JP2006056190A - 中空構造物の中空室遮断具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 中空構造物の中空室内に遮断具本体をしっかりと固定することのできる中空構造物の中空室遮断具を提供する。
【解決手段】 加熱により発泡して発泡体となる発泡性基材24と、前記発泡性基材24の表裏両面のうち少なくとも一方の面に配設されるホルダプレート21,22によって遮断具本体20が構成されるとともに、前記遮断具本体20を中空構造物の中空室内に固定するための固定手段を備える中空構造物の中空室遮断具10であって、前記固定手段は、前記中空構造物の壁面を間に挟んで前記遮断具本体20と反対側に配設される固定具本体30と、前記中空構造物の壁面に設けられた取付孔55a,55bを貫通するとともに、前記固定具本体30と前記遮断具本体20とを連結する連結部材40によって構成されている。これにより、中空構造物の中空室内に遮断具本体20がしっかりと取り付けられる。
【選択図】 図1
【解決手段】 加熱により発泡して発泡体となる発泡性基材24と、前記発泡性基材24の表裏両面のうち少なくとも一方の面に配設されるホルダプレート21,22によって遮断具本体20が構成されるとともに、前記遮断具本体20を中空構造物の中空室内に固定するための固定手段を備える中空構造物の中空室遮断具10であって、前記固定手段は、前記中空構造物の壁面を間に挟んで前記遮断具本体20と反対側に配設される固定具本体30と、前記中空構造物の壁面に設けられた取付孔55a,55bを貫通するとともに、前記固定具本体30と前記遮断具本体20とを連結する連結部材40によって構成されている。これにより、中空構造物の中空室内に遮断具本体20がしっかりと取り付けられる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、発泡性基材を外部加熱により発泡膨張させて発泡体とすることで中空構造物の中空室内を遮断する中空室遮断具に関する。
従来、車両ボディの中空パネル(ピラー、ロッカーパネル、ルーフサイドパネル、ホイールハウス等)のような中空構造物の中空室内を発泡体で遮断し、その中空構造物の制振、防音等の効果を高めるために用いられる中空室遮断具として、例えば、[特許文献1]に開示された中空構造物の中空室遮断具が知られている。
[特許文献1]に開示された中空構造物の中空室遮断具によれば、外部加熱により発泡膨張して発泡体となる発泡性基材と、前記発泡性基材を中空構造物の中空室内に保持するためのホルダプレートによって遮断具本体が構成される。この遮断具本体は、ホルダプレートに対し一体的に設けられた合成樹脂製の取付クリップによって中空構造物の中空室内に取付けられる。
ところで、中空構造物が車両ボディ用の中空パネルである場合には、この中空パネルの内面及び外面に対して電着塗装を施すために、この中空パネルが電着塗装用の塗料槽に浸漬される。この中空パネルの内外面に電着塗装が施された後は、この中空パネルが加熱炉等に運ばれて電着塗装の焼付けが行われる。この焼付け工程時の加熱によって、一対のホルダプレートによって保持された発泡性基材が発泡膨張して発泡体となり、この発泡体によって中空構造物の中空室内が隙間なく遮断される。
ところで、中空構造物が車両ボディ用の中空パネルである場合には、この中空パネルの内面及び外面に対して電着塗装を施すために、この中空パネルが電着塗装用の塗料槽に浸漬される。この中空パネルの内外面に電着塗装が施された後は、この中空パネルが加熱炉等に運ばれて電着塗装の焼付けが行われる。この焼付け工程時の加熱によって、一対のホルダプレートによって保持された発泡性基材が発泡膨張して発泡体となり、この発泡体によって中空構造物の中空室内が隙間なく遮断される。
しかしながら、上述した従来の中空構造物の中空室遮断具によれば、遮断具本体が合成樹脂製の取付クリップによって中空構造物の壁面に取り付けられているために、中空構造物の壁面に対する遮断具本体の固定強度が不十分であるという問題があった。すなわち、中空構造物の中空室内に電着塗装用の塗料が勢いよく流入した際には、取付クリップが中空構造物の壁面に設けられた取付孔から脱落してしまうので、この流入した塗料の液圧によって遮断具本体が倒されてしまう場合があった。遮断具本体が倒されると、発泡性基材が不必要な方向に発泡膨張してしまうので、発泡体によって中空室の断面を隙間無く遮断することができなくなるので問題であった。
