JP2006183468A - 燃料噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 二種類の燃料を噴射するもので、これら燃料の噴き分けが可能な燃料噴射装置を提供する。
【解決手段】 内燃機関へ燃焼に係わる流体を噴射供給する、第1噴孔30および第2噴孔40とが形成されるノズルボディ11と、第1噴孔よりの前記流体の噴射有無を、ノズルボディ内部への往復動可能な収容によるリフト動作により切換える外側ニードル50と、第2噴孔よりの前記流体の噴射有無を、外側ニードル内部への往復動可能な収容によるリフト動作により切換える内側ニードル60と、燃焼に係わる二種類の前記流体を、第1噴孔および第2噴孔の各噴孔に個別に導く流路16、17を備える。なお、前記流路は、外側ニードルの外周とノズルボディの内周との間の第1隙間で形成され、第1流体の流れる第1流路16と、内側ニードルの外周と外側ニードルの内周との間の第2隙間で形成され、第2流体の流れる第2流路17とを備えることが好ましい。
【選択図】 図2
【解決手段】 内燃機関へ燃焼に係わる流体を噴射供給する、第1噴孔30および第2噴孔40とが形成されるノズルボディ11と、第1噴孔よりの前記流体の噴射有無を、ノズルボディ内部への往復動可能な収容によるリフト動作により切換える外側ニードル50と、第2噴孔よりの前記流体の噴射有無を、外側ニードル内部への往復動可能な収容によるリフト動作により切換える内側ニードル60と、燃焼に係わる二種類の前記流体を、第1噴孔および第2噴孔の各噴孔に個別に導く流路16、17を備える。なお、前記流路は、外側ニードルの外周とノズルボディの内周との間の第1隙間で形成され、第1流体の流れる第1流路16と、内側ニードルの外周と外側ニードルの内周との間の第2隙間で形成され、第2流体の流れる第2流路17とを備えることが好ましい。
【選択図】 図2
Description
本発明は、燃料噴射装置に関し、例えば内燃機関に二種類の燃料を噴射供給する燃料噴射装置に適用して好適なものである。
燃料噴射装置としては、例えば内燃機関の燃焼室に直接燃料噴射する燃料噴射弁が知られている(特許文献1参照)。燃料噴射弁から噴射された燃料は微粒化され、燃焼室内の空気と混合しながら発達し、理想混合気比近傍で自己着火し燃焼を開始する。理論混合気比近傍で燃焼する割合が高いと、燃焼ガスが高温となり窒素酸化物(NOX)が多量に発生する要因となるため、混合気形成に影響する燃料の燃焼特性を改善することは重要となっている。
特許文献1では、燃料と、燃料以外の水等の流体の二種類の燃料を噴射する技術が開示されている。この技術では、一つの流体噴射弁内に、同軸上に燃料噴射弁が収容されており、燃料噴射弁内に燃料の噴射および停止を行なう弁部材としてのニードルを内蔵している。燃料噴射弁自体は流体噴射弁内で弁部材として機能し、燃料噴射弁の往復移動動作により流体の噴射および停止が行なえるように構成されている。燃料噴射中に流体を遅れて噴射させ、燃料の燃焼特性の調節が可能である。
なお、流体用噴孔は、燃料用噴孔の外側の延長上に設けられており、流体用噴孔と燃料用噴孔の個数は同数で、かつ燃料用噴孔よりも流体用噴孔が大径に形成されている。噴霧の微粒化に寄与する噴孔出口の大きさは流体用噴孔で決まると考えてよい。
特開平11−30164公報
しかしながら、特許文献1による従来技術では、燃料噴射中に流体を遅れて噴射させることは可能であるが、噴孔出口は実質同一になるため、2流体を噴き分けて噴射させることは難しい。
出願人は、例えば低負荷域と高負荷域とで最適な噴霧状態に切換えられるものを検討している。このようなものに特許文献1の技術を適用すると、低負荷域と高負荷域とで噴霧の噴き分けができず、高負荷では、噴孔出口が比較的大径になることから、噴霧の高貫徹力が得られないおそれがある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、燃焼特性の異なる二種類の燃料を噴射するものにおいて、これら燃料を噴き分けることが可能な燃料噴射装置を提供することにある。
また、別の目的は、燃焼特性の異なる二種類の燃料を噴射するものにおいて、これら燃料を噴き分けることが可能であるとともに、内燃機関の運転状態に応じて最適な噴霧状態を形成し内燃機関の性能向上が図れる燃料噴射装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を備える。
即ち、請求項1乃至5、7記載の発明では、内燃機関の気筒内へ燃焼に係わる流体を噴射供給する、第1噴孔および第2噴孔とが形成されるノズルボディと、第1噴孔よりの前記流体の噴射有無を、ノズルボディ内部への往復動可能な収容によるリフト動作により切換える外側ニードルと、第2噴孔よりの前記流体の噴射有無を、外側ニードル内部への往復動可能な収容によるリフト動作により切換える内側ニードルと、燃焼に係わる二種類の前記流体を、第1噴孔および第2噴孔の各噴孔に個別に導く流路を備えること特徴としている。
これにより、燃焼に係わる二種類の燃料を噴射するものにおいて、これら燃料を噴き分けることが可能である。
特に、請求項2に記載の発明では、二種類の前記流体は、第1の流体と第2の流体であって、前記流路は、外側ニードルの外周とノズルボディの内周との間の第1隙間で形成され、第1の流体の流れる第1流路と、内側ニードルの外周と外側ニードルの内周との間の第2隙間で形成され、第2の流体の流れる第2流路と、を備えることを特徴としている。
