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JP2006079785A - 光ピックアップ装置および光ディスク装置 - Google Patents

光ピックアップ装置および光ディスク装置 Download PDF

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JP2006079785A JP2004265476A JP2004265476A JP2006079785A JP 2006079785 A JP2006079785 A JP 2006079785A JP 2004265476 A JP2004265476 A JP 2004265476A JP 2004265476 A JP2004265476 A JP 2004265476A JP 2006079785 A JP2006079785 A JP 2006079785A
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Abstract

【課題】 簡易な構成にて円滑にビームサイズ法に従ってフォーカスエラーの検出を行い得る光ピックアップ装置および光ディスク装置を提供する。
【解決手段】 光学素子111によってレーザ光を第1の偏光成分と第2の偏光成分に分離し、同時に、分離したそれぞれのレーザ光に、偏光レンズ111aによるレンズ効果と、偏光ホログラム素子111bによる分離効果を付与する。この構成によれば、第1の偏光成分に大きなレンズ効果を付与することができ、第1の偏光成分の焦点位置を光軸方向に大きくずらすことができる。よって、第2の偏光成分の±1次回折光のビーム形状が略同一サイズとなる光検出面から第1の偏光成分の焦点位置を光軸方向に大きくずらすことができ、この検出面上における第1の偏光成分のビーム形状を、光センサーにて検出するに十分な広がりを持つビーム形状とすることができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、光ピックアップ装置および光ディスク装置に関し、特に、ランド/グルーブ記録方式の光ディスクに記録/再生を行う際に用いて好適なものである。
従来、光ピックアップ装置のフォーカスエラー検出方法として非点収差法が知られており、既に、CDやMD用の光ピックアップ装置において広く用いられている。しかし、DVD−RAM等のランド/グルーブ記録方式の光ディスクでは、非点収差法をそのまま用いると「トラッキング干渉」と呼ばれる現象が生じ、フォーカスエラー信号に「トラッキング横断ノイズ」と呼ばれるノイズが発生することが知られている(たとえば、以下の特許文献1参照)。このため、この種のディスクに対しては、一般に、フォーカスエラー検出方法としてビームサイズ法などの他のフォーカスエラー検出方法を用いるのが好ましいとされている。
図12に、ビームサイズ法を用いた場合の光学系の構成例を示す。
図において、光ディスクからの反射光は、ホログラム素子によって0次回折光と±1次回折光に分割され、それぞれ対応する光センサーに受光される。ホログラム素子には、±1次回折光の焦点位置がそれぞれ光軸方向に前後するようなレンズ効果(ホログラムパターン)が与えられている。このとき、0次回折光の焦点位置は、±1次回折光の焦点位置の中間位置に位置することとなる。このため、±1次回折光のビームスポットが略同サイズの真円形状となる位置(±1次回折光の検出位置)は、同時に0次回折光の焦点位置ともなり、この位置に、分割センサー等、0次回折光に対応する光センサーを配置すると、0次回折光のスポットサイズを十分な大きさにすることができない。
これに対し、以下の特許文献2では、図12において、光センサーの直前に、0次回折光のみ拡大または収束させる光学素子を配し、0次回折光の焦点位置を光軸方向に前後させるようにしている。具体的には、図13に示すように、光学素子の0次回折光入射位置に凹レンズ部または凸レンズ部を形成し、あるいは、この入射位置に段差部を設けてその厚みを他の部分に比べて厚くまたは薄くしている。こうすると、±1次回折光の検出位置において0次回折光のビームスポットが十分な広がりを有することとなり、この位置に分割センサー等を配しても、各分割領域にビームスポットをバランスよく位置づけることができるようになる。
特開2001−101681号公報 特開2003−6917号公報
しかし、通常、±1次回折光の回折角は数度程度であるため、上記光学素子に対する0次回折光と±1次回折光の入射位置は極めて接近する。このため、厚みの異なる段差部分を突出させる場合(図13(d)参照)には、この段差部分に±1次回折光が掛からないようにするために、段差部分の高さをかなり小さく設定しなければならなくなる。
しかし、このように段差部分の高さを小さくすると、±1次回折光に対する0次回折光の屈折差を大きくできないため、0次回折光の焦点位置を±1次回折光の焦点位置の中間位置から光軸方向に大きくずらすことができなくなる。逆に、屈折率差を大きくするために段差部分の高さを大きくすると、±1次回折光が段差部分に掛からなくするために、段差部分の幅をかなり小さく設定しなければならなくなる。この場合には、段差部分の加工形成が極めて難しくなることに加え、0次回折光を段差部分の上面に位置付けるのがかなり困難になるとの問題が生じる。
