[go: up one dir, main page]

JP2006062505A - 車両用サスペンション装置 - Google Patents

車両用サスペンション装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006062505A
JP2006062505A JP2004246937A JP2004246937A JP2006062505A JP 2006062505 A JP2006062505 A JP 2006062505A JP 2004246937 A JP2004246937 A JP 2004246937A JP 2004246937 A JP2004246937 A JP 2004246937A JP 2006062505 A JP2006062505 A JP 2006062505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
lateral force
vehicle
angle
turning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004246937A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuma Suzuki
卓馬 鈴木
Tadatsugu Tamamasa
忠嗣 玉正
Mitsuhiro Makita
光弘 牧田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2004246937A priority Critical patent/JP2006062505A/ja
Publication of JP2006062505A publication Critical patent/JP2006062505A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

【課題】旋回中において、適切にトー角制御を行って安定した車両挙動を実現することができる車両用サスペンション装置を提供する。
【解決手段】車両が旋回中であるときに、ストロークセンサ12で検出した上下ストローク量に基づいて車輪のスリップ角αを算出し、スリップ角αによって発生するタイヤ横力を推定する。そして、このタイヤ横力が、スリップ角αが生じていないときのタイヤ横力となるように、各輪に対してトー角Δδを付加することにより、タイヤ横力変動を抑制する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、各車輪を個別に操舵して走行安定性を向上する車両用サスペンション装置に関するものである。
従来の車両用サスペンション装置としては、直進走行時において、サスペンションストロークにより発生する車輪のスリップ角を、車輪のストローク速度に基づいて算出し、このスリップ角分を抑える方向のトー角を、アクチュエータによって左右車輪に個別に付加することにより、車両の直進性を向上するというものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−137123号公報
しかしながら、上記従来の車両用サスペンション装置にあっては、スリップ角分を抑える方向のトー角を付加するものであり、例えば、車両が旋回状態にあるときにスカッフによりスリップ角が生じたとき、このスリップ角に相当するトー角を付加するだけでは、左右輪の輪荷重変化の影響により、スカッフが生じているときと生じていないときとで旋回内外輪が発生する横力の合計が変化してしまう。
そのため、旋回時の前二輪又は後二輪が発生する横力が変化して、車両横方向の力の釣り合い及び車両ヨー方向のモーメントの釣り合いに変化が生じ、車両挙動を不安定にさせるという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、車両が旋回中であるとき、適切にトー角制御を行って安定した車両挙動を実現することができる車両用サスペンション装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る車両用サスペンション装置は、旋回検出手段で車両が旋回中であることを検出し、ストローク量検出手段で各車輪の上下ストローク量を検出し、スリップ角演算手段で、前記ストローク量検出手段で検出された上下ストローク量に基づいて車輪のスリップ角を算出し、前記旋回検出手段で車両が旋回中であることを検出したとき、トー角制御手段で、前記スリップ角演算手段で算出されたスリップ角による旋回内外輪の横力和の変動が抑制されるように、各輪のトー角を制御する。
本発明によれば、車両が旋回中であるときに、スカッフによるスリップ角が生じたとき、各輪のタイヤ横力変動をなくすようにトー角を制御するので、車両横方向の力の釣り合い及び車両ヨー方向のモーメントの釣り合いに変化を生じさせることを抑制して、安定した車両挙動を実現することができると共に、運転者は違和感なく所望の車両操作を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1の実施形態における車両用サスペンション装置の概略構成図であり、図中1は本発明を適用した車両、2FL,2FRは従動輪としての前輪、2RL,2RRは駆動輪としての後輪である。
この車両1には、前後サスペンションメンバが取り付けられており、前輪サスペンションメンバ10には前輪2FL,2FR、後輪サスペンションメンバ11には後輪2RL,2RRがサスペンションアームを介して取り付けられている。
各輪2FL〜2RRはそれぞれ独立に、車輪中心の接地平面に直交する軸回りの回転角(トー角)を付加することが可能な前左輪用アクチュエータ6FL、前右輪用アクチュエータ6FR、後左輪用アクチュエータ6RL、後右輪用アクチュエータ6RRを備えている。
そして、各輪のアクチュエータ6FL〜6RRは、油圧制御装置16により動作を制御され、この油圧制御装置16には後述するコントロールユニット17で演算された各輪のアクチュエータ移動量の指令値が出力されるように構成されている。
