JP2006046485A - 自動変速機を搭載した車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 自動変速機のオイルレベルを調整するのに適した状態に保つ。
【解決手段】 ECUは、オイルレベル調整モードであると(S100にてYES)、AT油温が油温しきい値T(1)よりも高いとエンジン回転数制御を実行するステップ(S120)と、AT油温が油温しきい値T(2)よりも高く(S140にてYES)、AT油温が油温しきい値T(3)以下である場合に(S160にてNO)、インジケータの「D」ランプを点灯させるステップ(S150)と、AT油温が油温しきい値T(3)よりも高くなると(S160にてYES)、インジケータの「D」ランプを点滅させるステップ(S170)と、AT油温が油温しきい値T(4)よりも高くなると(S180にてYES)、通常の回転数制御を実行するステップ(S190)とを含む、プログラムを実行する。
【選択図】 図2
【解決手段】 ECUは、オイルレベル調整モードであると(S100にてYES)、AT油温が油温しきい値T(1)よりも高いとエンジン回転数制御を実行するステップ(S120)と、AT油温が油温しきい値T(2)よりも高く(S140にてYES)、AT油温が油温しきい値T(3)以下である場合に(S160にてNO)、インジケータの「D」ランプを点灯させるステップ(S150)と、AT油温が油温しきい値T(3)よりも高くなると(S160にてYES)、インジケータの「D」ランプを点滅させるステップ(S170)と、AT油温が油温しきい値T(4)よりも高くなると(S180にてYES)、通常の回転数制御を実行するステップ(S190)とを含む、プログラムを実行する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、車両の制御装置に関し、特に、自動変速機を搭載した車両における自動変速機の作動油を油量を調整する際に車両の内燃機関を制御する技術に関する。
自動車のうち、特に、乗用車には、変速機として自動変速機(AT:Automatic Transmission)を使用したものが多い。自動変速機はトルクコンバータおよび変速機構(歯車等を用いた有段式、ベルト等を用いた無段式を問わない)により構成され、このトルクコンバータおよび変速機構には作動油(オイル)が充填される。オイルの量は、規定の分量より少ないと低温時、コーナリング走行時あるいは登坂時等にオイルポンプがオイルを吸入できずに空気を吸入してしまい、駆動力がカットされる可能性もある。
一方、自動変速機のオイルが多過ぎると高油温時等、膨張によりオイルレベルが上がったときに歯車式変速機構のクラッチドラムなどの回転部材によってオイルが攪拌され、メカニカルロスが増加する上に油温をさらに上昇させ、自動変速機の耐久性を落とすとともに、ブリーザからのオイル吹きにもつながることになる。したがって、オイルの量は常に適正に保つ必要がある。
この自動変速機のオイルは、その温度によって粘度が変わり、また膨張してオイルレベルも変わるものであることから、適正な量に調整するのも油温条件を固定して行なうのがよい。そして通常、自動車の一般的走行で達しやすく、オイルの循環が安定しやすい温度域の70〜80℃程度に対応したレベルで管理している例が多い。また自動車の製造工場では、工数上このような温度まで油温上昇させることが難しいため、検査工程後の測定により得た油温に応じたチェックレベルを別に設定し管理をしている。
このように製造工場においては工数はかかるもののオイルレベルの管理を徹底することができるが、オイルは経年劣化するものであることから、長期に渡って自動車を使用するときには、ディーラー等においてもオイルの交換を行なうことになる。この場合には、オイル温度を的確に把握する手段を持たないため、自動車を実際に走行させ、変速機の内部温度が上昇するのをまってオイルレベルを管理していた。
このための実際の方法は、自動車を所定の条件で走行させた後、たとえば時速60kmで30分間走行させた後にオイル量のチェックするというようにしていた。自動車をこの条件で走行させれば、変速機の内部温度が70〜80℃程度に安定するから、オイルを実際に使用するときの条件に合わせて注入できることになる。しかしながら、このような方法は、車両を走行させるコースを必要とするともに、多くの工数を必要とする。
