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JP2006157784A - 原稿読取装置、画像形成装置、および原稿読取方法 - Google Patents

原稿読取装置、画像形成装置、および原稿読取方法 Download PDF

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JP2006157784A
JP2006157784A JP2004348395A JP2004348395A JP2006157784A JP 2006157784 A JP2006157784 A JP 2006157784A JP 2004348395 A JP2004348395 A JP 2004348395A JP 2004348395 A JP2004348395 A JP 2004348395A JP 2006157784 A JP2006157784 A JP 2006157784A
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Abstract

【課題】ADF読み取りを行う場合に、ユーザの意図に応じた読み取りサイズで原稿を読み取り、画像形成装置における入力データを取得することができる原稿読取装置を提供する。
【解決手段】原稿載置(ステップS1)後、ADF読取実行前に、読取サイズ設定があった場合(ステップS2でYES、S3-1)、原稿のサイズに関係なく該読取サイズの範囲について読み取り処理を行い、画像データを取得する(ステップS4-1、S5-1、S6-1でYES)。読取サイズ設定がなかった場合(ステップS2でNO、S3-2)、原稿後端の読取位置への到達が検知されるまで読み取りを行うことで、実原稿サイズの読取を行う(ステップS4-2、S5-2、S6-2でYES)。これにより、ユーザが特定範囲の読み取りを意図した場合にはこれに応じた読み取りを行うことができ、意図しない場合には特段の設定なしに実原稿サイズの読み取りを行うことができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、ADF(自動原稿給紙装置)を備えた原稿読取装置における原稿の読取処理に係る技術に関する。
いわゆるコピー機やファクシミリあるいはこれらの複合装置において、連続的に原稿を給紙することが出来る、ADF(自動原稿給紙装置)を備えるものが公知である(例えば特許文献1および特許文献2参照。)。
また、使用者が用紙サイズを選択した場合には、原稿サイズを無視して画像領域を算出することによって、使用者が意図する結果を得ることが出来る複写装置も公知である(例えば、特許文献3参照。)。
特開2002−281291号公報 特開2002−290678号公報 特開2000−103536号公報
ADFで原稿を読み取ることにより生成される画像データは、コピーの際の原画像データおよびファクシミリ送信の際の送信画像データとして用いられる。あるいは、コンピュータによって画像処理等に供される場合もある。すなわち、ADF読み取りは、コピーやファクシミリ送信などの機能を備える画像形成装置における入力データを取得する手段として作用する。それゆえ、係る画像データは、原稿においてユーザがコピーやFAX送信などの処理を所望する領域に忠実に対応したデータとして生成されることが望ましい。しかしながら、その一方で、ユーザにとっては、単に原稿の表現する内容をそのまま画像データとして取得できればよい場合もあり、係る場合は、読取方法や領域の設定などを逐一行ったり、既定の設定内容を意識することなく、そうしたデータを取得できる態様が望ましいといえる。
特許文献1および特許文献2に開示された装置においては、ADFにより原稿を給紙してこれを読み取る場合に、読み取りサイズをどのように特定するのかを、モードの選択という方法であらかじめ指定しておくことが必要であった。
