JP2006113099A - カラーフィルタ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、特にカラーフィルタの画素形成面が液晶挟持面側を向き、画素と液晶との間に電極を介さずに液晶表示装置に組み込まれる横電界方式の液晶表示装置において、カラーフィルタを構成する着色層の電気的な性質が液晶のスイッチング性能に悪影響を与えることがなく、透明樹脂による保護層(オーバーコート層)を設けることなく十分な性能を確保できるカラーフィルタを提供することを課題とする。
【解決手段】透明基板上に複数色の画素を備えるカラーフィルタにおいて、少なくとも1色の画素を構成する着色層の誘電正接(tanδ)が周波数10Hz〜100Hzの範囲で0.03以下であることを特徴とするカラーフィルタとする。さらに複数色の画素は少なくとも緑色画素であるとする。
【選択図】図1
【解決手段】透明基板上に複数色の画素を備えるカラーフィルタにおいて、少なくとも1色の画素を構成する着色層の誘電正接(tanδ)が周波数10Hz〜100Hzの範囲で0.03以下であることを特徴とするカラーフィルタとする。さらに複数色の画素は少なくとも緑色画素であるとする。
【選択図】図1
Description
本発明は、液晶表示装置用のカラーフィルタに関するものであり、特に画素形成面が液晶挟持面側を向き、かつ画素と液晶との間に電極を介さずに液晶表示装置に組み込まれる横電界方式の液晶表示装置において、カラーフィルタの着色層の電気的な性質が液晶のスイッチング性能に悪影響を与えることがなく、透明樹脂による保護層(オーバーコート層)を設けなくても十分な信頼性を確保できるカラーフィルタに関する。
カラー液晶表示装置はコンピュータ端末表示装置、テレビ画像表示装置を中心に急速に普及が進んでいる。カラーフィルタは液晶表示装置のカラー表示化には必要不可欠な重要な部品である。近年、この液晶表示装置は高画質化の要求が高く、高視野角、高速応答性を備える様々な新しい方式の液晶表示装置が出現してきている。この中でも、横電界方式(In Plane Switching=IPS方式)は視野角、コントラスト比などの表示品位に優れるため広く普及が期待されている方式である。
ところが、横電界方式の液晶表示装置は他のTwisted Nematic方式(TN方式)・Vartical Alignment方式(VA方式)などと異なり、画素と液晶との間に電極を介することがなく、従って液晶駆動電界中にカラーフィルタの着色層が存在するため、液晶分子が着色層の材料の電気的な特性の影響を直接受けてしまうという問題点がある。実際、従来の着色層材料を使用した場合、横電界方式の液晶表示装置では着色層材料の電気的特性に起因する液晶の配向乱れ、スイッチングの閾値ずれによる焼き付き現象など、様々な表示不良が起こっていた。この着色層材料の電気的特性は主として着色層に含まれる着色剤である顔料の性質によるものであり、根本的に回避することは難しいため、従来の着色層材料によるカラーフィルタを横電界方式の液晶表示装置に用いる場合は、着色層上に透明樹脂による保護層(オーバーコート層)を設け、液晶挟持面と着色層が直接触れ合わないようにすることが一般的である。
しかしながら、近年の液晶表示装置の低価格化は著しく、その部材であるカラーフィルタも低価格化の必要に迫られている。前述したように透明樹脂によるオーバーコート層を設けることで従来の着色層材料でも横電界方式の液晶表示装置に用いることは可能であるが、オーバーコート層を用いても様々な表示不良が生ずる場合もある(例えば特許文献1参照)。着色層材料、オーバーコート層材料ともに横電界方式の液晶表示装置に適合するように改良がなされてきているが、十分な性能を確保するためにはオーバーコート層は場合によっては2μm以上といった厚さを設ける必要もあり、均一に塗布することが難しいという問題が生じ、低価格化を妨げる一つの要因となっている。また、材料費、工程増による歩留まり低下も低価格化を妨げる要因になっており、オーバーコート層を設けることなく横電界方式の液晶表示装置に用いることのできるカラーフィルタが望まれてきているが、前述のような問題により実現が難しかった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、特にカラーフィルタの画素形成面が液晶挟持面側を向き、画素と液晶との間に電極を介さずに液晶表示装置に組み込まれる横電界方式の液晶表示装置において、カラーフィルタを構成する着色層の電気的な性質が液晶のスイッチング性能に悪影響を与えることがなく、透明樹脂による保護層(オーバーコート層)を設けることなく十分な性能を確保できるカラーフィルタに関する。
請求項1に係る第1の発明は、透明基板上に複数色の画素を備えるカラーフィルタにおいて、少なくとも1色の画素を構成する着色層の誘電正接(tanδ)が周波数10Hz〜100Hzの範囲で0.03以下であることを特徴とするカラーフィルタである。
請求項2に係る第2の発明は、前記カラーフィルタは少なくとも緑色画素を備え、当該緑色画素を構成する着色層の誘電正接(tanδ)が周波数10Hz〜100Hzの範囲で0.03以下であることを特徴とする請求項1記載のカラーフィルタである。
請求項3に係る第3の発明は、前記カラーフィルタはさらに赤色および青色画素を備え、当該赤色および青色画素を構成する着色層の誘電正接(tanδ)が周波数10Hz〜100Hzの範囲で0.03以下であることを特徴とする請求項2記載のカラーフィルタである。
請求項4に係る第4の発明は、前記緑色画素を構成する着色層の比誘電率が周波数10Hz〜100Hzの範囲で5.0以下であることを特徴とする請求項2または3記載のカラーフィルタである。
請求項5に係る第5の発明は、透明基板上に複数色の画素を備え、当該画素上には保護層を有さず、液晶挟持面側には電極を介さずに液晶装置に組み込まれることを特徴とする請求項1乃至4記載のカラーフィルタである。
請求項6に係る第6の発明は、横電界方式の液晶表示装置に用いられる、透明基板上に複数色の画素を備えるカラーフィルタにおいて、少なくとも1色の画素を構成する着色層の誘電正接(tanδ)と液晶材料の誘電正接の差が周波数10Hz〜100Hzの範囲で0.03以内であることを特徴とするカラーフィルタである。