そこで本発明は、中空構造物の中空室内に遮断具本体をしっかりと固定することのできる中空構造物の中空室遮断具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための第1の発明は、加熱により発泡して発泡体となる発泡性基材と、前記発泡性基材の表裏両面のうち少なくとも一方の面に配設されるホルダプレートによって遮断具本体が構成されるとともに、前記遮断具本体を中空構造物の中空室内に固定するための固定手段を備える中空構造物の中空室遮断具であって、前記固定手段は、前記中空構造物の壁面を間に挟んで前記遮断具本体と反対側に配設される固定具本体と、前記中空構造物の壁面に設けられた取付孔を貫通するとともに、前記固定具本体と前記遮断具本体とを連結する連結部材によって構成されていることを特徴とする中空構造物の中空室遮断具である。この第1の発明によれば、遮断具本体を取付クリップ等によって中空構造物の壁面に対して取り付ける構造ではなく、中空構造物の壁面に設けられた取付孔を貫通する連結部材、及び、この連結部材によって連結される固定具本体によって遮断具本体を固定する構造であるために、中空構造物の中空室内に遮断具本体がしっかりと取り付けられる。この場合、中空構造物の中空室内に電着塗装用の塗料液が勢いよく流入した場合であっても、遮断具本体が中空構造物の中空室内で倒れることが防止される。
第2の発明は、上記第1の発明において、発泡性基材の表裏両面には一対のホルダプレートが配設されており、一方のホルダプレートには組み付け用のクリップが設けられるとともに、他方のホルダプレートには前記組み付け用のクリップに対応する位置に係合孔が設けられており、連結部材には閂孔が形成されており、前記組み付け用のクリップが前記閂孔を貫通して前記係合孔に係合していることを特徴とする中空構造物の中空室遮断具である。この第2の発明によれば、一対のホルダプレートを相互に組み付けるための組み付け用のクリップを、前記連結部材が遮断具本体から離れてしまうことを防止するための閂(かんぬき)部材として兼用することができる。これにより、中空構造物の中空室遮断具の製造コストを低減できるという効果が得られる。
第3の発明は、上記第2の発明において、係合孔の孔縁部には、該係合孔からの組み付け用のクリップの抜けを防止するための抜止爪が一体的に設けられていることを特徴とする中空構造物の中空室遮断具である。この第3の発明によれば、一対のホルダプレートを相互に組み付けるための組み付け用のクリップが係合孔から抜けることを防止することができるので、中空構造物の中空室内において、一対のホルダプレートが分解して発泡性基材が思わぬ場所で発泡してしまうといった不具合を有効に防止することができる。
第4の発明は、上記第1の発明において、連結部材の先端には抜け止め用のクリップが形成されており、遮断具本体に設けられた挿入孔に前記連結部材が挿入されるとともに、前記挿入孔の内部に前記抜け止め用のクリップが係合して前記連結部材の抜け止めがなされていることを特徴とする中空構造物の中空室遮断具である。この第4の発明によれば、遮断具本体に設けられた挿入孔から連結部材が抜けてしまうのを簡易に防止することができる。
第5の発明は、上記第1から第4の発明のうちいずれか1つの発明において、ホルダプレートには倒れ防止用のリブが設けられており、前記倒れ防止用のリブによって遮断具本体が中空構造物の中空室内において倒れることが防止されていることを特徴とする中空構造物の中空室遮断具である。この第5の発明によれば、中空構造物の中空室内に電着塗装用の塗料液が勢いよく流入した場合であっても、遮断具本体が中空構造物の中空室内で倒れることが防止される。
第6の発明は、上記第1から第5の発明のうちいずれか1つの発明において、固定具本体は、加熱により発泡して発泡体となる発泡性基材と、前記発泡性基材の表裏両面のうち少なくとも一方の面に配設されるホルダプレートによって構成されていることを特徴とする中空構造物の中空室遮断具である。この第6の発明によれば、遮断具本体を固定するための固定具本体を、「遮断具本体」として兼用することができる。すなわち、中空構造物の中空室がその長手方向に沿って2つの中空室に仕切られているような場合に、遮断具本体によって一方の中空室を遮断することができるだけでなく、遮断具本体を固定するための固定具本体によって他方の中空室をも遮断することができる。これにより、遮断具本体を中空構造物の中空室内にしっかりと取り付けることができるだけでなく、中空構造物が2つの中空室に仕切られている場合であっても、それら2つの中空室を同時に遮断できるという効果が得られる。
