[go: up one dir, main page]

JP2006033627A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2006033627A
JP2006033627A JP2004212134A JP2004212134A JP2006033627A JP 2006033627 A JP2006033627 A JP 2006033627A JP 2004212134 A JP2004212134 A JP 2004212134A JP 2004212134 A JP2004212134 A JP 2004212134A JP 2006033627 A JP2006033627 A JP 2006033627A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
wireless communication
leaky transmission
communication terminal
base station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004212134A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomonori Sugiyama
智則 杉山
Sadatoshi Oishi
禎利 大石
Jun Yaginuma
順 柳沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Tec Corp
Original Assignee
Toshiba Tec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Tec Corp filed Critical Toshiba Tec Corp
Priority to JP2004212134A priority Critical patent/JP2006033627A/ja
Publication of JP2006033627A publication Critical patent/JP2006033627A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】システムの構成を簡単にし、無線通信端末は常に漏洩伝送路からの受信電界の高い方向にアンテナを向けて良好な無線通信を行う。
【解決手段】基地局1に接続した漏洩伝送路2と、この漏洩伝送路を経由して基地局と無線通信を行う無線通信端末4とからなり、無線通信端末4は、指向性を有する送受信アンテナ5と、このアンテナ5の仰角を切替えるアンテナ仰角切替器6と、アンテナ5の仰角を固定した状態でこのアンテナ5を回転するアンテナ回転器7と、アンテナ仰角切替器6を駆動制御してアンテナ5の仰角を漏洩伝送路2の電波の輻射角θに合わせ、アンテナ回転器7を駆動制御してアンテナ5を受信電界の強い方向に合わせる制御部15とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基地局に接続した漏洩伝送路を経由して基地局と無線通信端末が無線通信を行う無線通信システムに関する。
従来、無線通信端末が基地局と漏洩伝送路を介してデータ通信を行う無線通信システムが知られている。このシステムでは、基地局からの信号は、漏洩伝送路上に配置された放射スロットを介して無線信号として放射される。無線通信端末は放射された無線信号をアンテナで受信し送信信号を得ることができる。
このようなシステムにおいて、移動局アンテナの指向性切替装置を備えた移動体と、この移動体の位置を検出する位置検出地上子を備え、位置検出地上子により移動体の走行位置を検出し、この検出に応じて予め各区間毎に把握している漏洩伝送路からの放射角方向に移動局アンテナの指向性を向けることで移動体の受信電界の落ち込みを防止するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平04−230131号公報
この特許文献1記載のものは、予め漏洩伝送路の敷設の状況を把握し、漏洩伝送路が真直ぐに張られている区間に無線通信端末がいる時には放射方向θ1に指向性を向け、漏洩伝送路が曲折されている区間に無線通信端末がいる時には放射方向θ2に指向性を向けるように移動体位置検出装置が検出する位置情報に対応して指向性を記憶させている。
しかしながら、無線通信端末の位置を検出するための装置が必要となり、漏洩伝送路の敷設状態が変化する箇所毎に移動体位置検出装置を配置し、なおかつその検出位置に対応した指向性を記憶させておく必要があり、システムの構成が大掛かりで複雑化する問題があった。
本発明は、システムの構成を簡単化でき、しかも、無線通信端末は常に漏洩伝送路からの受信電界の高い方向にアンテナを向けて良好な無線通信ができる無線通信システムを提供する。
