JP2006096206A - 運転姿勢調整装置および運転姿勢調整方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 設定したドライビングポジションで不満が生じた場合に、その不満が生じる部位を自動的に微調整可能として、煩わしい操作を必要とすることなく、常に最適な運転姿勢に設定できる運転姿勢調整装置の提供を図る。
【解決手段】 シートやステアリングの各部位のドライビングポジションを、予め記憶させたドライビングポジションに自動で変更可能、若しくは運転者のスイッチ操作によって変更可能となっており、変更により設定したドライビングポジションに不満が発生した場合に運転者が取る行動を検知するポジション不満行動検知手段2と、その不満行動の原因となる不満部位のドライビングポジションを微調整する不満ポジション修復手段3と、を設けたので、運転者のその時の状態に沿った最適な運転姿勢を自動的に設定して、煩わしい操作を必要とすることなく運転者の意図に合致した最適な運転姿勢を得ることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 シートやステアリングの各部位のドライビングポジションを、予め記憶させたドライビングポジションに自動で変更可能、若しくは運転者のスイッチ操作によって変更可能となっており、変更により設定したドライビングポジションに不満が発生した場合に運転者が取る行動を検知するポジション不満行動検知手段2と、その不満行動の原因となる不満部位のドライビングポジションを微調整する不満ポジション修復手段3と、を設けたので、運転者のその時の状態に沿った最適な運転姿勢を自動的に設定して、煩わしい操作を必要とすることなく運転者の意図に合致した最適な運転姿勢を得ることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両のシートやステアリングの各部位を予め記憶したドライビングポジションに調整できるようにした運転姿勢調整装置および運転姿勢調整方法に関する。
従来の運転姿勢調整装置としては、ドアミラー、ルームミラー、シートおよびステアリング等の複数のドライビングポジションのデータを姿勢データ記憶部に記憶しておき、別の運転者によってそれらドライビングポジションが変更された場合に、元の運転者はタッチパネルを操作することにより、前記ドライビングポジションをその運転者が設定した状態に自動的に復帰できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−76840号公報(第3頁、第1図)
しかしながら、かかる従来の運転姿勢調整装置では、各運転者に対応させてドライビングポジションを登録しておくことにより、それぞれの運転者に応じたドライビングポジションを自動的に設定できるのであるが、運転者の体調とか疲労度等によって予め記憶させたドライビングポジションが現在の運転者の最適なドライビングポジションであるとは限らない場合が発生する。
このような場合は、予め設定したドライビングポジションを微調整したいという欲求が生ずるが、このような場合は微調整で済ますことができるにもかかわらず、最初からドライビングポジションを設定し直す必要がある。
そこで、本発明は、設定したドライビングポジションで不満が生じた場合に、その不満が生じる部位を自動的に微調整可能として、煩わしい操作を必要とすることなく、常に最適な運転姿勢に設定できる運転姿勢調整装置および運転姿勢調整方法を提供するものである。
本発明の運転姿勢調整装置にあっては、シートやステアリングの各部位のドライビングポジションを、予め記憶させたドライビングポジションに自動で変更可能、若しくは運転者のスイッチ操作によって変更可能となっており、変更により設定したドライビングポジションに不満が発生した場合に運転者が取る行動を検知するポジション不満行動検知手段と、その不満行動の原因となる不満部位のドライビングポジションを微調整する不満ポジション修復手段と、を備えたことを最も主要な特徴とする。
また、本発明の運転姿勢調整方法は、シートやステアリングの各部位のドライビングポジションを、予め記憶させたドライビングポジションに自動で変更可能、若しくは運転者のスイッチ操作によって変更可能とした場合に、変更により設定したドライビングポジションに運転者が不満がある場合に、その不満行動を検知して不満部位のドライビングポジションを自動的に微調整することを特徴とする。
本発明の運転姿勢調整装置および運転姿勢調整方法によれば、予め記憶させたドライビングポジションやスイッチ操作によって設定したドライビングポジションに不満が発生した場合は、運転者は自然に体を移動させたり、力を掛ける部分を変化させたりするが、この時の運転者の不満行動からその原因となる不満部位を検知して、その不満部位のドライビングポジションを微調整できる。