本発明によれば、中空構造物の中空室内に遮断具本体をしっかりと固定することのできる中空構造物の中空室遮断具を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る中空構造物の中空室遮断具10の斜視図であり、図2は、同じく中空室遮断具10の正面図である。本実施の形態に係る中空室遮断具10は、例えば車両のボディピラー、ロッカーパネル、ルーフサイドパネル、ホイールハウス等の中空構造物の中空室内を発泡体で遮断し、その中空構造物の制振、防音、補強等の効果を高めるための装置である。図1、図2に示すように、中空室遮断具10は、遮断具本体20と、固定具本体30と、それら両本体を連結するための連結部材40(40a,40b)によって構成される。
図1は、本実施の形態に係る中空構造物の中空室遮断具10の斜視図であり、図2は、同じく中空室遮断具10の正面図である。本実施の形態に係る中空室遮断具10は、例えば車両のボディピラー、ロッカーパネル、ルーフサイドパネル、ホイールハウス等の中空構造物の中空室内を発泡体で遮断し、その中空構造物の制振、防音、補強等の効果を高めるための装置である。図1、図2に示すように、中空室遮断具10は、遮断具本体20と、固定具本体30と、それら両本体を連結するための連結部材40(40a,40b)によって構成される。
まず、遮断具本体20の構成について説明する。
図3は、遮断具本体20の組み付け前の状態を示す斜視図である。図3に示すように、遮断具本体20は、第1のホルダプレート21及び第2のホルダプレート22(一対のホルダプレート21,22)により構成されるホルダ体23、及びこのホルダ体23によって中空構造物の中空室内に保持される発泡性基材24によって構成されている。第1のホルダプレート21及び第2のホルダプレート22は、耐熱性の熱可塑性合成樹脂(例えば66ナイロン等)が板状に射出成形されたものであり、遮断しようとする中空構造物の中空室に対応した形状に形成されている。
図3は、遮断具本体20の組み付け前の状態を示す斜視図である。図3に示すように、遮断具本体20は、第1のホルダプレート21及び第2のホルダプレート22(一対のホルダプレート21,22)により構成されるホルダ体23、及びこのホルダ体23によって中空構造物の中空室内に保持される発泡性基材24によって構成されている。第1のホルダプレート21及び第2のホルダプレート22は、耐熱性の熱可塑性合成樹脂(例えば66ナイロン等)が板状に射出成形されたものであり、遮断しようとする中空構造物の中空室に対応した形状に形成されている。
図3に示すように、第2のホルダプレート22の一方の面には5つの保持クリップ25a〜25eが一体的に突設されており、この第2のホルダプレート22に対向して配置される第1のホルダプレート21には、5つの保持クリップ25a〜25eにそれぞれ対応する位置に5つの保持孔26a〜26eが設けられている。発泡性基材24には5つの貫通孔27a〜27dが設けられており、5つの保持クリップ25a〜25eがこれら5つの貫通孔27a〜27dを貫通して保持孔26a〜26eにそれぞれ嵌挿される。これにより、発泡性基材24を間に挟んだ状態で一対のホルダプレート21,22が相互に組みつけられる。
また、図3に示すように、発泡性基材24の一方の面には段差状に凹んだ凹部28a,28bが2箇所に設けられている。この2箇所の凹部28a,28bと第1のホルダプレート21との間に形成される挿入孔29a,29bの内部には、前述した連結部材40a,40bがそれぞれ挿入される(図1参照)。
発泡性基材24は、どのような発泡性材料により形成されてもよいが、好ましくは、外部加熱により発泡する発泡剤を混入した合成樹脂系の発泡性材料により形成される。特に好ましくは、金属面や合成樹脂面に対して接着性を有する合成樹脂を主成分とし、これにガラス繊維のような繊維状物質等が混合され、車両ボディの焼き付け工程時の熱(例えば、110℃〜190℃前後の温度)によって発泡し発泡体となる発泡性材料により形成される。このような接着性を有する発泡性材料としては、例えば、特開平9−176356号公報等に開示されたものが知られている。
次に、固定具本体30の構成について説明する。
