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JP2006066488A - 半導体受光素子およびその製造方法 - Google Patents

半導体受光素子およびその製造方法 Download PDF

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JP2006066488A JP2004244823A JP2004244823A JP2006066488A JP 2006066488 A JP2006066488 A JP 2006066488A JP 2004244823 A JP2004244823 A JP 2004244823A JP 2004244823 A JP2004244823 A JP 2004244823A JP 2006066488 A JP2006066488 A JP 2006066488A
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雅晴 中路
Eitaro Ishimura
栄太郎 石村
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

【課題】 良好な高周波特性を有し、簡単な構成で歩留まりの高い半導体受光素子を構成する。
【解決手段】 Fe−InP基板24上にn−コンタクト層26を選択的に配設し、n−コンタクト層26の上にn−コンタクト層26側から、n−クラッド層28、光吸収層32、およびp−クラッド層36が順次積層された光導波路層16aを配設し、この光導波路層16aの周囲をn−クラッド層28上に配設されたFe−InPのブロック層38により埋め込み、光導波路層16aのp−クラッド層36と電気的に接続されたコンタクト電極18aとこのコンタクト電極18aからブロック層38の側壁上を経由してFe−InP基板24上に延在する引出電極部18bとこの引出電極部18bと接続されFe−InP基板24表面にSiN膜22を介して配設された電極パッド18cとを有するp電極18を備えたものである。
【選択図】 図3

Description

この発明は、半導体受光素子およびその製造方法に係り、特に光通信システム等に使用される半導体受光素子およびその製造方法に関するものである。
通信需要量の飛躍的な増加に伴って、通信システムの大容量化が図られてきているが、このためには光通信機器の高速化、小形・高効率化、低コスト化が必要となっている。
光通信機器の高速化を進めるために光通信の伝送系においては、40GHz帯の信号光に対応する光通信機器の開発・改良が進められている。
PINフォトダイオード(以下、フォトダイオードをPDと表記する)やアバランシェPDといった半導体受光素子においては、その応答速度を決定する要因の一つにCR時定数がある。このCR時定数は、半導体受光素子の素子容量と素子抵抗とによって決定される。従って半導体受光素子の応答速度を高めるためには、CR時定数を小さくせねばならない。このために40GHz帯以上超高速通信用の半導体受光素子では、CR時定数を小さくするために様々な手法がとられている。
例えば、半導体受光素子の低容量化のために受光径を小さくしたり、受光部以外の素子容量を低減するために、電極パッド部で生じるパッド容量を低減するための手法として、電極パッド部直下にSiOやSiNによる厚い絶縁膜を堆積することなどが行われている。
さらに公知の技術として、パッド容量をほぼ無視できる程度まで小さくするために半導体受光素子に半絶縁性InP基板を用い、この半絶縁性InP基板上に導波路型吸収層構造を形成し、この導波路型吸収層構造を半絶縁性InPで埋め込むことにより表面を平坦にし、アノードとカソードの電極面をほぼ同じ高さにし、これにより半導体受光素子をフリップチップ実装を可能とした構成が開示されている(例えば、非特許文献1参照)。
またさらに公知の技術として、半導体受光素子に半絶縁性半導体基板を用いた埋め込み型の導波路型吸収層構造を有する半導体受光素子において、光吸収層およびブロック層へのZnの拡散を少なくするために、p型不純物としてBe,MgおよびCが選択された構成が開示されている(例えば特許文献1、[0006]の記載、図1〜図3、参照)。
またさらに公知の技術として、半導体受光素子を半絶縁性InP基板上に形成し、n電極を半絶縁性InP基板の裏面側に形成しp側ボンディングパッドが窒化シリコンの反射防止膜を介して半絶縁性InP基板上に配設されるとともに、p側電極からp側ボンディングパッドまでの結線が窒化シリコンの反射防止膜を介してn型層上に配置されている構成が開示されている(例えば特許文献2、[0028]から[0034]の記載、及び図1、図4、及び図5、参照)。
またさらに公知の技術として、突起部を有する半絶縁性基板上に、突起部を囲むようにあるいは隣接して受光素子を形成し、受光素子のp電極に接続された電極パッドをp電極とほぼ同じ高さにある突起部の表面上に形成する構成が開示されている(例えば、特許文献3、[0063]から[0068]の記載、及び図7と図6、参照)。
またさらに公知の技術として、(100)面を主面とする半絶縁性InP基板上に積層されたInP基板がHBr液を用いてエッチングされると(111)A面が形成されることが開示されている(例えば、特許文献4、[0015]から[0019]の記載、及び図7、参照)。
特開2004−146408号公報 特開2004−152942号公報 特開2004−165529号公報 特開2002−217446号公報 第49回応用物理学関係連合講演会 2002年(平成14年)春季 講演予稿集(2002.3 東海大学 湘南校舎)1152頁 27a−ZG−7,「フリップチップ実装用40Gbps導波路型PD」
