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JP2006152752A - アンカーボルトの仮保持具 - Google Patents

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JP2006152752A
JP2006152752A JP2004348662A JP2004348662A JP2006152752A JP 2006152752 A JP2006152752 A JP 2006152752A JP 2004348662 A JP2004348662 A JP 2004348662A JP 2004348662 A JP2004348662 A JP 2004348662A JP 2006152752 A JP2006152752 A JP 2006152752A
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JP2004348662A
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Kenji Kariya
健司 苅谷
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Sumitomo Forestry Co Ltd
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Sumitomo Forestry Co Ltd
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Abstract

【課題】 アンカーボルトを打設コンクリートに対して正確な位置に確実に且つ短時間で差し入れ且つ当該差し入れアンカーボルトを垂直状態に維持する。
【解決手段】 型枠材41間に架け渡しの状態に組み付け用意される横架具10に、アンカーボルト30を保持したアンカーボルト保持具20を、当該横架具10の孔12から前記アンカーボルト30を打設されているコンクリート60に差し入れるように組み付けて用いられるアンカーボルトの仮保持具。
【選択図】図3

Description

この発明は、コンクリート基礎に備えられるアンカーボルトを所定位置に正確かつ確実に植設状態に設け得るようにしたアンカーボルトの仮保持具の提供に関する。
各種建物におけるコンクリート基礎の構成に際して、当該基礎と当該基礎上に設けられる建造物を強固に一体に組み付ける手段として、当該基礎に植設されているアンカーボルトが効果的に用いられている。
かかるアンカーボルトは、土台等の建造物を当該コンクリート基礎に対して正確に、しかも、確実に組み付ける手段として用いられるものであって、当該基礎の長手方向及び幅方向のいずれに対しても所定位置に正確に、しかも、垂直の状態で設ける必要があった。
かかる点から特許文献1に示されるアンカーボルトの位置決め治具が提案されている。
この特許文献1に示されているアンカーボルトの位置決め治具は、各種布基礎に対応するようにそれぞれアンカーボルトの植設位置を調整し得るようにしてある。
このように構成されるアンカーボルトの位置決め治具を用いることによって、正確に位置決めされた位置に各アンカーボルトをセットし、この正確にアンカーボルトのセットされたコンクリート基礎の構成用型枠に対してコンクリートを流し込んみ打ち固めることによって、各目的に対応するコンクリート布基礎を構成するようにしていた。
しかしながら、このようにコンクリート基礎の構成用型枠に対してアンカーボルトをセットした後、この型枠間にコンクリートを打ち込んで基礎を構成する手法にあっては、当該コンクリートの打ち込みに際して、コンクリート型枠に前もって位置決めセットしたアンカーボルトが当該コンクリートの流し込みに際して位置ずれをおこしたり、垂直にセットされた当該アンカーボルトが傾き出す不具合があった。
また、かかる手法にあっては、型枠にセットした各アンカーボルトにおける周側部分に十分に打ち込みコンクリートが回り込むように、打ち込みコンクリートの突き込みやバイブレーション処理を必要としていた。
かかる点から、型枠にコンクリートを打ち込んだ後に、当該打ち込みコンクリートに対してアンカーボルトを各所定位置毎に差し入れて、アンカーボルトを植設状態に構成基礎に備える手法が試みられている。
しかしながら、型枠に基礎用のコンクリートを打ち込んだ後に、当該打ち込みコンクリートに対してアンカーボルトを差し入れる手法にあっては、当該打ち込みコンクリートが硬化をする前に所定数の各アンカーボルトを、所定の位置に、垂直の状態で差し入れる必要があり、比較的短い作業時間内に、これらの各作業を確実に且つ正確になし終える必要があった。
かかるアンカーボルトの差し入れにあっては、基礎の長さ方向においても、また、幅方向においても、アンカーボルトが所定の位置に正確に位置づけられ、しかも、倒れ込まないように垂直の状態に保持される必要があり、当該アンカーボルトのセッテングに多くの熟練者による作業を必要としていた。
また、かかるアンカーボルトのセッテング手法にあっては、型枠に打ち込まれているコンクリートの硬化状況に対応した各作業が必要とされており、アンカーボルトの差し入れのタイミングの判断に難しさがあった。