これと同様、光学素子に凸レンズ部(図13(b)参照)を形成する場合にも、±1次回折光が掛からないようにするために、凸レンズ部の高さを小さく形成しなければならず、加工形成が極めて難しくなるとの問題が生じる。また、この場合には、上記段差部分の場合よりもさらに厳格に0次回折光を凸レンズ部に位置あわせをしなければならず、調整作業がかなり煩雑となるとの問題が生じる。
また、光学素子に凹んだ段差部分(図13(c)参照)や凹レンズ部(図13(a)参照)を形成する場合には、これらの幅を、±1次回折光の入射位置に掛からない程度に小さく設定する必要がある。この場合にも、段差部分や凹レンズ部の加工形成が難しく、また、0次回折光をこれらに入射するよう位置付けるのが困難になるとの問題が生じる。また、0次回折光の焦点位置を大きくずらすためには、光学素子の厚みをかなり大きくする必要がある。
そこで、本発明は、このような問題を解消し、簡易な構成にて円滑にフォーカスエラーの検出を行い得る光ピックアップ装置および光ディスク装置を提供することを課題としている。また、この他にも、以下に示す課題を発展的に解決することを企図している。
(1)トラッキングエラー信号のDCオフセットを抑制する。
(2)複数波長のレーザ光を出射する互換型ピックアップ装置において、光検出器のパターン配置を容易に行えるようにする。
(3)レーザ光の波長シフトによって回折角に変動が生じても回折光を良好に受光できるようなセンサーパターンを提供する。
請求項1の発明は、光ピックアップ装置に関するものであって、記録媒体からのレーザ光を受光する光検出器と、該光検出器と対物レンズの間に配されるとともに前記記録媒体のレーザ光を分離して前記光検出器に導く光学素子とを備え、前記光学素子は、前記レーザ光のうち第1の偏光成分にレンズ効果を付与する第1の光学手段と、前記第1の偏光成分とは異なる第2の偏光成分を回折により分離するとともに分離された回折光に光軸方向に前後する焦点位置を与える第2の光学手段を具備することを特徴とする。
本発明によれば、光学素子によってレーザ光を第1の偏光成分と第2の偏光成分に分離し、同時に、分離したそれぞれのレーザ光に、レンズ効果と、回折による分離効果を付与するものであるから、第1の偏光成分に大きなレンズ効果を付与することができ、このレンズ効果によって第1の偏光成分の焦点位置を光軸方向に大きくずらすことができる。よって、回折によって分離された第2の偏光成分の各焦点位置間において、第1の偏光成分の焦点位置を光軸方向に大きく変位させることができ、たとえば、第2の偏光成分の±1次回折光のビーム形状が略同一サイズとなる検出面から第1の偏光成分の焦点位置を光軸方向に大きくずらすに十分なレンズ効果を付与すれば、この検出面上における第1の偏光成分のビーム形状を、光センサーにて検出するに十分な広がりを持つビーム形状とすることができる。その結果、請求項2の発明のように、第1の偏光成分を受光する第1のセンサー手段の光検出面と、分離された回折光を受光する第2のセンサー手段の光検出面を同一平面上に配置することができるようになる。
このように、本発明によれば、上記特許文献2の発明のような微細な段差加工やレンズ部の加工を必要とすることなく、簡単な構成にて、且つ、効果的に、分離光の光検出面から他のレーザ光の焦点位置を光軸方向にずらすことができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の光ピックアップ装置において、前記光検出器は、前記第1の偏光成分を受光する第1のセンサー手段と、前記分離された回折光を受光する第2のセンサー手段とを有し、これら第1のセンサー手段と第2のセンサー手段の光検出面が同一平面上に配置されていることを特徴とする。
この発明によれば、第1のセンサー手段の光検出面と第2のセンサー手段の光検出面を光軸方向に前後させる必要がないため、光検出器の構成を簡素化することができる。
請求項3の発明は、請求項2に記載の光ピックアップ装置において、前記第2のセンサー手段は、前記分離された±1次回折光をそれぞれ受光する2組のセンサー群を具備するとともに、それぞれのセンサー群はトラック方向に沿う2本の平行な分割線によって分割された3つのセンサー領域を備え、該3つのセンサー領域のうち中央のセンサー領域の幅方向中央に前記±1次回折光のビームスポットの中心が位置づけられるよう、前記センサー群と前記±1次回折光の光軸が位置調整されていることを特徴とする。
このようにして光検出器のセンサーパターンを構成することにより、ビームサイズ法によるフォーカスエラーの検出を行うことができる。
請求項4の発明は、請求項3に記載の光ピックアップ装置において、前記第1のセンサー手段は、前記2組のセンサー群の間に配置されており、前記第2の光学手段は、前記第1のセンサー手段を前記2組のセンサー群の間に配置できるようにして前記±1次回折光を分離することを特徴とする。
こうすると、光検出器のセンサーパターンを簡素化ないし集積化することができ、光検出器の実効サイズを小型化することができる。
請求項5の発明は、請求項3または4に記載の光ピックアップ装置において、前記第2の光学手段は、前記回折によるレーザ光の分離方向が前記トラック方向に沿うよう位置調整されていることを特徴とする。
