JP2006134423A - 光ディスク装置 - Google Patents
光ディスク装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006134423A JP2006134423A JP2004321040A JP2004321040A JP2006134423A JP 2006134423 A JP2006134423 A JP 2006134423A JP 2004321040 A JP2004321040 A JP 2004321040A JP 2004321040 A JP2004321040 A JP 2004321040A JP 2006134423 A JP2006134423 A JP 2006134423A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser beam
- optical disc
- laser
- information
- objective lens
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims abstract description 236
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims abstract description 21
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 claims description 7
- 238000002310 reflectometry Methods 0.000 claims description 5
- 230000008859 change Effects 0.000 abstract description 11
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 112
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 36
- 238000000034 method Methods 0.000 description 15
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 14
- 239000000463 material Substances 0.000 description 7
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 7
- ANRHNWWPFJCPAZ-UHFFFAOYSA-M thionine Chemical compound [Cl-].C1=CC(N)=CC2=[S+]C3=CC(N)=CC=C3N=C21 ANRHNWWPFJCPAZ-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 7
- 230000008569 process Effects 0.000 description 6
- 238000002835 absorbance Methods 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 description 3
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 230000010287 polarization Effects 0.000 description 2
- 229920006254 polymer film Polymers 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 2
- 206010034972 Photosensitivity reaction Diseases 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000000149 argon plasma sintering Methods 0.000 description 1
- 229910052681 coesite Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052906 cristobalite Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 238000002845 discoloration Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000031700 light absorption Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 1
- 230000036211 photosensitivity Effects 0.000 description 1
- 229920005668 polycarbonate resin Polymers 0.000 description 1
- 239000004431 polycarbonate resin Substances 0.000 description 1
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 description 1
- 235000012239 silicon dioxide Nutrition 0.000 description 1
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 1
- 229910052682 stishovite Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 229910052905 tridymite Inorganic materials 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Optical Head (AREA)
Abstract
【課題】 光ディスクを裏返すことなく、レーザビームの照射によりレーベル面に正確
、且つ、明瞭な可視画像を高速に形成することができる光ディスク装置を提供する。
【解決手段】 レーザビームL1をDVD50の記録色素膜52に、レーザビームL2
を可視光特性変化層55に集光させる対物レンズ32と、レーザビームL2についての対
物レンズ32のNA(開口数)を小さくする色フィルタアパーチャ41とを有しレーザビ
ームL1の反射光に基づく受光信号を出力する光ピックアップ10と、前記受光信号に基
づいてレーザビームのフォーカス制御及びトラッキング制御を行うサーボ回路15と、レ
ーベル印刷を行う際に、光ピックアップ10からレーザビームL1を出射させるとともに
印刷する画像データに基づいてレーザビームL2を出射させるように制御する制御部17
を備える。
【選択図】 図4
、且つ、明瞭な可視画像を高速に形成することができる光ディスク装置を提供する。
【解決手段】 レーザビームL1をDVD50の記録色素膜52に、レーザビームL2
を可視光特性変化層55に集光させる対物レンズ32と、レーザビームL2についての対
物レンズ32のNA(開口数)を小さくする色フィルタアパーチャ41とを有しレーザビ
ームL1の反射光に基づく受光信号を出力する光ピックアップ10と、前記受光信号に基
づいてレーザビームのフォーカス制御及びトラッキング制御を行うサーボ回路15と、レ
ーベル印刷を行う際に、光ピックアップ10からレーザビームL1を出射させるとともに
印刷する画像データに基づいてレーザビームL2を出射させるように制御する制御部17
を備える。
【選択図】 図4
Description
本発明は、光ディスク装置に関し、特に、光ディスクに対して、レーザビームを照射す
ることにより情報の再生または記録と可視画像の形成とを行うことができる光ディスク装
置に関するものである。
ることにより情報の再生または記録と可視画像の形成とを行うことができる光ディスク装
置に関するものである。
従来から、CD(Compact Disk:コンパクトディスク)やDVD(Digital Versatile
Disk:デジタルバーサタイルディスク)等の光ディスクに対してレーザビームを照射する
ことにより、その光ディスクに記録されている音楽情報や動画情報等の情報を再生したり
、そのような情報をその光ディスクに記録したりする光ディスク装置が提供されている。
Disk:デジタルバーサタイルディスク)等の光ディスクに対してレーザビームを照射する
ことにより、その光ディスクに記録されている音楽情報や動画情報等の情報を再生したり
、そのような情報をその光ディスクに記録したりする光ディスク装置が提供されている。
そのような光ディスク装置で光ディスクに情報の記録を行った場合、その記録した内容
が外観で認識できれば便利であるため、ユーザは専用のプリンタ装置を用いて、その光デ
ィスクに記録した内容を示す文字等(例えば、曲名や映画タイトル等)を円形のシートに
印刷し、このシートをその光ディスクの記録面と反対の面(以下、レーベル面という)に
貼り付けるというようなことを行っていた。
が外観で認識できれば便利であるため、ユーザは専用のプリンタ装置を用いて、その光デ
ィスクに記録した内容を示す文字等(例えば、曲名や映画タイトル等)を円形のシートに
印刷し、このシートをその光ディスクの記録面と反対の面(以下、レーベル面という)に
貼り付けるというようなことを行っていた。
しかしながら、この方法では、ユーザは、専用のプリンタ装置を用意する必要があり、
また、その専用プリンタ装置でのシートの印刷、印刷されたシートの光ディスクへの貼り
付け等の煩雑な作業を行う必要もあった。
また、その専用プリンタ装置でのシートの印刷、印刷されたシートの光ディスクへの貼り
付け等の煩雑な作業を行う必要もあった。
そこで、近年、再生時や記録時に光ディスクの記録面に照射されるレーザビームを光デ
ィスクのレーベル面となる所定領域に照射し、照射した部分の発色等を変化させることに
より、光ディスクの記録内容を可視的に認識するための可視画像(例えば、曲名や映画タ
イトル等を示す文字等)を形成(印刷)することができる光ディスク装置が提供されるよ
うになってきている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
ィスクのレーベル面となる所定領域に照射し、照射した部分の発色等を変化させることに
より、光ディスクの記録内容を可視的に認識するための可視画像(例えば、曲名や映画タ
イトル等を示す文字等)を形成(印刷)することができる光ディスク装置が提供されるよ
うになってきている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
また、光ディスクにおける反射率の大きい領域に対してテストレーザ照射を行い、その
ときに実行したフォーカス制御内容に基づいてフォーカス制御内容を決定してメモリに記
憶し、その記憶したフォーカス制御内容に基づいてフォーカス制御を行うようにした光デ
ィスク装置もある(例えば、特許文献3参照)。
ときに実行したフォーカス制御内容に基づいてフォーカス制御内容を決定してメモリに記
憶し、その記憶したフォーカス制御内容に基づいてフォーカス制御を行うようにした光デ
ィスク装置もある(例えば、特許文献3参照)。
また、グルーブ部とランド部とが交互に形成された溝連続体からなる微細パターンを有
する支持体と、前記微細パターン上に形成され情報を記録するための記録層とを有する情
報記録担体であって、前記微細パターンを前記記録層を再生する再生光の波長と対物レン
ズの開口数とに基づいて形成した情報記録担体がある(例えば、特許文献4参照)。
特開2003−203348号公報
特開2004−5846号公報
特開2003−242669号公報
特開2004−46910号公報
する支持体と、前記微細パターン上に形成され情報を記録するための記録層とを有する情
報記録担体であって、前記微細パターンを前記記録層を再生する再生光の波長と対物レン
ズの開口数とに基づいて形成した情報記録担体がある(例えば、特許文献4参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の従来の光ディスク記録装置を用いても、ユーザは依
然として煩雑な作業を行う必要があった。即ち、ユーザは、情報記録する際には、光ディ
スクの記録面側にレーザビームが照射されるように光ディスクを装置に装着し、光ディス
クのレーベル面に可視画像を印刷する際には、光ディスクのレーベル面側にレーザビーム
が照射されるように光ディスクを裏返して再装着するという煩雑な作業を行う必要があっ
た。
然として煩雑な作業を行う必要があった。即ち、ユーザは、情報記録する際には、光ディ
スクの記録面側にレーザビームが照射されるように光ディスクを装置に装着し、光ディス
クのレーベル面に可視画像を印刷する際には、光ディスクのレーベル面側にレーザビーム
が照射されるように光ディスクを裏返して再装着するという煩雑な作業を行う必要があっ
た。
これに対し、特許文献2に記載の従来の光ディスク記録装置では、光ディスクの一方の
面からレーザ光を照射することにより情報記録と可視画像形成とを行えるので、レーベル
印刷時に光ディスクを裏返して再装着するという煩雑な作業を行う必要はなくなるが、可
視画像を形成するために変色層に照射するレーザ光のフォーカス制御やトラッキング制御
を行うために、その変色層からの反射光を必要とする。従って、可視画像形成を効率良く
行うために、照射されるレーザ光に対する変色層の変色効率を高めると、変色層からの反
射光が減少するので、変色層に照射するレーザ光のフォーカス制御やトラッキング制御が
行えなくなり、正確な画像を形成することができなくなるという問題があった。
面からレーザ光を照射することにより情報記録と可視画像形成とを行えるので、レーベル
印刷時に光ディスクを裏返して再装着するという煩雑な作業を行う必要はなくなるが、可
視画像を形成するために変色層に照射するレーザ光のフォーカス制御やトラッキング制御
を行うために、その変色層からの反射光を必要とする。従って、可視画像形成を効率良く
行うために、照射されるレーザ光に対する変色層の変色効率を高めると、変色層からの反
射光が減少するので、変色層に照射するレーザ光のフォーカス制御やトラッキング制御が
行えなくなり、正確な画像を形成することができなくなるという問題があった。
さらに、これに対し、特許文献3に記載の従来の光ディスク装置では、光ディスクから
の反射光が十分得られない領域に対してレーザ光を照射する場合であっても、より正確な
フォーカス制御を行えるとしているが、テストレーザ照射により記憶したフォーカス制御
内容に従ったフォーカス制御では、光ディスクの面振れに追従した正確なフォーカス制御
