JP2006172521A - ディスクカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【課題】 カートリッジ本体を構成する少なくとも一方のハーフを二色モールド成型体としたときに、ゲート痕等が外観上現れないようにし、見栄えを良くする。
【解決手段】 光ディスク2と、光ディスク2を回転可能に収納するとともに、ヘッド用開口部13が設けられたカートリッジ本体5を備える。カートリッジ本体5は、一対のハーフ3,4を突き合わせ結合されてなり、下ハーフ4は、不透明な第1の合成樹脂により成型された外枠4a内に、透明な第2の合成樹脂により成型された透明板4bを配設した二色モールド成型体である。透明板4bには、アンカー片35,36が外側に突出して形成されている。
【選択図】 図4
【解決手段】 光ディスク2と、光ディスク2を回転可能に収納するとともに、ヘッド用開口部13が設けられたカートリッジ本体5を備える。カートリッジ本体5は、一対のハーフ3,4を突き合わせ結合されてなり、下ハーフ4は、不透明な第1の合成樹脂により成型された外枠4a内に、透明な第2の合成樹脂により成型された透明板4bを配設した二色モールド成型体である。透明板4bには、アンカー片35,36が外側に突出して形成されている。
【選択図】 図4
Description
本発明は、カートリッジ本体が二色モールド成型された光ディスク等のディスクを収納したディスクカートリッジに関する。
記録媒体を収納するカートリッジ本体を二色モールド成型したものとして下記特許文献1がある。例えば、カートリッジ本体を構成する一方のハーフは、略透明の主面板を不透明の外枠に結合するようにして構成される。合成樹脂をモールド成型する場合には、必ず成型品に、ゲート痕が発生する。このゲート痕は、見栄えを悪化させるため、外観上見えない又は目立たないようにする必要がある。また、二色モールド成型をする際には、最初に内側の部材を成型し、次いで外枠を成型する。したがって、内側の部材を成型した後に内側の部材を可動金型に保持させて外枠を成型する固定金型に移動させる必要がある。
本発明の目的は、上述したような従来のディスクカートリッジが有する問題点を解決することができる新規なディスクカートリッジを提供することにある。
本発明の他の目的は、カートリッジ本体を構成する少なくとも一方のハーフを二色モールド成型体としたときに、アンカー片やゲート痕等が外観上現れないようにし、見栄えを良くすることができるディスクカートリッジを提供することにある。
本発明に係るディスクカートリッジは、ディスクと、上記ディスクを回転可能に収納するとともに、上記ディスクの一部を内外周に亘って外方に臨ませる記録及び/又は再生用開口部が設けられたカートリッジ本体を備える。上記カートリッジ本体は、一対のハーフを突き合わせ結合されてなる。上記少なくとも一方のハーフは、第1の合成樹脂により成型された外枠内に、第2の合成樹脂により成型された主面板を配設した二色モールド成型体である。上記主面板には、アンカー片が外側に突出して形成されている。
本発明に係るディスクカートリッジは、主面板を成型する際に固定金型に保持させるためのアンカー片が枠体に覆われるので、全体の見栄えが悪化することを防止することができる。また、アンカー片の部分を主面板を成型する際のゲート部分とすることによって、外観上、主面板を成型するためのゲートを見えなくすることができる。
以下、本発明を適用したディスクカートリッジについて、図面を参照して説明する。
本発明に係るディスクカートリッジ1を説明すると、このディスクカートリッジ1は、ディスク状記録媒体として、例えば、光ディスク2を回転可能に収納したものであって、図1及び図2に示すように、上下一対のハーフ3,4を突き合わせ結合したカートリッジ本体5を備え、このカートリッジ本体5内に光ディスク2を回転可能に収納している。上下ハーフ3,4は、二色モールド成型体であり、外側が不透明で内側が透明となるように成型されている。
このディスクカートリッジ1は、例えばテレビジョンゲームを実行するプログラムデータやビデオデータが記録された光ディスク2を収納したものであり、しかも、極めて小型に構成されている。このディスクカートリッジ1は、例えば、直径を60mm程度とする小径の光ディスク2を収納したものであって、片手の掌に収納し得る程度の大きさに形成されている。
このディスクカートリッジ1を構成するカートリッジ本体5は、図1乃至図3に示すように、このディスクカートリッジ1が装脱されるディスク記録及び/又は再生装置への挿入端側となる一の側面である前面側を円弧状部7として形成している。この円弧状部7は、図3に示すように、カートリッジ本体5のディスク収納部6に収納された光ディスク2の中心を中心P0として半径R1を一定にしたほぼ半円の円弧状に形成されている。すなわち、円弧状部7は、カートリッジ本体5に収納された光ディスク2の半円に相当する部分と対向するような半円として形成されている。