本発明は、着色層の誘電正接が周波数10Hz〜100Hzの範囲で0.03以下のカラーフィルタであるので、横電界方式の液晶表示装置に用いた際に、透明樹脂による保護層(オーバーコート層)を設けることなく、液晶の配向乱れやスイッチングの閾値のずれのない、すなわち、表示性能に悪影響を与えないカラーフィルタとなる。
以下に、本発明によるカラーフィルタを、その実施の形態に基づいて詳細に説明する。本発明のカラーフィルタは少なくとも透明基板上に複数色の画素を備えており、当該複数色の画素は少なくとも着色層から構成されている。複数色には赤、緑、青(RGB)の組み合わせやイエロー、マゼンダ、シアン(YMC)の組み合わせが挙げられるが、本発明のカラーフィルタは緑着色層を有するカラーフィルタ(すなわちRGB系)に対して特に好ましく適用できる。
本発明者はカラーフィルタの電気的な性質と横電界方式液晶表示装置における表示不良の関係について種々検討した結果、横電界方式液晶表示装置の液晶配向不良やスイッチングの閾値ずれは主として着色層材料の誘電特性により起こっていることを見出した。具体的には誘電正接の値により説明が可能である。おおむね以下のようなメカニズムによる。
誘電正接(tanδ)は誘電体内に蓄積される電荷量と消費される電荷量の比である。誘電正接が比較的小さい場合は誘電体内に蓄積された電荷は保持されるのに対し、比較的大きい場合は電荷は消費されて保持されない。
誘電正接(tanδ)は誘電体内に蓄積される電荷量と消費される電荷量の比である。誘電正接が比較的小さい場合は誘電体内に蓄積された電荷は保持されるのに対し、比較的大きい場合は電荷は消費されて保持されない。
図1に横電界方式の液晶表示装置の断面模式図を示す。横電界方式の液晶表示装置20においてはカラーフィルタ10を構成する着色層2が内側を向くように配置され、液晶駆動電界6中に内在するため、横電界方式のカラー液晶表示装置においては、カラーフィルタの着色層の誘電正接と他のセル内の部材(液晶、配向膜など)の誘電正接との値が大きく異なると、液晶分子の電荷の保持状態が不均一になる現象が発生する。電荷の保持状態が不均一になることで、横電界方式の液晶表示装置においては生じてはならない縦方向の電界が発生し液晶の配向不良が発生、あるいは電荷が余分に残ってしまうことによる閾値ずれにより焼き付きが発生するといった表示不良となる。したがって、カラーフィルタを構成する着色層材料の誘電正接は横電界方式の液晶表示装置の表示特性を決める重要な特性となる。誘電正接は測定周波数に依存する値であるが、液晶駆動の1フレームが60Hz程度であることから、周期(秒)すなわち周波数で30Hz近辺、おおむね10〜100Hzの周波数での誘電正接に着目するのが適当である。
ここで従来のカラーフィルタに用いられている数種類の着色層材料の誘電正接の測定結果を図2、図3、図4に示す。従来のカラーフィルタを構成する各色の着色層の誘電正接は10Hz〜100Hzの範囲で、着色層材料の種類により0.006〜0.2程度の値を示す。図3に示すように、特に緑の着色層材料において誘電正接が大きい材料が多く、実際に、少なくとも緑の画素においては液晶挟持面との境界にオーバーコート層を設けないと画素配向不良、閾値ずれ、などが顕著に発生し易かった。
本発明者は、液晶表示装置、特に画素と液晶との間に電極を設けない横配向方式の液晶表示装置に用いられるカラーフィルタにおいて、画素と液晶挟持面との境界にオーバーコート層を設けなくても画素の閾値ずれ、配向不良などを解消し表示品位を向上させることのできるカラーフィルタを提供するために、この特徴的な誘電特性の改善について種々検討を行った。
一般に液晶材料、配向膜材料などは電荷を保持する能力が大きい、すなわち誘電正接が比較的小さい材料であり、その値は一般的に0.005〜0.02程度の値である。したがって、横電界方式の液晶表示装置に用いるカラーフィルタが備えている着色層材料の誘電正接の値は液晶材料、配向膜材料と同程度の値であることが好ましいと考えられる。
すなわち、多色化された液晶表示装置用カラーフィルタにおいて、カラーフィルタに設けられた画素を構成する着色層の誘電正接が10Hz〜100Hzの範囲で0.03程度以下、さらに好ましくは0.02以下とすることで、画素上にオーバーコート層を設けることなく画素配向不良、閾値ずれなどの表示品位の低下を効果的に防げることを見出した。着色層の誘電正接は低いほど好ましいが、着色層の材料の特性上現時点では0.005〜0.006程度が下限となる。
また、種々検討を行った結果、本発明のカラーフィルタにおいては、着色層の比誘電率を周波数10Hz〜100Hzの範囲で5.0以下とすることが好ましいことを見出した。比誘電率は誘電体内に蓄積される電荷量の指標であり、着色層において著しく値が大きいとセル内の部材(液晶、配向膜など)との間に蓄積される電荷量のバランスが大きく崩れ、閾値ずれで焼き付きが発生するといった表示不良となる。したがって、カラーフィルタの着色層の比誘電率は10Hz〜100Hzの周波数で5.0以下、さらに好ましくは4.5以下であることが必要である。比誘電率は低いほうが好ましいが、材料の特性上現時点では3.0程度が下限となる。
これらの特性を実現する方法として具体的に挙げられる効果的な手段は、誘電正接の高い成分である顔料の濃度を一定以下とする、顔料の純度を向上させ、顔料自体の誘電正接を小さくする、もしくは誘電正接が低い樹脂系を用いることなどが挙げられる。
以下に、本発明のカラーフィルタを得るための方法を記述する。
本発明のカラーフィルタは少なくとも透明基板上に複数色の画素を備えており、当該複数色の画素は少なくとも着色層から構成されている。複数色には赤、緑、青(RGB)の組み合わせやイエロー、マゼンダ、シアン(YMC)の組み合わせが挙げられるが、本発明のカラーフィルタは緑着色層を有するカラーフィルタ(すなわちRGB系)に対して特に好ましく適用できる。
本発明のカラーフィルタは画素の形成面を液晶挟持面側に向けて、液晶表示装置に組み込まれて使用される。必要に応じて画素上には配向膜が形成される。本発明のカラーフィルタは、着色層の電気特性の影響を液晶駆動電界中に及ぼさないために着色層を覆うオーバーコート層を設ける必要がないため歩留まりがよく、コストダウンにつながる。また液晶と画素との距離がより近くなるため、視野角が向上し、高精細な液晶表示装置を提供することができる。
