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JP2006107671A - 光ピックアップ、ディスクドライブ装置並びに光ピックアップにおけるフォーカスバイアス及び球面収差に関する調整値検出方法 - Google Patents

光ピックアップ、ディスクドライブ装置並びに光ピックアップにおけるフォーカスバイアス及び球面収差に関する調整値検出方法 Download PDF

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JP2006107671A JP2004295795A JP2004295795A JP2006107671A JP 2006107671 A JP2006107671 A JP 2006107671A JP 2004295795 A JP2004295795 A JP 2004295795A JP 2004295795 A JP2004295795 A JP 2004295795A JP 2006107671 A JP2006107671 A JP 2006107671A
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Abstract

【課題】 RF信号の品質の向上を図る。
【解決手段】 対物レンズ8aをフォーカシング方向へ移動させてディスク状記録媒体100の記録面にレーザー光のスポットが集光するように制御するフォーカスサーボ機構9と、対物レンズをトラッキング方向へ移動させてディスク状記録媒体の記録トラックにレーザー光のスポットが追従するように制御するトラッキングサーボ機構10と、レーザー光の径を変化させることにより球面収差を補正する球面収差補正機構38とを設け、フォーカスサーボ機構を駆動させると共に球面収差補正機構を駆動させることによりRF信号の振幅の略最大値を測定し、該略最大値に対応するフォーカスバイアス値及び球面収差補正値を基準値Cとして検出し、球面収差補正値に関する上記基準値を固定した状態でフォーカスサーボ機構を駆動させることによりプッシュプル信号の振幅の略最大値を測定し、該略最大値に対応するフォーカスバイアス値及び上記球面収差補正値の基準値を調整値Eとして検出した。
【選択図】 図5

Description

本発明は光ピックアップ、ディスクドライブ装置並びに光ピックアップにおけるフォーカスバイアス及び球面収差に関する調整値検出方法についての技術分野に関する。詳しくは、フォーカスバイアス及び球面収差に関する調整値を検出して、RF信号の品質の向上を図る技術分野に関する。
ディスク状記録媒体に対する情報信号の記録や再生を行うディスクドライブ装置があり、このようなディスクドライブ装置は、ディスクテーブルに装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動し該ディスク状記録媒体に対して対物レンズを介してレーザー光を照射して情報信号の記録又は再生を行う光ピックアップを備えている。
光ピックアップにあっては、フォーカシングエラー信号の検出により対物レンズをディスク状記録媒体の記録面に離接する方向(フォーカシング方向)へ変位させてフォーカシング調整が行われる他、トラッキングエラー信号を検出して対物レンズをディスク状記録媒体の略半径方向(トラッキング方向)へ変位させてトラッキング調整が行われる。
一方、近年、例えば、405nm程度の短波長のレーザー光を用いて高密度記録されたディスク状記録媒体に対して情報信号の記録又は再生を行うディスクドライブ装置が開発されているが、このようなディスクドライブ装置には、ディスク状記録媒体のカバー層の厚みの誤差や記録層の多層化に起因して発生する球面収差に対応するために、コリメーターレンズ又はエキスパンダーレンズ等を駆動し、対物レンズに入射するレーザー光を発散光又は収束光として、対物レンズから出射されるレーザー光に含まれる球面収差量を変化させることによって球面収差を補正する球面収差補正機構が設けられているものがある。また、短波長のレーザー光を用いた場合には、対物レンズの開口数も大きくなる傾向にあり、例えば、開口数は0.85程度とされている。
このような短波長のレーザー光を用い対物レンズの開口数が大きいディスクドライブ装置にあっては、フォーカスバイアス及び球面収差の補正値が未調整の場合やフォーカスバイアス及び球面収差の補正値として設計により定められた所定値を用いる場合には、RF(Radio Frequency)信号を適正に検出することができなくなるおそれがある。
そこで、従来のディスクドライブ装置には、ディスクテーブルへのディスク状記録媒体の装着時やディスク状記録媒体に対する情報信号の記録再生時に、フォーカスサーボをON状態にすると共にトラッキングサーボをOFF状態にして、フォーカスバイアスと球面収差補正値の最適値を検出して調整を行うようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−95106号公報
ところで、光ピックアップにあっては、光学系における各光学部品の製造精度や取付精度、温度や湿度による形状や性質の変化等の各種の要因により非点収差を有する場合がある。
ところが、上記した従来のディスクドライブ装置のように、フォーカスバイアスと球面収差補正値を調整する場合には、非点収差の最適値からのずれが小さいときにはフォーカスバイアスに関する検出値に対応するRF信号のエラーレートがRF信号のエラーレートの略最小値に対して大きな差がないが、光学系が大きな非点収差を有するときにはフォーカスバイアスに関する検出値に対応するRF信号のエラーレートがRF信号のエラーレートの略最小値に対して大きくずれることが想定される。
