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JP2006147096A - 磁気ディスク媒体、磁気ディスク装置、及び磁気ディスク媒体の回転位置検出方法 - Google Patents

磁気ディスク媒体、磁気ディスク装置、及び磁気ディスク媒体の回転位置検出方法

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JP2006147096A
JP2006147096A JP2004338213A JP2004338213A JP2006147096A JP 2006147096 A JP2006147096 A JP 2006147096A JP 2004338213 A JP2004338213 A JP 2004338213A JP 2004338213 A JP2004338213 A JP 2004338213A JP 2006147096 A JP2006147096 A JP 2006147096A
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magnetic disk
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JP2004338213A
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Masashi Kisaka
正志 木坂
Masahiro Shoda
雅裕 正田
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HGST Netherlands BV
HGST Inc
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Hitachi Global Storage Technologies Netherlands BV
Hitachi Global Storage Technologies Inc
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Publication date
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/596Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
    • G11B5/59633Servo formatting
    • G11B5/59655Sector, sample or burst servo format

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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

【課題】 磁気ディスク媒体の回転位置を特定するための情報のオーバーヘッドの抑制と、回転位置検出時間の短縮を図る。
【解決手段】 トラックは、連続する複数セクタからなるブロックに区分される。ブロック番号を含む位置情報ビット列を、回転位置を表す情報として各ブロックの各セクタに1ビットずつ分散配置する。位置情報ビット列は、ブロック番号を含む位置コードと、位置コードの開始位置を識別する識別コードとの組み合わせからなる。ブロックが12セクタからなり、ブロック番号を“b”とした場合に、識別コードは“00001”とすることができ、位置情報ビット列は全体として“00001b1b”とされる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、磁気ディスク媒体、磁気ディスク装置、及び磁気ディスク媒体の回転位置検出方法に関し、特に磁気ディスク媒体の回転位置を低オーバーヘッドかつ精度良く決定する技術に関する。
磁気ディスク装置では、ヘッドをサーボ制御するために、磁気ディスク媒体にサーボデータが書き込まれる。サーボデータの書き込み方式の1つにセクタ・サーボ方式があり、当該方式では、サーボデータが、磁気ディスク媒体のトラックを区分したデータ領域であるセクタ毎に書き込まれる。各サーボデータにはトラック番号やセクタ番号などが書き込まれる。
従来、磁気ディスク媒体の回転位置は、ヘッドにより読み取ったセクタ番号に基づいて検知されていた。
