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JP2006182553A - 給紙装置 - Google Patents

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JP2006182553A
JP2006182553A JP2004381354A JP2004381354A JP2006182553A JP 2006182553 A JP2006182553 A JP 2006182553A JP 2004381354 A JP2004381354 A JP 2004381354A JP 2004381354 A JP2004381354 A JP 2004381354A JP 2006182553 A JP2006182553 A JP 2006182553A
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JP2004381354A
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Kenji Miyamoto
健司 宮本
Hidehiro Tabuchi
秀博 田渕
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Kyocera Document Solutions Inc
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Kyocera Mita Corp
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Abstract

【課題】給紙ローラと用紙との間ですべりが生じることにより良好に画像を形成することができなくなるのを防止する。
【解決手段】給紙ローラの回転を開始してから(TA1,TA4)用紙の先端がフィードスイッチを通過するまで(TA2,TA6)の時間から理想時間Aを減算することにより、すべり時間(C1,C2)を算出する。その後の給紙時に、フィードスイッチがオフ状態となると予測されるタイミング(TA5,TA9)よりも、算出したすべり時間だけ早く給紙ローラの回転を開始させて、次の用紙の給紙を開始させる(TA4,TA8)。
【効果】給紙ローラの回転が開始されてから用紙の先端がフィードスイッチを通過するまでの時間と、給紙ローラと用紙との間ですべりが生じなかった場合に用紙の先端がフィードスイッチを通過するまでの理想時間Aとのずれをなくすことができる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、複写機などの画像形成装置に適用され、用紙セット部にセットされた複数枚の用紙を1枚ずつ送り出すことができる給紙装置に関する。
複写機などの画像形成装置の中には、複数枚の用紙をセットすることができる用紙セット部を備え、この用紙セット部にセットされている用紙を、所定時間おきに1枚ずつ給紙ローラで送り出して、各用紙に連続で画像を形成することができるようになっているものがある(たとえば、特許文献1参照)。給紙ローラにより送り出された用紙は、用紙搬送路を通って所定位置(たとえば、画像形成部)へと導かれる。用紙搬送路には、たとえば、通過する用紙を検知するためのフィードスイッチが配置されている。
この種の画像形成装置では、給紙ローラ表面の劣化などに起因して、給紙ローラで1枚ずつ用紙を送り出す際に、給紙ローラと用紙との間ですべりが生じる場合がある。
図6は、従来の画像形成装置で用紙を1枚ずつ送り出す際の給紙ローラおよびフィードスイッチの動作状態の流れを示すタイミングチャートであって、(a)は、給紙ローラと用紙との間ですべりが生じなかった場合、(b)は、給紙ローラと用紙との間ですべりが生じた場合をそれぞれ示している。
