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JP2006128447A - 基板処理装置及び方法並びに情報管理方法 - Google Patents

基板処理装置及び方法並びに情報管理方法 Download PDF

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JP2006128447A
JP2006128447A JP2004315724A JP2004315724A JP2006128447A JP 2006128447 A JP2006128447 A JP 2006128447A JP 2004315724 A JP2004315724 A JP 2004315724A JP 2004315724 A JP2004315724 A JP 2004315724A JP 2006128447 A JP2006128447 A JP 2006128447A
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
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Abstract

【課題】 基板処理装置で記録されるログ情報を容易に管理することができる基板処理装置及び方法並びに情報管理方法を提供する。
【解決手段】 基板処理装置の各部で記録される基板処理に関するログ情報は、そのログ情報が記録されるファイルのファイル名又はファイルの内部に一意に定まる識別情報(リンクID)が記録されて関連付けられる。ファイルに記録されたログ情報を表示装置に表示する場合には、ログ情報とともにリンクID(LN1,LN2,LN11,LN12)が表示される、オペレータが表示されているリンクIDから何れかを選択すると、選択されたリンクIDに関連付けられているログ情報が呼び出され、そのログ情報の種類に応じた表示形式で表示される。
【選択図】 図9

Description

本発明は、基板を処理する基板処理装置及び方法、並びに当該基板処理装置で記録されるログ情報を管理する情報管理方法に関する。
半導体素子、液晶表示素子、撮像素子、薄膜磁気ヘッド、その他のデバイスは、基板処理装置を用いて基板に対して各種の処理を施すことにより製造される。基板処理装置が基板に対して施す処理は、例えばフォトレジスト等の感光剤を塗布する塗布処理、感光剤が塗布された基板上にマスクのパターンの像を投影露光する露光処理、及び露光処理が施された基板を現像する現像処理等である。上記の露光処理は基板処理装置に設けられた露光装置により行われ、上記塗布処理及び現像処理は、露光装置に対してインライン化された所謂コータ・デベロッパといわれる塗布現像装置により行われる。
上記の基板処理装置は、基板処理の推移を示す情報、実行した基板処理の内容に関する情報、及び基板処理中に行った各種計測の計測結果を示す計測情報をログ情報として記録している。このログ情報は、基板処理装置にトラブルが生じた際にトラブルの原因究明を行うために用いられる。トラブルの原因究明がされると、その基板処理装置でトラブルが再発しないように予防策を講ずることができ、更にはそのトラブルが生じないように改良を施して性能を向上させた新規の基板処理装置を開発することができるため、ログ情報は極めて有用な情報である。
尚、従来の基板処理装置の一種である露光装置で用いられるデータの管理方法については、例えば以下の特許文献1〜3を、基板処理装置以外の従来のデータの管理方法については、例えば以下の特許文献4,5をそれぞれ参照されたい。
特開平7−130607号公報 特開平9−45599号公報 特許3514414号明細書 特開2000−215701号公報 特開平10−149380号公報
ところで、近年においてはデバイスの製造効率を高めるために、スループット、即ち単位時間に処理することができる基板の枚数を向上させることが要求されている。また、近年においては、露光装置で基板に露光転写するパターンが微細化されてきているため、露光精度(解像度、転写忠実度、重ね合わせ精度等)を高める必要がある。このような高スループット化及び高精度化を図るためには基板処理装置の性能を向上させる必要があるが、装置性能の向上に伴ってログ情報の量が増加する一方である。
従来の基板処理装置においては、基板処理装置の動作を制御する各プログラム、基板処理装置の装置部分(ユニット)毎に、各々のログ情報を個別に複数のファイルに記録しているため、トラブルが生じた場合又は基板処理装置の精度を評価する場合等におけるログ情報の解析、及びログ情報の管理に多大な労力及び時間を要しており、極めて効率が悪いという問題があった。ここで、基板処理装置の各ユニットで記録されるログ情報を収集して一括してファイルに保存する方法も採られているが、各ユニットからのログ情報を収集するには通信時間を要するため、スループットの低下に繋がる虞がある。また、収集したログ情報を集中して記録する構成にした場合には、記録容量が不足すると基板処理装置の動作が停止する虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、基板処理装置で記録されるログ情報を容易に管理することができる基板処理装置及び方法並びに情報管理方法を提供することを目的とする。
本発明は、実施の形態に示す各図に対応付けした以下の構成を採用している。但し、各要素に付した括弧付き符号はその要素の例示に過ぎず、各要素を限定するものではない。
上記課題を解決するために、本発明の基板処理装置は、基板処理に関するログ情報をログファイル(LF1〜LF5)に記録する記録部(70、74)を備える基板処理装置において、前記記録部は、一意に定まる識別情報を前記ログファイルのファイル名に記録して前記ログファイル間の内容の関連付けを行うことを特徴としている。
この発明によると、ログ情報が記録されるファイルのファイル名に一意に定まる識別情報が記録されてログファイル間の内容の関連付けが行われる。
また、本発明の基板処理装置は、基板処理に関するログ情報をログファイル(LF1〜LF5)に記録する記録部(70、74)を備える基板処理装置において、前記記録部は、一意に定まる識別情報を前記ログファイルに記録して前記ログファイルの内容の関連付けを行うことを特徴としている。
この発明によると、ログ情報が記録されるファイル内に一意に定まる識別情報が記録されてログファイルの内容の関連付けが行われる。
更に、本発明の基板処理装置は、上位に位置付けられる上位処理部(70、UC)と下位に位置付けられる下位処理部(31、37、44、46、66、69)とを備え、前記上位処理部と前記下位処理部とが協働して基板処理を行う基板処理装置において、前記上位処理部で行われる処理に関するログ情報を第1ログファイル(LF1、LF2)に記録する上位記録部(70)と、前記下位処理部で行われる処理に関するログ情報を第2ログファイル(LF3〜LF5)に記録する下位記録部(74)とを備え、前記上位記録部と前記下位記録部との間で一意に定まる識別情報を決定しつつ前記第1ログファイルと前記第2ログファイルとの間の内容の関連付けを行うことを特徴としている。
この発明によると、上位処理部で行われる処理に関するログ情報が第1ログファイルに記録され、下位処理部で行われる処理に関するログ情報が第2ログファイルに記録される際に、上位記録部と下位記録部との間で一意に定まる識別情報が決定されて第1ログファイルと第2ログファイルとの間の内容の関連付けが行われる。
上記課題を解決するために、本発明の情報管理方法は、基板を処理する基板処理装置でログファイル(LF1〜LF5)に記録される基板処理に関するログ情報を管理する情報管理方法において、一意に定まる識別情報を前記ログファイルのファイル名に記録して前記ログファイル間の内容の関連付けを行うことを特徴としている。
また、本発明の情報管理方法は、基板を処理する基板処理装置でログファイル(LF1〜LF5)に記録される基板処理に関するログ情報を管理する情報管理方法において、一意に定まる識別情報を前記ログファイルに記録して前記ログファイルの内容の関連付けを行うことを特徴としている。
上記課題を解決するために、本発明の基板処理方法は、2以上の装置(31、37、44、46、66、69、70、UC)で協働して基板を処理する基板処理方法であって、2つの装置のそれぞれで生成されるデータのうち互いに関連性を有する2データについて、一方を選択することで他方が呼び出されるように互いのデータを関連付けるための情報を、前記2つの装置それぞれでデータを生成する際に自動的に付加して記録する工程を含むことを特徴としている。
この発明によると、2以上の装置の一方で生成されるデータを選択することで他方で生成されるデータが呼び出されるように互いのデータを関連付けるための情報が、2つの装置それぞれでデータが生成される際に自動的に付加されて記録される。
本発明によれば、基板処理装置で記録されるログ情報を容易に関することができるという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による基板処理装置及び方法並びに情報管理方法について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による基板処理装置の概略構成を示す上面図である。図1に示す通り、本実施形態の基板処理装置は、露光装置50と、この露光装置50を囲むチャンバにインライン方式で接するように配置されたコータ・デベロッパ部51と、露光装置50及びコータ・デペロッパ部51の全体の動作を統轄制御するホストコンピュータ47とを含んで構成されている。
上記コータ・デペロッパ部51において、中央部を横切るように基板としてのウェハを搬送する搬送ライン52が配置されており、この搬送ライン52の一端に未露光の多数のウェハを収納するウェハキャリア53と露光処理及び現像処理を終えた多数のウェハを収納するウェハキャリア60とが配置され、搬送ライン52の他端が露光装置50のチャンバの側面のシャッタ付きの搬送口(不図示)の直前に設置されている。