したがって、このアクチュエータ移動量の指令値によって、例えば後右輪用アクチュエータ6RRを伸長すると後右輪が左操舵され、収縮すると右操舵される。また、後左輪用アクチュエータ6RLを伸長すると後左輪が右操舵され、収縮すると左操舵される。このように、各輪2FL〜2RRは個別に操舵可能となっており、各輪のトー角を個別に制御可能となっている。
このアクチュエータ6FL〜RRによって、トー角制御手段を構成している。
また、この車両1は、各輪の車体に対する上下ストローク量STi(i=FL〜RR)を検出するストローク量検出手段としての前左輪用ストロークセンサ12FL、前右輪用ストロークセンサ12FR、後左輪用ストロークセンサ12RL、後右輪用ストロークセンサ12RRを備えており、これらの検出信号は、後述するコントロールユニット17に入力される。
また、車両1には、ヨーレートγを検出するヨーレートセンサ18と、車両横加速度Ayを検出する横加速度センサ19と、車速Vを検出する車速検出手段としての車輪速度センサ20と、操舵角δを検出する操舵角センサ21と、操舵トルクTを検出する操舵トルクセンサ22とが備えられ、これらの検出信号はコントロールユニット17に入力される。
そして、このコントロールユニット17によって、車両状態量及びドライバ操作量に基づいて、車両旋回中のサスペンションストロークに起因する車輪接地点横移動(スカッフ)により生じるタイヤ横力の変動をなくすようなトー角を、各輪に付加するためのアクチュエータ移動量の指令値を算出し、このアクチュエータ移動量の指令値を前記油圧制御装置16に出力するように構成されている。
ここで、前記車両状態量は、ストロークセンサ12FL〜12RRの上下ストローク量ST、ヨーレートセンサ18のヨーレートγ、横加速度センサ19の横加速度Ay、車輪速度センサ20の車速Vである。また、前記ドライバ操作量は、操舵角センサ21の操舵角δであり、操舵角δの代わりに操舵トルクセンサ22の操舵トルクTを使用することもできる。
また、本構成においては、各輪のトー角を制御するアクチュエータに電気モータ式のものを用いてもよく、この場合、油圧制御装置16は電気アクチュエータドライバとなる。さらに、各輪に備えたストロークセンサ12FL〜12RRの代わりに加速度計等のセンサを備え、サスペンションのストローク量STiを推定するようにしてもよい。
次に、このコントロールユニット17で行われるトー角付加制御処理について、図2に示すフローチャートに従って説明する。このトー角付加制御処理は、所定時間毎(例えば、10msec毎)のタイマ割込み処理によって実行される。
このトー角付加制御処理では、先ず図2のステップS1で、前記各センサからの各種データを読込む。具体的には、前記各センサで検出された上下ストローク量ST、ヨーレートγ、横加速度Ay、車速V、操舵角δ、操舵トルクT、実アクチュエータ位置を読み込む。
次いで、ステップS2に移行して、自車両が旋回中であるか否かを判定する。この判定は、例えば操舵角δの大きさによって行い、操舵角δが所定値を超えている場合に自車両が旋回中であると判断する。そして、自車両が旋回中であると判断されたときにはステップS3に移行し、旋回中でないと判断されたときには、タイマ割込み処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
ステップS3では、各輪に発生するタイヤ横力を算出する。具体的には、コントロールユニット17に車両モデルをもち、先ず、前記ステップS1で読込んだストローク量ST、ヨーレートγ、横加速度Ay等の車両状態量から各輪のスリップ角β及び各輪の輪荷重Wを算出する。そして、算出された各輪のスリップ角βと輪荷重Wとに基づいて、コントロールユニット17に予め備えてあるタイヤ特性マップを参照して、各輪に発生するタイヤ横力を算出する。ここで算出されるタイヤ横力は、車両旋回中において、スカッフによるタイヤ横すべり角が生じていない場合に各輪に発生する横力である。
なお、各輪のタイヤ横力は、ホイールやハブに内蔵される荷重センサにより直接計測するようにしてもよい。
次にステップS4では、後述するように、各輪のスカッフによるタイヤ横すべり角即ちスリップ角αを算出するスリップ角算出処理を行って、ステップS5に移行する。そして、ステップS5では、後述するように、目標トー角Δδを算出する目標トー角算出処理が行われる。本実施形態における目標トー角とは、旋回時における内外輪の発生横力の和が常に一定となるようにするために、各輪に対して付加するトー角である。
次にステップS6で、前記ステップS5で算出された各輪の目標トー角Δδを所定の車輪に付加するための目標アクチュエータ位置が算出され、次いでステップS7に移行して、アクチュエータ6を駆動するためのアクチュエータ移動量の指令値を油圧制御装置16へ出力してからタイマ割込み処理を終了し、所定のメインプログラムに復帰する。
この図2の処理において、ステップS2の処理が旋回検出手段に対応している。
図3は、前記ステップS6及びS7の処理を制御ループで示したものである。
先ず、前記ステップS1で読込んだ実アクチュエータ位置と、前記ステップS6で算出された目標アクチュエータ位置との差にフィードバックゲインを乗じて油圧出力に変換する。フィードバックゲインは、PID制御理論、最適制御理論等により導出された値を用いることが可能である。
そして、その油圧出力を前記アクチュエータ6に出力することにより、アクチュエータ6が稼動されるように構成されている。つまり、目標アクチュエータ位置と実アクチュエータ位置との差にフィードバックゲインを乗じた値が、本実施形態におけるアクチュエータ移動量の指令値となる。
次に、前記ステップS4のスリップ角算出処理の詳細について説明する。
図4は、サスペンション装置の座標系とストロークセンサとを示した図であり、後左輪を車両前方から見た図である。車輪2RLは、ナックルアームと呼ばれる車輪側部材26で遥動可能に保持され、ばね及びショックアブソーバと呼ばれる衝撃吸収部材27の収縮により、車輪2RLは揺動可能となる。