また、特許文献3に開示された技術は、いずれも、選択された用紙サイズに基づき複写範囲を調整する技術であり、ファクシミリ等、用紙の使用を要しない機能を有する装置については対応できない。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、ADF読み取りを行う場合に、特段のモード指定を要することなく、ユーザの意図に応じた読み取りサイズで原稿を読み取り、画像形成装置における入力データを取得することができる原稿読取装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、原稿を所定の読み取り位置に自動的に給紙する給紙機構と、前記読み取り位置で前記原稿を先端側から線順次に読み取る読取手段と、前記読取手段に読み取りの実行指示を与える指示手段と、前記読取手段による読み取り結果に基づいて画像データを生成する生成手段と、を備える原稿読取装置であって、読取サイズを設定する設定手段をさらに備え、前記読取手段は、前記実行指示の時点で前記読取サイズが設定されている場合には前記読取サイズに基づく読み取り処理を行い、前記読取サイズが設定されていない場合には前記原稿の実原稿サイズの読み取りを行う、ことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の原稿読取装置であって、前記実原稿サイズの読取完了を検知する検知手段、をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の原稿読取装置を画像データの入力手段として備える。
また、請求項4の発明は、原稿を所定の読み取り位置に自動的に給紙する給紙機構を備える原稿読取装置における原稿読取方法であって、読取サイズを設定する設定工程と、前記読み取り位置で所定の読取手段によって前記原稿を先端側から線順次に読み取る読取工程と、前記読取工程に読取結果に基づいて前記画像データを生成する生成工程と、を備え、前記読取工程においては、前記設定工程において前記読取サイズが設定された場合には前記読取サイズに従って読み取りを行い、前記読取サイズが設定されなかった場合には実原稿サイズに基づいて読み取りを行う、ことを特徴とする。
請求項1ないし請求項4の発明によれば、原稿を所定の読み取り位置に自動的に給紙する給紙機構によって原稿を給紙しつつ読み取る場合に、オペレータによってあらかじめ読取サイズの指定があれば、係る読取サイズの範囲について読み取り処理が行われ、原稿の実際の大きさがどのようなものであろうと、オペレータが読み取りたい範囲の読み取りを行い、画像データを取得することができる。一方、読取サイズを設定せずに読み取りを実行した場合には、実原稿サイズに従った読み取りがなされるので、読取方法や領域の設定などを逐一行ったり、既定の設定内容を意識することなく、画像データを取得することができる。すなわち、あらかじめ読取動作のモード指定をせずとも、ユーザが特定範囲の読み取りを意図した場合にはこれに応じた読み取りを行うことができ、意図しない場合には特段の設定なしに実原稿サイズの読み取りを行うことができ、いずれの場合も、例えば所定の画像形成装置の入力データとしてこれを供することができる。
<装置の外観構成>
図1および図2は、本発明の実施形態に係る原稿読取装置を含む画像形成装置1Aの概略外観構成を示す図であり、図1がブックカバー17を閉じた状態の斜視図に相当し、図2がブックカバー17を開いた状態の斜視図に相当する。
図1および図2に示すように、画像形成装置1Aは、筐体HSの上面に設けられたスキャナ11と、筐体HSに内蔵されたプリンタ12と、筐体HSにおいて前方へ突出した表示部13および操作部14と、筐体HSの下部に設けられた給紙部15とを備える。さらに、画像形成装置1Aには、フィニッシング処理を行うフィニッシャ16が筐体HSの側面に装着され、スキャナ11へ原稿を給送するADF(Automatic Document Feeder)172を備えるブックカバー17が筐体HSの上面に取り付けられる。また、筐体HSの側面(側面以外でもよい)には、開閉可能なオプションスロットカバー18が設けられる。画像形成装置1Aでは、オプションスロットカバー18を開いた状態において、筐体HSに内蔵された本体ボード上のオプションスロット30(図3)に筐体HSの外側からアクセス可能である。
