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JP2006094216A - 通信端末 - Google Patents

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JP2006094216A
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Keiji Nishimaki
恵児 西巻
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Abstract

【課題】ネットワークトラフィックに影響を与えることなく光通信の遮断を予測する。
【解決手段】通信先ノードと光通信で接続される光無線用通信制御装置201と、通信先ノードと異なる新たな通信先ノードに接続される電波無線用通信制御装置202と、通信先ノードから入射される光の入射位置を検出する入射位置検出装置200と、入射位置検出装置200から入射位置を受信し、入射位置が所定の閾値を越えた場合、電波無線用通信制御装置202に通信可能な新たな通信先ノードを探索させ、新たな通信先ノードが探索された場合、電波無線用通信制御装置202に通信先ノードと通信させる中央処理制御装置203とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信先ノードと、光通信で接続される通信端末に関する。
近年の情報機器の発達に伴い、可搬性を備える通信端末でも通信可能な様に、無線通信ネットワークが普及している。無線通信ネットワークの一つとして光無線を用いた通信ネットワークがあり、高速な通信速度を確保できる蓋然性が高いことから、光無線通信に対する期待が高まっている。
光無線通信においては指向性を伴う光を媒介にして通信されるので、電波無線などの無線方式に比べて、無線通信の遮蔽に伴う通信遮断の問題が発生することがある。
通信遮断の原因としては、以下の様なケースが考えられる。
(a)通信の光軸上に通信路を防ぐ遮蔽物があり、通信端末とアクセスポイントとの間で見通しを確保できない。
(b)通信端末の移動に伴い、徐々に通信可能範囲を超えてしまい、最終的には通信端末とアクセスポイントとの間で光軸が揃わなくなってしまう。
(c)通信可能範囲外に通信端末が設置された。
上述の(a)に関しては、屋内であれば光軸上に入る主な遮蔽物としては人が挙げられ、屋外であれば霧、雨、雪、鳥など様々な要因が挙げられる。このような遮蔽物は不意に発生することが多く、通信遮断を予測することは困難である。又、(c)に関しては、予め通信可能範囲外に通信端末が設置されているので、通信中のデータが失われる問題が発生することはない。
これらの問題に対して、一つの通信端末に複数の方式の通信インタフェースを備える方法がある。その一つとして、光無線インタフェースと電波無線インタフェースを切り替える技術がある(例えば、特許文献1)。この特許文献1においては光無線と電波無線のスループットを計測し、スループットが下がったらバックアップ回線(電波無線)を使用し、逆にスループットが上がったら光無線へ切り替える。
一方、本出願人は、光無線伝送装置の小型化を目的とし、反射光学系の偏向角制御を用いた通信光の光軸調整方法や光無線電送装置を提案した(例えば、特許文献2、3、4及び5)。これらによれば、通信光を同軸上で制御するための反射光学系を用いた光学素子が実現でき、小型化のみならず通信相手との光軸(光伝送路)を常に最適な状態へ追尾することが可能になる。即ち、この光伝送装置を備えた端末が不意に移動したり、机が揺れて端末も多少ずれてしまう場合にも、通信相手のパイロット光などに追従するためデータ通信可能な状態を維持することができる。
又、従来の光無線通信においては、例えば、図10に示すような屋内光無線伝送装置が提案されている。この光無線電送装置では、アクセスポイントとなる親機51にデータ信号送信のための発光部52とは別に発光手段53を設け、この発光手段53から光軸調整用のパイロット光53Aを送信する。一方、通信端末に搭載される光無線電送装置である子機54では、その光軸方向を変位させて受光装置54Aによりパイロット光53Aを受信し、このパイロット光53Aの受光レベルに基づいて光軸調整を行う。上述した特許文献2乃至5に記載の装置においては、LED光をパラボラリフレクタにより平行化してビーム径を絞るようにしたもので、指向性の狭いビーム光を送信する受光装置54Aをステッピングモータ等により回転させることにより、水平又は垂直方向に操作して、二次元座標において最大の受光レベルが得られる点をサーチすることができる。
特開2003−298475号公報 特願2003−103334 特願2003−103771 特願2003−141820 特願2003−151356