米国特許6,327,105号
各トラックに含まれるセクタ数は、磁気ディスク媒体の記録密度の向上と共に増加し、セクタ番号を表すために必要なビット数も増加する。そのため、各セクタのサーボデータにセクタ番号を格納すると、ユーザデータの書き込みに利用することができる領域が減るという問題、すなわちオーバーヘッド量が増加するという問題があった。
このオーバーヘッドの増加への対処として、各トラックの一箇所のセクタにインデックスビットを配置し、当該インデックスビットの位置からのセクタ数をカウントすることによって、磁気ディスク媒体の回転位置を検知する方法がある。しかし、この方法では、ヘッドの移動先のトラックにてインデックスビットを検知するまでに、通常でも最大で磁気ディスク媒体の一回転分の時間を要する。また、外乱ノイズや磁気ディスク媒体の欠陥などでインデックスビットを正しく見つけられない場合には、さらなる回転時間が費やされる。このように、この方法は、回転位置を決定して所望のセクタにアクセスするまでの時間が長くなるという問題があった。
米国特許6,327,105号に係る技術は、ビットエラーが或る程度生じても識別可能な複数のコードをそれぞれトラックの互いに異なる位置に対応付ける。それら各コードは、対応付けられた位置から連続する複数のセクタに1ビットずつ書き込まれる。この技術に用いることのできるコードは特殊であり、互いに識別可能な1セットのコードの数を増加することに制約があるため、コードの検出により特定される回転位置の間隔が比較的大きくなる。従って、この技術はオーバーヘッドの増加を抑制することはできるかもしれないが、ヘッドの移動先のトラックにて回転位置を検出するまでの時間が比較的大きくなるという問題を有している。
本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであり、回転位置を特定するために必要とされる記憶容量に関するオーバーヘッド量が軽減され、かつ回転位置を検出するまでの時間を短くすることができる磁気ディスク媒体、磁気ディスク装置、及び磁気ディスク媒体の回転位置検出方法を提供することを目的とする。
本発明に係る磁気ディスク媒体は、トラックを区分した複数のセクタそれぞれにサーボデータが書き込まれたセクタ・サーボ方式の磁気ディスク媒体において、前記トラックが、それぞれ当該トラックに沿って連続して配置される複数の前記セクタからなる複数のブロックに区分され、前記各ブロックが、前記トラック上での当該ブロックの位置に応じたアドレスの情報を含む位置情報ビット列を設定され、前記各位置情報ビット列が、前記アドレスの情報を含む位置コードと、当該位置コードの始まり又は終わりを識別する所定の識別コードとからなり、前記ブロックに含まれる前記各セクタそれぞれの前記サーボデータの所定位置に分散して配置される。
本発明に係る磁気ディスク装置は、トラックを区分した複数のセクタそれぞれに書き込まれたサーボデータに基づいて、磁気ディスク媒体の回転位置を検出する制御回路を有したセクタ・サーボ方式の磁気ディスク装置において、前記トラックが、それぞれ当該トラックに沿って連続して配置される複数の前記セクタからなる複数のブロックに区分され、前記各ブロックが、前記トラック上での当該ブロックの位置に応じたアドレスの情報を含む位置情報ビット列を設定され、前記各位置情報ビット列が、前記アドレスの情報を含む位置コードと、当該位置コードの始まり又は終わりを識別する所定の識別コードとからなり、前記ブロックに含まれる前記各セクタそれぞれの前記サーボデータの所定位置に分散して配置され、前記制御回路が、前記各ブロックから読み取られる前記位置情報ビット列に基づいて、前記回転位置を検出する。
本発明に係る磁気ディスク媒体の回転位置検出方法は、上述の本発明に係る磁気ディスク媒体における回転位置を検出する方法であり、前記各サーボデータにおける前記位置情報ビット列が配置された所定位置のビット値を前記磁気ディスク媒体の回転に従って順次読み取り、周期的位置情報ビット列を生成するステップと、前記周期的位置情報ビット列から前記識別コードを検出するステップと、前記識別コードの位置を基準として、前記周期的位置情報ビット列から前記位置コードを検出するステップと、当該位置コードから前記アドレスの情報を抽出するステップと、当該アドレスに基づいて、当該位置コードの読み出しタイミングに対応する前記回転位置を検出するステップと、を有する。
