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JP2006165365A - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】0.3μm未満の幅を有する素子分離領域によって電気的に分離された電界効果トランジスタの信頼性を向上させることのできる技術を提供する。
【解決手段】マスクROM領域のゲート長方向に隣接する電界効果トランジスタを電気的に分離する素子分離領域を、その電界効果トランジスタのゲート電極と同時に形成されるフィールドプレート分離によって構成する。これにより、素子分離領域の分離幅を0.3μm未満と相対的に狭くした場合でも、素子分離領域に挟まれた活性領域ACTに発生する応力を相対的に小さくすることができるので、応力を起因とする結晶欠陥の発生が緩和または抑制できて、電界効果トランジスタのソースとドレインとの間に所望しないリーク電流が具合を低減することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、半導体装置および半導体装置の製造技術に関し、特に、0.3μm未満の幅を有する素子分離により電気的に分離される複数の電界効果トランジスタの製造に適用して有効な技術に関するものである。
隣接する半導体素子を電気的に分離する素子間分離の1つに浅溝アイソレーション(Shallow Trench Isolation:以下、STIという)がある。このSTIは、基板の素子分離領域に、例えば0.4μm程度の深さの溝を掘り、そこに絶縁膜を埋め込んだ構造、またはそのような構造を有している。
例えば特開2003−203989号公報(特許文献1)には、pチャネル型電界効果トランジスタのチャネル部分に圧縮応力が発生するように、複数のトランジスタにまたがる長いアクティブをゲート電極ごとに分断して、ゲート電極とゲート電極の間に充分に細いSTIを配置した半導体装置が開示されている。
また、特開2004−200650号公報(特許文献2)には、複数個のNMISトランジスタを取り囲むようにして、p型基板の表面に形成されたp拡散層からなるガードリングを有し、複数個のNMISトランジスタとガードリングとの間に素子分離絶縁膜が形成された静電気放電保護素子が開示されている。
特開2003−203989号公報 特開2004−200650号公報
データの書き込みおよび消去を電気的に行うことが可能な不揮発性メモリの一種であるフラッシュメモリについては、以下に説明する種々の技術的課題が存在する。
本発明者は、同一チップ上にマスクROM(Read Only Memory)を混載した4Gbitフラッシュメモリの製品開発を進めている。その製品開発においては、さらなる半導体素子の微細化が要求されており、これに関する様々な検討が行われているが、未だ幾つかの課題が残されている。例えば1Gbitフラッシュメモリでは0.3μm程度としていたマスクROMが形成される領域における素子分離の最小幅を4Gbitフラッシュメモリでは0.3μm未満としている。しかしながら、素子分離の幅を0.3μm未満とすると、マスクROMを構成する電界効果トランジスタのソースとドレインとの間に所望しないリーク電流が流れて、消費電力の増加またはROMデータの破壊などの問題が生じることが明らかとなった。
マスクROMを構成する複数個の電界効果トランジスタは、0.3μm未満の幅を有する素子分離を挟んで並列に配置されており、この素子分離はSTIによって構成されている。STIの形成後には酸化処理または熱処理が基板に施されるが、この時、STIの溝の内部に埋め込まれた絶縁膜の体積が膨張または縮小することで活性領域に応力が発生する(例えば特許文献1参照)。その結果、この応力が起因となって活性領域に結晶欠陥が発生し、上記リーク電流が流れると考えられる。
本発明の目的は、0.3μm未満の幅を有する素子分離領域によって電気的に分離された電界効果トランジスタの信頼性を向上させることのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明による半導体装置は、半導体基板の主面に形成され、複数の電界効果トランジスタを備えるマスクROM領域と、電界効果トランジスタがそれぞれ形成される複数の活性領域と、隣接する活性領域を電気的に分離する素子分離領域とを有しており、電界効果トランジスタのゲート長方向と垂直方向に位置する素子分離領域をフィールドプレート分離により構成するものである。
本発明による半導体装置の製造方法は、半導体基板の主面上のマスクROM領域に、第1方向に延びる浅溝アイソレーションを形成して、浅溝アイソレーションに囲まれた活性領域を形成する工程と、半導体基板の活性領域の表面にゲート絶縁膜を形成する工程と、ゲート絶縁膜上に第1方向と垂直な第2方向に延びる複数の電界効果トランジスタの第1ゲート電極を形成し、同時に、第1方向に隣接して配置される電界効果トランジスタを電気的に分離する領域に、第2方向に延びるフィールドプレート分離の第2ゲート電極を形成する工程とを有するものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
素子分離領域を有する半導体装置において、結晶欠陥を起因とするリーク電流、例えば電界効果トランジスタのソースとドレインとの間に所望しないリーク電流が流れる不具合を低減して、電界効果トランジスタの信頼性が向上する。
本実施の形態において、便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、本実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。さらに、本実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、本実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、本実施の形態で用いる図面においては、平面図であっても図面を見易くするためにハッチングを付す場合もある。また、本実施の形態においては、電界効果トランジスタを代表するMIS・FET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)をMISと略し、pチャネル型のMIS・FETをpMISと略し、nチャネル型のMIS・FETをnMISと略す。
また、本実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図39は、本実施の形態1によるフラッシュメモリを搭載した半導体装置の半導体チップ内部の主な回路ブロックを示したチップ構成図である。
半導体装置FMは、半導体基板の主面の大半を占めて配置されるフラッシュメモリのメモリアレイMAと、メモリセルを選択するデコーダ部SDと、微弱な信号を増幅し、データを記憶するセンスアンプデータラッチ部SLと、これら回路部を制御する論理部とで構成され、さらにマスクROM領域MRおよび電源DCなどが含まれる。メモリアレイMAは所定のピッチで配置される所定数のワード線と、これに対して垂直な方向に所定のピッチで配置される所定数のビット線と、これらのワード線およびビット線の実質的な交点に格子配列される多数のメモリセルとを有している。
本実施の形態1によるフラッシュメモリの製造方法の一例を図1〜図14を用いて工程順に説明する。ここではNOR型フラッシュメモリの製造方法に本発明を適用した場合の一例を説明する。
図1および図2は、本実施の形態1のフラッシュメモリの製造工程中の図を示している。図1(a)は、マスクROM領域、例えば前記図39のマスクROM領域MRの要部平面図、図1(b)は、マスクROM領域以外の周辺回路領域(以下、他周辺回路領域という)の要部平面図であり、例えば前記図39のデコーダ部SD、センスアンプデータラッチ部SL、論理部および電源部DC等を構成する半導体素子の要部平面図である。図2は、マスクROM領域、他周辺回路領域およびメモリアレイを含む要部断面図であり、マスクROM領域では、図1(a)のA−A線における要部断面図を示す。