しかし、上述した(b)に関しては、例えば、ユーザが携帯している通信端末で通信しながら、通信可能範囲外へ向かって移動している場合、最悪時にはデータ通信が継続されないため、重要なデータが破壊されたり、音声通信が遮断されてしまう問題が発生する。
又、上述した特許文献1に記載の技術においては、スループットの計測用にテストパケットを送信するので、通信ネットワーク上にトラフィック負荷がかかり、テストパケット送受信によってシステムのスループットが下がってしまう問題が懸念される。更に、この特許文献1に記載の技術においては、主に天候の影響を受ける屋外無線用途として提案されており、通信端末の移動に伴う通信の遮断には適切ではない。
又、上述した特許文献2乃至5の技術においては、仮に移動端末の移動量が大きく通信可能エリアを飛び出したり、或いは反射光学系の物理的な傾き角度の制限により光伝送路を確保できなくなる場合、データの通信遮断が発生し、最悪の場合にはユーザの大事なデータが破損するケースも想定される。
このように状況を踏まえ、通信端末の移動状況によって、アクセスポイントから受光できる通信可能範囲を通信端末側で監視して、光の入射位置と所定の閾値を比較し通信可能範囲を超えそうな場合を予測し、他の通信インタフェースに通信を切り替えることが求められている。特に、データ通信が遮断されてからインタフェースを切り替える方法も考えられるが、この場合、新たな通信インタフェースで通信可能となるまでに時間を要する場合があり、データの欠落する状況が長時間になりユーザメリットが低くなってしまう問題がある。
上記問題を解決するために、本発明は、光無線通信において、ネットワークトラフィックに影響を与えることなく光通信の遮断を予測する通信端末を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明の特徴は、通信先ノードと、光通信で接続される通信端末に関する。即ち本発明の特徴に係る通信端末は、通信先ノードと光通信で接続される第1の通信制御装置と、通信先ノードと異なる新たな通信先ノードに接続される第2の通信制御装置と、通信先ノードから入射される光の入射位置を検出する入射位置検出装置と、入射位置検出装置から入射位置を受信し、入射位置が所定の閾値を越えた場合、第2の通信制御装置に通信可能な新たな通信先ノードを探索させ、新たな通信先ノードが探索された場合、第2の通信制御装置に新たな通信先ノードと通信させる処理制御装置とを備える。
このように本発明によれば、光の入射位置により通信の遮断が予想されるので、通信トラフィックのリソースを利用することなく、通信端末は常に最適なインタフェースを用いてデータ通信を継続させることができる。
本発明によれば、光無線通信において、ネットワークトラフィックに影響を与えることなく光通信の遮断を予測する通信端末を提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(本発明の最良の実施の形態)
まず、図1に示すように本発明の最良の実施の形態に係る通信端末103は、入射位置検出装置200、光無線用通信制御装置201、電波無線用通信制御装置202、中央処理制御装置(CPU:Central Processing Unit)203、ROM(Read Only Memory)204、RAM(Random Access Memory)205、表示部206を備えており、これらはバス207によって互いに電気的に接続されている。具体的に通信端末103は、ノートパソコン、PDA(Personal Digital Assistance)、VoIP(Voice over Internet Protocol)端末などの可搬性を備える情報機器である。通信端末103は、通信先ノードである光無線アクセスポイント100又は電波無線用であるIEEE802.11gアクセスポイント101と通信している。本発明の最良の実施の形態では、通信先ノードが光無線通信用のアクセスポイントの場合について説明したが、通信先ノードが、光無線で通信するノートパソコンやPDAなどの通信端末でも良い。
本発明の最良の実施の形態に係る通信端末103は、図2に示すような環境で使用される。図2に示す例においては、光無線アクセスポイント100は、通信端末103の光無線通信用のアクセスポイントとして、例えば室内の天井などに設置され、100BASE−Tなどに代表されるLAN102に接続される。又、IEEE802.11gアクセスポイント101は、通信端末103の電波無線用のアクセスポイントとして、例えば、室内の天井などに設置され、LAN102に接続される。図2においては、光無線アクセスポイントとIEEE802.11gアクセスポイントが一つずつ設置されているが、複数個が設置されても良く、LAN102にデフォルトゲートウェイが設置されて、インターネット等の通信ネットワークが接続されても良いし、ファイルを共有するためのサーバが接続されても良い。