そこで、本発明光ピックアップ、ディスクドライブ装置並びに光ピックアップにおけるフォーカスバイアス及び球面収差に関する調整値検出方法は、上記した問題点を克服し、RF信号の品質の向上を図ることを課題とする。
本発明光ピックアップは、上記した課題を解決するために、対物レンズをディスク状記録媒体に離接するフォーカシング方向へ移動させてディスク状記録媒体の記録面にレーザー光のスポットが集光するように制御するフォーカスサーボ機構と、対物レンズをディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向へ移動させてディスク状記録媒体の記録トラックにレーザー光のスポットが追従するように制御するトラッキングサーボ機構と、対物レンズ出射光に発生する球面収差量を可変とし、信号記録面上における球面収差を補正する球面収差補正機構とを設け、フォーカスサーボ機構を駆動させると共に球面収差補正機構を駆動させることによりRF信号の振幅の略最大値を測定し、該略最大値に対応するフォーカスバイアス値及び球面収差補正値を基準値として検出し、球面収差補正値に関する上記基準値を固定した状態でフォーカスサーボ機構を駆動させることによりプッシュプル信号の振幅の略最大値を測定し、該略最大値に対応するフォーカスバイアス値及び上記球面収差補正値の基準値を調整値として検出したものである。
本発明ディスクドライブ装置は、上記した課題を解決するために、光ピックアップに、対物レンズをディスク状記録媒体に離接するフォーカシング方向へ移動させてディスク状記録媒体の記録面にレーザー光のスポットが集光するように制御するフォーカスサーボ機構と、対物レンズをディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向へ移動させてディスク状記録媒体の記録トラックにレーザー光のスポットが追従するように制御するトラッキングサーボ機構と、対物レンズ出射光に発生する球面収差量を可変とし、信号記録面上における球面収差を補正する球面収差補正機構とを設け、フォーカスサーボ機構を駆動させると共に球面収差補正機構を駆動させることによりRF信号の振幅の略最大値を測定し、該略最大値に対応するフォーカスバイアス値及び球面収差補正値を基準値として検出し、球面収差補正値に関する上記基準値を固定した状態でフォーカスサーボ機構を駆動させることによりプッシュプル信号の振幅の略最大値を測定し、該略最大値に対応するフォーカスバイアス値及び上記球面収差補正値の基準値を調整値として検出したものである。
本発明光ピックアップにおけるフォーカスバイアス及び球面収差に関する調整値検出方法は、上記した課題を解決するために、光ピックアップに、対物レンズをディスク状記録媒体に離接するフォーカシング方向へ移動させてディスク状記録媒体の記録面にレーザー光のスポットが集光するように制御するフォーカスサーボ機構と、対物レンズをディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向へ移動させてディスク状記録媒体の記録トラックにレーザー光のスポットが追従するように制御するトラッキングサーボ機構と、対物レンズ出射光に発生する球面収差量を可変とし、信号記録面上における球面収差を補正する球面収差補正機構とを設け、フォーカスサーボ機構を駆動させると共に球面収差補正機構を駆動させることによりRF信号の振幅の略最大値を測定し、該略最大値に対応するフォーカスバイアス値及び球面収差補正値を基準値として検出し、球面収差補正値に関する上記基準値を固定した状態でフォーカスサーボ機構を駆動させることによりプッシュプル信号の振幅の略最大値を測定し、該略最大値に対応するフォーカスバイアス値及び上記球面収差補正値の基準値を調整値として検出したものである。
従って、本発明光ピックアップ、ディスクドライブ装置並びに光ピックアップにおけるフォーカスバイアス及び球面収差に関する調整値検出方法にあっては、RF信号の振幅の略最大値とプッシュプル信号の振幅の略最大値に基づいて調整値が検出される。
本発明光ピックアップは、ディスク状記録媒体に対して対物レンズを介してレーザー光を照射しディスク状記録媒体に対する情報信号の記録又は再生を行う光ピックアップであって、対物レンズをディスク状記録媒体に離接するフォーカシング方向へ移動させてディスク状記録媒体の記録面にレーザー光のスポットが集光するように制御するフォーカスサーボ機構と、対物レンズをディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向へ移動させてディスク状記録媒体の記録トラックにレーザー光のスポットが追従するように制御するトラッキングサーボ機構と、対物レンズ出射光に発生する球面収差量を可変とし、信号記録面上における球面収差を補正する球面収差補正機構とを備え、フォーカスサーボ機構を駆動させると共に球面収差補正機構を駆動させることによりRF信号の振幅の略最大値を測定し、該略最大値に対応するフォーカスバイアス値及び球面収差補正値を基準値として検出し、球面収差補正値に関する上記基準値を固定した状態でフォーカスサーボ機構を駆動させることによりプッシュプル信号の振幅の略最大値を測定し、該略最大値に対応するフォーカスバイアス値及び上記球面収差補正値の基準値を調整値として検出したことを特徴とする。