給紙ローラと用紙との間ですべりが生じなかった場合には、図6(a)に示すように、画像形成装置に備えられたスタートキーが操作されるなどの操作に応答して、給紙ローラの回転が開始された後(タイミングTB1)、用紙搬送路に送り出された用紙の先端がフィードスイッチに到達してフィードスイッチがオン状態となる(タイミングTB2)までの時間は一定であって、給紙ローラとフィードスイッチとの距離に依存する一定値(理想時間A)となる。
給紙ローラは、用紙搬送路へと送り出している用紙の後端が通過した後に停止され(タイミングTB3)、その後に、用紙の後端がフィードスイッチを通過してフィードスイッチがオフ状態となったとき(タイミングTB4)に再び回転が開始されて、次の用紙が送り出される。フィードスイッチがオン状態となってからオフ状態となるまでの時間、すなわち、用紙の先端がフィードスイッチに到達してから用紙の後端がフィードスイッチを通過するまでの時間は一定であって、用紙のサイズに依存する一定値(通紙時間B)となる。
一方、給紙ローラと用紙との間ですべりが生じた場合には、そのすべりが生じている時間(すべり時間CN(Nは自然数))だけ、用紙の先端がフィードスイッチに到達する時間が遅延することとなる。すなわち、図6(b)に示すように、スタートキーが操作されるなどの操作に応答して、給紙ローラの回転が開始された後(タイミングTC1)、用紙搬送路に送り出された用紙の先端がフィードスイッチに到達してフィードスイッチがオン状態となる(タイミングTC2)までの時間は、理想時間Aにすべり時間CNを加算した値となる。
この場合も、給紙ローラは、用紙搬送路へと送り出している用紙の後端が通過した後に停止され(タイミングTC3)、その後に、用紙の後端がフィードスイッチを通過してフィードスイッチがオフ状態となったとき(タイミングTC4)に再び回転が開始されて、次の用紙が送り出される。
特開平8−6330号公報
上記のような構成では、給紙ローラと用紙との間ですべりが生じたか否かに関わらず、用紙の後端がフィードスイッチを通過してフィードスイッチがオフ状態となった時点で次の用紙が送り出されるので、給紙ローラと用紙との間ですべりが生じた場合には、連続で給紙される各用紙の間隔(紙間)が長くなってしまう。この場合、用紙の所望の位置に画像を形成することができず、良好に画像を形成することができなくなるおそれがある。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、給紙ローラと用紙との間ですべりが生じることにより良好に画像を形成することができなくなるのを防止できる給紙装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、複数枚の用紙をセットすることができる用紙セット部(2)と、上記用紙セット部にセットされている用紙を1枚ずつ送り出すために回転される給紙ローラ(3)と、上記給紙ローラにより送り出された用紙を搬送するための用紙搬送路(5)と、上記給紙ローラの回転が開始されてから、上記給紙ローラにより送り出された用紙が上記用紙搬送路の所定位置を通過するまでの時間を計測する計時手段(7,8,9,S2〜S4)と、上記給紙ローラと用紙との間ですべりが生じなかった場合に、上記給紙ローラにより送り出された用紙が上記用紙搬送路の上記所定位置を通過するまでの理想時間(A)を記憶している理想時間記憶手段(10)と、上記計時手段により計測した時間から上記理想時間記憶手段により記憶している理想時間を差し引いたすべり時間(CN)を算出するすべり時間算出手段(8,S5)と、上記すべり時間算出手段により算出したすべり時間だけ、その後の給紙時に上記給紙ローラの回転を開始させるタイミングを早めるよう制御を行う制御手段(8,S6)とを含むことを特徴とする給紙装置(1)である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素などを表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、すべり時間算出手段により算出したすべり時間だけ、その後の給紙時に給紙ローラの回転を開始させるタイミングを早くすることができる。これにより、給紙ローラの回転が開始されてから用紙が用紙搬送路の上記所定位置を通過するまでの時間と、給紙ローラと用紙との間ですべりが生じなかった場合に用紙が用紙搬送路の上記所定位置を通過するまでの理想時間とのずれをなくすことができるので、すべりが生じた場合でも用紙の所望の位置に画像を形成することができなくなるといったことがなく、良好に画像を形成することができる。