ここで、車両横方向をY軸、車両上下方向をZ軸、車両前後方向をX軸と定義する。
サスペンションがストロークし、後左輪の衝撃吸収部材変位であるストローク量STRLにより、後左輪の車輪中心の上下方向変位ZRL、後左輪の接地中心の横方向変位であるスカッフ量YRLが生じる。
ストローク量STRLに対するスカッフ量YRLの関係は、サスペンションアームのピボット位置により決まり、本発明では、図5に示すような特性値を予めコントロールユニット17内に備えていることを前提とする。
図5に示すように、衝撃吸収部材27が上下に大きく変位するほど、即ちストローク量STRLの絶対値が大きいほど、発生するスカッフ量YRLは大きくなるように設定されている。
図5において、サスペンションの仮想回転中心位置が高く、車両のロール方向の回転中心であるロールセンタ位置が高い車両の方が、低い車両に比べてスカッフ量が大きいため、本発明の効果がある。また、サスペンションピポット位置を変化させて、ロールセンタを制御するサスペンションを備えた車両においても有効である。
なお、変位計等を用いてスカッフ量YRLを検出可能であれば、ストローク量STRLに対するスカッフ量YRLの関係を示す特性値を予め備えている必要はない。
そして、このようにして導出されたスカッフ量YRLにより、タイヤ横すべり角即ちスリップ角αRLを算出する。
図6は、スカッフによるスリップ角を示す図であり、後左輪2RLを示している。スカッフによるスリップ角αRLは、次式により算出される。
αRL=tan-1(Vy RL/Vx RL) ………(1)
ここで、Vx RLは後左輪での車両前後方向の速度、Vy RLは後左輪のスカッフの時間微分(スカッフ速度)であり、下記(2)式で表される。
VyRL=dYRL/dt ………(2)
また、車両前後方向速度Vx RLは、車輪速度センサ20で検出される車両速度V及びヨーレートセンサ18で検出されるヨーレートγにより算出される値である。
図6(a)に示すように、スカッフ速度Vy RLと車両前後方向速度Vx RLとのベクトルのなす角により、後左輪のスリップ角αRLが求められ、これによりタイヤは横すべりを生じ、右方向へ横力FyRLが作用する。このとき、車輪2RLは2′RLへ移動する。
図6(b)は、スカッフにより発生するスリップ角αRLに相当するトー角ΔδRLを付加した場合を示している。このようにトー角ΔδRLを付加することにより、タイヤは横すべりを生じず、タイヤ横力は発生しない。したがって、車輪2RLは2′RLのように転舵する。
一方、後右輪のスカッフによるスリップ角αRRは、次式により算出される。
αRR=tan-1(VyRR/VxRR) ………(3)
ここで、VxRRは後右輪での車両前後方向の速度、VyRRは後右輪のスカッフの時間微分(スカッフ速度)であり、下記(4)式で表される。
VyRR=dYRR/dt ………(4)
また、車両前後方向速度VxRRは、車輪速度センサ20で検出される車両速度V及びヨーレートセンサ18で検出されるヨーレートγにより算出される値である。
次に、車両1が右旋回を行う際の後輪発生横力について、図7及び図8をもとに説明する。
図7は、車両1を上方から見た図である。車両1が右旋回をした場合、通常、後右輪2RRはリバウンド側(伸び側)、後左輪2RLはバウンド側(縮み側)にストロークする。ストロークすることによりスカッフ変化が生じ、後右輪2RRは2′RRに移動し、後左輪2RLは2′RLに移動する。それに伴い、後右輪2RRのスリップ角はスカッフによりαRR、後左輪のスリップ角はスカッフによりαRL変化する。
そして、車両スリップ角β及びヨーレートγの状態量によって決まる後輪スリップ角βRと、後右輪スリップ角αRR及び後左輪スリップ角αRLとの和が、実際のタイヤ横すべり角となる。
後右輪2RRのスリップ角は、後右輪スリップ角αRRと後輪スリップ角βRとの和であるベクトル24とタイヤのなす角であり、後左輪2RLのスリップ角は、後左輪スリップ角αRLと後輪スリップ角βRとの和であるベクトル25とタイヤのなす角である。旋回外輪(後左輪)のスリップ角は増加するものの、旋回内輪(後右輪)のスリップ角は減少する。
図8は、後輪発生横力とスリップ角との関係を示す図であり、横軸はスリップ角、縦軸は横力である。スリップ角に対する横力は、通常、実線で示す基準特性で表され、車輪の輪荷重の増減に伴って変化する。
車両1が右旋回している場合、旋回に伴って後左輪2RLの輪荷重は増加し、後右輪2RRの輪荷重は減少する。そのため、後左輪2RLの横力特性は破線Lで示すようになり、後右輪2RRの横力特性は一点鎖線Rで示すようになる。
後輪スリップ角βRにおける後左右輪の横力は点A及び点Bで示す値となる。この点A及び点Bで示す横力は、旋回中にスカッフによるスリップ角が生じていないとき、後左右輪に発生する横力である。
そして、旋回時の路面不整等によりサスペンションがストロークしてスカッフが発生すると、このスカッフがスリップ角を発生させ、後左輪2RLはスリップ角αRL、後右輪2RRはスリップ角αRRを生じる。さらに、後左輪2RLと後右輪2RRとの輪荷重が変化(増加)する。
その結果、後左輪2RLの横力特性は破線L’で示すようになり、後右輪2RRの横力特性は一点鎖線R’で示すようになる。そして、後左輪2RLが発生する横力は点Aから点A’へ増加し、後右輪2RRが発生する横力は点Bから点B’へ減少する。
内輪横力は減少し、外輪横力は増加するものの、点Aから点A′への増加量、即ち外輪スカッフによる横力の増加量ΔAは、点Bから点B′への減少量、即ち内輪スカッフによる横力の減少量ΔBと大きさが異なる。そのため、点Aでの横力と点Bでの横力との和と、点A′での横力と点B′での横力との和とは、大きさが異なることになる。即ち、スカッフ変化に伴って内輪と外輪との横力和は変化する。
仮に、従来装置のように、各輪にスカッフにより発生するスリップ角に相当するトー角を付加した場合、後左輪2RLが発生する横力は点A’から点A”へ減少し、後右輪2RRが発生する横力は点B’から点B”へ増加する。