本発明によれば、回転位置を特定するために必要とされる記憶容量に関するオーバーヘッド量が軽減され、かつ回転位置を検出するまでの時間を短くすることができる。
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示す概略のブロック図である。磁気ディスク媒体(ディスク)2、スピンドルモータ(SPM)4、ヘッド素子(ヘッド)6、ヘッドアーム8、ボイスコイルモータ(VCM)10、ヘッドアンプ12、駆動回路14、リード・ライト回路16、インターフェース回路18、及びCPU20を含んで構成される。
ディスク2は、その表面に同心円状に複数設定されるトラックに沿って、磁気により情報を記録される。各トラックは複数のセクタに区分され、各セクタそれぞれにサーボデータが予め書き込まれている。
ディスク2はSPM4により高速回転される。ヘッド6はヘッドアーム8の先端部に取り付けられる。ヘッドアーム8の向きはVCM10により変えられ、これにより、ヘッド6はトラック間を移動し、シーク動作が実現される。ヘッド6は、情報のライト時及びリード時には、回転するディスク2の表面に近接して配置され、ライト動作時には、ディスク2の表面にトラックに沿って変化する磁化パターンを形成し、一方、リード動作時には、ディスク2の表面に形成された磁化パターンによる磁界の変化を検知する。SPM4及びVCM10の駆動は、CPU20の制御の下、駆動回路14により行われる。
ヘッド6は、ヘッドアンプ12を介してリード・ライト回路16に接続される。ヘッドアンプ12は、ヘッド6への電気信号、及びヘッド6からの電気信号を増幅する。リード・ライト回路16は、ヘッド6からの電気信号から、ディスク2に書き込まれたサーボデータを検出し、当該サーボデータに基づいてヘッド6の位置情報を求める。リード・ライト回路16は、ヘッド6の位置情報としてトラック番号及びセクタ番号を求め、CPU20へ出力する。またリード・ライト回路16は、インターフェース回路18を介して、当該磁気ディスク装置が接続されるホストコンピュータとの間でユーザデータの送受信を行う。
データのライト時には、インターフェース回路18は、ホストコンピュータからデータ書き込み先のアドレス(ライトアドレス)とユーザデータとを入力される。インターフェース回路18はライトアドレスをCPU20へ出力し、ユーザデータをバッファリングする。CPU20はライトアドレスに基づいて、駆動回路14へ制御指示を与え、駆動回路14は例えばVCM10を駆動して、ライトアドレスに応じたトラックへヘッド6を移動させる。また、CPU20は、リード・ライト回路16から入力されるヘッド6の位置情報に基づいて、ライトアドレスに対応するセクタがヘッド6の位置へ到達するタイミングを計算する。そして、そのタイミングに応じて、当該ライトアドレスを書き込み先として指定されたユーザデータがインターフェース回路18のバッファメモリからリード・ライト回路16へ読み出される。当該ユーザデータは、リード・ライト回路16にて所定の変調された後、ヘッド6を介してディスク2へ書き込まれる。
一方、データのリード時には、インターフェース回路18は、ホストコンピュータからデータ読み出し先のアドレス(リードアドレス)を入力される。インターフェース回路18はリードアドレスをCPU20へ出力する。CPU20はリードアドレスに基づいて、駆動回路14へ制御指示を与え、駆動回路14は例えばVCM10を駆動して、リードアドレスに応じたトラックへヘッド6を移動させる。リード・ライト回路16は、ヘッド6下を通過する各セクタのサーボデータから得たヘッド6の位置情報をCPU20へ出力する一方で、当該セクタに格納されるユーザデータを復調してインターフェース回路18へ出力し、インターフェース回路18はそのユーザデータをバッファリングする。CPU20は、リード・ライト回路16から入力されるヘッド6の位置情報に基づいて、リードアドレスに対応するセクタが読み出されたタイミングを検知する。インターフェース回路18は、当該タイミングに対応するユーザデータをバッファメモリからホストコンピュータへ出力する。
次にリード・ライト回路16がヘッド6の位置情報を検知する仕組みについて説明する。図2は、各セクタのデータ構造を示す模式図である。図は、セクタに設けられる各種領域を先頭から順に配列しており、左が先頭、右が後尾に対応する。すなわち、ディスク2の回転に従ってヘッド6は図の左から右へ各セクタを走査する。サーボデータ部は先頭側に配置され、それに続いてユーザデータ部が配置される。サーボデータ部は、Syncフィールド30、STMフィールド32、TIDフィールド34、SNフィールド36、バースト信号フィールド38からなる。一方、当該セクタのサーボデータと次のセクタのサーボデータとに挟まれたUDフィールド40がユーザデータ部に相当する。