このため、運転者のその時の状態に沿った最適な運転姿勢を自動的に設定できるようになり、煩わしい操作を必要とすることなく、かつ、運転操作に影響を与えることなく、運転者の意図に合致した最適な運転姿勢を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
図1〜図7は本発明の一実施形態を示し、図1は本発明の運転姿勢調整装置の全体構成を示すブロック図、図2は本発明が適用されるシートおよびステアリングの概略構成図、図3はシートリクライナのドライビングポジションが過小位置である場合の修正過程を示す説明図、図4はシートリクライナのドライビングポジションが過大位置である場合の修正過程を示す説明図、図5は本実施形態のシートリクライナを微調整した場合の効果を示す定量的予測図、図6はシートのリクライナ、スライド、リフタの意図判定条件を表形式で示す説明図、図7はステアリングのテレスコ、チルトの意図判定条件を表形式で示す説明図である。
本実施形態の運転姿勢調整装置1は、その全体が図1に示すように構成され、図2に示すシート10やステアリング20の各部位のドライビングポジションを、予め記憶させたドライビングポジションに自動で変更可能、若しくは運転者Mのスイッチ操作によって変更可能となっており、変更により設定したドライビングポジションに不満がある場合に運転者Mが取る行動を検知するポジション不満行動検知手段2と、その不満行動の原因となる不満部位のドライビングポジションを微調整する不満ポジション修復手段3と、を備えている。
そして、本実施形態の運転姿勢調整方法は、変更により設定したドライビングポジションに不満が発生した場合に、運転者Mが取る不満行動を検知して不満部位のドライビングポジションを自動的に微調整するようにしている。
前記ポジション不満行動検知手段2は、運転者の体が接する部位に設置される各荷重センサSと、これら荷重センサSの荷重変化によって不満行動を推定する不満行動推定手段としての荷重データ管理部4および意図判定部5と、から構成される。
即ち、前記荷重センサSは、シートバック荷重センサS1、フットレスト荷重センサS2、シートクッション荷重センサS3、ステアリング上下荷重センサS4およびステアリング前後荷重センサS5で構成される。
シートバック荷重センサS1は、図2に示すように、シートバック11の下部に設置してシートリクライナの不満ポジションを検知する。
また、フットレスト荷重センサS2は、フットレスト12に設置してシートスライドの不満ポジションを検知する。
更に、シートクッション荷重センサS3は、シートクッション13の前部に設置してシートリフタの不満ポジションを検知する。
更にまた、ステアリング上下荷重センサS4およびステアリング前後荷重センサS5は、それぞれステアリングコラム14の支持部に設置してステアリングホイール15の上下および前後の不満ポジションを検知する。
前記各荷重センサS1〜S5で検出した荷重値は、図1に示すように、前記荷重データ管理部4に送られ、この荷重データ管理部4で荷重変化を計測して、その結果を前記意図判定部5に送るようになっている。
一方、前記運転姿勢調整装置1では、運転者Mが代わってその運転者Mに合わせたドライビングポジションに設定する場合、第1の方法はナビゲーションシステム6に格納した情報をドライビングポジション自動変更部7を経由してドライビングポジション制御部9に信号を送る場合があり、第2の方法はドライビングポジション変更スイッチ8の操作によって発信されるドライビングポジション変更信号をドライビングポジション制御部9に送る場合とがある。
そして、前記ドライビングポジション制御部9からドライビングポジションの制御信号を各ドライビングポジションコントローラCに出力して、それぞれの駆動モータDを駆動することによりドライビングポジションが変更される。
従って、前記不満ポジション修復手段3は、前記ドライビングポジションコントローラCおよびそれぞれの駆動モータDによって構成される。
ドライビングポジションコントローラCは、シートリクライナコントローラC1、シートスライドコントローラC2、シートリフタコントローラC3、ステアリングチルトコントローラC4、ステアリングテレスココントローラC5からなる。
また、前記駆動モータDは、シートリクライナ駆動モータD1、シートスライド駆動モータD2、シートリフタ駆動モータD3、ステアリングチルト駆動モータD4、ステアリングテレスコ駆動モータD5からなり、各駆動モータD1〜D5はそれぞれ対応する前記コントローラC1〜C5によって駆動制御される。