特開平11−325235号公報(特許文献1)は、このような自動変速機を搭載した自動車において、オイルを注入するとき、適切な分量が簡単に注入できるようにする自動変速機のオイルレベル検出表示方法を開示する。この自動変速機のオイルレベル検出表示方法は、ATコントローラに故障診断システムを搭載した自動車において、ATコントローラに、自動変速機のオイルレベル検出条件が揃っていることの表示出力を発生させる方法であって、自動変速機のオイルレベル検出条件として、少なくともエンジンがアイドリング回転数で回転していること、車両が停車中であることおよび変速セレクトレバーの位置がNレンジあるいはPレンジであることが揃った場合であることを特徴とする。
この自動変速機のオイルレベル検出表示方法によると、ATコントローラのダイアグノーシス端子を短絡すると、自動変速機のオイルレベルを検出してよい場合と適切でない場合とで異なった表示がなされる。この場合、エンジンがアイドリング回転数で回転しており、しかも車両が停車していればオイルは必要なところに行きわたって安定していることになる。したがって実際に走行させるコースを持たないディーラー等において自動変速機用のオイルを交換するときにも、適切な分量のオイル注入ができることになる。
特開平11−325235号公報
しかしながら、特許文献1に開示された自動変速機のオイルレベル検出表示方法におけるオイルレベル検出条件は、エンジンがアイドリング回転数で回転していること、車両が停車中であることおよび変速セレクトレバーの位置がNレンジあるいはPレンジであることでしかない。アイドリング時であっても、エンジンの回転により作動される補機類の影響によってはエンジン回転数は一定でないこともある。このような状態でエンジンの回転数が変化すると、オイルの連れ回り量(作動油温が低くて粘度が高いと変速機構内でハウジング等に付着してオイルパンに戻ってこない)や作動油温が所望の値にならないで、オイルレベルが変動して、正確にオイルレベルを調整することは困難である。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、正確に自動変速機のオイルレベルを調整することができる、自動変速機を搭載した車両の制御装置を提供することである。
第1の発明に係る制御装置は、内燃機関の出力を駆動輪に伝達する自動変速機の作動油の調量作業を支援するために内燃機関を制御する。この制御装置は、自動変速機の作動油の温度を検知するための検知手段と、作動油の温度に基づいて、調量作業に適した状態であることを示す情報を出力するための出力手段と、作動油の温度が予め定められた温度になるように内燃機関の回転数を制御するための制御手段とを含む。
第1の発明によると、たとえばディーラ等で作業者が特別な操作(シフトレバーを用いて通常の運転時では行なわないような操作)を行なうと、自動変速機の作動油の油量を調整する調量モードに入る。この調量モードは内燃機関が作動されたままの状態(車両は停止状態)で行なわれる。内燃機関により自動変速機の作動油を循環させるポンプが作動され作動油が自動変速機内を循環している。作動油はその粘度により大きく挙動が異なり、粘度は温度に依存するので、調量作業に適した作動油の温度が予め設定されている。この温度になると、内燃機関の回転数を制御(たとえば、その回転数を維持する)する。このようにすると、自動変速機の作動油を調量作業に適した状態になるように内燃機関を制御できる。このようにして内燃機関を制御して、調量に適した温度になると、出力手段により、調量作業に適した状態であることが、作業者が認知できるように出力される。作業者は出力された情報に基づいて自動変速機の作動油を調量する。その結果、正確に自動変速機のオイルレベルを調整することができる、自動変速機を搭載した車両の制御装置を提供することができる。
第2の発明に係る車両の制御装置においては、第1の発明の構成に加えて、制御手段は、作動油の油温が予め定められた温度になると、内燃機関の回転数を維持するように制御するための手段を含む。
第2の発明によると、作動油の油温が調量作業に適した高過ぎず低過ぎない温度になると、内燃機関の回転数を維持して、その温度を維持するようにできる。
第3の発明に係る車両の制御装置においては、第1の発明の構成に加えて、制御手段は、作動油の油温が予め定められた温度の範囲になるように、内燃機関の回転数を制御するための手段を含む。
第3の発明によると、作動油の油温が調量作業に適した高過ぎず低過ぎない温度の範囲になると、内燃機関の回転数を維持して、その温度の範囲を維持するようにできる。
