[go: up one dir, main page]

JP2006084446A - 配線パターンの検出装置、検出方法、検査装置、及び検査方法 - Google Patents

配線パターンの検出装置、検出方法、検査装置、及び検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006084446A
JP2006084446A JP2004272437A JP2004272437A JP2006084446A JP 2006084446 A JP2006084446 A JP 2006084446A JP 2004272437 A JP2004272437 A JP 2004272437A JP 2004272437 A JP2004272437 A JP 2004272437A JP 2006084446 A JP2006084446 A JP 2006084446A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
wiring pattern
polarized light
plate
linearly polarized
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004272437A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsusachi Mihashi
光幸 三橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2004272437A priority Critical patent/JP2006084446A/ja
Publication of JP2006084446A publication Critical patent/JP2006084446A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

【課題】性状の異なるワークに対しても、実質的に一つの装置で、半導体パッケージ用多層配線基板の最上層配線パターンの高精度な画像を撮像すること。
【解決手段】半導体パッケージ用多層配線基板からなるワーク21の最上層配線パターンを光学的に検出する装置であって、λ/4波長板20と同屈折率光学板26と偏光板27とが交換可能に備えられ、ある性状のワークに対してはλ/4波長板20を用い、偏光ビームスプリッタ18によって導かれた直線偏光nを、λ/4波長板20によって円偏光した後に照射し、別の性状のワークに対してはλ/4波長板20の代わりに同屈折率光学板26を用い、直線偏光nを同屈折率光学板26を介した後に照射し、更に別の性状のワークに対してはλ/4波長板20の代わりに偏光板27を用い、直線偏光nを、偏光板27によってベクトル分解した後に照射し、ワーク21で反射してきた光を撮像する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の配線パターンが、例えばポリイミド絶縁層のように透明性を有する複数の層によって積層された半導体パッケージ用多層配線基板において、最上層の配線パターンを光学的にパターン抽出し、高分解能による撮像を行い、自動的にそのパターンを検査する配線パターンの検出装置、検出方法、検査装置、及び検査方法に関する。
一般に電気機器の小型・軽量化を目的として使用される半導体パッケージ用多層配線基板上に形成された配線パターンは、ポリイミドフィルムに銅箔を接着剤でラミネートし、これをサブトラクティブ法やセミアディティブ法等によりパターンニング処理して、厚さが5〜15μm、最も集積度を有する部分で幅が10μm程度である。
このパターニング処理工程において、配線パターンの細り(欠け)、断線、ショート、太り(突起)等の重欠陥が発生する恐れがある。このため、従来これら欠陥の有無はオープン/ショート導通検査や目視検査によって判別されてきた。しかし、目視検査は、パターンの微細化、熟練を要する上に、検査員の体調等により検査結果にばらつきが生じる恐れがある。そこで、最近ではカメラを使用して自動的に欠陥有無を検査する自動検査装置が各種提案されている。また、上記半導体パッケージ用多層配線基板において最小10μm幅の配線パターンに存在する各種欠陥を目視にて検査することは可能であるが、目視検査は検査時間がかかり人件費増に伴う製品単価アップが懸念されるため自動検査が必要であり、例えば10μm幅内の1/3以上の欠陥を検出するためには撮像分解能1μmを実現しなければならない。そこで、撮像分解能と撮像視野(対象ワークサイズ)との関係から大局的に撮像方法、検査方法を模索する必要がある。
このような事情に基づいてなされた発明として、特許文献1の発明がある。図10は、特許文献1で開示されている装置の構成図である。例えば白色光源や、メタルハライドランプ等の可視域全域に亘って発光する高輝度照明が用いられた光源10から光が発せられると、この光は、ライトガイド11、集光レンズ40、熱線カットフィルタ12を経て偏光ビームスプリッタ31に入射する。熱線カットフィルタ12は、長波長側の光(例えば700nm以上の波長)を遮断し、それ以外の光を偏光ビームスプリッタ31に入射させる。
光源10から発せられた光は、多方面の光成分を有する所謂ランダム光である。このランダム光は、偏光ビームスプリッタ31に入射すると、偏光ビームスプリッタ31によって直線偏光が抽出される。偏光ビームスプリッタ31は、抽出した直線偏光を偏光ビームスプリッタ32に導光させる。
偏光ビームスプリッタ32は、偏光ビームスプリッタ31から導光された光には、紙面表裏方向以外が電界ベクトル方向である光も若干含まれているので、それを排除し、更に紙面下方に導光する。そして、結像レンズ33および偏光フィルタ34は、この直線偏光を、偏光角度を40〜50°とした角度成分の光に変換し、ワーク固定駆動機構50によって固定されたワーク51へ向けて照射する。このとき入射される直線偏光を所定偏光角に応じてベクトル分解された光成分がワーク51に向けて照射される。
ワーク51に照射された光成分は、ワーク51で反射し、この反射光が偏光フィルタ34の偏光角に応じてベクトル分解された光成分が、偏光フィルタ34および結像レンズ33を経て偏光ビームスプリッタ32に入射する。このとき、偏光ビームスプリッタ32において前記導光方向に電界ベクトル方向がある直線偏光が抽出され、この直線偏光は、バンドパスフィルタ42に入射する。
バンドパスフィルタ42は、最上層配線パターンの反射光量と、ポリイミド絶縁層部分の反射光による偏光ビームスプリッタ32からの量との差異が最も大きくなる波長域を抽出し、抽出した波長域の光のみをセンサーカメラ30内のCCD素子41へと入射させる。
そして、バンドパスフィルタ42を通った光がCCD素子41によって撮像される。ワーク51から反射される光成分の強弱は、銅およびポリイミドに依存し、かつ銅の方が反射強度が強いので、最上層銅パターン部が明るく撮像されるようになる。また、ワーク51に照射する際、偏光比を高めて配線パターンおよびポリイミド絶縁層に照射することにより、より鮮明に最上層配線パターンの画像が撮像される。
このような特許文献1の発明によって、半導体パッケージ用の多層配線基板に対して内層配線パターンの影響を光学的に除去することが可能となり、最上層配線パターンの高精細な画像を撮像し、同配線パターンの検査を自動的にかつ高い信頼性の下で行うことが可能となった。更に、大面積の最上層配線パターンに対しても短時間で最上層配線パターンの検査および検出を行うことができるようになった。
