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JP2006073256A - 車両用の電源装置 - Google Patents

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JP2006073256A
JP2006073256A JP2004252811A JP2004252811A JP2006073256A JP 2006073256 A JP2006073256 A JP 2006073256A JP 2004252811 A JP2004252811 A JP 2004252811A JP 2004252811 A JP2004252811 A JP 2004252811A JP 2006073256 A JP2006073256 A JP 2006073256A
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JP2004252811A
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Wataru Okada
渉 岡田
Takashi Oda
貴史 小田
Kazuhiro Kono
和宏 河野
Toru Nakaoka
透 中岡
Naoki Suetsugu
直樹 末次
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】車外の外気を電池ケース内に吸入して電池を冷却しながら、水分を効率よく分離した外気を電池ケースに供給して、水分による腐食、漏電、絶縁抵抗の低下等の弊害を有効に防止する。
【解決手段】車両用の電源装置は、電池1を収納している電池ケース2に車外の外気を送風して、電池ケース2内の電池1を冷却する。電源装置は、車外の外気を吸入する吸入ダクト5を電池ケース2に連結している。この吸入ダクト5は、吸入される外気を上方に流動させる立ち上がり部5Aを有する。さらに、吸入ダクト5は、この立ち上がり部5Aに、あるいは立ち上がり部5Aよりもダクトの入口側に、外気を通過させる無数の空隙を立体的に配置してなるフィルター材25を配設しており、外気をフィルター材25に通過させて電池ケース2に供給する。
【選択図】図2

Description

本発明は、主として、燃料電池車、ハイブリッド自動車、電気自動車等の自動車に搭載されて大電流で充放電される車両用の電源装置に関する。
車両用の電源装置は、多数の電池を直列に連結して出力電圧を高くしている。また、この電源装置は、電池を大電流で充放電して温度が高くなる。電池の温度上昇は電池の性能を低下して寿命を短くするので、電池温度が高くなるときには、強制送風して冷却する。
電池を冷却するために、従来の装置は、電源装置を搭載する車両の車内空気を電池ケース内に循環させて電池を冷却している。しかしながら、車内の空気を電池ケース内に循環させると、車内の空気が電池で加温される。車両は、車内空気をエアコンで温度調整している。したがって、車内空気が電池で加温されると、エアコンで車内空気を冷却する必要がある。車内空気を冷却するには、エンジンやモーターで車両に搭載しているエアコンのコンプレッサーを運転する必要がある。このため、燃料や電力を消費する。すなわち、電池を冷却するために、モーターで強制送風することに加えて、車内空気を冷却するために、燃料や電力を無駄に消費する欠点がある。このことは、燃料の消費量が多くなるばかりでなく、車内温度が上昇するので快適な車内環境とするのが難しくなる欠点もある。
この欠点は、車内空気に代わって車外から外気を電池のケース内に循環させて解消できる。ただ、外気は、車内空気のように清澄な空気とは限らない。空気と一緒に水分が吸入される。水分は、気化された気体の状態で、あるいは微細な霧状で吸入される。さら、吸入される水分が塩分を含むことがある。電池ケースに吸入される水分や塩分を含む水分は、電池やその他の金属部分、さらには回路基板等の腐食、漏電、感電等の原因となる。
電池ケースに吸入される空気に含まれる水分を除去する電源装置は開発されている(特許文献1参照)。
特開2001−85072号公報
