JP2006202559A - 面光源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、簡単な構成により、高い光出射効率を達成するようにした直下型の面光源装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 一つまたは互いに並んで配置され面光源に光を照射する複数個の線状光源11と、上記線状光源から出射する光を面光源出射面に反射する反射面13と、上記面光源出射面12に配置された微小プリズム14aから成るプリズムレンズ14と、を含んでおり、上記反射面13が、上記線状光源の発光面に垂直な断面にて上記面光源出射面以外の方向から個々の線状光源を包囲するような放物線状に形成されることを特徴とする、面光源装置10を構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 一つまたは互いに並んで配置され面光源に光を照射する複数個の線状光源11と、上記線状光源から出射する光を面光源出射面に反射する反射面13と、上記面光源出射面12に配置された微小プリズム14aから成るプリズムレンズ14と、を含んでおり、上記反射面13が、上記線状光源の発光面に垂直な断面にて上記面光源出射面以外の方向から個々の線状光源を包囲するような放物線状に形成されることを特徴とする、面光源装置10を構成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、所謂直下型の面光源装置に関するものである。
従来、液晶パネル等の透過性の表示物は、明るい画面を得るために、多くの場合、背面から面光源装置によって照明されている。特にパーソナルコンピュータやテレビモニタに使用されるカラー液晶パネルの場合には、駆動回路により開口率が制約を受け、カラーフィルタにより光透過率が低下するため、面光源装置による所謂バック照明が必須となる。
ところで、背面からバック照明を行なう面光源装置は、その光源の配置により、サイドエッジ型と直下型とがある。特に、20インチ以上の大型テレビといったような大型表示物をバック照明する面光源装置は、導光板が不要で、内部を中空に構成して、軽量化を図ることができることから、直下型が使用されることが多い。
このような直下型の面光源装置は、特許文献1から3によれば、例えば図16に示すように構成されている。
図16に示すように、面光源装置1は、一つまたは互いに並置された複数の線状光源2と、各線状光源2から面光源出射面3以外の方向に出射される光線をほぼ出射面方向に反射するために、各線状光源2の下側または各線状光源2を下方から包囲するように配置された反射面4と、面光源出射面3に配置された拡散板5と、から構成されている。
図16に示すように、面光源装置1は、一つまたは互いに並置された複数の線状光源2と、各線状光源2から面光源出射面3以外の方向に出射される光線をほぼ出射面方向に反射するために、各線状光源2の下側または各線状光源2を下方から包囲するように配置された反射面4と、面光源出射面3に配置された拡散板5と、から構成されている。
上記線状光源2は、公知の構成の線状光源、例えば冷陰極管から構成されている。
上記反射面4は、白色塗装または発泡樹脂シート等を使用した拡散反射面として構成されている。
上記拡散板5は、入射光を透過させると共に、透過の際に拡散させるように構成されている。
上記反射面4は、白色塗装または発泡樹脂シート等を使用した拡散反射面として構成されている。
上記拡散板5は、入射光を透過させると共に、透過の際に拡散させるように構成されている。
このような構成の面光源装置1によれば、各線状光源2に駆動電圧が印加されると、各線状光源2から出射した光は、直接にまたは反射面4で反射されて、上方に進み、拡散板5で拡散されて、面光源出射面3から上方に向かって出射する。
これにより、例えば面光源出射面3の上方に位置する各種表示装置(図示せず)がバック照明される。
これにより、例えば面光源出射面3の上方に位置する各種表示装置(図示せず)がバック照明される。
上述した面光源装置1において、さらに各線状光源2からの直射光による輝度ムラを改善するために、例えば特許文献4及び5によれば、上記拡散板5の上方に、ライティングカーテンや遮光ドットを追加して、これらにより各線状光源2かの光を拡散させるようになっている。
さらに、上述した面光源装置1において、集光性を高めて正面輝度を向上させるために、特許文献6及び7によれば、上記拡散板5の上方に、図16に示すように、拡散シート6やプリズムシート7を追加する構成も知られている。
特開平11−2813号
特開平11−84377号
特開2003−215585号
特開平5−119311号
特開平11−242219号
特開平9−33706号
特開平11−223812号
しかしながら、このような構成の面光源装置1において、上記拡散板5として、光源像を緩和させるために、アクリルやポリカーボネート等の樹脂板に拡散剤を混入して乳白色にしたものが一般的に採用されている。
ここで、光源像は、拡散板5の透過率と密接な関係があり、具体的には拡散板5の透過率が高いと、出射面輝度が高くなるが、光源像が見えやすくなり、結果として輝度ムラが増大することになる。これに対して、拡散板5の透過率が低いと、光源像が見えにくくなるが、出射面輝度が低下してしまう。
ここで、光源像は、拡散板5の透過率と密接な関係があり、具体的には拡散板5の透過率が高いと、出射面輝度が高くなるが、光源像が見えやすくなり、結果として輝度ムラが増大することになる。これに対して、拡散板5の透過率が低いと、光源像が見えにくくなるが、出射面輝度が低下してしまう。