例えば単結晶シリコンからなる半導体基板(この段階では半導体ウエハと称する平面略円形状の半導体の薄板)1の主面に、例えば溝型の分離部SIおよびこれに取り囲まれるように配置された活性領域ACTを形成する。ここで、分離部SIは、0.3μm以上の幅を有する素子分離領域(以下、第1素子分離領域という)に形成され、0.3μm未満の幅を有する素子分離領域(以下、第2素子分離領域という)には形成されない。第1素子分離領域は、例えばマスクROM領域に形成されるnMISのうち、ローカルワード線のゲート幅方向に隣接するnMISの素子分離、他周辺回路領域に形成されるnMISおよびpMISの素子分離、ならびにメモリアレイの素子分離に用いられる領域である。また、第2素子分離領域は、例えばマスクROM領域に形成されるnMISのうち、ローカルワード線のゲート長方向に隣接するnMISの素子分離に用いられる領域である。すなわち、第2素子分離領域は、マスクROM領域の活性領域ACTの一部に形成される領域である。従って、本実施の形態1においては、追って詳細に説明するように、マスクROM領域のローカルワード線のゲート長方向に隣接するnMISを電気的に分離する領域のみに、フィールドプレート分離(以下、分離MISという)の分離用ゲート電極が形成される。
また、本実施の形態1においては、第2素子分離領域に形成される分離MISは、ゲート長方向において、・・・分離MIS、nMIS、nMIS、分離MIS、nMIS・・・となるような順番で形成されている場合を例示する。
分離部SIは、例えば以下のように形成される。まず、半導体基板1を850℃程度の酸化雰囲気中で熱処理して、その主面に厚さ10nm程度のパッド酸化膜を形成する。
続いてこのパッド酸化膜上に厚さ120nm程度の窒化シリコン膜をCVD(Chemical Vapor Deposition)法により堆積した後、フォトリソグラフィ法によって形成されたレジストパターンをマスクとして、そこから露出する第1素子分離領域の窒化シリコン膜とパッド酸化膜とをドライエッチング法によって除去する。パッド酸化膜は、後の工程で分離溝の内部に埋め込まれる酸化シリコン膜をデンシファイ(焼き締め)する時などに半導体基板1に加わるストレスを緩和する目的で形成される。また、窒化シリコン膜は酸化されにくい性質を持つので、その下部(活性領域ACT)の半導体基板1の表面の酸化を防止するマスクとして利用される。
続いて、窒化シリコン膜をマスクとして、そこから露出する半導体基板1をドライエッチング法によって除去することにより、第1素子分離領域の半導体基板1に深さ350nm程度の分離溝を形成した後、エッチングにより分離溝の内壁に生じたダメージ層を除去するために、半導体基板1を温度1000℃程度の酸化雰囲気中で熱処理して分離溝の内壁に厚さ10nm程度の酸化シリコン膜を形成する。この時、さらに酸素と窒素を含む雰囲気中で熱処理することにより、酸窒化シリコン膜を分離溝の内壁に形成することもできる。この場合、後の工程で分離溝の内部に埋め込まれる酸化シリコン膜をデンシファイする時などに半導体基板1に加わるストレスをさらに緩和することができる。また、上記の酸素と窒素を含む雰囲気中で熱処理する方法に代えて、CVD法によって窒化シリコン膜を形成してもよく、この場合も同様の効果を得ることが出来る。
続いて、CVD法により半導体基板1の主面上に、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜を堆積し、さらにその絶縁膜の膜質を改善するために、半導体基板1を熱処理して絶縁膜をデンシファイする。その後、窒化シリコン膜をストッパに用いたCMP(chemical mechanical polishing)法によってその絶縁膜を研磨して、分離溝の内部に残すことにより、表面が平坦化された分離部SIを形成する。
ここで、分離溝の内部に残す絶縁膜はCVD法によって形成される酸化シリコン膜に限らず、例えば、塗布法によって形成される酸化シリコン膜であってもよい。塗布法によって形成する場合は、CVD法と比較して分離溝内への酸化シリコン膜の埋め込み性を向上させることができる。また、分離溝内の下部を塗布法を用いた酸化シリコン膜で形成し、分離溝内の上部をCVD法を用いた酸化シリコン膜で形成した場合、すなわち、塗布法を用いて形成した酸化シリコン膜とCVD法を用いて形成した酸化シリコン膜との積層膜とした場合でも、同様の効果を得ることが出来る。
次に、図3は、続く製造工程における図2と同じ箇所の要部断面図である。
半導体基板1の所定部分に所定の不純物を所定のエネルギーで選択的にイオン注入法によって導入することにより、埋め込みnウェルNWm、pウェルPW1,PW2およびnウェルNW1を形成する。この時、マスクROM領域のpウェルPW1には、例えばボロン(B)がドーズ量5×1012〜1×1013cm−2程度イオン注入される。なお、このイオン注入に加えて、フォトリソグラフィ法によって形成されたレジストパターンをマスクとして、そこから露出する第2素子分離領域のpウェルPW1に、例えばボロンをドーズ量5×1012〜1×1013cm−2程度イオン注入してもよい。この不純物の導入により、後述する分離MISのしきい値電圧を高く設定することができる。
続いて、半導体基板1の主面にメモリセルのトンネル絶縁膜を構成する、例えば厚さ10nm程度の絶縁膜2を熱酸化法によって形成した後、半導体基板1の主面上に、例えば厚さ100nm程度の低抵抗な多結晶シリコンからなる導体膜を堆積する。この絶縁膜2の形成では、分離部SIの分離溝の端部も酸化されるため、端部のシリコン(半導体基板1を構成するシリコン)と酸化シリコン膜(分離溝の内部に埋め込まれた酸化シリコン膜)との界面にストレスが加わる。しかし、第1素子分離領域の幅が0.3μm以上と相対的に広いことから、分離部SIによって活性領域ACTに発生する応力は相対的に小さい。続いて、フォトリソグラフィ法によって形成されたレジストパターンをマスクとして、そこから露出する導体膜をドライエッチング法によって除去することにより、メモリセルの浮遊ゲート電極3がゲート幅方向にパターニングされる。
さらに、半導体基板1の主面上に、例えば酸化シリコン膜、窒化シリコン膜および酸化シリコン膜を下層から順にCVD法によって堆積することにより、例えば厚さ18nm程度の層間膜4を形成する。続いて、フォトリソグラフィ法によって形成されたレジストパターンをマスクとして、マスクROM領域および他周辺回路領域の層間膜4および導体膜をドライエッチング法によって除去する。
ここで留意すべき問題として、フラッシュメモリを含む半導体装置では、このような層間膜4の形成のように酸化シリコン膜や窒化シリコン膜を堆積させる工程が増加するということが挙げられる。従って、層間膜4を形成する際に生じる熱処理や酸素ガスの混入が増加し、分離部SIの分離溝の内部に埋め込まれた絶縁膜の体積が変化しやすくなるため、活性領域ACTへの応力が増加しやすくなってしまうという問題へと発展する。すなわち、フラッシュメモリを含む半導体装置を製造する場合、応力が発生しやすく、結晶欠陥がおこりやすいという問題がある。
次に、図4は、続く製造工程における図2と同じ箇所の要部断面図である。
例えば熱酸化法によって、マスクROM領域および他周辺回路領域の半導体基板1の主面に、例えば厚さ10nm程度のゲート絶縁膜5を形成する。このゲート絶縁膜5の形成では、上記絶縁膜2の形成と同様に、分離部SIの分離溝の端部も酸化されるため、端部のシリコンと酸化シリコン膜との界面にストレスが加わるが、第1素子分離領域の幅が0.3μm以上と相対的に広いことから、分離部SIによって活性領域ACTに発生する応力は無視できるほど小さい。続いて、半導体基板1の主面上に、例えば厚さ70nm程度の低抵抗な多結晶シリコンからなる導体膜6および酸化シリコン等からなるキャップ絶縁膜7を下層から順にCVD法によって堆積する。
次に、図5(a)は、続く製造工程における図1(a)と同じ箇所の要部平面図、図5(b)は、続く製造工程における図1(b)と同じ箇所の要部平面図、図6は、続く製造工程における図2と同じ箇所の要部断面図である。