第4の発明に係る車両の制御装置においては、第1〜3のいずれかの発明の構成に加えて、予め定められた温度は、自動変速機の作動油の調量作業に適した温度である。
第4の発明によると、自動変速機の作動油の調量作業に適した温度であるときに作業者が調量作業を行なうことができるので、正確に自動変速機のオイルレベルを調整することができ、自動変速機を搭載した車両の制御装置を提供することができる。また、作業者が認知できるように情報(調量作業に適した状態であることを示す情報)が出力されるので、作業者は調量作業に適した状態になった直後から作業を開始することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本実施の形態に係る制御装置であるECU(Electronic Control Unit)により制御されるパワートレーンの制御ブロック図について説明する。
本実施の形態に係る制御装置は図1に示すECU100により実現される。このECU100は、エンジンECUとECT(Electronically Controlled Automatic Transmission)_ECUの2つの機能を1つに集約したものである。ECU100は、エンジン200とエンジン200の出力軸に接続されたトランスミッション(AT)300とを主に制御する。
エンジン200は、公知のガソリンエンジンやディーゼルエンジンであればよく特に限定されるものではない。また、トランスミッション300は、作動油(オイル)を用いる自動変速機であればよく、歯車式等の有段変速機であっても、ベルト式等の無段変速機であってもよい。
ECU100は、燃料噴射コントローラ210を介してエンジン200の回転数を制御する。エンジン200から、エンジン回転数を表わす信号がECU100に出力される。また、トランスミッション300から、AT油温を表わす信号がECU100に出力される。ECU100は、トランスミッション300のオイルの調量作業が適していることを作業者に表わす情報を、インジケータ400に表示するためのデータを出力する。インジケータ400は、たとえばインストルメンタルパネルに設けられた自動変速機のポジションランプなどである。また、オイル警告灯であってもよい。
ECU100は、I/F(Interface)110を介して、診断ツール500に接続される。I/F110は雄型と雌型とからなるコネクタ形状を有しており、ECU100側のコネクタの特定の端子を短絡させることにより、ECU100は、特殊な作業モードであることを認識することができる。故障診断ツール500は、たとえば液晶パネルを有する作業者用の情報表示装置である。
トランスミッション300は、トルクコンバータと変速機構とから構成され、トルクコンバータと変速機構との間にオイルポンプが設けられている。オイルポンプは、たとえばノンクレセント型オイルポンプであって、エンジンの回転により駆動される。
このオイルポンプにより駆動される自動変速機のオイルは、トランスミッションケースの下方に設けられたオイルパンに所定量が溜められ、オイルポンプによりトランスミッションケース内を循環する。トランスミッションケースには自動変速機のオイルを補充するために用いられるリフィルプラグが設けられ、オイルパンには多過ぎるオイルを排出するためのオーバフロープラグが設けられている。オーバフロープラグにはオーバフローチューブが設けられ、オイルパンに所定の量以上溜まるとオーバフローチューブよりも油面が上面となり、オーバフローチューブを通ってオーバフロープラグから余分な自動変速機のオイルが排出される。自動変速機のオイルが不足している場合にはリフィルプラグからオイルを補充し、オーバフロープラグを開けてオーバフロープラグからオイルが出てくるまでリフィル孔よりオイルを注入する。なお、自動変速機のオイルの調量はこのような方法に限定されるものではない。
図2を参照して、本実施の形態に係る制御装置であるECU100により実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、以下の説明における油温しきい値は、T(1)<T(2)<T(3)<T(4)である。