国際公開番号WO 2004/040281 A1号公報
しかしながら、特許文献1で開示された技術は、あらゆる半導体パッケージ用多層配線基板に対して万能に作用するものではなく、半導体パッケージ用多層配線基板に使用するベースフィルム材料の製法、材質、偏光特性によっては、精度良く最上層配線パターンを光学的に顕在化できない場合もあることが分かってきた。
例えば、図10に示すような構成の配線パターン検査装置では、ポリイミドフィルムに銅箔を接着剤でラミネートした配線パターンからなる半導体パッケージ用多層配線基板に対しては、最上層配線パターンを分解抽出した高精度な画像データを取得することができるものの、銅めっきを析出することによって形成された配線パターンを有する半導体パッケージ用多層配線基板に対しては、最上層配線パターンを分離抽出した高精度な画像データを取得することができない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、半導体パッケージ用多層配線基板に使用するベースフィルム材料の製法、材質、偏光特性が異なるワークに対しても、実質的に一つの装置で、最上層配線パターンを分離抽出した高精度な画像データを取得することができる配線パターンの検査装置、検査方法、検出装置、及び検出方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
すなわち、請求項1の発明は、光透過性のベースフィルムに配線パターンを有する半導体パッケージ用多層配線基板からなるワークの最上層配線パターンを光学的に検出する配線パターン検出装置であって、光源と、光源からの光をほぼ平行に導光する平行導光手段と、光源からの光のうちの赤外線成分を遮断する赤外線遮断手段と、赤外線遮断手段によって赤外線成分が遮断された光を集光する第1のレンズと、第1のレンズによって集光された光を、強度を均一化するように拡散する拡散板と、拡散板によって拡散された光を集光する第2のレンズと、第2のレンズによって集光された光を、光の導光方向に対して電界ベクトル方向が直交する第1の直線偏光を抽出する偏光フィルタと、偏光フィルタによって抽出された第1の直線偏光を、導光方向および電界ベクトル方向と直交する方向に導く偏光ビームスプリッタとを備えている。
更に、偏光ビームスプリッタによって導かれた第1の直線偏光を円偏光に変換する着脱可能なλ/4波長板か、偏光ビームスプリッタによって導かれた第1の直線偏光を導く、λ/4波長板の光学部材とほぼ同じ屈折率を持つ着脱可能な同屈折率光学板か、偏光ビームスプリッタによって導かれた第1の直線偏光を、所定偏光角度の偏光板を介して所定偏光角度の偏光成分を抽出する着脱可能な偏光成分抽出手段かのうちの何れかである光学部材を備えている。
更にまた、光学部材としてλ/4波長板が用いられた場合には、λ/4波長板によって変換された円偏光を、光学部材として同屈折率光学板が用いられた場合には、同屈折率光学板によって導かれた第1の直線偏光を、光学部材として偏光成分抽出手段が用いられた場合には、偏光成分抽出手段によって抽出された偏光成分をそれぞれ集光してワークに照射する第3のレンズを備えている。
更に、光学部材としてλ/4波長板が用いられた場合には、第3のレンズによって照射された円偏光がワークで反転し回転方向が逆とされた後に第3のレンズおよびλ/4波長板を透過した後に、光学部材として同屈折率光学板が用いられた場合には、第3のレンズによってワークに照射された第1の直線偏光がワークで反射してなる反射光が、第3のレンズおよび同屈折率光学板を透過した後に、光学部材として偏光成分抽出手段が用いられた場合には、第3のレンズによってワークに照射された偏光成分がワークで反射してなる反射光が、第3のレンズを介した後に偏光成分抽出手段に導かれて偏光成分抽出手段において、偏光板の所定偏光角度に応じてベクトル分解された後に、それぞれ偏光ビームスプリッタに導かれ、偏光ビームスプリッタにおいて、その電界ベクトル方向が第1の直線偏光の方向と直交する第2の直線偏光が抽出された後に、第2の直線偏光を集光する第4のレンズを備えている。
更に、第4のレンズによって集光された第2の直線偏光から、最上層配線パターンにおける反射光量と、ベースフィルム及び配線パターンにおける反射光量との差が最も大きくなる波長域を選択する選択手段と、選択手段によって選択された波長域の光を撮像する撮像手段とを備えている。
また、請求項2の発明の配線パターン検出装置は、偏光ビームスプリッタによって第1の直線偏光を抽出することによって、請求項1の発明の配線パターン検出装置における偏光フィルタを省略した構成としている。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明の配線パターン検出装置において、偏光ビームスプリッタの代わりに、クロスニコルに設定された2枚の導光板とハーフミラーとを用いる。
このような請求項1乃至請求項3の発明の配線パターン検出装置においては、以上のような手段を講じることにより、半導体パッケージ用多層配線基板に使用するベースフィルム材料の製法、材質、偏光特性に応じて、λ/4波長板または同屈折率光学板または偏光成分抽出手段を使い分けることによって、あらゆる半導体パッケージ用多層配線基板に対して、最上層の配線パターンの画像を精度良く光学的に分離することができる。
また、λ/4波長板、同屈折率光学板、及び偏光成分抽出手段は、互いに交換可能な構成としているので、検査対象毎に別の装置とすることなく、実質的に一つの装置によって、半導体パッケージ用多層配線基板に使用するベースフィルム材料の製法、材質、偏光特性等の異なるあらゆる半導体パッケージ用多層配線基板に対して、最上層の配線パターンの画像を精度良く光学的に分離することができる。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のうち何れか1項の発明の配線パターン検出装置において、光源内に設けられた放電ランプに供給される電圧に相乗された周波数成分がノイズとして撮像手段に影響を及ぼさないようにするノイズ除去手段を付加している。
従って、請求項4に記載の配線パターン検出装置においては、以上のような手段を講じることにより、撮像された画像にノイズが入らないようにすることができ、もって、検査精度を高めることが可能となる。
請求項5の発明は、請求項1乃至4のうち何れか1項の発明の配線パターン検出装置と、請求項1乃至4のうち何れか1項の発明の配線パターン検出装置に備えられた撮像手段で撮像された画像と所定の良品画像とを照合し、最上層配線パターンが良品であるか否かを検査する検査手段とを備えた配線パターン検査装置である。
従って、請求項5の発明の配線パターン検査装置においては、以上のような手段を講じることにより、半導体パッケージ用多層配線基板に使用するベースフィルム材料の製法、材質、偏光特性等の異なるあらゆる半導体パッケージ用多層配線基板に対して、最上層配線パターンが良品であるか否かを精度良く検査することが可能となる。
請求項6の発明は、光透過性のベースフィルムに配線パターンを有する半導体パッケージ用多層配線基板からなるワークの最上層配線パターンを光学的に検出する配線パターン検出方法であって、光源から発せられる検査光をほぼ平行に導光し、ほぼ平行に導光された検査光から赤外線成分を除去し、赤外線成分が除去された検査光を、光の導光方向に対して電界ベクトル方向が直交する第1の直線偏光を偏光フィルタにより抽出し、偏光フィルタによって抽出された第1の直線偏光を、偏光ビームスプリッタを用いて導光方向および第1の直線偏光の電界ベクトルの方向と直交する方向に導く。