フォトリソグラフィ法によって形成されたレジストパターンをマスクとして、そこから露出するキャップ絶縁膜7および導体膜6をドライエッチング法によって除去することにより、マスクROM領域にnMISのゲート電極(ローカルワード線)6a、他周辺回路領域にnMISおよびpMISのゲート電極6b、メモリアレイにメモリセルの制御ゲート電極(ワード線)6cが形成され、同時にマスクROM領域の第2素子分離領域に分離MISの分離用ゲート電極6dが形成される。なお、各ゲート電極6a,6b,6c,6dの形成方法として、レジストパターンをマスクとしてキャップ絶縁膜7および導体膜6を連続してパターニングしてもよく、また、レジストパターンをマスクとしてキャップ絶縁膜7をパターニングした後、このキャップ絶縁膜7をマスクとして導体膜6をパターニングしてもよい。
分離MISの分離用ゲート電極6dは、例えばマスクROM領域に形成される複数のnMISのうち、ゲート電極6aのゲート長方向に配置されたnMISを電気的に分離する第2素子分離領域に形成される。分離MISの分離用ゲート電極6dには、GND(0V)または負電圧が印加されて、マスクROM領域のゲート長方向に隣接するnMISが電気的に素子分離されるが、例えばゲート長が0.3μm未満の分離用ゲート電極6dに印可される電圧は、0〜−2Vの範囲が適切な範囲と考えられる(他の条件によってはこの範囲に限定されないことはもとよりである)。すなわち、分離用ゲート電極6dには、マスクROMとして使用するnMISのゲート電極6aよりも低い電圧が印加され、適切な範囲としては0V以下の電圧である。以上のように、分離MISはマスクROM領域のnMISとはその性質が異なり、半導体素子としては機能しないMISである。
または、分離MISのチャネル領域に予め不純物を導入しておき、分離MISのしきい値電圧をマスクROM領域のnMISのしきい値電圧よりも高く設定することにより、マスクROM領域のゲート長方向に隣接するnMISを電気的に素子分離してもよい。いずれの場合も分離MISの分離用ゲート電極6dのゲート長Lfを、マスクROM領域のnMISのゲート電極6aのゲート長Lgと同等、またはそれ以下とすることができ、さらに第1素子分離領域に形成される分離部SIの幅Lsよりも短くすることができる。例えばマスクROM領域のnMISのゲート電極6aのゲート長Lgを0.3μm以上、0.5μm以下の範囲とし、分離MISの分離用ゲート6dのゲート長Lfを0.1μm以上、0.3μm未満の範囲とすることができる。
さらに、マスクROM領域に形成されるnMISのゲート長方向の活性領域ACTを電気的に分離する第2素子分離領域にSTIからなる分離部SIを形成した場合は、応力によってマスクROM領域に形成されるnMISのソースとドレインとの間を貫通する結晶欠陥が発生しやすいが、この第2素子分離領域に分離MISを形成することによって、上記結晶欠陥の発生を緩和または抑制することができる。
このように、マスクROM領域のゲート長方向に隣接するnMISを素子分離し、0.3μm未満の相対的に狭い分離幅を有する第2素子分離領域に、分離MISからなる素子分離を形成することができる。さらに、マスクROM領域の第2素子分離領域に分離MISを形成することにより、この第2素子分離領域に挟まれたnMISのソース・ドレインが形成される活性領域ACTに発生する応力を低減することができるので、応力を起因とする結晶欠陥の発生を緩和または抑制することができる。すなわち、従来技術のように第2素子分離領域に分離溝を形成し、その分離溝の内部に絶縁膜を堆積させて分離部SIを形成した場合と比較して、活性領域ACTに発生する応力を低減することができる。
次に、図7は、続く製造工程における図2と同じ箇所の要部断面図である。
フォトリソグラフィ法によってレジストパターン8を形成し、レジストパターン8およびキャップ絶縁膜7をマスクとして、そこから露出する層間膜4および導体膜をドライエッチング法によって除去することにより、メモリセルの浮遊ゲート電極3がゲート長方向にパターニングされる。これにより、メモリセルの制御ゲート電極6cおよび浮遊ゲート電極3が完成する。続いてレジストパターン8をマスクとして半導体基板1にメモリセルのソース・ドレイン用の不純物、例えばヒ素(As)またはリン(P)をイオン注入法によって導入することにより、ソース・ドレインの一部を構成する一対のn型半導体領域9を形成する。
次に、図8は、続く製造工程における図2と同じ箇所の要部断面図である。
マスクROM領域のnMISおよび他周辺回路領域のnMISのソース・ドレインの一部を構成する相対的に不純物濃度の低い一対のn型半導体領域10を形成する。n型半導体領域10には、例えばヒ素またはリンがドーズ量5×1012〜1×1014cm−2程度イオン注入される。さらに、他周辺回路領域のpMISのソース・ドレインの一部を構成する相対的に不純物濃度の低い一対のp型半導体領域10pを形成する。p型半導体領域10pには、例えばボロンまたはフッ化ボロン(BF)がドーズ量5×1012〜1×1014cm−2程度イオン注入される。
続いて、半導体基板1の主面上に、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜をCVD法によって堆積した後、これを異方性のドライエッチング法によってエッチバックすることにより、メモリセルのゲート電極(浮遊ゲート電極3および制御ゲート電極6c)および各種MISのゲート(マスクROM領域のnMISのゲート電極6a、他周辺回路領域のnMISおよびpMISのゲート電極6b、分離MISの分離用ゲート電極6d)の側面にサイドウォール11を形成する。
続いて、マスクROM領域のnMIS、他周辺回路領域のnMISおよびメモリセルのソース・ドレインの他の一部を構成する相対的に不純物濃度の高い一対のn型半導体領域12を形成する。n型半導体領域12には、例えばヒ素が1×1020cm−3以上導入されている。さらに他周辺回路領域のpMISのソース・ドレインを構成する相対的に不純物濃度の高い一対のp型半導体領域13を形成する。p型半導体領域13には、例えばボロンが1×1020cm−3以上導入されている。
その後、イオン注入された不純物を活性化させるために、例えば温度900〜1000℃程度の熱処理が半導体基板1に施される。この熱処理では、上記絶縁膜2の形成と同様に、分離部SIの分離溝の端部も酸化されるため、端部のシリコンと酸化シリコン膜との界面にストレスが加わるが、第1素子分離領域の幅が0.3μm以上と相対的に広いことから、分離部SIによって活性領域ACTに発生する応力は無視できるほど小さい。以上の工程により、メモリセルおよび各種MISが形成される。
次に、図9(a)は、続く製造工程における図1(a)と同じ箇所の要部平面図、図9(b)は、続く製造工程における図1(b)と同じ箇所の要部平面図、図10は、続く製造工程における図2と同じ箇所の要部断面図である。
半導体基板1の主面上に、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜14をCVD法によって堆積した後、フォトリソグラフィ法によって形成されたレジストパターンをマスクとして、そこから露出する絶縁膜14をドライエッチング法によって除去することにより、半導体基板1の一部(例えばメモリセルおよび各種MISのソース・ドレイン)、ワード線の一部が露出するようなコンタクトホールC1を形成する。
続いて、半導体基板1の主面上に、例えばチタン(Ti)膜、窒化チタン(TiN)膜およびタングステン(W)膜を下層から順にスパッタリング法またはCVD法によって堆積した後、これら金属膜をコンタクトホールC1の内部のみに残るようにCMP法によって研磨することにより、コンタクトホールC1の内部にプラグ15を形成する。その後、半導体基板1の主面上に、例えばアルミニウム(Al)合金膜および窒化チタン膜を下層から順にスパッタリング法によって堆積した後、フォトリソグラフィ法によって形成されたレジストパターンをマスクとして、そこから露出する窒化チタン膜およびアルミニウム合金膜をドライエッチング法によって除去することにより、第1層配線M1を形成する。
次に、図11(a)は、続く製造工程における図1(a)と同じ箇所の要部平面図、図11(b)は、続く製造工程における図1(b)と同じ箇所の要部平面図、図12は、続く製造工程における図2と同じ箇所の要部断面図である。
半導体基板1の主面上に、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜16をCVD法によって堆積した後、フォトリソグラフィ法によって形成されたレジストパターンをマスクとして、そこから露出する絶縁膜16をドライエッチング法によって除去することにより、その絶縁膜16に第1層配線M1の一部が露出するようなスルーホールT1を形成する。