半絶縁性InP基板上に導波路型吸収層構造を形成し、この導波路型吸収層構造を半絶縁性InPで埋め込む構造を有する半導体受光素子では、フリップチップ実装が可能となり、パッド容量が著しく小さくなったが、半絶縁性InPの埋込層を半絶縁性InP基板上に再成長することにより形成している。このために材料や再成長条件によっては、半絶縁性InP基板と半絶縁性InPの埋込層との間の再成長界面にシリコンが積層される場合があった(以下、この積層をSiパイルアップ(pile up)層という)。
例えば、半絶縁性のFeドープInP基板(以下、“FeドープInP”を“Fe−InP”と表記する。)上にFe−InP層を成長した構造の成長界面のSIMS分析を行うと、例えば界面を含む0.5μm程度の厚みの間に、ピーク値が1×1018(atoms/cc)程度となるSi量が検出される。
この0.5μm程度の厚みの層がSiのパイルアップ層と考えられる。このSiパイルアップ層は半導体受光素子のn型層と接続しているので、Siパイルアップ層が導電層となることで、Siパイルアップ層とp電極の電極パッド部やこの電極パッド部とp電極とを接続する引出電極部との間でパッド容量(パッドに起因するキャパシタンス)が発生する場合があった。
このパッド容量が発生した場合電極パッド面積が大きくなるに伴って半導体受光素子の高周波応答が劣化の程度が大きくなるとともに10GHz程度の低周波領域での応答が劣化することが明らかになった。
Siパイルアップ層によるパッド容量の発生は40GHzに満たない比較的周波数の低い領域の信号光においてはそれほど顕著な影響を与えていなかったが、特に40GHzを越えるような信号光においては、10GHz付近での応答が1dB程度劣化し、この領域の周波数帯の応答劣化により、半導体受光素子の高周波特性を評価する上で一つの指標となるアイパターンが、良好なパターンとして描かれないという不具合が発生する場合があった。
このために、このパッド容量の発生により、半導体受光素子の高周波特性が劣化するとともに、良好なアイパターンが描かれないために半導体受光素子の歩留まりが低下するという問題点があった。
このようなSiパイルアップ層の発生による高周波特性の劣化を回避するために、例えば引出電極部直下にFe−InP基板に達する凹部を設け、引出電極部をエアブリッジ状にしてp電極と電極パッド部とを接続することによりパッド容量を低減するという構成も可能である。
しかしこの構成は、引出電極部が空中に浮かんでいるために複雑な製造プロセスが必要となり製造が困難となる。また、エアブリッジ状の引出電極部における断線が懸念され信頼性に欠けるという問題点があった。
この発明は上記の問題点を解消するためになされたもので、第1の目的は、良好な高周波特性を有し、簡単な構成で歩留まりの高い半導体受光素子を構成することである。また第2の目的は、良好な高周波特性を有し、歩留まりの高い半導体受光素子を製造する簡単な方法を提供することである。
この発明に係る半導体受光素子は、半絶縁性の半導体基板と、この半導体基板上に選択的に配設され、その表面上に第1の電極が配設された第1導電型の第1半導体層と、この第1半導体層の上に配設され、第1半導体層側から、第1導電型の第1クラッド層、光吸収層、および第2導電型の第2クラッド層が順次積層された光導波路層と、この光導波路層の周囲を埋め込み第1クラッド層上に配設された半絶縁性半導体の埋込層と、光導波路層の第2のクラッド層の上に配設された電極部とこの電極部から埋込層の側壁上を経由して半導体基板上に延在する引出部とこの引出部と接続され半導体基板表面に絶縁膜を介して配設された電極パッドとを有する第2の電極と、を備えたものである。
この発明に係る半導体受光素子においては、電極部に接続された引出部は埋込層の側壁上を経由して半導体基板上に延在するとともに、引出部と接続された電極パッドは絶縁膜を介して半絶縁性の半導体基板表面に配設されているので、シリコンパイルアップ層と電極パッドとの間の容量を少なくすることができ、電極部と引出部と電極パッドとにより構成される第2の電極のパッド容量を小さくすることができる。
以下の発明の実施の形態においては、光通信システムの受光素子として使用される半導体受光素子の一例として40Gbps用の埋込導波路型PIN−PDを用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の一実施の形態に係る半導体受光素子の斜視図である。図2は図1のII−II断面における半導体受光素子の断面図、図3は図1のIII−III断面における半導体受光素子の断面図である。なお図において同じ符号は同一のものか或いは相当のものである。
図1において、この埋込導波路型のPIN−PD10は前面の受光部12が矢印で示された信号光14を受ける。PIN−PD10の上面側には、受光部12を介して信号光が導入される導波路16a(図2および図3)を含む導波路メサ16が突出して配設されている。この導波路メサ16の上表面に沿って受光部12の背面の方向に延在する第2の電極としてのp電極18が配設されている。
p電極18はコンタクト電極18aとこのコンタクト電極18aに接続された引出電極部18bとこの引出電極部18bに接続された電極パッド18cにより構成されている。またPIN−PD10の上面の導波路メサ16の両側部にn電極20が配設されている。p電極18が導波路16aと接続される開口22a(図2)およびn電極20が電気的接続される開口22b部分以外のPIN−PD10の上面は絶縁膜、例えばSiN膜22で覆われている。
図2は信号光と交差する方向の断面での断面図、あるいは導波路16の光導波方向と直交する断面での断面図である。