そして、偏光ビームスプリッタによって導かれた第1の直線偏光を、着脱可能なλ/4波長板を用いて円偏光に変換するか、偏光ビームスプリッタによって導かれた第1の直線偏光を、λ/4波長板の光学部材とほぼ同じ屈折率を持つ着脱可能な同屈折率光学板を用いて導くか、偏光ビームスプリッタによって導かれた第1の直線偏光を、所定偏光角度の偏光板を備えた着脱可能な偏光成分抽出手段を用いて、所定偏光角度の偏光成分を抽出するかのうちの何れかを行う。
そして、λ/4波長板が用いられた場合には、λ/4波長板によって変換された円偏光を、同屈折率光学板が用いられた場合には、同屈折率光学板によって導かれた第1の直線偏光を、偏光成分抽出手段が用いられた場合には、偏光成分抽出手段によって抽出された偏光成分をそれぞれワークに照射する。
更に、λ/4波長板が用いられた場合には、照射された円偏光がワークで反転し回転方向が逆とされた後にλ/4波長板を透過した後に、同屈折率光学板が用いられた場合には、ワークに照射された第1の直線偏光がワークで反射してなる反射光が同屈折率光学板を透過した後に、偏光成分抽出手段が用いられた場合には、ワークに照射された偏光成分がワークで反射してなる反射光が偏光成分抽出手段に導かれて偏光板の所定偏光角度に応じてベクトル分解された後に、それぞれ偏光ビームスプリッタに導かれ、偏光ビームスプリッタは、導かれた光から、その電界ベクトル方向が第1の直線偏光の方向と直交する第2の直線偏光を抽出する。
そして、抽出された第2の直線偏光から、最上層配線パターンにおける反射光量と、ベースフィルム及び配線パターンにおける反射光量との差が最も大きくなる波長域を選択し、この選択した波長域の光を撮像する。
また、請求項7の発明の配線パターン検出方法は、偏光ビームスプリッタによって第1の直線偏光を抽出することによって、請求項6の発明の配線パターン検出方法における偏光フィルタを省略した構成としている。
また、請求項8の発明は、請求項6または請求項7の発明の配線パターン検出方法において、偏光ビームスプリッタの代わりに、クロスニコルに設定された2枚の導光板とハーフミラーとを用いる。
このような請求項6乃至8の発明の配線パターン検出方法においては、以上のような手段を講じることにより、半導体パッケージ用多層配線基板に使用するベースフィルム材料の製法、材質、偏光特性に応じて、λ/4波長板または同屈折率光学板または偏光成分抽出手段を使い分けることによって、あらゆる半導体パッケージ用多層配線基板に対して、最上層の配線パターンの画像を精度良く光学的に分離することができる。
また、λ/4波長板、同屈折率光学板、及び偏光成分抽出手段は、互いに交換可能な構成としているので、検査対象毎に別の装置とすることなく、実質的に一つの装置によって、半導体パッケージ用多層配線基板に使用するベースフィルム材料の製法、材質、偏光特性等の異なるあらゆる半導体パッケージ用多層配線基板に対して、最上層の配線パターンの画像を精度良く光学的に分離することができる。
請求項9の発明の配線パターン検出方法は、請求項6乃至8のうち何れか1項の発明の配線パターン検出方法において、光源内に設けられた放電ランプに供給される電圧に相乗された周波数成分がノイズとして撮像に影響を及ぼさないように、周波数成分を除去する。
従って、請求項9に記載の配線パターン検出方法においては、以上のような手段を講じることにより、撮像された画像にノイズが入らないようにすることができ、もって、検査精度を高めることが可能となる。
請求項10の発明は、請求項6乃至9のうち何れか1項の発明の配線パターン検出方法と、請求項6乃至9のうち何れか1項の発明の配線パターン検出方法で撮像された画像と所定の良品画像とを照合することによって、最上層配線パターンが良品であるか否かを検査するようにした配線パターン検査方法である。
従って、請求項10の発明の配線パターン検査方法においては、以上のような手段を講じることにより、半導体パッケージ用多層配線基板に使用するベースフィルム材料の製法、材質、偏光特性等の異なるあらゆる半導体パッケージ用多層配線基板に対して、最上層配線パターンが良品であるか否かを精度良く検査することが可能となる。
本発明によれば、半導体パッケージ用多層配線基板に使用するベースフィルム材料の製法、材質、偏光特性が異なるワークに対しても、実質的に一つの装置で、最上層配線パターンを分離抽出した高精度な画像データを取得することができる配線パターンの検査装置、検査方法、検出装置、及び検出方法を実現することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る配線パターン検出方法を適用した配線パターン検出装置、および同実施の形態に係る配線パターン検査方法を適用した配線パターン検査装置の一例を示すブロック図である。
すなわち、同実施の形態に係る配線パターン検出方法を適用した配線パターン検出装置は、光透過性のベースフィルムに配線パターンを有する半導体パッケージ用多層配線基板からなるワーク21の最上層配線パターンを光学的に検査する装置であって、光源10と、ライトガイド11と、熱線カットフィルタ12と、照明レンズ13aと、拡散板15と、照明レンズ13bと、偏光フィルタ16と、偏光ビームスプリッタ18と、λ/4波長板20と、前群レンズ13cと、後群レンズ13dと、バンドパスフィルタ14と、撮像部23と、ノイズ除去部25とを備えてなる。ここで、偏光フィルタ16は、省略することも可能である。さらに、このような配線パターン検出装置に、画像処理部24を付加することにより、同実施の形態に係る配線パターン検査方法を適用した配線パターン検査装置となる。
光源10は、検査光Kを発する。このような光源10は、例えばメタルハライドランプ等の可視域全域に亘って発光する高輝度照明が好適である。高分解能による撮像がなされるためには十分な光量が必要である。従って、光源10としては例えば消費電力量が250Wのメタルハライドランプから350Wのメタルハライドランプに変えたり、ライトガイド11としては複数の光源10からの検査光Kを統合して一端から出力できるようなスポット型のものが好適である。このような光源10から発せられる検査光Kは、多方面の光成分を有する所謂ランダム光である。このようなランダム光からなる検査光Kが光源10から発せられると、ライトガイド11に入射する。
ライトガイド11は、光源10から発せられた検査光Kを、図中に示す導光方向Fに対してほぼ平行に導光する。
熱線カットフィルタ12は、長波長側の光(例えば700nm以上の波長)を遮断し、それ以外の光を導光させるものであり、赤外線フィルタが好適であり、ライトガイド11によって導かれた検査光Kのうちの赤外線成分を遮断する。そして、このようにして赤外線成分が除去された検査光kを照明レンズ13aに導く。
照明レンズ13aは、一つまたは二つ以上のレンズからなり、熱線カットフィルタ12によって赤外線成分が除去された検査光kを集光し、拡散板15へと導く。
拡散板15は、照明レンズ13aによって集光された検査光kを、強度を均一化するように拡散し、照明レンズ13bへと導く。この拡散板15には、高透過性を有するフロスト型拡散板が好適である。