を行うことはできない。
の反射光が十分得られない領域に対してレーザ光を照射する場合であっても、より正確な
フォーカス制御を行えるとしているが、テストレーザ照射により記憶したフォーカス制御
内容に従ったフォーカス制御では、光ディスクの面振れに追従した正確なフォーカス制御
を行うことはできない。
また、レーザ光を照射してレーベル印刷を行う従来の光ディスク装置では、光ディスク
のレーベル面に所定のピッチで形成されたグルーブに沿ってレーザ光が照射されて画像形
成されるが、その際、照射されるレーザ光のスポットでの中心強度の1/e2となる径が
そのグルーブのピッチよりも小さいと、形成された画像が櫛状になり、明瞭に印刷できな
いという問題があった。また、画像形成に時間がかかるという問題もあった。
のレーベル面に所定のピッチで形成されたグルーブに沿ってレーザ光が照射されて画像形
成されるが、その際、照射されるレーザ光のスポットでの中心強度の1/e2となる径が
そのグルーブのピッチよりも小さいと、形成された画像が櫛状になり、明瞭に印刷できな
いという問題があった。また、画像形成に時間がかかるという問題もあった。
これに対し、特許文献1〜3には、レーベル面に照射するレーザ光のスポット径をフォ
ーカス制御により大きくする方法が示されているが、フォーカス制御によりレーザ光のス
ポット径を大きくすると、レーベル面での反射光が減少するので正確にフォーカス制御及
びトラッキング制御が行えなくなり、正確な画像を形成することができなくなるという問
題があった。
ーカス制御により大きくする方法が示されているが、フォーカス制御によりレーザ光のス
ポット径を大きくすると、レーベル面での反射光が減少するので正確にフォーカス制御及
びトラッキング制御が行えなくなり、正確な画像を形成することができなくなるという問
題があった。
また、特許文献4に記載の従来技術は、光ディスクの記録面への情報記録の際のクロス
イレースを防止するためのものであり、この従来技術は、光ディスクのレーベル面に正確
、且つ、明瞭な画像を印刷するために適用できるものではない。
イレースを防止するためのものであり、この従来技術は、光ディスクのレーベル面に正確
、且つ、明瞭な画像を印刷するために適用できるものではない。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、光ディスクのレーベル印刷
を行う際に光ディスクを裏返して装着するという煩雑な作業を行う必要がなく、レーザビ
ームを照射することにより光ディスクのレーベル面に、正確、且つ、明瞭な可視画像を高
速に形成することができる光ディスク装置を提供することを目的とする。
を行う際に光ディスクを裏返して装着するという煩雑な作業を行う必要がなく、レーザビ
ームを照射することにより光ディスクのレーベル面に、正確、且つ、明瞭な可視画像を高
速に形成することができる光ディスク装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、所定のピッチでグルーブが形成され第
1のレーザビームが照射されることにより情報の記録がなされる情報記録層と、第1のレ
ーザビームとは異なる波長帯域の第2のレーザビームが照射されることにより可視画像が
形成されるレーベル層と、前記情報記録層とレーベル層との間に設けられ第1のレーザビ
ームについての反射率が第2のレーザビームについての反射率よりも高い二色性反射膜と
を備えた光ディスクに対して、第1、第2のレーザビームを前記情報記録層側から照射す
ることにより情報の記録と可視画像の形成とを行う光ディスク装置であって、第1のレー
ザビームを出射する第1のレーザダイオードと、第1のレーザダイオードを駆動する第1
のレーザダイオードドライバと、第2のレーザビームを出射する第2のレーザダイオード
と、第2のレーザダイオードを駆動する第2のレーザダイオードドライバと、第1のレー
ザビームを前記情報記録層に集光させるとともに第2のレーザビームを前記レーベル層に
集光させる対物レンズと、波長選択性を有し前記レーベル層における第2のレーザビーム
のスポットでの中心強度の1/e2となる径が前記グルーブの前記所定のピッチよりも大
きくなるように第2のレーザビームについての前記対物レンズの開口数を変化させる色フ
ィルタアパーチャと、前記対物レンズを前記光ディスクの径方向に駆動するトラッキング
アクチュエータと、前記対物レンズを光軸方向に駆動するフォーカスアクチュエータと、
第1のレーザビームの前記二色性反射膜からの反射光を受光し受光した反射光に基づく受
光信号を出力する受光素子とを有する光ピックアップと、前記受光信号に含まれる前記グ
ルーブの位置情報に基づいて前記トラッキングアクチュエータを駆動して前記光ディスク
に照射されるレーザビームのトラッキング制御を行うとともに、前記受光信号に含まれる
前記情報記録層における第1のレーザビームの焦点情報に基づいて前記フォーカスアクチ
ュエータを駆動して前記光ディスクに照射されるレーザビームのフォーカス制御を行うサ
ーボ回路と、前記光ディスクに可視画像を形成する際に、第1のレーザダイオードドライ
バを駆動するとともに、形成する可視画像の画像データに基づいて第2のレーザダイオー
ドドライバを駆動する制御部とを備えたことを特徴とする光ディスク装置を提供する。
1のレーザビームが照射されることにより情報の記録がなされる情報記録層と、第1のレ
ーザビームとは異なる波長帯域の第2のレーザビームが照射されることにより可視画像が
形成されるレーベル層と、前記情報記録層とレーベル層との間に設けられ第1のレーザビ
ームについての反射率が第2のレーザビームについての反射率よりも高い二色性反射膜と
を備えた光ディスクに対して、第1、第2のレーザビームを前記情報記録層側から照射す
ることにより情報の記録と可視画像の形成とを行う光ディスク装置であって、第1のレー
ザビームを出射する第1のレーザダイオードと、第1のレーザダイオードを駆動する第1
のレーザダイオードドライバと、第2のレーザビームを出射する第2のレーザダイオード
と、第2のレーザダイオードを駆動する第2のレーザダイオードドライバと、第1のレー
ザビームを前記情報記録層に集光させるとともに第2のレーザビームを前記レーベル層に
集光させる対物レンズと、波長選択性を有し前記レーベル層における第2のレーザビーム
のスポットでの中心強度の1/e2となる径が前記グルーブの前記所定のピッチよりも大
きくなるように第2のレーザビームについての前記対物レンズの開口数を変化させる色フ
ィルタアパーチャと、前記対物レンズを前記光ディスクの径方向に駆動するトラッキング
アクチュエータと、前記対物レンズを光軸方向に駆動するフォーカスアクチュエータと、
第1のレーザビームの前記二色性反射膜からの反射光を受光し受光した反射光に基づく受
光信号を出力する受光素子とを有する光ピックアップと、前記受光信号に含まれる前記グ
ルーブの位置情報に基づいて前記トラッキングアクチュエータを駆動して前記光ディスク
に照射されるレーザビームのトラッキング制御を行うとともに、前記受光信号に含まれる
前記情報記録層における第1のレーザビームの焦点情報に基づいて前記フォーカスアクチ
ュエータを駆動して前記光ディスクに照射されるレーザビームのフォーカス制御を行うサ
ーボ回路と、前記光ディスクに可視画像を形成する際に、第1のレーザダイオードドライ
バを駆動するとともに、形成する可視画像の画像データに基づいて第2のレーザダイオー
ドドライバを駆動する制御部とを備えたことを特徴とする光ディスク装置を提供する。
この構成によれば、光ディスクに可視画像を形成する際には、制御部が第1のレーザダ
イオードドライバを駆動することにより、第1のレーザダイオードから第1のレーザビー
ムが照射され対物レンズを介して光ディスクの情報記録層に集光される。尚、このとき、
照射された第1のレーザビームは二色性反射膜で反射されるので、可視光特性変化層に影
響を及ぼすことはない。
イオードドライバを駆動することにより、第1のレーザダイオードから第1のレーザビー
ムが照射され対物レンズを介して光ディスクの情報記録層に集光される。尚、このとき、
照射された第1のレーザビームは二色性反射膜で反射されるので、可視光特性変化層に影
響を及ぼすことはない。
また、このとき、制御部が、形成する可視画像の画像データに基づいて第2のレーザダ
イオードドライバを駆動することにより、第2のレーザダイオードから第2のレーザビー
ムが照射され対物レンズを介して光ディスクのレーベル層に集光される。これにより、光
ディスクのレーベル層に画像の形成がなされる。尚、このとき、照射された第2のレーザ
ビームは二色性反射膜を透過してレーベル層に到達する。
イオードドライバを駆動することにより、第2のレーザダイオードから第2のレーザビー
ムが照射され対物レンズを介して光ディスクのレーベル層に集光される。これにより、光
ディスクのレーベル層に画像の形成がなされる。尚、このとき、照射された第2のレーザ
ビームは二色性反射膜を透過してレーベル層に到達する。
そして、このとき、サーボ回路により、照射された第1のレーザビームの二色性反射膜
からの反射光に基づく受光信号に含まれる光ディスクのグルーブの位置情報に基づいて対
物レンズを駆動するトラッキングアクチュエータが駆動され光ディスクに照射されるレー
ザビームのトラッキング制御が行われる。さらに、同時に、サーボ回路により、前記受光
信号に含まれる光ディスクの情報記録層における第1のレーザビームの焦点情報に基づい
て対物レンズを駆動するフォーカスアクチュエータが駆動され光ディスクに照射されるレ
ーザビームのフォーカス制御が行われる。これにより、第1、第2のレーザビームは同じ
対物レンズにより集光されることから、第1、第2のレーザビームの両方ともにトラッキ
ング制御及びフォーカス制御がなされることになる。
からの反射光に基づく受光信号に含まれる光ディスクのグルーブの位置情報に基づいて対
物レンズを駆動するトラッキングアクチュエータが駆動され光ディスクに照射されるレー
ザビームのトラッキング制御が行われる。さらに、同時に、サーボ回路により、前記受光
信号に含まれる光ディスクの情報記録層における第1のレーザビームの焦点情報に基づい
て対物レンズを駆動するフォーカスアクチュエータが駆動され光ディスクに照射されるレ
ーザビームのフォーカス制御が行われる。これにより、第1、第2のレーザビームは同じ
対物レンズにより集光されることから、第1、第2のレーザビームの両方ともにトラッキ
ング制御及びフォーカス制御がなされることになる。
さらに、このとき、レーベル層における第2のレーザビームのスポットでの中心強度の
1/e2となる径は、波長選択性を有し第2のレーザビームについての対物レンズの開口
数を変化させる色フィルタアパーチャにより、光ディスクの情報記録層に形成されたグル
ーブの所定のピッチよりも大きくなる。レーベル層に照射される第2のレーザビームは、
サーボ回路により光ディスクの情報記録層に形成されたグルーブに基づいてトラッキング
されるので、光ディスクの径方向の第2のレーザビームの照射ピッチは、前記グルーブの
前記所定のピッチが最低ピッチとなる。従って、第2のレーザビームのスポットでの中心
強度の1/e2となる径が光ディスクの径方向の照射ピッチの最低ピッチよりも大きいの
で、第2のレーザビームの照射により形成される画像を光ディスクの径方向で連続させる
ことができる。これにより、画像が櫛状になるようなことがなくなり、明瞭な画像をレー
ベル印刷することが可能となる。また、高速に画像を形成することも可能となる。
1/e2となる径は、波長選択性を有し第2のレーザビームについての対物レンズの開口
数を変化させる色フィルタアパーチャにより、光ディスクの情報記録層に形成されたグル
ーブの所定のピッチよりも大きくなる。レーベル層に照射される第2のレーザビームは、
サーボ回路により光ディスクの情報記録層に形成されたグルーブに基づいてトラッキング
されるので、光ディスクの径方向の第2のレーザビームの照射ピッチは、前記グルーブの
前記所定のピッチが最低ピッチとなる。従って、第2のレーザビームのスポットでの中心
強度の1/e2となる径が光ディスクの径方向の照射ピッチの最低ピッチよりも大きいの
で、第2のレーザビームの照射により形成される画像を光ディスクの径方向で連続させる
ことができる。これにより、画像が櫛状になるようなことがなくなり、明瞭な画像をレー
ベル印刷することが可能となる。また、高速に画像を形成することも可能となる。
請求項2の発明は、第1のレーザビームが照射されることにより情報の再生または記録
がなされ第1のレーザビームとは異なる波長帯域の第2のレーザビームが照射されること
により可視画像が形成される光ディスクに対して、第1、第2のレーザビームを前記光デ
ィスクの情報の再生または記録がなされる面側から照射することにより情報の再生または
記録と可視画像の形成とを行う光ディスク装置であって、第1、第2のレーザビームを出
射するレーザビーム出射部と、出射された第1、第2のレーザビームを前記光ディスクに
集光させる対物レンズと、第2のレーザビームについての前記対物レンズの開口数を第1
のレーザビームについての前記対物レンズの開口数よりも低い値に変化させる開口数変化
部とを有する光ピックアップを備えたことを特徴とする光ディスク装置を提供する。
がなされ第1のレーザビームとは異なる波長帯域の第2のレーザビームが照射されること
により可視画像が形成される光ディスクに対して、第1、第2のレーザビームを前記光デ
ィスクの情報の再生または記録がなされる面側から照射することにより情報の再生または
記録と可視画像の形成とを行う光ディスク装置であって、第1、第2のレーザビームを出
射するレーザビーム出射部と、出射された第1、第2のレーザビームを前記光ディスクに
集光させる対物レンズと、第2のレーザビームについての前記対物レンズの開口数を第1
のレーザビームについての前記対物レンズの開口数よりも低い値に変化させる開口数変化
部とを有する光ピックアップを備えたことを特徴とする光ディスク装置を提供する。
この構成によれば、前記光ピックアップから第1のレーザビームを出射させることによ
り、出射された第1のレーザビームが光ディスクに集光され、光ディスクに対して情報の
再生または記録を行うことが可能となる。また、前記光ピックアップから第2のレーザビ
ームを出射させることにより、出射された第2のレーザビームが光ディスクに集光され、
光ディスクに対して可視画像の形成を行うことが可能となる。
り、出射された第1のレーザビームが光ディスクに集光され、光ディスクに対して情報の
再生または記録を行うことが可能となる。また、前記光ピックアップから第2のレーザビ
ームを出射させることにより、出射された第2のレーザビームが光ディスクに集光され、
光ディスクに対して可視画像の形成を行うことが可能となる。
また、前記開口数変化部により第2のレーザビームについての前記対物レンズの開口数