本発明の最良の実施の形態に係る通信端末103は、光無線アクセスポイント100又はIEEE802.11gアクセスポイント101と通信可能である。例えば、通信端末103が光無線アクセスポイント100と通信可能なエリアである光無線通信可能エリア104に位置する場合、通信端末103aは、光無線アクセスポイント100と通信する。通信端末103が光無線通信可能エリア104以外に位置する場合、通信端末103bは、例えばIEEE802.11gアクセスポイント101と通信する。
次に、図1を参照して通信端末103について詳述する。
入射位置検出装置200は、光無線アクセスポイント100から入射される光の入射位置を検出する検出装置である。
光無線用通信制御装置201は、光無線用のデータリンクLSIと光無線用PHYを備えており、光無線用のアクセスポイントからの光無線を受信するインタフェースである。光無線用データリンクLSIは、光無線伝送する際に必要な符号変換や衝突検出機能を備える。光無線用PHYは、光変調し送信する発光ダイオードやレーザーダイオードなどの送信部と、PD(Photo Diode)やAPD(Avalanched Photo Diode)などの受光部を備える。通信端末103の中央処理制御装置203によってTCP/IP制御に従って通信される場合、光無線用通信制御装置201は、MACアドレスによって識別される。本発明の最良の実施の形態に係る通信端末103は、光無線用通信制御装置201及び光無線アクセスポイント100を介してLAN102と通信可能となる。
電波無線用通信制御装置202は、電波無線用のデータリンクLSIと電波無線用PHYを備えており、例えば、IEEE(電気電子学会:Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11a、802.11b、802.11gなどの電波無線用のアクセスポイントからの光無線を受信するインタフェースである。電波無線用データリンクLSIは、電波無線用の送信受信制御機能を備える。無線電波用PHYは、高周波アナログ回路による送受信回路やアンテナなどで実装される。本発明の最良の実施の形態に係る通信端末103は、電波無線用通信制御装置202及びIEEE802.11gアクセスポイント101を介してLAN102と通信可能となる。
本発明の最良の実施の形態に係る通信端末103の中央処理制御装置203は、通信端末103の処理を制御する処理装置である。中央処理制御装置203は、入射位置検出装置200、光無線用通信制御装置201及び電波無線用通信制御装置202を制御するとともに、インターネットなどの通信接続に必要なTCP/IP制御、更に通信端末103で実行される、HTTP、FTP、メール、VoIPなどの各種アプリケーションを実行する。
ROM204は、中央処理制御装置203において実行されるプログラムが格納されている。ROM204は、例えば不揮発性メモリであるフラッシュメモリ、コンパクトメモリ、ハードディスクなどであり、通信端末103に求められる性能と実装コストによって最適デバイスが選択されることが好ましい。
RAM205は、中央処理制御装置203で実行されるアプリケーションで参照される変数などが格納される揮発性メモリである。
表示部206は、中央処理制御装置203の処理を表示する液晶ディスプレイやCRTディスプレイなどの表示装置であって、中央処理制御装置203のアプリケーション画面など、通信端末103のユーザにGUI画面を提供する。
本発明の最良の実施の形態に係る通信端末103の中央処理制御装置203は、入射位置検出装置200から光無線アクセスポイント100から入射された光の入射位置を受信し、入射位置が所定の閾値を越えた場合、電波無線用通信制御装置202に通信可能な新たなアクセスポイントを探索させ、新たなアクセスポイントが探索された場合、電波無線用通信制御装置202に新たなアクセスポイントと通信させる制御を行う。
次に、図3を参照して中央処理制御装置203の処理を説明する。
まず、通信端末103は、光無線用通信制御装置201及び光無線アクセスポイント100を介してLAN102と通信しているとする。このとき、ステップS101において、中央処理制御装置203によって、アクセスポイントが発するデータ通信光又は光軸を調整するためのパイロット光などの入射光の位置情報が取得される。ここでは、例えば、通信端末103が光無線アクセスポイント100に対して定期的にポーリングして、光無線アクセスポイント100からの入射光を取得する。ここで例えば、後述するようなアクセスポイントの位置や入射角度などを特定し、又は光軸のずれを検出して通信が途切れるか否かが予測判断される。具体的には、入射位置検出装置200の特定のレジスタに保存された現在のX軸やY軸、限界閾値情報などが、中央処理制御装置203によってRead/Writeアクセスされる。ミラーの反射光で入射光の位置情報を取得する場合、X軸やY軸の情報ではなく、ミラーの傾き角度でも良い。