これによると、内外に二重に配置された内側ニードルおよび外側ニードルと、内側ニードルおよび外側ニードルを往復移動可能に収容するノズルボディとを備えている燃料噴射装置において、燃焼に係わる二種類の前記流体を、第1噴孔および第2噴孔の各噴孔に個別に導く流路として、外側ニードルの外周とノズルボディの内周との間の第1隙間で形成され、第1の流体の流れる第1流路と、内側ニードルの外周と外側ニードルの内周との間の第2隙間で形成され、第2の流体の流れる第2流路とを備えているように構成されている。これにより、二種類の流体の流れを、それぞれ、内外に二重に配置された内側ニードルと、外側ニードルと、弁ボディ内との間の隙間で形成される第1流路、第2流路と、第1噴孔、第2噴孔とに各二系統とするので、例えば外側ニードルの開弁時には第1流路に沿って第1の流体が第1噴孔に流入し、内側ニードルの開弁時には第2流れ経路に沿って第2の流体が第2噴孔に流入するようにすることができる。したがって、燃焼特性の異なる二種類の燃料を噴射するものにおいて、これら燃料を噴き分けることが可能である。
また、請求項3に記載の発明では、ノズルボディは、内側ニードルおよび外側ニードルが離座および着座する各弁座を備え、外側ニードルの閉弁時には、第1噴孔の流体流れの上流側位置および下流側位置がシートされ、内側ニードルの閉弁時には、第2噴孔の前記流体流れの上流側位置がシートされていることを特徴としている。
これによると、ノズルボディは、内側ニードルおよび外側ニードルが離座および着座する各弁座を備え、外側ニードルの閉弁時には、第1噴孔の前記流体流れの上流側位置および下流側位置がシートされ、内側ニードルの閉弁時には、第2噴孔の前記流体流れの上流側位置がシートされていることが好ましい。これにより、第1噴孔よりの前記流体の噴射有無を、ノズルボディ内部への往復動可能な収容によるリフト動作により切換える外側ニードルと、第2噴孔よりの前記流体の噴射有無を、外側ニードル内部への往復動可能な収容によるリフト動作により切換える内側ニードルと、燃焼に係わる二種類の前記流体を、第1噴孔および第2噴孔の各噴孔に個別に導く流路を備える構成を容易に形成できる。
また、請求項4に記載の発明では、弁座に付勢可能なシート部材を備え、第2隙間内にシート部材を配置していることを特徴としている。
これによると、弁座に付勢可能なシート部材を備え、第2隙間内にシート部材を配置していることが好ましい。これにより、内側ニードルおよび外側ニードルが独立して開弁する際に、第1の流体を第1噴孔から、第2の流体を第2噴孔からと独立して噴き分けることができる。
また、請求項5および7に記載の発明では、燃焼特性の異なる二種類の燃料を噴射するものにおいて、これら燃料を噴き分けることが可能であるとともに、内燃機関の運転状態に応じて最適な噴霧状態を形成し内燃機関の性能向上が図れる。
請求項7に記載の発明では、燃焼に係わる二種類の前記流体つまり第1の流体および第2の流体は、沸点温度の異なる二種類の燃料であるので、
例えば内燃機関の低負荷域では沸点温度の比較的低い燃料を第1噴孔および第2噴孔のうちのいずれか一方の噴孔から噴射させ、高負荷域では他方の噴孔から沸点温度の比較的高い燃料を噴射させるようにすることが可能である。したがって、低負荷域では比較的低い沸点を有する燃料で早く蒸発させ、混合気の希薄化させられる。一方、高負荷域では比較的高い沸点を有する燃料で蒸発を遅らせ、噴霧を遠くまで飛ばすことができる。
例えば内燃機関の低負荷域では沸点温度の比較的低い燃料を第1噴孔および第2噴孔のうちのいずれか一方の噴孔から噴射させ、高負荷域では他方の噴孔から沸点温度の比較的高い燃料を噴射させるようにすることが可能である。したがって、低負荷域では比較的低い沸点を有する燃料で早く蒸発させ、混合気の希薄化させられる。一方、高負荷域では比較的高い沸点を有する燃料で蒸発を遅らせ、噴霧を遠くまで飛ばすことができる。
また、請求項5に記載の発明では、請求項1から請求項4に記載の燃料噴射装置は、燃焼に係わる二種類の前記流体を噴射供給される内燃機関に用いられ、
内側ニードルおよび外側ニードルを独立的に駆動する駆動装置と、駆動装置を駆動制御することで、燃焼に係わる二種類の前記流体のうちの少なくともいずれかの流体の噴霧パターンを制御する制御手段とを備え、
制御手段は、内燃機関の運転状態が低負荷領域にあるときには内側ニードルを開弁させ、高負荷領域にあるときには外側ニードルおよび内側ニードルを開弁させることを特徴としている。
内側ニードルおよび外側ニードルを独立的に駆動する駆動装置と、駆動装置を駆動制御することで、燃焼に係わる二種類の前記流体のうちの少なくともいずれかの流体の噴霧パターンを制御する制御手段とを備え、
制御手段は、内燃機関の運転状態が低負荷領域にあるときには内側ニードルを開弁させ、高負荷領域にあるときには外側ニードルおよび内側ニードルを開弁させることを特徴としている。
これにより、内燃機関の高負荷域では外側ニードルおよび内側ニードルを開弁させるので、第1噴孔および第2噴孔から燃料を大流量に噴射することができる。さらに、低負荷領域にあるときには内側ニードルを開弁させるので、二種類の流体のうちの第2の流体による特定の燃焼特性を利用し例えば混合気の希薄化が図れる。