また、コータ・デベロッパ部51における搬送ライン52の一方の側面に沿ってコータ部61が設けられており、他方の側面に沿ってデベロッパ部62が設けられている。コータ部61には、ウェハキャリア53から露光装置50に向けて、ウェハにフォトレジストを塗布するレジストコータ54、そのウェハ上のフォトレジストをプリベークするためのホットプレートからなるプリベーク装置55、及びプリベークされたウェハを冷却するためのクーリング装置56が設置されている。デベロッパ部62には、露光装置50からウェハキャリア60に向けて、露光処理後のウェハ上のフォトレジストをベーキングする、即ちいわゆるPEB(Post-Exposure Bake)を行うためのポストペーク装置57、PEBが行われたウェハを冷却するためのクーリング装置58、及びウェハ上のフォトレジストの現像を行うための現像装置59が設置されている。
本実施形態の露光装置50において、露光対像のウェハWは、ウェハホルダ36を介してウェハステージ37上に保持され、ウェハステージ37がウェハベース38(図2参照)上を2次元的に移動する。そして、搬送ライン52の中心軸の延長線にほぼ沿うように第1ガイド部材64が配置され、この第1ガイド部材64に沿って不図示のリニアモータで駆動されるようにスライダ65が配置され、スライダ65に回転及び上下動自在にウェハを保持する第1アーム66が設置されている。
更に、第1ガイド部材64の端部の上方に直交するように、第2ガイド部材68が配置され、第2ガイド部材68に沿って不図示のリニアモータで駆動されるようにウェハを保持する第2アーム69が配置されている。第2ガイド部材68は、ウェハステージ37のウェハのローディング位置まで延びており、第2アーム69には、第2ガイド部材68に直交する方向にスライドする機構も備えられている。また、第1ガイド部材64と第2ガイド部材68とが交差する位置の近傍にウェハのプリアライメントを行うために回転及び上下動ができる受け渡しピン67が設置され、受け渡しピン67の周囲にウェハの外周部の切り欠き部(ノッチ部)及び2箇所のエッジ部の位置を検出するための位置検出装置(不図示)が設置されている。第1ガイド部材64、スライダ65、第1アーム66、受け渡しピン67、第2ガイド部材68、及び第2アーム69等からウェハローダ系が構成されている。
次に、露光装置50について詳細に説明する。図2は、露光装置50の全体構成の概略を示す図である。図2に示す露光装置50は、図2中の投影光学系PLに対してマスクとしてのレチクルRと基板としてのウェハWとを相対的に移動させつつ、レチクルRに形成されたパターンをウェハWに逐次転写して半導体素子を製造するステップ・アンド・スキャン方式の露光装置である。尚、以下の説明においては、図中にXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。図2に示すXYZ直交座標系は、X軸及びY軸がウェハWに対して平行となるよう設定され、Z軸がウェハWに対して直交する方向に設定されている。図中のXYZ座標系は、実際にはXY平面が水平面に平行な面に設定され、Z軸が鉛直上方向に設定される。また、本実施形態ではレチクルR及びウェハWを同期移動させる方向(走査方向SD)をY方向に設定している。
図2において、1は断面が略長方形状の平行光束である露光光ILを射出する露光光源であり、例えばArFエキシマレーザ光源(波長193nm)である。露光光源1からの波長193nmの紫外パルスよりなる露光光ILは、ビームマッチングユニット(BMU)2を通り、光アッテネータとしての可変減光器3に入射する。露光光源1の発光の開始及び停止、並びに出力(発振周波数、パルスエネルギー、パルス数)は、主制御系24が制御する。また、主制御系24は、可変減光器3における減光率を段階的、又は連続的に調整する。
可変減光器3を通った露光光ILは、レンズ系4a,4bよりなるビーム成形系5を経て第1段のオプティカル・インテグレータ(ユニフォマイザ、又はホモジナイザ)としての第1フライアイレンズ6に入射する。この第1フライアイレンズ6から射出された露光光ILは、第1レンズ系7a、光路折り曲げ用のミラー8、及び第2レンズ系7bを介して第2段のオプティカル・インテグレータとしての第2フライアイレンズ9に入射する。第2フライアイレンズ9の射出面、即ちレチクルRのパターン面に対する光学的なフーリエ変換面(照明系の瞳面、投影光学系PLの瞳面と光学的に共役な面)には複数の開口絞りを備えた開口絞り板10が、駆動モータ10eによって回転自在に配置されている。開口絞り板10は駆動モータ10eの回転軸に接続されており、駆動モータ10eを駆動して開口絞り板10を回転させることにより、第2フライアイレンズ9の射出面に配置する開口絞りを切り替えることができる。駆動モータ10eの駆動は露光装置50の全体の動作を統括制御する主制御系24が制御する。
図2において、第2フライアイレンズ9から射出されて開口絞り板10に形成された開口絞りの何れかを通過した露光光ILは、透過率が高く反射率が低いビームスプリッタ11に入射する。ビームスプリッタ11で反射された露光光は、集光用のレンズ21を介して光電検出器よりなるインテグレータセンサ22に入射する。インテグレータセンサ22の検出信号は、主制御系24に供始されている。インテグレータセンサ22の検出信号とウェハW上での露光光ILの照度との関係は予め高精度に計測されて、主制御系24内の記憶部(不図示)に記憶されている。主制御系24は、インテグレータセンサ22の検出信号に基づいて、ウェハWに対する露光量を制御する。
ビームスプリッタ11を透過した露光光ILは、光軸IAXに沿ってレンズ系12,13を順次経て、固定ブラインド(固定照明視野絞り)14及び可動ブラインド(可動照明視野絞り)15に入射する。固定ブラインド14は、後述する投影光学系PLの円形視野内の中央で走査方向SDと直交した方向に伸びた直線スリット状、又は矩形状(以下、まとめて「スリット状」という)の照明視野を形成する開口部を有する。可動ブラインド15は、光軸IAXに直交する面内において移動可能に構成されており、ウェハW上の各ショット領域への走査露光の開始時及び終了時に不要な露光を防止するために、又は照明視野領域の走査方向SDの幅を可変とするために使用される。また、可動ブラインド15は、ウェハWに転写するレチクルRのパターン領域を可変するために使用される。
固定ブラインド14は、レチクルRのパターンが形成されている面(以下、レチクル面という)に対する共役面から光軸IAX方向に所定量だけデフォーカスした面に配置されている。このように、固定ブラインド14をデフォーカスさせて配置するのは、ウェハW上の任意の点での露光量(DOSE量)のばらつきを防止するため、ウェハW上に照射される露光光ILの走査方向SDにおける照度分布を台形形状とするためである。露光時に可動ブラインド15を通過した露光光ILは、光路折り曲げ用のミラー17、結像用のレンズ系18、コンデンサレンズ19、及び主コンデンサレンズ系20を順次介して、マスクとしてのレチクルRのパターン面(下面)の照明フィールド(照明視野領域)IAを照明する。尚、以上説明した露光光源1〜主コンデンサレンズ系20は、照明光学系ISを構成している。
露光光ILのもとで、レチクルRの照明フィールドIA内の回路パターンの像が両側テレセントリックな投影光学系PLを介して所定の投影倍率β(βは例えば1/4又は1/5等)で、投影光学系PLの結像面に配置された基板としてのウェハW上のスリット状の露光フィールドEAに転写される。尚、投影光学系PLは片側テレセントリックであっても良い。本実施形態の投影光学系PLは、ジオプトリック系(屈折系)であるが、カタジオプトリック系(反射屈折系)や反射系も使用できることはいうまでもない。また、投影光学系PLを構成する屈折部材の硝材としては、例えば合成石英又は蛍石(フッ化カルシウム:CaF)が用いられる。
図2において、レチクルRは、レチクルステージ31上に吸着保持され、レチクルステージ31は、レチクルベース32上でY方向に等速移動できると共に、X方向にも微小移動でき、更にZ軸を中心とした回転移動もできるように載置されている。レチクルステージ31の一端には移動鏡33が取り付けられており、移動鏡33の鏡面に対面してレーザ干渉計34が設けられている。尚、図2では図示を簡略化しているが、移動鏡33はX軸に垂直な鏡面を有する移動鏡及びY軸に垂直な鏡面を有する移動鏡から構成されている。
また、レーザ干渉計34は、Y軸に沿って移動鏡33にレーザ光を照射する2個のY軸用のレーザ干渉計及びX軸に沿って移動鏡33にレーザ光を照射するX軸用のレーザ干渉計より構成され、Y軸用の1個のレーザ干渉計及びX軸用の1個のレーザ干渉計によりレチクルステージ31のX座標及びY座標が計測される。また、Y軸用の2個のレーザ干渉計の計測値の差により、レチクルステージ31のZ軸回りの回転角が計測される。レーザ干渉計34によって検出されたレチクルステージ31のX座標、Y座標、及び回転角の情報は主制御系24に供給される。主制御系24は供給されたステージ位置情報をモニターしつつレチクルステージ31の位置決め動作を制御する。
一方、ウェハWは、ウェハホルダ36を介して基板ステージとしてのウェハステージ37上に吸着保持され、ウェハステージ37は、ウェハベース38上で投影光学系PLの像面と平行なXY平面に沿って2次元移動する。即ち、ウェハステージ37は、ウェハベース38上でY方向に一定速度で移動すると共に、X方向、Y方向にステップ移動する。更に、ウェハステージ37には、ウェハWのZ方向の位置(フォーカス位置)、並びにX軸及びY軸の回りの傾斜角を制御するZレベリング機構も組み込まれている。
ウェハステージ37の一端には移動鏡39が取り付けられており、移動鏡39の鏡面に対面してレーザ干渉計40が設けられている。尚、図2では図示を簡略化しているが、移動鏡39はX軸に垂直な鏡面を有する移動鏡及びY軸に垂直な鏡面を有する移動鏡から構成されている。また、レーザ干渉計40は、Y軸に沿って移動鏡39にレーザビームを照射する2個のY軸用のレーザ干渉計及びX軸に沿って移動鏡39にレーザビームを照射するX軸用のレーザ干渉計より構成され、Y軸用の1個のレーザ干渉計及びX軸用の1個のレーザ干渉計によりウェハステージ37のX座標及びY座標が計測される。また、Y軸用の2個のレーザ干渉計の計測値の差により、ウェハステージ37の回転角が計測される。レーザ干渉計40によって計測されたウェハステージ37のX座標、Y座標、及び回転角の情報は主制御系24に供給される。主制御系24は供給されたステージ位置情報をモニターしつつウェハステージ37の位置決め動作を制御する。