このように、本発明のカラーフィルタは、画素の上に着色層の電気特性を補うためにオーバーコート層を設ける必要はないが、カラーフィルタ平坦化の目的等、電気特性を補う以外の目的で樹脂による層を設けることができる。この場合、従来のオーバーコート層のような厚みは必要ではない。
本発明のカラーフィルタは少なくとも透明基板上に複数色の画素を備えており、当該複数色の画素は少なくとも着色層から構成されている。複数色には赤、緑、青(RGB)の組み合わせやイエロー、マゼンダ、シアン(YMC)の組み合わせが挙げられるが、本発明のカラーフィルタは緑着色層を有するカラーフィルタ(すなわちRGB系)に対して特に好ましく適用できる。
本発明のカラーフィルタは画素の形成面を液晶挟持面側に向けて、液晶表示装置に組み込まれて使用される。必要に応じて画素上には配向膜が形成される。本発明のカラーフィルタは、着色層の電気特性の影響を液晶駆動電界中に及ぼさないために着色層を覆うオーバーコート層を設ける必要がないため歩留まりがよく、コストダウンにつながる。また液晶と画素との距離がより近くなるため、視野角が向上し、高精細な液晶表示装置を提供することができる。
このように、本発明のカラーフィルタは、画素の上に着色層の電気特性を補うためにオーバーコート層を設ける必要はないが、カラーフィルタ平坦化の目的等、電気特性を補う以外の目的で樹脂による層を設けることができる。この場合、従来のオーバーコート層のような厚みは必要ではない。
本発明の方法に用いられる透明基板は可視光に対してある程度の透過率を有するものが好ましく、より好ましくは80%以上の透過率を有するものを用いることができる。一般に液晶表示装置に用いられているものでよく、PETなどのプラスチック基板やガラスが挙げられるが、通常はガラス基板を用いるとよい。遮光パターンを用いる場合はあらかじめ該透明基板上にクロム等の金属薄膜や遮光性樹脂によるパターンを公知の方法で付けたものを用いればよい。
透明基板上への画素の作製方法は、公知のインクジェット法、印刷法、フォトレジスト法、エッチング法など何れの方法で作製しても構わない。しかし、高精細、分光特性の制御性及び再現性等を考慮すれば、透明な樹脂中に顔料を、光開始剤、重合性モノマーと共に適当な溶剤に分散させた着色組成物を透明基板上に塗布製膜して着色層を形成し、着色層をパータン露光、現像することで一色の画素を形成する工程を各色毎に繰り返し行ってカラーフィルタを作製するフォトレジスト法が好ましい。
本発明のカラーフィルタが備える画素を構成する着色層は、感光性着色組成物を調製してフォトリソ法により形成する場合は例えば以下の方法に従う。着色剤となる顔料を透明な樹脂中に光開始剤、重合性モノマーと共に適当な溶剤に分散させる。分散させる方法はミルベース、3本ロール、ジェットミル等様々な方法があり特に限定されるものではない。
本発明の感光性着色組成物に用いることのできる有機顔料の具体例を、カラーインデックス番号で示す。
赤色フィルタセグメント(画素)を形成するための赤色着色組成物には、例えばC.I. Pigment Red 7、9、14、41、48:1、48:2、48:3、48:4、81:1、81:2、81:3、97、122、123、146、149、168、177、178、179、180、184、185、187、192、200、202、208、210、215、216、217、220、223、224、226、227、228、240、246、254、255、264、272、279等の赤色顔料を用いることができる。赤色着色組成物には、黄色顔料、橙色顔料を併用することができる。
黄色顔料としてはC.I. Pigment Yellow 1、2、3、4、5、6、10、12、13、14、15、16、17、18、20、24、31、32、34、35、35:1、36、36:1、37、37:1、40、42、43、53、55、60、61、62、63、65、73、74、77、81、83、86、93、94、95、97、98、100、101、104、106、108、109、110、113、114、115、116、117、118、119、120、123、125、126、127、128、129、137、138、139、144、146、147、148、150、151、152、153、154、155、156、161、162、164、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、179、180、181、182、185、187、188、193、194、199、213、214等が挙げられる。
橙色顔料としてはC.I. Pigment Orange 36、43、51、55、59、61、71、73等が挙げられる。
橙色顔料としてはC.I. Pigment Orange 36、43、51、55、59、61、71、73等が挙げられる。
緑色フィルタセグメントを形成するための緑色着色組成物には、例えばC.I. Pigment Green 7、10、36、37等の緑色顔料を用いることができる。緑色着色組成物には赤色着色組成物と同様の黄色顔料を併用することができる。
青色フィルタセグメントを形成するための青色着色組成物には、例えばC.I. Pigment Blue 15、15:1、15:2、15:3、15:4、15:6、16、22、60、64、80等の青色顔料、好ましくはC.I. Pigment Blue 15:6を用いることができる。
また、青色着色組成物には、C.I. Pigment Violet 1、19、23、27、29、30、32、37、40、42、50等の紫色顔料、好ましくはC.I. Pigment Violet 23を併用することができる。
また、青色着色組成物には、C.I. Pigment Violet 1、19、23、27、29、30、32、37、40、42、50等の紫色顔料、好ましくはC.I. Pigment Violet 23を併用することができる。
また、上記有機顔料と組み合わせて、彩度と明度のバランスを取りつつ良好な塗布性、感度、現像性等を確保するために、無機顔料を組み合わせて用いることも可能である。無機顔料としては、黄色鉛、亜鉛黄、べんがら(赤色酸化鉄(III))、カドミウム赤、群青、紺青、酸化クロム緑、コバルト緑等の金属酸化物粉、金属硫化物粉、金属粉等が挙げられる。