また、請求項6および7に記載の発明では、燃焼特性の異なる二種類の燃料を噴射するものにおいて、これら燃料を噴き分けることが可能であるとともに、内燃機関の運転状態に応じて最適な噴霧状態を形成し内燃機関性能の向上ができる。例えば内燃機関の低負荷域では沸点温度の比較的低い燃料を、内側ニードルの開弁により第2噴孔から噴射させ、高負荷域では外側ニードルの開弁により第1の噴孔から沸点温度の比較的高い燃料を噴射させるようにすることが可能である。これにより、低負荷域では比較的低い沸点を有する燃料で早く蒸発させ、混合気の希薄化させられる。一方、高負荷域では比較的高い沸点を有する燃料で蒸発を遅らせ、噴霧を遠くまで飛ばすことができる。さらに、高負荷域では外側ニードルの開弁に加えて内側ニードルも開弁させるので、第1噴孔および第2噴孔から燃料を大流量に噴射することができ、内燃機関の出力向上が図れる。
以下、本発明の燃料噴射装置を、具体化した実施形態を図面に従って説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態の燃料噴射装置の構成を示す模式的断面図である。図2は、本実施形態の燃料噴射装置に係わる弁部の主要部を示す部分断面図である。図3は、燃料噴射装置の弁部の開閉状態を説明する図であって、図1中の弁部の内側ニードルおよび外側ニードルが閉弁している状態を示す部分断面図である。図4は、燃料噴射装置の弁部の開閉状態を説明する図であって、内側ニードルが開弁している状態を示す部分断面図である。図5は、燃料噴射装置の弁部の開閉状態を説明する図であって、外側ニードルが開弁している状態を示す部分断面図である。図6は、燃料噴射装置の弁部の開閉状態を説明する図であって、内側ニードルおよび外側ニードルが開弁している状態を示す部分断面図である。図7は、内燃機関で実行される燃焼状態に対応して二種類の流体を噴き分けられるように噴霧形態を設定するためのマップ構成図である。なお、図9は、図1中の駆動装置の一実施例を示す模式的断面図である。なお、図7において、図中の実線により領域Iと領域IIに区分され、図中の回転数Ne1、負荷率T1以下の領域Iを主に低負荷領域と呼び、他の領域である領域IIは主に高負荷領域と呼ぶ。図7中の破線は、内燃機関の性能特性例の一実施例を示している。
図1は、本実施形態の燃料噴射装置の構成を示す模式的断面図である。図2は、本実施形態の燃料噴射装置に係わる弁部の主要部を示す部分断面図である。図3は、燃料噴射装置の弁部の開閉状態を説明する図であって、図1中の弁部の内側ニードルおよび外側ニードルが閉弁している状態を示す部分断面図である。図4は、燃料噴射装置の弁部の開閉状態を説明する図であって、内側ニードルが開弁している状態を示す部分断面図である。図5は、燃料噴射装置の弁部の開閉状態を説明する図であって、外側ニードルが開弁している状態を示す部分断面図である。図6は、燃料噴射装置の弁部の開閉状態を説明する図であって、内側ニードルおよび外側ニードルが開弁している状態を示す部分断面図である。図7は、内燃機関で実行される燃焼状態に対応して二種類の流体を噴き分けられるように噴霧形態を設定するためのマップ構成図である。なお、図9は、図1中の駆動装置の一実施例を示す模式的断面図である。なお、図7において、図中の実線により領域Iと領域IIに区分され、図中の回転数Ne1、負荷率T1以下の領域Iを主に低負荷領域と呼び、他の領域である領域IIは主に高負荷領域と呼ぶ。図7中の破線は、内燃機関の性能特性例の一実施例を示している。
図2に示す燃料噴射装置1は、図示しないエンジンのシリンダヘッドに挿入搭載され、エンジンの各気筒に直接噴射するように構成されている。燃料噴射装置1は、二種類の燃料を噴射する燃料噴射弁2と、燃料噴射弁2に供給する加圧された高圧燃料を蓄圧する蓄圧器としてのコモンレール5と、コモンレール5に加圧された燃料を供給する高圧ポンプ6と、制御手段としてのECU90とを備えている。
燃料噴射弁2は、略円筒形状であり、図示しない燃料導入部(図中の燃料流入を示す矢印方向)から燃料を受け、内部の燃料通路23、24を経由して先端から燃料を噴射する。燃料噴射弁2は、燃料の噴射を遮断および許容する弁部と、弁部を駆動する駆動装置80(図9参照)とを備えており、燃料導入部から燃料通路内に流入した燃料を弁部からエンジンの気筒に噴射供給する。
なお、高圧ポンプ6から燃料配管を通ってコモンレール5に供給された高圧燃料は、コモンレール5内で一定の高圧に蓄圧され、燃料配管を通って各気筒に配置された燃料噴射弁2の燃料導入部に導入される。導入された燃料のうち余剰燃料は図示しない燃料出口部(図9中の燃料リターンを示す矢印方向)を経由して燃料タンク7へ戻される。なお、高圧ポンプ6は、エンジンの回転数、負荷、吸入燃料圧力、吸入空気量、冷却水の温度等に従って燃料吐出圧を調整するように設けられている。なお、ここで、燃料噴射弁2には、燃料として二種類の燃料が供給されており、図1に示すように、二種類の燃料のうち、燃料Aは燃料タンク7a、高圧ポンプ6a、コモンレール5aの燃料経路で上記内部燃料通路24に供給される。一方、燃料Bは燃料タンク7b、高圧ポンプ6b、コモンレール5bの燃料経路で上記内部燃料通路23に供給される。