は第1のレーザビームについての前記対物レンズの開口数よりも低い値となっているので
、光ディスクに集光される第2のレーザビームのスポットでの中心強度の1/e2となる
径は、光ディスクに集光される第1のレーザビームのスポットでの中心強度の1/e2と
なる径よりも大きくなる。従って、可視画像の形成を行う場合に、高速に画像を形成する
ことが可能となる。
は第1のレーザビームについての前記対物レンズの開口数よりも低い値となっているので
、光ディスクに集光される第2のレーザビームのスポットでの中心強度の1/e2となる
径は、光ディスクに集光される第1のレーザビームのスポットでの中心強度の1/e2と
なる径よりも大きくなる。従って、可視画像の形成を行う場合に、高速に画像を形成する
ことが可能となる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記開口数変化部が、液晶フィルタ、ま
たは、波長選択性を有する色フィルタアパーチャであることを特徴としている。このよう
にすれば、前記対物レンズの開口数を容易に変化させることができる。
たは、波長選択性を有する色フィルタアパーチャであることを特徴としている。このよう
にすれば、前記対物レンズの開口数を容易に変化させることができる。
請求項4の発明は、所定のピッチでグルーブが形成され第1のレーザビームが照射され
ることにより情報の記録がなされる情報記録層と、第1のレーザビームとは異なる波長帯
域の第2のレーザビームが照射されることにより可視画像が形成されるレーベル層と、前
記情報記録層とレーベル層との間に設けられ第1のレーザビームについての反射率が第2
のレーザビームについての反射率よりも高い二色性反射膜とを備えた光ディスクに対して
、第1、第2のレーザビームを前記情報記録層側から照射することにより情報の記録と可
視画像の形成とを行う光ディスク装置であって、第1、第2のレーザビームを出射し、出
射される第1のレーザビームを前記情報記録層に集光させるとともに出射される第2のレ
ーザビームを前記レーベル層におけるスポットでの中心強度の1/e2となる径が前記グ
ルーブの前記所定のピッチよりも大きくなるように前記レーベル層に集光させ、第1のレ
ーザビームの前記二色性反射膜からの反射光を受光し受光した反射光に基づく受光信号を
出力する光ピックアップと、前記受光信号に含まれる前記グルーブの位置情報に基づいて
前記光ピックアップを操作して前記光ディスクに照射されるレーザビームのトラッキング
制御を行うとともに、前記受光信号に含まれる前記情報記録層における第1のレーザビー
ムの焦点情報に基づいて前記光ピックアップを操作して前記光ディスクに照射されるレー
ザビームのフォーカス制御を行うサーボ回路と、前記光ディスクに可視画像を形成する際
に、前記光ピックアップから第1のレーザビームを出射させるとともに、形成する可視画
像の画像データに基づいて第2のレーザビームを出射させるように制御する制御部とを備
えたことを特徴とする光ディスク装置を提供する。
ることにより情報の記録がなされる情報記録層と、第1のレーザビームとは異なる波長帯
域の第2のレーザビームが照射されることにより可視画像が形成されるレーベル層と、前
記情報記録層とレーベル層との間に設けられ第1のレーザビームについての反射率が第2
のレーザビームについての反射率よりも高い二色性反射膜とを備えた光ディスクに対して
、第1、第2のレーザビームを前記情報記録層側から照射することにより情報の記録と可
視画像の形成とを行う光ディスク装置であって、第1、第2のレーザビームを出射し、出
射される第1のレーザビームを前記情報記録層に集光させるとともに出射される第2のレ
ーザビームを前記レーベル層におけるスポットでの中心強度の1/e2となる径が前記グ
ルーブの前記所定のピッチよりも大きくなるように前記レーベル層に集光させ、第1のレ
ーザビームの前記二色性反射膜からの反射光を受光し受光した反射光に基づく受光信号を
出力する光ピックアップと、前記受光信号に含まれる前記グルーブの位置情報に基づいて
前記光ピックアップを操作して前記光ディスクに照射されるレーザビームのトラッキング
制御を行うとともに、前記受光信号に含まれる前記情報記録層における第1のレーザビー
ムの焦点情報に基づいて前記光ピックアップを操作して前記光ディスクに照射されるレー
ザビームのフォーカス制御を行うサーボ回路と、前記光ディスクに可視画像を形成する際
に、前記光ピックアップから第1のレーザビームを出射させるとともに、形成する可視画
像の画像データに基づいて第2のレーザビームを出射させるように制御する制御部とを備
えたことを特徴とする光ディスク装置を提供する。
この構成によれば、光ディスクに可視画像を形成する際には、制御部は光ピックアップ
から第1のレーザビームを出射させ、出射された第1のレーザビームは前記光ピックアッ
プにより光ディスクの情報記録層に集光される。尚、このとき、照射された第1のレーザ
ビームは二色性反射膜で反射されるので、可視光特性変化層に影響を及ぼすことはない。
から第1のレーザビームを出射させ、出射された第1のレーザビームは前記光ピックアッ
プにより光ディスクの情報記録層に集光される。尚、このとき、照射された第1のレーザ
ビームは二色性反射膜で反射されるので、可視光特性変化層に影響を及ぼすことはない。
また、このとき、制御部は形成する可視画像の画像データに基づいて前記光ピックアッ
プから第2のレーザビームを出射させ、出射された第2のレーザビームは前記光ピックア
ップにより光ディスクのレーベル層に集光される。これにより、光ディスクのレーベル層
に画像の形成がなされる。尚、このとき、照射された第2のレーザビームは二色性反射膜
を透過してレーベル層に到達する。
プから第2のレーザビームを出射させ、出射された第2のレーザビームは前記光ピックア
ップにより光ディスクのレーベル層に集光される。これにより、光ディスクのレーベル層
に画像の形成がなされる。尚、このとき、照射された第2のレーザビームは二色性反射膜
を透過してレーベル層に到達する。
そして、このとき、サーボ回路により、照射された第1のレーザビームの二色性反射膜
からの反射光に基づく受光信号に含まれる光ディスクのグルーブの位置情報に基づいて光
ピックアップが操作され光ディスクに照射されるレーザビームのトラッキング制御が行わ
れる。さらに、同時に、サーボ回路により、前記受光信号に含まれる光ディスクの情報記
録層における第1のレーザビームの焦点情報に基づいて光ピックアップが操作され光ディ
スクに照射されるレーザビームのフォーカス制御が行われる。これにより、第1、第2の
レーザビームは同じ光ピックアップにより集光されることから、第1、第2のレーザビー
ムの両方ともにトラッキング制御及びフォーカス制御がなされることになる。
からの反射光に基づく受光信号に含まれる光ディスクのグルーブの位置情報に基づいて光
ピックアップが操作され光ディスクに照射されるレーザビームのトラッキング制御が行わ
れる。さらに、同時に、サーボ回路により、前記受光信号に含まれる光ディスクの情報記
録層における第1のレーザビームの焦点情報に基づいて光ピックアップが操作され光ディ
スクに照射されるレーザビームのフォーカス制御が行われる。これにより、第1、第2の
レーザビームは同じ光ピックアップにより集光されることから、第1、第2のレーザビー
ムの両方ともにトラッキング制御及びフォーカス制御がなされることになる。
さらに、このとき、レーベル層における第2のレーザビームのスポットでの中心強度の
1/e2となる径は、前記光ピックアップにより、光ディスクの情報記録層に形成された
グルーブの所定のピッチよりも大きくなる。レーベル層に照射される第2のレーザビーム
は、サーボ回路により光ディスクの情報記録層に形成されたグルーブに基づいてトラッキ
ングされるので、光ディスクの径方向の第2のレーザビームの照射ピッチは、前記グルー
ブの前記所定のピッチが最低ピッチとなる。従って、第2のレーザビームのスポットでの
中心強度の1/e2となる径が光ディスクの径方向の照射ピッチの最低ピッチよりも大き
いので、第2のレーザビームの照射により形成される画像を光ディスクの径方向で連続さ
せることができる。これにより、画像が櫛状になるようなことがなくなり、明瞭な画像を
レーベル印刷することが可能となる。また、高速に画像を形成することも可能となる。
1/e2となる径は、前記光ピックアップにより、光ディスクの情報記録層に形成された
グルーブの所定のピッチよりも大きくなる。レーベル層に照射される第2のレーザビーム
は、サーボ回路により光ディスクの情報記録層に形成されたグルーブに基づいてトラッキ
ングされるので、光ディスクの径方向の第2のレーザビームの照射ピッチは、前記グルー
ブの前記所定のピッチが最低ピッチとなる。従って、第2のレーザビームのスポットでの
中心強度の1/e2となる径が光ディスクの径方向の照射ピッチの最低ピッチよりも大き
いので、第2のレーザビームの照射により形成される画像を光ディスクの径方向で連続さ
せることができる。これにより、画像が櫛状になるようなことがなくなり、明瞭な画像を
レーベル印刷することが可能となる。また、高速に画像を形成することも可能となる。
請求項5の発明では、請求項4の発明において、前記光ピックアップは、第1のレーザ
ビームを出射する第1のレーザダイオードと、第1のレーザダイオードを駆動する第1の
レーザダイオードドライバと、第2のレーザビームを出射する第2のレーザダイオードと
、第2のレーザダイオードを駆動する第2のレーザダイオードドライバと、第1のレーザ
ビームを前記光ディスクの情報記録層に集光させるとともに第2のレーザビームを前記光
ディスクのレーベル層に集光させる対物レンズと、波長選択性を有し前記レーベル層にお
ける第2のレーザビームのスポットでの中心強度の1/e2となる径が前記グルーブの前
記所定のピッチよりも大きくなるように第2のレーザビームについての前記対物レンズの
開口数を変化させる色フィルタアパーチャと、前記対物レンズを前記光ディスクの径方向
に駆動するトラッキングアクチュエータと、前記対物レンズを光軸方向に駆動するフォー
カスアクチュエータと、第1のレーザビームの前記光ディスクの二色性反射膜からの反射
光を受光し受光した反射光に基づく受光信号を出力する受光素子とを有するようにしてい
る。
ビームを出射する第1のレーザダイオードと、第1のレーザダイオードを駆動する第1の
レーザダイオードドライバと、第2のレーザビームを出射する第2のレーザダイオードと
、第2のレーザダイオードを駆動する第2のレーザダイオードドライバと、第1のレーザ
ビームを前記光ディスクの情報記録層に集光させるとともに第2のレーザビームを前記光
ディスクのレーベル層に集光させる対物レンズと、波長選択性を有し前記レーベル層にお
ける第2のレーザビームのスポットでの中心強度の1/e2となる径が前記グルーブの前
記所定のピッチよりも大きくなるように第2のレーザビームについての前記対物レンズの
開口数を変化させる色フィルタアパーチャと、前記対物レンズを前記光ディスクの径方向
に駆動するトラッキングアクチュエータと、前記対物レンズを光軸方向に駆動するフォー
カスアクチュエータと、第1のレーザビームの前記光ディスクの二色性反射膜からの反射
光を受光し受光した反射光に基づく受光信号を出力する受光素子とを有するようにしてい
る。
請求項6の発明では、請求項5の発明において、前記サーボ回路は、前記受光信号に含
まれる前記グルーブの位置情報に基づいて前記トラッキングアクチュエータを駆動して前
記光ディスクに照射されるレーザビームのトラッキング制御を行うとともに、前記受光信
号に含まれる前記光ディスクに照射された第1のレーザビームの焦点情報に基づいて前記
フォーカスアクチュエータを駆動して前記光ディスクに照射されるレーザビームのフォー
カス制御を行うようにしている。
まれる前記グルーブの位置情報に基づいて前記トラッキングアクチュエータを駆動して前
記光ディスクに照射されるレーザビームのトラッキング制御を行うとともに、前記受光信
号に含まれる前記光ディスクに照射された第1のレーザビームの焦点情報に基づいて前記
フォーカスアクチュエータを駆動して前記光ディスクに照射されるレーザビームのフォー
カス制御を行うようにしている。
請求項7の発明では、請求項5または請求項6の発明において、前記制御部は、前記情
報記録データに基づいて第1のレーザダイオードドライバを駆動するとともに、前記画像
データに基づいて第2のレーザダイオードドライバを駆動するようにしている。
報記録データに基づいて第1のレーザダイオードドライバを駆動するとともに、前記画像
データに基づいて第2のレーザダイオードドライバを駆動するようにしている。
以上のように本発明によれば、第2のレーザビームについての対物レンズの開口数を第
1のレーザビームについての前記対物レンズの開口数よりも低い値に変化させる開口数変
化部を有する光ピックアップを備えたので、光ディスクに集光される第2のレーザビーム
のスポットでの中心強度の1/e2となる径は、光ディスクに集光される第1のレーザビ
ームのスポットでの中心強度の1/e2となる径よりも大きくなり、光ディスクに可視画
像の形成を行う場合、高速に画像を形成することが可能となる。
1のレーザビームについての前記対物レンズの開口数よりも低い値に変化させる開口数変
化部を有する光ピックアップを備えたので、光ディスクに集光される第2のレーザビーム
のスポットでの中心強度の1/e2となる径は、光ディスクに集光される第1のレーザビ
ームのスポットでの中心強度の1/e2となる径よりも大きくなり、光ディスクに可視画
像の形成を行う場合、高速に画像を形成することが可能となる。
また、本発明によれば、光ディスクに対して光ピックアップから第1のレーザビームを
照射することにより情報の再生または記録を行うことができ、また、光ディスクに対して
光ピックアップから第2のレーザビームを前記光ディスクの情報の再生または記録がなさ
れる面側から照射して可視画像の形成、即ち、レーベル印刷を行うことができる光ディス
ク装置が実現できるので、レーベル印刷を行うために、ユーザが、専用のプリンタ装置を
用意したり、情報が記録されている光ディスクに別途印刷したレーベルシートを貼ったり
、或いは、光ディスクを裏返して再度、装置に装着したりするような煩雑な作業をする必
要がなくなる。
照射することにより情報の再生または記録を行うことができ、また、光ディスクに対して
光ピックアップから第2のレーザビームを前記光ディスクの情報の再生または記録がなさ
れる面側から照射して可視画像の形成、即ち、レーベル印刷を行うことができる光ディス
ク装置が実現できるので、レーベル印刷を行うために、ユーザが、専用のプリンタ装置を
用意したり、情報が記録されている光ディスクに別途印刷したレーベルシートを貼ったり
、或いは、光ディスクを裏返して再度、装置に装着したりするような煩雑な作業をする必
要がなくなる。
また、可視画像の形成、即ち、レーベル印刷を行う際には、形成する可視画像の画像デ