固定具本体30の基本的な構成は、上述した遮断具本体20とほぼ同じである。すなわち、図1に示すように、固定具本体30は、第1のホルダプレート31及び第2のホルダプレート32(一対のホルダプレート31,32)により構成されるホルダ体33、及びこのホルダ体33によって中空構造物の中空室内に保持される発泡性基材34によって構成されている。第1のホルダプレート31及び第2のホルダプレート32は、耐熱性の熱可塑性合成樹脂(例えば66ナイロン等)が板状に射出成形されたものであり、遮断しようとする中空構造物の中空室に対応した形状に形成されている(本実施の形態では、略U字型でかつ細長い形状に形成されている)。第1のホルダプレート31及び第2のホルダプレート32は、互いに対向して配置されるとともに、台座部35a,35bを介して一体的に結合されており、この台座部35a,35bから2本の連結部材40a,40bがそれぞれ突出して設けられている。この2本の連結部材40a,40bは、平板状の細長い部材であり、その略中央部に閂孔41a,41bがそれぞれ形成されている。また、一方の台座部35bには、固定具本体30を中空構造物の壁面に設けられた取付孔に仮止めするための合成樹脂製のクリップ36が一体的に設けられている。
固定具本体30の基本的な構成は、上述した遮断具本体20とほぼ同じである。すなわち、図1に示すように、固定具本体30は、第1のホルダプレート31及び第2のホルダプレート32(一対のホルダプレート31,32)により構成されるホルダ体33、及びこのホルダ体33によって中空構造物の中空室内に保持される発泡性基材34によって構成されている。第1のホルダプレート31及び第2のホルダプレート32は、耐熱性の熱可塑性合成樹脂(例えば66ナイロン等)が板状に射出成形されたものであり、遮断しようとする中空構造物の中空室に対応した形状に形成されている(本実施の形態では、略U字型でかつ細長い形状に形成されている)。第1のホルダプレート31及び第2のホルダプレート32は、互いに対向して配置されるとともに、台座部35a,35bを介して一体的に結合されており、この台座部35a,35bから2本の連結部材40a,40bがそれぞれ突出して設けられている。この2本の連結部材40a,40bは、平板状の細長い部材であり、その略中央部に閂孔41a,41bがそれぞれ形成されている。また、一方の台座部35bには、固定具本体30を中空構造物の壁面に設けられた取付孔に仮止めするための合成樹脂製のクリップ36が一体的に設けられている。
遮断具本体20に対して固定具本体30を連結する際の態様について説明する。
図1、図3に示すように、第1のホルダプレート21には、ヒンジ部42a,42bを介して組み付け用のクリップ43a,43bが一体的に設けられている。第2のホルダプレート22には、前記組み付け用のクリップ43a,43bに対応する位置に係合孔44a,44bがそれぞれ設けられている。遮断具本体20に対して固定具本体30を連結する際には、遮断具本体20に形成された挿入孔29a,29bに2本の連結部材40a,40bをそれぞれ挿入した後に、前記組み付け用のクリップ43a,43bを係合孔44a,44bにそれぞれ係合させる。これにより、組み付け用のクリップ43a,43bは、連結部材40a,40bに設けられた閂孔41a,41bを貫通した状態となるので、2本の連結部材40a,40bは挿入孔29a,29bに挿入された状態で抜け止め(閂止め)がなされることになる。つまり、一対のホルダプレート21,22を相互に組み付けるための組み付け用のクリップ43a,43bを、連結部材40a,40bが遮断具本体20から離れてしまうことを防止するための閂(かんぬき)部材として兼用することができる。これにより、中空室遮断具10の製造コストを低減できるという効果がある。
図1、図3に示すように、第1のホルダプレート21には、ヒンジ部42a,42bを介して組み付け用のクリップ43a,43bが一体的に設けられている。第2のホルダプレート22には、前記組み付け用のクリップ43a,43bに対応する位置に係合孔44a,44bがそれぞれ設けられている。遮断具本体20に対して固定具本体30を連結する際には、遮断具本体20に形成された挿入孔29a,29bに2本の連結部材40a,40bをそれぞれ挿入した後に、前記組み付け用のクリップ43a,43bを係合孔44a,44bにそれぞれ係合させる。これにより、組み付け用のクリップ43a,43bは、連結部材40a,40bに設けられた閂孔41a,41bを貫通した状態となるので、2本の連結部材40a,40bは挿入孔29a,29bに挿入された状態で抜け止め(閂止め)がなされることになる。つまり、一対のホルダプレート21,22を相互に組み付けるための組み付け用のクリップ43a,43bを、連結部材40a,40bが遮断具本体20から離れてしまうことを防止するための閂(かんぬき)部材として兼用することができる。これにより、中空室遮断具10の製造コストを低減できるという効果がある。