従って、輝度ムラの少ない面光源装置を構成するためには、透過率を抑制して、結果的に全光線反射率の高い拡散板を使用せざるを得ない。この結果、線状光源から出射された光束のうち、面光源出射面3から出射する光束の割合、即ち面光源出射効率が低下してしまう。
具体的には、実測によれば、白色反射面2+拡散板5+拡散シート6+プリズムシート7の構成の場合、出射効率は約80%程度であった。
具体的には、実測によれば、白色反射面2+拡散板5+拡散シート6+プリズムシート7の構成の場合、出射効率は約80%程度であった。
これに対して、反射光の利用効率を向上するために、反射面に鏡面反射機能を付加して、反射光の利用効率を向上することが、上記特許文献1等にて提案されている。この構成によれば、線状光源2から面光源出射面3とは反対方向に出射した光や、拡散板5で下方に反射された光が、反射面により面光源出射面3の方向に反射されることから、反射面2の反射率が面光源出射効率に最も強い影響を与えることになる。
しかしながら、現在では、発泡PET等による拡散反射面は、例えば古河電工製のMC−PETにおいて、90%以上の全光線反射率を有しており、例えばAl蒸着等による一般的な鏡面反射面と同等以上の全光線反射率を達成している。従って、単純に拡散反射面を鏡面反射面に置換したとしても、面光源出射効率を高めることにはならないことがある。
しかしながら、現在では、発泡PET等による拡散反射面は、例えば古河電工製のMC−PETにおいて、90%以上の全光線反射率を有しており、例えばAl蒸着等による一般的な鏡面反射面と同等以上の全光線反射率を達成している。従って、単純に拡散反射面を鏡面反射面に置換したとしても、面光源出射効率を高めることにはならないことがある。
本発明は、以上の点から、簡単な構成により、高い光出射効率を達成するようにした直下型の面光源装置を提供することを目的としている。
上記目的は、本発明によれば、一つまたは互いに並んで配置され面光源に光を照射する複数個の線状光源と、上記線状光源から出射する光を面光源出射面に反射する反射面と、上記面光源出射面に配置された微小プリズムから成るプリズムレンズと、を含んでおり、上記反射面が、上記線状光源の発光面に垂直な断面にて上記面光源出射面以外の方向から個々の線状光源を包囲するような放物線状に形成されることを特徴とする、面光源装置により、達成される。
本発明による面光源装置は、好ましくは、上記反射面が鏡面加工されている。
本発明による面光源装置は、好ましくは、上記反射面が、表面にスパッタリングによるAlまたはAg薄膜を備えている。
本発明による面光源装置は、好ましくは、上記反射面が、表面に貼り付けられたAgシートまたは光学多層膜を備えている。
本発明による面光源装置は、好ましくは、上記反射面が、上記線状光源及び上記反射面からの入射光を上記断面にて面光源出射面の法線方向に対して所定角度のほぼ平行光としてプリズムレンズに対して反射する。
本発明による面光源装置は、好ましくは、上記プリズムレンズの各微小プリズムが、反射面からのほぼ平行光である入射光を、上記断面にて面光源出射面の法線方向に向かって屈折させる。
本発明による面光源装置は、好ましくは、上記プリズムレンズの出射面側に、レンチキュラーレンズを備えている。
本発明による面光源装置は、好ましくは、上記レンチキュラーレンズが、上記レンチキュラーレンズが、入射面または出射面に、上記断面にて楕円,非球面,三角形または台形の凹状または凸状であって、上記線状光源と平行に延びる溝を備えている。
本発明による面光源装置は、好ましくは、上記レンチキュラーレンズが、さらに入射面または出射面に、断面が楕円面,非球面,円錐,多角錐の凹状または凸状であって、全体として格子状に配置された凹凸部を備えている。
本発明による面光源装置は、好ましくは、上記レンチキュラーレンズが、さらに入射面または出射面に、断面が楕円面,非球面,円錐,多角錐の凹状または凸状であって、全体として六方細密充填構造状に配置された凹凸部を備えている。
本発明による面光源装置は、好ましくは、上記プリズムレンズが、各線状光源の直上の所定幅の領域のみに、対応する線状光源からの直接光を、上記断面にて面光源出射面のほぼ法線方向に屈折されるように構成されている。
本発明による面光源装置は、好ましくは、上記領域が、フレネルレンズを備えている。
本発明による面光源装置は、好ましくは、上記反射面が、対応する線状光源からの光を、上記プリズムレンズの上記領域以外の領域に向けて反射させるように形成されている。
上記構成によれば、上記反射面が、上記線状光源の発光面に垂直な断面にて上記面光源出射面以外の方向から個々の線状光源を包囲するような放物線状に形成されているので、出射光が、反射面で反射されて面光源出射面に導かれる。そして、面光源出射面に入射した光は、この面光源入射面に配置されたプリズムレンズによって、例えば面光源出射面に垂直な法線方向に向かって出射することになる。
これにより、線状光源から出射した光が、効率良く面光源出射面に導かれることにより、面光源出射面における輝度が向上することになると共に、プリズムレンズは、従来の乳白色の拡散板と比較して光透過率が高いことから、出射面輝度がさらに向上することになる。
また、反射面が放物線の断面を有していることから、線状光源がこの放物面の焦点付近に配置されていると、反射面による反射光がほぼ平行光となるので、面光源出射面における輝度ムラが抑制され得ることになる。
これにより、線状光源から出射した光が、効率良く面光源出射面に導かれることにより、面光源出射面における輝度が向上することになると共に、プリズムレンズは、従来の乳白色の拡散板と比較して光透過率が高いことから、出射面輝度がさらに向上することになる。
また、反射面が放物線の断面を有していることから、線状光源がこの放物面の焦点付近に配置されていると、反射面による反射光がほぼ平行光となるので、面光源出射面における輝度ムラが抑制され得ることになる。