カートリッジ本体5の円弧状部7に連続する相対向する側面は、互いに平行な側面8,9として形成され、円弧状部7と対向する背面側は、なだらかに湾曲して連続する湾曲部10として形成されている。すなわち、カートリッジ本体5の背面側は、カートリッジ本体5の前面側に構成された半円状の円弧状部7より大きな半径である円弧状部7より曲率が小さい湾曲部10とされている。
ディスクカートリッジ1は、挿入端側となる一の側面である前面を他の面に比し大きく湾曲したほぼ半円の円弧状部7としているので、カートリッジ挿脱口を介してスロットイン方式により装脱が行われるディスク記録及び/又は再生装置へ挿入への挿入を容易に判別できる。特に、掌内に収納できる程度に小型化したディスクカートリッジ1にあっては、手で握った感覚でも挿入方向の識別を行うことができるので、誤挿入を防止して正確にディスク記録及び/又は再生装置に装着することも可能となる。しかも、このディスクカートリッジ1は、スロットイン方式のディスク記録及び/又は再生装置へ挿入操作が容易となるばかりか、確実な挿入操作を実現できる。更に、このディスクカートリッジ1は、挿入端側をほぼ半円の円弧状部7とし、更に加えて円弧状部7と対向する背面も湾曲部10としているので、収納する光ディスク2に対し一層の小型化が実現されている。
そして、本発明に係るディスクカートリッジ1は、カートリッジ本体5の下面側を構成する下ハーフ4の中央部に、図2及び図3に示すように、カートリッジ本体5に収納した光ディスク2の中心部に形成したセンター穴11及びその周縁を外方に臨ませる円形の駆動部用開口部12が形成されている。駆動部用開口部12は、ディスクカートリッジ1が装着されるディスク記録及び/又は再生装置側に設けられたディスク回転駆動機構の一部を構成する例えばターンテーブルが進入する。すなわち、駆動部用開口部12は、光ディスク2を回転駆動させるための機構の一部が進入する開口部として機能する。
また、下ハーフ4には、図2及び図3に示すように、記録及び/又は再生用開口部を構成するヘッド部用開口部13が形成されている。ヘッド部用開口部13は、カートリッジ本体5の一方の側面8側に位置し、駆動部用開口部12に近接した位置から側面8に亘って矩形状に形成されている。すなわち、ヘッド部用開口部13は、カートリッジ本体5に収納された光ディスク2の信号記録領域の一部を内外周に亘って外方に臨ませる足る大きさの矩形状に形成されている。ここで、ヘッド部用開口部13は、図2に示すように、一方の側面8に位置する側を開放して形成されている。このように、ヘッド部用開口部13の側面8側が開放されることにより、光ディスク2の最外周位置までヘッド部の走査領域とすることができるので、光ディスク2の信号記録領域を大きくでき、光ディスク2の記録容量を大きくすることができる。また、ヘッド部用開口部13は、駆動部用開口部12に連続することなく、駆動部用開口部12との間に連接部を残して形成されているので、下ハーフ4の機械的強度を維持することができる。
この下ハーフ4は、二色モールド成型により、不透明な外枠4aの内側に透明板4bが配設されてなり、内部の光ディスク2を目視することができるようになっている。
下ハーフ4に突き合わせ結合されてカートリッジ本体5の上面側を構成する上ハーフ3の光ディスク2と対向する面は、図1に示すように、開口部等が設けられることなく平坦な面とされている。この上ハーフ3は、不透明な外枠3aの内側に透明板3bが配設され、内部に収納した光ディスクを目視することができるようになっている。例えば、ユーザは、光ディスク2の表面に印刷された内容を、上ハーフ3を介して見ることができる。
カートリッジ本体5の周面を構成する外周壁15は、上下ハーフ3,4の突き合わせ面側に形成した立ち上がり周壁16,17を突き合わせることによって形成される。上下ハーフ3,4は、立ち上がり周壁16,17の先端面を、熱又は超音波溶着することにより一体的に結合される。
また、下ハーフ4には、図2及び図3に示すように、このディスクカートリッジ1をディスク記録及び/又は再生装置に装着したとき、装着基準面となり、装置側に設けた位置決めピンが係合する第1及び第2の位置決め孔18,19が設けられている。なお、第1及び第2の位置決め孔18,19は、円形に形成されたディスク収納部6と湾曲部10とにより囲まれた左右の各領域にそれぞれ設けられている。
