JP2006101245A - 受信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1,第2のアンテナそれぞれで受信される信号の周波数誤差を信号強度で重み付け合成し、この合成される周波数誤差に基づいて、第1,第2の受信信号それぞれの位相を補正する。周波数誤差を信号強度で重み付け合成することで、より信頼性の高い周波数誤差の補正が行える。
【選択図】図1
Description
ベースバンド帯でディジタル信号処理によって合成ダイバーシチを行う方式や、指向性制御のために各アンテナに対する振幅あるいは位相の重み付け合成を行うアダプティブアレーアンテナ、スマートアンテナと呼ばれる方式では、受信機自体が複数のディジタル領域の受信部を持つ構成となる。
しかし、実際にはブランチ毎での周波数誤差推定値にばらつきが生じる。これは、(1)各ブランチで別々のミキサを使って周波数変換を行うことや、(2)ブランチ毎での周波数誤差推定に、各ブランチのフェージングの影響や雑音を含んだ信号が用いられること等が原因である。また、各ブランチで独立に別個の周波数シンセサイザを組み込んだ無線モジュール(例えば放送用チューナーなど)を使用する場合には、各ブランチの周波数シンセサイザはフリーランの状態であり、互いに同期がとれずに大きな周波数誤差が生じる可能性がある。
最大受信電力のアンテナからの無線信号を用いて周波数誤差を測定する技術が開示されている(特許文献1、段落番号0035参照)。また、MIMO方式で通信が行なわれているときの周波数オフセット値に2つの周波数オフセット値の平均値を用いる技術が開示されている(特許文献2、段落番号0114参照)。
(1)個々のブランチで周波数誤差の推定および補正を独立に行うと、その構成全体での回路規模および消費電力がブランチの個数に対応して増加し、小型化、低消費電力化、低価格化が困難となる。また、フェージングなどの影響により、各ブランチで受信信号電力、ひいてはS/Nがばらつく結果、周波数誤差の推定値がばらつく可能性がある。
(2)特定のブランチで推定される周波数誤差によって、全ブランチでの周波数の補正を行うと、選択されたブランチのS/Nが悪い場合や推定の精度が不十分なときに、周波数誤差補正が不十分で結果的に復調性能が劣化するおそれがある。
(3)全てのブランチで推定された周波数誤差の平均によって、全ブランチでの周波数の補正を行うと、受信強度が過大なブランチがある場合に、周波数誤差推定値の信頼度が劣化するおそれがある。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る受信機100の構成を示すブロック図である。
受信機100は、アンテナ101,102,乗算器103,104,NCO(Numerical Controlled Oscillator)105,106,ダイバーシチ復調回路107,周波数誤差検出回路115,RSSI測定回路111,112,比較器113,動作切替判定回路114,高周波回路116,117,A/D変換器118,119を有する。
高周波回路116,117はそれぞれ、フィルタ、アンプ、ダウンコンバータ、直交復調器等を含み、アンテナ101,102で受信された信号の周波数を搬送波帯域からベースバンド帯域まで低下させる。
A/D変換器118,119はそれぞれ、高周波回路116,117から出力されるアナログ信号をディジタル信号に変換する。
個別周波数誤差検出回路108,109はそれぞれ、A/D変換器118,119から出力される信号に基づき、周波数誤差(キャリア周波数オフセット)の検出を行う。周波数誤差の検出(あるいは推定)は、例えば、受信信号のフレームの先頭付近にあるプリアンブルやヘッダ、あるいは受信フレーム内に含まれるパイロット信号を用い、これらの既知情報等の位相の変化を追跡することで行える。また、OFDMシステムでは、信号の一部をコピーして付加したガードインターバル部との相関によっても周波数誤差を検出することができる。
NCO(Numerical Controlled Oscillator)105,106は、数値制御発振器であり、補正量重み付け合成回路110から出力される合成された周波数誤差信号に基づき、補正周波数(位相回転)成分e^(-jθ)の信号(補正周波数信号)を生成する。
乗算器103,104はそれぞれ、A/D変換器118,119から出力される信号にNCO105,106から出力される補正周波数信号を乗算する。この結果、信号の位相を変化させることができる。