ステップ(以下、ステップをSと略す。)100にて、ECU100は、オイルレベル調整モードであるか否かを判断する。オイルレベル調整モードとは、トランスミッション300のオイルの油量を調整するモードであって、車両が停止状態かつエンジン作動状態で行なわれる。オイルレベル調整モードであるか否かについては、たとえば、I/F110のECU100側の特定の端子を短絡させて、シフトレバーをNポジションからDポジションへ移動させDポジションからNポジションへ戻す操作を1.5秒以内に連続6秒間以上行なうことによりオイルレベル調整モードであると判断される。オイルレベル調整モードであると(S100にてYES)、処理はS110へ移される。もしそうでないと(S100にてNO)、この処理は終了する。
S110にて、ECU100は、AT油温が予め定められた油温しきい値T(1)よりも高いか否かを判断する。AT油温>T(1)であると(S110にてYES)、処理はS120へ移される。もしそうでないと(S110にてNO)、処理はS130へ移される。なお、油温しきい値T(1)は、エンジン回転数の制御を開始するときの油温に対応して設定される。
S120にて、ECU100は、エンジン回転数制御を行なう。このとき、エンジン回転数NEの目標値が、NE(TGT)として設定される。S130にて、ECU100は、通常のエンジン回転数制御を実行する。たとえば、このとき、ISC(Idle Speed Control)制御により、エンジン200の回転数がアイドリング状態の回転数に制御される。S130の処理の後、処理はS110へ戻される。
S140にて、ECU100は、AT油温が予め定められた油温しきい値T(2)よりも高いか否かを判断する。AT油温>T(2)であると(S140にてYES)、処理はS150へ移される。もしそうでないと(S140にてNO)、処理はS120へ戻される。なお、油温しきい値T(2)は、オイルレベルを調整するのに適正な油温の下限に対応して設定される。
S150にて、ECU100は、インジケータ400の「D」ランプを点灯させる。
S160にて、ECU100は、AT油温が予め定められた油温しきい値T(3)よりも高いか否かを判断する。AT油温>T(3)であると(S160にてYES)、処理はS170へ移される。もしそうでないと(S160にてNO)、処理はS150へ戻される。なお、油温しきい値T(3)は、オイルレベルを調整するのに適正な油温の上限に対応して設定される。
S170にて、ECU100は、インジケータ400の「D」ランプを点滅させる。
S180にて、ECU100は、AT油温が予め定められた油温しきい値T(4)よりも高いか否かを判断する。AT油温>T(4)であると(S180にてYES)、処理はS190へ移される。もしそうでないと(S180にてNO)、処理はS170へ戻される。なお、油温しきい値T(4)は、エンジン回転数の制御を終了するときの油温に対応して設定される。
S190にて、ECU100は、通常の回転数制御を実行する。このときの制御の内容は、前述のS130の処理と同じである。
S200にて、ECU100は、イグニッションがオフにされたかまたは車両が走行状態となったか否かを判断する。イグニッションがオフにされたり車両が走行状態になると(S200にてYES)、処理はS210へ移される。もしそうでないと(S200にてNO)、処理はS190へ戻される。
S210にて、ECU100は、インジケータ400の「D」ランプを消灯させる。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る制御装置であるECU100により制御されるパワートレーンのトランスミッション300のオイル調量時の動作について説明する。
作業者が、I/F110のECU100側の特定の端子を短絡させ、シフトレバーを、NポジションからDポジションへ移動させる操作およびDポジションからNポジションへ移動させる操作を1.5秒以内に6秒間以上行なうことによりオイルレベル調整モードであると判定される(S100にてYES)。トランスミッション300に設けられた油温センサからECU100に入力された油温を表わす情報に基づいて、AT油温が油温しきい値T(1)以下である場合には(S110にてNO)、通常の回転数制御が実行される(S130)。