さらに、調色のため、耐熱性を低下させない範囲内で染料を含有させることができる。
さらに、調色のため、耐熱性を低下させない範囲内で染料を含有させることができる。
着色組成物に用いることの透明樹脂は、可視光領域の400〜700nmの全波長領域において透過率が好ましくは80%以上、より好ましくは95%以上の樹脂である。透明樹脂には、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、および感光性樹脂が含まれる。透明樹脂には、必要に応じて、その前駆体である、放射線照射により硬化して透明樹脂を生成するモノマーもしくはオリゴマーを単独で、または2種以上混合して用いることができる。
熱可塑性樹脂としては、例えば、ブチラール樹脂、スチレンーマレイン酸共重合体、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、アルキッド樹脂、ポリスチレン、ポリアミド樹脂、ゴム系樹脂、環化ゴム系樹脂、セルロース類、ポリエチレン、ポリブタジエン、ポリイミド樹脂等が挙げられる。また、熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性フマル酸樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。
感光性樹脂としては、水酸基、カルボキシル基、アミノ基等の反応性の置換基を有する線状高分子にイソシアネート基、アルデヒド基、エポキシ基等の反応性置換基を有する(メタ)アクリル化合物やケイヒ酸を反応させて、(メタ)アクリロイル基、スチリル基等の光架橋性基を該線状高分子に導入した樹脂が用いられる。また、スチレン−無水マレイン酸共重合物やα−オレフィン−無水マレイン酸共重合物等の酸無水物を含む線状高分子をヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート等の水酸基を有する(メタ)アクリル化合物によりハーフエステル化したものも用いられる。
用いることのできる重合性モノマーおよびオリゴマーとしては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、β−カルボキシエチル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、エステルアクリレート、メチロール化メラミンの(メタ)アクリル酸エステル、エポキシ(メタ)アクリレート、ウレタンアクリレート等の各種アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸、スチレン、酢酸ビニル、ヒドロキシエチルビニルエーテル、エチレングリコールジビニルエーテル、ペンタエリスリトールトリビニルエーテル、(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ビニルホルムアミド、アクリロニトリル等が挙げられる。これらは、単独でまたは2種類以上混合して用いることができる。
着色組成物には、該組成物を紫外線照射により硬化する場合には、光重合開始剤等が添加される。
光重合開始剤としては、4−フェノキシジクロロアセトフェノン、4−t−ブチル−ジクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン等のアセトフェノン系化合物、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンジルジメチルケタール等のベンゾイン系化合物、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化ベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド、3,3’,4,4’−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン等のベンゾフェノン系化合物、チオキサントン、2−クロルチオキサントン、2−メチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン等のチオキサントン系化合物、2,4,6−トリクロロ−s−トリアジン、2−フェニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−トリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−ピペロニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−スチリル−s−トリアジン、2−(ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−メトキシ−ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−トリクロロメチル−(ピペロニル)−6−トリアジン、2,4−トリクロロメチル(4’−メトキシスチリル)−6−トリアジン等のトリアジン系化合物、1,2−オクタンジオン,1−〔4−(フェニルチオ)−,2−(O−ベンゾイルオキシム)〕、O−(アセチル)−N−(1−フェニル−2−オキソ−2−(4’−メトキシ−ナフチル)エチリデン)ヒドロキシルアミン等のオキシムエステル系化合物、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド等のホスフィン系化合物、9,10−フェナンスレンキノン、カンファーキノン、エチルアントラキノン等のキノン系化合物、ボレート系化合物、カルバゾール系化合物、イミダゾール系化合物、チタノセン系化合物等が用いられる。これらの光重合開始剤は1種または2種以上混合して用いることができる。
光重合開始剤の使用量は、着色組成物の全固形分量を基準として0.5〜50重量%が好ましく、より好ましくは3〜30重量%である。