照明レンズ13bは、一つまたは二つ以上のレンズからなり、拡散板15によって導かれた検査光kを集光し、偏光フィルタ16へと導く。なお、証明レンズ13bにより集光された検査光kは略平行光となっている。また、偏光フィルタ16を省略した場合、この略平行光は直接、偏光ビームスプリッタ18へと導かれる。
偏光フィルタ16は、照明レンズ13bから導かれた検査光kを、光の導光方向に電界ベクトルの方向が直交する第1の直線偏光m(図中表裏方向)に変換し、偏光ビームスプリッタ18へと導く。この偏光フィルタ16は、偏光ビームスプリッタ18も同様であるが、適用波長域、消光比、偏光比、外形サイズ等を十分考慮した上で適切なものを選択するようにする。また、高分解能にて撮像するためには系内の全透過光量が多ければ多いほど優利になる。したがって、例えば偏光フィルタ16としては、高透過率であるワイヤーグリッド偏光フィルタが好適である。
偏光ビームスプリッタ18は、偏光フィルタ16から導かれた直線偏光mから、あるいは照明レンズ13bから導かれた略平行光から、導光方向Fに対して電界ベクトル方向が直交する直線偏光nを抽出し、この直線偏光nを、導光方向Fおよび前記電界ベクトル方向と直交する方向Vに導く。
λ/4波長板20は、偏光ビームスプリッタ18によって導かれた直線偏光nを円偏光pに変換し、前群レンズ13cに導く。このようなλ/4波長板20は、図1に示すように、偏光ビームスプリッタ18と前群レンズ13cとの間に配置することが好ましいが、これに限るものではなく、前群レンズ13cとワーク21との間に配置するようにしても良い。
前群レンズ13cは、一つまたは二つ以上のレンズからなり、λ/4波長板20から導かれた円偏光pを集光してワーク21に照射する。ワーク21に照射された円偏光pは、ワーク21で反転し、回転方向が逆となって前群レンズ13cおよびλ/4波長板20を透過し、偏光ビームスプリッタ18に到達する。
すると、偏光ビームスプリッタ18は、この光から、直線偏光nと電界ベクトル方向が直交する直線偏光qを抽出し、この直線偏光qを後群レンズ13dに導く。なお、偏光ビームスプリッタ18に代えて、図6に示すように、クロスニコルに設定された2枚の偏光板53,54とハーフミラー52とによって構成した光学部材を用いるようにしても良い。
後群レンズ13dは、一つまたは二つ以上のレンズからなり、偏光ビームスプリッタ18から導かれた直線偏光qを集光し、バンドパスフィルタ14に導く。
バンドパスフィルタ14は、後群レンズ13dによって導かれた直線偏光qから、最上層配線パターンにおける反射光量と、ベースフィルム及び配線パターンにおける反射光量との差が最も大きくなる波長域を選択し、この波長域にある成分光gを、撮像部23に導く。具体的には、グリーン成分である550nmの波長に着目する。また、バンドパスフィルタ14は、紫外線をカットする作用をも有している。したがって、選択した波長域の光(例えばグリーン成分である550nmの光)から、紫外線成分を効率良くカットする。
撮像部23は、バンドパスフィルタ14によって導かれた成分光gを撮像する。これによって、最上層配線パターン情報が顕在化された配線パターンの画像データを取得し、取得した画像データを画像処理部24に送る。
画像処理部24は、図示しないパーソナルコンピュータ、キーボード、マウス、ディスプレイ、画像処理ボード等を備えている。そして、撮像部23から、最上層配線パターン情報が顕在化された配線パターンの画像データが送られると、この画像データをディスプレイから表示する。更に、この表示された画像データと、正常な設計配線パターンデータとを用いた各種演算、認識処理及び比較処理を行い、撮像された画像データの配線パターンの良否を判定する。
図2は、ポリイミドフィルムに銅箔を接着剤でラミネートし、これをサブトラクティブ法やセミアディティブ法等によりパターンニング処理した配線パターンからなる半導体パッケージ用多層配線基板の最上層配線パターンを、(a)従来技術であるリング照明方法によって撮像した場合と、(b)上述した構成の配線パターンの検出装置および検査装置によって撮像した場合とをそれぞれ示す画像である。
図2(a)に示すように、従来技術であるリング照明方法の場合、最上層配線パターンAのみならず、ポリイミド絶縁層Bを介して存在する内層配線パターンCも撮像されていることが分かる。更に、最上層配線パターンA及び内層配線パターンCは同程度の明るさであるため、例えば2値化処理によっても最上層配線パターンAと内層配線パターンCとを分離することができない。これにより、最上層配線パターンAと内層配線パターンCとが交差している箇所では、画像からは、どちらが上側に存在しているパターンなのか判別するのは困難である。
一方、図2(b)に示すように、上述した構成の配線パターンの検出装置および検査装置によって撮像された画像の場合、内層配線パターンCは撮像されず、最上層のポリイミド絶縁層Bと、その上に配置された最上層配線パターンAのみが撮像される。しかも、最上層配線パターンAの部分は明るく、ポリイミド絶縁層Bの部分は暗く撮像されるので、内層配線パターンCに影響されないばかりか、例えば二値化という簡単な画像処理技術を用いることによって、最上層配線パターンAとポリイミド絶縁層Bとの領域を精度良く分類することができる。
そして、このように両者の領域が分類できた状態で、画像処理部24において、CADデータ(パターン設計情報)や良品ワーク(正しく配線パターンが形成されたワーク)を基準マスター画像とした比較処理や、特徴抽出法等により、差異のあった部分を不良として判定することが可能となる。
このようにλ/4波長板20を用いた配線パターンの検出装置および検査装置は、特にベースフィルムとしてのポリイミドと、配線層としての銅とをラミネートして作製した配線基板を積層してなるワーク21を対象とした検出および検査に適している。
また、上述した構成の配線パターンの検出装置および検査装置では、λ/4波長板20が着脱可能に配置されており、λ/4波長板20が配置されている箇所に、λ/4波長板20のみならず、同屈折率光学板26、または偏光板27を自在に交換して配置できるようにしている。更に、同屈折率光学板26および偏光板27もまた、着脱可能な構成としており、一旦配置された同屈折率光学板26を、λ/4波長板20や偏光板27に交換して配置したり、一旦配置された偏光板27を、λ/4波長板20や同屈折率光学板26に交換して配置することも自在にできるようにしている。
図3は、λ/4波長板20を同屈折率光学板26に交換した検出装置および検査装置の構成例を示すブロック図である。図1の構成の検出装置および検査装置と異なる点について以下に記載する。
同屈折率光学板26は、λ/4波長板の光学部材とほぼ同じ屈折率を持ち、偏光ビームスプリッタ18によって導かれた直線偏光nを、前群レンズ13cに導く。
この場合、前群レンズ13cは、同屈折率光学板26から導かれた直線偏光nを集光してワーク21に照射する。ワーク21に照射された直線偏光nは、ワーク21で反射し、前群レンズ13cおよび同屈折率光学板26を透過して偏光ビームスプリッタ18に到達する。
すると、偏光ビームスプリッタ18は、この光から、直線偏光nと電界ベクトル方向が直交する直線偏光qを抽出し、この直線偏光qを後群レンズ13dに導く。
後群レンズ13dは、偏光ビームスプリッタ18から導かれた直線偏光qを集光し、バンドパスフィルタ14に導く。
バンドパスフィルタ14は、このように導かれた直線偏光qから、最上層配線パターンにおける反射光量と、ベースフィルム及び配線パターンにおける反射光量との差が最も大きくなる波長域を選択し、この波長域にある成分光gを、撮像部23に導く。
