JP2006097559A - 過給機付きエンジンの過給圧制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ターボ過給機のより高い信頼性を確保し得る過給機付エンジンの過給圧制御装置を提供する。
【解決手段】 過給機付エンジンの過給圧制御装置において、過給圧を制御する過給圧制御弁を備えたターボ過給機と、運転状態に基づき要求される目標トルクに応じて目標質量空気量を設定する目標質量空気量設定手段と、目標質量空気量に基づき、過給圧制御弁の制御量を設定する制御量設定手段と、実質量空気量と目標質量空気量とのずれに基づき、過給圧制御弁の制御量をフィードバック制御する第1F/B手段と、実過給圧と目標過給圧とのずれに基づき、過給圧制御弁の制御量をフィードバック制御する第2F/B手段と、を設ける。ターボ過給機の回転数が、所定の過回転判定値以上になった場合、第1F/B手段から第2F/B手段へ切り替える若しくは両方を併用する。
【選択図】図8
【解決手段】 過給機付エンジンの過給圧制御装置において、過給圧を制御する過給圧制御弁を備えたターボ過給機と、運転状態に基づき要求される目標トルクに応じて目標質量空気量を設定する目標質量空気量設定手段と、目標質量空気量に基づき、過給圧制御弁の制御量を設定する制御量設定手段と、実質量空気量と目標質量空気量とのずれに基づき、過給圧制御弁の制御量をフィードバック制御する第1F/B手段と、実過給圧と目標過給圧とのずれに基づき、過給圧制御弁の制御量をフィードバック制御する第2F/B手段と、を設ける。ターボ過給機の回転数が、所定の過回転判定値以上になった場合、第1F/B手段から第2F/B手段へ切り替える若しくは両方を併用する。
【選択図】図8
Description
本発明は、過給機付エンジンの過給圧制御装置に関する。
従来、排気ガスがかなり高い圧力(排気圧力)をもつことから、この排気ガスの圧力を有効に利用して吸気圧力ないしは充填効率を高める過給機を設けてエンジン出力の向上を図るようにした過給機付エンジンを装備した車両が知られている。かかる車両においては、ドライバの要求に見合うエンジン出力を実現するために、例えば特開2001−227351号公報に開示されるように、アクセル操作量やエンジン回転速度を含むエンジン運転状態に基づき気筒内に吸入されるべき目標空気量を設定し、その目標空気量を実現すべく、スロットル弁及び過給機を制御することが行われる。
ところで、周知の通り、エンジン運転状態に基づき設定された目標空気量と、それを実現するためにスロットル弁及び過給機が操作されて実際に得られた空気量との間にはズレが生じることがあるが、これに対処する手段として、実際の空気量が目標空気量と一致するようスロットル弁及び過給機を自動制御するフィードバック制御を用いることが知られている。ところで、ターボ過給機が採用された場合、例えば高地など大気圧の低い場所においては酸素密度が下がるため、実質量空気量を目標質量空気量に一致させるためには大気圧の低下分、体積空気量を増加させる必要があるが、体積空気量が増加すると、ターボ過圧機が過回転状態になる。場合によっては、タービンシャフトの焼き付きが生じるおそれがあり、したがって、これを回避し、ターボ過給機の信頼性を確保することが求められる。
この発明は、上記技術的課題に鑑みてなされたもので、ターボ過給機のより高い信頼性を確保し得る過給機付エンジンの過給圧制御装置を提供することを目的とする。
そこで、本願の請求項1に係る発明は、過給圧を制御する過給圧制御弁を備えたターボ過給機と、運転状態に基づき要求される目標トルクに応じて目標質量空気量を設定する目標質量空気量設定手段と、上記目標質量空気量設定手段により設定された目標質量空気量に基づき、上記過給圧制御弁の制御量を設定する制御量設定手段と、実質量空気量と目標質量空気量とのずれに基づき、上記過給圧制御弁の制御量をフィードバック制御する第1のフィードバック手段と、実過給圧と目標過給圧とのずれに基づき、上記過給圧制御弁の制御量をフィードバック制御する第2のフィードバック手段と、を備えており、上記ターボ過給機の回転数が、所定の過回転判定値以上になった場合に、上記第1のフィードバック手段から第2のフィードバック手段へ切り替える若しくは両方の手段を併用することを特徴としたものである。
また、本願の請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、上記過回転判定値は、大気圧及びエンジン回転数のうちの少なくとも1つに基づき設定されることを特徴としたものである。