しかし、スカッフによる輪荷重増加の影響により、点A”での横力と点B”での横力との和と、点A′での横力と点B′での横力との和とは、大きさが異なる。つまり、スカッフによるスリップ角に相当するトー角を付加するだけでは、後左右輪の横力和は変動してしまう。
スカッフ変化に伴うタイヤ横力変動が生じると、車両横方向の力の釣り合い及び車両ヨー方向のモーメントの釣り合いに変化が生じ、車両の挙動に影響を及ぼすことがあり、旋回時に運転者の意図する車両操作を妨げ、車両挙動を不安定にするという問題がある。
そこで、本発明では、スカッフ変化に伴うタイヤ横力変動をなくすようなトー角を各輪に付加することにより、安定した車両挙動を実現するようにする。
次に、図2におけるステップS5の目標トー角算出処理の詳細について説明する。
本実施形態における目標トー角とは、スカッフによる横力変動をキャンセルし、輪荷重の変動に対してもタイヤが発生する横力が常に一定となるようなタイヤスリップ角にするためのトー角である。
図9は、前述した図8と同様の状態を示している。旋回中、内輪である後右輪2RRは点B、外輪である後左輪2RLは点Aの状態にある。このとき路面不整等で左右輪の輪荷重が変化し、サスペンションストロークによりスカッフが生じると、従来のサスペンション装置の場合、内輪は点Bから点B’、外輪は点Aから点A’へ状態が変化する。そのため、前述したように、内外輪のそれぞれが発生する横力は変化し、内外輪が発生する横力和も変動することにより、車両挙動を不安定にしてしまう。
そこで、本実施形態では、内輪横力Fyinが、路面不整等によりスカッフが生じていないときの内輪横力となるようにトー角制御を行う。即ち、点Bに示す路面不整等が生じていないときの内輪横力が目標横力Fyin *となり、これは前記ステップS3で算出された横力である。
ここで、内輪横力Fyinの推定は、先ずストローク量ST、ヨーレートγ、横加速度Ay等の車両状態量から内輪輪荷重Wrinを推定し、この内輪輪荷重Wrin及び前記ステップS4で算出した後内輪(後右輪2RR)のスリップ角αRRに基づいて、コントロールユニット17内に格納されているタイヤ特性マップを参照することにより行う。
勿論、ホイールやハブに内蔵される荷重センサにより直接計測するようにしてもよい。
そして、このようにして算出された内輪横力Fyinが前記ステップS3で算出された目標横力Fyin *と等しくなるように、内輪の目標トー角ΔδRRが算出される。また、外輪も同様に外輪横力Fyoutが目標横力Fyout *と等しくなるように、外輪の目標トー角ΔδRLが算出される。
そして、この目標トー角ΔδRRが内輪に付加されることにより、内輪は点B”の状態となり、外輪にトー角ΔδRLが付加されることにより外輪は点A”の状態となる。ここで、点B”での横力と点Bでの横力は等しく、点A”での横力と点Aでの横力は等しいので、内輪と外輪との横力和は、路面不整等によりスカッフが生じているときといないときとで変動することなく、常に一定の大きさとなる。
図10は、本実施形態におけるトー角付加制御を行った場合のスカッフ量、スカッフによるスリップ角、指令トー角の時系列を示しており、図10(a)は後左輪2RL、図10(b)は後右輪2RRについて示している。
図10において、上段がスカッフ変化の時系列応答である。後左輪2RL及び後右輪2RRに図示するようなスカッフ変化が生じた場合、このスカッフ変化量を時間微分し(前記(2)式)、車輪速度で割った値を前記(1)式に代入することで、中段に示すスカッフによるスリップ角が算出される。上段に示すように、後左輪と後右輪とでスカッフ変化に違いを設けているため、中段に示すスカッフによるスリップ角も左右輪異なる結果となる。
最終的に、指令トー角は下段に示す矢印となる。ここで、実線に示す曲線は、タイヤ横力がスカッフ変化にかかわらず一定となるような横力一定トー角であり、破線に示す曲線は、中段に示すスカッフによるスリップ角である。このように、時々刻々と変化するタイヤ横力を推定し、横力一定トー角とスカッフによるスリップ角との差を指令トー角とする。つまり、横力一定トー角がスカッフによるスリップ角を上回った場合にはトー角を減らす方向にδ−だけトー角が付加され、逆の場合にはトー角を増やす方向にδ+だけトー角を付加される。
次に、本実施形態の動作について説明する。
今、ドライバが操舵操作を行わず、自車両が直進走行しているものとする。この場合には、図2に示すトー角付加制御処理において、ステップS2で自車両が旋回状態にないと判断されてトー角付加制御処理を終了し、各車輪にトー角を付加することなく直進走行を継続する。
この状態から、ドライバが右方向へ操舵操作し、自車両が右旋回を行うものとする。このとき、路面不整等がなくサスペンションがストロークしない状態であるとすると、後左右輪には夫々スリップ角βrのみが発生し、このスリップ角βrと輪荷重Wrとに応じた横力が発生する。つまり、図9において、旋回内輪である後右輪2RRは点Bの状態であって内輪横力Fyinが発生し、旋回外輪である後左輪2RLは点Aの状態であって外輪横力Fyoutが発生している状態となる。
サスペンションはストロークしておらず、スカッフによるスリップ角は発生しない状態であるため、ステップS4でスリップ角αRL及びαRRは零(0)に推定され、旋回内外輪の横力和が変動して車両挙動が不安定になることはないと判断される。したがって、ステップS5では目標トー角Δδが零(0)に算出され、各車輪にトー角を付加することなく旋回走行を継続する。
その後、路面不整等によりサスペンションがストロークしたものとすると、ステップS4で、スカッフによるスリップ角αRL及びαRRが推定される。そして、このスリップ角αRL及びαRRの発生と輪荷重の変化とによって、内外輪の横力和が変動すると推定される。つまり、図9において、後右輪2RRは点Bから点B’に状態が変化し、後左輪2RLは点Aから点A’に状態が変化することにより、スカッフが発生していないときと、スカッフが発生しているときとで内外輪の横力和が変化してしまうと推定される。