この公報に記載される電源装置は、複数の電池を直列に連結している電池モジュールを電池ケースに収納している。電池ケースは、電池を冷却するための冷却風取り入れ口と、冷却風排出口と、冷却風取り入れ口の下方近傍に設けられた液だまり空間とを有する。そして、冷却風取り入れ口は、バッテリボックスから外方へ向かって斜め下方へ傾斜するフィンを設けている。
この構造の電源装置は、外気に含まれる気化された水分や微細なミストを効率よく回収するのが難しい。傾斜するフィンでは空気に含まれる水分を効率よく結露させて分離できないからである。また、この構造の電源装置は、電池ケース内に液だまりを設けてここに水等を蓄えるので、回収した水が電池ケースの内の相対湿度を高くする。このため、電池ケースの絶縁抵抗が低下し、あるいは腐食する等の弊害が発生する。
また、外気中には、水分の他、塵、埃が含まれるが、従来の構造では、吸入した外気中の塵、埃を十分な状態に取り除くことが困難である。このため、通常は、冷却風を取り入れる部分の下流側に、5〜10μm程度の塵、埃まで濾過(集塵)できる目の細かい濾過式フィルターを別途設置することが一般的であった。この方法では、フィルターの目が細かいため、外気中の水分が毛細管現象により目詰まりしやすく、フィルターが目詰まりを起こすと冷却するための外気の流れを阻害し電池が十分冷却できないという問題点があった。さらに、外気中には多量の塵、埃が含まれており、目の細かい濾過式フィルターは頻繁に交換する必要があった。
本発明は、この欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、車外の外気を電池ケース内に吸入して電池を冷却しながら、水分及び塵、埃を効率よく分離した外気を電池ケースに供給して、水分及び塵、埃による腐食、漏電、絶縁抵抗の低下等の弊害を有効に防止できる車両用の電源装置を提供することにある。
また、本発明の他の大切な目的は、外気に含まれる水分及び塵、埃に起因するフィルターの目詰まりを極限して、フィルターの寿命を長くできると共に、電池の冷却不足を有効に防止できる車両用の電源装置を提供することにある。
本発明の請求項1の車両用の電源装置は、電池1を収納している電池ケース2に車外の外気を送風して、電池ケース2内の電池1を冷却する。電源装置は、車外の外気を吸入する吸入ダクト5を電池ケース2に連結している。この吸入ダクト5は、吸入される外気を上方に流動させる立ち上がり部5Aを有する。さらに、吸入ダクト5は、この立ち上がり部5Aに、外気を通過させる無数の空隙を立体的に配置してなるフィルター材25を配設しており、外気を立ち上がり部5Aのフィルター材25に通過させて電池ケース2に供給する。
本発明の請求項2の車両用の電源装置は、電池1を収納している電池ケース2に車外の外気を送風して、電池ケース2内の電池1を冷却する。電源装置は、車外の外気を吸入する吸入ダクト5を電池ケース2に連結している。この吸入ダクト5は、吸入される外気を上方に流動させる立ち上がり部5Aを有する。さらに、吸入ダクト5は、この立ち上がり部5Aよりもダクトの入口側に、外気を通過させる無数の空隙を立体的に配置してなるフィルター材25を配設しており、フィルター材25を通過した外気を立ち上がり部5Aに通過させて電池ケース2に供給する。
本発明の車両用の電源装置は、フィルター材25を、連続気泡を有する合成樹脂の発泡体として、連続する気泡でもって、外気を透過させる無数の空隙を設けることができる。このフィルター材25は、連続気泡の発泡体の気泡密度を、5〜30個/25mmとすることができる。
本発明の車両用の電源装置は、フィルター材25を、繊維を方向性なく立体的に集合して、繊維の間に外気を通過させる無数の空隙を設けている不織布とすることができる。このフィルター材25は、不織布の空隙を、粒子径を0.5mmとする球形粒子を通過できる大きさとすることができる。さらに、このフィルター材25は、厚さを、5〜100mmとすることができる。
