハアライメントを、計測ステージMSTを退避させた後に行っているが、新たなウエハに対するウエハアライメントの少なくとも一部を、両ステージWST,MSTを接触させる前に、及び/又は両ステージWST,MSTを接触させた状態で行っても良い。
以上説明したように、本実施形態の露光装置100によると、ウエハステージWSTが、X軸干渉計128からの測長ビームが反射面17cに照射可能な位置にあるとき(図5(B)参照)に、その反射面17cを介して、計測ステージMSTに設けられた反射面19cにX軸干渉計128から測長ビームを照射し、反射面19cで反射され、反射面17cを介してX軸干渉計128に戻る測長ビーム(反射光)を、X軸干渉計128を介して検出する。すなわち、この場合、X軸干渉計128には、アライメント系ALGの側面に固定された固定鏡の反射面で反射された参照ビームも戻っており、この参照ビームの戻り光束と前記測長ビームの戻り光束とが、X軸干渉計128の内部の素子(検光子)を介して干渉せしめられ、その干渉光に応じた干渉信号がX軸干渉計128内部のディテクタから出力される。この干渉信号を主制御装置20が検出する。また、このとき、主制御装置20は、X軸干渉計130を介して反射面17bで反射された測長ビーム(反射光)をも検出し、これらの検出結果に基づいて、前述の距離Δd1を計測している(図4のステップ412)。
次いで、ウエハステージWST、計測ステージMSTのX軸方向位置を変化させ、その位置の変化後に、上記と同様のX軸干渉計128から反射面17cを介して反射面19cに照射され、反射面17cを介してX軸干渉計128に戻る測長ビーム(反射光)の検出、及びX軸干渉計130を介して反射面17bで反射された測長ビーム(反射光)の検出、並びにこれらの検出結果に基づく、距離Δd2の計測を行う(図4のステップ412)。
そして、上記の計測結果(検出結果)に基づいてウエハステージWSTを位置決めする。すなわち、上で計測したΔd1、Δd2と、計測ステージMSTのX軸方向の移動距離|X1−X2|とを用いて、前述の式(1)により、ウエハステージWSTの計測ステージMSTに対する回転角θを算出し、該算出結果に基づいて、ウエハステージWSTが計測ステージMSTに平行になるようにウエハステージWSTの回転(θz回転)、すなわちヨーイングを調整する(図4のステップ414)。従って、従来と異なり、ウエハステージには基準マーク板等の位置決め用のマークが形成された部材が設けられていないにもかかわらず、ウエハステージの位置決めを高精度に行うことが可能となる。
また、本実施形態では、ウエハテーブルWTB上に基準マーク等の位置決め用のマークを設けることなく高精度な位置決めが可能なステージ装置を備えることから、ウエハステージWST(ウエハテーブルWTB)にはウエハの露光の際に必要となる必要最低限の構成部材、例えばウエハホルダなどのみを設ければ良いので、ウエハステージWSTの小型、軽量化を実現し、ウエハステージを駆動する駆動機構(モータ)の小型化及びモータからの発熱量を低減することができ、ウエハステージWSTの熱変形や露光精度の低下を極力抑制することができる。更に、ウエハステージを高速で移動することができるので、露光装置のスループットを向上させることができる。
また、本実施形態の露光装置100では、液浸露光により、高解像度かつ空気中と比べて大焦点深度の露光を行うことで、レチクルRのパターンを精度良くウエハ上に転写することができ、例えばArFエキシマレーザ光で、デバイスルールとして45〜100nm程度の微細パターンの転写を実現することができる。
なお、上記実施形態では、計測テーブルMTBの−Y側端面19cの全面が反射面である場合について説明したが、これに限られるものではなく、計測テーブルMTBの−Y側端面の一部のみが反射面とされていても良い。但し、本実施形態のように、−Y側端面19cの全面を反射面とする場合には、ウエハステージWST(ウエハテーブルWTB)のみを駆動して、前述の式(1)を用いて回転各θを計測しても良い。
なお、上記実施形態では、反射面17cを反射面(端面)17bに対してほぼ45°傾斜した反射面により形成するものとしたが、これに限らず、第1の反射面としての反射面17cは、端面17bをY軸方向に一致させた状態で、X軸、Y軸に対して交差する角度であれば良い。この場合、反射面17cを介して反射面19cで反射したビームが、反射面17cを介して干渉計126に戻るように、照射装置からのビーム(上記実施形態ではX軸干渉計128からの測長ビーム)の方向、又は第2反射面(反射面19c)の向きを調整する必要がある。
なお、上記実施形態では、反射面17aと反射面19aとが平行になるようにウエハテーブルWTBの姿勢を調整したが、本発明がこれに限られるものではなく、計測されたウエハテーブルWTBの姿勢に基づいて、ウエハテーブルWTBを所望の回転角に調整するのであれば、その回転角は問わない。
