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JP2006193169A - ラベル貼付装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 剥離シートに仮着されたラベルの間隔と、被着体の間隔とが異なる場合であっても、複数の被着体にラベルを一枚ずつ略同時に貼付することができるようにすること。
【解決手段】 貼付装置10は、ラベルLを保持する複数の吸着ヘッド42を備えた保持装置13と、各吸着ヘッド42の先端側を同一平面内で相対移動させる第1の移動装置15と、保持装置13に保持されたラベルLを被着体Wに向かって移動させる第2の移動装置16とを備えて構成されている。各吸着ヘッド42は、剥離シートSから複数枚を一単位として剥離されたラベルLを一枚ずつ吸着保持する。隣り合う吸着ヘッド42の間隔は、ラベルLの貼付時に、第1の移動装置15を介して略同一に維持されるように拡大される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ラベル貼付装置に係り、更に詳しくは、同時に剥離される複数枚のラベルの間隔を調整して被着体に貼付することができるラベル貼付装置に関する。
従来より、ベルトコンベヤ等の搬送装置上を搬送される被着体に対し、帯状の剥離シートの面に仮着されたラベルを自動的に貼付可能とした貼付装置が利用されている。同貼付装置は、原反を繰り出す途中でピールプレートにより剥離されたラベルを保持する保持装置と、この保持装置を被着体側に移動させる移動装置とを含んで構成されている。ここで、前記保持装置としては、特許文献1及び2に示されるように、複数枚のラベルを同時に保持するタイプのものがある。このような保持装置によれば、被着体に対して複数枚のラベルを同時に貼付できる、という利点を得る。
特開平4−92456号公報 特開平8−40429号公報
しかしながら、前記保持装置にあっては、剥離シートに仮着された各ラベルの間隔と、被着体に貼付される各ラベルの間隔とが不可避的に同一となる。従って、複数の被着体に対してラベルを一枚ずつ貼付する場合、各被着体の間隔と、剥離シートに仮着された各ラベルの間隔とが異なると、各被着体にラベルの貼付が行えなくなる、という不都合がある。
ここで、ラベルの間隔が被着体の間隔と同一となるように原反を製作するとともに、これに応じた保持装置を用意すれば、各被着体にラベルの貼付を行えるものの、種々の被着体の間隔に応じた原反及び保持装置を複数タイプ用意しなければならず、コスト的な負担や在庫リスクを負うという反射的不都合を招来する。
[発明の目的]
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、剥離シートに仮着されたラベルの間隔と、被着体の間隔とが異なる場合であっても、複数の被着体にラベルを一枚ずつ略同時に貼付することができるラベル貼付装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、帯状の剥離シートの面に複数のラベルが仮着された原反を繰り出す途中で、剥離シートからラベルを剥離して被着体に貼付するラベル貼付装置において、
前記原反を繰り出す過程で複数枚を一単位として剥離されたラベルを一枚ずつ保持する複数の吸着ヘッドを備えた保持装置と、各吸着ヘッドの先端側を略同一平面内で相対移動させる第1の移動装置と、ラベルを被着体に向かって移動させる第2の移動装置とを備える、という構成を採っている。
本発明において、前記第1の移動装置は、各吸着ヘッドの前記平面内での移動距離を調整可能な調整部を備え、この調整部は、ラベルの貼付時に、隣り合う吸着ヘッドの間隔を所定間隔に維持可能に設けられる、という構成を採ることが好ましい。
また、前記各吸着ヘッドは、吸気手段を介して吸気を行うことによりラベルを吸着保持可能にそれぞれ設けられている一方、吸着保持を検出する保持検知センサを設ける、という構成も採用することができる。
更に、前記各吸着ヘッドには、押圧検知センサがそれぞれ設けられ、この押圧検知センサは、吸着ヘッドに保持されたラベルを介して被着体に付与される押圧力の有無を検出可能に設けられる、という構成も採用される。