図2において、半絶縁性の半導体基板としての半絶縁性のFe−InP基板24上に、第1半導体層としてのn導電型InGaAs(以下n導電型を“n−”で、またp導電型を“p−”で、また真性半導体を“i−”で表記する。)のn−コンタクト層26が配設されている。Fe−InP基板24の主面は、例えば(100)面である。
n−コンタクト層26の上に、n−コンタクト層26側からn−コンタクト層26の表面上に配設され、中央部分に所定の厚さを残して形成された中央部281とこの中央部281の周囲に中央部281よりも層厚さを薄くした周縁部282とを有する第1クラッド層としてのn−InPのn−クラッド層28、このn−クラッド層28の中央部281の表面上に配設されたn−InGaAsPのn−光閉込層30、このn−光閉込層30の表面上に配設されたi−InGaAsの光吸収層32、光吸収層32の表面上に配設されたp−InGaAsPのp−光閉込層34、このp−光閉込層34の表面上に配設された第2クラッド層としてのp−InPのp−クラッド層36、およびp−クラッド層36の表面上に配設されたp−InGaAsのp−コンタクト層40が順次配設されている。
導波路メサ16は、n−クラッド層28の中央部281とn−光閉込層30と光吸収層32とp−光閉込層34とp−クラッド層36とp−コンタクト層40とを含む光導波路層としての導波路16aとこの導波路16aの周囲を埋込みn−クラッド層28の周縁部282上に配設された埋込層としてのFe−InPのブロック層38とで構成される。
導波路メサ16およびn−コンタクト層26の上に配設されたSiN膜22は、p−コンタクト層40上に開口22aを有し、開口22aを介してp電極18のコンタクト電極18aがp−コンタクト層40と電気的に接続される。また、SiN膜22は、導波路メサ16の両側部であるn−コンタクト層26上に開口22bを有し、開口22bを介してn電極20がn−コンタクト層26と電気的に接続している。
図3は信号光の進行方向に沿った断面であり、導波路の延長方向の断面での断面図である。Fe−InP基板24の主面は、例えば(100)面であり、信号光の進行方向に沿った方向あるいは導波路の延長方向は、この実施の形態1では[011]方向にとられている。
図3において、矢印は信号光14でその進行方向を示している。
導波路メサ16の受光側端面38aを前方とした場合に、導波路メサ16の後方側においては、n−コンタクト層26が除去されてFe−InP基板24が露呈され、このFe−InP基板24を覆って、その表面上にSiN膜22が配設されている。
導波路16aの前方の受光側は端面38aを有するブロック層38が、n−クラッド層28の周縁部282上に配設されている。また導波路16aの後方にもブロック層38がn−クラッド層28の周縁部282上に配設されている。
即ち導波路16aはその周囲をブロック層38に埋め込まれており、ブロック層38の受光側端面38aの受光部12を介して導波路16aに信号光が導入される。
Fe−InP基板24の主面は、例えば(100)面であり、信号光の進行方向に沿った方向は[011]方向であるとしているので、導波路16aの後方のブロック層38の後部側壁面38b、およびn−クラッド層28の周縁部282の後部側壁面28b、すなわちブロック層38およびn−クラッド層28の周縁部282における信号光14の進行方向と交叉する側壁の結晶面はこの実施の形態では例えば(111)面とされている。
p電極18は、導波路16aのp−コンタクト層40上に開口22aを介して配設されたコンタクト電極18aからブロック層38の上表面上および後部側壁面38bおよびn−クラッド層28の周縁部282の後部側壁面28b上にSiN膜22を介して配設された引出電極部18bを経由して、導波路メサ16の後方のFe−InP基板24表面にSiN膜22を介して配設された電極パッド18cに延長されている。
このために、引出電極部18bはブロック層38の後部側壁面38bおよびn−クラッド層28の周縁部282の後部側壁面28bの(111)面に沿っているので、高低差のある導波路16aのp−コンタクト層40上のコンタクト電極18aからFe−InP基板24表面になだらかに延長されることになり、急激な段差に起因するp電極18の切断が防止され、PIN−PD10の信頼性が高まる。
この実施の形態1のPIN−PD10では、p電極18の電極パッド18cはSiN膜22を介してFe−InP基板24表面に、またn電極はSiN膜22を介してn−コンタクト層26表面に配設され、n−コンタクト層26の層厚み分だけの段差はあるが、ほぼ同じ高さであるので、フリップチップ実装が可能である。
なお、各層におけるn型不純物はIV族元素例えばSi、Sなどであり、この実施の形態ではSを使用している。またp型不純物はII族元素、例えばBe、Znなどであり、この実施の形態ではBeを添加している。真性半導体層の光吸収層32は特に不純物は添加していない。
各層の不純物濃度は、n−コンタクト層26が5×1018cm−3、n−クラッド層28が5×1017cm−3、n−光閉込層30が5×1017cm−3、p−光閉込層34が5×1015cm−3〜5×1017cm−3(ステップ状に変化させる)、p−クラッド層36が1×1018cm−3、p−コンタクト層40は1×1019cm−3である。
よってp−光閉込層34とn−光閉込層30とこれらに挟まれた光吸収層32とはp/i/n接合を形成している。
次にこの実施の形態のPIN−PD10の製造方法の概略を説明する。
図4、図5、図6、図7、及び図9は、この発明の一実施の形態に係る半導体受光素子の製造方法の各工程における半導体受光素子の斜視図である。
また、図8は図7のVIII−VIII断面における半導体受光素子の断面図である。