実開平5−89529
この発明が解決しようとする主たる課題は、建築物における各基礎に備えられるアンカーボルトを、型枠に対して打ち込まれたコンクリートに対して、正確に、しかも、短時間で垂直の状態にして差し入れ保持し得るようにして、所定位置に正確に、しかも、垂直の状態に維持されたアンカーボルトを備える基礎を構成する点にある。
この発明は、前記各課題を解決するために、アンカーボルトを着脱可能に組み付け得るアンカーボルト保持具と、
前記アンカーボルトの挿通可能な孔を備えると共に当該孔にアンカーボルトを挿通した際に前記アンカーボルト保持具を所定の位置に支承し得る横架具とを備えており、
この横架具を型枠の長手方向においてアンカーボルトの設定予定位置に位置づけるように互いに向き合って備えられているコンクリート基礎の打ち込み用の型枠材間に架け渡しの状態で組み付け得るようにしてあると共に、
この型枠に組み付けられた前記横架具に当該横架具の孔から前記型枠材間に打ち込まれたコンクリートに対して前記アンカーボルトを差し入れるように前記アンカーボルト保持具を組み付け得るようにしてあることを特徴とするアンカーボルトの仮保持具としてある。
このように構成されるアンカーボルトの仮保持具は、アンカーボルトの差し込まれるコンクリートの打ち込み後における適切な硬さにある状態で、短時間に手際よく、しかも、正確な位置にアンカーボルトの差し入れが可能とされ、しかも、当該コンクリートに差し入れられた各アンカーボルトが安定に垂直状態に維持される。
また、このように構成されるアンカーボルトの仮保持具にあっては、型枠のコンクリートに差し込まれる各アンカーボルトにおける頂端を同一の仮想の平面内に位置するように設けることができ、構成される基礎における天端からの当該アンカーボルトの突き出し寸法を容易に、且つ、一定に揃えることができる。
ついで、前記構成にかかるアンカーボルトの仮保持具において、前記アンカーボルト保持具が上下方向に貫通するアンカーボルトの挿通孔を備えていると共に、当該孔に上下動可能に挿通されているアンカーボルトを所定位置に停止状態に維持するストッパー手段を備えていることを特徴とするアンカーボルトの仮保持具にあっては、前記特長に併せて当該アンカーボルト保持具に挿通用意されるアンカーボルトを円滑に当該アンカーボルト保持具における所定位置に留めつけ状態にすることができる。
また、前記構成にかかるアンカーボルトの仮保持具において、前記アンカーボルト保持具が前記アンカーボルトにおける雄ねじ部を上下方向に螺進退する雌ねじ孔を備えており、当該アンカーボルトを所定位置まで螺進退した状態で停止状態に維持し得るようにしてあることを特徴とするアンカーボルトの仮保持具にあっては、前記特長に併せて、当該アンカーボルト保持具に螺挿用意されるアンカーボルトを正確に当該アンカーボルト保持具における所定位置に停止状態に維持することができる。
さらに、前記構成にかかるアンカーボルトの仮保持具において、前記横架具が板部を備えており、この板部における互いに向き合っている側縁部に位置決め手段が凹状欠設部として設けてあると共に、
当該板部を跨る板状部と当該板状部から垂設されて該凹状欠設部に掛合する掛合片部とを備えた位置決め手段が前記アンカーボルト保持具に設けてあることを特徴とするアンカーボルトの仮保持具にあっては、前記特長に併せて、アンカーボルトを型枠の幅側における所定位置に正確に位置づけることができる。
また、前記構成にかかるアンカーボルトの仮保持具において、前記アンカーボルト保持具が当該アンカーボルト保持具に備えられている板状部を位置決め手段としており、前記横架具の板部に当該位置決め手段をなす板状部を受け入れる位置決め手段としての起立枠状部が設けてあることを特徴とするアンカーボルトの仮保持具にあっては、前記特長に併せてアンカーボルトを型枠の幅側における所定位置に正確に位置づけることができる。
この発明にかかるアンカーボルトの仮保持具は、アンカーボルトの差し込まれるコンクリートの打ち込み後における適切な硬さにある状態で、短時間に手際よく、しかも、正確な位置にアンカーボルトを差し入れることができる。また、当該コンクリートに差し入れられた各アンカーボルトを安定に垂直状態に維持することができる。また、各アンカーボルトにおける頂端が同一の仮想の平面内に位置するように打ち込みコンクリートに差し入れることができる。
以下、図1〜図17にもとづいて当該発明を実施するための最良の各形態について説明する。
ここで図1〜図10は当該発明を実施するための最良の形態に係る典型的な第1のアンカーボルトの仮保持具Aを示している。図1では、当該アンカーボルトの仮保持具Aを構成する各部品を分離して斜め上方から見て示しており、図2では、当該アンカーボルトの仮保持具Aを構成する横架具10を型枠40の上部に組み付けた状態の要部を、図3では、この横架具10にアンカーボルト30を備えたアンカーボルト保持具20を組み付けた状態の要部をそれぞれ斜め上方から見て示している。図4では、この横架具10を組み付けた典型的なコンクリート打ち込み用の型枠40の典型例を斜め上方から見て、図5では、これを縦向きに断面した状態を、図6では、かかる型枠40にベース部分のコンクリートを打設した状態を断面して、更に、図7では、これに立ち上がり部分のコンクリートを打設した状態を断面して、図8では、この打設コンクリート60に対してアンカーボルト30を差し入れ固定した状態を断面してそれぞれ示しており、図9では、かかるアンカーボルト30の打設コンクリート60に対する差し入れ状態を拡大して断面の状態で、図10では、当該アンカーボルトの仮保持具Aを用いてアンカーボルト30の備えられたコンクリート基礎70を斜め上方から見て示している。