そこで、ステップS5で、スカッフが発生しているときの内輪横力Fyinが、スカッフが発生していないときの内輪横力である目標横力Fyin *と等しくなるように内輪に対して付加される目標トー角ΔδRRが算出され、スカッフが発生しているときの外輪横力Fyoutが、スカッフが発生していないときの外輪横力である目標横力Fyout *と等しくなるように外輪に対して付加されるトー角ΔδRLが算出される。
そして、この目標トー角ΔδRRを後右輪2RRに対して付加するためのアクチュエータ移動量の指令値が油圧制御装置16に対して出力されることにより、後右輪用アクチュエータ6RRが収縮されて後右輪2RRが右操舵される。また、目標トー角ΔδRLを後左輪2RLに対して付加するためのアクチュエータ移動量の指令値が油圧制御装置16に対して出力されることにより、後左輪用アクチュエータ6RLが伸張されて後左輪2RLが左操舵される。
これにより、図9において、後右輪2RRは点B”の状態となり、後左輪2RLは点A”の状態となる。したがって、旋回内外輪の横力和は、路面不整等が生じてスカッフが発生しているときといないときとで変動することなく、一定の大きさとなる。
このように、上記第1の実施形態では、自車両が旋回状態にあるときには、路面不整等でサスペンションがストロークしてスカッフが発生し、その結果スリップ角が生じたときの旋回内外輪の横力和が変動しないように、各輪にトー角を付加するので、横力和の変動によって車両挙動が不安定になることを抑制することができると共に、運転者に違和感を与えることなく所望の車両操作を行うことができる。
また、自車両が旋回状態にあるときには、スカッフが発生していないときの横力を目標横力として設定し、スカッフが発生しているときの横力を目標横力と一致させるように、各輪にトー角を付加するので、旋回時の路面不整等によりスカッフが発生した場合であっても、常に内外輪の横力和を一定に保つことができ、確実に横力和の変動を抑制することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
この第2の実施形態は、前左右輪の横力和及び後左右輪の横力和が所定の規範モデルに追従するように、各輪にトー角を付加するようにしたものである。
すなわち、コントロールユニット17で実行されるトー角付加制御処理において、第1の実施形態における図2のステップS5で、操舵角δと車両速度Vとに応じて、前二輪の横力和と後二輪の横力和とが所定の規範モデルに一致するように目標トー角Δδを算出することを除いては、図2の処理と同様の処理を実行するため、その詳細な説明は省略する。
ここで、規範モデルは、図11に示すような二輪モデルと呼ばれる前一輪、後一輪の車両モデルを適用する。図中101Fは前輪、101Rは後輪であり、Gは重心である。また、前輪101Fと後輪101Rとの前後方向距離がlであり、重心Gから前輪101Fまでの距離がlf、重心Gから後輪101Rまでの距離がlrであるとする。
また、前輪実舵角をδ、車両横すべり角をβ、ヨーレートをγ、車両速度をVとすると、前輪101F及び後輪101Rが発生するタイヤ横力Fyf及びFyrは、次式で表される。
Fyf=Kf(δ−β−lf・γ/V) ………(5)
Fyr=Kr( −β+lr・γ/V) ………(6)
ここで、Kf,Krは前後輪の等価コーナリングパワーである。
本発明のサスペンション装置を搭載した車両の規範モデルにおける前輪及び後輪の等価コーナリングパワーをKf*,Kr*とすると、規範モデルの前後輪が発生する前輪及び後輪のタイヤ横力即ち目標横力Fyf*,Fyr*は、次式で表される。
Fyf*=Kf*(δ−β−lf・γ/V) ………(7)
Fyr*=Kr*( −β+lr・γ/V) ………(8)
ここで、前輪実舵角δ、車両横すべり角β、ヨーレートγ及び車両速度Vはセンサによる計測値を用いることで、目標横力Fyf*,Fyr*は時々刻々と変化する。
また、規範モデルとなる前輪及び後輪の等価コーナリングパワーKf*,Kr*を変えることで車両挙動を変化させることができる。例えば、直線を高速走行するときには、後輪の等価コーナリングパワーKr*を高めることで横風等の外乱に対する安定性を高めたり、転舵開始時の前輪の等価コーナリングパワーKf*を高めることで車両の回頭性を高めたりすることができる。このように、車両状態に応じて前後輪の等価コーナリングパワーKf*,Kr*を変えることで、あたかも車両の運動性能が向上したように感じることができる。
本実施形態では、前左右両輪の横力平均がFyf*/2となるように前輪に対してトー角付加制御を行い、後左右両輪の横力平均がFyr*/2となるように後輪に対してトー角付加制御を行う。
図12は、本実施形態において、車両が右旋回を行う場合における旋回内輪となる後右輪2RR及び旋回外輪となる後左輪2RLのタイヤスリップ角とタイヤ横力との関係を示している。従来のサスペンションの場合、旋回時に路面不整等でサスペンションがストロークし、スカッフが生じ、さらに各輪の輪荷重が変化すると、内輪は点Bから点B’、外輪は点Aから点A’へ状態が変化し、内外輪の夫々が発生する横力は変化し、その結果、内外輪が発生する横力和も変動する。そのため、車両挙動が不安定となるという問題がある。
そこで本実施形態では、後左右両輪の横力平均が前記(8)式から求められるFyr*/2となるようにトー角の制御を行う。つまり、内輪にトー角ΔδRRを付加することにより内輪は点B”の状態となり、外輪にトー角ΔδRLを付加することにより外輪は点A”の状態となる。
これにより、旋回時に路面不整等によりサスペンションがストロークし、スカッフが生じ、さらに各輪の輪荷重が変化した場合であっても、左右輪が発生する横力の和は常にFyr*となるのでタイヤ横力変動がなくなり、スカッフによる車両平面運動への影響がなくなる。
このように、上記第2の実施形態では、操舵角と車両速度とに応じて、前二輪の横力和と後二輪の横力和とが所定の規範モデルとしての二輪モデルに追従するように各輪にトー角を付加するので、旋回時において路面不整等によりスカッフが発生した場合であっても、常に内外輪の横力和を一定に保つことができ、確実に横力和の変動を抑制することができる。