こうすると、温度変化等によってレーザ光に波長シフトが生じ、その結果、回折によるレーザ光の分離角度が変動しても、分離された±1次回折光のビームスポットは対応するセンサー群上において分割線方向に変位することとなり、よって、各分割領域に対するビームスポットの掛かり量は変化しない。よって、各分割領域からの検出信号に誤差が生じることはなく、この検出信号をもとに適正なサーボ信号を生成することができる。
請求項6の発明は、請求項3ないし5の何れかに記載の光ピックアップ装置において、数種のレーザ光を出射するレーザ手段を備え、前記レーザ光の光軸ズレ方向と前記第2の分離手段によるレーザ光の分離方向が互いに略直交するよう、前記第2の分離手段の位置が調整されていることを特徴とする。
こうすると、光軸毎のセンサーパターンを光軸ズレ方向にずらして配置することができ、一つの光検出器上にそれぞれのセンサーパターンを集積化することができるようになる。
請求項7の発明は、請求項3ないし6の何れか一項に記載の光ピックアップ装置を内蔵する光ディスク装置であって、前記2組のセンサー群の3つのセンサー領域のうち中央のセンサー領域を領域1、該領域1から前記分割線に直交する一方の方向にある領域を領域2、領域1から前記分割線に直交する他方の方向にある領域を領域3としたとき、前記2組のセンサー群のうち一方のセンサー群の領域1からの検出信号と他方のセンサー群の領域2および3からの検出信号を加算し、さらに、該加算の結果得られた2つの信号をそれぞれ減算することによってフォーカスエラー信号生成する手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、上記光ピックアップ装置の構成を利用しながら、ビームサイズ法により、フォーカスエラー信号を生成することができる。
請求項8の発明は、請求項3ないし6の何れか一項に記載の光ピックアップ装置を内蔵する光ディスク装置であって、前記2組のセンサー群の3つのセンサー領域のうち中央のセンサー領域を領域1、該領域1から前記分割線に直交する一方の方向にある領域を領域2、領域1から前記分割線に直交する他方の方向にある領域を領域3としたとき、前記2組のセンサー群のうち一方のセンサー群の領域2からの検出信号と他方のセンサー群の領域3からの検出信号を加算し、さらに、該加算の結果得られた2つの信号をそれぞれ減算することによってトラッキングエラー信号生成する手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、トラッキングエラー信号のDCオフセットを抑制することができる。すなわち、このようにしてトラッキングエラー信号を生成すると、減算時に、DC成分がキャンセルされ、適正なトラッキングエラー信号を生成することができる。その結果、安定したトラッキングサーボを実現できる。
請求項9の発明は、請求項3ないし6の何れか一項に記載の光ピックアップ装置を内蔵する光ディスク装置であって、前記2組のセンサー群の3つのセンサー領域のうち中央のセンサー領域を領域1、該領域1から前記分割線に直交する一方の方向にある領域を領域2、領域1から前記分割線に直交する他方の方向にある領域を領域3としたとき、前記2組のセンサー群のうち一方のセンサー群の領域1からの検出信号と他方のセンサー群の領域2および3からの検出信号を加算し、さらに、該加算の結果得られた2つの信号をそれぞれ減算することによってフォーカスエラー信号生成する手段と、前記2組のセンサー群のうち一方のセンサー群の領域2からの検出信号と他方のセンサー群の領域3からの検出信号を加算し、さらに、該加算の結果得られた2つの信号をそれぞれ減算することによってトラッキングエラー信号生成する手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、上記光ピックアップ装置の構成を利用しながら、ビームサイズ法によるフォーカスエラー信号の生成を行うことができ、且つ、トラッキングエラー信号のDCオフセットの抑制を図ることができる。
本発明によれば、簡易な構成にて円滑にフォーカスエラーの検出を行い得る光ピックアップ装置および光ディスク装置を提供することができる。また、上記に示した(1)ないし(3)の課題を解決することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施形態は、本発明の一つの例示形態であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以下の実施の形態に記載されたものに制限されるものではない。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。
図1に実施の形態に係る光ピックアップ装置の構成を示す。なお、この光ピックアップ装置は、CD/DVD/次世代DVDの互換型ピックアップとして用いられるものである。
この光ピックアップ装置は、3波長レーザ101と、λ/2板102と、光軸補正用回折格子103と、偏光BS(ビームスプリッタ)104と、コリメータレンズ105と、ミラー106と、波面補正用の液晶レンズ107、λ/4板108と、波長選択性の開口制限素子109と、対物レンズ110と、光学素子111と、光検出器112を備えている。