Syncフィールド30はクロックとの同期を取ったり、ヘッドアンプ12のゲインを調整してサーボデータの振幅を一定にする信号を記録するための領域である。STMフィールド32は各セクタに共通の固有のコードを書かれ、サーボ情報の始まりを示す。
TIDフィールド34はトラック番号を書かれる。ヘッド6が位置するトラックは、このTIDフィールド34から取り出されるトラック番号により検知することができる。一方、SNフィールド36は、ディスク2の回転位置を表す情報を書き込まれる領域である。
バースト信号フィールド38-1〜38-4はトラックに対するヘッド6の相対位置情報を与え、ヘッド6をトラックに高精度で位置合わせする制御に用いられるバースト信号A〜Dが記録される。
従来、SNフィールドは、トラックに沿ったセクタの順序を表すセクタ番号を書き込むために設けられ、トラックに格納されるセクタ数に応じたビット長が用意されていた。これに対して、本装置のディスク2のSNフィールド36は、1ビットだけから構成される。以下、このSNフィールド36を用いた回転位置の検知について説明する。
各トラックは連続するk個のセクタからなるブロックに区分される。例えば、第Nブロックは、第k・Nセクタ〜第k・(N+1)−1セクタからなる。図3は、ブロックの構造を示す模式図である。図は、任意の1トラックに沿って配置されるセクタ列の一部分を示しており、k=12の場合を示している。
同じブロックに属する12個のセクタそれぞれのSNフィールドに書かれた1ビットの値(SN値と称する)は12ビットの位置情報ビット列を構成する。この位置情報ビット列は、トラック上での当該ブロックの位置に応じたアドレス情報として、ブロック番号を含んでいる。このアドレス情報に基づいてディスク2の回転位置を検知することができる。図4は、セクタの構造を簡略化して表したブロックの模式図である。図4では、バースト信号フィールド38を除くサーボデータ部がボックス50で表され、各セクタの残りの部分がそれらボックス50を結ぶライン52で表されている。また、ブロック内のi番目のセクタのSN値が記号aで表されている。
位置情報ビット列“a1011”は、先頭側から連続する所定パターンのビット列である識別コードと、残りのビット列である位置コードとから構成される。アドレス情報であるブロック番号は位置コードにより表される。一方、識別コードは、位置コードの開始位置を特定するためのコードであり、位置コードに現れないパターンに定められる。
例えば、識別コードはM個の“0”及びそれに続く“1”からなる(M+1)ビットのパターンとし、位置情報ビット列の残り(11−M)ビットを位置コードとすることができる。位置コードは、Mビット未満の間隔で区切りビット“1”を配置され、位置コード内にて連続し得る“0”の個数がM個未満に抑制される。このように区切りビットを配置することにより、位置コードの系列内に識別コードに一致するパターンが現れることが防止され、識別コードによる位置コードの開始位置の特定が可能となる。ブロック番号を表すバイナリは、区切りビットの間のビットに埋め込まれる。
第1の具体例は、M=4とした構成である。この場合、識別コードはビットパターン“00001”となる。すなわち、
“a”=“00001”
と定める。この場合、残り7ビット“a1011”が位置コードとなる。この位置コードにおいて、aが区切りビットとして“1”に固定され、この区切りビットにより互いに分割されたビット列“a”及び“a1011”に、ブロック番号を表すビット列を割り当てる。すなわち、6ビットのバイナリ“b”で表されるブロック番号を3ビットずつの2つの断片“b”及び“b”に分割し、それぞれを“a”及び“a1011”として設定する。この結果、位置情報ビット列としてビット列“00001b1b”が定められる。
第2の具体例は、M=3とした構成である。この場合、識別コードはビットパターン“0001”となる。すなわち、
“a”=“0001”