図11〜図14は当該発明を実施するための最良の形態に係る第2の典型的なアンカーボルトの仮保持具Aを示している。図11では、当該アンカーボルトの仮保持具Aを構成する各部品を分離して斜め上方から見て示しており、図12では、当該アンカーボルトの仮保持具Aを構成する横架具10を型枠40の上部に組み付けた状態の要部を、図13では、この横架具10にアンカーボルト30を備えたアンカーボルト保持具20を組み付けた状態の要部をそれぞれ斜め上方から見て示している。図14では、この打設コンクリート60に対してアンカーボルト30を差し入れ固定した状態を拡大して断面の状態で示している。
図15〜図17は、当該アンカーボルトの仮保持具Aを用いてコンクリート基礎70に植設状態に備え得る典型的な各アンカーボルト30をそれぞれ斜め上方から見て示している。
この発明を実施するための最良の形態に係る典型的なアンカーボルトの仮保持具Aは、アンカーボルト30を着脱可能に組み付け得るアンカーボルト保持具20と、
前記アンカーボルト30の挿通可能な孔12を備えると共に当該孔12にアンカーボルト30を挿通した際に前記アンカーボルト保持具20を所定の位置に支承し得る横架具10とを備えており、
この横架具10を型枠40の長手方向においてアンカーボルト30の設定予定位置に位置づけるように互いに向き合って備えられているコンクリート基礎70
の打ち込み用の型枠材41間に架け渡しの状態で組み付け得るようにしてあると共に、
この型枠40に組み付けられた前記横架具10に当該横架具10の孔12から前記型枠材41間に打ち込まれたコンクリート60に対して前記アンカーボルト30を差し入れるように前記アンカーボルト保持具20を組み付け得るようにしてある。
ここでアンカーボルトの仮保持具Aを構成するアンカーボルト保持具20は、アンカーボルト30を着脱可能に組み付け得る形態を備え、しかも、横架具10に対して当該アンカーボルト30を所定位置に位置づけるように組み付け得るものであれば、いかなる形態からなるものであってもよく、また、いかなる素材によって構成してあってもよい。
かかるアンカーボルト保持具20におけるアンカーボルト30の着脱可能な組み付け手段は、当該アンカーボルト30に対してアンカーボルト保持具20を前もって組み付け用意し得ると共に、型枠材41間に打設されるコンクリート60に対して当該アンカーボルト30を差し入れるようにして横架具10に組み付け、かつ、当該打設コンクリート60の硬化後に当該アンカーボルト保持具20をコンクリート基礎70に植設されている当該アンカーボルト30から取り外し得る構成を備えたものであれば、いかなる構成のものであってもよい。
また、ここでアンカーボルトの仮保持具Aを構成する横架具10は、向き合って備えられている型枠材41間に架け渡されるように組み付け得ると共に、アンカーボルト30の挿通可能な孔12と当該孔12にアンカーボルト30を挿通するようにアンカーボルト保持具20を組み付けた際に、このアンカーボルト保持具20を所定定位置に位置づけ得るものであれば、いかなる形態のものであってもよい。
また、ここで前記アンカーボルト保持具20及び横架具10を用いてコンクリート基礎70に植設状態に備えられるアンカーボルト30は、当該コンクリート基礎70に植設されて当該コンクリート基礎70上に設けられる建造物を当該コンクリート基礎70に連結し得るものであれば、いかなる形態のものであっても、また、いかなる素材によって構成してあってもよい。
このように構成されるアンカーボルトの仮保持具Aは、アンカーボルト30の差し込まれるコンクリート60の打ち込み後における適切な硬さにある状態で、短時間に手際よく、しかも、正確な位置にアンカーボルト30の差し入れが可能とされ、しかも、当該コンクリート60に差し入れられた各アンカーボルト30が安定に垂直状態に維持される。
また、このように構成されるアンカーボルトの仮保持具Aにあっては、型枠40のコンクリート60に差し込まれる各アンカーボルト30における頂端を同一の仮想の平面内に位置するように設けることができ、構成されるコンクリート基礎70における天端からの当該アンカーボルト30の突き出し寸法を容易に且つ一定に揃えることができる。
ついで、前記構成にかかるアンカーボルトの仮保持具Aにおいて、前記アンカーボルト保持具20が上下方向に貫通するアンカーボルト30の挿通孔22を備えていると共に、当該孔22に上下動可能に挿通されているアンカーボルト30を所定位置に停止状態に維持するストッパー手段24を備えている構成のアンカーボルトの仮保持具Aにあっては、前記特長に併せて当該アンカーボルト保持具20に挿通用意されるアンカーボルト30を円滑に当該アンカーボルト保持具20における所定位置に留めつけ状態にすることができる。