また、所定の規範モデルとして二輪モデルを適用してトー角制御を行うので、車両の寸法、慣性、タイヤ特性に依存せずに、運転者が望む車両挙動となるような車両にすることができる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
この第3の実施形態は、旋回時に輪荷重に対する横力の比率が内外輪で等しくなるようにしたものである。
すなわち、コントロールユニット17で実行されるトー角付加制御処理において、第1の実施形態における図2のステップS5で、各車輪の輪荷重に応じて、旋回内外輪で輪荷重に対する横力の比率が等しくなるような目標トー角Δδを算出することを除いては、図2の処理と同様の処理を実行するため、その詳細な説明は省略する。
図13は、従来のサスペンションと本発明のサスペンションにおける後左輪(旋回外輪)及び後右輪(旋回内輪)のタイヤ摩擦円に対するタイヤ発生横力を示す図である。図13(a)は、従来のサスペンションの場合を示している。路面の摩擦係数μは両輪で同じであると考えると、車両が右旋回しているとき、旋回外輪である後左輪の方が後右輪より輪荷重が大きいので、タイヤ摩擦円が大きくなり、旋回外輪の輪荷重Wroutに対する旋回外輪が発生する横力Fyroutの割合と、旋回内輪の輪荷重Wrinに対する旋回内輪が発生する横力Fyrinの割合とは一致しない。つまり、Fyrout/Wrout≠Fyrin/Wrinである。
そのため、横加速度が高い状態において、内外輪のタイヤの性能を十分発揮できない。また、輪荷重Wと路面係数μとの積以上の横力をタイヤが無理に発生しようとするため、タイヤトレッド面の磨耗にもつながるという問題がある。
そこで、本発明では、図13(b)に示すように、路面の摩擦係数μを両輪で同じと考えたとき、旋回外輪の輪荷重Wroutに対する旋回外輪が発生する横力Fyroutの割合と、旋回内輪の輪荷重Wrinに対する旋回内輪が発生する横力Fyrinの割合とを一致させるようにする。つまり、次式の関係を満たすような目標トー角を付加する。
Fyrout/Wrout=Fyrin/Wrin ………(9)
ここで、後輪発生横力和Fyrは
Fyr=Fyrout+Fyrin ………(10)
であり、この後輪発生横力和Fyrは、前述した第2の実施形態における規範モデルの横力とする。なお、本実施形態では、左右輪の横力和が前述した二輪モデルに追従する場合について説明したが、これに限定されるものではない。
そして、前記(9)及び(10)式によって算出されるFyrout及びFyrinを後外輪の目標横力Fyr* out及びFyr* inとして設定し、各輪の発生横力が目標横力に一致するように目標トー角Δδを算出してトー角付加制御を行う。
図14は、本実施形態における旋回内輪となる後右輪及び旋回外輪となる後左輪のタイヤスリップ角とタイヤ横力との関係を示す図である。従来のサスペンションの場合、旋回時に路面不整等でサスペンションがストロークし、スカッフが生じ、さらに輪荷重が変化すると、内外輪の夫々が発生する横力は変化し、内外輪が発生する横力和も変動し、車両挙動を不安定にしてしまう。
しかし、本実施形態では、内輪及び外輪の目標横力は、前記(9)及び(10)式で算出されるFyr* out,Fyr* inとなり、輪荷重に対するタイヤ発生横力の割合が左右輪で等しくなり、両輪のタイヤ横力の性能を十分に発揮する。
また、後輪発生横力和Fyrは、規範モデルに追従するように設定するので、左右両輪が発生する横力和の変動がなくなり、車両挙動に影響を及ぼすことがなくなる。
このように、上記第4の実施形態では、旋回時における輪荷重に対する横力の比率が内外輪で等しくなるように各輪にトー角を付加するので、タイヤが発生し得る横力内で横力を発生させることができ、タイヤの特性を十分に生かすことができると共に、内輪横力が先に飽和する現象、若しくは外輪横力が先に飽和する現象をなくすことができる。
なお、上記各実施形態においては、図4に示すようなダブルウィッシュボーンタイプのサスペンションで、図5に示すようなスカッフ変化特性を持つ場合について説明したが、これに限定されるものではなく、サスペンションの形式は、ストラットタイプでもマルチリンクタイプでも適用可能であり、トー角を付加可能なサスペンションタイプであれば適用することができる。さらに、スカッフ変化特性は図6に示すような特性ではなく、トー角制御するアクチュエータの稼動範囲内であれば、どのような特性でも可能である。
本発明の実施形態における車両の概略構成図である。 図1のコントロールユニットで実行されるトー角付加制御処理を示すフローチャートである。 アクチュエータ位置制御の制御ループを示す図である。 後左輪のサスペンション装置の座標系とストロークセンサを示す図である。 サスペンションストロークとスカッフ量との関係を示す図である。 スカッフにより生じるスリップ角を説明する図である。 右旋回時における後輪発生横力を説明する図である。 トー角制御を行わない場合の後輪発生横力とスリップ角との関係を示す図である。 第1の実施形態における後輪発生横力とスリップ角との関係を示す図である。 本発明におけるトー角制御の時系列を示す図である。 二輪モデルを説明する図である。 第2の実施形態における後輪発生横力とスリップ角との関係を示す図である。 タイヤ摩擦円に対するタイヤ発生横力を示す図である。 第3の実施形態における後輪発生横力とスリップ角との関係を示す図である。
符号の説明
1 車両
2FL〜RR 車輪
6FL〜RR アクチュエータ
10 前輪サスペンションメンバ
11 後輪サスペンションメンバ
12FL〜RR ストロークセンサ
16 油圧制御装置
17 コントロールユニット
18 ヨーレートセンサ
19 横加速度センサ
20 車輪速センサ
21 操舵角センサ
22 操舵トルクセンサ

Claims (3)

  1. 各車輪のトー角を個別に制御する車両用サスペンション装置において、