次に、ステップS102において、ステップS101で取得したX軸やY軸の情報に基づいて限界閾値情報と比較されることにより、入射光が任意の閾値内エリアにあるか否かが判定される。任意の閾値内にあると判定された場合、通信端末103が通信が行えるエリアに位置する、具体的には、図2に示す光無線通信可能エリア104に位置するので、そのまま処理が終了される。
一方、任意の閾値内エリアにない場合、具体的には、光無線アクセスポイント100から受信する光軸がずれており、通信不能になると予測された場合、ステップS103において、使用可能なインタフェースが検出されるかが判定される。例えば、現在通信が行われていないインタフェースである電波無線用通信制御装置202からビーコン信号を受信し、通信を維持するために充分な電波強度を持ち、電波無線用通信制御装置202と共通のSSID又はWEP(暗号化)キーを備えるアクセスポイントが検索される。
ステップS103において使用可能なインタフェースが検出された場合、ステップS104において、検出された通信インタフェースに切り替えられて通信が行われる。このとき、例えば、IETF(Internet Engineering Task Force)のRFC3220などで規定されるモバイルIP技術を利用し、システム内に設置されたホームエージェントと通信を行い、その後通信インタフェースを切り替えて良い。このモバイルIP技術は異なるサブネットを変更する際に有効であるが、サブネット変更を必要としないLAN接続においては、単にDHCPを起動し、IPアドレスを入手しても良い。
一方、ステップS103において使用可能なインタフェースが検出されない場合、ステップS105において、通信が遮断されるおそれがあることを通信端末103のユーザに警告するメッセージが、表示部206に表示されたり、警告音が出力される。
このように、本発明の最良の実施の形態に係る中央処理制御装置203は、光軸のずれを監視し、適切なインタフェースを選択できるように制御するプログラムが実行される。
次に、図4乃至図7をそれぞれ参照して、本発明の最良の実施の形態において、入射光の位置情報を取得する入射位置検出装置200を説明する。ここで入射光とは、アクセスポイントが発するデータ通信光又は光軸を調整するためのパイロット光などである。本発明の最良の実施の形態においては、通信ネットワークのトラフィックに影響を与えることなく、入射光の入射位置のみから通信が途切れるか否かを判定することができる。入射位置検出装置200は、光無線用通信制御装置201aの近傍に備えられるか、光無線用通信制御装置201aの光無線用PHYや光無線用データリンクLSIに設けられる。
まず、図4を参照して、第1の入射位置検出装置200aを説明する。第1の入射位置検出装置200aにおいては、複数のフォトダイオード(PD:Photo Diode)又は位置検出センサ(PSD:Position Sensitive Detector)を配列して入射光の位置情報が取得される。
図4に示したように、第1の入射位置検出装置200aは、複数(n個)のフォトダイオードがライン状に設置されている。図4に示した例では、第1のフォトダイオード310aから第nのフォトダイオード310nが順に配列されており、第1のフォトダイオード310aと第nのフォトダイオード310nとがラインの両端に位置している。
入射位置検出部301aは、フォトダイオードで検出される入射光量に基づいて、どのフォトダイオードに入射光が最も強く入射しているかを検出する。更に入射位置検出部301aは、入射光が最も強く入射している位置を断続的に取得し、入射位置を通信端末103の中央処理制御装置203に送信することによって、中央処理制御装置203は、通信の途切れる可能性を算出する。例えば、図4に示すように第3のフォトダイオード310cで最も強く入射光が入力されていたところ、徐々に第1のフォトダイオード310a又は第nのフォトダイオードへ入射光が入力される状態になった場合、通信が途切れる可能性があると判断される。
図4を算出して、フォトダイオードをライン状、即ち一次元的に配列する第1の入射位置検出装置200aについて説明した。この場合、通信端末103が直線に敷かれたレール上を移動する場合など、通信端末103の移動する方向が一つである場合に少ないフォトダイオードで有効である。又、通信端末103の移動する方向が一つとは限らない場合、フォトダイオードが二次元的に配列されても良い。この場合、入射位置検出部301aは、入射光のX軸方向とY軸方向の二次元の位置情報を取得し、中央処理制御装置203に送信する。
次に、図5を参照して、一つのPSDを設置して入射光の位置情報が取得される第2の入射位置検出装置200bについて説明する。
図5(a)に示したように、PSDで実現される入射光位置特定素子320によって入射光が検出されると、入射光位置特定素子320によって、入射光の位置情報がX軸情報とY軸情報の二次元の情報に変換され、入射位置検出部301bに入力される。入射位置検出部301bによって、入力されたX軸情報とY軸情報から、入射光の入射位置が算出される。