3波長レーザ101は、CD用のレーザ光(波長780nm)、DVD用のレーザ光(波長655nm)、次世代DVD用のレーザ光(波長408nm)をそれぞれ出射する3つのレーザ素子を同一CAN内に収容している。ここで、それぞれのレーザ素子は一つの直線上に並ぶよう所定のギャップをおいて配置されている。また、各素子から出射されるレーザ光は互いに偏光面が平行となっている。なお、各レーザ素子の配置については後述する。
λ/2板102は、各波長のレーザ光の偏光面を90度回転させるとともに、各波長のレーザ光が偏光BS104に対して全透過となるよう、光軸を軸とした回転位置が調整される。
光軸補正用回折格子103は、3波長レーザ101から出射されるレーザ光のうち、DVD用レーザ光の光軸を、回折作用によって、次世代DVD用レーザ光の光軸に整合させる。すなわち、光軸補正用回折格子103には、DVD用レーザ光の光軸ずれを補正できるよう設計されたパターンが形成されている。なお、回折格子の構成および光軸ずれの補正作用については後述する。
偏光BS104は、3波長レーザ101からのレーザ光を全透過するとともに、ディスク100からのレーザ光を全反射する。
コリメータレンズ105は、偏光BS104から入射された各波長のレーザ光を平行光に変換する。ここで、コリメータレンズ105は、たとえば、各波長のレーザ光に対し色消し効果を実現できるよう、アッベ数と曲率(球面)が調整された複数枚のレンズを貼り合わせて形成されている。
ミラー106は、偏光BS104からのレーザ光の光路を対物レンズ110方向に立ち上げる。
液晶レンズ107は、サーボ回路(図示せず)からのサーボ信号に応じて、レーザ光の波面状態を補正する。上述の如く、3波長レーザ101から出射される各波長のレーザ光は、コリメータレンズ105によって平行光とされている。これに対し、対物レンズ110が、たとえば、所定波長のレーザ光にのみ有限系となるよう設計されている場合には、当該波長のレーザ光の波面状態をそれに応じて補正する必要がある。液晶レンズ107は、かかる場合に、当該波長のレーザ光の波面状態が適正状態となるよう、当該波長のレーザ光に波面補正作用を付与する。
本実施の形態では、対物レンズ110は、DVD用のレーザ光(波長655nm)と次世代DVD用のレーザ光(波長408nm)に対しては無限系、CD用のレーザ光(波長780nm)に対しては有限系となるよう設計されている。したがって、液晶レンズ107は、CD用レーザ光を用いる場合に駆動され、CD用レーザ光の波面状態を、対物レンズ110の仕様に合うような波面状態に補正する。
なお、液晶レンズ107の具体的構成は、たとえば、特許第2895150号公報に記載されている。すなわち、液晶素子を光軸方向に挟むようにして同心リング状の透明電極を複数配するとともに、レーザ光の光軸が同心リング状の透明電極の中心を貫くよう液晶素子を配置する。この透明電極に電圧を印加することで、液晶素子の屈折率をリング状に相違せしめ、これにより、レーザ光の波面状態を湾曲させる。ここで、透明電極位置の屈折率は、印加する電圧の大きさによって調整できる。すなわち印加電圧を調整することによって、レーザ光の波面状態を適正状態に調整することができる。
λ/4板108は、コリメータレンズ105によって平行光に変換されたレーザ光(直線偏光)を円偏光に変換する。また、ディスク100から反射されたレーザ光(円偏光)を、入射時の偏光方向に直交する直線偏光に変換する。したがって、ディスクから反射されたレーザ光は、偏光ビームBS104によってほぼ全反射される。
開口制限素子109は、各ディスクの基板厚に応じてレーザ光の外周を遮光し、これにより、対物レンズ110に対する各レーザ光の開口数(NA)を調整する。すなわち、対物レンズ110の開口数は、ディスク毎の基板厚に応じて、あらかじめレーザ光毎に決められている。開口制限素子109は、ディスクの基板厚に対応する開口数となるようレーザ光の外周部を遮光し、各レーザ光を適正な有効径にて対物レンズ110に入射させる。
本実施の形態のように光ピックアップ装置がCD/DVD/次世代DVD(基板厚0.6mm)互換用である場合には、CDの基板厚(1.2mm)のみが他のディスクに比べて大きく、このためCD用レーザ光のNAのみが他に比べて小さく設定さている。開口制限素子109は、CD用レーザ光のみ外周部を遮光し、対物レンズ110に対するCD用レーザ光の有効径を調整する。これにより、CD用レーザ光の開口数を設定値に調整する。
なお、開口制限素子109としては、たとえば、回折素子を用いることができる。この回折素子には、レーザ光の外周部が入射する位置に波長選択性の回折パターンが形成されており、このパターンの回折作用によって、当該波長のレーザ光の外周部を発散させる。本実施の形態の場合には、CD用レーザ光(波長780nm)のみを回折させる回折パターンが、外周部入射位置に形成されている。これにより、CD用レーザ光の外周部が回折により発散され、中央部のみが対物レンズ110方向に導かれる。この他、開口制限素子109として、波長選択性のダイクロフィルタを用いることもできる。
対物レンズ110は、各波長のレーザ光を記録層上に適正に収束させるよう設計されている。対物レンズ110は、対物レンズアクチュエータ(図示せず)によって、フォーカス方向およびトラッキング方向に駆動される。すなわち、サーボ回路からのサーボ信号(トラッキングサーボ信号およびフォーカスサーボ信号)に応じて、フォーカス方向およびトラッキング方向に駆動される。なお、対物レンズアクチュエータの構成は、従来周知であるので、説明を省略する。