更に、本願の請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において、上記ターボ過給機の回転数が上記過回転判定値以上になった場合に、上記第1のフィードバック手段は、上記目標質量空気量に基づくフィードバック比例制御を継続する一方、上記第2のフィードバック手段は、上記目標過給圧に基づくフィードバック積分制御を行うことを特徴としたものである。
本願の請求項1に係る発明によれば、目標質量空気量にするための体積空気量が増加する高地等の大気圧が低い場所において、実質量空気量が目標質量空気量よりも少ない状態にもかかわらず、体積空気量の増加に伴い、ターボ過給機の回転数が、それ以下でターボ過給機の信頼性を保証し得る過回転判定値以上になった場合に、目標質量空気量制御を継続する上で、ターボ過給機の回転数の上昇を抑制することができ、ターボ過給機の信頼性を確保することができる。
また、本願の請求項2に係る発明によれば、大気圧,エンジン回転数にかかわらず、ターボ過給機の信頼性を確保することができる。
更に、本願の請求項3に係る発明によれば、過給圧ベースのフィードバック制御の開始に伴う空気量の急変を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。図1に示すように、本発明にかかるターボ過給機付エンジンは、第1〜第4気筒#1〜#4を備えた直列4気筒エンジンである。各気筒#1〜#4においては、それぞれ、吸気弁(図示せず)が開かれたときに、第1,第2吸気ポート1a,1bを経由して、第1,第2分岐吸気通路2a,2bから燃焼室3内に燃料燃焼用のエアが吸入される。そして、燃焼室3内のエア中に、所定のタイミングでインジェクタ4から燃料(ガソリン)が直接噴射され、混合気が形成される。この混合気は、ピストン(図示せず)によって圧縮され、所定のタイミングで点火プラグ(図示せず)により点火されて燃焼する。燃焼ガスすなわち排気ガスは、排気弁(図示せず)が開かれたときに、第1,第2排気ポート5a,5bを経由して、第1,第2分岐排気通路6a,6bに排出される。
各気筒#1〜#4にエアを供給するために吸気通路7(共通吸気通路)が設けられ、この吸気通路7には、エアの流れ方向にみて、上流側から順に、エア中のダスト等を除去するエアクリーナ8と、エアの流量を検出するエアフローセンサ9と、ターボ過給機10のブロア10aと、ブロア10aにより加圧されて高温となったエアを冷却するインタクーラ11と、アクセルペダル(不図示)の踏み込み量に応じて開閉されてエアを絞るスロットル弁12とが設けられている。吸気通路7の下流端はエアの流れを安定させるサージタンク13に接続され、このサージタンク13には、各気筒#1〜#4の第1,第2の分岐吸気通路2a,2bの上流端が接続されている。
各気筒#1〜#4の第1,第2の分岐排気通路6a,6bの下流端は1つの排気通路14(共通排気通路)に接続されている。この排気通路14には、排気ガスの流れ方向にみて上流側から順に、ターボ過給機10のタービン10bと、三元触媒を用いた触媒コンバータ15とが設けられている。また、タービン10bをバイパスしてタービン上流の排気通路14とタービン下流の排気通路14とを接続するバイパス通路16と、このバイパス通路16を開閉するウェストゲート弁17とが設けられている。
このエンジンEにおいては、基本的には、排気ガス流量が多いとき、例えば高速・高負荷時には、排気圧、すなわち位置P4における排気通路内圧力の過上昇を防止するために、ウェストゲート弁17が開かれ、排気ガスの一部がタービン10bをバイパスして、バイパス通路16を経由して排出される。ウェストゲート弁17は、ウェストゲート弁駆動アクチュエータ21により開閉駆動させられる。なお、ターボ過給機10及びその周辺の構成の詳細については、図2を参照しながら後述する。
また、エンジンEには、タービン10bの下流の排気通路14とスロットル弁12の下流の吸気通路7とを接続するEGR通路18が設けられている。なお、EGR通路18は触媒コンバータ15より上流で排気通路14に接続されている。そして、EGR通路18には、該EGR通路18内を流れる排気ガス(EGRガス)を冷却するガスクーラ19と、該EGR通路18内を流れるエア又は排気ガスの流量を制御する調整弁20とが介設されている。
排気通路14内圧力Expが吸気通路7内圧力Pbより高いときには、該圧力差と調整弁20の開度とに応じて、排気通路14内の排気ガスの一部がEGRガスとしてEGR通路18を経由して吸気通路7内に流入する。