従って、ディスク状記録媒体の記録トラックの接線方向に関して感度の高いRF信号の略最大値とクロストーク方向に関して感度の高いプッシュプル信号の略最大値とに基づいて調整値が検出されるため、光ピックアップに設けられた光学系に非点収差が生じている場合においても、RF信号の品質の向上を図ることができ、ディスク状記録媒体に対する情報信号の記録再生動作の信頼性の向上を図ることができる。
請求項2に記載した発明にあっては、RF信号の振幅の略最大値に対応する上記フォーカスバイアス値とプッシュプル信号の振幅の略最大値に対応する上記フォーカスバイアス値との差に基づいて、信号記録面上における集光スポットに含まれる非点収差量の最適値からのずれを検出するようにしたので、光学系の製造バラツキ、温度や湿度等による非点収差量の変化が生じても、非点収差量を簡便に知ることができる。
請求項3に記載した発明にあっては、検出した上記非点収差量に基づいて、ディスク状記録媒体に対する情報信号の記録時におけるレーザー光の出力を補正するようにしたので、レーザー光の出力の不足を回避することが可能であり、良好な記録動作を確保することができる。
請求項4に記載した発明にあっては、検出した上記非点収差量に基づいて、非点収差量補正素子によって非点収差量を最適化するようにしたので、光ピックアップの動作の信頼性の向上を図ることができる。
本発明ディスクドライブ装置は、ディスク状記録媒体に対して対物レンズを介してレーザー光を照射しディスク状記録媒体に対する情報信号の記録又は再生を行う光ピックアップを備えたディスクドライブ装置であって、上記光ピックアップは、対物レンズをディスク状記録媒体に離接するフォーカシング方向へ移動させてディスク状記録媒体の記録面にレーザー光のスポットが集光するように制御するフォーカスサーボ機構と、対物レンズをディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向へ移動させてディスク状記録媒体の記録トラックにレーザー光のスポットが追従するように制御するトラッキングサーボ機構と、対物レンズ出射光に発生する球面収差量を可変とし、信号記録面上における球面収差を補正する球面収差補正機構とを備え、フォーカスサーボ機構を駆動させると共に球面収差補正機構を駆動させることによりRF信号の振幅の略最大値を測定し、該略最大値に対応するフォーカスバイアス値及び球面収差補正値を基準値として検出し、球面収差補正値に関する上記基準値を固定した状態でフォーカスサーボ機構を駆動させることによりプッシュプル信号の振幅の略最大値を測定し、該略最大値に対応するフォーカスバイアス値及び上記球面収差補正値の基準値を調整値として検出したことを特徴とする。
従って、ディスク状記録媒体の記録トラックの接線方向に関して感度の高いRF信号の略最大値とクロストーク方向に関して感度の高いプッシュプル信号の略最大値とに基づいて調整値が検出されるため、光ピックアップに設けられた光学系に非点収差が生じている場合においても、RF信号の品質の向上を図ることができ、ディスク状記録媒体に対する情報信号の記録再生動作の信頼性の向上を図ることができる。
請求項6に記載した発明にあっては、RF信号の振幅の略最大値に対応する上記フォーカスバイアス値とプッシュプル信号の振幅の略最大値に対応する上記フォーカスバイアス値との差に基づいて、信号記録面上における集光スポットに含まれる非点収差量の最適値からのずれを検出するようにしたので、光学系の製造バラツキ、温度や湿度等による非点収差量の変化が生じても、非点収差量を簡便に知ることができる。
請求項7に記載した発明にあっては、検出した上記非点収差量に基づいて、ディスク状記録媒体に対する情報信号の記録時におけるレーザー光の出力を補正するようにしたので、レーザー光の出力の不足を回避することが可能であり、良好な記録動作を確保することができる。
請求項8に記載した発明にあっては、検出した上記非点収差量に基づいて、非点収差量補正素子によって非点収差量を最適化するようにしたので、光ピックアップの動作の信頼性の向上を図ることができる。
本発明光ピックアップにおけるフォーカスバイアス及び球面収差に関する調整値検出方法は、ディスク状記録媒体に対して対物レンズを介してレーザー光を照射しディスク状記録媒体に対する情報信号の記録又は再生を行う光ピックアップにおけるフォーカスバイアス及び球面収差に関する調整値検出方法であって、上記光ピックアップは、対物レンズをディスク状記録媒体に離接するフォーカシング方向へ移動させてディスク状記録媒体の記録面にレーザー光のスポットが集光するように制御するフォーカスサーボ機構と、対物レンズをディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向へ移動させてディスク状記録媒体の記録トラックにレーザー光のスポットが追従するように制御するトラッキングサーボ機構と、対物レンズ出射光に発生する球面収差量を可変とし、信号記録面上における球面収差を補正する球面収差補正機構とを備え、フォーカスサーボ機構を駆動させると共に球面収差補正機構を駆動させることによりRF信号の振幅の略最大値を測定し、該略最大値に対応するフォーカスバイアス値及び球面収差補正値を基準値として検出し、球面収差補正値に関する上記基準値を固定した状態でフォーカスサーボ機構を駆動させることによりプッシュプル信号の振幅の略最大値を測定し、該略最大値に対応するフォーカスバイアス値及び上記球面収差補正値の基準値を調整値として検出したことを特徴とする。