また、ウェハステージ37上の一端には、ウェハステージ37の基準位置を定める基準部材45が設けられている。この基準部材45は、ウェハステージ37の座標系に対するレチクルRの相対的な位置及びベースラインを計測するために用いられる。ここで、ベースラインとは、例えばレチクルRに形成されたパターンの投影光学系PLによる投影像の中心位置と後述するウェハ・アライメントセンサ44の計測視野中心との距離をいう。この基準部材45には基準マークとして、例えば光透過性の5組のL字状パターンから成るスリットパターンと、光反射性のクロムで形成された2組の基準パターン(デューティ比は1:1)とが設けられている。
また、本実施形態においては、投影光学系PLの結像面に向けてピンホール又はスリット状の像を形成するための結像光束を、投影光学系PLの光軸AXに対して斜め方向から供給する照射光学系43aと、その結像光束のウェハW表面での反射光束を受光する受光光学系43bとからなる斜入射方式の焦点位置検出系43が設けられている。この焦点位置検出系43により、ウェハW表面の結像面に対するZ方向の位置を検出してウェハWと投影光学系PLとの合焦状態を検出することができるようになっている。
更に、本実施形態の露光装置は、オフ・アクシス方式のウェハ・アライメントセンサ44を投影光学系PLの側方に備える。このウェハ・アライメントセンサ44は、FIA(Field Image Alignment)方式のアライメントセンサである。ウェハ・アライメントセンサ44は、例えばハロゲンランプから射出される広帯域波長の光束を検知ビームとしてウェハW上に照射し、ウェハWから得られる反射光をCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子で撮像し、得られた画像信号を画像処理することでウェハWに形成されたマーク(アライメントマーク)のX方向及びY方向における位置情報を計測する。ウェハ・アライメントセンサ44の計測結果は主制御系24に供給される。
また更に、本実施形態の露光装置は、レチクルステージ31の上方に配置されたレチクル・アライメントセンサ46を備える。このレチクル・アライメントセンサ46は、レチクルRの外周付近に形成された位置検出用のレチクルマークと投影光学系PLを介してウェハステージ37上に形成された基準部材45とを同時に観察し、レチクルRとウェハステージ37との相対的な位置関係を直接的に計測(観察)する。
レチクル・アライメントセンサ46の計測結果は主制御系24へ出力され、画像処理、演算処理、フィルタリング処理等の処理が施されてレチクルRとウェハステージ37の相対的な位置ずれ量が求められる。そして、主制御系24は、この位置ずれ量に応じてレチクルステージ31を微動させ、レチクルRとウェハステージ37との相対的な位置決め(アライメント)を行う。レチクル・アライメントセンサ46は、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のアライメントセンサの一種であるTTR(スルー・ザ・レチクル)方式のアライメントセンサである。
上述した主制御系24はホストコンピュータ47と接続されており、ホストコンピュータ47からの単位指示命令としてのジョブに応じて露光装置50の各部を制御する。尚、上記のジョブは、露光処理が開始されてからコータ・デベロッパ部51からロットの処理の終了を示す信号が出力されるまでの一連の処理を単位としたものである。また、主制御系24には、キーボード及びマウス等のポインティングデバイス並びに表示装置を備える装置端末48が接続されている。この装置端末48は、オペレータ又はサービスマンの操作内容に応じた各種の指令を主制御系24に入力するためのものである。
次に、主制御系24の構成について説明する。図3は、主制御系24の概略構成を示すブロック図である。図3に示す通り、主制御系24は、メインプロセッサ70と、メインプロセッサ70の制御の下で各種処理装置(ユニット)に対する制御を行うユニットコントローラUCと、ログサーバ部74とを含んで構成されている。これらが互いに協働することで露光処理が行われる。
メインプロセッサ70は、ホストコンピュータ47から出力されるジョブに従って露光装置50を統括的に制御する。また、露光処理の推移を示す情報(シーケンスログ)をシーケンスログファイルLF1として記録するとともに、実行した露光処理の内容に関する情報を処理内容ファイルLF2として記録する。尚、シーケンスログファイルLF1に記録されるシーケンスログは、メインプロセッサ70が出力するログ情報であるが、処理内容ファイルLF2に記録される露光処理の内容に関する情報は、ユニットコントローラUCからメインプロセッサ70に出力されるログ情報である。更に、メインプロセッサ70は、オペレータが装置端末48を操作した場合には、その操作内容に応じて装置端末48に設けられた表示装置に対する表示内容の制御を行う。
ユニットコントローラUCは、ステージコントローラ71、アライメントコントローラ72、及びウェハローダコントローラ73等を含んで構成されている。ステージコントローラ71はレチクルステージ31及びウェハステージ37等の動作を制御する。具体的には、レーザ干渉計34によって検出されたレチクルステージ31の位置情報を参照しながらレチクルステージ31の位置決め動作を制御する。また、レーザ干渉計40によって検出されたウェハステージ37の位置情報を参照しながらウェハステージ37の位置決め動作を制御する。
アライメントコントローラ72は、レチクル・アライメントセンサ46及びウェハ・アライメントセンサ44を制御する。このアライメントコントローラ72が行う制御は、例えば、レチクル・アライメントセンサ46を計測位置へ移動させる制御、及びウェハ・アライメントセンサ44から検知ビームの射出を開始する制御、並びに検出された信号を所定のアルゴリズムに従って処理する制御等である。また、ウェハローダコントローラ73は、ウェハWをウェハステージ36上へ搬入(ロード)し、ウェハステージ36上に保持されているウェハWを搬出(アンロード)する第1アーム66及び第2アーム69の動作を制御する。これらのユニットコントローラUCはメインプロセッサ70から出力される制御コマンドに応じて各種のユニットを制御する。
ログサーバ部74は、各ユニットから出力される各種ログ情報を記録する。ログサーバ74に記録されるログ情報は、例えば走査露光時におけるレチクルステージ31とウェハステージ36との同期精度誤差、フォーカス制御誤差、及びレベリング(ウェハWの姿勢)制御誤差等を示すトレースデータ、各種波形データ(例えば、アライメント波形データ)、並びに投影光学系PLの光学特性の変動を示す光学特性変動データ等である。これらトレースデータ、波形データ、及び光学特性変動データは、トレースログファイルLF3、波形ログファイルLF4、及び光学特性変動ログファイルLF5に記録される。尚、ここでは、理解を容易にするために、トレースデータ、波形データ、及び光学特性変動データの各々が1つのファイルに記録される場合を例に挙げて説明するが、これらはデータの種類に応じて異なるファイルに記録されても良く、またデータが得られる時刻毎に異なるファイルに記録されても良い。
上記のトレースデータは、レチクルステージ31に設けられたレーザ干渉計34、ウェハステージ37に設けられたレーザ干渉計40、及び焦点位置検出系43の検出結果から得られ、各種波形データはレチクル・アライメントセンサ46及びウェハ・アライメントセンサ44の計測結果から得られる。また、光学特性変動データは、不図示のレンズ制御部から得られる。ここで、以上のトレースデータ、波形データ、及び光学特性変動データは、データ量が大きいため、大きな記録容量を有する専用のログサーバ部74に記録している。一方、前述したログ情報の一種であるシーケンスログファイルLF1及び処理内容ファイルLF2は、容量が小さく且つ参照頻度が多いため、メインプロセッサ70に設けられた記録装置(記録容量はログサーバ74よりも小さい)に記録している。
以上の通り、本実施形態では、主制御系24に設けられたメインプロセッサ70がシーケンスログをシーケンスログファイルLF1に記録するとともに露光処理の内容に関する情報を処理内容ファイルLF2に記録し、ログサーバ74がトレースデータ、波形データ、及び光学特性変動データをトレースログファイルLF3、波形ログファイルLF4、及び光学特性変動ログファイルLF5の各々に記録している。ここで、メインプロセッサ70及びログサーバ74が各々のログ情報を記録する場合には、各々のログ情報の関連付けを行いつつ記録する。尚、何れのログ情報を関連付けるかは、メインプロセッサ70内に設けられるプログラムにおいて予め設定されている。例えば、このプログラムは、基板処理装置のメンテナンスを行う者の過去の経験則に基づいて必要なログ情報の関連付けを行うよう設定されている。
ここで、メインプロセッサ70及びログサーバ74は、ログ情報を関連付けるために一意に定まる識別情報を用いる。露光装置50においては露光情報が時系列的に生成されるため、時間を示す情報が含まれる識別情報に用いるのが好適である。例えば、メインプロセッサ70及びログサーバ74各々に共通するクロックを設けておき、又はメインプロセッサ70の内部に設けられたクロックとログサーバ74の内部に設けられたクロックとの時刻合わせをしておき、ログ情報が生成された時点又はログ情報の関連付けを行う時点でその時間が含まれる識別情報を用いてログ情報の関連付けを行う。
尚、上記の識別情報としては、時間を示す情報とともにログ情報の種類を示す情報が含まれる識別情報に用いるのが好適である。更には、時間を示す情報を用いる代わりに、基板処理(露光処理)の進行状況を示す情報を用いても良い。ここで、基板処理の進行状況を示す情報としては、例えば実行されているジョブを示す情報、ロットを示す情報、露光処理で用いられているレチクルRを示す情報、露光処理を行っているウェハWを示す情報、露光処理を行っているショット領域を示す情報、ウェハに形成されたアライメントマークのうちの計測を行っているアライメントマークを示す情報等を用いることができる。