光重合開始剤としては、4−フェノキシジクロロアセトフェノン、4−t−ブチル−ジクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン等のアセトフェノン系化合物、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンジルジメチルケタール等のベンゾイン系化合物、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化ベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド、3,3’,4,4’−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン等のベンゾフェノン系化合物、チオキサントン、2−クロルチオキサントン、2−メチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン等のチオキサントン系化合物、2,4,6−トリクロロ−s−トリアジン、2−フェニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−トリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−ピペロニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−スチリル−s−トリアジン、2−(ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−メトキシ−ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−トリクロロメチル−(ピペロニル)−6−トリアジン、2,4−トリクロロメチル(4’−メトキシスチリル)−6−トリアジン等のトリアジン系化合物、1,2−オクタンジオン,1−〔4−(フェニルチオ)−,2−(O−ベンゾイルオキシム)〕、O−(アセチル)−N−(1−フェニル−2−オキソ−2−(4’−メトキシ−ナフチル)エチリデン)ヒドロキシルアミン等のオキシムエステル系化合物、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド等のホスフィン系化合物、9,10−フェナンスレンキノン、カンファーキノン、エチルアントラキノン等のキノン系化合物、ボレート系化合物、カルバゾール系化合物、イミダゾール系化合物、チタノセン系化合物等が用いられる。これらの光重合開始剤は1種または2種以上混合して用いることができる。
光重合開始剤の使用量は、着色組成物の全固形分量を基準として0.5〜50重量%が好ましく、より好ましくは3〜30重量%である。
さらに、増感剤として、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、安息香酸2−ジメチルアミノエチル、4−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、N,N−ジメチルパラトルイジン、4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’−ビス(エチルメチルアミノ)ベンゾフェノン等のアミン系化合物を併用することもできる。これらの増感剤は1種または2種以上混合して用いることができる。
増感剤の使用量は、光重合開始剤と増感剤の合計量を基準として0.5〜60重量%が好ましく、より好ましくは3〜40重量%である。
増感剤の使用量は、光重合開始剤と増感剤の合計量を基準として0.5〜60重量%が好ましく、より好ましくは3〜40重量%である。
さらに、着色組成物には、連鎖移動剤としての働きをする多官能チオールを含有させることができる。
多官能チオールは、チオール基を2個以上有する化合物であればよく、例えば、ヘキサンジチオール、デカンジチオール、1,4−ブタンジオールビスチオプロピオネート、1,4−ブタンジオールビスチオグリコレート、エチレングリコールビスチオグリコレート、エチレングリコールビスチオプロピオネート、トリメチロールプロパントリスチオグリコレート、トリメチロールプロパントリスチオプロピオネート、トリメチロールプロパントリス(3−メルカプトブチレート)、ペンタエリスリトールテトラキスチオグリコレート、ペンタエリスリトールテトラキスチオプロピオネート、トリメルカプトプロピオン酸トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、1,4−ジメチルメルカプトベンゼン、2、4、6−トリメルカプト−s−トリアジン、2−(N,N−ジブチルアミノ)−4,6−ジメルカプト−s−トリアジン等が挙げられる。これらの多官能チオールは、1種または2種以上混合して用いることができる。
多官能チオールの使用量は、着色組成物の全固形分量を基準として0.1〜30重量%が好ましく、より好ましくは1〜20重量%である。0.1質量%未満では多官能チオールの添加効果が不充分であり、30質量%を越えると感度が高すぎて逆に解像度が低下する。
多官能チオールは、チオール基を2個以上有する化合物であればよく、例えば、ヘキサンジチオール、デカンジチオール、1,4−ブタンジオールビスチオプロピオネート、1,4−ブタンジオールビスチオグリコレート、エチレングリコールビスチオグリコレート、エチレングリコールビスチオプロピオネート、トリメチロールプロパントリスチオグリコレート、トリメチロールプロパントリスチオプロピオネート、トリメチロールプロパントリス(3−メルカプトブチレート)、ペンタエリスリトールテトラキスチオグリコレート、ペンタエリスリトールテトラキスチオプロピオネート、トリメルカプトプロピオン酸トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、1,4−ジメチルメルカプトベンゼン、2、4、6−トリメルカプト−s−トリアジン、2−(N,N−ジブチルアミノ)−4,6−ジメルカプト−s−トリアジン等が挙げられる。これらの多官能チオールは、1種または2種以上混合して用いることができる。
多官能チオールの使用量は、着色組成物の全固形分量を基準として0.1〜30重量%が好ましく、より好ましくは1〜20重量%である。0.1質量%未満では多官能チオールの添加効果が不充分であり、30質量%を越えると感度が高すぎて逆に解像度が低下する。