ータに基づいて第2のレーザビームを照射するだけでなく、第1のレーザビームも照射し
、サーボ回路が照射された第1のレーザビームの前記光ディスクからの反射光に基づく受
光信号に基づいて光ピックアップを操作することにより前記光ディスクに照射されるレー
ザビームのフォーカス制御及びトラッキング制御が行われる。これにより、第1、第2の
レーザビームは同じ光ピックアップにより集光されることから、第1、第2のレーザビー
ムの両方ともにトラッキング制御及びフォーカス制御がなされることになるので、光ディ
スクのレーベル面に可視画像を効率良く、且つ、正確に形成することができる光ディスク
装置が実現できる。
ータに基づいて第2のレーザビームを照射するだけでなく、第1のレーザビームも照射し
、サーボ回路が照射された第1のレーザビームの前記光ディスクからの反射光に基づく受
光信号に基づいて光ピックアップを操作することにより前記光ディスクに照射されるレー
ザビームのフォーカス制御及びトラッキング制御が行われる。これにより、第1、第2の
レーザビームは同じ光ピックアップにより集光されることから、第1、第2のレーザビー
ムの両方ともにトラッキング制御及びフォーカス制御がなされることになるので、光ディ
スクのレーベル面に可視画像を効率良く、且つ、正確に形成することができる光ディスク
装置が実現できる。
さらに、レーベル層における第2のレーザビームのスポットでの中心強度の1/e2と
なる径は、波長選択性を有し第2のレーザビームについての対物レンズの開口数を変化さ
せる色フィルタアパーチャにより、光ディスクの情報記録層に形成されたグルーブの所定
のピッチよりも大きくなり、レーベル層に照射される第2のレーザビームは、上述したよ
うに、サーボ回路により光ディスクの情報記録層に形成されたグルーブに基づいてトラッ
キングされるので、光ディスクの径方向の第2のレーザビームの照射ピッチは、前記グル
ーブの前記所定のピッチが最低ピッチとなる。従って、第2のレーザビームのスポットで
の中心強度の1/e2となる径が光ディスクの径方向の照射ピッチの最低ピッチよりも大
きいので、第2のレーザビームの照射により形成される画像を光ディスクの径方向で連続
させることができる。これにより、光ディスクの径方向に連続した画像を高速に形成する
ことが可能となるので、光ディスクのレーベル面に可視画像を明瞭、且つ、高速に形成す
ることができる光ディスク装置が実現できる。
なる径は、波長選択性を有し第2のレーザビームについての対物レンズの開口数を変化さ
せる色フィルタアパーチャにより、光ディスクの情報記録層に形成されたグルーブの所定
のピッチよりも大きくなり、レーベル層に照射される第2のレーザビームは、上述したよ
うに、サーボ回路により光ディスクの情報記録層に形成されたグルーブに基づいてトラッ
キングされるので、光ディスクの径方向の第2のレーザビームの照射ピッチは、前記グル
ーブの前記所定のピッチが最低ピッチとなる。従って、第2のレーザビームのスポットで
の中心強度の1/e2となる径が光ディスクの径方向の照射ピッチの最低ピッチよりも大
きいので、第2のレーザビームの照射により形成される画像を光ディスクの径方向で連続
させることができる。これにより、光ディスクの径方向に連続した画像を高速に形成する
ことが可能となるので、光ディスクのレーベル面に可視画像を明瞭、且つ、高速に形成す
ることができる光ディスク装置が実現できる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明するが、先ず、本実施形
態に係る光ディスク装置が対象とする光ディスクの構成について説明し、その後、本実施
形態に係る光ディスク装置の構成及び動作等について説明する。
態に係る光ディスク装置が対象とする光ディスクの構成について説明し、その後、本実施
形態に係る光ディスク装置の構成及び動作等について説明する。
図1は、本実施形態で想定した光ディスクの構造を示す側断面図である。ここでは、光
ディスクとして、CDの再生及び/または記録機能を付随したDVDの再生及び/または
記録を行う光ディスク装置を用いて、DVD情報の再生及び/または記録が可能であると
ともに、CDについてのレーザビームを照射することによりレーベル印刷を行うことを可
能にしたDVDを想定する。
ディスクとして、CDの再生及び/または記録機能を付随したDVDの再生及び/または
記録を行う光ディスク装置を用いて、DVD情報の再生及び/または記録が可能であると
ともに、CDについてのレーザビームを照射することによりレーベル印刷を行うことを可
能にしたDVDを想定する。
図1に示すDVD50は、その厚みTを1.2mmとされ、また、基板51、情報記録
層となる記録色素膜52、色フィルタ(二色性反射膜)53、レーベル層となる可視光特
性変化層55、及び、基板54が、順に積層されて構成されている。尚、色フィルタ53
と可視光特性変化層55との間には、色フィルタ53と可視光特性変化層55とを貼り合
わせるための接着剤等から成る透明中間層56が存在している。また、図1はDVD50
の構造を模式的に示しており、各層の形状、寸法比率等はこの図に示される通りではない
。
層となる記録色素膜52、色フィルタ(二色性反射膜)53、レーベル層となる可視光特
性変化層55、及び、基板54が、順に積層されて構成されている。尚、色フィルタ53
と可視光特性変化層55との間には、色フィルタ53と可視光特性変化層55とを貼り合
わせるための接着剤等から成る透明中間層56が存在している。また、図1はDVD50
の構造を模式的に示しており、各層の形状、寸法比率等はこの図に示される通りではない
。
これらの各層のうち、記録色素膜52の上には所定のピッチ(トラックピッチ=約0.
74μm)で螺旋状にグルーブ52aが形成されており、DVD50に情報記録をする際
には、このグルーブ52a上にレーザビームが集光されるように制御(フォーカス制御)
されるとともに、このグルーブ52aに沿ってレーザビームが照射されるように制御(ト
ラッキング制御)され、グルーブ52a上に記録データ長に対応するピットが形成される
。
74μm)で螺旋状にグルーブ52aが形成されており、DVD50に情報記録をする際
には、このグルーブ52a上にレーザビームが集光されるように制御(フォーカス制御)
されるとともに、このグルーブ52aに沿ってレーザビームが照射されるように制御(ト
ラッキング制御)され、グルーブ52a上に記録データ長に対応するピットが形成される
。
また、DVD50に記録されている情報を再生する際にも、同様に、このグルーブ52
a上にレーザビームが集光されるように制御(フォーカス制御)されるとともに、このグ
ルーブ52aに沿ってレーザビームが照射されるように制御(トラッキング制御)され、
このときにDVD50から反射されるそのレーザビームの反射光の信号を復調して、記録
されている情報の再生が行われる。
a上にレーザビームが集光されるように制御(フォーカス制御)されるとともに、このグ
ルーブ52aに沿ってレーザビームが照射されるように制御(トラッキング制御)され、
このときにDVD50から反射されるそのレーザビームの反射光の信号を復調して、記録
されている情報の再生が行われる。
基板51、54は、例えば、ポリカーボネイト樹脂から成る。
また、色フィルタ53は、Zns、SiO2、SiN等の誘電体膜またはそれらの積層
膜から形成された二色性反射膜から構成されている。色フィルタ53は、積層膜によって
構成された方が単層の膜によって構成されるよりも所望の二色性を大きくできるため、好
ましい。
膜から形成された二色性反射膜から構成されている。色フィルタ53は、積層膜によって
構成された方が単層の膜によって構成されるよりも所望の二色性を大きくできるため、好
ましい。
尚、色フィルタ53は、誘電体膜から成る二色性反射膜に限らず、以下の化学式(化1
)として示すような構造を有するシアニン色素NK−67(日本感光色素研究所製)等の
色素によって構成されても良い。
)として示すような構造を有するシアニン色素NK−67(日本感光色素研究所製)等の
色素によって構成されても良い。
図2に、上記したようなシアニン色素の光学的特性として、当該シアニン色素の吸光度
及び屈折率を示す。
及び屈折率を示す。
図2を参照して、上記したようなシアニン色素は、波長550nm近傍に吸光度の極大
を有している。そして、当該吸光度が低下し始める650nm近傍の領域で、屈折率が極
大値を示している。尚、このシアニン色素の屈折率の極大値は3.0程度である。従って
、色フィルタ53は、その膜厚を最適化され、かつ薄膜化されることにより、波長650
nm近傍において高い反射率を呈することができる。また、シアニン色素は、CDプレー
ヤにおいて情報を再生させる際に利用される光の波長である780nm近傍の光をほとん
ど吸収しないことから、色フィルタ53は、高い透過率を示す。
を有している。そして、当該吸光度が低下し始める650nm近傍の領域で、屈折率が極
大値を示している。尚、このシアニン色素の屈折率の極大値は3.0程度である。従って
、色フィルタ53は、その膜厚を最適化され、かつ薄膜化されることにより、波長650
nm近傍において高い反射率を呈することができる。また、シアニン色素は、CDプレー
ヤにおいて情報を再生させる際に利用される光の波長である780nm近傍の光をほとん
ど吸収しないことから、色フィルタ53は、高い透過率を示す。
尚、本実施の形態において色フィルタ53を構成する層は、少なくともDVDの記録に
利用される帯域(630nm〜690nm帯域)の反射率が、CDの再生に利用される帯
域(770nm〜800nm帯域)の反射率よりも高い層によって構成される。尚、色フ
ィルタ53を構成する層は、DVDの記録に利用される帯域の屈折率が、当該帯域で30
%以上の反射率を与えるような値を有し、また、CDの再生に利用される帯域の透過率が
90%以上である層によって構成されることが好ましい。
利用される帯域(630nm〜690nm帯域)の反射率が、CDの再生に利用される帯
域(770nm〜800nm帯域)の反射率よりも高い層によって構成される。尚、色フ
ィルタ53を構成する層は、DVDの記録に利用される帯域の屈折率が、当該帯域で30
%以上の反射率を与えるような値を有し、また、CDの再生に利用される帯域の透過率が
90%以上である層によって構成されることが好ましい。
本実施の形態のDVD50においてレーベル層となる可視光特性変化層55は、所定の
帯域の光(例えば、波長780nmの赤外光)を照射されることにより、照射された部位
のみ局部的に変色(または変形)する材料から成り、例えば、高分子膜から構成される。
高分子膜としては、例えば、感光材や感熱材等のように、光や熱を与えられることにより
色の変化(例えば、白色から黒等の有色への、または、透明から黒等の有色不透明への変
化)がある材料の層(感光層、感熱層等)など、所定のパワー以上の集光されたレーザビ
ームを照射されることによって、当該照射された箇所の基板54からの可視光特性が変化
する材料から成る層が挙げられる。ここで言う可視光特性としては、視認される色につい
ての、色相、明度、及び、彩度や、吸光特性、反射率、透過率、光散乱等が考えられる。
帯域の光(例えば、波長780nmの赤外光)を照射されることにより、照射された部位
のみ局部的に変色(または変形)する材料から成り、例えば、高分子膜から構成される。
高分子膜としては、例えば、感光材や感熱材等のように、光や熱を与えられることにより
色の変化(例えば、白色から黒等の有色への、または、透明から黒等の有色不透明への変
化)がある材料の層(感光層、感熱層等)など、所定のパワー以上の集光されたレーザビ
ームを照射されることによって、当該照射された箇所の基板54からの可視光特性が変化
する材料から成る層が挙げられる。ここで言う可視光特性としては、視認される色につい
ての、色相、明度、及び、彩度や、吸光特性、反射率、透過率、光散乱等が考えられる。
また、本実施形態のDVD50の可視光特性変化層55は、その吸光度が前記所定の帯
域の光の波長で最大となる特性を有する材料で構成されているので、照射される前記所定
の帯域の光をほとんど吸光する。即ち、照射される前記所定の帯域の光が反射することは
ほとんど無く、また、照射される前記所定の帯域の光のエネルギーがほぼすべて、照射さ
れた部位を変色(または変形)させるエネルギーとして用いられることになり、エネルギ
ーを無駄にすることがなく、効率良くレーベル印刷を行うことができる。
域の光の波長で最大となる特性を有する材料で構成されているので、照射される前記所定
の帯域の光をほとんど吸光する。即ち、照射される前記所定の帯域の光が反射することは
ほとんど無く、また、照射される前記所定の帯域の光のエネルギーがほぼすべて、照射さ
れた部位を変色(または変形)させるエネルギーとして用いられることになり、エネルギ
ーを無駄にすることがなく、効率良くレーベル印刷を行うことができる。
また、この可視光特性変化層55には、画像形成のために照射されるレーザビームを案
内するためのグルーブは形成されていない。従って、可視光特性変化層にグルーブを形成
するための製造工程やその工程で使用される金型等が不要となるので、DVD50の製造
コストは可視光特性変化層にグルーブが形成されているものよりも低減することになる。
内するためのグルーブは形成されていない。従って、可視光特性変化層にグルーブを形成
するための製造工程やその工程で使用される金型等が不要となるので、DVD50の製造
コストは可視光特性変化層にグルーブが形成されているものよりも低減することになる。
DVD50は、上記のような各層を備えるよう製造されるのであれば、製造方法を問う
ものではないが、例えば、基板51上に記録色素膜52及び色フィルタ53を蒸着させた
ものと、基板54上に可視光特性変化層55を蒸着させたものとを、色フィルタ53側に
可視光特性変化層55側を対抗させて透明中間層56を構成する接着剤等で貼り合わせる
ことにより製造することができる。尚、透明中間層56は透明であることが好ましい。
ものではないが、例えば、基板51上に記録色素膜52及び色フィルタ53を蒸着させた
ものと、基板54上に可視光特性変化層55を蒸着させたものとを、色フィルタ53側に
可視光特性変化層55側を対抗させて透明中間層56を構成する接着剤等で貼り合わせる
ことにより製造することができる。尚、透明中間層56は透明であることが好ましい。
次に、上述したDVD50にレーベル印刷を行うことのできる光ディスク装置を説明す
る。図3は、本実施形態に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。図3に示
す光ディスク装置は、CDの再生及び/または記録機能を付随したDVDの再生及び/ま
たは記録を行う光ディスク装置である。
る。図3は、本実施形態に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。図3に示