従って、ディスク状記録媒体の記録トラックの接線方向に関して感度の高いRF信号の略最大値とクロストーク方向に関して感度の高いプッシュプル信号の略最大値とに基づいて調整値が検出されるため、光ピックアップに設けられた光学系に非点収差が生じている場合においても、RF信号の品質の向上を図ることができ、ディスク状記録媒体に対する情報信号の記録再生動作の信頼性の向上を図ることができる。
請求項10に記載した発明にあっては、RF信号の振幅の略最大値に対応する上記フォーカスバイアス値とプッシュプル信号の振幅の略最大値に対応する上記フォーカスバイアス値との差に基づいて、信号記録面上における集光スポットに含まれる非点収差量の最適値からのずれを検出するようにしたので、光学系の製造バラツキ、温度や湿度等による非点収差量の変化が生じても、非点収差量を簡便に知ることができる。
請求項11に記載した発明にあっては、検出した上記非点収差量に基づいて、ディスク状記録媒体に対する情報信号の記録時におけるレーザー光の出力を補正するようにしたので、レーザー光の出力の不足を回避することが可能であり、良好な記録動作を確保することができる。
請求項12に記載した発明にあっては、検出した上記非点収差量に基づいて、非点収差量補正素子によって非点収差量を最適化するようにしたので、光ピックアップの動作の信頼性の向上を図ることができる。
以下に、本発明光ピックアップ、ディスクドライブ装置並びに光ピックアップにおけるフォーカスバイアス及び球面収差に関する調整値検出方法の最良の形態を添付図面に従って説明する。
ディスクドライブ装置1は、外筐2内に所要の各部材及び各機構が配置されて成り(図1参照)、外筐2には図示しないディスク挿入口が形成されている。
外筐2内には図示しないシャーシが配置され、該シャーシに取り付けられたスピンドルモーターのモーター軸にディスクテーブル3が固定されている。
シャーシには、平行なガイド軸4、4が取り付けられると共に図示しない送りモーターによって回転されるリードスクリュー5が支持されている。
光ピックアップ6は、移動ベース7と該移動ベース7に設けられた所要の光学部品と移動ベース7上に配置された対物レンズ駆動装置8とを有し、移動ベース7の両端部に設けられた軸受部7a、7bがそれぞれガイド軸4、4に摺動自在に支持されている。移動ベース7に設けられた図示しないナット部材がリードスクリュー5に螺合され、送りモーターによってリードスクリュー5が回転されると、ナット部材がリードスクリュー5の回転方向へ応じた方向へ送られ、光ピックアップ6がディスクテーブル3に装着されるディスク状記録媒体100の半径方向へ移動される。
以上のようにして構成されたディスクドライブ装置1において、スピンドルモーターの回転に伴ってディスクテーブル3が回転されると、該ディスクテーブル3に装着されたディスク状記録媒体100が回転され、同時に、光ピックアップ6がディスク状記録媒体100の半径方向へ移動されてディスク状記録媒体100に対する記録動作又は再生動作が行われる。
光ピックアップ6にはフォーカスサーボ機構9とトラッキングサーボ機構10が設けられている(図2参照)。フォーカスサーボ機構9は、対物レンズ駆動装置8に配置された対物レンズ8aをディスク状記録媒体100に離接する方向であるフォーカシング方向へ移動させてディスク状記録媒体100の記録面にレーザー光のスポットが集光するように制御する機構である。トラッキングサーボ機構は、対物レンズ駆動装置8に配置された対物レンズ8aをディスク状記録媒体100の略半径方向であるトラッキング方向へ移動させてディスク状記録媒体100の記録トラックにレーザー光のスポットが追従するように制御する機構である。
ディスクドライブ装置1にはサーボ回路11が設けられており、図2に示すように、フォーカスサーボ機構9はサーボ回路11に設けられたフォーカス駆動を行うための各部と対物レンズ駆動装置8とによって構成され、トラッキングサーボ機構10はサーボ回路11に設けられたトラッキング駆動を行うための各部と対物レンズ駆動装置8とによって構成されている。
サーボ回路11のフォーカス駆動を行うための各部としては、A/D変換器12、加算器13、フォーカスバイアス設定部14、フォーカスサーボ演算部15、D/A変換器16及びフォーカスドライバー17が設けられている。
サーボ回路11のトラッキング駆動を行うための各部としては、A/D変換器18、フォーカスサーボ演算部19、D/A変換器20及びトラッキングドライバー21が設けられている。
サーボ回路11はシステムコントローラー22によって制御される。
フォーカスエラー信号FEが検出されると、サーボ回路11において、検出されたフォーカスエラー信号FEが、A/D変換器12よってデジタルデーターに変換されて加算器13を介してフォーカスサーボ演算部15に入力される。このとき加算器13によってフォーカスエラー信号FEにフォーカスバイアスが加算される。加算されるフォーカスバイアス値はフォーカスバイアス設定部14に設定され、フォーカスバイアス値は、後述する調整処理によって検出及び設定される。
フォーカスサーボ演算部15は、デジタルデーターとして入力されるフォーカスエラー信号FEに対して位相補償等のためのフィルタリングやループゲイン処理などの所定の演算を行ってフォーカスサーボ信号FSを生成して出力する。フォーカスサーボ信号FSは、D/A変換器16によってアナログ信号に変換された後、フォーカスドライバー17に入力される。フォーカスドライバー17にフォーカスサーボ信号FSが入力されると、フォーカス駆動電流が対物レンズ駆動装置8のフォーカスコイルに供給され、対物レンズ駆動装置8が駆動されて対物レンズ8aを介して照射されるレーザー光がディスク状記録媒体100の記録面に集光するように制御される。