画像形成装置1Aには、ユーザインターフェースとして、操作部14および表示部13が設けられる。操作部14は、メカニカルスイッチで構成され、ファクシミリ送受信およびコピーに関する各種指示を画像形成装置1Aに与えるために用いられる。表示部13は、液晶ディスプレイ等の表示デバイスによって構成され、ファクシミリ送受信およびコピーに関する各種情報を表示する。例えば、後述するADF読み取りを実行する場合であれば、読取サイズの選択メニューなどが、表示部13に表示される。なお、表示部13をタッチパネルディスプレイで構成して、表示部13が操作部14の一部または全部の機能を兼ね備えるようにしてもよい。
給紙部15は、前方に引き出し可能な4個の給紙カセット151〜154を備える。各給紙カセット151〜154には、所定のサイズ(例えば、A4,B5等)の記録紙が所定の方向(縦、横)で格納される。
フィニッシャ16は、画像が形成された記録紙に、ステープル加工やパンチ加工等のフィニッシング処理を施して、排紙トレイ161に出力する。図1および図2における矢印AR1は、画像が形成された記録紙の排出方向を示している。
ブックカバー17は、ヒンジ171を軸として開閉可能となっている。ブックカバー17には後述するADF172が構成されてなる。ADF172は、複数枚の原稿を連続的に読み取ることが出来るよう、原稿を自動的に供給する機構である。ADF172は、原稿がセットされる原稿給紙トレイ173を備えており、原稿ガイド174a,174bに沿って差込口175にセット(差込)された原稿を原稿ガラス111bへ給送する。なお、原稿ガイド174aは原稿給紙トレイ173に固定されているのに対して、原稿ガイド174bは図1にて矢印AR2に示すように±Y方向に所定の範囲でスライド可能となっている。すなわち、原稿ガイド174bは読取対象となる原稿のサイズに応じてその配置を調節可能となっている。
<装置の内部構成>
図3は、画像形成装置1Aの内部構成を示すブロック図である。画像形成装置1Aは、MPU(マイクロプロセッサ;MicroProcessor Unit)20、ROM21およびRAM22を備えるマイクロコンピュータを内蔵している。MPU20は、ROM21に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、画像形成装置1Aの各構成を統括制御する。RAM22は、MPU20による統括制御に必要なデータを一時記憶する。MPU20による統括制御により、画像形成装置1Aの各種機能が実現される。
MPU20は、操作部14に対する操作を検出して画像形成装置1Aの動作へ反映させるとともに、表示部13における表示内容の制御を行う。また、MPU20は、フィニッシャ16の動作を制御する機能も有する。
スキャナ11は、ライン状に設けられたCCDイメージセンサ(ラインセンサ)により原稿上の画像をライン単位に順次に(線順次に)読み取り、当該画像に係る画像データを生成する。当該画像データは、画像メモリ23に記憶され、ファクシミリ送信における送信画像データあるいは原稿コピーにおけるコピー画像データとして利用される。スキャナ11については後述する。
プリンタ12は、例えば、LEDプリンタヘッドを有する電子写真方式のプリンタであり、与えられた画像データに係る画像を記録紙上に形成する。
また、画像形成装置1Aは、NCU(網制御装置;Network Control Unit)24、MODEM(モデム;MOdulator DEModulator)25、CODEC(符号化・復号器;COderand DECoder)26および画像メモリ23を備える。
NCU24は、一般公衆電話回線網(PSTN;Public Switched Telephone Networks)への接続を制御する。NCU24は、通信先の電話番号(FAX番号を含む)に対応したダイヤル信号を送出する機能および着信を検出する機能を備える。
MODEM25は、ITU(国際電気通信連合)−T勧告T.30に従ったファクシミリ伝送制御手順に基づいて、V.17,V.27ter,V.29等に従った送信データの変調および受信データの復調を行う。あるいは、MODEM25は、これらに加えて、V.34に従った送信データの変調および受信データの復調を行う。MODEM25によって変調された送信データは、NCU24を経由してPSTNへ送出される。また、MODEM25が復調を行う受信データは、NCU24を経由してPSTNから与えられる。