光学素子111は、偏光成分に応じてレーザ光を分離し、同時に、分離したそれぞれのレーザ光に、レンズ効果と、回折による分離効果を付与する。なお、光学素子111の詳細については追って詳述する。
光検出器112は、受光したレーザ光の強度分布から再生RF信号、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号を導出するためのセンサーパターンを有している。各センサーからの信号は、ディスク装置側の再生回路およびサーボ回路に出力される。なお、光検出器112のセンサーパターンおよびエラー信号の生成については追って詳述する。
図2に、3波長レーザ101の構成を示す。なお、同図(b)は、同図(a)を右側から見た右側面図である。
図において、101a〜101cは、レーザ素子である。図示のとおり、レーザ素子101a〜101cは、出射口側から見て一直線上に並ぶよう、基体101dにマウントされている。ここで、各レーザ素子間の間隔は、レーザ素子101a(波長:655nm)から出射されるレーザ光が、上記光軸補正用回折格子103によって、レーザ素子101bから出射されるレーザ光(波長:408nm)の光軸に一致するよう回折される間隔に設定されている。
図3に、レーザ素子101a〜101cと光軸補正用回折格子103の関係を示す。
図示の如く、光軸補正用回折格子103には、レーザ光が入射する側の面に、ホログラム格子パターンが形成されている。なお、同図には、ステップ数=3の格子パターンが示されている。ここで、格子ピッチをpとすると、レーザ光の1次光の回折角θと波長λの関係は、
λ=p sinθ …(1)
θ=sin-1λ/p …(2)
と規定される。したがって、レーザ素子101aからのレーザ光の光軸を光軸補正用回折格子103による回折にてレーザ素子101bからのレーザ光の光軸に一致させようとすると、レーザ素子間の発光点間隔d1は、
d1=Ltanθ1 …(3)
と規定されるから、レーザ素子101aの出射波長λaと、光軸補正用回折格子103の格子ピッチpから、レーザ素子間の発光点間隔d1は、
d1=Ltan(sin-1λa/p) …(4)
として設定される。従って、出射波長λaと発光点間隔d1から単純光路長Lを求め、この位置に光軸補正用回折格子103を配置することにより、レーザ素子101aから出射されるレーザ光(1次回折光)の光軸を、レーザ素子101bから出射されるレーザ光に整合させることができる。
図4に、各波長のレーザ光の光軸を示す。DVD用レーザ光(波長:655nm)の光軸は、光軸補正用回折格子103によって次世代DVD用レーザ光(波長:408nm)の光軸に整合され、その後、光検出器112までの光路において光軸の整合状態が保たれる。一方、CD用レーザ光(波長:780nm)の光軸は、全光路において次世代DVD用レーザ光(波長:408nm)の光軸からずれている。したがって、CD用レーザ光は、他のレーザ光との間で光軸ずれが生じた状態のまま、光検出器112へ入射する。
次に、図5を参照して、光学素子111について説明する。
図示の如く、光学素子111は、偏光レンズ111aと偏光ホログラム素子111bを重ね合わせることにより構成されている。このうち、偏光レンズ111aは、入射されるレーザ光のうち特定の偏光成分(第1の偏光成分)にのみ収束レンズとしてのレンズ効果を与える。また、偏光ホログラム素子111bは、入射されるレーザ光のうち特定の偏光成分(第2の偏光成分)にのみ、回折作用と、±1次回折光の焦点位置がそれぞれ光軸方向に前後するようなレンズ効果を与える。すなわち、偏光ホログラム111bには、このような光学作用を付与するホログラムパターンが形成されている。
ここで、偏光レンズ111aと偏光ホログラム素子111bは、第1の偏光成分の偏光方向と第2の偏光成分の偏光方向が互いに直交するようにして重ね合わせられている。そして、ディスク100にて反射されたレーザ光の偏光方向が、第1の偏光成分の偏光方向と第2の偏光成分の偏光成分の両方に対して45°となるようにして光路中に配置される。したがって、レーザ光は、光学素子111を透過することによって、均等な光量の第1の偏光成分と第2の偏光成分に分離され、同時に、第1の偏光成分には、偏光レンズ111aによってレンズ効果が与えられ、また、第2の偏光成分には、偏光ホログラム素子111bによって回折作用と、±1次回折光の焦点位置がそれぞれ光軸方向に前後するようなレンズ効果が付与される。
なお、偏光ホログラム素子111bのホログラムパターンは、0次回折光の回折効率を0%とし、±1次回折光の回折効率を100%とするようなパターンとされている。また、±1次回折光の分離方向は、0次回折光の光軸を挟んで対称で、且つ、ディスクのトラック方向に沿う方向となっている。
偏光レンズ111aは、偏光ホログラム素子によって構成することができる。この場合、偏光ホログラム素子には、第1の偏光成分にのみレンズ効果を与えるホログラムパターンが形成される。