更に、エンジン本体には、第1〜第4気筒#1〜#4に設けられたウォータジャケット(不図示)内を還流する冷却水の温度を検出する水温センサ31,クランク軸の基準位置からの回転角度を検出するクランク角センサ(不図示)が設けられている。また、エンジン本体に直接に配設されるセンサ以外には、例えばアクセルペダル(不図示)の踏込み量に応じて変化するアクセル開度(スロットル開度)を検出するアクセル開度センサ34,エンジンEのエアクリーナ8に配設されて、吸気ポート3へ吸入される吸入エアの温度(吸気温度)を検出する吸気温センサ32,エンジンEの回転数を検出するエンジン回転数センサ33と、が設けられている。
そして、以上のような構成を備えたエンジンEに対して、該エンジンEを制御するエンジンコントロールユニット30(以下、ECUと表記)が設けられている。このECUは、コンピュータからなる、エンジンE用の総合的な制御装置であって、各種センサから検出された情報、例えば、エアフローセンサ8によって検出される吸入エアの流量,水温センサ31によって検出されるエンジン水温,クランク角センサによって検出されるクランク軸の回転角度,吸気温センサ32によって検出される吸気温度,エンジン回転数センサ33によって検出されるエンジン回転数,アクセル開度センサ34やアイドルスイッチ(アクセルペダル全閉時にONされるスイッチであるが、ここでは不図示)によって検出されるアクセル開度,燃料流量計によって検出されるインジェクタ4への燃料流量等の各種制御情報に基づいて、燃料噴射制御,点火時期制御,アイドル回転数制御,空気量制御などの各種制御を行う。このECU30は、その内部に、制御回路(不図示)を有しており、各種制御を行うに際して実行される補正,演算,判定等の処理は、その制御回路によって行われる。
図2は、ターボ過給機10及びその周辺の構成を詳細にあらわす図である。このターボ過給機10では、各気筒#1〜4から排出される排気ガスのエネルギーが利用されて、排気通路14内のタービン10bが回転させられ、これに伴い、吸気通路7内のブロア10aが駆動させられ、圧縮空気が強制的に吸気系へ送り込まれ、高出力化が図られる。ここでは、また、タービン10bをバイパスするバイパス通路16内のウェストゲート弁17の開度を変化させることにより、タービン10bへの排気ガス流量が調整され、ブロア10aにより吸気通路7内にもたらされる過給圧が調整されるようになっている。
また、ウェストゲート弁17を開閉駆動させるウェストゲート弁駆動アクチュエータ21は、ダイヤフラムにより二室に仕切られ、一方がアクチュエータ制御ソレノイド22に通路22aを介して連通する圧力室(不図示)を形成し、他方がウェストゲート弁17を閉方向に付勢するスプリングを収納したスプリング室(不図示)を形成している。アクチュエータ制御ソレノイド22は、また、吸気通路7のブロア10aの上流側と通路22bを介して連通する。更に、吸気通路7のブロア10aの下流側と、ウェストゲート弁駆動アクチュエータ21とウェストゲート弁制御ソレノイド22との間の通路22aとが、通路23を介して接続されている。
かかる構成では、ブロア10aによりもたらされる過給圧の一部が、ウェストゲート弁駆動アクチュエータ21の制御圧として、吸気通路7のブロア10aの下流側から通路23及び22aを介し、ウェストゲート弁駆動アクチュエータ21の圧力室へ供給される。アクチュエータ制御ソレノイド22は、ECU30から送られてくるデューティにより駆動されるもので、その開状態において、かかるアクチュエータ21の制御圧の一部を、吸気通路7のブロア10aの上流側に通路22a及び22bを介して漏らし、この漏らし量に応じて、ウェストゲート弁駆動アクチュエータ21の圧力室へ供給される制御圧が変化する。すなわち、ウェストゲート弁17の開閉状態に基づき決まるターボ過給機10の過給圧は、アクチュエータ制御ソレノイド22へ送られるデューティにより制御される。基本的には、デューティが大きくなるほど、アクチュエータ制御ソレノイド22の開度が大きくなり、吸気通路7のブロア10aの上流側への通路22a及び22bを介した漏らし量が大きくなるため、ウェストゲート弁駆動アクチュエータ21の圧力室に供給される制御圧が低下して、ウェストゲート弁17の開度が小さくなり、過給圧が上昇する。
図3には、アクチュエータ制御ソレノイド22を駆動させるデューティに関する基本マップを示す。このマップでは、エンジン回転数及びスロットル弁12のアクセル開度に応じたデューティが設定されている。低負荷状態(例えばアクセル開度が約25%以下である状態)では、エンジン回転数にかかわらず、デューティとして0が用いられ、ウェストゲート弁17が開状態とされて、ターボ過給機10による過給圧が抑制される。また、高負荷状態(アクセル開度が約25%を越える状態)では、エンジン回転数が約2200rpmまでの範囲で、デューティは50であり、また、エンジン回転数が約2200〜3700rpmの範囲で、デューティは22〜44であり、更に、エンジン回転数が約3700〜6000rpmの範囲で、デューティは22〜28である。例えば発進加速時などエンジン回転数が上がらず高負荷状態にある場合、大きなデューティが設定されて、過給圧が高められ、また、高速走行時などエンジン回転数が上がり高負荷状態にある場合には、小さなデューティが設定されて、過給圧が抑制される。