なお、上記実施形態では、ウエハステージWST、計測ステージMSTが、ともに、XY面内で移動可能なステージ本体と、該ステージ本体に対してZ、θx、θyの3自由度方向に移動可能なテーブルとを備える場合について説明したが、ウエハステージWST、計測ステージMSTの少なくとも一方に代えて、6自由度方向に駆動可能な6DOFタイプの単一のステージを採用しても良い。
なお、上記実施形態では、ステージ装置が備える2つのステージが、ウエハステージWST(ウエハテーブルWTB)と計測ステージMST(計測テーブルMTB)との組み合わせである場合について説明したが、本発明がこれに限られるものではなく、例えば、2つのウエハステージを備える場合でも良く、一方のウエハステージの姿勢に他方のウエハステージの姿勢(回転)を合わせる場合等に本発明を適用することができる。
なお、上記実施形態では、露光装置が液浸型の露光装置である場合について説明したが、これに限られるものではなく、液体(水)を介さずにウエハWの露光を行うドライタイプの露光装置にも採用することができる。
なお、上記実施形態では、液体として超純水(水)を用いるものとしたが、本発明がこれに限定されないことは勿論である。液体としては、化学的に安定で、照明光ILの透過率が高く安全な液体、例えばフッ素系不活性液体を使用しても良い。このフッ素系不活性液体としては、例えばフロリナート(米国スリーエム社の商品名)が使用できる。このフッ素系不活性液体は冷却効果の点でも優れている。また、液体として、照明光ILに対する透過性があってできるだけ屈折率が高く、また、投影光学系やウエハ表面に塗布されているフォトレジストに対して安定なもの(例えばセダー油等)を使用することもできる。また、F2レーザを光源とする場合は、フォンブリンオイルを選択すれば良い。
また、上記実施形態で、回収された液体を再利用するようにしても良く、この場合は回収された液体から不純物を除去するフィルタを液体回収装置、又は回収管等に設けておくことが望ましい。
また、上記実施形態では、ステップ・アンド・スキャン方式等の走査型露光装置に本発明が適用された場合について説明したが、本発明の適用範囲がこれに限定されないことは勿論である。すなわちステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置、さらに、ステップ・アンド・スティッチ方式の露光装置、又はプロキシミティ方式の露光装置などにも、本発明は適用できる。
露光装置の用途としては半導体製造用の露光装置に限定されることなく、例えば、角型のガラスプレートに液晶表示素子パターンを転写する液晶用の露光装置や、有機EL、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD等)、マイクロマシン及びDNAチップなどを製造するための露光装置にも広く適用できる。また、半導体素子などのマイクロデバイスだけでなく、光露光装置、EUV露光装置、X線露光装置、及び電子線露光装置などで使用されるレチクル又はマスクを製造するために、ガラス基板又はシリコンウエハなどに回路パターンを転写する露光装置にも本発明を適用できる。
なお、上記実施形態の露光装置の光源は、ArFエキシマレーザに限らず、KrFエキシマレーザ(出力波長248nm)、F2レーザ(出力波長157nm)、Ar2レーザ(出力波長126nm)、Kr2レーザ(出力波長146nm)などのパルスレーザ光源や、g線(波長436nm)、i線(波長365nm)などの輝線を発する超高圧水銀ランプなどを用いることも可能である。また、YAGレーザの高調波発生装置などを用いることもできる。この他、DFB半導体レーザ又はファイバーレーザから発振される赤外域、又は可視域の単一波長レーザ光を、例えばエルビウム(又はエルビウムとイッテルビウムの両方)がドープされたファイバーアンプで増幅し、非線形光学結晶を用いて紫外光に波長変換した高調波を用いても良い。また、投影光学系は縮小系のみならず等倍および拡大系のいずれでも良い。
また、上記実施形態では、露光装置の照明光ILとしては波長100nm以上の光に限らず、波長100nm未満の光を用いても良いことはいうまでもない。例えば、近年、70nm以下のパターンを露光するために、SORやプラズマレーザを光源として、軟X線領域(例えば5〜15nmの波長域)のEUV(Extreme Ultraviolet)光を発生させるとともに、その露光波長(例えば13.5nm)の下で設計されたオール反射縮小光学系、及び反射型マスクを用いたEUV露光装置の開発が行われている。この装置においては、円弧照明を用いてマスクとウエハを同期走査してスキャン露光する構成が考えられる。