着色組成物は、必要に応じて有機溶剤を含有することができる。有機溶剤としては、例えばシクロヘキサノン、エチルセロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、1−メトキシ−2−プロピルアセテート、ジエチレングリコールジメチルエーテル、エチルベンゼン、エチレングリコールジエチルエーテル、キシレン、エチルセロソルブ、メチル−nアミルケトン、プロピレングリコールモノメチルエーテルトルエン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソブチルケトン、石油系溶剤等が挙げられ、これらを単独でもしくは混合して用いる。
透明基板上に、上述の感光性着色組成物を塗布し、プリベークを行う。塗布する手段はスピンコート、ディップコート、ダイコートなどが通常用いられるが、40〜60cm四方程度の基板上に均一な膜厚で塗布可能な方法ならばこれらに限定されるものではない。プリベークは50〜120℃で10〜20分ほどすることが好ましい。塗布膜厚は任意であるが、分光透過率などを考慮すると通常はプリベーク後の膜厚で2μm程度である。感光性着色組成物を塗布し着色層を形成した基板にパターンマスクを介して露光を行う。光源には通常の高圧水銀灯などを用いればよい。
続いて現像を行う。現像液にはアルカリ性水溶液を用いる。アルカリ性水溶液の例としては、炭酸ナトリウム水溶液、炭酸水素ナトリウム水溶液、または両者の混合水溶液、もしくはそれらに適当な界面活性剤などを加えたものが挙げられる。現像後、水洗、乾燥して任意の一色の画素が得られる。
以上の一連の工程を、感光性着色組成物およびパターンを替え、必要な数だけ繰り返すことで必要な色数が組み合わされた着色パターンすなわち複数色の画素を得ることができる。
以下に、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲においてこれに限定されるものではない。
[着色組成物の調製]
下記の要領で赤、青、緑の着色組成物を調製した。
・赤色着色組成物
下記組成の混合物を均一に攪拌混合した後、直径1mmのガラスビースを用いて、サンドミルで5時間分散した後、5μmのフィルタで濾過して赤色顔料の分散体を作製した。
赤色顔料:C.I. Pigment Red 254
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製「イルガーフォーレッド B−CF」)
18部
赤色顔料:C.I. Pigment Red 177
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製「クロモフタールレッド A2B」)
2部
分散剤(味の素ファインテクノ社製「アジスパーPB821」) 2部
アクリルワニス(固形分20%) 108部
その後、下記組成の混合物を均一になるように攪拌混合した後、5μmのフィルターで濾過して赤色着色組成物を得た。
上記分散体 130部
トリメチロールプロパントリアクリレート 13部
(新中村化学(株)製「NKエステルATMPT」)
光開始剤(チバガイギー社製「イルガキュアー907」) 3部
増感剤(保土ヶ谷化学工業(株)製「EAB−F」) 1部
シクロヘキサノン 253部
下記の要領で赤、青、緑の着色組成物を調製した。
・赤色着色組成物
下記組成の混合物を均一に攪拌混合した後、直径1mmのガラスビースを用いて、サンドミルで5時間分散した後、5μmのフィルタで濾過して赤色顔料の分散体を作製した。
赤色顔料:C.I. Pigment Red 254
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製「イルガーフォーレッド B−CF」)
18部
赤色顔料:C.I. Pigment Red 177
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製「クロモフタールレッド A2B」)
2部
分散剤(味の素ファインテクノ社製「アジスパーPB821」) 2部
アクリルワニス(固形分20%) 108部
その後、下記組成の混合物を均一になるように攪拌混合した後、5μmのフィルターで濾過して赤色着色組成物を得た。
上記分散体 130部
トリメチロールプロパントリアクリレート 13部
(新中村化学(株)製「NKエステルATMPT」)
光開始剤(チバガイギー社製「イルガキュアー907」) 3部
増感剤(保土ヶ谷化学工業(株)製「EAB−F」) 1部
シクロヘキサノン 253部
・青色着色組成物
下記組成の混合物を均一に攪拌混合した後、直径1mmのガラスビースを用いて、サンドミルで5時間分散した後、5μmのフィルタで濾過して青色顔料の分散体を作製した。
青色顔料:C.I. Pigment Blue 15
(東洋インキ製造(株)製「リオノールブルーES」) 50部
紫色顔料:C.I. Pigment Violet 23
(BASF社製「パリオゲンバイオレット 5890」) 2部
分散剤(ゼネカ社製「ソルスバーズ20000」) 6部
アクリルワニス(固形分20%) 200部
その後、下記組成の混合物を均一になるように攪拌混合した後、5μmのフィルターで濾過して青色着色組成物を得た。
上記分散体 268部
トリメチロールプロパントリアクリレート 19部
(新中村化学(株)製「NKエステルATMPT」)
光開始剤(チバガイギー社製「イルガキュアー907」) 4部
増感剤(保土ヶ谷化学工業(株)製「EAB−F」) 2部
シクロヘキサノン 214部
下記組成の混合物を均一に攪拌混合した後、直径1mmのガラスビースを用いて、サンドミルで5時間分散した後、5μmのフィルタで濾過して青色顔料の分散体を作製した。
青色顔料:C.I. Pigment Blue 15
(東洋インキ製造(株)製「リオノールブルーES」) 50部
紫色顔料:C.I. Pigment Violet 23
(BASF社製「パリオゲンバイオレット 5890」) 2部
分散剤(ゼネカ社製「ソルスバーズ20000」) 6部
アクリルワニス(固形分20%) 200部
その後、下記組成の混合物を均一になるように攪拌混合した後、5μmのフィルターで濾過して青色着色組成物を得た。
上記分散体 268部
トリメチロールプロパントリアクリレート 19部