ここで、ログ情報が関連付けられた状態とは、オペレータ等の簡単な操作により識別情報を用いて一方のログ情報から他のログ情報(複数のログ情報であっても良い)が参照可能(呼び出し可能)な状態をいい、一方のログ情報と他方のログ情報とが相互に参照可能な状態にあることは必ずしも必要はない。勿論、双方のログ情報が相互に参照可能な状態であっても良い。本実施形態では、識別情報を用いてシーケンスログファイルLF1に記録されたシーケンスログから処理内容ファイルLF2に記録された露光処理の内容に関する情報が参照可能であり、また識別情報を用いてシーケンスログからトレースログファイルLF3、波形ログファイルLF4、又は光学特性変動ログファイルLF5に記録されたトレースデータ、波形データ、及び光学特性変動データが参照可能であり、更には識別情報を用いて処理内容ファイルLF2に記録された露光処理の内容に関する情報からトレースデータ、波形データ、及び光学特性変動データが参照可能である状態にログ情報が関連付けられる場合(逆方向の参照は不可である場合)を例に挙げて説明する。
上記の例では、上位に位置付けられるメインプロセッサ70から出力されるシーケンスログと中位に位置付けられるユニットコントローラUCから出力される露光処理の内容に関する情報とが関連付けられている。また、シーケンスログと下位に位置付けられる各ユニットから出力されるトレースデータ、波形データ、及び光学特性変動データ等のデータとが関連付けられる。更に、中位に位置付けられるユニットコントローラUCから出力される露光処理の内容に関する情報とトレースデータ、波形データ、及び光学特性変動データ等のデータとが関連付けられる。このように、本実施形態では異なる種類のログ情報が関連付けられることになる。
ログ情報を関連付ける具体的な方法は、ログ情報が記録された一方のファイルのファイル名に識別情報を記録するとともに、ログ情報が記録された他方のファイル内にその識別情報と同一の識別情報を記録する方法とがある。例えば、上記の例でシーケンスログと露光処理の内容に関する情報とを関連付ける場合には、処理内容ファイルLF2のファイル名に特定の識別情報を記録するとともに、シーケンスログファイルLF1内にその特定の識別情報を記録する。かかる記録を行うことで、シーケンスログファイルLF1内に記録された識別情報に基づいて、その識別情報がファイル名として記録された処理内容ファイルLF2を検索すれば処理内容ファイルLF2に記録された露光処理の内容に関する情報の参照が可能となる。この方法は、ログ情報を記録するファイル数が少なく、オペレータがファイル名から関連付けを容易に判断したい場合等に適した方法である。
また、識別情報をファイル内に記録する方法のみでログ情報の関連付けを行うこともできる。例えば、シーケンスログと露光処理の内容に関する情報とが同一のファイルに記録される場合に、そのファイル内のシーケンスログが記録される部分に識別情報を記録するとともに、そのファイル内の露光処理の内容に関する情報が記録される部分にその識別情報と同一の識別情報を記録する。かかる記録を行うことで、そのファイル内においてシーケンスログと露光処理の内容に関する情報とが相互に参照可能となる。尚、1つのファイル内において、例えばシーケンスログと露光処理の内容に関する情報とが複数箇所に記録される場合には、ログ情報の開始・終了を明確にする形式で各々のログ情報を記録すれば必要な部分のみの関連付けを行うことができ、また相互に異なる識別情報を用いることで1つのファイル内で複数の関連付けを行うことができる。この方法は、1つのファイル内に多種類のログ情報を記録する場合等に適した方法である。
以上説明した関連付けを行うためには、参照元で用いられる識別情報と参照先で用いられる識別情報とが互いに一意に求められる関係である必要がある。例えば、参照先で用いられる識別情報と参照先で用いられる識別情報とが一対一の対応関係にある必要がある。但し、参照元の識別情報と参照先の識別情報が必ずしも同一である必要はない。例えば、参照元の識別情報と参照先の識別情報との一対一の対応関係が明確であるならば、その関係を用いれば参照元の識別情報から参照先の識別情報を辿ることができるため、参照元の識別情報と参照先の識別情報とが異なっていても良い。
参照元の識別情報と参照先の識別情報とは上記の関係を有する必要があるため、メインプロセッサ70が露光処理の内容に関する情報を処理内容ファイルLF2に記録するとき、及びログサーバ74がトレースデータ、波形データ、及び光学特性変動データ等のデータをトレースログファイルLF3、波形ログファイルLF4、又は光学特性変動ログファイルLF5等のファイルに記録するときには、メインプロセッサ70及びログサーバ74が互いの間で一意に定まる識別情報を決定する処理が自動的に行われる。そして、決定した識別情報を上記ファイルのファイル名として記録し、又はファイル内に付加して関連付けを行う。
また、ログ情報には、予め定められた所定の時間間隔又は所定の時間に1つのファイルに追記されるものもある。このログ情報を記録する場合には、そのログ情報がファイルに記録される時間を示す情報とともに記録することが望ましい。かかる記録方法を用いれば、必要な時間又は必要な期間を検索条件としてファイル内を検索することで必要なデータを容易に収集することができる。以上、ログ情報の関連付け方法の概略ついて説明したが、ログ情報の関連付けの具体例については後述する。
次に、リソグラフィ工程における基板処理装置の基本的な動作の一例について説明する。ウェハに対する処理を開始するにあたり、まずオペレータは装置端末48を操作して、関連付けを行うログ情報の種類、ログ情報の保存単位、及び関連付け方法の設定を行う。例えば、オペレータは、関連付けを行うログ情報として、EGA(エンハンスト・グローバル・アライメント)計測結果、アライメント波形データ、フォーカストレースデータ、及び同期精度トレースデータを指定する。ここで、EGAとは、ウェハW上に予め設定された代表的な一部(3〜9個)のショット領域の各々に付随して形成されたアライメントマークの位置情報と、その設計情報とに基づいてウェハW上に設定された全てのショット領域の配列の規則性を統計的な手法で決定する方法をいう。
尚、上記のEGA計測結果は露光処理の内容に関する情報に該当し、アライメント波形データ、フォーカストレースデータ、及び同期精度トレースデータは各ユニットから出力されるデータに該当する。また、ログ情報の解析を行う場合には、シーケンスログファイルLF1は、全てのログ情報を検索する際の基になるファイルであるため、オペレータが特別な操作を行わなくとも1日単位、週単位、又は月単位等の予め設定された期間の間は自動的に生成される。
また、オペレータは、上記のログ情報の保存単位として、例えば上記のEGA計測結果、フォーカストレースデータ、及び同期精度トレースデータについては実行ジョブを単位として指定し、アライメント波形データについては各アライメントマークを単位として指定する。また、オペレータは、上記の関連付け方法について、ログ情報の関連付けに用いる一意に定まる識別情報(以下、リンクIDともいう)の決定方法、及びログ情報が記録されるファイルのファイル名を決定する方法を指定する。例えば、オペレータはジョブシーケンスの開始日時をリンクIDに設定する方法を指定し、ファイル名にはリンクIDと、ログ情報の種類に応じて、その種類を示す情報、露光処理の進行状況を示す情報とを含める指定を行う。
具体的には、上記のEGA計測結果が記録されるファイルのファイル名には、ログ情報の種類を示す情報(例えば、文字列“EGA_”)とジョブシーケンスの開始時刻とからなる文字列が含まれるように指定する。また、アライメント波形データが記録されるファイルのファイル名には、ログ情報の種類を示す情報(例えば、文字列“SIG_”)、ウェハW毎のアライメント開始日時、ウェハ番号、ショット番号、及びアライメントマークのマーク番号とからなる文字列が含まれるように指定する。更に、各種トレースデータが記録されるファイルのファイル名には、ログ情報の種類を示す情報(例えば、文字列“FCSTRC_”、“SYNCTRC_”等)とジョブシーケンスの開始時刻とからなる文字列が含まれるように指定する。
以上の設定が終了すると、オペレータは装置端末48を操作して実行するジョブを選択した上で露光処理を開始させる。露光処理の開始が指示されると、ホストコンピュータ47は、予め記録されているジョブファイルのうちからオペレータによって選択されたジョブが記録されたジョブファイルを読み出して露光装置50及びコータ・デベロッパ部51に対して露光装置50にジョブを出力する。ここで、ジョブファイルとは、基板処理を実行するために、ウェハの搬送処理、マスクとしてのレチクルの搬送処理、並びに露光装置50におけるウェハとレチクルとの位置合わせ(アライメント処理)及び露光条件等の基板処理装置各部の種々の動作を制御するパラメータが設定されたファイルである。
ホストコンピュータ47から出力されたジョブに基づいて、ウェハキャリア53から取り出された1枚のウェハは、搬送ライン52を経てレジストコータ54に搬送されてフォトレジストが塗布される。そのフォトレジストが塗布されたウェハは、搬送ライン52に沿って順次プリベーク装置55及びクーリング装置56を経て露光装置50の第1アーム66に受け渡される。その後、スライダ65が第1ガイド部材64に沿って受け渡しピン67の近傍に達すると、第1アーム66が回転して、フォトレジストが塗布されたウェハが第1アーム66から受け渡しピン67上の位置Aに受け渡されて、ここでウェハの外形基準で中心位置及び回転角の調整(プリアライメント)が行われる。その後、ウェハは第2アーム69に受け渡されて第2ガイド部材68に沿ってウェハのローディング位置まで搬送され、そこでウェハステージ37上のウェハホルダ36にロードされる。尚、ウェハのロードとともに、所定のレチクルRがレチクルステージ31上にロードされる。