続いて、半導体基板1の主面上に、例えばチタン膜、窒化チタン膜およびタングステン膜を下層から順にスパッタリング法またはCVD法によって堆積した後、これら金属膜をスルーホールT1の内部のみに残るようにCMP法によって研磨することにより、スルーホールT1の内部にプラグ17を形成する。その後、半導体基板1の主面上に、例えばアルミニウム合金膜および窒化チタン膜を下層から順にスパッタリング法によって堆積した後、フォトリソグラフィ法によって形成されたレジストパターンをマスクとして、そこから露出する窒化チタン膜およびアルミニウム合金膜をドライエッチング法によって除去することにより、第2層配線M2を形成する。第2層配線M2はプラグ17を通じて第1層配線M1と電気的に接続されている。
次に、図13(a)は、続く製造工程における図1(a)と同じ箇所の要部平面図、図13(b)は、続く製造工程における図1(b)と同じ箇所の要部平面図、図14は、続く製造工程における図2と同じ箇所の要部断面図である。
半導体基板1の主面上に、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜18をCVD法によって堆積した後、前記スルーホールT1と同様な方法によって、絶縁膜18に第2層配線M2の一部が露出するようなスルーホールT2を形成する。続いて、前記プラグ17および前記第2層配線M2と同様な方法によって、スルーホールT2の内部にプラグ19を形成し、さらにプラグ19を通じて第2層配線M2と電気的に接続された第3層配線M3を形成する。
この後、さらに上層の配線を形成し、続いて最上層配線の表面を表面保護膜で覆った後、その一部に最上層配線の一部が露出するような開口部を形成してボンディングパッドを形成することにより、フラッシュメモリを製造する。
このように、本実施の形態1によれば、マスクROM領域のゲート長方向に隣接するnMISを素子分離する第2素子分離領域に分離MISを形成することができ、これによって第2素子分離領域に挟まれた活性領域ACTに発生する応力を相対的に小さくすることができるので、応力を起因とする結晶欠陥の発生を緩和または抑制することができる。その結果、例えば0.3μm未満の相対的に狭い第2素子分離領域によってマスクROM領域に形成されるnMISを素子分離しても、活性領域ACTに形成されるソースとドレインとの間に流れる結晶欠陥を起因とするリーク電流を低減することができるので、マスクROM領域に形成されるnMISの信頼性を向上させることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態2によるフラッシュメモリの製造方法を図15〜図29を用いて工程順に説明する。ここでは補助ゲート(Assist Gate:AG)を有するAND型フラッシュメモリの製造方法に本発明を適用した場合の一つの実施例を説明する。
図15および図16は、本実施の形態2のフラッシュメモリの製造工程中の図を示している。図15(a)は、マスクROM領域の要部平面図、図15(b)は、他周辺回路領域の要部平面図である。図16は、マスクROM領域、他周辺回路領域およびメモリアレイを含む要部断面図であり、マスクROM領域では、図15(a)のA−A線における要部断面図を示す。
例えば単結晶シリコンからなる半導体基板21の主面に、前述の実施の形態1と同様に、例えば溝型の分離部SIおよびこれに取り囲まれるように配置された活性領域ACTを形成する。ここで、分離部SIは、全ての素子分離領域が0.3μm以上の幅を有する素子領域、例えば他周辺回路領域に形成されるが、0.3μm未満の相対的に狭い第2素子分離領域が1箇所でも必要とされる素子領域内、例えばマスクROM領域内には形成されない。すなわち、マスクROM領域では、ゲート長方向に配置されるnMISの素子分離に第2素子分離領域が必要とされるため、その領域内には分離部SIを形成せず、その領域全体を囲む素子分離領域に分離部SIが形成される。
前述の実施の形態1と相違する点は、第2素子分離領域がゲート幅方向に隣接するnMISの間に形成されていることである。すなわち、前述の実施の形態1では、マスクROM領域内のゲート幅方向に隣接するnMIS間には第1素子分離領域(分離部SI)を形成していた。しかしながら、本実施の形態2では、マスクROM領域内のゲート幅方向に隣接するnMIS間には第1素子分離領域を形成していない。各nMISは、同一の活性領域ACTに形成されており、第2素子分離領域に形成された分離用ゲート電極24によって素子分離されている。
次に、図17(a)は、続く製造工程における図15(a)と同じ箇所の要部平面図、図17(b)は、続く製造工程における図15(b)と同じ箇所の要部平面図、図18は、続く製造工程における図16と同じ箇所の要部断面図である。
半導体基板21の所定部分に所定の不純物を所定のエネルギーで選択的にイオン注入法によって導入することにより、埋め込みnウェルNWm、pウェルPW1,PW2およびnウェルNW1を形成する。この時、マスクROM領域へのイオン注入に加えて、前述の実施の形態1と同様に、フォトリソグラフィ法によって形成されたレジストパターンをマスクとして、そこから露出する幅0.3μm未満の第2素子分離領域のpウェルPW1に、例えばボロンをドーズ量5×1012〜1×1013cm−2程度イオン注入してもよい。この不純物の導入により、後述する分離MISのしきい値電圧を高く設定することができる。
続いて、半導体基板21の主面にメモリセルのゲート絶縁膜を構成する、例えば厚さ10nm程度の絶縁膜22を熱酸化法によって形成する。このゲート絶縁膜の形成では、分離部SIの分離溝の端部も酸化されるため、端部のシリコンと酸化シリコン膜との界面にストレスが加わるが、分離部SIが形成された第1素子分離領域の幅は0.3μm以上と相対的に広いことから、分離部SIによって活性領域ACTに発生する応力は相対的に小さい。続いて、半導体基板21の主面上に、例えば厚さ70nm程度の低抵抗な多結晶シリコンからなる導体膜および酸化シリコン等からなるキャップ絶縁膜23を下層から順にCVD法によって堆積した後、フォトリソグラフィ法によって形成されたレジストパターンをマスクとして、そこから露出するキャップ絶縁膜23および導体膜をドライエッチング法によって除去する。これにより、マスクROM領域内の第1および第2素子分離領域に、上記導体膜からなる分離MISの分離用ゲート電極24が形成される。
次に、図19は、続く製造工程における図16と同じ箇所の要部断面図である。
半導体基板21の主面に、例えば厚さ10nm程度の絶縁膜GIを熱酸化法によって形成する。この絶縁膜GIの形成では、分離部SIの分離溝の端部も酸化されるため、端部のシリコンと酸化シリコン膜との界面にストレスが加わるが、分離部SIが形成された第1素子分離領域の幅は0.3μm以上と相対的に広いことから、分離部SIによって活性領域ACTに発生する応力は相対的に小さい。続いて、半導体基板21の主面上に、例えば厚さ50nm程度の低抵抗な多結晶シリコンからなる導体膜25、厚さ70nm程度の窒化シリコン膜26および厚さ250nm程度の酸化シリコン膜27を下層から順に堆積した後、フォトリソグラフィ法によって形成されたレジストパターンをマスクとして、そこから露出する酸化シリコン膜27、窒化シリコン膜26および導体膜25をドライエッチング法によって除去する。これにより、導体膜25からなるメモリセルのゲート電極(補助ゲート電極)25aがゲート幅方向にパターニングされる。
次に、図20は、続く製造工程における図16と同じ箇所の要部断面図である。
半導体基板21の主面上に、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜をCVD法によって堆積した後、これを異方性のドライエッチング法によってエッチバックすることにより、メモリセルの酸化シリコン膜27、窒化シリコン膜26およびゲート電極25aの側面にサイドウォール28を形成する。続いて、メモリアレイにおいて、半導体基板21の表面に残存する絶縁膜等を除去した後、例えば熱酸化法によって、半導体基板21の主面にメモリセルのゲート絶縁膜を構成する、例えば厚さ10nm程度の絶縁膜29を形成する。