    車両が旋回中であることを検出する旋回検出手段と、各車輪の上下ストローク量を検出するストローク量検出手段と、該ストローク量検出手段で検出された上下ストローク量に基づいて車輪のスリップ角を算出するスリップ角演算手段と、前記旋回検出手段で車両が旋回中であることを検出したとき、前記スリップ角演算手段で算出されたスリップ角による旋回内外輪の横力和の変動が抑制されるように、各輪のトー角を制御するトー角制御手段とを備えていることを特徴とする車両用サスペンション装置。
  2. 操舵角を検出する操舵角検出手段と、車速を検出する車速検出手段とを有し、前記トー角制御手段は、前記操舵角検出手段で検出された操舵角と前記車速検出手段で検出された車速とに基づいて、所定の規範モデルから前輪及び後輪の横力を算出し、それらの横力を目標値として前記横力和が夫々追従するように、各輪のトー角を制御することを特徴とする請求項1に記載の車両用サスペンション装置。
  3. 各輪の輪荷重を検出する輪荷重検出手段を有し、前記トー角制御手段は、前記輪荷重検出手段で検出された各輪の輪荷重に応じて、当該輪荷重に対する発生横力の比率が旋回内外輪で同等又は略同等となるように、各輪のトー角を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用サスペンション装置。
JP2004246937A 2004-08-26 2004-08-26 車両用サスペンション装置 Withdrawn JP2006062505A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004246937A JP2006062505A (ja) 2004-08-26 2004-08-26 車両用サスペンション装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004246937A JP2006062505A (ja) 2004-08-26 2004-08-26 車両用サスペンション装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006062505A true JP2006062505A (ja) 2006-03-09

Family

ID=36109358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004246937A Withdrawn JP2006062505A (ja) 2004-08-26 2004-08-26 車両用サスペンション装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006062505A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007283880A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Toyota Motor Corp 車両の走行制御装置
WO2008047481A1 (fr) * 2006-10-20 2008-04-24 Honda Motor Co., Ltd. Dispositif de commande d'angle de braquage de roues arrière de véhicule
JP2008201168A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Honda Motor Co Ltd 操舵システム
JP2008296700A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Honda Motor Co Ltd 車両の後輪トー角可変制御装置
WO2010103810A1 (ja) * 2009-03-10 2010-09-16 本田技研工業株式会社 車両の後輪トー角制御装置
CN102120416A (zh) * 2010-01-07 2011-07-13 福特全球技术公司 调节机动车冷却空气流的方法与设备
JP2011207464A (ja) * 2009-08-18 2011-10-20 Toyota Motor Corp 車両の制御装置
KR101312441B1 (ko) 2011-11-18 2013-09-27 한국타이어 주식회사 타이어 횡력 검출방법 및 장치
US9902380B2 (en) 2013-11-01 2018-02-27 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Saddle-straddling type motor vehicle and wheel force acquisition device
WO2019027041A1 (ja) * 2017-08-03 2019-02-07 マツダ株式会社 車両のサスペンション装置
WO2019027042A1 (ja) * 2017-08-03 2019-02-07 マツダ株式会社 車両のサスペンション装置
JP2019202571A (ja) * 2018-05-21 2019-11-28 Ntn株式会社 車両システムおよびそれを備えた車両
KR20200040009A (ko) * 2018-10-08 2020-04-17 현대자동차주식회사 후륜조향장치의 토우가변제어 방법

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007283880A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Toyota Motor Corp 車両の走行制御装置
WO2008047481A1 (fr) * 2006-10-20 2008-04-24 Honda Motor Co., Ltd. Dispositif de commande d'angle de braquage de roues arrière de véhicule
US8554416B2 (en) 2006-10-20 2013-10-08 Honda Motor Co., Ltd. Rear wheel steering angle controlling device for vehicles