かかるアンカーボルト30をアンカーボルト保持具20に留め付けるストパー手段24は、当該アンカーボルト保持具20に挿通されたアンカーボルト30の上下方向に向けた移動を阻止し、かつ、当該アンカーボルト30からアンカーボルト保持具20を取り外す際に当該留め付けを容易に解除し得るものであれば、いかなる構成からなるものであってもよい。
また、前記構成にかかるアンカーボルトの仮保持具Aにおいて、前記アンカーボルト保持具20が前記アンカーボルト30における雄ねじ部32を上下方向に螺進退する雌ねじ孔23を備えており、当該アンカーボルト30を所定位置まで螺進退した状態で停止状態に維持し得るようにしてある構成のアンカーボルトの仮保持具Aにあっては、前記特長に併せて、当該アンカーボルト保持具20に螺挿用意されるアンカーボルト30を正確に当該アンカーボルト保持具20における所定位置に停止状態に維持することができる。
さらに、前記構成にかかるアンカーボルトの仮保持具Aにおいて、前記横架具10が板部11aを備えており、この板部11aにおける互いに向き合っている側縁部に位置決め手段13が凹状欠設部13aとして設けてあると共に、
当該板部11aを跨る板状部25aと当該板状部25aから垂設されて該凹状欠設部13aに掛合する掛合片部25bとを備えた位置決め手段25が前記アンカーボルト保持具20に設けてある構成のアンカーボルトの仮保持具Aにあっては、前記特長に併せて、アンカーボルト30を型枠40の幅側における所定位置に正確に位置づけることができる。
また、前記構成にかかるアンカーボルトの仮保持具Aにおいて、前記アンカーボルト保持具20が当該アンカーボルト保持具20に備えられている板状部25aを位置決め手段25としており、前記横架具10の板部11aに当該位置決め手段25をなす板状部25cを受け入れる位置決め手段13としての起立枠状部13bが設けてある構成のアンカーボルトの仮保持具Aにあっては、前記特長に併せてアンカーボルト30を型枠40の幅側における所定位置に正確に位置づけることができる。
なお、前記アンカーボルト保持具20に雌ねじ孔23を設け、この雌ねじ孔23に対してアンカーボルト30をねじ入れの状態で留め付けてあり、しかも、この板状部25cが当該アンカーボルト保持具20に一体的に設けてある場合にあっては、当該板状部25cが前記起立枠状部13b内において回転可能になるように設ける。このように構成されるアンカーボルト保持具20にあっては、当該アンカーボルト保持具20を回転することによって、一旦組み付けた後にあっても当該アンカーボルト30の上下方向に向けた移動調整をなすことができる。
まず、図1〜図10に示される典型的な第1の実施の形態に係るアンカーボルトの仮保持具Aについて具体的に説明する。
この図示例に係るアンカーボルトの仮保持具Aは、アンカーボルト30を着脱可能に組み付け得るアンカーボルト保持具20と、
前記アンカーボルト30の挿通可能な孔12を備えると共に当該孔12にアンカーボルト30を挿通した際に前記アンカーボルト保持具20を所定の位置に支承し得る横架具10とを備えており、
この横架具10を型枠40の長手方向においてアンカーボルト30の設定予定位置に位置づけるように互いに向き合って備えられているコンクリート基礎70の打ち込み用の型枠材41間に架け渡しの状態で組み付け得るようにしてあると共に、
この型枠40に組み付けられた前記横架具10に当該横架具10の孔12から前記型枠材41間に打ち込まれたコンクリート60に対して前記アンカーボルト30を差し入れるように前記アンカーボルト保持具20を組み付け得る構成としてある。
この図示例に係るアンカーボルトの仮保持具Aを用いたアンカーボルト30のコンクリート基礎70に対する植設例について具体的に説明する。この図示例にあっては、この種コンクリート基礎70の典型例として、フーチング基礎を示している。
かかるコンクリート基礎70の構成にあっては、通例、地業面に根切りを施して適宜捨てコンクリートを打設する等の型枠40の建て込みに必要な処理を施し、フーチング打設用型枠44に根切りをした土を埋め戻すと共に、プラスチック製スペーサー45を介して基礎フーチング部71の各鉄筋46を配し、更に、基礎立ち上がり部72における主筋をなす各鉄筋48等を配すると共に、型枠建て込み用のM型ベース鉄筋47を設ける。
このように用意されたM型ベース鉄筋47上に、コンクリート基礎70の幅寸法を離すようにして、一対の型枠材41、この図示例にあっては、鋼板製パネル41’を互いの板部41aを向き合わせるようにして起立状態に建て込む。
この鋼板製パネル41’は、堰板として機能する板部41aの上縁部に外向きの鍔部41bを、下縁部に外向きの鍔部41cを、また、両側縁部に当該鍔部41b及び鍔部41c間にわたるように外向きの鍔部41dを一体に備えており、更に当該鍔41b及び鍔41c間にわたるように補強板41d’を適宜備えた構成としてある。
かかる型枠材41をなす鋼板製パネル41’の下端部間と、上端部間を、それぞれ連結スペーサ42を用いて組み付ける。この各型枠材41は、この型枠材41間に打ち込まれるコンクリート60の打設圧に耐え得るように前記連結スペーサ42によって複数箇所にわたって組み付け用意される。
また、このようにして建て込まれた型枠40をターンバックル等を備えたサポータ43等で当該型枠40における建て込み姿勢の矯正や補強等をなす。