上記反射面が鏡面加工されており、好ましくは、上記反射面が表面にスパッタリングによるAlまたはAg薄膜を備え、あるいは表面に貼り付けられたAgシートまたは光学多層膜を備えている場合には、反射面の反射効率が向上することになり、面光源出射面における輝度がより一層向上することになる。
上記反射面が、上記線状光源及び上記反射面からの入射光を上記断面にて面光源出射面の法線方向に対して所定角度のほぼ平行光としてプリズムレンズに対して反射する場合には、面光源出射面における輝度ムラがより一層向上することになる。
上記プリズムレンズの各微小プリズムが、反射面からのほぼ平行光である入射光を、上記断面にて面光源出射面の法線方向に向かって屈折させる場合には、プリズムレンズの屈折作用によって、反射面で反射されたほぼ平行光が、面光源出射面の垂直方向に向かって進むことになり、所謂正面輝度が向上することになる。
上記プリズムレンズの出射面側に、レンチキュラーレンズを備えている場合には、プリズムレンズを透過した光が、このレンチキュラーレンズにより拡散されることになり、広い角度範囲に亘ってより均一な配光特性が得られると共に、レンチきュラーレンズが従来の乳白色の拡散以下と比較して高い光透過率を有していることから、光損失が低減され得ることになる。
上記レンチキュラーレンズが、入射面または出射面に、上記断面にて楕円,非球面,三角形または台形の凹状または凸状であって、上記線状光源と平行に延びる溝を備えている場合には、プリズムレンズを透過した光がレンチキュラーレンズによって線状光源の長手方向に垂直な方向に拡散されることにより、この方向に関して広い角度範囲に亘って均一な配光特性が得られる。
上記レンチキュラーレンズが、さらに入射面または出射面に、断面が楕円面,非球面,円錐,多角錐の凹状または凸状であって、全体として格子状に配置された凹凸部を備えている場合には、プリズムレンズを透過した光がレンチキュラーレンズによって線状光源の長手方向及びこれに垂直な方向に拡散されることにより、これらの二方向に関して配光特性を制御できる。
上記レンチキュラーレンズが、さらに入射面または出射面に、断面が楕円面,非球面,円錐,多角錐の凹状または凸状であって、全体として六方細密充填構造状に配置された凹凸部を備えている場合には、プリズムレンズを透過した光がレンチキュラーレンズによって上記六方最密充填構造により決まる三方向に拡散されることにより、これらの光源直行、平行方向に配光特性を制御できる。
上記プリズムレンズが、各線状光源の直上の所定幅の領域のみに、対応する線状光源からの直接光を、上記断面にて面光源出射面のほぼ法線方向に屈折されるように、例えばフレネルレンズにより構成されている場合には、線状光源から直接にプリズムレンズの上記領域に入射する光が、プリズムレンズの作用によって、面光源出射面のほぼ法線方向に屈折されることになる。
従って、線状光源から反射面で反射された光と同様にして、面光源出射面のほぼ法線方向に出射することになり、所謂正面輝度が向上すると共に、線状光源から直接にプリズムレンズに入射する光によって輝度ムラが発生したり、横方向に反れて損失となるようなことがなく、光の利用効率が向上する。
従って、線状光源から反射面で反射された光と同様にして、面光源出射面のほぼ法線方向に出射することになり、所謂正面輝度が向上すると共に、線状光源から直接にプリズムレンズに入射する光によって輝度ムラが発生したり、横方向に反れて損失となるようなことがなく、光の利用効率が向上する。
上記反射面が、対応する線状光源からの光を、上記プリズムレンズの上記領域以外の領域に向けて反射させるように形成されている場合には、反射面で反射された光が、上記プリズムレンズの上記領域に入射して、面光源出射面で輝度ムラが発生したり、横方向に反れて損失となるようなことがなく、光の利用効率が向上する。
このようにして、本発明によれば、高い光出射効率を達成するようにした直下型の面光源装置が得られることになる。
以下、この発明の好適な実施形態を図1乃至図14を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明による直下型の面光源装置の第一の実施形態の構成を示している。
図1において、面光源装置10は、一つまたは互いに並置された複数の、図示の場合には四つの線状光源11と、各線状光源11から上方の面光源出射面12以外の方向に出射される光線をほぼ出射面方向に反射させるために、各線状光源11の下方に(包囲するように)配置された反射面13と、上記面光源出射面12に配置されたプリズムレンズ14と、その上方に(対向するように)配置されたレンチキュラーレンズ15と、から構成されている。
図1において、面光源装置10は、一つまたは互いに並置された複数の、図示の場合には四つの線状光源11と、各線状光源11から上方の面光源出射面12以外の方向に出射される光線をほぼ出射面方向に反射させるために、各線状光源11の下方に(包囲するように)配置された反射面13と、上記面光源出射面12に配置されたプリズムレンズ14と、その上方に(対向するように)配置されたレンチキュラーレンズ15と、から構成されている。
上記線状光源11は、公知の構成の線状光源、例えば冷陰極管から構成されている。
上記反射面13は、上記線状光源11の長手方向に(図面を貫く方向)延びており、図2に詳細に示すように、長手方向に垂直な断面にて対応する線状光源11を通る垂線に対して左右対称に、好ましくは断面が線状光源11を焦点とし中心軸が内側に所定角度だけ傾斜した放物線として形成されている。
これにより、対応する線状光源11から下方及び側方に出射された光が、上記反射面13により、所定角度のほぼ平行光として反射されるようになっている。