即ち、前記シートリクライナ駆動モータD1は、図2示すように、シートバック1を傾斜駆動してリクライナ角度θのドライビングポジションを変更するとともに、前記シートスライド駆動モータD2はシート10を全体的に前後スライドしてシート10の前後ドライビングポジションを変更させ、また、前記シートリフタ駆動モータD3はシート10を全体的に昇降させてシート10の上下ドライビングポジションを変更させる。
また、前記ステアリングチルト駆動モータD4はステアリングホイール15の上下ドライビングポジションを変更させるとともに、前記ステアリングテレスコ駆動モータD5はステアリングホイール15の前後ドライビングポジションを変更させる。
そして、本実施形態では前記各駆動モータD1〜D5を駆動して、それぞれのドライビングポジションの変更が開始されると、前記ドライビングポジション制御部9からポジション変更開始の情報が意図判定部5に送られる。
意図判定部5では、それらの情報を基に運転者Mがドライビングポジションのどの部位の微調整を望んでいるかを推定し、微調整を必要と判断した場合に該当部位の変更が、前記ドライビングポジション制御部9および各コントローラC1〜C5を経由して各駆動モータD1〜D5を駆動することにより実行される。
つまり、前記意図判定部5では、現在のドライビングポジションが運転者Mに取って不満である場合、運転者Mは自然とその不満部位に不自然な荷重を付加することになり、その不自然な荷重を各荷重センサS1〜S5で検出することにより、運転者Mのポジション不満行動を検知できるようになっている。
前記各荷重センサS1〜S5による荷重計測時間Tは、例えば図3,図4に示すように、ドライビングポジションの変更開始から変更終了した後、変更に要した時間T1を更に加えた時間までとし、不満行動推定手段である荷重データ管理部4および意図判定部5による不満行動の推定は、ドライビングポジション変更中の荷重変化と変更直後の荷重変化を比較することによって、運転者Mの姿勢変化に対する不満または微調整を希望する意図を推定するようになっている。
即ち、不満ポジションの判断は、ドライビングポジション変化に要する時間をT1、ドライビングポジション変化後の荷重をσ1、その変化量をΔσ1、ドライビングポジション変化後から時間T1の経過以内に計測される荷重の最大値をσ2、その変化量をΔσ2、荷重変化時間をΔTとした場合、ΔTがT1に比べて十分に小さく、σ2がσ1に比べて大きく、かつ、Δσ2がΔσ1に比べて十分に大きい場合にドライビングポジションが過小位置であると判定する一方、ΔTがT1に比べて十分に小さく、かつ、σ2の最小値が0の場合はドライビングポジションが過大位置であると判定する。
例えば、図3,図4にシートバック11のリクライナ角度θの不満ポジション判断を示す。各図において(a)にリクライナ角度θ、(b)にシートバック11に作用する荷重のそれぞれの時間変化のグラフを示してあり、図3はシートバック11を後方に傾ける調整を行う場合、図4はシートバック11を前方に傾ける調整を行う場合を示す。
つまり、図3の不満ポジション判断では、リクライナ角度θがθ0からθ1に時間T1を要して変化したとすると、その時のシートバック荷重変化はポジション変化の時間T1およびその後更に時間T2(≒T1)を経過するまで計測する。
このとき、シートバック荷重は時間T1まではシートバックの変化によってΔσ1だけ変化してσ1となり、ポジション変更後に運転者Mが窮屈さを感じる場合は、シートバック11を後方に倒そうとする動作をすると仮定し、シートバック荷重は一旦減少した後に短時間のうちに大きく増加すると考えられる。
従って、時間T2の間にT1に比べて十分に小さいΔTの時間にてΔσ1に比べて十分に大きな荷重増加Δσ2が観測された場合に、運転者の不快を除去しようとする行動、即ち、窮屈な姿勢を正そうとして背中をもっと後に倒そうとする構造を検知し、運転者Mのシートバック11を後方に調整したいという意図があると判断して、シートバック11を規定量だけ後方に傾ける調整を自動的に行う。
図4の不満ポジション判断では、前記図3の場合とは逆にリクライナ調整後にシートバック11が後方に傾き過ぎる場合の荷重変化を示し、この場合、運転者Mは体を前方に移動させる動作を行い、シートバック11から背中を浮かせる。
すると、前記と同様にΔσ1はリクライナ角度θの変化に応じた荷重変化であり、そのΔσ1よりも十分に大きな荷重変動Δσ2が時間T2内に発生して最小値が0になる。
このような荷重変動を計測すると、運転者にシートバック11を前傾したいという意図があると判定して、シートバック11を規定量だけ前傾させる調整を自動的に行うことになる。
ところで、図3,図4の何れの場合にあっても、T2間の荷重変化Δσ1がΔσ2と略同程度の場合は微調整は行わない。
ところで、このようにリクライナ角度θのドライビングポジションを微調整した場合の定量的予測を図5に示すと、システムがその運転者Mの基準ドライビングポジションから算出した身長を基に提供する第二,第三のドライビングポジションに対して運転者Mが満足する割合は、図中斜線部分のα部分で示すように約60%程度であるが、微調整を可能とすることによって、その両側のβ1,β2部分に現れる残りの40%に対しても満足した姿勢を提供することができる。