図4は、図2に示す遮断具本体20のA−A線断面図である。この図4には、組み付け用のクリップ43a,43bが係合孔44a,44bに係合している状態を二点破線で示しており、組み付け用のクリップ43a,43bが係合孔44a,44bから抜け出て外れている状態を実線で示している。
図4に示すように、係合孔44a,44bの孔縁部には、該係合孔44a,44bからの組み付け用のクリップ43a,43bの抜けを防止するための抜止爪45a,45bが一体的に設けられている。すなわち、図4中の実線及び二点破線に示すように、この抜止爪45a,45bは、組み付け用のクリップ43a,43bが係合孔44a,44bに入り込むときには、その組み付け用のクリップ43a,43bの回転中心(薄肉ヒンジ部46a,46b)側から見て外面側に弾性的に当接して適度な抵抗感を付与するようになっている。組み付け用のクリップ43a,43bが係合孔44a,44bから抜け出るときには、その組み付け用のクリップ43a,43bの回転中心側から見て外面側を弾性的に押さえつけることによって、組み付け用クリップ43a,43bの抜け方向への移動を妨げるようになっている。これにより、組み付け用のクリップ43a,43bが係合孔44a,44bから抜けることを防止することができるので、中空構造物の中空室内において、一対のホルダプレート21,22が分解して発泡性基材24が思わぬ場所で発泡してしまうといった不具合を防止することができる。
図4に示すように、係合孔44a,44bの孔縁部には、該係合孔44a,44bからの組み付け用のクリップ43a,43bの抜けを防止するための抜止爪45a,45bが一体的に設けられている。すなわち、図4中の実線及び二点破線に示すように、この抜止爪45a,45bは、組み付け用のクリップ43a,43bが係合孔44a,44bに入り込むときには、その組み付け用のクリップ43a,43bの回転中心(薄肉ヒンジ部46a,46b)側から見て外面側に弾性的に当接して適度な抵抗感を付与するようになっている。組み付け用のクリップ43a,43bが係合孔44a,44bから抜け出るときには、その組み付け用のクリップ43a,43bの回転中心側から見て外面側を弾性的に押さえつけることによって、組み付け用クリップ43a,43bの抜け方向への移動を妨げるようになっている。これにより、組み付け用のクリップ43a,43bが係合孔44a,44bから抜けることを防止することができるので、中空構造物の中空室内において、一対のホルダプレート21,22が分解して発泡性基材24が思わぬ場所で発泡してしまうといった不具合を防止することができる。
上述のように構成される中空室遮断具10が中空構造物50の中空室54内に配設される態様について、図5を参照しながら説明する。
図5は、中空構造物50の中空室54内に中空室遮断具10が配設されている状態を示す正面図である。図5に示すように、中空構造物50は、インナパネル51とアウタパネル52とが互いのフランジ部51f,52fにおいてスポット溶接されて筒状に構成された構造物である。インナパネル51とアウタパネル52との間にはリインフォースメントパネル53が配設されている。このリインフォースメントパネル53は、中空構造物50の物理的強度を補強するための補強部材として機能するとともに、中空構造物50を構成する壁面の一部として機能する。中空構造物50の内部は、リインフォースメントパネル53によって2つの中空室に仕切られている。すなわち、インナパネル51とリインフォースメントパネル53によって、第1の中空室54aが構成されている。アウタパネル52とリインフォースメントパネル53によって、第2の中空室54bが構成されている。
図5は、中空構造物50の中空室54内に中空室遮断具10が配設されている状態を示す正面図である。図5に示すように、中空構造物50は、インナパネル51とアウタパネル52とが互いのフランジ部51f,52fにおいてスポット溶接されて筒状に構成された構造物である。インナパネル51とアウタパネル52との間にはリインフォースメントパネル53が配設されている。このリインフォースメントパネル53は、中空構造物50の物理的強度を補強するための補強部材として機能するとともに、中空構造物50を構成する壁面の一部として機能する。中空構造物50の内部は、リインフォースメントパネル53によって2つの中空室に仕切られている。すなわち、インナパネル51とリインフォースメントパネル53によって、第1の中空室54aが構成されている。アウタパネル52とリインフォースメントパネル53によって、第2の中空室54bが構成されている。
