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JP2006154527A - プロジェクタ - Google Patents

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JP2006154527A
JP2006154527A JP2004347342A JP2004347342A JP2006154527A JP 2006154527 A JP2006154527 A JP 2006154527A JP 2004347342 A JP2004347342 A JP 2004347342A JP 2004347342 A JP2004347342 A JP 2004347342A JP 2006154527 A JP2006154527 A JP 2006154527A
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修 野中
Taro Endo
太郎 遠藤
Kazuhiro Sato
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Abstract

【課題】使用用途及び使用環境に応じて、鑑賞に最適な投影モードを自動的に設定可能なプロジェクタを提供すること。
【解決手段】入力された画像信号及び音声信号を再生するプロジェクタにおいて、ランプ29を含む光源及び上記光源を冷却するファン33を有する照明光学系と、上記音声信号の種類に応じて、上記照明光学系の動作制御を切り換える切換手段35と、を具備することを特徴とするプロジェクタ。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プロジェクタに関し、特に画像投影時に発熱する光源を冷却するファンを有するプロジェクタに関する。
従来、液晶プロジェクタ等のプロジェクタに関し、光源周辺の温度上昇が規定値を越えた場合に、温度上昇の対策を行う提案がなされている。
例えば、特許文献1には、プロジェクタ内の温度が異常に上昇した場合に、ランプ光源の光量を低下させたり、冷却用のファンの回転数を上昇させて温度を低下させる保護動作を、ユーザーが選択したモードで実行できる技術が開示されている。この特許文献1に開示の技術によれば、温度センサの測定温度が規定値を越えた場合に、冷却装置の冷却力を高めて(ファンの回転数を増大させて)温度上昇を抑えるモードと、ファンによるノイズを上げたくない場合に、ファンの回転数はそのまま又はより下げて、ランプ光量を低減して温度上昇を抑えるモードとを、ユーザーが任意に選択することができる。
また、動作モードを切り換える技術に関し、装置本体の動作モードを自動的に規定して操作を限定することにより、使いやすさ及び操作性を向上させることができる技術の提案がなされている。
例えば、特許文献2には、カメラ本体にアクセサリーを接続して機能を向上させる際に、その接続するアクセサリーの種類に応じてカメラ本体の動作モードを自動的に規定し、カメラ本体の操作を限定することで操作性を向上させる技術が開示されている。この特許文献2に開示の技術によれば、接続するモニタのモニタ電源のON/OFFを自動的に制御することにより、消費電力の低減を図ることもできる。
特開2003−15224号公報 特開平6−343137号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術では、モード設定をユーザー自らが行わなければならないので、ユーザーにとって手間がかかると言える。
また、上記特許文献2に開示された技術は、接続アクセサリーに応じた動作モードの切り換えを行いはするが、その切り換えによって音声と映像との関係をきめ細かく制御する技術ではない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、使用用途及び使用環境に応じて鑑賞に最適な投影モードを自動的に設定するプロジェクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様によるプロジェクタは、入力された画像信号及び音声信号を再生するプロジェクタにおいて、ランプを含む光源及び上記光源を冷却するファンを有する照明光学系と、上記画像信号及び音声信号の種類に応じて、上記照明光学系の動作制御を切り換える切換手段と、を具備することを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第2の態様によるプロジェクタは、入力された画像信号を再生するプロジェクタにおいて、ランプを含む光源及び上記光源を冷却するファンを有する照明光学系と、上記画像信号の種類に応じて、上記照明光学系の動作制御を切り換える切換手段と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、使用用途及び使用環境に応じて、鑑賞に最適な投影モードを自動的に設定するプロジェクタを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係るプロジェクタを説明する。