勿論、前記不満ポジション判断は、シートスライド、シートリフタ、ステアリングホイール15の上下(チルト)および前後(テレスコ)の調整に、それぞれ図3,図4と同様の方式によって実行することができ、図6にシートリクライナ、シートスライドおよびシートリフタに本発明を適用した場合のセンサ荷重条件に対する運転者Mの意図判定と微調整の内容を一覧表にまとめて示し、図7にステアリングのテレスコおよびチルトに本発明を適用した場合のセンサ荷重条件に対する運転者Mの意図判定と微調整の内容を一覧表にまとめて示す。
また、前記不満ポジション修復手段3によるドライビングポジションの微調整量は、σ2の大きさに応じて段階的若しくは連続的に変化させることが望ましい。
以上の構成により本実施形態の運転姿勢調整装置1および運転姿勢調整方法によれば、予め記憶させたドライビングポジションやスイッチ操作によってドライビングポジションを設定した際に、この設定したドライビングポジションに不満が発生した場合は、運転者Mは自然に体を移動させたり、力を掛ける部分を変化させたりする。
この時の運転者Mの不満行動を各荷重センサS1〜S5の荷重変化で検出して、荷重データ管理部4および意図判定部5によりその原因となる不満部位を検知して、その不満部位のドライビングポジションを各コントローラC1〜C5を介して各駆動モータD1〜D5を駆動制御することによって微調整できる。
このため、運転者Mのその時の状態に沿った最適な運転姿勢を自動的に設定できるようになり、煩わしい操作を必要とすることなく、かつ、運転操作に影響を与えることなく、運転者Mの意図に合致した最適な運転姿勢を得ることができる。
また、本実施形態では前記作用効果に加えて、ポジション不満行動検知手段2を、運転者の体が接する部位に設置される各荷重センサSと、これら荷重センサSの荷重変化によって不満行動を推定する荷重データ管理部4および意図判定部5と、で構成したので、荷重センサSを設けるという簡単な構成にして運転者Mの不満行動を確実に検出でき、これによってその荷重値の変化を荷重データ管理部4で計測することにより意図判定部5によって不満行動を精度良く検知することができる。
このとき、シートバック荷重センサS1をシートバック11の下部に設置することにより、シートリクライナの不満ポジションを精度良く検知することができる。
また、フットレスト荷重センサS2をフットレスト12に設置することにより、シートスライドの不満ポジションを精度良く検知することができる。
更に、シートクッション荷重センサS3をシートクッション13の前部に設置することにより、シートリフタの不満ポジションを精度良く検知することができる。
更にまた、ステアリング上下荷重センサS4およびステアリング前後荷重センサS5をステアリングコラム14の支持部に設置することにより、ステアリングホイール15の上下(チルト)および前後(テレスコ)の不満ポジションを精度良く検知することができる。
また、荷重センサS1〜S5による荷重計測時間Tを、ドライビングポジションの変更開始から変更終了した後、変更に要した時間T1を更に加えた時間までとし、不満行動推定手段である荷重データ管理部4および意図判定部5による不満行動の推定は、ドライビングポジション変更中の荷重変化と変更直後の荷重変化を比較することによって、運転者Mの姿勢変化に対する不満または微調整を希望する意図を推定し、このように荷重計測時間を限定することによって運転者Mの姿勢変更要望の意図以外から発生する誤動作を防止することができる。
更に、不満ポジションの判断を、ドライビングポジション変化に要する時間をT1、ドライビングポジション変化後の荷重をσ1、その変化量をΔσ1、ドライビングポジション変化後から時間T1の経過以内に計測される荷重の最大値をσ2、その変化量をΔσ2、荷重変化時間をΔTとした場合、ΔTがT1に比べて十分に小さく、σ2がσ1に比べて大きく、かつ、Δσ2がΔσ1に比べて十分に大きい場合にドライビングポジションが過小位置であると判定する一方、ΔTがT1に比べて十分に小さく、かつ、σ2の最小値が0の場合はドライビングポジションが過大位置であると判定することにより、姿勢変化そのものによる荷重変化と運転者Mの姿勢変更要望の意図による荷重変化とを比較できるため、意図検知精度をより向上させることができる。
更にまた、不満ポジション修復手段3によるドライビングポジションの微調整量を、σ2の大きさに応じて段階的若しくは連続的に変化させることにより、微調整の程度に差を設けることができるので、ドライビングポジションを大きく変更させたい場合にも1回の微調整で済ますことができ、操作を簡単かつ短時間に行うことができる。
