JP2006158306A - 散布装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来、粒状または粉状の肥料や薬剤を散布する散布装置では、これら散布物を散布ブームの中途部と先端部の散布口から排出する構成となっている。この為、ブームの中途部で排出されない散布物は、先端部から全量排出されており、散布むらが発生し易く、無駄な散布が行わることになってコスト高となる課題が有った。
【解決手段】タンク(6)内へ収納した粒状または紛状の散布物を、前記散布物を散布ブーム(11)に備えたメイン通風路(14a)へ風と共に送り込み、このメイン通風路(14a)に開口した複数の散布口(12,12…)より散布する。また前記メイン通風路(14a)の先端部には、還元用通風路(14b)を備え、余った散布物を前記タンク(6)へ還元させる。
【選択図】 図3
【解決手段】タンク(6)内へ収納した粒状または紛状の散布物を、前記散布物を散布ブーム(11)に備えたメイン通風路(14a)へ風と共に送り込み、このメイン通風路(14a)に開口した複数の散布口(12,12…)より散布する。また前記メイン通風路(14a)の先端部には、還元用通風路(14b)を備え、余った散布物を前記タンク(6)へ還元させる。
【選択図】 図3
Description
この発明は、粒状や粉状の肥料や薬剤を散布する散布装置の構成に関する。
従来、タンク(ホッパー)内に粒状や粉状の肥料等を収納し、これら肥料等の散布物をファン(ブロア)から送られる風に乗せて散布ブームから散布する散布装置が知られている。例えば、特開平10ー155324号公報に示される散布装置では、散布ブームの中途部と先端部から散布物を散布する構成となっている。
特開平10-155324号公報(図5、図6)
前記のような従来の散布装置では、作業に先立ち、ファンの風量や散布物の繰出量を調整するものであるが、不慣れな作業者にとってはこの調整が難しく、散布ブームの先端部から余分な散布物を大量に排出して、散布むらを生じ、コストも高く付くという課題があった。
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
即ち、請求項1記載の発明は、粒状または紛状の散布物をタンク(6)内へ収納し、前記散布物を散布ブーム(11)に備えたメイン通風路(14a)へ風と共に送り込み、このメイン通風路(14a)に開口した複数の散布口(12,12…)より散布する散布装置において、前記メイン通風路(14a)の先端部には、前記散布物をタンク(6)へ還元する還元用通風路(14b)を備えたことを特徴とする散布装置とした。
即ち、請求項1記載の発明は、粒状または紛状の散布物をタンク(6)内へ収納し、前記散布物を散布ブーム(11)に備えたメイン通風路(14a)へ風と共に送り込み、このメイン通風路(14a)に開口した複数の散布口(12,12…)より散布する散布装置において、前記メイン通風路(14a)の先端部には、前記散布物をタンク(6)へ還元する還元用通風路(14b)を備えたことを特徴とする散布装置とした。
(発明の作用)
散布作業を行う時には、散布ブーム(11)を被散布物に対して伸ばし、この散布ブーム(11)のメイン通風路(14a)内へ送風することによって散布物が複数の散布口(12,12…)から排出され、満遍なく圃場に散布されることになる。そして、散布口(12)から排出しきれない余分な散布物は還元用通風路(14b)を通じてタンク(6)内へ戻される。
散布作業を行う時には、散布ブーム(11)を被散布物に対して伸ばし、この散布ブーム(11)のメイン通風路(14a)内へ送風することによって散布物が複数の散布口(12,12…)から排出され、満遍なく圃場に散布されることになる。そして、散布口(12)から排出しきれない余分な散布物は還元用通風路(14b)を通じてタンク(6)内へ戻される。
以上のように、前記メイン通風路(14a)の先端部、即ち散布ブーム(11)の先端部にタンク(6)へ還元する還元用通風路(14b)を備えることで、ブーム(11)先端部から過剰な散布物を排出することを防止して、作業幅に亘って極力均一な散布を行なうことができる。また余分な散布物はタンク(6)内へ戻されるので、無駄な飛散を無くしコストを低減することができる。
以下、この発明の散布装置を、圃場管理作業を行う乗用管理機1に搭載した形態について説明する。
図1は、乗用管理機1を示すものであり、この車体の前部のボンネット2内にエンジンEを搭載し、このエンジンEの回転動力をミッションケース3内の変速装置に伝え、この変速装置で減速された回転動力を前輪4と後輪5とに伝えるようにしている。また車体後部には、送風ファン13と、粉状薬剤や粒状肥料等の散布物、ここではタブラ式の薬剤を収納する収容タンク6を搭載し、該収容タンク6の前側に操縦席7を配置すると共に、更にその前方に前後輪4,5を操舵するステアリングハンドル8を突設する構成となっている。収容タンク6内の薬剤は、タンク下部の繰出ロール9を電動式の繰出モータ9により回転することによって、散布ブーム11内のメイン通風路14aへ繰り出されるようになっており、送風ファン13による送風作用を受けて該通風路14aの先端側に向けて圧送され、この途中に所定間隔で開口した複数の散布口12…から散布される構成となっている。