と定める。この場合、残り8ビット“a1011”が位置コードとなる。この位置コードにおいて、a,aが区切りビットとしてそれぞれ“1”に固定され、これら区切りビットにより互いに分割されたビット列“a”,“a”及び“a1011”に、ブロック番号を表すビット列を割り当てる。すなわち、6ビットのバイナリ“b”で表されるブロック番号を2ビットずつの3つの断片“b”,“b”及び“b”に分割し、それぞれを“a”,“a”及び“a1011”として設定する。この結果、位置情報ビット列としてビット列“0001b1b1b”が定められる。
これらの2つの具体例では、ブロック番号は6ビットのバイナリで識別され、1トラックに最大64ブロック(768セクタ)まで配置することができる。なお、12セクタを1ブロックとする上述の構成では、Mが3又は4の上記2つの例の場合に、ブロック番号を表すアドレスビット列{bi}が位置情報ビット列に占める割合が最大に設定される。すなわち、Mが3又は4の場合に、1トラックに配置できるブロック数を最大にすることができる。一方、1トラックに配置するブロック数が32以下(セクタ数で384以下)である場合には、ブロック番号は5ビットあれば表現でき、アドレスビット列に余りが生じる。この場合には、その余ったビットをパリティビットとして、読み出したブロック番号のパリティチェックに用いることとしてもよい。
以上の構成を有するディスク2を搭載した本磁気ディスク装置において、上述のようにリード・ライト回路16がディスク2の回転位置を検出する制御回路としての機能を有する。図5は、リード・ライト回路16での回転位置検出処理の概略のフロー図である。ここでは、識別コードが“00001”である上述の第1の具体例についての処理を例に用いて説明をする。
リード・ライト回路16は、ヘッド6がディスク2から読み出した信号を入力され、当該信号からサーボデータを読み取る。リード・ライト回路16は、サーボデータのSNフィールド36に書き込まれている1ビットのSN値をセクタ毎に順次取り出し、それらSN値を並べたビット列を生成する(S100)。このビット列は、上述の各ブロック毎に対応する位置情報ビット列のようにブロックという単位を意識したものではなく、位置情報ビット列が連結されたものとなり得るので、ここではリード・ライト回路16が生成する当該ビット列を周期的位置情報ビット列と称する。
回転位置検出処理では、周期的位置情報ビット列のうち直近に得られた所定長が用いられる。そこで、シフトレジスタを利用して、周期的位置情報ビット列のうち新たなSN値の検出に連動して移動する所定幅(例えば12ビット)の区間内の部分列だけをリード・ライト回路16に保持して、ここでの処理に供することができる。
リード・ライト回路16は周期的位置情報ビット列に識別コード“00001”が現れるかを監視する(S105)。この監視を行う1つの構成例は、シフトレジスタの先頭5ビットに保持されたSN値をパラレルに取り出し、これらSN値が識別コードの各ビットに一致するか否かを、インバータやAND回路等を用いたロジック回路で判定する構成である。
識別コードが検出された場合(S110)、リード・ライト回路16は、当該識別コードに続く7ビットのビット列を位置コード“a1011”と判断し、この位置コードからアドレス情報としてブロック番号Nを抽出する。具体的には、位置コードに基づいてブロック番号Nが次式で計算される(S115)。
N=“a・2+a・2+a・2+a・2+a10・2+a11
このようにして現在、ヘッド6下を通過しているブロックの番号Nが得られると、当該ブロックに続くブロックの先頭セクタのセクタ番号は12(N+1)であることが検知され、また以降のセクタの番号も順次決定される(S120)。リード・ライト回路16は、このようにしてディスク2の回転位置に対応する情報としてセクタ番号を求め、CPU20へ出力する。
なお、識別コードは、“00001”等の他、“0”と“1”とを反転させた“11110”、また“1”を前に配置した“10000”、“1”を両端に配置した“100001”などとすることもできる。
上述の構成では位置情報ビット列は、各セクタに1ビットずつ分散配置することにより、従来のような各セクタそれぞれにセクタ番号を保持する構成に比べて、回転位置を特定するために必要とされる記憶容量に関するオーバーヘッドが軽減される。