まず、主面は、例えば(100)面である半絶縁性のFe−InP基板24の上に、n−コンタクト層26としてのn−InGaAs層、n−クラッド層28としてのn−InP層、n−光閉込層30としてのn−InGaAsP層、光吸収層32としてのi−InGaAs層、p−光閉込層34としてのp−InGaAsP層、p−クラッド層36としてのp−InP層、p−コンタクト層40としてのp−InGaAs層を、例えば有機金属気相成長法を用いて順次積層する。
次に、p−コンタクト層40としてのp−InGaAs層の上に、ウエハ全面に第1の絶縁体膜としてのSiO膜を形成し、ついでフォトレジストマスクを形成し、これをマスクとするドライエッチングにより、島状第1絶縁体膜としての[011]方向に沿った一辺を有する矩形SiO膜50を形成する。なお、矩形SiO膜50は、[011]方向が光の導波方向になるように、その形状が定められる。
フォトレジストマスクを除去した後、矩形SiO膜50をマスクとして、n−クラッド層28としてのn−InP層の所定の深さ、例えば層の厚みの半分程度になるまでエッチングし、導波路16aを形成する。図4はこの工程の結果を示している。
次いで、ウエットエッチングにより表面を前処理し、矩形SiO膜50を選択成長マスクとして、例えば有機金属気相成長法を用いてFe−InPの選択成長を行い、導波路16aを埋込層としてのFe−InP層52により埋め込む。
この工程におけるn−クラッド層28としてのn−InP層の周縁部282とFe−InP層52との界面が再成長界面となり、Siパイルアップ層がここに形成される。図5はこの工程の結果を示している。
次いで、矩形SiO膜50を完全に除去した後、導波路16aおよびFe−InP層52の表面上に第2の絶縁膜としてのSiN膜を形成し、ついでフォトレジストマスクを形成し、これをマスクとするドライエッチングにより、導波路16aとその周囲を取り囲むFe−InP層52とを含む領域の表面上に、島状第2絶縁膜としての[011]方向に沿った一辺を有する矩形SiN膜54を形成する。図6はこの工程の結果を示している。
次に、矩形SiN膜54をマスクとし、塩酸もしくは塩酸とリン酸の混合液、または水で薄めた塩酸(以下、この3種類のエッチャントを塩酸系のエッチャントと表記する。)を用いて、n−コンタクト層26としてのn−InGaAs層が露呈するまでエッチングし、導波路メサ16を形成する。
塩酸系のエッチャントは、InPもしくはInGaAsPをエッチングすることができるが、InGaAsをほとんどエッチングすることが出来ない。従ってFe−InP層52およびn−クラッド層28としてのn−InP層はエッチングが進行するが、n−コンタクト層26としてのn−InGaAs層が露呈するとエッチングが停止する。図7及び図8はこの工程の結果を示している。
また塩酸系エッチャントはInPやInGaAsPのエッチングに際して異方性を示す。
矩形SiN膜54はその矩形の一辺が[011]方向に沿っているので、導波路16aの後方のブロック層38としてのFe−InP層の後部側壁面38b、およびn−クラッド層28としてのn−InP層の周縁部282の後部側壁面28bは信号光14の進行方向と交叉する後部側壁の結晶面であり、この結晶面はこの実施の形態では、例えば(111)面が形成される。
次いで、導波路メサ16およびn−コンタクト層26表面上にフォトレジストを形成し、導波路メサ16と導波路メサ16の両側部との上にフォトレジストを残したフォトマスクを形成し、このフォトマスクをマスクとしてドライエッチングにより、導波路メサ16の後方のn−コンタクト層26を除去し、Fe−InP基板24を露呈させる。図9はこの工程の結果を示している。
次いで、フォトマスクを除去し、導波路メサ16、導波路メサ16の両側部のn−コンタクト層26およびFe−InP基板24の表面に第3の絶縁体膜としてのSiN膜を形成し、このSiN膜に導波路メサ16頂部のp−コンタクト層40上に開口22aを、また導波路メサ16の両側部のn−コンタクト層26上に開口22bを形成する。
この後、フォトレジストをリフトオフマスクとして用い、EB蒸着を行いリフトオフによって、コンタクト電極18aとこのコンタクト電極18aに接続された引出電極部18bとこの引出電極部18bに接続された電極パッド18cにより構成されたp電極18とn電極20とを形成する。
この時、p電極18は、高低差のある導波路16aのp−コンタクト層40上のコンタクト電極18aからFe−InP基板24表面へ、Fe−InP層の後部側壁面38bおよびn−クラッド層28の周縁部282の後部側壁面28bの(111)面に沿ってなだらかに延長された引出電極部18bを経由することになり、急激な段差に起因するp電極18の切断が防止され、PIN−PD10の高い信頼性が得られる。
次にPIN−PD10の動作について説明する。
PIN−PD10の前面の受光部12から光吸収層32に入射した光は、この光吸収層32を挟んで設けられたn−光閉込層30およびp−光閉込層34の間、さらにはn−光閉込層30およびp−光閉込層34を挟んだn−クラッド層28およびp−クラッド層36を有する導波路16aにこれらの材料の屈折率差を利用して光を閉じ込め、この導波路16aに閉じ込められた光が光吸収層32、n−光閉込層30およびp−光閉込層34を伝播する間に光が吸収され、電気信号に変換される。
導波路16aの周囲を囲んで配設されたブロック層38はその屈折率を低くして、導波路16aとの屈折率差を大きくすることにより、光の閉じ込め効率が高くなり受光素子の受光感度を高めている。
PIN−PD10の製造工程によれば、再成長界面はn−クラッド層28としてのn−InP層の周縁部282とこの上に選択成長により形成されるFe−InP層との界面であるので、PIN−PD10においてSiパイルアップ層が残るのは、導波路メサ16内のn−クラッド層28の周縁部282とブロック層38との界面である。