露光装置50に設けられた主制御系24のメインプロセッサ70は、上記のフォトレジストが塗布されたウェハWが露光装置50内に搬送されてからは、露光装置50の各部における処理の推移を示す情報(シーケンスログ)をシーケンスログファイルLF1として記録する。図4は、シーケンスログファイルLF1の記録内容の一例を示す図である。図4に示す通り、シーケンスログファイルLF1の行L1には、ジョブが開始された日付、時刻、及びジョブが開始された旨を表す文字列“JOB SEQUENCE START”が記録される。図4に示す例では、2004年9月1日の8時30分14秒34にジョブが開始されている。また、シーケンスログファイルLF1の行L2には、実行されるジョブを示す情報(ジョブID)が記録される。図4に示す例では、ジョブIDとして文字列“JOB_1234”が記録されている。更に、行L3には実行されたジョブに関するリンクIDが記録される。この行のリンクIDは実行されているジョブ(job1)に関するものであり、ジョブが開始された日時を示す文字列“20040901083012”が記録されている。
図4に示すシーケンスログファイルLF1の行L4〜行L6には、EGA計測結果、フォーカストレースデータ、及び同期精度トレースデータを記録するファイルのファイル名が記録される。図4に示す例では、EGA計測結果を記録するファイルのファイル名として文字列“EGA_<LINK_ID(job1)>.LOG”が記録されおり、フォーカストレースデータを記録するファイルのファイル名として文字列“FCSTRC_<LINK_ID(job1)>.LOG”が記録されており、同期精度トレースデータを記録するファイルのファイル名として文字列“SYNCTRC_<LINK_ID(job1)>.LOG”が記録されている。これらの文字列が実際のファイル名として用いられる訳ではなく、各文字列中の部分文字列<LINK_ID(job1)>を行L3に記録されたリンクID(20040901083012)に置き換えたものが実際のファイル名として用いられる。シーケンスログファイルLF1の行L7には、ウェハWに対する各種処理が開始された日付、時刻、及びその処理が開始された旨を表す文字列“WAFER START”が記録される。図4に示す例では、2004年9月1日の8時30分2秒34にウェハに対する処理が開始されている。また、行L7に続く3つの行L8には、処理が施されるウェハWのウェハ番号、キャリア番号、及びスロット番号が順に記録される。
ウェハW及びレチクルRのロードが完了して各々がウェハホルダ36及びレチクルステージ31上に保持されると、主制御系24はウェハステージ37を駆動してウェハWをウェハ・アライメントセンサ44の下方(−Z方向)に配置し、ウェハ・アライメントセンサ44を用いて、ウェハW上の代表的なアライメントマーク数個(3〜9個程度)の位置計測を行う。アライメントマークの計測を含めたEGA計測が開始されると、メインプロセッサ70はシーケンスログファイルLF1にアライメント処理を開始した日時、終了した日時、及びアライメント処理に関するリンクIDを記録する。
図4に示す例では、行L8に続く行L9に、アライメント処理が開始された日付(2004年9月1日)、時刻(8時30分23秒11)、及びアライメント処理が開始された旨を表す文字列“ALIGNMENT START”が記録される。また、行L9に続く行L10には、ウェハWに関するリンクIDとして、アライメント処理が開始された日時を示す文字列“20040901083023”が記録される。尚、アライメント処理は通常1枚のウェハWに対して一度だけ行われる処理であるため、ここで記録されるリンクIDはウェハWに関するもの(waf1)として設定される。
ウェハWに形成された代表的なアライメントマークの計測を終えると、主制御系24中のアライメントコントローラ72は、これらの計測結果と予め記録されている各ショット領域の設計値とを用いてEGA演算を行い、ウェハW上の全ショット領域の配列座標を求める。アライメントコントローラ72がEGA演算を終えると、各アライメントマークの計測結果及び演算結果をEGA計測結果としてメインプロセッサ70に出力し、メインプロセッサ70はこの計測結果を処理内容ファイルLF2に記録する。
図5は、処理内容ファイルLF2の一種であるEGA計測結果ログファイルの記録内容の一例を示す図である。図5に示す通り、EGA計測結果ログファイルのファイル名は、シーケンスログファイルLF1の行L4に記録されたものが用いられる。つまり、文字列“EGA_”とジョブシーケンスの開始時刻を示すリンクID(20040901083012)とを含む文字列が記録されたファイル名“EGA_20040901083012.LOG”が用いられる。これにより、シーケンスログファイルLF1とEGA計測結果ログファイルとの関連付けが行われる。図5に示す通り、EGA計測結果ログファイルの行L21には、ウェハWに関するリンクID、つまりアライメント処理が開始された日時を示す文字列“20040901083023”が記録される。このリンクIDは、シーケンスログファイルLF1の行L10に記録されたものと同一である。これにより、シーケンスログファイルLF1の行L10とEGA計測結果ログファイルの行L21との関連付けが行われる。
EGA計測結果ログファイルの行L21に続く行L22には、計測されたアライメントマーク近傍のショット領域のショット番号並びにその設計座標及び計測結果(アライメントマークの座標値)が記録される。尚、ショット番号は、列番号(SHOT COLUMN)と行番号(SHOT ROW)とからなる。アライメント処理においては、ウェハ・アライメントセンサ44からアライメント波形データがログサーバ74に出力され、ログサーバ74はこれを波形ログファイルLF4として記録する。このため、EGA計測結果ログファイルの行L22に続く行L23には、そのアライメントマークに関してEGA計測結果ログファイルと波形ログファイルLF4とを関連付けるためのリンクIDが記録される。
このアライメントマークに関するリンクIDとしては、波形ログファイルLF4であることを示す文字列“SIG_”、ウェハW毎のアライメント開始日時、ウェハ番号、ショット番号、及びアライメントマークのマーク番号とを含む文字列“SIG_20040901083023_001_007006_01”が記録される。他のアライメントマークの計測を行ったときには、行L23に続いてそのアライメントマーク近傍のショット領域のショット番号及びその計測結果がL24に記録されるとともに、そのアライメントマークに関するリンクIDが行L25に記録される。以下、アライメントマークが計測される度に同様の記録が行われる。EGA計測が終了すると、シーケンスログファイルLF1の行L12に、アライメント処理(EGA計測)が終了した日付(2004年9月1日)、時刻(8時30分28秒68)、及びアライメント処理が開始された旨を表す文字列“ALIGNMENT END”が記録される。
以上のEGA演算によって得られたウェハW上におけるショット領域の座標値をベースライン量(投影光学系PLを介した投影像の投影中心と、ウェハ・アライメントセンサ44の計測視野中心との距離)で補正した座標値を求め、この補正した座標値を用いてウェハステージ37を駆動すればウェハW上の各ショット領域を投影光学系PLの露光領域に位置合わせすることができる。本実施形態の露光装置50は、ステップ・アンド・スキャン方式の露光装置であるため、ショット領域を露光する場合には、レチクルステージ31とウェハステージ37とを操作開始位置に移動させた後で加速させ、各々が所定の速度に達して同期がとれてから、露光光源1から露光光ILを射出させてレチクルRを照明し、レチクルRのパターンの像を投影光学系PLを介してウェハW上に投影する。走査時には、露光領域にレチクルRの一部のパターン像が投影され、投影光学系PLに対して、レチクルRが−X方向(又は+X方向)に速度Vで移動するのに同期して、ウェハWが+X方向(又は−X方向)に速度β・V(βは投影倍率)で移動することにより、逐次ショット領域にレチクルRのパターンが転写される。
1つのショット領域の露光が開始されると、シーケンスログファイルLF1には、最初のショット領域に対する露光処理が開始された日付、時刻、及びその処理が開始された旨を表す文字列“SHOT EXPOSURE START”が記録される。図4に示す例では、行L11に続く行L12に、ショットに対する露光処理が開始された日付として2004年9月1日が記録され、露光処理が開始された時刻として8時30分30秒01が記録されている。また、この行L12に続く行L13には、露光処理が行われているショット番号、ショットの列番号及び行番号が記録される。
また、露光時には、ウェハステージ37に設けられたレーザ干渉計40から出力される検出結果と、焦点位置検出系43から出力される検出結果とからログサーバ74にフォーカストレースデータが作成されてトレースログファイルLF3に記録される。また、記録される。また、レチクルステージ31に設けられたレーザ干渉計34から出力される検出結果と、ウェハステージ37に設けられたレーザ干渉計40の検出結果とから同期精度トレースデータが作成されてトレースログファイルLF3に記録される。最初のショット領域に対する露光処理が終了すると、シーケンスログファイルLF1の行L14には露光処理を終えた最初のショット領域に関するリンクIDが記録されるとともに、行L15には最初のショット領域に対する露光処理が終了した日付、時刻、及びその処理が終了した旨を表す文字列“SHOT EXPOSURE END”が記録される。図4に示す例では、ショットに対する露光処理が終了した日付として2004年9月1日が記録され、露光処理が終了した時刻として8時30分32秒24が記録されている。
1つのショット領域に対する露光処理が終了すると、主制御系24はウェハステージ37をステッピング移動させて次のショット領域を走査開始位置に移動させるとともにレチクルステージ31を走査開始位置に移動させた後、これら両ステージの移動を開始させて各々が一定速度に達して同期が取れてからレチクルRに露光光ILを照射して露光を開始してそのショット領域を露光する。次のショット領域に対する露光処理が開始されると、シーケンスログファイルLF1には、次のショット領域に対する露光処理が開始された日付、時刻、及びその処理が開始された旨を表す文字列“SHOT EXPOSURE START”が記録される。図4に示す例では、行L15に続く行L16に、ショットに対する露光処理が開始された日付として2004年9月1日が記録され、露光処理が開始された時刻として8時30分32秒31が記録されている。また、この行L16に続く行L17には、露光処理が行われているショット番号、ショットの列番号及び行番号が記録される。