図5に示すように、第1の中空室54aには遮断具本体20が配設されており、第2の中空室54bには固定具本体30が配設されている。つまり、リインフォースメントパネル53を間に挟んで、遮断具本体20と固定具本体30が互いに反対側に配設されている。リインフォースメントパネル53には2つの取付孔55a,55bが設けられており、この2つの取付孔55a,55bには、2本の連結部材40a,40bがそれぞれ貫通している。そして、この2本の連結部材40a,40bによって、遮断具本体20と固定具本体30が互いに連結されている。
このように、本実施の形態に係る中空室遮断具10によれば、遮断具本体20は、リインフォースメントパネル53に設けられた取付孔55a,55bを貫通する2本の連結部材40a,40b、及び、この連結部材40a,40bによって連結される固定具本体30によって固定される構造となっている。したがって、遮断具本体20が中空構造物50の第1の中空室54a内にしっかりと取り付けられる。この場合、中空構造物50の中空室54内に電着塗装用の塗料液(ED液)が勢いよく流入した場合であっても、その塗料液の液圧によって遮断具本体20が倒されることが防止される。
また、第1のホルダプレート21及び第2のホルダプレート22には、遮断具本体20が第1の中空室54aにおいて倒れることを防止するためのリブ47a〜47dが一体的に設けられている。これにより、中空構造物50の第1の中空室54a内に電着塗装用の塗料液が勢いよく流入した場合であっても、遮断具本体20が塗料液の液圧によって倒されることがより効果的に防止されている。
図6は、図5に示す中空室遮断具10のB−B線断面図であって、発泡性基材24,34が外部加熱により発泡膨張する前の状態を示している。図7は、同じく図5に示す中空室遮断具10のB−B線断面図であって、発泡性基材24が外部加熱により発泡膨張した後の状態を示している。
中空構造物50が車両ボディを構成するパネルである場合、その車両ボディの内面及び外面に電着塗装が施された後に、その車両ボディが焼付炉等に運ばれて塗装の焼付け工程が実施される。その焼付け工程時の外部加熱によって、発泡性基材24,34が発泡膨張して発泡体24a,34aになる。
図7に示すように、発泡性基材24,34が外部加熱により発泡膨張すると、発泡体24a,34aが中空構造物50の内壁面に追従して密着し、第1の中空室54a及び第2の中空室54bの内部をほぼ隙間なく遮断する。第1の中空室54a及び第2の中空室54bが発泡体24a,34aによって隙間なく遮断されると、中空構造物50の制振、防音、補強等の効果が高められる。
中空構造物50が車両ボディを構成するパネルである場合、その車両ボディの内面及び外面に電着塗装が施された後に、その車両ボディが焼付炉等に運ばれて塗装の焼付け工程が実施される。その焼付け工程時の外部加熱によって、発泡性基材24,34が発泡膨張して発泡体24a,34aになる。
図7に示すように、発泡性基材24,34が外部加熱により発泡膨張すると、発泡体24a,34aが中空構造物50の内壁面に追従して密着し、第1の中空室54a及び第2の中空室54bの内部をほぼ隙間なく遮断する。第1の中空室54a及び第2の中空室54bが発泡体24a,34aによって隙間なく遮断されると、中空構造物50の制振、防音、補強等の効果が高められる。
本実施の形態に係る中空室遮断具10によれば、遮断具本体20が第1の中空室54a内において倒されることがほとんどなく、発泡性基材24が不必要な方向に発泡することがほとんどなくなる。したがって、第1の中空室54aの内部を発泡体24aによってほぼ確実に遮断することが可能になる。
また、遮断具本体20を固定するための固定具本体30を、「遮断具本体」として兼用することができる。すなわち、本実施の形態のように、中空構造物50の中空室54がその長手方向に沿って2つの中空室に仕切られているような場合に、遮断具本体20によって第1の中空室54aを遮断することができるだけでなく、固定具本体30によって第2の中空室54bをも遮断することができる。つまり、中空構造物50がリインフォースメントパネル53等によって2つの中空室に仕切られている場合であっても、それら2つの中空室を同時に遮断できるという効果が得られる。
また、遮断具本体20を固定するための固定具本体30を、「遮断具本体」として兼用することができる。すなわち、本実施の形態のように、中空構造物50の中空室54がその長手方向に沿って2つの中空室に仕切られているような場合に、遮断具本体20によって第1の中空室54aを遮断することができるだけでなく、固定具本体30によって第2の中空室54bをも遮断することができる。つまり、中空構造物50がリインフォースメントパネル53等によって2つの中空室に仕切られている場合であっても、それら2つの中空室を同時に遮断できるという効果が得られる。