これにより、対応する線状光源11から下方及び側方に出射された光が、上記反射面13により、所定角度のほぼ平行光として反射されるようになっている。
そして、上記反射面13は、その内面が可視光領域で反射率の高い材料により鏡面として形成されている。
この鏡面は、一般的には反射面を構成する基板上に、AlやAg等の薄膜をスパッタリング等により形成し、あるいはこの基板上にAgシートや光学多層膜等の高反射率シートを貼付けることにより、形成される。
尚、反射面を構成する基板は、Al等の金属の切削加工により、あるいは樹脂材料の射出成形により、形成される。
この鏡面は、一般的には反射面を構成する基板上に、AlやAg等の薄膜をスパッタリング等により形成し、あるいはこの基板上にAgシートや光学多層膜等の高反射率シートを貼付けることにより、形成される。
尚、反射面を構成する基板は、Al等の金属の切削加工により、あるいは樹脂材料の射出成形により、形成される。
上記プリズムレンズ14は、可視光領域で光透過率の高い材料、一般的にはPMMA,ポリカーボネート等の樹脂から射出成形等により形成されるが、ガラスや透光性セラミックスにより形成されてもよい。
上記プリズムレンズ14は、図2に詳細に示すように、その上面に上記線状光源11の長手方向に延びる多数の微小プリズム14aを備えていると共に、下面は平坦に形成されている。
ここで、微小プリズム14aは、好ましくは出射面側に配置される。これは、微小プリズム14aが入射面側に配置されると、プリズムレンズ14の光の利用効率が低下してしまうからである。
上記プリズムレンズ14は、図2に詳細に示すように、その上面に上記線状光源11の長手方向に延びる多数の微小プリズム14aを備えていると共に、下面は平坦に形成されている。
ここで、微小プリズム14aは、好ましくは出射面側に配置される。これは、微小プリズム14aが入射面側に配置されると、プリズムレンズ14の光の利用効率が低下してしまうからである。
この微小プリズム14aは、図示の場合断面が二等辺三角形に形成されており、線状光源11と平行に延びている。
尚、上記微小プリズムの二等辺三角形の断面の頂角は、スネルの法則に従って、入射するほぼ平行光を前記面光源出射面12の法線方向に出射させるように、即ち上記平行光の入射角度とプリズムレンズ14を構成する材料の屈折率に基づいて、選定される。
ここで、プリズムレンズ14が一般的に使用されるPMMAにより形成される場合、上記ほぼ平行光の入射角とプリズム頂角との関係は、図3に示すように、入射角が大きくなるにつれて、プリズム頂角が小さくなる。
尚、上記微小プリズムの二等辺三角形の断面の頂角は、スネルの法則に従って、入射するほぼ平行光を前記面光源出射面12の法線方向に出射させるように、即ち上記平行光の入射角度とプリズムレンズ14を構成する材料の屈折率に基づいて、選定される。
ここで、プリズムレンズ14が一般的に使用されるPMMAにより形成される場合、上記ほぼ平行光の入射角とプリズム頂角との関係は、図3に示すように、入射角が大きくなるにつれて、プリズム頂角が小さくなる。
上記レンチキュラーレンズ15は、同様に、可視光領域で光透過率の高い材料、一般的にはPMMA,ポリカーボネート等の樹脂から射出成形等により形成されるが、ガラスや透光性セラミックスにより形成されてもよい。
上記レンチキュラーレンズ15は、その凹部または凸部が、図2に示すようにレンチキュラーレンズ15の面上において複数の列をもって所定個形成される。このとき、レンチキュラーレンズ15には、凹部または凸部15aが複数の列をなして形成される。そして、この凹部または凸部15aは、レンチキュラーレンズ15の平面上において互いに長手方向(図面を貫く方向)に伸びるように溝状に形成される。
上記レンチキュラーレンズ15は、その凹部または凸部が、図2に示すようにレンチキュラーレンズ15の面上において複数の列をもって所定個形成される。このとき、レンチキュラーレンズ15には、凹部または凸部15aが複数の列をなして形成される。そして、この凹部または凸部15aは、レンチキュラーレンズ15の平面上において互いに長手方向(図面を貫く方向)に伸びるように溝状に形成される。
ここで、この溝は、図1においては凸状に、また図2においては凹状に形成されている。
これにより、下方から上記溝に対して光が入射することにより、この光に関して線状光源11の直交方向の指向特性が制御されることになる。尚、線状光源11の直交方向の指向特性が制御される場合には、溝状ではなく、各要素が格子状に、あるいは六方細密充填構造に配置されたレンチキュラーレンズを用いる。
これにより、下方から上記溝に対して光が入射することにより、この光に関して線状光源11の直交方向の指向特性が制御されることになる。尚、線状光源11の直交方向の指向特性が制御される場合には、溝状ではなく、各要素が格子状に、あるいは六方細密充填構造に配置されたレンチキュラーレンズを用いる。
本発明実施形態による面光源装置10は、以上のように構成されており、各線状光源11に駆動電圧が印加されると、各線状光源11から出射した光は、その一部が直接にプリズムレンズ入射面14bに進み、また他の一部が反射面13で反射されてプリズムレンズ入射面14bに進む。
ここで、プリズムレンズ入射面14bに直接に入射する光は、プリズムレンズ14に各微小プリズム14aにより線状光源11の長手方向に対して垂直な方向に指向特性を制御されて、やや拡散され、さらにレンチキュラーレンズ15により拡散されて、上方に向かって出射することになる。
また、反射面13で反射される光は、反射面13でほぼ平行光となって、プリズムレンズ入射面14bに対して所定角度で斜めに入射することになり、プリズムレンズ14の各微小プリズム14aによりプリズムレンズ入射面14bに対してほぼ垂直な方向に集光され、さらにレンチキュラーレンズ15により拡散されて、上方に向かって出射することになる。