請求項2記載の発明は、複数枚の用紙をセットすることができる用紙セット部(2)と、上記用紙セット部にセットされている用紙を1枚ずつ送り出すために回転される給紙ローラ(3)と、上記給紙ローラにより送り出された用紙を搬送するための用紙搬送路(5)と、上記給紙ローラの回転が開始されてから、上記給紙ローラにより送り出された用紙が上記用紙搬送路の所定位置を通過するまでの時間を計測する計時手段(7,8,9,E2〜E4)と、上記給紙ローラと用紙との間ですべりが生じなかった場合に、上記給紙ローラにより送り出された用紙が上記用紙搬送路の上記所定位置を通過するまでの理想時間(A)を記憶している理想時間記憶手段(10)と、上記計時手段により計測した時間から上記理想時間記憶手段により記憶している理想時間を差し引いたすべり時間(CN)を算出するすべり時間算出手段(8,E5)と、複数回の給紙時に上記すべり時間算出手段によりそれぞれ算出されるすべり時間の平均値を算出する平均値算出手段(8,E7)と、上記平均値算出手段により算出したすべり時間の平均値だけ、その後の給紙時に上記給紙ローラの回転を開始させるタイミングを早めるよう制御を行う制御手段(8,E8)とを含むことを特徴とする給紙装置である。
この構成によれば、すべり時間の平均値を算出し、その平均的なすべり時間だけ、その後の給紙時に給紙ローラの回転を開始させるタイミングを早くすることができる。したがって、すべり時間算出手段により算出されるすべり時間の誤差によって、給紙ローラの回転を開始させるタイミングにばらつきが生じるのを防止できるので、より良好に画像を形成することができる。
請求項3記載の発明は、複数枚の用紙をセットすることができる用紙セット部(2)と、上記用紙セット部にセットされている用紙を1枚ずつ送り出すために回転される給紙ローラ(3)と、上記給紙ローラにより送り出された用紙を搬送するための用紙搬送路(5)と、上記給紙ローラの回転が開始されてから、上記給紙ローラにより送り出された用紙が上記用紙搬送路の所定位置を通過するまでの時間を計測する計時手段(7,8,9,P2〜P4)と、上記給紙ローラと用紙との間ですべりが生じなかった場合に、上記給紙ローラにより送り出された用紙が上記用紙搬送路の上記所定位置を通過するまでの理想時間(A)を記憶している理想時間記憶手段(10)と、上記計時手段により計測した時間から上記理想時間記憶手段により記憶している理想時間を差し引いたすべり時間(CN)を算出するすべり時間算出手段(8,P5)と、上記すべり時間算出手段により算出されるすべり時間が所定の閾値以下であるか否かを判定する判定手段(8,E6)と、複数回の給紙時に上記すべり時間算出手段によりそれぞれ算出されるすべり時間のうち、上記判定手段により上記所定の閾値以下と判定されたすべり時間の平均値を算出する平均値算出手段(8,P8)と、上記平均値算出手段により算出したすべり時間の平均値だけ、その後の給紙時に上記給紙ローラの回転を開始させるタイミングを早めるよう制御を行う制御手段(8,P9)とを含むことを特徴とする給紙装置である。
この構成によれば、用紙の種類などに起因して極端に長いすべり時間が発生した場合に、そのすべり時間を除くすべり時間の平均値を算出し、その平均的なすべり時間だけ、その後の給紙時に給紙ローラの回転を開始させるタイミングを早くすることができる。したがって、算出されるすべり時間の誤差によって、給紙ローラの回転を開始させるタイミングにばらつきが生じるのをさらに効果的に防止できるので、さらに良好に画像を形成することができる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る給紙装置1の構成を示すブロック図である。