本発明の車両用の電源装置は、車外の外気を電池ケース内に吸入して電池を冷却しながら、水分を効率よく分離した外気を電池ケースに供給して、水分による腐食、漏電、絶縁抵抗の低下等の弊害を有効に防止できる特長がある。それは、本発明の車両用の電源装置が、車外から吸入する外気を上方に流動させる立ち上がり部を有する吸入ダクトを電池ケースに連結しており、吸入ダクトの立ち上がり部に、あるいは立ち上がり部よりもダクトの入口側に、外気を通過させる無数の空隙を立体的に配置してなるフィルター材を配設して、外気をフィルター材に通過させて電池ケースに供給しているからである。この構造の電源装置は、吸入ダクトで吸入される外気の水分を、フィルター材に通過させて結露させ、あるいは凝集して空気から分離する。とくに、外気に含まれる水分を、立体的に配置される空隙に衝突しながら通過させることで、空隙の内面に付着させてより効率よく結露させ、また凝集して外気から分離できる。このため、水分を効率よく分離した外気を電池ケースに供給して電池を冷却でき、外気に含まれる水分に起因する腐食、漏電、絶縁抵抗の低下等の種々の弊害を有効に防止できる。
さらに、本発明の請求項4と請求項5に記載される車両用の電源装置は、フィルターの目詰まりを極限して、フィルターの寿命を長くできると共に、電池の冷却不足を有効に防止できる特長がある。それは、これらの電源装置が、フィルター材の空隙を大きくしているからである。本発明の請求項4の電源装置は、フィルター材を連続気泡を有する合成樹脂の発泡体として、この発泡体の気泡密度を、5〜30個/25mmと、また、本発明の請求項5の電源装置は、フィルター材を、繊維を方向性なく立体的に集合して、粒子径を0.5mmとする球形粒子を通過できる大きさの無数の空隙を繊維の間に設けている不織布としている。このように、大きな空隙を有するフィルター材を使用することによって、長い年月にわたって目詰まりするのを有効に防止しながら、外気を少ない通過抵抗でスムーズに通過できる特長が実現できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための車両用の電源装置を例示するものであって、本発明は電源装置を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
本発明の電源装置は、燃料電池でモーターを走行させる燃料電池車の補助電源、電池駆動モータを走行駆動源とした電気自動車、内燃機関と電池駆動モータとを組み合わせて走行駆動源としたハイブリッド自動車等の車両用の電池電源に用いられる。
図1と図2に示す車両用の電源装置は、複数の電池を収納している電池ケース2と、この電池ケース2に連結している吸入ダクト5とを備える。図の電源装置は、吸入ダクト5から車外の外気を吸入して電池ケース2に通過させる。電池ケース2を通過する外気は電池を冷却して排気される。電池ケース2から排気される空気は、車内に排気されずに、車外に排気される。このため、電池ケース2には、排気ダクト(図示せず)が連結される。排気ダクトは、電池ケース2の排気口4に連結されて、空気を車外に排気する。
吸入ダクト5は、車外の外気を吸入して電池ケース2に供給するように、ダクトの入口側、すなわち外気を吸入する開口部を車外に連結して、吸入した空気を排出する吐出側を電池ケース2に連結している。図の電池ケース2は、中央部の上面に吸入口3を開口しているので、吸入ダクト5の吐出側を電池ケース2の中央部に連結している。吸入ダクト5の入口側は、車両の後輪の近傍に設けている吸気入口に連結している。
吸入ダクト5は、吸入される外気を上方に流動させる立ち上がり部5Aを設けている。図2の吸入ダクト5は、ダクトの入口側を水平方向から垂直方向に曲げる形状として、垂直方向に向く立ち上がり部5Aを設けている。垂直姿勢の立ち上がり部5Aは、結露する水分が電池ケース2に吸入されるのを最も有効に阻止する。ただ、立ち上がり部は、必ずしも垂直な姿勢とする必要はなく、たとえば水平面に対して、45度〜90度、好ましくは60度〜90度の角度とすることができる。