す光ディスク装置は、CDの再生及び/または記録機能を付随したDVDの再生及び/ま
たは記録を行う光ディスク装置である。
図3に示すように、光ディスク装置100は、バックエンドであるパーソナルコンピュ
ータ(PC)110に接続されており、光ピックアップ10、フロントエンドプロセッサ
(FEP)13、レーザパワーコントロール(LPC)回路14a、14b、サーボ回路
15、モータ駆動回路16、制御部17、ステッピングモータ18、ドライバ19、モー
タコントローラ20、スピンドルモータ21を備えている。
ータ(PC)110に接続されており、光ピックアップ10、フロントエンドプロセッサ
(FEP)13、レーザパワーコントロール(LPC)回路14a、14b、サーボ回路
15、モータ駆動回路16、制御部17、ステッピングモータ18、ドライバ19、モー
タコントローラ20、スピンドルモータ21を備えている。
スピンドルモータ21は、データを記録再生する対象となるDVD50を回転駆動する
ためのモータであり、モータ駆動回路16によりその回転数が制御される。モータ駆動回
路16には、制御部17からの指示信号、及び、スピンドルモータ21またはスピンドル
モータ21に設けられたセンサ等からフィードバックされるスピンドルモータ21の回転
数に応じた周波数のパルス信号が供給され、モータ駆動回路16は、これらの供給される
信号に基づいてスピンドルモータ21の回転制御を行う。尚、スピンドルモータ21の回
転駆動方式には、DVD50を角速度一定で回転駆動する方式(CAV方式:Constant A
ngular Velocity)や、一定の記録線速度となるようにDVD50を回転駆動する方式(
CLV方式:Constant Linear Velocity)があるが、いずれを用いるようにしてもよい。
ためのモータであり、モータ駆動回路16によりその回転数が制御される。モータ駆動回
路16には、制御部17からの指示信号、及び、スピンドルモータ21またはスピンドル
モータ21に設けられたセンサ等からフィードバックされるスピンドルモータ21の回転
数に応じた周波数のパルス信号が供給され、モータ駆動回路16は、これらの供給される
信号に基づいてスピンドルモータ21の回転制御を行う。尚、スピンドルモータ21の回
転駆動方式には、DVD50を角速度一定で回転駆動する方式(CAV方式:Constant A
ngular Velocity)や、一定の記録線速度となるようにDVD50を回転駆動する方式(
CLV方式:Constant Linear Velocity)があるが、いずれを用いるようにしてもよい。
光ピックアップ10は、スピンドルモータ21により回転駆動されるDVD50に対し
てレーザビームを照射するユニットである。
てレーザビームを照射するユニットである。
図4に光ピックアップ10の構成を示す。図4に示すように、光ピックアップ10は、
DVDの再生または記録用に使用される波長660nmの赤色光であるレーザビームL1
を出射するレーザダイオード37aと、CDの再生または記録用及びレーベル印刷用に使
用される波長780nmの赤外光であるレーザビームL2を出射するレーザダイオード3
7bと、レーザダイオード37aを駆動するレーザダイオードドライバ(LDD)11a
と、レーザダイオード37bを駆動するレーザダイオードドライバ(LDD)11bと、
レーザビームL1、L2をDVD50(記録色素膜52や可視光特性変化層55)に集光
させるための光学系40と、反射光を受光する受光素子36と、受光素子36からの受光
信号を増幅するヘッドアンプ(HA)12とを備えている。
DVDの再生または記録用に使用される波長660nmの赤色光であるレーザビームL1
を出射するレーザダイオード37aと、CDの再生または記録用及びレーベル印刷用に使
用される波長780nmの赤外光であるレーザビームL2を出射するレーザダイオード3
7bと、レーザダイオード37aを駆動するレーザダイオードドライバ(LDD)11a
と、レーザダイオード37bを駆動するレーザダイオードドライバ(LDD)11bと、
レーザビームL1、L2をDVD50(記録色素膜52や可視光特性変化層55)に集光
させるための光学系40と、反射光を受光する受光素子36と、受光素子36からの受光
信号を増幅するヘッドアンプ(HA)12とを備えている。
LDD11aは、図3に示す制御部17からの指示信号と、LPC回路14aからの制
御信号に従ってレーザダイオード37aを駆動し、LDD11bは、制御部17からの指
示信号と、LPC回路14bからの制御信号に従ってレーザダイオード37bを駆動する
。
御信号に従ってレーザダイオード37aを駆動し、LDD11bは、制御部17からの指
示信号と、LPC回路14bからの制御信号に従ってレーザダイオード37bを駆動する
。
レーザダイオード37aは、LDD11aから駆動電流が供給されると、該駆動電流に
応じた強度のレーザビームL1を出射する。そして、レーザダイオード53aより出射さ
れたレーザビームL1は回折格子38aにより主ビームと2つの副ビーム(先行ビーム、
後行ビーム)に分離され、これら3つのレーザビームL1は偏光ビームスプリッタ39a
、39b、コリメータレンズ30、1/4波長板31、色フィルタアパーチャ41、対物
レンズ32を経て、図5に示すように、DVD50の記録面である記録色素膜52に集光
される。
応じた強度のレーザビームL1を出射する。そして、レーザダイオード53aより出射さ
れたレーザビームL1は回折格子38aにより主ビームと2つの副ビーム(先行ビーム、
後行ビーム)に分離され、これら3つのレーザビームL1は偏光ビームスプリッタ39a
、39b、コリメータレンズ30、1/4波長板31、色フィルタアパーチャ41、対物
レンズ32を経て、図5に示すように、DVD50の記録面である記録色素膜52に集光
される。
このレーザビームL1は、DVD50の色フィルタ53において反射されるので、記録
色素膜52に対する情報の再生または記録のために照射されるレーザビームL1が、可視
光特性変化層55に対して、画像形成として意図しない画像を形成してしまうなどの悪影
響を及ぼすことを回避することができる。
色素膜52に対する情報の再生または記録のために照射されるレーザビームL1が、可視
光特性変化層55に対して、画像形成として意図しない画像を形成してしまうなどの悪影
響を及ぼすことを回避することができる。
そして、DVD50の色フィルタ53で反射された3つのレーザビームL1は、再び、
対物レンズ32、色フィルタアパーチャ41、1/4波長板31、コリメータレンズ30
、偏光ビームスプリッタ39bを透過し、偏向ビームスプリッタ39aで反射されて、シ
リンドリカルレンズ33を経て、受光素子36に入射するようになっている。
対物レンズ32、色フィルタアパーチャ41、1/4波長板31、コリメータレンズ30
、偏光ビームスプリッタ39bを透過し、偏向ビームスプリッタ39aで反射されて、シ
リンドリカルレンズ33を経て、受光素子36に入射するようになっている。
そして、受光素子56は、受光した信号をヘッドアンプ12に出力し、該受光信号がヘ
ッドアンプ12で増幅されて図3に示すFEP13やサーボ回路15に供給されるように
なっている。FEP13は、所定の変調が施されているこの受光信号を復調して制御部1
7に供給する。
ッドアンプ12で増幅されて図3に示すFEP13やサーボ回路15に供給されるように
なっている。FEP13は、所定の変調が施されているこの受光信号を復調して制御部1
7に供給する。
また、サーボ回路15には、この受光信号に含まれる、トラッキング制御に使用される
グルーブ52aの位置情報や、フォーカス制御に使用される記録色素膜52に集光してい
るレーザビームL1の焦点に関する情報(焦点情報)が供給されることになる。このトラ
ッキング制御、フォーカス制御については詳細を後述する。
グルーブ52aの位置情報や、フォーカス制御に使用される記録色素膜52に集光してい
るレーザビームL1の焦点に関する情報(焦点情報)が供給されることになる。このトラ
ッキング制御、フォーカス制御については詳細を後述する。
一方、レーザダイオード37bは、LDD11bから駆動電流が供給されると、該駆動
電流に応じた強度のレーザビームL2を出射する。そして、レーザダイオード53bより
出射されたレーザビームL2は回折格子38bにより主ビームと2つの副ビーム(先行ビ
ーム、後行ビーム)に分離され、これら3つのレーザビームL2は偏光ビームスプリッタ
39b、コリメータレンズ30、1/4波長板31、色フィルタアパーチャ41、対物レ
ンズ32を経て、図5に示すように、DVD50のレーベル面である可視光特性変化層5
5に集光される。
電流に応じた強度のレーザビームL2を出射する。そして、レーザダイオード53bより
出射されたレーザビームL2は回折格子38bにより主ビームと2つの副ビーム(先行ビ
ーム、後行ビーム)に分離され、これら3つのレーザビームL2は偏光ビームスプリッタ
39b、コリメータレンズ30、1/4波長板31、色フィルタアパーチャ41、対物レ
ンズ32を経て、図5に示すように、DVD50のレーベル面である可視光特性変化層5
5に集光される。
ここで、色フィルタアパーチャ41は、DVD50の色フィルタ53のような二色性反
射膜である。但し、色フィルタアパーチャ41の二色性反射特性は、色フィルタ53の二
色性反射特性とは異なり、波長780nm近傍において高い反射率を有し、波長650n
m近傍においては高い透過性を有している。従って、色フィルタアパーチャ41に入射し
たレーザビームL1(波長650nm)は、ほとんどすべてが色フィルタアパーチャ41
を透過して対物レンズ32に入射するが、色フィルタアパーチャ41に入射したレーザビ
ームL2(波長780nm)は、一部が色フィルタアパーチャ41で反射され、残りの一
部が対物レンズ32に入射することになる。
射膜である。但し、色フィルタアパーチャ41の二色性反射特性は、色フィルタ53の二
色性反射特性とは異なり、波長780nm近傍において高い反射率を有し、波長650n
m近傍においては高い透過性を有している。従って、色フィルタアパーチャ41に入射し
たレーザビームL1(波長650nm)は、ほとんどすべてが色フィルタアパーチャ41
を透過して対物レンズ32に入射するが、色フィルタアパーチャ41に入射したレーザビ
ームL2(波長780nm)は、一部が色フィルタアパーチャ41で反射され、残りの一
部が対物レンズ32に入射することになる。
即ち、レーザビームL2についての対物レンズ32の有効径は、レーザビームL1につ
いての対物レンズ32の有効径よりも小さくなることになり、換言すれば、レーザビーム
L2についての対物レンズ32のNA(Numerical Aperture:開口数)は、レーザビーム
L1についての対物レンズ32のNAよりも小さくなることになる。これにより、レーザ
ビームL1は記録色素膜52に集光され、レーザビームL2は記録色素膜52よりも奥に
位置する可視光特性変化層55に集光される。
いての対物レンズ32の有効径よりも小さくなることになり、換言すれば、レーザビーム
L2についての対物レンズ32のNA(Numerical Aperture:開口数)は、レーザビーム
L1についての対物レンズ32のNAよりも小さくなることになる。これにより、レーザ
ビームL1は記録色素膜52に集光され、レーザビームL2は記録色素膜52よりも奥に
位置する可視光特性変化層55に集光される。
レーザビームL1についての対物レンズ32のNAは約0.65に設定されている。こ
れは、記録色素膜52に集光されるレーザビームL1のスポットでの中心強度の1/e2
となる径(以下、レーザビームのスポットでの中心強度の1/e2となる径を、単にスポ
ット径という)が、DVDのトラックピッチ(約0.74μm)に合わせた大きさになる
ようにするためである。尚、集光されるレーザビームのスポット径は、波長に比例しNA
に反比例する。
れは、記録色素膜52に集光されるレーザビームL1のスポットでの中心強度の1/e2
となる径(以下、レーザビームのスポットでの中心強度の1/e2となる径を、単にスポ
ット径という)が、DVDのトラックピッチ(約0.74μm)に合わせた大きさになる
ようにするためである。尚、集光されるレーザビームのスポット径は、波長に比例しNA
に反比例する。
一方、レーザビームL2についての対物レンズ32のNAは、色フィルタアパーチャ4
1によって、対物レンズ32をレーザビームL2が透過する径、即ち、対物レンズ32の
有効径を小さくすることにより、約0.1に設定されている。これは、可視光特性変化層
55に集光されるレーザビームL2のスポット径が、少なくともDVDのトラックピッチ
(約0.74μm)、即ち、記録色素層52に形成されているグルーブのピッチよりも大
きい、数μmになるようにするためである。この理由については、後述する。
1によって、対物レンズ32をレーザビームL2が透過する径、即ち、対物レンズ32の
有効径を小さくすることにより、約0.1に設定されている。これは、可視光特性変化層
55に集光されるレーザビームL2のスポット径が、少なくともDVDのトラックピッチ
(約0.74μm)、即ち、記録色素層52に形成されているグルーブのピッチよりも大
きい、数μmになるようにするためである。この理由については、後述する。
尚、色フィルタアパーチャ41は、光ディスク装置100で、装着された光ディスクが
CDであり、そのCDの再生または記録を行う場合には無効となるようになっている。従
って、その場合には、レーザビームL2についての対物レンズ32のNAは0.1よりも
大きい値になり、CDの記録面に集光されるレーザビームL2のスポット径は、CDのト
ラックピッチ(約1.6μm)に合わせた大きさになる。
CDであり、そのCDの再生または記録を行う場合には無効となるようになっている。従
って、その場合には、レーザビームL2についての対物レンズ32のNAは0.1よりも
大きい値になり、CDの記録面に集光されるレーザビームL2のスポット径は、CDのト
ラックピッチ(約1.6μm)に合わせた大きさになる。
また、色フィルタアパーチャ41の代わりに、液晶フィルタを用いても良い。液晶フィ
ルタであっても、色フィルタアパーチャ41と同様にレーザビームL2についての対物レ
ンズ32のNAを変化させてレーベル層に照射されるレーザビームL2のスポット径を大
きくすることができる。但し、液晶フィルタには色フィルタアパーチャ41のような波長
選択性は無いので、液晶フィルタを有効としたときには、レーザビームL2のみならず、
レーザビームL1についての対物レンズ32のNAも変化させてしまう。従って、液晶フ
ィルタは、後述するようにレーザビームL1、L2を同時に照射してレーベル印刷する場
合には用いることはできず、レーザビームL2のみを照射してレーベル印刷する場合の使
用に限定される。
ルタであっても、色フィルタアパーチャ41と同様にレーザビームL2についての対物レ