p電極18は、p−コンタクト層40と接触するコンタクト電極18aとブロック層38の上表面上および後部側壁面38b上およびn−クラッド層28の周縁部282の後部側壁面28b上にSiN膜22を介して配設された引出電極部18bと導波路メサ16の後方のFe−InP基板24表面にSiN膜22を介して配設された電極パッド18cとから形成されているので、電極パッド18cはSiパイルアップ層との間でパッド容量が生じないことになる。
図10はこの発明の一実施の形態に係る半導体受光素子の高周波特性の測定値を示すグラフである。
図10の横軸は周波数で単位はGHz、縦軸は応答で、単位はdBである。図10において測定値aは電極パッド18cの面積を小さくした場合で、測定値bは電極パッド18cの面積を大きくした場合である。
図10において示されるように、PIN−PD10においては測定値aの応答特性と測定値bの応答特性との間に応答特性の差異はあまり認められない。このことから電極パッド18cの面積の大小によって高周波特性がほとんど影響を受けていない。つまり電極パッド18cによるパッド容量の発生がほぼ抑制されていると考えられる。
従ってp電極18全体としてのパッド容量が低減され、良好な高周波特性を有する半導体受光素子を構成することができる。
さらに、PIN−PD10においては15GHz程度までの周波数領域の応答が平坦な周波数特性を示しており、低周波領域における応答の劣化が認められない。
従って半導体受光素子の高周波特性を評価する上で一つの指標となるアイパターンが、良好なパターンとして描かれ、半導体受光素子の歩留まりを向上することができる。
またPIN−PD10においてはp電極18の引出電極部18bは(111)面に沿っているので、高低差のある導波路16aのp−コンタクト層40上のコンタクト電極18aからFe−InP基板24表面になだらかに延長されることになり、急激な段差がなくフリップチップ実装が可能となるとともに、高低差に起因するp電極18の切断が防止される。
従ってPIN−PD10の高周波特性を良好にするとともに、信頼性の高い構成とすることができる。
半絶縁性の材料としてここではFe−InPを用いているが、InPに添加する元素として、Feに替えて、CrあるいはRuを添加しても良い。
また引出電極部18bが配設されるFe−InP層の後部側壁面38bおよびn−クラッド層28の周縁部282の後部側壁面28bの結晶面を(111)面としているが、なだらかに傾斜した結晶面であれば、必ずしも(111)面でなくても良い。
また引出電極部18bが配設されるFe−InP層およびn−クラッド層28の周縁部282の側壁面を受光面に対向する後部の側壁面としているが、(111)面あるいはこれ以外のなだらかに傾斜した結晶面が必ずしも後部の側壁面でなくても良い。
以上のようにこの実施の形態に係る半導体受光素子においては、半絶縁性の半導体基板上に第1導電型の第1半導体層を選択的に配設し、第1半導体層の上に第1半導体層側から、第1導電型の第1クラッド層、光吸収層、および第2導電型の第2クラッド層が順次積層された光導波路層を配設し、この光導波路層の周囲を第1クラッド層上に配設された半絶縁性半導体の埋込層により埋め込み、光導波路層の第2のクラッド層の上に配設された電極部とこの電極部から埋込層の側壁上を経由して半導体基板上に延在する引出部とこの引出部と接続され半導体基板表面に絶縁膜を介して配設された電極パッドとを有する第2の電極を備えたもので、電極部に接続された引出部は埋込層の側壁上を経由して半導体基板上に延在するとともに、引出部と接続された電極パッドは絶縁膜を介して半絶縁性の半導体基板に配設されているので、シリコンパイルアップ層と電極パッドとの間の容量を少なくすることができ、電極部と引出部と電極パッドとにより構成される第2の電極のパッド容量を小さくすることができる。
延いては、良好な高周波特性を有し、簡単な構成で歩留まりの高い半導体受光素子を構成することができる。
また、この実施の形態に係る半導体受光素子の製造方法においては、半絶縁性の半導体基板上に、第1導電型の第1半導体層、第1導電型の第1クラッド層、光吸収層、および第2の電極に接続される第2導電型の第2クラッド層を順次形成したのち、第2クラッド層の上に島状第1絶縁体膜を形成し、この島状第1絶縁体膜をマスクとして、第1クラッド層の所定の深さまで除去することにより光導波路層を形成し、この後島状第1絶縁体膜を選択成長マスクとして、半絶縁性半導体により光導波路層を埋め込み、島状第1絶縁体膜を除去した後、光導波路層とこの光導波路層の周囲に形成された埋込層とを含む一部領域上に島状第2絶縁体膜を形成し、この島状第2絶縁体膜をマスクとして選択的に半絶縁性半導体層を除去し第1半導体層を露呈させ、露呈した第1半導体層の一部を選択的にエッチングし半導体基板を露呈させたのち、光導波路層、埋込層及び半導体基板の上に第3の絶縁体膜を形成し、この第3の絶縁体膜を介して、第2クラッド層と電気的に接続される電極部とこの電極部に接続され光導波路層の受光面に対向する光導波路層の背面に沿って形成された埋込層の側壁上に形成された引出部とこの引出部に接続され半導体基板上に形成された電極パッド部とを有する電極を形成するもので、電極部に接続された引出部は埋込層の側壁上を経由して半導体基板上に延在させ引出部と接続された電極パッドは絶縁膜を介して半絶縁性の半導体基板表面に形成されるので、シリコンパイルアップ層と電極パッドとの間の容量が発生しなくなり、電極部と引出部と電極パッドとにより構成される第2の電極のパッド容量が小さい半導体受光素子を簡単な工程で製造することができる。
延いては、良好な高周波特性を有し、歩留まりの高い半導体受光素子を簡単な方法で製造することができる。
実施の形態2.