本発明は、基地局に接続した漏洩伝送路と、この漏洩伝送路を経由して基地局と無線通信を行う無線通信端末とからなり、無線通信端末は、指向性を有するアンテナと、このアンテナの仰角を切替えるアンテナ仰角切替器と、アンテナの仰角を固定した状態でこのアンテナを回転するアンテナ回転器と、アンテナ仰角切替器を駆動制御してアンテナの仰角を漏洩伝送路の電波の輻射角に合わせ、アンテナ回転器を駆動制御してアンテナを受信電界の強い方向に合わせる制御部とを備えたことにある。
本発明によれば、システムの構成を簡単化でき、しかも、無線通信端末は常に漏洩伝送路からの受信電界の高い方向にアンテナを向けて良好な無線通信ができる無線通信システムを提供できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は無線通信システムの構成を示す図で、基地局1に一端を接続した漏洩伝送路2を、例えば、室内の天井や上部空間部などに敷設している。前記漏洩伝送路2の他端には終端器3が接続されている。前記漏洩伝送路2は、一定の間隔で複数の放射スロットが設けられ、各放射スロットから図に矢印で示すように垂直方向に対し基地局1からの電波の進行方向に角度θで電波が輻射するようになっている。すなわち、輻射角θに設定されている。
前記基地局1と漏洩伝送路2を介して無線通信する無線通信端末4は、漏洩伝送路2からの電波を受信し、また、基地局1への信号を電波として送信する、指向性を有する送受信アンテナ5と、この送受信アンテナ5の仰角を矢印Aで示すように90度の範囲で切替えるアンテナ仰角切替器6と、前記送受信アンテナ5を、仰角を固定した状態で、矢印Bで示すように360度回転するアンテナ回転器7と、端末本体8とで構成されている。
前記端末本体8は、前記送受信アンテナ5を送受信で共用するためのサーキュレータ9、受信用の増幅器10、受信した信号を復調する受信機11、送信する信号を変調する送信機12、送信用の増幅器13、漏洩伝送路2の輻射角情報等を記憶する記憶部14、前記アンテナ仰角切替器6、アンテナ回転器7を始めとして全体を制御する制御部15によって構成されている。
図2は漏洩伝送路2に対する受信電界の変動を表わしたグラフである。このグラフは、漏洩伝送路2から輻射される電波の、漏洩伝送路2の長手方向に対する受信電界を測定した結果を示している。漏洩伝送路2からの電波は、複数の放射スロットから、ある輻射方向に向けて輻射されるため、マルチパスの影響などにより受信電界の変動が激しくなる。
漏洩伝送路2からの電波は送受信アンテナ5で受信され、サーキュレータ9を通り、必要に応じて受信用増幅器10で増幅され、受信機11に送られ復調される。また、無線通信端末4からの信号は、送信機12により変調され、必要に応じて送信用増幅器13で増幅され、サーキュレータ9を介して送受信アンテナ5に送られ、電波として放射される。放射された電波は、漏洩伝送路2を介して基地局1に送られ復調される。
この時、図2のグラフに示すように、漏洩伝送路2と無線通信端末4の位置関係によっては、無線通信端末4での受信電界が低いことがある。そこで、無線通信端末4は、予め漏洩伝送路2の輻射角θを把握しておく。そして、まず、制御部15でアンテナ仰角切替器6を駆動制御し、送受信アンテナ5の仰角を漏洩伝送路2の輻射角θに対向する方向に合わせて固定する。続いて、送受信アンテナ5の仰角を固定した状態で、制御部15はアンテナ回転器7を駆動制御し、送受信アンテナ5を垂直軸に対して360度回転させ受信電界の一番強い方向にこの送受信アンテナ5を向ける。
また、障害物の影響などにより到来波の到来方向が変化し、受信機11に送られてくる信号が復調に必要な受信電界を満たさない場合がある。その場合には、制御部15に受信電界が低いことを伝える。制御部15は、受信機11からの情報により、再度、アンテナ回転器7を駆動制御し、送受信アンテナ5を垂直軸に対して360度回転させ受信電界の一番強い方向にこの送受信アンテナ5を向ける。
このような構成においては、無線通信端末4は予め漏洩伝送路2の輻射角θを把握しているので、通信開始時にはアンテナ仰角切替器6を駆動制御し、送受信アンテナ5の仰角を漏洩伝送路2の輻射角θに対向する方向に合わせて固定する。そして、アンテナ回転器7を駆動制御し、送受信アンテナ5を垂直軸に対して360度回転させ受信電界の一番強い方向にこの送受信アンテナ5を向ける。これにより、無線通信端末4は、常に漏洩伝送路2に対して受信電界の一番強い方向に送受信アンテナ5を向けることができる。
そして、この状態で漏洩伝送路2を介して基地局1との間で良好な無線通信ができる。また、障害物の影響などにより到来波の到来方向が変化しても無線通信端末4は、再度、送受信アンテナ5を360度回転して漏洩伝送路2に対して受信電界の一番強い方向に送受信アンテナ5を向けることができる。従って、このような事態に対しても直ぐに対処して基地局1との間で良好な無線通信ができるようになる。