(新中村化学(株)製「NKエステルATMPT」)
光開始剤(チバガイギー社製「イルガキュアー907」) 4部
増感剤(保土ヶ谷化学工業(株)製「EAB−F」) 2部
シクロヘキサノン 214部
・緑色着色組成物1
下記組成の混合物を均一に攪拌混合した後、直径1mmのガラスビースを用いて、サンドミルで5時間分散した後、5μmのフィルタで濾過して緑色顔料の分散体を作製した。
緑色顔料:C.I. Pigment Green 36
(東洋インキ製造(株)製「リオノールグリーン 6YK」)洗浄処理なし
16部
黄色顔料:C.I. Pigment Yellow 150
(バイエル社製「ファンチョンファーストイエロー Y−5688」) 8部
分散剤(ビックケミー社製「Disperbyk−163」) 2部
アクリルワニス(固形分20%) 102部
その後、上記分散体を128部用い、さらに下記組成の混合物を均一になるように攪拌混合した後、5μmのフィルターで濾過して緑色着色組成物を得た。
トリメチロールプロパントリアクリレート 14部
(新中村化学(株)製「NKエステルATMPT」)
光開始剤(チバガイギー社製「イルガキュアー907」) 4部
増感剤(保土ヶ谷化学工業(株)製「EAB−F」) 2部
シクロヘキサノン 257部
下記組成の混合物を均一に攪拌混合した後、直径1mmのガラスビースを用いて、サンドミルで5時間分散した後、5μmのフィルタで濾過して緑色顔料の分散体を作製した。
緑色顔料:C.I. Pigment Green 36
(東洋インキ製造(株)製「リオノールグリーン 6YK」)洗浄処理なし
16部
黄色顔料:C.I. Pigment Yellow 150
(バイエル社製「ファンチョンファーストイエロー Y−5688」) 8部
分散剤(ビックケミー社製「Disperbyk−163」) 2部
アクリルワニス(固形分20%) 102部
その後、上記分散体を128部用い、さらに下記組成の混合物を均一になるように攪拌混合した後、5μmのフィルターで濾過して緑色着色組成物を得た。
トリメチロールプロパントリアクリレート 14部
(新中村化学(株)製「NKエステルATMPT」)
光開始剤(チバガイギー社製「イルガキュアー907」) 4部
増感剤(保土ヶ谷化学工業(株)製「EAB−F」) 2部
シクロヘキサノン 257部
・緑色着色組成物2
緑色顔料の分散体を以下の割合で調整して122部用いた他は緑色着色組成物1と同様にして、緑色着色組成物2を調製した。
緑色顔料:C.I. Pigment Green 36 12部
黄色顔料:C.I. Pigment Yellow 150 6部
分散剤(ビックケミー社製「Disperbyk−163」) 2部
アクリルワニス(固形分20%) 102部
緑色顔料の分散体を以下の割合で調整して122部用いた他は緑色着色組成物1と同様にして、緑色着色組成物2を調製した。
緑色顔料:C.I. Pigment Green 36 12部
黄色顔料:C.I. Pigment Yellow 150 6部
分散剤(ビックケミー社製「Disperbyk−163」) 2部
アクリルワニス(固形分20%) 102部
・緑色着色組成物3
緑色顔料としてC.I.Pigment Green 36(東洋インキ製造(株)製「リオノールグリーン 6YK」)を100倍の重量の純水中に拡散させ6時間攪拌した後ろ過したもの(洗浄処理あり)を用い、緑色顔料の分散体を以下の割合で調整して142部用いた他は緑色着色組成物1と同様にして、緑色着色組成物3を調製した。
緑色顔料:C.I. Pigment Green 36 24部
黄色顔料:C.I. Pigment Yellow 150 12部
分散剤(ビックケミー社製「Disperbyk−163」) 4部
アクリルワニス(固形分20%) 102部
緑色顔料としてC.I.Pigment Green 36(東洋インキ製造(株)製「リオノールグリーン 6YK」)を100倍の重量の純水中に拡散させ6時間攪拌した後ろ過したもの(洗浄処理あり)を用い、緑色顔料の分散体を以下の割合で調整して142部用いた他は緑色着色組成物1と同様にして、緑色着色組成物3を調製した。
緑色顔料:C.I. Pigment Green 36 24部
黄色顔料:C.I. Pigment Yellow 150 12部
分散剤(ビックケミー社製「Disperbyk−163」) 4部
アクリルワニス(固形分20%) 102部
・緑色着色組成物4
緑色顔料の分散体を以下の割合で調整して155部用いた他は緑色着色組成物1と同様にして、緑色着色組成物4を調製した。
緑色顔料:C.I. Pigment Green 36 32部
黄色顔料:C.I. Pigment Yellow 150 16部
分散剤(ビックケミー社製「Disperbyk−163」) 5部
アクリルワニス(固形分20%) 102部
緑色顔料の分散体を以下の割合で調整して155部用いた他は緑色着色組成物1と同様にして、緑色着色組成物4を調製した。
緑色顔料:C.I. Pigment Green 36 32部
黄色顔料:C.I. Pigment Yellow 150 16部
分散剤(ビックケミー社製「Disperbyk−163」) 5部
アクリルワニス(固形分20%) 102部
・緑色着色組成物5
緑色顔料の分散体を以下の割合で調整して168部用いた他は緑色着色組成物1と同様にして、緑色着色組成物5を調製した。
緑色顔料:C.I. Pigment Green 36 40部
黄色顔料:C.I. Pigment Yellow 150 20部
分散剤(ビックケミー社製「Disperbyk−163」) 6部
アクリルワニス(固形分20%) 102部
緑色顔料の分散体を以下の割合で調整して168部用いた他は緑色着色組成物1と同様にして、緑色着色組成物5を調製した。
緑色顔料:C.I. Pigment Green 36 40部
黄色顔料:C.I. Pigment Yellow 150 20部
分散剤(ビックケミー社製「Disperbyk−163」) 6部
アクリルワニス(固形分20%) 102部
[カラーフィルタの作製]
得られた赤色着色組成物、青色着色組成物及び緑色着色組成物を用いて下記の要領でカラーフィルタを作成した。緑色着色組成物として、緑色着色組成物1から5までを用い、実施例1から3及び比較例1、2とした。