続いて、半導体基板21の主面上に、例えば厚さ150nm程度の低抵抗な多結晶シリコンからなる導体膜を堆積して、隣接するゲート電極25aの間を完全に埋め込んだ後、メモリアレイを除く領域の導体膜を選択的に除去する。続いて、半導体基板21の主面上に有機樹脂膜を塗布した後、フォトリソグラフィ法によってメモリアレイを除く領域を覆うレジストパターンを形成し、そのレジストパターンから露出する有機樹脂膜を、隣接するゲート電極25aの間に残されるようにエッチングする。その後、残された有機樹脂膜をマスクとしてそこから露出する導体膜をエッチングした後、有機樹脂膜をアッシング法によって除去することにより、隣接するゲート電極25aの間に電荷蓄積層であるメモリセルの浮遊ゲート電極30を自己整合的に形成する。
次に、図21(a)は、続く製造工程における図15(a)と同じ箇所の要部平面図、図21(b)は、続く製造工程における図15(b)と同じ箇所の要部平面図、図22は、続く製造工程における図16と同じ箇所の要部断面図である。
フォトリソグラフィ法によって形成されたレジストパターンをマスクとして、ゲート電極25aの側面に形成されたサイドウォール28を残して、メモリアレイの酸化シリコン膜27を除去する。
続いて、半導体基板21の主面上に、例えば酸化シリコン膜、窒化シリコン膜および酸化シリコン膜を下層から順にCVD法によって堆積することにより、例えば厚さ18nm程度の層間膜31を形成する。続いて、半導体基板21の主面上に、例えば厚さ100nm程度の低抵抗な多結晶シリコンからなる導体膜32、例えばタングステンシリサイド(WSi)等のようなシリサイド膜33および酸化シリコン等からなるキャップ絶縁膜34を下層から順にCVD法によって堆積する。
続いて、フォトリソグラフィ法によって形成されたレジストパターンをマスクとして、そこから露出するキャップ絶縁膜34を除去する。さらに、残されたキャップ絶縁膜34をマスクとして、そこから露出するシリサイド膜33および導体膜32をドライエッチング法によって除去することにより、メモリアレイにメモリセルの制御ゲート電極(ワード線)32aが形成される。続いて、フォトリソグラフィ法によって形成されたレジストパターンおよびキャップ絶縁膜34をマスクとして、そこから露出する層間膜31および導体膜をドライエッチング法によって除去することにより、メモリセルの浮遊ゲート電極30がゲート長方向にパターニングされる。これにより、メモリセルの制御ゲート電極32aおよび浮遊ゲート電極30が完成する。
続いて、フォトリソグラフィ法によって形成されたレジストパターンをマスクとして、そこから露出するメモリアレイ以外の領域の層間膜31、酸化シリコン膜27、窒化シリコン膜26および導体膜25をエッチング法によって除去することにより、マスクROM領域にnMISのゲート電極(ローカルワード線)25b、他周辺回路領域にnMISおよびpMISのゲート電極25cを形成する。
分離MISの分離用ゲート電極24は、例えばマスクROM領域内の全ての第1および第2素子分離領域に形成される。従って、この分離用ゲート電極24によってマスクROM領域に形成されるnMISのゲート長方向およびゲート幅方向の活性領域ACTを電気的に分離することができる。
前述の実施の形態1と同様に、分離MISの分離用ゲート電極24には、GND(0V)または負電圧が印加されて、マスクROM領域のゲート長方向およびゲート幅方向に隣接するnMISが電気的に素子分離されるが、例えばゲート長が0.3μm未満の分離用ゲート電極24に印加される電圧は、0〜−2Vの範囲が適切な範囲と考えられる(他の条件によってはこの範囲に限定されないことはもとよりである)。または、分離MISのチャネル領域に予め不純物を導入しておき、分離MISのしきい値電圧をマスクROM領域のnMISのしきい値電圧よりも高く設定することにより、マスクROM領域のゲート長方向およびゲート幅方向に隣接するnMISを電気的に素子分離してもよい。いずれの場合も分離MISの分離用ゲート電極24のゲート長LfをマスクROM領域のnMISのゲート電極25bのゲート長Lgおよびゲート幅Wgと同等、またはそれ以下とすることができ、さらに0.3μmよりも短くすることができる。
このように、例えばマスクROM領域のゲート長方向のみでなくゲート幅方向に隣接するnMISを素子分離する第1および第2素子分離領域に、分離MISからなる素子分離を形成することができる。さらに、マスクROM領域の第1および第2素子分離領域に分離MISを形成することにより、第1および第2素子分離領域に挟まれたnMISのソース・ドレインが形成される活性領域ACTに発生する応力を低減することができるので、応力を起因とする結晶欠陥の発生を抑制することができる。
次に、図23は、続く製造工程における図16と同じ箇所の要部断面図である。
マスクROM領域のnMISおよび他周辺回路領域のnMISのソース・ドレインの一部を構成する相対的に不純物濃度の低い一対のn型半導体領域35を形成する。n型半導体領域35には、例えばヒ素またはリンがドーズ量5×1012〜1×1014cm−2程度イオン注入される。さらに、他周辺回路領域のpMISのソース・ドレインの一部を構成する相対的に不純物濃度の低い一対のp型半導体領域35pを形成する。p型半導体領域35pには、例えばボロンまたはフッ化ボロンがドーズ量5×1012〜1×1014cm−2程度イオン注入される。
続いて、半導体基板21の主面上に、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜をCVD法によって堆積した後、これを異方性のドライエッチング法によってエッチバックすることにより、分離用ゲート電極24、マスクROM領域のnMISのゲート電極25b、他周辺回路領域のnMISおよびpMISのゲート電極25cの側面にサイドウォール36を形成する。
続いて、マスクROM領域のnMISおよび他周辺回路領域のnMISのソース・ドレインの他の一部を構成する相対的に不純物濃度の高い一対のn型半導体領域37を形成する。n型半導体領域37には、例えばヒ素が1×1020cm−3以上導入されている。さらに他周辺回路領域のpMISのソース・ドレインを構成する相対的に不純物濃度の高い一対のp型半導体領域38を形成する。p型半導体領域38には、例えばボロンが1×1020cm−3以上導入されている。
その後、イオン注入された不純物を活性化させるために、例えば温度900〜1000℃程度の熱処理が半導体基板1に施される。この熱処理では、分離部SIの分離溝の端部も酸化されるため、端部のシリコンと酸化シリコン膜との界面にストレスが加わるが、分離部SIが形成された第1素子分離領域の幅が0.3μm以上と相対的に広いことから、分離部SIによって活性領域ACTに発生する応力は無視できるほど小さい。以上の工程により、メモリセルおよび各種MISが形成される。
次に、図24(a)は、続く製造工程における図15(a)と同じ箇所の要部平面図、図24(b)は、続く製造工程における図15(b)と同じ箇所の要部平面図、図25は、続く製造工程における図2と同じ箇所の要部断面図である。
半導体基板21の主面上に絶縁膜39を堆積した後、前述の実施の形態1と同様に、その絶縁膜39に半導体基板21の一部(例えば各種MISのソース・ドレイン)、ワード線の一部が露出するようなコンタクトホールC1を形成し、コンタクトホールC1の内部にプラグ40を形成し、その後、第1層配線M1を形成する。
次に、図26(a)は、続く製造工程における図15(a)と同じ箇所の要部平面図、図26(b)は、続く製造工程における図15(b)と同じ箇所の要部平面図、図27は、続く製造工程における図15と同じ箇所の要部断面図である。
半導体基板21の主面上に絶縁膜41を堆積した後、前述の実施の形態1と同様に、その絶縁膜41に第1層配線M1の一部が露出するようなスルーホールT1を形成し、スルーホールT1の内部にプラグ42を形成し、さらにプラグ42を通じて第1層配線M1と電気的に接続された第2層配線M2を形成する。第2層配線M2はプラグ42を通じて第1層配線M1と電気的に接続されている。
次に、図28(a)は、続く製造工程における図15(a)と同じ箇所の要部平面図、図28(b)は、続く製造工程における図15(b)と同じ箇所の要部平面図、図29は、続く製造工程における図2と同じ箇所の要部断面図である。