本実施形態では、ECU30が、アクセルペダルの踏込み量や運転状態に応じて設定される気筒♯1〜#4内へ吸入されるべき目標空気量を実現するための空気量制御に際し、スロットル弁12におけるハンチングを防止するために、スロットル弁12をオープンループ制御し、スロットル弁12を開状態に保持したまま、目標空気量を算出し続け、他方、ターボ過給機10を、目標空気量及び実空気量の差を算出して、空気量ベースでフィードバック制御する。以下、ECU30により実行されるスロットル弁12及びターボ過給機10の制御について詳しく説明する。
図4は、スロットル弁12をオープンループ制御する流れをあらわす説明図である。図4中のブロックB1〜B9は、ECU30で実行される個々の処理ステップをあらわしている。
まず、ブロックB1では、仮想アクセル開度を決定するブロックである。このブロックB1では、アクセル開度センサ34により検出されたアクセル開度と、変速機(不図示)のギヤ段(変速機のギヤ比)とが入力され、ギヤ段別に予めECU30にて設定された実際のアクセル開度と仮想アクセル開度との相関特性に基づき、仮想アクセル開度が決定され出力される。
次に、ブロックB2では、ブロックB1から出力された仮想アクセル開度と、エンジン回転数センサ33により検出されたエンジン回転数とが入力され、ギヤ段別に予めECU30にて設定された目標空気量(目標ce)を決定するマップが参照されて、所定の目標ceが出力される。例えばギヤ段が低速段であるほど駆動力が高いため、スロットル弁12の開度が小さく設定され、目標ceが小さくなり、他方、ギヤ段が高速段であるほど駆動力が低いため、スロットル弁12の開度が大きく設定され、目標ceが大きくなる。
また、ブロックB3では、ブロックB2から出力された目標ceと、予めギヤ段別に算出された目標ceに関するガード値とが入力され、目標ceがギヤ段別に規制される。例えば低速段において高い出力になると各ギヤがもたない傾向があることに対処して、ブロック2で設定された目標ceが予め設定された所定値以上である場合には、その出力が制限される。
ブロックB4では、吸気密度が入力され、これに応じた密度補正係数が出力される。この密度補正係数は、吸気密度に関する補正を行うべく、ブロックB3から出力された規制後の目標ceに対して乗算される。例えば高地において大気圧が下がり酸素密度が下がる場合、また、冷間時にエンジンオイルの粘性が高くなりエンジン内部の摩擦が大きくなる場合等には、通常、所定以上の酸素密度を確保するために空気量を増やすことが行われるが、上記密度補正係数が規制後の目標ceに乗算されることにより、かかる空気量の増加に伴いエンジン出力が過剰になるのが抑制され、エンジン信頼性が確保される。
ブロックB5では、ギヤ段と、エンジン回転数と、加速時回転数とが入力され、これらに応じたトルク補正係数が出力される。このトルク補正係数は、ブロックB4から出力された密度補正係数が乗算された後の目標ceに乗算される。例えば低速段ほど駆動力が高いため、加速時にはトルクが過剰になり易いが、上記トルク補正係数が目標ceに乗算されることにより、加速時におけるトルクが抑制される。
ブロックB6では、ブロックB5から出力されたトルク補正係数が乗算された後の目標ceと、インジェクタ4に燃料を加圧して供給する燃料供給系の噴射限界となる空気量とが入力され、燃料供給系の噴射限界に関して規制された目標ceが出力される。例えば燃料供給系の異常による燃圧の低下時など、所定の噴射期間内に燃料が噴射しきれない場合には、インジェクタ4における噴射要求量が燃料供給系の吐出能力を越え、燃料不足が生じるおそれがあるが、燃料供給系の噴射限界となる空気量が目標ceに乗算されることにより、この事態が回避される。なお、正常時には、かかる燃料供給系の噴射限界に関した目標ceを規制は実行されない。
ブロックB7では、ブロックB6から出力された最終的な目標ce(質量流量)が入力され、従来周知のキャリブレーション用の公式が用いられて体積効率に変換された上で、目標体積効率(目標ve)として出力される。ブロックB8では、ブロックB7で出力された目標veと、エンジン回転数とが入力され、ギヤ段別に予めECU30にて設定された目標アクセル開度(目標tvo)を決定するマップが参照されて、目標ve及びエンジン回転数に応じた目標tvo(%)が出力される。そして、ブロックB9では、ブロックB8から出力された目標tvoを実現するために、スロットル弁12を駆動させるスロットルアクチュエータ(不図示)用の駆動電力が算出される。算出された駆動電力は、スロットルアクチュエータへ出力される。