しかも、無線通信端末4に、指向性を有する送受信アンテナ5と、この送受信アンテナ5の仰角を切替えるアンテナ仰角切替器6と、送受信アンテナ5を、仰角を固定した状態で360度回転するアンテナ回転器7とを設けて対処できるので、無線通信端末の位置を検出するための装置を設置する必要がなくシステムの構成を簡単化できる。
(第2の実施の形態)
なお、前述した実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図3に示すように、漏洩伝送路2を介して基地局1と無線通信する、例えば、3台の無線通信端末4-1,4-2,4-3を配置している。前記各無線通信端末4-1,4-2,4-3はそれぞれ指向性を有する送受信アンテナ5-1,5-2,5-3を設けており、その全体の構成は前述した第1の実施の形態における無線通信端末4と同じである。
前記基地局1は、各無線通信端末4-1,4-2,4-3に対して無線ネットワークを同期させるための情報や接続情報を載せたビーコン信号bを一定の間隔で送信する。各無線通信端末4-1,4-2,4-3はこのビーコン信号bを受信して基地局1との接続を試み、ビーコン信号bと次のビーコン信号bとの間でデータ通信を行う構成になっている。
前記基地局1は、このビーコン信号bに、さらに、接続している漏洩伝送路2の輻射角情報を載せるようにしている。各無線通信端末4-1,4-2,4-3は基地局1からのビーコン信号bを受信すると、このビーコン信号bから漏洩伝送路2の輻射角情報を取り出す。そして、送受信アンテナ5-1,5-2,5-3の仰角を漏洩伝送路2の輻射角に対向する方向に合わせて固定する。さらに、送受信アンテナ5-1,5-2,5-3を垂直軸に対して360度回転させて受信電界が最大になる方向にこの送受信アンテナを向けて基地局1と通信を行う。
例えば、図4に示すように、先ず、基地局1はビーコン信号b1を送信する。無線通信端末4-1は、このビーコン信号b1を受信して送受信アンテナ5-1の仰角を漏洩伝送路2の輻射角に対向する方向に合わせ、さらにこの送受信アンテナ5-1を受信電界が最大になる方向に向けた後、データX1を基地局1へ送信する。また、無線通信端末4-3は、このビーコン信号b1を受信して送受信アンテナ5-3の仰角を漏洩伝送路2の輻射角に対向する方向に合わせ、さらにこの送受信アンテナ5-3を受信電界が最大になる方向に向けた後、無線通信端末4-1とは異なるタイミングでデータZ1を基地局1へ送信する。
続いて、一定時間経過後に、基地局1は次のビーコン信号b2を送信する。無線通信端末4-2は、このビーコン信号b2を受信して送受信アンテナ5-2の仰角を漏洩伝送路2の輻射角に対向する方向に合わせ、さらにこの送受信アンテナ5-2を受信電界が最大になる方向に向けた後、データY1を基地局1へ送信する。
続いて、一定時間経過後に、基地局1は次のビーコン信号b3を送信する。無線通信端末4-3は、このビーコン信号b3を受信して送受信アンテナ5-3の仰角を漏洩伝送路2の輻射角に対向する方向に合わせ、さらにこの送受信アンテナ5-3を受信電界が最大になる方向に向けた後、データZ2を基地局1へ送信する。
このように、基地局1が複数台の無線通信端末と通信を行う場合に、各無線通信端末は漏洩伝送路2の輻射角情報を予め設定しておく必要はなく、基地局1からのビーコン信号bを受信することで得ることができる。そして、基地局1から受け取った輻射角情報によって送受信アンテナの仰角を漏洩伝送路2の輻射角に対向する方向に合わせ、さらにこの送受信アンテナを受信電界が最大になる方向に向けてから、無線通信端末は基地局1とデータの通信ができる。従って、各無線通信端末は漏洩伝送路2を介して基地局1との間で良好な無線通信ができる。また、送信周波数が変更されたり、漏洩伝送路が特性の異なる漏洩伝送路と交換されたりして漏洩伝送路からの輻射方向が変わる場合でも、基地局1から漏洩伝送路の輻射角情報が通知されるので、各無線通信端末は容易に対処することができる。なお、その他についても前述した実施の形態と同様の作用効果を奏するのは勿論である。
(第3の実施の形態)
なお、前述した実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図5に示すように、3台の基地局1-1,1-2,1-3を設け、基地局1-1に漏洩伝送路2-1の一端を接続し、その漏洩伝送路2-1の他端を終端器3-1に接続し、前記漏洩伝送路2-1の輻射角をθ1に設定して通信エリアAR1を形成している。
また、基地局1-2に漏洩伝送路2-2の一端を接続し、その漏洩伝送路2-2の他端を終端器3-2に接続し、前記漏洩伝送路2-2の輻射角をθ2に設定して通信エリアAR2を形成している。また、基地局1-3に漏洩伝送路2-3の一端を接続し、その漏洩伝送路2-3の他端を終端器3-3に接続し、前記漏洩伝送路2-3の輻射角をθ3に設定して通信エリアAR3を形成している。