半導体基板21の主面上に絶縁膜43を堆積した後、前述の実施の形態1と同様に、その絶縁膜43に第2層配線M2が露出するようなスルーホールT2を形成し、スルーホールT2の内部にプラグ44を形成し、さらにプラグ44を通じて第2層配線M2と電気的に接続された第3層配線M3を形成する。
この後、さらに上層の配線を形成し、続いて最上層配線の表面を表面保護膜で覆った後、その一部に最上層配線の一部が露出するような開口部を形成してボンディングパッドを形成することにより、フラッシュメモリを製造する。
このように、本実施の形態2によれば、マスクROM領域内の第2素子分離領域に分離MISを形成することができ、これによって第1素子分離領域に挟まれた活性領域ACTに発生する応力を相対的に小さくすることができる。すなわち、マスクROM領域の各nMISは、同一の活性領域ACTに形成されており、第2素子分離領域の分離用ゲート電極24によって素子分離されているので、応力を起因とする結晶欠陥の発生を抑制することができる。その結果、前述の実施の形態1と同様の効果が得られる。
(実施の形態3)
前述の実施の形態2では、マスクROM領域の第2素子分離領域に形成する分離用ゲート電極を補助ゲート電極、マスクROM領域のローカルワード線および他周辺回路領域のゲート電極とは別工程で形成したが、本実施の形態3においては、分離用ゲート電極を補助ゲート電極および他周辺回路領域のゲート電極と同工程で形成する場合について説明する。
本実施の形態3によるフラッシュメモリの製造方法を図30〜図38を用いて工程順に説明する。ここでは補助ゲートを有するAND型フラッシュメモリの製造方法に本発明を適用した場合の別の実施例を説明する。
図30および図31は、本実施の形態3のフラッシュメモリの製造工程中の図を示している。図30(a)は、マスクROM領域の要部平面図、図30(b)は、他周辺回路領域の要部平面図である。図31は、マスクROM領域、他周辺回路領域およびメモリアレイを含む要部断面図であり、マスクROM領域では、図30(a)のA−A線における要部断面図を示す。
前述の実施の形態2と同様にして、半導体基板21の主面に、分離部SIおよびこれに取り囲まれるように配置された活性領域ACTを形成する。続いて、半導体基板21の所定部分に埋め込みnウェルNWm、pウェルPW1,PW2およびnウェルNW1を形成する。
続いて、半導体基板21の主面にメモリセルのゲート絶縁膜を構成する、例えば厚さ10nm程度の絶縁膜22を熱酸化法によって形成する。このゲート絶縁膜の形成では、分離部SIの分離溝の端部も酸化されるため、端部のシリコンと酸化シリコン膜との界面にストレスが加わるが、分離部SIが形成された第1素子分離領域の幅は0.3μm以上と相対的に広いことから、分離部SIによって活性領域ACTに発生する応力は相対的に小さい。続いて、半導体基板21の主面上に、例えば厚さ70nm程度の低抵抗な導体膜25として多結晶シリコン膜、窒化シリコン膜26および酸化シリコン等からなるキャップ絶縁膜23を下層から順にCVD法によって堆積した後、フォトリソグラフィ法によって形成されたレジストパターンをマスクとして、そこから露出するキャップ絶縁膜23、窒化シリコン膜26および導体膜25をドライエッチング法によって除去する。これにより、メモリアレイにゲート電極(補助ゲート電極)25aが形成され、マスクROM領域内の第1および第2素子分離領域に分離MISの分離用ゲート電極25dが形成される。他の周辺回路領域にはこれらのキャップ絶縁膜23、窒化シリコン膜26および導体膜25は残されている。
次に、図32は、続く製造工程における図31と同じ箇所の要部断面図である。
半導体基板21の主面上に、例えば絶縁膜として酸化シリコン膜をCVD法によって堆積した後、これを異方性のドライエッチング法によってエッチバックすることにより、キャップ絶縁膜23、窒化シリコン膜26、ゲート電極25aおよび分離用ゲ―ト電極25dの側面にサイドウォール28を形成する。
次に、図33は、続く製造工程における図31と同じ箇所の要部断面図である。
半導体基板21の主面に、例えば厚さ10nm程度の絶縁膜GIを熱酸化法によって形成する。この絶縁膜GIの形成では、分離部SIの分離溝の端部も酸化されるため、端部のシリコンと酸化シリコン膜との界面にストレスが加わるが、分離部SIが形成された第1素子分離領域の幅は0.3μm以上と相対的に広いことから、分離部SIによって活性領域ACTに発生する応力は相対的に小さい。続いて、半導体基板21の主面上に、例えば厚さ150nm程度の導体膜30sとして低抵抗な多結晶シリコン膜を堆積する。
次に、図34は、続く製造工程における図31と同じ箇所の要部断面図である。
フォトリソグラフィ法によって形成されたレジストパターンをマスクとして、導体膜30sをドライエッチング法によって除去する。これにより、導体膜30sからなるマスクROM領域のnMISのゲート電極(ローカルワード線)30wがパターニングされる。また、この時、メモリアレイの導体膜30sもエッチバックされ、キャップ絶縁膜23に整合して、柱状の浮遊ゲート電極30が形成される。
次に、図35は、続く製造工程における図31と同じ箇所の要部断面図である。
異方性のドライエッチング法によってエッチバックすることにより、マスクROM領域、周辺回路領域およびメモリアレイのキャップ絶縁膜23を除去する。この後、マスクROM領域のnMISのソース・ドレインの一部を構成し、相対的に不純物濃度の低い一対のn型半導体領域35aを形成する。この時、n型半導体領域35aは、マスクROM領域のnMISのゲート電極30wおよび分離用ゲート電極25dに形成されたサイドウォール28に整合して半導体基板21に形成される。n型半導体領域35aは、例えばヒ素またはリンがドーズ量5×1012〜1×1014cm−2程度のイオン注入によって形成される。
続いて、半導体基板21の主面上に、例えば酸化シリコン膜、窒化シリコン膜および酸化シリコン膜を下層から順にCVD法によって堆積することにより、例えば厚さ18nm程度の層間膜31を形成する。
次に、図36は、続く製造工程における図31と同じ箇所の要部断面図である。
半導体基板21の主面上に、例えば厚さ100nm程度の導体膜32、シリサイド膜33およびキャップ絶縁膜34を下層から順にCVD法によって堆積する。ここで、導体膜32としては低抵抗な多結晶シリコン膜、シリサイド膜33としてはタングステンシリサイド(WSi)等、キャップ絶縁膜34としては酸化シリコン膜等が挙げられる。続いて、フォトリソグラフィ法によって形成されたレジストパターンをマスクとして、そこから露出するキャップ絶縁膜34を除去する。さらに、残されたキャップ絶縁膜34をマスクとして、そこから露出するシリサイド膜33および導体膜32をドライエッチング法によって除去することにより、メモリアレイにメモリセルの制御ゲート電極(ワード線)32aを形成する。さらにそこから露出する導体膜30sをエッチングすることにより、隣接するゲート電極25aの間に電荷蓄積層であるメモリセルの浮遊ゲート電極30を自己整合的に形成する。
次に、図37(a)は、続く製造工程における図30(a)と同じ箇所の要部平面図、図37(b)は、続く製造工程における図30(b)と同じ箇所の要部平面図、図38は、続く製造工程における図31と同じ箇所の要部断面図である。
フォトリソグラフィ法によって形成されたレジストパターンをマスクとして、そこから露出するメモリアレイ以外の領域の層間膜31、窒化シリコン膜26および導体膜25をドライエッチング法によって除去することにより、他周辺回路領域にnMISおよびpMISのゲート電極25cを形成する。続いて、他周辺回路領域のnMISのソース・ドレインの一部を構成する相対的に不純物濃度の低い一対のn型半導体領域35bを形成する。n型半導体領域35bには、例えばヒ素またはリンがドーズ量5×1012〜1×1014cm−2程度イオン注入される。さらに、他周辺回路領域のpMISのソース・ドレインの一部を構成する相対的に不純物濃度の低い一対のp型半導体領域35pを形成する。p型半導体領域35pには、例えばボロンまたはフッ化ボロンがドーズ量5×1012〜1×1014cm−2程度イオン注入される。