図11はこの発明の一実施の形態に係る半導体受光素子の斜視図である。図12は図11のXII−XII断面における半導体受光素子の断面図、図13は図11のXIII−XIII断面における半導体受光素子の断面図である。
図11において、この埋込導波路型のPIN−PD60は前面の受光部12が矢印で示された信号光14を受ける。PIN−PD60の上面側には、受光部12を介して信号光が導入される導波路16a(図12および図13)の周囲を取りまいてブロック層38(図12および図13)が配設されている。導波路16aの両側にブロック層38とn−クラッド層28を貫通しn−コンタクト層26の表面に達する開口部62が形成され、導波路16aを含む導波路メサ16が形成されている。
n電極20は開口部62を介してn−コンタクト層26に接触しているが大部分はSiN膜22を介してブロック層38上に配設され、p電極18も導波路16aとこれを取りまくブロック層38の上にSiN膜22を介して配設され、n電極20とp電極18とは大略同じ高さに形成されている。
PIN−PD60は図12に示されるようにXII−XII断面においてはその構成はPIN−PD10と大きくは変わらない。
すなわちn電極20が開口部62を介してn−コンタクト層26に接触して、電気的に接続され、n電極20の大部分はSiN膜22を介してブロック層38上に配設されている構成以外は、特に導波路メサ16の構成は同じである。
しかしながらPIN−PD60は図13に示されるようにXIII−XIII断面においては受光面に対して導波路メサ16の後方部分の構成が実施の形態1のPIN−PD10と相異している。
すなわち、PIN−PD10においては、受光面12に対して導波路16aの後方のブロック層38は除去され、Fe−InP基板24が露呈しているのに対し、図13において示されるようにPIN−PD60においては導波路16aの後方はFe−InP基板24上にp型不純物を含む半導体層としてZn−InP層64が配設され、この上にブロック層38が配設されている。
ブロック層38が直接Fe−InP基板24上に再成長されると、Fe−InP基板24とブロック層38との界面に形成されるSiパイルアップ層が導電性を有するので、PIN−PD60においては、ここに形成されるSiパイルアップ層のシリコン濃度、例えばピーク値が1×1018(atoms/cc)程度となるSi量を補償する程度の不純物濃度のZnが含まれたZn−InP層64が形成される。
ここではp型不純物としてZnが使用されているが、必ずしもこれに限らず、このほかに、II属元素あるいはIV属元素であるBe、Mg、Cなどでもよい。
PIN−PD60においては、p電極18はp、導波路16aのp−コンタクト層40上にSiN膜22の開口22aを介して配設されたコンタクト電極18aからブロック層38の上表面上にSiN膜22を介して配設された引出電極部18bを経由して、ブロック層38の上表面上にSiN膜22を介して配設された電極パッド18cに延長されている。
次にこの実施の形態2のPIN−PD60の製造方法の概略を説明する。
まず、半絶縁性Fe−InP基板24上に、n−コンタクト層26としてのn−InGaAs層、n−クラッド層28としてのn−InP層、n−光閉込層30としてのn−InGaAsP層、光吸収層32としてのi−InGaAs、p−光閉込層34としてのp−InGaAsP、p−クラッド層36としてのp−InP層、及びp−コンタクト層40としてのp−InGaAs層を、気相成長法例えば、MOCVD法により所定の厚みに順次積層する。
次にこれら積層の最上層であるp−コンタクト層40としてのp−InGaAs層表面に第1の絶縁体膜としてのSiO膜を形成し、形成すべき導波路16aの上表面に対応する島状第1絶縁体膜としての矩形SiO膜50を形成し、この矩形SiO膜をマスクとして、導波路16aを形成する。このとき、矩形SiO膜を段階的に加工することにより、n−クラッド層28としてのn−InP層が完全に露呈するところでエッチングを停止する部分、即ち導波路16aの前面及び両側面の部分とFe−InP基板24が露呈するまでエッチングを行う部分、即ち導波路16aの後方部分とを形成する。
次に、矩形SiO膜を選択成長マスクとして、Fe−InP基板24表面上に、Zn−InP層64を形成する。このZn−InP層64はFe−InP基板24上に形成されるSiパイルアップ層のシリコン濃度、例えばピーク値が1×1018(atoms/cc)程度となるSi量を補償する程度の不純物濃度のZnが含まれている。
さらにFe−InPの選択成長を行い、導波路16aを埋込層としてのFe−InP層により埋め込む。
次いで、矩形SiO膜を除去し、導波路16aおよびFe−InP層の表面上に第2の絶縁膜としてのSiN膜を形成し、p−コンタクト層40上に開口22aを、また導波路メサ16の両側部のn−コンタクト層26上に開口62を形成する。この後、フォトレジストをリフトオフマスクとして用い、EB蒸着を行いリフトオフによって、P電極18およびn電極20を形成する。
このように形成されたPIN−PD60においては、再成長界面に形成されるSiパイルアップ層にZnが拡散するために、Siパイルアップ層のキャリア濃度が低下するためにSiパイルアップ層の抵抗値が高くなり、導電性が失われる。このために、ブロック層38の上表面上にSiN膜22を介して配設された引出電極部18bおよび電極パッド18cとSiパイルアップ層との間に容量が発生しない。
従ってp電極18全体としてのパッド容量が低減され、良好な高周波特性を有する半導体受光素子を構成することができる。
またn電極20とp電極18との間に急激な段差がなくフリップチップ実装が可能となり、PIN−PD60の高周波特性を良好にするとともに、信頼性の高い構成とすることができる。