このように建て込まれた各型枠材41間に架け渡されるように横架具10を、当該各型枠材41の鍔部41b上にセットする。
ここで用いられる横架具10は、向き合って建て込まれている当該各型枠材41における鍔部41b、41bの上面に両端部の当接板部11bを載せかけるようにセットされる長方形の板状体11によって構成してあり、当該各型枠材41を構成する前記板部41aに当接する掛合片14を両側部に下向きに突設してある。
なお、この対をなす掛合片14は、前記長方形の板状体11における各端部側で当該板状体11に連続するように、互いに中央側から端部側に向けてコ字状に打ち抜いて下方に突設してあり、この下方に向けて突設されている各掛合片14の面が、互いに向き合っている前記型枠材41の板部41aの面に密着して掛合し得るように構成してある。
かかる長方形の板状体11にあって、アンカーボルト30を組み付ける位置、この図示例にあっては、当該板状体11のほぼ中程に位置して孔12が設けてあり、この孔12の側方にある当該板状体11の幅側の板部がアンカーボルト保持具20の支承面としてある。この板状体11に備えられる孔12は、アンカーボルト保持具20に備えられたアンカーボルト30を、この孔12から前記型枠材41間に打ち込まれるコンクリート60に差し入れる際に、当該アンカーボルト30を容易に挿通し得る大きさを備えたものとしてある。
また、この孔12の備えられている板状体11の板部11aにおける互いに向き合っている縁が凹状欠設縁部13aとしてあり、この凹状欠設縁部13aがアンカーボルト保持具20に備えられている掛合片部25bが都合よく納まり得る形状に設けてあり、この掛合片部25bと共に当該横架具10に対してアンカーボルト30を所定位置に位置づける位置決め手段13としてある。
かかる構成からなる横架具10をクランプ50を用いて、当該横架具10における孔12が前記アンカーボルト保持具20に備えられたアンカーボルト30を所定位置にセットし得る位置で前記型枠材41における鍔部41bに対して、その両端部にある当接板部11bを留め付ける。
かかるクランプ50による横架具10の型枠材41に対する取付は、当該横架具10を建て込まれた型枠40における長手方向において各寸法出しのなされた各所定位置に当該横架具10における孔12が位置するように当該横架具10を建て込まれている型枠40における長手方向に直交するように、この横架具10における掛合片14を当該型枠材41における互いに向き合っている面、この図示例にあっては、前記鋼板製パネル41’の板部41aの内側の面に当該板状をなす掛合片14の面を密着するように当接し、この状態で当該板状部11における当接板部11bと当該鋼板製パネル41’の鍔部41bとを当該クランプ50を用いて締め付け固定する。
なお、ここで用いられているクランプ50は、上下に対をなすように突き出し腕部51a、51bを備えたコ字状をなすクランプ本体51と、このコ字状をなすクランプ本体51間に入れ込まれる鍔部41b及び当接板部11bを当該一方の突き出し腕部51aとの間で保持する螺桿52とを備えており、この螺桿52を当該クランプ本体51における他方の突き出し腕部51bに設けられている雌ねじ部51b’に螺進退可能に螺挿してあり、当該螺桿52におけるハンドル52aを用いて当該螺桿52を螺進させることによって、この螺桿52の当接板部52bを前記当接板部11bに押し当て得るようにしてある。
ついで、ここで用いられるアンカーボルト保持具20は、アンカーボルト30の挿通され得る挿通孔22を上下方向に貫通して備えており、保持具本体部21と、このアンカーボルト保持具20に抜き差し可能に挿通される前記アンカーボルト30を所定位置において当該上下方向に向けた移動を停止状態に維持するストッパー手段24と、当該アンカーボルト保持具20を前記横架具10上に支承すると共に前記アンカーボルト30を前記建て込まれる型枠40に対して所定位置に位置決めするための位置決め手段25とを備えた構成としてある。
このアンカーボルト保持具20に備えられる保持具本体部21は、この図示例にあっては、ブロック状、より具体的には、円柱状に構成してあり、この保持具本体部21の下端部にほぼ水平の状態で前記横架具10における板部11a上を覆う長さを備えて当該板部11aに跨るように組み付けられる板状部25aを備えており、当該板状部25aによって当該アンカーボルト保持具20を横架具10上に支承し得るようにしてある。そして、この保持具本体部21に一体に設けられている板状部25aの両端部を下方にほぼ直角に折り曲げられた掛合片部25bとしてあって、この対をなす掛合片部25bが前記横架具10における凹状欠設縁部13aに嵌り合うように構成してあって、前記凹状欠設縁部13aからなる位置決め手段13と共に前記アンカーボルト30の位置決めをなす位置決め手段25としてある。そして、この保持具本体部21と板状部25aとに一連に連通するように挿通孔22が上下向きに設けてある。
なお、前記掛合片部25bと板状部25aとを備える位置決め手段25を前記保持具本体部21と別体のものとして構成し、この位置決め手段25における板状部25aに前記保持具本体部21に備えられている挿通孔22の連通する孔を設けるようにしてあってもよい。