このような通常のエンジン200の回転数制御が実行されている間に徐々にAT油温が上昇する。AT油温が油温しきい値T(1)よりも高くなると(S110にてYES)、エンジン回転数制御がNE(TGT)を目標値として実行される(S120)。AT油温が油温しきい値T(2)よりも高くなると(S140にてYES)、インジケータの「D」ランプが点灯する(S150)。このインジケータ「D」ランプが点灯すると、AT油温が調量作業に適した温度に到達したと作業者が認識できる。これにより作業者は、トランスミッションケースの下方に設けられたオイルパンのオーバフロープラグを緩めてオーバフローフラグから余分な自動変速機のオイルを排出させる。また、オーバフロープラグを開いてもオイルが排出されない場合にはオイルの油量が少ないと判断されリフィルプラグを開いてリフィル孔から自動変速機のオイルをオーバフロープラグからオイルが出てくるまで補充する。このような作業中においてもエンジン200はECU100によりエンジン回転数がNE(TGT)になるように制御されている。
一方、AT油温が上昇を続けAT油温が油温しきい値T(3)以上になると(S160にてYES)、インジケータ「D」ランプが点滅する(S170)。この油温しきい値T(3)はオイルレベル調整適正油温の上限値であるためインジケータの「D」ランプが点滅すると(S170)、作業者は自動変速機のオイルの油量の調整作業を終了させる。
さらに油温が上昇して、AT油温が油温しきい値T(4)よりも高くなると(S180にてYES)、エンジン回転数を目標回転数NE(TGT)としてエンジン油温の上昇を抑制させる制御を終了させ通常の回転数制御を実行する(S190)。
このような動作がイグニッションスイッチがオフにされるか車両が走行されるまで行なわれる。イグニッションスイッチがオフにされたり車両が走行されると(S200にてYES)、インジケータ400の「D」ランプが消灯する(S210)。
図3を参照して、AT油温とエンジン回転数の時間変化を説明する。最初油温は低い状態であって、エンジン回転数は高い状態であると想定する。
AT油温が次第に上昇して油温しきい値T(1)になるとエンジン回転数が目標回転数をNE(TGT)に設定される。次第にAT油温は上昇して油温しきい値T(2)に到達と、インジケータ「D」ランプが点灯する。この状態は、AT油温がT(3)に到達するまで継続される。AT油温がT(3)よりも高くなるとインジケータ400の「D」ランプが点滅し、さらにAT油温が油温しきい値T(4)よりも高くなるとエンジン回転数制御が通常の回転数制御に戻される。イグニッションがオフにされたり車両が走行状態になるとインジケータ400の「D」ランプが消灯する。作業者に自動変速機のオイルの調量作業に適していることを示す「D」ランプは、AT油温がT(2)〜T(3)の範囲において点灯する。
以上のようにして、本実施の形態に係るECUによりエンジンが制御されトランスミッションである自動変速機のオイルの油温が適正(調量作業に適正)な温度に保たれている間にインジケータに調量作業に適している情報が表示される。このとき、作業者はインジケータに表示された内容に基づいて調量動作を行なうため、調量動作に適正な状態で自動変速機のオイルの油量を調整することができる。
なお、前述の説明においては、インジケータ400の「D」ランプを点灯させたり点滅させたり消灯させたりしたが、I/F110を介して接続された診断ツール500にこれらに代わる同等の情報を表示させるようにしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 ECU、110 I/F、200 エンジン、210 燃料噴射コントローラ、300 トランスミッション、400 インジゲータ、500 診断ツール。
Claims (4)
- 内燃機関の出力を駆動輪に伝達する自動変速機の作動油の調量作業を支援するために前記内燃機関を制御する装置であって、
前記自動変速機の作動油の温度を検知するための検知手段と、
前記作動油の温度に基づいて、前記調量作業に適した状態であることを示す情報を出力するための出力手段と、
前記作動油の温度が予め定められた温度になるように前記内燃機関の回転数を制御するための制御手段とを含む、自動変速機を搭載した車両の制御装置。 - 前記制御手段は、前記作動油の油温が予め定められた温度になると、前記内燃機関の回転数を維持するように制御するための手段を含む、請求項1に記載の車両の制御装置。
- 前記制御手段は、前記作動油の油温が予め定められた温度の範囲になるように、前記内燃機関の回転数を制御するための手段を含む、請求項1に記載の車両の制御装置。
- 前記予め定められた温度は、前記自動変速機の作動油の調量作業に適した温度である、請求項1〜3のいずれかに記載の車両の制御装置。
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