なお、微小プリズムのサイズとしては、200μmピッチ程度まで考えられるが、具体的には、最大で約100μm程度までが好適である。
なおまた、微小プリズムとレンチキュラーレンズの関係は、微小プリズムピッチ≧レンチキュラーレンズピッチとなる。
また、反射面13で反射される光は、反射面13でほぼ平行光となって、プリズムレンズ入射面14bに対して所定角度で斜めに入射することになり、プリズムレンズ14の各微小プリズム14aによりプリズムレンズ入射面14bに対してほぼ垂直な方向に集光され、さらにレンチキュラーレンズ15により拡散されて、上方に向かって出射することになる。
なお、微小プリズムのサイズとしては、200μmピッチ程度まで考えられるが、具体的には、最大で約100μm程度までが好適である。
なおまた、微小プリズムとレンチキュラーレンズの関係は、微小プリズムピッチ≧レンチキュラーレンズピッチとなる。
このようにして、本発明実施形態による面光源装置10によれば、線状光源11から出射した光は、反射面13でほぼ平行光となって、プリズムレンズ入射面14bに対して所定角度で斜めに入射することになり、プリズムレンズ14の各微小プリズム14aによりプリズムレンズ入射面14bにほぼ垂直な方向に集光され、レンチキュラーレンズ15により拡散されるので、全体として輝度ムラのない均一な輝度が得られることになる。
図4は、本発明による面光源装置の第二の実施形態の構成を示している。
図4において、面光源装置20は、図1に示した第一の実施形態による面光源装置10とほぼ同様の構成をしており、同じ構成要素には同じ符号を付して、その説明を省略する。
上記面光源装置20は、線状光源11が、図1に示した面光源装置10と比較して、より下方に(プリズムレンズ14からより離れる位置に)配置されていると共に、線状光源11の長手方向に(図面を貫く方向に)対して垂直な断面にて二分割されている反射面21を備えている点で異なる構成になっている。
図4において、面光源装置20は、図1に示した第一の実施形態による面光源装置10とほぼ同様の構成をしており、同じ構成要素には同じ符号を付して、その説明を省略する。
上記面光源装置20は、線状光源11が、図1に示した面光源装置10と比較して、より下方に(プリズムレンズ14からより離れる位置に)配置されていると共に、線状光源11の長手方向に(図面を貫く方向に)対して垂直な断面にて二分割されている反射面21を備えている点で異なる構成になっている。
上記反射面21は、上記断面にて二つの放物線から構成されており、中央付近の第一の放物線による第一の反射面21aが、外側の第二の放物線による第二の反射面21bより小さく形成されている。これにより、第一の反射面21aと第二の反射面21bとの間には段差21cが画成されることになる。
この段差21cは、第一の反射面21a及び第二の反射面21bで反射されるほぼ平行光の進行方向に平行に配置されており、好ましくはこれらの段差21cの延長上に線状光源11が位置するようになっている。
この段差21cは、第一の反射面21a及び第二の反射面21bで反射されるほぼ平行光の進行方向に平行に配置されており、好ましくはこれらの段差21cの延長上に線状光源11が位置するようになっている。
このような構成の面光源装置20によれば、図1に示した面光源装置10と同様に作用すると共に、線状光源11が面光源出射面12からより深い位置に配置されていることにより、輝度ムラがより低減されることにになる。
さらに、反射面21が分割された二つの反射面21a,21bにより構成され、これらの反射面21a,21bの間に段差21cが画成されていることによって、反射面21全体の高さが抑制され、全体が小型に構成され得る。
この場合、上記段差21cが、反射面21bによる反射光の進行方向に沿って延びるように形成されていることから、プリズムレンズ14に達する反射面21からの反射光が上記段差21cによってケラレることはない。
さらに、反射面21が分割された二つの反射面21a,21bにより構成され、これらの反射面21a,21bの間に段差21cが画成されていることによって、反射面21全体の高さが抑制され、全体が小型に構成され得る。
この場合、上記段差21cが、反射面21bによる反射光の進行方向に沿って延びるように形成されていることから、プリズムレンズ14に達する反射面21からの反射光が上記段差21cによってケラレることはない。
図5は、本発明による面光源装置の第三の実施形態の構成を示している。
図5において、面光源装置30は、図1に示した第一の実施形態による面光源装置10とほぼ同様の構成をしており、同じ構成要素には同じ符号を付して、その説明を省略する。
上記面光源装置30は、プリズムレンズ14が、線状光源11からの直接光対応部分14bと、反射面13による反射光対応部分14cとから構成されていると共に、線状光源11からの光を上記プリズムレンズ14の反射光対応部分14cのみに反射させるように形成された反射面31を備えている点で異なる構成になっている。
図5において、面光源装置30は、図1に示した第一の実施形態による面光源装置10とほぼ同様の構成をしており、同じ構成要素には同じ符号を付して、その説明を省略する。
上記面光源装置30は、プリズムレンズ14が、線状光源11からの直接光対応部分14bと、反射面13による反射光対応部分14cとから構成されていると共に、線状光源11からの光を上記プリズムレンズ14の反射光対応部分14cのみに反射させるように形成された反射面31を備えている点で異なる構成になっている。
ここで、上記プリズムレンズ14の直接光対応部分14bは、一般的には線状光源11からの直接光を法線方向にほぼ平行光として屈折させるように、例えばフレネルレンズ様に形成されている。
