JP2006081794A - 共振体を備えたハンガー - Google Patents
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Abstract
【課題】RFIDタグを取り付けたTシャツ、ジャケット等の衣料品をハンガーに吊した状態でRFIDタグの個別認識情報をまとめて、効率よく読み取るための共振体を備えたハンガーを提供することを目的とする。
【解決手段】山形状の肩部11と、フック部12と、補強部13とからなる衣料品用ハンガー10の補強部13のほぼ中央部にキャパシタ(コンデンサ)と、インダクタンスとして作用するアンテナコイルとで構成された共振体20を備えたハンガーである。共振体20は、ループ状に巻かれたアンテナコイル21とコンデンサ22との間で閉ループを形成している。
【選択図】図1
【解決手段】山形状の肩部11と、フック部12と、補強部13とからなる衣料品用ハンガー10の補強部13のほぼ中央部にキャパシタ(コンデンサ)と、インダクタンスとして作用するアンテナコイルとで構成された共振体20を備えたハンガーである。共振体20は、ループ状に巻かれたアンテナコイル21とコンデンサ22との間で閉ループを形成している。
【選択図】図1
Description
本発明は、RFIDタグのID情報を外部読み取り装置で読み取るとるために使用される共振体を備えたハンガーに関する。
近年、商品や荷物などの物品に取り付けて当該物品の識別・管理を行うタグとして、外部からの電波通信により各種データの書き込み、読みとりを非接触で行うことができるデータキャリアシステムを内蔵したRF(Radio Frequency)IDタグを用いた個別認識システムが知られており、物流、流通、FA(Factory Automation)で扱われる商品や製品、荷物などの物品の管理、或いは固有の識別番号など個体識別情報を用いて真偽判別や流通経路などの特定するなどのトレーザビリティ、セキュリティにも広く使われるようになってきている。
特に物流、流通では個々の商品や製品の現状の把握が可能となるため、商品や製品に貼付、またはひも付けされたRFIDタグの個体識別情報を外部読み取り装置にて非接触で読み取ることにより、商品や製品の売り上げ管理及び在庫管理を効率よく行うことができ、省力化に有用な手段となっている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、RFIDタグは、その使用する電磁波の周波数と読み取り装置の読み取り時の出力によって通信可能な距離が決まってしまうため、RFIDタグの利用範囲が限られてしまう。さらに、電磁波が距離に応じて急激に減衰するため、読み取りを確実に実施するにはRFIDタグを読み取り装置のアンテナに近づけた状態で読み取る必要があり、非接触の個別認識システムの機能を半減させることになる。
特開平8−44794号公報
例えば、RFIDタグを取り付けたTシャツ、ジャケット等の衣料品をハンガーに吊した状態で店頭及び店内に展示して、衣料品販売を行うケースでは、店の規模にもよるが衣料品の種類とサイズ等の品揃えをすると、ハンガーに吊した衣料品は数万点に及ぶことになる。これらのハンガーに吊した衣料品のRFIDタグを読み取るには、読み取り装置のアンテナをRFIDタグの近傍に近づけた状態にする必要がある。これでは、従来のOCRシステムとほとんど変わらず、RFIDタグの本来の非接触で効率よく行う個別認識システムの機能が失われてしまう。
また、読み取り装置でまとめてハンガーに吊された衣料品のRFIDタグを読み取ろうとすると、ハンガーに吊されたTシャツ、ジャケット等の衣料品のRFIDタグのアンテナの向きは一定とは限らず、読み取り感度にバラツキが発生し、読み取りエラーが発生するという問題がある。
また、読み取り装置でまとめてハンガーに吊された衣料品のRFIDタグを読み取ろうとすると、ハンガーに吊されたTシャツ、ジャケット等の衣料品のRFIDタグのアンテナの向きは一定とは限らず、読み取り感度にバラツキが発生し、読み取りエラーが発生するという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑み考案されたもので、RFIDタグを取り付けたTシャツ、ジャケット等の衣料品をハンガーに吊した状態でRFIDタグの個別認識情報をまとめて、効率よく読み取るための共振体を備えたハンガーを提供することを目的とする。
本発明において上記課題を解決するために、まず請求項1においては、外部読み取り装置の通信搬送周波数に共振する共振回路を具備する共振体が、ハンガーの所定位置に取り
付けられていることを特徴とする共振体を備えたハンガーとしたものである。
付けられていることを特徴とする共振体を備えたハンガーとしたものである。
また、請求項2においては、前記共振体は、キャパシタ(コンデンサ)と、インダクタンスとして作用するアンテナコイルとで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の共振体を備えたハンガーとしたものである。
本発明の共振体を備えたハンガーに吊されたTシャツ、ジャケット等の衣料品のRFIDタグを外部読み取り装置にて読み取ると、通信距離が延び、また読み取り範囲も広くなり、読み取り作業効率を上げることができる。
また、RFIDタグが取り付けられたジャケット等の衣料品が吊るされた共振体を備えたハンガー100をハンガーラックに複数吊した状態では、外部読み取り装置のアンテナと共振体が向き合った状態となり、最も良い電磁結合状態を確保できる。