続いて、半導体基板21の主面上に、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜をCVD法によって堆積した後、これを異方性のドライエッチング法によってエッチバックすることにより、マスクROM領域の分離用ゲート電極25dおよびnMISのゲート電極30w、他周辺回路領域のnMISおよびpMISのゲート電極25cの側面にサイドウォール36を形成する。
続いて、マスクROM領域のnMISおよび他周辺回路領域のnMISのソース・ドレインの他の一部を構成する相対的に不純物濃度の高い一対のn型半導体領域37を形成する。n型半導体領域37には、例えばヒ素が1×1020cm−3以上導入されている。さらに他周辺回路領域のpMISのソース・ドレインを構成する相対的に不純物濃度の高い一対のp型半導体領域38を形成する。p型半導体領域38には、例えばボロンが1×1020cm−3以上導入されている。これらn型半導体領域37およびp型半導体領域38は、それぞれ半導体基板21にサイドウォール36に整合して形成される。
その後、イオン注入された不純物を活性化させるために、例えば温度900〜1000℃程度の熱処理が半導体基板1に施される。この熱処理では、分離部SIの分離溝の端部も酸化されるため、端部のシリコンと酸化シリコン膜との界面にストレスが加わるが、分離部SIが形成された第1素子分離領域の幅が0.3μm以上と相対的に広いことから、分離部SIによって活性領域ACTに発生する応力は相対的に小さい。以上の工程により、メモリセルおよび各種MISが形成される。
この後の工程は、前述の実施の形態2と同様であるため、その説明を省略する。
このように、本実施の形態3においては、マスクROM領域の分離用ゲート電極25dをメモリアレイのゲート電極(補助ゲート電極)25aおよび他周辺回路領域のゲート電極25cと同工程で形成している。また、マスクROM領域のnMISのゲート電極30w(ローカルワード線)はメモリセルの浮遊ゲート電極30と同工程で形成している。このように素子分離用のゲート電極およびマスクROM領域のローカルワード線を形成することで、製造工程の簡略化を図ることができる。また、前述の実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野であるマスクROMを周辺回路に混載するフラッシュメモリ製品に適用した場合について説明したが、それに限定されるものではなく、0.3μm未満の幅を有する素子分離が形成されるいかなる半導体装置にも適用することができる。
また、本願の実施の形態1ではNOR型フラッシュメモリ、実施の形態2および3ではAND型フラッシュメモリについて述べたが、それに限定されるものではなく、例えば、NAND型のフラッシュメモリ等、他のフラッシュメモリについても適宜適用可能である。
本発明は、例えば0.3μm未満の相対的に狭い幅を有する素子分離を必要とするマスクROMを備える半導体装置に適用することが可能である。
本発明の実施の形態1であるNOR型フラッシュメモリの製造工程中の要部平面図を示し、(a)は、マスクROM領域の要部平面図、(b)は、マスクROM領域以外の周辺回路領域の要部平面図である。 図1と同じ製造工程時のフラッシュメモリの要部断面図である。 図1、図2に続くフラッシュメモリの製造工程中の図2と同じ箇所の要部断面図である。 図3に続くフラッシュメモリの製造工程中の図2と同じ箇所の要部断面図である。 図4に続くフラッシュメモリの製造工程中の図1と同じ箇所の要部平面図である。 図4に続くフラッシュメモリの製造工程中の図2と同じ箇所の要部断面図である。 図5、図6に続くフラッシュメモリの製造工程中の図2と同じ箇所の要部断面図である。 図7に続くフラッシュメモリの製造工程中の図2と同じ箇所の要部断面図である。 図8に続くフラッシュメモリの製造工程中の図1と同じ箇所の要部平面図である。 図8に続くフラッシュメモリの製造工程中の図2と同じ箇所の要部断面図である。 図9、図10に続くフラッシュメモリの製造工程中の図1と同じ箇所の要部平面図である。 図9、図10に続くフラッシュメモリの製造工程中の図2と同じ箇所の要部断面図である。 図11、図12に続くフラッシュメモリの製造工程中の図1と同じ箇所の要部平面図である。 図11、図12に続くフラッシュメモリの製造工程中の図2と同じ箇所の要部断面図である。 本発明の実施の形態2であるAND型フラッシュメモリの製造工程中の要部平面図を示し、(a)は、マスクROM領域の要部平面図、(b)は、マスクROM領域以外の周辺回路領域の要部平面図である。 図15と同じ製造工程時のフラッシュメモリの要部断面図である。 図15、図16に続くフラッシュメモリの製造工程中の図15と同じ箇所の要部平面図である。 図15、図16に続くフラッシュメモリの製造工程中の図16と同じ箇所の要部断面図である。 図17、図18に続くフラッシュメモリの製造工程中の図16と同じ箇所の要部断面図である。 図19に続くフラッシュメモリの製造工程中の図16と同じ箇所の要部断面図である。 図20に続くフラッシュメモリの製造工程中の図15と同じ箇所の要部平面図である。 図20に続くフラッシュメモリの製造工程中の図16と同じ箇所の要部断面図である。 図21、図22に続くフラッシュメモリの製造工程中の図16と同じ箇所の要部断面図である。 図23に続くフラッシュメモリの製造工程中の図15と同じ箇所の要部平面図である。 図23に続くフラッシュメモリの製造工程中の図16と同じ箇所の要部断面図である。 図24、図25に続くフラッシュメモリの製造工程中の図15と同じ箇所の要部平面図である。 図24、図25に続くフラッシュメモリの製造工程中の図16と同じ箇所の要部断面図である。 図26、図27に続くフラッシュメモリの製造工程中の図15と同じ箇所の要部平面図である。 図26、図27に続くフラッシュメモリの製造工程中の図16と同じ箇所の要部断面図である。 本発明の実施の形態3であるAND型フラッシュメモリの製造工程中の要部平面図を示し、(a)は、マスクROM領域の要部平面図、(b)は、マスクROM領域以外の周辺回路領域の要部平面図である。 図30と同じ製造工程時のフラッシュメモリの要部断面図である。 図30、図31に続くフラッシュメモリの製造工程中の図31と同じ箇所の要部断面図である。 図32に続くフラッシュメモリの製造工程中の図31と同じ箇所の要部断面図である。 図33に続くフラッシュメモリの製造工程中の図31と同じ箇所の要部断面図である。 図34に続くフラッシュメモリの製造工程中の図31と同じ箇所の要部断面図である。 図35に続くフラッシュメモリの製造工程中の図31と同じ箇所の要部断面図である。 図36に続くフラッシュメモリの製造工程中の図30と同じ箇所の要部平面図である。 図36に続くフラッシュメモリの製造工程中の図31と同じ箇所の要部断面図である。 本発明の実施の形態によるフラッシュメモリを搭載した半導体装置の半導体チップ内部の主な回路ブロックを示したチップ構成図である。
符号の説明
1 半導体基板
2 絶縁膜
3 浮遊ゲート電極
4 層間膜
5 ゲート絶縁膜
6 導体膜
6a ゲート電極(ローカルワード線)
6b ゲート電極
6c 制御ゲート電極(ワード線)
6d 分離用ゲート電極
7 キャップ絶縁膜
8 レジストパターン
9 n型半導体領域
10 n型半導体領域
10p p型半導体領域
11 サイドウォール
12 n型半導体領域
13 p型半導体領域
14 絶縁膜
15 プラグ
16 絶縁膜
17 プラグ
18 絶縁膜
19 プラグ
21 半導体基板
22 絶縁膜
23 キャップ絶縁膜
24 分離用ゲート電極
25 導体膜
25a ゲート電極(補助ゲート電極)
25b ゲート電極(ローカルワード線)
25c ゲート電極
25d 分離用ゲート電極
26 窒化シリコン膜
27 酸化シリコン膜
28 サイドウォール
29 絶縁膜
30 浮遊ゲート電極
30s 導体膜
30w ゲート電極(ローカルワード線)
31 層間膜
32 導体膜
32a 制御ゲート電極
33 シリサイド膜
34 キャップ絶縁膜
35 n型半導体領域
35a n型半導体領域
35b n型半導体領域
35p p型半導体領域
36 サイドウォール
37 n型半導体領域
38 p型半導体領域
39 絶縁膜
40 プラグ
41 絶縁膜
42 プラグ
43 絶縁膜
44 プラグ
ACT 活性領域
C1 コンタクトホール
DC 電源
FM 半導体装置