なお、ダイバーシチ復調回路107の代わりに複数の異なる送信データ系列を分離・抽出するMIMO(Multi-Input Multi-Output)復調処理回路を用いることも可能である。アンテナ101,102での受信状態の相違に対応して、送信側がそれぞれ異なるデータ系列を送信し、受信側がそれらを分離・抽出してN倍(N:最大送信アンテナ数、ここではN=2)のデータを同時に復調することが可能となる。
なお、RSSI測定回路111,112は、高周波回路116,117からのアナログ信号に基づくRSSI測定(A−RSSI測定)を行っているが、これに換えてA/D変換器118,119からのディジタル信号に基づくRSSI測定(D−RSSI測定)を行ってもよい。
動作切替判定回路114は、比較器113での比較結果に基づき、周波数誤差検出回路115での周波数誤差検出に利用するアンテナ101,102の選択の判定を行い、この判定結果に基づき周波数誤差検出回路115を制御する。動作切替判定回路114は、受信信号レベルに応じて、周波数誤差補正に、個別周波数誤差検出回路108,109から出力される周波数誤差信号の一方、双方いずれを用いるかを判定、切り替え制御する。
周波数誤差信号の双方を用いる場合には、複数ブランチで独立に検出された周波数誤差の検出値をブランチ毎のAGC利得制御状態に応じて重み付け合成した値を基に周波数誤差補正が行われる。このとき、個別周波数誤差検出回路108,109,補正量重み付け合成回路110、NCO105,106のすべてが動作する。
具体的には、特定のブランチのRSSI値が他ブランチのRSSI値の20dB以上である場合や、特定のブランチ以外のすべてのRSSIが−70dBmを下回った場合に、特定のブランチの個別周波数誤差検出回路108,109のみを動作させる。これから判るように、この切替の判定は、RSSIの絶対値およびブランチ間での相対値のいずれに基づいても行える。
なお、個別周波数誤差検出回路108,109の動作を停止する替わりに、補正量重み付け合成回路110での補正量重み付け合成の重み付け係数を調節してもよい。例えば、特定のブランチでの周波数誤差の重み付け係数を0とすることで、そのブランチの個別周波数誤差検出回路108,109の動作を停止したとほぼ同様の効果を挙げることができる。
次に、受信機100の動作を説明する。
アンテナ101,102で受信された信号は、高周波回路116,117によってベースバンド帯域まで下げられ、A/D変換器118,119によってディジタル信号に変換される。このディジタル信号は、送信側の送信周波数との周波数誤差を含んでいる。
ディジタル信号に変換された受信信号は、乗算器103,104において、NCO105,106で生成された補正周波数信号と乗算されることで、周波数誤差が取り除かれて、ダイバーシチ復調回路107で復調・復号される。
(1)すべての受信系のS/Nが悪いときやアンテナ毎に周波数誤差推定値がばらつくときでも信頼性の高い推定値を決定でき、受信特性を改善できる。即ち、検出される受信レベル(例えば、RSSI値)を用いてブランチの信頼度を係数化し、AFCでの周波数誤差推定値の重み付け合成に用いることで、信頼度の高いAFCを行える。即ち、誤差補正精度の高いロバストなAFCによる、受信品質の向上が図れる。
入力信号の強度が過大で、AGCを行っても信号が飽和して信号の品質が劣化するような場合に、強度が過大な信号を周波数誤差推定に用いないようにしてこの推定の精度を高めることができる。
図2は、本発明の第1の実施形態の変形例に係る受信機100aの構成を示すブロック図である。
受信機100aは、アンテナ101,102,乗算器103,104,NCO(Numerical Controlled Oscillator)105,106,ダイバーシチ復調回路107,周波数誤差検出回路115,A−RSSI測定回路111a、112a、D−RSSI測定回路111b、112b、比較器113,動作切替判定回路114,高周波回路116,117,A/D変換器118,119,AGCアンプ120, 121,AGC制御回路122,123,重み係数決定部126,ルックアップテーブル(LUT)127を有する。
D−RSSI測定回路111b、112bはそれぞれ、A/D変換器118,119から出力されるディジタル信号のRSSI値を測定する。
AGCアンプ120, 121はそれぞれ、高周波回路116,117から出力される信号を増幅する増幅率可変の増幅器であり、AGC(Automatic Gain Control)のために用いられる。A/D変換器118,119の入力レンジにおさまるように信号振幅のゲイン調整を行う。