なお、ここで、燃料Aおよび燃料Bは、それぞれ特許請求範囲に記載の燃焼に係わる二種類の流体を構成しており、燃料Aは第2の流体、燃料Bは第1の流体である。また、駆動装置80は、外側ニードル50および内側ニードル60を独立的に駆動するものであれば、図9に示す周知の電磁弁などの電磁駆動部の構造に限らず、圧電素子等の通電により伸縮する駆動部材であってもよい。なお、以下の実施形態で説明する駆動装置80は、電磁弁とする。
燃料噴射弁2は、図1および図2に示すように、ノズルボディ11、ノズルボディ11内に往復移動可能に収容されている第1ニードル50と第2ニードル60、および電磁弁80とから構成されている。なお、ノズルボディ11、第1ニードル50、および第2ニードル60は、燃料の噴射を遮断および許容する弁部を構成する。電磁弁80は、弁部を油圧により駆動する電磁駆動部を構成する。なお詳しくは、ノズルボディ11と第1ニードル50と第2ニードル60は、燃料の流通および遮断を行なう弁部の本体(以下、ノズル本体と呼ぶ)10を構成する。ノズル本体10は、上記燃料導入部を有する弁ハウジング20にリテーニングナット19などの締結部材によって結合されている。
ノズルボディ11は、図1に示すように、有底の略中空円筒状体であって、内部に第1ニードル50および第2ニードル60を往復移動可能に収容する案内孔11aと、弁座12と、噴孔30、40とが形成されている。この案内孔11aは、ノズルボディ11の内部に軸方向に延びており、第1ニードル50および第2ニードル60を軸方向移動可能に収容している。また、案内孔11aは、一方の端部側が圧力制御室としての背圧室70に接続し、他方の端部側が弁座12に接続している。
弁座12は、図1および図2に示すように、略円錐面状に形成されており、弁座12の燃料流れの下流側には、第1噴孔30、第2噴孔40が形成されている。なお、第2ニードル60の下端面65と弁座12とで区画されるサック部18を有している。サック部18は、ノズルボディ11の先端側に袋状に小空間の容積をもって形成されるサックホールである。なお、ここで、サック部18は、袋状の所定の空間容積を有するサック室を構成する。
なお、ここで弁座12は、請求範囲に記載の内側ニードルとしての第2ニードル60および外側ニードルとしての第1ニードル50が離座および着座する各弁座を構成している。なお、弁座12および案内孔11aは、請求範囲に記載のノズルボディ11の内周を構成している。
弁座12に、第1ニードル50の当接部(以下、第1当接部と呼ぶ)51が当接および離間可能に配置されている。また、弁座12に、第2ニードル60の第2当接部61が当接および離間可能に配置されている。当接部61はいわゆる線シール部であって、理論的には円の形状である。当接部51はいわゆる面シール部であって、円錐台面の形状をしている。
なお、ここで、当接部51、61と、弁座12は、当接部51、61が弁座12に当接、離間することで、図2および図3に示すように、燃料の流れを遮断および許容する第1シール部S1、第2シール部S2を構成している。当接部51の弁座12への着座により第1シール部S1は、請求範囲に記載の第1ニードル50の閉弁時には、第1噴孔30の流体流れの上流側位置および下流側位置をシートするシート部を構成している。当接部61の弁座12への着座により第2シール部S2は、請求範囲に記載の第2ニードル60の閉弁時には、第2噴孔40の前記流体流れの上流側位置をシートするシート部を構成している。
噴孔30、40は、図1および図2に示すように、ノズルボディ11の内外を連通する通路として形成される。なお、ここで、噴孔(以下、第1噴孔と呼ぶ)30は、第1シール部S1の下流側に配置され、第1シール部S1により遮断および許容される燃料を噴射する第1の燃料噴射手段を構成する。また、噴孔(以下、第2噴孔と呼ぶ)40は、第2シール部S2の下流側に配置され、第2シール部S2により遮断および許容される燃料を噴射する第2の燃料噴射手段を構成する。
油溜り室14は、図1に示すように、案内孔11aを形成する内壁中途部で、環状の凹部に形成されている。この油溜り室14には、燃料Bが供給される燃料供給通路23が接続されている。
外側ニードルとしての第1ニードル50は略円筒状に形成されており、所定の隙間(第1隙間)を介して案内孔11aに遊嵌されている。第1ニードル50の反噴孔側には、背圧室70内の油圧を受ける第1上端面53が形成され、第1ニードル50の噴孔側には、第1弁座12bに対向し、略円錐状の第1下端面55が形成されている。第1下端面55は、弁座12に対して平行に対向して配置されている。第1当接部51が弁座12に着座および離座することにより、第1ニードル50が閉弁および開弁され、従って第1噴孔30からの燃料の遮断および許容がなされる。なお、第1下端面55と弁座12の間には、着座および離座により伸縮する隙間(第1隙間)が形成され、第1隙間としての燃料通路16が形成されている。
第1上端面53と背圧室70との間には、背圧室70を形成するスリーブ18が配置されており、スリーブ18と、ニードル50側に固定される座58との間に、付勢手段としての第1スプリング59が配置されている。第1スプリング59は、弁座12に着座する着座方向にスプリング座部58を付勢するように構成されている。背圧室70内の圧力を調整することにより、第1ニードル50を軸方向に往復移動される。なお、第1ニードル50の外周と、その外周に対向するノズルボディ11の案内孔11aの内周との間には、所定の隙間(以下、第1隙間と呼ぶ)が形成され、第1の隙間による燃料通路15が形成されている(図1参照)。燃料通路15は、油溜り室14を介して供給された高圧の燃料Bを第1噴射孔30側へ導く燃料経路を構成する。