上記実施の形態では、連結部材40a,40bに閂孔41a,41bが形成されるとともに、この閂孔41a,41bに対して組み付け用のクリップ43a,43bが貫通することで連結部材40a,40bの抜け止めがなされている例を示したが、本発明はこのような態様に限るものではない。例えば、以下の変更例(その1〜その3)に説明するように、連結部材40の先端に対して発泡性基材24からの抜け止め用のクリップを設けるようにしても良い。
図8は、連結部材60の先端部に抜け止め用のクリップを設けた変更例(その1)を示しており、上段部には連結部材60の上面図、下段部には連結部材60のC−C線断面図を示している。
図8に示すように、連結部材60の先端部に弾性係止片61(クリップ)を切り起こし状に設けるとともに、発泡性基材64の内部には連結部材60を挿入するための挿入孔63を形成し、この挿入孔63の内部には前記弾性係止片61が係合することのできる段差部62を形成するようにしてもよい。このようにすれば、遮断具本体20と固定具本体30とを連結部材60によって極めて簡単に連結できる。また、挿入孔63から連結部材60が抜け出ることを簡易に防止できるという効果が得られる。
図8に示すように、連結部材60の先端部に弾性係止片61(クリップ)を切り起こし状に設けるとともに、発泡性基材64の内部には連結部材60を挿入するための挿入孔63を形成し、この挿入孔63の内部には前記弾性係止片61が係合することのできる段差部62を形成するようにしてもよい。このようにすれば、遮断具本体20と固定具本体30とを連結部材60によって極めて簡単に連結できる。また、挿入孔63から連結部材60が抜け出ることを簡易に防止できるという効果が得られる。
図9は、連結部材70の先端部に抜け止め用のクリップを設けた変更例(その2)を示しており、上段部には連結部材70の正面図、下段部には連結部材70が発泡性基材74に形成された挿入孔73の内部に挿入されている状態を示している。
図9に示すように、連結部材70の先端部に2本の弾性係止脚部71(クリップ)を折り返し状にかつ一体的に設けるとともに、発泡性基材74の内部には連結部材70を挿入するための挿入孔73を形成し、この挿入孔73の内部には前記弾性係止脚部71が係合することのできる段差部72を形成するようにしてもよい。このようにすれば、遮断具本体20と固定具本体30とを連結部材70によってワンタッチで簡単に連結できる。また、挿入孔73から連結部材70が抜け出ることを簡易に防止できるという効果が得られる。
図9に示すように、連結部材70の先端部に2本の弾性係止脚部71(クリップ)を折り返し状にかつ一体的に設けるとともに、発泡性基材74の内部には連結部材70を挿入するための挿入孔73を形成し、この挿入孔73の内部には前記弾性係止脚部71が係合することのできる段差部72を形成するようにしてもよい。このようにすれば、遮断具本体20と固定具本体30とを連結部材70によってワンタッチで簡単に連結できる。また、挿入孔73から連結部材70が抜け出ることを簡易に防止できるという効果が得られる。
図10は、連結部材80の先端部に抜け止め用のクリップを設けた変更例(その3)を示しており、上段部には連結部材80の正面図、下段部には連結部材80が発泡性基材84に形成された挿入孔83の内部に挿入されている状態を示している。
図10に示すように、連結部材80の先端には丸みをおびた頭部85(クリップ)が形成されており、この頭部85の基端側には段差部81が形成されている。その一方、発泡性基材84の内部には連結部材80を挿入するための挿入孔83が形成されるとともに、この挿入孔83の内部には前記段差部81が係合することのできる弾性係止片82が形成されている。このようにすれば、挿入孔83に連結部材80を挿入することによって、遮断具本体20と固定具本体30とを連結部材80によって簡単に連結できる。また、挿入孔83から連結部材80が抜け出ることを簡易に防止できるという効果が得られる。
図10に示すように、連結部材80の先端には丸みをおびた頭部85(クリップ)が形成されており、この頭部85の基端側には段差部81が形成されている。その一方、発泡性基材84の内部には連結部材80を挿入するための挿入孔83が形成されるとともに、この挿入孔83の内部には前記段差部81が係合することのできる弾性係止片82が形成されている。このようにすれば、挿入孔83に連結部材80を挿入することによって、遮断具本体20と固定具本体30とを連結部材80によって簡単に連結できる。また、挿入孔83から連結部材80が抜け出ることを簡易に防止できるという効果が得られる。