そして、撮像部23は、バンドパスフィルタ14によって導かれた成分光gを撮像する。これによって、最上層配線パターン情報が顕在化された配線パターンの画像データを取得する。
図4は、銅めっきを析出することによって形成された配線パターンを有する半導体パッケージ用多層配線基板の最上層配線パターンについて撮像された画像データの一例を、図3にその構成を示すように、同屈折率光学板26を用いた配線パターンの検出装置および検査装置によって撮像した場合を示す画像である。
図4に示すように、最上層の配線パターンのみが光学的に顕在化されて撮像されていることがわかる。なお、図2(b)では、最上層配線パターンAが明るく、ポリイミド絶縁層Bが暗く撮像されていたのに対し、図4に示す画像データでは、その逆に、最上層配線パターンAが暗く、ポリイミド絶縁層Bが明るく撮像される。これは、一方向の偏光成分しかない直線偏光がポリイミド絶縁層Bの内部で多重反射を繰り返し、あらゆる方向の偏光成分を有することになるためにポリイミド絶縁層B部分は明るく、最上層配線パターンAは暗くなるからである。
このように同屈折率光学板26を用いた配線パターンの検出装置および検査装置は、特に銅めっきを析出することによって形成された配線パターンを有する半導体パッケージ用多層配線基板を積層してなるワーク21の検出および検査に適している。
図5は、λ/4波長板20を偏光板27に交換した検出装置および検査装置の構成例を示すブロック図である。図1の構成の検出装置および検査装置と異なる点について以下に記載する。
偏光板27は、偏光ビームスプリッタ18によって導かれた直線偏光nから、偏光板27の偏光角度に対応してベクトル分解した成分sを抽出し、このベクトル分解成分sを前群レンズ13cに導く。
この場合、前群レンズ13cは、偏光板27から導かれたベクトル分解成分sを集光してワーク21に照射する。ワーク21に照射されたベクトル分解成分sは、ワーク21で反射し、前群レンズ13cを透過して偏光板27に到達する。
すると、偏光板27は、このベクトル分解成分sを、更に偏光板27の偏光角度に応じてベクトル分解し、このベクトル分解成分uを、偏光ビームスプリッタ18に導く。すると、偏光ビームスプリッタ18は、ベクトル分解成分uから、直線偏光んと電界ベクトルの方向が直交する直線偏光qを抽出し、この直線偏光qを後群レンズ13dに導く。
後群レンズ13dは、偏光ビームスプリッタ18から導かれた直線偏光qを集光し、バンドパスフィルタ14に導く。
バンドパスフィルタ14は、このように導かれた直線偏光qから、最上層配線パターンにおける反射光量と、ベースフィルム及び配線パターンにおける反射光量との差が最も大きくなる波長域を選択し、この波長域にある成分光gを、撮像部23に導く。
そして、撮像部23は、バンドパスフィルタ14によって導かれた成分光gを撮像する。これによって、最上層配線パターン情報が顕在化された配線パターンの画像データを取得する。
さらに、得られた画像データでは、過検出要因となり得るノイズ成分がないことが理想である。そこで、図7(a)は、光源10にメタルハライドランプを使用し、ノイズ除去部25を設けない条件で撮像して得られた画像データである。このように、ノイズ除去部25を設けずに撮像した場合、横縞ノイズの発生が確認された。この例の場合、30ラインに1回白い横縞が発生しており、精度の高い画像データとは言い難く、更に配線パターンが斜め方向に形成された状態では、この横縞ノイズと配線パターンとの交点において配線パターンのエッジが波打つ現象も確認され、誤検出要素となり、問題となる。この原因を検証した結果、メタルハライドランプに供給される電圧に相乗された100Hzノイズに起因するものと判明した。
図7では、横縞ノイズが分かりにくいので、輝度値のグラフを用いて説明する。図8に示す画像データを見ると、全体にわたって白線が存在していることがわかる。図8中に示すX−X’線に存在する白線情報を強調(積算)すると、図9に示すようなデータとなる。図9に示すように、明るい部分(白線)が一定周期で発生していることがわかる。このノイズ成分が存在すると画像品位が低下すると共に、画像を見ると分かるが、この白線と配線パターンとが交差する部分は、配線パターンが波打っている。このような波打ちが存在すると、誤検出が多くなり、安定したパターン検査ができなくなるため、横縞ノイズの除去は不可欠である。
そこで、本実施の形態による配線パターン検査方法を適用した配線パターン検査装置には、この100Hzで発生する電圧ノイズを回路的に除去するノイズ除去部25が設けられている。図7(b)は、このようなノイズ除去部25を設けた場合に得られた図7(a)と同一箇所を撮像して得られた画像データである。このように、ノイズ除去部25を設けることによって、光源10に供給される電圧に相乗された100Hzノイズが回路的に除去され、より精度の高い画像データを得ることが可能となる。
このようにして、半導体パッケージ用多層配線基板に使用するベースフィルム材料の製法、材質、偏光特性が異なるワークに対しても、ワークに応じて、λ/4波長板20、または同屈折率光学板26、または偏光板27を選択することができるので、いかなるワークに対しても、実質的に一つの装置で、最上層配線パターンのみを精度良く光学的に分離し、もって、最上層配線パターンの検出および検査を精度良く行うことが可能となる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲の発明された技術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明の実施の形態に係る配線パターン検出方法を適用した配線パターン検出装置、および同実施の形態に係る配線パターン検査方法を適用した配線パターン検査装置の一例を示すブロック図。 ポリイミドフィルムに銅箔を接着剤でラミネートした配線パターンからなる半導体パッケージ用多層配線基板の最上層配線パターンについて図1に示す構成の装置で撮像された画像の一例。 図1におけるλ/4波長板を同屈折率光学板に交換した検出装置および検査装置の構成例を示すブロック図。 銅めっきを析出することによって形成された配線パターンを有する半導体パッケージ用多層配線基板の最上層配線パターンについて図3に示す構成の装置で撮像された画像データの一例。 図1におけるλ/4波長板を偏光板に交換した検出装置および検査装置の構成例を示すブロック図。 クロスニコルに設定された2枚の偏光版と、ハーフミラーとによって構成した光学部材の構成例を示す配置図。 ノイズ除去部の効果を示す比較画像データ。 ノイズを有している画像データ。 図8中に示すX−X’部分における輝度と位置との関係を示す図。 特許文献1で開示されている装置の構成図。
符号の説明
10…光源、11…ライトガイド、12…熱線カットフィルタ、13a,13b…照明レンズ、13c…前群レンズ、13d…後群レンズ、14…バンドパスフィルタ、15…拡散板、16…偏光フィルタ、18…偏光ビームスプリッタ、20…波長板、21…ワーク、23…撮像部、24…画像処理部、25…ノイズ除去部、26…同屈折率光学板、27…偏光板、30…センサーカメラ、31…偏光ビームスプリッタ、32…偏光ビームスプリッタ、33…結像レンズ、34…偏光フィルタ、40…集光レンズ、41…CCD素子、42…バンドパスフィルタ、50…ワーク固定駆動機構、51…ワーク、52…ハーフミラー、53,54…偏光板