内側ニードルとしての第2ニードル60は、略円柱状に形成されており、第1ニードル50の内部に往復移動可能に収容されている。詳しくは第1ニードル50の内周52に往復移動可能に収容されている。第2ニードル60の反噴孔側には、背圧室70内の油圧を受ける上端面が形成され(図2参照)、第2ニードル60の噴孔側には、弁座12に対向し、第2下端面65が形成されている。第2下端面65は、第2当接部61に対して内周側に配置されている。
図1に示すように、鍔部63と背圧室70との間には、付勢手段としての第2スプリング69が配置されており、第2スプリング69は、弁座12に着座する着座方向に鍔部63を付勢するように構成されている。背圧室70内の圧力を調整することにより、第2ニードル60を軸方向に往復移動される。なお、第1ニードル50の内周と第2ニードル60の外周との間には、所定の隙間(以下、第2の隙間と呼ぶ)が形成され、第2の隙間による燃料通路17が形成されている。
背圧室70には、燃料供給通路24とリターン通路29とが接続されている。その入口には入口絞り(図示せず)が、出口には出口絞り(図示せず)が設けられている。なお、燃料供給通路24は、背圧室70と油溜り室24とへ高圧燃料を供給するために途中で分岐されている。リターン通路29は背圧室70内の余剰燃料を燃料タンクへ戻すリターン燃料経路と接続している。なお、このリターン燃料経路の下流側には、リターン通路29と燃料タンク側の低圧通路との連通、遮断を切換える電磁弁80が設けられている。入口絞りと出口絞りの流路断面積の面積比を電磁弁80によって調整することにより、背圧室70への高圧燃料の流入量と流出量のバランスが調整できる。従って、背圧室70の燃料圧力の上昇、下降速度が調整される。
なお、ここで、背圧室70は、第1ニードル50と第2ニードル60に着座方向の圧力を作用させる共用の圧力制御室を構成する。
電磁弁80は、制御弁81を備え、その上部にソレノイド82と第3スプリング83とが設けられている。ソレノイド82に駆動電流が供給されていない場合、制御弁81は第3スプリング83の付勢力により図示しない弁座に着座し、リターン通路29を遮断する。駆動電流が供給される場合、制御弁81はソレノイド82に発生する励磁吸引力により弁座より離座し、リターン通路29を開放する。なお、駆動電流は、ECU90によりエンジンの運転状態に応じて求められたタイミングでソレノイド82に供給される。
制御手段としてのECU90は、図示しないリードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、マイクロプロセッサ(CPU)、入力ポート、出力ポートを相互に双方向性バスで接続した公知構成のマイクロコンピュータとして構成されている。このECU90は、燃料噴射弁10への通電期間を制御する。エンジンの回転速度、吸気管圧力(または吸入空気量)、冷却水温等のエンジンの運転状態を検出する図示しない各種センサ(図示せず)の信号を読み込み、エンジン用の各種プログラム(図示せず)に従って、燃料噴射弁2の電磁駆動部Sの動作を制御する。なお、詳しくは、クランクシャフトの回転状態に応じて720°CA毎にパルス信号を出力する基準位置センサと、より細かなクランク角毎(例えば、30°CA毎)にパルス信号を出力する回転角センサとが設けられている。エンジンの図示しないシリンダ(ウォータジャケット)などには、冷却水温を検出するための水温センサが配設されている。吸気管には、吸入空気流量を検出するエアフローメータなどが配設されている。排気管には、排ガス中の酸素濃等に比例し、空燃比信号を出力する空燃比センサなどが設けられている。また、運転者の要求等を検出するためのアクセルペダルセンサ、スロットル開度センサ等が設けられている。
上述の構成を有する燃料噴射装置1の作動について以下説明する。
(噴射停止時)
コモンレール5a、5b内に蓄積された比較的高圧の燃料A、Bは、燃料供給通路23、24を通って、図1に示すように背圧室70と燃料通路15に供給される。このとき、ソレノイド82へ駆動電流が供給されていないので、制御弁81は第3スプリング83の付勢力により弁座に着座され、リターン通路29を遮断している。供給された燃料Aは、背圧室70内にとどまるので、圧力制御室70および燃料通路15の燃料圧力は、ほぼ等しくなっている。第1ニードル50を弁座12に押し付けようとする付勢力が、リフトさせようとする付勢力よりも大きいので、当接部51が弁座12に着座され、燃料通路15内の燃料Bは第1噴孔30より噴射されることはない。また、第2ニードル60を弁座12に押し付けようとする付勢力が、リフトさせようとする付勢力よりも大きいので、当接部61が弁座12に着座され、背圧室70内の燃料Aは第2噴孔40より噴射されることはない(図3参照)。