図1を参照して、この給紙装置1は、たとえば、複写機、ファクシミリ、プリンタなどの画像形成装置に適用され、所定時間おきに用紙を1枚ずつ送り出して、それらの用紙に対して連続で、画像形成装置に備えられた画像形成部で画像を形成(転写)させることができる。
画像形成部の構成は、たとえば、感光体、メインチャージャ、現像装置および転写装置などを含む周知の構成である。すなわち、画像形成時には、略円筒状の感光体の表面がメインチャージャによって一様に帯電され、この感光体の表面に画像データに基づいて光が照射されることにより、感光体の表面にいわゆる静電潜像が形成される。静電潜像が形成された感光体の表面には、現像装置によりトナーが選択的に付着され、トナー像が形成される。そして、感光体の表面に形成されたトナー像は、転写装置の働きによって用紙に転写される。
給紙装置1には、複数枚の用紙を積層した状態で収容可能な用紙カセット2と、この用紙カセット2に収容されている用紙を上から1枚ずつ送り出すための給紙ローラ3と、この給紙ローラ3を回転駆動するためのモータ4と、給紙ローラ3から送り出された用紙を所定位置(たとえば、画像形成部)へと搬送するための用紙搬送路5と、用紙搬送路5内の用紙を搬送するために回転される2対の搬送ローラ対6と、用紙搬送路5の所定位置(たとえば、2対の搬送ローラ対6の間)を通過する用紙を検知するためのフィードスイッチ7とが備えられている。
また、この給紙装置1には、マイクロコンピュータを含む制御部8が備えられている。制御部8には、計時を行うためのタイマ9と、各種データを記憶可能なメモリ10とが備えられている。制御部8には、モータ4やフィードスイッチ7などが電気的に接続されていて、制御部8は、フィードスイッチ7からの入力信号などに基づいて、モータ4などの制御対象の動作を制御することとなる。
図2は、用紙カセット2から用紙を1枚ずつ送り出す際の制御部8による制御内容を示すフローチャートである。また、図3は、用紙カセット2から用紙を1枚ずつ送り出す際の給紙ローラ3およびフィードスイッチ7の動作状態の流れを示すタイミングチャートである。
図2および図3を参照して、たとえば、画像形成装置に備えられたスタートキー(図示せず)が操作されるなどの操作に応答して、給紙ローラ3の回転が開始されて、給紙装置1による用紙の送り出し動作(給紙)が開始されると(ステップS1でYES;図3のタイミングTA1)、制御部8は、タイマ9による計時を開始する(ステップS2)。その後、用紙が用紙搬送路5に送り出されて、用紙の先端がフィードスイッチ7に到達すると、フィードスイッチ7がオン状態となり(ステップS3でYES;図3のタイミングTA2)、制御部8は、タイマ9による計時を終了する(ステップS4)。給紙ローラ3は、用紙搬送路5へと送り出している用紙の後端が給紙ローラ3を通過した後に停止される(タイミングTA3)。
給紙ローラ3と用紙との間ですべりが生じなければ、給紙ローラ3が回転を開始してから(給紙が開始されてから)用紙の先端がフィードスイッチ7に到達するまでの時間は一定であって、給紙ローラ3とフィードスイッチ7との距離(たとえば、200mm程度)に依存する一定値(理想時間A)となる(図6(a)参照)。しかし、給紙ローラ3と用紙との間ですべりが生じた場合には、そのすべりが生じている時間(すべり時間CN(Nは自然数))だけ、用紙の先端がフィードスイッチ7に到達する時間が遅延することとなる(図6(b)参照)。このすべり時間CNは、たとえば、10msec程度である。
制御部8のメモリ10には、理想時間Aが記憶されていて、制御部8は、タイマ9による計時を終了した後(ステップS4)、その計測した時間からメモリ10に記憶されている理想時間Aを減算することにより、すべり時間C1を算出する(ステップS5)。
ここで、フィードスイッチ7がオン状態となってからオフ状態となるまでの時間、すなわち、用紙の先端がフィードスイッチ7に到達してから用紙の後端がフィードスイッチ7を通過するまでの時間は一定であって、用紙のサイズに依存する一定値(通紙時間B)となる。したがって、制御部8は、フィードスイッチ7がオン状態となったタイミングTA2と、用紙のサイズに基づいて決定される通紙時間Bとに基づいて、フィードスイッチ7がオフ状態となるタイミング(図3におけるタイミングTA5)を予測することができる。