このように、ブロックB1〜B9の処理によれば、アクセル開度やエンジン回転数等の運転状態に必要とされる目標トルクに応じて目標ceが設定され、該目標ceに基づきアクセル開度が算出され、そして、そのアクセル開度に従いスロットル弁12が制御されることとなる。
また、図5は、ターボ過給機10をフィードバック制御する流れをあらわす説明図である。図5中のブロックB11〜B15は、ECU30で実行される個々の処理ステップをあらわしている。
まず、ブロックB11では、スロットル弁12のアクセル開度と、エンジン回転数とが入力され、図3に示すような基本マップが参照されて、所定の過給圧を得るべくアクチュエータ制御ソレノイド22を駆動させるための目標デューティが出力される。ここで入力されるアクセル開度は、図4に示すスロットル弁制御の流れにおいて、目標ceに基づき算出されたアクセル開度である。ブロックB11から出力された目標デューティは、予め算出された大気圧補正率及び吸気温補正率がそれぞれ乗算されたり、予め算出されたバッテリ電圧補正係数が加算されたりすることにより、大気圧,吸気温度及びバッテリ電圧に関して補正される。
ブロックB12では、外部より入力された目標空気量(目標ce)と実際の空気量(実ce)との差(目標ce−実ce)に対して所定の補正係数が乗算されることで、空気量に関した比例制御によるフィードバック補正項が算出される。
また、ブロックB13では、ブロックB12と同様に外部より入力された目標空気量(目標ce)と実際の空気量(実ce)との差(目標ce−実ce)が時間を通じて積算され、その積算値に対して所定の補正係数が乗算されることで、空気量ベースの積分制御によるフィードバック補正項が算出される。
ブロックB12及びB13で算出されたフィードバック補正項は、大気圧,吸気温度及びバッテリ電圧に関して補正された後の目標デューティに対して加算される。フィードバック補正項が加算された後のデューティが、最終デューティとしてアクチュエータ制御ソレノイド22へ出力される。
図6には、図4に示すスロットル弁12のオープンループ制御及び図5に示すターボ過給機10のフィードバック制御の下で得られた各種パラメータのタイムチャートを示す。ここでは、アクセル開度が所定の開度に確保され、エンジン回転数が漸次的に増大する過程での空気量,ターボ過給機10による過給圧,アクチュエータ制御ソレノイド22を駆動制御するためのデューティ(図中のW/Gデューティ)の変化が示される。また、過給圧については、排気ガス流量が過剰になりターボ過給機10に支障が生じることを回避するために上限値(過給圧ガード値)が設定されており、これを越えないような制御がなされる。
空気量の増大に伴い、過給圧が増大し所定値(F/B開始過給圧)を越えると、空気量ベースでの過給圧のフィードバック制御が開始され、アクチュエータ制御ソレノイド22を駆動制御するためのデューティが、実線で示す基本デューティから破線で示すF/B制御デューティになる。このF/B制御デューティに基づき、ターボ過給機10が制御されることで、実空気量が目標空気量へ収束させられる。
なお、過給圧が、所定値(F/B開始過給圧)以下であれば、ウェストゲート弁17の開作動が不能であるため、ウェストゲート弁17のフィードバック制御が禁止される。これにより、過給圧が所定値を越え、ウェストゲート弁17が開作動可能な状態になった場合に、ウェストゲート弁17が開作動出来ない状態で積算されたフィードバック制御量が反映されて、ウェストゲート弁17の変動が生じることを防止し、安定した過給圧を確保することができる。
以上の説明から明らかなように、ECU30が、目標空気量を実現するための空気量制御に際して、スロットル弁12をオープンループ制御する一方、ターボ過給機10を空気量ベースでフィードバック制御することにより、スロットル弁制御に伴うハンチングを抑制しつつ、空気量を目標空気量へ収束させることができる。また、ターボ過給機10を制御する上では、実際に空気量が変化する前に、設定されたアクセル開度のもとで得られると想到される空気量に対応した基本制御量が設定されるため、フィードバック制御のみでウェストゲート弁17を制御する場合に比して、制御応答性の向上を図ることができ、これにより、アクセル開度による目標ceへの制御応答性と、ターボ過給機制御によるceの安定性との両立を図りつつ、空気量を目標空気量へ収束させることができる。
なお、前述した実施形態では、ターボ過給機10が用いられたが、本発明は、機械式に過給を行うスーパーチャージャにも適用可能である。