このショット領域に対する露光処理が終了すると、シーケンスログファイルLF1の行L18には露光処理を終えたショット領域に関するリンクIDが記録されるとともに、行L19には最初のショット領域に対する露光処理が終了した日付、時刻、及びその処理が終了した旨を表す文字列“SHOT EXPOSURE END”が記録される。図4に示す例では、ショットに対する露光処理が終了した日付として2004年9月1日が記録され、露光処理が終了した時刻として8時30分34秒66が記録されている。以下同様にステップ・アンド・スキャン方式で各ショット領域に対する露光処理が順次行われて、各種ログ情報が記録される。
図6は露光処理中に記録されるトレースログファイルLF3の一種であるフォーカストレースログファイルの記録内容の一例を示す図であり、図7は露光処理中に記録されるトレースログファイルLF3の一種である同期精度トレースログファイルの記録内容の一例を示す図である。図6に示す通り、フォーカストレースログファイルのファイル名は、図4に示すシーケンスログファイルLF1の行L5に記録されたものが用いられる。つまり、文字列“FCSTRC_”)とジョブシーケンスの開始時刻を示すリンクID(20040901083012)とを含む文字列が記録されたファイル名“FCSTRC_20040901083012.LOG”が用いられる。また、図7に示す通り、同期精度トレースログファイルのファイル名は、図4に示すシーケンスログファイルLF1の行L6に記録されたものが用いられる。つまり、文字列“SYNCTRC_”)とジョブシーケンスの開始時刻を示すリンクID(20040901083012)とを含む文字列が記録されたファイル名“SYNCTRC_20040901083012.LOG”が用いられる。これにより、シーケンスログファイルLF1とフォーカストレースログファイル又は同期精度トレースログファイルとの関連付けが行われる。
図6に示す通り、フォーカストレースログファイルの行L31には最初に露光処理を行ったショット領域に関するリンクID(シーケンスログファイルLF1の行L14に記録されたリンクIDと同一のもの)が記録されており、この行L31に続く複数の行L32には最初の露光処理を行ったショット領域を露光している最中に得られたフォーカストレースデータが記録されている。これにより、シーケンスログファイルLF1の行L14とフォーカストレースログファイルの行L31との関連付けが行われる。同様に、行L33には次に露光処理を行ったショット領域に関するリンクID(シーケンスログファイルLF1の行L18に記録されたリンクIDと同一のもの)が記録されており、この行L33に続く複数の行L34には次の露光処理を行ったショット領域を露光している最中に得られたフォーカストレースデータが記録されている。これにより、シーケンスログファイルLF1の行L18とフォーカストレースログファイルの行L33との関連付けが行われる。
また、図7に示す通り、同期精度トレースログファイルの行L41には最初に露光処理を行ったショット領域に関するリンクID(シーケンスログファイルLF1の行L14に記録されたリンクIDと同一のもの)が記録されており、この行L41に続く複数の行L42には最初の露光処理を行ったショット領域を露光している最中に得られた同期精度トレースデータが記録されている。これにより、シーケンスログファイルLF1の行L14と同期精度トレースログファイルの行L41との関連付けが行われる。同様に、行L43には次に露光処理を行ったショット領域に関するリンクID(シーケンスログファイルLF1の行L18に記録されたリンクIDと同一のもの)が記録されており、この行L43に続く複数の行L44には次の露光処理を行ったショット領域を露光している最中に得られたフォーカストレースデータが記録されている。これにより、シーケンスログファイルLF1の行L18と同期精度トレースログファイルの行L43との関連付けが行われる。
更に、投影光学系PLに設けられた不図示のレンズ制御部は、大気圧、露光装置50のチャンバ内の温度、投影光学系PLの温度を常時モニタしており、このモニタ結果から投影光学系PLの倍率変動量及びフォーカス変動量等の光学特性変動データを算出して予め定められた時刻又は予め定められた期間に出力している。ログサーバ74は、レンズ制御部から出力される光学特性変動データを光学特性変動ログファイルLF5に記録する。図8は、光学特性変動ログファイルLF5の記録内容の一例を示す図である。図8に示す通り、光学特性変動ログファイルLF5の各行には、光学特性変動データが記録される日付及び日時、並びに光学特性変動データである投影光学系PLの倍率変動量及びフォーカス変動量が記録される。このように、光学特性変動データとともに光学特性変動データが記録された時刻を光学特性変動ログファイルLF5に記録しておくことで、オペレータが必要な時間又は必要な期間を検索条件としてファイル内を検索することで必要なデータを容易に収集することができる。
露光処理を終えたウェハWは、ガイド部材64,68に沿ってコータ・デベロッパ部51の搬送ライン52まで搬送された後、搬送ライン52に沿って順次ポストペーク装置57及びクーリング装置58を通って現像装置59に送られる。そして、現像装置59で現像が行われたウェハWの各ショット領域に、レチクルのデバイスパターンに対応した凹凸のレジストパターンが形成される。このように現像が行われたウェハWは、搬送ライン52に沿ってウェハキャリア60に収納される。1ロット分のウェハWに対する以上の処理が終了するとジョブが終了する。このリソグラフィ工程の終了後にウェハキャリア60内の例えば1ロットのウェハは、例えばエッチング又はイオン注入等のパターン形成工程及びレジスト剥離工程等を実行する製造ラインに搬送される。以上が、例えば複数枚のウェハを単位とした露光処理を行うときの基本的な基板処理装置の基本的な動作である。
次に、以上の処理によって関連付けられたログ情報から必要な情報を検索・表示する方法について説明する。必要な情報の検索はオペレータの装置端末48の操作内容に応じてメインプロセッサ70が行う。オペレータは、ログ情報の関連付けに用いられているリンクIDを選択してが必要な情報を検索する。図9は、関連付けられたログ情報の第1表示例を示す図である。オペレータがログ情報の検索を開始するには、まず装置端末48を操作してシーケンスログファイルLF1を表示させる操作を行う。かかる操作を行うと端末装置48に設けられた表示装置にシーケンスログファイルLF1の内容を表示したウィンドウWD1が表示される。
図9に示す通り、ウィンドウWD1において、シーケンスログファイルLF1の内容は、オペレータが判読可能な文字により表示(テキスト表示)される。また、他のログファイルと関連付けられている箇所には下線が付されて、オペレータによる選択が可能な状態になる。図9に示す例では、符号LN1,LN2により指し示されたリンクIDの表示箇所に下線が付されるとともに、符号FN1〜FN3により指し示されたファイル名の表示箇所に下線が付されている。この下線を付すか否かは、メインプロセッサ70内に設けられた表示プログラムがシーケンスログファイルLF1の内容を解析することで行われる。
ウィンドウWD1が表示されている状態で、オペレータが例えば符号LN2により指し示されているリンクID(20040901083023)を選択する操作(例えば、そのリンクIDが表示されている箇所をダブルクリック)を行うと、新たなウィンドウWD2にそのリンクIDによって関連付けられているEGA計測結果ログファイルの内容が表示される。図4及び図5を用いて説明した通り、シーケンスログファイルLF1の行L10とEGA計測結果ログファイルの行L21とが関連付けされているため、ウィンドウWD2には図5中の行L21以降の行が表示される。尚、ここでは、ウィンドウWD1とは異なるウィンドウWD2にEGA計測結果ログファイルの内容が表示される場合を例に挙げるが、ウィンドウWD1を更新してEGA計測結果ログファイルの内容を表示しても良い。
図9に示す通り、ウィンドウWD2において、EGA計測結果ログファイルの内容がテキスト表示される。また、シーケンスログファイルLF1の内容を表示する場合と同様に、メインプロセッサ70内に設けられた表示プログラムがEGA計測結果ログファイルの内容を解析し、符号LN11,LN12により指し示されたリンクIDを下線を付して表示する。ウィンドウWD2が表示されている状態で、オペレータが例えば符号LN11により指し示されているリンクID(SIG_20040901083023_001_007006_01)を選択する操作(例えば、そのリンクIDが表示されている箇所をダブルクリック)を行うと、新たなウィンドウWD3にそのリンクIDによって関連付けられている波形ログファイルLF4に記録されたアライメント波形データが表示される。
図9に示す例では、ウィンドウWD3の表示領域DR1内にEGA計測結果ログファイルに関連付けられたアライメント波形データがグラフ表示される。また、ウィンドウWD3内の符号DR2により指し示す領域(図9に示す例ではウィンドウWD3の右上部分)にはウェハ番号、ショット位置を示す情報、及びアライメントマークの設計座標が表示され、更には符号DR3により指し示す領域(図9に示す例ではウィンドウWD3の下部分)にはEGA演算結果が表示される。
また、ウィンドウWD1において、オペレータが例えば符号FN1により指し示されているファイル名(EGA_20040901083012.LOG)を選択する操作(例えば、そのファイル名が表示されている箇所をダブルクリック)を行うと、そのファイルの内容の全てが不図示の新たなウィンドウにテキスト表示される。更に、ウィンドウWD1において、オペレータが例えば符号LN1により指し示されているリンクID(20040901083021)を選択する操作(例えば、そのファイル名が表示されている箇所をダブルクリック)を行うと、そのリンクIDによって関連付けられている全てのログファイル(EGA_20040901083012.LOG、FCRTRC_20040901083012.LOG、SYNCTRC_20040901083012.LOG)が不図示の新たなウィンドウに順にテキスト表示される。