CODEC26は、画像メモリ23に記憶された送信画像データをMH,MRおよびMMR方式等により符号化(エンコード)するとともに、MODEM25によって復調された受信データを復号(デコード)する。復号により得られた受信画像データは画像メモリ23に記憶される。
オプションスロット30は、オプションボード40を着脱可能に構成される。オプションスロット30に装着されたオプションボード40は、MPU20と通信可能であり、MPU20によって制御される。
<スキャナ>
図4は、スキャナ11およびADF172を含むブックカバー17の概略構成を示す断面模式図である。本実施の形態においては、スキャナ11とADF172とが、読取装置の本質的部分を構成する。
スキャナ11は、FBS(Flat Bed Scanner)方式およびADF方式による原稿上の画像の読み取り処理を担う。なお、本実施の形態においては、前者を単に「FBS読み取り」と称し、後者を単に「ADF読み取り」と称する。図2に示すように、筐体HSの上面には、FBS読み取りの際に原稿上の画像の読取部となる原稿ガラス111aと、ADF読み取りの際に原稿上の画像の読取部となる原稿ガラス111bとが設けられてなる。原稿ガラス111a,111bは、平坦な透明ガラス板で構成されている。筐体HSの内部であって原稿ガラス111aおよび111bの下方には、読取機構113が備わっている。
読取機構113は、照射光源とCCDイメージセンサとを含む光学系部材(他には例えば複数のミラー等を有する)が一体に設けられたものであり、MPU20によって制御される図示しない駆動手段によって±X方向に移動可能とされてなる。走査用光を原稿ガラス111aまたは111bを介して原稿に照射しながら、該原稿からの反射光をCCDイメージセンサがライン単位で順次に受光することで、原稿上の画像の読み取りがなされる。このような読取機構113は、公知技術にて構成可能である。
FBS読み取りの場合は、まずあらかじめ、読み取りたい面を下方(−z方向)に向けた状態で原稿が原稿ガラス111a上に載置され、ブックカバー17が閉じられる。その後、操作部14を介した所定の実行指示がなされると、読取機構113は、所定の走査速度で初期位置であるX=X2から+X方向(すなわち副走査方向)へと移動する。係る移動の間、照射光源からは原稿に向けて走査用光が照射され、同時に、原稿からの反射光がCCDイメージセンサにおいて1ラインずつ受光される。これにより、原稿の読み取りが実現される。
ADF読み取りの場合、読取機構113はX=X1の位置(読み取り位置)に固定され、原稿ガラス111b上を通過する原稿DCの画像を読み取ることになる。厳密に言えば、読取機構113はX=X1の位置にCCDイメージセンサが位置するように固定される。なお、ADF読み取りに際して原稿DCの副走査方向の端部を検知するための端部センサ112が、X=X0の位置に設けられている。端部センサ112としては、例えば公知の光電センサを用い、原稿DCが読取位置(厳密には端部センサ112の直上位置)を通過中であるか否かで該光電センサの受光量が異なることを利用して、原稿DCの先後端を受光量の変化から検出することができる。なお、原稿DCの先後端をそれぞれ検知するように作用することから、端部センサ112は、結果的に、原稿DCの副走査方向の最大読取サイズ(副走査方向の実原稿サイズ)の読み取りの完了を検知する検知手段として作用する。ADF読み取りの詳細は次述する。
<ADF>
次に、ADF172の構成について、上述の図1および図4に基づいて説明する。ADF172は、ブックカバー17に組み込まれてなり、複数枚の原稿DCを連続的に読み取ることが出来るよう、原稿DCを自動的に供給する機構である。
ADF172は、原稿給紙トレイ173と、取込部材176と、第1ローラR1と、搬送路177と、押圧部材178と、原稿排出トレイ179とを主として備える。
原稿給紙トレイ173は、読み取り対象となる複数枚の原稿DCからなる原稿束が積載されるトレイである。原稿給紙トレイ173の一方端側は、原稿DCの最先端部が差し込まれる差し込み口175を構成している。