かかるアンカーボルト保持具20の備え付け用いられるアンカーボルト30は、通例、コンクリート基礎70に備えられて当該コンクリート基礎70に対して構造物を固定し得るものであれば、いかなる形態からなるものであってもよく、この図示例にあっては、上端部側が所定長さ相当分雄ねじ部32とされている直棒状をなすロッド状部31と当該ロッド状部31の下端部から上方に向けて矢先状をなすように折り返し状態に備えられているアンカー部33とを備えた構成としてある。
かかる構成からなる前記鋼板製パネル41’を、構成目的とされるコンクリート基礎70の設置対象位置に、当該コンクリート基礎70の幅寸法を離した状態で前記スペーサ42等を用いて前記M型ベース鉄筋47上に建て込み、この建て込まれた型枠40間に渡るように前記横架具10を架け渡しの状態でセットする。
なお、この建て込み型枠40に対する当該横架具10の設置は、この建て込み型枠40に対して当該建て込みに際して効率よく設置してもよく、また、この建て込まれた型枠40にベース部コンクリート61を打設した後のより安定した状態にある型枠40に対して当該横架具10を設置して当該ベース部コンクリート61に打ち継がれる立ち上がり部コンクリート62に対してアンカーボルト30を差し込み得るようにしてもよい。
かかる構成からなるアンカーボルトの仮保持具Aにおける前記横架具10を、当該横架具10における前記掛合片14を前記型枠40を構成する各型枠材41の鋼板製パネル41’の互いに向き合っている各板部41aに当接するように当該横架具10における当接板部11bを当該鋼板製パネル41’における鍔部41b上に載せかけて、この当接板部11bを当該鍔部41bに前記クランプ50を用いて固定する。
この横架具10の備え付けは、建て込まれている前記型枠40における長手方向及び幅方向にあって、水糸等の適宜の位置決め手段を用いて位置決めのされた所定の位置に当該横架具10の孔12が位置するように当該クランプ50によって設置される。具体的には、当該横架具10における板状体11の当接板部11bを鋼板製パネル41’の鍔部41b上に位置づけ、この鍔部41bと前記当接板部11bとを、前記クランプ本体51の各突き出し腕部51a、51b間に受け入れた状態でハンドル部52aを回して当接板部52bと当該突き出し腕部51aとの間で挟持する。
このように横架具10の備え付けられている型枠40間にコンクリート60を打設する。かかるコンクリート60の打設は、既にベース部コンクリート61の打設されている場合にあっては、このベース部コンクリート61に打ち継ぐように立ち上がり部コンクリート62を打設する。
このように打設された立ち上がり部コンクリート62に対して前記アンカーボルト30を起立状態に差し入れ、これを垂直状態に前記横架具10及びアンカーボルト保持具20によって維持する。
かかるアンカーボルト30の差し入れは、典型的には、当該アンカーボルト30をアンカーボルト保持具20に組み付け用意した状態においてなされる。
かかるアンカーボルト30のアンカーボルト保持具20に対する組み付けは、当該アンカーボルト30を、その雄ねじ部31側からアンカーボルト保持具20の挿通孔22、より具体的には、当該挿通孔22の下側から差し入れ、この挿通孔22から上方に突き出されるアンカーボルト30の上端が所定寸法をなすように調整した状態でストッパー手段24、この図示例にあっては、前記挿通孔22に差し入れられているアンカーボルト30の側面に押し当てられるように当該保持具本体部21に備えられている雌ねじ孔24bに止めねじ24aをねじ入れることによってなすようにしてある。
このようにアンカーボルト30の備え付けられているアンカーボルト保持具20を、当該アンカーボルト30の先端側から前記孔12に差し入れ、このアンカーボルト30を前記打ち込みコンクリート60に差し入れるようになすと共に、このアンカーボルト30の備えられているアンカーボルト保持具20における位置決め手段25、この図示例にあっては、前記掛合片部25bを前記横架具10の位置決め手段13である凹状欠設縁部13bに嵌め合わせて、この横架具10上にアンカーボルト保持具20を支承し、当該アンカーボルト30を起立状態
すなわち垂直の状態維持した状態で打設コンクリート60に植設状態に設ける。
かかる状態で打設コンクリート60を養生し、前記ストッパー手段24によるアンカーボルト30に対する固定状態を解消すると共に、横架具10に支承されていたアンカーボルト保持具20を取り外し、当該横架具10や型枠40を取り外すことによって、図10に示されるようなコンクリート基礎70を構成する。この図示例にあっては、フーチング部71と立ち上がり部72とを備えた所謂フーチング基礎の構成例が示されている。
このようにして構成されるコンクリート基礎70にあっては、打設コンクリート60に対して、前もって位置決セットされている横架具10を利用して、容易に、しかも、正確にアンカーボルト30を備えたアンカーボルト保持具20をセットすることができ、アンカーボルト30の差し入れに最も都合の良い条件下にある打設コンクリート60に対して、短時間で当該アンカーボルト30を差し入れセットすることができ、仕上がったコンクリート基礎70におけるアンカーボルト30が所定の位置に垂直の状態で、且つ、所定突き出し寸法を備えた状態で設け得る特長を有している。
ついで、図11〜図14に示される典型的な第2の実施の形態に係るアンカーボルトの仮保持具Aについて具体的に説明する。