図1は、乗用管理機1を示すものであり、この車体の前部のボンネット2内にエンジンEを搭載し、このエンジンEの回転動力をミッションケース3内の変速装置に伝え、この変速装置で減速された回転動力を前輪4と後輪5とに伝えるようにしている。また車体後部には、送風ファン13と、粉状薬剤や粒状肥料等の散布物、ここではタブラ式の薬剤を収納する収容タンク6を搭載し、該収容タンク6の前側に操縦席7を配置すると共に、更にその前方に前後輪4,5を操舵するステアリングハンドル8を突設する構成となっている。収容タンク6内の薬剤は、タンク下部の繰出ロール9を電動式の繰出モータ9により回転することによって、散布ブーム11内のメイン通風路14aへ繰り出されるようになっており、送風ファン13による送風作用を受けて該通風路14aの先端側に向けて圧送され、この途中に所定間隔で開口した複数の散布口12…から散布される構成となっている。
また前記散布ブーム11は、図2と図3に示すように、機体の左右横側方に向けて延出する作業姿勢と、機体の前後方向に沿わせる収納姿勢とに変更自在に構成している。
また散布ブーム11の先端部は、ループ状に屈曲構成し、前記収容タンク6内へ連通するべく還元用通風路14bを構成して、メイン通風路14a内での余分な薬剤を還元用通風路14bを通じてタンク6内へ吹き返す構成としている。
また散布ブーム11の先端部は、ループ状に屈曲構成し、前記収容タンク6内へ連通するべく還元用通風路14bを構成して、メイン通風路14a内での余分な薬剤を還元用通風路14bを通じてタンク6内へ吹き返す構成としている。
また前記メイン通風路14aと各散布口12との間には、筒状の貯留部15を構成すると共に、この各貯留部15下部に繰出ローラ17を内装する構成となっている。そして前記複数の繰出ローラ17,17…を、前記散布ブーム11に沿わせた伝動軸16にて同一軸芯で連結する構成となっている。
これにより、1つの貯留部15に貯留されない余分な薬剤は、風によって次の貯留部15へ順次送られ、前記伝動軸16を別途備えた可変モータ17M,17Mで回転させることで、各繰出ローラ17を回転し、タブラ式の薬剤が落下する構成となっている。
また前記収納タンク6下部の繰出ロール9には、図5と図6に示すように、薬剤の重量負荷を検出する負荷センサ20を設け、薬剤の重量負荷がある場合には、繰出作用が正常に行われているものとし、一方タンク6内で薬剤が無くなったり、ブリッジ化現象を起こして、ロール9部への負荷が無くなることで、ロール9を受ける軸受体21がスプリング22の弾発作用によって上動し、負荷センサ20が無負荷状態を検出し、警告ブザー23を作動させる構成となっている。
また前記乗用管理機1の散布装置では、薬剤のブリッジ化現象を防止する手段として、図7に示すように、送風ファン13からの風の一部を配管24を通じてタンク6内に送り込むことによって薬剤を撹拌する構成としている。詳しくは、タンク6の側壁に斜め方向の通風口25,25…を開けて送り込むことにより、風がタンク6内を渦巻き状に旋回し、これにより薬剤の撹拌作用が働き、前記ブリッジ化現象を防止することができる。しかも、タンク6の内圧を上げることにより自然流下の粒剤を圧送し、散布の安定化を図ることができる。
次に、図8に基づいて、前記乗用管理機1の散布制御について説明する。
ここでは、散布作業車に、前輪4の操向角を検出する前輪切角センサ30、車速を検出する車速センサ31を設けると共に、前記左右の各散布ブーム11の繰出ローラ17,17を夫れ夫れ可変式電動モータ17M,17Mで駆動する構成としている。
ここでは、散布作業車に、前輪4の操向角を検出する前輪切角センサ30、車速を検出する車速センサ31を設けると共に、前記左右の各散布ブーム11の繰出ローラ17,17を夫れ夫れ可変式電動モータ17M,17Mで駆動する構成としている。
そして、散布作業においては、直進作業時には、車速に応じて左右各モータ17M,17Mを同速で回転させ、前記前輪切角センサ30の検出により車両の操向操作を検出した時には、この操向角と操向方向に応じて、コントローラCにて左右のモータ11L,11Rの回転数を変更する構成となっている。即ち、操向内側のモータ回転数を減速させ、操向外側のモータ回転数を増速させる。
これにより、圃場端等での操向時に操向内側と外側の散布密度の差を少なくして極力均一な散布作業を行なうことができる。
また前記乗用管理機1の前後輪操舵構成は、図10に示すように、ポンプPから送り出される圧油を、全油圧式操舵装置、及び操向モードを切り替える第一切替制御弁34を通じて前輪操舵用シリンダ32へ送り込むと共に、同シリンダ32から戻される圧油を、同じく操向モードを切り替える第二切替制御弁35を通じて、後輪操舵用シリンダ33へ送る構成としている。また更に、第二切替制御弁35の戻し油路側には、オリフィス36を有する第三切替制御弁37を備える構成となっている。そしてこれら第一、第二、第三の切替制御弁34,35,37をコントローラCの通電指令により切り替える構成としている。