さらに、トラックは例えば64個等の比較的多数のブロックに区分され、ディスク2が1ブロック分、回転する毎にディスク2の回転位置が検知されるので、回転位置検知までの時間が短縮される。この回転位置検知までの時間は、1トラックに配置するブロック数が多いほど短縮され得る。よって、1トラックに配置するブロック数は、位置情報ビット列が含むアドレスビット列{bi}のビット数で表現可能な最大ブロック数に応じた数に設定するのが回転位置検知時間の短縮に有効である。ここで、最大ブロック数に応じた数とは、例えば、ブロック番号を表すために、アドレスビット列と同じビット数を必要とする数である。
なお、各セクタに分散配置される位置情報ビット列の断片の長さが、セクタ番号を表すために必要なビット長より短ければ、オーバーヘッドの軽減効果が得られる。よって、位置情報ビット列を各セクタに2ビットずつ分散配置する構成とすることもできる。
また、位置コードに格納するアドレス情報はブロック番号以外のものであってもよい。例えば、当該ブロックの先頭セクタや後尾セクタのセクタ番号をアドレス情報として位置コードに格納することができる。なお、その際、セクタ番号はブロック番号よりビット数が多くなるので、それに対応して位置情報ビット列の長さは調節される。
本実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示す概略のブロック図である。 各セクタのデータ構造を示す模式図である。 ブロックの構造を示す模式図である。 セクタの構造を簡略化して表したブロックの模式図である。 リード・ライト回路での回転位置検出処理の概略のフロー図である。
符号の説明
2 ディスク、4 SPM、6 ヘッド、8 ヘッドアーム、10 VCM、12 ヘッドアンプ、14 駆動回路、16 リード・ライト回路、18 インターフェース回路、20 CPU。

Claims (15)

  1. トラックを区分した複数のセクタそれぞれにサーボデータが書き込まれたセクタ・サーボ方式の磁気ディスク媒体において、
    前記トラックは、それぞれ当該トラックに沿って連続して配置される複数の前記セクタからなる複数のブロックに区分され、
    前記各ブロックは、前記トラック上での当該ブロックの位置に応じたアドレスの情報を含む位置情報ビット列を設定され、
    前記各位置情報ビット列は、前記アドレスの情報を含む位置コードと、当該位置コードの始まり又は終わりを識別する所定の識別コードとからなり、前記ブロックに含まれる前記各セクタそれぞれの前記サーボデータの所定位置に分散して配置されること、
    を特徴とする磁気ディスク媒体。
  2. 請求項1に記載の磁気ディスク媒体において、
    前記位置情報ビット列は、前記各セクタにそれぞれ1ビットずつ分散して配置されること、を特徴とする磁気ディスク媒体。
  3. 請求項1に記載の磁気ディスク媒体において、
    前記識別コードは、一連のM個(M≧2)の第1ビット値とその一方端に隣接して配置された第2ビット値とを含み、
    前記位置コードは、前記アドレスに応じた変数を表すアドレスビット列を所定の分割位置で分割して得られるそれぞれMビット長未満の複数の断片と、前記分割位置にそれぞれ挿入された前記第2ビット値とからなること、
    を特徴とする磁気ディスク媒体。
  4. 請求項3に記載の磁気ディスク媒体において、
    前記アドレスビット列は、前記トラック上での前記ブロックの順番を示すブロック番号を表す二進数であることを特徴とする磁気ディスク媒体。
  5. 請求項4に記載の磁気ディスク媒体において、
    前記トラックに含まれる前記ブロックの数は、前記各ブロックに設定される前記位置情報ビット列に占める前記アドレスビット列の割合を最大に設定した場合に、当該アドレスビット列により表現可能な最大ブロック番号に応じた値に設定されること、を特徴とする磁気ディスク媒体。
  6. 請求項5に記載の磁気ディスク媒体において、
    前記位置情報ビット列は、前記各セクタにそれぞれ1ビットずつ分散して配置され、
    前記各ブロックはそれぞれ12セクタからなり、
    前記Mは、3又は4であること、
    を特徴とする磁気ディスク媒体。
  7. 請求項6に記載の磁気ディスク媒体において、
    前記識別コードは、Mビットのビット値「0」とこれに続く1ビットのビット値「1」とからなり、
    前記位置コードは、前記識別コードに続いて配置され、(M−1)ビット毎に1ビットのビット値「1」で分割された前記アドレスビット列からなること、
    を特徴とする磁気ディスク媒体。