立ち上がり部5Aは、上下方向の寸法を長くして、すなわち高くして水分の吸入をより少なくできる。立ち上がり部5Aは、中心線の上下方向の寸法である高さ(H)を、たとえば50mm〜500mm、好ましくは、100mm〜300mmとする。また、立ち上がり部5Aの太さは、吸入される空気の流速を左右する。立ち上がり部5Aを太くすると、吸入される空気の流速が遅くなって、空気の通過抵抗が小さくなる。反対に、立ち上がり部5Aを細くすると、空気の流速が速くなって、通過抵抗が大きくなる。立ち上がり部5Aの流速は、水分が電池ケース2に吸入されることに影響を与える。流速が速いと、フィルター材25に結露された水分が、吸入される空気に吹き飛ばされて、空気と一緒に電池ケース2に吸入されるからである。立ち上がり部5Aの流速は、立ち上がり部5Aの太さと、単位時間に電池ケース2に吸入される空気量で決まる。したがって、立ち上がり部5Aの太さは、電池ケース2に吸入される空気量を考慮して最適値に設定されるが、好ましくは10cm〜500cm、さらに好ましくは20cm〜100cmとする。
図2の電源装置は、立ち上がり部5Aにフィルター材25を配置し、図3の電源装置は、立ち上がり部5Aよりもダクトの入口側にフィルター材25を配置している。フィルター材25は、外気を通過させる無数の空隙を立体的に配置している。フィルター材25は、立体的に配置している空隙に外気を通過させて、外気に含まれる水分を結露させ、さらに外気に含まるミストを成長させる。外気は、立体的に配置している空隙を通過するときに、空隙の内面に衝突しながら、すなわち、衝突を繰り返しながらフィルター材25の空隙を通過して、含有する水分をフィルター材25に付着させる。
フィルター材25は、連続気泡を有する合成樹脂の発泡体、又は、繊維を立体的に方向性なく集合している不織布である。ただ、フィルター材には、無数の空隙を立体的に配置するもので、透過する空気を空隙の構成材に衝突させながら通過できる全てのものを使用できる。本発明の電源装置の吸入ダクト5に配置しているフィルター材25は、自動車の空気フィルターやオイルフィルターのように、流体を微細な空隙に通過させて、空隙を通過できない異物と、通過できる流体とにろ過して物理的に選別するのではない。本発明で使用するフィルター材25は、外気に含まれる水分を、水分よりも小さい空隙に通過させないようにしてろ過して分離するのではない。外気に含まれる水分は、フィルター材25の空隙よりも小さくて、空隙を通過できる大きさではあるが、通過するときに結露し、あるいは微細なミストが凝集されて空隙の内面に付着して空気から分離される。とくに、立体的に配置される空隙の空隙構成材に衝突しながら通過することで、水分はより効率よく結露し、また凝集して外気から分離される。
したがって、フィルター材25は、空隙の大きさを、水分を物理的に分離するように小さくする必要はない。空隙は、水分の粒子径に比較して十分に大きく、たとえば、粒子径を0.5mmとする球形の粒子を通過できる大きさとすることができる。
合成樹脂発泡体のフィルター材は、連続気泡に発泡成形されたウレタンフォームである。このフィルター材には、難燃性ポリエーテル系のウレタンフォームが適している。合成樹脂発泡のフィルター材は、気泡密度を、5〜30個/25mmとする大きな空隙のものが適している。このフィルター材は、空隙が大きいので、長い年月にわたって目詰まりしないで、外気を少ない通過抵抗でスムーズに通過できる特徴がある。さらに、連続気泡の合成樹脂発泡体であるフィルター材は、発泡倍率を高くして、いいかえると密度を低くして、空隙率を高くすることができる。合成樹脂発泡体からなるフィルター材は、その密度を、たとえば1mの重さが25kg〜35kgとなるようにする。ただし、合成樹脂発泡体のフィルター材は、1mの重さを25kgよりも小さく、また35kgよりも大きくすることもできる。低密度で空隙率の高い合成樹脂発泡体は、外気の通過抵抗を小さくして、空気をスムーズに通過できる特徴がある。
フィルター材は、合成樹脂発泡体に代わって、あるいは合成樹脂発泡体に積層して、繊維を方向性なく立体的に集合して繊維の間に外気を通過させる無数の空隙を設けている不織布とすることもできる。不織布であるフィルター材は、太い繊維を粗く集合して、空隙を大きくできる。不織布からなるフィルター材は、粒子径を0.5mmとする球形粒子を通過できる大きさの空隙として、外気の水分を効率よく分離して、目詰まりを防止できる。不織布のフィルター材は、繊維で立体的な空隙ができる。不織布のフィルター材を通過する外気は、空隙の構成材である繊維に衝突しながら空隙を通過して、繊維の表面に結露し、またミストが凝集されて水分が除去される。