また、この実施の形態2のPIN−PDを形成する際に、有機金属気相成長法を用いて、Fe−InPの選択成長を行い、導波路16aを埋込層としてのFe−InP層により埋め込む際に、単に矩形SiO膜を選択成長マスクとして、Fe−InP基板24表面上に、Zn−InP層64を形成する工程に変えて、まずPH雰囲気中で昇温し、Fe−InPの成長温度に達したときに、微量のHCLを雰囲気中に流すことによりエッチングを行い、Siパイルアップ層をエッチングしこの後大気開放せずに、矩形SiO膜を選択成長マスクとして、埋込層としてのFe−InP層を成長することにより、Siパイルアップ層を有しないPIN−PDを製造することができる。
この製造工程により形成されたPIN−PDは導電性のSiパイルアップ層を有していないので、ブロック層38の上表面上にSiN膜22を介して配設された引出電極部18bおよび電極パッド18cとSiパイルアップ層とに起因する容量が発生しない。従ってp電極18全体としてのパッド容量が低減され、良好な高周波特性を有する半導体受光素子を構成することができる。
以上のようにこの実施の形態に係る半導体受光素子においては、半絶縁性の半導体基板半導体基板上に半導体基板側から、第1導電型の第1クラッド層、光吸収層、および第2導電型の第2クラッド層が順次積層された光導波路層を配設し、この光導波路層の周囲の半導体基板に密接して所定の不純物濃度のp型不純物半導体層を配設し、このp型不純物半導体層を介して光導波路層の周囲を埋め込む半絶縁性半導体の埋込層を半導体基板上に配設し、この埋込層の表面上に絶縁膜を介して配設されp型不純物半導体層と互いに対向する引出部と電極パッドと光導波路層の第2のクラッド層の上に配設された電極部とを有する第2の電極を備えたもので、Siパイルアップ層にp型不純物が拡散するために、Siパイルアップ層のキャリア濃度が低下し、このためにSiパイルアップ層の抵抗値が高くなり、導電性が失われる。従って第2の電極の引出部および電極パッドとSiパイルアップ層との間にキャパシタンスが発生しない。
このため第2の電極全体としてのパッド容量が低減され、良好な高周波特性を有する半導体受光素子を構成することができる。
延いては、良好な高周波特性を有し、簡単な構成で歩留まりの高い半導体受光素子を構成することができる。
また、この実施の形態に係る半導体受光素子の製造方法においては、半絶縁性の半導体基板上に、第1導電型の第1クラッド層、光吸収層、および第2導電型の第2クラッド層を順次形成し、第2クラッド層の表面上に島状第1絶縁体膜を形成し、この島状第1絶縁体膜をマスクとして、半導体基板が露呈するまで積層を除去することにより光導波路層を形成し、島状第1絶縁体膜を選択成長マスクとして所定の濃度のp型不純物を含むp型不純物半導体層を形成し、p型不純物半導体層を形成した後、島状第1絶縁体膜を選択成長マスクとして、半絶縁性半導体層により光導波路層を埋め込む埋込層を形成し、島状第1絶縁体膜を除去した後第2の絶縁膜を形成し、第2クラッド層と電気的に接続される電極部とこの電極部に接続されp型不純物半導体層と互いに対向して埋込層の表面上に第2の絶縁膜を介して配設された引出部と電極パッドとを有する第2の電極を形成するもので、Siパイルアップ層にp型不純物を拡散させ、Siパイルアップ層の抵抗値を高くし、導電性を失わせることができる。従って第2の電極の引出部および電極パッドとSiパイルアップ層との間に容量の発生が無く、第2の電極全体としてのパッド容量が低く、良好な高周波特性を有する半導体受光素子を簡単な工程で製造することができる。
延いては、良好な高周波特性を有し、歩留まりの高い半導体受光素子を簡単な方法で製造することができる。
また、この実施の形態に係る半導体受光素子の製造方法においては、半絶縁性の半導体基板上に、第1導電型の第1クラッド層、光吸収層、および第2導電型の第2クラッド層を順次形成し、第2クラッド層の表面上に島状第1絶縁体膜を形成し、この島状第1絶縁体膜をマスクとして、半導体基板が露呈するまで積層を除去することにより光導波路層を形成し、島状第1絶縁体膜をマスクとしてシリコンパイルアップ層を除去したのち大気開放することなく、島状第1絶縁体膜を選択成長マスクとして、半絶縁性半導体層により光導波路層を埋め込む埋込層を形成するもので、Siパイルアップ層を除去することができるのでSiパイルアップ層とに起因するキャパシタンスが発生しない。従ってp電極18全体としてのパッド容量が低減され、良好な高周波特性を有する半導体受光素子を簡単な工程で製造することができる。
延いては、良好な高周波特性を有し、歩留まりの高い半導体受光素子を簡単な方法で製造することができる。
以上のように、この発明に係る半導体受光素子は、光通信システムにおける光通信機器として有用である。
この発明の一実施の形態に係る半導体受光素子の斜視図である。 図1のII−II断面における半導体受光素子の断面図である。 図1のIII−III断面における半導体受光素子の断面図である。 この発明の一実施の形態に係る半導体受光素子の製造方法の一工程における半導体受光素子の斜視図である。 この発明の一実施の形態に係る半導体受光素子の製造方法の一工程における半導体受光素子の斜視図である。 この発明の一実施の形態に係る半導体受光素子の製造方法の一工程における半導体受光素子の斜視図である。 この発明の一実施の形態に係る半導体受光素子の製造方法の一工程における半導体受光素子の斜視図である。 図7のVIII−VIII断面における半導体受光素子の断面図である。 この発明の一実施の形態に係る半導体受光素子の製造方法の一工程における半導体受光素子の斜視図である。 この発明の一実施の形態に係る半導体受光素子の高周波特性の測定値を示すグラフである。 この発明の一実施の形態に係る半導体受光素子の斜視図である。 図11のXII−XII断面における半導体受光素子の断面図である。 図11のXIII−XIII断面における半導体受光素子の断面図である。