Claims (10)

  1. 光透過性のベースフィルムに配線パターンを有する半導体パッケージ用多層配線基板からなるワークの最上層配線パターンを光学的に検出する配線パターン検出装置であって、
    光源と、
    前記光源からの光をほぼ平行に導光する平行導光手段と、
    前記光源からの光のうちの赤外線成分を遮断する赤外線遮断手段と、
    前記赤外線遮断手段によって赤外線成分が遮断された光を集光する第1のレンズと、
    前記第1のレンズによって集光された光を、強度を均一化するように拡散する拡散板と、
    前記拡散板によって拡散された光を集光する第2のレンズと、
    前記第2のレンズによって集光された光を、前記光の導光方向に対して電界ベクトル方向が直交する第1の直線偏光を抽出する偏光フィルタと、
    前記偏光フィルタによって抽出された第1の直線偏光を、前記導光方向および前記電界ベクトル方向と直交する方向に導く偏光ビームスプリッタと、
    前記偏光ビームスプリッタによって導かれた第1の直線偏光を円偏光に変換する着脱可能なλ/4波長板か、前記偏光ビームスプリッタによって導かれた第1の直線偏光を導く、前記λ/4波長板の光学部材とほぼ同じ屈折率を持つ着脱可能な同屈折率光学板か、前記偏光ビームスプリッタによって導かれた第1の直線偏光を、所定偏光角度の偏光板を介して前記所定偏光角度の偏光成分を抽出する着脱可能な偏光成分抽出手段かのうちの何れかである光学部材と、
    前記光学部材としてλ/4波長板が用いられた場合には、前記λ/4波長板によって変換された円偏光を、前記光学部材として同屈折率光学板が用いられた場合には、前記同屈折率光学板によって導かれた第1の直線偏光を、前記光学部材として偏光成分抽出手段が用いられた場合には、前記偏光成分抽出手段によって抽出された偏光成分をそれぞれ集光して前記ワークに照射する第3のレンズと、
    前記光学部材として前記λ/4波長板が用いられた場合には、前記第3のレンズによって照射された円偏光が前記ワークで反転し回転方向が逆とされた後に前記第3のレンズおよび前記λ/4波長板を透過した後に、前記光学部材として前記同屈折率光学板が用いられた場合には、前記第3のレンズによって前記ワークに照射された前記第1の直線偏光が前記ワークで反射してなる反射光が、前記第3のレンズおよび前記同屈折率光学板を透過した後に、前記光学部材として前記偏光成分抽出手段が用いられた場合には、前記第3のレンズによって前記ワークに照射された前記偏光成分が前記ワークで反射してなる反射光が、前記第3のレンズを介した後に前記偏光成分抽出手段に導かれて前記偏光成分抽出手段において、前記偏光板の所定偏光角度に応じてベクトル分解された後に、それぞれ前記偏光ビームスプリッタに導かれ、前記偏光ビームスプリッタにおいて、その電界ベクトル方向が前記第1の直線偏光の方向と直交する第2の直線偏光が抽出された後に、前記第2の直線偏光を集光する第4のレンズと、
    前記第4のレンズによって集光された第2の直線偏光から、前記最上層配線パターンにおける反射光量と、前記ベースフィルム及び前記配線パターンにおける反射光量との差が最も大きくなる波長域を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された波長域の光を撮像する撮像手段と
    を備えた配線パターン検出装置。
  2. 光透過性のベースフィルムに配線パターンを有する半導体パッケージ用多層配線基板からなるワークの最上層配線パターンを光学的に検出する配線パターン検出装置であって、
    光源と、
    前記光源からの光をほぼ平行に導光する平行導光手段と、
    前記光源からの光のうちの赤外線成分を遮断する赤外線遮断手段と、
    前記赤外線遮断手段によって赤外線成分が遮断された光を集光する第1のレンズと、
    前記第1のレンズによって集光された光を、強度を均一化するように拡散する拡散板と、
    前記拡散板によって拡散された光を集光する第2のレンズと、
    前記第2のレンズによって集光された光を、この光の導光方向に対して電界ベクトル方向が直交する第1の直線偏光を抽出し、前記導光方向および前記電界ベクトル方向と直交する方向に導く偏光ビームスプリッタと、
    前記偏光ビームスプリッタによって導かれた第1の直線偏光を円偏光に変換する着脱可能なλ/4波長板か、前記偏光ビームスプリッタによって導かれた第1の直線偏光を導く、前記λ/4波長板の光学部材とほぼ同じ屈折率を持つ着脱可能な同屈折率光学板か、前記偏光ビームスプリッタによって導かれた第1の直線偏光を、所定偏光角度の偏光板を介して前記所定偏光角度の偏光成分を抽出する着脱可能な偏光成分抽出手段かのうちの何れかである光学部材と、
    前記光学部材としてλ/4波長板が用いられた場合には、前記λ/4波長板によって変換された円偏光を、前記光学部材として同屈折率光学板が用いられた場合には、前記同屈折率光学板によって導かれた第1の直線偏光を、前記光学部材として偏光成分抽出手段が用いられた場合には、前記偏光成分抽出手段によって抽出された偏光成分をそれぞれ集光して前記ワークに照射する第3のレンズと、
    前記光学部材として前記λ/4波長板が用いられた場合には、前記第3のレンズによって照射された円偏光が前記ワークで反転し回転方向が逆とされた後に前記第3のレンズおよび前記λ/4波長板を透過した後に、前記光学部材として前記同屈折率光学板が用いられた場合には、前記第3のレンズによって前記ワークに照射された前記第1の直線偏光が前記ワークで反射してなる反射光が、前記第3のレンズおよび前記同屈折率光学板を透過した後に、前記光学部材として前記偏光成分抽出手段が用いられた場合には、前記第3のレンズによって前記ワークに照射された前記偏光成分が前記ワークで反射してなる反射光が、前記第3のレンズを介した後に前記偏光成分抽出手段に導かれて前記偏光成分抽出手段において、前記偏光板の所定偏光角度に応じてベクトル分解された後に、それぞれ前記偏光ビームスプリッタに導かれ、前記偏光ビームスプリッタにおいて、その電界ベクトル方向が前記第1の直線偏光の方向と直交する第2の直線偏光が抽出された後に、前記第2の直線偏光を集光する第4のレンズと、
    前記第4のレンズによって集光された第2の直線偏光から、前記最上層配線パターンにおける反射光量と、前記ベースフィルム及び前記配線パターンにおける反射光量との差が最も大きくなる波長域を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された波長域の光を撮像する撮像手段と
    を備えた配線パターン検出装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の配線パターン検出装置において、
    前記偏光ビームスプリッタの代わりに、クロスニコルに設定された2枚の導光板とハーフミラーとを用いる配線パターン検出装置。
  4. 請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の配線パターン検出装置において、
    前記光源内に設けられた放電ランプに供給される電圧に相乗された周波数成分がノイズとして前記撮像手段に影響を及ぼさないようにするノイズ除去手段を付加した配線パターン検出装置。