外気の水分は、フィルター材25の立体的な空隙を通過するときに、結露し、あるいは凝集して分離される。フィルター材25は、厚くして、いいかえると外気が通過する経路を長くして、水分を効率よく分離できる。水分を効率よく分離することから、フィルター材25の好ましい厚さは、5〜100mm、さらに好ましくは15〜50mmとする。ただし、フィルター材には、5mmよりも薄く、あるいは100mmよりも厚いものも使用できるのは言うまでもない。とくに、100mmよりも厚いフィルター材は、水分の分離効率を高くできる。ただ、フィルター材を厚くすることは、空気の通過抵抗を大きくするので、厚いフィルター材は、空隙を大きくして通過抵抗を大きくする。
フィルター材25は、図4に示すように、外周に固定リング26を固定し、この固定リング26を介して吸入ダクト5に固定される。図4はフィルター材25を吸入ダクト5の内側の定位置に固定する断面図を示す。この吸入ダクト5は、フィルター材25の固定リング26を嵌着する凹部27を有し、この凹部27に固定リング26を入れてフィルター材25を固定する。ただし、フィルター材は、固定リングを吸入ダクトにネジ止等の構造で固定することができる。
電池ケース2は、内部に車外の空気を吸入し、内部に収納している電池1を車外の空気で冷却する。図1と図5の電池ケース2は、車外の空気を内部に吸入する空気の吸入口3と、吸入口3から吸入した外気を電池ケース2内に強制送風させて電池1を冷却した空気を車外に排気するための排気口4を開口している。図の電池ケース2は、中央部分の上面に吸入口3を開口して、両端部分の上面に排気口4を開口している。
図6の電池ケース2は、ふたつの内ケース6を外ケース7に収納している。細長いふたつの内ケース6は、縦一列に互いに離して外ケース7内に配置している。内ケース6の間に外気の吸入隙間8を設けている。外ケース7は、内ケース6の間の吸入隙間8に連結するように、中央部に吸入口3を開口している。吸入口3から吸入された外気は、内ケース6の間の吸入隙間8を通過して、各々の内ケース6に流入される。内ケース6に流入される空気は、内部に収納している電池1を冷却して外部に排気される。
電池ケース2は、内ケース6の排気側で外ケース7の内側に冷却ファン9を固定している。冷却ファン9は、内ケース6内の空気、すなわち電池ケース2内の空気を吸入して外部に強制的に排気する。図の電源装置は、内ケース6の両端部に冷却ファン9を固定している。内ケース6の両端部は、外ケース7の両端部に位置する。外ケース7は、両端部に排気口4を開口しているので、冷却ファン9は外ケース7の両端部に配置させて、排気する空気を排気口4から外部に排気する。この構造の電源装置は、両方の内ケース6に収納する電池1をバランスよく均一に冷却できる。各々の冷却ファン9が、内ケース6に外気を強制的に循環させるからである。すなわち、電池ケース2の中央部に設けた吸入口3から両側の排気口4に向かって、内ケース6の内部に外気を通過させて、収納している電池1を冷却できる。
電池ケース2の内ケース6に電池1を収納する状態を図7ないし図9に示す。電池1は、図9に示すように、複数を直列に直線状に連結して電池モジュール10として、電池ケース2に収納している。図の電池モジュール10は、6個の円筒型電池1を直線状に直列に連結したものであるが、電池モジュールは、5個以下の電池を連結したもの、あるいは7個以上の電池を連結したものとすることもできる。
これ等の図に示す電池ケース2は、複数のプラスチック成形体を連結して電池1を収納している。内ケース6は、プラスチック成形体のサブケース11に、プラスチック成形体であるエンドプレート12を連結している。エンドプレート12は、サブケース11に収納している電池モジュール10を直列に連結するバスバー(図示せず)を固定している。サブケース11は、複数のプラスチック成形体を連結して電池モジュール10を収納している。図のサブケース11は、3列の電池モジュール10と2列の電池モジュール10を2段に収納して、合計5本の電池モジュール10を平行な姿勢で収納している。電池モジュール10は、空気通過隙間13ができるようにサブケース11に収納している。図のサブケース11は、5本の電池モジュール10を収納するが、4本以下あるいは6本以上の電池モジュールを収納することもできる。