本発明の一実施形態に係るプロジェクタの構成を図1に示す。以下、図1を用いて本発明の一実施形態に係るプロジェクタの構成を説明する。
本実施形態に係るプロジェクタ1の再生する音声及び画像の信号を入力する装置として、音声及び画像源2を接続する。なお、上記音声及び画像源2としては、例えば、パーソナルコンピューター等の情報機器、DVDプレイヤーやビデオレコーダ等のオーディオビジュアル(Audio Visual)機器(以降、AV機器と称す)、デジタルカメラ等の画像機器が挙げられる。つまり、プロジェクタ1には、上記音声及び画像源2から、音声入力回路3及び画像入力回路5を介して、音声信号及び画像信号が入力される。なお、該音声信号及び該画像信号としては、例えば映画や写真又はプレゼンテーション等の画像信号及び音声信号が想定されるが、これら以外の音声信号及び画像信号であっても勿論よい。
上記音声入力回路3は、音声入力用のインターフェース回路である。音声信号は、上記音声及び画像源2から上記音声入力回路3に入力され、更に音声再生用アンプ回路7において増幅され、スピーカー9により再生される。同様に、上記画像入力回路5は、画像信号入力用のインターフェース回路である。上記画像入力回路5では、上記音声及び画像源2から入力されたRGB信号またはビデオ信号等によるアナログ式または種々のデジタル式の映像信号を、所定の分解能の画素数からなるデジタル画像信号に変換し、画像形成回路10に入力する。
また、切り換え手段としての機能を果たすと共に、プロジェクタ1の各種動作制御(説明の都合上、詳細は後述)を司る手段として、マイクロコントローラー等からなる演算制御回路部(CPU)11が設けられている。さらに、該演算制御回路部(CPU)11には、スイッチ11aが接続されている。該スイッチ11aのユーザーによる操作状態は、上記演算制御回路部(CPU)11により判断され、その操作状態に従った動作制御が上記演算制御回路部(CPU)11によりなされる。また、演算制御回路部(CPU)11は、プロジェクタ1への音声信号の入力の有無を、上記音声入力回路3を介して判定することができる。
また、上記スイッチ11a以外のプロジェクタ1の操作手段として、リモコン(不図示)がある。そこで、該リモコン(不図示)のユーザーによる操作を検知する手段として、リモコン用センサ13が設けられている。上記リモコン用センサ13により検知されたユーザーによるリモコン(不図示)の操作状態は、上記演算制御回路部(CPU)11により判断され、その判断結果に従った制御が演算制御回路部(CPU)11により行われる。なお、上記リモコン用センサ13では、例えば再生音声の音量調整を行う等の操作を行うことができる。
また、上記演算制御回路部(CPU)11の制御により、上記画像形成回路10は、個々の画素毎にその明暗を制御可能な画像形成素子19の動作制御と、カラーホイール17を回転させるカラーホイール駆動用モータ21の動作制御を司る。すなわち、演算制御回路部(CPU)11は、上記カラーホイール駆動用モータ21の制御状態から、カラーホイール17の回転位置(カラーフィルターの色)を判定して画像形成素子19を制御する。光源から照射される光は、該カラーホイール17によって着色され、その後ミラー23を介して上記画像形成素子19へ入射する。
また、上記カラーホイール17は、図2に示す様にRGB(赤緑青)のカラーフィルター及びホワイト(W)フィルターからなり、高速で回転する部材である。該カラーホイール17では、光がRのフィルターを通過する時には赤色の光を、Gのフィルターを通過する時には緑色の光を、Bのフィルターを通過する時には青色の光を画像形成素子19に照射することができる。また、ホワイト(W)フィルターは、明るさを強調するために用いられている。
上記画像形成素子19としては、例えばLCD(Liquid Crystal Display;液晶ディスプレイ)やDMD(Digital Mirror Device;デジタルミラーデバイス)を用いる。本実施形態においては、画像形成素子19として、反射式のDMD(デジタルミラーデバイス)を用いる。以下、DMD(デジタルミラーデバイス)について図3を用いて説明する。