光検出器112には、偏光レンズ111aによって収束されたレーザ光(第1の偏光成分)を受光するセンサー群と、偏光ホログラム素子111bによって分離された±1次回折光をそれぞれ受光する2組のセンサー群を保持している。ここで、各センサー群の光検出面は同一平面上に置かれている。すなわち、各センサー群の光検出面は、偏光ホログラム素子111bによって分離された±1次回折光(第2の偏光成分)のビームスポットが互いに略同一サイズとなる位置に置かれている。このとき、偏光レンズ111aによって収束されたレーザ光(第1の偏光成分)は、偏光レンズ111aによるレンズ効果によって、当該光検出面上に合焦せず、一定の広がりをもったビームスポットとなる。
図6に、光検出器112のセンサーパターンを示す。
図示の如く、光検出器112には、CD用レーザ光を受光するセンサー群A1、B1、C1と、次世代DVD用レーザ光を受光するセンサー群A2、B2、C2と、DVD用レーザ光を受光するセンサー群A2、B3、C3が配されている。これらのうち、偏光レンズ111aによって収束されたレーザ光(第1の偏光成分)は、4分割センサーA1、A2によって受光され、偏光ホログラム素子111bによって分離された±1次回折光(第2の偏光成分)は、それぞれ、3分割センサーB1、B2、B3とC1、C2、C3によって受光される。
ここで、3分割センサーB1〜B3、C1〜C3は、ディスク100のトラック方向に沿った2本の平行な分割線によって分割されている。したがって、分割線の方向は、偏光ホログラム素子111bによる±1次回折光の分離方向と同一方向となっている。
なお、上述した3波長レーザ101は、次世代DVD用レーザ光(波長:408nm)のレーザ光とCD用レーザ光(波長:780nm)のレーザ光の間の光軸ズレ方向が、光検出器112上において、3分割センサーB1〜B3、C1〜C3の分割線方向(トラック方向)に直交する方向となるようにして配置されている。CD用レーザ光を受光するセンサー群A1、B1、C1は、次世代DVD用レーザ光およびDVD用レーザ光を受光するセンサー群A2、B2、C2およびA2、B3、C3から光軸ズレに応じた距離だけ離れた位置に配置されている。
同図(b)に示すように、3波長レーザ101から次世代DVD用レーザ光が出射されたとき、偏光レンズ111aによって収束されたレーザ光(第1の偏光成分)は、4分割センサーA2によって受光され、偏光ホログラム素子111bによって分離された±1次回折光(第2の偏光成分)は、それぞれ、3分割センサーB2とC2によって受光される。
これに対し、3波長レーザ101からDVD用レーザ光が出射されたときには、レーザ波長が次世代DVD用レーザ光よりも大きいため、上記(2)式から、±1次回折光の回折各θが大きくなる。このため、光検出面上における±1次回折光のスポット位置は、同図(b)の場合よりも、4分割センサーA2の中心位置から離れる。この場合、同図(c)に示すように、±1次回折光は、4分割センサーA2の中心位置からさらに離れた位置に配された3分割センサーB3とC3によってそれぞれ受光される。
また、3波長レーザ101からCD用レーザ光が出射されたときには、次世代DVD用レーザ光に対する光軸ズレの分だけ、光検出面上におけるレーザ光の照射位置ずれる。また、レーザ波長が大きい分、光検出面上における±1次回折光のスポット位置は、同図(c)の場合よりも、4分割センサーの中心位置からさらに離れる。この場合、同図(a)に示すように、偏光レンズ111aによって収束されたレーザ光(第1の偏光成分)は、光軸ズレに応じた距離だけ離れた位置に配された4分割センサーA1によって受光される。また、±1次回折光は、4分割センサーA1の中心位置から大きく離れた位置に配された3分割センサーB1とC1によってそれぞれ受光される。
図7に、光検出器112からの検出信号からフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号および再生RF信号を生成する演算回路の構成を示す。
なお、同図には、便宜上、次世代DVD用のセンサー群(4分割センサーA2と、3分割センサーB2、C2)に対する演算回路のみを示してある。DVD用センサー群(4分割センサーA2と、3分割センサーB3、C3)とCD用センサー群(4分割センサーA1と、3分割センサーB1、C1)に対しても同様の構成をとることにより、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号および再生RF信号を生成することができる。
図示の如く、3分割センサーB2の中央のセンサー領域からの信号と3分割センサーC2の両端のセンサー領域からの信号を加算して信号F1を生成し、また、3分割センサーC2の中央のセンサー領域からの信号と3分割センサーB2の両端のセンサー領域からの信号を加算して信号F2を生成し、さらに、信号F1から信号F2を減算することにより、ビームサイズ法に従うフォーカスエラー信号を生成することができる。
また、3分割センサーB2の左端のセンサー領域からの信号と3分割センサーC2の右端のセンサー領域からの信号を加算して信号T1を生成し、3分割センサーB2の右端のセンサー領域からの信号と3分割センサーC2の左端のセンサー領域からの信号を加算して信号T2を生成し、さらに、信号T1から信号T2を減算することにより、トラッキングエラー信号を生成することができる。