符号の説明
24 Fe−InP基板、 20 n電極、 26 n−コンタクト層、 28 n−クラッド層、 32 光吸収層、 36 p−クラッド層、 16a 導波路、 38 ブロック層、 18a コンタクト電極、 18b 引出電極部、 22 SiN膜、 18c 電極パッド、 18 p電極、 64 Zn−InP層。

Claims (7)

  1. 半絶縁性の半導体基板と、
    この半導体基板上に選択的に配設され、その表面上に第1の電極が配設された第1導電型の第1半導体層と、
    この第1半導体層の上に配設され、上記第1半導体層側から、第1導電型の第1クラッド層、光吸収層、および第2導電型の第2クラッド層が順次積層された光導波路層と、
    この光導波路層の周囲を埋め込み上記第1クラッド層上に配設された半絶縁性半導体の埋込層と、
    上記光導波路層の第2のクラッド層の上に配設された電極部とこの電極部から上記埋込層の側壁上を経由して上記半導体基板上に延在する引出部とこの引出部と接続され上記半導体基板表面に絶縁膜を介して配設された電極パッドとを有する第2の電極と、
    を備えた半導体受光素子。
  2. 光導波路層の受光面と互いに対向する背面に沿った埋込層の側壁が(111)面であることを特徴とした請求項1記載の半導体受光素子。
  3. 埋込層がFeあるいはCrあるいはRuが添加されたInPで形成されたことを特徴とする請求項1または2記載の半導体受光素子。
  4. 半絶縁性の半導体基板と、
    この半導体基板上に配設された第1の電極と、
    上記半導体基板上に配設され、上記半導体基板側から、第1の電極に接続された第1導電型の第1クラッド層、光吸収層、および第2導電型の第2クラッド層が順次積層された光導波路層と、
    この光導波路層の周囲の半導体基板に密接して配設された所定の不純物濃度のp型不純物を含むp型不純物半導体層と、
    このp型不純物半導体層を介して上記半導体基板上に配設され光導波路層の周囲を埋め込む半絶縁性半導体の埋込層と、
    上記光導波路層の第2のクラッド層の上に配設された電極部とこの電極部に接続され、上記p型不純物半導体層と互いに対向して上記埋込層の表面上に絶縁膜を介して配設された引出部と電極パッドとを有する第2の電極と、
    を備えた半導体受光素子。
  5. 半絶縁性の半導体基板上に、第1導電型の第1半導体層、第1導電型の第1クラッド層、光吸収層、および第2の電極に接続される第2導電型の第2クラッド層を順次形成する工程と、
    第2クラッド層の上に第1の絶縁体膜を形成し、この第1の絶縁体膜により島状をした島状第1絶縁体膜を形成し、この島状第1絶縁体膜をマスクとして、第1クラッド層の所定の深さまで除去し、光導波路層を形成する工程と、
    島状第1絶縁体膜を選択成長マスクとして、半絶縁性半導体により光導波路層を埋め込む埋込層を形成する工程と、
    島状第1絶縁体膜を除去した後、光導波路層及び埋込層の上に第2の絶縁体膜を形成し、光導波路層とこの光導波路層の周囲に形成された埋込層とを含む一部領域上に、第2の絶縁体膜により島状をした島状第2絶縁体膜を形成し、この島状第2絶縁体膜をマスクとして選択的に半絶縁性半導体層を除去し、第1半導体層を露呈させる工程と、
    露呈した第1半導体層の一部を選択的にエッチングし半導体基板を露呈させる工程と、
    光導波路層、埋込層及び半導体基板の上に、第2クラッド層に対向する開口を有する第3の絶縁体膜を形成し、この第3の絶縁体膜を介して、第2クラッド層と電気的に接続された電極部とこの電極部に接続され光導波路層の受光面に対向する光導波路層の背面に沿って形成された埋込層の側壁上に形成された引出部とこの引出部に接続され半導体基板上に形成された電極パッド部とを有する電極を形成する工程と、
    を含む半導体受光素子の製造方法。
  6. 半絶縁性の半導体基板上に、第1導電型の第1クラッド層、光吸収層、および第2導電型の第2クラッド層を順次形成する工程と、
    第2クラッド層の上に第1の絶縁体膜を形成し、この第1の絶縁体膜により島状をした島状第1絶縁体膜を形成し、この島状第1絶縁体膜をマスクとして、半導体基板が露呈するまで積層を除去し、光導波路層を形成する工程と、
    島状第1絶縁体膜を選択成長マスクとして所定の濃度のp型不純物を含むp型不純物半導体層を形成する工程と、
    上記p型不純物半導体層を形成した後、島状第1絶縁体膜を選択成長マスクとして、半絶縁性半導体層により光導波路層を埋め込む埋込層を形成する工程と、
    島状第1絶縁体膜を除去した後第2の絶縁膜を形成し、第2クラッド層と電気的に接続された電極部とこの電極部に接続されp型不純物半導体層と互いに対向して埋込層の表面上に第2の絶縁膜を介して配設された引出部と電極パッドとを有する第2の電極を形成する工程と、
    を含む半導体受光素子の製造方法。
  7. 半絶縁性の半導体基板上に、第1導電型の第1クラッド層、光吸収層、および第2の電極に接続された第2導電型の第2クラッド層を順次形成する工程と、
    第2クラッド層の表面上に第1の絶縁体膜を形成し、この第1の絶縁体膜により島状をした島状第1絶縁体膜を形成し、この島状第1絶縁体膜をマスクとして、半導体基板が露呈するまで積層を除去し、光導波路層を形成する工程と、
    島状第1絶縁体膜をマスクとしてシリコンパイルアップ層を除去する工程と、
    シリコンパイルアップ層を除去したのち大気開放することなく、島状第1絶縁体膜を選択成長マスクとして、半絶縁性半導体層により光導波路層を埋め込む埋込層を形成する工程と、
    を含む半導体受光素子の製造方法。
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