図3は、DMDの一部を拡大して模式的に表した図である。DMDとは、解像度分の微小ミラー(以下、画素ミラーと称する)を物理的にデバイス上に並べ、それを静電引力によって例えば+10度、あるいは−10度に傾けられる構造の素子である。そして、一方をONポジション、他方をOFFポジションとして、このONのポジションあるいはOFFのポジションのときの光の反射の仕方によって、0または1というような、光でのスイッチング動作を持たせている。つまり、画素ミラーは、ONポジションにおいて、光源から入射してきた光線の方向を投影レンズの方向に向けたり、OFFポジションにおいて投影レンズと異なる方向に偏向させたりできるように構成されている。これら画素ミラーは、画素制御をする回路によって、表示データに応じて個別に制御される。各画素を構成する個々の微小ミラーの傾き制御の頻度を制御することで明るさを制御できる。すなわち、ある一定時間内に何度も投影レンズ側に光を反射した画素は明るくなり、逆に反射回数を減少させた画素は暗くなる。
本実施形態では、上述のようなDMDの動作原理により、投影レンズ25に画像を導く場合と導かない場合とを制御し、像を形成する各画素の明暗を切り換える。このとき、上記カラーホイール17により、RGBの各原色の光が照射されてくるので、各画素の明暗は各原色の混合比率の大小となり、結果的にカラー投影像27として投影されることになる。そのためには、もちろん、上記カラーホイール17の回転位置(カラーフィルターの色)の制御と、DMDである画像形成素子19の制御とは同期させる必要がある。
なお、図2に示すようにプロジェクタ1の光源として、ランプ29を用いている。該ランプ29に印加される電圧は、光量制御回路31の制御により切り換え可能となっている。また、ランプ29が照射する光は、該ランプ29の周囲に設けられたリフレクタ29aによって反射され、続いてライトガイド29b(図1では省略)によって均一化されて上記カラーホイール17に入射するようにしている。
上記ランプ29は強い光と共に熱も発生するため、冷却機構としてファン33を設けている。該ファン33による送風冷却により、ランプ寿命の安定化を図る。該ファン33は、ファン制御回路35によって制御される。
なお、上記光量制御回路31は、演算制御回路部(CPU)11の制御を受け、上記ランプ29の光量を制御する。同様に上記ファン制御回路35は、演算制御回路部(CPU)11の制御を受け、ファン33の回転数を制御する。
ところで、プロジェクタ1においては、ランプ29の光量の変化に伴って、該ランプ29の発熱量は当然変化する。たとえば、ランプ29の光量を減少させたときには、該ランプ29の発熱量も減少する。したがって、ランプ29の光量を減少させるときには、それに連動してファン33の回転数も減少させてよく、これにより該ファン33の発生するノイズを減少させることができる。
本実施形態においては、プロジェクタ1の投影モードとして以下の2種類のモードを採る。
まず、第1の投影モードとは、ファン33により発生するノイズをあまり気にせずに用いることのできる状況、言い換えれば冷却のためにファン33の回転数を上げても不都合が生じない状況におけるモードである。また、第2の投影モードとは、ファン33によるノイズが不都合となる状況、つまりファン33によるノイズを軽減させるべき状況におけるモードである。
上述の2種類の投影モードが使用される代表的な場面を、図4(a),(b)に示す。以下、上述の2種類の投影モードについて、図4を用いて説明する。
図4(a)はプロジェクタ1を用いてプレゼンテーションを行っているビジネスシーンを表している。具体的には、パーソナルコンピューター39で作成されたグラフ等の資料のカラー投影像27を壁面に写し、ユーザー41がプレゼンテーションを行っている場面である。このような状況では、プレゼンテーションの参加者全員がプロジェクタ1によるカラー投影像27を見ることができるように投影する必要がある。したがって、画像投影の際の投影光量を大きくする必要があると言える。また、プレゼンテーションの参加者がメモをとることも考えられるため、プロジェクタ1の周囲の環境を明るくする必要が生じる場合もある。このようなプレゼンテーションにおいては、再生画像として図形やグラフを表示するシーンが多く、色合いについてはそれ程気にしなくともよく、むしろ上述のように明るさが重要となる。
一方、音声に関しては、図4(a)に示す上述のような状況では、ファン33によるノイズはあまり不都合を生じないと言える。つまり、発生するノイズを気にせずに冷却のためのファン33の回転数を上昇させることができる。したがって、光源であるランプ29の光量を増加させて投影光量を大きくし、それに伴って増加したランプ29の発熱の冷却のために、ファン33の回転数を上昇させて冷却効果を上げる。また、十分な光量を確保するために、上記カラーホイール17のホワイトフィルターを利用する。