一方、トラッキングエラー信号TEが検出されると、サーボ回路11において、検出されたトラッキングエラー信号TEが、A/D変換器18よってデジタルデーターに変換されてトラッキングサーボ演算部19に入力される。トラッキングサーボ演算部19は、デジタルデーターとして入力されるトラッキングエラー信号TEに対して位相補償等のためのフィルタリングやループゲイン処理などの所定の演算を行ってトラッキングサーボ信号TSを生成して出力する。トラッキングサーボ信号FSは、D/A変換器20によってアナログ信号に変換された後、トラッキングドライバー21に入力される。トラッキングドライバー21にトラッキングサーボ信号TSが入力されると、トラッキング駆動電流が対物レンズ駆動装置8のトラッキングコイルに供給され、対物レンズ駆動装置8が駆動されて対物レンズ8aを介して照射されるレーザー光がディスク状記録媒体100の記録トラックに追従するように制御される。
光ピックアップ6は、図3に示すように、発光素子23、回折素子24、ビームスプリッター25、コリメーターレンズ26、球面収差補正素子27、立ち上げミラー28、1/4波長板29、対物レンズ8a及び受光素子30を備え、コリメーターレンズ26は球面収差補正部31として機能する。
尚、球面収差補正部としては、上記したコリメーターレンズ26による構成に限られることはなく、例えば、光軸方向に移動してレーザー光の径を変化させる所謂ビームエキスパンダーレンズや所要のセルに電圧を印加してレーザー光の径を変化させる液晶パネル等によって構成してもよい。
発光素子23からは、例えば、約405nmの波長を有するレーザー光がディスク状記録媒体100へ向けて発光される。
回折素子24としては、例えば、グレーティングが用いられている。
ビームスプリッター25は、例えば、透過型であり、発光素子23から発光されたレーザー光を透過させてコリメーターレンズ26へ導き、ディスク状記録媒体100で反射されたレーザー光の戻り光を分離面25aで反射させて受光素子30へ導く機能を有する。
コリメーターレンズ26は入射されたレーザー光の光束を平行光束にする機能を有する他、上記したように、光軸方向へ移動することにより球面収差を補正する球面収差補正部31としての機能を有する。
非点収差補正素子27としては、例えば、非点収差補正パターンを有する液晶収差補正素子が用いられている。尚、非点収差補正素子27は、後述する方法によって求めた非点収差に基づいて、非点収差量の補正を行う場合には必要とされる素子である。
立ち上げミラー28はレーザー光を反射して1/4波長板29又はコリメーターレンズ27へ導く機能を有し、1/4波長板29は入射されたレーザー光の偏光方向を変換する機能を有し、対物レンズ8aは入射されたレーザー光をディスク状記録媒体100の記録面上に集光させる機能を有する。
以上のように構成された光ピックアップ6において、発光素子23からレーザー光が発光されると、レーザー光は回折素子24によって回折されて主光束と一対の副光束とに分割され、回折されたレーザー光はビームスプリッター25を透過されてコリメーターレンズ26によって平行光束とされ、立ち上げミラー28で立ち上げられ1/4波長板29によって偏光方向が変換されて対物レンズ8aを介してディスクテーブル3に装着されたディスク状記録媒体100の記録面に照射される。ディスク状記録媒体100の記録面に照射されたレーザー光は、該記録面で反射されて戻り光として再び対物レンズ8a、1/4波長板29、立ち上げミラー28及びコリメーターレンズ26を介してビームスプリッター25に入射される。ビームスプリッター25に入射された戻り光は、ビームスプリッター25の分離面25aで反射され、受光素子30に入射される。受光素子30に戻り光が入射されると、RF信号、プッシュプル信号等の各検出信号が検出され、フォーカスエラー信号FEやトラッキングエラー信号TE等の各信号が生成される。
サーボ回路11には、RF信号やプッシュプル信号を測定する信号振幅測定部32等が設けられている(図4参照)。
サーボ回路11には信号振幅測定部32の他、調整値演算部33、メモリー34、球面収差補正値設定部35、D/A変換器36、球面収差補正ドライバー37が設けられている。
調整値演算部33は、後述する調整処理によりフォーカスバイアス値の最適値及び球面収差補正値としての最適値を検出する。このとき、信号振幅測定部32によるRF信号の振幅の測定結果を用いて最適値を検出する。最適値は、RF信号の振幅が略最大となるフォーカスバイアス値、球面収差補正値を検出する。また、調整値演算部33は、調整動作のための最適値として、フォーカスバイアス設定部14に対するフォーカスバイアス値の設定や、球面収差補正値設定部35に対する球面収差補正値の設定を行う。
メモリー34は、調整値演算部33によって検出された最適なフォーカスバイアス値及び球面収差補正値の記憶手段として用いられる。
球面収差補正値設定部35には球面収差補正値が設定され、設定された球面収差補正値はD/A変換器36によってアナログ信号とされ、球面収差補正ドライバー37に入力される。球面収差補正ドライバー37は、コリメータレンズ26によって構成される球面収差補正部31を駆動する機構に駆動電力を供給する。
球面収差補正値設定部35、D/A変換器36、球面収差補正ドライバー37及び球面収差補正部31は、レーザー光の径を変化させて球面収差を補正する球面収差補正機構38を構成する。