この図示例に係るアンカーボルトの仮保持具Aは、アンカーボルト30を着脱可能に組み付け得るアンカーボルト保持具20と、
前記アンカーボルト30の挿通可能な孔12を備えると共に当該孔12にアンカーボルト30を挿通した際に前記アンカーボルト保持具20を所定の位置に支承し得る横架具10とを備えており、
この横架具10を型枠40の長手方向においてアンカーボルト30の設定予定位置に位置づけるように互いに向き合って備えられているコンクリート基礎70の打ち込み用の型枠材41間に架け渡しの状態で組み付け得るようにしてあると共に、
この型枠40に組み付けられた前記横架具10に当該横架具10の孔12から前記型枠材41間に打ち込まれたコンクリート60に対して前記アンカーボルト30を差し入れるように前記アンカーボルト保持具20を組み付け得る構成としてあって、
前記横架具10に位置決め手段13としての起立枠状部13bを、また、当該アンカーボルト保持具20を横架具10上に支承すると共に他方の位置決め手段25を構成する板状部25cをアンカーボルト保持具20に備えており、また、アンカーボルト保持具20におけるストッパー手段24に代えて当該アンカーボルト保持具20における挿通孔22を雌ねじ孔23とした以外の構成を前記図1〜図10に示されるアンカーボルトの仮保持具Aと同一または実質的に同一の構成としてあり、また、同一の方法によって型枠40に備え付け用いられる。
従って、前記図1〜図10において示されると同一または実質的に同一の構成部分には同一の番号を付してその説明を省略する。
この図示例に係るアンカーボルト保持具20は、ブロック状をなす保持具本体部21、この図示例にあっては、ほぼ円柱状をなす保持具本体部21の下端部に当該アンカーボルト保持具20を横架具10上に支承し且つ位置決め手段25をなすように前記孔12よりも大きな直径を備えた板状部25cを一体に備え、この保持具本体部21と板状部25cとを一体に備えて構成されるアンカーボルト保持具20の上下方向に貫通するようにアンカーボルト30における雄ねじ部32をねじ入れ得る雌ねじ孔23が設けてあって、この板状部25cが横架具10における位置決め手段13としての起立板状部13bに嵌り合う位置決め手段25としてある。なお、この図示例にあっては、当該板状部25cを当該板状部25cに備えられている前記雌ねじ孔23の中心を中心とする円板状をなすように構成してある。
また、この図示例に係る横架具10は、板状部11の長手側のほぼ中程に孔12を備えていると共に、この孔12の周側部に板状部を残すようにして当該孔12を取り囲むように位置決め手段13を構成する起立枠状部13bを備えた構成としてある。また、この図示例に係る横架具10にあっては、この起立枠状部13bが仮想の環状線上、より具体的には、仮想の円形線上に位置するように設けてあり、この図示例では、この横架具10を用いてアンカーボルト保持具20に組み付けられるアンカーボルト30の軸心を中心とする円弧上に当該起立枠状部13bが備えられており、この起立枠状部13bが円環状に列設された構成としてある。
このように構成される横架具10の位置決め手段13としての起立枠状部13b内にアンカーボルト保持具20における位置決め手段25をなす板状部25cが嵌め入れられて当該アンカーボルト保持具20を横架具10上に支承し、且つアンカーボルト30を建て込まれる型枠40の所定位置に位置づけ得るようにしてある。
また、前記アンカーボルト保持具20に備えられる位置決め手段25としての板状部25cを円板状に構成し、この円板状をなす板状部25を前記横架具10における円環状に列設されている起立枠状部13b内に嵌め入れる構成にあっては、当該アンカーボルト保持具20を回転することによって、このアンカーボルト保持具20に備えられているアンカーボルト30を上下方向に移動調整することができ、しかも、アンカーボルト30をコンクリート基礎70に植設した後に、このアンカーボルト保持具20を回転させてアンカーボルト30から取り外すことができる。
また、前記孔12の直径よりも大きな直径を備えて構成される板状部25cを前記保持具本体部21と別体のものとして用意し、この板状部25cに当該保持具本体部21の雌ねじ孔23に連通する孔を設けるようにしてあってもよく、当該板状部25cを前記起立枠状部13b内に収まる任意の形状、すなわち、当該起立枠状部13bによって囲まれる平面形状に対応して当該起立枠状部13b内に収まる形状、例えば、前記起立枠状部13bによって囲まれて構成される平面形状を多角形状とし、この起立枠状部13bに相似形状をなして当該起立枠状部13b内に収まる多角形状をなすように構成した場合、前記保持愚本体部21のみを回転することによって、アンカーボルト保持具20によって横架具10に支持されているアンカーボルト30を上下方向に移動調整することができる。
また、当該保持具本体部21を回転することによって、コンクリート基礎70に植設されたアンカーボルト30から当該アンカーボルト保持具20を取り外すことができる。