AGC制御回路122,123はそれぞれ、A−RSSI測定回路111a、112aおよびD−RSSI測定回路111b、112bから出力されるRSSI値に基づき、AGCアンプ120, 121の増幅率を制御する制御回路であり、高周波回路116,117から出力される信号のAGCのために用いられる。
本図に示すように、領域A〜Cでは受信信号強度が大きくなるにつれて重み係数Mjが大きくなる。ある程度信号強度が大きい方が信号としての信頼性が大きいと考えられることによる。
一方、領域D,Eでは、受信信号強度が大きくなると却って重み係数Mjが小さくなり、領域Eでは重み係数Mjが0になる。これは、受信信号が飽和する可能性を考慮して、重み係数Mj(優先度)を決定したためである。即ち、受信信号電力が大きすぎて飽和領域に入る信号の重み(ウェイト)を小さくする。
なお、領域判定の境界しきい値や領域の数は図3に限られるものではなく、様々な組み合わせが存在する。
次に、受信機100aの動作を説明する。
通常、AGCやAFCといった復調のための同期処理には、受信信号のフレーム先頭付近にあるプリアンブルやヘッダ、あるいは受信フレーム内に含まれるパイロット信号が用いられる。
受信レベルに基づく重み付けAFC処理では受信レベルの測定精度が高いことが望ましい。このためには、AGCでのA/D変換器入力レンジの調整の完了後に、A/D変換されたサンプルを平均化した受信信号を用いて、AFC処理を行うことが考えられる。しかしながら、AGC処理の完了を待っていると、AFCでの周波数の初期同期に時間を要する可能性がある。
本実施形態では、AGCの利得切り替えを段階的に行い、かつAGCでの大まかな領域判定を行った時点で、アンテナ101,102毎に尤度を割り当てる。
この結果、AGC処理の途中で(AGCの利得切替前、あるいは並行して)AFCを開始でき、プリアンブルの早い段階でAFCを行い、初期同期引き込みの早期完了が可能となる。また、初期同期引き込みの早期完了に換えて、初期同期引き込みに時間をかけて、より高精度の同期確立を実現することもできる。
(1)高周波回路116,117で受信された信号の強度(例えば、アナログRSSI)がA−RSSI測定回路111a,112aで測定される(ステップS11)。
また、測定された受信レベルを用いて受信領域の判定が行われる(S12)。この判定結果は、AGCの第1段階としてのゲイン調節のために用いられる。
a.AGC処理
判定された受信領域に基づきAGC初期ゲインを求め(S13)、この初期ゲインに基づきAGC制御回路122,123からAGCアンプ120, 121のゲインを制御する。
その後、AGCの第2段階として、A/D変換後のディジタル信号を用いてD−RSSI測定回路111b, 112bでディジタルRSSIが測定され(S14)、それに基づいてより精密なAGC制御が行われる。(S15)
AGC処理と並行して、重み係数決定部126において、ルックアップテーブル(LUT)127を参照し(S16)、AFCによる周波数誤差推定値の重み付け合成係数を求める。
具体的には、次の式(1)によって重み付け合成係数W_iを算出する。
W_i = Mi/Σ(Mj) ……式(1)
求められた重み付け係数を使って、補正量重み付け合成回路110で重み付け合成を行う(S17)。これにより、各ブランチで検出された補正量の分散が平滑化される。
(3)従来シリアルに行われていたAGC処理とAFC処理であるが、AGC処理の途中からAFC処理を開始することができる。即ち、アナログ部で検出される受信レベル(例えばRSSI)をAGCの第1段階としての大まかな受信領域判定に利用し、判定された領域情報をAFCでの周波数誤差推定値の重み付け合成に用いる。
このため、周波数引き込みをより早くすることが可能となる。復調処理が開始されるまでに十分な時間を確保でき、結果的に安定した周波数引き込みを実現できる。
また、余った時間を利用してさらに周波数誤差推定の精度を高めることができる。
図5は本発明の第2の実施形態に係る受信機200の構成を示すブロック図である。
受信機200は、アンテナ201,202,乗算器203,204,NCO(Numerical Controlled Oscillator)205,206,ダイバーシチ復調回路207,周波数誤差検出回路208,S/N最大値検出回路209,S/N測定回路210,メモリ211,ルックアップテーブル212,乗算器213,加算器214,周波数誤差決定回路215,高周波回路216,217,A/D変換器218,219を有する。