以下に、サーボ回路11等によって行われる調整処理について説明する(図5乃至図8参照)。
(S1)フォーカスサーボをON状態とし、トラッキングサーボをON状態とする。
(S2)調整値演算部33によってフォーカスバイアス設定部14にフォーカスバイアス値として測定用の初期値を設定する。測定用の初期値は、予め定められた値として、例えば、メモリー34に記憶させることができる。
(S3)信号振幅測定部32によってRF信号を測定し、フォーカスバイアスの最適値及び球面収差補正値の最適値を検出する処理を行う。この処理においては、フォーカスバイアスの最適値の検出は、球面収差補正値を固定した状態において、フォーカスサーボ機構9を駆動してフォーカスバイアス設定部14におけるフォーカスバイアス値を変化させながら信号振幅測定部32によってRF信号を測定して行い、球面収差補正値の最適値の検出は、フォーカスバイアス値を固定した状態において、球面収差補正部31を駆動して球面収差補正値設定部35における球面収差補正値を変化させながら信号振幅測定部32によってRF信号を測定して行う。
フォーカスバイアスの最適値及び球面収差補正値の最適値を検出する処理においては、RF信号の振幅が略最大値となるときの値をそれぞれフォーカスバイアスの最適値及び球面収差補正値の最適値とする。
尚、上記した球面収差補正値を固定した状態におけるフォーカスバイアスの最適化と上記したフォーカスバイアス値を固定した状態における球面収差補正の最適化とは、最適値の収束度合いに応じて複数回のループを組むようにしてもよい。
上記の処理によって検出したフォーカスバイアス値の最適値をフォーカスバイアス設定部14に設定し(図6の最適値A)、球面収差補正値の最適値を球面収差補正値設定部20に設定する(図6の最適値B)。尚、図6は、光ピックアップ6に設けられた光学系における非点収差が一方の方向にずれた状態で発生したときのグラフ図であり、図中の各線分によって囲まれた各領域はRF信号の振幅が略同等の範囲を示している。
(S4)(S3)において設定したフォーカスバイアス値の最適値Aと球面収差補正値の最適値Bをフォーカスバイアス及び球面収差に関する基準値として決定する(図6の基準値C)。
(S5)トラッキングサーボをOFF状態とする。
(S6)球面収差補正値の最適値Bを固定した状態において、フォーカスサーボ機構9を駆動してフォーカスバイアス設定部14におけるフォーカスバイアス値を変化させながら、信号振幅測定部32によってプッシュプル信号を測定し、フォーカスバイアス値の新たな最適値を検出する処理を行う。この処理においては、プッシュプル信号の振幅が略最大値となるときの値をフォーカスバイアス値の最適値Dとし、最適値Dと球面収差補正値の最適値Bとの交点を調整値Eとして検出する(図7参照)。尚、図7は、光ピックアップ6に設けられた光学系における非点収差が一方の方向にずれた状態で発生したときのグラフ図であり、図中の各線分によって囲まれた各領域はプッシュプル信号の振幅が略同等の範囲を示している。
(S7)(S6)において検出したフォーカスバイアス値の最適値Dをフォーカスバイアス設定部14に設定し、調整処理を終了する。
上記のような処理により検出した調整値Eは、ディスク状記録媒体100の記録トラックの接線方向に関して感度の高いRF信号の略最大値とこの接線方向に直交する方向であるクロストーク方向に関して感度の高いプッシュプル信号の略最大値とに基づいて検出されており、RF信号におけるエラーレートの略最小値に一致する(図8参照)。尚、図8は、光ピックアップ6に設けられた光学系における非点収差が一方の方向にずれた状態で発生したときのグラフ図であり、図中の各線分によって囲まれた各領域はエラーレートが略同等の範囲を示している。
上記には、例として、光ピックアップ6に設けられた光学系における非点収差が一方の方向にずれた状態の場合について図6乃至図8を参照して説明したが、光ピックアップ6に設けられた光学系における非点収差が他方の方向にずれた状態の場合には、図9乃至図11に示すような結果が得られる。
尚、図9は図6に対応するグラフ図であり図中の各線分によって囲まれた各領域はRF信号の振幅が略同等の範囲を示しており、図10は図7に対応するグラフ図であり図中の各線分によって囲まれた各領域はプッシュプル信号の振幅が略同等の範囲を示しており、図11は図8に対応するグラフ図であり図中の各線分によって囲まれた各領域はRF信号におけるエラーレートが略同等の範囲を示している。
図6及び図9に示すように、RF振幅のみで調整した場合には基準値Cに調整されるため、非点収差が最適な状態からずれているとエラーレートマージン中心から大きくずれてしまうが、本発明により、プッシュプル振幅を用いてフォーカス方向を最適化すると調整値Eに調整されるため、略エラーレートマージンの中心となるように最適化される。
図12乃至図14は、光学系の非点収差が最適な状態からほとんどずれていない状態におけるグラフ図であり、図12、図13及び図14はそれぞれ図6、図7及び図8に対応する。
図12乃至図14に示すように、非点収差がほぼ最適な状態のときには、CとEが略一致する。
各グラフ図に示すように、非点収差の発生量が大きい程、フォーカスバイアス値の最適値Aと最適値Dとの差が大きく、この差から光学系における非点収差の発生量を推測することが可能である。
上記の調整処理の実行タイミングとしては、例えば、ディスク状記録媒体100がディスクテーブル3に装着された直後が考えられる。通常、ディスク状記録媒体100のディスクテーブル3への装着時には、ディスク状記録媒体100の管理情報の読み出し等の処理が行われるが、RF信号の検出のためにはフォーカスバイアス及び球面収差が調整されていることが必要とされるためである。
