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JP2006183458A - バルブ位置決め機構 - Google Patents

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JP2006183458A
JP2006183458A JP2003044835A JP2003044835A JP2006183458A JP 2006183458 A JP2006183458 A JP 2006183458A JP 2003044835 A JP2003044835 A JP 2003044835A JP 2003044835 A JP2003044835 A JP 2003044835A JP 2006183458 A JP2006183458 A JP 2006183458A
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JP2003044835A
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Satoshi Watanabe
聡 渡辺
Minoru Kanaizuka
実 金井塚
Yasunori Fujita
泰範 藤田
Ryosuke Izawa
亮介 井澤
Toshiaki Kurihara
俊明 栗原
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Valeo Thermal Systems Japan Corp
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Valeo Thermal Systems Japan Corp
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

【課題】往復動型圧縮機において、位置決め孔の厳格な管理を不要にすると共に、ボアの変形や作動流体の内部リーク、さらには、シート不良の恐れをなくすことができるバルブ位置決め機構を提供する。
【解決手段】シリンダブロックと、シリンダボアに対応する吸入孔および吐出孔28が形成されたバルブプレート7と、シリンダブロックにバルブプレート7を介して固定されるシリンダヘッド8と、シリンダブロックを貫通するよう回転可能に設けられるシャフトと、このシャフトの回転に伴いシリンダボア内を往復動するピストンと、ピストンの往復動に伴い吸入孔及び吐出孔28を開閉するバルブ36とを有する往復動型圧縮機において、位置決めピンを用いてバルブをバルブプレートに位置決めするにあたり、位置決めピン47を、径方向への弾性を許容し、バルブプレート7に形成された位置決め孔46に圧入して該バルブプレート7に対してのみ固定する。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、往復動型圧縮機のバルブをバルブプレートに位置決めするための機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
冷媒などの作動流体を圧縮する往復動型圧縮機は、複数のシリンダボアが形成されたシリンダブロックと、それぞれのシリンダボアに対応する吸入孔および吐出孔が形成されたバルブプレートと、前記シリンダブロックにバルブプレートを介して固定され、吸入孔に連通可能な吸入室および吐出孔に連通可能な吐出室を画設するシリンダヘッドと、シリンダブロックを貫通するよう回転可能に設けられたシャフトと、このシャフトの回転に伴いシリンダボア内を往復動するピストンと、このピストンの往復動に伴い吸入孔及び吐出孔を開閉するバルブとを備えている。
【0003】
このような圧縮機において、吐出バルブをバルブプレートに固定する場合、従来においては、図7(a)に示されるように、リベット100の軸部を吐出バルブ101やリテーナ102などと共にバルブプレート103の孔104に差し込み、軸端をかしめて固定する方式を採用していたが、昨今においては、図7(b)に示されるように、シリンダヘッド105に一体に設けられたリブ105aなどを用いて吐出バルブ101やリテーナ102をバルブプレート103に押し付けて固定する方式が採用されつつある。
【0004】
このような方式によれば、バルブやリテーナをバルブプレートやシリンダヘッドによって挟持すればいいので、新たな部材が不要となり、また、シリンダヘッドの組付けと同時にバルブ等が一緒に固定されることから、バルブの組み付け作業を簡易に行うことが可能となる。ところが、このような方式においては、リベット100を用いた固定方式のように、組付けと同時にバルブ101やリテーナ102がバルブプレート103に対して適切な位置に位置決めされる保証がないので、バルブなどをバルブプレートに位置決めするには、位置決めピンを用いる必要がある。
【0005】