また、原稿給紙トレイ173には、既述のように原稿ガイド174a、174bが備わっている。本実施の形態においては、原稿ガイド174bの配置位置がセットされる原稿の主走査サイズに応じて調整されることを利用して、原稿ガイド174bの配置位置を検出することで主走査方向の原稿サイズ(以下、「主走査サイズ」と称する。)を特定するようになっている。これは、例えば原稿ガイド174bに所定の位置センサを設けるなど、公知の手法で実現可能である。なお、主走査サイズを特定する方法は、これに限定されるものではなく、原稿給紙トレイ173の原稿載置面に公知の光電センサを設け、その透過もしくは反射状態から主走査サイズを特定する態様であってもよいし、複数の手法を組み合わせる態様であってもよい。
取込部材176および第1ローラR1は、積載された原稿束から最上にある1枚の原稿DCだけを搬送路177へと取り込む役割を担う。第1ローラR1を回転させることにより、1枚の原稿DCが、第1ローラR1と取込部材176との間で挟持されつつ搬送路177へと取り込まれる。その際、残りは取込部材176によって取り込みが阻害される。
搬送路177は、読み取り処理に際して原稿DCが搬送される経路である。搬送路177の途中には、第2ローラR2(R2a、R2b)、第3ローラR3(R3a、R3b)、および第4ローラR4(R4a、R4b)が備わっている。第2ローラR2〜第4ローラR4はいずれも、互いに近接配置された1対のローラからなり、図示しない駆動手段によって回転させられる。搬送路177へと取り込まれた原稿DCが、順次に第2ローラR2ないし第4ローラR4に達すると、それぞれのローラは、回転しつつ間隙に原稿DCを挟持することにより、原稿DCを搬送する。なお、各ローラの配置位置は図4に示す場合に限定されるものではなく、また、より多くのローラが設けられてなる態様であってもよい。
押圧部材178は、ADF読み取りにおける原稿DCの読み取り位置、つまりは読取機構113の配置位置(X=X1)の直上に備わる。押圧部材178は、搬送路177を搬送されている原稿DCのうち当該読み取り位置を通過する部分およびその近傍について、読み取りに際し原稿ガラス111bに圧接されるよう、搬送状態を維持しつつ原稿ガラス111bとの間で挟み込む役割を担う。そのため、押圧部材178の少なくとも下端部分は、搬送される原稿DCとの間で低摩擦状態を維持しつつ圧接できる程度の弾性を有するように、構成されてなる。
原稿排出トレイ179は、読み取り処理に供された後、第4ローラR4により排出された原稿DCが堆積するトレイである。
<ADF読み取り>
図5は、本実施の形態に係るADF読み取りにおける処理の流れを示す図である。ADF読み取りを行う場合、まず、オペレータによって、読み取り対象である複数の原稿DCからなる原稿束が、読み取りたい面を上向きにして原稿給紙トレイ173に載置される(ステップS1)。その際、主走査方向となるY方向については、原稿DCの端部の一方をまず原稿ガイド174aに当接させるとともに、原稿ガイド174bの配置位置を調節することで、他方の端部が原稿ガイド174bに当接するようにされる。これにより、主走査サイズが原稿ガイド174bの配置位置に基づいて検知される。
一方、副走査方向については、図4に矢印AR3にて示すように、第1ローラR1および取込部材176に当接するまで原稿DCの先端を差し込み口175の奥に差し込むようにする。なお、図示しない接触センサや光電センサなどが取込部材176若しくは第1ローラR1に、あるいはそれらの近傍に設けられ、係る当接を検知する態様であってもよい。
次に、このように原稿DCをセットした状態で、オペレータによって読取サイズの指定がなされる(ステップS2)。具体的には、表示部13に、”A4縦”、”A4横”、”A5”、”B4”、”B5”などの読取サイズリストが表示されるので、オペレータは、操作部14を操作して、そのうちのいずれか1つを選択する。なお、以降の説明では、係る選択により定まる読取サイズのうち副走査方向のサイズを、特に「指定読取サイズ」と称する。
原稿がセットされ、読取サイズが指定された状態で(ステップS2でYES)、操作部14を通じて所定の読み取り実行指示が与えられると、読み取り処理が開始される(ステップS3−1)。具体的には、まず第1ローラR1ないし第4ローラR4が同期しつつ回転を始める。回転する第1ローラR1および取込部材176の作用によって、積載された原稿束から、最上にある1枚の原稿DCだけが搬送路177(177a)へと取り込まれていく。