なお、前述した実施形態では、ターボ過給機10が用いられたが、本発明は、機械式に過給を行うスーパーチャージャにも適用可能である。
ところで、特にターボ過給機10が採用された場合、例えば高地など大気圧の低い場所においては酸素密度が下がるため、目標空気量を達成するには、ターボ過給機10を駆動させて大量の空気を吸入する必要があるが、この場合、排気ガス流量の増大に伴い、タービンシャフト10c(図1参照)の焼き付きが生じるなど、ターボ過圧機10が過回転状態になるおそれがある。これを防止するために、ECU30が、ターボ過圧機10の過回転の検出に応じ、過給圧を制御する上で、目標空気量と実空気量との差を用いる空気量ベースでのフィードバック制御から、目標過給圧と実過給圧との差を用いる過給圧ベースのフィードバック制御への切替え若しくは両者の併用を行い、これにより、排気ガス流量の増大を抑制するようにしてもよい。以下、ターボ過圧機10の過回転に応じて行われる過給圧ベースのフィードバック制御について説明する。
なお、本実施形態では、タービン10bの過回転の検出は、ブロア10aの下流側に設けられた圧力センサ(不図示)により検出される実過給圧に基づき行われ、過給圧が所定値(過給圧ガード値よりは低い値)を越えれば、ターボ過給機10が過回転状態にあるとみなされる。また、以下では、基本的に、「空気量」とは、質量空気量をあらわすものとする。
図7は、図5に示した構成に加え、過給圧ベースのフィードバック制御を行うためのブロックB14〜B16等を用いて、ターボ過給機10をフィードバック制御する流れをあらわす説明図である。
ブロックB14では、エンジン回転数に応じて、排気ガス流量が過剰になりターボ過給機10に支障が生じることを回避するために上限値(過給圧ガード値)が算出される。また、ブロックB15では、大気圧と、エンジン回転数とが入力され、過給圧ガード値を大気圧について補正するための大気圧補正率が算出される。そして、ブロックB15で算出された大気圧補正率が、ブロックB14で算出された過給圧ガード値に乗算されることにより、目標過給圧が出力される。ブロックB16では、算出された目標過給圧と実過給圧との差(目標過給圧−実過給圧)が入力され、過給圧ベースの積分制御によるフィードバック補正項が算出される。
図7に示す構成では、ブロックB13及びB16が共に接続されたスイッチSWが設けられている。通常、ブロックB12にて算出される空気量ベースの比例制御によるフィードバック補正項が目標デューティに加算されるとともに、ブロックB13にて算出される空気量ベースの積分制御によるフィードバック補正項が目標デューティに加算されるが、ターボ過給機10の過回転が検出されると、このスイッチSWが切り替えられて、ブロックB16にて算出される過給圧ベースの積分制御によるフィードバック補正項が目標デューティに加算される。
なお、例えば空気量ベースのフィードバック制御を過給圧ベースのフィードバック制御へ完全に切り替えると、その時点まで積算されたフィードバック制御量がリセットされて、出力の落ち込み等のショックが生じることがあるが、本実施形態では、これを回避するために、スイッチSWが切り替えられた後も、ブロックB12で算出された空気量ベースの比例制御によるフィードバック補正項が継続して目標デューティに加算される。 また、スイッチSWは、前述したものに限らず、ターボ過給機10の過回転に応じて、ブロックB13及びB16で算出されたフィードバック補正項の両方を、それらが目標デューティに対して加算されるように出力すべく切り替わるものであってもよい。
図8には、図4に示すスロットル弁12のオープンループ制御及び図7に示すターボ過給機10の空気量ベース及び過給圧ベースのフィードバック制御の下で得られた各種パラメータのタイムチャートを示す。ここでは、アクセル開度が所定の開度に確保され、エンジン回転数が漸次的に増大する過程での空気量,ターボ過給機10による過給圧の変化が示される。
エンジン回転数の増大に伴い、空気量が増大し、排気ガス流量による圧力が上昇して、ターボ過給機10の過回転が検出された場合には、図7を参照して前述したような過給圧ベースのフィードバック制御が行われることで、実過給圧が目標過給圧に収束させられ、空気量が抑制される。
図9は、ECU40により実行される一連の制御処理に含まれるスロットル弁12のオープンループ制御についてのフローチャートである。この処理では、まず、各種パラメータ信号が読み込まれる(♯11)。具体的には、水温センサ31によって検出されるエンジン水温,エアフローセンサ9によって検出される気筒2内に吸入される空気量,エンジン回転数センサ33によって検出されるエンジン回転数,アクセル開度センサ34によって検出されるアクセル開度等が読み込まれる。次に、ギヤ段別に予めECU30にて設定された実際のアクセル開度と仮想アクセル開度との相関特性に基づき、仮想アクセル開度が算出される(♯12)。