なお、ディスクカートリッジ1は、収納した光ディスク2の記録容量や光ディスク2の種類を識別するための複数のディスク識別部を下ハーフ4側に形成するようにしても良い。例えば、ディスク識別部は、図2及び図3に示すように、ディスク収納部6と湾曲部10とにより囲まれた領域内に形成することができる。ここで、ディスク収納部6と湾曲部10とにより囲まれた領域に設けられるディスク識別部は、下ハーフ4の一部に透孔若しくは有底の凹部を形成し、ディスク収納部6に塵埃等が進入しないように構成すると良い。
以上のように構成されたディスクカートリッジ1は、ヘッド部用開口部13を開閉するシャッタ部材を設けることなく構成され、部品点数の削減が図られている。ところで、このディスクカートリッジ1が互換性の図られたシャッタ部材が取り付けられているディスクカートリッジも装着可能なディスク記録及び/又は再生装置に設けられるカートリッジ装着装置に装着されると、カートリッジ装着装置のディスクカートリッジ1を保持するカートリッジホルダに設けられたシャッタ開放操作機構によりカートリッジ本体5の一方の側面8が直接押圧された状態になる。さらに、カートリッジホルダの所定位置に装着された状態においても、シャッタ開放操作機構による押圧力を受けたままの状態におかれる。すなわち、ディスクカートリッジ1は、シャッタ部材が存在しないので、シャッタ開放操作機構が直接カートリッジ本体5を押圧してしまう。
そこで、ディスクカートリッジ1は、ディスクカートリッジ1と互換性の図られたシャッタ部材を備えたディスクカートリッジが装着されるカートリッジホルダに装着されたとき、シャッタ開放操作機構から押圧力を回避するための押圧力回避部23が設けられている。押圧力回避部23は、ディスクカートリッジ1がカートリッジホルダの所定装着位置に装着されたとき、シャッタ開放操作機構と対向する位置に設けられる。
押圧力回避部23は、カートリッジ本体5の一方の側面8の下ハーフ4側の部分に凹部として形成されている。この押圧力回避部23は、シャッタ開放操作機構からの押圧力を回避するためのものであるので、シャッタ開放操作機構がカートリッジ本体5に接触しないようにするための形状及び深さの凹部として形成されている。
すなわち、押圧力回避部23は、シャッタ開放操作機構が一旦係合したとき容易に抜けないようにするため凹部として形成されている。そして、押圧力回避部23が係合するときには、シャッタ開放操作機構の板バネを弾性変位させながら押圧力回避部23の一方の立ち上がり部を乗り上げるようにして係合していく。したがって、このディスクカートリッジ1は、ヘッド部用開口部13を開閉するシャッタ部材が設けられ、このシャッタ部材を閉塞位置に保持しておく機構が設けられたディスクカートリッジが装着されるカートリッジ装着装置に装着した場合にも、シャッタ開放操作機構からの負荷を受けることなく安定した状態で装着することができる。
以上のようなディスクカートリッジ1は、上述のように、カートリッジ本体5を構成する上下ハーフ3,4は、二色モールド成型されてなり、内部の光ディスク2を外側から目視することができるようになっている。そこで、以下、下ハーフ4を例に取り、その構成を説明する。
この下ハーフ4は、図4乃至図6に示すように、不透明の外枠4aの内側に、透明板4bが配設されてなる。不透明の外枠4aは、例えば、不透明のポリカーボネート等の第1の合成樹脂で成型され、透明板4bは、透明なポリカーボネート等の第2の合成樹脂で成型される。
不透明な外枠4aは、透明板4bが配設されるほぼ全体に亘って形成された開口部31が形成されている。外枠4aの周囲には、カートリッジ本体5の外周壁15を構成する立ち上がり周壁17が形成されている。この立ち上がり周壁17は、カートリッジ本体5の円弧状部7側において、光ディスク2を収納するディスク収納部6を構成する。また、下ハーフ4には、カートリッジ本体5の湾曲部10側の立ち上がり周壁17の内側に、略円弧をなしてディスク収納部6を構成するディスク収納壁6aが形成されている。立ち上がり周壁17の先端面には、図5に示すように複数箇所に、第1の溶着リブ17aが突出して形成されている。この第1の溶着リブ17aは、例えば立ち上がり周壁17の先端面から略0.2mm、先鋭状に突出するように形成されている。
立ち上がり周壁17は、ヘッド部用開口部13に隣接する端部17bが他の部分より僅かに高く形成されている。例えば、他の部分の立ち上がり周壁17の高さを2.15mmとしたとき、この端部17bの高さは、これより0.1mm程度高くなるように形成されている。この端部17bは、第1の溶着リブ17aが形成されていないが、他の部分より高く形成されていることで、相手となる上ハーフ3の立ち上がり周壁16のヘッド部用開口部13に隣接する端部と特に高い圧力で圧接されることになり、隙間がなくなり、ディスク収納部6に塵埃等が侵入することを防止することができる。