また、RFIDタグが取り付けられたジャケット等の衣料品が吊るされた共振体を備えたハンガー100をハンガーラックに複数吊した状態では、外部読み取り装置のアンテナと共振体が向き合った状態となり、最も良い電磁結合状態を確保できる。
図1は、本発明の共振体を備えたハンガーの一実施例を示す説明図である。
本発明の共振体を備えたハンガー100は、山形状の肩部11と、フック部12と、補強部13とからなる衣料品用ハンガー10の補強部13のほぼ中央部にキャパシタ(コンデンサ)と、インダクタンスとして作用するアンテナコイルとで構成された共振体20を設けたものである。
共振体20は、図2(a)に示すように、ループ状に巻かれたアンテナコイル21とコンデンサ22との間で閉ループを形成し、図2(b)に示すようなインダクタンス21とコンデンサ22とからなる共振回路を構成している。
本発明の共振体を備えたハンガー100は、山形状の肩部11と、フック部12と、補強部13とからなる衣料品用ハンガー10の補強部13のほぼ中央部にキャパシタ(コンデンサ)と、インダクタンスとして作用するアンテナコイルとで構成された共振体20を設けたものである。
共振体20は、図2(a)に示すように、ループ状に巻かれたアンテナコイル21とコンデンサ22との間で閉ループを形成し、図2(b)に示すようなインダクタンス21とコンデンサ22とからなる共振回路を構成している。
衣料品用ハンガー10に共振体20を設ける一つの方法としては、図3(a)〜(c)に示すように、まず、プラスチック成型にて、補強部13に連結したU字型溝14aが形成された共振体収納部14を有する衣料品用ハンガー10を作製する(図3(a)及び(a’)参照)。
次に、衣料品用ハンガー10の共振体収納部14に別途作製したループ状に巻かれたアンテナコイル21とコンデンサ22とからなる共振体20を共振体収納部14のU字型溝14aに埋め込む(図3(b)及び(b’)参照)。
さらに、共振体20が埋め込まれた共振体収納部14上に、別途作製したU字型溝14が形成された共振体収納部14を被せる状態で嵌合し、共振体20を備えたハンガー100を得る(図3(c)及び(c’)参照)。
次に、衣料品用ハンガー10の共振体収納部14に別途作製したループ状に巻かれたアンテナコイル21とコンデンサ22とからなる共振体20を共振体収納部14のU字型溝14aに埋め込む(図3(b)及び(b’)参照)。
さらに、共振体20が埋め込まれた共振体収納部14上に、別途作製したU字型溝14が形成された共振体収納部14を被せる状態で嵌合し、共振体20を備えたハンガー100を得る(図3(c)及び(c’)参照)。
衣料品用ハンガー10に共振体20を設ける別の方法としては、図4(a)〜(b)に示すように、まず、プラスチック成型にて、補強部13に連結した中抜きの共振体載置部15を有する衣料品用ハンガー10を作製する(図4(a)及び(a’)参照)。
次に、衣料品用ハンガー10の共振体載置部15上に、プラスチックフィルム等からなる絶縁シート31の一方の面にループ状に巻かれたアンテナコイルとコンデンサからなる共振体20が、他方の面に粘着剤32が形成されたアンテナシートを中抜き加工して貼り付け、共振体20を備えたハンガー100を得る(図4(b)及び(b’)参照)。
次に、衣料品用ハンガー10の共振体載置部15上に、プラスチックフィルム等からなる絶縁シート31の一方の面にループ状に巻かれたアンテナコイルとコンデンサからなる共振体20が、他方の面に粘着剤32が形成されたアンテナシートを中抜き加工して貼り付け、共振体20を備えたハンガー100を得る(図4(b)及び(b’)参照)。
本発明の共振体を備えたハンガー100を用いてTシャツ、ジャケット等の衣料品に取り付けられたRFIDタグ41を外部読み取り装置にて読み取る事例について説明する。図5は、RFIDタグ41が取り付けられたジャケット等の衣料品51を本発明の共振体を備えたハンガー100に吊した状態を示す説明図である。
ジャケット等の衣料品51に取り付けられたRFIDタグ41は共振体を備えたハンガー100の共振体20と電磁結合し、共振体20と外部読み取り装置のアンテナとがそれぞれ電磁結合することにより、RFIDタグ41の個別識別情報を外部読み取り装置に読み
取ることができる。
ジャケット等の衣料品51に取り付けられたRFIDタグ41は共振体を備えたハンガー100の共振体20と電磁結合し、共振体20と外部読み取り装置のアンテナとがそれぞれ電磁結合することにより、RFIDタグ41の個別識別情報を外部読み取り装置に読み
取ることができる。
図6は、RFIDタグ41が取り付けられたジャケット等の衣料品51が吊るされた共振体20を備えたハンガー100をハンガーラック61に複数吊るした状態で外部読み取り装置70にて個々のRFIDタグ41の個別識別情報を読み取っている状態を示す説明図である。
図7は、外部読み取り装置70で複数の共振体20を読み取っている時のアンテナ71と、共振体20と、RFIDタグ41との結合状態を示す説明図である。
このように、RFIDタグ41と共振体20とは近接した距離で電磁結合されており、外部読み取り装置70のアンテナ71と共振体20とが電磁結合されてRFIDタグ41の個別識別情報を外部読み取り装置70に読み取ることになる。
ここで、RFIDタグ41と共振体20とは近接した距離で電磁結合されているため、あくまでも外部読み取り装置70のアンテナ71と共振体20との電磁結合を確保すれば、RFIDタグ41の個別識別情報を外部読み取り装置70に容易に読み取ることができる。
図7は、外部読み取り装置70で複数の共振体20を読み取っている時のアンテナ71と、共振体20と、RFIDタグ41との結合状態を示す説明図である。