また、ディスク状記録媒体100に記録された情報信号の再生中に、例えば、ディスク状記録媒体100から読み出した情報信号のバッファリングの余裕のあるタイミングで上記した調整を行うことも可能である。
以上に記載した通り、ディスクドライブ装置1にあっては、ディスク状記録媒体100の記録トラックの接線方向に関して感度の高いRF信号の略最大値とクロストーク方向に関して感度の高いプッシュプル信号の略最大値とに基づいて調整値が検出されるため、光ピックアップ6に設けられた光学系に非点収差が生じている場合においても、RF信号の品質の向上を図ることができ、ディスク状記録媒体100に対する情報信号の記録再生動作の信頼性の向上を図ることができる。
尚、上記のフォーカスバイアス値の差(D−A)により、光ピックアップのその時点における非点収差を検出することが可能である。これにより、製造ばらつきはもちろんのこと、温度や湿度等による変化があっても、非点収差を簡便に知ることができる。
図15は、フォーカスバイアス値の差(D−A)と非点収差量との関係を示すグラフ図である。図15に示す各プロットは、図6から図8、図9から図11、図12から図14において算出したフォーカスバイアス値の差(D−A)を示すプロットである。
非点収差が生じている場合には、ディスク状記録媒体100に対する情報信号の記録時において、非点収差が生じている分、レーザー光の集光性が劣化していることによって、最適な記録パワーが増大することが想定されるが、上記のように非点収差の発生量をフォーカスバイアスの差(D−A)により推測して、そのときの非点収差量に応じてディスク状記録媒体100に対する情報信号の記録時におけるレーザー光の出力(記録パワー)を所定の比率だけ補正することにより、非点収差がある場合でも、記録パワー不足とならないようにすることが可能となり、良好な記録動作を確保することができる。
また、非点収差補正素子27によって、上記した非点収差の発生量に基づいて非点収差量を補正し、非点収差の最適化を図ることができる。
上記した最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
図2乃至図15と共に本発明を実施するための最良の形態を示すものであり、本図はディスクドライブ装置の概略斜視図である。 光ピックアップの構成を示す概念図である。 サーボ回路等の構成を示すブロック図である。 球面収差補正に関する各部の構成を示すブロック図である。 調整処理の手順を示すフローチャート図である。 図7及び図8と共に光ピックアップに設けられた光学系が非点収差をほとんど有していない状態におけるフォーカスバイアスと球面収差補正値との関係を示すものであり、本図はRF信号の振幅に対して示すグラフ図である。 プッシュプル信号の振幅に対して示すグラフ図である。 RF信号におけるエラーレートに対して示すグラフ図である。 図10及び図11と共に光ピックアップに設けられた光学系が一方の方向にずれた非点収差を有している状態におけるフォーカスバイアスと球面収差補正値との関係を示すものであり、本図はRF信号の振幅に対して示すグラフ図である。 プッシュプル信号の振幅に対して示すグラフ図である。 RF信号におけるエラーレートに対して示すグラフ図である。 図13及び図14と共に光ピックアップに設けられた光学系が反対の方向にずれた非点収差を有している状態におけるフォーカスバイアスと球面収差補正値との関係を示すものであり、本図はRF信号の振幅に対して示すグラフ図である。 プッシュプル信号の振幅に対して示すグラフ図である。 RF信号におけるエラーレートに対して示すグラフ図である。 フォーカスバイアス値の差と非点収差量の関係を示すグラフ図である。
符号の説明
100…ディスク状記録媒体、1…ディスクドライブ装置、3…ディスクテーブル、6…光ピックアップ、8a…対物レンズ、9…フォーカスサーボ機構、10…トラッキングサーボ機構、38…球面収差補正機構

Claims (12)

  1. ディスク状記録媒体に対して対物レンズを介してレーザー光を照射しディスク状記録媒体に対する情報信号の記録又は再生を行う光ピックアップであって、
    対物レンズをディスク状記録媒体に離接するフォーカシング方向へ移動させてディスク状記録媒体の記録面にレーザー光のスポットが集光するように制御するフォーカスサーボ機構と、
    対物レンズをディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向へ移動させてディスク状記録媒体の記録トラックにレーザー光のスポットが追従するように制御するトラッキングサーボ機構と、
    対物レンズ出射光に発生する球面収差量を可変とし、信号記録面上における球面収差を補正する球面収差補正機構とを備え、
    フォーカスサーボ機構を駆動させると共に球面収差補正機構を駆動させることによりRF信号の振幅の略最大値を測定し、該略最大値に対応するフォーカスバイアス値及び球面収差補正値を基準値として検出し、
    球面収差補正値に関する上記基準値を固定した状態でフォーカスサーボ機構を駆動させることによりプッシュプル信号の振幅の略最大値を測定し、該略最大値に対応するフォーカスバイアス値及び上記球面収差補正値の基準値を調整値として検出した
    ことを特徴とする光ピックアップ。