高周波回路216,217はそれぞれ、フィルタ、アンプ、ダウンコンバータ、直交復調器等を含み、アンテナ201,202で受信された信号の周波数を搬送波帯域からベースバンド帯域まで低下させる。
A/D変換器218,219はそれぞれ、高周波回路216,217から出力されるアナログ信号をディジタル信号に変換し、出力する。
乗算器203,204はそれぞれ、A/D変換器218,219から出力される受信信号へのNCO205,206から出力される補正周波数信号の乗算を行う。この結果、複素信号の位相を変化させることができる。
ダイバーシチ復調回路207は、乗算器203,204から出力される周波数誤差が補正された信号に基づき、ダイバーシチ復調・復号が行われる。
なお、ダイバーシチ復調回路207の代わりに複数の異なる送信データ系列を分離・抽出するMIMO復調処理回路を用いることも可能である。
図6は、ルックアップテーブル212の一例が表された模式図である。アンテナ1,2(アンテナ201,202に対応)の直交ウエイトの組W1〜W3が表されている。
複数の組が表されているのはこの組の中から最適なもの(具体的には、S/N比が最大のもの)を選択するためである。これは原理的に空間直交ビームを張ることによるS/N改善と等価であり、アンテナ201,202間の空間相関が高い状態のときや、受信信号がマルチパスなどにより位相合成されて信号レベルが減じられてしまうような場合に、S/N比の改善が期待できる。
S/N測定回路210は、加算器214から出力される直交ウェイト重み付け信号のS/N比を測定する。
メモリ211は、周波数誤差検出回路208で検出された周波数誤差およびS/N測定回路210で測定されたS/N比を記憶する。即ち、ルックアップテーブル212に記憶された複数個の直交ウェイトの組それぞれの試行・測定結果がメモリ211に記憶される。
S/N最大値検出回路209は、メモリ211に記憶されたS/N比から最大のものを選択する。さらに、S/N最大値検出回路209は、このときの直交ウェイトの組をルックアップテーブル212から選択し、乗算器213および乗算器213による直交ウェイト演算に用いられるようにする。
周波数誤差決定回路215は、S/N最大値検出回路209で検出された最大のS/N比に対応する周波数誤差をメモリ211から選択する。
次に、受信機200の動作を説明する。
アンテナ201,202で受信された信号は、乗算器213および加算器214によって直交ウェイトで重み付けされて、周波数誤差(Δf)が検出される。
ルックアップテーブル212に表された複数個の直交ウェイトの組それぞれで、受信信号が重み付けされ、周波数誤差決定回路215で周波数誤差を計算しながら、S/N測定回路210でS/Nを測定する。それぞれの直交ウェイトの組での試行・測定結果を順次メモリ211に蓄えていく。
すべての直交ウェイトの組を試した後、S/N最大値検出回路209で最も高いS/Nを検出し、このときの直交ウェイトの組に対応する周波数誤差Δfが選択される。
複数通りの直交ウェイト組を試し、S/Nの高い信号を強制的に作り出すことで周波数誤差推定の精度の向上が図られる。
以下に第2の実施形態の変形例を説明する。
(1)第2の実施形態では、直交ウェイトの組による重み付けを行っている。即ち、位相を回転させている。これに対して、アンテナ201,202で受信された信号を位相のみでなく、振幅の重み付を行うことも可能であり、より大きくS/Nが改善される。この重み付けには、例えば、AGC制御振幅またはRSSI値を用いることができる。
このトレーニングの手法として, LMS(Least Mean Squares)、SMI(Sample Matrix Inverse),RLS(Recursive Least Square)等のMMSE(Minimum Mean Square Error: 最小平均2乗誤差)を基本とするビーム形成アルゴリズムを利用できる。これにより、さらに精度の高い周波数誤差Δfを得ることができ、信頼度の高いAFCが可能となる。
W(k)=W(k)+ε*(k)x(k)
y(k)=WH(k)x(k)
ε(k)=r(k)−y(k)
W(k)=[W1(k),W2(k),…WM(k)]T ……式(2)
ここで、x(k)は入力信号ベクトル、y(k)は出力信号ベクトル、w(k)はウェイトベクトル、r(k)は所定の参照信号系列、*は複素共役、Hは複素共役転置を意味する。ここではサンプルk毎にウェイト更新を行う。
このような構成により、ディジタル信号処理で精度の高い受信状態の把握ができ、より緻密な周波数誤差補正が実現できる。
‖H1‖1=|h0|+|h1|+|h2|
‖H1‖2=(|h0|2+|h1|2+|h2|2)1/2 ……式(3)