続いて、所定のマップが参照されて、仮想アクセル開度及びエンジン回転数に応じた目標空気量(目標ce)が算出される(♯13)。更に、ギヤ段別に目標ceに関するガード値が算出される(♯14)。そして、♯13で算出された目標ceが、#14で算出されたガード値より大きいか否かが判断される(♯15)。その結果、目標ceがガード値よりも大きいと判断された場合には、目標ceがガード値に一致するように規制され、他方、目標ceがガード値以下であると判断された場合には、#17へループされる。
#17では、吸気密度に応じた密度補正係数が目標ceに乗算されることで、目標ce密度が補正される。これにより、例えば高地など空気密度の小さい場所における空気量の増加に伴いエンジン出力が過剰になるのが抑制される。その後、ギヤ段,エンジン回転数及び加速時回転数に応じたトルク補正係数が目標ceに乗算されることで、ギヤ段別にトルクが補正される(♯18)。これにより、最終的な目標ceが算出される(♯19)。
次に、インジェクタ4に燃料を加圧して供給する燃料供給系の噴射限界となる噴射限界ceが算出され(♯20)、続けて、最終的な目標ceが噴射限界ceよりも大きいか否かが判断される(#21)。その結果、最終的な目標ceが噴射限界ceよりも大きいと判断された場合には、最終的な目標ceが噴射限界ceに一致するように規制され、他方、最終的な目標ceが噴射限界ce以下であると判断された場合には、#23へループされる。
♯23では、最終的な目標ce(質量流量)が目標体積効率に変換される。続いて、所定のマップが参照されて、目標体積効率及びエンジン回転数に応じた目標アクセル開度(目標tvo)が算出される(♯24)。その後、目標アクセル開度に応じた駆動電力がスロットルアクチュエータへ出力される(♯25)。以上で、処理がメインルーチンへリターンされる。
図10は、ECU40により実行される一連の制御処理に含まれるターボ過給機10のフィードバック制御についてのフローチャートである。このフローチャートは、空気量ベース及び過給圧ベースのフィードバック制御が併用される図7の構成に対応するものである。
この処理では、まず、各種パラメータ信号が読み込まれる(#31)。具体的には、水温センサ31によって検出されるエンジン水温,エアフローセンサ9によって検出される気筒2内に吸入される空気量,エンジン回転数センサ33によって検出されるエンジン回転数,アクセル開度センサ34によって検出されるアクセル開度等が読み込まれる。
次に、図3に示すようなマップが参照されて、アクセル開度及びエンジン回転数に応じた目標デューティが算出される(#32)。その後、予め算出された大気圧補正率が乗算されることで、目標デューティが大気圧に関して補正される(#33)。また、予め算出された吸気温補正率が乗算されることで、目標デューティが吸気温度に関して補正される(#34)。更に、予め算出されたバッテリ電圧補正係数が加算されることで、目標デューティがバッテリ電圧に関して補正される(#35)。
続いて、ターボ過給機10による過給圧が所定値よりも大きいか否かが判断される(#36)。図2を参照して説明したように、ウェストゲート弁17を開閉駆動させるウェストゲート弁駆動アクチュエータ21の駆動源は、吸気通路7内にもたらされる過給圧であり、アクチュエータ21を駆動させるには、過給圧が、スプリング室内に収納されるスプリングの付勢力を越える、すなわち、所定値より大きい必要がある。#36の結果、過給圧が所定値より大きいと判断された場合には、引き続き、空気量に関した比例制御によるフィードバック補正項が算出される(#37)。他方、過給圧が所定値以下であると判断された場合には、空気量ベースの比例制御及び積分制御によるフィードバック補正項が0に設定された上で(#43)、#44へループされる。
#37の後、ターボ過給機10が過回転状態にあると判定する判定値が算出される(#38)。ここでは、ターボ過給機10が過回転状態にあると判定する値として、大気圧が低下するほど低い値が設定される。これにより、例えば高地においてなるべく早期に過給圧ベースのフィードバック制御が併用可能となり、ターボ過給機10の過回転が抑制される。本実施形態では、ターボ過給機10の回転状態が過給圧センサ(不図示)を用いて過給圧を検出することにより判断されており、このため、上記判定値としては所定の過給圧が設定される。