なお、半導体デバイスは、デバイスの機能・性能設計を行うステップ、この設計ステップに基づいたレチクルを製作するステップ、シリコン材料からウエハを製作するステップ、前述した調整方法によりパターンの転写特性が調整される上記実施形態の露光装置で、マスクに形成されたパターンを感光物体上に転写するリソグラフィステップ、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程を含む)、検査ステップ等を経て製造される。この場合、リソグラフィステップで、パターンの転写特性が調整される上記実施形態の露光装置が用いられるので、高集積度のデバイスを歩留り良く製造することができる。
以上説明したように、本発明の位置決め方法は、二次元駆動可能な2つのステージの位置関係を調整するのに適している。また、本発明のステージ装置は、本発明の位置決め方法を実施するのに適している。また、本発明の露光装置は、基板にパターンを形成するのに適している。
12…ベース盤(ステージ装置の一部)、17c…反射面(第1反射面)、19c…反射面(第2反射面)、20…主制御装置(制御装置、ステージ装置の一部)、100…露光装置、118…干渉計システム(ステージ装置の一部)、124…ステージ駆動部(ステージ装置の一部)、128…X軸干渉計(照射装置、検出装置)、MST…計測ステージ(第2ステージ、ステージ装置の一部)、WST…ウエハステージ(第1ステージ、ステージ装置の一部)。
Claims (11)
- 第1軸方向と該第1軸方向と交差する第2軸方向とに移動する第1ステージを、第2ステージに対して位置決めする位置決め方法であって、
前記第1ステージの前記第2軸方向に関する位置を変化させ、複数の位置で、前記第1ステージに前記第1軸方向と前記第2軸方向とに交差する方向に沿って設けられた第1反射面を介して、前記第2ステージに前記第2軸方向に沿って設けられた第2反射面にビームを照射し、前記第2反射面で反射された前記ビームをそれぞれ検出し、
前記検出結果に基づいて前記第1ステージを位置決めすることを特徴とする位置決め方法。 - 前記第1ステージの位置決めは、前記各位置で前記ビームを検出することで求められる前記第1ステージと前記第2ステージとの前記第1軸方向に関する距離の変化に基づいて行われることを特徴とする請求項1に記載の位置決め方法。
- 前記第1ステージの位置決めは、前記第2ステージに対する回転角の位置決めであることを特徴とする請求項1又は2に記載の位置決め方法。
- 前記第1軸方向と前記第2軸方向は直交しており、前記第1反射面は前記第1軸方向に対して45°で交差することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の位置決め方法。
- 前記第1ステージの前記第1、第2軸方向の位置を検出するとともに、前記第2ステージの前記第1、第2軸方向の位置を検出することを含んでいることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の位置決め方法。
- 第1軸方向と該第1軸方向と交差する第2軸方向とに移動する第1ステージと第2ステージとを備えるステージ装置であって、
前記第1軸方向と前記第2軸方向とに交差する方向に沿って前記第1ステージに設けられた第1反射面と;
前記第2軸方向に沿って前記第2ステージに設けられた第2反射面と;
前記第1反射面を介して前記第2反射面にビームを照射する照射装置と;
前記第2反射面で反射した前記ビームを検出する検出装置と;
前記第1ステージの前記第2軸方向に関する位置を変化させ、各位置における前記検出装置の出力に基づいて前記第1ステージを位置決めする制御装置と;を備えたことを特徴とするステージ装置。 - 前記制御装置は、前記各位置における前記検出装置の出力から求められる前記第1ステージと前記第2ステージとの前記第1軸方向に関する距離の変化に基づいて前記第1ステージを位置決めすることを特徴とする請求項6に記載のステージ装置。
- 前記制御装置は、前記第2ステージに対する回転角を位置決めすることを特徴とする請求項6又は7に記載のステージ装置。
- 前記第1軸方向と前記第2軸方向は直交しており、前記第1反射面は前記第1軸方向に対して45°で交差していることを特徴とする請求項6〜8のいずれか一項に記載のステージ装置。
- 前記第1ステージの前記第1、第2軸方向の位置をそれぞれ検出する第1、第2干渉計と;
前記第2ステージの前記第1、第2軸方向の位置をそれぞれ検出する第3、第4干渉計と;を更に備えることを特徴とする請求項6〜9のいずれか一項に記載のステージ装置。 - 基板を露光してパターンを形成する露光装置であって、
請求項6〜10のいずれか一項に記載のステージ装置を備えることを特徴とする露光装置。
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