ついで、図15〜図17は、さらに他の典型的なアンカーボルト30を示したものであって、図15では、ロッド状部31の下端から上方に向けて当該ロッド状部31を屈曲するように鈎状をなすアンカー部33を備えたアンカーボルト30を、図16では、当該ロッド状部31の下端から上方に向けて複数本の鈎状をなすアンカー部33を備えたアンカーボルト30を、更に、図17では、当該ロッド状部31の下端に円板状部及び当該円板状部の下部側に一体に設けられている半球状部とを備えたアンカー部33を備えたアンカーボルト30を示しており、いずれも、前記アンカーボルト保持具20に備えられて横架具10に組み付け用いることができる。
典型的なアンカーボルトの仮保持具の各構成部品を分離した状態を示す斜視図 同アンカーボルトの仮保持具を使用する一過程を示す要部斜視図 同アンカーボルトの仮保持具を使用する次の一過程を示す要部斜視図 同アンカーボルトの仮保持具を使用する型枠の建て込みをなす一過程を示す斜視図 同アンカーボルトの仮保持具を使用する型枠の建て込みをなす一過程を示す断面図 同アンカーボルトの仮保持具を使用する型枠にコンクリートを打設する一過程を示す断面図 同アンカーボルトの仮保持具を使用する型枠にコンクリートを打ち継ぐ一過程を示す断面図 同アンカーボルトの仮保持具を用いてアンカーボルトを打設コンクリートに差し入れた状態を示す断面図 同要部拡大断面図 同アンカーボルトの仮保持具を用いてアンカーボルトの設けられたコンクリート基礎を示す斜視図 他の典型的なアンカーボルトの仮保持具の各構成部品を分離した状態を示す斜視図 同アンカーボルトの仮保持具を使用する一過程を示す要部斜視図 同アンカーボルトの仮保持具を使用する次の一過程を示す要部斜視図 同アンカーボルトの仮保持具を用いてアンカーボルトを打設コンクリートに差し入れた状態を示す要部拡大断面図 アンカーボルトの仮保持具を用いてコンクリートに差し入れられる他のアンカーボルトを示す斜視図 アンカーボルトの仮保持具を用いてコンクリートに差し入れられる更に他のアンカーボルトを示す斜視図 アンカーボルトの仮保持具を用いてコンクリートに差し入れられる更に他のアンカーボルトを示す斜視図
符号の説明
A アンカーボルトの仮保持具
10 横架具
12 孔
13 位置決め手段
13a 凹状欠設縁部
13b 起立枠状部
20 アンカーボルト保持具
22 挿通孔
23 雌ねじ孔
24 ストッパー手段
25 位置決め手段
25a 板状部
25b 掛合片部
25c 板状部
30 アンカーボルト
40 型枠
41 型枠材

Claims (5)

  1. アンカーボルトを着脱可能に組み付け得るアンカーボルト保持具と、
    前記アンカーボルトの挿通可能な孔を備えると共に当該孔にアンカーボルトを挿通した際に前記アンカーボルト保持具を所定の位置に支承し得る横架具とを備えており、
    この横架具を型枠の長手方向においてアンカーボルトの設定予定位置に位置づけるように互いに向き合って備えられているコンクリート基礎の打ち込み用の型枠材間に架け渡しの状態で組み付け得るようにしてあると共に、
    この型枠に組み付けられた前記横架具に当該横架具の孔から前記型枠材間に打ち込まれたコンクリートに対して前記アンカーボルトを差し入れるように前記アンカーボルト保持具を組み付け得るようにしてあることを特徴とするアンカーボルトの仮保持具。
  2. 前記アンカーボルト保持具が上下方向に貫通するアンカーボルトの挿通孔を備えていると共に、当該孔に上下動可能に挿通されているアンカーボルトを所定位置に停止状態に維持するストッパー手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のアンカーボルトの仮保持具。
  3. 前記アンカーボルト保持具が前記アンカーボルトにおける雄ねじ部を上下方向に螺進退する雌ねじ孔を備えており、当該アンカーボルトを所定位置まで螺進退した状態で停止状態に維持し得るようにしてあることを特徴とする請求項1に記載のアンカーボルトの仮保持具。
  4. 前記横架具が板部を備えており、この板部における互いに向き合っている側縁部に位置決め手段が凹状欠設部として設けてあると共に、
    当該板部を跨る板状部と当該板状部から垂設されて該凹状欠設部に掛合する掛合片部とを備えた位置決め手段が前記アンカーボルト保持具に設けてあることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載のアンカーボルトの仮保持具。
  5. 前記アンカーボルト保持具が当該アンカーボルト保持具に備えられている板状部を位置決め手段としており、前記横架具の板部に当該位置決め手段をなす板状部を受け入れる位置決め手段としての起立枠状部が設けてあることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載のアンカーボルトの仮保持具。
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JP2011021394A (ja) * 2009-07-16 2011-02-03 Kfc Ltd 型枠固定金具およびそれを用いた既設構造物の補強工法
CN110886314A (zh) * 2019-12-09 2020-03-17 中国甘肃国际经济技术合作总公司 一种深埋地脚螺栓安装定位模具及其制作方法和使用方法

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