また、前記各吸着ヘッドの近傍には、剥離前のラベルの有無を検出可能なラベル検知センサがそれぞれ設けられる、という構成も併せて採用することができる。
本発明によれば、各吸着ヘッドがラベルを保持した後、第1の移動装置によって各吸着ヘッドを相対移動させることにより各ラベルの間隔を変えることができる。これにより、剥離シートに仮着された各ラベルの間隔が複数の被着体の間隔と異なる場合であっても、各被着体にラベルを一枚ずつ略同時に貼付することが可能となる。
また、調整部により隣り合う吸着ヘッドの間隔が略一定に維持されるので、所定方向に沿って等間隔毎に複数のラベルを並べた状態で貼付を行うことができる。これにより、多数の被着体がベルトコンベヤ等で搬送される過程において、隣接する被着体が等間隔毎に整列された状態で貼付を行うことができ、貼付工程時間の短縮化を図ることが可能となる。
更に、吸着ヘッドの吸着保持を検出可能な保持検知センサを設けた場合には、各吸着ヘッドにおけるラベルの吸着の有無やラベルの吸着位置のずれ等を吸気状態によって検知することができる。これによって、未貼付又は貼付不良の被着体を検出して搬送過程から排除でき、製品不良となって流通することを回避して品質の向上を図ることが可能となる。
また、各吸着ヘッドの被着体への押圧の有無を検出する押圧検知センサを設けた場合、第2の移動装置の移動により、各吸着ヘッドにおけるラベルを貼付するタイミングを検出することができる。従って、被着体の変形やベルトコンベア上のごみ等により被着体の高さにばらつきが発生しても、各吸着ヘッドがラベルの貼付を完了したことを検出可能となり、ラベル未貼付の被着体が生じることを防止することが可能となる。
更に、ラベル検知センサを設けた場合には、各吸着ヘッドがラベルを保持する前に、剥離シートにおけるラベルの抜け等を検出でき、これによっても、未貼付の被着体を検出して搬送過程から排除することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1には、本実施形態に係るラベル貼付装置の概略正面図が示され、図2には、図1の要部拡大正面図が示されている。これらの図において、ラベル貼付装置10は、帯状の剥離シートSの一方の面に複数のラベルLが仮着された原反Mを対象とし、当該原反Mを支持する支持手段11と、この支持手段11の下方に設けられてラベルLを剥離シートSから剥離するピールプレート12と、剥離されたラベルLを吸着保持する保持装置13と、この保持装置13の上方に設けられた第1の移動装置15と、保持装置13に保持されたラベルLを被着体Wに向かって移動させる第2の移動装置16と、被着体Wを支持して当該被着体Wを図1中紙面直交方向に沿って搬送する搬送装置17とを備えて構成されている。
前記原反Mは、図3に示されるように、剥離シートSの短寸方向にラベルLが複数枚(本実施形態では6枚)並べられた状態で仮着されている。従って、ピールプレート12の先端(図2中右端)で原反Mを下向きの鋭角方向に折り返すことで剥離シートSからラベルLが6枚ずつ略同時に剥離されるようになっている。
前記原反Mは、図1に示されるように、フレームFに支持された二つのガイドロール20,21経てピールプレート12上に案内され、上方のガイドロール20には、原反M、特に剥離シートSに所定の張力を付与するためのブレーキロール20Aが設けられている。ピールプレート12でラベルLが剥離された後の剥離シートSは、フレームFの面内に位置する駆動ロール22及びピンチロール23間を通って、フレームFに回転可能に支持された巻取ロール25に掛け回されている。駆動ロール22の回転軸26は、フレームFの後方に突出して後端にプーリ27を備えており、当該プーリ27にベルト28が掛け回されている。このベルト28は、前記フレームFの後方に位置し、モータMTの出力軸に連結された駆動プーリ30に掛け回されて駆動ロール22に駆動力を伝達するように設けられている。また、前記駆動ロール22の回転軸26には、プーリ27に併設されて伝動プーリ31が設けられている一方、巻取ロール25の回転軸25Aは前記フレームFの後方に突出して当該回転軸25Aに従動プーリ32が備えられている。これら伝動プーリ31及び従動プーリ32との間には、スリップベルト33が掛け回されて巻取ロール25に巻取力が伝達されるようになっている。なお、前記ピンチロール23は、フレームFの後方に位置するアーム35に支持されているとともに、常時は駆動ロール22の外周面に接する方向に付勢されており、当該アーム35の図1中右端からフレームFの前面側に突出するノブ36を上方に移動させることで駆動ロール22との間に初期掛け回し作業におけるクリアランス形成を行えるようになっている。