ところで、本発明は前記実施形態に例をとって説明したが、この実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
1 運転姿勢調整装置
2 ドライビングポジション不満行動検知手段
3 不満ポジション修復手段
4 荷重データ管理部
5 意図判定部
10 シート
11 シートバック
12 フットレスト
13 シートクッション
14 ステアリングコラム
20 ステアリング
M 運転者
S 荷重センサ
S1 シートバック荷重センサ
S2 フットレスト荷重センサ
S3 シートクッション荷重センサ
S4 ステアリング上下荷重センサ
S5 ステアリング前後荷重センサ
C ドライビングポジションコントローラ
D 駆動モータ
2 ドライビングポジション不満行動検知手段
3 不満ポジション修復手段
4 荷重データ管理部
5 意図判定部
10 シート
11 シートバック
12 フットレスト
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20 ステアリング
M 運転者
S 荷重センサ
S1 シートバック荷重センサ
S2 フットレスト荷重センサ
S3 シートクッション荷重センサ
S4 ステアリング上下荷重センサ
S5 ステアリング前後荷重センサ
C ドライビングポジションコントローラ
D 駆動モータ
Claims (10)
- シートやステアリング等の各部位のドライビングポジションを、予め記憶させたドライビングポジションに自動で変更可能、若しくは運転者のスイッチ操作によって変更可能な運転姿勢調整装置において、
変更により設定したドライビングポジションに不満が発生した場合に運転者が取る行動を検知するポジション不満行動検知手段と、
その不満行動の原因となる不満部位のドライビングポジションを微調整する不満ポジション修復手段と、を備えたことを特徴とする運転姿勢調整装置。 - ポジション不満行動検知手段は、運転者の体が接する部位に設置される荷重センサと、この荷重センサの荷重変化検出によって不満行動を推定する不満行動推定手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の運転姿勢調整装置。
- 荷重センサは、シートバック下部に設置してシートリクライナの不満ポジションを検知することを特徴とする請求項2に記載の運転姿勢調整装置。
- 荷重センサは、フットレストに設置してシートスライドの不満ポジションを検知することを特徴とする請求項2に記載の運転姿勢調整装置。
- 荷重センサは、シートクッション前部に設置してシートリフタの不満ポジションを検知することを特徴とする請求項2に記載の運転姿勢調整装置。
- 荷重センサは、ステアリングコラム支持部に設置してステアリングホイールの上下および前後の不満ポジションを検知することを特徴とする請求項2に記載の運転姿勢調整装置。
- 荷重センサによる荷重計測時間は、ドライビングポジションの変更開始から変更終了した後、変更に要した時間を更に加えた時間までとし、
不満行動推定手段による不満行動の推定は、ドライビングポジション変更中の荷重変化と変更直後の荷重変化とを比較することによって、運転者の姿勢変化に対する不満または微調整を希望する意図を推定することを特徴とする請求項2〜6のいずれか1つに記載の運転姿勢調整装置。 - 不満ポジションの判断は、ドライビングポジション変化に要する時間をT1、ドライビングポジション変化後の荷重をσ1、その変化量をΔσ1、ドライビングポジション変化後から時間T1の経過以内に計測される荷重の最大値をσ2、その変化量をΔσ2、荷重変化時間をΔTとした場合、ΔTがT1に比べて十分に小さく、σ2がσ1に比べて大きく、かつ、Δσ2がΔσ1に比べて十分に大きい場合にドライビングポジションが過小位置であると判定する一方、
ΔTがT1に比べて十分に小さく、かつ、σ2の最小値が0の場合はドライビングポジションが過大位置であると判定することを特徴とする請求項3〜7のいずれか1つに記載の運転姿勢調整装置。 - 不満ポジション修復手段によるドライビングポジションの微調整量は、σ2の大きさに応じて段階的若しくは連続的に変化させることを特徴とする請求項8に記載の運転姿勢調整装置。
- シートやステアリングの各部位のドライビングポジションを、予め記憶させたドライビングポジションに自動で変更可能、若しくは運転者のスイッチ操作によって変更可能な運転姿勢調整装置において、
変更により設定したドライビングポジションに不満が発生した場合に、運転者が取る不満行動を検知して不満部位のドライビングポジションを自動的に微調整することを特徴とする運転姿勢調整方法。
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