また、上記実施の形態では、固定具本体30が一対のホルダプレート31,32及び発泡性基材34によって構成されている例を示したが、本発明はこのような態様に限定されるものでない。固定具本体30は、遮断具本体20を中空構造物の中空室内に固定するための部品であるから、固定具本体30自体が遮断具本体として必ずしも機能する必要はない。したがって、例えば、固定具本体30の全体を単一の熱可塑性合成樹脂材料(例えば66ナイロン等)によって一体に形成した場合であっても、本発明の範囲に含まれることは言うまでもないことである。
また、上記実施の形態では、中空構造物50が車両のボディピラー、ロッカーパネル、ルーフサイドパネル等である場合を例示したが、これに限るものではなく、車両のボディ以外、例えば、建築物、船舶等の建造物等を構成する中空構造物に対しても本発明を適用可能である。
10 中空室遮断具
20 遮断具本体
30 固定具本体
21,31 第1のホルダプレート
22,32 第2のホルダプレート
23,33 ホルダ体
24a,34a 発泡体
24,34 発泡性基材
40 連結部材
40a,40b 連結部材
41a,41b 閂孔
43a,43b 組み付け用のクリップ
44a,44b 係合孔
45a,45b 抜止爪
47a〜47d リブ
50 中空構造物
54 中空室
54a 第1の中空室
54b 第2の中空室
55a,55b 取付孔
20 遮断具本体
30 固定具本体
21,31 第1のホルダプレート
22,32 第2のホルダプレート
23,33 ホルダ体
24a,34a 発泡体
24,34 発泡性基材
40 連結部材
40a,40b 連結部材
41a,41b 閂孔
43a,43b 組み付け用のクリップ
44a,44b 係合孔
45a,45b 抜止爪
47a〜47d リブ
50 中空構造物
54 中空室
54a 第1の中空室
54b 第2の中空室
55a,55b 取付孔
Claims (6)
- 加熱により発泡して発泡体となる発泡性基材と、前記発泡性基材の表裏両面のうち少なくとも一方の面に配設されるホルダプレートによって遮断具本体が構成されるとともに、前記遮断具本体を中空構造物の中空室内に固定するための固定手段を備える中空構造物の中空室遮断具であって、
前記固定手段は、前記中空構造物の壁面を間に挟んで前記遮断具本体と反対側に配設される固定具本体と、前記中空構造物の壁面に設けられた取付孔を貫通するとともに、前記固定具本体と前記遮断具本体とを連結する連結部材によって構成されていることを特徴とする中空構造物の中空室遮断具。 - 請求項1に記載の中空構造物の中空室遮断具であって、
発泡性基材の表裏両面には一対のホルダプレートが配設されており、一方のホルダプレートには組み付け用のクリップが設けられるとともに、他方のホルダプレートには前記組み付け用のクリップに対応する位置に係合孔が設けられており、
連結部材には閂孔が形成されており、前記組み付け用のクリップが前記閂孔を貫通して前記係合孔に係合していることを特徴とする中空構造物の中空室遮断具。 - 請求項2に記載の中空構造物の中空室遮断具であって、
係合孔の孔縁部には、該係合孔からの組み付け用のクリップの抜けを防止するための抜止爪が一体的に設けられていることを特徴とする中空構造物の中空室遮断具。 - 請求項1に記載の中空構造物の中空室遮断具であって、
連結部材の先端には抜け止め用のクリップが形成されており、遮断具本体に設けられた挿入孔に前記連結部材が挿入されるとともに、前記挿入孔の内部に前記抜け止め用のクリップが係合して前記連結部材の抜け止めがなされていることを特徴とする中空構造物の中空室遮断具。 - 請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の中空構造物の中空室遮断具であって、
ホルダプレートには倒れ防止用のリブが設けられており、前記倒れ防止用のリブによって遮断具本体が中空構造物の中空室内において倒れることが防止されていることを特徴とする中空構造物の中空室遮断具。 - 請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の中空構造物の中空室遮断具であって、
固定具本体は、加熱により発泡して発泡体となる発泡性基材と、前記発泡性基材の表裏両面のうち少なくとも一方の面に配設されるホルダプレートによって構成されていることを特徴とする中空構造物の中空室遮断具。
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