  8. トラックを区分した複数のセクタそれぞれに書き込まれたサーボデータに基づいて、磁気ディスク媒体の回転位置を検出する制御回路を有したセクタ・サーボ方式の磁気ディスク装置において、
    前記トラックは、それぞれ当該トラックに沿って連続して配置される複数の前記セクタからなる複数のブロックに区分され、
    前記各ブロックは、前記トラック上での当該ブロックの位置に応じたアドレスの情報を含む位置情報ビット列を設定され、
    前記各位置情報ビット列は、前記アドレスの情報を含む位置コードと、当該位置コードの始まり又は終わりを識別する所定の識別コードとからなり、前記ブロックに含まれる前記各セクタそれぞれの前記サーボデータの所定位置に分散して配置され、
    前記制御回路は、前記各ブロックから読み取られる前記位置情報ビット列に基づいて、前記回転位置を検出すること、
    を特徴とする磁気ディスク装置。
  9. 請求項8に記載の磁気ディスク装置において、
    前記位置情報ビット列は、前記各セクタにそれぞれ1ビットずつ分散して配置されること、を特徴とする磁気ディスク装置。
  10. 請求項8に記載の磁気ディスク装置において、
    前記識別コードは、一連のM個(M≧2)の第1ビット値とその一方端に隣接して配置された第2ビット値とを含み、
    前記位置コードは、前記アドレスに応じた変数を表すアドレスビット列を所定の分割位置で分割して得られるそれぞれMビット長未満の複数の断片と、前記分割位置にそれぞれ挿入された前記第2ビット値とからなること、
    を特徴とする磁気ディスク装置。
  11. 請求項10に記載の磁気ディスク装置において、
    前記アドレスビット列は、前記トラック上での前記ブロックの順番を示すブロック番号を表す二進数であることを特徴とする磁気ディスク装置。
  12. 請求項11に記載の磁気ディスク装置において、
    前記トラックに含まれる前記ブロックの数は、前記各ブロックに設定される前記位置情報ビット列に占める前記アドレスビット列の割合を最大に設定した場合に、当該アドレスビット列により表現可能な最大ブロック番号に応じた値に設定されること、を特徴とする磁気ディスク装置。
  13. 請求項12に記載の磁気ディスク装置において、
    前記位置情報ビット列は、前記各セクタにそれぞれ1ビットずつ分散して配置され、
    前記各ブロックはそれぞれ12セクタからなり、
    前記Mは、3又は4であること、
    を特徴とする磁気ディスク装置。
  14. 請求項13に記載の磁気ディスク装置において、
    前記識別コードは、Mビットのビット値「0」とこれに続く1ビットのビット値「1」とからなり、
    前記位置コードは、前記識別コードに続いて配置され、(M−1)ビット毎に1ビットのビット値「1」で分割された前記アドレスビット列からなること、
    を特徴とする磁気ディスク装置。
  15. トラックを区分した複数のセクタそれぞれにサーボデータが書き込まれたセクタ・サーボ方式の磁気ディスク媒体の回転位置を検出する回転位置検出方法であって、
    前記トラックは、それぞれ当該トラックに沿って連続して配置される複数の前記セクタからなる複数のブロックに区分され、
    前記各ブロックは、前記トラック上での当該ブロックの位置に応じたアドレスの情報を含む位置情報ビット列を設定され、
    前記各位置情報ビット列は、前記アドレスの情報を含む位置コードと、当該位置コードの始まり又は終わりを識別する所定の識別コードとからなり、前記ブロックに含まれる前記各セクタそれぞれの前記サーボデータの所定位置に分散して配置され、
    当該回転位置検出方法は、
    前記各サーボデータにおける前記位置情報ビット列が配置された所定位置のビット値を前記磁気ディスク媒体の回転に従って順次読み取り、周期的位置情報ビット列を生成するステップと、
    前記周期的位置情報ビット列から前記識別コードを検出するステップと、
    前記識別コードの位置を基準として、前記周期的位置情報ビット列から前記位置コードを検出するステップと、
    当該位置コードから前記アドレスの情報を抽出するステップと、
    当該アドレスに基づいて、当該位置コードの読み出しタイミングに対応する前記回転位置を検出するステップと、
    を有することを特徴とする回転位置検出方法。
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