下記する特許文献1は、このような構成を示しているもので、同文献には、図8に示されるように、バルブプレート103やバルブ102に形成されたピン孔106、107に位置決めピン108を受容してバルブプレート103とバルブ102との予備組立てを行い、これによって形成された副組立て体を、ハウジング部分(シリンダブロック109)に形成された位置決め孔110に位置決めピン108を挿入することで当該シリンダブロック109に組付ける構成が開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特許第2826385号公報(0049〜0050欄、図7、図10)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の構成において、シリンダブロック109に対して挿入される位置決めピン108は、平行ピンやテーパピンを圧入する場合が多く、このような構成においては、位置決め孔110の公差を厳格に管理する必要があり、管理が不十分であると、ボアが変形してピストンとの間に所定のクリアランスが確保できなくなる不都合がある。また、位置決め孔110がシリンダブロック109に形成されると、そこに位置決めピンが圧入されるか否かに拘わらず作動流体がリークする可能性もある。さらには、シリンダブロック109やバルブプレート103に上述した位置決めピン108が強く圧入されると、位置決め孔110、106の回りが盛り上がって平坦度が悪くなり、これと対峙する部材との間でシール不良を起す可能性があった。
【0008】
そこで、この発明においては、ボアの変形や作動流体の内部リーク、さらには、シール不良の恐れをなくすことができるバルブ位置決め機構を提供することを課題としている。また、位置決め孔の厳格な管理を不要にしたバルブ位置決め機構を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、この発明に係るバルブ位置決め機構は、複数のシリンダボアが形成されたシリンダブロックと、それぞれの前記シリンダボアに対応する吸入孔および吐出孔が形成されたバルブプレートと、前記シリンダブロックに前記バルブプレートを介して固定され、前記吸入孔に連通可能な吸入室および前記吐出孔に連通可能な吐出室を画設するシリンダヘッドと、前記シリンダブロックを貫通するよう回転可能に設けられるシャフトと、このシャフトの回転に伴い前記シリンダボア内を往復動するピストンと、前記ピストンの往復動に伴い前記吸入孔及び前記吐出孔を開閉するバルブとを有する往復動型圧縮機に用いられ、位置決めピンを用いて前記吸入孔及び前記吐出孔を開閉する少なくとも一方のバルブを位置決めするバルブ位置決め機構において、前記バルブプレートに位置決め孔を形成し、前記位置決めピンを、前記位置決め孔に対して圧入すると共に前記バルブプレートに対してのみ固定するようにしたことを特徴としている(請求項1)。
【0010】
ここで、位置決めピンは、位置決め孔に対して径方向に弾性を持たせて圧入することが好ましく(請求項2)、また、スプリングピンによって構成しても(請求項3)、バルブと共にこのバルブのリフト量を規定するリテーナを位置決めするものであってもよい(請求項4)。
【0011】
したがって、位置決めピンを、バルブプレートに対してのみ固定するようにしたので、シリンダブロックに位置決め孔を形成する必要がなくなり、ボア変形や作動流体の内部リーク、さらにはシール不良を誘発する恐れもなくなる。特に、位置決めピンを、径方向への弾性を許容してバルブプレートの位置決め孔に圧入して固定すれば、位置決め孔の公差の厳格な管理を行わなくても、位置決めピンを位置決め孔に軽圧入することで位置決めピンの復元力で位置決め孔に固定させることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の態様を図面に基づいて説明する。図1及び図2において、往復動型圧縮機1は、冷媒を作動流体とする冷凍サイクルに用いられるもので、この圧縮機1は、フロント側シリンダブロック2と、このフロント側シリンダブロック2に組み付けられるリア側シリンダブロック4と、フロント側シリンダブロック2のフロント側(図中、左側)にバルブプレート5を介して組み付けられたフロント側シリンダヘッド6と、リア側シリンダブロック4のリア側(図中、右側)にバルブプレート7を介して組み付けられたリア側シリンダヘッド8とを有して構成されているもので、これらフロント側シリンダヘッド6、バルブプレート5、フロント側シリンダブロック2、リア側シリンダブロック4、バルブプレート7、及び、リア側シリンダヘッド8は、図示しない締結ボルトにより軸方向に締結され、圧縮機全体のハウジングを構成している。尚、図示されていないが、シリンダブロック2,4とバルブプレート5,7との間、バルブプレート5,7とシリンダヘッド6,8との間には、適宜ガスケットが介在されている。
【0013】