また、図10は、関連付けられたログ情報の第2表示例を示す図である。まず、オペレータは装置端末48を操作して図9の場合と同様にシーケンスログファイルLF1を表示させる操作を行う。かかる操作を行うと端末装置48に設けられた表示装置にシーケンスログファイルLF1の内容を表示したウィンドウWD1が表示される。図10に示す通り、ウィンドウWD1において、シーケンスログファイルLF1の内容は、オペレータが判読可能な文字により表示(テキスト表示)されており、他のログファイルと関連付けられている箇所には下線が付されて、オペレータによる選択が可能な状態になる。図10に示す例では、符号LN3,LN4により指し示されたリンクIDの表示箇所に下線が付されている。
ウィンドウWD1が表示されている状態で、オペレータが例えば符号LN4により指し示されているリンクID(20040901083032)を選択する操作(例えば、そのリンクIDが表示されている箇所をダブルクリック)を行うと、新たなウィンドウにそのリンクIDによって関連付けられているトレースデータがグラフ表示される。本実施形態では、符号LN4により指し示されているリンクID(20040901083032)には、図6,図7を用いて説明した通り、フォーカストレースログファイルと同期精度トレースログファイルとが関連付けられているため、関連付けられているフォーカストレースデータと同期精度トレースデータとが新たなウィンドウWD4,WD5にそれぞれグラフ表示される。
ウィンドウWD4にグラフ表示されるフォーカストレースデータには、ウェハWのX方向におけるレベリング(姿勢)制御誤差(Tilt X)を示すデータ、Y方向におけるレベリング制御誤差(Tilt Y)を示すデータ、Z方向における追従誤差(Error Z)を示すデータ、及び総合的なフォーカス誤差(Total)を示すデータがあり、これらがグラフ表示される。また、ウィンドウWD5にグラフ表示される同期精度トレースデータには、ウェハステージ37に対するレチクルステージ31のX方向における追従誤差を示すデータ(X MSD)、Y方向における追従誤差を示すデータ(Y MSD)、及びXY平面内における回転追従誤差を示すデータ(θ MSD)があり、これらがグラフ表示される。
また、図8を用いて説明した、時刻とともに光学特性変動データが記録された光学特性変動ログファイルLF5を検索する場合には、オペレータが装置端末48を操作して、時刻又は期間を指定すると、指定された時刻に記録された光学特性変動データ、又は指定された期間に記録された光学特性変動データが検索されて装置端末48の表示装置に表示される。ここで、検索対象の光学特性変動ログファイルLF5はオペレータの指示により選択することもでき、又はリンクIDによってシーケンスログファイルLF1に関連付けらたもののみを選択することもできる。
以上の通り、本実施形態においては、露光装置50の主制御系24内のメインプロセッサ70で記録されるログ情報、及び各ユニットから出力されてログサーバ74で記録される各種ログ情報をリンクIDで関連付けている。このため、オペレータはリンクIDを用いて必要な情報を容易に得ることができ、またログ情報は種類に応じた表示形式で表示装置に表示されるため、露光装置50で記録されるログ情報を容易に管理することができる。
また、オペレータが手作業によって各種ログ情報の関連付けを変更することも可能である。例えば、図5を参照して説明した通り、EGA計測結果ログファイルには、符号LN11により指し示されているリンクID(SIG_20040901083023_001_007006_01)によって波形ログファイルLF4が関連付けられている。このリンクIDは、ログ情報の種類を示す情報(SIG_)、アライメント開始日時(20040901083023)、ウェハ番号(001)、ショット番号(007006)、及びマーク番号(01)を用いて作成されたものである。オペレータが装置端末48を操作して、このリンクIDをログ情報の種類を示す情報(SIG_)、アライメント開始日時(20040901083023)、及びウェハ番号(001)からなるリンクID(SIG_20040901083023_001)に変更することができる。
このような、リンクIDが変更されるとログ情報の関連付けが失われてしまう。このため、本実施形態では、メインプロセッサ70内に設けられたプログラムは、リンクIDが変更された場合にその変更履歴を記録するようにしている。例えば、上記の例では、リンクID(SIG_20040901083023_001_007006_01)が、リンクID(SIG_20040901083023_001)に変更されたことを示す情報と、その変更時刻を変更履歴として記録される。かかる変更履歴を記録することで、変更前のリンクIDにより関連付けられているファイルのファイル名又はそのファイルに記録されているリンクIDを関連付けを失わずに一括して変更することができる。また、そのファイルのファイル名又はそのファイルに記録されているリンクIDを変更せずに関連付けを維持することができる。この結果として、リンクIDが変更された場合であっても、変更履歴を参照することで変更されたリンクIDから変更前のリンクIDが求められ、必要なログ情報の検索を行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されず、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記実施形態においては、リンクIDに時間を示す情報、露光処理の状況を示す情報等の情報を含めていたが、リンクIDはこれらを含まない一意に定まる任意の識別情報を用いることができる。また、上記実施形態では、露光装置50内で記録されるログ情報の関連付けを行う場合を例に挙げて説明したが、図1に示す基板処理装置で記録される全てのログ情報も同様の方法で関連付けすることができ、関連付けられたログ情報から必要なログ情報を検索することができる。
更に、上記実施形態では、オペレータにより設定されたログ情報の関連付け方法に従って、各種のログ情報が関連付けられる場合を例に挙げて説明したが、上位に位置付けられるメインプロセッサ70、中位に位置付けられるユニットコントローラUC、及び下位に位置付けられるログサーバ74の間で一意に定まるリンクIDを決定しつつログ情報の内容の関連付けを行うようにしても良い。かかる関連付けを行う場合には、上位に位置付けられるメインプロセッサ70が一意に定まるリンクIDを一手に決定するようにしても良く、また、メインプロセッサ70に対して下位に位置付けられるユニットコントローラUC及び各種のユニットがログ情報を一意に定まる情報(識別子)とともに出力するよう構成し、メインプロセッサ70がこの識別子をリンクIDに用いるようにしても良い。
或いは、メインプロセッサ70からの指示に応じてアライメントコントローラ72がアライメント波形を計測し波形データを獲得する場合のように、第2コントローラの動作が第1コントローラからの指示に基づくものである場合、第1コントローラのログデータ(第1ログ)と関連付けるために第2コントローラのログデータ(第2ログ)に記録される関連付け情報は、第1コントローラから第2コントローラに対する指示により決定することも考えられる。また、このとき並行して第1コントローラから第3コントローラへも動作の指示が送信される場合、この第3コントローラのログデータ(第3ログ)を第2ログと相互に関連付けるために第2,第3ログのそれぞれに記録される関連付け情報は、第1コントローラから第2,第3ログのそれぞれに対する指示により決定すること、或いは、第2コントローラと第3コントローラとが第1コントローラを介さずダイレクトに通信を行うことによって決定することも考えられる。
また、上記実施形態では露光光源1として、ArFエキシマレーザ光源の場合を例に挙げて説明したが、これ以外に露光光源1としては、例えばg線(波長436nm)、i線(波長365nm)を射出する超高圧水銀ランプ、又はKrFエキシマレーザ(波長248nm)、ArFエキシマレーザ(波長193nm)、Fエキシマレーザ(波長157nm)、Krレーザ(波長146nm)、YAGレーザの高周波発生装置、若しくは半導体レーザの高周波発生装置を用いることができる。
また、上記露光装置50としては、半導体素子の製造に用いられる露光装置だけではなく、液晶表示素子(LCD)等を含むディスプレイの製造に用いられてデバイスパターンをガラスプレート上へ転写する露光装置、薄膜磁気ヘッドの製造に用いられてデバイスパターンをセラミックウェハ上へ転写する露光装置、及びCCD等の撮像素子の製造に用いられる露光装置等にも適用することができる。更には、光露光装置、EUV露光装置、X線露光装置、及び電子線露光装置などで使用されるレチクル又はマスクを製造するために、ガラス基板又はシリコンウェハなどに回路パターンを転写する露光装置にも本発明を適用できる。ここで、DUV(遠紫外)光やVUV(真空紫外)光などを用いる露光装置では一般的に透過型レチクルが用いられ、レチクル基板としては石英ガラス、フッ素がドープされた石英ガラス、蛍石、フッ化マグネシウム、又は水晶などが用いられる。また、プロキシミティ方式のX線露光装置、又は電子線露光装置などでは透過型マスク(ステンシルマスク、メンブレンマスク)が用いられ、マスク基板としてはシリコンウェハなどが用いられる。
また、半導体素子等のマイクロデバイスだけではなく、光露光装置、EUV露光装置、X線露光装置、及び電子線露光装置等で使用されるレチクル又はマスクを製造するために、マザーレチクルからガラス基板やシリコンウェハ等ヘ回路パターンを転写する露光装置にも本発明を適用できる。ここで、DUV(深紫外)やVUV(真空紫外)光等を用いる露光装置では、一般的に透過型レチクルが用いられ、レチクル基板としては石英ガラス、フッ素がドープされた石英ガラス、蛍石、フッ化マグネシウム、又は水晶等が用いられる。また、プロキシミティ方式のX線露光装置や電子線露光装置等では、透過型マスク(ステンシルマスク、メンブレンマスク)が用いられ、マスク基板としてはシリコンウェハ等が用いられる。なお、このような露光装置は、WO99/34255号、WO99/50712号、WO99/66370号、特開平11−194479号、特開2000−12453号、特開2000−29202号等に開示されている。