  2. RF信号の振幅の略最大値に対応する上記フォーカスバイアス値とプッシュプル信号の振幅の略最大値に対応する上記フォーカスバイアス値との差に基づいて、信号記録面上における集光スポットに含まれる非点収差量の最適値からのずれを検出するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ。
  3. 検出した上記非点収差量に基づいて、ディスク状記録媒体に対する情報信号の記録時におけるレーザー光の出力を補正するようにした
    ことを特徴とする請求項2に記載の光ピックアップ。
  4. 検出した上記非点収差量に基づいて、非点収差量補正素子によって非点収差量を最適化するようにした
    ことを特徴とする請求項2に記載の光ピックアップ。
  5. ディスク状記録媒体に対して対物レンズを介してレーザー光を照射しディスク状記録媒体に対する情報信号の記録又は再生を行う光ピックアップを備えたディスクドライブ装置であって、
    上記光ピックアップは、
    対物レンズをディスク状記録媒体に離接するフォーカシング方向へ移動させてディスク状記録媒体の記録面にレーザー光のスポットが集光するように制御するフォーカスサーボ機構と、
    対物レンズをディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向へ移動させてディスク状記録媒体の記録トラックにレーザー光のスポットが追従するように制御するトラッキングサーボ機構と、
    対物レンズ出射光に発生する球面収差量を可変とし、信号記録面上における球面収差を補正する球面収差補正機構とを備え、
    フォーカスサーボ機構を駆動させると共に球面収差補正機構を駆動させることによりRF信号の振幅の略最大値を測定し、該略最大値に対応するフォーカスバイアス値及び球面収差補正値を基準値として検出し、
    球面収差補正値に関する上記基準値を固定した状態でフォーカスサーボ機構を駆動させることによりプッシュプル信号の振幅の略最大値を測定し、該略最大値に対応するフォーカスバイアス値及び上記球面収差補正値の基準値を調整値として検出した
    ことを特徴とするディスクドライブ装置。
  6. RF信号の振幅の略最大値に対応する上記フォーカスバイアス値とプッシュプル信号の振幅の略最大値に対応する上記フォーカスバイアス値との差に基づいて、信号記録面上における集光スポットに含まれる非点収差量の最適値からのずれを検出するようにした
    ことを特徴とする請求項5に記載のディスクドライブ装置。
  7. 検出した上記非点収差量に基づいて、ディスク状記録媒体に対する情報信号の記録時におけるレーザー光の出力を補正するようにした
    ことを特徴とする請求項6に記載のディスクドライブ装置。
  8. 検出した上記非点収差量に基づいて、非点収差量補正素子によって非点収差量を最適化するようにした
    ことを特徴とする請求項6に記載のディスクドライブ装置。
  9. ディスク状記録媒体に対して対物レンズを介してレーザー光を照射しディスク状記録媒体に対する情報信号の記録又は再生を行う光ピックアップにおけるフォーカスバイアス及び球面収差に関する調整値検出方法であって、
    上記光ピックアップは、
    対物レンズをディスク状記録媒体に離接するフォーカシング方向へ移動させてディスク状記録媒体の記録面にレーザー光のスポットが集光するように制御するフォーカスサーボ機構と、
    対物レンズをディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向へ移動させてディスク状記録媒体の記録トラックにレーザー光のスポットが追従するように制御するトラッキングサーボ機構と、
    対物レンズ出射光に発生する球面収差量を可変とし、信号記録面上における球面収差を補正する球面収差補正機構とを備え、
    フォーカスサーボ機構を駆動させると共に球面収差補正機構を駆動させることによりRF信号の振幅の略最大値を測定し、該略最大値に対応するフォーカスバイアス値及び球面収差補正値を基準値として検出し、
    球面収差補正値に関する上記基準値を固定した状態でフォーカスサーボ機構を駆動させることによりプッシュプル信号の振幅の略最大値を測定し、該略最大値に対応するフォーカスバイアス値及び上記球面収差補正値の基準値を調整値として検出した
    ことを特徴とする光ピックアップにおけるフォーカスバイアス及び球面収差に関する調整値検出方法。
  10. RF信号の振幅の略最大値に対応する上記フォーカスバイアス値とプッシュプル信号の振幅の略最大値に対応する上記フォーカスバイアス値との差に基づいて、信号記録面上における集光スポットに含まれる非点収差量の最適値からのずれを検出するようにした
    ことを特徴とする請求項9に記載の光ピックアップにおけるフォーカスバイアス及び球面収差に関する調整値検出方法。
  11. 検出した上記非点収差量に基づいて、ディスク状記録媒体に対する情報信号の記録時におけるレーザー光の出力を補正するようにした
    ことを特徴とする請求項10に記載の光ピックアップにおけるフォーカスバイアス及び球面収差に関する調整値検出方法。
  12. 検出した上記非点収差量に基づいて、非点収差量補正素子によって非点収差量を最適化するようにした
    ことを特徴とする請求項10に記載の光ピックアップにおけるフォーカスバイアス及び球面収差に関する調整値検出方法。
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