また、上記プリズムレンズ14の反射光対応部分14cは、図1に示した面光源装置10におけるプリズムレンズ14と同様に微小プリズム14aを備えている。
また、上記プリズムレンズ14の反射光対応部分14cは、図1に示した面光源装置10におけるプリズムレンズ14と同様に微小プリズム14aを備えている。
これに対して、上記反射面31は、断面にて他の領域(下方の領域31a,上方の領域31b)と同じ放物線の場合に線状光源11からの光を上記プリズムレンズ14の直接光対応部分14bに向かって反射させる中間の領域31cにて、上記プリズムレンズ14の反射光対応部分14cに向かって光を反射させ、あるいは線状光源11に対して光を戻して蛍光体等で乱反射させるように、面法線が定義されている。
このような構成の面光源装置30によれば、図1に示した面光源装置10と同様に作用すると共に、線状光源11から反射面31で反射された光が、プリズムレンズ14の反射光対応部分14cのみに入射し、その微小プリズム14aにより面光源出射面12から法線方向に出射し、また線状光源11から直接にプリズムレンズ14の直接光対応部分14bに入射する光が、この直接光対応部分14bにより法線方向にほぼ平行光として屈折されることになる。
従って、線状光源11から直接にプリズムレンズ14に入射する光が、面光源出射面12から法線方向以外に出射して、輝度ムラや光損失を生ずるようなことがない。
従って、線状光源11から直接にプリズムレンズ14に入射する光が、面光源出射面12から法線方向以外に出射して、輝度ムラや光損失を生ずるようなことがない。
図6は、上述した実施例1による面光源装置10の具体的な構成例を示している。
図6は、面光源装置10の一つの線状光源11及び反射面13に対応する領域のみが示されているが、実際には、必要な大きさの面光源出射面12を画成するために、紙面横方向に複数個の線状光源11及び反射面13が並んで配置されている。
図6において、面光源出射面12から下方(深さ)35mmの位置に線状光源11として3φの冷陰極管を配置し、プリズムレンズ14として市販の頂角90度のプリズムシートを使用すると共に、反射面13として、線状光源11からの光をほぼ25度の入射角でプリズムレンズ14に入射させるように、深さ44.534mmの位置に反射面13の下端を配置し、面光源出射面12で幅42mmとなるように、両側を内側に傾斜させて形成している。
図6は、面光源装置10の一つの線状光源11及び反射面13に対応する領域のみが示されているが、実際には、必要な大きさの面光源出射面12を画成するために、紙面横方向に複数個の線状光源11及び反射面13が並んで配置されている。
図6において、面光源出射面12から下方(深さ)35mmの位置に線状光源11として3φの冷陰極管を配置し、プリズムレンズ14として市販の頂角90度のプリズムシートを使用すると共に、反射面13として、線状光源11からの光をほぼ25度の入射角でプリズムレンズ14に入射させるように、深さ44.534mmの位置に反射面13の下端を配置し、面光源出射面12で幅42mmとなるように、両側を内側に傾斜させて形成している。
このような構成の面光源装置10において、冷陰極管11から100lmの光を発光させたとき、面光源装置10からの出射光束は、シミュレーションにより83.06%と計算された。
ここで、図7は、線状光源11一本分の面光源装置10における線光源直交方向の輝度分布を示しており、図8は、面光源装置10における指向特性を示している。図8にて、実線は、線状光源11に直交する方向における光度の角度分布を示しており、点線は、線状光源11に平行な方向における光度の角度分布を示している。
これにより、角度0度の正面方向に関して、高い光度が得られることが分かる。
ここで、図7は、線状光源11一本分の面光源装置10における線光源直交方向の輝度分布を示しており、図8は、面光源装置10における指向特性を示している。図8にて、実線は、線状光源11に直交する方向における光度の角度分布を示しており、点線は、線状光源11に平行な方向における光度の角度分布を示している。
これにより、角度0度の正面方向に関して、高い光度が得られることが分かる。
図9は、上述した実施例2による面光源装置20の具体的な構成例を示している。
図9は、面光源装置20の一つの線状光源11及び反射面21に対応する領域のみが示されているが、実際には、必要な大きさの面光源出射面12を画成するために、紙面横方向に複数個の線状光源11及び反射面21が並んで配置されている。
図9において、深さ11mmの位置に線状光源11として3φの冷陰極管を配置し、プリズムレンズ14としてZEONOR製の板厚2mm,断面頂角56.91度,ピッチ50μmの二等辺三角形の微小プリズムを出射面に加工したプリズムレンズを使用する。
図9は、面光源装置20の一つの線状光源11及び反射面21に対応する領域のみが示されているが、実際には、必要な大きさの面光源出射面12を画成するために、紙面横方向に複数個の線状光源11及び反射面21が並んで配置されている。
図9において、深さ11mmの位置に線状光源11として3φの冷陰極管を配置し、プリズムレンズ14としてZEONOR製の板厚2mm,断面頂角56.91度,ピッチ50μmの二等辺三角形の微小プリズムを出射面に加工したプリズムレンズを使用する。
ここで、反射面21として、線状光源11からの光をほぼ43度の入射角でプリズムレンズ14に入射させるように、第一の反射面21aを、深さ24.857mmの位置に下端を配置し、面光源出射面12で中心から横方向(幅)7.052mm,深さ20.777mmの位置に上端を配置し、第二の反射面21bを、幅9.213mm,深さ23.027mmの位置に下端を配置し、プリズムレンズ14の下面にて幅21mmの位置に上端を配置している。