PSD320の受光面321は、例えば、図5(b)に示すように、平面の形態を備える。このようなPSD320によれば、通信端末103の移動する方向が一つとは限らない場合でも、二次元の位置情報が取得される。PSD320には、PSD320の中心から同心円状に複数のゾーンが設けられている。受光面に対する入射光の入射位置が二次元情報として、PSD320によって入射位置検出部301bに出力される。入射位置検出部301bは、二次元情報で入射位置を取得することにより、入射光が受光されているゾーンを算出し、通信端末103の中央処理制御装置203に出力する。中央処理制御装置203は、第2の入射位置検出装置200bから取得したゾーンに基づいて、通信が途切れる可能性を判断する。
図5(b)に示した例において、ゾーンAは受光面321の中心に設けられているので、入射光がゾーンAによって受光されている場合、中央処理制御装置203は、通信端末103は良好な光無線通信を行っていると判断する。又、ゾーンBはゾーンAよりも外の領域に設けられているので、入射光がゾーンBによって受光されている場合、中央処理制御装置203は、通信端末103の光無線通信が遮断される可能性があると判断する。又、ゾーンCはゾーンBよりも更に外の領域に設けられているので、入射光がゾーンCによって受光されている場合、中央処理制御装置203は、通信端末103はの光無線通信が遮断される可能性が高いと判断する。
図5(b)に示した例では、入射光位置特定素子320を一つだけ配置する場合について説明した。しかし、通信端末103の仕様に応じて、入射光位置測定素子をX軸方向及びY軸方向に複数配置して、より広い範囲で入射光が検出されるようにしても良い。
次に、図6を参照して、ミラー反射などの反射光学系を備える第3の入射位置検出装置200cについて説明する。
図6に示すように、反射光学系332は、反射光がPD333に入射されるように、角度制御部331によって、入射光に対する角度が制御される。入射光が反射光学系332に入射されると、反射光学系332によって反射された光が、PD333に入射される。PD333に反射光が入射されると、角度制御部331に通知され、角度制御部331によって、反射光学系332の角度を入射位置検出部301cに通知する。入射位置検出部301cは、反射光学系332の角度を通信端末103の中央処理制御装置203に通知し、中央処理制御装置203は、入射位置検出部301cから入力された反射光学系332の角度と反射光学系332が物理的に傾くことが可能な角度の閾値とを比較することにより、通信が途切れる可能性を判断する。具体的には、中央処理制御装置203は、反射光学系の角度が、物理的に傾くことが可能な角度の閾値に近づくと、通信が途切れる可能性が高いと判断する。
次に、図7を参照して、撮像素子を備える第4の入射位置検出装置200dについて説明する。
第4の入射位置検出装置200dは、CMOSセンサ又はCCDの様な素子が配列されて実現されるセンサ341を備えている。入射位置検出部301dは、センサ341から入射光を受けたセンサの位置情報として垂直同期信号(V.sync)及び水平同期信号(H.sync)の二次元情報を取得し、光強度をAD変換されたアナログ出力値を取得することができる。更に入射位置検出部301dは入射光の位置情報と光強度を中央処理制御装置203に出力する。中央処理制御装置203は、入射光の位置情報と光強度にも基づいて、例えば、図5(b)を参照して説明したゾーンに変換し、光強度を所定の閾値と比較することにより、入射光がセンサ341の計測外に移動しているのか否かを判断することができる。
このように、本発明の最良の実施の形態においては、例えば、図4乃至図7に示すような入射位置検出装置200a乃至200dを用いて、入射光の入射位置を検出し、中央処理制御装置203によって、通信が途切れる可能性が判断される。
このように、通信の遮断を予測する方法として、通信相手であるアクセスポイントからの入射位置を特定できる複数のPD又はCMOSセンサなどを利用し、入射光が特定のエリア内にあるか否かを判断する方法がある。更に、通信の遮断を予測する方法として、通信相手であるアクセスポイントからの入射光や自端末の発信光を反射させて光軸を調整するミラーなどの反射光学系の角度情報から、物理的に傾くことができない角度閾値を、現在受光している角度を比較する方法がある。
上述したように、本発明の最良の実施の形態によれば、通信端末に複数の通信インタフェースを搭載させ、光の入射位置から通信の遮断が予測された場合に、どのインタフェースを使用することができるかを検索して、データ通信を継続させるために他の最適なインタフェースへ通信を切り替えることができる。このように光の入射位置により通信の遮断が予想されるので、通信トラフィックのリソースを利用することなく、通信端末は常に最適なインタフェースを用いてデータ通信を継続させることができる。