制御部8は、すべり時間C1を算出した後(ステップS5)、フィードスイッチ7がオフ状態となると予測されるタイミングTA5よりも、その算出したすべり時間C1だけ早く給紙ローラ3の回転を開始させて、次の用紙の給紙を開始させるとともに(ステップS6;図3のタイミングTA4)、タイマ9による計時を開始する(ステップS2)。その後、用紙が用紙搬送路5に送り出されて、用紙の先端がフィードスイッチ7に到達すると、フィードスイッチ7がオン状態となり(ステップS3でYES;図3のタイミングTA6)、制御部8は、タイマ9による計時を終了する(ステップS4)。給紙ローラ3は、用紙搬送路5へと送り出している用紙の後端が給紙ローラ3を通過した後に停止される(タイミングTA7)。
その後、制御部8は、タイマ9で計測した時間からメモリ10に記憶されている理想時間Aを減算することにより、すべり時間C2を算出する(ステップS5)。そして、制御部8は、フィードスイッチ7がオフ状態となると予測されるタイミングTA9よりも、算出したすべり時間C2だけ早く給紙ローラ3の回転を開始させて、次の用紙の給紙を開始させるとともに(ステップS6;図3のタイミングTA8)、タイマ9による計時を開始する(ステップS2)。
このようにして、制御部8は、ステップS2〜S6の制御を繰り返し、用紙カセット2に収容されているすべての用紙が送り出された時点で、給紙のための制御を終了する。
この実施形態では、算出したすべり時間CNだけ、その後の給紙時に給紙ローラ3の回転を開始させるタイミングを早くすることができる。これにより、給紙ローラ3の回転が開始されてから用紙の先端が用紙搬送路5のフィードスイッチ7を通過するまでの時間と、給紙ローラ3と用紙との間ですべりが生じなかった場合に用紙の先端が用紙搬送路5のフィードスイッチ7を通過するまでの理想時間Aとのずれをなくすことができるので、すべりが生じた場合でも用紙の所望の位置に画像を形成することができなくなるといったことがなく、良好に画像を形成することができる。
図4は、用紙カセット2から用紙を1枚ずつ送り出す際の制御部8による制御内容の第1変形例を示すフローチャートである。
図4を参照して、たとえば、画像形成装置に備えられたスタートキー(図示せず)が操作されるなどの操作に応答して、給紙ローラ3の回転が開始されて、給紙装置1による給紙が開始されると(ステップE1でYES)、制御部8は、タイマ9による計時を開始する(ステップE2)。その後、用紙が用紙搬送路5に送り出されて、用紙の先端がフィードスイッチ7に到達すると、フィードスイッチ7がオン状態となり(ステップE3でYES)、制御部8は、タイマ9による計時を終了する(ステップE4)。
その後、制御部8は、タイマ9で計測した時間からメモリ10に記憶されている理想時間Aを減算することにより、すべり時間CNを算出するとともに(ステップE5)、そのすべり時間CNをメモリ10に記憶する(ステップE6)。そして、制御部8は、メモリ10に記憶されている過去所定回数分(たとえば、過去100回分)のすべり時間CNの平均値を算出する(ステップE7)。その後、制御部8は、フィードスイッチ7がオフ状態となると予測されるタイミングよりも、算出したすべり時間CNの平均値だけ早く給紙ローラ3の回転を開始させて、次の用紙の給紙を開始させるとともに(ステップE8)、タイマ9による計時を開始する(ステップE2)。
このようにして、制御部8は、ステップE2〜E6の制御を繰り返し、用紙カセット2に収容されているすべての用紙が送り出された時点で、給紙のための制御を終了する。
この変形例では、すべり時間CNの平均値を算出し、その平均的なすべり時間だけ、その後の給紙時に給紙ローラ3の回転を開始させるタイミングを早くすることができる。したがって、算出されるすべり時間の誤差によって、給紙ローラ3の回転を開始させるタイミングにばらつきが生じるのを防止できるので、上記実施形態のような構成と比較して、より良好に画像を形成することができる。