JP2008201168A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Honda Motor Co Ltd 操舵システム
JP2008296700A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Honda Motor Co Ltd 車両の後輪トー角可変制御装置
WO2010103810A1 (ja) * 2009-03-10 2010-09-16 本田技研工業株式会社 車両の後輪トー角制御装置
US8463506B2 (en) 2009-03-10 2013-06-11 Honda Motor Co., Ltd. Rear wheel toe angle control system
JP5432984B2 (ja) * 2009-03-10 2014-03-05 本田技研工業株式会社 車両の後輪トー角制御装置
US8909386B2 (en) 2009-08-18 2014-12-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle control system
JP2011207464A (ja) * 2009-08-18 2011-10-20 Toyota Motor Corp 車両の制御装置
CN102770322A (zh) * 2009-08-18 2012-11-07 丰田自动车株式会社 车辆控制系统
CN102770322B (zh) * 2009-08-18 2015-07-22 丰田自动车株式会社 车辆控制系统
CN102120416A (zh) * 2010-01-07 2011-07-13 福特全球技术公司 调节机动车冷却空气流的方法与设备
KR101312441B1 (ko) 2011-11-18 2013-09-27 한국타이어 주식회사 타이어 횡력 검출방법 및 장치
US9902380B2 (en) 2013-11-01 2018-02-27 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Saddle-straddling type motor vehicle and wheel force acquisition device
WO2019027041A1 (ja) * 2017-08-03 2019-02-07 マツダ株式会社 車両のサスペンション装置
WO2019027042A1 (ja) * 2017-08-03 2019-02-07 マツダ株式会社 車両のサスペンション装置
JP2019026196A (ja) * 2017-08-03 2019-02-21 マツダ株式会社 車両のサスペンション装置
US11167612B2 (en) * 2017-08-03 2021-11-09 Mazda Motor Corporation Vehicle suspension device
JP2019202571A (ja) * 2018-05-21 2019-11-28 Ntn株式会社 車両システムおよびそれを備えた車両
KR20200040009A (ko) * 2018-10-08 2020-04-17 현대자동차주식회사 후륜조향장치의 토우가변제어 방법
KR102540888B1 (ko) 2018-10-08 2023-06-08 현대자동차주식회사 후륜조향장치의 토우가변제어 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7516965B2 (en) Variable rear wheel toe angle control system for a vehicle
US6654674B2 (en) Enhanced system for yaw stability control system to include roll stability control function
KR102172306B1 (ko) 차량 거동 제어 장치
JP4114679B2 (ja) 車両の減衰力制御装置
WO2020003550A1 (ja) ステアリング制御装置及びステアリング装置
JP2018161954A (ja) 車両制御装置、および、車両
JP6553256B1 (ja) ステアリング制御装置及びステアリング装置
JP2006062505A (ja) 車両用サスペンション装置
JP2020075582A (ja) 車両のサスペンション制御装置
EP1892179B1 (en) Variable rear wheel toe angle control system for a vehicle
WO2022061607A1 (zh) 悬架控制方法、悬架控制装置和车辆
JP5808615B2 (ja) サスペンション制御装置
JPH046563B2 (ja)
JP4228837B2 (ja) 車輪速度推定装置、車体速度推定装置、および車両挙動制御装置
JP5083025B2 (ja) 車両の制駆動力制御装置
JPS63188512A (ja) 車両用姿勢制御装置
JP2005343400A (ja) 車両用サスペンション装置
JP7635694B2 (ja) 車両
JP2010215068A (ja) 車両の制御装置
JP7574763B2 (ja) 車両、及び車両用サスペンションの制御方法
JP2011116164A (ja) 車両用制御装置
KR20180068742A (ko) 급제동 차량의 안정화 제어 방법 및 안정화 제어 시스템
JPH05131951A (ja) 車両のキヤスタ角制御装置
JP2969315B2 (ja) 車両用サスペンション制御装置
JP2012206553A (ja) 車両用制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070727

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090805