なお、この端部17bの内側に位置するディスク収納部6を構成するディスク収納壁6aのヘッド部用開口部13に隣接する端部6bには、第2の溶着リブ6cが形成されている。したがって、ヘッド部用開口部13近傍においても、上下ハーフ3,4を確実に結合することができる。
カートリッジ本体5の湾曲部10側に形成されているディスク収納部6を構成するディスク収納壁6aには、図4に示すように、ヘッド部用開口部13から離れた第2の位置決め孔19の近傍に第1の切欠部32が形成されている。この第1の切欠部32には、下ハーフ4を二色モールド成型する際、透明板4bを可動金型に食い込ませる第1のアンカー片35が結合される。また、ディスク収納壁6aには、図4に示すように、ヘッド部用開口部13よりの第1の位置決め孔18の近傍に第2の切欠部33が形成されている。この第2の切欠部33には、下ハーフ4を二色モールド成型する際、第1のアンカー片35と共に、透明板4bを可動金型に食い込ませる第2のアンカー片36が結合される。
更に、外枠4aには、立ち上がり周壁17とディスク収納壁6aとに囲まれた領域であって、ヘッド部用開口部13から離れた第2の位置決め孔19の近傍に、外枠4aを射出成型する際の外枠ゲート部34が形成されている。この外枠ゲート部34は、下ハーフ4の内面に設けられることで、ディスクカートリッジ1の外観上見えなくすることができる。また、外枠ゲート部34は、ヘッド部用開口部13の反対側に設定することで、容易に外枠4aを成型するための第1の合成樹脂をキャビティー内に充填することができる。
以上のような外枠4aには、透明板4bが開口部31を閉塞するように取り付けられている。この透明板4bには、上述した第1の切欠部32に挿入される第1のアンカー片35が形成されている。この第1のアンカー片35は、下ハーフ4を二色モールド成型をする際に透明板4bを可動金型に食い込ませるためのものである。この第1のアンカー片35には、透明板4bを射出成型する際の透明板ゲート部35aが形成されている。また、透明板4bには、上述した第1の切欠部33に挿入される第2のアンカー片36が形成されている。この第2のアンカー片36も、下ハーフ4を二色モールド成型をする際に透明板4bを可動金型に食い込ませるためのものである。
次に、外枠4aに透明板4bを組み合わせた下ハーフ4を二色モールド成型する際の成型方法を説明する。この下ハーフ4の成型装置101は、図7(A)に示すように、一次側の樹脂供給シリンダ102を接続した一次側の固定金型103に可動金型104を型締めし、透明板4bの透明な第2の合成樹脂105を射出成型した後、一次側の固定金型103から可動金型104を離型及びゲートカットする。
ここで、透明板4bを成型するに当たっては、ヘッド部用開口部13から離れた第1のアンカー片35の透明板ゲート部35aの部分より透明な第2の合成樹脂105が射出される。透明な第2の合成樹脂105は、透明板ゲート部35aの部分より図4中矢印Xに示すように、駆動部用開口部12の両側から円弧状部7側に流れ合流する。また、一次側の固定金型103から可動金型104を離型するに当たっては、透明板4bは、第1及び第2のアンカー片35,36によって可動金型104に保持されることになるが、透明板4bは、特に、ヘッド部用開口部13から離れた機械的強度の高い位置に第1のアンカー片35が形成されていることから、固定金型103から可動金型104を離型する際に、変形し又は破損することを防止することができる。
次いで、成型装置101は、この可動金型104を二次側の固定金型106側に移動させた後、図7(B)に示すように、この二次側の固定金型106に可動金型104を型締めし、第2の合成樹脂105で成型された透明板4bの周囲に外枠4aの不透明な第1の合成樹脂107を射出成型し、二次側の固定金型106可動金型104を離型及びゲートカットする。なお、可動金型104には、第1の合成樹脂107を供給する二次側の樹脂供給シリンダ108が接続されている。
ここで、透明板4bに枠体4bを成型するに当たっては、図4に示すように、ヘッド部用開口部13から離れた外枠ゲート部34の部分より不透明な第1の合成樹脂107が射出される。不透明な第1の合成樹脂107は、外枠ゲート部34の部分より図4中矢印Y方向に流れ、第1及び第2のアンカー片35,36を覆い、更に、ヘッド部用開口部13の両端部にまで流れることになり、固化したとき、外枠4aは、透明板4bと一体化される。