なお、ここでは、信号T1と信号T2を算出する際に、各3分割センサーの両端のセンサー領域からの信号のうち、左右反対のセンサー領域からの信号を互いに足し合わせるようにしたが、これは、+1次光と−1次光ではスポット上におけるビームパターン(トラックに応じた明暗領域の分布パターン)が反転することに起因するものである。すなわち、このように構成することにより、プッシュプル法に従ったトラキングエラー信号を生成することができる。
さらに、4分割センサーA2からの各センサー出力を加算することにより、再生RF信号が生成される。なお、4分割センサーA2からの出力は、この他、レーザ光の光軸調整に利用される。すなわち、次世代DVD用レーザ光を発光させながら、4分割センサーA2の各分割領域からのセンサー出力をモニターし、各分割領域からのセンサー出力が均等となるよう、レーザ光の光軸と光検出器112の相対位置が微調整される。
最後に、図8を参照しながら、本実施の形態における効果を説明する。
(1)本実施の形態によれば、±1次回折光の分離方向を3分割センサーの分割線方向(ディスクのトラック方向)に一致させるようにしたことから、レーザ素子の温度変化等に起因してレーザ光に波長変動が生じ、これにより±1次回折光の分離角が変動しても、3分割センサー上における±1次回折光のスポット変位は、図8(a)に示すように分割線に平行な方向となり、各センサー領域に対するビームスポットの掛かり量は何ら変化しない。よって、波長変動が生じても、各センサー領域からの出力は変化せず、フォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号を適正に生成出力することができる。
(2)対物レンズにレンズシフトが生じても、図8(b)に示すように、±1次回折光のスポットは、対応する3分割センサー上において同一方向にシフトするため、上記に示すトラッキングエラー信号の演算の際に、レンズシフトに基づくDC成分がキャンセルされる。よって、トラッキングエラー信号のDCオフセットを抑制することができ、安定したトラッキングサーボを実現することができる。
(3)図5に示す如く、偏光レンズ111aによって個別にレンズ効果を付与するようにしたことから、4分割センサー上におけるスポット形状に十分な広がりを持たせることができる。
(4)図6に示す如く、センサーパターンの簡素化・集積化を図ることができる。さらに、レーザ光の光軸ズレ方向を、3分割センサーの分割線方向ないし±1次回折光の分離方向に直交させることにより、CD用レーザ光のセンサーパターンを、次世代DVDおよびDVD用のセンサーパターンの隣に配置することができ、一つの光検出器上に全てのレーザ光に応じたセンサーパターンを効率よく配置することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、他に種々の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施の形態では、図6に示すように、次世代DVD用レーザ光(±1次回折光)を受光する3分割センサーB2、C2と、DVD用レーザ光(±1次回折光)を受光する3分割センサーB3、C3を個別に配するようにしたが、図9に示すように、これらを一体化するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、CD用レーザ光の光軸のみが他のレーザ光の光軸に対してずれているものとしたが、この他、全ての光軸を整合させ、あるいは、全ての光軸が整合されていないような形態とすることもできる。全ての光軸が整合している場合には、たとえば、センサーパターンを図10のように構成することができる。このとき、3分割センサーB2の各センサー領域と、これに対応する3分割センサーB3の各センサー領域を一体化するようにしてもよく、あるいは、3分割センサーB3の各センサー領域を、DVD用レーザ光を受光する領域と、CD用レーザ光を受光する領域に個別に分離するようにしてもよい。また、全ての光軸が整合していない場合には、図11のように構成することができる。
さらに、上記実施の形態では、CD/DVD/次世代DVD用の互換型光ピックアップ装置を例示したが、CD/DVD互換型、DVD/次世代DVD互換型など、他の互換型光ピックアップ装置にも適宜適用可能である。また、上記では、光軸補正用回折格子103を用いて光軸補正を行ったが、これ以外の補正素子を用いるようにしても良い。さらに、光軸補正素子は、光検出器112の直前に配置するようにしても良い。
本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
実施の形態に係る光ピックアップ装置の光学系を示す図 実施の形態に係る3波長レーザの構成を示す図 実施の形態に係る光軸補正用回折格子の作用を説明する図 実施の形態に係る各波長のレーザ光の光軸を示す図 実施の形態に係る光学素子の構成および作用を説明する図 実施の形態に係る光検出器のセンサーパターンを示す図 実施の形態に係る演算回路の構成を示す図 実施の形態の効果について説明する図 実施の形態に係るセンサーパターンの変更例を示す図 実施の形態に係るセンサーパターンの変更例を示す図 実施の形態に係るセンサーパターンの変更例を示す図 従来例に係る光ピックアップ装置の構成を示す図 従来例に係る光ピックアップ装置の構成を示す図
符号の説明
101 3波長レーザ
111 光学素子
111a 偏光レンズ
111b 偏光ホログラム素子
112 光検出器