それぞれのシリンダブロック2,4には、後述するシャフト9を回転自在に支持するシャフト支持孔10と、このシャフト支持孔10に対して平行に、且つ、シャフト9を中心とする円周上に等間隔に配された複数の(5つの)シリンダボア11と、このシリンダボア11に平行に設けられた2つの吐出通路12と、低圧の作動流体が流通する2つの吸入通路13とが形成されている。それぞれの吐出通路12は、図示しない案内路を介して連通すると共に、後述するフロント側シリンダヘッド6に形成された吐出室14とリア側シリンダヘッド8に形成された吐出室14とに連通している。また、一方の吐出通路12にあっては、バルブプレート7などに形成された連通ポート15を介して外部サイクルへ作動流体を吐出する吐出口16に接続されている。また、吸入通路13は、下記する斜板収容室21を介してシリンダボア11と平行に設けられ、各シリンダヘッド6,8に形成された後述する吸入室17と連通する低圧通路18に接続されている。そして、それぞれのシリンダボア11内には、両頭ピストン19が往復摺動可能に挿入されている。尚、図中において20は、隣り合うシリンダボア11間に設けられた締結ボルトを挿着するボルト挿着孔である。
【0014】
フロント側シリンダブロック2とリア側シリンダブロック4の内部には、それぞれのシリンダブロックを組み付けることによって画設される斜板収容室21が形成され、この斜板収容室21には、フロント側シリンダブロック2及びリア側シリンダブロック4に形成されたシャフト支持孔10に挿入されると共に、一端がフロント側のシリンダヘッド6から突出して図示しない電磁クラッチのアマチュアに固定されるシャフト9が配設されている。。
【0015】
シャフト9には、斜板収容室21内において、該シャフト9と一体に回転する斜板22が固装されている。この斜板22は、フロント側シリンダブロック2及びリア側シリンダブロック4に対してスラスト軸受23を介して回転自在に支持されており、周縁部分が前後を挟み込むように設けられた半球体状の一対のシュー24を介して両頭ピストン19の中央部に形成されたシューポケット25に係留されている。したがって、シャフト9が回転して斜板22が回転すると、その回転運動がシュー24を介して両頭ピストン19の往復直線運動に変換され、この両頭ピストン19の往復動により、シリンダボア11内においてピストン19とバルブプレート5,7との間に形成される圧縮室26の容積が変更されるようになっている。
【0016】
それぞれのバルブプレート5,7には、図3にも示されるように、各シリンダボア11に対応して吸入孔27と吐出孔28とが形成され、また、フロント側とリア側のシリンダヘッド6,8には、圧縮室26に供給する作動流体を収容する吸入室17と、圧縮室26から吐出された作動流体を収容する吐出室14とが画設されている。吸入室17は、バルブプレート5,7の吸入孔27を介して圧縮室26と連通するようになっており、吐出室14は、吸入室17の周囲に連続的に形成されて、バルブプレート5,7の吐出孔28を介して圧縮室26と連通するようになっている。
【0017】
また、バルブプレート5,7には、該バルブプレート5,7をシリンダブロック2,4に重ねた際に、吐出通路12と対向する位置に通孔30が、吸入通路13と対向する位置に通孔31が、低圧通路18と対向する位置に通孔32が、ボルト挿着孔20と対向する位置に通孔33が、シャフト支持孔10と対向する位置に通孔34がそれぞれ形成されている。
【0018】
そして、吸入孔27は、バルブプレート5,7のシリンダブロック側端面に設けられた吸入バルブ35によって開閉され、また、吐出孔28は、バルブプレート5,7のシリンダヘッド側端面に設けられた吐出バルブ36によって開閉されるようになっている。
【0019】
したがって、ピストン19の往復動に伴い圧縮室26の容積が増大する吸入行程時においては、吸入室17から吸入孔27及び吸入バルブ35を介して圧縮室26に作動流体が吸入され、圧縮室26の容積が減少する圧縮行程時においては、圧縮室26で圧縮された作動流体が、吐出孔28及び吐出バルブ36を介して吐出室14に吐出し、吐出通路12を介して吐出口16から圧縮機外部へ圧送されるようになっている。尚、40は、吐出バルブ36のリフト量を規制するリテーナである。
【0020】
前記吸入バルブ35は、バルブプレート5,7のシリンダブロック側の端面に固定され、また、前記吐出バルブ36は、バルブプレート5,7のシリンダヘッド側の端面に固定されている。このうち、各シリンダボア11に対応する吐出バルブ36は、図4に示されるように、弁シート41の周縁を径方向に突出して舌片状に形成されているもので、これらを一体に形成してバルブプレート5,7のヘッド側端面に当接させている。この弁シート41には、該弁シート41をバルブプレート5,7に重ねた際に、通孔32と対向する位置に通孔42が、吸入孔27と対向する位置に通孔43が、通孔34と対向する位置に通孔44がそれぞれ形成されている。
【0021】
また、上述した吐出バルブ36が形成された弁シート41とバルブプレート5,7には、重ね合わせた場合に互いに整合する2箇所において位置決め孔45,46が形成され、吐出バルブ36とバルブプレート5,7とは、図5及び図6にも示されるように、これらの位置決め孔45,46に挿入される位置決めピン47により相対的に位置決めされている。また、吐出バルブ36のリフト量を規制するリテーナ40も、該リテーナ40に形成された位置決め孔48に前記位置決めピン47を挿入して吐出バルブ36の背面に位置決めされている。そして、バルブプレート5,7に仮組された吐出バルブ36及びリテーナ40は、シリンダヘッド6,8をシリンダブロック2,4に組付けることで該シリンダヘッド6,8の吸入室17と吐出室14とを隔てる隔壁6a,8aによって押圧され、バルブプレート5,7と隔壁6a,8aとの間に挟持されている。