前記支持手段11はリール38により構成されている。このリール38は、支持板39の上側から上方に延びるアーム40を介して回転可能に支持されている。本実施形態におけるリール38はフリー回転が許容される構成となっている。
前記保持装置13は、図4に示されるように、剥離シートSの短寸方向(同図中左右方向)に沿って設けられた複数の吸着ヘッド42を備えて構成されている。吸着ヘッド42の設置数は、本実施形態では、前記短寸方向に並べられたラベルLの枚数に対応して6体とされる。各吸着ヘッド42は、その先端面(下端面)に吸着孔を備えるとともに、図1に示されるホース43を介して真空ポンプ等の吸気手段44にそれぞれ接続され、当該吸気手段44を作動させて吸気を行うことにより、ラベルLが前記吸着ヘッド42の先端面で吸着保持される。ここで、吸着ヘッド42と吸気手段44との間のホース43には負圧を検出する保持検知センサ45が設けられ、この保持検知センサ45は、負圧センサにより構成され、吸着ヘッド42における吸気状態を検出できるようになっている。
図2,図3に示されるように、前記各吸着ヘッド42の上部には支持部材47がそれぞれ設けられ、当該支持部材47を介して吸着ヘッド42が第1の移動装置15に支持されている。支持部材47は、下部開放型の筒状に形成されて吸着ヘッド42の上部領域を受容する受容体48と、当該受容体48の内部に設けられ、常時は吸着ヘッド42を下方に付勢するばね部材49とを備えている。受容体48の図4中左右両側には上下に延びるスロット48Aがそれぞれ形成されているとともに、これらスロット48Aに挿入されるピン50が吸着ヘッド42に突設され、スロット48Aの長さの範囲内で、支持部材47と吸着ヘッド42とが上下に相対移動できるようになっている。
図2に示されるように、支持部材47には、押圧検知センサ52としての下向き凹形状の近接センサが設けられている。また、吸着ヘッド42の同図中右側面には、前記近接センサを遮光するための遮光部材54が取り付けられている。
前記第1の移動装置15は、図4に示されるように、前記各支持部材47の上部にそれぞれ設けられて上下方向に延びる略角柱状の6体の移動体56と、当該移動体56の図4中左右方向への移動距離を調整可能な調整部57と、各移動体56の後面上下二箇所位置にそれぞれ取り付けられたスライダ59と、当該スライダ59を介して移動体56を図4中左右方向に案内する上下二本のスライドレール60と、当該スライドレール60を後面から支持するフレーム板61と、このフレーム板61の上方領域に設けられた上部シリンダ63及び下部シリンダ64とを備えて構成されている。
図2に示されるように、各移動体56の下側には、ラベル検知センサ55がそれぞれ設けられ、このラベル検知センサ55により前記ピールプレート12の先端側で剥離される前のラベルLの有無を検出できるようになっている。
前記調整部57は、図5に示されるように、同図中点Pまわりで点対称となる構造となっている。従って、以下において、特に明示しない限り、点Pより図5中左側の構造について説明し、同右側の構造には、同一符号を付して説明を省略する。
また、調整部57の説明において、特に明示しない限り、「左」、「右」とは図5を基準として用いる。
更に、説明の便宜上、6体の移動体56のうち、点Pの左右両側に隣接する移動体を第1の移動体56A、最も左側及び右側に位置する移動体を第3の移動体56C、第1及び第3の移動体56A,56Cの間の移動体を第2の移動体56Bとする。