Claims (9)

  1. 記録媒体からのレーザ光を受光する光検出器と、該光検出器と対物レンズの間に配されるとともに前記記録媒体のレーザ光を分離して前記光検出器に導く光学素子とを備え、
    前記光学素子は、前記レーザ光のうち第1の偏光成分にレンズ効果を付与する第1の光学手段と、前記第1の偏光成分とは異なる第2の偏光成分を回折により分離するとともに分離された回折光に光軸方向に前後する焦点位置を与える第2の光学手段を具備する、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 請求項1において、
    前記光検出器は、前記第1の偏光成分を受光する第1のセンサー手段と、前記分離された回折光を受光する第2のセンサー手段とを有し、これら第1のセンサー手段と第2のセンサー手段の光検出面が同一平面上に配置されている、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 請求項2において、
    前記第2のセンサー手段は、前記分離された±1次回折光をそれぞれ受光する2組のセンサー群を具備するとともに、それぞれのセンサー群はトラック方向に沿う2本の平行な分割線によって分割された3つのセンサー領域を備え、該3つのセンサー領域のうち中央のセンサー領域の幅方向中央に前記±1次回折光のビームスポットの中心が位置づけられるよう、前記センサー群と前記±1次回折光の光軸が位置調整されている、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  4. 請求項3において、
    前記第1のセンサー手段は、前記2組のセンサー群の間に配置されており、
    前記第2の光学手段は、前記第1のセンサー手段を前記2組のセンサー群の間に配置できるようにして前記±1次回折光を分離する、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  5. 請求項3または4において、
    前記第2の光学手段は、前記回折によるレーザ光の分離方向が前記トラック方向に沿うよう位置調整されている、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  6. 請求項3ないし5の何れかにおいて、
    数種のレーザ光を出射するレーザ手段を備え、前記レーザ光の光軸ズレ方向と前記第2の分離手段によるレーザ光の分離方向が互いに略直交するよう、前記第2の分離手段の位置が調整されている、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  7. 請求項3ないし6の何れか一項に記載の光ピックアップ装置を内蔵する光ディスク装置であって、
    前記2組のセンサー群の3つのセンサー領域のうち中央のセンサー領域を領域1、該領域1から前記分割線に直交する一方の方向にある領域を領域2、領域1から前記分割線に直交する他方の方向にある領域を領域3としたとき、
    前記2組のセンサー群のうち一方のセンサー群の領域1からの検出信号と他方のセンサー群の領域2および3からの検出信号を加算し、さらに、該加算の結果得られた2つの信号をそれぞれ減算することによってフォーカスエラー信号生成する手段を備える、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  8. 請求項3ないし6の何れか一項に記載の光ピックアップ装置を内蔵する光ディスク装置であって、
    前記2組のセンサー群の3つのセンサー領域のうち中央のセンサー領域を領域1、該領域1から前記分割線に直交する一方の方向にある領域を領域2、領域1から前記分割線に直交する他方の方向にある領域を領域3としたとき、
    前記2組のセンサー群のうち一方のセンサー群の領域2からの検出信号と他方のセンサー群の領域3からの検出信号を加算し、さらに、該加算の結果得られた2つの信号をそれぞれ減算することによってトラッキングエラー信号生成する手段を備える、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  9. 請求項3ないし6の何れか一項に記載の光ピックアップ装置を内蔵する光ディスク装置であって、
    前記2組のセンサー群の3つのセンサー領域のうち中央のセンサー領域を領域1、該領域1から前記分割線に直交する一方の方向にある領域を領域2、領域1から前記分割線に直交する他方の方向にある領域を領域3としたとき、
    前記2組のセンサー群のうち一方のセンサー群の領域1からの検出信号と他方のセンサー群の領域2および3からの検出信号を加算し、さらに、該加算の結果得られた2つの信号をそれぞれ減算することによってフォーカスエラー信号生成する手段と、
    前記2組のセンサー群のうち一方のセンサー群の領域2からの検出信号と他方のセンサー群の領域3からの検出信号を加算し、さらに、該加算の結果得られた2つの信号をそれぞれ減算することによってトラッキングエラー信号生成する手段を備える、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
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