また前記乗用管理機1の前後輪操舵構成は、図10に示すように、ポンプPから送り出される圧油を、全油圧式操舵装置、及び操向モードを切り替える第一切替制御弁34を通じて前輪操舵用シリンダ32へ送り込むと共に、同シリンダ32から戻される圧油を、同じく操向モードを切り替える第二切替制御弁35を通じて、後輪操舵用シリンダ33へ送る構成としている。また更に、第二切替制御弁35の戻し油路側には、オリフィス36を有する第三切替制御弁37を備える構成となっている。そしてこれら第一、第二、第三の切替制御弁34,35,37をコントローラCの通電指令により切り替える構成としている。
以上のように構成した乗用管理機1では、別途備えた操舵モード設定器の設定に応じて、第一、第二切替制御弁34,35の切替操作により、車両を四輪操舵モードと、前輪操舵モード、後輪操舵モードの何れかで走行することができる。また前記第一、第二、第三の切替制御弁34,35,37をコントローラCにより切り替える構成としたので、例えば、車両の発進時や低速走行時には、四輪操舵モードを牽制してステアリングハンドル8の操作力を低減したり、車両の高速走行時には、前記シリンダ32(33)から戻される圧油をオリフィス36を通じてタンクTへ戻すことで、ハンドル荷重を重くして車両の直進性を向上させることができる。
この発明の散布装置は、背負式散布装置や非乗用式の散布作業車にも利用することができる。
1 乗用管理機
6 収容タンク
11 散布ブーム
12 散布口
13 送風フアン
14a メイン通風路
14b 還元用通風路
6 収容タンク
11 散布ブーム
12 散布口
13 送風フアン
14a メイン通風路
14b 還元用通風路
Claims (1)
- 粒状または紛状の散布物をタンク(6)内へ収納し、前記散布物を散布ブーム(11)に備えたメイン通風路(14a)へ風と共に送り込み、このメイン通風路(14a)に開口した複数の散布口(12,12…)より散布する散布装置において、前記メイン通風路(14a)の先端部には、前記散布物をタンク(6)へ還元する還元用通風路(14b)を備えたことを特徴とする散布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004355543A JP2006158306A (ja) | 2004-12-08 | 2004-12-08 | 散布装置 |
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JP2004355543A JP2006158306A (ja) | 2004-12-08 | 2004-12-08 | 散布装置 |
Publications (1)
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JP2006158306A true JP2006158306A (ja) | 2006-06-22 |
Family
ID=36660951
Family Applications (1)
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JP2004355543A Pending JP2006158306A (ja) | 2004-12-08 | 2004-12-08 | 散布装置 |
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JP (1) | JP2006158306A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007252236A (ja) * | 2006-03-22 | 2007-10-04 | Matsuyama Plow Mfg Co Ltd | 散布装置 |
WO2011056138A1 (en) * | 2009-11-05 | 2011-05-12 | Väderstad-Verken Ab | Arrangement for recycling air in an agriculture machine |
WO2019003714A1 (ja) * | 2017-06-28 | 2019-01-03 | 株式会社クボタ | 散布装置 |
-
2004
- 2004-12-08 JP JP2004355543A patent/JP2006158306A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007252236A (ja) * | 2006-03-22 | 2007-10-04 | Matsuyama Plow Mfg Co Ltd | 散布装置 |
WO2011056138A1 (en) * | 2009-11-05 | 2011-05-12 | Väderstad-Verken Ab | Arrangement for recycling air in an agriculture machine |
US8443742B2 (en) | 2009-11-05 | 2013-05-21 | Väderstad-Verken Ab | Arrangement for recycling air in an agriculture machine |
WO2019003714A1 (ja) * | 2017-06-28 | 2019-01-03 | 株式会社クボタ | 散布装置 |
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