また、移動可能な3台の無線通信端末41,42,43を配置している。前記各無線通信端末41,42,43はそれぞれ指向性を有する送受信アンテナ5-1,5-2,5-3を設けており、その全体の構成は前述した第1の実施の形態における無線通信端末4と同じである。前記各無線通信端末41,42,43は記憶部14に予め各漏洩伝送路2-1,2-2,2-3の敷設位置情報、各漏洩伝送路2-1,2-2,2-3の輻射角情報及び通信エリアAR1,AR2,AR3の情報を記憶している。
このような構成においては、通信エリアAR1にいる無線通信端末41は、最寄りの漏洩伝送路が漏洩伝送路2-1であることを判断する。そして、送受信アンテナ5-1の仰角を漏洩伝送路2-1の輻射角θ1に対向する方向に合わせて固定する。無線通信端末41は、漏洩伝送路2-1の敷設位置を把握しているので、送受信アンテナ5-1を漏洩伝送路2-1の敷設してある方向に対して回転させ、受信電界が最大になる方向に向ける。そして、無線通信端末41は漏洩伝送路2-1を介して基地局1-1とデータ通信を行う。
同様に、通信エリアAR2にいる無線通信端末42は、最寄りの漏洩伝送路が漏洩伝送路2-2であることを判断する。そして、送受信アンテナ5-2の仰角を漏洩伝送路2-2の輻射角θ2に対向する方向に合わせて固定する。無線通信端末42は、漏洩伝送路2-2の敷設位置を把握しているので、送受信アンテナ5-2を漏洩伝送路2-2の敷設してある方向に対して回転させ、受信電界が最大になる方向に向ける。そして、無線通信端末42は漏洩伝送路2-2を介して基地局1-2とデータ通信を行う。
さらに、通信エリアAR3にいる無線通信端末43は、最寄りの漏洩伝送路が漏洩伝送路2-3であることを判断する。そして、送受信アンテナ5-3の仰角を漏洩伝送路2-3の輻射角θ3に対向する方向に合わせて固定する。無線通信端末43は、漏洩伝送路2-3の敷設位置を把握しているので、送受信アンテナ5-3を漏洩伝送路2-3の敷設してある方向に対して回転させ、受信電界が最大になる方向に向ける。そして、無線通信端末43は漏洩伝送路2-3を介して基地局1-3とデータ通信を行う。
なお、無線通信端末41は通信エリアAR1から通信エリアAR2に移動したときには無線通信端末42と同様の動作を行い、通信エリアAR1から通信エリアAR3に移動したときには無線通信端末43と同様の動作を行う。これは、無線通信端末42、43が他の通信エリアに移動したときも同様である。
このように、各無線通信端末41,42,43は、記憶部14に予め各漏洩伝送路2-1,2-2,2-3の敷設位置情報、各漏洩伝送路2-1,2-2,2-3の輻射角情報及び通信エリアAR1,AR2,AR3の情報を記憶しているので、どの通信エリアAR1,AR2,AR3に移動しても最寄りの漏洩伝送路の位置及び輻射角を判断して送受信アンテナを迅速に最寄りの漏洩伝送路に対して受信電界が最大になるように向けることができる。
従って、各無線通信端末41,42,43は、どの通信エリアAR1,AR2,AR3においても基地局1-1,1-2,1-3との間で良好な無線通信ができる。なお、その他についても前述した実施の形態と同様の作用効果を奏するのは勿論である。
(第4の実施の形態)
なお、前述した実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図6に示すように、3台の基地局1-1,1-2,1-3を設け、基地局1-1に漏洩伝送路2-1の一端を接続し、その漏洩伝送路2-1の他端を終端器3-1に接続し、前記漏洩伝送路2-1の輻射角をθ1に設定している。また、基地局1-2に漏洩伝送路2-2の一端を接続し、その漏洩伝送路2-2の他端を終端器3-2に接続し、前記漏洩伝送路2-2の輻射角をθ2に設定している。また、基地局1-3に漏洩伝送路2-3の一端を接続し、その漏洩伝送路2-3の他端を終端器3-3に接続し、前記漏洩伝送路2-3の輻射角をθ3に設定している。
前記各基地局1-1,1-2,1-3とそれぞれ漏洩伝送路2-1,2-2,2-3を介して無線通信する無線通信端末4を設けている。前記無線通信端末4は記憶部14に予め各漏洩伝送路2-1,2-2,2-3の輻射角情報を記憶している。
このような構成においては、無線通信端末4は、先ず、送受信アンテナ5の仰角を漏洩伝送路2-1の輻射角θ1に対向する方向に合わせて固定する。そして、仰角を固定した状態でこの送受信アンテナ5を垂直軸に対して360度回転させて受信電界の強度を調べる。次に、送受信アンテナ5の仰角を漏洩伝送路2-2の輻射角θ2に対向する方向に合わせて固定する。そして、仰角を固定した状態でこの送受信アンテナ5を垂直軸に対して360回転させて受信電界の強度を調べる。更に、送受信アンテナ5の仰角を漏洩伝送路2-3の輻射角θ3に対向する方向に合わせて固定する。そして、仰角を固定した状態でこの送受信アンテナ5を垂直軸に対して360度回転させて受信電界の強度を調べる。
こうして、各漏洩伝送路2-1,2-2,2-3の輻射角θ1,θ2,θ3に仰角を合わせてそれぞれ受信電界の強度を調べ、最も受信電界が強かった方向にある漏洩伝送路が最寄の漏洩伝送路と判断する。そして、無線通信端末4は送受信アンテナ5をその方向に合わせ、漏洩伝送路に接続されている基地局と通信を行う。