以上のような下ハーフ4の製造方法によれば、透明板4bを成型した際に、ヘッド部用開口部13から離れた機械的硬度のある位置の第1のアンカー片35、更には第2のアンカー片36によって、固定金型103からの離型時に可動金型10に保持されることから、透明板4bが変形し又は破損することを防止することができる。また、透明板4bに外枠4aを成型するとき、第1及び第2のアンカー片35,36は、外枠4aによって覆われることになり、これによって、二色モールド成型に必要なアンカー片35,36を外観上隠すことができる。また、透明板4bを成型する際の透明板ゲート部35aは、第1のアンカー片35に形成されることから、下ハーフ4の完成時、外観上に現れないようにすることができる。
以上、下ハーフ4を二色モールド成型する場合を説明したが、この方法は、上ハーフ3を二色モールド成型する際にも適用することができる。また、本発明では、ヘッド部用開口部13から離れた位置の第1のアンカー片35を透明板4bに設ければ、特に、第2のアンカー片36を設ける必要はない。また、第2のアンカー片13を設ける場合にも、その位置は、特に限定されるものではない。
以上のように構成されたディスクカートリッジ1は、カートリッジ本体5の円弧状部7を挿入端として記録及び/又は再生装置に挿入され、装着部に位置決めして装着される。これと同時に、ディスクカートリッジ1に収納された光ディスク2は、装着部に設けられたターンテーブルに装着され、ディスク回転駆動機構によって回転駆動可能な状態となる。このとき、開放されたヘッド部用開口部13を介して光ヘッド部が光ディスク2に対向する。この状態でディスク回転駆動機構を駆動し、光ヘッド部を動作させることにより、光ディスク2に記録された情報信号の再生が可能となる。
上述した説明では、本発明を再生専用の光ディスクを収納した例を挙げて説明したが、本発明は、記録再生が可能な光ディスク等、その他のディスク状記録媒体やクリーニングディスクを収納したディスクカートリッジにも適用でき、上述したディスクカートリッジに適用した場合と同様の利点を得ることができる。
また、上述した説明において、ディスクカートリッジの一層の小型化を実現するため、カートリッジ本体として前面側を円弧状部としたものを用いた例を挙げて説明したが、本発明は、このようなカートリッジ本体を用いるものに限定されることなく、従来広く用いられている矩形状のカートリッジ本体を用いたディスクカートリッジにも適用することができる。
1 ディスクカートリッジ、2 光ディスク、3 上ハーフ、4 下ハーフ、4a 外枠、4b 透明板、5 カートリッジ本体、13 ヘッド部用開口部、31 開口部、32 第1の切欠部、33 第2の切欠部、34 外枠ゲート部、35 第1のアンカー片、35a 透明板ゲート部、36 第2のアンカー片、101 成型装置、102 一次側の樹脂供給シリンダ、103 一次側の固定金型、104 可動金型、105 第2の合成樹脂、106 二次側の固定金型、107 第1の合成樹脂、108 二次側の樹脂供給シリンダ
Claims (7)
- ディスクと、
上記ディスクを回転可能に収納するとともに、上記ディスクの一部を内外周に亘って外方に臨ませる記録及び/又は再生用開口部が設けられたカートリッジ本体を備え、
上記カートリッジ本体は、一対のハーフを突き合わせ結合されてなり、
上記少なくとも一方のハーフは、第1の合成樹脂により成型された外枠内に、第2の合成樹脂により成型された主面板を配設した二色モールド成型体であり、
上記主面板には、アンカー片が外側に突出して形成されていることを特徴とするディスクカートリッジ。 - 上記記録及び/又は再生用開口部は、上記カートリッジ本体の記録及び/又は再生装置への挿入端側に設けられ、
上記アンカー片は、上記記録及び/又は再生用開口部とは反対側に形成されていることを特徴とする請求項1記載のディスクカートリッジ。 - 上記カートリッジ本体は、上記記録及び/又は再生装置への挿入端側が円弧状をなすように形成されていることを特徴とする請求項1記載のディスクカートリッジ。
- 上記一方のハーフの略中央部には、上記記録及び/又は再生用開口部と非連続に、上記ディスクを回転する駆動部用開口部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のディスクカートリッジ。
- 上記アンカー片に、上記主面板を成型する際のゲート部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のディスクカートリッジ。
- 上記外枠の上記アンカー片の近傍に、上記外枠を成型する際のゲート部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のディスクカートリッジ。
- 上記主面板は、透明又は半透明に形成されていることを特徴とする請求項1記載のディスクカートリッジ。
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