本発明の一実施形態による基板処理装置の概略構成を示す上面図である。 露光装置50の全体構成の概略を示す図である。 主制御系24の概略構成を示すブロック図である。 シーケンスログファイルLF1の記録内容の一例を示す図である。 処理内容ファイルLF2の一種であるEGA計測結果ログファイルの記録内容の一例を示す図である。 露光処理中に記録されるトレースログファイルLF3の一種であるフォーカストレースログファイルの記録内容の一例を示す図である。 露光処理中に記録されるトレースログファイルLF3の一種である同期精度トレースログファイルの記録内容の一例を示す図である。 光学特性変動ログファイルLF5の記録内容の一例を示す図である。 関連付けられたログ情報の第1表示例を示す図である。 関連付けられたログ情報の第2表示例を示す図である。
符号の説明
31 レチクルステージ(下位処理部、装置)
37 ウェハステージ(下位処理部、装置)
44 ウェハ・アライメントセンサ(下位処理部、装置)
46 レチクル・アライメントセンサ(下位処理部、装置)
66 第1アーム(下位処理部、装置)
69 第2アーム(下位処理部、装置)
70 メインプロセッサ(記録部、上位処理部、上位記録部、装置、検索部)
74 ログサーバ(記録部、下位記録部)
LF1 シーケンスログファイル(ログファイル、第1ログファイル)
LF2 処理内容ファイル(ログファイル、第1ログファイル)
LF3 トレースログファイル(ログファイル、第2ログファイル)
LF4 波形ログファイル(ログファイル、第2ログファイル)
LF5 光学特性変動ログファイル(ログファイル、第2ログファイル)
UC ユニットコントローラ(上位処理部、装置)

Claims (32)

  1. 基板処理に関するログ情報をログファイルに記録する記録部を備える基板処理装置において、
    前記記録部は、一意に定まる識別情報を前記ログファイルのファイル名に記録して前記ログファイル間の内容の関連付けを行うことを特徴とする基板処理装置。
  2. 基板処理に関するログ情報をログファイルに記録する記録部を備える基板処理装置において、
    前記記録部は、一意に定まる識別情報を前記ログファイルに記録して前記ログファイルの内容の関連付けを行うことを特徴とする基板処理装置。
  3. 前記記録部は、前記一意に定まる識別情報として、時間を示す情報及び前記基板処理の進行状況を示す情報の少なくとも一方を用いることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の基板処理装置。
  4. 前記記録部は、前記識別情報を用いて前記ログファイルに記録される異なる種類のログ情報の関連付けを行うことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の基板処理装置。
  5. 前記ログ情報は、前記基板処理の推移を示す情報、前記基板処理の内容を示す情報、及び前記基板処理中に行われた計測情報を含むことを特徴とする請求項4記載の基板処理装置。
  6. 前記記録部は、前記ログ情報とともに前記ログ情報が前記ログファイルに記録される時刻を示す時刻情報を記録することを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の基板処理装置。
  7. 前記記録部は、前記時刻情報を予め定められた時刻又は予め定められた期間に記録することを特徴とする請求項6記載の基板処理装置。
  8. 前記関連付けが行われた前記ログファイルを前記関連付けに従って検索する検索部を備えることを特徴とする請求項1から請求項7の何れか一項に記載の基板処理装置。
  9. 前記検索部による検索により得られたログ情報を、当該ログ情報の種類に応じた表示形式で表示装置に表示する表示部を備えることを特徴とする請求項8記載の基板処理装置。
  10. 前記記録部は、前記ログファイルを関連付ける関連情報の変更履歴を記録することを特徴とする請求項8又は請求項9記載の基板処理装置。
  11. 前記検索部は、前記変更履歴を参照して変更された前記ログファイルの関連付けから変更前の前記ログファイルの関連付けを得て前記ログファイルの検索を行うことを特徴とする請求項10記載の基板処理装置。
  12. 上位に位置付けられる上位処理部と下位に位置付けられる下位処理部とを備え、前記上位処理部と前記下位処理部とが協働して基板処理を行う基板処理装置において、
    前記上位処理部で行われる処理に関するログ情報を第1ログファイルに記録する上位記録部と、
    前記下位処理部で行われる処理に関するログ情報を第2ログファイルに記録する下位記録部とを備え、
    前記上位記録部と前記下位記録部との間で一意に定まる識別情報を決定しつつ前記第1ログファイルと前記第2ログファイルとの間の内容の関連付けを行うことを特徴とする基板処理装置。
  13. 基板を処理する基板処理装置でログファイルに記録される基板処理に関するログ情報を管理する情報管理方法において、
    一意に定まる識別情報を前記ログファイルのファイル名に記録して前記ログファイル間の内容の関連付けを行うことを特徴とする情報管理方法。
  14. 基板を処理する基板処理装置でログファイルに記録される基板処理に関するログ情報を管理する情報管理方法において、
    一意に定まる識別情報を前記ログファイルに記録して前記ログファイルの内容の関連付けを行うことを特徴とする情報管理方法。
  15. 前記一意に定まる識別情報は、時間を示す情報及び前記基板処理の進行状況を示す情報の少なくとも一方であることを特徴とする請求項13又は請求項14記載の情報管理方法。
  16. 前記識別情報を用いて前記ログファイルに記録される異なる種類のログ情報の関連付けを行うことを特徴とする請求項13から請求項15の何れか一項に記載の情報管理方法。
  17. 前記ログ情報は、前記基板処理の推移を示す情報、前記基板処理の内容を示す情報、及び前記基板処理中に行われた計測情報を含むことを特徴とする請求項16記載の情報管理方法。
  18. 前記ログ情報とともに前記ログ情報が前記ログファイルに記録される時刻を示す時刻情報を記録することを特徴とする請求項13から請求項17の何れか一項に記載の情報管理方法。
  19. 前記時刻情報を予め定められた時刻又は予め定められた期間に記録することを特徴とする請求項18記載の情報管理方法。
  20. 前記関連付けが行われた前記ログファイルを前記関連付けに従って検索することを特徴とする請求項13から請求項19の何れか一項に記載の情報管理方法。
  21. 前記検索により得られたログ情報を、当該ログ情報の種類に応じた表示形式で表示することを特徴とする請求項20記載の情報管理方法。
  22. 前記ログファイルを関連付ける関連情報の変更履歴を記録することを特徴とする請求項20又は請求項21記載の情報管理方法。
  23. 前記変更履歴に基づいて、変更された前記ログファイルの関連付けから変更前の前記ログファイルの関連付けを得て前記ログファイルの検索を行うことを特徴とする請求項22記載の情報管理方法。
  24. 2以上の装置で協働して基板を処理する基板処理方法であって、
    2つの装置のそれぞれで生成されるデータのうち互いに関連性を有する2データについて、一方を選択することで他方が呼び出されるように互いのデータを関連付けるための情報を、前記2つの装置それぞれでデータを生成する際に自動的に付加して記録する工程を含むことを特徴とする基板処理方法。
  25. 前記2データの一方を選択することで他方が呼び出されるように互いのデータを関連付けるための情報は、表示画面上に表示された2データの一方を前記表示画面上で選択することにより、前記2データの他方が前記表示画面上に表示されるように前記2データを関連付けるための情報を含むことを特徴とする請求項24記載の基板処理方法。
  26. 前記2つの装置のそれぞれで生成されるデータのそれぞれを異なるファイルに記録し、
    前記2データの一方を選択することで他方が呼び出されるように互いのデータを関連付けるための情報と関連して、前記ファイルのファイル名を決定し記録する
    ことを特徴とする請求項25記載の基板処理方法。
  27. 前記2つの装置のそれぞれで生成されるデータのそれぞれを異なるファイルに記録し、
    前記2データの一方を選択することで他方が呼び出されるように互いのデータを関連付けるための情報を、前記ファイル中のデータとして含める
    ことを特徴とする請求項25記載の基板処理方法。
  28. 経験則に基づく判断を反映するコンピュータプログラムを用いて選択される2データについて、前記関連付けるための情報を付加して記録することを特徴とする請求項25記載の基板処理方法。
  29. 前記コンピュータプログラムは、2データそれぞれが生成された時刻に関する情報に基づいて、前記関連付けるための情報を付加して記録するように装置を制御することを特徴とする請求項28記載の基板処理方法。
  30. 前記コンピュータプログラムは、2データそれぞれが生成された基板処理工程の段階に関する情報に基づいて、前記関連付けるための情報を付加して記録するように装置を制御することを特徴とする請求項28記載の基板処理方法。
  31. 前記コンピュータプログラムは、前記2データが共通する装置からの指示に基づく動作に関するデータである場合に、前記2データを関連付けるための情報を付加して記録するように装置を制御することを特徴とする請求項28記載の基板処理方法。
  32. 前記コンピュータプログラムは、前記2装置のうちの一方が前記2データのうちの一方を生成するとともに、前記2装置のうちの他方が前記一方からの指示に基づいて所定動作を実行する場合に、前記他方での所定動作に関するデータを記録する際に、前記2データのうちの一方と関連付けるための情報を付加して記録するように装置を制御することを特徴とする請求項28記載の基板処理方法。
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