さらに、図の内ケース6は、同じ形状のサブケース11を収納している。ふたつのサブケース11は、中心部分に中心ダクト14ができるようにして、中心ダクト14の両側に配置し、残りひとつのサブケース11は中心ダクト14の上に配置している。中心ダクト14の周囲に配置されるサブケース11は、3列に並ぶ電池モジュール10が中心ダクト14側に位置するように電池ケース2に収納される。この電源装置は、同じサブケース11を多数に製作して安価に能率よく多量生産できる特長がある。
サブケース11は、収納する電池モジュール10を冷却するために、空気の透過隙間15を開口している。内ケース6は、サブケース11との間に冷却ダクト16を設けている。冷却ダクト16は、冷却ファン9の吸入側に連結される。これらの図に示す電源装置は、冷却空気を電池モジュール10の間に強制送風して電池1を冷却する。
複数のプラスチック成形体を連結しているサブケース11は、連結部に隙間ができる。エンドプレート12とサブケース11との連結部にも隙間ができる。プラスチック成形体を連結する隙間や、エンドプレート12とサブケース11との連結隙間には、シリコンゴムやグリース等の絶縁シール材を充填している。隙間に充填された絶縁シール材は、隙間に塵や塩分が堆積するのを阻止する。複数のプラスチック成形体を連結している電池ケース2は、隙間に塵や塩分が堆積して絶縁抵抗が低下する。絶縁抵抗が低下すると、漏電や絶縁破壊の原因となるが、ここに絶縁シール材を充填するケースは、長期間にわたって絶縁抵抗が低下するのを有効に阻止する。とくに、外気を吸入して循環させる電池ケース2は、外気に含まれる塵や塩分が隙間に堆積しやすいが、ここに絶縁シール材を充填している電池ケース2は、連結部の漏電や絶縁破壊を有効に防止できる。
さらに、内ケース6を構成する複数のプラスチック成形体は、表面を撥水処理することができる。プラスチック成形体は、シリコン系あるいはフッ素系の撥水剤を表面に塗布して撥水処理することができる。表面を撥水処理してなるプラスチック成形体は、結露によって凝結した水分が薄い膜状となって表面の広い面積に付着するのを防止できる。撥水処理されたプラスチック成形体の表面に付着する水滴は、凝集されて粒状の水滴となるからである。プラスチック成形体の表面全体に薄い膜状に付着する水分、とくに、塵や塩分が付着した水分被膜に高電圧がかかると、この被膜に電流が流れて漏電するおそれがある。しかしながら、表面を撥水処理してなるプラスチック成形体は、表面に付着する水滴が凝集されて粒状となるので、電流の道筋ができるのを阻止して、結露による漏電を有効に防止できる。したがって、内ケース6を構成する複数のプラスチック成形体は、とくに高電圧が印可されやすい部分、たとえば、図9に示すエンドプレート12や、エンドプレート12と電池モジュール10の端子部分を保護するサポートプレート17、あるいは、電源装置の出力端子近傍に位置するサブケース11等の表面を撥水処理することによって、結露に起因する漏電を効果的に防止できる。
さらに、図の電源装置は、電池ケース2に収納する電池1に接続される電気部品21を内蔵している電気部品ケース20を備えており、この電気部品ケース20を電池ケース2に連結している。
電気部品ケース20は、電池ケース2の電池1を保護しながら充放電させる電気部品21を収納している。図の電源装置は、電気部品ケース20を電池ケース2の中間に直交する姿勢で連結して、電池ケース2と電気部品ケース20を、平面形状においてT字状に配置している。
電気部品ケース20は、電池ケース2とは別に製作されたケースである。電池ケース2と電気部品ケース20は、ベースプレート19の上面に固定されて、車両に搭載される。図の電源装置は、電気部品ケース20の天板と両側の側板を電池ケース2の側面に連結して、電気部品ケース20を電池ケース2に連結している。電気部品ケース20は、電池ケース2よりも低くしている。さらに、電気部品ケース20は、電池ケース2から離れる端部をさらに低くして段差のある形状としている。