前記調整部57は、第1の移動体56Aの下部右側面に形成された凹部66と、この凹部66内に受容されて前記フレーム板61に取り付けられる固定体67と、第1ないし第3の移動体56A〜56Cに高さ違いとなるようにそれぞれ形成されるとともに、左右中間部が細径となる段部を備えた段付き穴68と、第1及び第2の移動体56A,56Bにおける段付き穴68の左側に隣接する第2及び第3の移動体56B,56Cの領域にそれぞれ形成された貫通穴70と、各段付き穴68の右側にそれぞれ受容されるロックナット71と、各ロックナット71に右端側がそれぞれねじ込まれるとともに、左端側に大径となるねじ軸ヘッド72が形成されたねじ軸部材73とを備えて構成されている。各ねじ軸部材73は、右側面に隣接する固定体67、第1の移動体56A若しくは第2の移動体56Bのねじ穴75に受容され、各ロックナット71で固定されている。また、各ねじ軸部材73の長さは、各移動体56A、56B、56Cのそれぞれのストロークの関係上左側二本のねじ軸部材73の段付き穴68の底からねじ軸ヘッド72までの長さは同一に設定されているとともに、これらのねじ軸部材73に対して右側のねじ軸部材73の同長さは約半分に設定されている。
前記上部シリンダ63は、図4中左端側でブラケット76を介して前記フレーム板61に支持されるとともに、ロッド63Aの先端側が連結部材77を介して同図中右側の第3の移動体56Cに連結されている。一方、下部シリンダ64は、上部シリンダ63に対して逆向きとなるように設けられ、同図中右端側でブラケット78を介してフレーム板61に支持されるとともに、ロッド64Aの先端側が連結部材79を介して同図中左側の第3の移動体56Cに連結されている。各シリンダ63,64には、先端側センサ81及び基端側センサ82がそれぞれ設けられ、これらのセンサ81,82は、ロッド63A,64Aの基端側に設けられたピストン63B,64Bを検出できるようになっている。
前記第2の移動装置16は、図2に示されるように、前記支持板39の上端側にブラケット84を介して支持されるとともに、ロッド85Aの先端が前記フレーム板61の上端側に連結された昇降シリンダ85と、フレーム板61の後面(図2中左側)における上下二箇所に取り付けられたスライダ86と、支持体39の前面(図2中右側)に設けられるとともに、スライダ86を介して第1の移動装置15を上下方向に案内するスライドレール87とを備えて構成されている。
前記搬送装置17は、図1中紙面直交方向に延びるコンベアにより構成され、図6中右から左へと被着体Wを搬送するように設けられている。図6に示されるように、搬送装置17には、その上面から出没するストッパ89が設けられ、このストッパ89により少なくとも6個の被着体Wが並んだ状態で保持装置13の下方に位置決めさせることができる。また、ストッパ89の下流側には、リジェクタ90が設けられ、このリジェクタ90を作動させることにより搬送装置17上のラベル貼付不良と判断された被着体Wを図示しない回収装置に収容できるようになっている。
なお、前述した、搬送装置17、モータMT、吸気手段44、保持検知センサ45、押圧検知センサ52、ラベル検知センサ55,上部シリンダ63、下部シリンダ64、先端側センサ81、基端側センサ83、昇降シリンダ85、ストッパ89及びリジェクタ90等は、図示しない制御手段を介して全体的に制御される。
次に、本実施形態における全体的な動作について説明する。
リール38に支持された原反Mのリード端を引き出しておき、所定経路に掛け回して巻取ロール25に固定するとともに、ピールプレート12の最先端にラベルLが位置するようにセットしておく。
電源投入によってモータMTが駆動し、駆動ロール22が回転して原反Mに繰出力が付与される。すると、前記ピールプレート12上の最先端で剥離シートSの短寸方向に並ぶ6枚のラベルLが一単位として略同時に剥離され、剥離された各ラベルLが対応する吸着ヘッド42の先端側に吸着保持された後、モータMTの駆動及び原反Mの繰り出しが停止する。その後、上部シリンダ63及び下部シリンダ64が作動してロッド63A,64Aが繰り出され、それらの先端が図4中左右方向に相互に離れるように移動する。これにより、第1ないし第3の移動体56A〜56Cが図4の状態から図7、図8の状態を経て、図9の状態となり、各吸着ヘッド42の先端側が同一水平面内すなわち図中左右方向に沿って相対移動することとなる。