図4(a)に示すような使用状況で用いる上述の投影モードを、本実施形態では第1の投影モードと称する。なお、図5に示すフローチャートを用いて後述する動作説明において、より詳細に上記第1の投影モードについて述べる。
他方、図4(b)は、ホームシアター的にプロジェクタ1を用いている状況を表している。また、ここでは音声及び画像源2として、ポータブルDVDプレイヤー43をプロジェクタ1に接続している。なお、このような状況においては、上記スピーカー9による再生音声をファン33の発生するノイズが妨げないようにしなければならない。
このようにホームシアター的にプロジェクタ1を使用する場合は、図4(b)に示すようにある程度近距離からの投影となることが多いと予想される。したがって、上述した図4(a)における状況と比べ、投射光量は少なくてよい場面が多い。また、カーテンをしめたり電灯を消したり等することにより、ある程度好きなようにプロジェクタ1を使用する部屋の明るさを調整できる。このようにして、プロジェクタ1を使用する部屋を暗くすれば、ランプ29の光量を減少させても、十分鑑賞に堪えうる色調の画像再生を行うことができる。つまり、ランプ29の光量を減少させることで該ランプ29の発熱量を減少させ、これによりファン33の回転数を減少させることが可能となる。このようにして、ファン33の回転数を減少させることで、ファン33の発生するノイズを減少させる。更に、色再現を良くするためにカラーホイール17のホワイトフィルターの利用を抑える。すなわち、図4(b)に示すようにホームシアター的にプロジェクタ1を用いる状況においては、再生画像の色調は重要な要素となる。したがって、カラーホイール17のホワイト(W)フィルターはあまり使わず、可能な限りRGB(赤緑青)のカラーフィルターのみで像を再生することが好ましい。つまり、カラーホイール17がホワイトフィルターの回転位置となっているときには、画像形成素子19であるDMDをOFFポジションとする。なお、投射光量を減少させても十分に鑑賞に堪える投影を行うことができるような、明るさを強調する特別なスクリーンを用いれば、ランプ29の投射光量をより下げることが可能となる。
図4(b)に示すような使用状況で用いる上述の投影モードを、本実施形態では第2の投影モードと称する。なお、図5に示すフローチャートを用いた動作説明において、より詳細に上記第2の投影モードについて述べる。
以下、本実施形態に係るプロジェクタにおける、上述の2種類の投影モードを利用した再生制御を、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、フローチャートの構成及び説明の都合上、上記第2の投影モードから先に説明する。
まず、S1において演算制御回路部(CPU)11が、プロジェクタ1への入力音声信号の有無を判定する。ここで、入力音声信号が有ると判断された場合、Y分岐してS10へ進む。S10は、上記入力音声信号による再生音声の音量変化の大小を判定するステップである。該判定は、音声入力回路3の出力信号に基づき演算制御回路部(CPU)11が行う。なお、音声入力回路3自身が、上記音量変化の大小の判定を行ってもよい。ここで、音声の音量変化が大きいと判定される場合は、上記入力音声信号は音楽や映画のセリフ等の微妙なニュアンスを重視する再生を行うべき場合であると言える。このS10において、音量変化が小さいと判断された場合はS3へN分岐する。なお、S3以降に辿るステップについては、説明の都合上後述する。また、上記S10において音量変化が大きいと判定される場合は、Y分岐してS11へ進む。
S11は、スピーカー9の音量設定が最大値に設定されているか否かを判断するステップである。該判断は、演算制御回路部(CPU)11が行う。ここで、スピーカー9の音量設定が最大値に設定されていると判断される場合は、本実施形態に係るプロジェクタは、非常に音声を聞き取りにくい環境で使用されていると考えられる。上記S11において音量が最大値に設定されていると判断された場合は、Y分岐してS14へ進む。以降S14〜S16までのステップは、上述の第2の投影モードを実行するステップである。
まず、S14において、演算制御回路部(CPU)11が光量制御回路31を制御することにより、光量制御回路31がランプ29の光量を減少させる。なお、ランプ29の光量減少に伴ってランプ29の発熱量も減少する。すると、ランプ29の冷却手段であるファン33の回転数を減少させても不都合は生じなくなる。したがって、S15において、ファン33の回転数を減少させることで、ファン33によるノイズを減少させる。該ファン33の動作制御は、演算制御回路部(CPU)11の制御によりファン制御回路35が行う。