コモンレール5a、5b内に蓄積された比較的高圧の燃料A、Bは、燃料供給通路23、24を通って、図1に示すように背圧室70と燃料通路15に供給される。このとき、ソレノイド82へ駆動電流が供給されていないので、制御弁81は第3スプリング83の付勢力により弁座に着座され、リターン通路29を遮断している。供給された燃料Aは、背圧室70内にとどまるので、圧力制御室70および燃料通路15の燃料圧力は、ほぼ等しくなっている。第1ニードル50を弁座12に押し付けようとする付勢力が、リフトさせようとする付勢力よりも大きいので、当接部51が弁座12に着座され、燃料通路15内の燃料Bは第1噴孔30より噴射されることはない。また、第2ニードル60を弁座12に押し付けようとする付勢力が、リフトさせようとする付勢力よりも大きいので、当接部61が弁座12に着座され、背圧室70内の燃料Aは第2噴孔40より噴射されることはない(図3参照)。
(第2噴孔40の開口への作動)
制御弁81に駆動電流がソレノイド82に供給されると、制御弁81は、ソレノイド82の発生する磁気吸引力によってリフトされ、リターン通路29が開放される。リターン通路29が開放されると、背圧室70内の燃料圧力が低下する。背圧室70内の燃料圧力が第2ニードル60の開弁圧まで低下すると、第2ニードル60がリフトされ、第2当接部61が弁座12から離座し、第2ニードル60が開弁される。第2ニードル60が開弁されると、背圧室70および燃料通路17の燃料Aが第2噴孔40に流入し、燃料Aが第2噴孔40から噴射される(図4参照)。
制御弁81に駆動電流がソレノイド82に供給されると、制御弁81は、ソレノイド82の発生する磁気吸引力によってリフトされ、リターン通路29が開放される。リターン通路29が開放されると、背圧室70内の燃料圧力が低下する。背圧室70内の燃料圧力が第2ニードル60の開弁圧まで低下すると、第2ニードル60がリフトされ、第2当接部61が弁座12から離座し、第2ニードル60が開弁される。第2ニードル60が開弁されると、背圧室70および燃料通路17の燃料Aが第2噴孔40に流入し、燃料Aが第2噴孔40から噴射される(図4参照)。
(第1噴孔30の開口への作動)
制御弁81に駆動電流がソレノイド82に供給されると、制御弁81は、ソレノイド82の発生する磁気吸引力によってリフトされ、リターン通路29が開放される。リターン通路29が開放されると、背圧室70内の燃料圧力が低下する。なお、この圧力は、第1入口絞り71と第1出口絞り72の面積比に応じて所定の下降速度で低下する。背圧室70内の燃料圧力が第1ニードル50の開弁圧まで低下すると、第1ニードル50がリフトされ、第1当接部51が弁座12から離座し、第1ニードル50が開弁される。第1ニードル50が開弁されると、燃料通路15、16の燃料Bが第1噴孔30に流入し、燃料Bが図5に示すように第1噴孔30から噴射される。
制御弁81に駆動電流がソレノイド82に供給されると、制御弁81は、ソレノイド82の発生する磁気吸引力によってリフトされ、リターン通路29が開放される。リターン通路29が開放されると、背圧室70内の燃料圧力が低下する。なお、この圧力は、第1入口絞り71と第1出口絞り72の面積比に応じて所定の下降速度で低下する。背圧室70内の燃料圧力が第1ニードル50の開弁圧まで低下すると、第1ニードル50がリフトされ、第1当接部51が弁座12から離座し、第1ニードル50が開弁される。第1ニードル50が開弁されると、燃料通路15、16の燃料Bが第1噴孔30に流入し、燃料Bが図5に示すように第1噴孔30から噴射される。
(第1噴孔30および第2噴孔40の開口への作動)
上記の第1噴孔30の開口過程において、第1当接部51が弁座12から離座すると、第1シール部S1のシール状態が解除され、燃料通路15、16からの高圧(コモンレール圧)Pdの燃料Bが流入する。燃料Bは第1噴孔30から噴射される。また、上記の第2噴孔40の開口過程において、第2当接部61が弁座12から離座すると、第2シール部S2のシール状態が解除され、背圧室70および燃料通路17から高圧(コモンレール圧)Pdの燃料Aが流入する。燃料Aは第2噴孔40から噴射される(図6参照)。
上記の第1噴孔30の開口過程において、第1当接部51が弁座12から離座すると、第1シール部S1のシール状態が解除され、燃料通路15、16からの高圧(コモンレール圧)Pdの燃料Bが流入する。燃料Bは第1噴孔30から噴射される。また、上記の第2噴孔40の開口過程において、第2当接部61が弁座12から離座すると、第2シール部S2のシール状態が解除され、背圧室70および燃料通路17から高圧(コモンレール圧)Pdの燃料Aが流入する。燃料Aは第2噴孔40から噴射される(図6参照)。
(噴射停止への作動)
エンジンの運転状態に応じた所定の開弁時間が経過すると、ソレノイド82への駆動電流の供給が停止される。駆動電流の供給が停止されると、ソレノイド82の磁気吸引力が失われ、制御弁81はリターン通路29を遮断する。すると、出口絞りから下流への燃料流出が停止されるので、背圧室70内の圧力は再び上昇し始める。背圧室70内の圧力が第1ニードル50の閉弁圧まで上昇すると第1ニードル50が閉弁し、そして第2ニードル60の閉弁圧まで上昇すると第2ニードル60が閉弁する。その結果、第1噴孔30および第2噴孔40からの燃料噴射が停止される(図3参照)。
エンジンの運転状態に応じた所定の開弁時間が経過すると、ソレノイド82への駆動電流の供給が停止される。駆動電流の供給が停止されると、ソレノイド82の磁気吸引力が失われ、制御弁81はリターン通路29を遮断する。すると、出口絞りから下流への燃料流出が停止されるので、背圧室70内の圧力は再び上昇し始める。背圧室70内の圧力が第1ニードル50の閉弁圧まで上昇すると第1ニードル50が閉弁し、そして第2ニードル60の閉弁圧まで上昇すると第2ニードル60が閉弁する。その結果、第1噴孔30および第2噴孔40からの燃料噴射が停止される(図3参照)。