(本発明の最良の実施の形態の変形例)
本発明の最良の実施の形態においては、光無線用通信制御装置201と電波無線用通信制御装置202を備える場合について説明したが、本発明の最良の実施の形態の変形例においては、光無線用通信制御装置201a及び201bを備えている場合について説明する。この光無線用通信制御装置201a及び201bの近傍には、それぞれ、図4乃至図7を用いて説明した様な入射位置検出装置200が設置されるか、光無線用通信制御装置201a及び201bの光無線用PHYや光無線用データリンクLSIに搭載される。
次に、図9を参照して中央処理制御装置203の処理を説明する。図9に示した本発明の最良の実施の形態の変形例に係る中央処理制御装置203の処理は、図3に示した本発明の最良の実施の形態に係る中央処理制御装置203の処理に比べて、ステップS203における処理が異なる。
中央処理制御装置203は、現在通信中の通信インタフェースにおいて通信の遮断が予想されると、ステップS203において、別の通信インタフェースについて通信可能であるか否かを判断する。
ステップS203において使用可能なインタフェースが検出された場合、ステップS204において、検出された通信インタフェースに切り替えられて通信が行われる。一方、ステップS203において使用可能なインタフェースが検出されない場合、ステップS205において、通信が遮断されるおそれがあることを通信端末103のユーザに警告するメッセージが、表示部206に表示されたり、警告音が出力される。
このように、一つの通信端末103に、複数の光無線用通信制御装置を備えて、そのどちらかと通信させても良い。
(その他の実施例)
上記のように、本発明の最良の実施の形態及び変形例によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、光無線用通信制御装置と電波無線用通信制御装置を搭載する場合と、複数の光無線用通信制御装置を備える場合について説明したが、光無線用通信制御装置と、有線インタフェースを備えても良い。100BASE−TなどのLANカードやLANボードなどの有線インタフェースの場合、リンク信号(リンクパルス)を監視し、その通信インタフェースが使用可能か否かを判断することが好ましい。
本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の最良の実施の形態に係る通信端末のハードウェア構成図である。 本発明の最良の実施の形態に係る通信端末による通信を説明する図である。 本発明の最良の実施の形態に係る通信端末の中央処理制御装置の処理を説明する図である。 本発明の最良の実施の形態に係る通信端末に備えられた第1の入射位置検出装置を説明する図である。 本発明の最良の実施の形態に係る通信端末に備えられた第2の入射位置検出装置を説明する図である。 本発明の最良の実施の形態に係る通信端末に備えられた第3の入射位置検出装置を説明する図である。 本発明の最良の実施の形態に係る通信端末に備えられた第4の入射位置検出装置を説明する図である。 本発明の最良の実施の形態の変形例に係る通信端末のハードウェア構成図である。 本発明の最良の実施の形態の変形例に係る通信端末の中央処理制御装置の処理を説明する図である。 一般的な光無線通信を説明する図である。
符号の説明
100…光無線アクセスポイント
101…IEEE802.11gアクセスポイント
102…LAN
103…通信端末
104…光無線通信可能エリア
200…入射位置検出装置
201、201a、201b…光無線用通信制御装置
202…電波無線用通信制御装置
203…中央処理制御装置
204…ROM
205…RAM
206…表示部
207…バス
301a、301b、301c、301d…入射位置検出部
310、333…フォトダイオード
320…入射光位置特定素子
321…受光面
331…角度制御部
332…反射光学系
341…センサ

Claims (1)

  1. 通信先ノードと、光通信で接続される通信端末において、
    前記通信先ノードと光通信で接続される第1の通信制御装置と、
    前記通信先ノードと異なる新たな通信先ノードに接続される第2の通信制御装置と、
    前記通信先ノードから入射される光の入射位置を検出する入射位置検出装置と、
    前記入射位置検出装置から前記入射位置を受信し、前記入射位置が所定の閾値を越えた場合、前記第2の通信制御装置に通信可能な前記新たな通信先ノードを探索させ、前記新たな通信先ノードが探索された場合、前記第2の通信制御装置に前記新たな通信先ノードと通信させる中央処理制御装置
    とを備えることを特徴とする通信端末。
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