ガラス基板に、赤色着色組成物をスピンコートにより膜厚2μmとなるように塗布した。乾燥の後、露光機にてストライプ状のパターン露光をし、アルカリ現像液にて90秒間現像して、ストライプ状の着色層である赤色画素を透明基板上に形成した。なお、アルカリ現像液は以下の組成からなる。以下、実施例及び比較例ではこのアルカリ現像液を用いて現像を行う。
炭酸ナトリウム 1.5重量%
炭酸水素ナトリウム 0.5重量%
陰イオン系界面活性剤 8.0重量%
(花王(株)製「ペリレックスNBL」)
水 90重量%
得られた赤色着色組成物、青色着色組成物及び緑色着色組成物を用いて下記の要領でカラーフィルタを作成した。緑色着色組成物として、緑色着色組成物1から5までを用い、実施例1から3及び比較例1、2とした。
ガラス基板に、赤色着色組成物をスピンコートにより膜厚2μmとなるように塗布した。乾燥の後、露光機にてストライプ状のパターン露光をし、アルカリ現像液にて90秒間現像して、ストライプ状の着色層である赤色画素を透明基板上に形成した。なお、アルカリ現像液は以下の組成からなる。以下、実施例及び比較例ではこのアルカリ現像液を用いて現像を行う。
炭酸ナトリウム 1.5重量%
炭酸水素ナトリウム 0.5重量%
陰イオン系界面活性剤 8.0重量%
(花王(株)製「ペリレックスNBL」)
水 90重量%
次に、緑色着色組成物も同様にスピンコートにて膜厚が2μmとなるように塗布。乾燥後、露光機にてストライプ状の着色層を前述の赤色画素とはずらした場所に露光し現像することで、前述赤色画素と隣接した緑色画素を形成した。
さらに、赤色、緑色と全く同様にして、青色着色組成物についても膜厚2μmで赤色画素、緑色画素と隣接した青色画素を形成した。これで、透明基板上に赤、緑、青の3色のストライプ状の画素を持つカラーフィルタが得られた。
カラーフィルタの作製に用いた緑色着色組成物1から5の組成を表1に、実施例1から3、および比較例1、2のカラーフィルタについて、着色層中における緑色顔料の、固形分に対する濃度の比較を表2に示す。
実施例1は緑色顔料Pigment Green 36が固形分中の24.1%、実施例2は19.9%、実施例3は29.9%、比較例1は34.3%、比較例2は37.6%である。
また、実施例3に用いた洗浄処理を行なった緑色顔料、Pigment Green 36と、実施例1、2および比較例1、2で用いた洗浄処理を行なっていない緑色顔料、Pigment Green 36をそれぞれ、純水中で3時間ボイルした際の溶出イオン分を顔料の重量あたりに換算した値を表3に示す。実施例3で洗浄処理を行なった緑色顔料、Pigment Green 36が精製度が向上していた。
また、実施例3に用いた洗浄処理を行なった緑色顔料、Pigment Green 36と、実施例1、2および比較例1、2で用いた洗浄処理を行なっていない緑色顔料、Pigment Green 36をそれぞれ、純水中で3時間ボイルした際の溶出イオン分を顔料の重量あたりに換算した値を表3に示す。実施例3で洗浄処理を行なった緑色顔料、Pigment Green 36が精製度が向上していた。
緑色顔料の固形分中の濃度に対して、誘電正接をプロットしたものを図5に示す。誘電正接の値は代表値として20Hzにおける値を用いた。
誘電正接の値は顔料濃度に大きく依存し、洗浄処理なしの緑色顔料濃度が30wt%を超えると誘電正接は0.03を大きく上回り、20wt%程度で誘電正接が0.02程度とすることができる結果となった。一方で、洗浄処理を施した緑色顔料では30wt%程度でも0.025程度とすることができていた。
誘電正接の値は顔料濃度に大きく依存し、洗浄処理なしの緑色顔料濃度が30wt%を超えると誘電正接は0.03を大きく上回り、20wt%程度で誘電正接が0.02程度とすることができる結果となった。一方で、洗浄処理を施した緑色顔料では30wt%程度でも0.025程度とすることができていた。
実施例1、2、3のカラーフィルタ、および比較例1、2のカラーフィルタを用いて、各々横電界方式の液晶表示装置を作成したところ、実施例1、2および実施例3のカラーフィルタを用いた液晶表示装置においては、画素の液晶配向不良、駆動電圧の閾値ずれを発生させることなく良好な表示品位が得られた。これに対し、比較例1、2のカラーフィルタを用いた液晶表示装置においては、画素の液晶配向不良、駆動電圧の閾値ずれによる焼き付き現象が発生し、良好な表示特性が得られなかった。
1 …透明基板
2 …着色層
3 …偏光板
4 …画素電極
5 …共通電極
6 …駆動電界
7 …液晶層
10…カラーフィルタ
20…液晶表示装置
2 …着色層
3 …偏光板
4 …画素電極
5 …共通電極
6 …駆動電界
7 …液晶層
10…カラーフィルタ
20…液晶表示装置
Claims (6)
- 透明基板上に複数色の画素を備えるカラーフィルタにおいて、少なくとも1色の画素を構成する着色層の誘電正接(tanδ)が周波数10Hz〜100Hzの範囲で0.03以下であることを特徴とするカラーフィルタ。
- 前記カラーフィルタは少なくとも緑色画素を備え、当該緑色画素を構成する着色層の誘電正接(tanδ)が周波数10Hz〜100Hzの範囲で0.03以下であることを特徴とする請求項1記載のカラーフィルタ。
- 前記カラーフィルタはさらに赤色および青色画素を備え、当該赤色および青色画素を構成する着色層の誘電正接(tanδ)が周波数10Hz〜100Hzの範囲で0.03以下であることを特徴とする請求項2記載のカラーフィルタ。
- 前記緑色画素を構成する着色層の比誘電率が周波数10Hz〜100Hzの範囲で5.0以下であることを特徴とする請求項2または3記載のカラーフィルタ。
- 透明基板上に複数色の画素を備え、当該画素上には保護層を有さず、液晶挟持面側には電極を介さずに液晶装置に組み込まれることを特徴とする請求項1乃至4記載のカラーフィルタ。
- 横電界方式の液晶表示装置に用いられる、透明基板上に複数色の画素を備えるカラーフィルタにおいて、少なくとも1色の画素を構成する着色層の誘電正接(tanδ)と液晶材料の誘電正接の差が周波数10Hz〜100Hzの範囲で0.03以内であることを特徴とするカラーフィルタ。
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