続くS16は、再生画像の色再現性を向上させるステップである。このステップにおいては、カラーホイール17のホワイト(W)フィルターの使用頻度を下げることにより、再生画像の色再現性を向上させる。このステップでは、演算制御回路部(CPU)11の制御により、画像形成回路10が画像形成素子19であるDMDの制御を行うことで上述の動作制御を行う。
以上、S14乃至S16のステップにおいて実行する動作制御が、本実施形態に係るプロジェクタにおける、第2の投影モードである。該第2の投影モードでは、ファン33のノイズを減少させる動作制御を行うので、音声を微妙なニュアンスまで聞き取ることのできる音声再生が可能となる。また、カラーホイール17のホワイト(W)フィルターの使用頻度を抑えることにより、再生画像の色再現性を向上させる。なお、上述のS14乃至S16の動作制御に示される第2の投影モードを採る場合(S14へ到る場合)として、他に以下に示す場合がある。
まず、上記S11において、音量設定が最大値ではないと判断され、N分岐してS12へ進む。S12は、近距離投影を行っているか否かを判定するステップである。この判定は、ピント合わせ位置検出部46を参照して演算制御回路部(CPU)11が行う。ここで、投影距離が近いと判定されれば、ランプ光量が少なくても十分鮮明な画像再生が可能であると言える。また、ランプ光量を落とすことによる省エネ効果も生じる。つまり、ランプ29の光量を落としても不都合はない。したがって、近距離投影であると判定される場合は、Y分岐してS14へ進んで上記第2の投影モードを採る。S14以降は、上述のようにS14乃至S16のステップを辿る。
また、上記S12において、近距離投影ではないと判定される場合は、N分岐してS13へ進む。S13は、プロジェクタを使用している環境の明るさを判定するステップである。S13で行う明るさ判定は、リモコン用センサ13が光の検出を行い、該検出の結果から演算制御回路部(CPU)11が判定する。もし、プロジェクタを使用している環境の光によって投影画像がかき消されることが無いのであれば、投射光量を落としても良いと言える。したがって、プロジェクタ使用環境の光が画像投影に支障ないと判断されれば、ランプ29の光量を減少させてもよいと考えられるので、N分岐してS14へ進む。以降、第2の投影モードである、上述のS14〜S16のステップを辿る。
また、上記S13において画像投影に支障をきたす明るさの環境であると判断された場合には、Y分岐してS3へ進む。なお、S3以降に辿るステップについては、説明の都合上後述する。
上述の第2の投影モードにおいては、ファン33の回転数低下と、ランプ29の光量低下を連動させている。これは、ファン33の回転数が下がることでランプ29に対する冷却効果が低下し、ランプ29の発熱量が増えることを懸念しているからである。しかし、両者をいつも連動させる必要はなく、例えば、ランプ29の温度が所定値以上になった場合に光量を落とすようにしたり、ファン33の回転数を低下させた後の所定時間は光量をそのままに維持し、時間経過とともに徐々に低下させるようにしてもよい。このようにすれば、モード変更にともなって急に画面の明るさが暗くなり、鑑賞者に違和感を与えてしまうということがない。
以上、主として本実施形態に係るプロジェクタの第2の投影モードに特有の動作制御部分について説明した。以降、主として本実施形態に係るプロジェクタの第1の投影モードに特有の動作制御部分について説明する。
上記S1において、入力音声信号が無いと判定された場合は、N分岐してS2へ進む。S2は、入力画像信号がAV機器からの入力信号であるか否かの判定を行うステップである。この判定は、画像入力回路5を介して演算制御回路部(CPU)11が行う。ここで、入力画像信号がAV機器からの信号であると判断される場合は、再生画像の色再現性を重視した投影を行う上記第2の投影モードを候補とするために、Y分岐してS11へ進む。以降、上述したS11からのステップを辿る。
一方、上記S2において、入力画像信号がAV機器からの信号ではないと判断された場合、N分岐してS3へ進む。
なお、上記S2におけるAV機器からの入力画像信号であるか否かの判定は、例えば、AV機器から入力される画像信号が主として動画像であることから、入力画像信号が動画像であるか否かの判定を行うことにより、上記S2における判定を行うことができる。また、端子等の物理的接触手段を参照することにより、上記S2における判定を行っても勿論よい。