ここで、h0,h1,h2は各遅延時刻0、τ1,τ2における複素振幅を表す。各アンテナ101,102毎にこのノルムH1、H2を測定することにより、受信レベルに換えて、受信信号の本質的なパス成分の大きさに比例した重み付けを行える。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で構成要素を拡張、変形可能である。拡張、変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
Claims (10)
- 第1,第2のアンテナそれぞれで受信される第1,第2の信号の周波数誤差を検出する第1,第2の周波数誤差検出手段と、
前記第1,第2の信号それぞれの信号強度を検出する第1,第2の信号強度検出手段と、
前記第1,第2の信号強度検出手段での信号強度検出結果に基づいて、前記第1,第2の周波数誤差検出手段で検出される周波数誤差を重み付け合成する周波数誤差合成手段と、
前記周波数誤差合成手段で合成される周波数誤差に基づいて、第1,第2の受信信号それぞれの位相を補正する第1,第2の位相補正手段と、
前記第1,第2の位相補正手段で補正される第1,第2の信号を用いて復調を行う復調手段と、
を具備することを特徴とする受信装置。 - 信号強度と、周波数誤差の重み付けとを対応して表すテーブルをさらに具備し、
前記周波数誤差合成手段での周波数誤差の重み付け合成が前記テーブルに基づいて行われる、
ことを特徴とする請求項1記載の受信装置。 - 前記第1の信号強度検出手段で検出される信号強度が所定値よりも大きい場合に、前記周波数誤差合成手段での前記第1の信号の周波数誤差検出結果の重み付けが所定値以下となる
ことを特徴とする請求項1記載の受信装置。 - 前記第1の信号強度検出手段で検出される信号強度が所定値よりも大きい場合に、前記第1の周波数誤差検出手段での周波数誤差検出を停止させる周波数誤差検出停止手段、
をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の受信装置。 - 前記第1,第2のアンテナそれぞれで受信される第1,第2の信号を増幅する第1、第2の増幅手段と、
前記第1,第2の信号強度検出手段それぞれでの信号強度検出結果に基づいて、前記第1,第2の増幅手段それぞれでの増幅を制御する第1、第2の増幅制御手段と、
をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の受信装置。 - 前記第1、第2の増幅手段で増幅される第1、第2の信号それぞれをA/D変換する第1,第2のA/D変換手段と、
前記第1、第2のA/D変換手段でA/D変換される第1、第2の信号それぞれの信号強度を検出する第3,第4の信号強度検出手段と、
前記第3,第4の信号強度検出手段それぞれでの信号強度検出結果に基づいて、前記第1、第2の増幅手段それぞれでの増幅を制御する第3、第4の増幅制御手段と、
をさらに具備することを特徴とする請求項5記載の受信装置。 - 第1,第2のアンテナそれぞれで受信される第1,第2の信号を重み付け合成する信号合成手段と、
前記信号合成手段で合成される信号のS/N比を検出するS/N比検出手段と、
前記S/N比検出手段での検出結果に基づいて、前記信号合成手段での信号の合成に用いる重み付けを決定する重み付け決定手段と、
前記信号合成手段で合成される信号の周波数誤差を検出する周波数誤差検出手段と、
前記周波数誤差検出手段で検出される周波数誤差に基づいて、前記第1,第2の受信信号それぞれの位相を補正する第1,第2の位相補正手段と、
前記第1,第2の位相補正手段で補正される第1,第2の信号を用いて復調を行う復調手段と、
を具備することを特徴とする受信装置。 - 前記信号合成手段で前記第1,第2の信号を重み付け合成するための重み付けの複数の組み合わせが表されるテーブル、をさらに具備し、
前記重み付け決定手段が、前記テーブルから重み付けの組み合わせを選択する手段を含む、
ことを特徴とする請求項7記載の受信装置。 - 前記テーブルに表される重み付けの組み合わせが、前記第1、第2の信号の相対的な位相を略90°変化させる重み付けの組み合わせである
ことを特徴とする請求項8記載の受信装置。 - 前記テーブルに表される重み付けの組み合わせが、前記第1、第2の信号の相対的強度を変化させる重み付けの組み合わせである
ことを特徴とする請求項8記載の受信装置。
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