図5は、用紙カセット2から用紙を1枚ずつ送り出す際の制御部8による制御内容の第2変形例を示すフローチャートである。
図5を参照して、たとえば、画像形成装置に備えられたスタートキー(図示せず)が操作されるなどの操作に応答して、給紙ローラ3の回転が開始されて、給紙装置1による給紙が開始されると(ステップP1でYES)、制御部8は、タイマ9による計時を開始する(ステップP2)。その後、用紙が用紙搬送路5に送り出されて、用紙の先端がフィードスイッチ7に到達すると、フィードスイッチ7がオン状態となり(ステップP3でYES)、制御部8は、タイマ9による計時を終了する(ステップP4)。
その後、制御部8は、タイマ9で計測した時間からメモリ10に記憶されている理想時間Aを減算することにより、すべり時間CNを算出する(ステップP5)。このとき、算出したすべり時間CNが所定の閾値以下(具体的には、理想時間Aの5%以下(たとえば、46msec以下))であれば(ステップP6でYES)、制御部8は、そのすべり時間CNをメモリ10に記憶し(ステップP7)、メモリ10に記憶されている過去所定回数分のすべり時間CNの平均値を算出する(ステップP8)。一方、算出したすべり時間CNが上記所定の閾値よりも長ければ(ステップP6でNO)、制御部8は、そのすべり時間CNをメモリ10に記憶することなく、メモリ10に記憶されているそれ以外の過去所定回数分のすべり時間CNの平均値を算出する(ステップP8)。
その後、制御部8は、フィードスイッチ7がオフ状態となると予測されるタイミングよりも、算出したすべり時間CNの平均値だけ早く給紙ローラ3の回転を開始させて、次の用紙の給紙を開始させるとともに(ステップP9)、タイマ9による計時を開始する(ステップP2)。
このようにして、制御部8は、ステップP2〜P9の制御を繰り返し、用紙カセット2に収容されているすべての用紙が送り出された時点で、給紙のための制御を終了する。
この変形例では、用紙の種類などに起因して極端に長いすべり時間CNが発生した場合に、そのすべり時間CNを除く過去所定回数分のすべり時間CNの平均値を算出し、その平均的なすべり時間だけ、その後の給紙時に給紙ローラ3の回転を開始させるタイミングを早くすることができる。したがって、上記第1変形例のような構成と比較して、算出されるすべり時間CNの誤差によって、給紙ローラ3の回転を開始させるタイミングにばらつきが生じるのをさらに効果的に防止できるので、さらに良好に画像を形成することができる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、上記第1および第2変形例において、すべり時間CNの平均値を算出する際(ステップE7,P8)には、過去所定回数分のすべり時間CNの平均値を算出するような構成に限らず、累積的にメモリ10に記憶される過去のすべてのすべり時間CNの平均値を算出するような構成であってもよい。
使用する用紙は、給紙装置1内に備えられた用紙カセット2に積層した状態で収容されるような構成に限らず、たとえば、給紙装置1の外部に設けられた用紙トレイ上に積層した状態で載置されるような構成であってもよい。
上記実施形態および変形例では、画像を形成するために使用する用紙を給紙するような給紙装置1を例にとって説明したが、この発明は、この種の給紙装置に限らず、スキャナに向けて原稿を1枚ずつ送り出すような給紙装置(原稿搬送装置)にも適用可能である。
この発明の一実施形態に係る給紙装置の構成を示すブロック図である。 用紙カセットから用紙を1枚ずつ送り出す際の制御部による制御内容を示すフローチャートである。 用紙カセットから用紙を1枚ずつ送り出す際の給紙ローラおよびフィードスイッチの動作状態の流れを示すタイミングチャートである。 用紙カセットから用紙を1枚ずつ送り出す際の制御部による制御内容の第1変形例を示すフローチャートである。 用紙カセットから用紙を1枚ずつ送り出す際の制御部による制御内容の第2変形例を示すフローチャートである。 従来の画像形成装置で用紙を1枚ずつ送り出す際の給紙ローラおよびフィードスイッチの動作状態の流れを示すタイミングチャートであって、(a)は、給紙ローラと用紙との間ですべりが生じなかった場合、(b)は、給紙ローラと用紙との間ですべりが生じた場合をそれぞれ示している。