このように、RFIDタグ41と共振体20とは近接した距離で電磁結合されており、外部読み取り装置70のアンテナ71と共振体20とが電磁結合されてRFIDタグ41の個別識別情報を外部読み取り装置70に読み取ることになる。
ここで、RFIDタグ41と共振体20とは近接した距離で電磁結合されているため、あくまでも外部読み取り装置70のアンテナ71と共振体20との電磁結合を確保すれば、RFIDタグ41の個別識別情報を外部読み取り装置70に容易に読み取ることができる。
また、図6に示すように、RFIDタグ41が取り付けられたジャケット等の衣料品51が吊るされた共振体20を備えたハンガー100がハンガーラック61に複数吊るされたた状態では、外部読み取り装置70のアンテナ71と共振体20とはほぼ向かい合った状態で配置されるため、最も良い電磁結合状態を確保できる。
まず、プラスチック成型にて、山形状の肩部11と、フック部12と、補強部13と、補強部13に連結されたU字型溝14aが形成された共振体収納部14を有する衣料品用ハンガー10を作製した(図3(a)及び(a’)参照)。
次に、衣料品用ハンガー10の共振体収納部14に別途作製したループ状に巻かれたアンテナコイル21とコンデンサ22とからなる共振体20を共振体収納部14のU字型溝14aに埋め込んだ(図3(b)及び(b’)参照)。
さらに、共振体20が埋め込まれた共振体収納部14上に、別途作製したU字型溝14aが形成された共振体収納部14を被せる状態で嵌合し、共振体20を備えたハンガー100を得た(図3(c)及び(c’)参照)。
10……衣料品用ハンガー
11……山形状の肩部
12……フック部
13……補強部
14……共振体収納部
14a……U字型溝
15……共振体載置部
15……
20……共振体
21……アンテナコイル
21a……インダクタンス
22……キャパシタ(コンデンサ)
31……絶縁シート
32……粘着剤
41……RFIDタグ
51……衣料品
61……ハンガーラック
70……外部読み取り装置
71……アンテナ
100……共振体を備えたハンガー
M1……外部読み取り装置70のアンテナ71と共振体20との電磁結合
M2……共振体20間の電磁結合
M3……共振体20とRFIDタグ41との電磁結合
11……山形状の肩部
12……フック部
13……補強部
14……共振体収納部
14a……U字型溝
15……共振体載置部
15……
20……共振体
21……アンテナコイル
21a……インダクタンス
22……キャパシタ(コンデンサ)
31……絶縁シート
32……粘着剤
41……RFIDタグ
51……衣料品
61……ハンガーラック
70……外部読み取り装置
71……アンテナ
100……共振体を備えたハンガー
M1……外部読み取り装置70のアンテナ71と共振体20との電磁結合
M2……共振体20間の電磁結合
M3……共振体20とRFIDタグ41との電磁結合
Claims (2)
- 外部読み取り装置の通信搬送周波数に共振する共振回路を具備する共振体が、ハンガーの所定位置に取り付けられていることを特徴とする共振体を備えたハンガー。
- 前記共振体は、キャパシタ(コンデンサ)と、インダクタンスとして作用するアンテナコイルとで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の共振体を備えたハンガー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004270981A JP2006081794A (ja) | 2004-09-17 | 2004-09-17 | 共振体を備えたハンガー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004270981A JP2006081794A (ja) | 2004-09-17 | 2004-09-17 | 共振体を備えたハンガー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006081794A true JP2006081794A (ja) | 2006-03-30 |
Family
ID=36160747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004270981A Pending JP2006081794A (ja) | 2004-09-17 | 2004-09-17 | 共振体を備えたハンガー |
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JP (1) | JP2006081794A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014168375A (ja) * | 2007-03-27 | 2014-09-11 | Massachusetts Institute Of Technology | 無線エネルギー伝達装置 |
-
2004
- 2004-09-17 JP JP2004270981A patent/JP2006081794A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014168375A (ja) * | 2007-03-27 | 2014-09-11 | Massachusetts Institute Of Technology | 無線エネルギー伝達装置 |
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