ンズ32のNAを変化させてレーベル層に照射されるレーザビームL2のスポット径を大
きくすることができる。但し、液晶フィルタには色フィルタアパーチャ41のような波長
選択性は無いので、液晶フィルタを有効としたときには、レーザビームL2のみならず、
レーザビームL1についての対物レンズ32のNAも変化させてしまう。従って、液晶フ
ィルタは、後述するようにレーザビームL1、L2を同時に照射してレーベル印刷する場
合には用いることはできず、レーザビームL2のみを照射してレーベル印刷する場合の使
用に限定される。
また、上述したように、可視光特性変化層55は、赤外光をほとんど吸光する特性を有
しているので、可視光特性変化層55に照射されたレーザビームL2が反射することはほ
とんど無く、また、可視光特性変化層55に照射されたレーザビームL2のエネルギーは
、ほぼすべて、照射された部位を変色(または変形)させるエネルギーとして用いられる
ことになる。
しているので、可視光特性変化層55に照射されたレーザビームL2が反射することはほ
とんど無く、また、可視光特性変化層55に照射されたレーザビームL2のエネルギーは
、ほぼすべて、照射された部位を変色(または変形)させるエネルギーとして用いられる
ことになる。
また、光ピックアップ10は、図示しない2つのフロントモニタダイオードを有してお
り、レーザダイオード37a、37bがレーザビームを出射しているときに、それぞれの
出射光を受光した各フロントモニタダイオードに電流が生じ、その各電流が図3に示すL
PC回路14a、14bに供給されるようになっている。そして、LPC回路14a、1
4bは、それぞれ、制御部17によって指示される最適レーザパワーの目標値と一致する
値のレーザパワーがレーザダイオード37a、37bから出射されるようにLDD11a
、11bを制御する。ここで行われるLPC回路14a、14bによるレーザパワー制御
は、前記フロントモニタダイオードから供給される電流値を用い、目標となる強度のレー
ザビームがレーザダイオード37a、37bから照射されるように制御するフィードバッ
ク制御である。
り、レーザダイオード37a、37bがレーザビームを出射しているときに、それぞれの
出射光を受光した各フロントモニタダイオードに電流が生じ、その各電流が図3に示すL
PC回路14a、14bに供給されるようになっている。そして、LPC回路14a、1
4bは、それぞれ、制御部17によって指示される最適レーザパワーの目標値と一致する
値のレーザパワーがレーザダイオード37a、37bから出射されるようにLDD11a
、11bを制御する。ここで行われるLPC回路14a、14bによるレーザパワー制御
は、前記フロントモニタダイオードから供給される電流値を用い、目標となる強度のレー
ザビームがレーザダイオード37a、37bから照射されるように制御するフィードバッ
ク制御である。
対物レンズ32は、フォーカスアクチュエータ34及びトラッキングアクチュエータ3
5に保持されており、レーザビームL1、L2の光軸方向及びDVD50の径方向に移動
できるようになっている。フォーカスアクチュエータ34及びトラッキングアクチュエー
タ35の各々は、サーボ回路15から供給されるフォーカスエラー(FE)信号及びトラ
ッキングエラー(TE)信号に応じて対物レンズ32を光軸方向および径方向に移動させ
る。
5に保持されており、レーザビームL1、L2の光軸方向及びDVD50の径方向に移動
できるようになっている。フォーカスアクチュエータ34及びトラッキングアクチュエー
タ35の各々は、サーボ回路15から供給されるフォーカスエラー(FE)信号及びトラ
ッキングエラー(TE)信号に応じて対物レンズ32を光軸方向および径方向に移動させ
る。
サーボ回路15は、ヘッドアンプ12から供給される増幅された受光信号に基づいてF
E信号及びTE信号を生成し、それらをフォーカスアクチュエータ34及びトラッキング
アクチュエータ35に与えることでフォーカス制御及びトラッキング制御を行う。
E信号及びTE信号を生成し、それらをフォーカスアクチュエータ34及びトラッキング
アクチュエータ35に与えることでフォーカス制御及びトラッキング制御を行う。
ここで、光ピックアップ10から出射されDVD50に照射される上述した3つのレー
ザビームL1は、主ビームのスポット中心がDVD50の1つのグルーブ52a(図1参
照)の中心に位置したときに、一方の副ビームのスポットがそのグルーブ52aの内側面
に、他方の副ビームのスポットがそのグルーブ52aの外側面にそれぞれかかるような位
置関係にある。
ザビームL1は、主ビームのスポット中心がDVD50の1つのグルーブ52a(図1参
照)の中心に位置したときに、一方の副ビームのスポットがそのグルーブ52aの内側面
に、他方の副ビームのスポットがそのグルーブ52aの外側面にそれぞれかかるような位
置関係にある。
そのため、サーボ回路15は、ヘッドアンプ12から与えられる受光信号を用いて、受
光素子36で検出される2つの副ビームの反射光の強度の差分を演算することにより、主
ビームが目標とするグルーブ52aの中心に対して内側/外側のどちら側にどれだけズレ
ているのか、即ち、トラッキングエラー量を知ることができる。そして、サーボ回路15
は、そのトラッキングエラー量をゼロにするためのTE信号を生成し、そのTE信号でト
ラッキングアクチュエータ35を制御することで、DVD50が偏心回転しても、主ビー
ムを目標とするグルーブ52aの中心に正確にトレースさせることができる(トラッキン
グ制御)。尚、このトラッキング制御は、上述した3ビーム方式以外に、位相差方式(1
ビームトラッキング方式)で行うようにしても良い。
光素子36で検出される2つの副ビームの反射光の強度の差分を演算することにより、主
ビームが目標とするグルーブ52aの中心に対して内側/外側のどちら側にどれだけズレ
ているのか、即ち、トラッキングエラー量を知ることができる。そして、サーボ回路15
は、そのトラッキングエラー量をゼロにするためのTE信号を生成し、そのTE信号でト
ラッキングアクチュエータ35を制御することで、DVD50が偏心回転しても、主ビー
ムを目標とするグルーブ52aの中心に正確にトレースさせることができる(トラッキン
グ制御)。尚、このトラッキング制御は、上述した3ビーム方式以外に、位相差方式(1
ビームトラッキング方式)で行うようにしても良い。
また、受光素子36は、図6に示すように、実際には検出エリアが4つのエリアa、b
、c、dに分割されており、受光素子36に結像されるレーザビームL1の主ビームは、
シリンドリカルレンズ33によって、対物レンズ32がDVD50に近い状態であれば縦
楕円Aになり、遠い状態であれば横楕円Bになり、ピントが合った状態であれば円形Cに
なる。
、c、dに分割されており、受光素子36に結像されるレーザビームL1の主ビームは、
シリンドリカルレンズ33によって、対物レンズ32がDVD50に近い状態であれば縦
楕円Aになり、遠い状態であれば横楕円Bになり、ピントが合った状態であれば円形Cに
なる。
このため、4つのエリアa、b、c、dの受光強度を(a+c)−(b+d)という演
算式で演算し、求めた演算結果から、対物レンズ32がDVD50に対してピントが合っ
た状態から近い側/遠い側のどちら側にどれだけズレているのか、即ち、フォーカスエラ
ー量を知ることができる。そして、サーボ回路15は、そのフォーカスエラー量を所定の
値にするためのFE信号を生成し、そのFE信号でトラッキングアクチュエータ35を制
御することで、DVD50が回転時に面振れを起こしても、主ビームのピントをDVD5
0上に正確に合わせることができる(フォーカス制御)。
算式で演算し、求めた演算結果から、対物レンズ32がDVD50に対してピントが合っ
た状態から近い側/遠い側のどちら側にどれだけズレているのか、即ち、フォーカスエラ
ー量を知ることができる。そして、サーボ回路15は、そのフォーカスエラー量を所定の
値にするためのFE信号を生成し、そのFE信号でトラッキングアクチュエータ35を制
御することで、DVD50が回転時に面振れを起こしても、主ビームのピントをDVD5
0上に正確に合わせることができる(フォーカス制御)。
図3に戻り、ステッピングモータ18は、セットされたDVD50の径方向に光ピック
アップ10を移動させるためのモータである。モータドライバ19は、モータコントロー
ラ20から供給されるパルス信号に応じた量だけステッピングモータ18を回転駆動する
。モータコントローラ20は、制御部17から指示される光ピックアップ10の径方向へ
の移動方向および移動量を含む移動開始指示にしたがって、移動量や移動方向に応じたパ
ルス信号を生成し、モータドライバ19に出力する。即ち、ステッピングモータ18が光
ピックアップ10をDVD50の径方向に移動させること、及び、スピンドルモータ21
がDVD50を回転させることにより、光ピックアップ10のレーザビーム照射位置をD
VD50の様々な位置に移動させることができる。
アップ10を移動させるためのモータである。モータドライバ19は、モータコントロー
ラ20から供給されるパルス信号に応じた量だけステッピングモータ18を回転駆動する
。モータコントローラ20は、制御部17から指示される光ピックアップ10の径方向へ
の移動方向および移動量を含む移動開始指示にしたがって、移動量や移動方向に応じたパ
ルス信号を生成し、モータドライバ19に出力する。即ち、ステッピングモータ18が光
ピックアップ10をDVD50の径方向に移動させること、及び、スピンドルモータ21
がDVD50を回転させることにより、光ピックアップ10のレーザビーム照射位置をD
VD50の様々な位置に移動させることができる。
また、制御部17は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memor
y)、RAM(Random Access Memory)、バッファメモリ等(いずれも不図示)を備えて
おり、CPUは、ROMに格納されたファームウェア(プログラム)にしたがって当該光
ディスク装置100の装置各部を制御し、DVD50に対する再生または記録のための各
種処理、及び、レーベル印刷のための各種処理、また、CDが装着された場合は、そのC
Dに対する再生または記録のための各種処理を中枢的に制御している。尚、RAMは各種
処理時のワークメモリとして使用される。
y)、RAM(Random Access Memory)、バッファメモリ等(いずれも不図示)を備えて
おり、CPUは、ROMに格納されたファームウェア(プログラム)にしたがって当該光
ディスク装置100の装置各部を制御し、DVD50に対する再生または記録のための各
種処理、及び、レーベル印刷のための各種処理、また、CDが装着された場合は、そのC
Dに対する再生または記録のための各種処理を中枢的に制御している。尚、RAMは各種
処理時のワークメモリとして使用される。
制御部17は、再生時には、光ピックアップ10から再生レベルのレーザビームを出射
させるためにLDD11a、LPC14a(装着された光ディスクがCDの場合は、LD
D11b、LPC14b)に指示信号を与える。再生レベルとは、上述したサーボ回路1
5によるフォーカス制御及びトラッキング制御のために必要な反射光が得られる照射パワ
ーのレベルを言い、この再生レベルのレーザビームでは、DVD50の記録色素膜52に
記録されている情報(ピット)を読み取ることはできるが、記録色素膜52への情報記録
を行うことはできない。そして、DVD50の記録色素膜52から読み出されFEP13
で復調された音楽データ等の各種データをバックエンドであるPC110へ送信し、PC
100の各種再生手段でそのデータが再生される。
させるためにLDD11a、LPC14a(装着された光ディスクがCDの場合は、LD
D11b、LPC14b)に指示信号を与える。再生レベルとは、上述したサーボ回路1
5によるフォーカス制御及びトラッキング制御のために必要な反射光が得られる照射パワ
ーのレベルを言い、この再生レベルのレーザビームでは、DVD50の記録色素膜52に
記録されている情報(ピット)を読み取ることはできるが、記録色素膜52への情報記録
を行うことはできない。そして、DVD50の記録色素膜52から読み出されFEP13
で復調された音楽データ等の各種データをバックエンドであるPC110へ送信し、PC
100の各種再生手段でそのデータが再生される。
一方、記録時には、DVD50に対して記録する記録用データが、バックエンドである
PC110から送信され、制御部17内のバッファメモリに蓄積される。この記録用デー
タには、DVD50の記録色素膜52に記録する音楽データや映像データ等の情報記録デ
ータと、レーベル印刷を行うための画像データとがある。この画像データとは、円盤状の
光ディスクの面上に可視画像を形成するためのデータであり、PC110に入力、または
PC110で生成された光ディスクのレーベル面に形成する画像のビットマップデータを
極座標形式のデータに変換したものであり、光ディスクの中心点を中心とする多数の同心
円上の複数の各座標点毎にその点の階調度(濃淡)を示す情報が記述されているデータで
ある。
PC110から送信され、制御部17内のバッファメモリに蓄積される。この記録用デー
タには、DVD50の記録色素膜52に記録する音楽データや映像データ等の情報記録デ
ータと、レーベル印刷を行うための画像データとがある。この画像データとは、円盤状の
光ディスクの面上に可視画像を形成するためのデータであり、PC110に入力、または
PC110で生成された光ディスクのレーベル面に形成する画像のビットマップデータを
極座標形式のデータに変換したものであり、光ディスクの中心点を中心とする多数の同心
円上の複数の各座標点毎にその点の階調度(濃淡)を示す情報が記述されているデータで
ある。
そして、制御部17はこのバッファメモリに蓄積された記録用データに基づいて、光ピ
ックアップ10から記録レベルのレーザビームを出射させるためにLDD11a、LPC
14a、及び/または、LDD11b、LPC14bに指示信号を与え、DVD50の記
録色素膜52に情報の記録を行ったり、可視光特性変化層55に画像形成を行ったりする
。記録レベルとは、レーザビームL1の場合は、記録色素膜52に情報(ピット)を書き
込む照射パワーのレベルを言い、レーザビームL2の場合は、可視光特性変化層55を変
色(または変形)等させて画像を形成する照射パワーのレベルを言う。
ックアップ10から記録レベルのレーザビームを出射させるためにLDD11a、LPC
14a、及び/または、LDD11b、LPC14bに指示信号を与え、DVD50の記
録色素膜52に情報の記録を行ったり、可視光特性変化層55に画像形成を行ったりする
。記録レベルとは、レーザビームL1の場合は、記録色素膜52に情報(ピット)を書き
込む照射パワーのレベルを言い、レーザビームL2の場合は、可視光特性変化層55を変
色(または変形)等させて画像を形成する照射パワーのレベルを言う。