従って、無線通信端末4は、どの位置にあっても常に最も受信電界が強い方向にある漏洩伝送路を使用して基地局との間で良好な無線通信ができる。なお、その他についても前述した実施の形態と同様の作用効果を奏するのは勿論である。
(第5の実施の形態)
なお、前述した実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図7に示すように、2台の基地局21-1,21-2を設け、基地局21-1に漏洩伝送路22-1の一端を接続し、その漏洩伝送路22-1の他端を終端器23-1に接続し、前記漏洩伝送路22-1の輻射角をθ1に設定している。また、基地局21-2に漏洩伝送路22-2の一端を接続し、その漏洩伝送路22-2の他端を終端器23-2に接続し、前記漏洩伝送路22-2の輻射角を漏洩伝送路22-1の輻射角と同じθ1に設定している。
前記各漏洩伝送路22−1,22-2は、隣り合う2つの漏洩伝送路であり、互いに電波の輻射方向が反対になるようにして並行に敷設している。すなわち、各漏洩伝送路22−1,22-2は電波の輻射角が共にθ1で一致しているので、互いに電波の輻射方向が反対になるように敷設することができる。
前記各漏洩伝送路22−1,22-2に囲まれる通信エリアには無線通信端末4が配置されている。この無線通信端末4は記憶部14に自己が通信する基地局に接続した漏洩伝送路の配置位置情報と輻射角θ1を記憶している。
このような構成においては、無線通信端末4が、例えば基地局21-2と通信するように決められていれば、無線通信端末4は漏洩伝送路22-2の配置位置を把握しているので、送受信アンテナ5の仰角を漏洩伝送路22-2の輻射角θ1に対向する方向に合わせて固定する。そして、仰角を固定した状態でこの送受信アンテナ5を垂直軸に対して360回転させて受信電界が最大になる方向に向ける。
このとき、反対側に敷設してある漏洩伝送路22-1から電波の輻射があるが、その輻射の方向がちょうど反対となるので、送受信アンテナ5は漏洩伝送路22-1からの電波の干渉を受けることはなく、漏洩伝送路22-2に対して受信電界が最大になるように向けることができる。そして、無線通信端末4は漏洩伝送路22-2を介して基地局21-2とデータ通信を行う。
従って、無線通信端末4が、たとえ2つの漏洩伝送路22-1,22-1の中間に位置していずれの通信エリアにも入るような場合でも、送受信アンテナ5の仰角を一方の漏洩伝送路の輻射角θ1に対向する方向に合わせることで、他方の漏洩伝送路からの電波の干渉を受けずに送受信アンテナ5を受信電界が最大になる方向に向けることができ、これにより、無線通信端末4は該当する基地局との間で良好な無線通信ができる。なお、その他についても前述した実施の形態と同様の作用効果を奏するのは勿論である。
本発明の、第1の実施の形態に係る無線通信システムの構成を示す図。 同実施の形態の漏洩伝送路に対する受信電界の変動を表わしたグラフ。 本発明の、第2の実施の形態に係る無線通信システムの構成を示す図。 同実施の形態における基地局と各無線通信端末との送受信タイミングを示す図。 本発明の、第3の実施の形態に係る無線通信システムの構成を示す図。 本発明の、第4の実施の形態に係る無線通信システムの構成を示す図。 本発明の、第5の実施の形態に係る無線通信システムの構成を示す図。
符号の説明
1,1-1,1-2,1-3…基地局、2,2-1,2-2,2-3…漏洩伝送路、4,4-1,4-2,4-3,41,42,43…無線通信端末、5,5-1,5-2,5-3…送受信アンテナ、6…アンテナ仰角切替器、7…アンテナ回転器、15…制御部。

Claims (5)

  1. 基地局に接続した漏洩伝送路と、この漏洩伝送路を経由して前記基地局と無線通信を行う無線通信端末とからなり、
    前記無線通信端末は、指向性を有するアンテナと、このアンテナの仰角を切替えるアンテナ仰角切替器と、前記アンテナの仰角を固定した状態でこのアンテナを回転するアンテナ回転器と、前記アンテナ仰角切替器を駆動制御して前記アンテナの仰角を前記漏洩伝送路の電波の輻射角に合わせ、前記アンテナ回転器を駆動制御して前記アンテナを受信電界の強い方向に合わせる制御部とを備えたことを特徴とする無線通信システム。
  2. 基地局は無線通信端末に対して漏洩伝送路の輻射角情報を事前に通知し、前記無線通信端末の制御部は、通知された輻射角情報に基づいてアンテナ仰角切替器を駆動制御することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 基地局に接続した漏洩伝送路を複数敷設し、無線通信端末は予め各漏洩伝送路の敷設位置を把握していることを特徴とする請求項2記載の無線通信システム。
  4. 無線通信端末は、基地局から通知される漏洩伝送路の輻射角情報に基づいてアンテナ仰角切替器を駆動制御するとともにアンテナ回転器を駆動制御して受信電界の強い方向を検出し、これを敷設された各漏洩伝送路に対して繰り返すことで最も受信電界の強い漏洩伝送路を検出することを特徴とする請求項3記載の無線通信システム。