第1ないし第3の移動体56A〜56Cの移動過程を更に詳述すると、前記ロッド63A,64Aの先端の相互離間移動が開始されると、先ず、ロッド63A,64Aに連結部材77,79を介して連結された二体の第3の移動体56C,56Cが相互に離れる方向に移動し始める。その後、図7に示されるように、各第3の移動体56C,56Cの貫通穴70に挿通されたねじ軸部材73のねじ軸ヘッド72が当該貫通穴70内を通過する一方、第3の移動体56C,56Cの段付き穴68と、これに挿通されたねじ軸部材73のねじ軸ヘッド72とが当接する。この状態から、ロッド63A,64Aを更に移動させると、第3の移動体56C,56Cが、それらの段付き穴68及び当該段付き穴68を挿通するねじ軸部材73を介して第2の移動体56B,56Bを外側に引っ張るようになる。これにより、図8に示されるように、各第2の移動体56B,56Bの貫通穴70に挿通されたねじ軸部材73のねじ軸ヘッド72が当該貫通穴70内を通過する一方、第2の移動体56B,56Bの段付き穴68と、これに挿通されたねじ軸部材73のねじ軸ヘッド72とが当接する。更に、ロッド63A,64Aを移動させると、第3の移動体56C,56C及び第2移動体56B,56Bが、それらの段付き穴68及び当該段付き穴68を挿通するねじ軸部材73を介して第1の移動体56A,56Aを外側に引っ張る。これによって、図9に示されるように、各第1の移動体56A,56Aの段付き穴68と、これに挿通されたねじ軸部材73のねじ軸ヘッド72とが当接し、ロッド63A,64Aの移動が停止する。この時上部シリンダ63及び下部シリンダ64の先端側センサ81,81がピストン63B,64Bを検出し、前記制御手段を介して移動が完了したことを検知する。このように、各移動体56A〜56Cやねじ軸部材73等を介して、左右に隣り合う吸着ヘッド42の間隔がねじ軸部材73によって所定間隔に広がる。
図9に示される状態から、第2の移動装置16の昇降シリンダ85が作動してロッド85Aが繰り出され、第1の移動装置15及び保持装置13が下降する。すなわち、図6及び図10に示されるように、前記ストッパ89により搬送装置17上で密着するように並べられた6体の被着体Wに向かって、各吸着ヘッド42に保持されたラベルLが移動し、各ラベルLが被着体Wの上面に接触する。その後、前記各ばね部材49の弾性力に抗して第1の移動装置15の下降を継続し、各ラベルLを被着体Wに押し付けて貼付する。そして、前記吸着ヘッド42にそれぞれ設けられた6個の前記押圧検知センサ52全てを遮光部材54が遮光することで押圧を確認し、前記制御手段を介して吸気手段44の吸気を停止するとともに、昇降シリンダ85のロッド85Aを上昇させ、第1の移動装置15及び保持装置13を上昇する。
このようにして各ラベルLの貼付を終えると、搬送装置17によって各被着体Wが搬送されるとともに、上部シリンダ63及び下部シリンダ64が作動し、基端側センサ82がピストン63B,64Bを検出するまで、ロッド63A,64Aの先端が相互に接近するように移動する。これにより、各移動体56A〜56C及び各吸着ヘッド42が図4に示される初期位置に復帰し、次に剥離される一単位のラベルLの吸着待ち状態となる。
ここで、各ラベルLがピールプレート12により剥離される前において、剥離シートSの短寸方向に並ぶ6枚のラベルLの有無が前記ラベル検知センサ55により検出される。仮に、何かの要因で剥離シートS上のラベルLが脱落していた場合、ラベルL未貼付の被着体Wが生じることとなるが、ラベル検知センサ55の検出信号に基づいて、何番目の被着体WにはラベルLは貼付されていない事を前記制御手段が記憶しておき、搬送装置17の下流側でリジェクタ90を作動させ、ラベルL未貼付の被着体Wが排除される。
また、各吸着ヘッド42によりラベルLを吸着した後、前記保持検知センサ45を介して各吸着ヘッド42における吸着状態が検出される。例えば、吸着ヘッド42において、ラベルLが位置ずれしたり、折れ曲がったりした状態で吸着すると、正常にラベルLを吸着した際と比べて不十分な負圧となる。また、吸着ミスによりラベルLを吸着できなかった場合、これを保持検知センサ45が検出する。当該検出信号により前記制御手段を介してリジェクタ90を作動させ、位置ずれでラベルLが不完全な状態で貼付された被着体Wや、ラベル不貼りの被着体Wが搬送装置17の下流側で排除される。
なお、図9に示される状態の隣り合う吸着ヘッド42の間隔は調整することができる。この調整作業は、長さが異なる複数タイプのねじ軸部材73を用いて調整したり、ねじ軸部材73の各ねじ穴75に対するねじ軸部材73のねじ込み量を変化させたりすることにより行われる。