  5. 請求項1乃至4のうち何れか1項に記載の配線パターン検出装置と、
    請求項1乃至4のうち何れか1項に記載の配線パターン検出装置で撮像された画像と、所定の良品画像とを照合し、前記最上層配線パターンが良品であるか否かを検査する検査手段と
    を備えた配線パターン検査装置。
  6. 光透過性のベースフィルムに配線パターンを有する半導体パッケージ用多層配線基板からなるワークの最上層配線パターンを光学的に検出する配線パターン検出方法であって、
    光源から発せられる検査光をほぼ平行に導光し、
    前記ほぼ平行に導光された検査光から赤外線成分を除去し、
    前記赤外線成分が除去された検査光を、前記光の導光方向に対して電界ベクトル方向が直交する第1の直線偏光を偏光フィルタにより抽出し、
    前記偏光フィルタによって抽出された第1の直線偏光を、偏光ビームスプリッタを用いて前記導光方向および前記第1の直線偏光の電界ベクトルの方向と直交する方向に導き、
    前記偏光ビームスプリッタによって導かれた第1の直線偏光を、着脱可能なλ/4波長板を用いて円偏光に変換するか、前記偏光ビームスプリッタによって導かれた第1の直線偏光を、前記λ/4波長板の光学部材とほぼ同じ屈折率を持つ着脱可能な同屈折率光学板を用いて導くか、前記偏光ビームスプリッタによって導かれた第1の直線偏光を、所定偏光角度の偏光板を備えた着脱可能な偏光成分抽出手段を用いて、前記所定偏光角度の偏光成分を抽出するかのうちの何れかを行い、
    前記λ/4波長板が用いられた場合には、前記λ/4波長板によって変換された円偏光を、前記同屈折率光学板が用いられた場合には、前記同屈折率光学板によって導かれた第1の直線偏光を、前記偏光成分抽出手段が用いられた場合には、前記偏光成分抽出手段によって抽出された偏光成分をそれぞれ前記ワークに照射し、
    前記λ/4波長板が用いられた場合には、前記照射された円偏光が前記ワークで反転し回転方向が逆とされた後に前記λ/4波長板を透過した後に、前記同屈折率光学板が用いられた場合には、前記ワークに照射された前記第1の直線偏光が前記ワークで反射してなる反射光が前記同屈折率光学板を透過した後に、前記偏光成分抽出手段が用いられた場合には、前記ワークに照射された前記偏光成分が前記ワークで反射してなる反射光が前記偏光成分抽出手段に導かれて前記偏光板の所定偏光角度に応じてベクトル分解された後に、それぞれ前記偏光ビームスプリッタに導かれ、前記偏光ビームスプリッタは、前記導かれた光から、その電界ベクトル方向が前記第1の直線偏光の方向と直交する第2の直線偏光を抽出し、
    前記抽出された第2の直線偏光から、前記最上層配線パターンにおける反射光量と、前記ベースフィルム及び前記配線パターンにおける反射光量との差が最も大きくなる波長域を選択し、この選択した波長域の光を撮像する
    ようにした配線パターン検出方法。
  7. 光透過性のベースフィルムに配線パターンを有する半導体パッケージ用多層配線基板からなるワークの最上層配線パターンを光学的に検出する配線パターン検出方法であって、
    光源から発せられる検査光をほぼ平行に導光し、
    前記ほぼ平行に導光された検査光から赤外線成分を除去し、
    前記赤外線成分が除去された検査光を、前記光の導光方向に対して電界ベクトル方向が直交する第1の直線偏光を偏光ビームスプリッタにより抽出し、前記導光方向および前記第1の直線偏光の電界ベクトルの方向と直交する方向に導き、
    前記偏光ビームスプリッタによって導かれた第1の直線偏光を、着脱可能なλ/4波長板を用いて円偏光に変換するか、前記偏光ビームスプリッタによって導かれた第1の直線偏光を、前記λ/4波長板の光学部材とほぼ同じ屈折率を持つ着脱可能な同屈折率光学板を用いて導くか、前記偏光ビームスプリッタによって導かれた第1の直線偏光を、所定偏光角度の偏光板を備えた着脱可能な偏光成分抽出手段を用いて、前記所定偏光角度の偏光成分を抽出するかのうちの何れかを行い、
    前記λ/4波長板が用いられた場合には、前記λ/4波長板によって変換された円偏光を、前記同屈折率光学板が用いられた場合には、前記同屈折率光学板によって導かれた第1の直線偏光を、前記偏光成分抽出手段が用いられた場合には、前記偏光成分抽出手段によって抽出された偏光成分をそれぞれ前記ワークに照射し、
    前記λ/4波長板が用いられた場合には、前記照射された円偏光が前記ワークで反転し回転方向が逆とされた後に前記λ/4波長板を透過した後に、前記同屈折率光学板が用いられた場合には、前記ワークに照射された前記第1の直線偏光が前記ワークで反射してなる反射光が前記同屈折率光学板を透過した後に、前記偏光成分抽出手段が用いられた場合には、前記ワークに照射された前記偏光成分が前記ワークで反射してなる反射光が前記偏光成分抽出手段に導かれて前記偏光板の所定偏光角度に応じてベクトル分解された後に、それぞれ前記偏光ビームスプリッタに導かれ、前記偏光ビームスプリッタは、前記導かれた光から、その電界ベクトル方向が前記第1の直線偏光の方向と直交する第2の直線偏光を抽出し、
    前記抽出された第2の直線偏光から、前記最上層配線パターンにおける反射光量と、前記ベースフィルム及び前記配線パターンにおける反射光量との差が最も大きくなる波長域を選択し、この選択した波長域の光を撮像する
    ようにした配線パターン検出方法。
  8. 請求項6または請求項7に記載の配線パターン検出方法において、
    前記偏光ビームスプリッタの代わりに、クロスニコルに設定された2枚の偏光板とハーフミラーを用いる配線パターン検出方法。
  9. 請求項6乃至8のうち何れか1項に記載の配線パターン検出方法において、
    前記光源内に設けられた放電ランプに供給される電圧に相乗された周波数成分がノイズとして前記撮像に影響を及ぼさないように、前記周波数成分を除去する配線パターン検出方法。
  10. 請求項6乃至9のうち何れか1項に記載の配線パターン検出方法と、
    請求項6乃至9のうち何れか1項に記載の配線パターン検出方法で撮像された画像と、所定の良品画像とを照合することによって、前記最上層配線パターンが良品であるか否かを検査するようにした配線パターン検査方法。
JP2004272437A 2004-09-17 2004-09-17 配線パターンの検出装置、検出方法、検査装置、及び検査方法 Pending JP2006084446A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004272437A JP2006084446A (ja) 2004-09-17 2004-09-17 配線パターンの検出装置、検出方法、検査装置、及び検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004272437A JP2006084446A (ja) 2004-09-17 2004-09-17 配線パターンの検出装置、検出方法、検査装置、及び検査方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006084446A true JP2006084446A (ja) 2006-03-30