電気部品ケース20は、高電圧部品21Aと低電圧部品21Bとからなる電気部品21を収納している。高電圧部品21Aは、多数の電池1を直列に接続して高くなっている出力側に接続される部品で、たとえば電流センサー、リレー、ヒューズ、抵抗等である。低電圧部品21Bは、たとえば12Vの電装バッテリーで動作する充放電の制御回路、電池1の残容量の演算回路、保護回路等である。図7の電気部品ケース20は、下部に高電圧部品21Aを配置して、上部に電気部品ケース20を配置している。この電気部品ケース20は、自動車の後部座席の肘掛部に安全に配置できる。それは、上部に低電圧部品21Bを配置しているからである。
さらに、図の電源装置は、電池ケース2を後部座席の背もたれの背面に配置して、電気部品ケース20を肘掛部に配置するのに適している。とくに、図に示すように、上に向かって幅が狭くなるように両面を傾斜面とする電池ケース2は、背もたれの対面に配置するのに適している。ここに配置される電源装置は、車両の後輪近傍から外気を吸入して、電池ケース2に循環させる。
本発明の一実施例にかかる車両用の電源装置の斜視図である。 図1に示す車両用の電源装置の側面図である。 本発明の他の実施例にかかる車両用の電源装置の側面図である。 フィルター材を吸入ダクトの内側に固定する一例を示す断面図である。 図1に示す車両用の電源装置の吸入ダクトを取り除いた状態を示す平面図である。 図1に示す車両用の電源装置の内部構造を示す斜視図である。 図5に示す車両用の電源装置のA−A線断面図である。 図7に示す車両用の電源装置の電池ケースの拡大断面図である。 図7に示す車両用の電源装置の内ケースの分解斜視図である。
符号の説明
1…電池
2…電池ケース
3…吸入口
4…排気口
5…吸入ダクト 5A…立ち上がり部
6…内ケース
7…外ケース
8…吸入隙間
9…冷却ファン
10…電池モジュール
11…サブケース
12…エンドプレート
13…空気通過隙間
14…中心ダクト
15…透過隙間
16…冷却ダクト
17…サポートプレート
19…ベースプレート
20…電気部品ケース
21…電気部品 21A…高電圧部品 21B…低電圧部品
25…フィルター材
26…固定リング
27…凹部

Claims (6)

  1. 電池(1)を収納している電池ケース(2)に車外の外気を送風して、電池ケース(2)内の電池(1)を冷却するようにしてなる車両用の電源装置であって、
    車外の外気を吸入する吸入ダクト(5)を電池ケース(2)に連結しており、この吸入ダクト(5)は、吸入される外気を上方に流動させる立ち上がり部(5A)を有すると共に、この立ち上がり部(5A)に、外気を通過させる無数の空隙を立体的に配置してなるフィルター材(25)を配設しており、外気を立ち上がり部(5A)のフィルター材(25)に通過させて電池ケース(2)に供給するようにしてなる車両用の電源装置。
  2. 電池(1)を収納している電池ケース(2)に車外の外気を送風して、電池ケース(2)内の電池(1)を冷却するようにしてなる車両用の電源装置であって、
    車外の外気を吸入する吸入ダクト(5)を電池ケース(2)に連結しており、この吸入ダクト(5)は、吸入される外気を上方に流動させる立ち上がり部(5A)を有すると共に、この立ち上がり部(5A)よりもダクトの入口側に、外気を通過させる無数の空隙を立体的に配置してなるフィルター材(25)を配設しており、フィルター材(25)を通過した外気を立ち上がり部(5A)に通過させて電池ケース(2)に供給するようにしてなる車両用の電源装置。
  3. フィルター材(25)が連続気泡を有する合成樹脂の発泡体で、連続する気泡でもって、外気を透過させる無数の空隙を設けている請求項1又は2に記載される車両用の電源装置。
  4. 連続気泡の発泡体の気泡密度が、5〜30個/25mmである請求項3に記載される車両用の電源装置。
  5. フィルター材(25)が、繊維を方向性なく立体的に集合して繊維の間に、外気を通過させる無数の空隙を設けている不織布で、不織布の空隙が、粒子径を0.5mmとする球形粒子を通過できる大きさである請求項1又は2に記載される車両用の電源装置。
  6. フィルター材(25)の厚さが、5〜100mmである請求項5に記載される車両用の電源装置。
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