従って、このような実施形態によれば、ラベルLを吸着保持した後、隣り合う吸着ヘッド42の間隔を拡げてラベルLを貼付することができるので、搬送方向に沿って並ぶ各被着体Wの間隔が、短寸方向に沿う各ラベルL間の間隔より大きくなった場合であっても、複数枚のラベルLを略同時に貼付することが可能となる。
また、各吸着ヘッド42に押圧検知センサ52をそれぞれ設けたので、全ての吸着ヘッド42においてラベルLを被着体Wに押し付けたことを検知でき、被着体Wの変形等により上面高さにばらつきがあっても、ラベルLを確実に貼付することができる。
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、主に特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施の形態に対し、形状、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、前記剥離シートSの延出方向に沿って並ぶ複数枚のラベルLを一単位として剥離し、これらラベルLを各吸着ヘッド42によって吸着保持してもよい。
また、前記調整部57は、種々の設計変更が可能であり、例えば、最も左側の移動体56を固定し、それ以外の移動体56を右方向だけに向かって移動させることにより、隣り合う吸着ヘッド42の間隔を拡大させてもよい。
本発明は、順次搬送される複数の被着体にラベルを貼付するラベル貼付装置に利用される。
本実施形態に係るラベル貼付装置の概略正面図。 図1の要部拡大図。 原反の平面図。 本実施形態の一部を断面視した右側面図。 図4に示される調整部の拡大図。 被着体にラベルを貼付した状態の部分右側面図 調整部により吸着ヘッドの間隔を調整する中間状態を示す図2と同様の右側面図。 調整部により吸着ヘッドの間隔を調整する中間状態を示す図2と同様の右側面図。 吸着ヘッドの間隔の調整を終えた状態の図2と同様の右側面図。 図6の正面図。
符号の説明
10 ラベル貼付装置
13 保持装置
15 第1の移動装置
16 第2の移動装置
42 吸着ヘッド
44 吸気手段
45 保持検知センサ(負圧センサ)
52 押圧検知センサ(近接センサ)
55 ラベル検知センサ
57 調整部
L ラベル
M 原反
S 剥離シート
W 被着体

Claims (5)

  1. 帯状の剥離シートの面に複数のラベルが仮着された原反を繰り出す途中で、剥離シートからラベルを剥離して被着体に貼付するラベル貼付装置において、
    前記原反を繰り出す過程で複数枚を一単位として剥離されたラベルを一枚ずつ保持する複数の吸着ヘッドを備えた保持装置と、各吸着ヘッドの先端側を略同一平面内で相対移動させる第1の移動装置と、ラベルを被着体に向かって移動させる第2の移動装置とを備えたことを特徴とするラベル貼付装置。
  2. 前記第1の移動装置は、各吸着ヘッドの前記平面内での移動距離を調整可能な調整部を備え、この調整部は、ラベルの貼付時に、隣り合う吸着ヘッドの間隔を所定間隔に維持可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載のラベル貼付装置。
  3. 前記各吸着ヘッドは、吸気手段を介して吸気を行うことによりラベルを吸着保持可能にそれぞれ設けられている一方、吸着保持を検出する保持検知センサを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のラベル貼付装置。
  4. 前記各吸着ヘッドには、押圧検知センサがそれぞれ設けられ、この押圧検知センサは、吸着ヘッドに保持されたラベルを介して被着体に付与される押圧力の有無を検出可能に設けられていることを特徴とする請求項1,2又は3記載のラベル貼付装置。
  5. 前記各吸着ヘッドの近傍には、剥離前のラベルの有無を検出可能なラベル検知センサがそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載のラベル貼付装置。
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