Family

ID=36163057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004272437A Pending JP2006084446A (ja) 2004-09-17 2004-09-17 配線パターンの検出装置、検出方法、検査装置、及び検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006084446A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010538276A (ja) * 2007-09-03 2010-12-09 ケーエルエー−テンカー・コーポレーション 偏光広帯域ウェーハ検査
EP4067867A1 (en) * 2016-02-04 2022-10-05 Nova Biomedical Corporation Light-emitting module

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63133115A (ja) * 1986-11-26 1988-06-04 Nikon Corp 光学顕微鏡
JPH04362911A (ja) * 1991-03-28 1992-12-15 Olympus Optical Co Ltd 実体顕微鏡
JPH1194761A (ja) * 1997-09-19 1999-04-09 Hitachi Ltd パターン検査装置
JPH11264800A (ja) * 1998-03-18 1999-09-28 Nikon Corp 検査装置
JP2003262595A (ja) * 2002-03-07 2003-09-19 Hitachi Electronics Eng Co Ltd 異物検査装置
JP2003344306A (ja) * 2002-05-29 2003-12-03 Hitachi High-Technologies Corp 微細構造観察方法、および欠陥検査装置
WO2004040281A1 (ja) * 2002-10-30 2004-05-13 Toppan Printing Co., Ltd. 配線パターンの検査装置、検査方法、検出装置および検出方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63133115A (ja) * 1986-11-26 1988-06-04 Nikon Corp 光学顕微鏡
JPH04362911A (ja) * 1991-03-28 1992-12-15 Olympus Optical Co Ltd 実体顕微鏡
JPH1194761A (ja) * 1997-09-19 1999-04-09 Hitachi Ltd パターン検査装置
JPH11264800A (ja) * 1998-03-18 1999-09-28 Nikon Corp 検査装置
JP2003262595A (ja) * 2002-03-07 2003-09-19 Hitachi Electronics Eng Co Ltd 異物検査装置
JP2003344306A (ja) * 2002-05-29 2003-12-03 Hitachi High-Technologies Corp 微細構造観察方法、および欠陥検査装置
WO2004040281A1 (ja) * 2002-10-30 2004-05-13 Toppan Printing Co., Ltd. 配線パターンの検査装置、検査方法、検出装置および検出方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010538276A (ja) * 2007-09-03 2010-12-09 ケーエルエー−テンカー・コーポレーション 偏光広帯域ウェーハ検査
JP2014211447A (ja) * 2007-09-03 2014-11-13 ケーエルエー−テンカー・コーポレーションKla−Tencor Corporation 偏光広帯域ウェーハ検査
EP4067867A1 (en) * 2016-02-04 2022-10-05 Nova Biomedical Corporation Light-emitting module

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4529366B2 (ja) 欠陥検査装置、欠陥検査方法及びホールパターンの検査方法
TWI491871B (zh) 用於光學檢測的照明系統及使用其之檢測系統、檢測方法
JP4466560B2 (ja) 配線パターンの検査装置、検査方法、検出装置および検出方法
KR101275343B1 (ko) 결함 검사 방법
KR101203210B1 (ko) 결함 검사장치
JP6570211B1 (ja) 外観検査装置
KR101376831B1 (ko) 표면결함 검사방법
US20130063721A1 (en) Pattern inspection apparatus and method
JP2011117928A (ja) 基板の内部欠陥検査装置および方法
TW200530609A (en) System and method for inspecting electrical circuits utilizing reflective and fluorescent imagery
US6864971B2 (en) System and method for performing optical inspection utilizing diffracted light
US6847443B1 (en) System and method for multi-wavelength, narrow-bandwidth detection of surface defects
JP3676092B2 (ja) 表面欠陥検査装置
JPS61104243A (ja) 異物検出方法及びその装置
JP2006084446A (ja) 配線パターンの検出装置、検出方法、検査装置、及び検査方法
JP2006078263A (ja) 配線パターン検査装置及び配線パターン検査方法
CN110658216A (zh) 一种玻璃边缘检测装置及方法
JP2017110949A (ja) フィルムの検査方法及びフィルムの検査装置
KR20140080111A (ko) 비아 홀 광학 검사장비
JPH05142156A (ja) 異物検査装置
CN203069521U (zh) 光学影像检测装置
CN100504363C (zh) 布线图案的检查设备、检查方法、检测设备、检测方法
JP2590234B2 (ja) 薄膜多層基板製造方法
JP2013145130A (ja) パターン検査方法
JP2006258472A (ja) 欠陥検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20070824

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20100121

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100209

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20100408

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100914

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20101108

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110405

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110527

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111101