次に、このような構成の光ディスク装置100のDVD50へのレーベル印刷動作を、
図7に示すフローチャートを参照して説明する。
図7に示すフローチャートを参照して説明する。
先ず、光ディスク装置100にDVD50がセットされ、ユーザがPC110を操作す
ることにより、セットしたDVD50へのレーベル印刷開始指示がPC110から制御部
17へ与えられる(ステップS1)。このとき、レーベル印刷する画像の画像データもP
C110から制御部17へ与えられ、制御部17は、与えられた画像データを制御部17
内のバッファメモリに蓄積する。
ることにより、セットしたDVD50へのレーベル印刷開始指示がPC110から制御部
17へ与えられる(ステップS1)。このとき、レーベル印刷する画像の画像データもP
C110から制御部17へ与えられ、制御部17は、与えられた画像データを制御部17
内のバッファメモリに蓄積する。
次に、制御部17は、モータ駆動回路16を制御して、スピンドルモータ21によりD
VD50を所定速度で回転させる(ステップS2)。
VD50を所定速度で回転させる(ステップS2)。
次に、制御部17は、LDD11a、LPC14aに指示信号を与え、光ピックアップ
10から再生レベルのレーザビームL1をDVD50へ照射する(ステップS3)。そし
て、これ以後、レーザビームL1が照射されているときには、照射されたレーザビームL
1のDVD50の色フィルタ53からの反射光の信号であるヘッドアンプ12からの受光
信号に基づいて、上述したサーボ回路15によるフォーカス制御及びトラッキング制御が
行われる。
10から再生レベルのレーザビームL1をDVD50へ照射する(ステップS3)。そし
て、これ以後、レーザビームL1が照射されているときには、照射されたレーザビームL
1のDVD50の色フィルタ53からの反射光の信号であるヘッドアンプ12からの受光
信号に基づいて、上述したサーボ回路15によるフォーカス制御及びトラッキング制御が
行われる。
次に、制御部17は、バッファメモリに蓄積されている画像データに基づいて、モータ
コントローラ20に移動開始指示を与え、画像形成のためのレーザ照射を行う位置へ光ピ
ックアップ10を移動させる(ステップS4)。
コントローラ20に移動開始指示を与え、画像形成のためのレーザ照射を行う位置へ光ピ
ックアップ10を移動させる(ステップS4)。
そして、制御部17は、光ピックアップ10がバッファメモリに蓄積されている画像デ
ータに基づくレーザ照射位置に到達したときに、LDD11b、LPC14bに指示信号
を与え、光ピックアップ10から画像データに応じて記録レベルのレーザビームL2をそ
の画像データに応じてDVD50へ照射させる(ステップS5)。尚、このときのレーザ
ビームL2の照射パワーは、画像データに含まれる階調度(濃淡)に応じて決められる。
これにより、可視光特性変化膜55に画像が形成される。
ータに基づくレーザ照射位置に到達したときに、LDD11b、LPC14bに指示信号
を与え、光ピックアップ10から画像データに応じて記録レベルのレーザビームL2をそ
の画像データに応じてDVD50へ照射させる(ステップS5)。尚、このときのレーザ
ビームL2の照射パワーは、画像データに含まれる階調度(濃淡)に応じて決められる。
これにより、可視光特性変化膜55に画像が形成される。
このとき、DVD50の可視光特性変化層55上に照射されるレーザビームL2は、照
射されている再生レベルのレーザビームL1の反射光に基づいて対物レンズ32がサーボ
回路15によりフォーカス制御及びトラッキング制御されているので、可視光特性変化層
55上の画像データを形成すべき座標点に正確に位置合わせ及びピント調整されている。
射されている再生レベルのレーザビームL1の反射光に基づいて対物レンズ32がサーボ
回路15によりフォーカス制御及びトラッキング制御されているので、可視光特性変化層
55上の画像データを形成すべき座標点に正確に位置合わせ及びピント調整されている。
即ち、DVD50の可視光特性変化層55には、フォーカス制御及びトラッキング制御
のためのグルーブが設けられておらず、また、画像形成のために照射するレーザビームL
2に関しては、その反射光に基づくフォーカス制御及びトラッキング制御を行うことなく
、可視光特性変化層55上の所望の位置に正確にレーザビームL2が照射される。これに
より、DVD50のレーベル面に所望の画像を正確に形成することができる。
のためのグルーブが設けられておらず、また、画像形成のために照射するレーザビームL
2に関しては、その反射光に基づくフォーカス制御及びトラッキング制御を行うことなく
、可視光特性変化層55上の所望の位置に正確にレーザビームL2が照射される。これに
より、DVD50のレーベル面に所望の画像を正確に形成することができる。
さらに、このとき、DVD50の可視光特性変化層55上に照射されるレーザビームL
2は、そのエネルギーのほぼすべてが照射された部位を変色(または変形)させるエネル
ギーとして用いられることになるので、エネルギーを無駄にすることがなく、効率良く画
像形成を行うことができる。これにより、高速で画像形成することが可能になる。換言す
れば、同じ画像形成時間であれば、より分解能を上げた画像形成を行うことができる。ま
た、レーザビームL2が可視光特性変化層55で反射されることがないので、レーザビー
ムL2がレーザビームL1の反射光に基づく制御の迷光となることがなく、安定した制御
を行うことができる。
2は、そのエネルギーのほぼすべてが照射された部位を変色(または変形)させるエネル
ギーとして用いられることになるので、エネルギーを無駄にすることがなく、効率良く画
像形成を行うことができる。これにより、高速で画像形成することが可能になる。換言す
れば、同じ画像形成時間であれば、より分解能を上げた画像形成を行うことができる。ま
た、レーザビームL2が可視光特性変化層55で反射されることがないので、レーザビー
ムL2がレーザビームL1の反射光に基づく制御の迷光となることがなく、安定した制御
を行うことができる。
また、このとき、可視光特性変化層55上に照射されるレーザビームL2のスポット径
は、上述したように、レーザビームL2についての対物レンズ32のNAが色フィルタア
パーチャ41によって約0.1になっていることにより、数μmの大きさになっている。
レーザビームL2は、上述したように、照射されている再生レベルのレーザビームL1の
反射光に含まれるグルーブの位置情報に基づいてトラッキング制御されているので、レー
ザビームL2の照射されるDVD50の径方向の照射ピッチは、記録色素層52に形成さ
れているグルーブのピッチ(約0.74μm)が最低ピッチとなる。従って、レーザビー
ムL2のスポット径がDVD50の径方向の照射ピッチの最低ピッチよりも大きいので、
レーザビームL2の照射により形成される画像をDVD50の径方向で連続させることが
できる。即ち、これにより、従来の光ディスク装置のレーザビーム照射によって形成され
た画像のように櫛状になるようなことがなくなり、明瞭な画像をレーベル印刷することが
可能となる。
は、上述したように、レーザビームL2についての対物レンズ32のNAが色フィルタア
パーチャ41によって約0.1になっていることにより、数μmの大きさになっている。
レーザビームL2は、上述したように、照射されている再生レベルのレーザビームL1の
反射光に含まれるグルーブの位置情報に基づいてトラッキング制御されているので、レー
ザビームL2の照射されるDVD50の径方向の照射ピッチは、記録色素層52に形成さ
れているグルーブのピッチ(約0.74μm)が最低ピッチとなる。従って、レーザビー
ムL2のスポット径がDVD50の径方向の照射ピッチの最低ピッチよりも大きいので、
レーザビームL2の照射により形成される画像をDVD50の径方向で連続させることが
できる。即ち、これにより、従来の光ディスク装置のレーザビーム照射によって形成され
た画像のように櫛状になるようなことがなくなり、明瞭な画像をレーベル印刷することが
可能となる。
また、可視光特性変化層55上に照射されるレーザビームL2のスポット径が大きいと
いうことは、レーザビームL2の1度の照射で形成される画像の面積が大きいということ
でもあるので、画像形成にかかる時間を短縮することができる。即ち、高速にレーベル印
刷することが可能となる。尚、高速レーベル印刷を行う場合は、DVD50の径方向のレ
ーザビームL2の照射位置の移動を、可視光特性変化層55上に照射されるレーザビーム
L2のスポット径以内であって記録色素膜52に形成されたグルーブの数ピッチ分単位で
行うようにすると良い。
いうことは、レーザビームL2の1度の照射で形成される画像の面積が大きいということ
でもあるので、画像形成にかかる時間を短縮することができる。即ち、高速にレーベル印
刷することが可能となる。尚、高速レーベル印刷を行う場合は、DVD50の径方向のレ
ーザビームL2の照射位置の移動を、可視光特性変化層55上に照射されるレーザビーム
L2のスポット径以内であって記録色素膜52に形成されたグルーブの数ピッチ分単位で
行うようにすると良い。
そして、制御部17は、バッファメモリに蓄積されている画像データのすべてに対する
レーザビームL2の照射による画像形成処理を行ったか否か、即ち、形成すべき画像を形
成し終えたか否かを判別し(ステップS6)、まだ、すべて形成し終えていないと判別し
たときは、ステップS4に戻り、画像形成を継続する。
レーザビームL2の照射による画像形成処理を行ったか否か、即ち、形成すべき画像を形
成し終えたか否かを判別し(ステップS6)、まだ、すべて形成し終えていないと判別し
たときは、ステップS4に戻り、画像形成を継続する。
一方、すべて形成し終えたと判別したときは(ステップS6)、LDD11a、LPC
14aに指示信号を与え、光ピックアップ10からのレーザビームL1の照射を停止する
とともに、モータ駆動回路16を制御してモータ21によるDVD50の回転を停止させ
る(ステップS7)。以上で、レーベル印刷動作が終了する。
14aに指示信号を与え、光ピックアップ10からのレーザビームL1の照射を停止する
とともに、モータ駆動回路16を制御してモータ21によるDVD50の回転を停止させ
る(ステップS7)。以上で、レーベル印刷動作が終了する。
以上説明したように、本実施形態に示す光ディスク装置100によれば、DVD50に
対して、本来の情報の再生または記録を行うだけでなく、レーザビームを照射することに
よりレーベル層に、正確、且つ、明瞭な可視画像を高速に形成することができる。また、
ユーザは、DVD50の記録面を光ピックアップ10に対向させるようにして光ディスク
装置100に一度セットすれば、従来の装置と同様にしてDVD50の記録面である記録
色素膜52に情報の記録をするだけでなく、レーベル面である可視光特性変化層55に可
視画像を形成することができる。このためユーザは、専用のプリンタ装置を用意する必要
はなく、情報が記録されているDVDに別途印刷したラベルシートを貼ったり、或いは、
レーベル印刷を行うためにDVD50を裏返して再度セットしたりするような煩雑な作業
をする必要がなくなる。
対して、本来の情報の再生または記録を行うだけでなく、レーザビームを照射することに
よりレーベル層に、正確、且つ、明瞭な可視画像を高速に形成することができる。また、
ユーザは、DVD50の記録面を光ピックアップ10に対向させるようにして光ディスク
装置100に一度セットすれば、従来の装置と同様にしてDVD50の記録面である記録
色素膜52に情報の記録をするだけでなく、レーベル面である可視光特性変化層55に可
視画像を形成することができる。このためユーザは、専用のプリンタ装置を用意する必要
はなく、情報が記録されているDVDに別途印刷したラベルシートを貼ったり、或いは、
レーベル印刷を行うためにDVD50を裏返して再度セットしたりするような煩雑な作業
をする必要がなくなる。
また、以上説明した本実施の形態に示すDVD50では、レーベル印刷を行う際に、レ
ーザビームL2のトラッキング制御及びフォーカス制御を行うために、レーザビームL1
を記録色素層52に照射していたが、このレーザビームL1の照射は、トラッキング制御
及びフォーカス制御のためだけでなく、記録色素層52に記録されている情報の再生、ま
たは、記録色素層52に情報を記録するために行われるものであっても良い。即ち、レー
ベル層へのレーベル印刷と、情報記録層に対する情報の再生または記録を同時に行うよう
にすることも可能である。
ーザビームL2のトラッキング制御及びフォーカス制御を行うために、レーザビームL1
を記録色素層52に照射していたが、このレーザビームL1の照射は、トラッキング制御
及びフォーカス制御のためだけでなく、記録色素層52に記録されている情報の再生、ま
たは、記録色素層52に情報を記録するために行われるものであっても良い。即ち、レー
ベル層へのレーベル印刷と、情報記録層に対する情報の再生または記録を同時に行うよう
にすることも可能である。
また、以上説明した本実施の形態に示すDVD50では、DVD用の光源(630nm
〜690nm帯域の光源)で情報を再生または記録し、CD用光源(770nm〜800
nm帯域の光源)でレーベル印刷を行う実施例を示したが、本発明は他の例にも適用する
ことが可能である。具体的には、例えば、次世代DVDの光源である405nm帯域のレ
ーザ光源を用いて光ディスクに対して情報を再生または記録し、そして、DVD用の光源
でレーベル印刷を行うような例についても、本発明は適用可能である。
〜690nm帯域の光源)で情報を再生または記録し、CD用光源(770nm〜800
nm帯域の光源)でレーベル印刷を行う実施例を示したが、本発明は他の例にも適用する
ことが可能である。具体的には、例えば、次世代DVDの光源である405nm帯域のレ
ーザ光源を用いて光ディスクに対して情報を再生または記録し、そして、DVD用の光源
でレーベル印刷を行うような例についても、本発明は適用可能である。
尚、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考
えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示
され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図さ
れる。
えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示
され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図さ
れる。
10 光ピックアップ
11a レーザダイオードドライバ(LDD、第1のレーザダイオードドライバ)
11b レーザダイオードドライバ(LDD、第2のレーザダイオードドライバ)
12 ヘッドアンプ(HA)
13 フロントエンドプロセッサ(FEP)