次に、本実施形態の作用効果を説明すると、(1)本実施形態では、二種類の流体A、Bの流れを、それぞれ、内外に二重に配置された内側ニードルである第1ニードル50と、外側ニードルである第2ニードル60と、弁ボディ11内との間の隙間で形成される第1流れ経路16、第2流れ経路17と、第1噴孔30、第2噴孔40とに各二系統とするので、第1ニードル50が弁座12の開弁時には、第1流路16に沿って第1の流体としての燃料Bが第1噴孔30に流入し、第2ニードル60が開弁時には、第2流路17に沿って第2の流体としての燃料Aが第2噴孔40に流入するようにすることができる。したがって、燃焼特性の異なる二種類の燃料A、Bを噴射するものにおいて、これら燃料を噴き分けることが可能である。
なお、燃料A、Bは、燃焼に係わる流体としての液体と液体に係わらず、気体と液体、液体と液体であってもよい。
(2)なお、上記構成に限らず、エンジンの気筒内へ燃焼に係わる流体を噴射供給する、第1噴孔30および第2噴孔40とが形成されるノズルボディ11と、第1噴孔30よりの前記流体の噴射有無を、ノズルボディ11内部への往復動可能な収容によるリフト動作により切換える外側ニードル50と、第2噴孔40よりの前記流体の噴射有無を、外側ニードル50内部への往復動可能な収容によるリフト動作により切換える内側ニードル60と、燃焼に係わる二種類の前記流体を、第1噴孔30および第2噴孔40の各噴孔に個別に導く流路16、17を備えているように構成されているものであればいずれでもよい。
(3)なお、本実施形態では、ノズルボディ11は、内側ニードル60および外側ニードル50が離座および着座する各弁座12を備え、外側ニードル50の閉弁時には、第1噴孔30の前記流体流れの上流側位置および下流側位置が第1のシート部S1によってシートされ、内側ニードル60の閉弁時には、第2噴孔40の前記流体流れの上流側位置が第2のシート部S2によってシートされていることが好ましい。これにより、第1噴孔30よりの前記流体の噴射有無を、ノズルボディ11内部への往復動可能な収容によるリフト動作により切換える外側ニードル50と、第2噴孔40よりの前記流体の噴射有無を、外側ニードル60内部への往復動可能な収容によるリフト動作により切換える内側ニードル60と、燃焼に係わる二種類の前記流体を、第1噴孔30および第2噴孔40の各噴孔に個別に導く流路16、17を備える構成を容易に形成できる。
(4)本実施形態では、第1の流体としての燃料Bおよび第2の流体としての燃料Aは、沸点温度の異なる二種類の燃料である。本実施例では、燃料Aは低沸点燃料、燃料Bは高沸点燃料である。これによると、エンジンの低負荷域では沸点温度の比較的低い燃料Aを第2噴孔40から噴射させ(図4参照)、高負荷域では第1噴孔30から沸点温度の比較的高い燃料Bを噴射させるようにすることが可能である(図6参照)。これにより、図7のマップ中の領域Iと領域IIのマップ区分に応じて、領域Iに対応する低負荷域では比較的低い沸点を有する燃料Aで早く蒸発させ、混合気の希薄化させられる。一方、領域IIに対応する高負荷域では比較的高い沸点を有する燃料Bで蒸発を遅らせ、噴霧を遠くまで飛ばすことができる。
(5)本実施形態では、電磁弁80を駆動制御することで、第1の流体Bおよび第2の流体Aのうちの少なくともいずれかの流体の噴霧パターンを制御するECU90とを備え、
ECU90は、エンジンの運転状態が低負荷領域にあるときには第2ニードル60を開弁させ、高負荷領域にあるときには第1ニードル50および第2ニードル60を開弁させるようにしている。
ECU90は、エンジンの運転状態が低負荷領域にあるときには第2ニードル60を開弁させ、高負荷領域にあるときには第1ニードル50および第2ニードル60を開弁させるようにしている。
これにより、エンジンの高負荷域では第1ニードル50および第2ニードル60を開弁させるので、第1噴孔30および第2噴孔40から燃料を大流量に噴射することができる。さらに、低負荷領域にあるときには第2ニードル60を開弁させるので、二種類の流体のうちの第2の流体Aによる特定の燃焼特性を利用し例えば混合気の希薄化が図れる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態を、図8に従って説明する。なお、以下の説明では、第1の実施形態と同じもしくは均等の構成には同一の符号を付し、説明を繰り返さない。図4は、本実施形態に係わる弁部の主要部を示す部分断面図である。
第2の実施形態を、図8に従って説明する。なお、以下の説明では、第1の実施形態と同じもしくは均等の構成には同一の符号を付し、説明を繰り返さない。図4は、本実施形態に係わる弁部の主要部を示す部分断面図である。
第2の実施形態では、図8に示すように、第2流路としての燃料通路17内に、弁座12に付勢可能なシート部材156を設けている。
これにより、第1ニードル50および第2ニードル60が独立して開弁する際に、第1の流体である燃料Bを第1噴孔30から、第2の流体である燃料Aを第2噴孔40からと独立して噴き分けることができる。
(他の実施形態)