続いて、ターボ過給機10が過回転状態にあるか否かが、#38で算出された判定値に基づき判断される(#39)。その結果、ターボ過給機10が過回転状態にないと判断された場合には、空気量に関した積分制御によるフィードバック補正項が算出された上で(#42)、#44へループされる。他方、ターボ過給機10が過回転状態にあると判断された場合には、引き続き、過給圧に関する最大ガード値が算出される(#41)。このガード値は、#38で算出されたターボ過給機10の過回転を判定する上での判定値よりも高い値である。その後、過給圧に関した積分制御によるフィードバック補正項が算出された上で(#41)、#44へループされる。
#44では、#37で算出されたフィードバック補正項と、#41,#42又は♯43で算出されたフィードバック補正項とが、#32〜#35で得られた目標デューティに対して加算されることにより、最終的なデューティが算出される。そして、最終的なデューティがアクチュエータ制御ソレノイド22に出力される(#45)。以上で、処理がメインルーチンへリターンされる。
以上の説明から明らかなように、目標質量空気量にするための体積空気量が増加する高地等の大気圧が低い場所において、実質量空気量が目標質量空気量よりも少ない状態にもかかわらず、体積空気量の増加に伴い、ターボ過給機10の回転数が所定の判定値以上になった場合に、目標質量空気量制御を継続する上で、ターボ過給機10の回転数の上昇を抑制することができ、ターボ過給機10の信頼性を確保することができる。また、空気量ベースのフィードバック制御から過給圧ベースのフィードバック制御への切替えに際して、ブロックB12で算出された空気量ベースの比例制御によるフィードバック補正項が継続して目標デューティに加算されるため、積算されたフィードバック制御量がリセットされることにより出力の落ち込み等のショックが生じることを回避することができる。
なお、本発明は、例示された実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
本発明に係る過給機付エンジンの過給圧制御装置は、自動車等の車両を含み、ターボ過給機付きのエンジンが搭載されるものであれば、いかなるものにも適用可能である。
E…ターボ過給機付エンジン,1a…第1吸気ポート,1b…第2吸気ポート,2a…第1分岐吸気通路,2b…第2分岐吸気通路,3…燃焼室,4…インジェクタ,5a…第1排気ポート,5b…第2排気ポート,6a…第1分岐排気通路,6b…第2分岐排気通路,7…吸気通路,8…エアクリーナ,9…エアフローセンサ,10…ターボ過給機,10a…ブロア,10b…タービン,11…インタクーラ,12…スロットル弁,13…サージタンク,14…排気通路,15…触媒コンバータ,16…バイパス通路,17…ウェストゲート弁,18…バイパス通路,19…ガスクーラ,20…調整弁,21…ウェストゲート弁駆動アクチュエータ,22…アクチュエータ制御ソレノイド,30…ECU,31…水温センサ,32…吸気温センサ,33…エンジン回転数センサ,34…アクセル開度センサ。
Claims (3)
- 過給圧を制御する過給圧制御弁を備えたターボ過給機と、
運転状態に基づき要求される目標トルクに応じて目標質量空気量を設定する目標質量空気量設定手段と、
上記目標質量空気量設定手段により設定された目標質量空気量に基づき、上記過給圧制御弁の制御量を設定する制御量設定手段と、
実質量空気量と目標質量空気量とのずれに基づき、上記過給圧制御弁の制御量をフィードバック制御する第1のフィードバック手段と、
実過給圧と目標過給圧とのずれに基づき、上記過給圧制御弁の制御量をフィードバック制御する第2のフィードバック手段と、を備えており、
上記ターボ過給機の回転数が、所定の過回転判定値以上になった場合に、上記第1のフィードバック手段から第2のフィードバック手段へ切り替える若しくは両方の手段を併用することを特徴とする過給機付きエンジンの過給圧制御装置。 - 上記過回転判定値は、大気圧及びエンジン回転数のうちの少なくとも1つに基づき設定されることを特徴とする請求項1記載の過給機付きエンジンの過給圧制御装置。
- 上記ターボ過給機の回転数が上記過回転判定値以上になった場合に、上記第1のフィードバック手段は、上記目標質量空気量に基づくフィードバック比例制御を継続する一方、上記第2のフィードバック手段は、上記目標過給圧に基づくフィードバック積分制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の過給機付きエンジンの過給圧制御装置。
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2004
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