さらに、プリズムレンズ14の上には、ZEONOR製板厚2mmで、出射面に線状光源11に平行な凸円筒レンズアレイを備えたレンチキュラーレンズ15を配置している。
さらに、プリズムレンズ14の上には、ZEONOR製板厚2mmで、出射面に線状光源11に平行な凸円筒レンズアレイを備えたレンチキュラーレンズ15を配置している。
このような構成の面光源装置20において、冷陰極管11から100lmの光を発光させたとき、面光源装置10からの出射光束は、シミュレーションにより87.98%と計算された。
ここで、図10は、上記線状光源11の一本分の面光源装置20の長手方向の輝度特性を示しており、図11は、面光源装置20における指向特性を示している。
図11にて、実線は、線状光源11に直交する方向における光度の角度分布を示しており、点線は、線状光源11に平行な方向における光度の角度分布を示している。
ここで、図10は、上記線状光源11の一本分の面光源装置20の長手方向の輝度特性を示しており、図11は、面光源装置20における指向特性を示している。
図11にて、実線は、線状光源11に直交する方向における光度の角度分布を示しており、点線は、線状光源11に平行な方向における光度の角度分布を示している。
図12は、上述した実施例3による面光源装置30の具体的な構成例を示している。
図12は、面光源装置20の一つの線状光源11及び反射面31に対応する領域のみが示されているが、実際には、必要な大きさの面光源出射面12を画成するために、紙面横方向に複数個の線状光源11及び反射面31が並んで配置されている。
図12において、深さ11mmの位置に線状光源11として3φの冷陰極管を配置し、プリズムレンズ14としてZEONOR製の板厚2mm,断面頂角56.91度,ピッチ50μmの二等辺三角形の微小プリズムを出射面に加工したプリズムレンズを使用する。
図12は、面光源装置20の一つの線状光源11及び反射面31に対応する領域のみが示されているが、実際には、必要な大きさの面光源出射面12を画成するために、紙面横方向に複数個の線状光源11及び反射面31が並んで配置されている。
図12において、深さ11mmの位置に線状光源11として3φの冷陰極管を配置し、プリズムレンズ14としてZEONOR製の板厚2mm,断面頂角56.91度,ピッチ50μmの二等辺三角形の微小プリズムを出射面に加工したプリズムレンズを使用する。
さらに、上記プリズムレンズ14の出射面は、中心から両側6mm幅の領域は、線状光源11からの直接光を面光源出射面12の法線方向に向かって屈折させるようにフレネルレンズとして形成されている。
また、反射面31として、前述した反射面21と同様の多重構造の反射面を採用し、線状光源11からの光をほぼ43度の入射角でプリズムレンズ14に入射させるように、第一の反射面31aを、深さ25.000mmの位置に下端を配置し、幅8.793mm,深さ19.493mmの位置に上端を配置し、第二の反射面31bを、幅10.793mm,深さ21.257mmの位置に下端を配置し、プリズムレンズ14の下面にて幅21mmの位置に上端を配置している。 さらに、プリズムレンズ14の上には、ZEONOR製板厚2mmで、入射面に曲率半径0.124,コーニック定数0.234なる凹非球面を線状光源11に平行な方向にピッチ200μm,線状光源11に直交する方向にピッチ150μmで格子状に備えたレンチキュラーレンズ15を配置している。
このような構成の面光源装置30において、冷陰極管11から100lmの光を発光させたとき、面光源装置30からの出射光束は、シミュレーションにより89.55%と計算された。
ここで、図13は、線状光源11一本分の面光源装置30における長手方向の輝度特性を示しており、図14は、面光源装置30における指向特性を示している。
図14にて、実線は、線状光源11に直交する方向における光度の角度分布を示しており、点線は、線状光源11に平行な方向における光度の角度分布を示している。
なお、図14においては、上述の図8及び図11の左右方向半角値に比べ、格子配列の左右方向半角値は明確に広くなっており、これが格子配列にして左右方向(光源平行方向)の配光特性を制御できるようになった効果である。
ここで、図13は、線状光源11一本分の面光源装置30における長手方向の輝度特性を示しており、図14は、面光源装置30における指向特性を示している。
図14にて、実線は、線状光源11に直交する方向における光度の角度分布を示しており、点線は、線状光源11に平行な方向における光度の角度分布を示している。
なお、図14においては、上述の図8及び図11の左右方向半角値に比べ、格子配列の左右方向半角値は明確に広くなっており、これが格子配列にして左右方向(光源平行方向)の配光特性を制御できるようになった効果である。
このようにして、本発明実施形態によれば、従来の乳白色の拡散板の代わりに、プリズムレンズを使用することによって、光透過率が向上することになり、従来型の面光源装置の80%程度に対して、例えばシミュレーションによれば90%近い高い光出射効率が得られることになる。
本発明による面光源装置は、例えば液晶パネルバックライトや、透明フィルム等に印刷された看板等を背面から照明するための照明装置、あるいは卓上スポット照明,看板照明等の照明装置として利用することができる。
このようにして、本発明によれば、簡単な構成により、高い光出射効率を達成するようにした直下型の面光源装置が提供され得る。
10,20 面光源装置
11 線状光源
12 面光源出射面
13,21,31 反射面
14 プリズムレンズ
14a 微小プリズム
15 レンチキュラーレンズ
21a,31a 第一の反射面
21b,31b 第二の反射面
21c 段差