以上説明した本実施形態では、燃焼に係わる二種類の流体を沸点温度の異なる燃料つまり液体と液体との組合せで説明したが、液体と気体の組合せ、気体と気体の組合せであってもいずれでもよい
以上説明した本実施形態では、燃焼に係わる二種類の流体を沸点温度の異なる燃料つまり液体と液体との組合せで説明したが、液体と気体の組合せ、気体と気体の組合せであってもいずれでもよい
1 燃料噴射装置
2 燃料噴射弁
10 ノズル本体
11 ノズルボディ
11a 案内孔
12 弁座
16 燃料通路(第1流路)
17 燃料通路(第2流路)
19 リテーニングナット
20 弁ハウジング
30 第1噴孔
40 第2噴孔
50 第1ニードル(外側ニードル)
51 第1当接部
59 第1スプリング
60 第2ニードル(内側ニードル)
61 第2当接部
69 第2スプリング
70 背圧室(圧力制御室)
80 電磁弁(駆動装置)
90 ECU(制御手段)
S1 第1シール部
S2 第2シール部
2 燃料噴射弁
10 ノズル本体
11 ノズルボディ
11a 案内孔
12 弁座
16 燃料通路(第1流路)
17 燃料通路(第2流路)
19 リテーニングナット
20 弁ハウジング
30 第1噴孔
40 第2噴孔
50 第1ニードル(外側ニードル)
51 第1当接部
59 第1スプリング
60 第2ニードル(内側ニードル)
61 第2当接部
69 第2スプリング
70 背圧室(圧力制御室)
80 電磁弁(駆動装置)
90 ECU(制御手段)
S1 第1シール部
S2 第2シール部
Claims (7)
- 内燃機関の気筒内へ燃焼に係わる流体を噴射供給する、第1噴孔および第2噴孔とが形成されるノズルボディと、
前記第1噴孔よりの前記流体の噴射有無を、前記ノズルボディ内部への往復動可能な収容によるリフト動作により切換える外側ニードルと、
前記第2噴孔よりの前記流体の噴射有無を、前記外側ニードル内部への往復動可能な収容によるリフト動作により切換える内側ニードルと、
燃焼に係わる二種類の前記流体を、前記第1噴孔および前記第2噴孔の各噴孔に個別に導く流路を備えること特徴とする燃料噴射装置。 - 二種類の前記流体は、第1の流体と第2の流体であって、
前記流路は、
前記外側ニードルの外周と前記ノズルボディの内周との間の第1隙間で形成され、第1の流体の流れる第1流路と、
前記内側ニードルの外周と前記外側ニードルの内周との間の第2隙間で形成され、第2の流体の流れる第2流路と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射装置。 - 前記ノズルボディは、前記内側ニードルおよび前記外側ニードルが離座および着座する各弁座を備え、
前記外側ニードルの閉弁時には、前記第1噴孔の前記流体流れの上流側位置および下流側位置がシートされ、
前記内側ニードルの閉弁時には、前記第2噴孔の前記流体流れの上流側位置がシートされていることを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射装置。 - 前記弁座に付勢可能なシート部材を備え、
前記第2隙間内に前記シート部材を配置していることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の燃料噴射装置。 - 請求項1から請求項4に記載の燃料噴射装置は、前記燃焼に係わる二種類の前記流体を噴射供給される内燃機関に用いられ、
前記内側ニードルおよび前記外側ニードルを独立的に駆動する駆動装置と、
前記駆動装置を駆動制御することで、前記燃焼に係わる二種類の前記流体のうちの少なくともいずれかの流体の噴霧パターンを制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
内燃機関の運転状態が低負荷領域にあるときには、前記内側ニードルを開弁させ、
高負荷領域にあるときには、前記外側ニードルおよび前記内側ニードルを開弁させることを特徴とする燃料噴射装置。 - 内燃機関の気筒内へ燃焼に係わる流体を噴射供給する燃料噴射装置において、
第1噴孔および第2噴孔とが形成されるノズルボディと、
前記第1噴孔よりの前記流体の噴射有無を、前記ノズルボディ内部への往復動可能な収容によるリフト動作により切換える外側ニードルと、
前記第2噴孔よりの前記流体の噴射有無を、前記外側ニードル内部への往復動可能な収容によるリフト動作により切換える内側ニードルと、
燃焼に係わる二種類の前記流体を、前記第1噴孔および前記第2噴孔の各噴孔に個別に導く流路と、
前記内側ニードルおよび前記外側ニードルを独立的に駆動する駆動装置と、
前記駆動装置を駆動制御することで、前記燃焼に係わる二種類の前記流体のうちの少なくともいずれかの流体の噴霧パターンを制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
内燃機関の運転状態が低負荷領域にあるときには、前記内側ニードルを開弁させ、
高負荷領域にあるときには、前記外側ニードルおよび前記内側ニードルを開弁させることを特徴とする燃料噴射装置。 - 前記燃焼に係わる二種類の前記流体は、沸点温度の異なる二種類の燃料であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
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