やがて原稿DCの先端は第2ローラR2a、R2bの位置に達するが、原稿DCはこれらに挟持されつつさらに搬送され、読取位置へと達する。読取位置の近傍においては、原稿DCは押圧部材178によって案内されつつ搬送される。
搬送路177aにおいては、端部センサ112が原稿DCの先端の読取位置への到達を監視している(ステップS4−1)。原稿DCの先端の到達が端部センサ112によって検知されると(ステップS4−1でYES)、原稿DCが読取位置に到達したものとみなして、読取機構113は画像の読み取り処理を開始する。すなわち、光源から光を照射すると共に、反射光をCCDイメージセンサで受光することで、主走査方向についてライン単位で画像データを取得する(ステップS5−1)。具体的には、原稿DCが読取機構113の直上を一定速度で移動していく間にCCDイメージセンサが一定のタイミングで反射光を受光し、その結果がRAM22に順次蓄積されることになる。これにより、読取機構113が副走査方向に相対的に移動しつつ主走査方向の走査を行って画像データを生成する態様が実現されてなる。ここで、主走査方向の読み取りは、原稿ガイド174a側を基準位置として、ステップS2にて指定された主走査方向の読取サイズの範囲について行われる。
ただし、実際には原稿DCの先端がX=X1に到達するまでは、原稿DCからの反射光を受光したことにならないので、原稿DCの先端がX=X0からX=X1まで移動する間に読み取ったいくつかのライン数の受光データは棄却されることになる。どれだけのデータを棄却すれば良いのかは、各ローラの回転速度から求まる原稿DCの移動速度、CCDイメージセンサの解像度やサンプリングレートなど、既知の設定値から定めることができる。あるいはこれらの設定値に基づいて原稿DCの先端がX=X0を通過した後X=X1に達するまでの所用時間を算出し、X=X0を通過してからその所要時間経過後に読み取り処理を開始する態様であってもよい。
このような読取機構113による原稿DCの読み取り処理は、指定読取サイズの範囲の読み取り処理が終了するまで継続する(ステップS6−1)。指定読取サイズの範囲の読み取り処理が終了すると(ステップS6−1でYES)、具体的には、指定読取サイズに相当するライン数の分だけ読み取りがなされ画像データが蓄積されると、その時点で読み取り処理は終了となる(ステップS7)。ここで、指定読取サイズに相当するライン数は、指定読取サイズと、各ローラの回転速度から求まる原稿DCの移動速度、CCDイメージセンサの解像度やサンプリングレートなど、既知の設定値から定めることができる。取得された画像データは、コピーの場合であればコピー元の画像データとして、ファクシミリ送信の場合であれば送信元のデータとして用いられることになる。すなわち、画像形成装置1Aにおける後段の処理のための入力データとして用いられることになる。
一方、本実施の形態においては、読取サイズの指定がなくても(ステップS2でNO)、読み取り処理を実行させることが可能である。この場合、読み取り実行指示があると(ステップS3−2)、読取サイズの指定があった場合と同様に、端部センサ112が原稿DCの先端の読取位置への到達を監視し(ステップS4−2)、原稿DCの先端の到達が端部センサ112によって検知されると(ステップS4−2でYES)、原稿DCが読取位置に到達したものとみなして、読取機構113は画像の読み取り処理を開始する。すなわち、光源から光を照射すると共に、反射光をCCDイメージセンサで受光することで、主走査方向についてライン単位で画像データを取得する(ステップS5−2)。その際、主走査方向の読み取りは、原稿給紙トレイ173に原稿束が載置された際に取得された主走査サイズの範囲について行われる。
読取機構113が原稿DCの読み取り処理を継続している間、端部センサ112が、原稿DCの後端の読取位置への到達を監視している(ステップS6−2)。端部センサ112によって原稿DCの後端が読取位置に到達したことが検知されると(ステップS6−2でYES)、読み取り処理は終了となる(ステップS7)。ただし、厳密には原稿DCの後端はまだ読取位置であるX=X1を通過していないので、係る通過があるまで読み取り処理は継続される。どれだけライン数の分だけ読み取りを継続すれば良いのかは、各ローラの回転速度から求まる原稿DCの移動速度、CCDイメージセンサの解像度やサンプリングレートなど、既知の設定値から定めることができる。通常は、読み取り開始時にデータを棄却するのと同じライン数だけ継続すればよい。