S3は、本実施形態に係るプロジェクタによる投影が、近距離投影であるか否かを判定するステップである。該判定は、上述したS12における近距離投影判定と同じく、ピント合わせ位置検出部46の検出結果から演算制御回路部(CPU)11が行う。ここで、近距離投影であると判定された場合は、ランプ29の光量を減少させても十分鮮明な画像再生が可能であると言える。また、ランプ29の光量を減少させることによる省エネ効果も生じる。したがって、近距離投影であると判断された場合はY分岐してS14へ進み、上記第2の投影モードの動作制御のステップを辿る。
上記S3において、近距離投影ではないと判断される場合は、N分岐してS4へ進む。以降S4乃至S6のステップは、上記第1の投影モードを実行するステップである。
まず、S4はランプ29の光量を増加させるステップである。ここでは、演算制御回路部(CPU)11の制御により、光量制御回路31がランプ29の光量を増加させる。
S5では、S4の光量増加により増したランプ29による発熱量のために、冷却手段であるファン33の回転数を上昇させる。このステップでの動作制御は、演算制御回路部(CPU)11の制御により、ファン制御回路35が行う。
S6においては、カラーホイール17のホワイト(W)フィルターを活用することで、再生画像の明るさを向上させる。上述したように、これは、演算制御回路部(CPU)11の制御により、画像形成回路10が画像形成素子19であるDMDの制御を行うことでなされる。
以上、S4乃至S6のステップにおいて実行する動作制御が、本実施形態に係るプロジェクタにおける、第1の投影モードである。該第1の投影モードでは、ランプ29の光量を増加させ、これに伴い増加するランプ29の発熱を冷却する為にファン33の回転数を上昇させる。更に、カラーホイール17のホワイトセグメントを活用することで、再生画像の明るさを向上させる。したがって、上記第1の投影モードは、音楽や映画の鑑賞時のような再生音声及び画像の微妙なニュアンスを重視する再生が必要なく、むしろ多くの人に鮮明に見えるような再生画像の明るさが重要視される場面において用いる。つまり、上記第1の投影モードは、ファンノイズを気にせずに、再生画像の鮮明さを重要視する場面に用いる投影モードである。
上述のように、S6またはS16にて、第1の投影モードまたは第2の投影モードが設定された後、S20へ進む。S20は、演算制御回路部(CPU)11の制御により、画像再生及び音声再生を行うステップである。
続くS21は、演算制御回路部(CPU)11が、ユーザーによる投影終了操作の有無を判定し、該判定結果に従った制御を行うステップである。ここで、投影終了操作が為されていないと判定される場合は、N分岐してS1へ戻る。他方、投影終了操作が為されたと判定される場合は、Y分岐してS22へ進む。
S22では、演算制御回路部(CPU)11の制御により、ランプ29を消灯させ、カラーホイール駆動用モータ21を停止させる。さらに、S23において演算制御回路部(CPU)11の制御でファン33を停止させ、一連の投影動作を終了させる。
以上説明したように、本発明の一実施形態によれば、プロジェクタの使用用途及び使用環境に応じて、鑑賞に最適な投影モードの選択が自動的になされるプロジェクタを提供することができる。
具体的には、例えばビジネスにおけるプレゼンテーションでプロジェクタが使用されている場合のように、音楽や映画の鑑賞時のような再生音声及び画像の微妙なニュアンスを重視する再生は必要がなく、むしろ多くの人にハッキリと見えるような再生画像の明るさが重要視される状況では、ファン33によるノイズを気にせずに再生画像の明るさを重視した制御による投影を行う。つまり、第1の投影モードを用いる。
一方、例えば映画や音楽の鑑賞のためにプロジェクタが使用されている場合には、再生画像の色再現性及び微妙なニュアンスを重視した音声再生を必要とするので、ランプ29の光量を減少させ、それに伴いファン33の回転数も減少させることでファン33によるノイズを落とす。更に、カラーホイール17のホワイト(W)フィルターの使用頻度も低減させることで、再生画像の色再現性も向上させる。つまり、第2の投影モードを用いる。なお、第2の投影モードでは、ランプの光量を減少させることによる省エネ効果も生じる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態以外にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
例えば、明るさによって消費電流が変化し、ファンによる放熱が必要な画像再生機器に対して、本発明が応用できることは勿論である。なお、この放熱はランプに限らず、近年集積度がアップしている画像処理回路のICなどの放熱に対しても、本発明が有効であることは勿論である。
また、S2では動画像か否かでAV機器からの入力かどうかを判別しているが、端子等の物理的接触手段により判定する場合には、AV機器だけでなく静止画を出力するデジタルカメラ等の画像機器が接続されたか否かを判別でき、それが接続されたときに、色再現性を優先した第2の投影モードに設定できるようになる。