【0022】
上述した位置決め孔45,46,48に挿入される位置決めピン47は、半径方向にばね作用を有するスプリングピンによって構成されており、初期状態においては位置決め孔45,46,48の径よりも大きく形成され、位置決め孔45,46,48に対して径を小さくした状態で軽圧入されている。また、位置決めピン47は、バルブプレート5,7のシリンダヘッダ側の端面から挿入され、シリンダブロック側の端面から吐出しない範囲で固定されるようになっている。
【0023】
したがって、位置決めピン47は、バルブプレート5,7の位置決め孔46に圧入された状態においては、径方向外側へ広がろうとするばね作用(復元力)が働き、圧入された部分の外周面が位置決め孔46の内周面に押し付けられ、位置決め孔46に固定されている。また、位置決めピン47は、径方向への弾性が許容されて圧縮された状態で軽圧入されるので、位置決め孔46を形成するにあたり、位置決め孔46の公差の厳格な管理が不要となり、位置決め孔46の回りの平坦度が損なわれることもなくなる。
【0024】
さらに、位置決めピン47は、バルブプレート5,7のシリンダブロック側端面から吐出しないように取り付けられ、バルブプレート5,7に対してのみ固定されているので、シリンダブロック2,4に位置決め孔を形成する必要がなくなる。このため、シリンダブロック2,4に位置決め孔を形成したことによる不都合、例えば、ボア形状の変形や作動流体の内部リーク、さらにはシリンダブロック2,4とこれに対峙する部材とのシール不良を誘発することがなくなる。
【0025】
尚、上述の構成例においては、吐出バルブ36を取り付ける場合の構成例を示したが、吸入バルブ35においても同様の構成を採用してもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、位置決めピンを用いてバルブなどをバルブプレートに位置決めするに際し、位置決めピンを、バルブプレートに形成された位置決め孔に圧入し、該バルブプレートに対してのみ固定するようにしたので、ボアの変形や作動流体の内部リーク、さらには、シール不良の恐れをなくすことが可能となる。特に、位置決めピンを、径方向への弾性を持たせてバルブプレートの位置決め孔に圧入する構成とすれば、位置決めピンを挿入する位置決め孔の厳格な管理が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明が適用される往復動型圧縮機を示す断面図である。
【図2】図2は、図1で示す圧縮機のシリンダブロックを示す図であり、図1のA−A線で切断した断面図である。
【図3】図3は、バルブプレートを示す図である。
【図4】図4は、バルブプレートのシンダヘッド側の端面に取り付けられる吐出バルブを示す図である。
【図5】図5は、図1で示す往復動型圧縮機のリア側のバルブプレート付近の一部を拡大して示す断面図である。
【図6】図6(a)は図5の組付け状態を構成する部品を示す分解図であり、図6(b)はスプリングピンの位置決め孔に挿着する前後の状態を示す斜視図である。
【図7】図7は、従来の固定手法を説明する図である。
【図8】図8は、位置決めピンを用いてバルブをバルブプレートに固定する従来の手法を説明する図である。
【符号の説明】
1 往復動型圧縮機
2,4 シリンダブロック
5,7 バルブプレート
6,8 シリンダヘッド
9 シャフト
11 シリンダボア
14 吐出室
17 吸入室
19 ピストン
27 吸入孔
28 吐出孔
35 吸入バルブ
36 吐出バルブ
40 リテーナ
47 位置決めピン

Claims (4)

  1. 複数のシリンダボアが形成されたシリンダブロックと、それぞれの前記シリンダボアに対応する吸入孔および吐出孔が形成されたバルブプレートと、前記シリンダブロックに前記バルブプレートを介して固定され、前記吸入孔に連通可能な吸入室および前記吐出孔に連通可能な吐出室を画設するシリンダヘッドと、前記シリンダブロックを貫通するよう回転可能に設けられるシャフトと、このシャフトの回転に伴い前記シリンダボア内を往復動するピストンと、前記ピストンの往復動に伴い前記吸入孔及び前記吐出孔を開閉するバルブとを有する往復動型圧縮機に用いられ、位置決めピンを用いて前記吸入孔及び前記吐出孔を開閉する少なくとも一方のバルブを位置決めするバルブ位置決め機構において、
    前記バルブプレートに位置決め孔を形成し、前記位置決めピンを、前記位置決め孔に対して圧入すると共に前記バルブプレートに対してのみ固定するようにしたことを特徴とするバルブ位置決め機構。
  2. 前記位置決めピンは、前記位置決め孔に対して径方向に弾性を持たせて圧入されていることを特徴とする請求項1記載のバルブ位置決め機構。
  3. 前記位置決めピンは、スプリングピンによって構成されることを特徴とする請求項1記載の往復動型圧縮機。
  4. 前記位置決めピンは、前記バルブと共にこのバルブのリフト量を規定するリテーナを位置決めするものであることを特徴とする請求項1又は2記載のバルブ位置決め機構。
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