ここで、読み取り処理に先立つ読取サイズの指定の有無と、読み取り処理の内容との関係について考える。図6は、実原稿サイズが”A4”である場合について、読取サイズとの関係を例示的に説明するための図である。図6においては、上側端部が原稿ガイド174aに当接する場合を想定している。
読取サイズが指定されたうえで読取指示がなされた場合、原稿の実際の大きさがどのようなものであろうと、読取サイズの範囲の読み取りがなされることになる。従って、図6(a)のように読取サイズが”A5”と実原稿サイズよりも小さい場合は、辺AEから読み取りが開始され、辺GFが読取位置に達すると読み取りが終了する。例えば、原稿の一部分だけを読み取って画像データを取得し、コピーやファクシミリ送信を行いたい場合、あるいはコンピュータ上でその部分の画像データのみを利用したい場合などに、このような読み取りを行うことが考えられる。
一方、図6(b)のように読取サイズが”B4”と実原稿サイズよりも大きい場合も、指定に従って辺AHから読み取りが開始され、辺JIが読取位置に達すると読み取りが終了する。例えば、他にB4サイズの原稿があってその全体を読み取って画像データを取得するような場合であって、A4サイズの原稿についても、同データサイズの(縦横の画素数が同じ)画像データを取得し、コンピュータ上でそれらの同一データサイズの画像データを画一的に処理したい場合などに、このような読み取りを行うことが考えられる。
これらに対して、読取サイズが指定されないで読取指示がなされた場合は、検知された実原稿サイズのまま、すなわち辺ABから読み取りが開始され、辺DCが読取位置に達したことが端部センサ112によって検知されると読み取りが終了することになる。
なお、読取位置を通過した原稿DCは、第3ローラR3および第4ローラR4に順次挟持されつつ搬送路177bを搬送され、最終的には第4ローラR4によって原稿排出トレイ179へと排出される。
また、ここまでは1枚の原稿にDCに着目して説明しているが、上記のような処理が原稿給紙トレイ173に原稿束として積載されている原稿DCについて、順次に行われる。すなわち、直前に取り込まれた原稿DCが取込部材176および第1ローラR1から離れてしまえば、次後の原稿が、連続的にあるいは間欠的に一定間隔でもって同様の処理に供されることになる。
以上、説明したように、スキャナ11及びADF172を含んで構成される本実施の形態に係る原稿読取装置によれば、ADF読み取りに際して、オペレータによってあらかじめ読取サイズの指定があれば、係る読取サイズの範囲について読み取り処理を行う。原稿の実際の大きさがどのようなものであろうと、オペレータが読み取りたい範囲の読み取りが行われることになる。これは、異なるサイズの原稿について読み取り処理を行う場合であって、原稿サイズによらず同データサイズの画像データを取得し、これを後段の処理で利用したい場合になどに好適である。
また、読取サイズが実原稿サイズよりも小さく指定されている場合は、原稿の一部分だけを読み取って画像データを取得し、後段の処理でその部分の画像データのみを利用することが出来るようになる。読取サイズが実原稿サイズよりも大きく指定されている場合も、例えば原稿の大小によらず最大の原稿の原稿サイズに合わせて画像データを取得し、後段の処理でこれを利用することが出来るようになる。
さらに、読取サイズを設定せずに読み取りを実行した場合には、実原稿サイズに従った読み取りがなされるるので、読取方法や領域の設定などを逐一行ったり、既定の設定内容を意識することなく、画像データを取得することができる。
<変形例>
上述の実施の形態では、読取機構113において光源とCCDイメージセンサとは一体のものとして説明しているが、これらが別体に設けられ、読み取りの際には同期して移動するよう構成されていてもよい。また、レンズおよびCCDイメージセンサは所定の位置に固設され、光源および複数のミラーのみが駆動手段によって±X方向に移動可能とされる態様であってもよい。