GI 絶縁膜
M1 第1層配線
M2 第2層配線
M3 第3層配線
MA メモリアレイ
MR マスクROM領域
NW1 nウェル
NWm nウェル
PW1 pウェル
PW2 pウェル
SI 分離部
SD デコーダ部
SL センスアンプデータラッチ部
T1 スルーホール
T2 スルーホール

Claims (31)

  1. 以下を含む半導体装置:
    (a)半導体基板の主面に形成され、複数の第1電界効果トランジスタが備わるマスクROM領域;
    (b)前記第1電界効果トランジスタがそれぞれ形成される複数の第1活性領域;
    (c)隣接する前記第1活性領域を電気的に分離する素子分離領域、
    ここで、前記第1電界効果トランジスタのゲート長方向に位置する前記素子分離領域を第1フィールドプレート分離により構成する。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、前記第1フィールドプレート分離の幅は前記第1電界効果トランジスタのゲート長以下である。
  3. 請求項1記載の半導体装置において、前記第1フィールドプレート分離の幅は0.3μm未満である。
  4. 請求項1記載の半導体装置において、前記第1電界効果トランジスタのゲート幅方向に位置する前記素子分離領域を浅溝アイソレーションにより構成する。
  5. 請求項4記載の半導体装置において、前記浅溝アイソレーションの幅は0.3μm以上である。
  6. 請求項4記載の半導体装置において、前記第1フィールドプレート分離の幅は前記浅溝アイソレーションの幅未満である。
  7. 請求項1記載の半導体装置において、前記第1電界効果トランジスタのゲート幅方向に位置する前記素子分離領域を第2フィールドプレート分離により構成する。
  8. 請求項7記載の半導体装置において、前記第2フィールドプレート分離の幅は0.3μm以上である。
  9. 請求項7記載の半導体装置において、前記第1フィールドプレート分離の幅は前記第2フィールドプレート分離の幅未満である。
  10. 請求項1記載の半導体装置において、前記第1フィールドプレート分離のゲート電極の電位は0Vである。
  11. 請求項1記載の半導体装置において、前記第1フィールドプレート分離のゲート電極に0Vから−2Vの電圧が印加される。
  12. 請求項1記載の半導体装置において、前記第1フィールドプレート分離の下部の前記第1活性領域の不純物濃度は、前記第1電界効果トランジスタの下部の前記第1活性領域の不純物濃度よりも高く設定される。
  13. 請求項1記載の半導体装置において、さらに以下を含む:
    (d)前記半導体基板の主面上の前記マスクROM領域とは異なる領域に形成され、複数の第2電界効果トランジスタが備わる回路領域;
    (e)前記第2電界効果トランジスタがそれぞれ形成される複数の第2活性領域;
    (f)隣接する前記第2活性領域を電気的に分離する素子分離領域、
    ここで、隣接する前記第2活性領域を電気的に分離する前記素子分離領域を前記浅溝アイソレーションにより構成する。
  14. 請求項13記載の半導体装置において、前記マスクROM領域と前記回路領域とは1つの半導体チップ内に形成される。
  15. 以下の工程を含む半導体装置の製造方法:
    (a)半導体基板の主面上のマスクROM領域に、第1方向に延びる浅溝アイソレーションを形成して、前記浅溝アイソレーションに囲まれた第1活性領域を形成する工程;
    (b)前記半導体基板の前記第1活性領域の表面に絶縁膜を形成する工程;
    (c)前記絶縁膜上に前記第1方向と垂直な第2方向に延びる複数の電界効果トランジスタの第1ゲート電極を形成し、同時に、前記第1方向に隣接して配置される前記電界効果トランジスタを電気的に分離する領域に、前記第2方向に延びる複数のフィールドプレート分離の第2ゲート電極を形成する工程。
  16. 請求項15記載の半導体装置の製造方法において、前記(b)工程の前に、さらに以下の工程を含む:
    (d)前記第2ゲート電極の下部の前記第1活性領域に、前記第1活性領域と同じ導電型の不純物が導入される工程。
  17. 請求項15記載の半導体装置の製造方法において、前記フィールドプレート分離の幅は前記第1電界効果トランジスタのゲート長以下である。
  18. 請求項15記載の半導体装置の製造方法において、前記フィールドプレート分離の幅は0.3μm未満である。
  19. 請求項15記載の半導体装置の製造方法において、前記浅溝アイソレーションの幅は0.3μm以上である。
  20. 請求項15記載の半導体装置の製造方法において、さらに以下の工程を含む:
    (e)前記半導体基板の主面の前記第1活性領域に不純物をイオン注入して、半導体領域を形成する工程;
    (f)前記半導体基板に800℃以上の熱処理を施して、前記不純物を活性化する工程;
    (g)前記半導体基板の主面上に絶縁膜を形成した後、前記絶縁膜にコンタクトホールを形成する工程;
    (h)前記コンタクトホールを通して、前記第1ゲート電極、前記第2ゲート電極または前記半導体領域と電気的に接続される配線を形成する工程。
  21. 請求項15記載の半導体装置の製造方法において、さらに前記(a)工程は、以下の工程を有する:
    (a1)前記半導体基板の主面上の前記マスクROM領域とは異なる回路領域に、前記浅溝アイソレーションを形成して、前記浅溝アイソレーションに囲まれた第2活性領域を形成する工程。
  22. 請求項21記載の半導体装置の製造方法において、前記マスクROM領域と前記回路領域とは1つの半導体チップ内に形成される。
  23. 以下の工程を含む半導体装置の製造方法:
    (a)半導体基板のマスクROM領域の表面に第1絶縁膜を形成する工程;
    (b)前記第1絶縁膜上に第1方向および前記第1方向と垂直な第2方向に延びるフィールドプレート分離の第2ゲート電極を形成して、前記フィールドプレート分離に囲まれた第1活性領域を形成する工程;
    (c)前記半導体基板の前記第1活性領域の表面に第2絶縁膜を形成する工程;
    (d)前記第2絶縁膜上に前記第2方向に延びる複数の電界効果トランジスタの第1ゲート電極を形成する工程。
  24. 請求項23記載の半導体装置の製造方法において、前記(a)工程の前に、さらに以下の工程を含む:
    (e)前記第2ゲート電極の下部の前記第1活性領域に、前記第1活性領域と同じ導電型の不純物が導入される工程。
  25. 請求項23記載の半導体装置の製造方法において、前記第1方向に位置する前記フィールドプレート分離の幅は前記電界効果トランジスタのゲート長以下である。
  26. 請求項23記載の半導体装置の製造方法において、前記第1方向に位置する前記フィールドプレート分離の幅は0.3μm未満である。
  27. 請求項23記載の半導体装置の製造方法において、前記第2方向に位置する前記フィールドプレート分離の幅は0.3μm以上である。
  28. 請求項23記載の半導体装置の製造方法において、さらに以下の工程を含む:
    (f)前記半導体基板の主面の前記第1活性領域に不純物をイオン注入して、半導体領域を形成する工程;
    (g)前記半導体基板に800℃以上の熱処理を施して、前記不純物を活性化する工程;
    (h)前記半導体基板の主面上に絶縁膜を形成した後、前記絶縁膜にコンタクトホールを形成する工程;
    (i)前記コンタクトホールを通して、前記第1ゲート電極、前記第2ゲート電極または前記半導体領域と電気的に接続される配線を形成する工程。
  29. 請求項23記載の半導体装置の製造方法において、前記(a)工程の前に、さらに以下の工程を含む:
    (j)前記半導体基板の主面上の前記マスクROM領域とは異なる回路領域に、浅溝アイソレーションを形成して、前記浅溝アイソレーションに囲まれた第2活性領域を形成する工程。
  30. 請求項29記載の半導体装置の製造方法において、前記浅溝アイソレーションの幅は0.3μm以上である。
  31. 請求項29記載の半導体装置の製造方法において、前記マスクROM領域と前記回路領域とは1つの半導体チップ内に形成される。
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