31c 中央の領域
11 線状光源
12 面光源出射面
13,21,31 反射面
14 プリズムレンズ
14a 微小プリズム
15 レンチキュラーレンズ
21a,31a 第一の反射面
21b,31b 第二の反射面
21c 段差
31c 中央の領域
Claims (13)
- 一つまたは互いに並んで配置され面光源に光を照射する複数個の線状光源と、上記線状光源から出射する光を面光源出射面に反射する反射面と、上記面光源出射面に配置された微小プリズムから成るプリズムレンズと、を含んでおり、
上記反射面が、上記線状光源の発光面に垂直な断面にて上記面光源出射面以外の方向から個々の線状光源を包囲するような放物線状に形成されることを特徴とする、面光源装置。 - 上記反射面が鏡面加工されていることを特徴とする、請求項1に記載の面光源装置。
- 上記反射面が、表面にスパッタリングによるAlまたはAg薄膜を備えていることを特徴とする、請求項2に記載の面光源装置。
- 上記反射面が、表面に貼り付けられたAgシートまたは光学多層膜を備えていることを特徴とする、請求項2に記載の面光源装置。
- 上記反射面が、上記線状光源及び上記反射面からの入射光を上記断面にて面光源出射面の法線方向に対して所定角度のほぼ平行光としてプリズムレンズに対して反射することを特徴とする、請求項1から4の何れかに記載の面光源装置。
- 上記プリズムレンズの各微小プリズムが、反射面からのほぼ平行光である入射光を、上記断面にて面光源出射面の法線方向に向かって屈折させることを特徴とする、請求項5に記載の面光源装置。
- 上記プリズムレンズの出射面側に、レンチキュラーレンズを備えていることを特徴とする、請求項1から6の何れかに記載の面光源装置。
- 上記レンチキュラーレンズが、入射面または出射面に、上記断面にて楕円,非球面,三角形または台形の凹状または凸状であって、上記線状光源と平行に延びる溝を備えていることを特徴とする、請求項7に記載の面光源装置。
- 上記レンチキュラーレンズが、さらに入射面または出射面に、断面が楕円面,非球面,円錐,多角錐の凹状または凸状であって、全体として格子状に配置された凹凸部を備えていることを特徴とする、請求項7に記載の面光源装置。
- 上記レンチキュラーレンズが、さらに入射面または出射面に、断面が楕円面,非球面,円錐,多角錐の凹状または凸状であって、全体として六方細密充填構造状に配置された凹凸部を備えていることを特徴とする、請求項7に記載の面光源装置。
- 上記プリズムレンズが、各線状光源の直上の所定幅の領域のみに、対応する線状光源からの直接光を、上記断面にて面光源出射面のほぼ法線方向に屈折されるように構成されていることを特徴とする、請求項1から10の何れかに記載の面光源装置。
- 上記領域が、フレネルレンズを備えていることを特徴とする、請求項11に記載の面光源装置。
- 上記反射面が、対応する線状光源からの光を、上記プリズムレンズの上記領域以外の領域に向けて反射させるように形成されていることを特徴とする、請求項11または12に記載の面光源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005011441A JP2006202559A (ja) | 2005-01-19 | 2005-01-19 | 面光源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2006202559A true JP2006202559A (ja) | 2006-08-03 |
Family
ID=36960377
Family Applications (1)
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JP2005011441A Pending JP2006202559A (ja) | 2005-01-19 | 2005-01-19 | 面光源装置 |
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JP (1) | JP2006202559A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008026348A1 (fr) * | 2006-08-31 | 2008-03-06 | Sharp Kabushiki Kaisha | Dispositif d'éclairage et dispositif d'affichage à cristaux liquides utilisant celui-ci |
JP2009093988A (ja) * | 2007-10-11 | 2009-04-30 | Tohoku Univ | 照明装置 |
WO2014147883A1 (ja) * | 2013-03-21 | 2014-09-25 | 株式会社 東芝 | 照明カバー、およびこれを用いた照明装置 |
WO2021194037A1 (ko) * | 2019-08-13 | 2021-09-30 | 주식회사 옵토전자 | 마이크로 광학소자 및 이를 포함하는 광전자 모듈 |
-
2005
- 2005-01-19 JP JP2005011441A patent/JP2006202559A/ja active Pending
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WO2021194037A1 (ko) * | 2019-08-13 | 2021-09-30 | 주식회사 옵토전자 | 마이크로 광학소자 및 이를 포함하는 광전자 모듈 |
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