14a、14b レーザパワーコントロール回路(LPC)
15 サーボ回路
16 モータ駆動回路
17 制御部
18 ステッピングモータ
19 ドライバ
20 モータコントローラ
21 スピンドルモータ
30 コリメータレンズ
31 1/4波長板
32 対物レンズ
33 シリンドリカルレンズ
34 フォーカスアクチュエータ
35 トラッキングアクチュエータ
36 受光素子
37a レーザダイオード(第1のレーザダイオード)
37b レーザダイオード(第2のレーザダイオード)
38a、38b 回折格子
39a、39b 偏光ビームスプリッタ
40 光学系
41 色フィルタアパーチャ(開口数変化部)
50 DVD(光ディスク)
51、54 基板
52 色素記録膜(情報記録層)
53 色フィルタ(二色性反射膜)
55 可視光特性変化層(レーベル層)
56 透明中間層
100 光ディスク装置
110 パーソナルコンピュータ(PC、バックエンド)
L1 レーザビーム(第1のレーザビーム)
L2 レーザビーム(第2のレーザビーム)
11a レーザダイオードドライバ(LDD、第1のレーザダイオードドライバ)
11b レーザダイオードドライバ(LDD、第2のレーザダイオードドライバ)
12 ヘッドアンプ(HA)
13 フロントエンドプロセッサ(FEP)
14a、14b レーザパワーコントロール回路(LPC)
15 サーボ回路
16 モータ駆動回路
17 制御部
18 ステッピングモータ
19 ドライバ
20 モータコントローラ
21 スピンドルモータ
30 コリメータレンズ
31 1/4波長板
32 対物レンズ
33 シリンドリカルレンズ
34 フォーカスアクチュエータ
35 トラッキングアクチュエータ
36 受光素子
37a レーザダイオード(第1のレーザダイオード)
37b レーザダイオード(第2のレーザダイオード)
38a、38b 回折格子
39a、39b 偏光ビームスプリッタ
40 光学系
41 色フィルタアパーチャ(開口数変化部)
50 DVD(光ディスク)
51、54 基板
52 色素記録膜(情報記録層)
53 色フィルタ(二色性反射膜)
55 可視光特性変化層(レーベル層)
56 透明中間層
100 光ディスク装置
110 パーソナルコンピュータ(PC、バックエンド)
L1 レーザビーム(第1のレーザビーム)
L2 レーザビーム(第2のレーザビーム)
Claims (7)
- 所定のピッチでグルーブが形成され第1のレーザビームが照射されることにより情報の
記録がなされる情報記録層と、第1のレーザビームとは異なる波長帯域の第2のレーザビ
ームが照射されることにより可視画像が形成されるレーベル層と、前記情報記録層とレー
ベル層との間に設けられ第1のレーザビームについての反射率が第2のレーザビームにつ
いての反射率よりも高い二色性反射膜とを備えた光ディスクに対して、第1、第2のレー
ザビームを前記情報記録層側から照射することにより情報の記録と可視画像の形成とを行
う光ディスク装置であって、
第1のレーザビームを出射する第1のレーザダイオードと、第1のレーザダイオードを
駆動する第1のレーザダイオードドライバと、第2のレーザビームを出射する第2のレー
ザダイオードと、第2のレーザダイオードを駆動する第2のレーザダイオードドライバと
、第1のレーザビームを前記情報記録層に集光させるとともに第2のレーザビームを前記
レーベル層に集光させる対物レンズと、波長選択性を有し前記レーベル層における第2の
レーザビームのスポットでの中心強度の1/e2となる径が前記グルーブの前記所定のピ
ッチよりも大きくなるように第2のレーザビームについての前記対物レンズの開口数を変
化させる色フィルタアパーチャと、前記対物レンズを前記光ディスクの径方向に駆動する
トラッキングアクチュエータと、前記対物レンズを光軸方向に駆動するフォーカスアクチ
ュエータと、第1のレーザビームの前記二色性反射膜からの反射光を受光し受光した反射
光に基づく受光信号を出力する受光素子とを有する光ピックアップと、
前記受光信号に含まれる前記グルーブの位置情報に基づいて前記トラッキングアクチュ
エータを駆動して前記光ディスクに照射されるレーザビームのトラッキング制御を行うと
ともに、前記受光信号に含まれる前記情報記録層における第1のレーザビームの焦点情報
に基づいて前記フォーカスアクチュエータを駆動して前記光ディスクに照射されるレーザ
ビームのフォーカス制御を行うサーボ回路と、
前記光ディスクに可視画像を形成する際に、第1のレーザダイオードドライバを駆動す
るとともに、形成する可視画像の画像データに基づいて第2のレーザダイオードドライバ
を駆動する制御部と、
を備えたことを特徴とする光ディスク装置。 - 第1のレーザビームが照射されることにより情報の再生または記録がなされ第1のレー
ザビームとは異なる波長帯域の第2のレーザビームが照射されることにより可視画像が形
成される光ディスクに対して、第1、第2のレーザビームを前記光ディスクの情報の再生
または記録がなされる面側から照射することにより情報の再生または記録と可視画像の形
成とを行う光ディスク装置であって、
第1、第2のレーザビームを出射するレーザビーム出射部と、出射された第1、第2の
レーザビームを前記光ディスクに集光させる対物レンズと、第2のレーザビームについて
の前記対物レンズの開口数を第1のレーザビームについての前記対物レンズの開口数より
も低い値に変化させる開口数変化部とを有する光ピックアップを備えたことを特徴とする
光ディスク装置。 - 前記開口数変化部が、液晶フィルタ、または、波長選択性を有する色フィルタアパーチ
ャであることを特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。 - 所定のピッチでグルーブが形成され第1のレーザビームが照射されることにより情報の
記録がなされる情報記録層と、第1のレーザビームとは異なる波長帯域の第2のレーザビ
ームが照射されることにより可視画像が形成されるレーベル層と、前記情報記録層とレー
ベル層との間に設けられ第1のレーザビームについての反射率が第2のレーザビームにつ
いての反射率よりも高い二色性反射膜とを備えた光ディスクに対して、第1、第2のレー
ザビームを前記情報記録層側から照射することにより情報の記録と可視画像の形成とを行
う光ディスク装置であって、
第1、第2のレーザビームを出射し、出射される第1のレーザビームを前記情報記録層
に集光させるとともに出射される第2のレーザビームを前記レーベル層におけるスポット
での中心強度の1/e2となる径が前記グルーブの前記所定のピッチよりも大きくなるよ
うに前記レーベル層に集光させ、第1のレーザビームの前記二色性反射膜からの反射光を
受光し受光した反射光に基づく受光信号を出力する光ピックアップと、
前記受光信号に含まれる前記グルーブの位置情報に基づいて前記光ピックアップを操作
して前記光ディスクに照射されるレーザビームのトラッキング制御を行うとともに、前記
受光信号に含まれる前記情報記録層における第1のレーザビームの焦点情報に基づいて前
記光ピックアップを操作して前記光ディスクに照射されるレーザビームのフォーカス制御
を行うサーボ回路と、
前記光ディスクに可視画像を形成する際に、前記光ピックアップから第1のレーザビー
ムを出射させるとともに、形成する可視画像の画像データに基づいて第2のレーザビーム
を出射させるように制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする光ディスク装置。 - 前記光ピックアップは、
第1のレーザビームを出射する第1のレーザダイオードと、
第1のレーザダイオードを駆動する第1のレーザダイオードドライバと、
第2のレーザビームを出射する第2のレーザダイオードと、
第2のレーザダイオードを駆動する第2のレーザダイオードドライバと、
第1のレーザビームを前記光ディスクの情報記録層に集光させるとともに第2のレーザ
ビームを前記光ディスクのレーベル層に集光させる対物レンズと、
波長選択性を有し前記レーベル層における第2のレーザビームのスポットでの中心強度
の1/e2となる径が前記グルーブの前記所定のピッチよりも大きくなるように第2のレ
ーザビームについての前記対物レンズの開口数を変化させる色フィルタアパーチャと、
前記対物レンズを前記光ディスクの径方向に駆動するトラッキングアクチュエータと、
前記対物レンズを光軸方向に駆動するフォーカスアクチュエータと、
第1のレーザビームの前記光ディスクの二色性反射膜からの反射光を受光し受光した反
射光に基づく受光信号を出力する受光素子と、
を有することを特徴とする請求項4に記載の光ディスク装置。 - 前記サーボ回路は、前記受光信号に含まれる前記グルーブの位置情報に基づいて前記ト
ラッキングアクチュエータを駆動して前記光ディスクに照射されるレーザビームのトラッ
キング制御を行うとともに、前記受光信号に含まれる前記情報記録層における第1のレー
ザビームの焦点情報に基づいて前記フォーカスアクチュエータを駆動して前記光ディスク
に照射されるレーザビームのフォーカス制御を行うことを特徴とする請求項5に記載の光
ディスク装置。 - 前記制御部は、前記光ディスクに可視画像を形成する際に、第1のレーザダイオードド
ライバを駆動するとともに前記可視画像の画像データに基づいて第2のレーザダイオード
ドライバを駆動することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の光ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004321040A JP2006134423A (ja) | 2004-11-04 | 2004-11-04 | 光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004321040A JP2006134423A (ja) | 2004-11-04 | 2004-11-04 | 光ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006134423A true JP2006134423A (ja) | 2006-05-25 |
Family
ID=36727824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004321040A Pending JP2006134423A (ja) | 2004-11-04 | 2004-11-04 | 光ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006134423A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1870887A3 (en) * | 2006-06-19 | 2008-11-12 | Yamaha Corporation | Method and optical disk recording/drawing apparatus |
WO2010100821A1 (ja) * | 2009-03-03 | 2010-09-10 | パナソニック株式会社 | 集積回路、情報記録再生装置、及び描画方法 |
-
2004
- 2004-11-04 JP JP2004321040A patent/JP2006134423A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1870887A3 (en) * | 2006-06-19 | 2008-11-12 | Yamaha Corporation | Method and optical disk recording/drawing apparatus |
WO2010100821A1 (ja) * | 2009-03-03 | 2010-09-10 | パナソニック株式会社 | 集積回路、情報記録再生装置、及び描画方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20100188942A1 (en) | Optical pickup with dual focal length | |
JP3858772B2 (ja) | 光ディスク記録装置 | |
US8238221B2 (en) | Optical pickup device and recording/reproduction device | |
JP2002237063A (ja) | 情報記録再生装置 | |
JP4315875B2 (ja) | 光ディスク | |
JP4230784B2 (ja) | 光ディスク記録再生装置、及び光ディスク描画システム | |
JP2006134423A (ja) | 光ディスク装置 | |
US20050265211A1 (en) | Optical disk and optical disk apparatus | |
JP3978733B2 (ja) | 光ディスク | |
JP3956146B2 (ja) | 光ディスク装置 | |
JP2006147087A (ja) | 光ディスク装置 | |
JP4088977B2 (ja) | 光ディスク装置 | |
JP2006155812A (ja) | 光ディスク装置 | |
JP4321439B2 (ja) | 光ディスク装置 | |
JP2005346746A (ja) | 光ディスク、光ディスク装置、及び画像記録方法 | |
JP4678446B2 (ja) | 光ディスク | |
JP2006134424A (ja) | 光ディスク及び光ディスク装置 | |
JP2000200431A (ja) | フォーカスジャンプ方法 | |
JPWO2007069426A1 (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP4367442B2 (ja) | 光ディスク描画方法および光ディスク描画装置 | |
JP4193833B2 (ja) | 光ディスク | |
JP2006179092A (ja) | 光ピックアップ及びそれを備えた光ディスク装置 | |
JP4389920B2 (ja) | 光ディスク描画装置 | |
JP2005339643A (ja) | 記録ディスク及びディスク装置 | |
JP4123261B2 (ja) | 光ディスクのレーベル面画像形成方法および光ディスク装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070824 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090206 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090210 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090609 |