本発明の一実施形態に係るプロジェクタの構成を示した図である。 本発明の一実施形態に係るプロジェクタにおける、ランプ及びカラーホイール周辺部を表す図である。 DMD(Digital Mirror Device)の一部を拡大して模式的に表した図である。 本発明の一実施形態に係るプロジェクタの、2種類の投影方法が使用される代表的な状況を表した図である。 本発明の一実施形態に係るプロジェクタの動作制御を示したフローチャートである。
符号の説明
1…プロジェクタ、 2…画像源、 3…音声入力回路、 5…画像入力回路、 7…音声再生用アンプ回路、 9…スピーカー、 10…画像形成回路、 11…演算制御回路部、 11a…スイッチ、 13…リモコン用センサ、 17…カラーホイール、 19…画像形成素子、 21…カラーホイール駆動用モータ、 23…ミラー、 25…投影レンズ、 29…ランプ、 29a…リフレクタ、 29b…ライトガイド、 31…光量制御回路、 33…ファン、 35…ファン制御回路、 37…プロジェクタ、 39…パーソナルコンピューター、 40…投影像、 41…ユーザー、 43…DVDプレイヤー、 46…ピント合わせ位置検出部。

Claims (12)

  1. 入力された画像信号及び音声信号を再生するプロジェクタにおいて、
    ランプを含む光源及び上記光源を冷却するファンを有する照明光学系と、
    上記画像信号及び音声信号の種類に応じて、上記照明光学系の動作制御を切り換える切換手段と、
    を具備することを特徴とするプロジェクタ。
  2. 上記切換手段は、上記音声信号の入力の有無を判定し、該判定の結果に従って上記照明光学系の動作を切り換える制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 上記切換手段は、上記音声信号の入力が有ると判定した場合に、上記ファンの回転数を低下させることを特徴とする請求項2に記載のプロジェクタ。
  4. 上記切換手段は、上記画像信号がオーディオビジュアル機器からの入力信号であるか否かを判定し、該判定の結果に従って上記照明光学系の動作を切り換える制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
  5. 上記切換手段は、上記画像信号がオーディオビジュアル機器からの入力信号であると判定した場合に、上記ファンの回転数を低下させることを特徴とする請求項4に記載のプロジェクタ。
  6. 上記プロジェクタは、上記プロジェクタによる画像投影の距離を判定するセンサ部を更に有し、
    上記切換手段は、上記センサ部で判定した投影距離に応じて上記照明光学系の動作を切り換える制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
  7. 上記切換手段は、上記投影距離が所定距離より短いと判定した場合に、上記光源の投射する光の光量を減少させ、かつ上記ファンの回転数を低下させることを特徴とする請求項6に記載のプロジェクタ。
  8. 上記プロジェクタは、上記プロジェクタの周囲の明るさを判定するセンサ部を更に有し、
    上記切換手段は、上記センサ部で判定した上記プロジェクタの周囲の明るさに応じて、上記照明光学系の動作を切り換える制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
  9. 上記切換手段は、上記プロジェクタの周囲の明るさが所定の明るさよりも暗いと判定された場合に、上記光源の投射する光の光量を減少させ、かつ上記ファンの回転数を低下させることを特徴とする請求項8に記載のプロジェクタ。
  10. 入力された画像信号を再生するプロジェクタにおいて、
    ランプを含む光源及び上記光源を冷却するファンを有する照明光学系と、
    上記画像信号の種類に応じて、上記照明光学系の動作制御を切り換える切換手段と、
    を具備することを特徴とするプロジェクタ。
  11. 上記切換手段は、上記画像信号がオーディオビジュアル機器からの入力信号であるか否かを判定し、該判定の結果に従って上記照明光学系の動作を切り換える制御を行うことを特徴とする請求項10に記載のプロジェクタ。
  12. 上記切換手段は、上記画像信号がオーディオビジュアル機器からの入力信号であると判定した場合に、上記光源の投射する光の光量を減少させ、かつ上記ファンの回転数を低下させることを特徴とする請求項11に記載のプロジェクタ。
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