符号の説明
1 給紙装置
2 用紙カセット
3 給紙ローラ
5 用紙搬送路
7 フィードスイッチ
8 制御部
9 タイマ
10 メモリ

Claims (3)

  1. 複数枚の用紙をセットすることができる用紙セット部と、
    上記用紙セット部にセットされている用紙を1枚ずつ送り出すために回転される給紙ローラと、
    上記給紙ローラにより送り出された用紙を搬送するための用紙搬送路と、
    上記給紙ローラの回転が開始されてから、上記給紙ローラにより送り出された用紙が上記用紙搬送路の所定位置を通過するまでの時間を計測する計時手段と、
    上記給紙ローラと用紙との間ですべりが生じなかった場合に、上記給紙ローラにより送り出された用紙が上記用紙搬送路の上記所定位置を通過するまでの理想時間を記憶している理想時間記憶手段と、
    上記計時手段により計測した時間から上記理想時間記憶手段により記憶している理想時間を差し引いたすべり時間を算出するすべり時間算出手段と、
    上記すべり時間算出手段により算出したすべり時間だけ、その後の給紙時に上記給紙ローラの回転を開始させるタイミングを早めるよう制御を行う制御手段とを含むことを特徴とする給紙装置。
  2. 複数枚の用紙をセットすることができる用紙セット部と、
    上記用紙セット部にセットされている用紙を1枚ずつ送り出すために回転される給紙ローラと、
    上記給紙ローラにより送り出された用紙を搬送するための用紙搬送路と、
    上記給紙ローラの回転が開始されてから、上記給紙ローラにより送り出された用紙が上記用紙搬送路の所定位置を通過するまでの時間を計測する計時手段と、
    上記給紙ローラと用紙との間ですべりが生じなかった場合に、上記給紙ローラにより送り出された用紙が上記用紙搬送路の上記所定位置を通過するまでの理想時間を記憶している理想時間記憶手段と、
    上記計時手段により計測した時間から上記理想時間記憶手段により記憶している理想時間を差し引いたすべり時間を算出するすべり時間算出手段と、
    複数回の給紙時に上記すべり時間算出手段によりそれぞれ算出されるすべり時間の平均値を算出する平均値算出手段と、
    上記平均値算出手段により算出したすべり時間の平均値だけ、その後の給紙時に上記給紙ローラの回転を開始させるタイミングを早めるよう制御を行う制御手段とを含むことを特徴とする給紙装置。
  3. 複数枚の用紙をセットすることができる用紙セット部と、
    上記用紙セット部にセットされている用紙を1枚ずつ送り出すために回転される給紙ローラと、
    上記給紙ローラにより送り出された用紙を搬送するための用紙搬送路と、
    上記給紙ローラの回転が開始されてから、上記給紙ローラにより送り出された用紙が上記用紙搬送路の所定位置を通過するまでの時間を計測する計時手段と、
    上記給紙ローラと用紙との間ですべりが生じなかった場合に、上記給紙ローラにより送り出された用紙が上記用紙搬送路の上記所定位置を通過するまでの理想時間を記憶している理想時間記憶手段と、
    上記計時手段により計測した時間から上記理想時間記憶手段により記憶している理想時間を差し引いたすべり時間を算出するすべり時間算出手段と、
    上記すべり時間算出手段により算出されるすべり時間が所定の閾値以下であるか否かを判定する判定手段と、
    複数回の給紙時に上記すべり時間算出手段によりそれぞれ算出されるすべり時間のうち、上記判定手段により上記所定の閾値以下と判定されたすべり時間の平均値を算出する平均値算出手段と、
    上記平均値算出手段により算出したすべり時間の平均値だけ、その後の給紙時に上記給紙ローラの回転を開始させるタイミングを早めるよう制御を行う制御手段とを含むことを特徴とする給紙装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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