  5. 隣り合う2つの漏洩伝送路を、互いに電波の輻射方向が反対になるようにして並行に敷設し、無線通信端末は、通信する基地局に接続した漏洩伝送路の輻射角情報に基づいてアンテナ仰角切替器を駆動制御するとともにアンテナ回転器を駆動制御して受信電界の強い方向を検出することを特徴とする請求項3記載の無線通信システム。
JP2004212134A 2004-07-20 2004-07-20 無線通信システム Pending JP2006033627A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004212134A JP2006033627A (ja) 2004-07-20 2004-07-20 無線通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004212134A JP2006033627A (ja) 2004-07-20 2004-07-20 無線通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006033627A true JP2006033627A (ja) 2006-02-02

Family

ID=35899409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004212134A Pending JP2006033627A (ja) 2004-07-20 2004-07-20 無線通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006033627A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009171458A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Toshiba Tec Corp 通信端末及び移動体通信システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009171458A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Toshiba Tec Corp 通信端末及び移動体通信システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3204111B2 (ja) 指向性制御アンテナ装置
US11265064B2 (en) Method and apparatus for focused data communications
JP3940490B2 (ja) 分散アンテナシステム
US8213388B2 (en) Wireless hand-over in mobile deployments
US8032134B2 (en) Beamforming with global positioning and orientation systems
US20140253380A1 (en) Active retrodirective wireless communication apparatus
JP2008099085A (ja) 無線通信用車載器
US7327980B2 (en) Radio signal repeater
JP3108643B2 (ja) アンテナ切り替え制御方式
CN107817486A (zh) 一种基于uwb的精确测距装置
JP2006033627A (ja) 無線通信システム
CN1808942B (zh) 通信系统和方法
EP1780909A1 (en) Base station and mobile unit of mobile communication system, and azimuth determining method
JP2005026733A (ja) 無線通信装置および無線通信方法
JP5225140B2 (ja) 移動局および無線通信システム
JPH08298473A (ja) アンテナ装置
JPH10163937A (ja) アンテナ切り替え制御方式
JPH04230131A (ja) 移動体通信システム
CN113287270B (zh) 低功耗广域网用中继器的收发天线系统及其控制方法
JP4754103B2 (ja) 無線基地局装置、及びその送信先移動機選択方法
WO2006006631A1 (ja) 無線通信システム
JPS60102032A (ja) 空中線自動方向制御方式
JP2003124855A (ja) ダイバーシティ受信方式
KR20180033317A (ko) 블루투스 기반 비동기식 로컬 네트워크 시스템
EP1224744A1 (en) Antenna apparatus in mobile communication system