また、上述の実施の形態において、画像形成装置1Aは、ADF読み取りに際して原稿DCをFBS読み取りの場合とは異なる箇所にて読み取るよう構成されているが、ADF読み取りの場合でも、取り込んだ原稿をFBS読み取りに用いる原稿ガラス111a上に搬送していったん静止させ、FBS読み取りと同様に読取機構を走査して読み取り処理を行うように、画像形成装置が構成されていてもよい。かかる場合、指定読取サイズの方が最大読取サイズよりも小さい場合は、読取機構は、移動しつつ原稿の一方端部から読み取りを開始し、指定読取サイズに到達した時点で読み取りを終了することになる。
上述の実施の形態では、読取サイズは”A4縦”、”A4横”、”A5”、”B4”、”B5”など、いわゆる定型サイズで指定されているが、数値入力などによって、任意のサイズの領域を原稿サイズとして指定できる態様であってもよい。
上述の実施の形態では、読取サイズを指定しない場合、端部センサ112で原稿の先後端をそれぞれ検知することによって、結果的に副走査方向の最大読取サイズを特定する態様となっているが、原稿給紙トレイ173に所定のセンサを備え、原稿がセットされる際に、該センサによって副走査方向の最大読取サイズを特定する態様であってもよい。
本発明の実施形態に係る原稿読取装置を含む画像形成装置1Aの概略外観構成(ブックカバー17を閉じた状態)を示す図である。 本発明の実施形態に係る原稿読取装置を含む画像形成装置1Aの概略外観構成(ブックカバー17を開いた状態)を示す図である。 画像形成装置1Aの内部構成を示すブロック図である。 スキャナ11およびADF172を含むブックカバー17の概略構成を示す断面模式図である。 本実施の形態に係るADF読み取りにおける処理の流れを示す図である。 実原稿サイズが”A4”である場合について、読取サイズとの関係を例示的に説明するための図である。
符号の説明
1A 画像形成装置
11 スキャナ
111a (FBS読み取り用)原稿ガラス
111b (ADF読み取り用)原稿ガラス
112 端部センサ
113 読取機構
13 表示部
14 操作部
15 給紙部
17 ブックカバー
172 ADF
173 原稿給紙トレイ
174a、174b 原稿ガイド
174a,174b 原稿ガイド
175 差込口
176 取込部材
177(177a、177b) 搬送路
178 押圧部材
179 原稿排出トレイ
DC 原稿
HS 筐体
R1〜R4 第1ローラ〜第4ローラ
S1〜S7 ステップ

Claims (4)

  1. 原稿を所定の読み取り位置に自動的に給紙する給紙機構と、前記読み取り位置で前記原稿を先端側から線順次に読み取る読取手段と、前記読取手段に読み取りの実行指示を与える指示手段と、前記読取手段による読み取り結果に基づいて画像データを生成する生成手段と、を備える原稿読取装置であって、
    読取サイズを設定する設定手段をさらに備え、前記読取手段は、前記実行指示の時点で前記読取サイズが設定されている場合には前記読取サイズに基づく読み取り処理を行い、前記読取サイズが設定されていない場合には前記原稿の実原稿サイズの読み取りを行う、ことを特徴とする原稿読取装置。
  2. 請求項1に記載の原稿読取装置であって、
    前記実原稿サイズの読取完了を検知する検知手段、をさらに備えることを特徴とする原稿読取装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の原稿読取装置を画像データの入力手段として備える画像形成装置。
  4. 原稿を所定の読み取り位置に自動的に給紙する給紙機構を備える原稿読取装置における原稿読取方法であって、
    読取サイズを設定する設定工程と、前記読み取り位置で所定の読取手段によって前記原稿を先端側から線順次に読み取る読取工程と、前記読取工程に読取結果に基づいて前記画像データを生成する生成工程と、を備え、前記読取工程においては、前記設定工程において前記読取サイズが設定された場合には前記読取サイズに従って読み取りを行い、前記読取サイズが設定されなかった場合には実原稿サイズに基づいて読み取りを行う、ことを特徴とする原稿読取方法。
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